(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
評価対象者(評価対象者は評価者自身をも含む)に関して行われた、評価対象者が所属する又はこれから所属する可能性のある組織又は団体に対する寄与度(寄与期待度を含む)又は有用度を評価又は予測するための評価項目(評価事項を含む)についての評価(以下「寄与度評価」といい、この「寄与度評価」は勤務評価を含む)により得られた寄与度評価情報を、入力又は記録する寄与度評価情報記録部と、
組織又は団体における寄与度評価に関する寄与度評価文言情報と同リスク管理に関するリスク関連文言情報(但し、前記寄与度評価文言情報と逆又は反対の意味合いを有するリスク関連文言情報を除く。)とを関連付け、紐付け又はデータベース化して記録しておく寄与度及びリスク文言記録部と、
前記寄与度評価情報を前記評価対象者に関する前記組織又は団体へのリスク管理情報に変換する評価情報変換部であって、前記評価項目について寄与度評価が為された後、前記寄与度評価が為された評価項目中の寄与度評価文言情報から、前記寄与度及びリスク文言記録部からのデータに基づいて、前記評価対象者に関するリスク管理に適した又は役立つリスク関連文言情報を取得する、評価情報変換部と、
を備えた寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システム。
前記寄与度及びリスク文言記録部は、組織又は団体における顧客又は取引先への対応に関する寄与度評価に対する寄与度評価文言と同顧客又は取引先への対応に関するリスク管理に対するリスク関連文言とを関連付け、紐付け又はデータベース化して記録しておくものであり、
前記評価情報変換部は、前記評価項目について寄与度評価が為された後、前記寄与度評価が為された評価項目中の顧客又は取引先への対応に関する寄与度評価文言から、前記寄与度及びリスク文言記録部からのデータに基づいて、前記評価対象者に関するリスク管理に適した又は役立つ、顧客又は取引先への対応に関するリスク関連文言を取得するものである、請求項1に記載の寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システム。
前記寄与度及びリスク文言記録部は、組織又は団体における内部構成員への対応に関する寄与度評価に対する寄与度評価文言と同内部構成員への対応に関するリスク管理に対するリスク関連文言とを関連付け、紐付け又はデータベース化して記録しておくものであり、
前記評価情報変換部は、前記評価項目について寄与度評価が為された後、前記寄与度評価が為された評価項目中の内部構成員への対応に関する寄与度評価文言から、前記寄与度及びリスク文言記録部からのデータに基づいて、前記評価対象者に関するリスク管理に適した又は役立つ、内部構成員への対応に関するリスク関連文言を取得するものである、請求項1に記載の寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システム。
評価対象者(評価対象者は評価者自身をも含む。)に関して行われた、評価対象者が所属する又はこれから所属する可能性のある組織又は団体への寄与度(寄与期待度を含む)又は貢献度(貢献期待度を含む)を評価又は予測するための一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項についての評価(以下「寄与度評価」という。)により得られた寄与度評価情報を、入力又は記録する寄与度評価情報記録部と、
組織又は団体における寄与度評価に関する寄与度評価文言情報と同リスク管理に関するリスク関連文言情報(但し、前記寄与度評価文言情報と逆又は反対の意味合いを有するリスク関連文言情報を除く。)とを関連付け、紐付け又はデータベース化して記録しておく寄与度及びリスク文言記録部と、
前記寄与度評価情報を前記評価対象者に関する前記組織又は団体へのリスク管理情報に変換する評価情報変換部であって、前記一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項について寄与度評価が為された後、当該組織又は団体への寄与度又は貢献度に関する評価を示す寄与度評価文言情報であって、組織又は団体に所属する評価対象者の顧客(潜在的な顧客を含む。)、取引先、又は内部構成員への対応に関する対顧客・内部構成員等寄与度評価文言情報を、前記寄与度及びリスク文言記録部からのデータに基づいて、当該組織又は団体の顧客、取引先、又は内部構成員に関するリスク(風評上のリスクも含む。)、当該リスクへの対応若しくは対策、又は当該リスクの回避を示す、対顧客・内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報に変換する、又は、前記対顧客・内部構成員等寄与度評価文言情報から、前記寄与度及びリスク文言記録部からのデータに基づいて、前記対顧客・内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を取得する、評価情報変換部と、
を備えた寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システム。
評価対象者(評価対象者は評価者自身をも含む。)に関して行われた、評価対象者が所属する又はこれから所属する可能性のある組織又は団体への寄与度(寄与期待度を含む)又は貢献度(貢献期待度を含む)を評価又は予測するための一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項についての評価(以下「寄与度評価」という。)により得られた寄与度評価情報を、入力又は記録する寄与度評価情報記録部と、
前記寄与度評価情報を前記評価対象者に関する前記組織又は団体へのリスク管理情報に変換する評価情報変換部であって、前記一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項について寄与度評価が為された後、当該組織又は団体への寄与度又は貢献度に関する評価を示す寄与度評価文言情報であって、組織又は団体に所属する評価対象者の顧客(潜在的な顧客を含む。)、取引先、又は内部構成員への対応に関する対顧客・内部構成員等寄与度評価文言情報を、当該組織又は団体の顧客、取引先、又は内部構成員に関するリスク(風評上のリスクも含む。)、当該リスクへの対応若しくは対策、又は当該リスクの回避を示す、対顧客・内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報に変換する、又は前記対顧客・内部構成員等寄与度評価文言情報に基づいて前記対顧客・内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を取得する、評価情報変換部と、
を備えた寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システム。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【
図1A】本発明の実施形態1に係る寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【
図1B】本発明における、寄与度評価情報記録部、寄与度及びリスク文言記録部、及び評価情報変換部、並びに前記評価情報変換部により取得されたリスク関連文言情報を出力するリスク管理情報出力部との相互関係等を説明するための模式図である。
【
図1C】本発明において、評価情報変換部により変換される寄与度評価文言情報とリスク関連文言情報との関係を説明するための図である。
【
図2】本実施形態1で使用される寄与度評価用シート(評価値記入済み)の一例を示す図である。
【
図3】本実施形態1において、「寄与度評価情報からリスク管理情報への変換」により得られたリスク管理情報の一例を示す図である。
【
図4】本実施形態1において、リスク評価値が所定値を超える構成員が存在するときにそのことを経営者等に知らせ又は注意喚起するために出力されるアラーム情報の一例を説明するための図である。
