特許第6571643号(P6571643)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エラクレスの特許一覧

<>
  • 特許6571643-温度依存性の自己締結部を有する集成体 図000002
  • 特許6571643-温度依存性の自己締結部を有する集成体 図000003
  • 特許6571643-温度依存性の自己締結部を有する集成体 図000004
  • 特許6571643-温度依存性の自己締結部を有する集成体 図000005
  • 特許6571643-温度依存性の自己締結部を有する集成体 図000006
  • 特許6571643-温度依存性の自己締結部を有する集成体 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6571643
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】温度依存性の自己締結部を有する集成体
(51)【国際特許分類】
   F16B 5/04 20060101AFI20190826BHJP
   B64C 1/00 20060101ALI20190826BHJP
   F02C 7/00 20060101ALI20190826BHJP
   F01D 25/00 20060101ALI20190826BHJP
   F01D 25/24 20060101ALI20190826BHJP
   F16B 43/00 20060101ALI20190826BHJP
   F16B 19/06 20060101ALI20190826BHJP
【FI】
   F16B5/04 A
   B64C1/00 A
   F02C7/00 F
   F02C7/00 C
   F02C7/00 B
   F02C7/00 D
   F01D25/00 L
   F01D25/00 X
   F01D25/24 D
   F01D25/24 N
   F01D25/24 R
   F01D25/24 J
   F16B43/00 Z
   F16B19/06
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-520578(P2016-520578)
(86)(22)【出願日】2014年6月17日
(65)【公表番号】特表2016-530457(P2016-530457A)
(43)【公表日】2016年9月29日
(86)【国際出願番号】FR2014051492
(87)【国際公開番号】WO2014202891
(87)【国際公開日】20141224
【審査請求日】2017年5月22日
(31)【優先権主張番号】1355705
(32)【優先日】2013年6月18日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】512162432
【氏名又は名称】サフラン セラミクス
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153084
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 康史
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100157211
【弁理士】
【氏名又は名称】前島 一夫
(72)【発明者】
【氏名】トマ ルベル
(72)【発明者】
【氏名】ブノワ カレール
(72)【発明者】
【氏名】ゴーティエ メクソン
【審査官】 鵜飼 博人
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/117737(WO,A1)
【文献】 特開2006−234154(JP,A)
【文献】 特表2011−516801(JP,A)
【文献】 特開2009−115314(JP,A)
【文献】 米国特許第02482391(US,A)
【文献】 特開2002−304941(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 5/00− 5/12,17/00,
19/00−19/14,
23/00−43/02
F01D 13/00−25/36
F02C 1/00− 9/58
B64C 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのファスナ・システム(50)によって互いに保持された、複合材料から形成された第1部分(10)及び第2部分(20)を含む集成体(100)であって、拡張端部(320)を有するシャンク(32)が延びる起点となる平頭(31)を有するリベット(30)と、該リベット(30)のシャンク(32)の拡張端部(320)と協働するワッシャ(40;90)とを含み、該リベット(30)の頭(31)が該第1部分(10)に形成された皿穴(12)に当接し、該ワッシャ(40;90)が該第2部分(20)に当接する、集成体(100)において、
前記ワッシャが、該第2部分(20)に当接する面とは反対側の面(43)に円錐形部分(430)を備えており、前記ワッシャ(40;90)がまた中心皿穴(410)を含んでいて、該中心皿穴(410)に、該リベット(30)のシャンク(32)の拡張端部(320)が当てつけられており、
