特許第6571207号(P6571207)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6571207
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】ドリフトレーサー
(51)【国際特許分類】
   A63G 25/00 20060101AFI20190826BHJP
   B61B 13/00 20060101ALI20190826BHJP
【FI】
   A63G25/00
   B61B13/00 D
【請求項の数】20
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2017-559122(P2017-559122)
(86)(22)【出願日】2016年5月12日
(65)【公表番号】特表2018-523501(P2018-523501A)
(43)【公表日】2018年8月23日
(86)【国際出願番号】US2016032060
(87)【国際公開番号】WO2016183303
(87)【国際公開日】20161117
【審査請求日】2019年5月13日
(31)【優先権主張番号】62/160,400
(32)【優先日】2015年5月12日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/152,419
(32)【優先日】2016年5月11日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511077292
【氏名又は名称】ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100196612
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 慎也
(72)【発明者】
【氏名】ヴァンス エリック エイ
(72)【発明者】
【氏名】マクヴィーン キース マイケル
【審査官】 比嘉 翔一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平7−313735(JP,A)
【文献】 特表平8−502921(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63G 1/00−33/00
A63F 9/00− 9/20
A63F 9/26−11/00
A63H 1/00−37/00
B61B 1/00−15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前輪、後輪、モータ、及びステアリングホイールを含む乗客車両であって、該前輪及び該後輪は、面上に配置され、該モータは、該前輪に動力を与えて該乗客車両を推進するように構成され、及び該ステアリングホイールは、該後輪の位置を調節して該乗客車両がドリフトすることを可能にするように構成される、乗客車両と、
前記面にトラフを形成する軌道と、
前記乗客車両がドリフトすることを可能にするために該乗客車両にヒンジで連結され、前記トラフ内に配置され、かつ前記軌道に沿って該乗客車両の移動を導くように構成されたボギー台車と、
を含む乗り物アセンブリ。
【請求項2】
前記面は、コンクリート又はアスファルトを含む、請求項1に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項3】
前記トラフは、該トラフ内に水が溜まることを防止するように構成された排水口を含む、請求項1に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項4】
前記乗客車両は、受信機を含み、前記面は、1又は2以上のエミッタを含み、該受信機は、該乗客車両が該エミッタの上方に位置するときに該1又は2以上のエミッタのうちの1つのエミッタを検出するように構成される、請求項1に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項5】
乗客制御機能が、前記受信機が前記エミッタを検出したときに起動される、請求項4に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項6】
前記乗客制御機能は、起動されたときに前記面に対して垂直方向に前記乗客車両を弾ませるように構成される、請求項5に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項7】
前記乗客制御機能は、起動されたときに前記乗客車両の移動を加速するように構成される、請求項5に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項8】
前記ボギー台車に連結されて前記トラフ内に配置され、前記後輪の進行経路に位置合わせされて前記面と実質的に同一平面であるように構成されたスロットフィラーを含む、請求項1に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項9】
前記乗客車両は、該乗客車両が予め決められた距離を超えてドリフトすることを阻止するように構成された停止機構を含む、請求項1に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項10】
前記モータは、電気式であり、かつ前記トラフ内に配置された電力ストリップに接触するブラシから電力を受け取るように構成される請求項1に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項11】
前輪、後輪、電気モータ、及びステアリングシステムを含む乗客車両であって、該前輪及び該後輪は、面上に配置され、該電気モータは、該前輪に動力を与えて該乗客車両を推進させ、及び該ステアリングシステムに動力を与えるように構成され、該ステアリングシステムは、該乗客車両がドリフトすることができるように該電気モータからの該動力を利用して該乗客車両の位置を調節するように構成され、及び該ステアリングシステムは、該乗客車両が予め決められた距離を超えてドリフトすることを阻止するように構成される、乗客車両と、
前記面にトラフを形成する軌道と、
前記乗客車両がドリフトすることを可能にするために該乗客車両にヒンジで連結され、前記トラフ内に配置され、かつ前記軌道に沿って該乗客車両の移動を導くように構成されたボギー台車と、
を含む乗り物アセンブリ。
【請求項12】
前記ステアリングシステムは、Ackermannステアリングシステムを含む、請求項11に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項13】
前記ステアリングシステムは、ギアと前記乗客車両に連結されたねじ切りロッドとを含み、該ギアは、回転して、該ねじ切りロッドが前記軌道に対する前記乗客車両の位置を調節するように構成される、請求項11に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項14】
前記ボギー台車は、前記面に接触するように構成された1又は2以上の上側停止ホイール、前記トラフの側面に接触するように構成された1又は2以上の側面案内ホイール、又はその組合せを含む、請求項11に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項15】
前記ボギー台車は、1又は2以上の案内軌道に連結され、
前記ボギー台車は、前記1又は2以上の案内軌道に沿って移動するように構成された1又は2以上のホイールを含む、請求項11に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項16】
前記乗客車両は、受信機を含み、前記面は、1又は2以上のエミッタを含み、該受信機は、該乗客車両が該エミッタの上方に位置するときに該1又は2以上のエミッタのうちの1つのエミッタを検出するように構成される、請求項11に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項17】
前輪、後輪、ステアリングシステム、及び受信機を含む乗客車両であって、該前輪及び該後輪は、面上に配置され、該ステアリングシステムは、該乗客車両の位置を調節して該乗客車両がドリフトすることを可能にし、及び該乗客車両が予め決められた距離を超えてドリフトすることを阻止するように構成され、並びに該受信機は、該乗客車両がエミッタの上方に位置するときに該面上に配置された該エミッタを検出するように構成される、乗客車両と、
