(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバが前記第2の信号タイプを受信することを可能にするために前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバ内のフィルタ特性を調整すること、
前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバが前記第2の信号タイプを受信することを可能にするために前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバ中のフィルタを切り替えること、
のうちの少なくとも1つのために構成されたトランシーバコントローラをさらに備える、請求項1に記載のモバイルデバイス。
前記トランシーバコントローラが、前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバ中での前記フィルタ特性の変更に関してベースバンドプロセッサに通知し、ここにおいて、前記フィルタ特性が、中心周波数である、請求項2に記載のモバイルデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[0018]本開示の実施形態は、デュアルモードワイヤレスWANおよびワイヤレスLANトランシーバシステムを対象とする。複数のトランシーバは、本明細書ではユーザ機器(UE)と呼ぶモバイルフォン、スマートフォン、タブレット、または他の電子モバイル通信デバイス中で異なる周波数の2つ以上の信号をアグリゲートするように構成され得る。UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、タッチ入力タブレット、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、ワイヤレスデバイス、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
【0012】
[0019]2つの信号のキャリアアグリゲーションにより、トランシーバのセットは、モバイルデバイスが、第1のタイプのより広い帯域幅の信号を受信し、より高いスループットを与えることができるように信号をアグリゲートするために異なる周波数で信号を受信することが可能になる。様々な実施形態では、第1のタイプの信号はWWAN信号であり、第2のタイプの信号はWLAN信号である。様々な実施形態では、トランシーバのうちの少なくとも1つは、キャリアアグリゲーションなしに、他のトランシーバが第1のタイプの信号を受信し続ける間に第2のタイプの信号を受信するように構成され得る。
【0013】
[0020]別の実施形態では、方法は、他のトランシーバが第1の信号タイプを送信/受信し続ける間に第2の信号タイプを送信/受信するように、第1の信号タイプに対してキャリアアグリゲーションを実行するように構成されたトランシーバのセットの一部である少なくとも1つのトランシーバを再構成することを含む。
【0014】
[0021]キャリアアグリゲーションを実行するためにトランシーバの様々な組合せが使用され得る(たとえば、2つのトランシーバが、2つの異なる周波数に同調させられ、両方のトランシーバの合成帯域幅が特定の信号タイプについて10MHzになるように、各トランシーバが単一の5MHz信号を受信する)。いくつかの実施形態では、異なる周波数は、互いに分離され、周波数帯域にわたって分散し得る。いくつかの実施形態では、異なる周波数は、周波数帯域において互いに隣接し得る。LTEおよびWCDMA(登録商標)において、帯域幅を増加させ、それによって、ビットレートを増加させるためにキャリアアグリゲーションが使用される。FDD(周波数分割複信)およびTDD(時分割複信)の両方のためにキャリアアグリゲーションが使用され得る。各アグリゲートされたキャリアは、コンポーネントキャリア、CC、と呼ばれる。たとえば、コンポーネントキャリアが1.4、3、5、10、15または20MHzの帯域幅を有することができる場合、様々なコンポーネントキャリアは100MHz以上の帯域幅を達成するようにアグリゲートされ得る。FDDでは、アグリゲートされるキャリアの数は、ULと比較してDLでは異なり得る。ただし、ULコンポーネントキャリアの数は、DLコンポーネントキャリアの数以下になる。個別のコンポーネントキャリアはまた、帯域幅が異なり得る。TDDが使用されるとき、CCの数および各CCの帯域幅は、DLおよびULに対して同じになる。
【0015】
[0022]特に、キャリアアグリゲーション(たとえば、LTE)のために2つのトランシーバが使用され、別の信号(たとえば、WIFI)が利用可能であることをUEが検出すると、他のトランシーバがLTEモードのままである間に、ワイヤレスWAN信号を処理するようにUE中のトランシーバのうちの1つを構成するために、UE中のコントローラに信号が送られる。UE中のトランシーバを構成することは、周波数を変更すること(WLAN帯域に同調させること)、およびフィルタ特性(中心周波数、帯域幅、振幅および位相応答など)を調整すること、または第2の信号タイプの中心周波数および帯域幅を有する信号を受け入れるようにフィルタを切り替えることを含み得る。
【0016】
[0023]フィルタ特性を調整することまたはフィルタを切り替えることの一部として、または、それに加えて、ベースバンドプロセッサは、ベースバンドプロセッサが、第2のまたは他のトランシーバから第1の信号タイプ(たとえば、CDMA、3G、HSPA、HSPA+、LTE、LTEアドバンスト)の信号を受信し、処理し続ける間に、第1のトランシーバから第2の信号タイプ(たとえば、WLANまたはWIFI)の信号を受信するように再構成またはプログラムされ得る。
【0017】
[0024]いくつかの実施形態では、UE上の検出ソフトウェアは、UE上でアクセス可能であるか、またはUEによって受信され得る信号を検出し得る。探索および検出プロセスは、サービング発展型ノードB(eNB)によって制御され、所定のスケジュールに基づいて周期的に行われ得る。受信され得る第2の信号(第2のタイプの信号)を検出すると、UE中の検出ソフトウェアは、受信されていた第1の信号を受信することを停止し、第2の信号を受信するようにトランシーバを切り替えるようにトランシーバを変更することをUEに行わせるために、信号をUE中のコントローラに送らせ得る。他のトランシーバは、第1のタイプの信号を受信し続け得る。
【0018】
[0025]第1の信号タイプは、LTE信号であり得、ここで、UE中の2つのトランシーバは、異なる中心周波数の信号をアグリゲートするように構成される。UEが、WLAN信号を検出し、EPCにイベントを通信すると、トランシーバのうちの1つは、LTE信号を受信することを停止し、他のトランシーバがLTE信号を受信し続ける間にWLAN信号を受信するように再構成され得る。他の実施形態では、第1の信号はWCDMA信号であり得、第2の信号はWLAN信号であり得る。他の実施形態では、第1の信号はLTE信号であり得、第2の信号はHSPA+信号であり得る。他の実施形態では、第1の信号はWLAN信号であり得、第2の信号はWWAN信号であり得る。他の実施形態は、第1および第2の信号に任意の他の組合せの2つの異なる信号を採用し得る。
【0019】
[0026]添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な例示的な構成に関し、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。
【0020】
[0027]次に、様々な例示的な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置および方法が、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって、以下の詳細な説明で説明され、添付の図面で示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。
【0021】
[0028]例として、要素、または要素の任意の部分、あるいは要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
【0022】
[0029]アクセスネットワークによって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTEでは、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがダウンリンク(DL)上で使用され、SC−FDMAがアップリンク(UL)上で使用される。当業者なら以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念はLTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、cdma2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用する。また、これらの概念は、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形形態とを利用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、TDMAを利用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ならびに、OFDMAを利用する発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMにも拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存することになる。
【0023】
[0030]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、記載される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つもしくは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定でなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形式で搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、他の任意の媒体を備え得る。本明細書において使用されるときに、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、およびフロッピー(登録商標)ディスク(disk)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0024】
[0031]
図1は、ネットワーク100を示す図である。ネットワーク100は、LTEネットワーク115と、WLANネットワーク150と、他のネットワーク130とを含む。他のネットワーク130は、限定はしないが、1つまたは複数のcdma2000、WCDMAおよびHSPAネットワークを含み得る。UE102は、ネットワーク115、130、および150の各々に接続するように構成され得る。LTEネットワーク115は、発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)と呼ばれることがある。LTEネットワーク115は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)118と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)120と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)122と、事業者のIPサービス124とを含み得る。LTEネットワーク115は他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、LTEネットワーク115は、パケット交換サービスを提供する。しかしながら、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡大され得る。
