(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0024】
[0037]様々なユーザ機器(UE)が、物理的制約に起因しようと環境上の制約に起因しようと、非対称のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)能力を有し得、または経験し得る。この非対称は、いくつかの場合において、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)の境界(例えば、縁)の近くでより目立ち得る。例えば、屋根上アンテナを有する自動車モデムのような高利得ユーザ機器(HG−UE)は、スマートフォンアンテナより潜在的に10〜15dB高いアンテナ利得を有し得る。高利得能力ゆえに、HG−UEは、それが例えば制限されたUL送信電力に基づいて通信することができないであろう基地局からDL信号を受信でき得る。UL送信能力に対するDL信号受信能力の関係がシステム標準から外れるこの状況は、モビリティの決定に影響する可能性があり、本明細書では非対称UL/DL状態と称される。高利得アンテナの使用のような、対応する能力が関係する場合、これらの能力は非対称UL/DL能力と称され得る。しかしながら、普通のユーザ機器がある事例において非対称UL/DL状態を経験し得ること、本開示が特定のハードウェアまたはソフトウェア能力に制限されないことが認識されるだろう。
【0025】
[0038]1つのそのような非対称UL/DL状態は、高利得UE(HG−UE)が相違するPLMN、例えばホームPLMN(HPLMN)および訪問者(visitor)PLMNまたは訪問先(visited)PLMN(VPLMN)の範囲内にある場合に発生する可能性がある。これは、例えば、HG−UEが国境を横断している場合に起こり得る。そのようなシナリオでは、サービングセルを選択するためにUEによって使用されるセル選択基準が高受信アンテナ利得ゆえに遠くのセルによって満たされ得るのに、UEはUL送信電力の制限によりこの遠くのセルと通信できない場合がある。いくつかの例において、あるセルへ接続するべきかどうかを決定するためにUEによって使用されるセル選択基準に関連付けられたパラメータは、システム情報メッセージを介してネットワークによってシグナルされ得る。しかしながら、様々なタイプのUEのためのパラメータの相違するセットがシグナルされることはない場合がある。それゆえ、HG−UEは、このUEにとって利用可能なより適切なアップリンク特性を有するVPLMNがあるにも関わらず遠くのHPLMN上に留まり得るとともにアップリンク失敗を経験し得る。
【0026】
[0039]現在のPLMNから去るとともにVPLMNを選択するために、HG−UEは、HG−UEのセル選択基準に関連付けられた様々なパラメータを修正し得る。例えば、HG−UEは非対称UL/DL状態を識別し得、また、非対称UL/DL状態の識別に基づいてセル選択パラメータへの修正を行い得る。いくつかの例において、UL/DL非対称を識別することは、DL受信範囲がUL送信範囲より大きいと決定することを含み得、または高利得アンテナの利用可能性を識別することを含み得る。いくつかの例では、UL/DL非対称を識別することは、送信失敗の数が閾値を越えると決定することのような送信失敗の数に基づき得る。
【0027】
[0040]いくつかの例では、セル選択基準に対する修正は、UEがアクセスネットワークの境界領域に位置する、またはいくつかの無線アクセスネットワークの近隣の場所に位置すると決定することに基づき得る。例えば、修正は、既知のネットワーク境界地域およびUEの位置に関連付けられた全地球測位システム(GPS)座標に基づき得る。例えば、UEは、それが国境(これは、PLMN境界とほぼ一致し得る)に近い時を決定するためにそのGPS座標を使用し得、また、そのセル選択基準のパラメータをオフセットすることによって応答し得る。修正は、UEが近隣のVPLMNのセルからの異なるモバイル国コード(MCC)を検出する場合にも起こり得る。
【0028】
[0041]いくつかの例では、セル選択基準に対する修正は、UEによる選択のためにセルをランク付けるために使用されるパラメータを修正することを含み得る。例えば、セル選択パラメータは、選択をバイパスする形で、またはそうでなければ非対称UL/DL状態によって悪影響を受け得るセルの選択ランクを下げる形で変更され得る。そのような潜在的な非対称UL/DL状態が識別されると、UEは修正されたセル選択基準に基づいてVPLMNのためのセル選択手順を実行し得る。いくつかの場合において、UEは現存のバックグラウンドPLMN(BPLMN)データベースからVPLMNを探し得る。例えば、複数の送信失敗を検出した後、UEはそれがVPLMNでキャンプできるようにそれが現在のサービングセルとの同期ずれ(OOS)にあると宣言し得る。別の例において、UEは、無線リンク失敗(RLF)および中断されたコールに帰着する高いアップリンクブロック誤り率(BLER)を経験し得る。高BLERを経験することに応答して、UEは、より良いVPLMNセルを見つけるためにPLMN選択を試み得る。
【0029】
[0042]さらに別の例において、UEは密集した位置にあり得、複数のPLMNと通信でき得る。そのようなUEは、いくつかのネットワーク境界ひいては(例えば欧州内の)いくつかの高密度に配列されたPLMNの近くにあり得、または、UEは1か国内のいくつかのPLMNの近くにあり得る。そのようなシナリオでは、UEは、それが現在接続されているPLMN以外のPLMNとより容易に通信できる場合がある。したがって、UEは非対称UL/DL状態を識別でき、また、UEは、その性能を向上させるために、識別された非対称UL/DL状態に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。
【0030】
[0043]本開示の態様によれば、セル選択パラメータの修正は、任意の無線アクセス技術(RAT)について起こり得る。いくつかの場合において、種々の世代のRATが、同じネットワーク中に存在し得る(例えば1G、2G、3G、または4G実装形態の様々なステージ)。したがって、あるPLMNセルは第1RATで動作し得、別のPLMNセル(例えば、VPLMNセル)は第2RATで動作し得る。セル選択パラメータは、相違するRATにとって異なり得、また、パラメータは、近隣PLMNへの効率的な移行を確実にするようにしかるべく適合され得る。いくつかの場合において、これは、ネットワークブロードキャスト選択パラメータを適合またはバイパスすることを含み得る。したがって、UEは、停止期間を減じ得、また、遅延が減じられるVPLMNを発見し、そのようなVPLMNに接続することによってサービスを向上させ得る。
【0031】
[0044]下の記述は例を提供し、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定しない。詳述される要素の機能および配置における変更が、本開示の範囲から逸脱することなくなされ得る。様々な例は、適切な場合、様々な手順またはコンポーネントを省略、置換、または付加し得る。例えば、記述される方法は、記述される順序と異なる順序で実行され得、また、様々なステップが付加、省略、結合され得る。また、いくつかの例に関して記述される複数の特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
【0032】
[0045]
図1は、本開示の態様に従ったワイヤレス通信システム100の例を図示する。ワイヤレス通信システム100は、基地局105、少なくとも1つのUE115、およびコアネットワーク130を含み得る。コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス承認、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホールリンク132(例えば、S1など)を通じてコアネットワーク130とインターフェースを取る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例において、基地局105は、直接または間接的に(例えば、コアネットワーク130を通じて)バックホールリンク134(例えば、X1など)上で互いに通信し得る。バックホールリンク134は、ワイヤード通信リンクであってもよいし、ワイヤレス通信リンクであってもよい。
【0033】
[0046]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームNodeB、ホームeノードB、または他の何らかの適切な専門用語として称され得る。基地局105のための地理的カバレッジエリア110は、このカバレッジエリアの一部だけを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、種々のタイプの基地局105(例えば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。基地局105の各々は、1つまたは複数の通信技術を使用して通信するように構成され得、相違する技術のための重なり合う地理的カバレッジエリア110があり得る。
【0034】
[0047]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボルーション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークを含む。LTE/LTE−Aネットワークでは、用語エボルブドノードB(eNB)は基地局105を記述するために使用され得、一方で、用語UEはLTE/LTE−Aネットワーク上で動作する様々なワイヤレス通信デバイスを記述するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、例えば、様々なタイプの基地局105が様々な地理的地域にカバレッジを提供する異種LTE/LTE−Aネットワークを含み得る。例えば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。用語「セル」は、文脈に依存して、基地局、基地局に関連付けられたキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレッジエリア(例えば、セクタなど)を記述するために使用されることができる3GPP(登録商標)用語である。ワイヤレス通信システム100はまた、例えばUMTS、CDMA2000、GSM(登録商標)などに従って下で詳述されるように通信する基地局も含み得る。
【0035】
