特許第6571747号(P6571747)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6571747
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/1333 20060101AFI20190826BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20190826BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20190826BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20190826BHJP
【FI】
   G02F1/1333
   G09F9/00 350Z
   G09F9/00 342
   H04N5/64 571Z
   H05K5/02 A
【請求項の数】10
【外国語出願】
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-242962(P2017-242962)
(22)【出願日】2017年12月19日
(65)【公開番号】特開2018-136524(P2018-136524A)
(43)【公開日】2018年8月30日
【審査請求日】2018年4月9日
(31)【優先権主張番号】105143967
(32)【優先日】2016年12月29日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】502361706
【氏名又は名称】技嘉科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Giga−Byte Technology Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】何瑞峰
(72)【発明者】
【氏名】林皇▲仁▼
【審査官】 磯崎 忠昭
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0241540(US,A1)
【文献】 特表2011−516918(JP,A)
【文献】 特開2003−296023(JP,A)
【文献】 特開2008−077027(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/141842(WO,A1)
【文献】 中国実用新案第205844678(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/1333
G09F 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板と複数の側板とを備え、前記複数の側板は、前記底板の側面にそれぞれ収納空間を形成するように接続されるケーシング、
前記底板に取り付けられた少なくとも1つの接着部材、
前記収納空間内に配置され、前記接着部材に貼り付けられた表示パネル、及び
前記表示パネルの3つの隣接する辺にそれぞれ配置された端部と、前記端部に接続された3つのサイドバーを含むフレキシブルフレームを有し、
前記サイドバーは、支持部と、側部と、カバー部と、を含み、
前記側部は、前記支持部と前記カバー部との間に位置して前記支持部と前記カバー部に接続され、
前記表示パネルの一部は、前記支持部と前記カバー部との間に挟まれており、
前記フレキシブルフレームは、前記ケーシングから分離されており、前記表示パネル及び前記少なくとも1つの接着部材を介して前記ケーシング内に固定されている、表示装置。
【請求項2】
前記カバー部は、前記表示パネルの前記底板から離れた側に位置し、
前記カバー部は、凸状のクッションを有する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記カバー部は、第1の当接面を有し、
前記第1の当接面は、前記表示パネルに対して傾斜して当接されている請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記カバー部は、第1の当接面を有し、
前記側部は、第2の当接面を有し、
前記第1の当接面及び前記第2の当接面は、それぞれ前記表示パネルの隣接する辺に位置し、
前記第1の当接面は、前記第2の当接面に対して鋭角に配置されている請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記カバー部が前記側部から突出する長さは、前記支持部が前記側部から突出する長さより短い、請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記底板の前記収納空間側の面には、複数の凸部が設けられ、
前記接着部材が複数ある場合には、前記複数の凸部に複数の前記接着部材がそれぞれ取り付けられている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記複数の凸部のうち、少なくとも1つは溝を有し、