【0025】
[0032]E−UTRAN118は、発展型ノードB(eNB)117と他のeNB(図示せず)とを含むか、またはそれらを用いて動作する。eNB117は、バックホール(たとえば、X2インターフェース)を介して他のeNBに接続され得る。eNB117は、基地局、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB117は、UE102にEPC120へのアクセスポイントを与える。
【0026】
[0033]eNB117はS1インターフェースによってEPC120に接続される。EPC120は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)と、他のMMEと、サービングゲートウェイと、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイとを含む。MMEは、UE102とEPC120との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MMEはベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイを通して転送され、サービングゲートウェイ自体はPDNゲートウェイに接続される。PDNゲートウェイはUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイは、通信事業者のIPサービス124に接続される。
【0027】
[0034]再び
図1を参照すると、キャリアアグリゲーションは、UE102とeノードB117とによって使用され得る技法である。基地局117およびUE102は、たとえば、最高20MHz帯域幅を有し得るコンポーネントキャリア(CC)を使用して互いと通信する。1Gbpsのデータレートをサポートするために、最高100MHzの送信帯域幅が必要とされ得る。キャリアアグリゲーションは、送信のためにCCをアグリゲートすることを可能にする技法である。たとえば、20MHz帯域幅の5つのCCはそれぞれ、100MHzの高帯域幅送信を達成するためにアグリゲートされ得る。アグリゲートされるCCは、同じまたは異なる帯域幅を有し得、同じ周波数帯域中の隣接CCまたは非隣接CCであり得、または異なる周波数帯域中のCCであり得る。したがって、高帯域幅を達成することに加えて、キャリアアグリゲーションのための別のモチベーションは、断片化されたスペクトルの使用を可能にすることである。
【0028】
[0035]
図1はまた、WLANネットワーク150を含む。UE102は、ルータ152と接続することによってWLANネットワーク150にアクセスし得る。UE102は、UE102が、たとえば、インターネットおよび他のリソースなどのワイドエリアネットワークと通信することを可能にするWi−Fi信号を与えるルータ152を介して接続し得る。いくつかの実施形態では、UE102は、Wi−Fi信号のみを送信および受信するように構成された専用アンテナを含まないことがある。専用WLANアンテナは、限定はしないが、RF ASIC、RFフロントエンドASIC、WLANアンテナおよびWLANベースバンドプロセッサなどの複数の構成要素を含み得る。
図1〜
図7で説明する実施形態では、UE102は、専用WLANアンテナとトランシーバとを有しないことがある。それにもかかわらず、UE102は、WLANネットワーク150と通信するためにWWANトランシーバのうちの1つまたは複数を使用することによってWLANネットワーク150と通信し得る。これらの実施形態では、UE102は、他のトランシーバがWWAN信号を送信/受信し続ける間に、WLANネットワーク150との接続を確立するためにWWAN信号を送信/受信するように構成されたトランシーバのうちの1つを再構成し得る。
【0029】
[0036]様々な利点は、上記の構成を使用することによって実現され得る。UE102は、UE102内のボリュームを占有する専用WLANアンテナとトランシーバとを必要としない。専用WLANアンテナとトランシーバとの欠如はまた、UE102内の構成要素の数を低減する。さらに、WLANネットワーク150がアクセス不可能であるとき、専用WLANアンテナとトランシーバとは無関係になり得、UE102中の無関係な構成要素を除去することはコストを低減するのに役立ち得る。
【0030】
[0037]
図2Aおよび
図2Bに、UE102の一部であり得るキャリアアグリゲーション動作RFモジュール200を示す。
図2Aに、キャリアアグリゲーションモードにあるRFモジュール200を示し、一方、
図2Bに、2つの異なる信号をアグリゲートすることなしにそれらの信号タイプを受信するためのモードにあるRFモジュール200を示す。RFモジュール200は、他の構成要素の中でも、コントローラ201と、ベースバンドプロセッサ213と、ラジオ217と、ラジオ221とを含み得る。コントローラ201は、限定はしないが、制御信号経路202、制御信号経路205、および制御信号経路207などの少なくとも3つの制御信号経路を有し得る。
【0031】
[0038]
図2Aに示すキャリアアグリゲーションモードでは、コントローラ201は、第1のタイプの信号を受信するようにラジオ217とラジオ221とを制御するために、(制御信号経路205および制御信号経路207)上で制御信号を送り得る。他の実施形態では、ラジオ217および221は、限定はしないが、ベースバンドプロセッサ213またはUE102上の別のプロセッサを実行しているUE102上のソフトウェアなど、UE102中の別の構成要素によって制御され得る。様々な実施形態では、制御信号経路205上の制御信号と制御信号経路207上の制御信号とは、第1のタイプの信号を受信するために、ラジオ217および221内のフィルタを設定する。
【0032】
[0039]ベースバンドプロセッサ213は、コントローラ201に、それが第1のタイプの信号を受信していることを通知し得、コントローラ201は、ベースバンドプロセッサ213に、制御信号経路202を介して第1のタイプの信号を受信するようにフィルタが設定されることを通知し得る。
図2Aでは、ベースバンドプロセッサ213は、それぞれ、ラジオ217およびラジオ221から2つの信号を、1つは信号経路209上で他方は信号経路211上で受信するように構成され得る。
図2A中の両方の信号経路209および211は、第1のタイプの信号(たとえば、WWAN信号)を搬送する。信号経路209および211から2つの信号を受信した後に、ベースバンドプロセッサ213は、キャリアアグリゲーションを実行し得る。たとえば、信号経路209上の信号は、5MHz幅であり得、信号経路211上の信号は、5MHz幅であり得る。上記の例では、ベースバンドプロセッサ213は、UE102が10MHzの信号を受信することを可能にするために信号経路209および211上の2つの信号をアグリゲートし得る。
【0033】
[0040]いくつかの実施形態では、キャリアが連続する10MHz帯域を得ることができないことがあるので、ラジオ217および221は、2つの異なる帯域に同調させられ得る。たとえば、LTE信号は、限定はしないが、700MHz、800MHz、1900MHz、2.3GHz、および2.6GHzの帯域を含む、複数の異なる帯域にあり得る。したがって、その例示的な実施形態では、ラジオ217は、たとえば、700MHzでLTE信号を受信し得、信号は、5MHz幅であり得、一方、ラジオ221は、1900MHzで別のLTE信号を受信し、それはやはり5MHz幅である。ベースバンドプロセッサ213によって実行されるキャリアアグリゲーションにより、キャリアは、UE102に10MHz信号を与えることが可能になる。LTE信号について、上記で説明したが、他の信号タイプ(限定はしないが、たとえば、WWAN、WCDMA)が同様の方法でベースバンドプロセッサ213によってアグリゲートされ得る。
【0034】
[0041]キャリアアグリゲーションモードで動作する間に、UE102は、WLAN信号が利用可能であり、UE102がWLAN信号に接続することを選好し得ると決定し得る。概して、WLAN信号は、いくつかの状況では、より速いデータ転送速度とより速いスループットとを与えることができ、UE102のユーザにとってコストがより低くなる。しかしながら、上記で説明したように、UE102は、WLANアンテナおよびトランシーバアセンブリを含む必要はない。
【0035】
[0042]
図2Bに、2つの異なるタイプの信号を受信するためのモードにあるRFモジュール200を示す。
図2B中のモジュール200は、RFモジュール200が同じく第1の信号タイプ(たとえば、限定はしないがWWAN)を受信し続ける間に第2の信号タイプ(たとえば、限定はしないがWLAN)を受信するように構成され得る。WLAN信号をルーチン的に走査した後に、UE102は、UE102にとってアクセス可能であるWLAN信号を検出し得る。それに応答して、UE102は、EPCとネゴシエートした後に、WLAN受信モードに切り替えるためにコントローラ201に信号を送り得る。WLAN信号を受信すると、コントローラ201は、
図2Aにおいてラジオ217および221が受信していたWWAN信号の代わりにWLAN信号を受信するようにラジオ217または221のうちの少なくとも1つのトランシーバが切り替えられ得ると決定する。したがって、この例示的な実施形態では、コントローラ201は、ラジオ217がWLAN信号を受信し始めると決定し得る。
【0036】
[0043]
図2Bのモードでは、コントローラ201は、ラジオ217中のフィルタの特性を変更するために信号経路205上で信号を送るように構成されるか、またはコントローラ201は、ラジオ217がWLAN周波数以外の周波数をフィルタ処理して除去することになるようにラジオ217中で異なるフィルタを選定し得る。コントローラ201はまた、ベースバンドプロセッサ213がWLAN信号を処理することになるように信号経路202上でベースバンドプロセッサ213に信号を送り得る。したがって、ベースバンドプロセッサ213は、コントローラ201から受信された制御信号に基づいてWWAN信号とWLAN信号との両方を処理するように構成される。ラジオ217がWLAN信号を受信するように切り替えられるが、ラジオ221は、
図2BにおいてWWAN信号を受信し続け得る。さらに、ラジオ217およびラジオ221が異なるタイプの信号(たとえば、1つのWWAN信号と1つのWLAN信号と)を受信しているので、ベースバンドプロセスは、それらの信号に対してキャリアアグリゲーションを実行していない。代わりに、UE102は、ラジオ217および221のうちの1つを使用することによってWLAN信号を受信することが可能であり、その各々が、WWAN信号および/またはWLAN信号を同時に受信するように構成可能である。
【0037】
[0044]
図3は、
図1〜
図2Bにおいて開示したシステムによって実行され得るワイヤレス通信の方法300のフローチャートである。方法300は、(たとえば、
図2Aの場合のように)キャリアアグリゲーションモードで最初に動作しているUE102を対象とし、ここで、2つ以上のトランシーバまたはラジオは、同じ信号タイプの2つの異なる周波数に同調させられる。2つ以上のトランシーバによって受信される2つ以上の信号は、
