特許第6571838号(P6571838)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6571838
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】容器を保持する器具
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/10 20060101AFI20190826BHJP
   B60R 7/04 20060101ALN20190826BHJP
【FI】
   B60N3/10 A
   !B60R7/04 Z
【請求項の数】24
【外国語出願】
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2018-104190(P2018-104190)
(22)【出願日】2018年5月31日
(62)【分割の表示】特願2016-83329(P2016-83329)の分割
【原出願日】2016年4月19日
(65)【公開番号】特開2018-154335(P2018-154335A)
(43)【公開日】2018年10月4日
【審査請求日】2018年7月5日
(31)【優先権主張番号】14/690,841
(32)【優先日】2015年4月20日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514259495
【氏名又は名称】イノアック ユーエスエー インク
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】特許業務法人 英知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダーガベル、アンドリュー エル.
(72)【発明者】
【氏名】ゴーマン、ジェームス ブイ.
【審査官】 望月 寛
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第6758452(US,B1)
【文献】 特開2005−178639(JP,A)
【文献】 実開平01−173029(JP,U)
【文献】 特開2005−280607(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 3/10
B60R 7/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器を保持する器具であって、前記器具は、
前記容器を支えるように構成されたベースと、
作動機構と、
前記作動機構に結合され、かつ前記容器を維持するように構成された維持機構と、を含み、前記維持機構は、
縦方向の軸と、
第1のレベルに配置された第1のレベルの複数のアームと、前記第1のレベルに軸方向に隣接する第2のレベルに配置された第2のレベルの複数のアームを含む絞りであって、隣接する第1のレベルのアームの端はそれぞれの間隙で離れ、前記第1のレベルのアームは対向する上面と底面を有し、前記第2のレベルのアームは対向する上面と底面を有し、それぞれの第2のレベルのアームに関して、第2のレベルのアームの前記底面は隣接する第1のレベルのアームの前記上面と、前記第2のレベルのアームが前記間隙と重なり合うように係合し、前記絞りは、挿入位置と維持位置との間で可動であり、前記挿入位置において前記絞りによって形成された開口の挿入径は、前記維持位置における前記開口の維持径よりも大きい、絞りと、を含み、
第1の方向における機械式器具と電気機械式器具のうちの1つによる前記作動機構の回転によって、前記絞りの前記アームを前記維持位置に動かし、前記第1の方向とは反対の第2の方向における前記機械式器具と前記電気機械式器具のうちの1つによる前記作動機構の回転によって、前記絞りの前記アームを、前記維持位置から離れて前記挿入位置の方へ動かす、器具。
【請求項2】
前記作動機構は、前記絞りの前記第1のレベルにある前記アームの機構部分を作動させ、前記第1のレベルにある前記第1のレベルのアームは、前記絞りの前記第2のレベルにある前記第2のレベルのアームの機構部分を作動させる、請求項1に記載の器具。
【請求項3】
記第1のレベルにある第1のレベルの第1のアームと、前記第2のレベルにある第2のレベルの第2のアームは、第1及び第2の旋回軸の周りをそれぞれ旋回する、請求項1に記載の器具。
【請求項4】
前記第1のアームは、前記ベースに平行な第1の面において移動し、前記第2のアームは、前記第1の面に平行な第2の面において移動する、請求項3に記載の器具。
【請求項5】
前記第1及び第2の旋回軸は、前記絞りに対して固定されている、請求項3に記載の器具。
【請求項6】
フランジと前記ベースとを含むレセプタクルをさらに含み、前記第1及び第2の旋回軸は、前記フランジ上に配置されている、請求項5に記載の器具。
【請求項7】
前記第1の旋回軸は前記レセプタクルの前記フランジから測定された第1の高さを通って延在し前記第2の旋回軸は前記フランジから測定された第2の高さを通って延在し前記第2の高さは前記第1の高さを上回る、請求項6に記載の器具。
