(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記胴部縦折線を挟んだ両側の前記胴部パネルの一方或いは両方に、前記胴部縦折線に沿って円弧状の第1リブ形成用折線が設けられ、
前記第1リブ形成折線と前記胴部縦折線で囲まれた領域が第1リブ形成部となり、
前記第1リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記胴部縦折線上の一部に円弧状に凹んだ第1リブが形成されることを特徴とする紙容器
表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記シール縦折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記縦方向シールパネルの一方或いは両方に、前記シール縦折線に沿って円弧状の第2リブ形成用折線が設けられ、
前記第2リブ形成折線と前記シール縦折線で囲まれた領域が第2リブ形成部となり、
前記第2リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記シール縦折線上の一部に円弧状に凹んだ第2リブが形成されることを特徴とする紙容器。
表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記頂部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の頂面パネルの一方或いは両方に、及び/又は前記頂部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の側面パネルの一方或いは両方に、前記頂部横折線に沿って円弧状の第3リブ形成用折線が設けられ、
前記第3リブ形成折線と前記頂部横折線で囲まれた領域が第3リブ形成部となり、
前記第3リブ形成部が隣接するにパネルに接着されて前記頂部横折線上に円弧状に凹んだ第3リブが形成されることを特徴とする紙容器。
表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記底部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の底面パネルの一方或いは両方に、及び/又は前記底部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の内面パネルの一方或いは両方に、前記底部横折線に沿って円弧状の第4リブ形成用折線が設けられ、
前記第4リブ形成折線と前記底部横折線で囲まれた領域が第4リブ形成部となり、
前記第4リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記底部横折線上に円弧状に凹んだ第4リブが形成されることを特徴とする紙容器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されている紙容器では、胴部の各胴部パネルに形成された突条によって各胴部パネルの剛性を高め、胴膨れを防止し、さらに、突条によって掴みやすくし、滑らずに保持できるようにしているが、突条が紙容器の胴部から突出しているため、紙容器の保管・搬送時に突条を損傷するおそれがあるといった問題がある。
また、胴膨れの防止や滑り防止は突条の突出高さに左右され、突条の高さが低いと、その分各胴部パネルの剛性が弱くなり、胴膨れ防止効果が低くなり、また、掴んだときに滑り易くなるため、胴膨れの防止や滑り防止を高めるためには、勢い突条の高さを高くする必要がある。しかし、突条の高さを高くすると、例えば、紙容器を並べたとき紙容器間に大きな隙間ができてしまうため、紙容器の保管量、搬送量が減り、紙容器の保管・搬送等に支障を来すといった問題がある。
【0007】
本発明の目的は
、変形を防止するとともに、掴んだときの滑り落ちを防止し持ち易くすることができ、さらには保管・搬送等に支障を来たすおそれのない紙容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記胴部縦折線を挟んだ両側の前記胴部パネルの一方或いは両方に、前記胴部縦折線に沿って円弧状の第1リブ形成用折線が設けられ、前記第1リブ形成折線と前記胴部縦折線で囲まれた領域が第1リブ形成部となり、前記第1リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記胴部縦折線上の一部に円弧状に凹んだ第1リブが形成されることを特徴とする。
【0009】
請求項
2に記載の発明は、請求項
1に記載の、前記
第1リブ形成用折線は、その両端が前記胴部縦折線に接続し或いは近接していることを特徴とする。
【0010】
請求項
3に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記シール縦折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記縦方向シールパネルの一方或いは両方に、前記シール縦折線に沿って円弧状の第2リブ形成用折線が設けられ、前記第2リブ形成折線と前記シール縦折線で囲まれた領域が第2リブ形成部となり、前記第2リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記シール縦折線上の一部に円弧状に凹んだ第2リブが形成されることを特徴とする。
【0011】
請求項
4に記載の発明は、
請求項1に記載の紙容器において、前記シール縦折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記縦方向シールパネルの一方或いは両方に、前記シール縦折線に沿って円弧状の第2リブ形成用折線が設けられ、前記第2リブ形成折線と前記シール縦折線で囲まれた領域が第2リブ形成部となり、前記第2リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記シール縦折線上の一部に円弧状に凹んだ第2リブが形成されることを特徴とする。
【0012】
請求項
5に記載の発明は、請求項
3又は4に記載の、前記
第2リブ形成用折線は、その両端
が前記シール縦折線に接続し或いは近接
していることを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記頂部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の頂面パネルの一方或いは両方に、及び/又は前記頂部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の側面パネルの一方或いは両方に、前記頂部横折線に沿って円弧状の第3リブ形成用折線が設けられ、前記第3リブ形成折線と前記頂部横折線で囲まれた領域が第3リブ形成部となり、前記第3リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記頂部横折線上に円弧状に凹んだ第3リブが形成されることを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至
5のいずれか1項に記載の紙容器において、
前記頂部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の頂面パネルの一方或いは両方に、及び/又は前記頂部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の側面パネルの一方或いは両方に、前記頂部横折線に沿って円弧状の第3リブ形成用折線が設けられ、前記第3リブ形成折線と前記頂部横折線で囲まれた領域が第3リブ形成部となり、前記第3リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記頂部横折線上に円弧状に凹んだ第3リブが形成されることを特徴とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項
6又は7に記載の、前記
第3リブ形成折線は、その両端が前記頂部横折線に接続し或いは近接していることを特徴とする。
【0016】
請求項9に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線を介して連設される4つの胴部パネルを備え、胴部パネルの開放端縁にシール縦折線を介して連設される縦方向シールパネルによって四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して互いに対向する一対の頂面パネルと、前記一対の頂面パネルの間に位置して互いに対向する一対の側面パネルが連設され、前記一対の頂面パネルと前記一対の側面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の底面パネルと、前記一対の底面パネルの間に位置して互いに対向する一対の内面パネルが連設され、前記一対の底面パネルと前記一対の内面パネルが折り込まれシールされて密封されることによって底部が形成される紙容器において、
前記底部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の底面パネルの一方或いは両方に、及び/又は前記底部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の内面パネルの一方或いは両方に、前記底部横折線に沿って円弧状の第4リブ形成用折線が設けられ、前記第4リブ形成折線と前記底部横折線で囲まれた領域が第4リブ形成部となり、前記第4リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記底部横折線上に円弧状に凹んだ第4リブが形成されることを特徴とする。
【0017】
請求項
10に記載の発明は、請求項1乃至
8のいずれか1項に記載の紙容器において、
前記底部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の底面パネルの一方或いは両方に、及び/又は前記底部横折線を挟んだ両側に位置する前記胴部パネルと前記一対の内面パネルの一方或いは両方に、前記底部横折線に沿って円弧状の第4リブ形成用折線が設けられ、前記第4リブ形成折線と前記底部横折線で囲まれた領域が第4リブ形成部となり、前記第4リブ形成部が隣接するパネルに接着されて前記底部横折線上に円弧状に凹んだ第4リブが形成されることを特徴とする。
【0018】
請求項
11に記載の発明は、請求項
9又は10に記載の、前記
第4リブ形成用折線は、その両端が前記底部横折線に接続し或いは近接していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載の紙容器によれば、
第1リブ形成部を隣接するパネルに接着して胴部縦折線上に
第1リブを形成しているので、この
第1リブにより胴部の剛性が高まり、胴膨れを防止することができる。
また、両側の胴部パネルを接着して
第1リブを形成するので、接着された胴部パネルはその分だけ内側に凹み、この凹みから
第1リブが切り立った状態となる。加えて、
第1リブは胴部パネル2枚分の厚みがあるためリブ自体の剛性も高く、
第1リブに指をしっかりと引っ掛けることができる。このようにして、胴部を持つ際に
第1リブに指を引っ掛けることで、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができる。
さらに、
第1リブは紙容器の外形寸法内に収まり、胴部から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第1リブが邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
また、
胴部縦折線を挟んだ両側の胴部パネルの一方或いは両方に、胴部縦折線に沿って円弧状の第1リブ形成用折線が設けられているので、
第1リブ形成用折線に沿って折り曲げることで容易に
第1リブを形成することができる。
【0020】
請求項
2に記載の発明によれば、
第1リブ形成用折線は、その両端が胴部縦折線に接続し或いは近接しているので、
第1リブ形成用折線に沿って折り曲げることで、胴部縦折線上に容易に
第1リブを形成することができる。
【0021】
請求項
3に記載の発明によれば、
第2リブ形成部を隣接するパネルに接着してシール縦折線上に
第2リブを形成しているので、この
第2リブにより胴部の剛性が高まり、胴膨れを防止することができる。
また、両側の胴部パネルを接着して
第2リブを形成するので、接着された胴部パネルはその分だけ内側に凹み、この凹みから
第2リブが切り立った状態となる。加えて、
第2リブは胴部パネル2枚分の厚みがあるためリブ自体の剛性も高く、
第2リブに指をしっかりと引っ掛けることができる。このようにして、胴部を持つ際に
第2リブに指を引っ掛けることで、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができる
。
さらに、
第2リブは紙容器の外形寸法内に収まり、胴部から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第2リブが邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0022】
請求項
4に記載の発明によれば、
胴部縦折線上に第1リブを形成し、シール縦折線上に第2リブを形成しているので、この第1リブ及び第2リブにより胴部の剛性が高まり、胴膨れを防止することができる。
【0023】
請求項
5に記載の発明によれば、
第2リブ形成用折線は、その両端が胴部縦折線に接続し或いは近接
しているので、
第2リブ形成用折線に沿って折り曲げることで
、シール縦折線上に容易に
第2リブを形成することができる。
【0024】
請求項
6に記載の発明によれば、
第3リブ形成部を隣接するパネルに接着して頂部横折線上に
第3リブを形成しているので、この
第3リブにより頂部、特に頂部横折線の部分の剛性が高まり、紙容器の保管や搬送等の際に、頂部横折線に力が加わり、山折り状態の頂部横折線が谷折り状態となって凹む等の紙容器の変形を防止することができる。
また、頂部横折線に沿って
第3リブを形成することにより、紙容器の胴部上部を掴んで紙容器を取り出す際に、