【
図5】本実施形態1において、組織体の全体又は一部所もしくは一グループ等に関するリスク評価値に基づいて各構成員のリスク評価値を調整するときの動作等について説明するための図である。
【
図6A】本実施形態1において、寄与度評価情報中の評価文言を単純な反対語(例えば「非協力的」など)ではなく反対の意味を有する類義語など(例えば「反抗的」など)をも活用してリスク管理情報に変換するときの動作等を説明するための図である。
【
図6B】本実施形態1において、寄与度評価情報(寄与度評価文言情報などを含む)から変換・生成されたリスク管理情報(リスク関連文言情報などを含む)の他の例を示す図で、
図6Aに示すような「リスク値」及び「リスク値の平均値」の項目を含まないリスク管理情報を取得して出力した場合の一例を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態2に係る寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【
図8】本実施形態2に係るシステムの動作の一例を説明するための図である。
【
図9】本発明の実施形態3に係る寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【
図10】本実施形態3に係るシステムの動作の一例を説明するための図である。
【
図11】本発明の実施形態4に係る寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【
図12】本実施形態4に係るシステムの動作の一例を説明するための図である。
【
図13】本発明の実施形態5に係る寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【
図14】本実施形態5に係るシステムの動作の一例を説明するための図である。
【
図15】従来の勤務評価システムの一例を示す構成ブロック図である。
【0043】
〔実施形態1〕
次に本発明の実施形態1について説明する。
図1Aは、本発明の実施形態に係る勤務評価などの寄与度評価情報及びリスク管理情報間変換システムの構成を示す概略ブロック図である。
図1Aにおいて、1は、企業、公的団体、学校、塾、スポーツクラブ、趣味サークル、地域の自治会などの組織又は団体(以下「組織体」という)の管理者等が保有するデータ入力及び出力(表示等)用の端末(パソコン、タブレット端末、スマートフォン等)、2は組織体内部のサーバー又は組織体外部のクラウド型のサーバー(例えばインターネット経由でデータの保存及び送受信可能なサーバー)である。
【0044】
また、
図1Aにおいて、3は前記サーバー2の全体を制御するCPU及びプログラムなどで構成される制御部、4は前記端末1から送信された各構成員の勤務評価などの寄与度評価により得られた情報(勤務評価などの寄与度評価情報。勤務評価又は人事評価などの寄与度評価に適した又は有益な情報)又は各構成員のリスク評価又はリスク管理等により得られた情報(リスク管理情報。リスク管理に適した又は有益な情報)を記録する評価情報記録部である。本実施形態では、後述するように、各構成員毎に取得され前記評価情報記録部4に記録される勤務評価などの寄与度評価情報及びリスク管理情報は、評価対象者の氏名、評価結果を示す評価値(数値だけでなく、ランク(序列)を示すことが可能な、A,B,Cなどの文字、○、△、×などの記号、笑い顔・普通の顔及び泣き顔又は怒った顔などの画像をも含む)、各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)、及び各評価項目若しくは評価事項中の評価文言などにより構成されている。
【0045】
また、
図1Aにおいて、5は前記評価情報記録部4に記録された勤務評価などの寄与度評価情報中の各評価項目若しくは評価事項の評価値を読み取りそれをリスク管理に適した若しくは有益な評価項目若しくは評価事項のリスク値に変換する評価値変換部、6は前記評価情報記録部4に記録された勤務評価などの寄与度評価情報中の各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)を読み取りそれをリスク管理に適した若しくは有益な各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)に変換するタイトル変換部、7は前記評価情報記録部4に記録された勤務評価などの寄与度評価情報中の各評価項目若しくは評価事項の評価文言を読み取りそれをリスク管理に適した若しくは有益な各評価項目若しくは評価事項のリスク文言に変換する評価文言変換部である。なお、前記評価文言変換部7による評価文言からリスク文言への変換は、複数の又は1つの評価項目若しくは評価事項の中の評価文言を、複数の又は一つのリスク文言に変換することをも含むものである。また、8は、前記評価文言変換部7が前述のように評価文言及びタイトル(又は見出し)などを変換するときに参照する反対語・類義語・関連語などを含む辞書データを記録した反対語・類義語・関連語辞書部である(なおこの辞書部はインターネット上のデータであってもよい)。
【0046】
また、
図1Aにおいて、9は前記評価情報記録部4に記録された勤務評価などの寄与度評価情報をリスク管理情報に変換する評価情報変換生成部である。前記評価情報変換生成部9は、前記制御部3からの制御信号に基づいて、例えば、前記の評価値変換部5、タイトル変換部6及び評価文言変換部7に指令信号を出力して、前記の評価値変換部5、タイトル変換部6及び評価文言変換部7に、前記評価情報記録部4に記録された勤務評価などの寄与度評価情報中の各評価項目若しくは評価事項の評価値、各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)、及び各評価項目若しくは評価事項の評価文言を、それぞれ変換させる。そして、前記評価情報変換生成部9は、前記評価値変換部5が変換した各評価項目若しくは評価事項のリスク値、前記タイトル変換部6が変換した各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)、及び前記評価文言変換部7が変換した各評価項目若しくは評価事項のリスク文言などを組み合わせることにより、勤務評価などの寄与度評価情報をリスク管理情報に変換する。
【0047】
また、
図1Aにおいて、10は、前記評価情報変換生成部9が勤務評価などの寄与度評価情報から変換した或る構成員のリスク管理情報中のリスク値を、当該構成員が所属する当該組織体の全体又はその一部である一部所若しくは一グループのリスク管理情報中のリスク値に基づいて調整するリスク値変換調整部である。前記リスク値変換調整部10は、組織体リスク値入力部11において入力又は記録等された組織体の全体又は一部所等のリスク値に基づいて、例えば当該組織体の全体又は一部所等のリスク値が低い場合(当該組織体の全体又は一部所等のリスク管理が良好である場合)は、当該構成員のリスク管理情報中のリスク値を上記変換されたリスク値から所定範囲だけ低く(小さく)するようにリスク値の大きさ等を調整する。このように調整するようにしたのは、或る構成員のリスク値が例えば「5」という極めてリスクが高い値である場合でも、当該構成員の所属する組織体の全体又は一部所もしくは一グループのリスク管理が良好な場合は相対的に当該構成員のリスクは所定量だけ低くなるのでリスク管理情報中のリスク値を前記「5」から「4」へと調整するようにしたものである。なお、以上とは逆に、前記リスク値変換調整部10は、例えば組織体の全体又は一部所等のリスク値が高い場合(当該組織体の全体又は一部所等のリスク管理が良好ではない場合)は、当該構成員のリスク管理情報中のリスク値を調整することなくそのまま維持する。
【0048】
なお、前記組織体リスク値入力部11は、事前に組織体の全体又は一部所もしくは一グループのリスク値を算出しておき、その算出し得られた組織体の全体又は一部所もしくは一グループのリスク値を入力し記録しておくように動作するものである。
【0049】
また、