【請求項8】
前記第1及び第2のアームは、開口部をそれぞれ含み、それら開口部を通って、前記第1及び第2の旋回軸がそれぞれ延在する、請求項3に記載の器具。
【請求項9】
前記第のアームはスロットを含む、請求項3に記載の器具。
【請求項10】
前記第のアームの前記スロットは、前記第のアームの外縁から半径方向内側に延在する、請求項9に記載の器具。
【請求項11】
前記作動機構は、作動ガイド及び作動カムのうちの一方を備える輪を含み、前記第のアームは、前記作動ガイド及び前記作動カムのうちの他方を含み、前記作動カムは、前記輪が回転すると、前記作動ガイド内を移動する、請求項3に記載の器具。
【請求項12】
前記作動ガイドは、前記輪の底面に形成され、前記作動カムは、前記第のアームの上面に配置される、請求項11に記載の器具。
【請求項13】
前記第2のアームは、第2のアームガイド及び第2のアームカムのうちの一方を含み、前記第1のアームは、前記第2のアームガイド及び前記第2のアームカムのうちの他方を含み、前記第2のアームカムは、前記作動機構が作動すると、前記第2のアームガイド内を移動するように構成されている、請求項3に記載の器具。
【請求項14】
前記第2のアームガイドは、前記第のアームの前記上面に形成され、前記第2のアームカムは、前記第のアームの前記底面上に配置される、請求項13に記載の器具。
【請求項15】
前記第2のアームガイドは、前記第のアームの前記上面から、前記上面と反対の前記第のアームの前記底面まで延在する貫通孔である、請求項14に記載の器具。
【請求項16】
前記第2のアームガイドは、前記第のアームの縦方向の第1の端と第2の端との間に配置される、請求項14に記載の器具。
【請求項17】
作動カムは、前記第のアームの第1の端に配置され、前記第2のアームカムは、前記第1の端と反対の前記第のアームの第2の端に配置され、前記作動カムは、前記作動機構に形成された作動ガイド内を移動するように構成されている、請求項13に記載の器具。
【請求項18】
前記複数のアームは、前記第1のレベルにある第1のレベルの第3のアームと、前記第2のレベルにある第2のレベルの第4のアームとをさらに含み、前記第3及び第4のアームは、第3及び第4の旋回軸の周りをそれぞれ旋回する、請求項3に記載の器具。
【請求項19】
前記第の旋回軸は、前記第のアームのスロットを通って延在する、請求項18に記載の器具。
【請求項20】
前記複数のアームは、前記第1のレベルにある第1のレベルの第5のアームと、前記第2のレベルにある第2のレベルの第6のアームとをさらに含み、前記第5及び第6のアームは、第5及び第6の旋回軸の周りをそれぞれ旋回する、請求項18に記載の器具。
【請求項21】
前記第2のレベルのアームの中間点は、隣接する第1のレベルのアームそれぞれの間隙の上側を覆って配置される、請求項1に記載の器具。
【請求項22】
前記作動機構の回転は、前記電気機械式器具によってなされ、前記電気機械式器具はスイッチ起動式モータを含む、請求項1に記載の器具。
【請求項23】
前記作動機構の回転は、前記機械式器具によってなされ、前記機械式器具はばね仕掛けのロッカーアームを含む、請求項1に記載の器具。
【請求項24】
前記作動機構の回転は、前記機械式器具と前記電気機械式器具のうちの前記1つによって自動化される、請求項1に記載の器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、車両の構成要素に関し、より詳細には、容器を保持する器具に関する。
【背景技術】
【0002】
この背景の説明は、下記において、状況のみを提供するために記載される。それゆえ、この背景の説明の任意の態様は、そうでなければ先行技術とはみなされない限りにおいて、明示又は黙示を問わず、本開示に対する先行技術であるとは認められない。
【0003】
車両、例えば自動車、航空機、及びベビーカーにおいて使用するための、容器を保持するためのいくつかの器具(例えば、カップホルダー)がある。いくつかの器具は、ばね仕掛けのリテーナを含み、このばね仕掛けのリテーナは、器具の側壁を通って突出し、かつ延在し得る範囲が制限されている。さらに、これらのばね機構は、容器の(頂部ではなく)ベースの方へ向かって容器と接触する点しか提供しないことによって、安定性を犠牲にし得る。また、ばね力が大きいと、スタイロフォーム又は薄壁のプラスチック瓶のような軟らかい容器を凹ませる又は変形させる傾向を有し得る一方、ばね力が小さいと、大きな容器の傾斜に対する抵抗性をほとんどもたらさない可能性がある。
【0004】