第3リブに指をしっかりと引っ掛けることができるため、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができるようになる。
さらに、
第3リブは紙容器の外形寸法内に収まり、胴部から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第3リブが邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0025】
請求項
7に記載の発明によれば、胴部縦折線
上に第1リブ及び/またはシール縦折線上に第2リブと頂部横折線上に
第3リブを形成するので、頂部だけでなく、胴部の剛性も高まり、紙容器の変形をより防止することができる。
また、胴部縦折線
上に第1リブと頂部横折線上に
第3リブが形成されているため、紙容器の胴部上部を掴んで紙容器を取り出す際だけでなく、胴部を横から掴んで容器を持ち運ぶ際にも
第1リブ
や第3リブに指をしっかりと引っ掛けることができるため、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができるようになる。
【0026】
請求項8に記載の発明によれば、
第3リブ形成用折線は、その両端が頂部横折線に接続し或いは近接しているので、
第3リブ形成用折線に沿って折り曲げることで、頂部横折線上に容易に
第3リブを形成することができる。
【0027】
請求項
9に記載の発明によれば、
第4リブ形成部を隣接するパネルに接着して底部横折線上に
第4リブを形成しているので、この
第4リブにより底部、特に底部横折線の部分の剛性が高まり、紙容器の保管や搬送等の際に、底部横折線に力が加わり、山折り状態の底部横折線が谷折り状態となって凹む等の紙容器の変形を防止することができる。
また、互いに対向する底部横折線上に
第4リブを形成することにより、底部に凹部が形成されるため、内容物の重みで底部中心部分が膨らんで、紙容器の座りがわるくなることを防止することができる。
さらに、
第4リブは紙容器の外形寸法内に収まり、胴部から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第4リブが邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0028】
請求項10に記載の発明によれば、胴部縦折線
上に第1リブ及び/またはシール縦折線上に第2リブ及び/または頂部横折線
上に第3リブと底部横折線上に
第4リブを形成するので、底部だけでなく、胴部及び/または頂部の剛性も高まり、紙容器の変形をより確実に防止することができる。
【0029】
請求項
11に記載の発明によれば、
第4リブ形成用折線は、その両端が底部横折線に接続し或いは近接しているので、
第4リブ形成用折線に沿って折り曲げることで、底部横折線上に容易に
第4リブを形成することができる。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至
図5は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第1例を示し、
図1は本例の紙容器を示す斜視図、
図2は本例の紙容器の側面図、
図3は本例の紙容器の胴部横断面図、
図4は本例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図、
図5は本例における
第1リブ形成用折線の一例を示す組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
【0032】
本例の切妻屋根型の紙容器は、
図4に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
本例の紙容器を組み立てるカートンブランクスは、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した紙素材からなり、胴部縦折線1,2,3を介して4つの胴部パネル4,5,6,7を備え、胴部パネル7の開放端縁にシール縦折線8を介して縦方向シールパネル9が連設されている。
【0033】
胴部パネル4,6の上端には、頂部横折線10,11を介して上部に外側トップシールパネル12,13を有し、互いに対向する一対の頂面パネル14,15が連設されている。また、他の対向する胴部パネル5,7の上端には、頂部横折線16,17を介して上部に内側トップシールパネル18,19を有し、一対の頂面パネル14,15の間に位置して互いに対向する一対の側面パネル20,21が連設されている。
本例の切妻屋根型の紙容器では、一対の頂面パネル14,15が一対の切妻屋根形成パネルとなり、一対の側面パネル20,21が一対の妻壁形成パネルとなっている。
なお、本例では、開封時、加熱シールされた一方の側面パネルを引き出して注出口としているが、これに限らず、いずれか一方の頂面パネルに注出口となる口栓が取り付けられていてもよい。
【0034】
また、胴部パネル4,6の下端には、底部横折線22,23を介して互いに対向する一対の底面パネル24,25が連設され、胴部パネル5,7の下端には、底部横折線26,27を介して一対の底面パネル24,25の間に位置して互いに対向する一対の内面パネル28,29とが連設されている。
【0035】
そして、胴部縦折線1を挟んだ両側の胴部パネル4,5の一方の胴部パネル5に胴部縦折線1に沿って
第1リブ形成用折線30が設けられ、また、胴部縦折線2を挟んだ両側の胴部パネル5,6の一方の胴部パネル5に胴部縦折線2に沿って
第1リブ形成用折線31が設けられている。
【0036】
第1リブ形成用折線30は、その両端が胴部縦折線1に接続し或いは近接して設けられており、また、
第1リブ形成用折線31は、その両端が胴部縦折線2に接続し或いは近接して設けられている。ここで、近接とは、
第1リブ形成用折線30,31を折り曲げた際に、
第1リブ形成用折線30,31が、その延長線上に沿って胴部縦折線1,2まで無理なく折り曲げられる程度の距離を意味する。本例では、
第1リブ形成用折線30,31は、その両端がそれぞれ胴部縦折線1,2に接続する円弧状であって、互いに内向きの線対称に設けられている。
【0037】
そして、
第1リブ形成折線30と胴部縦折線1で囲まれた領域が
第1リブ形成部32となり、
第1リブ形成折線31と胴部縦折線2で囲まれた領域が
第1リブ形成部33となる。
【0038】
第1リブ形成用折線30,31を設ける位置は特に限定されないが、内容物を充填した紙容器の胴膨れは内容物の重みで胴部の底部側に発生するため、
第1リブ形成用折線30,31は胴部の中間位置より底部側に設けるのが好ましい。
【0039】
また、
図5に示すように、胴部縦折線1を挟んだ両側の胴部パネル4,5の両方に
第1リブ形成用折線30a,30bを設け、胴部縦折線2を挟んだ両側の胴部パネル5,6の両方に
第1リブ形成用折線31a,31bを設けてもよい。
【0040】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第1例の紙容器の組み立ては、先ず、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8を折り曲げ、縦方向シールパネル9を胴部パネル4の縦縁にシールして四角の筒状の胴部36を形成する。
