【課題を解決するための手段】
【0006】
利用可能な帯域幅を報告する方法が高いオーバヘッドを必要とするという従来技術の問題を解決するために、本発明の実施形態は、指示情報を搬送するデータを伝送するための方法およびシステムならびに装置を提供する。
【0007】
本発明の実施形態の第1の態様は、指示情報を搬送するデータを伝送するための方法であって、
伝送端ノードによって、指示フレームを生成するステップと、
伝送端ノードによって、指示フレームを受信端ノードに送信するステップと
を含み、指示フレームは、利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を含む、方法を提供する。
【0008】
第1の態様に関して、第1の態様の第1の可能な実施形態では、伝送端ノードによって、指示フレームを生成するステップは、
伝送端ノードによって、指示フレーム内の第1のビットの値を設定するステップであって、第1のビットの値は、利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を識別するために使用される、ステップ
を含む。
【0009】
第1の態様の第1の可能な実施形態に関して、第1の態様の第2の可能な実施形態では、第1のビットの値が、利用可能チャネル指示情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつすべてのセカンダリチャネルがビジーであると識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつ少なくとも1つのセカンダリチャネルがアイドルであると識別すること
を含む。
【0010】
第1の態様の第2の可能な実施形態に関して、第1の態様の第3の可能な実施形態では、伝送端ノードによって、指示フレームを受信端ノードに送信するステップの前に、方法は、
伝送端ノードによって、スクランブラを使用して指示フレームをスクランブルするステップをさらに含み、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するセカンダリチャネルがアイドルであるか否かを識別するために使用される。
【0011】
第1の態様の第1の可能な実施形態に関して、第1の態様の第4の可能な実施形態では、第1のビットの値がアイドル帯域幅情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送しないと識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送すると識別すること
を含む。
【0012】
第1の態様の第4の可能な実施形態に関して、第1の態様の第5の可能な実施形態では、伝送端ノードによって、指示フレームを受信端ノードに送信するステップの前に、方法は、
伝送端ノードによって、スクランブラを使用して指示フレームをスクランブルするステップ
をさらに含み、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するアイドル帯域幅タイプを識別するために使用される。
【0013】
第1の態様第1〜第5の可能な実施形態のいずれかに関して、第1の態様の第6の可能な実施形態では、指示フレームは、送信可
(CTS
)フレームであり、従って、第1のビットは、CTSフレーム内の受信機アドレスフィールド内のビットであり、もしくは、第1のビットは、CTSフレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットであり、または、指示フレームは、メディアアクセス制御MACフレームであり、従って、第1のビットは、MACフレーム内のビットである。
【0014】
第1の態様に関して、第1の態様の第7の可能な実施形態では、指示フレームは指示フィールドを含み、かつ指示フィールドは複数のビットを含み、かつ
伝送端ノードによって、指示フレームを生成するステップは、
伝送端ノードによって、複数のビットの値を設定し、かつ複数のビットの値を使用して異なる利用可能チャネル指示情報を識別するステップ、または、複数のビットの値を使用して異なるアイドル帯域幅情報を識別するステップ
を含む。
【0015】
第1の態様の第7の可能な実施形態に関して、第1の態様の第8の可能な実施形態では、伝送端ノードによって、指示フレームを受信端ノードに送信するステップの前に、
伝送端ノードによって、スクランブラを使用して指示フレームをスクランブルするステップをさらに含む。
【0016】
本発明の実施形態の第2の態様は、指示情報を搬送するデータを伝送するための方法であって、
受信端ノードによって、複数の伝送端ノードによって送信された指示フレームを受信するステップと、
受信端ノードによって、指示フレームに基づいて指示情報を取得するステップであって、指示情報は利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を含む、ステップと