[0048]マクロセルは、一般に、比較的大きな地理的領域(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUEによる無制限のアクセスを許可し得る。スモールセルは、マクロセルと比較してより低電力でマクロセルと同じまたは異なる(例えば、免許ありで、免許なしで、など)周波数バンドで動作し得る基地局である。スモールセルは、様々な例に従ってピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、比較的より小さな地理的領域をカバーし得、また、ネットワークプロバイダとのサービス加入を有するUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルも比較的小さな地理的領域(例えば、家)をカバーし得、フェムトセルと関連を有するUE(例えば、閉じた加入者グループ(CSG)中のUE、家の中のユーザのためのUEなど)による制限されたアクセスを提供し得る。マクロセルのための基地局は、マクロ基地局と称され得る。スモールセルのための基地局は、スモールセル基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、またはホーム基地局と称され得る。基地局は、1つまたは複数(例えば2、3、4、など)のセル(例えば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
【0036】
[0049]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は類似のフレームタイミングを有し得、また、相違する基地局105からの送信は時間的にほぼ整列され得る。非同期動作の場合、基地局105は種々のフレームタイミングを有し得、また、相違する基地局105からの送信は時間的に整列されない場合がある。本明細書で記述される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0037】
[0050]様々な開示される例を受け入れ得る通信ネットワークは、レイヤ状のプロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得、また、ユーザプレーン中のデータはIPに基づき得る。無線リンクコントロール(RLC)レイヤは、論理チャネル上で通信するためにパケット分割およびパケット再構成を実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、論理チャネルの優先順位処理およびトランスポートチャネル中への多重化を実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を向上させるためにMACレイヤでの再送信を提供するためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース管理(RRC)プロトコルレイヤは、UE115と基地局105との間のRRC接続の確立、構成、および維持を提供し得る。RRCプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラのコアネットワーク130サポートのためにも使用され得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルへマッピングされ得る。
【0038】
[0051]UE115は、ワイヤレス通信システム100の全体に亘って分散し得、また、各UE115は、据え置き型であってもよいしモバイル型であってもよい。UE115はまた、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の適切な専門用語を含み得、またはそのように当業者によって称され得る。UE115は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、いくつかの例では、HG−UEであり得る。UEは、マクロ基地局、スモールセル基地局、中継基地局などを含む様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信でき得る。
【0039】
[0052]ワイヤレス通信システム100中に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は、順方向リンク送信と称され得、また、アップリンク送信は逆方向リンク送信と称され得る。各通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは上で記述される様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(例えば、相違する周波数の波形信号)から構成される信号であり得る。各変調された信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、また、制御情報(例えば、参照信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク125は、(例えば、ペアのスペクトルリソースを使用して)周波数分割二重(FDD)動作または(例えば、ペアでないスペクトルリソースを使用して)時分割二重(TDD)動作を使用して、双方向通信を送信し得る。フレーム構造は、FDD用(例えば、フレーム構造タイプ1)におよびTDD用(例えばフレーム構造タイプ2)に定義され得る。
【0040】
[0053]LTE/LTE−Aは、ダウンリンク上の直交周波数分割多元接続(OFDMA)およびアップリンク上のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を含むマルチキャリア変調(MCM)技法を利用する。各MCMキャリアは、複数のサブキャリア(例えば、直交サブキャリアなど)から構成された波形信号であり、サブキャリアは、トーン、ビンなどと称され得る。各サブキャリアは、情報(例えば参照信号、制御情報、オーバーヘッド情報、ユーザデータなど)によって変調され得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定され得、また、サブキャリアの総数(K)はキャリアバンド幅に依存し得る。例えば、Kは、15キロヘルツ(kHz)のサブキャリア間隔で72、180、300、600、900、または1200に等しくあり得、これらはそれぞれ(ガードバンドを有する)1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)のキャリアバンド幅に対応する。キャリアバンド幅は、サブバンドへ区分化され得る。例えば、1つのサブバンドは1.08MHzをカバーし得、また、キャリアは1、2、4、8、または16個のサブバンドを有し得る。
【0041】
[0054]ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、基地局105またはUE115は、基地局105とUE115との間での通信品質および信頼性を向上させるために、アンテナダイバーシチスキームを使用するための複数のアンテナを含み得る。付加的または代替的に、基地局105またはUE115は、同じまたは相違する符号化されたデータを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境上で動作するように構成され得る多入力多出力(MIMO)技法を使用し得る。
【0042】
[0055]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたは複数のキャリア上での動作をサポートし得、その特徴はキャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と称され得る。用語コンポーネントキャリア(CC)は、CA動作中においてUEによって利用される複数のキャリアの各々を指し得、システムバンド幅の別の部分(例えば、別のキャリアなど)とは別個のものであり得る。CA動作では、UE115は、より大きな動作バンド幅を提供するために複数のダウンリンクCCおよび/または複数のアップリンクCCを同時に利用できるように構成され得、これはより高いデータレートをサポートし得る。CA動作において使用されるCCは、任意の適切なバンド幅(例えば、1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)など)であり得、また、いくつかの例では各個々のCCはシングルキャリア(例えば、LTE規格のリリース8またはリリース9に基づくシングルキャリア)と同じ能力を提供し得る。したがって、個々のCCは、レガシーUE115(例えば、LTEリリース8またはリリース9を実装するUE115)と後方互換を有し得、一方で、CA向けまたはシングルキャリアモード向けに構成される他のUE115(例えば、リリース8またはリリース9後のLTEバージョンを実装するUE115)によっても利用される。あるいは、CCは他のCCと組み合わせて使用されるように構成されてもよいし、シングルキャリアモードをサポートするために使用されるいくつかのチャネル(例えば、フォーマットチャネルまたは制御チャネルなど)を搬送しないかもしれない。様々な例において、CAはFDDコンポーネントキャリアおよびTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0043】
[0056]ワイヤレス通信システム100は、700MHzから2600MHz(2.6GHz)までの周波数バンドを使用する極超短波(UHF)周波数領域で動作するセルを有し得、ただし、いくつかの場合では、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークは4GHzもの高い周波数を使用し得る。この領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルまで及ぶので、デシメートルバンドとしても知られ得る。UHF波は主に見通線によって伝搬し、建物および環境上の特徴によって遮られ得る。しかしながら、この波は、屋内に位置するUE115に対するサービスを提供するのに十分に壁を通過し得る。UHF波の送信は、スペクトルの高周波(HF)部分または超短波(VHF)部分のより小さな周波数(かつより長い波)を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い範囲(例えば100km未満)によって特徴付けられる。
【0044】