容器を固定するための局所的な変形可能な延長部を備える、ゴム又はエラストマータイプのカップホルダー挿入部は、(傾斜に対して)より強いとし得るが、異なる課題を有し得る。例えば、挿入部と容器との間の表面摩擦が大きいため、ホルダーに対して容器を挿入し、かつ取り出すために、大きな力が必要とされる。ゴム製挿入部は、容器と一緒に出てくる傾向を有し得るか、又は容器が最終的にゴム製リテーナから取り出されるときに(使用者が勢いを止めることができないかもしれないため)飲料がこぼれる可能性がある。ゴム製挿入部はまた、使用者が、ホルダーから容器を取り出すために必要な把持力に起因して、弱い容器をつぶしてしまう原因となり得る。ゴム製挿入部に関する別の課題は、使用者がホルダーからカップを取り出そうとするときに、カップからうっかりと蓋を取り外してしまう可能性があることである(すなわち、蓋が使用者の手と一緒に出てきてしまう)。それゆえ、これらの課題に対処する改善が望まれる。特に、本開示では、上述の課題を改善しようとしている。
【0005】
上記の説明は、本分野を説明するものにすぎず、特許請求の範囲の否認とみなされるべきではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態においては、容器を保持する器具は、容器を支えるように構成されたベースと、ベースに対して容器を維持するように構成された維持機構と、維持機構に結合された作動機構と、を含む。維持機構は、縦方向の軸と、及び挿入位置と維持位置との間で可動である絞りと、を含む。挿入位置において絞りによって形成された中心開口の挿入径は、維持位置において絞りによって形成された中心開口の維持径を上回る。絞りは、第1のレベル及び第2のレベルに配置された複数のアームを含む。第1の方向における作動機構の使用者による回転によって、絞りのアームを維持位置まで動かし、第1の方向とは反対の第2の方向における作動機構の使用者による回転によって、絞りのアームを、維持位置から離れて挿入位置の方へ動かす。
【0007】
本明細書で説明する実施形態の利点は、器具は、使用者が望む通りの様々な直径の容器を収容できることである(すなわち、器具は、使用者が調整可能である)。さらに、器具は、容器と器具の側壁との間のクリアランスを閉じ、それにより、上から見てすっきりとした外観を生成し、かつ物体がそれらの間に入らないようにする。さらに、本明細書で説明する器具は、容器との表面接触を大きくすることを可能にし、接触面は、容器のベースからさらに遠い容器の円周部により均一に分配される。追加的な実施形態においては、加熱された及び/又は冷却されたカップホルダーを装備する車両に関して、本明細書で説明する器具は、容器の周りの領域を閉鎖することによって、対流熱放散を最小にするのを助ける。これらの利点は、上述の課題を改善することを支援する。
【0008】
本開示の上述の及び他の態様、特徴、詳細、有用性、と利点は、以下の説明及び特許請求の範囲を読むことと、添付図面を検討することから、明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の実施形態による、挿入位置にある、容器を保持する器具の等角図である。
図2】維持位置にある図1の器具の等角図である。
図3図1の器具の分解斜視図である。
図4A図1の器具のレセプタクルの等角図である。
図4B図4Aのレセプタクルの上面図である。
図4C図4Aのレセプタクルの側面図である。
図5A図1の器具のアームの等角図である。
図5B図5Aのアームの上面図である。
図5C図5Aのアームの底面図である。
図5D図5Aのアームの側面図である。
図6A図1の器具の別のアームの等角図である。
図6B図6Aのアームの上面図である。
図6C図6Aのアームの底面図である。
図6D図6Aのアームの側面図である。
図7図1の器具の輪の底面等角図である。
図8】様々な組み立て段階にある図1の器具を示す。
図9図1の器具の一部分の部分的な拡大断面図である。
図10】挿入位置にある、図1の器具の単純化した部分的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書では、様々な装置、システム、及び/又は方法に対する様々な実施形態について説明する。多数の具体的詳細について説明して、本明細書において説明しかつ添付図面に示すような実施形態の全体的な構造、機能、製造、及び使用についての十分な理解をもたらす。しかしながら、当業者には、実施形態は、そのような具体的詳細がなくても実施され得ることが理解される。他の事例では、本明細書において説明した実施形態を曖昧にしないようにするために、周知の動作、構成要素、及び要素については詳細に説明していない。当業者は、本明細書で説明及び図示した実施形態は、非限定的な例であることを理解し、それゆえ、本明細書で開示した具体的な構造及び機能に関する詳細は、代表的なものとし得ること、かつ必ずしも実施形態の範囲を限定するものではないことを認識し得る。
【0011】