前記溝の一部は、前記表示パネルの外縁部に延長している、請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記溝において、前記表示パネルの前記外縁部に延長している部分を覆うカバープレートをさらに備える、請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記底板は、前記表示パネルによって覆われていない取り外し穴を有する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記底板の前記表示パネルから離れた側に装飾板をさらに備える、請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関し、特に、フレキシブルフレームを有する表示装置に関する。
【0002】
半導体産業およびエレクトロニクス産業に関連する発展に伴い、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットPC、薄型テレビなどのデジタル製品のトレンドは、より便利で多目的で美しいものになっている。このような製品を使用する場合には、表示画面が必要となっており、表示画面としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)を用いることが主流になっている。LCD装置は、自発光装置ではないので、ディスプレイを発光させるためのバックライトモジュールのような光源が必要とされている。
【0003】
バックライトモジュールと共にLCDモジュールを支持するための様々な方法が採用されてきた。従来の方法は、バックライトモジュールだけでなくLCDモジュールの外縁部を囲むためにシェル(shell)を使用していた。しかしながら、外縁部はシェルによって大きな空間で覆われ、表示装置の全体的な厚さおよび外縁部を効果的に減少させることができなかった。すなわち、従来技術では、表示装置の表示モジュールとバックライトとが、フックとスロットで接続された2つのケーシング内に組み付けられていた。しかしながら、フック及びスロットは大きなスペースを占め、表示装置の全体の厚さ及び額縁を効果的に減少させることができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、狭額縁のフレームを有する表示装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施形態として開示される表示装置は、ケーシングと、少なくとも1つの接着部材と、表示パネルと、フレキシブルフレームとを備えてもよい。ケーシングは、底板と、複数の側板とを備えている。底板は、側部を有する。複数の側板は、底板の側面にそれぞれ収納空間を形成するように接続されている。接着部材は、底板に貼り付けられている。表示パネルは、収納空間内に配置され、接着部材により貼り付けられている。可撓性要素は、3つのサイドバーを含む。各サイドバーは、支持部と、側部と、カバー部とを備える。側部は、支持部とカバー部との間に位置して支持部とカバー部に接続されている。3つの側部は、表示パネルの3つの隣接する辺にそれぞれ配置され、表示パネルの一部は、支持部とカバー部との間に挟まれる。
【0006】
上記の表示装置によれば、表示パネルの3辺がフレキシブルフレーム内に実装され、表示パネルが接着部材を介してケーシングに取り付けられ、表示パネルを金属製又はプラスチック製のフロントフレームで覆わずに搭載することにより、表示パネルの表示領域の額縁を狭めることができる。その結果、本開示の表示装置を有するデジタル製品は、より小さい画面上により大きな表示領域を提供することができ、ユーザにより良い経験を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示は、以下に与えられる詳細な説明および説明のみのために与えられる。したがって、本開示を限定することを意図するものではく、添付の図面によってよりよく理解される。
【0008】
図1】本開示の第1実施形態に係る表示装置の斜視図であり、カバープレートが取り外された状態を示す図である。
図2図1に示す表示装置の部分分解図を概略的に示す。
図3図1に示すケーシングの部分拡大正面図を概略的に示す。
図4図1に示す表示装置の部分拡大正面図を概略的に示し、図1に示すカバープレートを取り外した状態である。
図5図4に示す表示装置の部分拡大断面図を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の詳細な説明では、説明のために、開示された実施形態の理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、これらの特定の詳細なしに1つまたは複数の実施形態を実施できることは明らかであろう。他の例では、図面を簡単にするために、周知の構造および装置を概略的に示す。
【0010】