を含む方法を提供する。
【0017】
第2の態様に関して、第2の態様の第1の可能な実施形態では、受信端ノードによって、指示フレームに基づいて指示情報を取得するステップは、
受信端ノードによって、指示フレームに基づいて指示フレーム内の第1のビットの値を取得するステップであって、第1のビットの値は、利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を識別するために使用される、ステップ
を含む。
【0018】
第2の態様の第1の可能な実施形態に関して、第2の態様の第2の可能な実施形態では、第1のビットの値が、利用可能チャネル指示情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつすべてのセカンダリチャネルがビジーであると識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつ少なくとも1つのセカンダリチャネルがアイドルであると識別すること
を含む。
【0019】
第2の態様の第2の可能な実施形態に関して、第2の態様の第3の可能な実施形態では、受信端ノードによって、指示フレームに基づいて指示情報を取得するステップは、
受信端ノードによって、指示情報を取得するために、指示フレームのスクランブリングコードに基づいてスクランブラの初期状態ビットを取得し、かつデスクランブラを使用して、スクランブラの初期状態ビットに基づいて指示フレームをデスクランブルするステップを含み、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するセカンダリチャネルがアイドルであるか否かを識別するために使用される。
【0020】
第2の態様の第1の可能な実施形態に関して、第2の態様の第4の可能な実施形態では、第1のビットの値がアイドル帯域幅情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送しないと識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送すると識別すること
を含む。
【0021】
第2の態様の第4の可能な実施形態に関して、第2の態様の第5の可能な実施形態では、受信端ノードによって、指示フレームに基づいて指示情報を取得するステップは、
受信端ノードによって、指示情報を取得するために、指示フレームのスクランブリングコードに基づいてスクランブラの初期状態ビットを取得し、かつデスクランブラを使用して、スクランブラの初期状態ビットに基づいて指示フレームをデスクランブルするステップを含み、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するアイドル帯域幅タイプを識別するために使用される。
【0022】
第2の態様の第1〜第5の可能な実施形態のいずれかに関して、第2の態様の第6の可能な実施形態では、指示フレームは、送信可
(CTS
)フレームであり、従って、第1のビットは、CTSフレーム内の受信機アドレスフィールド内のビットであり、もしくは、第1のビットは、CTSフレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットであり、または、指示フレームは、メディアアクセス制御MACフレームであり、従って、第1のビットは、MACフレーム内のビットである。
【0023】
第2の態様に関して、第2の態様の第7の可能な実施形態では、指示フレームは指示フィールドを含み、かつ指示フィールドは複数のビットを含み、
複数のビットの値は、異なる利用可能チャネル指示情報を識別し、または複数のビットの値は、異なるアイドル帯域幅情報を識別する。
【0024】
第2の態様の第7の可能な実施形態に関して、第2の態様の第8の可能な実施形態では、受信端ノードによって、指示フレームに基づいて指示情報を取得するステップは、
受信端ノードによって、指示情報を取得するために、指示フレームのスクランブリングコードに基づいてスクランブラの初期状態ビットを取得し、かつデスクランブラを使用して、スクランブラの初期状態ビットに基づいて指示フレームをデスクランブルするステップを含む。
【0025】
本発明の実施形態の第3の態様は、伝送端ノードであって、
指示フレームを生成するように構成された生成モジュールと、
指示フレームを受信端ノードに送信するように構成された送信モジュールと
を含み、指示フレームは、利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を含む、伝送端ノードを提供する。
【0026】
第3の態様に関して、第3の態様の第1の可能な実施形態では、生成モジュールは、指示フレーム内の第1のビットの値を設定するように特に構成され、第1のビットの値は、利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を識別するために使用される。
【0027】