【0041】
そして、胴部パネル5に設けられた
第1リブ形成用折線30,31を谷折りし、
第1リブ形成部32,33を隣接する胴部パネル4,6に接着して胴部縦折線1,2上に
第1リブ34,35を形成する。
また、別の組み立て例としては、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8を折り曲げ、
第1リブ形成用折線30,31を谷折りし、
第1リブ形成部32,33を隣接する胴部パネル4,6に接着して
第1リブ34,35を形成した後、縦方向シールパネル9を胴部パネル4の縦縁にシールして四角の筒状の胴部36を形成する。
【0042】
このようにして
第1リブ34,35を形成することにより、
第1リブ形成用折線30,31の間の胴部パネル5には、両側に切り立った
第1リブ34,35を有する凹部37が形成される。
【0043】
このようにして形成された胴部36における胴部パネル5,7の下端に連設されている一対の内面パネル28,29の外側に、胴部パネル4,6の下端に連設されている一対の底面パネル24,25が折り畳まれてシールされて密封されることによって底部38が形成される。
【0044】
次いで、胴部パネル4,6の上端に連設されている一対の頂面パネル14,15の間に、胴部パネル5,7の上端に連設されている一対の側面パネル20,21が折り込まれて、外側トップシールパネル12,13同士及び内側トップシールパネル18,19同士が所定の位置でシールされて密封されることによって頂部39が形成される。
【0045】
このように構成された紙容器によれば、胴部縦折線1,2上に形成された
第1リブ34,35により胴部36の剛性が高まり、胴膨れを防止することができる。
また、胴部縦折線1,2上に形成された
第1リブ34,35は、胴部パネル5から切り立った状態となっており、加えて、
第1リブ34,35は胴部パネル2枚分の厚みがあるためリブ自体の剛性も高く、
第1リブ34,35に指をしっかりと引っ掛けることができる。このように、胴部36を持つ際に
第1リブ34,35に指を引っ掛けることで、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができる。
さらに、
第1リブ34,35は紙容器の外形寸法内に収まり、胴部36から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第1リブ34,35が邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0046】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例を説明する。
図6乃至
図10は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第2例を示し、
図6は本例の紙容器を示す斜視図、
図7は本例の紙容器の側面図、
図8は本例の紙容器の胴部横断面図、
図9は本例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図、
図10は本例における
第1リブ形成用折線
と第2リブ形成用折線の一例を示す組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
第2例の紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
【0047】
第2例の切妻屋根型の紙容器は、
図9に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第2例では、胴部縦折線1,2に沿って
第1リブ形成用折線30,31が設けられ、また、胴部縦折線3を挟んだ両側の胴部パネル6,7の一方の胴部パネル7に胴部縦折線3に沿って
第1リブ形成用折線40が設けられ、さらに、シール縦折線8を挟んだ両側
に位置する胴部パネル7と縦方向シールパネル9の一方の胴部パネル7にシール縦折線8に沿って
第2リブ形成用折線41が設けられている。
【0048】
第1リブ形成用折線30,31,40は、その両端がそれぞれ胴部縦折線1,2,3に接続し或いは近接して設けられており、
第2リブ形成用折線41は、その両端がシール縦折線8に接続し或いは近接して設けられている。ここで、近接とは、
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41を折り曲げた際に、
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41が、その延長線上に沿って胴部縦折線1,2,3又はシール縦折線8まで無理なく折り曲げられる程度の距離を意味する。本例では、
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41は、その両端がそれぞれ胴部縦折線1,2,3又はシール縦折線8に接続する円弧状であって、胴部パネル5に設けられた
第1リブ形成用折線30,31と、胴部パネル7に設けられた
第1リブ形成用折線40
及び第2リブ形成用折線41は、互いに内向きの線対称に設けられている。
【0049】
そして、
第1リブ形成折線30と胴部縦折線1で囲まれた領域が
第1リブ形成部32となり、
第1リブ形成折線31と胴部縦折線2で囲まれた領域が
第1リブ形成部33となり、
第1リブ形成折線40と胴部縦折線3で囲まれた領域が
第1リブ形成部42となり、
第2リブ形成折線41とシール縦折線8で囲まれた領域が
第2リブ形成部43となる。
【0050】
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41を設ける位置は特に限定されないが、内容物を充填した紙容器の胴膨れは内容物の重みで胴部の下側に発生するため、
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41は胴部の中間位置より下側に設けるのが好ましい。
【0051】
また、
図10に示すように、胴部縦折線1を挟んだ両側の胴部パネル4,5の両方に
第1リブ形成用折線30a,30bを設け、胴部縦折線2を挟んだ両側の胴部パネル5,6の両方に
第1リブ形成用折線31a,31bを設け、胴部縦折線3を挟んだ両側の胴部パネル6,7の両方にリブ形成用折線
第140a,40bを設け、シール縦折線8を挟んだ両側の胴部パネル7と縦方向シールパネル9の両方及び縦方向シールパネル9が接着される胴部パネル4の縦縁に
第2リブ形成用折線41a,41b,41cを設けてもよい。
【0052】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第2例の紙容器の組み立ては、先ず、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8を折り曲げ、縦方向シールパネル9を胴部パネル7の縦縁にシールして四角の筒状の胴部36を形成する。
【0053】