本明細書を通して、「様々な実施形態」、「いくつかの実施形態」、「一実施形態」、又は「実施形態」などへの言及は、実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造、又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。それゆえ、本明細書全体の複数の箇所における語句「様々な実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「一実施形態において」又は「実施形態において」などの出現は、必ずしも全て同じ実施形態を指すものではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性は、1つ以上の実施形態において任意の好適な方法で組み合わせられ得る。それゆえ、一実施形態に関連して図示又は説明される特定の特徴、構造、又は特性は、全体的に又は一部分において、1つ以上の他の実施形態の特徴、構造、又は特性と、制限なく、組み合わせられ得る。これは、そのような組み合わせが非論理的又は非機能的ではないことを考慮して行われる。
【0012】
ここで図面を参照して説明すると同様の参照符号を使用して、様々な図において同一又は同様の構成要素を特定し、図1は、容器を保持する器具20(図示せず)の等角図であり、器具20は、本開示の実施形態による挿入位置にある。図2は、維持位置にある器具20の等角図である。器具20は、使用者又はシステムによって作動されると、挿入位置から維持位置(又はそれらの間の任意の位置)まで動くように構成され得る。器具20はまた、使用者又はシステム(例えば、限定されるものではないが、ばね仕掛けのロッカーアーム又はスイッチ起動式モータ)によって作動されると、維持位置から挿入位置(又はそれらの間の任意の位置)まで動くように構成され得る。
【0013】
器具20は、容器又は飲料を受け入れるように構成された中心開口21を画成し、開口21は、使用者が調整可能である。図1〜2に示すように、開口21のサイズは、器具20が挿入位置と維持位置との間で動くにつれて変化する。挿入位置(図1)にあるとき、開口21は、挿入径22を有する。維持位置(図2)にあるとき、開口21’は、挿入径22よりも小さい維持径22’を有する。そのようなものとして、器具20は、挿入位置、維持位置、又はそれらの間の任意の中間位置に関連付けられた直径を有する容器を収容できる。ひとたび容器又は飲料が器具20に挿入されたら、器具20は、挿入位置から維持位置の方へ動かされ得る。容器又は飲料は、そのサイズに依存して、器具20が、図2に示す維持位置へと完全に動いてしまわないようにし得る(すなわち、容器は、器具20が中間位置にのみ到達するようにし得る)。ひとたび器具20が維持位置(又は中間位置)になったら、容器は、器具20を挿入位置に動かす必要なく、繰り返し取り外されて再挿入され得る。
【0014】
図3は、器具20の分解等角図である。器具20は、維持機構23、作動機構24、及びレセプタクル26を含み得る。維持機構23は中心開口21を含み、かつ縦方向の軸28、及び挿入位置(図1)と維持位置(図2)との間で可動である絞り30を含み得る。絞り30は、レベル36、38に配置された複数のアーム32、34を含み得る。レベル36にあるアーム32は、作動機構24とレベル38のアーム34との間に軸方向に配置され得る。レベル38のアーム34は、レベル36のアーム32とレセプタクル26との間に軸方向に配置され得る。より詳細に示すように、レベル36のアーム32は、複数のアーム321~3を含んでもよく、レベル38のアーム34は、複数のアーム341~3を含んでもよい。
【0015】
下記で、器具20の様々な構成要素について詳細に説明する。その後、本開示では、どのように様々な構成要素を組み立てて器具20を形成するかについて説明する。最後に、本開示では、どのように器具20が動作するか、その様々な構成要素がどのように互いに相互作用しあうかについて説明する。
【0016】
図4A〜4Cは、器具20のレセプタクル26の様々な図を示す。レセプタクル26は、開口58を画成し、かつベース60と、側壁62と、フランジ64と、フランジ64に配置された旋回軸541~3、561~3と、ストッパー661~3とを含み得る。ベース60は、容器を支えるように構成され得る。側壁62は、ベース60から軸方向に延在し、かつ全体的にシリンダー形状とし得る。側壁62はキャビティ68を画成し、そのキャビティに容器は存在し得る。フランジ64は、作動機構24と、絞り30のアーム321~3、341~3図3に示す)とを支えるように構成され得る。フランジ64は、ベース60とは反対側のレセプタクル26の縦方向の端70に配置され得る。旋回軸541~3、561~3は、全体的にシリンダー形状としてもよく、フランジ64の円周部65に等距離に配置され得る。ストッパー661~3は、作動機構24が回転しすぎないようにするように構成され得る。図示の実施形態においては、ストッパー661~3は、フランジ64から半径方向外側に突出し、かつフランジ64の外周に等距離に配置される。
【0017】
