特許第6571651号(P6571651)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6571651
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】チャック方法
(51)【国際特許分類】
   B23B 31/10 20060101AFI20190826BHJP
   B23B 31/20 20060101ALI20190826BHJP
【FI】
   B23B31/10 B
   B23B31/20 E
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-535830(P2016-535830)
(86)(22)【出願日】2015年6月3日
(86)【国際出願番号】JP2015066010
(87)【国際公開番号】WO2016013303
(87)【国際公開日】20160128
【審査請求日】2017年11月10日
(31)【優先権主張番号】特願2014-148892(P2014-148892)
(32)【優先日】2014年7月22日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001960
【氏名又は名称】シチズン時計株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000137856
【氏名又は名称】シチズンマシナリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】特許業務法人 東和なぎさ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】猪俣 智司
【審査官】 久保田 信也
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第03537714(US,A)
【文献】 独国特許出願公開第03427754(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23B 31/10
B23B 31/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークの加工を行う工作機械に設けられ、前記ワークが、外周面にネジが形成されたネジ部分と、該ネジ部分に連続して一体形成され、該ネジ部分より細く形成された杆状部分と、前記ネジ部分とは反対側の位置で前記杆状部分に連続して一体形成された被加工部分とを有し、径方向に開閉移動する把持部を備え、該把持部の内周面にネジが形成され、前記把持部の径方向内側への移動によって、前記ワークを、前記内周面で挟持して把持する工作機械のチャック方法であって、
前記把持部の内周面のネジが、前記ワークのネジ部分と螺合するように形成され、
前記被加工部分の加工に際して、前記把持部が、前記両ネジの螺合によって、前記ワークのネジ部分に挿通される工程と前記把持部が、前記ネジ部分を通過して前記ワークの杆状部分と対向する工程と前記把持部が、該杆状部分をワークの被把持部として把持する工程と、を含むことを特徴とするチャック方法
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械の主軸等に装着可能なチャックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、径方向に開閉移動する把持部を備え、該把持部の内周面に雌ねじが形成され、前記把持部の径方向内側への移動によって、ワークを前記内周面で挟持して把持するチャックが知られている(例えば、特許文献1)。
また一般的に、外周面に雄ねじが形成された雄ねじ部分を有するワークが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許4349686号公報(特に、図2参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したワークを前記チャックで把持する場合、雄ねじ部分を有するワークの安定把持は容易ではない。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、外周面にネジが形成されたネジ部分を有するワークを安定して把持することができるチャックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、ワークの加工を行う工作機械に設けられ、前記ワークが、外周面にネジが形成されたネジ部分と、該ネジ部分に連続して一体形成され、該ネジ部分より細く形成された杆状部分と、前記ネジ部分とは反対側の位置で前記杆状部分に連続して一体形成された被加工部分とを有し、径方向に開閉移動する把持部を備え、該把持部の内周面にネジが形成され、前記把持部の径方向内側への移動によって、前記ワークを、前記内周面で挟持して把持する工作機械のチャック方法であって、前記把持部の内周面のネジが、前記ワークのネジ部分と螺合するように形成され、前記被加工部分の加工に際して、前記把持部が、前記両ネジの螺合によって、前記ワークのネジ部分に挿通される工程と前記把持部が、前記ネジ部分を通過して前記ワークの杆状部分と対向する工程と前記把持部が、該杆状部分をワークの被把持部として把持する工程と、を含むことにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明のチャックは、把持部により、ワークを把持することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0011】
本請求項1に係る発明のチャックによれば、把持部がワークのネジ部分と螺合してネジ部分に円滑に挿通され、ワークの被把持部と対向するため、把持部の開閉ストロークをネジ部分の外径より大きく拡径するように拡大すること無く、チャックの把持部をワークの被把持部に容易に到達させてワークを安定して把持することができる。
【0012】
本請求項2に係る発明のチャックによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、ワークの任意の部分を容易に把持することができ、例えばワークにおける切削工具に近い箇所を把持することによって、加工精度を向上させることが可能となる。
【0013】
本請求項3に係る発明のチャックによれば、請求項1又は請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、ワークを、ネジ部分を含めて安定して把持することができる。
【0014】
本請求項4に係る発明のチャックによれば、請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、把持部がネジ部分のねじ谷底のみと当接して把持力を発揮するため、把持部がワークに加工されたネジ部分のねじ山頂やフランク面への悪影響を防止してワークを安定的に把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第1実施例のコレットチャックを備えた工作機械の主軸を示す概略断面図。
図2】本発明の第1実施例のコレットチャックの端面図。
図3図2に示す符号3−3で視た断面図。
図4A】第1実施例のコレットチャックとワークとの関係を示す動作断面図。
図4B】第1実施例のコレットチャックとワークとの関係を示す動作断面図。
図5A】第1実施例のコレットチャックとワークとの関係を示す動作断面図。
図5B】第1実施例のコレットチャックとワークとの関係を示す動作断面図。
図6】第1実施例のコレットチャックとワークとの関係を示す動作断面図。
図7A】第2実施例のコレットチャックとワークとの関係を示す一部断面図。
図7B図7Aに示す符号7Bの箇所の拡大断面図。
図8A】第3実施例のコレットチャックとワークとの関係を示す動作断面図。
図8B図8Aに示す符号8Bの箇所の拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、径方向に開閉移動する把持部を備え、この把持部の内周面にネジが形成され、把持部の径方向内側への移動によって、外周面にネジが形成されたネジ部分を有するワークを、内周面で挟持して把持するチャックであって、把持部の内周面のネジが、ワークのネジと螺合するように形成され、把持部が、両ネジの螺合によって、ワークのネジ部分に挿通されてワークの被把持部と対向し、被把持部を把持するように構成されたことにより、ネジ部分を有するワークに対して把持部の開閉ストロークを必要以上に拡大することなくワークのネジ部分を把持部内に挿通して、ワークの被把持部を安定して把持するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【実施例1】
【0017】
本発明の第1実施例のチャックであるコレットチャック100は、例えば、図1に示すように、工作機械の主軸Sに装着されて開閉され、着脱自在にワークを把持する。
主軸Sにおける主軸チャック開閉機構10は、主軸外方に設けられたアクチュエータによって作動する揺動レバーにより主軸の軸方向に移動可能な作動カム11と、レバーホルダ12に揺動可能に支持された一対のレバー13とを有している。
上記レバーホルダ12は、主軸Sに螺合装着されているロックナット14によって、位置決めされる。
【0018】
作動カム11は、アクチュエータによってコレットチャック100から離れる方向に移動すると主軸Sとレバー13との間に挿入され、レバー13の各々が揺動して開き、第1スリーブ15aをコレットチャック100の方向に押し、それにより第1スリーブ15aに当接する第2スリーブ15b、さらに、第2スリーブ15bに当接する第3スリーブ15cがコレットチャック100の方向に移動し、第3スリーブ15cによってコレットチャック100が閉じる。