そして、胴部パネル5に設けられた
第1リブ形成用折線30,31と、胴部パネル7に設けられた
第1リブ形成用折線40
及び第2リブ形成用折線41を谷折りし、
第1リブ形成部32,33を隣接する胴部パネル4,6に接着し、
第1リブ形成部42
及び第2リブ形成部43を隣接する胴部パネル6及び縦方向シールパネル9に接着して胴部縦折線1,2,3上に
第1リブ34,35,44
及びシール縦折線8上に第2リブ45を形成する。
【0054】
また、別の組み立て例としては、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8を折り曲げ、
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41を谷折りし、
第1リブ形成部32,33を隣接する胴部パネル4,6に接着し、
第1リブ形成部42
及び第2リブ形成部43を隣接する胴部パネル6及び縦方向シールパネル9に接着して
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45を形成した後、縦方向シールパネル9を胴部パネル4の縦縁にシールして四角の筒状の胴部36を形成する。
【0055】
このようにして
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45を形成することにより、内向きの
第1リブ形成用折線30,31の間の胴部パネル5には、両側に切り立った
第1リブ34,35を有する凹部37が形成され、また、内向きの
第1リブ形成用折線40
及び第2リブ形成用折線41の間の胴部パネル7には、両側に切り立った
第1リブ44
及び第2リブ45を有する凹部46が形成される。
【0056】
このように構成された紙容器によれば、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8上に形成された
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45により胴部36の剛性が高まり、胴膨れを防止することができる。特に、本例では、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8の位置で形成される胴部36の角部全てに
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45が形成されるため、胴部36の剛性がより高まり、胴膨れを確実に防止することができる。
また、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8に沿って
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45を形成することにより、胴部パネル5,7に凹部37,46が形成され、その部分を手で掴むことにより、紙容器を容易に保持することができると共に、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができる。
さらに、
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45は紙容器の外形寸法内に収まり、胴部36から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45が邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0057】
図11は本発明に係る第2例をフラットトップ型の紙容器に実施した形態の一例を示す斜視図である。
本例にあっても、切妻屋根型の紙容器と同様の組み立てにより、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8上に
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45を形成し、
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45により胴部36に凹部37,46が形成される。このようにして形成された胴部36における胴部パネルの下端に連設されている一対の内面パネルの外側に、胴部パネルの下端に連設されている一対の底面パネルが折り畳まれてシールされて密封されることによって底部38が形成され、そして、胴部パネルの上端に連設されている一対の側面パネルの外側に、胴部パネルの上に連設されている一対の頂面パネルが折り込まれることによって頂部39が形成される。
【0058】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第3例を説明する。
図12及び
図13は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第3例を示し、
図12は本例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図、
図13は本例における紙容器の頂部一部縦断面図である。
第3例の紙容器について、第1例及び第2例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例及び第2例と異なる構成についてのみ説明する。
【0059】
第3例の切妻屋根型の紙容器は、
図12に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第3例では、頂部横折線10を挟んだ両側
に位置する胴部パネル4と頂面パネル14の一方の胴部パネル4に頂部横折線10に沿って
第3リブ形成用折線47が設けられ、また、頂部横折線11を挟ん
だ胴部パネル6と頂面パネル15の一方の胴部パネル6に頂部横折線11に沿って
第3リブ形成用折線48が設けられている。
【0060】
第3リブ形成用折線47,48は、その両端がそれぞれ頂部横折線10,11に接続し或いは近接して設けられている。ここで、近接とは、
第3リブ形成用折線47,48を折り曲げた際に、
第3リブ形成用折線47,48が、その延長線上に沿って頂部横折線10,11まで無理なく折り曲げられる程度の距離を意味する。本例では、
第3リブ形成用折線47,48は、その両端がそれぞれ頂部横折線10,11に接続する円弧状に設けられている。
そして、
第3リブ形成折線47と頂部横折線10で囲まれた領域が
第3リブ形成部49となり、
第3リブ形成折線48と頂部横折線11で囲まれた領域が
第3リブ形成部50となる。
【0061】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第3例の紙容器の組み立ては、先ず、四角の筒状の胴部36を形成し、第1例、第2例と同様にして底部38を形成する。
次いで、一対の頂面パネル14,15の間に一対の側面パネル20,21を折り込み、胴部パネル4に設けられた
第3リブ形成用折線47と、胴部パネル6に設けられた
第3リブ形成用折線48を谷折りし、
第3リブ形成部49,50を隣接する頂面パネル14,15に接着して頂部横折線10,11上に
