(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
このように、従来の泡生成用の外気取入れ部を操作ボタンに形成した内容物放出機構は、この外気取入れ部が横方向通路の上側部分に形成されているので、外から見て目につきやすく、また、異物やほこりなどの流入部として作用するなどの問題点があった。
【0012】
そこで、本発明では、外気取入れ部を、操作ボタンの横方向通路の泡生成部よりも上流域における下側部分のみに形成し、また外気取入れ部の少なくとも前側および左右両側をいわばカバーする部分を操作ボタンに設けている。
【0013】
このような外気取入れ部の設定環境限定により、外気取入れ部が目立つことの阻止化を図り、また異物やほこりなどの外気取入れ部への混入,流入を防いで放出内容物の品質維持化を図ることを目的とする。
【0014】
さらには、この下側に設定した外気取入れ部への供給外気の加圧機能、および内容物放出操作終了後の残留内容物の吸引機能(バックサクション機能)を備えた操作ボタンなどの構成をとっている。
【0015】
このような供給外気の加圧機能や残留内容物の吸引機能の付加設定により、外気取入れ部への外気供給の効率化を図り、また外部空間域への内容物放出部からの液ダレ防止化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
(1)容器本体(例えば後述の容器本体9)からの内容物に対する横方向通路(例えば後述の横方向通路1c)およびその外部空間域流出側の泡生成部(例えば後述の泡生成用メッシュ3a)を備えた操作ボタン(例えば後述の操作ボタン1)の内容物放出操作により、
前記横方向通路を流れる霧状態の前記内容物が
その流れによる負圧化で外気取入れ部(例えば後述の外気取入れ部1g)より流入する外気とマージされながら前記泡生成部を通過してから外部空間域に放出される内容物放出機構において、
前記外気取入れ部が、
前記横方向通路の、前記泡生成部よりも上流域における
異物流入防止作用を呈する下側部分のみに形成された、
構成態様のものを用いる。
(2)上記(1)において、
前記操作ボタンは、
少なくともその前側部分および左右両側部分に連続形成されて、前記外気取入れ部と連通状態の外気供給空間域(例えば後述の外気供給空間域S1)を設定する垂下部(例えば後述の外筒状部1j)を備えた、
構成態様のものを用いる。
(3)上記(1)において、
前記操作ボタンは、
前記外気取入れ部と連通状態のバックサクション空間域(例えば後述のバックサクション空間域S2)を設定する筒状垂下部(例えば後述の外筒状部1k)を備え、
前記容器本体の上開口側に取り付けられる筒状のキャップ部材(例えば後述のネジキャップ8)に対して上下動可能な形で設定され、
前記キャップ部材は、
前記垂下筒状部との間でシール作用を呈して前記バックサクション空間域を設定する環状起立部(例えば後述の環状起立部8b)を備え、
前記操作ボタンの内容物放出操作にともない、
前記バックサクション空間域の容積が減少し、その中に流入済みの外気に対する加圧作用により前記外気が前記外気取入れ部から前記横方向通路に供給され、
前記内容物放出操作の解除にともない、
前記バックサクション空間域の容積が増加してその中が減圧状態に移行することにより前記泡生成部やその近くの残留内容物が前記外気取入れ部を介して前記バックサクション空間域に吸い込まれる、
構成態様のものを用いる。
(4)上記(3)において、
前記操作ボタンは、
前記垂下筒状部の内側に、内垂下筒状部(例えば後述の内筒状部1h)を、双方の間の天井部分に前記外気取入れ部が設定される態様で備え、
前記バックサクション空間域は、
前記垂下筒状部と前記内垂下筒状部との間の上空間域と、
前記環状起立部の内側で前記上空間域の下方の下空間域と、からなる、
構成態様のものを用いる。
【0017】
本発明は、以上の構成からなる内容物放出機構およびこの内容物放出機構を備えたポンプ式製品を対象としている。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、以上の構成をとることにより、
(11)外気取入れ部が外からみて目立つことを阻止できる、
(12)異物やほこりなどの外気取入れ部への混入,流入を防止できる、
(13)外気取入れ部への外気供給を効率的におこなうとともに、外部空間域への内容物放出部からの液ダレを防止できる、
などの効果を奏している。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1〜