従来の表示装置では、2つのモジュールを組み立てるために、表示モジュールおよびバックライトモジュールは2つの部品、すなわち部品Aおよび部品Bによって囲まれていた。2つの部分は、通常、互いに接続するためのフックおよびスロットの形態をとる。部品Bは、表示モジュールの前面(表示面)を覆う矩形のケースであり、部品Aは、表示モジュールの底面に配置されるケーシングであり、ディスプレイモジュールが部品Aと部品Bの間に挟まれるように配置される。表示モジュールの上下左右が部品Bで覆われているため、表示パネルの表示面積を小さくすることができない。また、フックとスロットによって、表示装置の厚さを薄くすることもできない。そこで、狭額縁と薄型の表示装置を提供する必要がある。
【0011】
本開示は、表示パネルを位置決めして保護するために可撓性を有し、狭額縁のフレームを有する表示装置を提供する。フレキシブルフレームを用いることにより、表示パネルを部品Bなしで位置決めすることができる。その結果、表示パネルの表示領域を十分に利用することができ、小さな画面上に大きな表示領域を提供することができる。
【0012】
以下の説明では、本開示の表示装置の実施形態を例示するために、ノートブックコンピュータの表示画面を例に挙げる。表示パネルを保護するためのクッション及び小さな表示画面上のより大きな表示領域を含む、本開示の利点が明らかになる。
【0013】
図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本開示の第1実施形態に係る表示装置の斜視図であり、カバープレートが取り外された状態を示している。図2は、図1の表示装置の部分分解図である。図3は、図2に示すケーシングの部分拡大正面図である。図4は、図1に示す表示装置の部分拡大正面図であり、カバープレートを外した状態である。図5は、図1に示す表示装置の部分拡大断面図である。
【0014】
本実施意形態における図1は、表示装置10を示している。表示装置10は、ケーシング100、複数の接着部材200、表示パネル300、及びフレキシブルフレーム400を有している。
【0015】
図2及び図3に示すように、ケーシング100は、底板110と、3つの側板120と、を有している。底板110は、複数の側面を有している。側板120のそれぞれは、底板110の側面に収納空間Sを形成するように接続されている。
【0016】
底板110の収納空間Sに面する側は、接着部材200を配置するための複数の凸部111、112、113、114が形成されている。凸部111及び凸部112は、それぞれ底板110の対向する面に配置され、凸部113及び凸部114は、それぞれ底板110の他の対向する面に配置される。また、凸部111及び凸部112は、それぞれ溝部111A及び溝部112Aを有する。溝部111Aのそれぞれ凸部111の2つの対向する端部に近接しており、溝部112Aの2つの対向する端部はそれぞれ、凸部112の2つの対向する端部にそれぞれ近接している。
【0017】
また、図2に示すように、凸部111及び凸部112は、底板110の第1の辺に沿って設けられている。また、凸部113及び凸部114は、第1の辺と交差する第2の辺に沿って設けられている。また、図2に示すように、凸部113の長さ及び凸部114の長さは、凸部111及び凸部112の長さよりも短くてもよい。また、図2に示すように、凸部113は複数あってもよい。
【0018】
さらに、底板110は、底板110の軽量化を図るために、複数のパンチ孔115を有していてもよい。
【0019】
図2に示すように、接着部材200は、例えば発泡ゴムとすることができる。各接着部材200は、2つの接着面を有してもよい。複数の接着部材200それぞれの一方の接着面は、凸部111、112、113、114にそれぞれ取り付けられている。凸部111、112に取り付けられた接着部材200が溝部111A、112Aを、少なくとも部分的に覆っている。
【0020】
図2及び図3に示すように、表示パネル300は、収納空間S内に配置され、複数の接着部材200の他方の接着面に接着される。
【0021】
図2及び図5に示すように、フレキシブルフレーム400は、例えば、プラスチックとシリコーンとの混合物からなり、射出成形プロセスによって製造することができる。フレキシブルフレーム400は、端部と端部とが接続された3つのサイドバー410、420、430を備えることができる。3つのサイドバー410、420、430は、表示パネル300の3つの隣接する辺にそれぞれ配置されてもよい。サイドバー410、420、430の構造は同じであるので、以下の説明では簡略化のためにサイドバー410のみを図5に図示する。サイドバー410は、支持部411と、側部412と、カバー部413とを含む。側部412は、支持部411とカバー部413との間に位置して接続される。表示パネル300の一部は、支持部411とカバー部413との間に挟まれている。
【0022】
より詳細には、本実施形態では、カバー部413は、第1の当接面413Aを有し、側部412は、第2の当接面412Aを有してもよい。第1の当接面413Aと第2の当接面412Aは、表示パネル300の隣接する辺にそれぞれ位置し、第1の当接面413Aは、第2の当接面412Aに対して鋭角θを有し、すなわち、第1の当接面413Aが表示パネル300に向かって傾斜しており、第1の当接面413Aによって表示パネル300を押圧することができる。その結果、カバー部413によって、フレキシブルフレーム400に、表示パネル300の位置を固定することができ、組立時における表示パネル300の信頼性を高めることができる。