第3リブ51,52を形成し、外側トップシールパネル12,13同士及び内側トップシールパネル18,19同士を所定の位置でシールして頂部39を形成する。
【0062】
このように構成された紙容器によれば、頂部横折線10,11上に形成された
第3リブ51,52により頂部39、特に頂部横折線10,11の部分の剛性が高まり、紙容器の保管や搬送等の際に、頂部横折線10,11に力が加わり、山折り状態の頂部横折線10,11が谷折り状態となって凹む等の紙容器の変形を防止することができる。
また、頂部横折線10,11に沿って
第3リブ51,52を形成することにより、紙容器の胴部36の上部を掴んで紙容器を取り出す際に、
第3リブ51,52に指をしっかりと引っ掛けることができるため、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができるようになる。
さらに、
第3リブ51,52は紙容器の外形寸法内に収まり、胴部36から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第3リブ51,52が邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0063】
図14は本発明に係る第3例をフラットトップ型の紙容器に実施した形態の一例を示す斜視図である。
本例にあっても、切妻屋根型の紙容器と同様の組み立てにより、頂部横折線10,11上に沿って
第3リブ51,52が形成され、
第3リブ51,52により頂部39に凹部53が形成される。
【0064】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第4例を説明する。
図15及び
図16は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第4例を示し、
図15は本例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図、
図16は本例における紙容器の頂部一部縦断面図である。
第4例の紙容器について、第1例乃至第3例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例乃至第3例と異なる構成についてのみ説明する。
【0065】
第4例の切妻屋根型の紙容器は、
図15に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第4例では、頂部横折線16を挟んだ両側
に位置する胴部パネル5と側面パネル20の一方の胴部パネル5に頂部横折線16に沿って
第3リブ形成用折線54が設けられ、また、頂部横折線17を挟ん
だ胴部パネル7と側面パネル21の一方の胴部パネル7に頂部横折線17に沿って
第3リブ形成用折線55が設けられている。
【0066】
第3リブ形成用折線54,55は、その両端がそれぞれ頂部横折線16,17に接続し或いは近接して設けられている。ここで、近接とは、
第3リブ形成用折線54,55を折り曲げた際に、
第3リブ形成用折線54,55が、その延長線上に沿って頂部横折線16,17まで無理なく折り曲げられる程度の距離を意味する。本例では、
第3リブ形成用折線54,55は、その両端がそれぞれ頂部横折線16,17に接続する円弧状に設けられている。
そして、
第3リブ形成折線54と頂部横折線16で囲まれた領域が
第3リブ形成部56となり、
第3リブ形成折線55と頂部横折線17で囲まれた領域が
第3リブ形成部57となる。
【0067】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第4例の紙容器の組み立ては、先ず、四角の筒状の胴部36を形成し、第1例、第2例と同様にして底部38を形成する。
次いで、一対の頂面パネル14,15の間に一対の側面パネル20,21を折り込み、胴部パネル5に設けられた
第3リブ形成用折線54と、胴部パネル7に設けられた
第3リブ形成用折線55を谷折りし、
第3リブ形成部56,57を隣接する側面パネル20,21に接着して頂部横折線16,17上に
第3リブ58,59を形成し、外側トップシールパネル12,13同士及び内側トップシールパネル18,19同士を所定の位置でシールして頂部39を形成する。
【0068】
このように構成された紙容器によれば、頂部横折線16,17上に形成された
第3リブ58,59により頂部39、特に頂部横折線16,17の部分の剛性が高まり、紙容器の保管や搬送等の際に、頂部横折線16,17に力が加わり、山折り状態の頂部横折線16,17が谷折り状態となって凹む等の紙容器の変形を防止することができる。
また、頂部横折線16,17に沿って
第3リブ58,59を形成することにより、紙容器の胴部36上部を掴んで紙容器を取り出す際に、
第3リブ58,59に指をしっかりと引っ掛けることができるため、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができるようになる。
さらに、
第3リブ58,59は紙容器の外形寸法内に収まり、胴部36から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第3リブ58,59が邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0069】
なお、第3例では、頂部横折線10,11に沿って
第3リブ形成用折線47,48が設けられ、また、第4例では、頂部横折線16,17に沿って
第3リブ形成用折線54,55が設けられているが、すべての頂部横折線10,11,16,17に沿ってそれぞれ
第3リブ形成用折線47,48,54,55を設けてもよく、さらには、
図17に示すように、頂部横折線10を挟んだ両側の胴部パネル4と頂面パネル14の両方に
第3リブ形成用折線47a,47bを設け、頂部横折線11を挟んだ両側の胴部パネル6と頂面パネル15の両方に
第3リブ形成用折線48a,48bを設け、頂部横折線16を挟んだ両側の胴部パネル5と側面パネル20の両方に
第3リブ形成用折線54a,54bを設け、頂部横折線17を挟んだ両側の胴部パネル7と側面パネル21の両方に
第3リブ形成用折線55a,55bを設けてもよい。
また、頂部横折線
10,11,16,17に沿って設けられる
第3リブ形成用折線
47,48,54,55は、その両端が頂部横折線
10,11,16,17と胴部縦折線
1,2,3又はシール縦折線
8との交点に繋がる頂部横折線
10,11,16,17の全長に形成してもよい。
【0070】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第5例を説明する。
図18は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第5例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
第5例の紙容器について、第1例乃至第4例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例乃至第4例と異なる構成についてのみ説明する。
【0071】
第5例の切妻屋根型の紙容器は、