図1Aにおいて、12は前記評価情報変換生成部9からの信号に基づいて、或る構成員のリスク値が所定値より高いとき、所定のアラーム情報を生成し、そのアラーム情報を前記制御部3を介して管理者等が保有する前記端末1に出力させるアラーム生成部である。すなわち、前記評価情報変換生成部9は、各構成員の勤務評価などの寄与度評価情報からリスク管理情報を変換、生成するが、そのとき又はその後、或る構成員のリスク値が、例えば評価値ランク「1〜5」中の最高リスクを示す「5」又はそれに近い「4」であるなど、極めて高い場合は、前記アラーム生成部12に信号を送信して所定のアラーム情報を生成させ、そのアラーム情報を前記制御部3を介して前記端末1に送信し、前記端末1において画面表示、スピーカ出力、又は光出力などの方法でアラームを出力させて管理者等への注意喚起を行う。
【0050】
なお、
図1Bは、本発明における、寄与度評価情報記録部、寄与度及びリスク文言記録部、及び評価情報変換部、並びに前記評価情報変換部により取得されたリスク関連文言情報を出力するリスク管理情報出力部との相互関係等を説明するための模式図である。
図1Bに示すように、例えば組織又は団体において本発明が適用されるときは、評価情報変換部が、Aさん及びBさんなどの複数の従業員の勤務評価により得られた各寄与度評価文言情報に基づき、寄与度評価文言情報とリスク関連文言情報とを関連付けて記録したデータベース(寄与度及びリスク文言記録部)からのデータを参照して、前記Aさん及びBさんなどの各リスク関連文言情報を取得し、それらのリスク関連文言情報を企業の経営者又は人事担当者等のために出力する。
【0051】
また、
図1Cは、本発明において、評価情報変換部により変換される寄与度評価文言情報とリスク関連文言情報との関係を説明するための図である。この
図1Cに示すように、本発明では、評価情報変換部により変換される寄与度評価文言情報とリスク関連文言情報との関係は、必ずしも1対1の関係である必要はない。すなわち、本発明では、複数の(例えば3個の又は2個の)寄与度評価文言情報に基づいて1個の(又は2個の)リスク関連文言情報を取得することが可能である(
図1C(a)参照)し、他方、1個の(又は2個の)寄与度評価文言情報に基づいて複数の(例えば3個の又は2個の)リスク関連文言情報を取得することも可能である(
図1C(b)参照)。
【0052】
次に本実施形態の動作を説明する。
図2は、本実施形態において、例えば組織体の上司が部下に対し勤務評価などの寄与度評価を行うときに使用される勤務評価などの寄与度評価用シートの一例を示すものである。この勤務評価などの寄与度評価用シートの例では、図示左右中央の項目に評価項目若しくは評価事項が、図示右側の項目に評価値を記入するように構成されている。
図2において、20は勤務評価などの寄与度評価対象者たる部下の氏名を示す欄、21は各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)を示す部分、23は各評価項目若しくは評価事項を構成する「・・・協力的な姿勢・・・」などの評価文言、24は各評価項目若しくは評価事項毎の評価値、22は前記各評価値24の合計を平均(自動計算)して得られた勤務評価などの寄与度評価平均値である。
【0053】
この
図2では、既に上司が或る部下に対して勤務評価などの寄与度評価を行った後の既に各評価項目若しくは評価事項毎に評価値が記入された状態の勤務評価などの寄与度評価用シートを示している。この
図2に示すような、勤務評価などの寄与度評価対象者の氏名20、各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)21、各評価項目若しくは評価事項の評価文言23、各評価項目若しくは評価事項の評価値24、及び勤務評価などの寄与度評価平均値22などから成る勤務評価などの寄与度評価情報は、前記端末1から前記制御部3を介して前記評価情報記録部4に送信され記録される。なお、本実施形態では、
図2の前記勤務評価などの寄与度評価用シート上の評価値等は、管理者等がパソコンやタブレットなどの前記端末1から直接に入力し前記制御部3に送信するようにしているが、いったん紙に記入してその後に入力するようにしてもよい。
【0054】
次に、
図3は、前記評価情報変換生成部9が
図2の勤務評価などの寄与度評価情報をリスク管理情報に変換した後のリスク管理情報の一例を示している。本実施形態では、
図1Aについて前述したように、前記タイトル変換部6、前記評価文言変換部7及び前記評価値変換部5が、
図2に示す勤務評価などの寄与度評価情報中の各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)21、各評価項目若しくは評価事項の評価文言23、及び各評価項目若しくは評価事項の評価値24を、それぞれ、リスク管理に適した又は役立つ形態の各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)21a、各評価項目若しくは評価事項のリスク文言23a、及び各評価項目若しくは評価事項のリスク値24aに変換する。
【0055】
すなわち、本実施形態では、前記タイトル変換部6は、評価対象者20に対する勤務評価などの寄与度評価情報中の「協力的な姿勢」という評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)21(
図2参照)を、リスク管理に適した又は役立つ「非協力的な姿勢」という評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)21a(
図3参照)に変換する。
【0056】
また、前記評価文言変換部7は、当該勤務評価などの寄与度評価情報における各評価項目若しくは評価事項中の評価文言(例えば
図2の表中の上方中央の評価項目若しくは評価事項中の「協力的な姿勢を持つ。」という評価文言23)を、前記反対語・類義語・関連語辞書部8に記録された辞書データを参照しながら、リスク管理に適した又は役立つリスク文言に変換する。すなわち、前記評価文言変換部7は、例えば、寄与度評価情報における各評価項目若しくは評価事項中の評価文言が「協力的な姿勢を持つ。」であるとき、(a)前記「協力的な姿勢を持つ。」とは逆の、反対の、否定する、若しくは対立する意味合いを有する「非協力的な姿勢を持つ。」や「反抗的な姿勢を持つ。」というリスク文言(
図3の表中の符号23aを参照)に変換したり、(b)前記「非協力的な姿勢」に類する語である「上司の指示に従わない姿勢を持つ。」などのリスク文言に変換したり、又は、(c)前記「非協力的な姿勢」に関連する語である「上司の命令に違反する姿勢を持つ。」などのリスク文言に変換する。
【0057】
また、前記評価値変換部5は、当該勤務評価などの寄与度評価情報における各評価項目若しくは評価事項毎の評価値(例えば
図2の表中の上方右側の評価値24で示す「2」という評価数値)を、リスク管理に適した又は役立つリスク値(例えば
図3の表中の上方右側の評価値24aで示す「4」というリスク値を参照)に変換する。この寄与度評価値からリスク値への変換に関しては様々な方法があり得るが、本実施形態では、例えば、当該勤務評価などの寄与度評価情報における各評価項目若しくは評価事項毎の評価値が「1」から「5」までのいずれか(「5」が最も勤務評価などの寄与度評価が高い数値とする)を記入するようになっている場合に、その勤務評価などの寄与度評価値をリスク管理に適した又は役立つリスク値に変換するときは、或る評価項目若しくは評価事項についての勤務評価などの寄与度評価値が「5」のときはリスク値は「1」へ、或る評価項目若しくは評価事項についての勤務評価などの寄与度評価値が「4」のときはリスク値は「2」へ、或る評価項目若しくは評価事項についての勤務評価などの寄与度評価値が「3」のときはリスク値は同じ「3」へ、或る評価項目若しくは評価事項についての勤務評価などの寄与度評価値が「2」のときはリスク値は「4」へ、或る評価項目若しくは評価事項についての勤務評価などの寄与度評価値が「1」のときはリスク値は「5」へというように、勤務評価などの寄与度評価情報における評価値とリスク管理情報におけるリスク値とが、互いに「逆、反対、又は対立する意味合いの順序(ランク付け)」となるように、変換する。