【0023】
また、本実施形態において、カバー部413は、表示パネル300の底板110側に位置し、カバー部413は、凸状のクッション413Bを有していてもよい。凸状のクッション413Bは、表示装置10がキーボード上で折り畳まれて互いにぶつからないようにするために、バッファの役目を果たすように機能すする。さらに、凸状のクッション413B及びサイドバー410は、一体化することができ、全体的な組み立てプロセスを簡略化するのに有利である。
【0024】
また、カバー部413の側部412の第2の当接面412Aから突出部分の長さがL1であり、支持部411の第2の当接面412Aからの突出部分の長さがL2である場合には、本実施形態ではL1はL2よりも小さくすることが好ましい。これは、表示領域を拡大するのに有益である。
【0025】
本実施形態では、表示装置10は、カバープレート500と、溝部111Aの一部とを含み、溝部112Aの一部は、表示パネル300の外縁部310から引き出されてもよい。カバープレート500は、溝部111A、112Aの一部を覆うようにケーシング100に着脱可能に装着されることで、表示装置10の外観を美しくすることができる。表示装置の10の分解が必要な場合には、カバープレート500を取り外し、表示パネル300に覆われていない部分から溝部111A、112Aに溶剤(例えば、アルコール)を注入して、接着部材200を除去することで、接着部材200のべたつきを防止することができる。これにより、表示パネル300を損傷させることなく、容易に表示パネル300をケーシング100から取り外すことができる。
【0026】
なお、上記実施形態では、接着部材200は発泡テープであるが、凸部111、112に溝部111A、112Aを設け、アルコールを注入して接着面を清浄にする。しかしながら、本開示は、接着部材200の種類に限定されない。他の実施形態では、接着部材は、対象物にくっつくが、剥がし易い粘着性パッドであってもよい。このような場合には、凸部に溝を設ける必要はなく、分解のために、粘着性パッドの一部分だけが表示パネル300の縁の外側に露出されて引き離される。
【0027】
また、本実施形態では、表示装置10は、装飾板600をさらに備えていてもよい。装飾板600は、底板110の表示パネル300から離れた側に着脱自在に装着することができる。
【0028】
また、底板110には、表示パネル300の外縁部310の外側に位置する貫通孔が形成されている。カバープレート500をケーシング100に組み付ける際には、表示装置10の外観を美しくするために覆うことができる。したがって、カバープレート500を取り外して工具(例えばドライバー)を使用して脱着孔116を貫通して装飾板600を吊り上げることによって、装飾板600を取り外すことができる。
【0029】
以上説明した表示装置の実施形態によれば、可撓性を有するフレキシブルフレームと接着部材とによって、表示パネルをその前面に部品Bを置くことなく位置決めすることができる。これにより、表示装置の狭額縁化を図ることができる。また、表示パネルの表示領域を十分に活用して、小さな画面上においても表示領域を大きくすることができる。
【0030】
また、フレキシブルフレームは、比較的安価であり、表示パネルを介してケーシングに配置することができるので、製造コストの低減や表示装置の組み立ての困難さを軽減することができる。
【0031】
フレキシブルフレームを用いることにより、表示パネルは、部品Bなしで位置決めすることができる。その結果、表示パネルの表示領域を十分に活用して、小さな画面上においても表示領域を大きくすることができる。利点は、全体的なサイズの縮小、表示パネルへのバッファの提供、および小さな画面上のより大きな表示領域の提供を含む。
【0032】
実施形態は、本開示の原理およびその実用的な適用を最もよく説明するために選択され、記載され、当業者が本開示および意図される特定の用途に適した様々な修正を有する様々な実施形態を最も良く利用できるようにする。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびそれらの等価物によって定義されることが意図される。
【符号の説明】
【0033】
10:表示装置、100:ケーシング、110:底板、111:凸部、111A:溝部、112:凸部、112A:溝部、113:凸部、114:凸部、115:パンチ孔、116:脱着孔、120:側板、200:接着部材、300:表示パネル、310:外縁部、400:フレキシブルフレーム、410:サイドバー、411:支持部、412:側部、412A:第2の当接面、413:カバー部、413A:第1の当接面、413B:クッション、420:サイドバー、430:サイドバー、500:カバープレート、600:装飾板
図1
図2
図3
図4
図5