特許第6571081号(P6571081)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6571081ネットワーク通信のためのチャネルの識別
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6571081
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】ネットワーク通信のためのチャネルの識別
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/02 20090101AFI20190826BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20190826BHJP
【FI】
   H04W72/02
   H04W72/04 134
【請求項の数】15
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2016-536417(P2016-536417)
(86)(22)【出願日】2014年8月20日
(65)【公表番号】特表2016-534633(P2016-534633A)
(43)【公表日】2016年11月4日
(86)【国際出願番号】US2014051929
(87)【国際公開番号】WO2015026970
(87)【国際公開日】20150226
【審査請求日】2017年7月25日
(31)【優先権主張番号】61/869,534
(32)【優先日】2013年8月23日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/186,734
(32)【優先日】2014年2月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100194814
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 元宏
(72)【発明者】
【氏名】ジュ、シャン−デ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ナンシ
(72)【発明者】
【氏名】リー、グレゴリー・ロバート
【審査官】 三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−270968(JP,A)
【文献】 cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification,3GPP2 C.S0024-B,2009年 9月,Version 3.0,p.391-399
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
拡張音声データ最適化(EVDO)セッションのためにデフォルトのアイドル状態プロトコルを使用することによって特徴づけられる、ワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信することと、
前記チャネルのリストから少なくとも1つのサポートされていないチャネルを取り除くために前記ネットワークとネゴシエートすることなく前記チャネルのリストから前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成することと、
前記ネットワークとの通信を確立するために前記チャネルのサブセットリストからチャネルを識別することと
を備える、方法。
【請求項2】
アクセス端末が前記チャネルのリストにリストされている1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することと、
前記アクセス端末がサポートしない前記1つ以上のチャネルを前記チャネルのリストから取り除くことと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アクセス端末のハードウェアが前記1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルの各々が前記ネットワークとの前記通信を確立することについての考慮から除外されるというインジケーションを記憶することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルの除去の結果として、前記チャネルのサブセットリストにリストされているチャネルの量を計算することと、
前記チャネルのサブセットリストを生成した後に、前記チャネルのサブセットリスト内にインデックスを生成するためにハッシュアルゴリズムを実行することとをさらに備え、
前記チャネルの量は、前記ハッシュアルゴリズムのための入力パラメータである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワークの基地局とのEVDOセッションネゴシエーションを行なうことをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ネットワークの前記基地局との前記EVDOセッションネゴシエーションは、前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルの除去後に行なわれる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
拡張音声データ最適化(EVDO)セッションのためにデフォルトのアイドル状態プロトコルを使用することによって特徴づけられる、ワイヤレス通信のために構成された装置であって、
ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信するための手段と、
前記チャネルのリストから少なくとも1つのサポートされていないチャネルを取り除くために前記ネットワークとネゴシエートすることなく前記チャネルのリストから前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成するための手段と、
前記ネットワークとの通信を確立するために前記チャネルのサブセットリストからチャネルを識別するための手段と
を備える、装置。
【請求項9】
前記装置が前記チャネルのリストにリストされている1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するための手段をさらに備え、
前記生成するための手段は、前記装置がサポートしない前記1つ以上のチャネルを前記チャネルのリストから取り除くように構成される、請求項に記載の装置。
【請求項10】
前記生成するための手段は、前記装置のハードウェアが前記1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するように構成される、請求項に記載の装置。
【請求項11】
記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルの各々が前記ネットワークとの前記通信を確立することについての考慮から除外されるというインジケーションを記憶するための手段をさらに備える、請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルの除去の結果として、前記チャネルのサブセットリストにリストされているチャネルの量を計算するための手段をさらに備え、
前記チャネルを識別するための前記手段は、前記チャネルのサブセットリストを前記生成した後に、前記チャネルのサブセットリスト内にインデックスを生成するためにハッシュアルゴリズムを実行するように構成され、
前記チャネルの量は、前記ハッシュアルゴリズムのための入力パラメータである、請求項に記載の装置。
【請求項13】
前記ネットワークの基地局とのEVDOセッションネゴシエーションを行なうための手段をさらに備える、請求項に記載の装置。
【請求項14】
前記ネットワークの前記基地局との前記EVDOセッションネゴシエーションは、前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのサポートされていないチャネルの除去後に行なわれる、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
命令を備えるコンピュータ読み取り可能記憶デバイスであって、
命令がプロセッサによって実行されるときに、請求項1ないし7のうちのいずれかにしたがう方法を前記プロセッサに実行させる、コンピュータ読み取り可能記憶デバイス。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
[0001] 本願は、2013年8月23日付けに米国特許商標庁に出願された仮特許出願番号第61/869,534、および、2014年2月21日付けに米国特許商標庁に出願された非仮特許出願番号第14/186,734の優先権および利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
[0002] 以下に説明される技術は、一般的には、ワイヤレス通信に関し、より具体的には、ワイヤレス通信ネットワークにおいてチャネルを識別することに関するが、これに限定されるものではない。技術の実現は、信頼できるユーザ経験および電力リソースの効率的使用のために(例えば、ローミングシナリオ中の)効率的なチャネル獲得を提供することができる。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、映像、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト、等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、ワイヤレス通信を容易にするように適応された様々なタイプのアクセス端末(例えば、モバイルデバイス)によってアクセスされ得、ここで、複数のアクセス端末は、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有する。
【0004】
[0004] システムまたはチャネル獲得は、モバイルデバイスがワイヤレスネットワークとの通信リンクまたはチャネルを確立するために使用し得るプロセスである。チャネル獲得を行なうには、モバイルデバイスは、それが使用することができる利用可能なチャネルを最初に見つける必要がある。これは、利用可能なチャネルのリストを含むオーバーヘッドメッセージを受信し、利用可能なチャネルを選択することによって達成されることができる。
【0005】
[0005] モバイルブロードバンドアクセスの需要が増加し続けるにつれて、モバイルブロードバンドアクセスの高まる需要を満たすためだけではなく、モバイル通信のユーザ経験を促進および向上させるために、研究開発は技術を促進し続けている。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 以下は、そのような態様の基本的な理解を提供するために、本開示の1つ以上の態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、本開示の企図されるすべての特徴の広範な概観ではなく、本開示のすべての態様のキーまたは重要なエレメントを特定するようにも、本開示の任意またはすべての態様の範囲を叙述するようにも意図されない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への前置きとして、簡略化された形式で本開示の1つ以上の態様のいくつかの概念を提示することである。