図5を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【0021】
以上の図で用いるアルファベット付き参照番号の構成要素(例えば押下げ操作面1a)は原則として、当該参照番号の数字部分の構成要素(例えば操作ボタン1)の一部であることを示している。
【0022】
図1〜
図5において、
1は周知のステム付勢用のコイルスプリング(図示省略)に抗する形の押下げ操作により作動状態(
図2,
図4参照)へ移行し、押下げ操作の解除にともない前記コイルスプリングの弾性作用で上動して静止状態(
図1,
図3参照)に復帰する操作ボタン,
1aは操作ボタン1の上面からなる押下げ操作面,
1bは操作ボタン1の内容物流入側に形成された縦方向上通路,
1cは操作ボタン1の内容物流出側で、かつ縦方向上通路1bの下流側に形成された縦断面円形状の横方向通路,
1dは縦方向上通路1bと横方向通路1cとのいわば縦方向の境界壁部分の中央広域に形成された前向きの横円柱状部,
1eは前記境界壁部分であって、横円柱状部1dの外側環状域の上端側に形成されて縦方向上通路1bと横方向通路1cとを連通させる横孔部,
1fは横円柱状部1dの外周面前端側に形成された環状段部,
1gは横方向通路1cの、後述のミストブッシュ2とメッシュブッシュ3との間の下端部分に設定された、スリット形状からなる泡生成用の外気取入れ部,
1hは縦方向上通路1bの構成要素でもあって、後述のステム4の上端側部分を嵌合保持する横断面円形状の、内垂下筒状部としての内筒状部,
1j,1kは内筒状部1hを取り囲み、かつ、それとの間の天井部分に外気取入れ部1gを配置する態様で形成された横断面円形状の、垂下部,垂下筒状部としての外筒状部(1j:
図1,
図2、1k:
図3〜
図5),
1mは外筒状部1kの下端側に形成されて後述の環状起立部8cとの間のシール作用を呈するスカート状部(
図3〜
図5),
をそれぞれ示している。
【0023】
また、
2は横方向通路1cの後側内周面および横円柱状部1dの前端面,外周面などに嵌合状態で固定された後開口鞘状(円筒状)のミストブッシュ,
2aはミストブッシュ2の後開口側内周面に形成された横リブ状部により画定される横方向通路部,
2bはミストブッシュ2の凹状底面の周縁部分からその中心部分に向けて形成された内容物ミスト化用の螺旋状通路部,
2cは螺旋状通路部2bの流出側に形成された中心流出口,
をそれぞれ示している。
【0024】
また、
3は横方向通路1cの前端側内周面に嵌合状態で固定された円筒状のメッシュブッシュ,
3aはメッシュブッシュ3の前端開口部分に設けられた、泡生成部としての泡生成用メッシュ,
をそれぞれ示している。
【0025】
また、
4は結合した上下各部分からなりその上部分が操作ボタン1の内筒状部1hに嵌合固定され、前記コイルスプリングにより上方向へ付勢された状態で、周知の弁作用部(図示省略)として作用するステム、
4aはステム上部分の内部空間域からなり操作ボタン1の縦方向上通路1bに連続する縦方向下通路,
4bはステム4の外周面に形成されて、後述の下向き環状テーパ面6aとの当接係止作用により、ステム上部分が上方へ抜けるのを阻止する上向き環状テーパ面,
をそれぞれ示している。
【0026】
また、
5はステム4の下部分,周知の上下動弁部材(図示省略)およびステム付勢用の前記コイルスプリングなどが配設され、次回の内容物放出操作時の放出対象内容物が収容されているハウジング,
5aはハウジング5の上端開口部から外向きに形成された環鍔状部,
をそれぞれ示している。
【0027】
また、
6はハウジング5の上端側内周面に嵌合状態で固定されて、前記コイルスプリングの弾性力に基づくステム最上動位置(
図1,
図3の静止状態)を画定する環状鍔付きで円筒状の位置規制ブッシュ,
6aは上向き環状テーパ面4bと当接してステム上部分が上方へ抜けるのを阻止する下向き環状テーパ面,
7はハウジング5の外周面上端部分および環鍔状部5aの下面部分に係合保持された環状シール部材,
をそれぞれ示している。
【0028】
また、
8は自内周面にハウジング5の環鍔状部5aを嵌合保持し、これにより操作ボタン1,ミストブッシュ2,メッシュブッシュ3,ステム4,ハウジング5,位置規制ブッシュ6および環状シール部材7などとのユニット構造を生成する、キャップ部材としての円筒状のネジキャップ,
8aはネジキャップ8の水平板状部であって、その中央開口部分に、ステム4が上下動しえる状態で、また、その回りに位置規制ブッシュ6の上端環状部分が固定状態でそれぞれ配設された環天井部,