第3の態様の第1の可能な実施形態に関して、第3の態様の第2の可能な実施形態では、第1のビットの値が、利用可能チャネル指示情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつすべてのセカンダリチャネルがビジーであると識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつ少なくとも1つのセカンダリチャネルがアイドルであると識別することを含む。
【0028】
第3の態様の第2の可能な実施形態に関して、第3の態様の第3の可能な実施形態では、伝送端ノードは、スクランブルモジュールをさらに含み、
スクランブルモジュールは、スクランブラを使用して指示フレームをスクランブルするように構成され、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するセカンダリチャネルがアイドルであるか否かを識別するために使用される。
【0029】
第3の態様の第1の可能な実施形態に関して、第3の態様の第4の可能な実施形態では、第1のビットの値がアイドル帯域幅情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送しないと識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送すると識別すること
を含む。
【0030】
第3の態様第4の可能な実施形態に関して、第3の態様の第5の可能な実施形態では、伝送端ノードは、スクランブルモジュールをさらに含み、
スクランブルモジュールは、スクランブラを使用して指示フレームをスクランブルするように構成され、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するアイドル帯域幅タイプを識別するために使用される。
【0031】
第3の態様の第1〜第4の可能な実施形態のいずれかに関して、第3の態様の第6の可能な実施形態では、指示フレームは、送信可
(CTS
)フレームであり、従って、第1のビットは、CTSフレーム内の受信機アドレスフィールド内のビットであり、もしくは、第1のビットは、CTSフレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットであり、または、指示フレームは、メディアアクセス制御MACフレームであり、従って、第1のビットは、MACフレーム内のビットである。
【0032】
第3の態様に関して、第3の態様の第7の可能な実施形態では、指示フレームは指示フィールドを含み、かつ指示フィールドは複数のビットを含み、従って、
生成モジュールは、複数のビットの値を設定し、かつ複数のビットの値を使用して、異なる利用可能チャネル指示情報を識別し、または、複数のビットの値を使用して、異なるアイドル帯域幅情報を識別するように特に構成される。
【0033】
第3の態様の第7の可能な実施形態に関して、第3の態様の第8の可能な実施形態では、伝送端ノードは、スクランブルモジュールをさらに含み、
スクランブルモジュールは、スクランブラを使用して指示フレームをスクランブルするように構成される。
【0034】
本発明の実施形態の第4の態様は、受信端ノードであって、
複数の伝送端ノードによって送信された指示フレームを受信するように構成された受信モジュールと、
指示フレームに基づいて指示情報を取得するように構成された取得モジュールと
を含み、
指示情報は利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を含む、受信端ノードを提供する。
【0035】
第4の態様に関して、第4の態様の第1の可能な実施形態では、取得モジュールは、指示フレームに基づいて指示フレーム内の第1のビットの値を取得するように特に構成され、第1のビットの値は、利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を識別するために使用される。
【0036】
第4の態様の第1の可能な実施形態に関して、第4の態様の第2の可能な実施形態では、第1のビットの値が、利用可能チャネル指示情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつすべてのセカンダリチャネルがビジーであると識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、伝送端ノードのプライマリチャネルはアイドルであり、かつ少なくとも1つのセカンダリチャネルがアイドルであると識別すること
を含む。
【0037】
第4の態様の第2の可能な実施形態に関して、第4の態様の第3の可能な実施形態では、取得モジュールは、指示情報を取得するために、指示フレームのスクランブリングコードに基づいてスクランブラの初期状態ビットを取得し、かつデスクランブラを使用して、スクランブラの初期状態ビットに基づいて指示フレームをデスクランブルするように特に構成され、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するセカンダリチャネルがアイドルであるか否かを識別するために使用される。