【0007】
[0007] 本開示の様々な態様は、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストに基づいて、ネットワークとの通信のためのチャネルを識別することを提供する。リストを受信するアクセス端末のような装置は、装置によってサポートされていないリスト内のチャネルを自律的(autonomously)に取り除く。例えば、低コストの装置は、単に、ネットワークにおいて動作中のチャネルのいくつかをサポートする制限されたハードウェア構成を有し得る。装置は、取り除かれたチャネルを除いて、チャネルのリストからネットワークとの通信のためのチャネルを識別する。このような方法で、たとえネットワークが装置によってサポートされていない1つ以上のチャネルを利用することができても、装置は、それがネットワークを獲得するであろう尤度(likelihood)を増やすことができる。
【0008】
[0008] 例えば、一態様において、本開示は、アクセス端末において動作可能なワイヤレス通信の方法を提供する。方法は、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信することと、チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くためにネットワークとネゴシエートすることなくチャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成することと、ネットワークとの通信を確立するためにチャネルのサブセットリストからチャネルを識別することとを含む。
【0009】
[0009] 本開示の別の態様は、少なくとも1つの処理回路と、少なくとも1つの処理回路に結合されたメモリと、少なくとも1つの処理回路に結合された通信インターフェースとを含む、ワイヤレス通信のために構成された装置を提供する。少なくとも1つの処理回路は、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信することと、チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くためにネットワークとネゴシエートすることなくチャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成することと、ネットワークとの通信を確立するためにチャネルのサブセットリストからチャネルを識別することとを行なうように構成される。
【0010】
[0010] 本開示の別の態様は、ワイヤレス通信のために構成された装置を提供する。装置は、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信するための手段と、チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くためにネットワークとネゴシエートすることなくチャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成するための手段と、ネットワークとの通信を確立するためにチャネルのサブセットリストからチャネルを識別するための手段とを含む。
【0011】
[0011] 本開示の別の態様は、通信デバイスに、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信することと、チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くためにネットワークとネゴシエートすることなくチャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成することと、ネットワークとの通信を確立するためにチャネルのサブセットリストからチャネルを識別することとを行なわせるためのコードを備えるコンピュータ可読記憶媒体を備える製品を提供する。
【0012】
[0012] 本開示のこれらの態様および他の態様は、以下に続く詳細な説明を検討することにより、完全に理解されることになる。本開示の他の態様、特徴、および実施形態は、添付図面とともに、本開示の具体的な、例示的な実施形態の以下の説明を検討すれば、当業者には明らかになるであろう。本発明の特徴は、以下のある特定の実施形態および図面に関連して説明され得るが、本開示のすべての実施形態は、本明細書において説明される有利な特徴の1つ以上を含むことができる。言い換えれば、1つ以上の実施形態は、ある特定の有利な特徴を有するものとして説明され得るが、そのような特徴の1つ以上もまた、本明細書において説明される開示の様々な実施形態に従って使用され得る。同様の方法で、例示的な実施形態は、デバイス、システム、または方法の実施形態として以下に説明され得るが、そのような実例的な実施形態が、様々なデバイス、システム、および方法で実現されることができることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】[0013] 図1は、本開示の1つ以上の態様がアプリケーションを見つけ得るネットワーク環境の例を示すブロック図である。
図2】[0014] 図2は、アクセス端末によって実現され得るプロトコルスタックアーキテクチャの例を示すブロック図である。
図3】[0015] 図3は、アクセス端末がアクセスネットワークと通信するためのチャネルを識別するように構成されるネットワーク環境の例を示すブロック図である。
図4】[0016] 図4は、本開示のいくつかの態様に従ってアクセス端末とネットワークとの間のワイヤレス通信の方法を示すフローチャートである。
図5】[0017] 図5は、少なくとも1つの例に従ってアクセス端末の選択コンポーネントを示すブロック図である。
図6】[0018] 図6は、本開示のいくつかの態様に従ってネットワークとの通信のためのチャネルを識別する方法を示すフローチャートである。
図7】[0019] 図7は、本開示のいくつかの態様に従ってネットワークとの通信のためのチャネルを識別する方法の更なる態様を示すフローチャートである。
図8】[0020] 図8は、本開示のいくつかの態様に従ってネットワークとの通信のためのチャネルを識別する方法の更なる態様を示すフローチャートである。
図9】[0021] 図9は、本開示のいくつかの態様に従ってアクセス端末とネットワークとの間のワイヤレス通信の方法を示すフローチャートである。
図10】[0022] 図10は、通信ネットワークにおいてアクセス端末と通信する基地局の例を示すブロック図である。
【詳細な説明】
【0014】
[0023] 添付図面に関連して以下に述べられる説明は、様々な構成の説明として意図されたものであり、本明細書において説明される概念および特徴が実施され得る唯一の構成を表すように意図したものではない。以下の説明は、様々な概念の十分な理解を提供するために、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることは、当業者には明らかであろう。いくつかの例では、周知の回路、構造、技法およびコンポーネントが、説明される概念および特徴を曖昧にすることを避けるために、ブロック図形式で示される。
【0015】
[0024] 本開示全体を通して提示される様々な概念は、幅広く様々なワイヤレス通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実現され得る。議論のある特定の態様は、符号分割多元接続(CDMA)および第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2(登録商標))1xプロトコルおよびシステムについて以下に説明され、関連用語が以下の説明の大部分で見つけられ得る。しかしながら、当業者は、本開示の1つ以上の態様が1つ以上の他のワイヤレス通信プロトコルおよびシステムで用いられ、それらに含まれ得ることを認識するであろう。
【0016】
[0025] 図1は、本開示の1つ以上の態様がアプリケーションを見つけ得るネットワーク環境の例を示すブロック図である。ワイヤレス通信システム100は、概して、(例えば、モバイル交換局/ビジタロケーションレジスタ(MSC/VLR)を介して)公衆交換電話網(PSTN)への、および/または(例えば、パケットデータ交換ノード(PDSN)を介して)インターネットプロトコル(IP)ネットワークへの、アクセスを提供する、コアネットワーク108、1つ以上の基地局コントローラ(BSC)106、1つ以上のアクセス端末(AT)104、および1つ以上の基地局102を含む。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信することができる。各変調された信号は、CDMA信号、時分割多元接続(TDMA)信号、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号、等であり得る。各変調された信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、パイロット信号)、オーバヘッド情報、データ、等を搬送し得る。
【0017】
[0026] 基地局102は、基地局アンテナ介してアクセス端末104とワイヤレスで通信することができる。基地局102は、それぞれ、概して、無線通信システム100への(1つ以上のアクセス端末の)ワイヤレス接続性を容易にするように適応される装置として実現され得る。基地局102は、当業者によって、アクセスポイント、基地トランシーバ局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、ベーシックサービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、フェムトセル、ピコセル、および/または何らかの他の適切な用語でも称され得る。
【0018】
[0027] 基地局102は、複数のキャリアを介して基地局コントローラ106の制御の下でアクセス端末104と通信するように構成される。基地局102の各々は、それぞれの地理的エリアのための通信カバレッジを提供することができる。ここでの各基地局102のためのカバレッジエリア110は、セル110−a、110−b、または110−cと特定される。基地局102のためのカバレッジエリア110は、(図示されていないが、カバレッジエリアの一部のみを構成する)セクタに分けられ得る。セクタに分けられたカバレッジエリア110において、カバレッジエリア110内の複数のセクタは、セルの一部で1つ以上のアクセス端末104との通信に関与する各アンテナを有するアンテナのグループによって形成されることができる。
【0019】