図2Aに関して上記で説明したように、UE102が高いデータ転送速度を実現することを可能にするためにアグリゲートされる。ステップ301において、UE102は、第1のラジオと第2のラジオとから受信された(同じ信号タイプの)2つの信号のキャリアアグリゲーションを実行し得る。
【0038】
[0045]ステップ303において、UE102は、第2のタイプの信号がUE102にとってアクセス可能であることを検出する。たとえば、UE102は、WLAN信号のための適切な周波数を周期的に走査するように構成され得、WLAN信号を検出すると、UE102はまた、UE102が、WLAN信号を認証し、WLAN信号を受信することが可能であると決定し得る。UEはEPCに、WLAN信号が検出され、UEがWLANネットワーク150に接続したいと望むことを通知する。他の実施形態では、UE102は、WLAN信号を検出し、WLAN信号のための認証プロセスを始めるためにユーザから入力を受信し得る。
【0039】
[0046]次に、ステップ305において、コントローラ201は、他のラジオが第1のタイプの信号を受信し続ける間に第2のタイプの信号を受信するようにUE102中のラジオのうちの少なくとも1つを切り替える。
図2Bに関して上記で説明したように、少なくとも1つのラジオを切り替えることは、ラジオ内のフィルタの特性を変更すること(たとえば、一実施形態では周波数を変更すること)を含む。代替的に、または追加として、
図4および
図6中で以下でより詳細に説明するように、少なくとも1つのラジオを切り替えることは、WLAN信号がWWAN構成要素のうちのいくつかをバイパスすることを可能にする信号経路を作成するために1つまたは複数のスイッチをアクティブ化することを含み得る。
【0040】
[0047]
図4は、UE102において使用され得るトランシーバアセンブリ400の一例の概略図である。
図4は、ダイバーシティ合成を用いるFDD(周波数分割複信)キャリアアグリゲーショントランシーバの実装形態である。他の実施形態では、ダイバーシティ合成を用いるTDDキャリアアグリゲーショントランシーバは、第2の信号を送信/受信するように変更され得る。TDDキャリアアグリゲーショントランシーバ中のフィルタのうちの1つは、第2のタイプの信号に関連する周波数を受信するように制御され得、トランシーバ内の他の構成要素は、第1のタイプの信号または第2のタイプの信号のいずれかを処理するように構成され得る。
図4に、ダイバーシティ合成を用いて動作する合成WWANおよびWLANトランシーバアセンブリ400を示す。トランシーバアセンブリ400は、
図2Aおよび
図2Bに示したラジオなどの2つのラジオを有する。トランシーバアセンブリ400中の第1のラジオは、トランシーバ401Aおよび460Aの組合せである。トランシーバアセンブリ400中の第2のラジオは、トランシーバ401Bおよび460Bの組合せである。
図4に示すように、トランシーバ460Aおよびトランシーバ460Bは、ダイバーシティトランシーバとして使用される。たとえば、トランシーバ401Aは、1次トランシーバであり得、トランシーバ460Aは、ダイバーシティトランシーバであり得、トランシーバ401Aおよび460Aの両方は、1つのラジオを形成する。同様に、トランシーバ401Bは、1次トランシーバであり得、トランシーバ460Bは、ダイバーシティトランシーバであり得、トランシーバ401Bおよび460Bの両方は、1つのラジオを形成する。ダイバーシティ構成を与えるために使用されるアンテナまたはラジオは、同じ物理的なハウジング中にある、および/または同じロケーションの2つの別個であるが等しいアンテナを含み得る。ダイバーシティアンテナは、ラジオからおよび互いに物理的に分離され得、したがって、一方は、もう一方より遭遇するマルチパス伝搬効果が少なくなる。
【0041】
[0048]
図4では、図を簡略化するために、限定はしないが、AGC(自動利得制御)、A/D(アナログデジタル変換器)、D/A(デジタルアナログ変換器)、デジタルフィルタ、および様々な他の構成要素などの他の構成要素を図示していない。上述の構成要素および様々な他の構成要素は、トランシーバアセンブリの一部であり得る。たとえば、トランシーバの受信部分において、フィルタは、ミキサ/ローカル発振器に信号を出力するために接続される低雑音増幅器に信号を出力するために接続され得る。ミキサ/局部発振器は、信号をダウンコンバートし得、ベースバンドプロセッサに信号を出力するために接続される。同様に、トランシーバの送信部分において、ベースバンドプロセッサは、信号をアップコンバートするミキサ/ローカル発振器に信号を出力するために接続され得る。ミキサ/局部発振器は、フィルタに信号を出力するために接続される電力増幅器に信号を出力するために接続される。いくつかの実施形態では、WWAN信号とWLAN信号との両方を処理することが可能であるフロントエンド構成要素は、本明細書の
図2A、
図2B、
図4、
図6、
図8および
図10中で説明するトランシーバアセンブリの一部となるであろう。
【0042】
[0049]再び
図4を参照すると、トランシーバアセンブリ400は、電子的構成要素の中でも、トランシーバ401Aと、トランシーバ401Bと、ベースバンドプロセッサ450と、トランシーバ460Aと、トランシーバ460Bと、コントローラ410とを含む。トランシーバアセンブリ400は、図示していない複数の他の電気的構成要素を含み得る。上記で説明したように、トランシーバ401Aおよび460Aは、第1のラジオを構成し、一方、トランシーバ401Bおよび460Bは、第2のラジオを構成する。いくつかの実施形態では、各トランシーバ内の回路は同一である。しかしながら、他の実施形態では、トランシーバ401Aおよび460Bは、トランシーバ401Bおよび460Bによって受信される制御信号のセットと比較して、コントローラ410から制御信号の異なるセットを受信するように構成され得る。
【0043】
[0050]トランシーバ401Aおよび401Bの各々は、限定はしないが、アンテナ402Aおよび402C、WWAN/WLANスイッチ403Aおよび403C、デュプレクサ404Aおよび404C、TDDスイッチ405Aおよび405C、スイッチ406Aおよび406C、スイッチ407Aおよび407C、フィルタ408Aおよび408C、フィルタ409Aおよび409C、LNA(低雑音増幅器)410A、LNA410C、PA(電力増幅器)411A、PA411C、ミキサ/LO412A、ミキサ/LO412C、ミキサ/LO413Aならびにミキサ/LO413Cなどの複数の構成要素を備える。上記でより詳細に説明したように、トランシーバ401Aおよび401Bはまた、2つの異なるタイプの信号を扱うように構成された他の構成要素を含み得る。
【0044】
[0051]アンテナ402A、402B、402C、および402Dは、様々なタイプのワイヤレス信号を送信または受信するように構成される。アンテナ402A、402B、402C、および402Dは、それぞれ、信号経路441A、441B、441C、および441Dとの間で信号を送信または受信し得る。いくつかの実施形態では、アンテナ402A、402B、402C、および402Dは、WWAN信号およびWLAN信号を送信/受信するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ダイバーシティアンテナ402Bは、UE102内のアンテナ402Aから離れて好適な距離に配置されるかまたはそれから離れて分離され得る。同様に、いくつかの実施形態では、ダイバーシティアンテナ402Dは、UE102内のアンテナ402Cから離れて配置され得る。
【0045】
[0052]いくつかの実施形態では、WWAN/WLANスイッチ403A、403B、403C、および403Dは、単極双投スイッチであり得る。他の実施形態では、WWAN/WLANスイッチ403A、403B、403C、および403Dは、異なるタイプのスイッチまたはスイッチング機構であり得る。WWAN/WLANスイッチ403A、403B、403C、および403Dは、1つの極を2つのスローのうちのいずれか1つに接続する任意のタイプのスイッチング回路によって実装され得る。
図4中に示すように、スイッチごとに単一の極がそれのそれぞれのアンテナに接続され得る。各スイッチの第1のスローは、WWAN信号のためのデュプレクサ404A、404B、404Cおよび404Dに接続され得る。各スイッチの第2のスローは、WLAN信号のためのTDDスイッチ405A、405B、405C、および405Dに接続され得る。WWAN/WLANスイッチ403A、403B、403C、および403Dの各々は、それぞれの制御信号420Eまたは421Eのうちの1つによって制御され得る。コントローラ410が、WWAN/WLANスイッチ403Aおよび403Bに制御信号420Eを送ると、WWAN/WLANスイッチ403Aおよび403Bは、第1のスロー(たとえばデュプレクサ404A)から第2のスロー(たとえば、TDDスイッチ405A)に切り替わる。コントローラ410は、WWAN信号またはWLAN信号のいずれかを送信/受信するために関連するラジオのうちの1つを使用するために、WWAN/WLANスイッチ403Aおよび403BにまたはWWAN/WLANスイッチ403Cおよび403Dに信号を送り得る。
【0046】
[0053]WWAN/WLANスイッチ403Aは、信号経路441Aを介してアンテナ402Aから信号を送信または受信し得る。いくつかの実施形態では、制御信号420Eに応じて、WWAN/WLANスイッチ403Aは、WWAN信号またはWLAN信号のいずれかを送信または受信し得る。WWAN/WLANスイッチ403AがWWAN信号を受信するとき、信号は、信号経路438Aを介してデュプレクサ404Aに送信される。他の実施形態では、WWAN信号は、デュプレクサ404Aから信号経路438Aを通してWWAN/WLANスイッチ403Aに、そしてWWAN/WLANスイッチ403Aからアンテナ402Aに送信され得る。
【0047】
[0054]いくつかの実施形態では、制御信号420Eは、WLAN信号を受信または送信するようにWWAN/WLANスイッチ403Aを切り替える。WLAN信号は、信号経路441Aを介してアンテナ402Aとの間で送信または受信され得る。WLAN信号を受信した後に、スイッチWWAN/WLAN403Aは、TDDスイッチ405AにWLAN信号を送る。WLAN信号は、WLAN信号がTDDスイッチ405から受信された後にWWAN/WLANスイッチ403Aによって送信され得る。さらに、送信のためにWLAN信号を受信した後に、WWAN/WLANスイッチ403Aは、信号経路441Aを介してアンテナ402Aに信号を与える。
【0048】
[0055]デュプレクサ404Aは、WWAN信号を受信するためのスイッチ406Aに接続され、デュプレクサ404Aは、WWAN信号を送信するためのスイッチ407Aに接続される。デュプレクサ404Aは、信号経路437Aを通してスイッチ407Aから信号を受信し得、デュプレクサ404Aは、信号経路434Aを通してスイッチ406Aに信号を送り得る。デュプレクサ404Aと同様に、デュプレクサ404B、404C、および404Dは、それぞれ、スイッチ406B、406C、および406Dに接続され、デュプレクサ404B、404C、および404Dは、それぞれ、スイッチ407B、407C、および407Dに接続される。デュプレクサ404B、404C、および404Dは、それぞれ、信号経路434B、434C、および434Dを通してスイッチ406B、406C、および406Dに信号を送り得る。様々な実施形態では、1つまたは複数のトランシーバ401A、401B、460A、および460BがWWAN信号を送信または受信しているときに信号を送信または受信するために、1つまたは複数のデュプレクサ404A、404B、404Cおよび404Dが使用される。他の実施形態では、1つまたは複数のトランシーバ401A、401B、460A、および460BがWLAN信号を送信または受信しているときに信号を送信または受信するために、1つまたは複数のTDDスイッチ405A、405B、405C、および405Dが使用される。
