特許第6569876号(P6569876)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6569876
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】コンテンツ生成方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/92 20060101AFI20190826BHJP
   H04N 21/433 20110101ALI20190826BHJP
   H04N 21/44 20110101ALI20190826BHJP
   H04N 5/91 20060101ALI20190826BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20190826BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20190826BHJP
   H04N 21/854 20110101ALI20190826BHJP
【FI】
   H04N5/92 010
   H04N21/433
   H04N21/44
   H04N5/91
   G06F3/0488
   G06F3/0484 150
   H04N21/854
【請求項の数】16
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2017-559697(P2017-559697)
(86)(22)【出願日】2015年10月16日
(65)【公表番号】特表2018-533233(P2018-533233A)
(43)【公表日】2018年11月8日
(86)【国際出願番号】KR2015010982
(87)【国際公開番号】WO2017065334
(87)【国際公開日】20170420
【審査請求日】2018年2月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】514183879
【氏名又は名称】ハンミ アイティー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】リム,ジョン フン
(72)【発明者】
【氏名】ハム,ユン ス
【審査官】 川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−153688(JP,A)
【文献】 特開2001−331429(JP,A)
【文献】 特開2010−193440(JP,A)
【文献】 韓国登録特許第10−1518482(KR,B1)
【文献】 韓国公開特許第10−2012−0076609(KR,A)
【文献】 特開2007−166385(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0081391(US,A1)
【文献】 特開2014−167701(JP,A)
【文献】 特開2007−256781(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/76 − 5/956
H04N 21/00 − 21/858
G06F 3/048 − 3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンを含むコンテンツ生成装置によって実行されるコンテンツ生成方法であって、
使用者から複数のページを含む資料ファイルを選択してもらう段階;
録画が開始されると、前記タッチスクリーンに、選択された資料ファイルに含まれた各ページのイメージが一つずつ順次出力される資料表示領域を含む録画インターフェースを提供する段階;
前記録画インターフェースの前記資料表示領域に対する使用者のページ転換命令が入力されると、前記資料表示領域に現在表示されたページイメージを他のページイメージに転換することによって前記資料表示領域に表示されたイメージを変更して表示する段階;
録画が開始されると、録画が終了するまで、前記イメージを変更して表示する段階の実行によって変化する資料表示領域のイメージ変化を記録する段階;
録画が開始されると、前記コンテンツ生成装置に含まれたマイクロホンを活性化し、録画が終了するまで受信される音の変化を記録する段階;及び
録画が終了すれば、録画の開始時点から録画の終了時点まで記録されたイメージ変化と音の変化を同期化して保存することによって動画コンテンツを生成する段階を含み、
前記録画インターフェースは、
前記録画の開始、一時停止又は終了命令を選択してもらうための制御領域をさらに含み、
前記イメージを変更して表示する段階は、
前記資料表示領域に対するタッチ入力が感知されると、前記制御領域を介して選択されるか前記資料表示領域に対する既設定のタッチパターンの入力によって選択されたタッチ入力モードによって前記資料表示領域に表示されたイメージを変更して表示する段階を含み、
前記制御領域は、
録画が開始されると、前記資料表示領域とは区分される別個の領域として形成され、
録画が一時中止すれば、前記資料表示領域の少なくとも一部と重なって拡大され、前記資料表示領域上に別個のレイヤーとして表示される、コンテンツ生成方法。
【請求項2】
前記タッチ入力モードは、
使用者のタッチ入力によって現在表示されたページのイメージの拡大、縮小、移動又は他のページのイメージへの転換のうち少なくとも一つを行うためのページ制御モード;及び、
現在表示されたページのイメージ上に使用者のタッチ入力の軌跡に対応する新しいイメージを追加して表示するためのイメージ付加モードを含む、請求項に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項3】
前記イメージを変更して表示する段階は、
前記タッチ入力モードが前記ページ制御モードの場合、使用者のタッチ入力によって現在表示されたページのイメージの拡大、縮小、移動又は他のページのイメージへの転換を行って表示する段階;及び、
前記タッチ入力モードが前記イメージ付加モードの場合、使用者のタッチ入力の軌跡に沿って現在表示されたページのイメージ上に新しいイメージを追加して表示する段階を含む、請求項に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項4】
前記録画インターフェースは、
録画が開始されると、前記コンテンツ生成装置のカメラを活性化し、前記カメラによって獲得される映像の変化を実時間で表示する話し手表示領域をさらに含む、請求項1に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項5】
前記イメージ変化を記録する段階は、
前記資料表示領域のイメージ変化と一緒に前記話し手表示領域のイメージ変化を同時に獲得して単一映像として記録する段階を含む、請求項に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項6】
前記コンテンツ生成方法は、
生成される動画コンテンツを受信する受信対象を選択してもらうか受信対象の情報を入力してもらう段階をさらに含む、請求項1に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項7】
前記コンテンツ生成方法は、
前記受信対象に前記動画コンテンツを生成する段階で生成されたコンテンツを伝達するために、前記受信対象の情報と前記動画コンテンツを生成する段階で生成されたコンテンツをコンテンツ伝達サーバーに伝送する段階をさらに含む、請求項に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項8】
前記イメージを変更して表示する段階は、
前記タッチ入力モードが前記ページ制御モードであり、使用者のタッチ入力が予め決められた方向のスワイプ動作に相当する場合、現在表示されたページのイメージを他のページのイメージに転換して表示する段階;及び
前記タッチ入力モードが前記ページ制御モードであり、使用者のタッチ入力がピンチ−トゥ−ズーム動作に相当する場合、現在表示されたページのイメージを拡大又は縮小して表示する段階を含む、請求項に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項9】
前記イメージ変化を記録する段階は、
録画が一時中止すれば、録画が一時中止するまで獲得されたイメージ変化を記録して一つの独立した副映像を生成する段階を含み、
前記音の変化を記録する段階は、
録画が一時中止すれば、録画が一時中止するまで獲得された音の変化を記録して一つの独立した副音声を生成する段階を含み、
前記動画コンテンツを生成する段階は、
録画が一時中止すれば、前記副映像を生成する段階と前記副音声を生成する段階でそれぞれ生成された副映像と副音声を同期化して保存することによってサブコンテンツを生成する段階;及び
録画が終了すれば、前記サブコンテンツを連結して単一動画コンテンツを生成する段階を含む、請求項に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項10】
前記コンテンツ生成方法は、