[0028] 1つ以上のアクセス端末104は、カバレッジエリア110の全体にわたって散在し得、それぞれの基地局102に関連付けられた1つ以上のセクタとワイヤレスで通信し得る。アクセス端末104は、概して、ワイヤレス信号を通じて1つ以上の他のデバイスと通信する1つ以上のデバイスを含み得る。そのようなアクセス端末104は、当業者によって、ユーザ機器(UE)、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語でも称され得る。アクセス端末104は、モバイル端末および/または少なくとも実質上固定端末を含み得る。アクセス端末104の例は、モバイルフォン、ページャ、ワイヤレスモデム、パーソナルデジタルアシスタント、パーソナルインフォメーションマネジャ(PIMs)、パーソナルメディアプレイヤ、パームトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、テレビ、電化製品(appliance)、電子ブックリーダ(e-reader)、デジタルビデオレコーダ(DVRs)、マシンツーマシン(machine-to-machine:M2M)デバイス、エンターテイメントデバイス、センサ、ワイヤレス電化製品、および/または、少なくとも部分的に、ワイヤレスまたはセルラネットワークを通じて通信する他の通信/コンピューティングデバイスを含む。
【0020】
[0029] アクセス端末104は、ワイヤレス通信システム100(例えば、基地局102)の1つ以上のネットワークノードとアクセス端末104との間でデータを通信するためのプロトコルスタックアーキテクチャを用いるように適応され得る。プロトコルスタックは、概して、レイヤがそれらの数字表示(numeric designation)順に表されている通信プロトコルのためのレイヤードアーキテクチャ(layered architecture)の概念モデルを含み、ここで、転送されたデータは、それらの表示順に、各レイヤによって実質的に処理される。図により、「スタック(stack)」は典型的に、基地において最も低い数字表示を有するレイヤによって、垂直に示される。図2は、アクセス端末104によって実現され得るプロトコルスタックアーキテクチャの例を示すブロック図である。図1および図2を参照すると、アクセス端末104のためのプロトコルスタックアーキテクチャが、一般に3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1(L1)、レイヤ2(L2)、およびレイヤ3(L3)を含むことが示されている。
【0021】
[0030] レイヤ1 202は、最下位のレイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実現する。レイヤ1 202は、本明細書では物理レイヤ202とも称される。この物理レイヤ202は、アクセス端末104と基地局102との間の無線信号の送信と受信を提供する。
【0022】
[0031] レイヤ2(または「L2レイヤ」)204と呼ばれるデータリンクレイヤは、物理レイヤ202の上に位置し、レイヤ3によって生成されたシグナリングメッセージの配信に関与している。L2レイヤ204は、物理レイヤ202によって提供されたサービスを使用する。L2レイヤ204は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ206、およびリンクアクセス制御(LAC)サブレイヤ208の2つのサブレイヤを含み得る。
[0032] MACサブレイヤ206は、L2レイヤ204の下位サブレイヤである。MACサブレイヤ206は、媒体アクセスプロトコルを実現し、物理レイヤ202によって提供されたサービスを使用することで上位レイヤに関連付けられたプロトコルデータユニットのトランスポートに関与している。MACサブレイヤ206は、上位レイヤから共有エアインターフェースへのデータのアクセスを管理し得る。MACサブレイヤ206はまた、無線リンクプロトコル(RLP)機能、多重化機能、およびQoS機能を含み得る、またはそれらとインターフェースをとり得る。
【0023】
[0033] LACサブレイヤ208は、L2レイヤ204の上位サブレイヤである。LACサブレイヤ208は、レイヤ3において生成されたシグナリングメッセージの配信および正確なトランスポートを提供するデータリンクプロトコルを実現する。LACサブレイヤ208は、下位レイヤ(例えば、レイヤ1およびMACサブレイヤ)によって提供されたサービスを使用する。
【0024】
[0034] 上位レイヤまたはL3レイヤとも称され得る、レイヤ3 210は、基地局102とアクセス端末104との間の通信プロトコルのタイミングおよびセマンティクス(semantics)に従って、シグナリングメッセージを生じさせる、および終了させる。L3レイヤ210は、L2レイヤによって提供されたサービスを使用する。情報(例えば、音声サービス、データサービス、およびシグナリング)メッセージはまた、L3レイヤ210に通される。
システム/チャネル獲得
[0035] システムまたはチャネル獲得は、アクセス端末がアクセスネットワークとの通信チャネルを確立するために利用し得る標準プロセスである。チャネル獲得を行なうには、アクセス端末は、アクセス端末がアクセスネットワークと通信するために使用することができる利用可能なチャネルを最初に見つける必要がある。
【0025】
[0036] 参照により本明細書に組み込まれている、3GPP2 C.S0024−B v3.0(2009年9月)は、cdma2000高レートパケットデータエアインターフェースの仕様書であり、拡張音声データ最適化(EVDO:Evolved Voice-Data Optimized)エアインターフェースのある特定の態様を定義する。この仕様書によると、アクセスネットワークから送信されるある特定のオーバーヘッドメッセージ(すなわち、セクタパラメータ(SP)メッセージ)は、アクセスネットワーク上で動作中のCDMAチャネルのリストを通知する。アクセス端末がアクセスネットワークからSPメッセージを受信した場合、アクセス端末は、概して、SPメッセージ上で提供されたチャネルのリストからCDMAチャネルを選択し、それに応じて選択されたCDMAチャネルに同調する(tunes to)。SPメッセージに示されているように2つ以上のチャネルが利用可能な場合、アクセス端末は、SPメッセージに提供されたチャネルリストに対するインデックスを計算するためにCDMAチャネル選択アルゴリズム(例えば、ハッシュ関数)を利用する。基本的には、このハッシュ関数を利用することで、アクセスネットワークは、異なるチャネルに様々なアクセス端末を分配することができ、それにより、すべてのアクセス端末が同じチャネルになることはない。
【0026】
[0037] 従来のシステムでは、アクセス端末およびアクセスネットワークは、同じハッシュアルゴリズムを独立して実行し、それにより、それらは同じチャネルを選択する。3GPP2規格によると、異なるハッシュアルゴリズムは、アクセス端末およびアクセスネットワークによって使用されるアイドル状態プロトコルのサブタイプ(Idle State Protocol subtype)に依存するアクセス端末およびアクセスネットワークによって実行されることができる。アクセス端末およびアクセスネットワークがデフォルトのアイドル状態プロトコル以外のサブタイプとネゴシエートする場合、アクセス端末およびアクセスネットワークは、ハッシングする前にSPメッセージにリストされているサポートされていないチャネルを取り除くであろう。しかしながら、アクセス端末およびアクセスネットワークがデフォルトのアイドル状態プロトコルを使用する場合、アクセス端末およびアクセスネットワークの両方が、SPメッセージにリストされているすべてのチャネル上でハッシュ関数を実行する。
【0027】
[0038] アクセス端末のいくつかのハードウェア実現は、限られた数のチャネルまたは帯域クラス(EVDOにおいて、なお、帯域クラスは、チャネルのグループである)をサポートするように構成される。例えば、低コストのアクセス端末は、単に、1つ特定の帯域クラスをサポートするように構成され得る。しかしながら、アクセスネットワークは、SPメッセージにおけるいくつかの帯域からチャネルをリストし得る。例えば、3GPP2は、20以上の帯域クラスを定義する。
【0028】
[0039] さらに、アクセスネットワークとEVDOセッションを確立していないアクセス端末は、デフォルト設定によりデフォルトのアイドル状態プロトコルを使用する。そのため、いくつかのシナリオでは、アクセス端末は、それがサポートしないチャネルを選択する可能性がある(すなわち、ハッシュアルゴリズムは、サポートされていないチャネルに対してハッシュする可能性がある)。こういう場合、アクセス端末は、たとえサポートされたチャネルがそのエリアで利用可能であったとしても、EVDOサービスを受信することができない可能性がある。
【0029】
[0040] 一例として、アクセス端末がBandClass(BC)0のみをサポートすると仮定する。このアクセス端末がSectorParameters(SP)メッセージにリストされているBC0とBC1チャネルの両方を持ってセクタに入る場合、アクセス端末は、BC1チャネルに対してハッシュし得、それに応じて、アクセス端末はBC1チャネルをサポートするハードウェアを欠いているため、アクセス端末はネットワークを獲得するのに失敗するであろう。アクセス端末がBC1チャネルに同調するのに失敗した後、アクセス端末が再獲得することができるBC0チャネルが他にない場合、上記の手順を繰り返し、アクセス端末はサービスを獲得するのに繰り返し失敗する可能性がある。
【0030】
[0041] 本開示の態様によると、チャネル選択を行なう(例えば、ハッシュアルゴリズムを実行する)前に、アクセス端末は、(例えば、SPメッセージで特定された)受信されたチャネルリストから1つ以上のサポートされていないチャネルを自律的に取り除くことができる。例えば、アクセス端末がまだネットワークとEVDOセッションをネゴシエートしていなかった場合、アクセス端末は、サポートされていないチャネル(単数または複数)を自律的に取り除くことができる。このような方法で、チャネル選択は、サポートされたチャネルをアクセス端末が選択する結果になり、それにより、ネットワークとの通信を可能にする。
【0031】
[0042] 図3は、本開示の態様に従ってアクセス端末304およびアクセスネットワーク302(例えば、基地局)のための機能およびシグナリングのハイレベルな例を示す。アクセスネットワーク302は、アクセスネットワーク302において現在動作中の各チャネルをリストするチャネルリスト306を維持する。アクセスネットワーク302はまた、チャネルリストを含むメッセージ308をブロードキャストする。
【0032】
[0043] アクセス端末304は、受信されたチャネルリストからサポートされていないチャネルを取り除き、アクセス端末304によってサポートされているチャネルをリストする、サポートされたチャネルリスト312(例えば、チャネルリスト306のサブセット)を記憶するチャネル除去機能310を含む。アクセス端末はまた、アクセスネットワーク302との通信322を開始するために、サポートされたチャネルリスト312から、アクセス端末304によって使用されるであろうチャネル316を選択するチャネル選択機能314(例えば、ハッシュアルゴリズムの実行)を含む。