前記面にトラフを形成する軌道と、
前記乗客車両がドリフトすることを可能にするために該乗客車両にヒンジで連結され、前記トラフ内に配置され、かつ前記軌道に沿って該乗客車両を移動するように構成されたボギー台車と、
を含む乗り物アセンブリ。
【請求項18】
前記乗客車両は、前記受信機に結合されたコントローラを含み、該コントローラは、前記受信機が前記エミッタを検出したときに乗客制御機能を起動するように構成される、請求項17に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項19】
前記乗客制御機能は、起動されたときに前記面に対して垂直方向に前記乗客車両を弾ませるように構成される、請求項18に記載の乗り物アセンブリ。
【請求項20】
前記乗客制御機能は、起動されたときに前記乗客車両の移動を加速するように構成される、請求項18に記載の乗り物アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
本出願は、これによりその全体が引用によって組み込まれる2015年5月12日出願の「ドリフトレーサー」という名称の米国仮特許出願第62/160,400号の利益を主張するものである。
【0002】
本発明の開示は、一般的に遊園地の分野に関する。より具体的には、本発明の開示の実施形態は、遊園地体験を提供するのに利用されるシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
乗客に独特の運動体験及び視覚体験を提供するために様々な遊園地乗り物が作り出されてきた。例えば、テーマ乗り物(theme ride)は、固定経路に沿って進行する単一乗客又は複数乗客車両を用いて実施することができる。車両の速度又はその方向の変化によってそれらが経路に沿って移動する時に作り出される興奮に加えて、車両自体が、車両に対する様々なレベルの制御(例えば、ペダル又は様々なボタン及びノブ)を乗客に与える特徴を含むことができる。リピートする乗り手は乗り物の全体的経路を知っている場合があるが、制御機能は、2回目及びそれ以降の乗り物に乗っている間の新しい興味を作り出すことができる。しかし、乗り物車両の乗客に与えられる従来の制御は、一般的に乗り物車両が予め決められた経路を辿る時に制限されている。従って、乗り物車両に対する乗客制御を高めてより冒険的な乗り物体験を作り出す改良された遊園地乗り物に対する必要性があることが現在認識されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
オリジナルに主張する主題に範囲が同等のある一定の実施形態を以下に要約する。これらの実施形態は、本発明の開示の範囲を限定するように意図せず、むしろこれらの実施形態は、ある一定の開示の実施形態の簡単な概要を提供することのみを意図している。実際に、本発明の開示は、以下に示す実施形態と類似か又は異なる場合がある様々な形態を包含することができる。
【0005】
一実施形態により、前輪、後輪、モータ、及びステアリングホイールを有し、前輪及び後輪が、面上に配置され、モータが、前輪に動力を与えて乗客車両を推進するように構成され、ステアリングホイールが、後輪の位置を調節して乗客車両がドリフトすることを可能にするように構成された乗客車両、面にトラフ(trough)を形成する軌道、及び乗客車両にヒンジで連結され、トラフに配置され、軌道に沿って乗客車両の移動を誘導するように構成されたボギー台車(bogie)を含む。
【0006】
別の実施形態により、乗り物アセンブリは、前輪及び後輪が、面上に配置され、電気モータが、前輪に動力を与えて乗客車両を推進し、かつステアリングシステムに動力を与えるように構成され、ステアリングシステムが、電気モータからの動力を利用して乗客車両がドリフトすることができるように乗客車両の位置を調節するように構成され、ステアリングシステムが、乗客車両が予め決められた距離を超えてドリフトすることを阻止するように構成された前輪と、後輪と、電気モータと、ステアリングシステムとを有する乗客車両と、面にトラフを形成する軌道と、乗客車両がドリフトすることを可能にするように乗客車両にヒンジで連結され、トラフに配置され、軌道に沿って乗客車両の移動を誘導するように構成されたボギー台車とを含む。
【0007】
別の実施形態により、乗り物アセンブリは、前輪及び後輪が、面上に配置され、ステアリングシステムが、乗客車両の位置を調節して乗客車両がドリフトすることを可能にし、かつ乗客車両が予め決められた距離を超えてドリフトすることを阻止するように構成され、受信機が、乗客車両がエミッタの上方に位置するときに面上に配置されたエミッタを検出するように構成された前輪と、後輪と、ステアリングシステムと、受信機とを有する乗客車両と、面にトラフを形成する軌道と、乗客車両がドリフトすることを可能にするように乗客車両にヒンジで連結され、トラフに配置され、軌道に沿って乗客車両を移動するように構成されたボギー台車とを含む。
【0008】
本発明の開示のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、図面を通して同じ文字が同じ部分を表す添付図面を参照して以下の詳細説明を読むとより良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の開示の態様によるドリフトレーサーの実施形態の平面図である。
図2】本発明の開示の態様によりドリフトレーサーの後端が軌道から離れて外向きに揺動することを可能にするピボットを含む図1のドリフトレーサーの実施形態の平面図である。
図3】本発明の開示の態様によりドリフトレーサーの後端が制御された方式で軌道から離れて外向きに揺動することを可能にするように構成されたねじ切りロッド及びギアを含む図1のドリフトレーサーの実施形態の平面図である。
図4】本発明の開示の態様によりAckermannステアリングを用いて移動するように構成された図1のドリフトレーサーの一部分の実施形態の断面図である。
図5】本発明の開示の態様によりトラフによって定められた乗り物経路に沿ってドリフトレーサーを誘導するように構成された第1及び第2のボギー台車を含む図1のドリフトレーサーの一部分の実施形態の断面図である。
図6】本発明の開示の態様により軌道によって定められた乗り物経路に沿ってドリフトレーサーを誘導するように構成された第1及び第2のボギー台車を含む図1のドリフトレーサーの一部分の実施形態の断面図である。
図7】本発明の開示の態様により玉軸受によって駆動される車輪上に配置されたスロットフィラーを含む図1のドリフトレーサーの実施形態の断面図である。
図8】本発明の開示の態様によるトラフ内の別の位置での図7のスロットフィラーの実施形態の断面図である。
図9】本発明の開示の態様による図1のドリフトレーサーの実施形態の立面図である。
図10】本発明の開示の態様により持ち上げた位置にある図9のドリフトレーサーの立面図である。
図11】本発明の開示の態様により分岐合流点を含む場合がある軌道に沿った図9のドリフトレーサーの実施形態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では本発明の開示の1又は2以上の特定の実施形態を説明する。これらの実施形態の簡潔な説明を与えるために、本明細書では実際の実施の全ての特徴を説明しない場合がある。あらゆる工学又は設計プロジェクトにおけるようなそのようなあらゆる実際の実施の開発において、システム関連及び業務関連の制約の遵守のような開発者の特定目標を達成するために多くの実施固有の判断が必要であることを認めなければならない。更に、このような開発努力は、複雑で時間を消費する場合があるが、それにもかかわらず、本発明の開示の利益を得る当業者にとって設計、製作、及び製造の日常的な仕事であることを認めなければならない。
【0011】