8bは外筒状部1jを取り囲む態様で環天井部8aの外縁部分から上向きに形成された横断面円形状の環状起立部(
図1,
図2),
8cは外筒状部1kを取り囲む態様で環天井部8aの外縁部分から上向きに形成されて、かつ、スカート状部1mとの間でシール作用を呈する横断面円形状の環状起立部(
図3〜
図5),
8dは環状起立部8cの内周面上端側に形成され、
図3の静止状態において、スカート状部1mとの間のシール作用が生じないようにする、すなわち外気を環状起立部8cの内部空間域に流入させるための計六個の縦方向溝状部,
8eは環天井部8aの外縁部分から下向きに形成されて、後述の容器本体9の小径上筒状部9aとの間で螺合作用を呈する横断面円形状の環状垂下部,
8fは環状垂下部8eの内周面上端部分に形成されて、ハウジング5の環鍔状部5aを嵌合保持する環凹状部,
8gは環凹状部8fの下方内周面に形成されたキャップ側ネジ作用部,
をそれぞれ示している。
【0029】
また、
9はメッシュブッシュ3から外部空間域に放出される内容物を収容した容器本体,
9aは容器本体9の上端側に形成された横断面円形状の小径上筒状部,
9bは小径上筒状部9aの外周面に形成されてキャップ側ネジ作用部8gと螺合する容器本体側ネジ作用部,
をそれぞれ示している。
【0030】
また、
f1は外気取入れ部1gから横方向通路1cに流入して泡生成用メッシュ3aの方に供給されるときの泡生成用外気の流れ(
図2,
図4),
f2は内容物放出操作(操作ボタン1の押下げ操作)を解除して操作ボタン1が周知のコイルスプリングの弾性作用で
図3の初期状態に復帰する際の、バックサクション作用にともなう残留内容物の流れ(
図5),
S1は少なくとも内筒状部1hの外周面と外筒状部1jの内周面との間に設定されて、外気取入れ部1gと連通する外気供給空間域(
図1,
図2),
S2は環状起立部8cの内周面およびこれとシール状態の外筒状部1k、さらには内筒状部1h,ステム4,位置規制ブッシュ6および環天井部8aなどで構成され、外気取入れ部1gと連通する略閉状態のバックサクション空間域(
図4,
図5),
をそれぞれ示している。
【0031】
ここで、操作ボタン1,ミストブッシュ2,メッシュブッシュ3,ステム4,ハウジング5,位置規制ブッシュ6,ネジキャップ8および容器本体9は、例えばポリプロピレン,ポリエチレン,ポリアセタール,ナイロン,ポリブチレンテレフタレートなどのプラスチック製のものである。環状シール部材7はプラスチック製,ゴム製のものである。
【0032】
泡生成用メッシュ3aとしては、格子状メッシュ,蜂の巣状メッシュ,円状メッシュおよびターゲット状メッシュなどが用いられる。
【0033】
図3〜
図5のバックサクション空間域S2は、外筒状部1kと内筒状部1hとの間の上空間域、および環状起立部8cの内側で前記上空間域の下方の下空間域と、からなる。
【0034】
図示の内容物放出機構の基本的特徴は、
(21)泡生成用の外気取入れ部1gを、操作ボタン1の横方向通路1cの、泡生成用メッシュ3aより上流域の下側部分にのみ形成することにより、外気取入れ部1gが目立たないようにし(
図1〜
図5)、
(22)また、外気供給空間域S1を、内筒状部1hおよび外筒状部1jで設定することにより、外気取入れ部1gが外から見えないようにし(
図1,
図2)、
(23)また、バックサクション空間域S2の設定により、外気取入れ部1gが見えないようにするとともに、内容物放出操作時には空間域S2の加圧作用で外気供給を確実に実行し、操作解除時には空間域S2の負圧化作用で残留内容物をこの空間域側へ吸引する(
図3〜
図5)、
ことなどである。
【0035】
このように、
図1〜
図5の内容物放出機構の利用者は、操作ボタン1の横方向通路1cの下側部分のみに形成された外気取入れ部1gが何ら気にならない状態で、操作ボタン1の押下げ操作およびその解除をおこなえる。
【0036】
また、外気取入れ部1gの横方向外側には外筒状部1j(
図1,
図2),1k(
図3〜
図5)を形成しているので、この外気取入れ部が外から見えることもない。
【0037】
なお、
図1および
図2の外筒状部1jは、図示のような筒状垂下部ではなく、少なくとも操作ボタン1の前側部分およびこれに続く左右両側部分をカバーする形の円弧状垂下部でもよい。
【0038】
ここで、内容物放出状態で外気取入れ部1gから内容物の一部が下方に垂れたとしても、それはステム4の外周面,環天井部8aの上面および環状起立部8b,8cの内周面などからなる環凹状部に収容されるので、利用者がこれを気にする状況も生じない。