【0033】
[0044] 例えば、受信されたSPメッセージで特定されたチャネルのリストからサポートされていないチャネルを取り除いた後にハッシュアルゴリズムを実行することによって、アクセス端末304は、チャネルのリストからサポートされたチャネルを選択することができる。アクセス端末は、その後、この選択されたチャネルを利用して、アクセスネットワーク302とEVDOセッションをネゴシエートし得る。
【0034】
[0045] 同様に、アクセスネットワーク302は、アクセスネットワーク302との通信322を開始するために、チャネルリスト306から、アクセス端末304によって使用されると予測されるチャネル320を選択するチャネル選択機能318(例えば、ハッシュアルゴリズムの実行)を含む。前述の通り、アクセス端末304およびアクセスネットワーク302は、それぞれ、同じ結果に到達させようとして同じハッシュアルゴリズムを独立して実行する。よって、アクセス端末304によって1つ以上のサポートされていないチャネルの自律的除去の副作用として、ハッシュ結果は、セッションネゴシエーションの前にアクセス端末304とアクセスネットワーク302との間で異なり得る。しかしながら、アクセスネットワーク302は、概して、EVDOセッションネゴシエーションの前にアクセス端末304をページしようとしない。よって、上記のように、サポートされたチャネルを選択した後、アクセス端末304は、選択されたチャネルを利用してアクセスネットワーク302と通信し、EVDOセッションをネゴシエートし得る。
【0035】
[0046] 非デフォルトのアイドル状態プロトコルのサブタイプ(例えば、拡張アイドル状態プロトコル)がEVDOセッションのためにネゴシエートされた場合、アクセス端末304およびアクセスネットワーク304は、両方ともサポートされていないチャネルを取り除き、最終的に同じハッシュされたチャネルを選択し得る。デフォルトのアイドル状態プロトコルがセッションネゴシエーション中にネゴシエートされ、サポートされていないチャネルがハッシュアルゴリズムにより選択された場合、アクセス端末は、セッションネゴシエーションの後にシステムを依然として失う(lose)可能性がある。しかしながら、この結果は、3GPP2規格に準拠している。
【0036】
[0047] 有利なことに、本明細書において教示されるように受信されたチャネルのリストからサポートされていないチャネルを取り除くことによって、アクセス端末は、特定のアクセスネットワークからサービスを取得する可能性が高くなるであろう。そのようなスキームは、特にローミングシナリオでは、アクセス端末がサポートされたチャネルに対してのみハッシュすることを可能にすることで大きな利点をもたらし、それにより、アクセスネットワークと拡張アイドル状態プロトコルをネゴシエートする機会を得ることができる。さらに、そのようなスキームは、アクセス端末の消費電力を削減することができる。概して、アクセス端末は、そうすることでそれが成功するまでネットワークを獲得することを断続的に試みるだろう。そのため、ネットワークを獲得していないアクセス端末は、ネットワークを獲得しようと繰り返し試みるため、比較的大量の電力を消費する可能性がある。本明細書において教示されるように受信されたチャネルのリストからサポートされていないチャネルを取り除くことによって、アクセス端末は、それのネットワークを獲得する機会を増加させる。そのため、アクセス端末は、IDLEモードでより多くの時間を費やすことができ、それにより、それの消費電力を削減することができる。
【0037】
[0048] 図4は、本開示の態様に従って例示的なプロセス400を示すフローチャートである。いくつかの例において、プロセス400は、アクセス端末104(例えば、アクセス端末304)によって実現され得る。別の例では、プロセス400は、本明細書において説明される機能を行なうための任意の適切な装置または手段によって実現され得る。
【0038】
[0049] ブロック402において、アクセス端末は、1つ以上のオーバーヘッドメッセージを受信し得る。例えば、アクセス端末は、ネットワーク上で動作中のCDMAチャネルのリストを通知するセクタパラメータ(SP)メッセージを受信し得る。ここで、アクセス端末は、受信されたチャネルのリストをメモリに記憶し得る。
【0039】
[0050] ブロック404において、アクセス端末は、受信されたオーバーヘッドメッセージにリストされているチャネルのいずれかがサポートされていないかどうかを決定し得る。例えば、アクセス端末は、限られたセットのチャネルおよび/または帯域クラスのみをサポートするように構成され得、それに応じて、リストされたチャネルのうちのいずれか1つまたは複数がサポートされたチャネルのリスト内にないかどうかを決定するために、受信されたリスト内のチャネルのリストを、サポートされたチャネルのリストと比較し得る。
【0040】
[0051] 受信されたリスト内の1つ以上のチャネルがサポートされていない場合、ブロック406において、アクセス端末は、チャネルのリストから1つ以上のサポートされていないチャネルを取り除き得る。例えば、受信されたチャネルのリストがメモリに記憶された場合、メモリ内のリストは、サポートされていないチャネルを含まないように更新され得る。別の例では、SPメッセージにおいて受信されたチャネルのリストからのサポートされたチャネルのみを含む、第2のリストが生成され得る。よって、いくつかの態様において、ブロック406の動作は、アクセス端末によってサポートされていないチャネルを除外するチャネルのサブセットリストを生成することを伴う。
【0041】
[0052] ブロック408において、アクセス端末は、アクセス端末によってサポートされていないチャネルを除外するチャネルリストを利用して、チャネルを選択するためのハッシュアルゴリズムを実行し得る。ハッシュアルゴリズムを実行することの結果として、アクセス端末は、チャネルを選択し得、ブロック410において、アクセス端末は選択されたチャネルを利用してEVDOセッションをネゴシエートし得る。
【0042】
[0053] ブロック410におけるセッションネゴシエーション時に、アクセスネットワークは、アクセス端末によって現在使用されているアイドル状態プロトコルのサブタイプを知らされるようになり得る。よって、アクセス端末およびアクセスネットワークの両方が、同一のハッシュアルゴリズムを実行(run)(実行(execute))し得、それにより、これらノード間の後続の通信に使用される共通のチャネルについて合意する(agree on)。
【0043】
[0054] 図5は、本開示の1つ以上の態様に従って構成された例示的な装置500(例えば、アクセス端末104)の図である。装置500は、通信インターフェース(例えば、少なくとも1つのトランシーバ)502、記憶媒体504、ユーザインターフェース506、メモリ508、および処理回路510を含む。これらコンポーネントは、シグナリングバスまたは他の適切なコンポーネントを介して、互いに結合されることができる、および/または、互いに電気的通信状態に置かれることができる。具体的には、通信インターフェース502、記憶媒体504、ユーザインターフェース506、およびメモリ508の各々は、処理回路510に結合される、および/または、処理回路510と電気的通信状態に置かれる。
【0044】
[0055] 通信インターフェース502は、装置500のワイヤレス通信を容易にするように適応され得る。例えば、通信インターフェース502は、ネットワークにおける1つ以上の通信デバイスに関する情報の通信を双方向に容易にするように適応された回路および/またはプログラミングを含み得る。通信インターフェース502は、ワイヤレス通信システム内でワイヤレス通信のための1つ以上のアンテナ512に結合され得る。通信インターフェース502は、1つ以上の独立型受信機および/または送信機、並びに1つ以上のトランシーバで構成されることができる。示される例において、通信インターフェース502は、送信機514および受信機516を含む。
【0045】
[0056] メモリ508は、1つ以上のメモリデバイスを表し得る。示したように、メモリ508は、装置500によって使用される他の情報と共にサポートされたチャネルリスト518を記憶し得る。いくつかの実現において、メモリ508および記憶媒体504は、共通のメモリコンポーネントとして実現される。メモリ508はまた、処理回路510または装置500の何らかの他のコンポーネントによって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
【0046】
[0057] 記憶媒体504は、プロセッサ実行可能なコードまたは命令(例えば、ソフトウェア、ファームウェア)、電子データ、データベース、または他のデジタル情報のような、プログラミングを記憶するための1つ以上のコンピュータ可読、機械可読、および/またはプロセッサ可読装置を表し得る。記憶媒体504はまた、プログラミングを実行するときに、処理回路510によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。記憶媒体504は、携帯または固定の記憶装置、光学記憶装置、およびプログラミングを記憶すること、含むこと、または搬送することが可能な様々な他の媒体を含む、汎用または専用プロセッサによってアクセスされることができる任意の利用可能なメディアであり得る。
【0047】
[0058] 限定ではないが例として、記憶媒体504は、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光学ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能なPROM(EPROM)、電気的に消去可能なPROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、リムーバブルディスクを含む記憶デバイス、または、コンピュータあるいは通信デバイスによってアクセスおよび読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な記憶デバイスを備え得る。記憶媒体504は、製品(例えば、コンピュータプログラム製品)に具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内のコンピュータ可読媒体を含み得る。よって、いくつかの実現において、記憶媒体は、非一時的な(例えば、有形の)記憶媒体であり得る。
【0048】
[0059] あるいは、いくつかの実現において、コンピュータ可読媒体は、例として、コンピュータによってアクセスおよび読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を送信するための、搬送波、伝送回線、および任意の他の適切な媒体を含み得る。
【0049】
[0060] 記憶媒体504は、処理回路510が記憶媒体504から情報を読み取り、記憶媒体406に情報を書き込むことができるように処理回路510に結合され得る。すなわち、記憶媒体504が処理回路510によって少なくともアクセス可能であるように、記憶媒体504は処理回路510に結合されることができ、それは、少なくとも1つの記憶媒体が処理回路510に一体化される例、および/または少なくとも1つの記憶媒体が処理回路510から分離される例(例えば、装置500に内在、装置500の外部、複数のエンティティにわたって分配される)を含む。