【0049】
[0056]TDDスイッチ405A、405B、405C、および405Dは、時分割複信で動作し、したがって、アップリンクが、同じ周波数帯域中での異なるタイムスロットの割当てによってダウンリンクから分離される。いくつかの実施形態では、トランシーバ401A、401B、460A、および460BがWLAN信号を送信または受信するように構成されるとき、WLAN信号を処理するためにTDDスイッチ405A、405B、405C、および405Dが使用される。様々な実施形態では、TDDスイッチ405A、405B、405C、および405Dは、単極双投スイッチである。
【0050】
[0057]様々な実施形態では、スイッチ406Aは、単極双投スイッチであり得る。スイッチ406Aの極は、信号経路432Aを介してスイッチ406Aに接続されるフィルタ408Aに接続される。スイッチ406Aの第1のスローは、信号経路434Aを介してデュプレクサ404Aから接続される。スイッチ406Aの第2のスローは、信号経路438Aを介してTDDスイッチ405Aから接続される。スイッチ406Aは、コントローラ410から制御信号420Cを受信し得る。スイッチ406Bは、トランシーバ460A中の同様の構成要素にスイッチ406Aと同様の方法で接続され得る。たとえば、スイッチ406Bは、信号経路434Bおよび438B、制御信号経路420上で信号を受信し、信号経路432B上で信号を送信し得る。
【0051】
[0058]トランシーバ401Bのスイッチ406Cは、信号経路432Cを介してフィルタ408Cに1つまたは複数の信号を送り、コントローラ410から制御信号421Cを受信し得る。制御信号421Cは、スイッチ406Cが極にどのスローを接続するかを決定する。スイッチ406Cは、信号経路438Cおよび信号経路434C上で信号を受信し得る。同様に、スイッチ406Dは、信号434Dと制御信号421Cとを受信する。スイッチ406Dは、信号経路432Dを介してフィルタ408Dに信号を送る。またスイッチ406Dは、信号経路438Dを介してTDDスイッチ405Dから信号を受信する。制御信号421A、421B、421C、および421Dは、スイッチ406A、406B、406B、および406Dによって極に接続されるスローを決定する。
【0052】
[0059]様々な実施形態では、スイッチ407Aは、単極双投スイッチであり得る。スイッチ407Aの極は、信号経路433Aを介してスイッチ407Aに接続されるフィルタ409Aに接続される。スイッチ407Aの第1のスローは、信号経路437Aを介してデュプレクサ404Aに接続される。スイッチ407Aの第2のスローは、信号経路435Aを介してTDDスイッチ405Aに接続される。スイッチ407Aはまた、コントローラ410から制御信号420Dを受信し得る。スイッチ407Bは、トランシーバ460A中の同様の構成要素にスイッチ407Aと同様の方法で接続され得る。たとえば、スイッチ407Bは、信号経路433A、制御信号経路420D上で信号を受信し、信号経路435Bおよび437B上で信号を送信し得る。
【0053】
[0060]トランシーバ401Bのスイッチ407Cは、信号経路433Cを介してフィルタ409Cから信号を受信し、コントローラ410から制御信号421Dを受信し得る。スイッチ407Cは、信号経路437Cおよび信号経路435C上で信号を送り得る。同様に、スイッチ407Dは、信号433Dと制御信号421Dとを受信する。スイッチ407Dは、信号経路437Dを介してデュプレクサ404Dに、信号経路435Dを介してTDDスイッチ405Dに信号を送り得る。
【0054】
[0061]フィルタ408Aは、様々な中心周波数にあり、ある帯域幅をもつ信号を処理することを可能にするように構成された1つまたは複数のフィルタ(たとえば、複数のフィルタのバンク)を備え得る。様々な実施形態では、フィルタ408Aは、他の信号(たとえば、ジャミングまたは干渉信号)を除去し得る。フィルタ408Aは、信号経路432Aを介してスイッチ406Aから信号を受信し、制御信号420Aを受信し得る。フィルタ408Aは、受信された信号を処理し、ベースバンドプロセッサ450に対して信号経路430Aを介して信号を送り得る。上述のように、フィルタ408Aとベースバンドプロセッサ450との間に他の電気的構成要素があり得る。電気的構成要素は、ミキサ/LO412A、LNA410A、ダウンコンバータなどを含み得る。フィルタ408Aは、コントローラ410から制御信号420Aを受信し得る。制御信号420Aは、第1のタイプの信号を受信することから第2のタイプの信号を受信することを行うようにトランシーバ401Aを切り替えるために、フィルタ408A中のフィルタのバンク内のフィルタを選択し得る。制御信号420Aはまた、第2のタイプの信号が利用不可能であるかまたは検出されないとき、第1のタイプの信号を受信し処理することに切り替えて戻るようにフィルタ408Aを制御し得る。他の実施形態では、制御信号420Aは、フィルタ408Aの特性(中心周波数、帯域幅、振幅および位相応答など)を変更し得る。
【0055】
[0062]フィルタ409Aは、信号経路431A、ミキサ/LO413AおよびPA411Aを介してベースバンドプロセッサ450から信号を受信し得る。フィルタ409Aは、コントローラ410から制御信号420Bを受信し得る。制御信号420Bは、スイッチ407Aにフィルタ処理された信号を送るようにフィルタ409Aを構成し得る。フィルタ409Aは、複数のフィルタのバンクを備え得、制御信号は、フィルタ409A内のフィルタのうちの1つを選択し得る。フィルタ409Bは、信号431Bと制御信号420Bとを受信し得る。フィルタ409Bは、スイッチ407Bに信号経路433Bを介して送信されるべき信号を与え得る。フィルタ409Cは、信号431Cと制御信号421Bとを受信し得、それに応答して、スイッチ407Cに信号経路433Cを介して送信されるべき信号を与え得る。フィルタ409Cは、信号431Dと制御信号421Bとを受信し得る。フィルタ409Dは、スイッチ407Dに信号経路433Dを介して送信されるべき信号を与え得る。他の実施形態では、制御信号420Bは、フィルタ409Aの特性(中心周波数、帯域幅、振幅および位相応答など)を変更し得る。
【0056】
[0063]LNA410Aは、フィルタ408Aから信号を受信する。LNA410Aは、受信された信号を増幅する低雑音増幅器である。いくつかの実施形態では、LNA410Aは、トランシーバ401A中の他の構成要素からの信号に注入されていることがある雑音の効果を補償する。様々な実施形態では、LNA410Aは、異なるタイプの信号を受信し増幅するように構成され得る。たとえば、LNA410Aは、フィルタ408Aによってフィルタ処理された信号のタイプに基づいて、第1のタイプの信号(たとえば、WWAN)または第2のタイプの信号(たとえば、WLAN)を受信し得る。いくつかの実施形態では、フィルタ408Aからの信号は、どのタイプの信号が処理されているのかをLNA410Aに通知し得、LNA410Aは、受信されているそのタイプの信号を増幅するようにそれの増幅特性を調整し得る。様々な実施形態では、LNA410Aは、処理されている信号のタイプに関してLNA410Aに通知する、コントローラ410からの制御信号を受信し得る。LNA410B、LNA410C、およびLNA410Dはそれぞれ、それぞれ、フィルタ408B、408C、および408Dから信号を受信する。LNA410B、LNA410CおよびLNA410Dはそれぞれ、LNA410Aと同様の機能を実行する。様々な実施形態では、LNA410Bは、フィルタ408Bから信号を受信し、ミキサ/LO412Bに信号を送る。LNA410Cは、フィルタ408Cから信号を受信し、ミキサ/LO412Cに信号を送る。LNA410Dは、フィルタ408Dから信号を受信し、ミキサ/LO412Dに信号を送る。PA411Aは、ミキサ/LO413Aから信号を受信し得る。PA411Aは、ミキサ/LO413Aから受信された信号を増幅するために使用される低雑音増幅器であり得る。PA411Aは、フィルタ409Aに増幅された信号を送信する。様々な実施形態では、PA411Aは、異なるタイプの信号を受信し増幅するように構成され得る。たとえば、PA411Aは、ミキサ/LO413Aによって送られた信号のタイプに基づいて、第1のタイプの信号(たとえば、WWAN)または第2のタイプの信号(たとえば、WLAN)を受信し得る。いくつかの実施形態では、ミキサ/LO413Aからの信号は、どのタイプの信号が処理されているのかをPA411Aに通知し得、LNA411Aは、受信されたそのタイプの信号を増幅するようにそれの増幅特性を調整し得る。様々な実施形態では、PA411Aは、処理されている信号のタイプに関してPA411Aに通知する、コントローラ410からの制御信号を受信し得る。PA411B、PA411C、およびPA411Dはそれぞれ、それぞれ、ミキサ/LO413B、413C、および413Dから信号を受信する。PA411B、PA411CおよびPA411Dはそれぞれ、PA411Aと同様の機能を実行する。様々な実施形態では、PA411Bは、ミキサ/LO413Bから信号を受信し、フィルタ409Bに信号を送る。様々な実施形態では、LNA411Cは、ミキサ/LO413Cから信号を受信し、フィルタ409Cに信号を送る。様々な実施形態では、LNA411Dは、ミキサ/LO413Dから信号を受信し、フィルタ409Dに信号を送る。
【0057】
[0064]ミキサ/LO412Aは、LNA410AからのRF信号をダウンコンバートし、ベースバンドプロセッサ450にRF信号を送る。ミキサ/LO412Aは、以下で詳細に説明する(限定はしないが、デュアルモード動作などの)マルチモード動作のために構成され得る。ミキサデバイスは、異なる通信規格およびプロトコルに適応するように(動作モードを変更することによって)選択的に適応することができる。ミキサ/LO412Aは、LNA410Aからの出力を局部発振器(LO)からの出力と混合し、ダウンコンバートする。様々な実施形態では、制御信号420Aは、ミキサ/LO412Aに与えられ得る。コントローラ410からの制御信号は、ミキサ/LO412A内の適切なローカル発振周波数またはミキサ特性を選定し得る。ミキサ/LO412Aは、複数の異なるタイプの信号を混合し、複数の異なるタイプの信号をダウンコンバートするように構成され得る。たとえば、ミキサ/LO412Aは、特定の時間期間内にWWAN信号を処理し得る。別の時間期間中に、ミキサ/LO412Aは、WLAN信号を処理し得る。処理されている信号のタイプに関する決定は、トランシーバ401Aの動作可能なモードに依存し得る。ミキサ/LO412B、ミキサ/LO412C、およびミキサ/LO412Dは、ミキサ/LO412Aと同様の方法で動作し得る(すなわち、受信された信号を混合し、ダウンコンバートする)。いくつかの実施形態では、ミキサ/LO412Cおよびミキサ/LO412Dは、ミキサ/LO412Aおよびミキサ/LO412Bとは異なるタイプの信号を受信し得る。ミキサ/LO412Bは、LNA410Bからの信号をダウンコンバートし、ベースバンドプロセッサ450に信号を送り得る。ミキサ/LO412Cは、LNA410Cからの信号をダウンコンバートし、ベースバンドプロセッサ450に信号を送り得る。ミキサ/LO412Dは、LNA410Dからの信号をダウンコンバートし、ベースバンドプロセッサ450に信号を送り得る。
【0058】