[0057]ワイヤレスネットワークにアクセスすることを試みるUE115は、基地局105からの第1同期信号(PSS)を検出することによって、最初のセル探索を実行し得る。PSSは、スロットタイミングの同期を可能にし得、また、物理レイヤアイデンティティー値を示し得る。次いで、UE115は、第2同期信号(SSS)を受信し得る。SSSは、無線フレーム同期を可能にし得、また、セルアイデンティティー値を提供し得る。セルアイデンティティー値は、セルを識別するために物理レイヤアイデンティティー値と結合され得る。SSSはまた、二重化モードおよびサイクリックプレフィックス長さの検出を可能にし得る。TDDシステムのようないくつかのシステムは、PSSではなくSSSを送信し得る。PSSおよびSSSを受信した後、UE115は、マスタ情報ブロック(MIB)を受信し得る。マスタ情報ブロックは、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)中で送信され得る。MIBは、システムバンド幅情報、システムフレーム番号(SFN)、および物理HARQインジケータチャネル(PRICH)構成を含み得る。MIBを復号した後、UE115は、1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)を受信し得る。例えば、SIB1は、セルアクセスパラメータおよび他のSIBについてのスケジューリング情報を含み得る。SIB1を復号することは、UE115がSIB2を受信することを可能にし得る。SIB2は、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順、ページング、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、電力制御、SRS、およびセルバーリングと関係するRRC構成情報を含み得る。
【0045】
[0058]UE115はまた、基地局105との接続の確立のためのセル選択手順を実行し得る。例えば、UE115は、特定の基準が満たされたことを確認した後、基地局105のセルにキャンプし得る。いくつかの場合において、UE115はまず、適切なセルを求めて、サポートされる周波数バンドのセットをスキャンし得る。次に、UE115は、各キャリアについての信号の強度に基づいて選択し得る。選択(S)基準はまた、セルが適切かどうかを決定するために使用され得る。例えば、下の等式のような等式が、セル選択についての基準が満たされるかどうかを決定するために使用され得る(例えば、セルは、セル選択受信レベルS
rx1evが0を超える場合に適切であり得る)。
S
rxlev=Q
rxlevmeas−(Q
rxlevmin+Q
rxlevminoff)−P
comp (1)
ここで、
P
comp=max(P
Emax−P
Umax,0) (2)
[0059]Q
rx1evmeasは、このセルについての測定された受信強度、すなわち参照信号受信電力(RSRP)であり得る。これは、測定バンド幅に亘る電力についての線形の平均であり得る。Q
rxlevminは、デシベルミリワット(dBm)で与えられた、セルの最小受信レベルであり得る。これは、高次レイヤによってSIB1の一部として提供され得る。Q
rxlevminoffは、訪問者PLMN(VPLMN)中で正常にキャンプされる間により優先度の高いPLMNを求める周期的探索に基づいて考慮に入れられ得るQ
rx1evminに対するオフセットであり得る。このオフセットもSIB1から引き出され得る。P
compは、P
Emax−P
Umaxまたは0の最大の方であり、ここで、P
Emaxはセルにおいて許される最大電力であり、P
UmaxはUE115の最大の送信電力である。したがって、UE115は、(例えば、種々のPLMNからの)いくつかのセルを受信し得、SIB1を読んでからセルを選択し、このセルがそのホームPLMNに属するかどうかを決定し、上の基準(または他のセル選択基準)を適用する。
【0046】
[0060]いくつかの場合において、UE115は、無線リンクが失敗したと決定し得、また、無線リンク失敗(RLF)手順を開始し得る。例えば、RLF手順は、再送信の最大数が到達したというRLCインジケーションで、同期ずれ(OOS)インジケーションの最大数の受信で、またはRACH手順の間の無線失敗で、始動され得る。いくつかの場合では(例えば、同期ずれインジケーションについての限界に達すると)、UE115はタイマを始動し、同期中インジケーションの閾値数が受信されるかどうかを決定するために待機する。同期中インジケーションの数がタイマの終了に先立って閾値を越えると、UE115はRLF手順を中止し得る。そうでなければ、UE115は、ネットワークへのアクセスを回復するためにRACH手順を実行し得る。RACH手順は、C−RNTI、セル識別情報(ID)、セキュリティ検証情報、および再確立のための原因を含むRRC接続再確立要求を送信することを含み得る。この要求を受信する基地局105は、RRC接続再確立メッセージまたはRRC接続再確立拒否のいずれかで応答し得る。RRC接続再確立メッセージは、セキュリティキーを生成するための情報だけでなくUE115のためのシグナリング無線ベアラ(SRB)を確立するためのパラメータも含み得る。一旦UE115がRRC接続確立メッセージを受信すれば、それは新しいSRB構成を実施し、RRC接続再確立完了メッセージを基地局105に送信し得る。いくつかの場合において、ネットワークから切断すること、およびRLF条件が満たされる前にセル選択手順を実行することが適切であり得る。例えば、RLF条件はDL状態に基づき得るが、UE115はUL上でサービングセルと効率的に通信することができないかもしれない。
【0047】
[0061]UE115は、セル境界を横断することがあり、または重なり合うカバレッジエリア内に位置することがある。いくつかの場合において、UE115は、複数の基地局105と通信するカバレッジエリア110内に位置することがある。いくつかの例において、UE115は高利得アンテナを所有し得(例えば、HG−UEとして記述され得)、そうでなければ非対称UL/DL状態で動作し得、したがって、比較的長い範囲で基地局105から送信を受信でき得る。しかしながら、UE115は、送信機の制限に起因してアップリンク上での失敗を経験し得る。例えば、UE115は、それがPLMNセルおよびVPLMNセルの両方から受信する範囲内であり得るPLMN境界領域に位置することがある。例えば、UE115は、高利得(例えば屋根上)アンテナを有する自動車モデムであり得、国境または他の行政上の境界の近くを移動するか、そのような国境または境界を横断し得る。または、UE115は、PLMNが密集する領域中にあり得る。UE115は、より好ましいVPLMNセルが利用可能であるにも関わらず、また複数のアップリンクエラーの受信にも関わらず、現在のサービングPLMNセル(例えば、そのホームPLMN(HPLMN)のセル)に接続されたままであり得る。したがって、UE115は、より好ましいVPLMNを求めて現在のPLMN(例えば、HPLMN)から去るためにセル選択パラメータ(例えばQ
rx1evminoff)を修正し得る。
【0048】
[0062]例えば、UE115は、UE115の非対称UL/DL状態を識別し得、識別された非対称に基づいてセル選択基準に対する修正をなし得る。いくつかの例では、UL/DL非対称を識別することは、DL受信範囲がUL送信範囲より大きいと決定することを含み得る。いくつかの例では、非対称UL/DL状態を識別することは、高利得アンテナの利用可能性を識別することを含み得る。いくつかの例では、非対称UL/DL状態を識別することは、送信失敗の数が閾値を越えると決定するような送信失敗の数に基づき得る。付加的または代替的に、UE115は、GPS座標を監視すること、ネットワークのモバイル国コードを識別すること、複数の送信失敗を経験した後にバックグラウンドPLMNを探索すること、または高いBLERを検出することによって、UE115がアクセスネットワークの境界領域にあると識別し得る。
【0049】
[0063]
図2は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のためのワイヤレス通信システム200の例を示す。ワイヤレス通信システム200はUE115−aを含み得、UE115−aは、
図1を参照して記述されるUE115の例であり得る。ワイヤレス通信システム200はまた、基地局105−aおよび105−bを含み得、基地局105−aおよび105−bは、
図1を参照して記述される基地局105の例であり得、基地局105は(例えば、国境215の異なる側に位置することに起因して)種々のPLMNの中に位置し得る。基地局105−aおよびUE115−aは、
図1を参照して一般的に記述されるように、UE115−aがカバレッジエリア110−a内にあると、ダウンリンク205およびアップリンク210を介して互いに通信し得る。
【0050】
[0064]いくつかの場合において、UE115−aは、非対称UL/DL能力を有し得る。例えば、UE115−aは、DL受信範囲がUL送信範囲より大きいことに帰着する高利得アンテナを有し得る。非対称UL/DL能力を有するUE115は、HG−UEのカテゴリに入り得る。HG−UEは、スマートフォンアンテナのアンテナ利得より約10〜15dB高いアンテナ利得を有し得る。HG−UEの一例は、屋根上アンテナを有する自動車モデムであり得る。HG−UEはまた、ハンドヘルドモバイルデバイス、航空機デバイス、航空機、海上船舶、海上デバイスなどであり得る。いくつかの場合では、UE115−aは固有のハードウェア特性に基づくHG−UEであり得るが、他の場合では、非対称UL/DL状態は一時的であり得る。例えば、非対称UL/DLは、地理的特徴、受信機の一時的な取り付け品、または送信機の一時的制限に基づき得る。
【0051】
[0065]UE115−aは、ダウンリンク205を介して基地局105−aから通信を受信し得る。ダウンリンク205は、セル選択パラメータ(例えばSパラメータ)を送信し得、セル選択パラメータは、セルへ接続するべきかどうかを決定するためにUE115−aによって使用され得る。一例では、高アンテナ利得はUE115−aがダウンリンク205上で基地局105−aからのDL通信を受信することを可能にし得るが、電力制限がアップリンク210を介する送信失敗に帰着し得る。受信能力および送信能力の不一致に起因して、(例えばカバレッジエリア110−b内の基地局105−bのための)VPLMNのセルのためのより良い接続が存在するにも関わらず、UE115−aは、遠方のPLMN(すなわち、カバレッジエリア110−a内の基地局105−aのPLMN)上に留まり得、UL失敗を経験し得る。
【0052】