【0050】
[0061] 記憶媒体504によって記憶されるプログラミングは、処理回路510によって実行されると、処理回路510に、本明細書において説明される様々な機能および/または処理ステップのうちの1つ以上を行なわせる。例えば、記憶媒体504は、処理回路510の1つ以上のハードウェアブロックでの動作を調整するために、並びにそれらのそれぞれの通信プロトコルを利用するワイヤレス通信のための通信インターフェース502を利用するように、構成された動作を含み得る。
【0051】
[0062] 処理回路510は、概して、記憶媒体504で記憶されたそのようなプログラミングの実行を含む処理のために適応される。本明細書において使用されるように、「プログラミング」または「コード」という用語は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれ以外で称されようと、限定ではなく、命令、命令のセット、データ、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、手順、関数、プログラミング、等を含むように幅広く解釈されるべきである。
【0052】
[0063] 処理回路510は、データを取得、処理、および/または送信し、データアクセスおよびデータ記憶を制御し、コマンドを発行し、他の所望の動作を制御するように配置される。処理回路510は、少なくとも1つの例において、適切な媒体によって提供される所望のプログラミングを実現するように構成された回路を含み得る。例えば、処理回路510は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のコントローラ、および/または実行可能なプログラミングを実行するように構成された他の構造として実現され得る。処理回路510の例は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理コンポーネント、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、本明細書において説明される機能を行なうように設計されたこれらの任意の組み合わせを含み得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、並びに任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンを含み得る。処理回路510はまた、DSPとマクロプロセッサ、多数のマイクロプロセッサ、DSPコアに連結した1つ以上のマイクロプロセッサ、ASICとマイクロプロセッサ、の組み合わせのようなコンピューティングコンポーネントの組み合わせ、または任意の他の多くの多様な構成として実現され得る。処理回路510のこれらの例は、例示のためものであり、本開示の範囲内の他の適切な構成もまた、考慮される。
【0053】
[0064] 本開示の1つ以上の態様によると、処理回路510は、本明細書において説明される任意のまたはすべての装置のための任意またはすべての特徴、処理、機能、ステップ、および/またはルーチンを行なうように適応され得る。本明細書において使用されるように、処理回路510に関連する「適応される」という用語は、処理回路510が、本明細書において説明される様々な特徴に従って特定のプロセス、機能、ステップ、および/またはルーチンを行なうように、構成、採用、実現、および/またはプログラミングのうちの1つ以上が行なわれることを指し得る。
【0054】
[0065] 装置500の少なくとも1つの例によると、処理回路510は、メッセージを受信するためのモジュール520と、チャネルのサブセットリストを生成するためのモジュール522と、チャネルを識別するためのモジュール524と、アクセス端末(AT)が1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するためのモジュール526と、チャネルの量を計算するためのモジュール528とを含み得る。
【0055】
[0066] メッセージを受信するためのモジュール520は、例えば、チャネルのリストを備えるメッセージを受信することに関するいくつかの機能を行なうように適応された回路および/またはプログラミングを含み得る。これら機能のうちの1つは、別のコンポーネントからの特定のデータの転送を引き起こすこと(invoking)を伴う。例えば、装置500の受信機516は、アクセスポイントからのブロードキャスト信号に対してモニタリングを行ない、ブロードキャスト信号で符号化されたメッセージを導出するためにブロードキャスト信号を復号するように構成され得る。これら機能のもう1つは、転送されたデータを獲得することを伴う。例えば、メッセージを受信するためのモジュール520は、受信機516からチャネルのリストを備えるメッセージを受信し得る。これら機能のもう1つは、処理回路の別のコンポーネントまたは装置500の何らかの他のコンポーネントによってアクセスのためのデータを記憶することを伴う。例えば、メッセージを受信するためのモジュール520は、メモリ508内の特定のメモリ位置に以前の機能で獲得されたメッセージを記憶し得る。いくつかの実現において、上記プログラミングは、記憶媒体504に記憶されたメッセージを受信するためのモジュール530を備える。
【0056】
[0067] チャネルのサブセットリストを生成するためのモジュール522は、例えば、チャネルのリストからチャネルエントリを取り除くことによってチャネルのサブセットリストを生成することに関するいくつかの機能を行なうように適応された回路および/またはプログラミングを含み得る。これら機能のうちの1つは、チャネルのリストを獲得することを伴う。例えば、少なくとも1つのチャネルを取り除くためのモジュール522は、メッセージを受信するためのモジュール520がメモリ508に記憶したチャネルのリストを検索し得る。これら機能のもう1つは、どのチャネルがリストに存在すべきでないかを示す情報を獲得することを伴う。いくつかの実現において、アクセス端末は、アクセス端末によってサポートされていないチャネルをリストから取り除く。例えば、低コストのアクセス端末は、単に、ネットワークにおいて動作中のチャネルのいくつかをサポートするだけの制限されたハードウェア構成を有し得る。従って、サポートされているチャネルのリストおよび/またはサポートされていないチャネルのリストは、メモリ508に、または何らかの他の方法で、記憶されることができる。よって、少なくとも1つのチャネルを取り除くためのモジュール522は、どのチャネルが装置500によって使用されるチャネルリストに存在すべきでないかを識別するために、そのようなリストを検索することができる。これら機能のもう1つは、いずれかの(any)チャネルを取り除くかどうかを決定するためにリストを評価することを伴う。例えば、受信されたチャネルのリストは、チャネルのリストから取り除かれるべきチャネルを識別するために(以前の機能で説明されているような)サポートされているチャネルのリストと比較されることができる。これら機能のもう1つは、チャネルリストのサブセットを生成するために、本来のチャネルリストから必要に応じてチャネルを取り除くことを伴う。リストからチャネルを取り除くという行為は、例えば、リストからチャネルエントリを取り除くこと、チャネルが考慮(consideration)から取り除かれたことを示すパラメータを設定すること、または取り除かれたチャネルを含まない新しいリストを生成することを伴うことができる。いくつかの実現において、上記プログラミングは、記憶媒体504に記憶されたチャネルのサブセットリストを生成するためのモジュール532を備える。
【0057】
[0068] チャネルを識別するためのモジュール524は、例えば、予期されるチャネルのサブセットリストから通信のために使用されるチャネルを識別することに関するいくつかの機能を行なうように適応された回路および/またはプログラミングを含み得る。これら機能のうちの1つは、チャネルのサブセットリストを獲得することを伴う。例えば、リストを受信すると、アクセス端末は、特定のメモリ位置にリストを記憶し得る。よって、チャネルを識別するためのモジュール524は、このリストを特定のメモリ位置から検索することができる。これら機能のもう1つは、アルゴリズムのための入力パラメータを獲得することを伴う。例えば、上記の3GPP2 C.S0024−B v3.0で特定されたチャネル選択のハッシュアルゴリズムは、次のような3つの入力パラメータを用いることができる:キー(例えば、アクセス端末識別子)、減相関パラメータ(de-correlation parameter)、およびチャネルが選択される表中のチャネル数。これらパラメータの各々は、特定のメモリ位置に記憶され得る。よって、チャネルを識別するためのモジュール524は、これらパラメータを特定のメモリ位置から検索することができる。これら機能のもう1つは、チャネルを識別するように動作するアルゴリズムを呼び出すこと(invoking)を伴う。例えば、以前の機能で獲得された入力パラメータに基づいてリストからチャネルを選択するハッシュアルゴリズムが呼び出され得る。そのようなハッシュアルゴリズムの一例は、上記の3GPP2 C.S0024−B v3.0において特定される。これら機能のもう1つは、識別されたチャネルのインジケーションを出力することを伴う。例えば、上記のハッシュアルゴリズムによって識別されたチャネルの識別子は、特定のメモリ位置に記憶され得る、または別の機能にパスされ得る。いくつかの実現において、上記プログラミングは、記憶媒体504に記憶されたチャネルを識別するためのモジュール534を備える。
【0058】
[0069] さらに、ATが1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するためのモジュール526は、例えば、ATによってサポートされていないチャネルを識別することに関するいくつかの機能を行なうように適応された回路および/またはプログラミングを含み得る。これら機能の1つは、ATによってサポートされていないチャネルについての決定がなされるというインジケーションを受信することを伴う。例えば、上記のチャネルリストを獲得する機能は、ATによってサポートされていないチャネルがあるかどうかを決定するためにインジケーション(例えば、関数呼び出し(a function call))を生成し得る。これら機能のもう1つは、どのチャネルがATによってサポートされているか、および/またはどのチャネルがATによってサポートされていないかを示す情報を獲得することを伴う。例えば、低コストのアクセス端末は、単に、ネットワークにおいて動作中のチャネルのいくつかをサポートする制限されたハードウェア構成を有し得る。従って、サポートされているチャネルのリストおよび/またはサポートされていないチャネルのリストは、メモリ508に、または何らかの他の方法で、記憶されることができる。よって、ATが1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するためのモジュール526は、どのチャネルが装置500によってサポートされているか、またはサポートされていないかを識別するために、そのようなリストを検索することができる。これら機能のもう1つは、ATによってサポートされていない1つ以上のチャネルのインジケーションを出力することを伴う。例えば、上記のインジケーションは、特定のメモリ位置に記憶され得る、または別の機能にパスされ得る。いくつかの実現において、上記プログラミングは、(記憶媒体504に記憶された)ATが1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するためのモジュール536を備える。