録画が一時中止するか終了すれば、録画が一時中止するか終了した時点まで生成されたサブコンテンツを羅列して表示し、表示されたサブコンテンツの連結順を変更するか少なくとも一部のサブコンテンツを削除するか又は選択されたサブコンテンツを他のサブコンテンツに取り替える、請求項に記載のコンテンツ生成方法。
【請求項11】
タッチスクリーンを含むコンテンツ生成装置であって、
使用者に、複数のページを含む資料ファイルを選択してもらう資料登録部;
録画が開始されると、選択された資料ファイルに含まれた各ページのイメージが一つずつ順次出力される資料表示領域を含む録画インターフェースを前記タッチスクリーンを介して提供し、前記録画インターフェースの前記資料表示領域に対する使用者のページ転換命令が入力されると、前記資料表示領域に現在表示されたページイメージを他のページイメージに転換することによって前記資料表示領域に表示されたイメージを変更して表示するインターフェース提供部;
録画が開始されると、録画が終了するまで、前記資料表示領域のイメージ変化を記録する映像獲得部;
録画が開始されると、前記コンテンツ生成装置に含まれたマイクロホンを活性化し、受信される音の変化を録画が終了するまで記録する音声獲得部;及び
録画が終了すれば、録画の開始時点から録画の終了時点まで記録されたイメージ変化と音の変化を同期化して保存することによって動画コンテンツを生成するコンテンツ生成部を含み、
前記コンテンツ生成装置は、
使用者から前記コンテンツ生成部が生成したコンテンツを受信する受信対象の情報と前記コンテンツ生成部が生成したコンテンツをコンテンツ伝達サーバーに伝送するコンテンツ伝送部をさらに含み、
前記コンテンツ生成装置は、
前記コンテンツ生成部が生成して前記コンテンツ伝送部を介して前記コンテンツ伝達サーバーに伝達した一つ以上のコンテンツのそれぞれに対し、各コンテンツの受信対象の受信可否についての情報、そして受信対象から前記コンテンツ伝達サーバーに伝達されたフィードバックデータを含むコンテンツ伝送内訳を前記コンテンツ伝達サーバーから受信して使用者に提供する伝送内訳確認部をさらに含む、コンテンツ生成装置。
【請求項12】
前記録画インターフェースは、
前記録画の開始、一時停止又は終了命令を選択してもらうための制御領域をさらに含み、
前記インターフェース提供部は、
前記資料表示領域に対するタッチ入力が感知されると、前記制御領域を介して選択されるか前記資料表示領域に対する既設定のタッチパターンの入力によって選択されたタッチ入力モードによって前記資料表示領域に表示されたイメージを変更して表示する、請求項11に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項13】
前記タッチ入力モードは、
使用者のタッチ入力によって現在表示されたページのイメージの拡大、縮小、移動又は他のページのイメージへの転換のうち少なくとも一つを行うためのページ制御モード;及び、
現在表示されたページのイメージ上に使用者のタッチ入力の軌跡に対応する新しいイメージを追加して表示するためのイメージ付加モードを含む、請求項12に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項14】
前記インターフェース提供部は、
前記タッチ入力モードが前記ページ制御モードの場合、使用者のタッチ入力によって現在表示されたページのイメージの拡大、縮小、移動又は他のページのイメージへの転換を行って表示し、
前記タッチ入力モードが前記イメージ付加モードの場合、使用者のタッチ入力の軌跡に沿って現在表示されたページのイメージ上に新しいイメージを追加して表示する、請求項13に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項15】
前記録画インターフェースは、
前記コンテンツ生成装置に備えられたカメラによって獲得されるイメージの変化を実時間で表示する話し手表示領域をさらに含み、
前記映像獲得部は、
録画が開始されると、前記資料表示領域とともに前記話し手表示領域に表示されるイメージの変化を同時に一緒に記録して単一映像を獲得する、請求項11に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項16】
前記コンテンツ生成装置は、
前記イメージ付加モードで、前記資料表示領域に現在表示されたページの少なくとも一部の領域の色相に基づき、前記少なくとも一部の領域の色相と区別可能な色相で使用者のタッチ入力の軌跡に対応する新しいイメージを追加する、請求項13に記載のコンテンツ生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンテンツ生成方法及び装置に関するもので、より詳しくは編集なしでも一度に簡単に動画コンテンツを生成する方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、個人ごとに個人化した情報処理装置を保有するとともに高速の有無線通信網が拡充されることによってオンラインで情報と資料を共有する文化が一般化している。
【0003】
特に、無線通信網のデータ伝送速度が著しく速くなるに従い、既存のテキスト、スチールイメージ中心の資料及び情報の共有を越えて動画を用いた情報の共有が大衆化している。
【0004】
しかし、テキストやスチールイメージ中心のコンテンツを作成することが一般人にとってもそれ以上難しいことではないものの、動画コンテンツの生成及び編集は一般人に依然として難しいことである。特に、動画を撮影した後、このうち必要な一部のみを切り取って編集する過程は易しくないのみならず煩わしい。
【0005】
特に、製品説明又は教育目的の動画を生成する場合、動画内の話し手の映像及び音声と、説明に必要な資料の映像などを一緒に録画しなければならなく、これを編集する場合にも資料映像を中心として話し手の映像も正確な時点に一緒に編集しなければならないため、誰でも簡単に動画を生成して編集することは難しいという問題点があった。
【0006】
韓国公開特許第10−2012−0121624号公報には‘演奏法講義動画生成方法’が開示されている。この方法は、楽器演奏音源を入力し、演奏動画を入力し、詳細な演奏動画を受けた後、演奏音源の曲の該当楽器に対する楽譜を生成し、これを動画及び音源などと一緒に同期化する作業によって編集することによって動画を生成する。
【0007】
しかし、このような従来技術によれば、コンテンツを構成するそれぞれの音源と映像などを手動で同期化しなければならないなど、複雑な編集過程が必要であるため、一般人がこのような方法で動画を生成することが難しいという問題点がある。
【0008】
したがって、前述した問題点を解決するための技術が必要となった。
【0009】
一方、前述した背景技術は発明者が本発明の導出のために保有していたとか、本発明の導出過程で習得した技術情報であって、必ずしも本発明の出願前に一般公衆に公開された公知技術であるとは言えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2012−0121624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、本発明の一実施例は、編集過程が必要でないように一度に簡単に録画して動画コンテンツを生成することに目的がある。
【0012】
また、本発明の一実施例は、資料の映像と話し手の映像を一つの装置を介して獲得することで、資料映像と話し手の映像を別に同期化する必要がないコンテンツ生成方法及び装置を提供することに目的がある。
【0013】
さらに、本発明の一実施例は、動画内の話し手が受信対象ごとに相異なる固有の動画を生成しても時間やコストの負担がないようにしたコンテンツ生成方法及び装置を提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述した技術的課題を達成するための技術的手段として、本発明の第1側面によれば、タッチスクリーンを含むコンテンツ生成装置によって行われるコンテンツ生成方法は、使用者から複数のページを含む資料ファイルを選択してもらう段階;録画が開始されると、前記タッチスクリーンに、選択された資料ファイルに含まれた各ページのイメージが一つずつ順次出力される資料表示領域と前記資料表示領域に対するタッチ入力モードを選択してもらうための制御領域を含む録画インターフェースを提供する段階;前記録画インターフェースの前記資料表示領域に対する使用者のタッチ入力が感知されると、前記制御領域を介して選択されたタッチ入力モードによって前記資料表示領域に表示されたイメージを変更して表示する段階;録画が開始されると、録画が終了するまで、前記イメージを変更して表示する段階の実行によって変化する資料表示領域のイメージ変化を記録する段階;録画が開始されると、前記コンテンツ生成装置に含まれたマイクロホンを活性化して、受信される音の変化を録画の終了時まで記録する段階;及び録画が終われば、録画の開始時点から録画の終了時点まで記録されたイメージ変化と音の変化を同期化して保存することによって動画コンテンツを生成する段階を含む。
【0015】