[0066]様々な例において、UE115−aは、それが非対称UL/DL能力を有するか、そうでなければ非対称UL/DL能力で動作するように構成されているかどうかを識別するように構成され得る。いくつかの例では、UL/DL非対称を識別することは、UE115−aがDL受信範囲がUL送信範囲より大きいと決定することを含み得る。いくつかの例では、非対称UL/DL能力を識別することは、高利得アンテナの利用可能性を識別することを含み得る。いくつかの例では、UL/DL非対称を識別することは、アップリンク210の失敗の数が閾値を越えると決定するような送信失敗の数に基づき得る。非対称AL/DL能力と関連付けられ得る非対称UL/DL状態を識別した後、UE115−aは、非対称UL/DL状態の識別に基づいてセル選択基準を修正し得る。例えば、UE115−aは、遠くのPLMN上の基地局105−aとのアップリンク210の1または複数の失敗を決定し得、UE115−aとVPLMN(例えば、第2基地局105−bに関連付けられたPLMN)との間の接続を促進する1つまたは複数のセル選択パラメータを修正し得る。
【0053】
[0067]いくつかの例では、UE115−aが複数の種々のPLMN(例えば、ホームPLMN(HPLMN)およびVPLMN)の範囲内にあり得る場合であるUE115−aが国境215の近くに位置する場合、セル選択基準の修正が起こり得る。UE115−aは、UEが、アクセスネットワークの境界領域に対応し得る国境215の近くにあると決定し得る。UE115−aは、国境215に近いことに基づいて、または、それがPLMN境界領域に位置するという他の何らかのインジケーションに基づいて、1つまたは複数のセル選択パラメータを修正し得る。これは、適時な、現在のPLMNからのUE115−aの切断およびVPLMNでのセル選択を促進するのを支援し得る。UE115−aは、例えば、それが国境215に位置する時を識別するためにGPS座標またはMCCコードを利用し得る。他の例では、PLMN境界領域に関する他の条件が使用され得る。いくつかの場合では、HPLMNの基地局105−aは1つのRATと動作し得、VPLMNの基地局105−bは第2RATと動作し得る。本記述中で使用される場合、PLMN境界またはアクセスネットワーク境界は、ネットワークのカバレッジエリアの端を指し得、それを越えると、UE115は、ネットワークと接続しないかもしれない。したがって、境界領域または境界地域は、PLMNまたはアクセスネットワーク境界の近くにある、地理的位置または論理的位置であり得る。
【0054】
[0068]
図3は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のための工程フロー図の例を図示する。工程フロー300は、UE115−bによって実行され得、UE115−bは、
図1乃至
図2を参照して記述されるUE115の例であり得る。工程フロー300はまた、基地局105−cおよび105−dを含み得、基地局105−cおよび105−dは、
図1乃至
図2を参照して記述される基地局105の例であり得る。いくつかの例では、UE115−bは、自動車の受信機のような高利得受信機を含む。
【0055】
[0069]ステップ305において、UE115−bは、第1基地局105−cとの接続を確立し得る。第1基地局105−cは、ホームPLMNのようなアクセスネットワークの中に位置し得る。ステップ310において、UE115−bは、アクセスネットワークからブロードキャストセル選択情報を受信し得る。例えば、基地局105−cは、UE115−bに(例えば、SIB1中で)1つまたは複数のセル選択パラメータを送信し得る。UE115−bのためのセル選択パラメータ(例えば、セル選択基準の態様に関連付けられた変数)は、ブロードキャストセル選択情報に少なくとも部分的に基づき得、また、セル選択基準は、UE115−bによって、それが基地局105−cと接続を確立するべきかどうかを決定するために使用され得る。
【0056】
[0070]ステップ315において、UE115−bは、UEの非対称UL/DL状態を識別し得る。いくつかの例では、UL/DL非対称を識別することは、UE115−bがDL受信範囲がUL送信範囲より大きいと決定することを含み得る。いくつかの例では、非対称UL/DL状態を識別することは、高利得アンテナの利用可能性を識別することを含み得る。いくつかの例では、UL/DL非対称を識別することは、UE115−bから基地局105−cまでのアップリンク送信失敗の数が閾値を越えると決定するような送信失敗の数に基づき得る。
【0057】
[0071]いくつかの例では、UE115−bは、UE115−bがアクセスネットワークの境界地域に位置すると決定し得る。例えば、UE115−bは、UE115−bについてのGPS座標のセットを識別することによって、それが境界領域に位置すると決定し得、ここで、このGPS座標のセットは境界領域に対応する。他の例では、UE115−bは、第2アクセスネットワークのMCCを識別することによって、それが境界領域に位置すると決定し得、ここで、第2アクセスネットワークのMCCは、アクセスネットワークのサービングセルのMCCと異なる。さらに別の例では、UE115−bは、例えばアクセスネットワークのサービングセル上での送信エラーを検出した後に識別されたVPLMNがバックグラウンドPLMN(BPLMN)データベースに対応すると決定することによって、それが境界領域に位置すると決定し得る。付加的または代替的に、UE115−bは、BLERが閾値を越える場合にそれが境界領域に位置すると決定し得、このことは、例えば、RLFおよび中断されたコールに帰着し得る。
【0058】
[0072]ステップ320において、UE115−bは、非対称UL/DL状態の識別に基づいて、また、適用可能な場合には、UEがアクセスネットワークの境界領域にあると決定することに基づいて、アクセスネットワークに関連付けられた1つまたは複数のセル選択パラメータを修正し得る。例えば、UE115−bがDL受信範囲がUL送信範囲より大きいと決定する場合、またはUE115−bが高利得アンテナの利用可能性を識別する場合、UE115−bはセル選択パラメータを修正し得る。いくつかの例では、UE115−bがUE115−bから基地局105−cまでのアップリンク送信失敗の数が閾値を越えると決定する場合、UE115−bはセル選択パラメータを修正し得る。様々な例において、セル選択パラメータを修正することは、1つまたは複数のパラメータを調整すること、またはセル選択基準において適用されるような1つまたは複数の種々のパラメータを使用することの一方または両方を含み得る。
【0059】
[0073]UE115−bは、例えば、その内部セル選択パラメータの1つまたは複数のオフセットを適用することによって、そのセル選択パラメータを修正し得る。いくつかの例では、UE115−bは、修正されたセル選択規則に従ってセル選択を実行することによって、セル選択パラメータを修正し得、ここで、修正されたセル選択規則は異なるセル選択パラメータを使用し得る。付加的または代替的に、UE115−bは、PLMNセル選択パラメータをバイパスすることによって、そのセル選択パラメータを修正し得、バイパスすることは、いくつかの例では、あるPLMNの選択をバイパスし得る。いくつかの例では、UE115−bは、1つのPLMN(例えばHPLMN)の1つのRAT(例えばLTE)に関するセル選択パラメータを修正し得、また、それは、別のPLMN(例えばVPLMN)に関連付けられた別のRAT(例えばUMTS)の別のセル選択パラメータを修正し得る。
【0060】
[0074]ステップ325において、UE115−bは、基地局105−cから切断し得、また、ホームPLMNから去り得る。別の例では、UE115−bは、それがアクセスネットワークのサービングセルのMCCと異なるMCCを検出すると、セル選択を実行するとともに基地局105−cから切断し得る。さらに別の例では、UE115−bは、それがVPLMNセルそれを探索して見つけると、それがアクセスネットワークのサービングセルとOOSであると宣言し得るとともに基地局105−cから切断し得る。さらなる別の例では、UE115−bは、それが高BLERおよび中断されたコールを経験すると、PLMN選択を試み得るとともに基地局105−cから切断し得る。ステップ330において、UE115−bは、VPLMN中に位置し得る基地局105−dとの接続を確立し得る。
【0061】
[0075]
図4は、本開示の態様に従ってアップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択向けに構成されたワイヤレスデバイス400のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス400は、
図1乃至
図3を参照して記述されるUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス400は、受信機405、セル選択モジュール410、または送信機415を含み得る。ワイヤレスデバイス400はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信し得る。
【0062】
[0076]受信機405は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(例えば制御チャネル、データチャネル、およびPLMN境界領域中のセル選択と関係する情報など)に関連付けられた制御情報のような情報を受信し得る。情報は、セル選択モジュール410、およびワイヤレスデバイス400の他のコンポーネントに渡され得る。いくつかの例では、受信機405は、アクセスネットワーク(例えば、PLMN)からブロードキャストセル選択情報(例えば、セル選択パラメータ)を受信し得、ここで、ワイヤレスデバイス400のセル選択基準はブロードキャストセル選択情報に基づき得る。いくつかの例では、受信機405は自動車の受信機であり得る。
【0063】
[0077]セル選択モジュール410は、ワイヤレスデバイス400が非対称UL/DL状態を有すると決定し得、また、ワイヤレスデバイス400の非対称UL/DL状態を識別することに基づいて、アクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。
【0064】
[0078]送信機415は、ワイヤレスデバイス400の他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機415は、トランシーバモジュール中で受信機405と連結され得る。送信機415は、単一のアンテナを含んでもよいし、いくつかのアンテナを含んでもよい。
【0065】
[0079]
図5は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のためのワイヤレスデバイス500のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス500は、
図1乃至
図4を参照して記述されるワイヤレスデバイス400またはUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス500は、受信機405−a、セル選択モジュール410−a、または送信機415−aを含み得る。ワイヤレスデバイス500はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信し得る。セル選択モジュール410−aはまた、非対称UL/DL状態識別モジュール505およびセル選択パラメータ修正モジュール510を含み得る。