【0059】
[0070] また、チャネルの量を計算するためのモジュール528は、例えば、どれほどのチャネルがチャネルのリストにリストされているかを決定することに関するいくつかの機能を行なうように適応された回路および/またはプログラミングを含み得る。これら機能のうちの1つは、チャネルリストを獲得することを伴う。例えば、リストを受信すると、アクセス端末は、特定のメモリ位置にリストを記憶し得る。よって、チャネルの量を計算するためのモジュール528は、このリストを特定のメモリ位置から検索することができる。これら機能のもう1つは、どれほどのチャネルがチャネルリストにリストされているのかを決定するようにリスト上で動作するアルゴリズムを行なうことを伴う。例えば、リスト内の各チャネルエントリは、エントリ番号によって示され得る。この場合、どれほどのチャネルエントリがリストにあるのかを決定することは、最高エントリ番号(the highest entry number)を決定することを伴い得る。これら機能のもう1つは、チャネルリストにリストされているチャネルの数のインジケーションを出力することを伴う。例えば、以前の機能で決定されたチャネルの数を示す番号は、特定のメモリ位置に記憶されることができる。いくつかの実現において、上記プログラミングは、記憶媒体504に記憶されたチャネルの量を計算するためのモジュール538を備える。
【0060】
[0071] 上記のように、記憶媒体504によって記憶されるプログラミングは、処理回路510によって実行されると、処理回路510に、本明細書において説明される様々な機能および/または処理ステップのうちの1つ以上を行なわせる。例えば、記憶媒体504は、メッセージを受信するためのモジュール(例えば、動作)530、チャネルのサブセットリストを生成するためのモジュール532、チャネルを識別するためのモジュール534、アクセス端末(AT)が1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するためのモジュール536、およびチャネルの量を計算するためのモジュール538の1つ以上を含み得る。
【0061】
[0072] 図6は、本開示のいくつかの態様に従ってチャネル識別動作のためのプロセス600を示す。プロセス600は、処理回路510(図5)内で行なわれ得、それは、アクセス端末または何らかの他の適切な装置に位置し得る。別の態様において、プロセス600は、図1に示されるアクセス端末104によって実現され得る。当然ながら、本開示の範囲内の様々な態様において、プロセス600は、チャネル識別動作をサポートすることができる任意の適切な装置によって実現され得る。
【0062】
[0073] ブロック602において、ある時点で、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージが受信される。本明細書において説明されるように、いくつかの実現において、メッセージは、3GPP2セクタパラメータメッセージである。他のタイプのメッセージは、他の技術に基づく実現で受信されることができる。
【0063】
[0074] ブロック604において、チャネルのサブセットリストは、チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くことで生成される。この除去は、様々な方法で達成され得る。いくつかの実現において、チャネルエントリは、サブセットリストを生成するためにリストから明示的に取り除かれる。例えば、そのチャネルのためのエントリが、リストから削除され得る。いくつかの実現において、チャネルは、サブセットリストを生成するためにリストから暗黙的に取り除かれる。例えば、チャネルエントリは、チャネルエントリが取り除かれるものとして指定される(例えば、エントリが、除外されたもの、無効なもの、不適格と見なされたもの、等として指定される)ことで、リストから取り除かれ得る。よって、いくつかの態様において、チャネルのリストからの少なくとも1つのチャネルの除去は、チャネルのリストからの少なくとも1つのチャネルの各々がネットワークとの通信を確立することについての考慮から除外されるというインジケーションを記憶することを備え得る。
【0064】
[0075] 注目すべきことは、除去は、チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くためにネットワークとネゴシエートすることなく行なわれる。すなわち、アクセス端末は、少なくとも1つのチャネルを自律的に取り除く。例えば、ブロック604の動作は、ネットワークの基地局と拡張音声データ最適化(EVDO)セッションをネゴシエートしていないアクセス端末によって行なわれ得る(例えば、アクセス端末は、デフォルトのアイドル状態プロトコルの下で動作する)。
【0065】
[0076] ブロック606において、ネットワークとの通信を確立するために、チャネルのサブセットリストからのチャネルが識別される。例えば、ハッシュアルゴリズムは、チャネルのサブセットリスト内のチャネルのうちの1つを選択するために呼び出され得る。よって、ネットワーク(例えば、アクセスネットワーク)との最初の通信は、識別されたチャネルを介して確立され得る。
【0066】
[0077] 図7は、本開示の他の態様に従ってチャネル識別動作のためのプロセス700を示す。プロセス700は、処理回路510(図5)内で行なわれ得、それは、アクセス端末または何らかの他の適切な装置に位置し得る。別の態様において、プロセス700は、図1に示されるアクセス端末104によって実現され得る。当然ながら、本開示の範囲内の様々な態様において、プロセス700は、チャネル識別動作をサポートすることができる任意の適切な装置によって実現され得る。
【0067】
[0078] ブロック702において、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージが受信される。いくつかの態様において、ブロック702の動作は、上記のブロック602の動作と同様であり得る。
【0068】
[0079] ブロック704において、アクセス端末がチャネルのリストにリストされている1つ以上のチャネルをサポートしないとの決定がなされる。例えば、ブロック704の動作は、アクセス端末のハードウェアが1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することを伴い得る。
【0069】
[0080] ブロック706において、アクセス端末がサポートしない1つ以上のチャネルが、チャネルのサブセットリストを生成するためにチャネルのリストから取り除かれる。いくつかの態様において、これら動作は、上記のブロック604の動作と同様であり得る。
【0070】
[0081] ブロック708において、ネットワークとの通信を確立するために、サポートされているチャネルのサブセットリストの中からのチャネルが識別される。ここで、サポートされているチャネルは、1つ以上の取り除かれたチャネル(単数または複数)以外のチャネルを備える。いくつかの態様において、ブロック708の動作は、上記のブロック606の動作と同様であり得る。
【0071】
[0082] 図8は、本開示の他のさらなる態様に従ってチャネル識別動作のためのプロセス800を示す。プロセス800は、処理回路510(図5)内で行なわれ得、それは、アクセス端末または何らかの他の適切な装置に位置し得る。別の態様において、プロセス800は、図1に示されるアクセス端末104によって実現され得る。当然ながら、本開示の範囲内の様々な態様において、プロセス800は、チャネル識別動作をサポートすることができる任意の適切な装置によって実現され得る。
【0072】
[0083] ブロック802において、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージが受信される。いくつかの態様において、ブロック802の動作は、上記のブロック602の動作と同様であり得る。
【0073】
[0084] ブロック804において、少なくとも1つのチャネルが、チャネルのサブセットリストを生成するためにチャネルのリストから取り除かれる。いくつかの態様において、ブロック804の動作は、上記のブロック604の動作と同様であり得る。
【0074】
[0085] ブロック806において、チャネルのリストからの少なくとも1つのチャネルの除去の結果として、チャネルのサブセットリストにリストされているチャネルの量が計算される。例えば、アクセス端末によってサポートされているリスト内のチャネルの数が決定され得る。
【0075】
[0086] ブロック808において、チャネルのサブセットリスト内にインデックスを生成するために、ハッシュアルゴリズムが実行される。ここで、ブロック806で計算されたチャネルの量は、ハッシュアルゴリズムのための入力パラメータである。本明細書において説明されるように、ハッシュアルゴリズムは、チャネルのリスト内にインデックスを生成し得る。例えば、そして、制限なく、3GPP2 C.S0024−B v3.0において特定されるようなチャネル選択のハッシュアルゴリズムがここで用いられ得る。そのようなハッシュアルゴリズムは、次のような3つの入力パラメータを用いることができる:キー(例えば、アクセス端末識別子)、減相関パラメータ、およびチャネル表のチャネルの数。これら入力パラメータに基づいて、ハッシュアルゴリズムは、チャネルリスト内のチャネルのうちの1つに対応するインデックスを生成する。
【0076】
[0087] ブロック810において、(ブロック804の除去の後の)チャネルのリストからのチャネルが、ブロック808で生成されたインデックスに基づいて識別される。
【0077】
[0088] 図9は、本開示のいくつかの態様に従って3GPP2通信動作のためのプロセス900を示す。プロセス900は、処理回路510(図5)内で行なわれ得、それは、アクセス端末または何らかの他の適切な装置に位置し得る。別の態様において、プロセス900は、図1に示されるアクセス端末104によって実現され得る。当然ながら、本開示の範囲内の様々な態様において、プロセス900は、通信動作をサポートすることができる任意の適切な装置によって実現され得る。
【0078】
[0089] ブロック902において、最初は、EVDOセッションが確立されていない。例えば、アクセス端末は、最近電源オンまたはリセットされた可能性がある、または、アクセス端末は、最近アクセスネットワークのカバレッジに入った可能性がある。さらに、アクセス端末は、デフォルトのアイドル状態プロトコルの下で動作し得る。