本発明の第2側面によれば、タッチスクリーンを含むコンテンツ生成装置は、使用者から複数のページを含む資料ファイルを選択してもらう資料登録部;録画が開始されると、選択された資料ファイルに含まれた各ページのイメージが一つずつ順次出力される資料表示領域と前記資料表示領域に対するタッチ入力モードを選択してもらうための制御領域を含む録画インターフェースを前記タッチスクリーンを介して提供し、前記録画インターフェースの前記資料表示領域に対する使用者のタッチ入力が感知されると、前記制御領域を介して選択されたタッチ入力モードによって前記資料表示領域に表示されたイメージを変更して表示するインターフェース提供部;録画が開始されると、録画が終了するまで、前記資料表示領域のイメージ変化を記録する映像獲得部;録画が開始されると、前記コンテンツ生成装置に含まれたマイクロホンを活性化して、受信される音の変化を録画の終了時まで記録する音声獲得部;及び録画が終了すれば、録画の開始時点から録画の終了時点まで記録されたイメージ変化と音の変化を同期化して保存することによって動画コンテンツを生成するコンテンツ生成部を含むことができる。
【発明の効果】
【0016】
前述した本発明の課題を解決する手段のいずれか一手段によれば、本発明の一実施例は一度に簡単に録画することができるようになり、別途の編集作業を行わなくても良いコンテンツ生成方法及び装置を提供することができる。
【0017】
また、本発明の課題を解決する手段のいずれか一手段によれば、資料の映像と話し手の映像を単一装置を介して獲得することで、資料映像と話し手の映像を別々同期化する必要がないコンテンツ生成方法及び装置を提供することができる。
【0018】
さらに、本発明の課題を解決する手段のいずれか一手段によれば、動画内の話し手が受信対象ごとに異なる固有の動画を生成しても時間やコストの負担がないコンテンツ生成方法及び装置を提供することができる。
【0019】
本発明で得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施例によるコンテンツ伝達システムの網構成図である。
図2】本発明の一実施例によるコンテンツ伝達システムを用いたコンテンツ伝達過程を概略的に示す概念図である。
図3】本発明の一実施例によるコンテンツ生成装置の機能的構成を示すブロック図である。
図4】本発明の一実施例によるコンテンツ伝達サーバーの機能的構成を示すブロック図である。
図5】本発明の一実施例によるコンテンツ受信装置の機能的構成を示すブロック図である。
図6】本発明の一実施例によるコンテンツ生成方法を段階的に示すフローチャートである。
図7】本発明の一実施例によるコンテンツ生成方法を説明するための例示図である。
図8】本発明の一実施例によるコンテンツ生成方法を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下では添付図面に基づいて本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように本発明の実施例を詳細に説明する。しかし、本発明は色々の相異なる形態に具現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明と関係ない部分は省略し、明細書全般にわたって類似の部分には類似の図面符号を付けた。
【0022】
明細書全般にわたり、ある部分が他の部分と“連結”されていると言うとき、これは“直接的に連結”されている場合だけではなく、その中間にさらに他の素子を挟んで“電気的に連結”されている場合も含む。また、ある部分が他の構成要素を“含む”というとき、これは特に反対する記載がない限りさらに他の構成要素を除くものではなく、さらに他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0023】
以下、添付図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の一実施例によるコンテンツ伝達システムの網構成図、図2は本発明の一実施例によるコンテンツ伝達システムを用いたコンテンツ伝達過程を概略的に示す概念図である。
【0025】
図1及び図2に示したように、本発明の実施例によるコンテンツ伝達システムは、ネットワークNを介して互いにデータを交換するコンテンツ生成装置10、コンテンツ伝達サーバー20及びコンテンツ受信装置30を含んでなることができる。
【0026】
ここで、ネットワークNは、近距離通信網(Local Area Network;LAN)、広域通信網(Wide Area Network;WAN)、付加価置通信網(Value Added Network;VAN)、個人近距離無線通信(Personal Area Network;PAN)、移動通信網(mobile radio communication network)、Wibro(Wireless Broadband Internet)、Mobile WiMAX、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)又は衛星通信網などの全ての種類の有線/無線ネットワークによって具現可能である。
【0027】
また、コンテンツ生成装置10とコンテンツ受信装置30はネットワークNを介して遠隔地のサーバーに接続するとか他の端末及びサーバーと連結することができるコンピュータ又は携帯用端末機、テレビ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)などで具現できる。ここで、コンピュータは、例えば、ウェブブラウザー(WEB Browser)が搭載されたノートブック型PC、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)などを含み、携帯用端末機は、例えば、携帯性及び移動性が保障される無線通信装置として、PCS(Personal Communication System)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、IMT(International Mobile Telecommunication)−2000端末、CDMA(Code Division Multiple Access)−2000端末、W−CDMA(W−Code Division Multiple Access)端末、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、モバイルWiMAX(Mobile Worldwide Interoperability for Microwave Access)端末、スマートフォン(Smart phone)、タブレット(Tablet)PCなどの全ての種類のハンドヘルド(Handheld)に基づく無線通信装置を含むことができる。また、テレビは、IPTV(Internet Protocol Television)、インターネットTV(Internet Television)、地上波TV、ケーブルTVなどを含むことができる。さらに、ウェアラブルデバイスは、例えば、時計、メガネ、アクセサリー、衣服、履物など、人体に直接着用可能なタイプの情報処理装置であって、直接又は他の情報処理装置によってネットワークを介して遠隔地のサーバーに接続するとか他の端末と連結することができる。
【0028】
特に、コンテンツ生成装置10はタッチスクリーンを含む端末で構成され、コンテンツ生成装置10のタッチスクリーンが備えられる前面には前方に向けて映像を撮影するカメラを含む。さらに、コンテンツ生成装置10には前記コンテンツ生成装置10の周辺で発生する音を感知して録音するマイクロホンが備えられることができる。よって、コンテンツ生成装置10はタッチスクリーンに加わる使用者のタッチ入力に応じて表示される画面を転換することができ、映像及び音声を獲得して録画することができる。
【0029】
また、コンテンツ生成装置10には、上述したタッチスクリーン、カメラ、マイクロホンなどのハードウェアを用いて新しい動画コンテンツを生成するコンテンツ生成アプリケーションが組み込まれることができ、コンテンツ生成アプリケーションは新しいコンテンツを生成するとともに、後述するコンテンツ伝達サーバー20と通信して、生成されたコンテンツを後述するコンテンツ受信装置30に伝達することができる。
【0030】
一方、コンテンツ受信装置30は、上述したように、コンピュータ、携帯用端末機、テレビ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)などで具現でき、コンテンツ伝達サーバー20からコンテンツを受信して再生することができる。
【0031】
一方、本発明の一実施例において、コンテンツ伝達サーバー20はネットワークNを介してコンテンツ生成装置10又はコンテンツ受信装置30などの端末又は他のサーバーとデータを交換するコンピュータであって、特にコンテンツ生成装置10で生成されたコンテンツを受信してコンテンツ受信装置30に伝達する。このために、コンテンツ伝達サーバー20はコンテンツ生成装置10に組み込まれた上述したコンテンツ生成アプリケーションと通信することができ、コンテンツ受信装置30とは、コンテンツ受信装置30に組み込まれたウェブブラウザーにコンテンツ伝達のためのウェブページを提供するとかコンテンツ受信装置30に組み込まれた別途の応用プログラムにコンテンツを伝送することができる。
【0032】