図18に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第5例は、前記第2例と第4例を組み合わせた例であり、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8に沿って設けられている
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41に加えて、頂部横折線16,17に沿ってそれぞれ
第3リブ形成用折線54,55が設けられている。
【0072】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第5例の紙容器の組み立ては、第2例、第4例と同様にして胴部36、底部38、頂部39が形成される。
このように構成された紙容器によれば、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8上に形成された
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45と頂部横折線16,17上に形成された
第3リブ58,59により、胴部36と頂部39の剛性が高まり、紙容器の変形をより防止することができる。
また、紙容器の胴部36上部を掴んで紙容器を取り出す際だけでなく、胴部36を横から掴んで容器を持ち運ぶ際にも
第1リブ
34,35,44、第2リブ45、第3リブ58,59に指をしっかりと引っ掛けることができるため、紙容器を掴んだときの滑り落ちを確実に防止することができ、紙容器を容易に保持することができるようになる。
その他の作用効果は第2例及び第4例と同様なので、第2例及び第4例の説明を援用し、その説明を省略する。
【0073】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第6例を説明する。
図19及び
図20は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第6例を示し、
図19は本例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図、
図20は本例における紙容器の底部一部縦断面図である。
第6例の紙容器について、第1例乃至第5例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例乃至第5例と異なる構成についてのみ説明する。
【0074】
第6例の切妻屋根型の紙容器は、
図19に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第6例では、底部横折線22を挟んだ両側
に位置する胴部パネル4と底面パネル24の一方の胴部パネル4に底部横折線22に沿って
第4リブ形成用折線60が設けられ、また、底部横折線23を挟ん
だ胴部パネル6と底面パネル25の一方の胴部パネル6に底部横折線23に沿って
第4リブ形成用折線61が設けられている。
【0075】
第4リブ形成用折線60,61は、その両端がそれぞれ底部横折線22,23に接続し或いは近接して設けられている。ここで、近接とは、
第4リブ形成用折線60,61を折り曲げた際に、
第4リブ形成用折線60,61が、その延長線上に沿って底部横折線22,23まで無理なく折り曲げられる程度の距離を意味する。本例では、
第4リブ形成用折線60,61は、その両端がそれぞれ底部横折線22,23に接続する円弧状に設けられている。
そして、
第4リブ形成折線60と底部横折線22で囲まれた領域が
第4リブ形成部62となり、
第4リブ形成折線61と底部横折線23で囲まれた領域が
第4リブ形成部63となる。
【0076】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第6例の紙容器の組み立ては、先ず、四角の筒状の胴部36を形成し、一対の内面パネル28,29の外側に一対の底面パネル24,25を折り畳み、胴部パネル4に設けられた
第4リブ形成用折線60と、胴部パネル6に設けられた
第4リブ形成用折線61を谷折りし、
第4リブ形成部62,63を隣接する内面パネル24,25に接着して底部横折線22,23上に
第4リブ64,65を形成する。このようにして
第4リブ64,65を形成することにより、底部38に凹部66が形成される。
次いで、内面パネル28,29に底面パネル24,25をシールして底部38を形成し、第1例、第2例と同様にして頂部39を形成する。
【0077】
このように構成された紙容器によれば、底部横折線22,23上に形成された
第4リブ64,65により底部38、特に底部横折線22,23の部分の剛性が高まり、紙容器の保管や搬送等の際に、底部横折線22,23に力が加わり、山折り状態の底部横折線22,23が谷折り状態となって凹む等の紙容器の変形を防止することができる。
また、底部横折線上22,23に
第4リブ64,65を形成することにより、底部38に凹部66が形成されるため、内容物の重みで底部38の中心部分が膨らんで、紙容器の座りがわるくなることを防止することができる。
さらに、
第4リブ64,65は紙容器の外形寸法内に収まり、胴部36から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第4リブ64,65が邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0078】
図21は本発明に係る第6例をフラットトップ型の紙容器に実施した形態の一例を示す斜視図である。
本例にあっても、切妻屋根型の紙容器と同様の組み立てにより、底部横折線22,23上に
第4リブ64,65が形成され、
第4リブ64,65により底部38に凹部66が形成される。
【0079】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第7例を説明する。
図22及び
図23は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第7例を示し、
図22は本例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図、
図23は本例における紙容器の底部一部縦断面図である。
第7例の紙容器について、第1例乃至第6例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例乃至第6例と異なる構成についてのみ説明する。
【0080】
第7例の切妻屋根型の紙容器は、
図22に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第7例では、底部横折線26を挟んだ両側
に位置する胴部パネル5と内面パネル28の一方の胴部パネル5に底部横折線26に沿って
第4リブ形成用折線67が設けられ、また、底部横折線27を挟ん
だ胴部パネル7と内面パネル29の一方の胴部パネル7に底部横折線27に沿って
第4リブ形成用折線68が設けられている。
【0081】
第4リブ形成用折線67,68は、その両端がそれぞれ底部横折線26,27に接続し或いは近接して設けられている。ここで、近接とは、
第4リブ形成用折線67,68を折り曲げた際に、