【0079】
[0090] ブロック904において、ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージが受信される。いくつかの態様において、ブロック904の動作は、上記のブロック602の動作と同様であり得る。
【0080】
[0091] ブロック906において、チャネルは、リストからのサポートされていないチャネルの除去後に識別される。いくつかの態様において、ブロック906の動作は、上記のブロック604および606の動作、および/またはブロック704乃至708の動作と同様であり得る。
【0081】
[0092] ブロック908において、通信が、ブロック906で識別されたチャネルを介して基地局と確立される。例えば、アクセス端末は、識別されたチャネル上で基地局からメッセージを受信しようとし得る、および/または基地局にメッセージを送信しようとし得る。
【0082】
[0093] ブロック910において、EVDOセッションネゴシエーションが行なわれる。例えば、アクセス端末および基地局は、EVDOセッションを確立するためにブロック906で識別されたチャネルで通信し得る。注目すべきは、このネゴシエーションは、ブロック906におけるリストからのチャネル(単数または複数)の除去後に行なわれることである。いくつかの場合において、ブロック910のネゴシエーションは、アクセス端末と基地局との間の後続の通信のために(ブロック906で識別されたチャネル以外の)別のチャネルを識別することを伴い得る。
【0083】
[0094] 図10は、例示的なアクセス端末1050と通信している例示的な基地局1010のブロック図であり、ここで、基地局1010は図1の基地局102であり得、アクセス端末1050は図1のアクセス端末104であり得る。ダウンリンク通信では、コントローラまたはプロセッサ1040が、データソース1012からデータを受信し得る。チャネル推定は、送信プロセッサ1020のためにコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブリングスキームを決定するために、コントローラ/プロセッサ1040によって使用され得る。これらのチャネル推定は、アクセス端末1050によって送信された参照信号から、またはアクセス端末1050からのフィードバックから、導出され得る。送信機1032は、フレームを増幅、フィルタリング、および1つ以上のアンテナ1034を通じてワイヤレス媒体の上のダウンリンク送信のためにキャリアの上へ変調することを含む、様々な信号調節機能を提供する。アンテナ1034は、例えば、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイ、MIMOアレイ、または任意の他の適切な送信/受信技術を含む、1つ以上のアンテナを含み得る。
【0084】
[0095] アクセス端末1050において、受信機1054は、1つ以上のアンテナ1052を通じてダウンリンク送信を受信し、キャリアの上へ変調された情報を回復するために送信を処理する。受信機1054によって回復された情報は、コントローラ/プロセッサ1090に提供される。受信プロセッサ1090は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、変調スキームに基づいて基地局1010によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定する。これらの軟判定は、プロセッサ1090によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、その後、データ、制御、および基準信号を回復するために、復号およびデインターリーブされる。CRCコードは、その後、フレームが成功裏に復号されたかどうかを決定するために、チェックされる。成功裏に復号されたフレームによって搬送されるデータは、その後、データシンク1072に提供され、それは、アクセス端末1050および/または様々なユーザインターフェース(例えば、ディスプレイ)において実行中のアプリケーションを表す。成功裏に復号されたフレームによって搬送された制御信号は、コントローラ/プロセッサ1090に提供される。フレームの復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ1090はまた、それらのフレームの再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用し得る。
【0085】
[0096] アップリンクにおいて、データソース1078からのデータおよびコントローラ/プロセッサ1090からの制御信号が提供される。データソース1078は、アクセス端末1050において実行中のアプリケーションおよび様々なユーザインターフェース(例えば、キーボード)を表し得る。基地局1010によるダウンリンク送信に関連して説明された機能と同様に、プロセッサ1090は、CRCコード、FECを容易にするためのコーディングおよびインタリーブ、信号コンスタレーションへのマッピング、OVSFを用いた拡散、および一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含む、様々な信号処理機能を提供する。基地局1010によって送信された参照信号から、または基地局1010によって送信されたミッドアンブルに包含されたフィードバックからプロセッサ1090によって導出されたチャネル推定は、適切なコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブリングスキームを選択するために使用され得る。プロセッサ1090によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作り出すために利用される。プロセッサ1090は、更なる情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作り出し、これにより一連のフレームが得られる。フレームは、その後、送信機1056に提供され、それは、フレームを増幅、フィルタリング、および1つ以上のアンテナ1052を通じてワイヤレス媒体の上のダウンリンク送信のためにキャリアの上へ変調することを含む、様々な信号調節機能を提供する。
【0086】
[0097] アップリンク送信は、アクセス端末1050における受信機機能と関連して説明されたものと同様の方法で基地局1010において処理される。受信機1035は、1つ以上のアンテナ1034を通じてアップリンク送信を受信し、キャリアの上へ変調された情報を回復するために送信を処理する。受信機1035によって回復された情報は、プロセッサ1040に提供され、それは、各フレームをパースする(parses)。プロセッサ1040は、アクセス端末1050におけるプロセッサ1090によって行なわれた処理の逆を行なう。成功裏に復号されたフレームによって搬送されたデータおよび制御信号は、その後、データシンク1039に提供され得る。フレームのいくつかが受信機プロセッサによる復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ1040はまた、それらのフレームの再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用し得る。
【0087】
[0098] コントローラ/プロセッサ1040および1090は、それぞれ、基地局1010およびアクセス端末1050における動作を指示するために使用され得る。例えば、コントローラ/プロセッサ1040および1090は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供し得る。メモリ1042および1092のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、基地局1010およびアクセス端末1050のためのデータおよびソフトウェアを記憶し得る。
結論
[0099] 上で説明した態様、配置、および実施形態は具体的詳細および特性を用いて説明されたが、図4、6、7、8、または9のうちの1つ以上に示されたコンポーネント、ステップ、特徴、および/または機能のうちの1以上は、単一のコンポーネント、ステップ、特徴または機能へと再配置および/または組み合わせられ得る、またはいくつかのコンポーネント、ステップ、または機能において具現化され得る。更なるエレメント、コンポーネント、ステップ、および/または機能もまた、本明細書の教示から逸脱することなく追加され得る、または利用されない。図1、5、または10のうちの1つ以上に示される装置、デバイス、および/またはコンポーネントは、図4、6、7、8、または9のうちの1つ以上において説明される方法、特徴、パラメータ、またはステップのうちの1つ以上を行なうまたは用いるように構成され得る。本明細書において説明された新規なアルゴリズムもまた、ソフトウェアで効率的に実現され得る、および/またはハードウェアに組み込まれ得る。
【0088】
[00100] また、少なくともいくつかの実現が、フローチャート、フロー図、構造図、またはブロック図として描かれるプロセスとして説明されていることに留意されたい。フローチャートは連続したプロセスとして動作を説明し得るが、動作の多くは並行に、または同時に行なわれることができる。さらに、動作の順序は再配置され得る。プロセスは、その動作が完了した時に終了する。プロセスは、方法、機能、手順、サブルーチン、サブプログラム、等と対応し得る。プロセスが関数に対応する場合、その終了は、この関数が呼び出し関数または主関数に戻ることに対応する。本明細書において説明される様々な方法が、機械可読記憶媒体、コンピュータ可読記憶媒体、および/またはプロセッサ可読記憶媒体において記憶され得るプログラミング(例えば、命令および/またはデータ)によって部分的に、または完全に実現され得、1つ以上のプロセッサ、機械、および/またはデバイスによって実行され得る。
【0089】
[00101] 当業者はさらに、本明細書に開示された実施形態と関連して説明された様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはそれらの任意の組み合わせとして実現され得ることを理解するであろう。この互換性を明確に示すために、様々な実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、一般的にそれらの機能の観点から上述されている。そのような機能が、ハードウェアとして実現されるか、またはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。
【0090】