図2に示したものに基づいてそれぞれの構成要素の相互動作をより具体的に説明すれば、(1)まずコンテンツ生成装置10で新しい動画コンテンツを生成することができる。
【0033】
(2)ついで、コンテンツ生成装置10で生成されたコンテンツを、コンテンツ生成装置10の使用者が選択したコンテンツ受信対象の情報と一緒にコンテンツ伝達サーバー20に伝送する。この時、受信対象は特定されなくてもよい。
【0034】
(3)よって、コンテンツを受信したコンテンツ伝達サーバー20は、受信されたコンテンツを保存し、一つ以上のコンテンツ受信装置30に受信されたコンテンツを提供する。例えば、コンテンツ伝達サーバー20は、コンテンツ生成装置10で特定の受信対象を特定した場合、受信対象に対応する使用者アカウントを用いてコンテンツ伝達サーバー20に接続したコンテンツ受信装置30に、新しいコンテンツが伝達されることを通知することができる。よって、コンテンツ受信装置30の使用者が新しいコンテンツの提供を要請すれば、保存されたコンテンツを提供することができる。もちろん、この時、コンテンツはストリーミング方式で提供されるか又はダウンロード可能に提供されることができる。
【0035】
ここで、コンテンツ伝達サーバー20は、上述したように、ウェブページを介してコンテンツを提供することができる。この場合、コンテンツ受信装置30に組み込まれたウェブブラウザーを用いてコンテンツ受信装置30がコンテンツの受信を確認し、コンテンツ伝達サーバー20にコンテンツの再生を要請することができる。一方、コンテンツ伝達サーバー20はコンテンツ受信装置30に組み込まれた別途の応用プログラム(以下、‘コンテンツ再生アプリケーション’という)と通信してコンテンツを受信対象に提供することができる。この場合には、受信対象に対応する使用者がコンテンツ受信装置30に組み込まれたコンテンツ再生アプリケーションを実行し、実行されたコンテンツ再生アプリケーションを介して新しいコンテンツの受信を確認し、確認されたコンテンツの再生を要請することができる。
【0036】
この時、コンテンツ伝達サーバー20は受信対象に相当する使用者がコンテンツ受信端末30を用いてコンテンツ伝達サーバー20に近付かなくても、受信対象に対するプッシュ通知などによって、受信対象に新しいコンテンツが伝達されたことを別に案内することもできる。例えば、コンテンツ伝達サーバー20は、コンテンツ受信装置30に組み込まれたコンテンツ再生アプリケーションに対するプッシュ通知を発送して、新しいコンテンツが受信対象に伝達されたことを通知することができる。若しくは、受信対象に対して予め登録された移動通信電話番号を用いて短文メッセージの形態で新しいコンテンツの受信可否を案内することもできる。
【0037】
(4)そして、コンテンツ受信装置30ではコンテンツ伝達サーバー20から受けたコンテンツを再生して閲覧することができる。
【0038】
(5)この時、コンテンツ伝達サーバー20はコンテンツ受信装置30からコンテンツの提供要請が受信されたかを確認してそれぞれのコンテンツの受信可否についての情報を管理することができ、コンテンツを伝達したコンテンツ生成装置10にコンテンツの受信可否についての情報を提供することができる。すなわち、コンテンツの受信対象が受信されたコンテンツを確認したかについての情報を、コンテンツを生成して伝送した使用者に提供することができる。この時、コンテンツ伝達サーバー20は、コンテンツを受信したコンテンツ受信装置30から、受信対象が伝達されたコンテンツに対してコンテンツ生成者に再び伝達したいメッセージ又は要請などを含むフィードバックデータを受信して保存し、コンテンツ生成装置10に提供することができる。
【0039】
以下では、図3図5に基づいて、本発明の一実施例によるコンテンツ伝達システムに含まれる、上述したコンテンツ生成装置10、コンテンツ伝達サーバー20、及びコンテンツ受信装置30の機能的構成をより具体的に説明する。図3は本発明の一実施例によるコンテンツ生成装置の機能的構成を示すブロック図、図4は本発明の一実施例によるコンテンツ伝達サーバーの機能的構成を示すブロック図、図5は本発明の一実施例によるコンテンツ受信装置の機能的構成を示すブロック図である。
【0040】
まず、図3に示したように、コンテンツ生成装置10の構成を説明すれば、図面に示したように、コンテンツ生成装置10は使用者が資料ファイルを選択する資料登録部11を含む。資料登録部11は使用者が少なくとも一つの資料ファイルを選択することができる。ここで、‘資料ファイル’は一般的な文書ファイルであって、例えば拡張子‘pdf’、‘doc’、‘hwp’、‘ppt’、‘html’などの電子文書であり得るが、例示されたものに限定されない。例えば、資料ファイルは複数のイメージファイルを含むこともできる。
【0041】
特に、資料ファイルは一つ以上のページで構成できる。この時、‘ページ’は資料ファイルを構成するデータの区分単位であり、特に、画面に一度に表示されるデータ分量による区分単位であり得る。この時、使用者は二人以上の資料ファイルを選択することもでき。この場合、資料登録部11は二つ以上の資料ファイルの間の優先順位が使用者から予め設定されることができる。資料登録部11は動画コンテンツの録画が開始される前に資料ファイルが選択される。
【0042】
また、選択的に資料登録部11は、使用者、つまり動画生成者が資料を選択するか客体を選択することができる。ここで、客体は新たに生成しようとする動画コンテンツに含まれた内容の主題に相当する客体であり、例えばコンテンツ生成者が動画コンテンツに特定商品について説明する内容を入れようとする場合、コンテンツ生成装置10の使用者は該当商品を客体として選択することができる。この時、資料登録部11は選択された客体に対応して予め登録された資料のリストを使用者に提供し、使用者は該当資料を選択することができる。
【0043】
若しくは、資料登録部11は資料ファイルと客体が全て選択されることもできる。
【0044】
この時、使用者が客体を選択するか、選択された客体に対して予め登録された資料を選択するために提供される客体のリスト又は資料のリストを資料登録部11がコンテンツ伝達サーバー20から受けることができる。
【0045】
また、本発明の実施例によるコンテンツ生成装置10は、インターフェース提供部12を含む。インターフェース提供部12はコンテンツ生成装置10で動画コンテンツを生成するのに必要な使用者インターフェースをコンテンツ生成装置10のタッチスクリーンを介して提供する。
【0046】
インターフェース提供部12は、動画録画が開始されると、すなわち使用者が動画録画開始命令を入力すれば、資料登録部11で選択された資料ファイルに含まれた各ページのイメージが一つずつ順次出力される資料表示領域と、資料表示領域に対するタッチ入力モードが選択されための制御領域を含む録画インターフェースをタッチスクリーンによって提供する。また、録画インターフェースには話し手表示領域がさらに含まれることができ、話し手表示領域にはコンテンツ生成装置10の前面部に備えられたカメラによって獲得される映像が表示できる。もちろん、話し手表示領域に表示される映像はコンテンツ生成装置10の後面部に備えられたカメラによって獲得される映像が表示されることもできるのは言うまでもない。
【0047】
例えば、図7に示したように、コンテンツ生成装置10のタッチスクリーンには、話し手表示領域110、制御領域120、及び資料表示領域130が互いに区分されて配列できる。
【0048】
この時、資料表示領域には選択された一つ以上の資料ファイルに含まれた各ページが一つずつ表示できる。例えば、複数のページを含む一つの資料ファイルが選択された場合、まず最初ページのイメージが資料表示領域に表示された後、使用者の命令に従って順次次のページが転換されて表示できる。例えば、二つ以上の資料ファイルが選択された場合、第1資料ファイルの最初ページのイメージから表示し、使用者の命令に従って第1資料ファイルの全てのページのイメージが転換された場合、次の資料ファイルの最初ページのイメージから順次転換されて表示できる。
【0049】
この時、ページを転換する方法については後述する。
【0050】
また、制御領域には、録画の開始、終了、一時停止の可否を選択するためのソフトウェアボタンが備えられることができる。また、上述した資料表示領域内で発生する使用者のタッチ入力をどのように処理するかを決定するタッチ入力モードを選択するための少なくとも一つの選択ボタンが備えられることができる。もちろん、ここで、選択ボタンはソフトウェアボタンとして備えられる。
【0051】
ここで、タッチ入力モードは必ずしも制御領域に含まれた選択ボタンによって変更されるものではなく、資料表示領域に加わるタッチ入力パターンによって変更されることもできる。一例として、同じ位置に設定時間以上のタッチ入力を加えれば、タッチ入力モードが変更されるようにすることもできる。この場合、制御領域にはタッチ入力モードの選択のための選択ボタンが備えられなくてもよい。
【0052】