【0019】
一方、作動カム11がアクチュエータによってコレットチャック100の方向に移動することによって、主軸Sとレバー13との間から作動カム11が外れ、レバー13が閉じ、スプリング16の作用で第1乃至第3スリーブ15a、15b、15cがコレットチャック100から離れる方向に移動してコレットチャック100が開く。
コレットチャック100は、作動カム11の移動によって開閉し、コレットチャック100内に挿入されるワークWを着脱自在に把持することができる。
【0020】
図2および図3に示すように、本実施例のコレットチャック100は、把持部110と、テーパ部120と、スリット130とを有し、把持部110は、スリット130によって一例として周方向に3分割されている。
把持部110は、上述したように第3スリーブ15cがテーパ部120を押圧することによって、弾力的に径方向内側に撓むように移動して閉状態となり、把持部110内に挿入されたワークを把持することができる。
第3スリーブ15cによるテーパ部120の押圧が解除されると、把持部110は径方向外側に弾力的に移動して開き、ワークの把持は解除される。
把持部110の内周面にはネジである雌ねじ111が形成されている。
【0021】
図4Aに示すように、例えば、ワークWが、主軸Sに対向する主軸等からなるワーク保持部20の先端側のチャック20aによって保持され、ワークWにおける主軸S側が、ワーク保持部20用の図示しない工具によって加工される。
これにより、主軸S側端に形成されたネジ部分である雄ねじ部分W1と、雄ねじ部分W1よりワーク保持部20側に雄ねじ部分W1に連続して一体形成されて雄ねじ部分W1の外径より小径な円柱状小径部分W2とを有している棒状のワークWが加工されるものとする。
円柱状小径部分W2は、雄ねじ部分W1より細く形成された杆状部分を構成している。
把持部110の雌ねじ111は、ワークWの雄ねじ部分W1と螺合するように形成されている。
【0022】
ワークWを主軸Sで把持する場合、まず、図4Bに示すように、主軸Sをコレットチャック100の開状態で、例えば、手動で回転させながらZ軸方向に、コレットチャック100がワークWに対して接近する方向へ移動させ、ワークWの雄ねじ部分W1を、この雄ねじ部分W1と対応関係にある把持部110の雌ねじ111と螺合させてコレットチャック100に挿通させる。
【0023】
なお、この際、主軸Sを自動で回転させてもよい。
また、主軸Sを停止させた状態で、ワーク側(ワーク保持部20)を手動または自動で回転させてもよい。
【0024】
図5Aに示すように、ワークWと把持部110とを相対的に回転させ続けて、把持部110の雌ねじ111が、ワークWの雄ねじ部分W1を通過し、円柱状小径部分W2と対向したとき、相対的な回転を停止する。
図5Bに示すように、制御によりコレットチャック100を閉状態とすることによって、把持部110が、ワークWの円柱状小径部分W2を、雄ねじ部分W1より小径の小径部位である被把持部として把持することができる。
これにより、把持部110はワークWのワーク保持部20側端の近傍を把持部110の長さ全体に亘って安定して把持することができ、ワークWは、主軸Sに把持されたワークを加工する工具に比較的近い箇所が安定的に把持される。
その後、制御によりワーク保持部20のチャック20aを開状態とすることによって、ワーク保持部20を主軸Sに対して相対的に退避させることができる。
【0025】
ワーク保持部20の退避後、図6に示すように、主軸Sを回転させることによって、所定の工具21によって、例えばワークWにおけるワーク保持部20側端の凸曲面状大径部分W3に穴W3a等を形成することができる。
これによりワークWの加工が完了し、一例としてボーンスクリュの加工をおこなうことができる。
【0026】
なお、加工後のワークWを保持した状態で、制御によりコレットチャック100を開状態とし、ワークWと把持部110とを図4Bのときと逆方向に相対的に回転させるとともに、主軸SをZ軸方向においてワーク保持部20から離間する方向へ移動させることによって、ワークWの雄ねじ部分W1を把持部110の雌ねじ111と螺合させて、ワークWを主軸Sから脱抜し、ワークWの搬出を行うことができる。
なお、本実施例では、本発明のチャックとしてのコレットチャック100を主軸S側のチャックとして説明したが、主軸S側のチャックに限られるものではなく、例えばワーク保持部20を構成する主軸等に適用することもできる。
【0027】
このように本発明の第1実施例であるチャックとしてのコレットチャック100は、把持部110の内周面のネジである雌ねじ111が、ワークWのネジ部分である雄ねじ部分W1と螺合するように形成され、把持部110が、雌ねじ111と雄ねじ部分W1との螺合によって、雄ねじ部分W1に挿通されて被把持部としての円柱状小径部分W2と対向し、円柱状小径部分W2を把持するように構成されたことにより、コレットチャック100(把持部110)の内径を円柱状小径部分W2の外径や雄ねじ部分W1のねじ谷底径に応じて形成すれば、把持部110の既定の開閉ストロークを拡径するように拡大する必要も無く、ワークWの雄ねじ部分W1を挿通させた後に円柱状小径部分W2を確実かつ安定して把持することができる。