図5A〜5Dは、アーム341の様々な図を示す。図示の実施形態において、アーム342、3はアーム341と同一である。しかしながら、他の実施形態においては、絞り30のレベル38のアーム341~3は、(形状及び/又は機能において)互いに同一でなくてもよい。アーム341は、半径方向内側に旋回して容器に接触するように構成される。図示の実施形態において、アーム341は、一般的に、形状が湾曲していてもよく、上面721と、容器に接触するように構成された内縁741と、内縁741に対向する外縁761と、開口部781と、外縁761から半径方向内側に延在するスロット801と、アームガイド821とを含み得る。スロット801は、一般的に、アーム341の中間点841とアーム341の縦方向の端861との間に配置され得る。アームガイド821は、縦方向の端881、88’1を有し得る。アームガイド821はまた、貫通孔としてもよく、スロット801とアーム341の縦方向の端901との間に配置され得る。アームガイド821はまた、湾曲していてもよい。当業者は、アームガイド821~3の寸法、曲率、及び位置決めは、いくつかの依存関係を有し得る、すなわち、特に、アーム321~3、341~3のサイズと、維持位置及び挿入位置に関する所望の直径と、器具を作動させるために使用者又はシステムから必要とされる作動力とを有し得ることを理解する。さらに、アームガイド821~3を形状及びサイズが同一であるとして示すが、アームガイドは、所望の作動に応じた、異なる形状及びサイズのものとしてもよい。
【0018】
図6A〜6Dは、アーム321の様々な図を示す。図示の実施形態において、アーム322、3はアーム321と同一である。しかしながら、他の実施形態においては、絞り30のレベル36のアーム321~3は、(形状及び/又は機能において)互いに同一でなくてもよい。アーム321は、半径方向内側に旋回して容器と接触するように構成される。図示の実施形態において、アーム321は、一般的に、形状が湾曲していてもよく、上面961と、底面981と、容器と接触するように構成された内縁1001と、開口部1021と、上面961から軸方向に上方に突出する作動カム1041と、底面981から軸方向に下方に突出するアームカム1061とを含み得る。シリンダー形状とし得る作動カム1041は、作動機構24(図3に示す)と係合するように構成され得る。作動カム1041は、アーム321の縦方向の端1081に配置されてもよく、開口部1021は、縦方向の端1081とは反対側のアーム321の縦方向の端1101に配置されてもよい。アームカム1061は、全体的にシリンダー形状としてもよく、アーム321の下側でアーム341と係合するように構成され得る。アームカム1061は、一般的に、アーム321の中間点1161とアーム321の縦方向の端1101との間に配置され得る。
【0019】
図7は、作動機構24の底面等角図である。作動機構24は、使用者又はシステムが、アーム321~3、341~3を、挿入位置及び維持位置の一方(又はそれらの間の中間位置)を取るように動かすことができるように、構成される。図示の実施形態において、作動機構24は輪136である。輪136は、外壁138と、そこに配置されたスロット1401~3と、取付クリップ1421~3と、輪136の底面146に形成された作動ガイド1441~3とを含み得る。スロット1401~3は、外壁138の周りに等距離に配置され得る。取付クリップ1421~3は、レセプタクル26に輪136を結合するのを容易にするように構成され得る。取付クリップ1421~3は、それぞれ、半径方向内側に突出する突起1481~3を有し得る。作動ガイド1441~3は、アーム321~3にそれぞれ係合するように構成される。作動ガイド1441~3は、それぞれ、縦方向の端1491~3、149’1~3を有し得る。図示の実施形態において、作動ガイド1441~3は湾曲しており、かつ輪136の底面146上の円周部に等距離に配置されている。実施形態においては、作動ガイド1441~3の幅150は、4ミリメートルとしてもよく、縦方向の端1491~3、149’1~3の内側面の曲率半径152aは34ミリメートル、外側面の曲率半径152bは38ミリメートルとし得る。一実施形態においては、縦方向の端149’1~3と輪136の内縁との間の間隙152cは、2ミリメートルとし得る。具体的な寸法について述べたが、当業者は、作動ガイド1441~3の寸法、曲率、及び位置決めは、いくつかの依存関係を有し得る、すなわち、特に、アーム321~3のサイズと、維持位置及び挿入位置に対する所望の直径と、器具を作動させるために使用者又はシステムから必要とされる努力とを有し得ることを理解する。さらに、作動ガイド1441~3を形状及びサイズが同一であるとして示すが、作動ガイドは、所望の作動に依存して、異なる形状及びサイズとしてもよい。
【0020】