【0066】
[0080]受信機405−aは、セル選択モジュール410−aに、およびワイヤレスデバイス500の他のコンポーネントに渡され得る情報を受信し得る。セル選択モジュール410−aは、
図4を参照して記述される動作を実行し得る。送信機415−aは、ワイヤレスデバイス500の他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。
【0067】
[0081]非対称UL/DL状態識別モジュール505は、ワイヤレスデバイス500が
図2および
図3を参照して記述されるような非対称UL/DL状態を有するか、そうでなければそのような非対称UL/DL状態で動作するように構成されていると決定し得る。例えば、非対称UL/DL状態識別モジュール505は、ワイヤレスデバイス500のためのDL受信範囲がワイヤレスデバイス500のためのUL送信範囲より大きいと決定し得、これは、高利得アンテナの利用可能性を識別することを含み得る。いくつかの例では、非対称UL/DL状態識別モジュール505は、ワイヤレスデバイス500から基地局105へのアップリンク送信失敗の数が閾値を越えると決定し得る。
【0068】
[0082]セル選択パラメータ修正モジュール510は、ワイヤレスデバイス500が
図2および
図3を参照して記述されるような非対称UL/DL能力を有する、またはそうでなければそのような非対称UL/DL能力で動作するように構成されていると識別するような、ワイヤレスデバイス500の非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいて、アクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。いくつかの例では、セル選択パラメータを修正することは、PLMNセル選択パラメータをバイパスまたはオフセットすることを含み得る。セル選択パラメータは、例えば、アクセスネットワークの第1RATに関連付けられ得る。セル選択パラメータ修正モジュール510は、第2アクセスネットワークの第2RATに関連付けられた第2セル選択パラメータを修正し得、ここで、第2RATは第1RATと異なる。
【0069】
[0083]
図6は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のためのワイヤレスデバイス400またはワイヤレスデバイス500のコンポーネントであり得るセル選択モジュール410−bのブロック
図600を示す。セル選択モジュール410−bは、
図4乃至
図5を参照して記述されるセル選択モジュール410の態様の例であり得る。セル選択モジュール410−bは、非対称UL/DL状態識別モジュール505−aおよびセル選択パラメータ修正モジュール510−aを含み得る。これらのモジュールの各々は、
図5を参照して記述される機能を実行し得る。セル選択モジュール410−bはまた、受信範囲識別モジュール605、境界領域識別モジュール610、セル選択モジュール615、GPSモジュール620、MCCモジュール625、バックグラウンドPLMNデータベースモジュール630、送信失敗モジュール635、OOSモジュール640、およびBLERモジュール645を含み得る。
【0070】
[0084]受信範囲識別モジュール605は、セル選択モジュール410−bを含むワイヤレスデバイスについての通信範囲の様々な特性を識別し得る。例えば、受信範囲識別モジュール605は、セル選択モジュール410−bを含むワイヤレスデバイスについてのDL受信範囲を識別し得、受信範囲識別モジュール605は、セル選択モジュール410−bを含むワイヤレスデバイスについてのUL受信範囲を識別し得る。いくつかの例では、受信範囲識別モジュール605は、セル選択モジュール410−bを含むワイヤレスデバイスについての高利得受信機の利用可能性を識別し得る。様々な例において、非対称UL/DL状態識別モジュール505−aは、UEのDL受信範囲がUEのUL送信範囲より大きいと決定することに基づいて、および/またはUEの高利得受信機の利用可能性を識別することに基づいて、セル選択モジュール410−bを含むワイヤレスデバイスの非対称UL/DL能力を識別し得る。
【0071】
[0085]境界領域識別モジュール610は、セル選択モジュール410−bを含むワイヤレスデバイスが、例えば、それが
図2および
図3を参照して記述されるように、複数の種々のPLMNの範囲内にあり得るアクセスネットワークの境界領域に位置すると決定し得る。
【0072】
[0086]セル選択モジュール615は、
図2および
図3を参照して記述されるように、修正されたセル選択パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2アクセスネットワークについてのセル選択手順を実行し得る。
【0073】
[0087]GPSモジュール620は、ワイヤレスデバイスが境界領域に位置すると決定することがUEについてのGPS座標のセットを識別することを含むように構成され得、GPS座標のセットは、
図2および
図3を参照して記述されるように境界領域に対応し得る。
【0074】
[0088]MCCモジュール625は、ワイヤレスデバイスが境界領域に位置すると決定することが第2アクセスネットワークのMCCを識別することを含み得るように構成され得、第2アクセスネットワークのMCCは、
図2および
図3を参照して記述されるように、アクセスネットワークのMCCと異なり得る。MCCモジュール625はまた、MCCに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークを識別し得る。
【0075】
[0089]バックグラウンドPLMNデータベースモジュール630は、ワイヤレスデバイスが境界領域に位置し得ると決定することが、
図2および
図3を参照して記述されるように、識別されたVPLMNがBPLMNデータベースに対応すると決定することを含み得るように構成され得る。
【0076】
[0090]送信失敗モジュール635は、
図2および
図3を参照して記述されるように、送信失敗の数が閾値を越えると決定し得る。と記述された。いくつかの例では、送信失敗モジュール635は、セル選択モジュール410−bを含むワイヤレスデバイスの非対称UL/DL状態を識別することが、
図2および
図3を参照して記述されるように、送信失敗の数が閾値を越えると決定することに基づくように構成され得る。
【0077】
[0091]ワイヤレスデバイス400、ワイヤレスデバイス500、またはセル選択モジュール410−bの様々なコンポーネントは、個別にまたはまとめて、ハードウェア中の当てはまる機能のうちのいくつかまたは全てを実行するように適合される少なくとも1つの特定用途向け集積回路(ASIC)で実装される。あるいは、機能は、少なくとも1つの集積回路(IC)上で1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって実行されてもよい。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットホームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他の半カスタム集積回路(IC))が使用され得、それらは本技術分野において既知の任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中で具現化される命令で、全体的または部分的に実装され得る。
【0078】
[0092]
図7は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択向けに構成されたUE115を含むシステム700の図を示す。システム700は、UE115−cを含み得、UE115−cは、
図1乃至
図6を参照して記述されるワイヤレスデバイス400、ワイヤレスデバイス500、またはUE115の例であり得る。UE115−cは、セル選択モジュール710を含み得、セル選択モジュール710は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410の例であり得る。UE115−cはまた、PLMN探索モジュール725を含み得る。UE115−cはまた、通信を送信するためのコンポーネントおよび通信を受信するためのコンポーネントを含む双方向音声およびデータ通信用コンポーネントを含み得る。例えば、UE115−cは、基地局105−eまたはUE115−dと双方向に通信し得る。
【0079】
[0093]PLMN探索モジュール725は、PLMN探索を行うように構成され得る。例えば、PLMN探索モジュール725は、
図2および
図3を参照して記述されるように、送信失敗の数が閾値を越えると決定することに少なくとも部分的に基づいてVPLMNを探索する。
【0080】
[0094]UE115−cはまた、プロセッサモジュール705、(コード720を含む)メモリ715、トランシーバモジュール735、および1つまたは複数のアンテナ740を含み得る。これらの各々は、直接または間接的に、互いに(例えば、バス745を介して)通信し得る。トランシーバモジュール735は、上で記述されるように、アンテナ740またはワイヤードリンクあるいはワイヤレスリンクを介して1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。例えば、トランシーバモジュール735は、基地局105または別のUE115と双方向に通信し得る。トランシーバモジュール735は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ740へ提供し、アンテナ740から受信されたパケットを復調するモデムを含み得る。UE115−cは、1つのアンテナ740を含み得る一方で、UE115−cはまた、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信できる複数のアンテナ740を有し得る。
【0081】