【0058】
また、
図2に示す勤務評価などの寄与度評価平均値22は、前記各評価値(勤務評価などの寄与度評価値)24の合計からコンピュータプログラムにより自動的に算出される平均値であるから、
図3においても、前記変換された各リスク値24aの合計から自動的に算出される平均値がリスク値の平均値22aとして表示される。
【0059】
そして、前記評価情報変換生成部9は、前記変換された各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)21a、各評価項目若しくは評価事項のリスク文言23a、及び各評価項目若しくは評価事項のリスク値24a、及び前記自動算出されたリスク値の平均値22aなどを組み合わせて、当該評価対象者20に関するリスク管理情報を生成する。このようにして、
図3に示すような、評価対象者20に関するリスク管理情報が生成される。このように変換、生成されたリスク管理情報は、前記制御部3に送られる。前記制御部3は、前記変換されて生成されたリスク管理情報を、前記評価情報記録部4に送信して記録すると共に、管理者等が保有する前記端末1に送信して前記端末1で表示等できるようにする。
【0060】
次に、
図4は
図1Aのアラーム生成部12の動作の一例を説明するための図である。本実施形態では、例えば、或る評価対象者20について、前記勤務評価などの寄与度評価情報(
図2参照)から変換された後のリスク管理情報(
図3参照)におけるリスク値24aの平均値22aが所定値(例えば「4」)以上の高いリスクを示す値となったとき、そのことを示す前記評価情報変換生成部9からの情報を受けて、前記アラーム生成部12が所定のアラーム情報を生成し、これを前記制御部3に送信する。前記制御部3は、これを前記端末1に送信し、例えば前記端末1のディスプレイ画面におけるリスク管理情報(
図3又は
図4参照)中の所定の位置に表示させる(
図4の符号25で示す星印を参照)。
【0061】
次に、
図5は
図1Aの前記リスク値変換調整部10の動作の一例を説明するための図である。本実施形態では、予め、当該組織体の全体又は一部所もしくは一グループ等に関するリスク値を取得しこれを前記組織体リスク値入力部11に入力又は記録しておく。前記リスク値変換調整部10は、前記評価情報変換生成部9からの信号を受けて、前記組織体リスク値入力部11に記録等されている当該組織体の全体又は一部所もしくは一グループ等に関するリスク値を参照し、この参照した評価値等に基づいて、前記評価情報変換生成部9が変換、生成した或る評価対象者20に関するリスク管理情報中のリスク値を調整する。
【0062】
例えば、前記リスク値変換調整部10は、組織体リスク値入力部11において入力又は記録等された当該組織体の全体又は一部所等のリスク値に基づいて、例えば当該組織体の全体又は一部所等のリスク値が低い場合(当該組織体の全体又は一部所等のリスク管理が良好である場合)は、当該構成員のリスク管理情報中のリスク値(
図3,4の24a参照)を上記変換されたリスク値から所定量だけ低く(小さく)するようにリスク値を調整し(
図5の24b参照)、この調整されたリスク値(
図5の24b参照)を当該評価対象者のリスク管理情報の構成要素とする。
【0063】
なお、前述のように、
図3,4に示すリスク管理情報中のリスク値の平均値22aは、各リスク値24aから自動計算されて得られた平均値であるから、
図5に示すリスク管理情報中のリスク値の平均値22bも、前述のように調整された後の各リスク値24bから自動計算されて得られた平均値に数値が変更される。また、前記リスク値変換調整部10は、例えば組織体の全体又は一部所等のリスク値が高い場合(当該組織体の全体又は一部所等のリスク管理が良好ではない場合)は、当該評価対象者のリスク管理情報中のリスク値を調整することなくそのまま維持する。
【0064】
次に、
図6Aは
図1Aの前記評価文言変換部7の動作の他の一例を説明するための図である。本実施形態において、
図3を参照して前述した例では、前記評価文言変換部7は、当該勤務評価などの寄与度評価情報における各評価項目若しくは評価事項中の評価文言(例えば
図2の表中の上側の評価項目若しくは評価事項中の「協力的な姿勢を持つ。」という評価文言23)を、前記反対語・類義語・関連語辞書部8に記録された辞書データを参照しながら、リスク管理に適した評価文言(例えば
図3の表中の上側の評価項目若しくは評価事項中の「非協力的な姿勢を持つ。」というリスク文言23a)に変換するようにしていた。しかし、本実施形態において、前記評価文言変換部7は、前記反対語・類義語・関連語辞書部8を参照することにより、前述のような「協力的な姿勢を持つ。」(
図2の符号23参照)を「非協力的な姿勢を持つ。」(
図3の符号23a参照)に変換するという単純な変換(元の評価文言23の冒頭に「非」や「反」などの文字を付加するだけの単純な変換)を行うのではなく、類義語などをも活用して、より自然な表現となるような評価文言を変換、生成することが可能である。例えば、前記評価文言変換部7は、前記反対語・類義語・関連語辞書部8を参照することにより、前記勤務評価などの寄与度評価情報中の或る評価項目若しくは評価事項中の評価文言である例えば「(上司に)協力的な姿勢を持つ。」(
図2の符号23参照)を、リスク管理に適したリスク文言に変換するとき、(a)前記「(上司に)協力的な姿勢を持つ。」とは逆の、反対の又は対立する意味合いを有する「(上司に)反抗的な姿勢を持つ。」(
図6Aの符号23b参照)というリスク文言に変換したり、(b)前記「(上司に)反抗的な姿勢を持つ。」に類する語である「(上司に)反発する姿勢を持つ。」というリスク文言に変換したり、又は(c)前記「(上司に)反抗的な姿勢を持つ。」に関連する語である「上司の指示に従わない姿勢を持つ。」や「上司の命令に違反する姿勢を持つ。」というリスク文言に変換したりするなどの複雑な変換を行うことが可能である。
【0065】
また、同様に、前記タイトル変換部6も、前記反対語・類義語・関連語辞書部8を参照することなどにより、前記勤務評価などの寄与度評価情報中の或る評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)である例えば「(上司に)協力的な姿勢」(
図2の符号21参照)を、リスク管理情報に変換するとき、(a)前記「(上司に)協力的な姿勢」とは逆の、反対の又は対立する意味合いを有する「(上司に)反抗的な姿勢」(
図6Aの符号21b参照)というタイトル(又は見出し)に変換したり、(b)前記「(上司に)反抗的な姿勢」に類する語である「(上司に)反発する姿勢」(
図6Aの符号21b参照)というタイトル(又は見出し)に変換したり、又は(c)前記「(上司に)反抗的な姿勢」に関連する語である「上司の指示に従わない姿勢」というタイトル(又は見出し)に変換したりするなどの複雑な変換を行うことが可能である。
【0066】
なお、
図6Bは、本実施形態1において、寄与度評価情報(寄与度評価文言情報などを含む)から変換・生成されたリスク管理情報(リスク関連文言情報などを含む)の他の例を示す図である。本実施形態1においては、評価情報変換部(
図1Aの評価文言変換部7など参照)が、寄与度評価情報(寄与度評価文言情報などを含む)から、
図6Aの「リスク値」及び「リスク値の平均値」の項目を含まないリスク管理情報(
図6B参照)を取得し、これをディスプレイなどに出力することも、当然に可能である。
【0067】
以上説明したように、本実施形態においては、或る評価対象者20に対して勤務評価などの寄与度評価が行われたとき、前記評価情報変換生成部9が当該勤務評価などの寄与度評価情報(例えば
図2参照)を当該評価対象者20に関するリスク管理情報(例えば
図3参照)に変換し、これにより得られたリスク管理情報を前記制御部3が前記評価情報記録部4に記録すると共に前記端末1に送信して管理者等が閲覧できるようにしている。よって、本実施形態によれば、評価対象者20に対して勤務評価などの寄与度評価を行うだけで、当該評価対象者20の勤務評価などの寄与度評価情報が得られるだけでなく、当該評価対象者20のリスク管理情報をも得ることができるようになる。