ここで、どのように器具20の構成要素を組み立てるかについての説明をする。図8は、様々な組み立て段階の器具20を示す。レセプタクル26のフランジ64は、アーム321~3、341~3及び輪136用のベースとしての機能を果たし得る。フランジ64上の各旋回軸541~3、561~3は、対応するアーム321~3、341~3をそれぞれ通って延在し得る。図示の実施形態において、絞り30の各アーム321~3、341~3それぞれに1つの、6個の旋回軸541~3、561~3がある。しかしながら、他の実施形態においては、1つの旋回軸が、2つ以上のアームを通って延在し得る(また、それらアームの旋回軸の機能を果たし得る)。旋回軸541~3は、フランジ64の上面70から測定された高さ147を有し、旋回軸561~3は、フランジ64の上面70から測定された高さ148を有する。図示の実施形態において、旋回軸541~3の高さ147は、旋回軸561~3の高さ148を上回る。なぜなら、旋回軸541~3は、アーム321~3までと、より遠くに延在するためである。また、図示の実施形態において、旋回軸541~3、561~3は全て、フランジ64の内径と外径との間の中ほどにあるフランジ64の中心円周部65にある。しかしながら、他の実施形態においては、旋回軸541~3、561~3は、フランジ64上の様々な点に配置されてもよく、同じ円周部上になくてもよい。
【0021】
アーム341~3は、それぞれアーム341~3の開口部781~3を通した旋回軸561~3の挿入によって、それぞれスロット803、1、2を通した旋回軸541、2、3の挿入によって、フランジ64に結合される。スロット801~3は、旋回軸541~3がアーム341~3を通ってアーム321~3まで延在できるように構成され得るだけでなく、輪136が作動されると、アーム341~3の案内を支援するようにも構成され得る。ひとたび結合されると、アーム341~3は一緒に、フランジ64のかなりの部分の円周部に延在し、間隙1511~3のみを残す。アーム321~3は、それぞれアーム321~3の開口部1021~3を通した旋回軸541~3の挿入と、それぞれアーム341~3のアームガイド821~3へのアーム321~3のアームカム1061~3図6C〜6D)の挿入を介して、フランジ64、及びアーム341~3に結合される。図示の実施形態において、3個のアームガイド821~3があり、各アームガイド821~3は、アーム321~3のアームカム1061~3図6C〜6D)にそれぞれ対応する。ひとたび結合されると、アーム321~3は一緒に、アーム341~3の上面の大部分に、また間隙1511~3に重なり合う。また、図示の実施形態において、アーム321~3の縦方向の端は、アーム341~3の縦方向の端からオフセットしており、アーム321~3の中間点1161~3が間隙1511~3の上側を覆って配置されるようにする。間隙のサイズと数は変化し得る。いくつかの実施形態においては、アーム間には間隙がほとんどないか又は全くないとし得る。
【0022】
引き続き図8を参照して説明すると、輪136は、アーム321~3の作動カム1041~3を輪136の作動ガイド1441~3図7)とそれぞれ位置合わせすることによって、またレセプタクル26のストッパー661~3を輪136のスロット1401~3とそれぞれ位置合わせすることによって、レセプタクル26に結合される。図示の実施形態においては、3個の作動ガイド1441~3図7)があり、各作動ガイド1441~3は、アーム321~3の作動カム1041~3にそれぞれ対応する。軽微な不整合での組み立てを可能にするために、輪136の作動ガイド1441~3、アーム321~3の作動カム1041~3のいずれか、又は双方に、テーパ付きの又は半径方向の引き込み部が設けられてもよい。輪136はまた、輪136と一体化されている取付クリップ1421~3を介してレセプタクル26に結合される。ここで、取付クリップ1421~3について詳細に説明する。
【0023】
図9は、器具20の一部分の部分的な拡大断面図である。輪136がフランジ64に押し込まれるにつれて、クリップ1421~3は、半径方向外側へ弓状に反り、その後、半径方向内側に嵌って、突起1421~3の面1521~3がフランジ64のリップ153に係合するようにする。ひとたび取り付けられると、輪136の外壁138及び底面146と、フランジ64の上面70とは、挿入位置にあるときに絞り30のアーム321~3、341~3が存在し得るキャビティ154を画成する。輪136は、クリップ1421~3を手動で半径方向外側へ弓状に反らして取り外すことによって、フランジ64から切り離され得る。図示の実施形態においては、3個の取付クリップ1421~3がある。しかしながら、それよりも多数又は少数のクリップを使用してもよい。
【0024】
引き続き図8を参照して、ここで、どのように器具20が動作するかについて説明する。一実施形態においては、第1の方向155における輪136の回転によって、絞り30のアーム321~3、341~3が閉じて中心開口21のサイズを小さくするようにする(すなわち、維持位置の方へ)(図2に示すような)。さらに、第2の反対の方向156における輪136の回転によって、絞り30のアーム321~3、341~3が開いて、中心開口21のサイズを大きくするようにする(すなわち、挿入位置の方へ)。別の実施形態においては、方向155、156は逆にされる。輪136は、使用者によって手動で回転されても、又は、その代わりに、機械式器具(例えば、ばね仕掛けのロッカーアーム)又は電気機械式器具(スイッチ起動式モータ)を使用して自動化されてもよい。作動機構24を、輪136を含むとして示すが、作動機構24は、輪136以外の他の形態を取り得る(すなわち、アーム321~3、341~3の旋回は、他の手段によって作動され得る)。