[0095]メモリ715は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読み取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ715は、実行されるとプロセッサモジュール705に本明細書に記述される様々な機能(例えば、PLMN境界領域でのセル選択など)を実行させる指示を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード720を格納し得る。あるいは、ソフトウェア/ファームウェアコード720は、プロセッサモジュール705によって直接的に実行可能ではなくて(例えば、コンパイルおよび実行されると)コンピュータに本明細書に記述される機能を実行させ得る。プロセッサモジュール705は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなど)を含み得る。
【0082】
[0096]
図8は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のための方法800を示すフローチャートを示す。方法800の動作は、
図1乃至
図7を参照して記述されるようなUE115またはそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法800の動作は、
図4乃至
図7を参照して記述されるようなセル選択モジュール410によって実行され得る。いくつかの例において、UE115は、UE115の機能要素が下で記述される機能を実行するように制御するためのコードのセットを実行し得る。付加的または代替的に、UE115は、特定用途ハードウェアを使用して、下で記述される機能態様を実行し得る。
【0083】
[0097]ブロック805において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEの非対称UL/DL状態を識別し得る。ある例では、ブロック805の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるようなセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるような非対称UL/DL状態識別モジュール505のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0084】
[0098]ブロック810において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。ある例では、ブロック810の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるようなセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるようなセル選択パラメータ修正モジュール510のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0085】
[0099]
図9は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のための方法900を示すフローチャートを示す。方法900の動作は、
図1乃至
図7を参照して記述されるようなUE115またはそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法900の動作は、
図4乃至
図7を参照して記述されるようなセル選択モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、UE115の機能要素が下で記述される機能を実行するように制御するためのコードのセットを実行し得る。付加的または代替的に、UE115は、特定用途ハードウェアを使用して、下で記述される機能態様を実行し得る。方法900はまた、
図8を参照して記述される方法800の態様を取り入れ得る。
【0086】
[0100]ブロック905において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEがアクセスネットワークの境界領域に位置すると決定し得る。ある例では、ブロック905の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図6を参照して記述されるような境界領域識別モジュール610のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0087】
[0101]ブロック910において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、非対称UL/DL状態を識別し得る。ある例では、ブロック910の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるような非対称UL/DL状態識別モジュール505のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0088】
[0102]ブロック915において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEが境界領域に位置すると決定することに少なくとも部分的に基づいて、アクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。ある例では、ブロック915の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるようなセル選択パラメータ修正モジュール510のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0089】
[0103]
図10は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のための方法1000を示すフローチャートを示す。方法1000の動作は、
図1乃至
図7を参照して記述されるようなUE115またはそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1000の動作は、
図4乃至
図7を参照して記述されるようなセル選択モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、UE115の機能要素が下で記述される機能を実行するように制御するためのコードのセットを実行し得る。付加的または代替的に、UE115は、特定用途ハードウェアを使用して、下で記述される機能態様を実行し得る。方法1000はまた、
図8または
図9を参照して記述される方法800または900の態様を取り入れ得る。
【0090】
[0104]ブロック1005において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEのDL受信範囲がUEのUL受信範囲より大きいと決定することによって、UEの非対称UL/DL状態を識別し得る。ある例では、ブロック1005の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるような非対称UL/DL状態識別モジュール505、または
図6を参照して記述される受信範囲識別モジュール605のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0091】
[0105]ブロック1010において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEの非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。ある例では、ブロック1010の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるようなセル選択パラメータ修正モジュール510のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0092】
[0106]
図11は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のための方法1100を示すフローチャートを示す。方法1100の動作は、
図1乃至
図7を参照して記述されるようなUE115またはそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1100の動作は、
図4乃至
図7を参照して記述されるようなセル選択モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、UE115の機能要素が下で記述される機能を実行するように制御するためのコードのセットを実行し得る。付加的または代替的に、UE115は、特定用途ハードウェアを使用して、下で記述される機能態様を実行し得る。方法1100はまた、
図8乃至
図10の方法800、900、および1000の態様を取り入れ得る。
【0093】
[0107]ブロック1105において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEの高利得受信機の利用可能性を識別することによって、UEの非対称UL/DL状態を識別し得る。ある例では、ブロック1105の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるような非対称UL/DL状態識別モジュール505、または
図6を参照して記述される受信範囲識別モジュール605のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0094】
[0108]ブロック1110において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEの非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。ある例では、ブロック1110の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるようなセル選択パラメータ修正モジュール510のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0095】
[0109]
図12は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のための方法1200を示すフローチャートを示す。方法1200の動作は、
図1乃至
図7を参照して記述されるようなUE115またはそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1200の動作は、
図4乃至
図7を参照して記述されるようなセル選択モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、UE115の機能要素が下で記述される機能を実行するように制御するためのコードのセットを実行し得る。付加的または代替的に、UE115は、特定用途ハードウェアを使用して、下で記述される機能態様を実行し得る。方法1200はまた、