[0065]ミキサ/LO413Aは、ベースバンドプロセッサ450からの信号をアップコンバートし、PA411Aにアップコンバートされた信号を送る。ミキサ/LO413Aは、以下で詳細に説明する(限定はしないが、デュアルモード動作などの)マルチモード動作のために構成され得る。ミキサ/LO413Aは、異なる通信規格およびプロトコル(たとえば、WWANまたはWLAN)に適応するように(動作モードを変更することによって)選択的に適応することができる。ミキサ/LO413Aは、ベースバンドプロセッサ450からの出力を局部発振器(LO)からの出力と混合し、アップコンバートする。様々な実施形態では、制御信号420Bは、ミキサ/LO413Aに与えられ得る。コントローラ410からの制御信号は、受信された信号を処理するためにミキサ/LO413A内の適切なローカル発振周波数またはミキサ特性を選定し得る。ミキサ/LO413Aは、複数の異なるタイプの信号を混合し、アップコンバートするように構成され得る。たとえば、ミキサ/LO413Aは、ある時間期間内にWWAN信号を処理し得る。別の時間期間中に、ミキサ/LO413Aは、WLAN信号を処理し得る。処理される信号のタイプの決定は、トランシーバ401Aの動作可能なモードに依存し得る。ミキサ/LO413B、ミキサ/LO413C、およびミキサ/LO413Dは、ミキサ/LO412Aと同様の方法で動作し得る。ミキサ/LO413Bは、ベースバンドプロセッサ450からの信号をアップコンバートし、PA411Bに信号を送り得る。ミキサ/LO413Cは、ベースバンドプロセッサ450からの信号をアップコンバートし、PA411Cに信号を送り得る。ミキサ/LO413Dは、ベースバンドプロセッサ450からの信号をアップコンバートし、PA411Dに信号を送り得る。
【0059】
[0066]コントローラ410は、信号経路422を介してベースバンドプロセッサ450との間で信号を送信および受信し得る。コントローラ410は、トランシーバ401A、401B、460A、および460Bの様々な構成要素を制御する制御信号420A、420B、420C、420D、420E、421A、421B、421C、421D、および421Eを与える。コントローラ410からの制御信号は、トランシーバが以前に受信していた第1のタイプの信号とは異なる第2のタイプの信号を受信するための少なくとも1つの信号経路を作成するようにトランシーバを制御する。
【0060】
[0067]ベースバンドプロセッサ450は、アナログ信号をデジタル信号に、デジタル信号をアナログ信号に変換し得る。ベースバンドプロセッサ450は、信号処理を実行するように構成され、信号生成、変調、符号化、周波数シフト、デジタルフィルタ処理、および信号送信などの無線制御機能を管理し得る。様々な実施形態では、ベースバンドプロセッサ450は、図面を簡略化するためにここでは図示しないIFFT(逆高速フーリエ変換)と、D/A(デジタルアナログ変換器)と、A/D(アナログデジタル変換器)とを含み得る。ベースバンドプロセッサ450は、
図4に示すように、信号経路422上でコントローラ410から信号を受信し、それぞれ、信号経路430A、430B、430C、および430Dを介してフィルタ408A、408B、408C、および408Dから信号を受信するように構成される。ベースバンドプロセッサ450は、信号経路431A、431B、431C、および431Dを使用してフィルタ409A、409B、409C、および409Dに信号を送るように構成される。いくつかの実施形態では、ベースバンドプロセッサ450は、WWAN信号および/またはWLAN信号の両方を受信し、処理するように構成される。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ450は、各トランシーバ401A、401B、460A、および460BからWWAN信号を送信/受信し得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ450は、トランシーバ401Bおよび460Bが第2のまたは異なるタイプの信号を送信/受信する間に、トランシーバ401Aおよび460Aから第1のタイプの信号を送信/受信し得る。例示的な実施形態では、第1のタイプの信号はWWAN信号であり、第2のタイプの信号はWLAN信号である。ベースバンドプロセッサ450は、両方のタイプの信号を同時に処理するように構成され得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ450は、トランシーバ401Bおよび460BがWLAN信号を送信/受信し得る間に、トランシーバ401Aおよび460Aとの間でWWAN信号を送信/受信し得る。様々な実施形態では、ベースバンドプロセッサ450は、コントローラ410から受信された入力に基づいてどの信号タイプを処理すべきかを決定し得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ450は、UE102がアクセス可能なWLAN信号を検出したので、ベースバンドプロセッサ450がWLAN信号を受信し処理すべきであるとの信号をUE102から受信し得る。ベースバンドプロセッサ450は、ベースバンドプロセッサ450との間でWLAN信号を送信/受信するようにトランシーバを制御するためにトランシーバのうちの少なくとも1つに制御信号を送るようにコントローラ410に通知するために信号経路422上で信号を送り得る。
【0061】
[0068]
図5は、
図4中のシステムによって実施され得るワイヤレス通信の方法のフローチャートである。他の実施形態では、
図5中の方法のフローチャートは、
図1〜
図2B中のシステムによって実施され得る。いくつかの実施形態では、ラジオは、トランシーバ401Bおよび460Bが第2のラジオを作る間に少なくとも2つのアンテナトランシーバ、すなわち、第1のラジオからのトランシーバ401Aおよび460Aから成り立ち得る。2つのトランシーバをもつラジオは、1つのトランシーバ(すなわち401Aまたは401B)を1次トランシーバとして使用し、他のトランシーバ(すなわち460Aまたは460B)をダイバーシティトランシーバとして使用し得る。ステップ501において、トランシーバ401Aおよび460A(第1のラジオ)は、第1のタイプのワイヤレス信号を受信し、トランシーバ401Bおよび460B(第2のラジオ)はまた、第1のタイプのワイヤレス信号を受信する。ベースバンドプロセッサ450は、ステップ503において、第1のラジオからの信号を第2のラジオからの信号とアグリゲートする。たとえば、ラジオおよびベースバンドプロセッサ450は、UE102が第1のラジオまたは第2のラジオのいずれかによって受信された帯域幅よりも大きい帯域幅を受信するようにキャリアアグリゲーションを実行するように構成され得る。
【0062】
[0069]特に、UE102がキャリアアグリゲーションモードにあるとき、トランシーバ401A、401B、460A、および460Bからの信号は、ベースバンドプロセッサ450によってアグリゲートされる。さらに、制御信号420A、420B、421A、および421Bにより、コントローラ410は、フィルタ408A〜408Dおよび409A〜409D中のフィルタのバンク内の適切なフィルタを選択することが可能になる。様々な実施形態では、フィルタ408A、408B、409Aおよび409Bの中心周波数は、互いに等しくなり得る。様々な実施形態では、フィルタ408C、408D、409C、および409Dの中心周波数は、互いに等しくなり得る。様々な実施形態では、各フィルタ408A〜408Dおよび409A〜409Dの帯域幅はまた、互いに等しくなり得る。
【0063】
[0070]キャリアアグリゲーションモードでは、コントローラからの制御信号により、トランシーバは、デュプレクサ404A〜404Dを使用することが可能になる。制御信号420Cは、スイッチ406Aがデュプレクサ404Aから信号を受信することを可能にするように構成され得る。制御信号420Dは、スイッチ407Aがデュプレクサ404Aに信号を送ることを可能にするように構成され得る。制御信号420Cは、スイッチ406Bがデュプレクサ404Bから信号を受信することを可能にするように構成され得る。制御信号420Dは、スイッチ407Bがデュプレクサ404Bに信号を送ることを可能にするように構成され得る。制御信号421Cは、スイッチ406Cがデュプレクサ404Cから信号を受信することを可能にするように構成され得る。制御信号421Dは、スイッチ407Cがデュプレクサ404Cに信号を送ることを可能にするように構成され得る。制御信号421Dは、スイッチ407Dがデュプレクサ404Dに信号を送ることを可能にするように構成され得る。制御信号420Eおよび421Eは、WWAN/WLANスイッチ403A〜403DがWWAN信号を送信および受信することを可能にするように設定される。
【0064】
[0071]次に、UE102は、UE102にとってアクセス可能である第2のタイプの信号を検出し得る。第2のタイプの信号を検出すると、ステップ505において、コントローラ410は、第2のタイプの信号(すなわちWLAN TDD)を受信するように第1のラジオ(すなわちトランシーバ401Aおよび460A)を構成するための第1の制御信号を生成し得る。コントローラ410は、デュプレクサ404A〜404Dをバイパスする信号経路を作成し得る。特に、制御信号420Aおよび420Bは、第2のタイプの信号を処理するフィルタ408A、408B、409A、409Bからフィルタを選択し得る。制御信号420Cおよび420Dは、TDDスイッチ405Aとの間で信号を送信および受信するようにスイッチ406A、406B、407Aおよび408Bを構成する。制御信号420Eは、WLAN信号を送信および受信するようにWWAN/WLANスイッチ403A〜403Bを構成する。
【0065】
[0072]次に、ステップ507において、コントローラ410は、第1のラジオが第2のタイプの信号を受信する間に第2のラジオが第1のタイプの信号を受信し続けるような第2の制御信号を生成する。ステップ507の制御信号は、第2のラジオに対するステップ503からの制御信号と同様であり得る。
【0066】
[0073]
図6に、ダイバーシティ選択を使用するトランシーバアセンブリ600の概略図を示す。トランシーバアセンブリ600は、トランシーバ601Aと、トランシーバ601Bと、コントローラ619Aと、コントローラ619Bと、ベースバンドプロセッサ650とを含む。
図4中のトランシーバアセンブリ400とは異なり、トランシーバアセンブリ600は、ダイバーシティ選択を実行し得る。特に、各トランシーバ601Aおよび601Bは、2つのアンテナを有し、トランシーバは、各アンテナから受信された信号品質に基づいてどのアンテナを使用すべきかを決定し得る。
図6は、ダイバーシティ合成を用いるFDD(周波数分割複信)キャリアアグリゲーショントランシーバの実装形態である。他の実施形態では、ダイバーシティ合成を用いるTDDキャリアアグリゲーショントランシーバは、第2の信号を受け入れるように変更され得る。TDDキャリアアグリゲーショントランシーバ中のフィルタのうちの1つは、第2のタイプの信号の周波数を受信するように制御され得る。
【0067】
[0074]トランシーバ601Aおよび601Bはそれぞれ、同様の方法で接続される同様の構成要素を有する。たとえば、トランシーバ601Aは、それぞれ、信号経路635Aおよび635Bによって各々がアンテナセレクタ603Aに接続される2つのアンテナ602Aおよび602Bを含む。様々な実施形態では、アンテナセレクタ603Aは、単極双投スイッチであり得る。アンテナセレクタ603Aは、アンテナから受信された信号品質に基づいて信号を受信または送信するためにアンテナ602Aまたは602Bのうちの1つを選択するように設計され得る。同様に、トランシーバ601Bは、信号経路635Cおよび635Dによって各々がアンテナセレクタ603Bに接続される2つのアンテナ602Cおよび602Dを含む。アンテナセレクタ603Bは、アンテナから受信された信号品質に基づいて信号を受信または送信するためにアンテナ602Cまたは602Dのうちの1つを選択するように設計され得る。様々な実施形態では、アンテナセレクタ603Aまたは603Bは、信号経路636Aまたは636Bを介してWWAN/WLANスイッチ604Aまたは604Bとの間で信号を送信または受信し得る。