第4リブ形成用折線67,68が、その延長線上に沿って底部横折線26,27まで無理なく折り曲げられる程度の距離を意味する。本例では、
第4リブ形成用折線67,68は、その両端がそれぞれ底部横折線26,27に接続する円弧状に設けられている。
そして、
第4リブ形成折線67と底部横折線26で囲まれた領域が
第4リブ形成部69となり、
第4リブ形成折線68と底部横折線27で囲まれた領域が
第4リブ形成部70となる。
【0082】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第7例の紙容器の組み立ては、先ず、四角の筒状の胴部36を形成し、一対の内面パネル28,29を折り曲げ、胴部パネル5に設けられた
第4リブ形成用折線67と、胴部パネル7に設けられた
第4リブ形成用折線68を谷折りし、
第4リブ形成部69,70を隣接する内面パネル28,29に接着して底部横折線26,27上に
第4リブ71,72を形成する。このようにして
第4リブ
71,72を形成することにより、底部38に凹部73が形成される。
次いで、一対の底面パネル24,25を折り畳み、内面パネル28,29に底面パネル24,25をシールして底部38を形成し、第1例、第2例と同様にして頂部39を形成する。
【0083】
このように構成された紙容器によれば、底部横折線26,27上に形成された
第4リブ71,72により底部38、特に底部横折線26,27の部分の剛性が高まり、紙容器の保管や搬送等の際に、底部横折線26,27に力が加わり、山折り状態の底部横折線26,27が谷折り状態となって凹む等の紙容器の変形を防止することができる。
また、互いに対向する底部横折線上26,27に
第4リブ71,72を形成することにより、底部38に凹部73が形成されるため、内容物の重みで底部38の中心部分が膨らんで、紙容器の座りがわるくなることを防止することができる。
さらに、
第4リブ71,72は紙容器の外形寸法内に収まり、胴部36から突出していないため、紙容器の保管・搬送時に
第4リブ71,72が邪魔とならず、紙容器の保管や搬送等に支障を来すおそれはない。
【0084】
なお、第6例では、底部横折線22,23に沿って
第4リブ形成用折線60,61が設けられ、また、第7例では、底部横折線26,27に沿って
第4リブ形成用折線67,68が設けられているが、すべての頂部横折線22,23,26,27に沿ってそれぞれ
第4リブ形成用折線60,61,67,68を設けてもよく、さらには、
図24に示すように、底部横折線22を挟んだ両側の胴部パネル4と底面パネル24の両方に
第4リブ形成用折線60a,60bを設け、底部横折線23を挟んだ両側の胴部パネル6と底面パネル25の両方に
第4リブ形成用折線61a,61bを設け、底部横折線26を挟んだ両側の胴部パネル5と内面パネル28の両方に
第4リブ形成用折線67a,67bを設け、底部横折線27を挟んだ両側の胴部パネル7と内面パネル29の両方に
第4リブ形成用折線68a,68bを設けてもよい。
また、底部横折線
26,27に沿って設けられる
第4リブ形成用折線
60,61,67,68は、その両端が底部横折線
26,27と胴部縦折線
1,2,3又はシール縦折線
8との交点に繋がる底部横折線
26,27の全長に形成してもよい。
【0085】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第8例を説明する。
図25は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第8例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
第8例の紙容器について、第1例乃至第7例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例乃至第7例と異なる構成についてのみ説明する。
【0086】
第8例の切妻屋根型の紙容器は、
図25に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第8例は、前記第2例と第7例を組み合わせた例であり、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8に沿って設けられている
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41に加えて、底部横折線26,27に沿ってそれぞれ
第4リブ形成用折線67,68が設けられている。
【0087】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第8例の紙容器の組み立ては、第2例、第7例と同様にして胴部36、底部38、頂部39が形成される。
このように構成された紙容器によれば、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8上に形成された
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45と底部横折線26,27上に形成された
第4リブ71,72により、胴部36と底部38の剛性が高まり、紙容器の変形をより防止することができる。
その他の作用効果は第2例及び第7例と同様なので、第2例及び第7例の説明を援用し、その説明を省略する。
【0088】
次ぎに、本発明に係る紙容器の実施の形態の第9例を説明する。
図26は本発明を切妻屋根型の紙容器に実施した第9例の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
第9例の紙容器について、第1例乃至第8例と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略し、第1例乃至第8例と異なる構成についてのみ説明する。
【0089】
第9例の切妻屋根型の紙容器は、
図26に示される展開構造を有するカートンブランクスによって組み立てられる。
第9例は、前記第2例と第4例と第7例を組み合わせた例であり、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8に沿って設けられている
第1リブ形成用折線30,31,40
及び第2リブ形成用折線41に加えて、頂部横折線16,17に沿ってそれぞれ
第3リブ形成用折線54,55と、底部横折線26,27に沿ってそれぞれ
第4リブ形成用折線67,68が設けられている。
【0090】
このような展開構造を有するカートンブランクスによる第9例の紙容器の組み立ては、第2例、第4例、第7例と同様にして胴部36、底部38、頂部39が形成される。
このように構成された紙容器によれば、胴部縦折線1,2,3及びシール縦折線8上に形成された
第1リブ34,35,44
及び第2リブ45と頂部横折線16,17上に形成された
第3リブ58,59と底部横折線26,27上に形成された
第4リブ71,72により、紙容器全体の剛性が高まり、紙容器の変形をより確実に防止することができる。
その他の作用効果は第2例、第4例及び第7例と同様なので、第2例、第4例及び第7例の説明を援用し、その説明を省略する。