[00102] 本明細書において説明され、添付図面に示された例に関連付けられた様々な特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく異なる例および実現において実現されることができる。従って、ある特定の構成および配置は添付図面において説明され、示されているが、説明された実施形態に対する様々な他の追加および変更、並びに説明された実施形態からの削除は、当業者には明らかであるため、そのような実施形態は、単なる実例にすぎず、本開示の範囲に限定的ではない。よって、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲のリテラル言語(literal language)、および法的に同等のもの(legal equivalents)によってのみ決定される。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信の方法であって、
ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信することと、
前記チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くために前記ネットワークとネゴシエートすることなく前記チャネルのリストから前記少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成することと、
前記ネットワークとの通信を確立するために前記チャネルのサブセットリストからチャネルを識別することと
を備える、方法。
[C2]
前記アクセス端末が前記チャネルのリストにリストされている1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することと、
前記アクセス端末がサポートしない前記1つ以上のチャネルを前記チャネルのリストから取り除くことと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記アクセス端末のハードウェアが前記1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することをさらに備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの各々が前記ネットワークとの前記通信を確立することについての考慮から除外されるというインジケーションを記憶することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの除去の結果として、前記チャネルのサブセットリストにリストされているチャネルの量を計算することと、
前記チャネルのサブセットリスト内にインデックスを生成するためにハッシュアルゴリズムを実行することとをさらに備え、
前記チャネルの量は、前記ハッシュアルゴリズムのための入力パラメータである、C1に記載の方法。
[C6]
前記ネットワークの基地局と拡張音声データ最適化(EVDO)セッションをネゴシエートすることなく前記少なくとも1つのチャネルを取り除くことをさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの前記除去後に、前記ネットワークの基地局との拡張音声データ最適化(EVDO)セッションネゴシエーションを行なうことをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
ワイヤレス通信のために構成された装置であって、
少なくとも1つの処理回路と、
前記少なくとも1つの処理回路に結合されたメモリと、
前記少なくとも1つの処理回路に結合された通信インターフェースとを備え、
前記少なくとも1つの処理回路は、
ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信することと、
前記チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くために前記ネットワークとネゴシエートすることなく前記チャネルのリストから前記少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成することと、
前記ネットワークとの通信を確立するために前記チャネルのサブセットリストからチャネルを識別することと
を行なうように構成される、装置。
[C9]
前記少なくとも1つの処理回路はさらに、
前記装置が前記チャネルのリストにリストされている1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することと、
前記装置がサポートしない前記1つ以上のチャネルを前記チャネルのリストから取り除くことと
を行なうように構成される、C8に記載の装置。
[C10]
前記少なくとも1つの処理回路はさらに、前記装置のハードウェアが前記1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するように構成される、C9に記載の装置。
[C11]
前記少なくとも1つの処理回路はさらに、前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの各々が前記ネットワークとの前記通信を確立することについての考慮から除外されるというインジケーションを記憶するように構成される、C8に記載の装置。
[C12]
前記少なくとも1つの処理回路はさらに、前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの前記除去の結果として、前記チャネルのサブセットリストにリストされているチャネルの量を計算するように構成され、
前記少なくとも1つの処理回路はさらに、前記チャネルのサブセットリスト内にインデックスを生成するためにハッシュアルゴリズムを実行するように構成され、
前記チャネルの量は、前記ハッシュアルゴリズムのための入力パラメータである、C8に記載の装置。
[C13]
前記少なくとも1つの処理回路はさらに、前記ネットワークの基地局と拡張音声データ最適化(EVDO)セッションをネゴシエートすることなく前記少なくとも1つのチャネルを取り除くように構成される、C8に記載の装置。
[C14]
前記少なくとも1つの処理回路はさらに、前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの前記除去後に、前記ネットワークの基地局との拡張音声データ最適化(EVDO)セッションネゴシエーションを行なうように構成される、C8に記載の装置。
[C15]
ワイヤレス通信のために構成された装置であって、
ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信するための手段と、
前記チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くために前記ネットワークとネゴシエートすることなく前記チャネルのリストから前記少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成するための手段と、
前記ネットワークとの通信を確立するために前記チャネルのサブセットリストからチャネルを識別するための手段と
を備える、装置。
[C16]
前記装置が前記チャネルのリストにリストされている1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するための手段をさらに備え、
前記生成するための手段は、前記装置がサポートしない前記1つ以上のチャネルを前記チャネルのリストから取り除くように構成される、C15に記載の装置。
[C17]
前記生成するための手段は、前記装置のハードウェアが前記1つ以上のチャネルをサポートしないと決定するように構成される、C16に記載の装置。
[C18]
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの前記除去の結果として、前記チャネルのサブセットリストにリストされているチャネルの量を計算するための手段をさらに備え、
前記チャネルを識別するための前記手段は、前記チャネルのサブセットリスト内にインデックスを生成するためにハッシュアルゴリズムを実行するように構成され、
前記チャネルの量は、前記ハッシュアルゴリズムのための入力パラメータである、C15に記載の装置。
[C19]
前記チャネルのサブセットリストを生成するための前記手段は、前記ネットワークの基地局と拡張音声データ最適化(EVDO)セッションをネゴシエートすることなく前記少なくとも1つのチャネルを取り除くように構成される、C15に記載の装置。
[C20]
前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの前記除去後に、前記ネットワークの基地局との拡張音声データ最適化(EVDO)セッションネゴシエーションを行なうための手段をさらに備える、C15に記載の装置。
[C21]
製品であって、
通信デバイスに、
ネットワークにおいて動作中のチャネルのリストを特定するメッセージを受信することと、
前記チャネルのリストから少なくとも1つのチャネルを取り除くために前記ネットワークとネゴシエートすることなく前記チャネルのリストから前記少なくとも1つのチャネルを取り除くことでチャネルのサブセットリストを生成することと、
前記ネットワークとの通信を確立するために前記チャネルのサブセットリストからチャネルを識別することとを行なわせるためのコードを備えるコンピュータ可読記憶デバイス
を備える、製品。
[C22]
前記コンピュータ可読媒体はさらに、前記通信デバイスに、
アクセス端末が前記チャネルのリストにリストされている1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することと、
前記アクセス端末がサポートしない前記1つ以上のチャネルを前記チャネルのリストから取り除くことと
を行なわせるためのコードを備える、C21に記載の製品。
[C23]
前記コンピュータ可読媒体はさらに、前記通信デバイスに、前記アクセス端末のハードウェアが前記1つ以上のチャネルをサポートしないと決定することを行なわせるためのコードを備える、C22に記載の製品。
[C24]
前記コンピュータ可読媒体はさらに、前記通信デバイスに、前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの前記除去の結果として、前記チャネルのサブセットリストにリストされているチャネルの量を計算することを行なわせるためのコードを備え、
前記コンピュータ可読媒体はさらに、前記通信デバイスに、前記チャネルのサブセットリスト内にインデックスを生成するためにハッシュアルゴリズムを実行することを行なわせるためのコードを備え、
前記チャネルの量は、前記ハッシュアルゴリズムのための入力パラメータである、C21に記載の製品。
[C25]
前記コンピュータ可読媒体はさらに、前記通信デバイスに、前記ネットワークの基地局と拡張音声データ最適化(EVDO)セッションをネゴシエートすることなく前記少なくとも1つのチャネルを取り除くことを行なわせるためのコードを備える、C21に記載の製品。
[C26]
前記コンピュータ可読媒体はさらに、前記通信デバイスに、前記チャネルのリストからの前記少なくとも1つのチャネルの前記除去後に、前記ネットワークの基地局との拡張音声データ最適化(EVDO)セッションネゴシエーションを行なうことを行なわせるためのコードを備える、C21に記載の製品。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10