【0068】
[0075]様々な実施形態では、WWAN/WLANスイッチ604Aは、コントローラ619Aから制御信号620Eを受信し得る。同様に、WWAN/WLANスイッチ604Bは、コントローラ619Aから制御信号621Eを受信し得る。WWAN/WLANスイッチ604Aおよび604Bの両方は、それぞれ、FDDデュプレクサ605Aおよび605Bとの間で信号を送信または受信し得る。FDDデュプレクサ605Aおよび605Bは、WWAN信号について周波数分割複信モードで動作し得る。WWAN/WLANスイッチ604Aおよび604Bは、TDDスイッチ606AまたはTDDスイッチ606Bの間で信号を送信または受信し得る。時分割複信スイッチ606Aおよび606Bは、WLAN信号を送信または受信し得る。制御信号620Eおよび621Eは、WWAN/WLANスイッチ604Aおよび604Bによって受信される信号のタイプを選定する。
【0069】
[0076]FDDデュプレクサ605Aは、WWAN/WLANスイッチ604Aとの間で信号を送信および受信する。FDDデュプレクサ605Bは、WWAN/WLANスイッチ604Bとの間で信号を送信および受信する。FDDデュプレクサ605Aは、スイッチ607Aに信号を送り、FDDデュプレクサ605Aは、スイッチ608Aから信号を受信する。FDDデュプレクサ605Bは、スイッチ607Bに信号を送り、FDDデュプレクサ605Bは、スイッチ608Bから信号を受信する。
【0070】
[0077]TDDスイッチ606Aは、WWAN/WLANスイッチ604Aとの間で信号を送信または受信する。TDDスイッチ606Aは、信号経路642Aを介してスイッチ608Aから信号を受信する。TDDスイッチ606Aは、信号経路641Aを介してスイッチ607Aに信号を送る。TDDスイッチ606Bは、WWAN/WLANスイッチ604Bとの間で信号を送信または受信する。TDDスイッチ606Bは、信号経路642Bを介してスイッチ608Bから信号を受信する。TDDスイッチ606Aは、信号経路641Bを介してスイッチ607Bに信号を送る。
【0071】
[0078]様々な実施形態では、スイッチ607Aは、単極双投スイッチであり得る。スイッチ607Aは、コントローラ619Aから制御信号620Cを受信する。スイッチ607Aは、信号経路634Aを介してFDDデュプレクサ605Aから、信号経路641Aを介してTDDスイッチ606Aから信号を受信する。スイッチ607Aは、フィルタ609Aに信号を送る。スイッチ607Aは、限定はしないが、WWAN信号などのFDD信号を受信するようにトランシーバが動作しているときにFDDデュプレクサ605Aからの信号を送るように構成される。スイッチ607Aは、限定はしないが、WLAN信号などのTDD信号を受信するようにトランシーバ601Aが構成されているときにTDDスイッチ606Aからの信号を送るように構成される。
【0072】
[0079]様々な実施形態では、スイッチ607Bは、単極双投スイッチであり得る。スイッチ607Bは、コントローラ619Bから制御信号621Cを受信する。スイッチ607Bは、信号経路634Bを介してFDDデュプレクサ605Bから、信号経路641Bを介してTDDスイッチ606Bから信号を受信する。スイッチ607Bは、フィルタ609Bに信号を送る。スイッチ607Bは、限定はしないが、WWAN信号などのFDD信号を受信するようにトランシーバが動作しているときにFDDデュプレクサ605Bからの信号を送るように構成される。スイッチ607Bは、限定はしないが、WLAN信号などのTDD信号を受信するようにトランシーバ601Bが構成されているときにTDDスイッチ606Bからの信号を受信するように構成される。
【0073】
[0080]様々な実施形態では、スイッチ608Aは、単極双投スイッチであり得る。スイッチ608Aは、コントローラ619Aから制御信号620Dを受信する。スイッチ607Aは、信号経路639Aを介してフィルタ610Aへの信号を受信する。スイッチ608Aは、信号経路640Aを介してFDDデュプレクサ605Aに、信号経路642Aを介してTDDスイッチ606Aに信号を送る。スイッチ608Aは、限定はしないが、WWAN信号などのFDD信号を送るようにトランシーバが動作しているときにFDDデュプレクサ605Aに信号を送るように構成される。スイッチ608Aは、限定はしないが、WLAN信号などのTDD信号を送るようにトランシーバ601Aが構成されているときにTDDスイッチ606Aに信号を送るように構成される。
【0074】
[0081]フィルタ609Aは、様々な中心周波数にあり、ある帯域幅をもつ信号を処理することを可能にするように構成された1つまたは複数のフィルタ(たとえば、複数のフィルタのバンク)を備え得る。様々な実施形態では、フィルタ609Aは、他の信号(たとえば、ジャミング信号)を除去し得る。フィルタ609Aは、信号経路633Aを介してスイッチ607Aから信号を受信し得、制御信号620Aを受信し得る。フィルタ609Aは、受信された信号を処理し、ベースバンドプロセッサ650に対して信号を送り得る。上述のように、フィルタ609Aとベースバンドプロセッサ650との間に他の電気的構成要素があり得る。電気的構成要素は、ミキサ、局部発振器、ダウンコンバータなどを含み得る。フィルタ609Aは、コントローラ619Aから制御信号620Aを受信し得る。制御信号620Aは、第1のタイプの信号を受信することから第2のタイプの信号を受信することを行うようにトランシーバ601Aを切り替えるために、フィルタ609Aに位置するフィルタのバンク内のフィルタを選択し得る。制御信号620Aはまた、第2のタイプの信号が利用不可能であるとき、第1のタイプの信号を受信し処理することに切り替えて戻るようにフィルタ609Aを制御し得る。様々な実施形態では、第1のタイプの信号はWWAN信号であり得、第2のタイプの信号はWLAN信号であり得る。
【0075】
[0082]フィルタ610Aは、様々な中心周波数にあり、ある帯域幅をもつ信号を処理することを可能にするように構成された1つまたは複数のフィルタ(たとえば、複数のフィルタのバンク)を備え得る。様々な実施形態では、フィルタ610Aは、他の信号(たとえば、ジャミング信号)を除去し得る。フィルタ610Aは、信号経路636Aを介してベースバンドプロセッサ650から信号を受信し得る。フィルタ610Aはまた、コントローラ619Aから制御信号620Bを受信し得る。フィルタ610Aは、信号経路639Aを介してスイッチ608Aに信号を送り得る。上述のように、フィルタ610Aとベースバンドプロセッサ650との間に他の電気的構成要素があり得る。電気的構成要素は、ミキサ、局部発振器、ダウンコンバータなどを含み得る。フィルタ610Aは、コントローラ619Aから制御信号620Bを受信し得る。制御信号620Bは、第1のタイプの信号を送ることから第2のタイプの信号を送ることを行うようにトランシーバ601Aを切り替えるために、フィルタ610Aに位置するフィルタのバンク内のフィルタを選択し得る。制御信号620Bはまた、第2のタイプの信号が利用不可能であるとき、第1のタイプの信号を受信し処理するようにフィルタ610Aを制御し得る。様々な実施形態では、第1のタイプの信号はWWAN信号であり得、第2のタイプの信号はWLAN信号であり得る。
【0076】
[0083]フィルタ609Bは、様々な中心周波数にあり、ある帯域幅をもつ信号を処理することを可能にするように構成された1つまたは複数のフィルタ(たとえば、複数のフィルタのバンク)を備え得る。様々な実施形態では、フィルタ609Bは、他の信号(たとえば、ジャミング信号)を除去し得る。フィルタ609Bは、信号経路633Bを介してスイッチ607Bから信号を受信し得、フィルタ609Bは、制御信号621Aを受信し得る。フィルタ609Bは、受信された信号を処理し、ベースバンドプロセッサ650に信号経路630B上で信号を送り得る。上述のように、フィルタ609Bとベースバンドプロセッサ650との間に他の電気的構成要素があり得る。電気的構成要素は、ミキサ、局部発振器、ダウンコンバータなどを含み得る。フィルタ609Bは、コントローラ619Bから制御信号621Aを受信し得る。制御信号621Aは、第1のタイプの信号を受信することから第2のタイプの信号を受信することを行うようにトランシーバ601Bを切り替えるために、フィルタ609Bに位置する複数のフィルタのバンク内のフィルタを選択し得る。制御信号621Aはまた、第2のタイプの信号が利用不可能であるとき、第1のタイプの信号を受信し処理するようにフィルタ609Bを制御し得る。様々な実施形態では、第1のタイプの信号はWWAN信号であり得、第2のタイプの信号はWLAN信号であり得る。
【0077】
[0084]フィルタ610Bは、様々な中心周波数にあり、ある帯域幅をもつ信号を処理することを可能にするように構成された1つまたは複数のフィルタ(たとえば、複数のフィルタのバンク)を備え得る。様々な実施形態では、フィルタ610Bは、他の信号(たとえば、ジャミング信号)を除去し得る。フィルタ610Bは、信号経路636Bを介してベースバンドプロセッサ650から信号を受信し得る。フィルタ610Bはまた、コントローラ619Bから制御信号621Bを受信し得る。フィルタ610Bは、信号経路639Bを介してスイッチ608Bに信号を送り得る。上述のように、フィルタ610Bとベースバンドプロセッサ650との間に他の電気的構成要素があり得る。電気的構成要素は、ミキサ、局部発振器、ダウンコンバータなどを含み得る。フィルタ610Bは、コントローラ619Bから制御信号621Bを受信し得る。制御信号621Bは、第1のタイプの信号を送ることから第2のタイプの信号を送ることを行うようにトランシーバ601Bを切り替えるために、フィルタ611Aに位置する複数のフィルタのバンク内のフィルタを選択し得る。制御信号621Bはまた、第2のタイプの信号が利用不可能であるとき、第1のタイプの信号を受信し処理するようにフィルタ610Bを制御し得る。様々な実施形態では、第1のタイプの信号はWWAN信号であり得、第2のタイプの信号はWLAN信号であり得る。
【0078】
[0085]ベースバンドプロセッサ650は、アナログ信号をデジタル信号に、デジタル信号をアナログ信号に変換し得る。ベースバンドプロセッサ650は、信号処理を実行するように構成され、信号生成、変調、符号化、ならびに周波数シフトおよび信号送信などの無線制御機能を管理し得る。様々な実施形態では、ベースバンドプロセッサ650は、図面を簡略化するためにここで図示していないIFFT(逆高速フーリエ変換)と、D/A(デジタルアナログ変換器)と、A/D(アナログデジタル変換器)とを含み得る。