本発明の開示の実施形態は、乗り手がレーシング車両の様々な態様を制御することを可能にする模擬レーシングアトラクションを容易にすることに関する。例えば、乗り手は、前輪及び後輪を含み、かつ車両から延びて地下の軌道と係合する柱又はシャフトの周りにピボット回転する乗り物車両に位置決めすることができる。乗り手は、ステアリングホイールを用いて後輪を制御することができ、一方、乗り物車両は、前輪によって動力を与えることができる(例えば、駆動される)。柱又はシャフトのピボット点は、前輪の近くに位置決めすることができる。従って、乗り手は、前輪が固定位置に留まる間に後輪の方向を制御することによって「ドリフティング」(例えば、尻振り)を模擬することができる。乗り物車両の後端は、乗り物車両の方向から外へ揺動することができ、それによって乗り手に高まった娯楽性を与えることができる。一部の実施形態では、様々なターゲット(例えば、発光ダイオード(LED)又は信号を放出するように構成された他のデバイス)を乗り物車両がその上を移動する面に沿って位置決めすることができる。乗り手は、乗り物車両をターゲット(例えば、エミッタ又はセンサ)の上に位置決めしようとして乗り物車両をドリフトさせるために後輪をステアリングすることができる。更に、乗り物車両は、乗り物車両がターゲット(例えば、エミッタ又はセンサ)を通り越す時を検出する受信機を含むことができ、受信機は、ターゲットを集めることに対するポイントを乗り手に与えることができる。ある一定の実施形態では、乗り物の速度は、より多くのポイントが与えられた時に上げることができる(例えば、より多くのポイントを受けると、乗り物車両はより速く進むことができる)。他の実施形態では、ポイントは、ジャンピング操縦を模擬することができる弾み機能(例えば、ドライビング面及び/又は軌道に対して乗り物車両を上向き及び下向きに移動する起動式機構)を乗り手が実行することを可能にすることができる。
【0012】
本発明の実施形態による乗り物システムは、ステアリング、車両運動速度、及び車両位置に関する高い忠実度で乗り物システムのアクションに対する制御の変動性を乗り手に与えることができる。1又は2以上の乗り手は、かれらが位置決めされた乗り物車両の様々な態様を個々に又は協調して制御することができる。具体的には、例えば、1又は2以上の乗り手は、割り当てられた乗り物車両の速度、方位、及び位置を定められた性能限界内で制御することができる。例えば、1又は2以上の乗り手は、車両の速度範囲内で乗り物車両の速度と制限区域内で車両の移動とを制御することができる場合がある。これらの制限(例えば、制限された速度範囲及び移動範囲)は、性能限界の各部分を定めることができる。この操縦及び移動のためのそのような限界は、全体乗り物経路に沿って多数の阻止ゾーンに設けることができる。それによって乗り物システムを通る乗り手のスループットを促進することができる。例えば、多数の乗り物車両は、同時に全体乗り物経路を移動する場合がある。従って、乗り物経路のいずれか1つの部分にある一定の数の車両が存在することを避けることが望ましいと考えられる。従って、乗り物経路は、阻止ゾーンに分割することができ、それは、各阻止ゾーン内の車両の数を制限するように指定される。阻止ゾーンが車両によって過密になることを回避するために、各車両の性能限界は、車両が次の阻止ゾーンにある車両に追い付かないように車両を制御するように設定することができる。具体的には、例えば、第1の車両の乗り手が第1の車両を低速閾値で作動させることを選択し、第2の車両(乗り物経路に沿って第1の車両の背後にある)の乗り手が第2の車両を高速閾値で作動させることを選択する時に、閾値は、2つの車両が1つの阻止ゾーン内で互いに合流しないように設定することができる(2つの車両間の初期分離距離を考慮して)。閾値は、車両位置の測定などに基づいて動的に調節することができることに注意しなければならない。車両に関する作動限界は、各個々の乗り物車両に設定することができ(例えば、各車両ごとのプログラマブル論理コントローラ(PLC))、又は乗り物システムのための主コントローラ(例えば、中央PLC)によって提供することができる。
【0013】
ある一定の実施形態では、模擬レーシングアトラクションは、乗り手間の競争の要素を含むことができる。例えば、2つの乗り物車両(例えば、第1の乗り物軌道上にある1つの乗り物車両、及び第2の隣接する乗り物軌道上にある第2の乗り物車両)は、ターゲットを集め、かつ最短時間で進路を完了するように互いに競争することができる。乗り手間の競争は、乗り手が新しい競争相手とレーシングする楽しさを見つけることができるので、乗り物の楽しさを更に高め、かつアトラクションに乗り続ける動機付けをもたらす。
【0014】
図1は、本発明の開示の態様によるレースカーをテーマとする遊園地乗り物アセンブリ10の上面図である。乗り物アセンブリ10は、軌道14(例えば、スロット又はトラフ)によって案内されるように構成された乗り物車両12を含むことができる。乗り物車両12は、前車軸18に接続した前輪16(例えば、タイヤ)を含むことができる。乗り物車両12は、乗り物車両が、軌道14に沿って移動するように構成されたボギー台車又は他のデバイスにヒンジ式に結合されるように、前車軸18の上方又は下方に位置決めされたピボット20に接続することができる。従って、乗り物車両12の後端22は、乗り物車両12の前端23(例えば、前車軸18及び前輪16)が軌道14の縁部に実質的に固定されたままで回転することができる。前輪16は、乗り物車両12の移動を通じて発生される電力を受け入れる電気モータ(図示しない)によって動力を与えることができる。従って、乗り物車両12は、乗り物車両の前輪16によって動力を与えることができる(例えば、駆動される)。電気モータ及び発電システムは、本明細書において図5を参照してより詳細に以下に説明する。
【0015】
図1の図示の実施形態に示すように、乗り物車両12はまた、前部乗客シート24及び後部乗客シート26を含む。他の実施形態では、乗り物車両12は、単一前部乗客シートを有することができ、又は2よりも多い前部乗客シートを含むことができる(例えば、3、4、5、6、7、8、9、10、又は11以上)。ある一定の実施形態では、前部乗客シート24は、ステアリングホイール28、アクセルペダル29、及びブレーキペダル31を含むことができる。ステアリングホイール28(又は別のステアリング機構)は、後車軸30と後車軸30に関連付けられた後輪32との移動を制御することができる。一部の実施形態では、後輪32は、後車軸30とは独立して制御可能に移動することができる。例えば、後輪32(例えば、タイヤ)は、ステアリングホイール28の移動に基づいて回転及び/又はピボット回転することができる。従って、電気モータ(図示しない)は、後車軸30及び/又は後輪32の移動に対する制御を考慮して後車軸30の近くに位置決めされ、かつステアリングホイール28に結合することができる。このような構成では、ステアリングホイール28は、後車軸30(及び/又は後輪32)の位置を調節するために電気モータ(又はコントローラ又は別の電子デバイス)に信号を送ることができる。
【0016】
本発明の実施形態は、必ずしも前部乗客シート24内のステアリングホイール28の使用に限定されない。実際に、他の実施形態では、ステアリングホイール28は、後部乗客シート26に位置付けることができる。更に別の実施形態では、乗り物車両12は、後車軸30(及び/又は後輪32)の移動が予め決定され、従って、乗客によって調節することができないように、ステアリングホイール28を含まない場合がある。これに加えて又はこれに代えて、他のステアリング入力デバイスを使用することができる(例えば、タッチベース又はボタンベースのもの)。
【0017】
他の実施形態では、前車軸18の位置は、乗り物車両12のステアリングが前輪16によって制御されるようにステアリングホイール28によって制御されることに注意しなければならない。同様に、後輪32には、前輪16に加えて又はこれに代えて、乗り物車両12の運動を通じて動力を発生する電気モータによって動力を与えることができる。前輪及び/又は後輪駆動、並びに前輪及び/又は後輪ステアリングのあらゆる組合せは、乗り物アセンブリ10によって利用することができることを理解しなければならない。
【0018】
これに加えて、乗客は、アクセルペダル29及びブレーキペダル31を通じて乗り物車両12を制御することができる。例えば、アクセルペダル29により、乗客は、乗り物車両12の速度を制御することができる。アクセルペダル29をデフォルト位置から踏み込むと、電気モータが前輪16に追加の動力を与えて乗り物車両12を加速することができる。これに加えて、ブレーキペダル31は、乗り物車両12の速度を低下させることができる。ある一定の実施形態では、ブレーキペダル31は、前輪16を定位置にロックするブレーキシステムに結合され、それによって乗り物車両12の移動を抑制して速度を低下させることができる。他の実施形態では、乗り物車両12は、乗り物車両12の速度が、例えば、電気モータ及び/又は軌道上に配置されたボギー台車を作動させる車内及び/又は車外搭載型コントローラによって実質的に予め決定されて制御されるように、アクセルペダル29及び/又はブレーキペダル31を含まない場合があることに注意しなければならない。