【0068】
また、本実施形態においては、前記評価値変換部5が、前記勤務評価などの寄与度評価情報に関する各評価項目若しくは評価事項毎の評価値(
図2の符合24参照)を評価対象者20のリスク管理に適した又は役立つリスク値に変換するようにしたので、前記評価情報変換生成部9が前記勤務評価などの寄与度評価情報をリスク管理情報へ変換する際に、リスク管理に適した又は役立つ適正なリスク値(
図3の符合24a参照)を含むリスク管理情報への変換を、より適正かつ確実に行えるようになる。
【0069】
また、本実施形態においては、前記評価値変換部5が、前記勤務評価などの寄与度評価情報に関する各評価項目若しくは評価事項毎の評価値(
図2の符合24参照)を「前記勤務評価などの寄与度評価における評価のランク付け(順序・序列)とは逆の、反対の又は対立する意味合いのランク付けとなるようなリスク値」に変換するようにしたので、前記評価値変換部5が前記勤務評価などの寄与度評価情報に関する各評価項目若しくは評価事項毎の評価値(
図2の符合24参照)を評価対象者に関するリスク管理情報用のリスク値に変換する際に、リスク管理に適した又は役立つ適正なリスク値(
図3の符合24a参照)への変換を、より適正かつ確実に行えるようになる。
【0070】
また、本実施形態においては、前記評価文言変換部7が、前記勤務評価などの寄与度評価情報に関する各評価項目若しくは評価事項中の評価文言(
図2の符号23参照)を、評価対象者に関するリスク管理に適した又は役立つ文言であって、(a)「前記勤務評価などの寄与度評価用の評価文言とは逆の、反対の、否定する又は対立する意味合いを有するリスク文言」、(b)「前記逆の、反対の又は対立する意味合いを有するリスク文言に類する語から成るリスク文言」、又は(c)「前記逆の、反対の又は対立する意味合いを有するリスク文言に関連する語から成るリスク文言」などに変換するようにしたので、前記評価情報変換生成部9が前記勤務評価などの寄与度評価情報をリスク管理情報に変換する際に、リスク管理に適した又は役立つ適正なリスク文言(
図3の符号23a、
図6Aの符合23b参照)を含む適正なリスク管理情報への変換を、より適正かつ確実に行えるようになる。
【0071】
また、本実施形態においては、前記タイトル変換部6が、前記勤務評価などの寄与度評価情報における各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し。
図2の符号21参照)を、評価対象者に関するリスク管理に適した又は役立つ各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し)に変換するようにしたので、前記評価情報変換生成部9が前記勤務評価などの寄与度評価情報をリスク管理情報に変換する際に、リスク管理に適した又は役立つ適正な各評価項目若しくは評価事項のタイトル(又は見出し。
図3の符号21a、
図6Aの符合21b参照)を含む適正なリスク管理情報への変換を、より適正かつ確実に行えるようになる。
【0072】
また、本実施形態においては、前記アラーム生成部12が、前記評価情報変換生成部9により得られた或る評価対象者20に関するリスク管理情報中のリスク値が適正範囲(又は所定の値)を超えたとき、そのことを示すアラーム情報が、例えば前記アラーム生成部12から前記制御部3を介して前記端末1に送信等されるようにしたので、前記の或る評価対象者20に関するリスク管理情報中のリスク値が適正範囲(又は所定の値)を超えたことを、適切なタイミングで、組織体の経営者その他の管理者に知らせることができるようになる。
【0073】
また、本実施形態においては、前記リスク値変換調整部10が、前記勤務評価などの寄与度評価情報から変換されたリスク管理情報中のリスク値(
図2の符号24など参照)を、当該勤務評価などの寄与度評価の対象となった評価対象者20が所属する組織体の全部又は一部所等のリスク値に対応して調整するようにしたので、当該評価対象者20のリスク値を、その者が属する組織体又はその一部所等の状況等に対応した、より適正なリスク値とすることができるようになる。
【0074】
また、本実施形態においては、前記評価情報記録部4が、評価者が評価対象者20に関して複数の評価項目若しくは評価事項について勤務評価などの寄与度評価して得られた勤務評価などの寄与度評価情報を入力又は記録し、前記評価値変換部5、前記タイトル変換部6、評価文言変換部7及び前記評価情報変換生成部9などが、前記勤務評価などの寄与度評価情報を当該評価対象者のリスク管理に適した又は役立つ内容を有するリスク管理情報に変換し、前記制御部3が、前記変換により得られたリスク管理情報を、前記評価情報記録部4に記録すると共に前記端末1に送信して表示等させるようにしている。よって、本実施形態によれば、管理者等が各評価対象者20について勤務評価などの寄与度評価を行ったとき、それだけで、各評価対象者20のリスク管理情報をも得ることができるようになる。
【0075】
〔実施形態2〕
次に本発明の実施形態2について説明する。
図7は本実施形態2の構成を示すブロック図、
図8はその動作を説明するための概略図である。
図7において、31は組織体の各構成員(評価対象者)に関して組織体への寄与度評価(勤務評価など)を行うときに使用される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項、その評価文言、及びその見出し(タイトル)、寄与度評価の結果(評価値等)などの寄与度評価情報を記録しておく寄与度評価情報記録部、32は入力部33から入力される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項等を前記寄与度評価情報記録部31に記録すると共に、入力部33から入力される或る評価対象者に関する組織体への寄与度評価の結果を示す情報(評価値等)を前記寄与度評価情報記録部31に記録するなどの制御動作を行う制御部である。
【0076】
また、
図7において、51は或る評価対象者についての顧客もしくは取引先への対応に関しての組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、当該リスクへの対策若しくは当該リスクの回避に関する文言情報(対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報)を取得するように指示する信号を前記制御部32に出力する対顧客等リスク情報取得指示部、52は、前記制御部32の制御により、或る評価対象者についての寄与度評価結果(前記寄与度評価情報記録部31などに記録された評価結果)に対応する当該評価対象者に関する対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を収集する対顧客等リスク情報収集部である。
【0077】
また、
図7において、53は、組織体構成員の顧客等(潜在的な顧客等を含む。)への対応等の場面における寄与度評価に使用される評価文言情報(対顧客等の場面における寄与度評価文言情報)と、組織体の顧客等に関しての組織体にとってのリスク(風評上のリスクも含む。)又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報とを、互いに対応付け又は関連付けて記録しておく対顧客等リスクデータベース(互いに遠隔地に配置された複数の機器又は装置がネットワークを介して接続されることにより構成されるデータベースであってもよい)、54は、組織体構成員の顧客等(潜在的な顧客等を含む。)への対応等の場面における寄与度評価に使用される評価文言情報(対顧客等の場面における寄与度評価文言情報)と組織体の顧客等に関しての組織体にとってのリスク(風評上のリスクも含む。)又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報とが記録又は公開等されているインターネット上のホームページやSNS(ソーシャルネットワークサービス)などで発信されている情報又はデータの集合体(インターネット上の検索エンジンやSNSの検索機能等により検索等が可能なデータの集合体)である。