【0039】
図3〜
図5の内容物放出機構ではその内容物放出操作のとき、略閉状態のバックサクション空間域S2の容積減少にともなうその中の外気へのポンプ作用により、空間域S2の収容外気は外気取入れ部1gから横方向通路1cへと確実に供給される。
【0040】
また、内容物放出操作解除のとき、バックサクション空間域S2の容積増加にともなうバックサクション作用により、泡生成用メッシュ3aなどでの残留内容物は外気取入れ部1gおよび空間域S2の方に吸引されるので、内容物放出口からの液ダレは生じない。
【0041】
このバックサクション作用で外気取入れ部1gおよび空間域S2の方に吸引された残留内容物も上記環凹状部に溜まるので、これが外部空間域に漏れるようなこともない。
【0042】
図1および
図3の静止状態のとき、操作ボタン1およびこれが取り付けられたステム4は、ハウジング5に配設された周知のコイルスプリング(図示省略)の上方向への弾性作用によりその上動位置に保持されている。
【0043】
操作ボタン1の上動位置は、ハウジング5の内部に配設されて上下動する周知の弁部材(図示省略)がその最上位置で位置規制ブッシュ6に係止され、かつ、この最上位置の弁部材にステム下部分が係止された状態に対応している。
【0044】
この静止状態のとき、ハウジング5の内部に配設された周知の吸込弁および吐出弁(ともに図示省略)は閉状態に設定されている。
【0045】
また、吸込弁から吐出弁までの貯留空間域には、前回の内容物放出操作終了後の吐出弁上動にともなってその内圧が減少し、吸込弁が開状態に移行することにより、容器本体の収容内容物が流入している。
【0046】
図2および
図4の作動状態、すなわち操作ボタン1の押下げ操作面1aが押圧されて、ステム4が下動した状態では、前記貯留空間域の容積が静止状態よりも小さくなる。
【0047】
その結果、貯留空間域の内容物圧力が増加して周知の吐出弁が開き、貯留空間域収容内容物は概略「ステム4の縦方向下通路4a−操作ボタン1の縦方向上通路1b−操作ボタン1の横方向通路1c」を経て、泡生成用メッシュ3aから外部空間域に流出する。
【0048】
この横方向通路1cを通過する内容物は、先ずミストブッシュ2の横方向通路部2aおよび螺旋状通路部2bなどを経て、その中心流出口2cからいわば横方向通路中流域に霧状態で流出する。
【0049】
中心流出口2cから流出する霧状内容物は、外気供給空間域S1またはバックサクション空間域S2から外気取入れ部1gを経て流入する外気とマージしながら泡生成用メッシュ3aの方へ流れ、いわば撹拌された泡状内容物の形で外部空間域に放出される。
【0050】
なお、バックサクション空間域S2には
図3の静止状態のときに、外気が、ネジキャップ8(環状起立部8c)の縦方向溝状部8dを介して流入済みである。
【0051】
ここで、外気が、外気供給空間域S1またはバックサクション空間域S2から外気取入れ部1gを経て横方向通路1cに流入するのは、
(31)
図2の作動状態の場合、
ミストブッシュ2の中心流出口2cからメッシュブッシュ3の方へ放出対象内容物が流れることにより、外気取入れ部1gの上側部分(横方向通路1c)がその下側部分(外気供給空間域S1)よりも負圧化するためであり、
(32)
図4の作動状態の場合、
上記(31)と同様の負圧化に加え、外筒状部1kのスカート状部1mと環状起立部8cの内周面とのシール作用により設定される略閉状態のバックサクション空間域S2の容積が減少して、そこでの収容外気圧力が大きくなるからである。
【0052】
図5は、
図4の操作ボタン1に対する内容物放出用の押下げ操作を解除した後のバックサクション動作を示している。
【0053】
すなわち、利用者が操作ボタン1の押下げ操作(内容物放出操作)をやめると、この操作ボタンおよびステム4の一体物は、ハウジング5の内部に配設された周知の前記コイルスプリング(図示省略)の弾性力で上動して
図3の静止状態へ復帰する。
【0054】
この上動過程において、外気取入れ部1gにおいてのみ開口するバックサクション空間域S2の容積が増加し、そこでの内圧が低下するため、横方向通路1cに対してのバックサクション作用が生じる。
【0055】
このバックサクション作用により、泡生成用メッシュ3a,メッシュブッシュ3や横方向通路1cなどに残留する内容物が外気取入れ部1gを介してその下方のバックサクション空間域S2に吸引される。
【0056】
本発明が以上の実施形態に限定されないことは勿論であり、例えば、
(41)スパウト式の操作ボタンに適用する、