【0038】
第4の態様の第1の可能な実施形態に関して、第4の態様の第4の可能な実施形態では、第1のビットの値がアイドル帯域幅情報を識別するために使用されることは、
第1のビットの値が第1の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送しないと識別すること、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、指示フレームはアイドル帯域幅情報を搬送すると識別すること
を含む。
【0039】
第4の態様の第4の可能な実施形態に関して、第4の態様の第5の可能な実施形態では、取得モジュールは、指示情報を取得するために、指示フレームのスクランブリングコードに基づいてスクランブラの初期状態ビットを取得し、かつデスクランブラを使用して、スクランブラの初期状態ビットに基づいて指示フレームをデスクランブルするように特に構成され、
第1のビットの値が第1の値であるとき、スクランブラのすべての初期状態ビットはランダム値であり、または、第1のビットの値が第2の値であるとき、スクランブラの初期状態ビットの少なくとも1つは、対応するアイドル帯域幅タイプを識別するために使用される。
【0040】
第4の態様の第1〜第5の可能な実施形態のいずれかに関して、第4の態様の第6の可能な実施形態では、指示フレームは、送信可
(CTS
)フレームであり、従って、第1のビットは、CTSフレーム内の受信機アドレスフィールド内のビットであり、もしくは、第1のビットは、CTSフレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットであり、または、指示フレームは、メディアアクセス制御MACフレームであり、従って、第1のビットは、MACフレーム内のビットである。
【0041】
第4の態様に関して、第4の態様の第7の可能な実施形態では、指示フレームは指示フィールドを含み、かつ指示フィールドは複数のビットを含み、
複数のビットの値は、異なる利用可能チャネル指示情報を識別し、または複数のビットの値は、異なるアイドル帯域幅情報を識別する。
【0042】
第4の態様の第7の可能な実施形態に関して、第4の態様の第8の可能な実施形態では、取得モジュールは、指示情報を取得するために、指示フレームのスクランブリングコードに基づいてスクランブラの初期状態ビットを取得し、かつデスクランブラを使用して、スクランブラの初期状態ビットに基づいて指示フレームをデスクランブルするように特に構成される。
【0043】
本発明の実施形態の第5の態様は、第3の態様において提供される複数の伝送端ノードと、第4の態様において提供される1つの受信端ノードとを含む、指示情報を搬送するデータを伝送するためのシステムであって、
受信端ノードは、複数の伝送端ノードによって送信された指示フレームを受信する、システムを提供する。
【0044】
本発明の実施形態において提供される指示情報を搬送するデータを伝送するための方法およびシステムならびに装置によれば、受信端ノードは、複数の伝送端ノードによって送信された指示フレームを直接受信することができ、複数の伝送端ノードによって送信された指示情報を1つずつ受信する必要はない。さらに、受信端ノードは、指示フレームに基づいて利用可能チャネル指示情報またはアイドル帯域幅情報を取得することができる。これにより、伝送オーバヘッドが大幅に削減される。
【0045】
本発明の実施形態の第6の態様は、指示情報を搬送するデータを伝送するための方法であって、
伝送端ノードによって、指示フレームを生成するステップであって、指示フレームは、受信機アドレスと、基本サービスセット識別子BSSIDと、フラグビットとを搬送し、かつフラグビットは、BSSIDであり、かつ指示フレーム内にある位置に関する情報を識別するために使用される、ステップと、
伝送端ノードによって、指示フレームを受信端ノードに送信するステップと
を含む、方法を提供する。
【0046】
第6の態様に関して、第6の態様の第1の可能な実施形態では、伝送端ノードによって、指示フレームを生成するステップは、
オリジナル指示フレームの受信機アドレスがBSSIDである場合、指示フレームを生成するために、伝送端ノードによって、オリジナル指示フレーム内のフラグビットの値を第1の値に設定するステップ、または、オリジナル指示フレームの受信機アドレスがBSSIDでない場合、指示フレームを生成するために、伝送端ノードによって、オリジナル指示フレーム内のフラグビットの値を第2の値に設定し、かつBSSIDをオリジナル指示フレームに追加するステップ
を含む。
【0047】
第6の態様の第1の可能な実施形態に関して、第6の態様の第2の可能な実施形態では、指示フレームは、送信可
(CTS
