特許第6569928号(P6569928)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6569928
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】包丁及び台所用品
(51)【国際特許分類】
   B26B 3/00 20060101AFI20190826BHJP
【FI】
   B26B3/00 C
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-557938(P2018-557938)
(86)(22)【出願日】2018年10月17日
(86)【国際出願番号】JP2018038741
【審査請求日】2018年11月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000001454
【氏名又は名称】株式会社貝印刃物開発センター
(74)【代理人】
【識別番号】100081514
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 一
(74)【代理人】
【識別番号】100082692
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵合 正博
(72)【発明者】
【氏名】大塚 淳
(72)【発明者】
【氏名】佐治 香緒里
【審査官】 小川 真
(56)【参考文献】
【文献】 意匠登録第1180423(JP,S)
【文献】 特開平11−244549(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3202273(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3062173(JP,U)
【文献】 実開平06−038862(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3170636(JP,U)
【文献】 実開昭55−008409(JP,U)
【文献】 意匠登録第1371178(JP,S)
【文献】 登録実用新案第3078009(JP,U)
【文献】 米国意匠特許発明第643259(US,S)
【文献】 米国意匠特許発明第766670(US,S)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B26B 3/00
B26B 9/00
DWPI(Derwent Innovation)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
刀身及び柄を有しており野菜の形状を模するように形成されている包丁であって、
前記刀身は、背部分と腹部分と前記柄側の端部とからなり、
前記刀身の背部分は、外側に凸となる曲線状部分を有しており、
前記刀身の腹部分は、外側に凸となる曲線状部分を有しており、
前記刀身の前記柄側の端部は、外側に凸となる曲線状部分からなり
前記刀身の刃付け面は、前記刀身の前記柄側の端部の前記曲線状部分よりも前記刀身の切っ先側に設けられていることを特徴とする包丁。
【請求項2】
前記柄の前記刀身側の端部は、前記刀身の前記柄側の端部よりも切っ先側に突出し、前記刀身の一部を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包丁。
【請求項3】
前記柄の幅方向の長さは、前記刀身側の端部から離れるにつれて長くなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包丁。
【請求項4】
前記柄は、前記柄の長手方向に延びる凹部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の包丁。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の包丁と、
前記包丁の刀身を収容可能な包丁差しとを具備することを特徴とする台所用品。
【請求項6】
前記包丁の前記刀身が、前記包丁差しに収容されている状態において、前記刀身の前記柄側の端部が外部から見えるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の台所用品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、包丁及び台所用品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、柄の外観が野菜の形状を模して形成されている包丁が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】意匠登録第994428号公報
【特許文献2】意匠登録第994429号公報