この時、タッチ入力モードは、資料表示領域内で感知される使用者のタッチ入力を、資料表示領域内に表示されたページイメージの表示状態を変更するための入力と判断するか、あるいは資料表示領域内に表示されたページイメージ上に新しいデータを追加して表示するための入力と判断するかについての少なくとも二つの相異なる入力モードを含む。すなわち、タッチ入力モードは、使用者のタッチ入力によって現在表示されたページのイメージの拡大、縮小、移動又は他のページのイメージへの転換のうち少なくとも一つを実行するためのページ制御モードと、現在表示されたページのイメージ上に使用者のタッチ入力の軌跡に対応する新しいイメージを追加して表示するためのイメージ付加モードとを含むことができる。この時、コンテンツ生成装置10は録画インターフェースの特定領域に現在のタッチ入力モードがページ制御モードであるかイメージ付加モードであるかなどを区分する特定イメージを表示することにより、使用者が現在のタッチ入力モードを肉眼で確認することができる。
【0053】
この時、制御領域は、録画中には資料表示領域と重ならない最小限の領域のみを占め、録画が一時中止するとき、資料表示領域の少なくとも一部と重なって別個のレイヤーとして資料表示領域上に表示されることもできる。すなわち、制御領域は録画中であるか又は録画が開始された後に一時中止された状態であるかによってその領域のサイズ及び位置が変更できる。また、制御領域内に表示されるソフトウェアボタンの種類、サイズ、形状なども一緒に変更できる。もちろん、制御領域は録画中であるか又は一時中止された状態であるかにかかわらず、同一に表示されることもできるのは言うまでもない。
【0054】
例えば、制御領域は録画中には単に録画一時停止ボタン又はタッチ入力モードの選択のためのボタンのみを表示してから、録画一時停止状態では別個のレイヤーとして資料表示領域上に拡張し、イメージ付加モードでタッチ入力軌跡によって付加する線イメージの色相又は太さを設定するための多様なボタンをさらにと表示することもできる。もちろん、資料表示領域に付加される線イメージの色相又は太さは必ずしも使用者によって選択されなければならないものではない。
【0055】
線の色相又は太さがコンテンツ生成装置10によって自動で選択されるか一定の色相又は太さに固定されることもできる。例えば、コンテンツ生成装置10は、資料表示画面に付加される線イメージの色相をその背景となる資料イメージの色相に合わせて選択することもできる。例えば、コンテンツ生成装置10は、イメージ付加モードによって線イメージが付加される資料表示領域内の少なくとも一部の領域の色と区別される色、例えば補色で線イメージの色相を調節するか選択することができる。
【0056】
一方、話し手表示領域には、既に説明したように、コンテンツ生成装置10の前面部に備えられたカメラで獲得される映像が実時間で表示され、それにより、現在コンテンツ生成装置10を用いて動画コンテンツを作成している話し手、すなわちコンテンツ生成者が撮影される映像が話し手表示領域に表示できる。すなわち、録画インターフェースに含まれる話し手表示領域には、カメラで実時間で獲得される映像がそのまま表示されるので、録画を進行している話し手は自分の姿を話し手表示領域を介して実時間で確認しながら資料表示領域の表示状態も確認することができる。
【0057】
このように、少なくとも三つの相異なる領域に区分される録画インターフェースを提供するインターフェース提供部12は、上述した資料表示領域に対する使用者のタッチ入力が感知されると、制御領域に備えられた選択ボタンを介して選択されたタッチ入力モードによって資料表示領域に表示されたイメージを変更して表示することができる。
【0058】
すなわち、インターフェース提供部12は、制御領域に備えられた選択ボタンを介してページ制御モードが選択された状態では、資料表示領域内で使用者のタッチ入力が発生すれば、現在表示されたページイメージの拡大、縮小、移動又は他のページのイメージへの転換を行う。
【0059】
例えば、インターフェース提供部12は、ページ制御モードで、資料表示領域に予め決定された方向のスワイプ動作に相当する使用者のタッチ入力が感知された場合、現在表示されたページのイメージを他のページのイメージに転換して表示することができる。例えば、インターフェース提供部12は、資料表示領域内で左側方向のスワイプ(Swipe)動作(右側から左側へのタッチアンドドラッグ(Touch and Drag)動作)の発生が感知されると、現在のページイメージの出力を中断し、次のページのイメージを資料表示領域に表示する。ここで、現在表示されるページのイメージを次のページのイメージに転換して表示する過程では、それぞれのページイメージがスワイプ動作に対応する方向にスライド移動しながら表示されるようにすることができる。また、例えばインターフェース提供部12は、右側方向のスワイプ動作が資料表示領域内で感知されると、現在のページイメージの出力を中断し、以前ページのイメージを出力することができる。
【0060】
もちろん、これと並行して、ページイメージの転換は別途のソフトウェアボタン又は資料ファイルの各ページのサムネイルイメージに対する使用者の選択によって行われることもできる。
【0061】
すなわち、本発明の実施例において、タッチ入力モードがページ制御モードである時にはスワイプ動作がページ転換命令として認識できる。もちろん、本発明の実施例において、ページ転換命令が必ずしも資料表示領域内のタッチ入力によってのみ認識されるものではなく、図7に示した実施例に示すように、資料表示領域120の一側(資料表示領域120の外部であってもよく、制御領域であってもよい)にページ転換のためのソフトウェアボタンが表示され、使用者がボタンをタッチして選択することによってページ転換が行われることもできる。
【0062】
このように、本発明において、コンテンツ生成者は、複数のページを含む資料ファイルを用いて動画を生成するに際して、動画の録画中に録画を中断しなくても資料のページを転換しながら録画することができる。この時、ページが転換されて表示される資料表示領域のイメージ変化もそのまま他の録画データ、つまり話し手を撮影した映像及び音声データと一緒に単一動画コンテンツを成すようにすることによって録画過程を便利に行うことができる。
【0063】
また、インターフェース提供部12は、タッチ入力モードが上述したページ制御モードであり、使用者のタッチ入力がピンチ−トゥ−ズーム(Pinch−to−Zoom)動作(二つのタッチ地点が互いに近くなればズームイン、互いに遠くなればズームアウトする動作)に相当する場合、現在表示されたページのイメージを拡大又は縮小して表示することができる。
【0064】
さらに、インターフェース提供部12は、タッチ入力モードがページ制御モードであり、現在表示されるページのイメージが拡大した状態の場合、資料表示領域でタッチアンドドラッグ動作が発生すれば、タッチアンドドラッグ入力の軌跡によって資料表示領域に現在表示されたページの表示位置が移動することができる。
【0065】
一方、インターフェース提供部12は、タッチ入力モードがイメージ付加モードの場合、資料表示領域に発生した使用者のタッチ入力の軌跡と対応する形状の軌跡を有するイメージを資料表示領域に既に表示されている資料ファイルのページイメージ上に追加的に表示する。すなわち、使用者が所望通りに線を引くとか丸を描くとか文字を書けば、既に表示された資料上に線、図形又は文字が追加的に表示できる。
【0066】
さらに、インターフェース提供部12が提供するタッチ入力モードには上述したページ制御モード及びイメージ付加モードと一緒にテキスト入力モードがさらに含まれることができる。テキスト入力モードでは、資料表示領域の一側に仮想キーパッドがページイメージ上に別個のレイヤーとして重なって表示でき、使用者は仮想キーパッドを介して所望のテキストを入力することができる。入力されたテキストもページイメージ上に重ねて表示できる。この時、テキスト入力モードで表示される仮想キーパッドも録画の一時中止状態でのみ拡張した制御領域と一緒に表示されるようにすることもできる。
【0067】
このように、インターフェース提供部12は、資料表示領域及び制御領域、さらに話し手表示領域をタッチスクリーンにそれぞれ区分して表示することができ、特に資料表示領域で感知される使用者のタッチ入力に対しては、制御領域を介して使用者から選択されたタッチ入力モードによってその処理方式を異にすることができる。
【0068】
一方、本発明の実施例によるコンテンツ生成装置10は映像獲得部13を含む。映像獲得部13は録画開始時点から録画終了時点まで前記インターフェース提供部12が提供する資料表示領域に表示されるイメージの変化を記録して動画を獲得する。この時、映像獲得部13は動画コンテンツの録画開始時点、つまり使用者が録画開始を命令した時点から録画が終了するまで資料表示領域に表示されたイメージの変化をそのまま記録する。例えば、ページ制御モードでページの表示状態の拡大、縮小、移動又はページの他のページへの転換を行った場合、このように変化する過程を含む全ての資料表示領域に表示されたイメージの変化を時間によってそのまま録画する。例えば、イメージ付加モードで現在表示されたページのイメージの特定テキスト列に沿って使用者が線を引き、特定単語に丸を描いた場合、このような線が引かれるとともに丸が描かれる過程を含む資料表示領域のイメージ変化をそのまま記録する。
【0069】