【0078】
本実施形態2では、例えば、ユーザーが、前記対顧客等リスク情報取得指示部51を操作して、或る評価対象者に関する対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を取得せよとの指示情報を、前記制御部32に出力する。すると、前記制御部32は、前記寄与度評価情報記録部31に記録されている組織体構成員の寄与度評価のための評価項目若しくは評価事項情報と当該評価対象者に対する寄与度評価の結果を示す情報とに基づいて、当該評価対象者に対して為された寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報、特にその中の顧客等への対応等の場面における寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者に関する対顧客等の場面における組織体にとってのリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関する対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を取得するように、前記対顧客等リスク情報収集部52に制御信号を出力する。
【0079】
すると、この制御信号を受けた前記対顧客等リスク情報収集部52は、前記対顧客等リスクデータベース53を検索、参照等して、又は前記インターネット上のデータ集合体54を検索、参照等して、当該評価対象者に関する対顧客等の場面における寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者の対顧客等の場面における組織体にとってのリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関する対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を取得して、前記制御部32に出力する。前記制御部32は、前記対顧客等リスク情報収集部52から出力された、当該評価対象者に関する対顧客等の場面における対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記表示部34などに出力する。
【0080】
例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図8(a)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への誠実かつ正直な対応:(評価文言)顧客に対し日常的に誠実かつ正直な対応姿勢をとる。」(
図8(a)の55,56参照)及び「(評価値)2」(
図8(a)の57参照)などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する対顧客等の場面における対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記対顧客等リスク情報収集部52を制御して、前記対顧客等リスクデータベース53及び/又は前記インターネット上のデータ集合体54を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する対顧客等の場面における対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図8(b)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への不誠実かつ不正直な対応:(リスク文言)顧客への不誠実かつ不正直な対応をする。顧客からの苦情が増大するリスクがある。」(
図8(b)の55’,56’参照)及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」(
図8(b)の57’参照)という、対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0081】
また、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図8(a)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)顧客との連絡等の管理・調整:(評価文言)日常的に顧客への報告・連絡を行うことの取組姿勢をもつ。」及び「(評価値)2」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する対顧客等の場面における対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記対顧客等リスク情報収集部52を制御して、前記対顧客等リスクデータベース53及び/又は前記インターネット上のデータ集合体54を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する対顧客等の場面における対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図8(b)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への連絡等の取組姿勢の欠如:(リスク文言)顧客へ連絡・報告を行うことの取組姿勢がない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」という、対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0082】
さらに、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図8(a)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)顧客に対しミスをしたときの対処姿勢:(評価文言)顧客に対してミスをしたときに適切に対処する姿勢をもつ。」及び「(評価値)1」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する対顧客等の場面における対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記対顧客等リスク情報収集部52を制御して、前記対顧客等リスクデータベース53及び/又は前記インターネット上のデータ集合体54を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する対顧客等の場面における対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図8(b)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)顧客に対しミスをしたときの適切な対処姿勢の欠如:(リスク文言)顧客に対してミスをしたときの適切な対処姿勢がない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)5」という、対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0083】