図8乃至
図11の方法800、900、1000、および1100の態様を取り入れ得る。
【0096】
[0110]ブロック1205において、UE115は、
図2および3を参照して記述されるように、送信失敗の数が閾値を越えると決定することによって、UEの非対称UL/DL状態を識別し得る。ある例では、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図6を参照して記述されるような送信失敗モジュール635の1つまたは複数によって実行されるブロック1205の動作。
【0097】
[0111]ブロック1210において、UE115は、
図2および
図3を参照して記述されるように、UEの非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいて、セル選択パラメータを修正し得る。ある例では、ブロック1210の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるようなセル選択パラメータ修正モジュール510のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0098】
[0112]
図13は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択のための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、
図1乃至
図7を参照して記述されるようなUE115またはそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1300の動作は、
図4乃至
図7を参照して記述されるようなセル選択モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、UE115の機能要素が下で記述される機能を実行するように制御するためのコードのセットを実行し得る。付加的または代替的に、UE115は、特定用途ハードウェアを使用して、下で記述される機能態様を実行し得る。方法1300はまた、
図8乃至
図12の方法800、900、1000、1100、および1200の態様を取り入れ得る。
【0099】
[0113]ブロック1305において、UE115は、
図2乃至
図3を参照して記述されるように、送信失敗の数が閾値を越えると決定することによって、UEがアクセスネットワークの境界地域に位置すると決定し得る。ある例では、ブロック1305の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図6を参照して記述されるような境界領域識別モジュール610あるいは送信失敗モジュール635のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0100】
[0114]ブロック1310において、UE115は、
図2乃至
図3を参照して記述されるように、UEが境界地域に位置すると決定することに少なくとも部分的に基づいて、アクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正し得る。ある例では、ブロック1310の動作は、
図4、
図5、または
図6を参照して記述されるセル選択モジュール410、または
図5あるいは
図6を参照して記述されるようなセル選択パラメータ修正モジュール510のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0101】
[0115]このように、方法800、900、1000、1100、1200、および1300は、本開示の態様に従った、アップリンク通信とダウンリンク通信との間の非対称状態を有するデバイスのためのセル選択を提供し得る。いくつかの例では、
図8、
図9、
図10、
図11、
図12、または
図13を参照して記述される方法800、900、1000、1100、1200、または1300のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられ得る。方法800、900、1000、1100、1200、および1300が例となる実装形態であり、方法800、900、1000、1100、1200、または1300の動作が並べ替えられ得ること、またはそうでなければ他の実装形態が可能なように修正され得ることに留意されたい。
【0102】
[0116]添付された図面との関連で上で示される詳細な記述は、例となる実施形態を記述し、また、実装され得るまたは請求項の範囲内の全ての例を表わすとは限らない。この記述中で使用される用語「例示的な」は、「例、実例、または例示として役立つ」ことを意味し、「好ましい」または「他の例より有利である」ことを意味しない。詳細な記述は、記述された技法についての理解を提供する目的で詳細事項を含む。しかしながら、これらの技法はこれらの詳細事項なしで実行され得る。いくつかの実例では、周知の構造およびデバイスは、記述される例の概念を曖昧にすることを回避する目的で、ブロック図の形態で示される。
【0103】
[0117]情報および信号は、様々な相違する技術および技法のうちの任意のものを使用しても表わされ得る。例えば、上の記述の全体に亘って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光電場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表わされ得る。
【0104】
[0118]本開示との関連で本明細書で記述される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはそれらの本明細書に記述される機能を実行するように設計されるまたは任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替では、このプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、複数のコンピューティングデバイスの組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成)として実装され得る。
【0105】
[0119]本明細書で記述される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せの中で実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェア中で実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付された特許請求の範囲の範囲および精神内にある。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、上で記述される機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらの任意の組合せを使用して実装されることができる。機能を実装する特徴は、機能の複数部分が相違する物理的位置において実装されるように分散されることを含め、様々な位置に物理的に配置され得る。請求項での使用を含め本明細書で使用される場合、用語「および/または」は、2つ以上の項目からなるリストで使用されると、リストされた項目のうちの任意の1つが単独で採用され得ること、または、リストされた項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。例えば、ある構成が、コンポーネントA、B、および/またはCを含むものとして記述される場合、この構成は、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含み得る。また、請求項での使用を含め本明細書で使用される場合、項目のリストにおいて使用される場合の「または(あるいは)」(例えば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」のような句によって先行される項目のリスト)は、例えば項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句が、単独の要素を含め、これら項目の任意の組合せを指すように、包括的なリストを示す。例として、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は、A、B、C、A−B、A−C、B−C、およびA−B−Cを、そして複数の同じ要素の任意の組合せ(例えばA−A、A−A−A、A−A−B、A−A−C、A−B−B、A−C−C、B−B、B−B−B、B−B−C、C−C、およびC−C−C、またはA、BおよびCの他の任意の順序)も、カバーすることを意図される。
【0106】
[0120]コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの移動を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいはデータ構造または命令の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることができるとともに汎用コンピュータまたは特殊用途コンピュータ、もしくは汎用コンピュータまたは特殊用途プロセッサによってアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続が、コンピュータ可読媒体と称されることが適切である。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、その一方でディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0107】
[0121]本明細書で使用される場合、句「に基づく(基づいて)」は、条件の閉集合を指すものとして解釈されるべきではない。例えば、「条件Aに基づく」として記述される例示的ステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aおよび条件Bの両方に基づき得る。換言すると、本明細書で使用される場合、句「に基づく」は、句「に少なくとも部分的に基づく」と同様に解釈されるべきである。
【0108】
[0122]本開示の先の記述は、当業者が本開示を行うことまたは使用することを可能にするために提供される。開示への様々な修正は当業者に対して容易に明らかになるであろうし、また、本明細書で定義される包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形に適用され得る。したがって、本開示は本明細書で記述される例およびデザインに制限されるべきではなく、本明細書で開示される原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲と認められるべきである。