また、映像獲得部13は録画開始時点から録画終了時点まで上述した話し手表示領域に表示された映像の変化をそのまま記録して録画することができる。すなわち、映像獲得部13はコンテンツ生成装置10の前面部に備えられたカメラが獲得する映像を記録することができる。
【0070】
特に、映像獲得部13は、録画インターフェースに含まれた資料表示領域と話し手表示領域のイメージ変化をそのまま同時にキャプチャーすることにより、別途の同期化作業を行わなくても資料の映像と話し手の映像が全て含まれる単一動画を一度に生成することができる。さらに、映像獲得部13は録画インターフェースが表示される全画面のイメージ変化を一度に単一動画として獲得することもできる。
【0071】
この時、映像獲得部13は、実施例によって、録画の一時停止命令が入力される度にそれぞれ独立した副映像を別に生成することができる。それぞれの副映像には該当時間区間の間に獲得された資料表示領域と話し手表示領域のイメージ変化が一緒に含まれることができる。また、本発明の実施例において、それぞれの副映像が獲得される時には、後述するコンテンツ生成部15が該当副映像の獲得された時間区間の間に後述する音声獲得部14が獲得した音の変化を副映像と同期してそれぞれのサブコンテンツを生成することができる。
【0072】
そして、本発明の実施例によるコンテンツ生成装置10は音声獲得部14を含む。音声獲得部14は、録画開始時点から録画終了時点までコンテンツ生成装置10に備えられたマイクロホンで感知される音の変化を録音することができる。この時、音声獲得部14が録音する音の変化は上述したタッチスクリーンの資料表示領域と話し手表示領域に表示されるイメージの変化と同期しながら記録できる。この時、音声獲得部14は、録画が一時中止する度にそれぞれの副音声を生成して上述した副映像と同期化させることができる。
【0073】
また、本発明の実施例によるコンテンツ生成装置10はコンテンツ生成部15をさらに含む。コンテンツ生成部15は、使用者が録画の終了命令を入力すれば、録画開始時点から終了命令が入力された時点まで記録された、資料表示領域と話し手表示領域のイメージ変化と音変化を一緒に保存して単一動画コンテンツを生成する。この時、コンテンツ生成部15はそれぞれのデータが実際獲得された時間に合わせて資料及び話し手の映像及び音声を同期化して単一パッケージとして保存する。この時、コンテンツ生成部15は、必要な場合、このようなコンテンツを予め決定したファイル型にエンコードするか圧縮することができる。
【0074】
また、コンテンツ生成部15は、録画が一度にできなくて中間に一時中止した場合、一時中止した度にサブコンテンツを生成し、これを時間順に連結して単一コンテンツを完成することもできる。
【0075】
そして、録画が一時中止するとか終了するとき、映像獲得部13がそれぞれ生成したサブコンテンツのクリップが時間順に配列でき、話し手はこれらの一部を選択して削除するとか、他のサブコンテンツに取り替えるとか、手順を変更することができる。
【0076】
この時、録画終了後、使用者は、それぞれのサブコンテンツを結合して単一コンテンツを生成する前、それぞれのサブコンテンツを予め再生して確認することができる。この時、それぞれのサブコンテンツに対して又は最終的に生成される一つの動画コンテンツに対して背景音楽を選択して挿入することができる。この場合、背景音楽が挿入される前のコンテンツの音量によって背景音楽の音量を自動で調律することで、二重の音声、つまり背景音楽と音声獲得部14で獲得された音声を同時にエンコードすることができる。
【0077】
また、実施例によって、コンテンツ生成部15は使用者が選択した資料登録部11の客体の情報を新たに生成されたコンテンツにタギングすることもできる。これにより、生成されたコンテンツがコンテンツ伝達サーバー20に伝達されたとき、コンテンツ伝達サーバー20は該当コンテンツがどの客体に対するコンテンツであるかを認識することができる。
【0078】
一方、本発明の実施例によるコンテンツ生成装置10はコンテンツ伝送部16をさらに含むことができる。コンテンツ伝送部16はコンテンツ生成部15で最終に生成したコンテンツをコンテンツ伝達サーバー20に伝送して、コンテンツ生成者が選択した受信対象又は該当コンテンツの閲覧をコンテンツ伝達サーバー20に要請した受信対象に伝達することができる。ここで、コンテンツ伝送部16はコンテンツの生成前に又はコンテンツの生成完了後に、コンテンツを受信する受信対象をコンテンツ生成者から選択してもらうことができる。
【0079】
ここで、受信対象の選択は、コンテンツ伝達サーバー20が複数のコンテンツ受信装置30に提供するコンテンツ提供サービス内で使われる受信対象の使用者アカウント又はそれに対応する使用者識別情報を選択することによってなされることができる。すなわち、コンテンツ伝達サーバー20は、コンテンツ生成装置10に、コンテンツを伝達することができる一つ以上の他の使用者の識別情報を提供し、コンテンツ生成者はこれらのうち少なくとも一つを選択して受信対象を特定することができる。もちろん、コンテンツ生成装置10では受信対象を選択しなくてもよい。
【0080】
例えば、本発明の実施例において、コンテンツ生成装置10の使用者はコンテンツ伝達サーバー20が提供するコンテンツ提供サービスに加入した会員であり、他の会員と友達又は知人の関係を形成することができる。この場合、コンテンツ生成者は自分と友達又は知人の関係にある他の使用者を選択してコンテンツの受信対象として指定することができる。
【0081】
若しくは、例えば、本発明の実施例において、コンテンツ伝達サーバー20が提供するコンテンツ提供サービスには、互いに異なる2種の会員が存在し、このうち一方の会員がコンテンツ生成者となり、他方の会員が受信対象となることができる。すなわち、この場合、コンテンツ生成者のコンテンツ生成装置10にはコンテンツ生成者とは違う種類に相当する全ての会員の識別情報リストが提供されることができ、コンテンツ生成者はこれらのうち誰でも受信対象と特定することができる。
【0082】
よって、コンテンツ伝送部16は、特定された受信対象の情報と生成されたコンテンツをコンテンツ伝達サーバー20に伝送して、コンテンツ伝達サーバー20がコンテンツを受信対象に伝達するようにすることができる。
【0083】
一方、本発明の実施例において、コンテンツ生成装置10には伝送内訳確認部17がさらに構成できる。伝送内訳確認部17は、コンテンツ生成装置10でコンテンツが生成されて伝送された内訳についての情報を使用者に提供することができる。すなわち、使用者はこれによってどのコンテンツを誰にいつ伝送したかを確認することができる。このような伝送内訳についての情報はコンテンツ生成装置10に累積して記録されることもでき、コンテンツ伝達サーバー20が記録しておいてから、コンテンツ生成装置10の使用者が伝送内訳を確認しようとするとき、提供することもできる。
【0084】
特に、コンテンツ伝送内訳にはコンテンツの受信対象がコンテンツを受信したかについての情報がさらに含まれることができる。また、受信対象がコンテンツ受信装置30を介してコンテンツを受信した後、さらにコンテンツ生成者に伝送したフィードバック情報がコンテンツ伝達サーバー20を介して収集されてコンテンツ生成者のコンテンツ生成装置10に提供されることもできる。すなわち、コンテンツ伝送内訳には受信対象のコンテンツ受信可否と一緒に、受信対象がフィードバック情報を入力した場合、フィードバック情報も含まれることができる。
【0085】
この時、上述したコンテンツ生成装置10の構成要素のうち、資料登録部11、インターフェース提供部12、映像獲得部13、音声獲得部14及びコンテンツ生成部15は上述したコンテンツ生成アプリケーションによって具現され、コンテンツ伝送部16と伝送内訳確認部17はコンテンツ伝達サーバー20がコンテンツ生成装置10に提供するウェブページをコンテンツ生成装置10のウェブブラウザーが実行することによって具現できる。若しくは、全ての構成要素が単一コンテンツ生成アプリケーションによって具現されることもできるのは言うまでもない。
【0086】
一方、図4に示したように、本発明の実施例によるコンテンツ伝達サーバー20は使用者管理部21を含むことができる。使用者管理部21は、コンテンツ伝達サーバー20が提供するコンテンツ提供サービスに加入した各会員に相異なる使用者アカウントを付与し、コンテンツ生成装置10又はコンテンツ受信装置30がコンテンツ伝達サーバー20に近付けばどの使用者アカウントに対応する使用者であるかを確認することができる。また、使用者管理部21はそれぞれの使用者アカウントに対応する会員の友達又は知人会員のリストを管理することができる。
【0087】
また、本発明の実施例によるコンテンツ伝達サーバー20はコンテンツ管理部22を含むことができる。コンテンツ管理部22はコンテンツ生成装置10から受信されるコンテンツを保存する。この時、コンテンツ管理部22は、コンテンツの生成者の情報、受信対象情報、受信時間などをコンテンツと一緒に連関させて保存することができる。
【0088】