以上のように、本実施形態2では、前記「評価対象者が所属する又はこれから所属する可能性のある組織又は団体への寄与度又は貢献度を評価又は予測するための一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項であって、評価対象者の顧客(潜在的な顧客を含む。)又は取引先への対応に関する対顧客等評価文言情報を含む評価項目若しくは評価事項」について寄与度評価が為された後、前記制御部32が、前記対顧客等リスク情報収集部52を制御して、前記寄与度評価情報記録部31に記録された「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる対顧客等寄与度評価文言情報など」に基づいて、前記「組織又は団体の顧客若しくは取引先に関するリスク(風評上のリスクも含む。)又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を検索又は抽出可能なデータベース53、又はインターネット上のデータの集合体54」から、前記評価対象者に関する対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報を取得するようにしている。よって、本実施形態2によれば、前記制御部32が、前記データベース53への比較的簡単な処理、及び/又は前記インターネット上のデータ集合体54に対する比較的簡単な処理等を行うだけで、容易に、前記「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる対顧客等寄与度評価文言情報など」から「前記評価対象者についての顧客又は取引先への対応に関するリスク、又は当該リスク対応、リスク対策若しくはリスク回避に関する、対顧客等リスク又はリスク対応等文言情報など」を取得できるようになる。
【0084】
〔実施形態3〕
次に本発明の実施形態3について説明する。
図9は本実施形態3の構成を示すブロック図、
図10はその動作を説明するための概略図である。
図9において、31は組織体の各構成員(評価対象者)に関して組織体への寄与度評価(勤務評価など)を行うときに使用される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項、その評価文言、及びその見出し(タイトル)、寄与度評価の結果(評価値等)などの寄与度評価情報を記録しておく寄与度評価情報記録部、32は入力部33から入力される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項等を前記寄与度評価情報記録部31に記録すると共に、入力部33から入力される或る評価対象者に関する組織体への寄与度評価の結果を示す情報(評価値等)を前記寄与度評価情報記録部31に記録するなどの制御動作を行う制御部である。
【0085】
また、
図9において、61は或る評価対象者についての組織体の内部構成員に関するリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す文言情報(対内部構成員リスク又はリスク対応等文言情報)を取得するように指示する信号を前記制御部32に出力する対内部リスク情報取得指示部、62は、前記制御部32の制御により、或る評価対象者についての寄与度評価結果(前記寄与度評価情報記録部31などに記録された評価結果)に対応する当該評価対象者に関する組織体の内部構成員に対する場面での組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を収集する対内部リスク情報収集部である。
【0086】
また、
図9において、63は、組織体の内部構成員への対応等の場面における寄与度評価に使用される評価文言情報(対内部構成員等の場面における寄与度評価文言情報)と、組織体の内部構成員への対応等の場面における組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す対内部構成員リスク又はリスク対応等文言情報とを、互いに対応付け又は関連付けて記録しておく対内部リスクデータベース(互いに遠隔地に配置された複数の機器又は装置がネットワークを介して接続されることにより構成されるデータベースであってもよい)、64は、組織体の内部構成員への対応等の場面における寄与度評価に使用される評価文言情報(対内部構成員等の場面における寄与度評価文言情報)と、組織体の内部構成員への対応等の場面における組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報とが混在して記録又は公開等されているインターネット上のホームページやSNS(ソーシャルネットワークサービス)などで発信されている情報又はデータの集合体(インターネット上の検索エンジンやSNSの検索機能等により検索等が可能なデータの集合体)である。
【0087】
本実施形態3では、例えば、ユーザーが、前記対内部リスク情報取得指示部61を操作して、或る評価対象者に関する対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を取得せよとの指示情報を、前記制御部32に出力する。すると、前記制御部32は、前記寄与度評価情報記録部31に記録されている組織体構成員の寄与度評価のための評価項目若しくは評価事項情報と当該評価対象者に対する寄与度評価の結果を示す情報とに基づいて、当該評価対象者に対して為された寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報、特にその中の内部構成員等への対応等の場面における寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における組織体にとってのリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関する対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を取得するように、前記対内部リスク情報収集部62に制御信号を出力する。
【0088】
すると、この制御信号を受けた前記対内部リスク情報収集部62は、前記対内部リスクデータベース63を検索、参照等して、又は前記インターネット上のデータ集合体64を検索、参照等して、当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者の対内部構成員等の場面におけるリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関する対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を取得して、前記制御部32に出力する。前記制御部32は、前記対内部リスク情報収集部62から出力された、当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記表示部34などに出力する。
【0089】
例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図10(a)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)同僚・部下への誠実かつ正直な対応:(評価文言)同僚・部下に対し日常的に誠実かつ正直な対応姿勢をとる。」(
図10(a)の65,66参照)及び「(評価値)2」(
図10(a)の67参照)などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記対内部リスク情報収集部62を制御して、前記対内部リスクデータベース63及び/又は前記インターネット上のデータ集合体64を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図10(b)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)同僚・部下への不誠実かつ不正直な対応:(リスク文言)同僚・部下に対し日常的に不誠実かつ不正直な対応姿勢をとる。パワーハラスメントが増大するリスクがある。」(
図10(b)の65’,66’参照)及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」(
図10(b)の67’参照)という、対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0090】