【0019】
前輪16及び後輪32の両方は、乗り物10の面34と接触することができる。従って、前輪16によって乗り物車両12が駆動される実施形態では、前輪16は、乗り物車両12の移動を発生することができる。例えば、電気モータは、前輪16を駆動して所望方向35にスピン回転させることができる(例えば、乗客がアクセルペダル29を踏んだ時に)。前輪16と面34の間の摩擦力により、前輪16は、乗り物車両12を所望方向35に推進する。同様に、乗り物車両が後輪32によって駆動される実施形態では、電気モータは、後輪32を所望方向にスピン回転させ、乗り物車両12を所望方向35に推進することができる。ある一定の実施形態では、前輪16及び後輪32は、コンクリート、アスファルト、タール、汚れ、又は実際のドライビング面(例えば、道路)を模擬する他の適切な材料を含むことができる面34と接触する。他の実施形態では、前輪16及び後輪32は、面34によって囲まれた(例えば、埋め込まれた)鋼板に接触するように構成することができる。鋼板は、前輪16及び/又は後輪32間の摩擦力を低減し、乗り物車両12のドリフト(例えば、尻振り、又は後端22が外に揺動して前端23から離れる)を容易にすることができる。更に他の実施形態では、乗り物アセンブリは鋼板を含むことができるが、前輪16及び後輪32は、前輪16及び後輪32が鋼板の外側に延びるように面34に接触する(例えば、図4に示す)。更に、前輪16及び/又は後輪32の第1の部分が、鋼板と接触し、前輪16及び/又は後輪32の第2の部分は、面34と接触することができる。
【0020】
前輪16及び後輪32は、乗客が乗り物車両12を実際の車両(例えば、自動車)として知覚することができるように面34又は鋼板と接触する。前輪16及び/又は後輪32は、乗り物車両12を実際に所望方向35に推進することができるが、軌道14は、最終的に前輪16の位置を決定することができる。従って、乗り物車両12は、前輪16及び/又は後輪32によって駆動されるが、乗り物車両12が最終的に辿る経路は、軌道14が決定する(例えば、所望方向35を決定する)。ある一定の実施形態では、乗客は、乗り物車両12の速度に対して(例えば、アクセルペダル29及びブレーキペダル31を通じて)、並びに後輪32の位置に対して(例えば、乗り物車両12のドリフトの量)制御することができるが、乗客は、乗り物車両12の最終的な経路に関する制御が制限される(例えば、図11参照)。これに加えて、乗り物車両12は、乗客が、全体乗り物体験を高めることができる特徴を制御することを可能にする。
【0021】
図6を参照すると、以下でより詳細に説明するように、ある一定の実施形態では、乗り物車両12にヒンジで結合された(例えば、ピボット20を通じて)1又は2以上のボギー台車が軌道14に沿って移動する時に、軌道14は、乗り物車両12の進路又は経路を制御する。ボギー台車は、乗り物車両12の前車軸18に結合され(例えば、ビーム又はシャフトを通じて)、乗り物車両12の移動が軌道14によって形成される進路に制限されるように構成することができる。ボギー台車は、ピボット20を通じて乗り物車両12にヒンジで結合することができ、及び/又は乗り物車両12の異なる態様に係合することができる。ボギー台車は、乗り物車両12が前輪16及び/又は後輪32によって前方に推進される時にボギー台車を軌道14に沿って移動可能にする様々な特徴(例えば、上側停止ホイール及び/又は側面案内ホイール)を含むことができる。例えば、ボギー台車は、乗り物車両12が所望方向35に移動する時に軌道14に沿って摺動する1又は2以上のホイール又は玉軸受を含むことができる。更に、ボギー台車は、乗り物車両12の移動を制限して、乗り物車両12が軌道14によって形成された経路を移動するように構成することができる。ボギー台車は、図6を参照してより詳細に説明する。
【0022】
ある一定の実施形態では、後部乗客シート26は、後部乗客シート26の乗客も乗り物体験をある程度制御することができるようにする1又は2以上の制御機能(control feature)38を含むことができる。例えば、制御機能38は、様々な機能(例えば、乗り物車両12を弾ませる、乗り物車両12を加速又は減速する、又は軌道14又は隣接する軌道上の別の乗り物車両12のパフォーマンスに影響を与える)を実行する1又は2以上の制御ボタン又は制御ノブを含むことができる。1つのボタンにより、乗り物車両12が弾むことが可能になり(例えば、起動機構又は油圧を通じて)、それによって乗り物車両12は、軌道14に対して上向き及び下向きに移動することができる。乗客にポイントを与えるエミッタ40(例えば、無線周波数(RF)センサ、発光ダイオード(LED)、信号を放出するように構成されたセンサ又はあらゆる他のデバイス)を乗り物車両12が通り越す時に、乗り物車両12のある一定の特徴(例えば、弾み機能)が有効にされる。例えば、前部乗客シート24の乗客は、ステアリングホイール28を通じて乗り物車両12を誘導し、後端22がエミッタ40の上を通過するように移動することができる。エミッタ40は、乗り物車両12上に配置された対応する受信機42によって検出することができる。ある一定の実施形態では、受信機42は、乗客の視界から遮断されるように乗り物車両12の下に位置決めすることができる。他の実施形態では、受信機42は、乗り物車両12上又は内のあらゆる適切な場所に配置することができる。更に別の実施形態では、受信機42を面34上に位置付けて、エミッタ40を乗り物車両12上又は内の適切な場所に配置することができる。これに加えて又はこれに代えて、エミッタ40及び/又は受信機42は、互いに信号を送信及び受信するように構成された送受信機とすることができる。いずれの場合でも、受信機42がエミッタ40を検出すると(又はその逆)、受信機42(又はエミッタ)は、乗客にポイントを与えることができ、それによって後部乗客シートの乗客26が、制御機能38(例えば、ボタン、ノブ、又はジョイスティック)を通じて弾み機能に関与することを可能にする。図示の図1の実施形態は、ステアリングホイール28を有する前部乗客シート24と、制御機能38を有する後部乗客シート26とを示すが、ステアリングホイール28及び制御機能38は、いずれの乗客シートにも位置付けることができる。更に、各乗客シート24、26は、乗り物の異なるフェーズ中に乗り手の役割を移行することを可能にし、又は単独の乗客が乗り物車両12に関連付けられた実質的に全てのユーザ入力を制御することを可能にする本質的に同一のコントローラに関連付けることができる。
【0023】
エミッタ40の近くに受信機42を位置決めすることにより、乗客はポイントを与えられ、それによって弾み機能を起動する。制御機能38は、弾み機能に加えて又はその代わりに、乗り物車両12の速度ブーストを起動することができる。例えば、後部乗客シート26の乗客は、制御機能38に関与して乗り物車両を加速し、それによって乗客に高まった楽しみをもたらすことができる。ここでもまた、前部乗客シート24の乗客は、受信機42が、エミッタ40を検出し、制御機能38(例えば、ボタンは、乗客が乗り物車両12を弾ませ、乗り物車両12をブーストし、又は別の乗り物車両に影響を与えることを可能にする)が関わることができる前に乗客にポイントを与えることができるように、エミッタ40を通り越すように乗り物車両12を誘導することができる。しかし、他の実施形態では、乗客は、ポイントを受け入れることなく制御機能38に関与することができる。例えば、乗客は、ポイントを集めることなく、乗り物10の進路全体を通じて所望回数だけ制御機能38に関与することができる場合がある。
【0024】
受信機42はまた、特定の乗り物車両を軌道14に沿って位置付けるのに利用することができ、それは、オペレータ又は自動コントローラが、軌道14に沿った他の乗り物車両に対する乗り物車両12の場所を決定及び/又はモニタすることを可能にする。この位置付け機能により、乗り物10はより効率的に作動させることができる。