【特許文献3】意匠登録第955885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の包丁では、柄の外観は、野菜の形状になっているにも関わらず、刀身の外観には、何ら工夫がなされていないため、刃物が持つ鋭いイメージを醸し出してしまい、使用者に対して、野菜の持つ柔らかいイメージや可愛らしいイメージを与えることができないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、使用者に対して、野菜の持つ柔らかいイメージや可愛らしいイメージを与えることができる包丁及び台所用品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴は、刀身及び柄を有する包丁であって、前記刀身の外観及び前記柄の外観によって、野菜の形状を模するように形成されていることを要旨とする。
【0007】
本発明の第2の特徴は、台所用品であって、上述の第1の特徴に係る包丁と、前記包丁の刀身を収容可能な包丁差しとを具備することを要旨とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、使用者に対して、野菜の持つ柔らかいイメージや可愛らしいイメージを与えることができる包丁及び台所用品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の第1の実施形態に係る包丁の外観の一例を説明するための図である。
図2図2は、図1に示す包丁をA方向から見た図の一例である。
図3図3は、図1に示す包丁のX-X断面図の一例である。
図4図4は、図1に示す包丁のY-Y断面図の一例である。
図5図5は、本発明の第1の実施形態に係る台所用品の外観の一例を説明するための図である。
図6図6は、図5に示す台所用品をC方向から見た図の一例である。
図7図7は、本発明の変更例1に係る包丁の外観の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
以下、図1図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る包丁1について説明する。本実施形態では、包丁1として、両刃の包丁を例に挙げて説明するが、本実施形態に係る包丁1は、片刃の包丁であってもよい。また、本実施形態に係る包丁1は、和包丁と呼ばれる包丁であってもよいし、洋包丁と呼ばれる包丁であってもよい。
【0011】
図1は、本実施形態に係る包丁1の外観の一例を説明するための図であり、図2は、図1に示す包丁1をA方向から見た図の一例であり、図3は、図1に示す包丁1(柄3)のX-X断面図の一例であり、図4(a)は、図1に示す包丁1(刀身2)のY-Y断面図の一例であり、図4(b)は、図4(a)の部分Bの拡大図の一例である。
【0012】
図1に示すように、本実施形態に係る包丁1は、刀身2と、柄3とを具備している。なお、図1に示すように、本実施形態において、包丁1の刀身2を覆うことができる包丁カバー4が設けられていてもよい。
【0013】
図1に示すように、刀身2は、背部分2aと、腹部分2bと、端部2cとを有している。
【0014】
背部分2aは、峰や棟と呼ばれることもある部分であり、刃の付いていない部分である。腹部分2bは、刃先や刃線と呼ばれることもある部分であり、刃の付いている部分である。端部2cは、柄3側の端部である。
【0015】
なお、包丁1は、三徳包丁であってもよいし、小三徳包丁であってもよいし、ペティナイフであってもよいし、他の刃形状であってもよい。また、刀身2の素材及び柄3の素材は、任意の素材によって構成され得る。
【0016】
本実施形態に係る包丁1において、刀身2の外観及び柄3の外観によって、野菜の形状を模するように形成されている。
【0017】
具体的には、本実施形態に係る包丁1において、刀身2の外観は、野菜の根の部分の形状を模して形成されており、柄3の外観は、野菜の葉の部分の形状を模して形成されていてもよい。
【0018】
例えば、刀身2の外観は、根菜類の根の部分の形状を模して形成されており、柄3の外観は、根菜類の葉の部分の形状を模して形成されていてもよい。例えば、根菜類には、大根やカブや人参(赤人参)等が含まれる。
【0019】
また、刀身2の外観は、野菜類(例えば、根菜類)の根の部分の色彩を模して形成されており、柄3の外観は、野菜類(例えば、根菜類)の葉の部分の色彩を模して形成されていてもよい。
【0020】
例えば、包丁1の外観が、大根の形状及び色彩を模して形成されている場合、刀身2の外観は、大根の根の部分の形状及び色彩(例えば、白色)を模して形成されており、柄3の外観は、大根の葉の部分の形状及び色彩(例えば、緑色)を模して形成されている。
【0021】
また、包丁1の外観が、人参の形状及び色彩を模して形成されている場合、刀身2の外観は、人参の根の部分の形状及び色彩(例えば、オレンジ色)を模して形成されており、柄3の外観は、人参の葉の部分の形状及び色彩(例えば、緑色)を模して形成されている。
【0022】
また、包丁1の外観が、赤人参の形状及び色彩を模して形成されている場合、刀身2の外観は、赤人参の根の部分の形状及び色彩(例えば、赤色)を模して形成されており、柄3の外観は、赤人参の葉の部分の形状及び色彩(例えば、緑色)を模して形成されている。
【0023】
かかる構成によれば、使用者に対して、刃物が持つ鋭いイメージを与えることなく、野菜(例えば、根菜類)の持つ柔らかいイメージや可愛らしいイメージを与えることができる。
【0024】
具体的には、上述の構成によれば、包丁1は、野菜をモチーフとした形状を有しており、刃物に対する心理的な恐怖心も和らげ、子どもから大人まで万人に受け入れやすい形状になっている。