(42)泡生成用メッシュ3aに代えて、メッシュブッシュ3のト内周面に形成された凹凸部やリブ状部などを用いる、
(43)ネジキャップ8の環状起立部8b,8cの外側に操作ボタン1の外筒状部1j,1kを設定する、
ようにしてもよい。
【0057】
本発明が適用されるポンプ式製品としては、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,冷却剤,筋肉消炎剤,ヘアスタイリング剤,ヘアトリートメント剤,染毛剤,育毛剤,化粧品,シェービングフォーム,食品,栄養補助食品(ビタミンなど)医薬品,医薬部外品,塗料,園芸用剤,忌避剤(殺虫剤),クリーナー,消臭剤,洗濯のり,ウレタンフォーム,消火器,接着剤,潤滑剤などの各種用途のものがある。
【0058】
容器本体に収納する内容物は、主に液状のものを用いるが、噴霧可能なものであればクリーム状,ゲル状など種々の形態のものでもよい。また、内容物に配合される成分としては例えば、粉状物,油成分,アルコール類,界面活性剤,高分子化合物,各用途に応じた有効成分,水などが挙げられる。
【0059】
粉状物としては、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えば、タルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),アルギン酸カルシウム,金粉,銀粉,雲母,炭酸塩,塩化マグネシウム,シリカ,酸化亜鉛,酸化チタン,ゼオライト,ナイロンパウダー,硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などを用いる。
【0060】
油成分としては、ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン油,ミリスチン酸イソプロピルなどのエステル油,パーム油,ユーカリ油,ツバキ油,オリーブ油,ホホバ油などの油脂,流動パラフィンなどの炭化水素油,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,リノール酸,リノレン酸などの脂肪酸などを用いる。
【0061】
アルコール類としては、エタノールなどの1価の低級アルコール,ラウリルアルコールやセタノールなどの1価の高級アルコール,エチレングリコール,1,3−ブチレングリコールやグリセリンなどの多価アルコールなどを用いる。
【0062】
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤,ポリオキシエチレンアルキルエーテルやポリグリセリン脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤,ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤,塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などを用いる。
【0063】
高分子化合物としては、ヒドロキシエチルセルロース,メチルセルロース,ゼラチン,デンプン,カゼイン,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマーなどを用いる。
【0064】
各用途に応じた有効成分としては、パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,過酸化水素水などの酸化剤,アクリル系樹脂やワックスなどのセット剤,パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルなどの紫外線吸収剤,レチノールやdl−α−トコフェロールなどのビタミン,ヒアルロン酸などの保湿剤,サリチル酸メチル,インドメタシンなどの消炎鎮痛剤,安息香酸ナトリウム,クレゾールなどの除菌剤,ピレスロイド,ジエチルトルアミドなどの害虫忌避剤,パラフェノールスルホン酸亜鉛などの制汗剤,カンフル,メントールなどの清涼剤,エフェドリン,アドレナリンなどの抗喘息薬,スクラロース,アスパルテームなどの甘味料,エポキシ樹脂,ウレタンなどの接着剤や塗料,パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,過酸化水素水などの酸化剤,リン酸二水素アンモニウム,炭酸水素ナトリウム・カリウムなどの消火剤などを用いる。
【0065】
さらに、上記内容物以外の、懸濁剤,乳化剤,酸化防止剤,金属イオン封鎖剤なども用いることができる。