前記ワッシャ(40;90)の円錐形の面(43)が流線形プロフィールを備え、空気力学的攪乱を低減し、
前記ワッシャ(90)が前記第2部分(70)に向いた面(92)に円錐形部分(920)を備えており、該円錐形部分が前記第2部分に形成された皿穴(72)に当接することを特徴とする、集成体。
【請求項2】
前記リベット(30;80)及び前記ワッシャ(40;90)が、Inconel(登録商標)725又は718、Waspaloy(登録商標)、Haynes(登録商標)242(登録商標)及びA286ステンレス鋼の中の少なくとも1つから選択された材料から形成されていることを特徴とする、請求項に記載の集成体。
【請求項3】
前記第1部分(10;60)及び第2部分(20;70)がセラミック・マトリックス複合材料から形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の集成体。
【請求項4】
前記第1部分(10;60)及び第2部分(20;70)のそれぞれの厚さが3mm未満であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の集成体。
【請求項5】
前記第1部分(10;60)及び第2部分(20;70)が航空エンジンの後部ボディの部分であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の集成体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱構造複合材料、例えばセラミック・マトリックス複合(CMC)材料又は炭素/炭素(C/C)材料から形成された部分を集成するために機械的結合部を用いることに関する。このような材料は典型的には、セラミック・マトリックスによって緻密化された多孔質基体、例えば多孔質繊維基体によって構成されている。基体の繊維は具体的には炭素又はセラミックから形成されていてよい。マトリックスは耐火セラミック、例えば耐火炭化物、窒化物、ホウ化物、又は酸化物から形成されている。熱構造複合材料は、これらの機械特性が複合材料を、構造エレメントを構成するのに適したものにするという理由から、また、高い温度でこれらの特性を維持できるという理由から、注目に値する。
【0002】
本発明はより具体的には、例えば航空エンジンのための後部ボディ集成体の全て又は部分、例えば排気コーン(「排気プラグ」とも呼ばれる)、又は可変セクションノズルのためのフラップを製作するときのように、熱構造複合材料から形成された部分を高温流に浸そうとするときの、これらの部分を集成するために使用される機械的結合部の空気力学的且つ熱的な挙動に関する。
【背景技術】
【0003】
これらの用途において、集成するための部品は一般に比較的微細(厚さ数ミリメートル)であり、これらは空気力学的要件を満たす必要がある。これは、部分間の機械的結合部を形成するためにリベットを使用するのが好ましいことを意味する。航空エンジン後部ボディ部分を形成するために使用される集成体の場合に、一般的な慣行として使用するリベットは、集成体の一方の側に平頭(すなわち平らな端部を有する円錐台形の頭)を備えており、平頭は集成されるべき部分の1つに形成された皿穴内に受容され、他方の側では、かなり膨張するリベットとほとんど膨張しない熱構造複合材料から形成された部分との間の膨張差を吸収するのに役立つカラム又はワッシャを備えている。集成体の一方の側に設けられた皿穴内にリベットの頭を組み入れることによって、良好な空気力学的性能を得ることができるが、しかしこのことは集成体のその側にだけしか得られない。それというのも、集成体の他方の側にカラムとリベットのボディの一部とが存在することによって、かなりの妨げが引き起こされるからである。
【0004】
可変セクションノズルのためのフラップを製造する際に用いられる別の解決手段は、熱構造複合材料から形成された部分をFybrfast(登録商標)の商品名で販売されているようなリベット、すなわち一方の端部に頭を、他方の端部には部分を締め合わせるためにプレスされ圧潰された端部分を有するリベットで互いに結合することにある。それにもかかわらず、このようなタイプのリベットの場合、リベットの頭とボディの圧潰部分とは、集成体のいずれの側からも突出し、結果としてこれらは集成体の流線を超えて突出してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、複合材料から成る部分の熱膨張率よりも高い熱膨張率を示す1つ又は2つ以上のファスナ・システムを使用して、複合材料から形成された部分を集成するための解決手段を提案することであり、ファスナ・システムが集成体の空気力学的性能に影響をほとんど又は全く及ぼさないことが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、少なくとも1つのファスナ・システムによって互いに保持された、複合材料から形成された第1部分及び第2部分を含む集成体であって、拡張端部を有するシャンクが延びる起点となる平頭を有するリベットと、リベットのシャンクの拡張端部と協働するワッシャとを含み、リベットの頭が第1部分に形成された皿穴に当接し、ワッシャが第2部分に当接する、集成体によって達成される。本発明によれば、ワッシャが、第2部分に当接する面とは反対側の面に円錐形部分を備えており、ワッシャがまた中心皿穴を含んでいて、中心皿穴に、リベットのシャンクの拡張端部が当てつけられている。