【0025】
また、上述の構成によれば、柄3は、土に埋まっている野菜(例えば、根菜類)を引き抜く際に掴む部分(野菜の収穫時に手にする部分)を模して形成されており、刀身2は、主に食する部分を模して形成されているため、野菜の収穫時に手で掴む部分と包丁を把持する部分とが一致しており、包丁差しから包丁1を抜いたりする状態も含め、包丁1の使用時に持つ部分を使用者が直感的に理解しやすい形状になっている。
【0026】
また、包丁カバー4は、柄3の刀身2側の端部3bが臨む部分以外は、包丁カバー4の内部から外側に向けて厚み方向に膨らんだ形状になっている。包丁カバー4がぷっくりとした形状で、野菜の根の部分を立体的に表現している。刀身2は、平板形状であり立体感に欠けるが、包丁カバー4を装着した際は、立体感が増し、包丁カバーが装着された包丁1を眼にする人に対して、野菜の印象を強く与えることができる。
【0027】
ここで、包丁カバー4は、2以上の複数の部品で構成され、各部品の一部若しくは全部を着脱可能に組み付けられるように構成されていてもよい。また、その複数の部品の一部又は全部を分解し、包丁1の刀身2が挿入される包丁カバー4の内部も含めて洗うことができる。
【0028】
なお、上述の例では、野菜の形状及び色彩として、根菜類の形状及び色彩を用いたケースを例に挙げて説明したが、本発明は、かかるケースに限定されず、刀身2の外観に対応する部分及び柄3の外観に対応する部分を有する任意の野菜(例えば、果菜類や葉菜類等)を用いたケースに適用することができる。
【0029】
また、図1に示すように、刀身2の背部分2a、刀身2の腹部分2b及び刀身2の柄3側の端部2cは、それぞれ外側に凸となる曲線状部分を有していてもよい。
【0030】
かかる構成によれば、刀身2が全体的に丸みを帯びた形状となり、使用者に対して、刀身2の外観が野菜(例えば、根菜類)の根の部分の形状に似ているという印象を与えることができる。
【0031】
具体的には、刀身2の柄3側の端部2cが、背部分2aから腹部分2bにかけて連続した曲線で且つ刀身2の切っ先2dとは反対方向へ膨らんだ曲線形状をなし、柄3の刀身2側の端部3bよりも柄3側に突出した(端部2cが端部3bよりも柄3側に食い込んだ)形状となっている。それにより、包丁1の使用時に柄3を把持する使用者の指と刀身の切れ刃との間に距離を取ることができる。
【0032】
また、図1に示すように、本実施形態に係る包丁1において、柄3の刀身2側の端部3bは、刀身2の柄3側の端部2cよりも切っ先2d側に突出し、刀身2の一部を覆うように形成されていてもよい。例えば、柄3の刀身2側の端部3bは、刀身2側に凸となる曲線状部分を有していてもよい。
【0033】
かかる構成によれば、使用者が、本実施形態に係る包丁1を側面から見ると(図1参照)、葉の部分を上にして根の部分を下にした状態の根菜類を斜め上から見ているイメージを連想することができる。
【0034】
また、図2に示すように、本実施形態に係る包丁1において、柄3の幅方向Wの長さは、刀身2側の端部3bから離れるにつれて長くなるように形成されていてもよい。すなわち、本実施形態に係る包丁1において、柄3の幅方向Wの長さは、刀身2側の端部3bから柄3の尻端部3c側に向かって長くなるように形成されていてもよい。
【0035】
かかる構成によれば、包丁1の使用時に使用者の手から柄3がすっぽ抜けることを抑制することができる。
【0036】
また、図1に示すように、柄3の高さ方向Hの長さは、柄3の刀身2側の端部3bから柄3の尻端部3c側に向かって長くなるように構成されていてもよい。
【0037】
かかる構成によれば、包丁1の使用時に使用者の手から柄3がすっぽ抜けることをより抑制することができ、また、包丁差しから包丁1が抜きやすくなる等の効果を奏する。
【0038】
また、かかる構成によれば、柄3の尻端部3c側に近づくほど、柄3の幅方向W及び柄3の高さ方向Hの両者の長さが長くなるため、根菜類の葉の部分に近い形状を立体的に表現することができ、使用者に対する魅力を高めることができる。
【0039】
さらに、図1図3に示すように、本実施形態に係る包丁1において、柄3は、柄3の長手方向Lに延びる凹部3aを有していてもよい。
【0040】
かかる構成によれば、使用者に対して、野菜(例えば、根菜類)の持つ柔らかいイメージや可愛らしいイメージをより強く与えつつ、凹部3aを介して使用者の手が柄3にフィットしやすくなるという効果を奏することができる。
【0041】
かかる凹部3aは、刀身2側に延長すると、柄3の刀身2側の端部3b内に収まるように構成されている。かかる構成によれば、使用者が、包丁1を把持した際の方向性を把持した手の感触で把握することができる。
【0042】
図1図4(a)及び図4(b)に示すように、本実施形態に係る包丁1の刀身2の腹部分2b側において、第1刃付け面2f及び第2刃付け面2gによる二段階の刃付けが行われていてもよい。
【0043】
また、例えば、図4(b)に示すように、刀身2の断面における刃先角度Nは、約28°となるように構成されていてもよい。
【0044】
また、図5及び図6に示すように、本実施形態に係る台所用品100は、本実施形態に係る包丁1と、かかる包丁1の刀身2を収容可能な包丁差し10とを具備している。
【0045】