【0025】
図1及び図2に例示するように、ある一定の実施形態では、エミッタ40は、軌道14からある距離44に位置付けることができる。従って、受信機42がエミッタ40を検出するために、図2に示すように、乗客は、ステアリングホイール28を利用して後端22の位置を調節することができる。例えば、後車軸30は、乗り物車両12に対してピボット回転するが、そうでなければ実質的に剛性のままである(例えば、後車軸30及び後輪32の位置は互いに対して変化しない)ように構成することができる。後車軸30の位置は、受信機42がエミッタ40と垂直に位置合わせすることができるように、乗り物車両12の後端22をして軌道から離れて方向60又は方向62に外向きに揺動させることができる。
【0026】
図2に示すように、乗り物車両12の後端22は、軌道14から離れて方向60に外向きに揺動することができる。ピボット20により、乗り物車両12の後端22は、方向60に揺動することができ、一方、前端23は、軌道14に位置合わせされたままである。これに加えて、前輪16は、所望方向35に位置合わせされた位置のままであるが、後輪32は、シフトして後端22を方向60に揺動させる。従って、ピボット20により、乗り物車両12はドリフトすることができ、一方、乗り物車両12を軌道14によって形成された経路に依然として誘導する。換言すれば、乗り物車両12の各部分が時々この経路からそれることができても、乗り物10を通して乗り物車両12の全体運動経路は保たれる。
【0027】
ある一定の実施形態では、乗り物車両12は、乗り物車両12が予め決められた距離を超えてドリフトする(例えば、後端22が旋回して軌道14から離れる)ことを阻止する機械的停止機構(例えば、内蔵溝又はスロット)を含むことができる。これに加えて又はこれに代えて、電子的停止機構をこの目的に使用することができる。例えば、電子的停止機構は、制御システム(例えば、PLC)及び作動の定められた限界(例えば、制御限界の一部)によって制御することができる。乗り物車両12は、物理的機構、制御システム、又はその両方によって制御され、ピボット20の周りに20度、25度、30度、45度、又は60度よりも大きく回転することが防止され、乗り物制御を改善し、かつ乗り物アセンブリ10の構成要素間の望ましくない接触を回避する。停止機構66は、軌道14と直接又は間接に係合するシャフト68を収容するように構成された乗り物車両12内のスロット又は溝を含むことができる(例えば、図示の実施形態では、シャフト68は、軌道14内に配置されたボギー台車から垂直に突出する)。ある一定の実施形態では、シャフト68は、軌道14に配置されたボギー台車に結合することができる(例えば、ボギー台車を前車軸18に接続するシャフト又はビームを通じて)。従って、シャフト68は、軌道14によって形成された経路に沿って移動するが、乗り物車両12の後端22に対して実質的に静止したままであるように構成することができる。シャフト68は、接続ロッド70を通じてボギー台車に結合することができる。ある一定の実施形態では、接続ロッド70は、軌道14と実質的に位置合わせされて軌道に沿って移動するように構成することができる。例えば、接続ロッド70は、軌道14の進路内で旋回を通じて操縦することができる単一可撓性ロッドを含むことができる。他の実施形態では、接続ロッド70は、接続ロッド70の可撓性を高めるために互いに結合された多数のロッドを含むことができる(例えば、ヒンジを通じて互いに結合されたいくつかのより小さいロッド)。
【0028】
シャフト68をボギー台車に結合することにより、方向60及び方向62の乗り物車両の移動を制限することができる。乗り物車両12の後端22が方向60に外向きに揺動すると、停止機構66はシャフト68の周りを移動することができる。しかし、停止機構66は、方向60及び62の乗り物車両12の移動を制限する第1の端部72及び第2の端部74を含むことができる。例えば、乗り物車両12が方向60に移動すると、停止機構66は、第1の端部72に達するまでシャフト68の周りに移動する。シャフト68は、第1の端部72で停止機構66の縁部と係合し、乗り物車両が方向60に更に移動することを物理的に阻止する。従って、停止機構66は、乗り物車両12が予め決められた地点を超えてドリフトすることを防止する。
【0029】
ある一定の実施形態では、乗り物10はまた、軌道14のスロットを覆って軌道14の上の後輪32の滑らかな移行を容易にするスロットフィラー(slot filler)76を含むことができる。従って、スロットフィラー76は、軌道14が乗り物車両12の方向60又は方向62への移動を本質的に禁止しないようにする。例えば、スロットフィラー76は、面34(又は鋼板)と実質的に同一平面にあり、ドリフト時に後輪32が軌道14の1つの側から別の側へ滑らかに移行するように構成することができる。スロットフィラー76は、接続ロッド70(例えば、実質的に剛性のロッド又はケーブルのような可撓性のロッド)を通じて、又は別の接続特徴(例えば、第2の接続ロッド)を通じてボギー台車及び/又はシャフト68に結合することができる。図示の実施形態では、軌道14は、6つのスロットフィラー76を含む。しかし、あらゆる数のスロットフィラーを使用することができる。例えば、他の実施形態では、軌道14は、後輪32と実質的に等しい区域を覆う単一スロットフィラー76を含むことができる。更に別の実施形態では、軌道14は、6よりも多い(例えば、7、8、9、10、又は11以上)のスロットフィラー76を含むことができる。一部の場合では、スロットフィラーをより多くすれば、スロットフィラー76が軌道14に沿ってより移動し易くなる(例えば、より小さいスロットフィラー76を並べて配置すれば、軌道14は、より細かい旋回を含むことができる)。更に別の実施形態では、軌道14は、あらゆる適切な数のスロットフィラー76を含み、スロットフィラー76は、後輪32がドリフトに対する有意な障害を受けることを防止し、一方、軌道14が乗客の喜びのために細かい旋回を含むことを可能にする。これに加えて、一部の実施形態では、軌道14は、後輪32への障害物とならないほど十分に狭くすることができる。そのような実施形態では、軌道14は、スロットフィラー76を含まない場合がある。
【0030】
図3は、乗り物アセンブリ10の停止機構66の別の実施形態を示している。図示の実施形態に示すように、乗り物車両12は、ねじ切りロッド(threaded rod)90を含む。これに加えて、シャフト68は、シャフト68の端部に結合され、かつ乗り物車両12の後端22が方向60又は62に移動する時に回転するように構成されたギア92を有する。ねじ切りロッド90は、ねじ切りロッド90の第1の端部96に第1のストップ94、及びねじ切りロッド90の第2の端部に第2のストップ98を含むことができる。第1及び第2のストップ94、98は、それぞれ、ギア92が第1及び第2の端部96、100に接触した時にギア92の回転を防止するように構成することができる。従って、ねじ切りロッド90とギア92を有するシャフト68とは、停止機構66と実質的に同じ機能を果たすように構成することができる(例えば、乗り物車両12がある一定の地点を超えてドリフトすることを防止するように)。ねじ切りロッド90及びギア92は、第1及び第2の端部92、100間の移行の速度を制御するように構成することができる(例えば、歯又はネジ山間の距離の変化を含む)。
【0031】
更に、ある一定の実施形態では、ギア92は、ギア92の回転を駆動する(例えば、ギア92は自由にスピン回転しない)電気モータに結合することができる。そのような実施形態では、ギア92を駆動する電気モータは、乗り物車両12のドリフト効果を作り出すことができる。例えば、乗客がステアリングホイール28を移動すると、電気モータは、ギア92を回転させて乗り物車両12の後端22を方向60又は方向62に移動することができる。従って、図示の実施形態では、乗り物車両12のドリフトアクションは、後車軸30を移動するためにモータを使用することに代えて又はこれに加えてのいずれかで、ギア92及びねじ切りロッド90を用いて制御することができる。従って、一部の実施形態では、乗り物車両12をドリフトさせるために後車軸30の位置を調節する必要がないので、後車軸30の位置を調節するように構成された電気モータは、乗り物車両12から除去することができる。従って、図3に図示のねじ切りロッド90及びギア92の構成は、二重機能を有することができる(例えば、ドリフトを作り出し、同時に一方で発生する可能性があるドリフトの量を制限する)。