図6に示すベースバンドプロセッサ650は、それぞれ、信号経路622Aおよび622B上でコントローラ619Aおよび619Bから信号を受信するように構成される。ベースバンドプロセッサ650はまた、ミキサ/LO613Aおよびミキサ/LO613Bから信号を受信し得る。ベースバンドプロセッサ650は、それぞれ、信号経路636Aおよび636Bを使用することによってミキサ/LO614Aおよびミキサ/LO614Bに信号を送るように構成される。いくつかの実施形態では、ベースバンドプロセッサ650は、WWAN信号とWLAN信号との両方を受信し、処理するように構成される。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ650は、各トランシーバ601Aおよび601BからWWAN信号を送信/受信し得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ650は、トランシーバ601Bが第2のタイプの信号を送信/受信する間に、トランシーバ601Aから第1のタイプの信号を送信/受信し得る。例示的な実施形態では、第1のタイプの信号はWWAN信号であり、第2のタイプの信号はWLAN信号である。ベースバンドプロセッサ650は、両方のタイプの信号を同時に処理するように構成され得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ650は、トランシーバ601BがWLAN信号を送信/受信し得る間に、トランシーバ601Aとの間でWWAN信号を送信/受信し得る。様々な実施形態では、ベースバンドプロセッサ650は、コントローラ619Aまたは619Bから受信された入力に基づいてどの信号タイプを処理すべきかを決定し得る。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ650は、UE102がアクセス可能なWLAN信号を検出したので、ベースバンドプロセッサ650が第2のタイプの信号を受信すべきであるとの信号をUE102またはコントローラ619Aおよび619Bから受信し得る。ベースバンドプロセッサ650は、WLAN信号を送信/受信するようにトランシーバを制御するためにトランシーバ601Aまたは601Bのうちの少なくとも1つに制御信号620A〜620Eまたは621A〜619Eを送るようにコントローラ619Aまたは619Bに通知するために信号経路622Aまたは622B上で信号を送り得る。
【0079】
[0086]コントローラ619Aは、信号経路622Aを介してベースバンドプロセッサ650との間で信号を送信および受信し得る。コントローラ619Aは、トランシーバ601Aの様々な構成要素を制御する制御信号620A、620B、620C、620D、および620Eを与える。コントローラ619Aからの制御信号は、トランシーバ601Aが以前に受信していた第1のタイプの信号とは異なる第2のタイプの信号を受信するための少なくとも1つの信号経路を作成するようにトランシーバを制御する。特に、制御信号620Aにより、コントローラは、フィルタ609Aを調整することが可能になる。制御信号620Bにより、コントローラは、フィルタ610Aを調整することが可能になる。制御信号620Cは、スイッチ607Aを変更し得る。たとえば、制御信号620Cは、FDDデュプレクサ605Aから信号を受信するようにスイッチ607Aを変更し得る。代替的に、制御信号620Cは、TDDスイッチ606Aから信号を受信し送信するようにスイッチ607Aを変更し得る。制御信号620Dは、FDDデュプレクサ605AにまたはTDDスイッチ606Aに信号を送るようにスイッチ608Aを変更し得る。制御信号620Eは、FDDデュプレクサ605Aとの間で信号を送信または受信するか、またはTDDスイッチ606Aとの間で信号を送信または受信するようにWWAN/WLANスイッチ604Aを変更し得る。
【0080】
[0087]コントローラ619Bは、信号経路622Bを介してベースバンドプロセッサ650との間で信号を送信および受信し得る。コントローラ619Bは、トランシーバ601Bの様々な構成要素を制御する制御信号621A、621B、621C、621D、および621Eを与える。コントローラ619Bからの制御信号は、トランシーバ601Bが以前に受信していた第1のタイプの信号とは異なる第2のタイプの信号を受信するための少なくとも1つの信号経路を作成するように設計されたトランシーバを制御する。特に、制御信号621Aにより、コントローラは、フィルタ609Bを調整することが可能になる。制御信号621Bにより、コントローラは、フィルタ610Bを調整することが可能になる。制御信号610Cは、FDDデュプレクサ605BまたはTDDスイッチ606Bのいずれかから信号を受信するようにスイッチ607Bを変更し得る。たとえば、制御信号621Cは、FDDデュプレクサ605Bから信号を受信するようにスイッチ607Bを変更し得る。代替的に、制御信号620Cは、TDDスイッチ606Bから信号を受信し送信するようにスイッチ607Bを変更し得る。制御信号620Dは、FDDデュプレクサ605BにまたはTDDスイッチ606Bに信号を送るようにスイッチ608Bを変更し得る。制御信号620Eは、FDDデュプレクサ605Aとの間で信号を送信または受信するか、またはTDDスイッチ606Bとの間で信号を送信/受信するようにWWAN/WLANスイッチ604Bを変更し得る。
【0081】
[0088]LNA611Aは、フィルタ609Aから信号を受信する。LNA611Aは、受信された信号を増幅する低雑音増幅器である。いくつかの実施形態では、LNA611Aは、トランシーバ601A中の他の構成要素からの信号に注入されていることがある雑音の効果を補償する。様々な実施形態では、LNA611Aは、異なるタイプの信号を受信し、異なるタイプの信号を増幅するように構成され得る。たとえば、LNA611Aは、フィルタ609Aによってフィルタ処理された信号のタイプに基づいて、第1のタイプの信号(たとえば、WWAN)または第2のタイプの信号(たとえば、WLAN)を受信し得る。いくつかの実施形態では、フィルタ609Aからの信号は、どのタイプの信号が処理されているのかをLNA611Aに通知し得、LNA611Aは、受信されているそのタイプの信号を増幅するようにそれの増幅特性を調整し得る。様々な実施形態では、LNA611Aは、処理されている信号のタイプに関してLNA611Aに通知する、コントローラ619Aからの制御信号を受信し得る。LNA611Bは、フィルタ609Bから信号を受信する。LNA611Bは、LNA611Aと同様の機能を実行する。様々な実施形態では、LNA611Bは、フィルタ609Bから信号を受信し、ミキサ/LO613Bに信号を送る。
【0082】
[0089]PA612Aは、フィルタミキサ/LO614Aから信号を受信し、フィルタ610Aに信号を送る。PA612Aは、受信された信号を増幅する電力増幅器である。いくつかの実施形態では、PA612Aは、トランシーバ601A中の他の構成要素からの信号に注入されていることがある雑音の効果を補償する。様々な実施形態では、PA612Aは、異なるタイプの信号を受信し、異なるタイプの信号を増幅するように構成され得る。たとえば、PA612Aは、フィルタ610Aによってフィルタ処理される信号のタイプに基づいて、第1のタイプの信号(たとえば、WWAN)または第2のタイプの信号(たとえば、WLAN)を受信し得る。いくつかの実施形態では、ミキサ/LO614Aからの信号は、どのタイプの信号が処理されているのかをPA612Aに通知し得、PA612Aは、受信されているそのタイプの信号を増幅するようにそれの増幅特性を調整し得る。様々な実施形態では、PA612Aは、処理されている信号のタイプに関してPA612Aに通知する、コントローラ619Aからの制御信号を受信し得る。PA612Bは、フィルタ610Bから信号を受信する。PA612Bは、PA612Aと同様の機能を実行する。様々な実施形態では、PA612Bは、ミキサ/LO614Bから信号を受信し、フィルタ610Bに信号を送る。
【0083】
[0090]ミキサ/LO613Aは、LNA611Aからの出力信号をダウンコンバートし、ベースバンドプロセッサ650に信号を送るように構成される。ミキサ/LO613Aは、以下で詳細に説明する(限定はしないが、デュアルモード動作などの)マルチモード動作のために構成され得る。ミキサ/LO613Aは、異なる通信規格およびプロトコルに適応するように(動作モードを変更することによって)選択的に適応することができる。ミキサ/LO613Aは、LNA611Aからの出力信号を局部発振器(LO)からの出力信号と混合し、ダウンコンバートする。様々な実施形態では、制御信号620Aは、ミキサ/LO613Aに与えられ得る。コントローラ619Aからの制御信号は、ミキサ/LO613A内の適切なローカル発振周波数またはミキサ特性を選定し得る。ミキサ/LO613Aは、複数の異なるタイプの信号を混合し、ダウンコンバートするように構成され得る。たとえば、ミキサ/LO613Aは、特定の時間期間内にWWAN信号を処理し得る。別の時間期間中に、ミキサ/LO613Aは、WLAN信号を処理し得る。処理されるべき信号のタイプの決定は、トランシーバの動作可能なモードに依存し得る。ミキサ/LO613Bは、ミキサ/LO613Aと同様の方法で動作し得る。ミキサ/LO613Bは、LNA611Bからの信号をダウンコンバートし、ベースバンドプロセッサ650に信号を送り得る。
【0084】
[0091]ミキサ/LO614Aは、ベースバンドプロセッサ650から受信された信号をアップコンバートする。ミキサ/LO614Aは、PA612Aにアップコンバートされた信号を送る。ミキサ/LO614Aは、以下で詳細に説明する(限定はしないが、デュアルモード動作などの)マルチモード動作のために構成され得る。ミキサデバイスは、異なる通信規格およびプロトコル(たとえば、WWANまたはWLAN)に適応するように(動作モードを変更することによって)選択的に適応することができる。ミキサ/LO614Aは、ベースバンドプロセッサ650からの出力を局部発振器(LO)からの出力と混合し、アップコンバートする。様々な実施形態では、制御信号620Bは、ミキサ/LO614Aに与えられ得る。コントローラ619Aからの制御信号は、ミキサ/LO614A内の適切なローカル発振周波数またはミキサ特性を選定し得る。ミキサ/LO614Aは、複数の異なるタイプの信号を混合するように構成され得る。たとえば、ミキサ/LO614Aは、ある時間期間にWWAN信号を処理し得る。別の時間期間中に、ミキサ/LO614Aは、WLAN信号を処理し得る。処理される信号のタイプに関する決定は、トランシーバの動作可能なモードに依存し得る。ミキサ/LO614Bは、ミキサ/LO614Aと同様の方法で動作し得る。ミキサ/LO614Bは、ベースバンドプロセッサ650からの信号をアップコンバートし、PA612Bに信号を送り得る。
【0085】
[0092]
図7は、
図6中のシステムによって実施され得るワイヤレス通信の方法700のフローチャートである。他の実施形態では、方法700のフローチャートは、
図1〜
図2Bおよび
図4中のシステムによって実施され得る。ステップ701において、トランシーバ601Aおよび601Bは、第1のトランシーバ601Aおよび第2のトランシーバ601Bから受信された第1のタイプのワイヤレス信号に対してキャリアアグリゲーションを実行し得る。次に、ステップ703において、UE102は、UE102にとってアクセス可能である第2のタイプの信号を検出し得る。
【0086】
[0093]次に、ステップ705において、ベースバンドプロセッサ650は、第1のトランシーバ601Aが第2のタイプの信号を受信および送信するための制御信号(すなわち、620A、620B、620C、620D、および620E)を生成するための信号を第1のコントローラ619Aに送り得る。制御信号620Aは、フィルタ609Aを変更して、第2のタイプの信号(たとえば、WLAN)の要件に準拠する中心周波数および帯域幅(たとえば、2.4GHzまたは5GHz)を有するフィルタのバンク中のフィルタを選択し得る。制御信号620Bはまた、フィルタ610A内にあるフィルタのバンクから同様に適切なフィルタを選択し得る。制御信号620Cは、TDDスイッチ606Aから信号を受信するようにスイッチ607Aを変更し得る。制御信号620Dは、TDDスイッチ606Aに信号を送るようにスイッチ608Aを変更し得る。制御信号620Eは、TDDスイッチ606Aとの間で信号を送信および受信するようにWWAN/WLANスイッチ604Aを切り替え得る。
【0087】