そして、本発明の実施例によるコンテンツ伝達サーバー20は、コンテンツ管理部22がコンテンツ生成装置10からコンテンツを受信すれば、該当コンテンツの受信対象に対応する会員のコンテンツ受信装置30又はその外の会員の個人化した装置にコンテンツの受信を通知する通知部23をさらに含むことができる。通知部23は、特定使用者アカウントに対応する会員を受信対象とするコンテンツが受信された場合、該当使用者アカウントにプッシュ通知を発送するとか、該当会員の移動通信端末に短文メッセージを伝達することができる。この時、プッシュ通知又は短文メッセージには、コンテンツ生成者の情報とコンテンツが受信されたという事実についての情報が含まれることができる。また、付加的には、受信されたコンテンツをストリーミングするとかダウンロードすることができるウェブページURL又はコンテンツ受信装置30に組み込まれたコンテンツ再生アプリケーションが実行されて該当コンテンツをすぐ再生することができるようにするURI schemeを短文メッセージ又はプッシュ通知に含ませることもできる。
【0089】
一方、本発明の実施例によるコンテンツ伝達サーバー20はコンテンツ提供部24を含む。コンテンツ提供部24はそれぞれの会員ごとに該当会員を受信対象として受信されたコンテンツについての情報を提供することができる。例えば、任意の会員がコンテンツ受信装置30を介してコンテンツ伝達サーバー20に近付けば、該当会員を受信対象として伝達された全てのコンテンツ又は該当会員を受信対象として伝達された新しいコンテンツのリストをコンテンツ受信装置30に提供することができる。また、これにより、受信対象に対応する会員がコンテンツ伝達サーバー20が提供したコンテンツリストから特定のコンテンツを選択して再生を要請すれば、コンテンツ提供部24はコンテンツ管理部22によって保存されたコンテンツをコンテンツ受信装置30に伝達して、コンテンツがコンテンツ受信装置30で再生されるようにすることができる。
【0090】
さらに、本発明の実施例によるコンテンツ伝達サーバー20はフィードバック管理部25をさらに含むことができる。フィードバック管理部25は、コンテンツ受信装置30からコンテンツ伝達サーバー20にコンテンツに対する再生要請が受信された内訳を記録するとか又はコンテンツ伝達サーバー20から特定のコンテンツ受信装置30にコンテンツが提供された内訳を記録することによって、各コンテンツを受信対象が受信したかについての情報を管理することができる。また、フィードバック管理部25は、コンテンツ提供部24からコンテンツ受信装置30に伝達したコンテンツに対してコンテンツ受信装置30でさらにフィードバック情報が受信されると、つまり受信対象がコンテンツを再生して見てそれに関連した意見又は要請などのコメントを再伝達した場合、このように伝達されたフィードバック情報を記録する。
【0091】
また、本発明の実施例によるコンテンツ伝達サーバー20は伝送内訳管理部26をさらに含むことができる。伝送内訳管理部26は、それぞれのコンテンツを中心として、コンテンツ生成装置10がコンテンツを生成してコンテンツ伝達サーバー20に伝送した時間についての情報、コンテンツ生成者及び受信対象についての情報、フィードバック管理部25が記録した受信対象のコンテンツ受信可否についての情報、及びフィードバック情報を総合して上述したコンテンツ生成装置10の伝送内訳確認部17に提供することができる。また、該当コンテンツの受信対象に対応するコンテンツ受信装置30にも、このようにコンテンツを中心とした多様な情報を伝達することができる。
【0092】
さらに、本発明の実施例によるコンテンツ伝達サーバー20は、選択的に、受信されたそれぞれのコンテンツにタギングされた客体情報を用いて、コンテンツがどの客体についてのコンテンツであるかを確認することができ、同じ客体情報がタギングされた複数のコンテンツをグルーピングしてコンテンツを分類することもできる。
【0093】
さらに、このようにコンテンツ生成者がコンテンツがどの客体についてのものであるかを示すことができるように、コンテンツ伝達サーバー20は予め複数の客体についての情報を保存し、コンテンツ生成装置10に客体のリストを提供することができる。さらに、それぞれの客体に対して資料ファイルがコンテンツ伝達サーバー20にアップロードされる場合、特定の客体に連関された資料ファイルのリストを同様にコンテンツ生成装置10に伝達することにより、コンテンツ生成者が直接資料ファイルを登録しなくても資料ファイルを選択して動画コンテンツを作成することができるようにすることができる。
【0094】
さらに、コンテンツ伝達サーバー20は、コンテンツ受信装置30に特定の客体に連関されたコンテンツを提供するに際して、コンテンツに連関された客体と対応する他の付加的な情報を一緒に提供することもできる。
【0095】
一方、図5に示したように、本発明の実施例によるコンテンツ受信装置30はコンテンツ受信部31を含む。コンテンツ受信部31は、まずコンテンツ伝達サーバー20からコンテンツ受信装置30の使用者を受信対象としてコンテンツ伝達サーバー20に受信されたコンテンツがある場合、コンテンツリストをコンテンツ受信装置30に伝達する。この時、コンテンツ受信装置30に伝達されたリストに含まれた任意のコンテンツを使用者が選択して再生を要請すれば、コンテンツ受信部31は選択されたコンテンツをコンテンツ受信装置30に伝達する。
【0096】
これにより、コンテンツ受信装置30に動画コンテンツが伝達されると、コンテンツ受信装置30のコンテンツ再生部32が伝達されたコンテンツを再生する。この時、コンテンツ再生部32は同期化した映像と音声を一緒に出力し、コンテンツ録画時に資料表示領域に表示されたイメージ変化を含む映像と、話し手表示領域に表示された映像をそれぞれコンテンツ受信装置30の一画面の相異なる領域に表示して再生することができる。
【0097】
また、本発明の実施例によるコンテンツ受信装置30はフィードバック入力部33をさらに含むことができる。フィードバック入力部33は、コンテンツ再生部32が特定のコンテンツを再生しているうちに又は特定のコンテンツの再生が完了した後に使用者からフィードバック情報を選択してもらうとか入力してもらうことができる。
【0098】
フィードバック情報は、例えば、動画コンテンツの内容に関連した質問又は新しい要請を含むテキスト情報であるか又はコンテンツ伝達サーバー20で予め整形化した一つ以上の要請から選択されたものについての情報であり得る。例えば、コンテンツ伝達サーバー20で予め指定したフィードバック情報の種類が‘訪問要請’、‘製品注文’などに予め決まった場合、受信対象はこのように決まったフィードバックのうち少なくとも一つを選択してコンテンツ生成者に伝達することができる。
【0099】
一方、実施例によって、コンテンツ伝達サーバー20は、コンテンツ受信装置30にコンテンツを提供するとき、該当コンテンツにタギングされた客体の情報に基づき、該当客体のオンライン販売又は注文ページにハイパーリンクされるハイパー客体をコンテンツ受信装置30に一緒に伝達するか又は該当客体に連関された他のコンテンツを推薦コンテンツとして提供することもできる。これにより、コンテンツ再生部32が再生するコンテンツの一側にこのようなハイパー客体又は推薦コンテンツリストが表示されるようにすることもできる。
【0100】
以下では、図6図8に基づき、上述した本発明の実施例によるコンテンツ伝達システムを用いたコンテンツ生成方法を段階的に説明する。ただ以下で説明する方法はコンテンツ生成装置10が行う段階を中心に説明する。図6は本発明の一実施例によるコンテンツ生成方法を段階的に示すフローチャート、図7及び図8は本発明の一実施例によるコンテンツ生成方法を説明するための例示図である。
【0101】
図6に示したように、本発明の実施例によるコンテンツ生成方法は、まず動画コンテンツの資料表示領域に表示される資料ファイルを選択してもらう段階(S12)を行う。ここで、使用者はコンテンツ生成装置10に保存された資料ファイルのうち少なくとも一つを選択するか又はコンテンツ伝達サーバー20が提供する資料ファイルのうち少なくとも一つを選択することができる。特に、実施例によって、使用者は、まず客体を先に選択し、それに対応する資料ファイルを選択することもでき、又は客体と資料ファイルを独立的に選択することもできる。この時、使用者はコンテンツの受信対象を一緒に選択することもできる。
【0102】
ついで、コンテンツ生成装置10は使用者から録画開始命令を受信することができる(S13)。このために、コンテンツ生成装置10はタッチスクリーンに録画開始ボタンを表示して使用者から選択してもらうことができる。
【0103】
録画が始まれば、コンテンツ生成装置10は上述した資料表示領域を含む録画インターフェースを提供することができる(S14)。また、録画インターフェースは制御領域と話し手表示領域を一緒に含むことができる。例えば、図7に示したように、コンテンツ生成装置10のタッチスクリーンは話し手表示領域110、制御領域120、及び資料表示領域130を互いに区画して表示することができる。
【0104】
この時、話し手表示領域110には、コンテンツ生成装置10の前面部カメラによって獲得される映像が実時間で表示できる。
【0105】
また、制御領域120には録画進行を制御する一つ以上の選択ボタンが備えられることができる。まず録画開始時点と終了時点を決定する録画ボタン123が備えられることができる。録画ボタン123は、録画開始前には録画開始命令を入力するボタンに、録画開始後には録画終了を命令する入力ボタンに転換可能である。また、選択的に録画を一時中止するための一時中止ボタン124がさらに備えられることもできる。