【0032】
一部の実施形態では、図4に示すように、乗り物車両12は、Ackermannステアリングシステム101を用いてドリフトするように構成することができる。より詳細には、図4は、Ackermannステアリングシステム101を含む乗り物アセンブリ10の実施形態の断面図である。本明細書に用いる時にAckermannステアリングシステム101は、面34に対する後輪32の角度を調節して乗り物車両12の移動を誘導することができる。例えば、後車軸30は、第1のステアリングアーム102、第2のステアリングアーム104、及び/又は可動ロッド106に結合することができる。第1のステアリングアーム102は、第1の後輪108の近くで後車軸30に結合し、第2のステアリングアーム104は、第2の後輪110の近くで後車軸30に結合することができる。更に、第1のステアリングアーム102及び第2のステアリングアーム104は、可動ロッド106によって互いに結合することができる。一部の実施形態では、第1のステアリングアーム102及び/又は第2のステアリングアーム104は、ケーブル112を通じてステアリングホイール28に結合することができる。従って、ステアリングホイール28が回されると(例えば、前部乗客シート24の乗客により)、ケーブル112は、第1のステアリングアーム102及び第2のステアリングアーム104の位置を調節し、それによって後車軸30に対して後輪32をピボット回転させる。後輪32がピボット回転すると、乗り物車両12は、方向60及び/又は方向62に移動することができる。乗り物アセンブリ10においてどのようなドリフトが模擬されるかにかかわらず、軌道14は、乗り物12を軌道14に位置合わせし、かつ乗り物車両12を軌道14によって形成される所望経路に沿って誘導する様々な特徴を含むことができる。
【0033】
図5は、本発明の開示の態様による軌道14と乗り物車両12の一部分との断面図である。軌道14は、乗り物アセンブリ10の様々な構成要素を収容するように構成されたトラフ120を含むことができる。トラフ120は、乗り物アセンブリ10のシャフト126に結合されたブラシ124(例えば、導電性金属)と接触するように構成された電力ストリップ122を収容することができる。乗り物車両12が軌道14に沿って移動する時に、ブラシ124は、電力ストリップ122に接触して電流を受け取ることができる。ある一定の実施形態では、電力ストリップ122を通じて受け取った電流は、電気モータ128に給電することができる。電気モータ128は、前車軸18に結合されて前輪16に動力を与え、前輪16がスピン回転して所望方向35に移動するように構成される。図5に図示の実施形態は、ブラシ124及び電力ストリップ122から電力を受け取る電気モータ128を示すが、乗り物アセンブリ10の代替実施形態は、ガス駆動式モータ又はバッテリ駆動式モータを含むことができる。更に、乗り物車両12、特に電気モータ128は、誘導板を通じて(例えば、電力ストリップ122から)電力を受け取ることができる。例えば、一実施形態では、線型誘導モータを使用することができる。更に別の実施形態では、電力ストリップ122から電力を発生させるためにクレーンブラシを利用することができる。
【0034】
図5の実施形態に例示するように、シャフト126は、組み合わせてボギー台車アセンブリ133を形成する第1のボギー台車130及び第2のボギー台車132に結合することができる。ある一定の実施形態では、第1のボギー台車130は、第1の上側停止ホイール136及び第2の上側停止ホイール138を含むことができる。上側停止ホイール136、138は、乗り物車両12の所望方向35への移動中にそれぞれ第1の鋼板140及び第2の鋼板142に接触するように構成することができる。例えば、第1の上側停止ホイール136は、第1の鋼板140の第1の下面144に接触することができ、第2の上側停止ホイール138は、第2の鋼板142の第2の下面146に接触することができる。他の実施形態では、上側停止ホイール136、138は、面34に接触するように構成することができる(例えば、棚又は溝を通じて)。第1のボギー台車130の上側停止ホイール136、138は、乗り物車両12に締結力を与えることができる。例えば、上側停止ホイール136、138は、前輪16と面34及び/又は鋼板140、142との間の接触を維持するように構成することができる。従って、乗り物車両12及び前輪16が垂直方向148に実質的に移動することは、第1のボギー台車130によって防止することができる。
【0035】
同様に、第2のボギー台車132は、乗り物車両12の前端23が水平方向150に実質的に移動することを防止するように構成することができる。例えば、ある一定の実施形態では、第2のボギー台車132は、第1の側面案内ホイール152及び第2の側面案内ホイール154を含むことができる。第1の側面案内ホイール152は、トラフ120の第1の側面156と接触するように構成され、第2の側面案内ホイール154は、トラフ120の第2の側面158と接触するように構成することができる。従って、シャフト126は、前車軸18及び前輪16が水平方向150にどのような偶発的な移動も体験しないように、トラフ120内に実質的に中心を置いたままである(例えば、前輪16及び前車軸18は、乗り物車両12の後端22の移動にもかかわらず、軌道14に中心を置いたままである)。
【0036】
ある一定の実施形態では、第1及び第2のボギー台車130、132は、トラフ120からの第1及び第2のボギー台車130、132の設置及び/又は除去を容易にする伸縮構成を含むことができる。他の実施形態では、第1及び第2のボギー台車130、132は、トラフ120に対する設置及び/又は除去を容易にするために別の適切な折畳可能構成を含むことができる。更に別の実施形態では、シャフト126が軌道14のトラフ120に配置された後に、第1及び第2のボギー台車130、132は、シャフト126に結合(例えば溶接)することができる。一部の実施形態では、軌道14は、ボギー台車アセンブリ133を受け入れ、かつ除去するためのアクセスベイを含むことができる。
【0037】
ある一定の実施形態では、乗り物アセンブリ10は、屋外環境で構成することができる。従って、雨又は雪などのためにトラフ120に水が溜まる場合がある。従って、トラフ120は、トラフ120から水及び他の望ましくない成分を除去するように構成された1又は2以上の排水口160を含むことができる。例えば、排水口160は、それぞれトラフ120内に配置された時に水を受け入れ、水を出口に向う方向162に誘導する(例えば、重力又はポンプを通じて)。他の実施形態では、排水口160は、水が次に例えば軌道14から下水道に向けて汲み出される収集デバイス(例えば、プール又は容器)に向けて水を誘導する。排水口160は、ボギー台車130、132が有効に作動するように、かつ電気が電力ストリップ122及びブラシ124を通じて発生されるように、水がトラフ120内に実質的に溜まることを防止することができる。
【0038】
これに加えて、図5は、面34に配置された(例えば、埋め込まれた)2つのエミッタ40を示している。他の実施形態では、エミッタ40は、面34上に(例えば、そこから突出して)配置することができる。いずれにせよ、エミッタ40は、乗り物車両12に配置された受信機42によって検出することができる信号164を送信するように構成することができる。上述のように、乗客には、受信機42がエミッタ40の上を通過して信号164を検出することができるように乗り物車両を制御する(例えば、ドリフトさせる)ことに対してポイントを与えることができる。
【0039】