)フレームであり、従って、フラグビットは、CTSフレーム内の受信機アドレスフィールド内のビットであり、または、フラグビットは、CTSフレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットである。
【0048】
本発明の実施形態の第7の態様は、指示情報を搬送するデータを伝送するための方法であって、
受信端ノードによって、伝送端ノードによって送信された指示フレームを受信するステップであって、指示フレームは、受信機アドレスと、基本サービスセット識別子BSSIDと、フラグビットとを搬送し、かつフラグビットは、BSSIDであり、かつ指示フレーム内にある位置に関する情報を識別するために使用される、ステップと
受信機アドレスに基づいて受信端ノードによって、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定し、同一でない場合、BSSIDに基づいて、受信端ノードが、指示フレーム内に示された予め設定された時間内にデータ伝送を停止させるか否かを判定するステップと
を含む、方法を提供する。
【0049】
第7の態様に関して、第7の態様の第1の可能な実施形態では、BSSIDに基づいて受信端ノードによって、受信端ノードが、指示フレーム内に示された予め設定された時間内にデータ伝送を停止させるか否かを判定するステップは、
BSSIDに基づいて受信端ノードによって、受信端ノードおよび伝送端ノードが同一のBSSに属するか否かを判定するステップであって、同一のBSSに属する場合、受信端ノードは、指示フレーム内に示された予め設定された時間内にデータ伝送を停止させ、同一のBSSに属しない場合、受信端ノードは、データ伝送を継続してもよい、ステップを含む。
【0050】
第7の態様の第1の可能な実施形態に関して、第7の態様の第2の可能な実施形態では、フラグビットは、BSSIDであり、かつ指示フレーム内にある位置に関する情報を識別するために使用されることは、
フラグビットが第1の値であるとき、指示フレームの受信機アドレスはBSSIDであると識別すること、または、フラグビットが第2の値であるとき、指示フレームの受信機アドレスはBSSIDでないと識別することを含む。
【0051】
第7の態様の第2の可能な実施形態に関して、第7の態様の第3の可能な実施形態では、フラグビットが第2の値であるとき、指示フレームはBSSIDフィールドを含むと識別され、かつBSSIDフィールドはBSSIDを含む。
【0052】
第7の態様の第2または第3の可能な実施形態に関して、第7の態様の第4の可能な実施形態では、フラグビットは、指示フレーム内の受信機アドレスフィールド内の第1のビットであり、かつ
指示フレーム内の受信機アドレスフィールドに基づいて受信端ノードによって、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定するステップは、
第1のビットの値が第1の値である場合、受信端ノードによって、指示フレームの受信機アドレス内の第1のビットの値を第2の値に変換し、かつ変換の後に取得された受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定するステップ、または、第1のビットの値が第2の値である場合、受信端ノードによって、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定するステップ
を含む。
【0053】
第7の態様の第3の可能な実施形態に関して、第7の態様の第5の可能な実施形態では、フラグビットは、指示フレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットであり、かつ
指示フレーム内の受信機アドレスフィールドに基づいて受信端ノードによって、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定するステップは、
受信端ノードによって、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定するステップ
を含む。
【0054】
第7の態様または第7の態様の第1〜第5の可能な実施形態に関して、第7の態様の第6の可能な実施形態では、指示フレームはCTSフレームである。
【0055】
本発明の実施形態の第8の態様は、伝送端ノードであって、
指示フレームを生成するように構成された生成モジュールであって、指示フレームは、受信機アドレスと、基本サービスセット識別子BSSIDと、フラグビットとを搬送し、かつフラグビットは、BSSIDであり、かつ指示フレーム内にある位置に関する情報を識別するために使用される、生成モジュールと、
指示フレームを受信端ノードに送信するように構成された送信モジュールと
を含む、伝送端ノードを提供する。
【0056】