【発明の効果】
【0007】
従って、本発明の集成体は機械的結合部であって、集成体の一方の側では完全に一体化され(第1部分の皿穴内にリベットの平頭が一体的に組み込まれている)、他方の側では流線形プロフィールを備えた(外側に円錐形部分を備えたワッシャの内側に、リベットのシャンクの拡張端部が遮蔽されている)機械的結合部を有するように形成される。結果として、結合システムが空気力学的性能を劣化させることなしに、本発明の集成体を両側で高温流に浸すことができる。
【0008】
また、使用されるファスナ・システムは、半径方向の膨張によって、持続する付加的な保持力を加えるように構成されており、従ってファスナ・システムのそれぞれの膨張、具体的には軸方向の膨張を補償し、高温時に締め付け力を維持するのを可能にする。
【0009】
本発明による集成体の1実施態様では、ワッシャが、第2部分に向いた面に平面状部分を備えている。
【0010】
本発明による集成体の別の実施態様では、ワッシャが第2部分に向いた面に円錐形部分を備えており、この円錐形部分が前記第2部分に形成された皿穴に当接する。この実施態様では、ワッシャの外面は第2部分の皿穴内に部分的又は全体的に組み込まれていてよく、これにより、集成体に対するファスナ・システムの空気力学的影響をさらに低減する。
【0011】
本発明の集成体の1つの態様では、リベット及びワッシャが、次の材料、すなわち:Inconel(登録商標)725又は718、Waspaloy(登録商標)、Haynes(登録商標)282(登録商標)、A286ステンレス鋼、及び高性能鋼のうちの少なくとも1つから選択された材料から形成されている。
【0012】
本発明の集成体の別の態様では、第1部分及び第2部分がセラミック・マトリックス複合材料から形成されている。
【0013】
本発明の集成体の別の態様では、第1部分及び第2部分のそれぞれの厚さが3ミリメートル(mm)未満である。
【0014】
さらに、本発明の集成体の別の態様では、第1部分及び第2部分が航空エンジンの後部ボディの部分である。
【0015】
非制限的な例として提供される本発明の具体的な実施態様の下記説明から、また、添付の図面を参照することによって、本発明の他の特徴及び利点が明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明の1実施態様に基づいて形成される集成体を示す概略的斜視図である。
図2A図2Aは、図1の集成体を形成する際の後続ステップを示す概略的な断面図である。
図2B図2Bは、図1の集成体を形成する際の後続ステップを示す概略的な断面図である。
図3図3は、本発明の別の実施態様に基づいて形成される集成体を示す概略的斜視図である。
図4A図4Aは、図3の集成体を形成する際の後続ステップを示す概略的な断面図である。
図4B図4Bは、図3の集成体を形成する際の後続ステップを示す概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は大まかに言えば、複合材料から成る部分の熱膨張率よりも高い熱膨張率を示す1つ又は2つ以上のファスナ・システムを使用する、複合材料から形成された部分間のいかなる集成体にも適用される。ファスナ・システムは集成体の空気力学的性能に影響をほとんど又は全く及ぼさないことが必要である。
【0018】
集成するための部分は具体的には、熱構造セラミック・マトリックス複合(CMC)材料から、すなわち耐火繊維(炭素又はセラミック)から形成された強化材によって構成された材料であって、同様に耐火性であるセラミック・マトリックスによって緻密化された材料、すなわちC/SiC、SiC/SiC、C/C−SiCなどのような材料から成っていてよい。部分は、低い熱膨張率を示す他の熱構造複合材料、例えばC/C材料(強化材及びマトリックスが両方とも炭素から成る)から形成されていてもよい。
【0019】
本発明の集成体は具体的には、航空エンジンの後部ボディ集成体の全て又は部分、例えば排気コーン(排気プラグとも呼ばれる)、又は可変セクションノズルのためのフラップを製造する際に使用するためのものであるが、しかしこれに限定されることはない。本発明の集成体は具体的には、小さな厚さ、例えば3mm以下の厚さの部分を集成するように構成されている。
【0020】
図1、2A、及び2Bは、本発明の実施態様に基づく集成体を示す。図1に示されているように、CMC熱構造複合材料から成る2つの部分10及び20間の集成体100がそれ自体、リベット30及びワッシャ40を含むファスナ・システム50によって形成される。より正確に言えば、リベット30は平頭31を有しており、この平頭31から、部分10及び20に形成されたオリフィス11及び21に配置するためのシャンク32が延びている。平頭31は部分10に形成された皿穴12内に受容される。ワッシャ40は、シャンク32の自由端部320を受容するための中心開口41を有している。ワッシャ40はまた、第2部分20の外面20aに押圧されるべき平面状の第1面42と、円錐形部分430を備えた、反対側の第2面43とを有している。ワッシャ40の中心開口41は皿穴410を含んでいる。具体的には、リベット30及びワッシャ40は、次の材料、すなわち:Inconel(登録商標)725又は718、Waspaloy(登録商標)、Haynes(登録商標)282(登録商標)、A286ステンレス鋼、及び任意の他の高性能鋼のうちのいずれかから形成されていてよい。