【0025】
輪136が回転するにつれ、輪136の底面146に配置された作動ガイド1441~3図7)が、対応して、軸28に対して回転する。そのようなものとして、輪136の作動ガイド1441~3の機構部分によって、アーム321~3の作動カム1041~3を、それぞれ作動ガイド1441~3内で動かして移動させる。そのような移動によって、アーム321~3を、それらそれぞれの旋回軸541~3に対して旋回させる。
【0026】
引き続き図8を参照して説明すると、そのようなアーム321~3の旋回の結果、アーム321~3の底面981~3上のアームカム1061~3図6C〜6D)は、それらそれぞれの旋回アーム321~3と一緒に動き、かつそれぞれアーム341~3のアームガイド821~3内で移動する。そのような移動によって、それらそれぞれの旋回軸561~3に対して、アーム341~3を旋回させる。さらに、アーム341~3が半径方向内側又は外側に旋回する最中、隣接するアーム321~3用の旋回軸541~3(アーム321~3の開口部1021~3を通って延在する)は、アーム341~3のスロット801~3内で移動する。例えば、図示の実施形態において、旋回軸543は、アーム323の開口部1023を通って延在し、かつアーム342のスロット802内で移動する。スロット801~3内での旋回軸541~3のそのような移動は、アーム341~3の旋回機構部分を案内するのを支援し得る。動作温度範囲にわたってガイド又はスロットと、カム又は旋回軸との間のクリアランスがなくなるのを回避するために、異なる熱膨張係数を有する材料を、インターフェースの要素として使用してもよい。
【0027】
方向155又は156のいずれかに動かすと、輪136は、フランジ64のストッパー661~3と輪のスロット1401~3との相互作用によって停止する。ストッパー661~3は、スロット1401~3内を、ストッパー661~3がスロット1401~3の端壁それぞれに接触するまで移動する。図示の実施形態においては、輪136は、3個のスロット1401~3を含む。しかしながら、輪136は、2個以下又は4個以上のストッパー661~3を含んでもよいことを当業者は理解する。さらに、ストッパー対スロットの比は、1対1でなくてもよい。さらに、スロット1401~3を備えるか、又は備えないストッパー661~3が、その代わりに、輪136の外壁138の内部に配置され得る。
【0028】
動作中、アーム321~3、341~3は同期して動き、容器とレセプタクル26の側壁62及び/又は輪136の内縁との間のクリアランスを閉鎖し、それにより、上から見てすっきりとした外観を生成し、かつ物体がそれらの間に落ちないようにする。
【0029】
図示の実施形態において、フランジ64は、輪136及び絞り30に対して静止している。そのようなものとして、フランジ64の上面70から軸方向に突出する旋回軸541~3、561~3はまた、絞り30に対して静止している。レセプタクル26と一体化しているとしてフランジ64を示すが、フランジ64は、レセプタクル26とは別個の構成要素とし得ること、また器具20は、レセプタクル26及び/又はベース60を備えずに設けられ、所望の通り、別個のカップホルダーに組み立てられ得ることを当業者は理解する。
【0030】
挿入位置では、アーム321~3の作動カム1041~3は、輪136にある作動ガイド1441~3の縦方向の端1491~3にそれぞれ配置される(縦方向の端1491に関しては図7を参照)。維持位置では、作動カム1041~3は、作動ガイド1441~3の縦方向の端149’1~3に配置される(縦方向の端149’1に関しては図7を参照)。縦方向の端1491~3、149’1~3は、器具20が挿入位置及び維持位置のそれぞれにあるときの作動カム1041~3の位置に対応するが、作動ガイド1441~3内の他の位置が、挿入位置及び維持位置に対応してもよい。さらに、作動ガイド1441~3を輪136に形成されているとして示し、かつ作動カム1041~3をアーム321~3に配置されているとして示すが、当業者は、この配置構成を逆にしてもよい(すなわち、作動ガイド1441~3がアーム321~3に形成され、及び作動カム1041~3が輪136上に配置されてもよい)ことを理解する。
【0031】
図5Bを参照して説明すると、挿入位置において、アーム321のアームカム1061は、アーム341のアームガイド821の縦方向の端881に配置される。維持位置では、アームカム1061は、アームガイド821の縦方向の端88’1に配置される(アームカム1061図6C及び図6Dに示す)。図示の実施形態において、アームカム1062、3は、(挿入位置及び維持位置にあるとき)アームガイド822、3内に同様に位置決めされる。アームガイド821~3をアーム341~3それぞれに形成されているとして示し、アームカム1061~3をアーム321~3それぞれに配置されているとして示すが、当業者は、この配置構成を逆にしてもよい(すなわち、アームガイド821~3はアーム321~3に形成され、アームカム1061はアーム341~3上に配置されてもよい)ことを理解する。