[0094]ステップ707において、ベースバンドプロセッサ650は、第2のトランシーバ601Bが第1のタイプの信号を送信および受信し続けるための制御信号(たとえば、621A、621B、621C、621D、および621E)を生成するための信号を第2のコントローラ619Bに送る。制御信号621Aにより、フィルタ609Bは、第1のタイプの信号(たとえば、WWAN)の要件に準拠する中心周波数および帯域幅を有するフィルタのバンク中のフィルタを選択することが可能になり得る。制御信号621Bはまた、フィルタ610B内にあるフィルタのバンクから適切なフィルタを選択し得る。制御信号621Cは、FDDデュプレクサ605Bから信号を受信するようにスイッチ607Bを構成し得る。制御信号621Dは、FDDデュプレクサ605Bに信号を送るようにスイッチ608Bを構成し得る。制御信号620Eは、FDDデュプレクサ605Bとの間で信号を送信および受信するようにWWAN/WLANスイッチ604Bを構成し得る。
【0088】
[0095]上記で説明した例では、
図4および
図6中のシステムは、周波数分割複信(FDD)でのWWAN信号と、時分割複信(TDD)でのWLAN信号とを受信する。受信されるWWAN信号が、TDDである場合、
図4または
図6からのコントローラがフィルタの周波数の変更を行い得、
図4および
図6に追加されている様々なスイッチを含めないように回路が簡略化され得る。たとえば、
図4では、スイッチ406A〜406D、405A〜405D、407A〜407Dおよびデュプレクサ406A〜406Dならびに関係する回路が除去され得る。
図4では、フィルタは、TDD WWAN信号とTDD WLAN信号との間を切り替えるように調整され得る。
図6では、スイッチ607A〜607B、608A〜608B、606A〜606B、およびデュプレクサ605A〜605Bが、除去され得るか、または必要とされ得ない。
【0089】
[0096]様々な実施形態では、
図3、
図5、および
図7のフローチャート中のアルゴリズムのステップの各々は、1つのモジュールによって実行され得、本装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
【0090】
[0097]開示されたプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は並べ替えられ得ることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは組み合わされるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0091】
[0098]以上の説明は、本明細書で説明された様々な態様を当業者が実施することを可能にするために与えられた。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
【0092】
[0099]開示されたプロセスのステップの特定の順序または階層は例示的な手法の例であることが理解される。設計の選好に基づいて、プロセス中のステップの具体的な順序または階層は、本開示の範囲内に留まりながら再配置され得ることが理解される。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0093】
[0100]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0094】
[0101]さらに、本明細書で開示する実装形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、有形媒体上で実施されるコンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、概してそれらの機能に関して上記で説明した。そのような機能性が、有形媒体上で実施されるハードウェアまたはソフトウェアのどちらとして実施されるのかは、特定の応用例と、システム全体に課せられる設計制約とに依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0095】
[0102]本明細書で開示する実装形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0096】
[0103]本明細書で開示された実装形態に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはそれら2つの組合せで具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末において個別構成要素として存在し得る。
【0097】
[0104]1つまたは複数の例示的な実装形態では、説明する機能は、有形媒体上で実施されるハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェア、あるいはそれらの任意の組合せで実施され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の入手可能な媒体であり得る。限定でなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形式で搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、他の任意の媒体を備え得る。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu−Ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0098】
[0105]開示した実装形態の以上の説明は、当業者が本開示を製作または使用することができるようにするために提供したものである。これらの実装形態の様々な変更形態は、当業者には容易に明らかになるものであり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した実装形態に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与られるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のためのモバイルデバイスであって、
第1の信号タイプの2つの信号をアグリゲートするように構成された2つ以上のトランシーバを有するキャリアアグリゲーションラジオを備え、
他のトランシーバのうちの少なくとも1つのトランシーバが、前記第1の信号タイプを受信し続ける間に、前記トランシーバのうちの少なくとも1つのトランシーバが、第2の信号タイプを受信するようにさらに構成された、
モバイルデバイス。
[C2]
前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバが前記第2の信号タイプを受信することを可能にするために前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバ内のフィルタ特性を調整するように構成されたトランシーバコントローラをさらに備える、C1に記載のモバイルデバイス。
[C3]
前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバが前記第2の信号タイプを受信することを可能にするために前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバ中のフィルタを切り替えるように構成されたトランシーバコントローラをさらに備える、C1に記載のモバイルデバイス。
[C4]
前記少なくとも1つのトランシーバによって受信されている信号のタイプを検出するように構成されたベースバンドプロセッサをさらに備え、
ここにおいて、前記ベースバンドプロセッサは、前記トランシーバが前記第1の信号タイプを受信しているのかまたは前記第2の信号タイプを受信しているのかに基づいて別様に信号を処理するように構成される、
C2に記載のモバイルデバイス。
[C5]
前記トランシーバコントローラが、前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバ中での前記フィルタ特性の前記変更に関してベースバンドプロセッサに通知し、ここにおいて、前記フィルタ特性が、中心周波数である、C2に記載のモバイルデバイス。
[C6]
前記第1の信号タイプがWWAN信号であり、前記第2の信号タイプがWLAN信号である、C1に記載のモバイルデバイス。
[C7]
FDDデュプレクサをバイパスする信号経路を作成するために前記少なくとも1つのトランシーバの複数の単極双投スイッチに制御信号を送信するように構成されたコントローラをさらに備える、C1に記載のモバイルデバイス。
[C8]
前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバが、FDDデュプレクサをバイパスするために信号経路を作成する複数の単極双投スイッチを含む、C1に記載のモバイルデバイス。
[C9]
ワイヤレス通信のための方法であって、
第1のトランシーバによって第1のタイプの信号を受信することと、
第2のトランシーバによって第1のタイプの信号を受信することと、
前記第1のトランシーバによって受信された前記信号と前記第2のトランシーバによって受信された前記信号とをキャリアアグリゲートすることと、
第2のタイプの信号を検出することと、
前記第2のトランシーバが前記第1のタイプの信号を受信し続ける間に、前記第2のタイプの信号を受信するように前記第1のトランシーバを切り替えることと
を備える方法。
[C10]
前記第1のトランシーバと前記第2のトランシーバとが、キャリアアグリゲーション中にWWAN信号を受信するように構成された、C9に記載の方法。
[C11]
前記第1のタイプの信号がWWAN信号であり、前記第2のタイプの信号がWLAN信号である、C9に記載の方法。
[C12]
前記切り替えることが、前記第1のトランシーバに接続されたコントローラによって実行され、前記方法が、
少なくとも1つのFDDデュプレクサをバイパスするために前記第1のトランシーバに制御信号を送ることをさらに備える、C9に記載の方法。
[C13]
前記第1のトランシーバが前記第2のタイプの信号を受信することを可能にするために前記第1のトランシーバ内のフィルタの特性を調整することをさらに備える、C9に記載の方法。
[C14]
前記少なくとも1つのトランシーバが前記第2の信号タイプを処理することを可能にするために、フィルタ周波数を調整することと、前記トランシーバのうちの前記少なくとも1つのトランシーバ内の単極双投スイッチのうちの少なくとも1つをアクティブ化することとを行うように構成されたトランシーバコントローラをさらに備える、C9に記載の方法。
[C15]
前記トランシーバコントローラが、処理されている信号に基づいて異なる制御信号を与えるように構成された、C14に記載の方法。
[C16]
第2のタイプの信号を処理するために前記第1のトランシーバ内に信号経路を作成するように少なくとも1つの制御信号を変更するように構成されたトランシーバコントローラをさらに備える、C9に記載の方法。
[C17]
ワイヤレス通信のための装置であって、
第1のトランシーバと第2のトランシーバとによって受信された第1の信号タイプの2つの信号をキャリアアグリゲートするための手段と、
第2の信号タイプを検出すると、前記第1のトランシーバによって、第2の信号タイプを受信するための手段と
を備える装置。
[C18]
前記第2の信号タイプに基づいて第1のトランシーバ内のフィルタの特性を変更するための手段をさらに備える、C17に記載の装置。
[C19]
前記第2の信号タイプを検出するための手段をさらに備える、C17に記載の装置。
[C20]
前記第2のトランシーバが第1のタイプの信号を受信し続ける間に、第2のタイプの信号を受信するように前記第1のトランシーバを変更するための第1の制御信号を生成するための手段をさらに備える、C17に記載の装置。