【0021】
図2Aに示されているように、シャンク32がオリフィス11及び21を通るように、平頭31が皿穴12に配置される一方、ワッシャ40の第1面42が部分20の外面20aに押圧され、シャンク32の自由端部320が開口41内に存在するように、リベット30は位置決めされる。図2Bに示されているように、中心凹部321を含む自由端部320は、ワッシャ40の中心開口41の皿穴410に端部320のエッジを押圧するように圧潰することによって拡張される。自由端部は、リベットを構成する材料に応じて高温時又は低温時に、リベット締めヘッドを用いて拡張することができる。次いで2つの部分10及び20をリベット締めによって互いに固定する。
【0022】
さらに図2Bに示されているように、部分10の外面10aの傍らで、リベットの頭31は皿穴12内に完全に受容され、従って部分10の空気力学的特性に影響を及ぼすことはない(平面状又は「面一」の表面を残す)ことが明らかである。部分20の外面20aの傍らでは、ワッシャ40の円錐形の面43は流線形プロフィールを備えている。このような流線形プロフィールは空気力学的攪乱を低減することができる。リベットのシャンク32の拡張端部320はワッシャ40の開口41内に受容される。
【0023】
また、集成体100が高温に晒されると、例えば燃焼ガスの熱流中に浸されると、平頭31の半径方向の膨張は、皿穴12との接触を維持するのに役立つ。このような半径方向の膨張はリベット30が軸方向に膨張するにもかかわらず生じる。ワッシャ40の開口41の皿穴410と接触した、リベット30の拡張端部320においても同様の補償効果が生じる。
【0024】
図3、4A、及び4Bは、本発明の別の実施態様に基づく集成体を示す。図3に示されているように、CMC熱構造複合材料から成る2つの部分60及び70間の集成体300がそれ自体、リベット80及びワッシャ90を含むファスナ・システム200によって形成される。リベット80及びワッシャ90は部分60及び70に形成されたオリフィス61及び71に配置されている。より正確に言えば、リベット80は平頭81を有しており、この平頭81から、部分60及び70に形成されたオリフィス61及び71に配置するためのシャンク82が延びている。平頭81は部分60に形成された皿穴62内に受容される。ワッシャ90は、シャンク82の自由端部820を受容するための中心開口91を有している。ワッシャ90はまた、部分70の外面70aに向いた第1面92に円錐形部分920を有している。この円錐形部分は、部分70に形成された皿穴72と協働するようになっている。反対側の第2面93に、ワッシャはまた円錐形部分930を有している。ワッシャ90の中心開口91は皿穴910を含んでいる。具体的には、リベット80及びワッシャ90は、次の材料、すなわち:Inconel(登録商標)725又は718、Waspaloy(登録商標)、Haynes(登録商標)282(登録商標)、A286ステンレス鋼、及び任意の他の高性能鋼のうちのいずれか1つから形成されていてよい。
【0025】
図4Aに示されているように、シャンク82がオリフィス61及び71を通るように、平頭81が皿穴12に配置される一方、ワッシャ90の第1面92が部分70の外面72に押圧され、シャンク82の自由端部820が開口91内に存在するように、リベット80は位置決めされる。図4Bに示されているように、中心凹部821を含む自由端部820は、ワッシャ90の中心開口91の皿穴910に端部820のエッジを押圧するように圧潰することによって拡張される。自由端部は、リベットを構成する材料に応じて高温時又は低温時に、リベット締めヘッドを用いて拡張することができる。次いで2つの部分60及び70をリベット締めによって互いに固定する。
【0026】
さらに図4Bに示されているように、部分10の外面60aの傍らで、リベットの頭81は皿穴62内に完全に受容され、従って部分10の空気力学的特性に影響を及ぼすことはない(平面状又は「面一」の表面を残す)ことが明らかである。部分70の外面70aの傍らでは、ワッシャ90は大部分が皿穴72内に受容されている。ワッシャの第2面93の円錐部分930だけが表面70aから僅かに突出している。ワッシャ40の面93の円錐部分930は、流線形プロフィールを備えている。このような流線形プロフィールは空気力学的攪乱を低減するのに役立つ。リベットのシャンク82の拡張端部820はワッシャ90の開口91内に受容される。
【0027】
また、集成体300が高温に晒されると、例えば燃焼ガスの熱流中に浸されると、平頭81の半径方向の膨張は、皿穴62との接触を維持するのに役立つ。このような半径方向の膨張はリベット80が軸方向に膨張するにもかかわらず生じる。ワッシャ90の開口91の皿穴910と接触した、リベット80の拡張端部820においても同様の補償効果が生じる。
図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B