【0032】
図示の実施形態において、レベル36のアーム321~3及びレベル38のアーム341~3は、開口21、21’(それゆえ、直径22、22’、図1及び図2に示す)を画成し、各アーム321~3、341~3のかなりの部分が容器又は飲料に接触するようにする。しかしながら、他の実施形態においては、複数のアーム321~3又は複数のアーム341~3のいずれかが、容器に接触して開口21’を画成してもよい(例えば、アーム321~3は、アーム341~3それぞれの機構部分を作動させるが、容器には接触しなくてもよい)ことを当業者は理解する。さらに、図示の実施形態において、輪136の回転によって、レベル36のアーム321~3の機構部分のそれぞれを作動させ、アーム321~3は、対応して、レベル38のアーム341~3の機構部分をそれぞれ作動させる。しかしながら、当業者は、作動の流れを逆にしてもよい(すなわち、輪136は、アーム341~3の機構部分を作動させ、アーム341~3は、アーム321~3の機構部分を作動させてもよい)ことを理解する。
【0033】
さらに、図示の実施形態は、作動機構24を、最上位にある(絞り30に対して)輪136であるとして示すが、作動機構24は、最低位にあってもよい(絞り30に対して)。例えば、限定されるものではないが、作動機構24は、レセプタクル26(又はその一部分)としてもよく、その代わりに、旋回軸541~3、561~3は、絞り30に対して固定され得る輪136から軸方向に下方に突出し得る。
【0034】
図示の実施形態は、一般的に、上部及び下部アームの各対に対する2対のカム及びガイド(1つの対は輪136及びアーム321に関連付けられ、別の対はアーム321及びアーム341に関連付けられる)を示すが、様々な構成要素の間で、より多くの対のカム及びガイドを使用して、絞り30の開閉を容易にし得ることを当業者は理解する。さらに、作動機構24から2レベルの絞り30までの同じ作動の流れを生成するために(カム及びガイド以外の)他の機械的構成要素を使用してもよい。さらに、絞り30を、2つのレベルを有するとして示すが、より多くのレベルを使用してもよい。
【0035】
図10は、挿入位置にある器具20の単純化した部分的な断面図である。図示の通り、アーム321~3は、概して水平なベース面158に平行な面156において移動し、アーム341~3は、面156(及びベース面158)に平行な面160において移動し得る。他の実施形態においては、アーム321~3及びアーム341~3は、互いに対して、又はベース面158に対して平行ではない面において移動し得る。例えば限定されるものではないが、面156、160は、ベース面158に対して、ある角度をなしてもよい。
【0036】
上記の多数の実施形態は、当該技術分野で公知の1つ以上の問題を解決する。
【0037】
上記では、ある程度詳細に、いくつかの実施形態のみを説明したが、当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、開示の実施形態に多数の変更を行うことができる。全ての方向に関する指示(例えば、プラス、マイナス、上方、下方、上向き、下向き、左、右、左方向、右方向、最上、底、上側、下側、垂直、水平、時計回り、及び反時計回り)は、本開示の読者の理解を支援するように、特定するために使用されるにすぎず、特に、実施形態の位置、向き、又は使用に関して限定するものではない。接合に関する指示(例えば、取り付けられた、結合された、接続されたなど)は、広範に解釈され、複数の要素の接続部と、複数の要素間の相対機構部分との間の中間部材を含み得る。そのようなものとして、接合に関する指示は、必ずしも、2つの要素が直接接続/結合され、互いに固定されていることを暗示しない。上記の説明に含まれる又は添付図面に示される全ての事項は、説明にすぎず、限定ではないと解釈されるものとする。詳細又は構造における変更は、添付の特許請求の範囲において定義されるような本発明から逸脱せずに、行われ得る。
【0038】
参照することにより本書に援用されると記載される任意の特許、出版物、又は他の開示の材料は、全体的に又は一部分において、援用された材料が、本開示で説明する既存の定義、記述、又は他の開示の材料と矛盾しない範囲においてのみ、本書に援用される。そのようなものとして、及び必要な範囲で、本書において明白に説明されるような本開示は、本願明細書に援用するいずれの矛盾する材料にも優先する。参照することにより本書に援用されると記載されるが、本願明細書に記載する既存の定義、記述、又は他の開示の材料と矛盾する、任意の材料、又はその一部分は、援用された材料と既存の開示の材料との間に矛盾が生じない範囲においてのみ、援用される。
【0039】
1つ以上の特定の実施形態を図示しかつ説明したが、当業者には、本教示の趣旨及び範囲から逸脱せずに、様々な変更及び修正を行い得ることを理解されたい。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図6D
図7
図8
図9
図10