図5は、本実施形態に係る台所用品100の外観の一例を説明するための図であり、図6は、図5に示す台所用品をC方向から見た図の一例である。
【0046】
図5及び図6に示すように、本実施形態において、包丁1の刀身2は、包丁差し10の上面板10aに設けられている挿入孔10bに収容される。なお、包丁差し10の上面板10aには、任意の数の挿入孔10bが設けられていてもよい。
【0047】
ここで、上面板10aの外観は、土の色彩(例えば、茶色)を模して形成されていてもよい。また、包丁差し10の外観は、プランターの形状及び色彩を模して形成されていてもよい。
【0048】
図5に示すように、包丁1の刀身2が、包丁差し10に収容されている場合、刀身2の一部及び柄3は、上面板10aよりも上方に配置されるように構成されている、すなわち、挿入孔10b内に挿入されないように構成されている。
【0049】
かかる構成によれば、包丁1が包丁差し10に収容されている状態において、使用者に対して、プランターに野菜が埋まっているイメージを与えることができる。
【0050】
また、上述の構成によれば、使用者は、包丁差し10から包丁1を抜く際、プランターから野菜を引き抜く疑似体験ができ、野菜を収穫する楽しみを感じることができる。また逆に、包丁1を包丁差し10に戻す際は、使用者に対してプランターに埋まっている野菜を意識させながら包丁1を戻すことができ、包丁1を包丁差し10に収めることが簡単にできる。すなわち、使用者は、どんな風に包丁差し10に包丁1を収納するのかについて深く考えることなく、包丁1を包丁差し10に収納することができる。
【0051】
従来の包丁の形状は、主に、切断具及び刃物としての機能に注目して検討されて設計されたものであり、包丁が使用されていない時の形状についてまでは検討されてこなかった。しかしながら、一般家庭では、包丁を使っている時間よりも包丁を使っていない(保管されている)時間の方が長くなる場合が多い。
【0052】
したがって、上述の構成によれば、本実施形態に係る包丁1は、使用されていない時(保管時)の状態(佇まい)でも、装飾性(装飾美)を有しており、使用者又は包丁を眼にする人たちの興味を引き、機能以外の点でも所有欲を満足させるような形状を有している。
【0053】
また、大根は、葉の部分と根の部分との間に茎の部分を有している。したがって、包丁1の外観が、大根の形状及び色彩を模して形成されている場合、刀身2のうちの大根の茎の部分に対応する部分の一部或いは全部が、上面板10aの挿入孔10b内に収容されるように構成されていてもよい。
【0054】
また、図5に示すように、本実施形態に係る台所用品100において、包丁1の刀身2が、包丁差し10に収容されている状態において、刀身2の柄3側の端部2cが外部から見えるように構成されている。そのため、刀身2の形状が異なる複数の包丁1を包丁差し10に収容している場合であっても、刀身2の色彩の違いによって刀身2の形状の違いを区別することができ、わざわざ包丁1を引き抜かなくても使用したい包丁1を選択することができる。
【0055】
また、本実施形態に係る台所用品100において、包丁1の刀身2が、包丁差し10に収容されている状態において、柄3の刀身2側の端部3bよりも刀身2の切っ先2d側に設けられている刀身2の刃付け面は、包丁差し10の挿入孔10bの内部に収まっており、外部からは見えないように構成されている。かかる構成によれば、包丁1の保管時の使用者の怪我抑制になる。
【0056】
また、本実施形態に係る台所用品100において、包丁差し10の挿入孔10bにおいて、柄3の刀身2側の端部3bが臨む(当接する)部分に、かかる端部3bが嵌まるような凹所を設け、挿入した包丁1が位置決めされるように構成されていてもよい。
【0057】
また、本実施形態に係る台所用品100において、包丁1は、包丁差し10の挿入孔10bに対して、刀身2の背部分2aと腹部分2bとが反対向きになっても挿入され得る。
(変更例1)
【0058】
以下、図7を参照して、本発明の変更例1に係る包丁1について、上述の第1の実施形態に係る包丁1との相違点に着目して説明する。図7は、本発明の変更例1に係る包丁の外観の一例を説明するための図である。
【0059】
本変更例1に係る包丁1では、図7に示すように、刀身2の柄3側の端部2cにおいて、背部分2aから腹部分2bにかけて、この端部2cの湾曲線全体が柄3から露出している。
【0060】
かかる構成によれば、使用者が、本実施形態に係る包丁1を側面から見ると(図7参照)、葉の部分を上にして根の部分を下にした状態の根菜類を斜め下から見ているイメージを連想することができる。
【符号の説明】
【0061】
1…包丁
2…刀身
2a…背部分
2b…腹部分
2c…柄側の端部
2d…切っ先
2e…中子
2f…第1刃付け面
2g…第2刃付け面
3…柄
3a…凹部
3b…刀身側の端部
3c…尻端部
4…包丁カバー
10…包丁差し
10a…上面板
10b…挿入孔
100…台所用品

【要約】
本発明に係る包丁1は、使用者に対して、野菜の持つ柔らかいイメージや可愛らしいイメージを与えることができる。本発明に係る包丁1は、刀身2及び柄3を有しており、刀身2の外観及び柄3の外観によって、野菜の形状を模するように形成されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7