【0109】
[0123]本明細書で記述される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、OFDMA、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムのような、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。用語「システム」および「ネットワーク」は多くの場合可換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などのような無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと称される。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータなど(HRPD)と称される。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の異形体を含む。TDMAシステムは、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)のような無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、エボルブドUTRA(E−UTRA)、米国電気電子学会(IEEE)802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどのような無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAはユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボルーション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)の新リリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、および汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた団体からの文書中で記述される。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた団体からの文書中で記述される。本明細書で記述される技術は、上で言及されるシステムおよび無線技術と、他のシステムおよび無線技術にも使用され得る。しかしながら、上の記述は、例の目的でLTEシステムを記述し、また、LTEの専門用語は上の記述の多くで使用される。ただし、本技法はLTEアプリケーションを越えて適用可能である。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレスデバイスにおける通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)の非対称アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)状態を識別することと、
前記非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正することと
を備える、方法。
[C2]
前記非対称UL/DL状態を識別することは、
前記UEのダウンリンク(DL)の受信範囲が前記UEのアップリンク(UL)の送信範囲より大きいと決定することを備える、C1の方法。
[C3]
前記非対称UL/DL状態を識別することは、
前記UEの高利得受信機の利用可能性を識別することを備える、C1の方法。
[C4]
前記非対称UL/DL状態を識別することは、
送信失敗の数が閾値を超えると決定することを備える、C1の方法。
[C5]
前記アクセスネットワークのサービングセルとの同期ずれ(OOS)を宣言することをさらに備える、C4の方法。
[C6]
送信失敗の数が前記閾値を超えると決定することに少なくとも部分的に基づいて訪問者公衆陸上モバイルネットワーク(VPLMN)を探索することをさらに備える、C4の方法。
[C7]
前記修正されたセル選択パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2アクセスネットワークのためのセル選択手順を実行することをさらに備える、C1の方法。
[C8]
前記セル選択パラメータを修正することは、
公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)セル選択をバイパスすることを備える、C1の方法。
[C9]
前記アクセスネットワークからブロードキャストセル選択情報を受信することをさらに備え、前記セル選択パラメータは、前記ブロードキャストセル選択情報に少なくとも部分的に基づく、C1の方法。
[C10]
前記セル選択パラメータは、前記アクセスネットワークの第1無線アクセス技術(RAT)に関連付けられ、前記方法はさらに、
第2アクセスネットワークの第2RATに関連付けられた第2セル選択パラメータを修正することを備え、前記第2RATは、前記第1RATと異なる、C1の方法。
[C11]
前記アクセスネットワークは、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)である、C1の方法。
[C12]
モバイル国コード(MCC)に少なくとも部分的に基づいて前記アクセスネットワークを識別することをさらに備える、C1の方法。
[C13]
前記UEが前記アクセスネットワークの境界領域に位置すると決定することをさらに備える、C1の方法。
[C14]
前記UEが前記アクセスネットワークの前記境界領域に位置すると決定することは、
前記UEについての全地球測位システム(GPS)座標のセットを識別することを備え、GPS座標の前記セットは、前記境界領域に対応する、C13の方法。
[C15]
前記UEが前記境界領域に位置すると決定することは、
第2アクセスネットワークのモバイル国コード(MCC)を識別することを備え、前記第2アクセスネットワークの前記MCCは、前記アクセスネットワークのMCCと異なる、C13の方法。
[C16]
前記UEが前記アクセスネットワークの前記境界領域に位置すると決定することは、
識別された訪問者公衆陸上モバイルネットワーク(VPLMN)がバックグラウンド公衆陸上モバイルネットワーク(BPLMN)データベースに対応すると決定することを備える、C13の方法。
[C17]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)の非対称アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)状態を識別するための手段と、
前記非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正するための手段と
を備える、装置。
[C18]
前記非対称UL/DL状態を識別するための前記手段は、
前記UEのダウンリンク(DL)の受信範囲が前記UEのアップリンク(UL)の送信範囲より大きいと決定するための手段を備える、C17の装置。
[C19]
前記非対称UL/DL状態を識別するための前記手段は、
前記UEの高利得受信機の利用可能性を識別するための手段を備える、C17の装置。
[C20]
前記非対称UL/DL状態を識別するための前記手段は、
送信失敗の数が閾値を超えると決定するための手段を備える、C17の装置。
[C21]
前記アクセスネットワークのサービングセルとの同期ずれ(OOS)を宣言するための手段をさらに備える、C20の装置。
[C22]
送信失敗の数が前記閾値を超えると決定することに少なくとも部分的に基づいて訪問者公衆陸上モバイルネットワーク(VPLMN)を探索するための手段をさらに備える、C20の装置。
[C23]
前記修正されたセル選択パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2アクセスネットワークのためのセル選択手順を実行するための手段をさらに備える、C17の装置。
[C24]
前記セル選択パラメータは、前記アクセスネットワークの第1無線アクセス技術(RAT)に関連付けられ、前記装置はさらに、
第2アクセスネットワークの第2RATに関連付けられた第2セル選択パラメータを修正するための手段を備え、前記第2RATは、前記第1RATと異なる、C17の装置。
[C25]
前記アクセスネットワークは、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)である、C17の装置。
[C26]
前記UEが前記アクセスネットワークの境界領域に位置すると決定するための手段をさらに備える、C17の装置。
[C27]
前記UEが前記境界領域に位置すると決定するための前記手段は、
第2アクセスネットワークのモバイル国コード(MCC)を識別するための手段を備え、前記第2アクセスネットワークの前記MCCは、前記アクセスネットワークのMCCと異なる、C26の装置。
[C28]
前記UEが前記境界領域に位置すると決定するための前記手段は、
識別された訪問者公衆陸上モバイルネットワーク(VPLMN)がバックグラウンド公衆陸上モバイルネットワーク(BPLMN)データベースに対応すると決定するための手段を備える、C26の装置。
[C29]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信状態にあるメモリと、
前記メモリに記憶されるとともに前記装置に、
ユーザ機器(UE)の非対称アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)状態を識別することと、
前記非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正することと
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能な命令と、
を備える装置。
[C30]
ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
ユーザ機器(UE)の非対称アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)状態を識別することと、
前記非対称UL/DL状態を識別することに少なくとも部分的に基づいてアクセスネットワークに関連付けられたセル選択パラメータを修正することと、
を行うように実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。