【0106】
また、本発明の実施例において、制御領域120はタッチ入力モードを決定するための少なくとも一つのソフトウェアボタンを備えることができる。例えば、図7に示したように、ペンボタン121とメモボタン122を備えることができる。二つのボタンが共に活性化しなかった状態で、コンテンツ生成装置10は資料表示領域で感知されるタッチ入力の全てを資料表示領域に表示されたページイメージの拡大、縮小、移動、転換などの制御のための信号として認識するページ制御モードで動作する。一方、例えば、ペンボタン121が活性化した状態で、コンテンツ生成装置10は資料表示領域内のタッチ入力の全てをタッチペン入力として認識するイメージ付加モードで動作して、資料表示領域上のタッチ入力の軌跡をそのままイメージで示す。実施例によっては、ペンボタン121が選択された状態で、制御領域120にはペンの色相及び太さを選択してもらうための使用者インターフェースが少なくとも一時表示できる。
【0107】
また、メモボタン122が活性化した状態で、使用者は仮想キーボードを介してテキストを入力することができる。この場合、コンテンツ生成装置10は資料表示領域の少なくとも一側に仮想キーボードを上位レイヤーとして重ねて表示するが、コンテンツ生成装置10が生成する動画には仮想キーボードより下位レイヤーである資料表示領域のイメージ変化のみ録画され、録画過程で表示された仮想キーボードレイヤーは除かれることができる。
【0108】
この時、ペンボタン121とメモボタン122は択一的に活性化することができる。
【0109】
この時、一時中止ボタン124が選択されると、録画インターフェースは図8に示したように変更できる。すなわち、制御領域120が上位レイヤーとして資料表示領域130の少なくとも一部と重なって拡張することができる。そして、一時停止前には表示されなかったソフトウェアボタンが追加的に制御領域120内に表示できる。
【0110】
また、一時停止状態では、それぞれのサブコンテンツのサムネイルイメージ140が生成時間順に配列されて表示できる。したがって、使用者は一時停止状態でそれぞれのサブコンテンツを確認し、このうち一部を削除するか手順を変更することもできる。サムネイルイメージ140は資料表示領域上に別個のレイヤーとしてフロートされて表示できる。
【0111】
このように提供される録画インターフェースを用いて録画が進行されるうち、資料表示領域でタッチ入力の発生が感知されると(S15)、コンテンツ生成装置10は現在のタッチ入力モードがページ制御モードであるか又はイメージ付加モードであるかを判断することができる(S16)。
【0112】
現在のタッチ入力モードがページ制御モードであれば、コンテンツ生成装置10は発生したタッチ入力のパターンによって資料表示領域のページイメージを他のページに転換するか又はページイメージの拡大、縮小及び移動を行うことができる(S17)。
【0113】
例えば、図7のような録画インターフェースにおいて、使用者が資料表示領域に表示された資料を見ながら動画を録画している途中、資料表示領域に表示されたグラフを拡大表示するためにピンチ−トゥ−ズーム動作を行いながら、グラフが中央に表示されるようにページイメージを移動させれば、使用者のタッチ入力によってページイメージが変更されながら表示できる。すなわち、使用者は動画録画を行いながら自由に資料のイメージを説明に合わせて制御することができる。
【0114】
一方、S16段階で現在タッチ入力モードがページ制御モードではなくてイメージ付加モードであると確認された場合、コンテンツ生成装置10は使用者のタッチ入力の軌跡に対応するペンイメージを資料ページイメージ上に重ねて表示することにより(S18)、使用者が資料イメージの所望位置に強調表示をするか下線を引くなど、説明に合わせて必要な表示を付け加えることができる。この時、ペン、つまりタッチ入力軌跡に対応する線の太さ、色相、パターンなどは図8のように一時停止状態で選択することもできるのは実施例によって違う。
【0115】
このように、動画の話し手は一つのモード転換ボタンを用いてタッチ入力モードを転換しながら資料表示領域に自由な命令を入力すると同時に説明する内容に集中することができる。すなわち、使用者は実質的に資料表示領域に集中してページ制御及び適切な表記が簡単に行えるから、各ページ別に録画の実行及び中断を繰り返す必要なしに一度に録画を完了することができる。
【0116】
すなわち、資料表示領域に表示されたページイメージをタッチ入力のみで転換するとか拡大又は縮小することができるから、資料イメージを転換するとか拡大又は縮小する制御を行うために録画を中断する必要が全然ない。
【0117】
一方、コンテンツ生成装置10は上述したS14〜S18段階の実行と同時に、資料表示領域に表示されるページイメージの変化を実時間で録画し、マイクロホンに入力される話し手の音声を録音してこれを記録する(S19)。実施例によって、コンテンツ生成装置10は話し手表示領域110と資料表示領域130のイメージ変化を一度に一緒に実時間で録画することができ、さらに全体的な録画インターフェースを一度に実時間で録画することもできる。
【0118】
ついで、使用者から録画終了命令が入力されると(S20)、録画終了命令の入力直前までS19段階で獲得されたデータを統合して単一動画コンテンツパッケージを生成する(S21)。すなわち、話し手表示領域と資料表示領域のイメージ変化を一緒に録画した映像に、録画時間の間に獲得された音の変化を同期化して単一動画コンテンツパッケージを生成することができる。もちろん、一時停止によって複数のサブコンテンツが生成された場合、これらを時間順に連結して単一動画コンテンツパッケージを生成することもできる。この時、各サブコンテンツの間の連結部分には映像効果を挿入して連結部分が自然に編集されるようにすることができる。例えば、連結部分で以前サブコンテンツにはフエードアウト効果を、新しいサブコンテンツにはフエードイン効果を適用して連結することができる。
【0119】
そして、コンテンツ生成装置10は、このように生成されたコンテンツをS11段階で選択された受信対象の情報とともにコンテンツ伝達サーバー20に伝送する。この時、S12段階で選択された客体の情報をコンテンツにタギングしてコンテンツ伝達サーバー20に伝達することもできる。
【0120】
ついで、伝達されたコンテンツは受信対象に対応するコンテンツ受信装置30に提供されることができ、これに対するフィードバックがさらにコンテンツ生成装置10に伝達されることができるのは先にコンテンツ伝達システムで説明したようである。
【0121】
図6に示した実施例によるコンテンツ生成方法は、図1図5に示したコンテンツ生成装置10で時系列的に処理される段階を含む。よって、以下で省略された内容であっても図1図5に示したコンテンツ生成装置10に関して以上で記述した内容は図6に示した実施例によるコンテンツ生成方法にも適用可能である。
【0122】
図6に基づいて説明した実施例によるコンテンツ生成方法はコンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態にも具現できる。コンピュータ可読媒体はコンピュータによってアクセス可能な任意の可用媒体であってもよく、揮発性及び非揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体を全て含む。また、コンピュータ可読媒体はコンピュータ保存媒体及び通信媒体を全て含むことができる。コンピュータ保存媒体はコンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュール又はその他のデータのような情報の保存のための任意の方法又は技術で具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型媒体を全て含む。通信媒体は典型的にコンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波のような変調されたデータ信号のその他のデータ、又はその他の伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0123】
前述した本発明の説明は例示のためのもので、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は本発明の技術的思想又は必須な特徴を変更しなくて他の具体的な形態に易しく変形可能であることが理解可能であろう。したがって、以上で記述した実施例は全ての面で例示的なもので限定的ではないものとして理解しなければならない。例えば、単一型と説明されている各構成要素は分散して実施することもでき、同様に分散されたものと説明されている構成要素も結合された形態に実施することができる。
【0124】
本発明の範囲は前記詳細な説明よりは後述する請求範囲によって決定され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその均等概念から導出される全ての変更又は変形形態が本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8