他の実施形態では、乗り物車両12を鋼板140、142及び/又は凹所120の側面156、158(例えば、壁)よりも、むしろ所望方向35に誘導するように構成された案内軌道166を利用することが望ましい場合がある。例えば、図6は、軌道14と、トラフ120内に配置することができ、かつそれを通して延びる案内軌道166に結合された乗り物車両12の一部分との断面図である。図6の実施形態に示すように、シャフト126は、第1のボギー台車170及び第2のボギー台車172を含むボギー台車アセンブリ168に結合することができる。第1のボギー台車170は、互いに結合されて案内軌道166の第1の案内軌道176に沿って移動するように構成された第1のホイール174を含むことができる。同様に、第2のボギー台車172は、互いに結合されて案内軌道166の第2の案内軌道180に沿って移動するように構成された第2のホイール178を含むことができる。従って、乗り物車両12は、案内軌道166によって所望方向35に誘導することができる。案内軌道166を用いることにより、シャフト126をトラフ120に対して実質的に静止したままにすることができる(例えば、第1の案内軌道176及び第2の案内軌道180は、トラフ120全体を通して実質的に一定の深さ182及び184に位置決めされる)。このような構成は、鋼板140、142及び/又はトラフ120の側面156、158の欠陥によって生じるへこみ又は他の偶発的な移動が緩和又は回避されるので望ましい。図6に示す実施形態では、ホイール174及び/又はホイール178の一方又は両方は、トラフ120の側面156に接触するが、他の実施形態では、ホイール174及び/又はホイール178は、トラフ120の側面156及び/又は側面158に接触しない場合がある。
【0040】
再び図2及び図3を簡単に参照すると、乗り物12の後端22がドリフトする(例えば、方向60に外向きに旋回する)と、後輪32は、軌道14及び従ってトラフ120の上を通過する場合がある。従って、後輪32は、面34が破損している結果として軌道14を横切って(例えば、進行経路に沿って)移動する時に妨害を受ける可能性がある。方向60における移動の妨害を緩和するために、乗り物10は、スロットフィラー76を含むことができる。図7は、鋼板140、142の溝190に配置されたスロットフィラー76の実施形態の断面図である。溝190が鋼板140、142内に例示されているが、乗り物アセンブリ10は鋼板140、142を含む必要はなく、溝190は、面34に直接配置することができることに注意しなければならない。
【0041】
スロットフィラー76は、第1のホイール192及び第2のホイール194を含むことができる。ある一定の実施形態では、第1及び第2のホイール192、194は、ディスク196を通じて結合することができる。これに加えて、第1及び第2のホイール192、194は、それぞれ、溝190の第1の垂直面198及び溝190の第2の垂直面200に接触するように構成することができる。従って、第1及び第2のホイール192、194の下に玉軸受202が露出され(例えば、それに結合され)、それぞれが溝190の第1の水平面204及び溝190の第2の水平面206に沿った第1及び第2のホイール192、194の移動を容易にする。乗り物車両12が所望方向35に移動すると、第1及び第2のホイール192、194及び従ってディスク196が軌道14に沿って駆動される。更に、ディスク196を接続ロッド70に結合することにより、ディスク196が軌道14の全長にわたってトラフ120を覆うことができるように、ディスク196を後輪32と実質的に位置合わせされたままにすることができる。溝が、鋼板140、142内に配置され、ディスク196が、鋼板140、142及び/又は面34と実質的に同一平面にあり、それによってドリフトの発生時に後輪32が進行経路に沿って方向60に移動する時に滑らかに移行することができることに注意しなければならない。一部の実施形態では、玉軸受202は、溝190の側壁、上側壁、及び/又は下側壁に係合することができる。
【0042】
図7は、ホイール192、194を有する単一ディスク196を示すが、複数のディスク196が直列に結合されてトラフ120を充填する面積を増大することができ、それによってドリフト中にホイールが進行経路に沿って方向60に移動する時に後輪32がトラフ120に落下することを防止する。例えば、乗り物アセンブリ10は、トラフ120を覆う面積を増大するために、直列に結合された2、3、4、5、6、7、8、9、10、又は11以上のディスク196を含むことができる。しかし、トラフ120によって後輪32にもたらされる妨害を実質的に緩和するために、あらゆる適切な数のディスク196を含む場合があることを理解しなければならない。
【0043】
図8は、鋼板140、142内の溝190の別の実施形態の断面図である。図示の実施形態に示すように、鋼板140、142は、それぞれ、第1の棚220及び第2の棚222を含む。従って、第1のホイール192は、第1の棚220に沿って移動するように構成され、第2のホイール194は、第2の棚222に沿って移動するように構成することができる。図8の実施形態に示すように、ディスク196は、鋼板140、142の上部面224と実質的に同一平面に位置決めすることができる。ある一定の実施形態では、板140、142の上部面224は、鋼板140、142と面34の間の滑らかな移行を形成するように面34と同一平面にすることができる。従って、スロットフィラー(例えば、ホイール192、194及びディスク196)を含むことにより、ドリフトの発生時に後輪32が進行経路に沿って方向60に移動する時に滑らかな移行が可能になる。
【0044】
図9は、本発明の開示の態様による乗り物アセンブリ10の側面図である。図9の実施形態に示すように、乗り物車両12は、面34に沿って所望方向35に移動することができる。前輪16は、電気モータ128によって駆動することができる(例えば、所望方向にスピン回転するように駆動される)。上述のように、電気モータ128は、電力ストリップ122に接触するブラシ124を通じて電力を受け取ることができる。ブラシ124は、シャフト126に結合することができる。ある一定の実施形態では、シャフト126は、ブラシ124と電気モータ128とを結合する導電性ワイヤを含む。他の実施形態では、シャフト126は、電流をブラシ124から電気モータ128に伝達するためのあらゆる他の適切な電気接続を含むことができる。他の実施形態では、乗り物車両12は、電気モータ128から動力を受ける前輪16よりもむしろボギー台車アセンブリ133の態様に動力を与える(例えば、ボギー台車アセンブリ133のホイールを回転させるボギー台車アセンブリ133のモータを駆動する)電力ストリップ122によって推進されることに注意しなければならない。
【0045】
乗り物アセンブリ10が屋外環境に位置付けられる実施形態では、ブラシ124及び電力ストリップ22によって電流が発生するように、トラフ120内に水が溜まることを避けるために排水口160の存在が望ましい。図9は、軌道14のトラフ120に配置された排水口160を示している。上述のように、排水口160は、そうでなければトラフ120内の他の場所(例えば、容器、下水管、出口)に集まる(例えば、プール状に溜まる)水を誘導することができる。排水口160は、トラフ内に水が溜まることを防止し、乗り物アセンブリ10の潜在的な損傷(例えば、短絡の発生、移動部品からの潤滑油の除去を引き起こす錆)を防止するのに望ましい。
【0046】
第1及び第2のボギー台車130、132もシャフト126に結合することができる。図9に図示の実施形態に示すように、第1の上側停止ホイール136は、前輪16が、軌道14の進路を通して面34(又は鋼板140、142)と接触したままであるように、面34(又は鋼板140)と接触して締結力を与える。これに加えて、第1の側面案内ホイール152は、トラフ120の第1の側面156と接触し、軌道14の進路を通して乗り物車両12をトラフ120の上で実質的に中心に置く。上側停止ホイール136及び側面案内ホイール152は、前輪16が乗り物車両12の移動を推進しているにもかかわらず、一緒に乗り物車両12を軌道14に沿って案内するように作用する。
【0047】
接続ロッド70もシャフト126に結合することができる。ある一定の実施形態では、接続ロッド70は、軌道によって形成された経路と共に曲がって移動することができる単一ビーム又はロッド(例えば、可撓性ビーム又はロッド)である。他の実施形態では、接続ロッド70は、ロッドへの接続の可撓性を高めるために互いに直列に結合された(例えば、ヒンジを通じて)複数のロッドを含むことができる。シャフト68は、接続ロッド70に結合することができ、かつ接続ロッド70に対して実質的に垂直とすることができる。上述のように、シャフト68は、停止機構66に嵌合して乗り物車両12がドリフトすることができる(例えば、後端22が軌道14から離れるように旋回する)距離を制限するように構成することができる。これに加えて、スロットフィラー76は、接続ロッド70に結合することができる。図示の実施形態に示すように、接続ロッド70は、スロットフィラー76を面34(又は鋼板140、142)と同一平面に位置決めする曲げ部250を含む。しかし、他の実施形態では、接続ロッド70は、曲げ部250を含まないように面34と実質的に同一平面の(又は更に僅かに上方の)位置でシャフト126に結合することができる。上述のように、スロットフィラー76は、後輪32がいずれの重大な妨害(例えば、後輪32がトラフ120内に落下する)もなく軌道14の上を摺動(例えば、ドリフト)するように(例えば、進行経路に沿って方向60に)、面34(又は鋼板140、142)と同一平面に位置決めすることが望ましい場合がある。