第8の態様に関して、第8の態様の第1の可能な実施形態では、生成モジュールは、オリジナル指示フレームの受信機アドレスがBSSIDである場合、指示フレームを生成するために、オリジナル指示フレーム内のフラグビットの値を第1の値に設定し、または、オリジナル指示フレームの受信機アドレスがBSSIDでない場合、指示フレームを生成するために、オリジナル指示フレーム内のフラグビットの値を第2の値に設定し、かつBSSIDをオリジナル指示フレームに追加するように特に構成される。
【0057】
第8の態様の第1の可能な実施形態に関して、第8の態様の第2の可能な実施形態では、指示フレームは、送信可
(CTS
)フレームであり、従って、フラグビットは、CTSフレーム内の受信機アドレスフィールド内のビットであり、または、フラグビットは、CTSフレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットである。
【0058】
本発明の実施形態の第9の態様は、受信端ノードであって、
伝送端ノードによって送信された指示フレームを受信するように構成された受信モジュールであって、指示フレームは、受信機アドレスと、基本サービスセット識別子BSSIDと、フラグビットとを搬送し、かつフラグビットは、BSSIDであり、かつ指示フレーム内にある位置に関する情報を識別するために使用される、受信モジュールと、
受信機アドレスに基づいて、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定し、同一でない場合、BSSIDに基づいて、受信端ノードが、指示フレーム内に示された予め設定された時間内にデータ伝送を停止させるか否かを判定するように構成された判定モジュールと
を含む、受信端ノードを提供する。
【0059】
第9の態様に関して、第9の態様の第1の可能な実施形態では、判定モジュールは、BSSIDに基づいて、受信端ノードおよび伝送端ノードが同一のBSSに属するか否かを判定するように特に構成され、同一のBSSに属する場合、受信端ノードは、指示フレーム内に示された予め設定された時間内にデータ伝送を停止させると判定され、同一のBSSに属しない場合、受信端ノードは、データ伝送を継続してもよいと判定される。
【0060】
第9の態様の第1の可能な実施形態に関して、第9の態様の第2の可能な実施形態では、フラグビットは、BSSIDであり、かつ指示フレーム内にある位置に関する情報を識別するために使用されることは、
フラグビットが第1の値であるとき、指示フレームの受信機アドレスはBSSIDであると識別すること、または、フラグビットが第2の値であるとき、指示フレームの受信機アドレスはBSSIDでないと識別することを含む。
【0061】
第9の態様の第2の可能な実施形態に関して、第9の態様の第3の可能な実施形態では、フラグビットが第2の値であるとき、指示フレームはBSSIDフィールドを含むと識別され、かつBSSIDフィールドはBSSIDを含む。
【0062】
第9の態様の第2または第3の可能な実施形態に関して、第9の態様の第4の可能な実施形態では、フラグビットは、指示フレーム内の受信機アドレスフィールド内の第1のビットであり、かつ
判定モジュールは、第1のビットの値が第1の値である場合、指示フレーム内の受信機アドレス内の第1のビットの値を第2の値に変換し、かつ変換の後に取得された受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定し、または、第1のビットの値が第2の値である場合、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定するように特に構成される。
【0063】
第9の態様の第2の可能な実施形態に関して、第9の態様の第5の可能な実施形態では、フラグビットは、指示フレーム内のフレーム制御フィールド内の少なくとも1つのビットであり、かつ
判定モジュールは、指示フレームの受信機アドレスが受信端ノードのアドレスと同一であるか否かを判定するように特に構成される。
【0064】
第9の態様または第9の態様の第1〜第5の可能な実施形態のいずれかに関して、第9の態様の第6の可能な実施形態では、指示フレームはCTSフレームである。
【0065】
本発明の実施形態において提供される指示情報を搬送するデータを伝送するための方法および装置によれば、伝送端ノードは指示フレームを生成し、指示フレームは受信機アドレス、BSSID、およびフラグビットを搬送し、指示フレームが確実にBSSIDを含むことを保証する。指示フレームを受信した後、指示フレームの受信機アドレスに対応する受信端ノード以外の別の受信端ノードは、指示フレームに従ってBSSIDを取得して、その結果、指示フレームが別の受信端ノードが属するBSSからのものであるか否かを判定し、さらに特定の時間内にデータ送信を停止させる必要があるか否かを判定してもよい。すなわち、指示フレームの受信機アドレスに対応する受信端ノード以外のすべての受信端ノードが、指示フレームを適切に受信した後にデータ送信を停止させる必要あるというわけはない。いくつかの受信端ノードは、CCA検出結果を参照して、データを送信し続けるか否かをさらに判定してもよい。