【0028】
また、把持部110が、雄ねじ部分W1を通過し、ワークWの雄ねじ部分W1に連続して一体形成された円柱状小径部分W2を被把持部として把持することにより、加工精度を向上させることができる。
【実施例2】
【0029】
続いて、本発明の第2実施例であるチャックとしてのコレットチャック200について、図7Aおよび図7Bに基づいて説明する。
第2実施例のコレットチャック200は、第1実施例のコレットチャック100がワークWにおける把持する位置を変更したものであり、多くの要素について第1実施例のコレットチャック100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
【0030】
図7Aおよび図7Bに示すように、第2実施例では、ワークWの雄ねじ部分W1を、この雄ねじ部分W1と対応関係にある把持部210の雌ねじ211と螺合させて挿通させ、雌ねじ211が雄ねじ部分W1と対向した状態で、制御により相対的な回転を停止する。
そして、制御によりコレットチャック200を閉状態とすることによって、把持部210が、雄ねじ部分W1のねじ谷底W1bを被把持部として把持することができる。
これにより、ワークWを主軸Sで把持して加工する加工工程に応じてワークWの把持位置を調節することができる。
【0031】
さらに、雌ねじ211は、ワークWの把持状態で、雌ねじ211のねじ谷底211aが雄ねじ部分W1のねじ山頂W1aから離間するように形成することができる。
また、雌ねじ211を、雄ねじ部分W1のねじ山頂W1aおよびこのねじ山頂W1aからねじ谷底W1bに至るフランク面W1cから離間して雄ねじ部分W1のねじ谷底W1bと当接するように形成してもよい。
これにより、把持部210が雄ねじ部のねじ谷底W1bのみと当接して把持力を発揮する。
なお、本実施例では、把持部210が、雄ねじ部分W1のねじ谷底W1bを被把持部として把持したが、雄ねじ部分W1と円柱状小径部分W2との境界にまたがってねじ谷底W1bおよび円柱状小径部分W2の両方を把持してもよい。
【0032】
本発明の第2実施例であるチャックとしてのコレットチャック200は、把持部210が、雄ねじ部分W1のねじ谷底W1bを被把持部として把持することにより、把持部210がワークWを、雄ねじ部分W1を含めて安定して把持することができる。
【0033】
また、雌ねじ211が、ワークWの把持状態で、雌ねじ211のねじ谷底211aが雄ねじ部分W1のねじ山頂W1aやフランク面W1cから離間するように形成されていることにより、把持部210がワークWに加工された雄ねじ部分W1のねじ山頂W1aおよびフランク面W1cに対して損傷等の悪影響を防止してワークWを安定的に把持することができる。
【実施例3】
【0034】
続いて、本発明の第3実施例であるチャックとしてのコレットチャック300について、図8Aおよび図8Bに基づいて説明する。
第3実施例のコレットチャック300は、第2実施例のワークWの円柱状小径部分W2の径を変更したものであり、多くの要素について第1実施例のコレットチャック100および第2実施例のコレットチャック200と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する300番台の符号を付すのみとする。
【0035】
図8Aおよび図8Bに示すように、第3実施例では、ワークWの雄ねじ部分W1と凸曲面状大径部分W3との間の円柱状中間部分W2’の外径は、雄ねじ部分W1のねじ山頂W1aの箇所の外径と同じである。
なお、円柱状中間部分W2’の外径は、雄ねじ部分W1のねじ山頂W1aの箇所の外径より大きくてもよい。
このような場合であっても、本発明の第3実施例であるチャックとしてのコレットチャック300は、把持部310の雌ねじ311が、雄ねじ部分W1のねじ谷底W1bを被把持部として把持することにより、把持部310がワークWを、雄ねじ部分W1を含めて安定して把持することができる。
【符号の説明】
【0036】
100、200、300 ・・・ コレットチャック(チャック)
110、210、310 ・・・ 把持部
111、211、311 ・・・ 雌ねじ(ネジ)
120 ・・・ テーパ部
130 ・・・ スリット
W ・・・ ワーク
W1 ・・・ 雄ねじ部分(ネジ部分)
W1a ・・・ ねじ山頂
W1b ・・・ ねじ谷底
W1c ・・・ フランク面
W2 ・・・ 円柱状小径部分
W2’ ・・・ 円柱状中間部分
W3 ・・・ 凸曲面状大径部分
W3a ・・・ 穴

図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8A
図8B