【0048】
乗り物車両12は、後輪32が軌道14の上を摺動するように乗客が後車軸30の位置及び従って後輪32の位置を調節可能にするステアリングホイール28を含むことができる。例えば、前部乗客シート24内の乗客は、乗り物車両12がドリフトして受信機42をエミッタ40の上に位置決めしてポイントを集めるようにステアリングホイール28を移動することができる。従って、ステアリングホイール28は、後車軸30及び従って後輪32の位置を調節する電気モータ252に結合されて乗り物車両12がドリフトすることを可能にする。
【0049】
乗客は、乗り物車両12をドリフトさせるのが望ましいと見出す場合があり、その理由は、乗り物車両が方向60及び/又は62に旋回する時にドリフトは乗客に高まった娯楽性をもたらすことができるからである。これに加えて、乗り物車両をドリフトさせることにより、乗客はポイントを集めることができ、それは、様々なボーナス特徴(例えば、弾み機能及び/又はブースト特徴)を起動することができる。ある一定の実施形態では、乗り物車両12は、後輪32の近くに配置された受信機42を含むことができる。他の実施形態では、乗り物車両12は、乗り物車両の中央254の近くに配置された受信機42を含むことができる。更に別の実施形態では、乗り物車両12は、あらゆる適切な位置に配置された1よりも多い受信機42を含むことができる。例えば、乗り物車両12は、乗り物車両12がエミッタ40の上を通過する時にエミッタ40を検出することができるように、乗り物車両12上に位置決めされたあらゆる適切な数の受信機42を含むことができる。上述のように、ポイントは、乗客が弾み機能を起動することを可能にすることができる。
【0050】
図10は、弾み機能の結果として乗り物車両12の垂直方向148への移動を示す乗り物アセンブリ10の側面図である。ある一定の実施形態では、乗客がポイント又はポイントの閾値量(例えば、2ポイント、3ポイント、又は3ポイントよりも多く)を受けると、弾み機能を起動することができる。従って、後部乗客シート26の乗客は、ボタンを押して弾み機能を開始することができる。弾み機能が開始されると、起動機構270(例えば、油圧)は、乗り物車両12が前輪16及び後輪32の上方のある距離272にあるように、乗り物車両12を駆動して垂直方向148に移動することができる。ある一定の実施形態では、弾み機能は、乗り物車両12が予め決められた量の時間(例えば、15秒)にわたって垂直方向148に連続的に上下に移動する(例えば、弾む)ことを可能にすることができる。
【0051】
これに加えて、弾み機能が起動されると、乗客は、ドリフトが発生することができないように、もはや後車軸30を制御することができない。他の実施形態では、シャフト68及び停止機構66は、後車軸30に関する制御が有効に留まり、かつ弾んでいる時でさえもドリフトが発生することができるように、乗り物車両12が垂直方向148に移動する時に接触したままに留まるように構成することができる。
【0052】
ステアリングホイール28を用いて後端22の位置を制御することに加えて、乗客はまた、軌道14に沿って分岐合流点が置かれた時に、乗り物車両12がどの経路を取るかを制御することができる。図11は、二股分岐合流点300と、乗り物車両が最終的にどの経路に取るかを乗客が選択することを可能にする制御システム302とを有する軌道14の実施形態を示している。例えば、制御システム302は、第1のボギー台車130及び/又は第2のボギー台車132に装着することができるプローブを含む。
【0053】
ある一定の実施形態では、プローブ304は、第1の方向306及び第2の方向308に移動するように構成された起動式ホイール305上に装着することができる。プローブ304の移動は、ステアリングホイール28又は何らかの別の制御入力機構を用いて乗客によって制御することができる。乗客が第1の方向306にステアリングホイール28を移動すると(例えば、ドリフトさせるために)、プローブ304は、第1の位置310に移動することができる(例えば、ホイール305を通じて)。同様に、乗客がステアリングホイール28を第2の方向308に移動すると(例えば、ドリフトさせるために)、プローブは、第2の位置312に移動することができる。他の実施形態では、ステアリングホイールを第1の方向306に旋回させることは、プローブ304を第2の位置312に移動するように誘導し、ステアリングホイール28を第2の方向308に移動することは、プローブ304を第1の位置310に移動するように誘導することに注意しなければならない。軌道14が分岐合流点を含まない場合に、プローブ304の移動は、乗り物アセンブリ10に有意な影響を与えない(例えば、プローブ304が軌道14の壁に接触する場合はあるが、乗り物車両12の移動又は速度に影響を与えない)。従って、乗り物車両12が軌道14に沿って進行する時にプローブ304が前後に移動している場合はあるが、乗客の娯楽性は妨げられない。
【0054】
乗客が、分岐合流点300が接近していることを見る時に、乗客は、ステアリングホイール28を調節して乗り物車両12が辿ることになる経路を選択することができる。図11に例示する実施形態に示すように、乗客は、プローブ304を相応に移動することにより、第1の経路314又は第2の経路316を選択することができる。例えば、プローブ304が、分岐合流点300に衝突するか又はそこに又はその近くに到着する時点に第1の方向306に十分に移動すると、プローブ304は、第1の経路314によって受け入れられ、それによって乗り物車両12を第1の経路314を辿るように誘導することができる。同様に、プローブ304が、分岐合流点300に衝突するか又はそこに又はその近くに到着する時点に第2の方向308に十分に移動すると、プローブ304は、第2の経路316によって受け入れられ、それによって乗り物車両12を第2の経路316を辿るように誘導することができる。図11に例示する分岐合流点300は、2つの経路314及び316を含むが、軌道14の分岐合流点にはあらゆる適切な数の経路を含めることができることに注意しなければならない。
【0055】
ある一定の実施形態では、分岐合流点300は、中央壁318を含む。従って、乗客が、プローブ304を第1の位置310又は第2の位置312内に移動するのにステアリングホイール28を調節し損なった時に、プローブ304は、車両制御システムを通じて自動的に移動され、プローブ304と中央壁318の接触を回避することができる。ある一定の実施形態では、車両制御システムは、乗り物車両12が分岐合流点300から予め決められた距離にある時に、プローブ304を誘導して第1の位置310又は第2の位置312に移動するようにプログラムすることができる。他の実施形態では、車両制御システムは、乗り物車両12の速度と、乗り物車両12と分岐合流点300の間の距離との組合せに基づいて、プローブ304を誘導して第1の位置310又は第2の位置312に移動するようにプログラムすることができる。そのようなシステムは、乗客が分岐合流点300の経路内への滑らかな移行を体験するように、プローブ304と中央壁318の間の接触を防止することができる。
【0056】
本発明の開示のある一定の特徴のみを本明細書に図示して説明したが、当業者には多くの修正及び変更が想起されるであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、全てのそのような修正及び変更を本発明の開示の真の精神に該当するとして網羅するように意図していることは理解されるものとする。
図1
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