また、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図10(a)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)上司への報告・連絡等の取組姿勢:(評価文言)日常的に上司への報告・連絡等を行うことの取組姿勢をもつ。」及び「(評価値)2」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記対内部リスク情報収集部62を制御して、前記対内部リスクデータベース63及び/又は前記インターネット上のデータ集合体64を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図10(b)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)上司への報告・連絡等の取組姿勢の欠如:(リスク文言)日常的に上司への報告・連絡等を行わない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」という、対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0091】
さらに、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図10(a)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)仕事上のミスをしたときの対処姿勢:(評価文言)仕事でミスをしたときに速やかに上司に正直に申告する姿勢をもつ。」及び「(評価値)1」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を、前記対内部リスク情報収集部62を制御して、前記対内部リスクデータベース63及び/又は前記インターネット上のデータ集合体64を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する対内部構成員等の場面における対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図10(b)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)仕事でミスしたときの対処姿勢の欠如:(リスク文言)仕事でミスをしたときの適切な対処姿勢がない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)5」という、対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0092】
以上のように、本実施形態3では、前記「評価対象者が所属する又はこれから所属する可能性のある組織又は団体への寄与度又は貢献度を評価又は予測するための一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項であって、評価対象者の内部構成員(同僚、部下、又は上司などを含む。)への対応に関する対内部構成員等評価文言情報を含む評価項目若しくは評価事項」について寄与度評価が為された後、前記制御部32が、前記対内部リスク情報収集部62を制御して、前記寄与度評価情報記録部31に記録された「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる対内部構成員等評価文言情報など」に基づいて、前記「組織又は団体の内部構成員への対応に関するリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を検索又は抽出可能なデータベース63、又はインターネット上のデータの集合体64」から、前記評価対象者に関する対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報を取得するようにしている。よって、本実施形態3によれば、前記制御部32が、前記データベース63への比較的簡単な処理、及び/又は前記インターネット上のデータ集合体64に対する比較的簡単な処理等を行うだけで、容易に、前記「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる対内部構成員等評価文言情報など」から「前記評価対象者についての内部構成員への対応に関するリスク、又は当該リスク対応、リスク対策若しくはリスク回避に関する、対内部構成員等リスク又はリスク対応等文言情報など」を取得できるようになる。
【0093】
〔実施形態4〕
次に本発明の実施形態4について説明する。
図11は本実施形態4の構成を示すブロック図、
図12はその動作を説明するための概略図である。
図11において、31は組織体の各構成員(評価対象者)に関して組織体への寄与度評価(勤務評価など)を行うときに使用される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項、その評価文言、及びその見出し(タイトル)、寄与度評価の結果(評価値等)などの寄与度評価情報を記録しておく寄与度評価情報記録部、32は入力部33から入力される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項等を前記寄与度評価情報記録部31に記録すると共に、入力部33から入力される或る評価対象者に関する組織体への寄与度評価の結果を示す情報(評価値等)を前記寄与度評価情報記録部31に記録するなどの制御動作を行う制御部である。
【0094】
また、
図11において、71は或る評価対象者についての、対顧客の場面や対内部構成員の場面その他組織体の構成員としての様々な活動等の場面における組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す文言情報(リスク又はリスク対応等文言情報)を取得するように指示する信号を前記制御部32に出力するリスク情報取得指示部、72は、前記制御部32の制御により、或る評価対象者についての寄与度評価結果(前記寄与度評価情報記録部31などに記録された寄与度評価情報中の寄与度評価結果)に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を収集するリスク情報収集部である。
【0095】
また、
図11において、73は、組織体の構成員としての様々な活動等の場面における寄与度評価に使用される評価文言情報(寄与度評価文言情報)と、組織体の構成員としての様々な活動等の場面における組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示すリスク又はリスク対応等文言情報とを、互いに対応付け又は関連付けて記録しておくリスクデータベース、74は、組織体の構成員としての様々な活動等の場面における寄与度評価に使用される評価文言情報(寄与度評価文言情報)と、組織体の構成員としての様々な活動等の場面における組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示すリスク又はリスク対応等文言情報とが互いに関連付けられて記録又は公開等されている、インターネット上のホームページやSNS(ソーシャルネットワークサービス)などで発信されている情報又はデータの集合体(インターネット上の検索エンジンやSNSの検索機能等により検索等が可能なデータの集合体)である。
【0096】
本実施形態4では、例えば、ユーザーが、前記リスク情報取得指示部71を操作して、或る評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を取得せよとの指示情報を、前記制御部32に出力する。すると、前記制御部32は、前記寄与度評価情報記録部31に記録されている組織体構成員の寄与度評価のための評価項目若しくは評価事項情報と当該評価対象者に対する寄与度評価の結果を示す情報とに基づいて、当該評価対象者に対して為された寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関するリスク又はリスク対応等文言情報を取得するように、前記リスク情報収集部72に制御信号を出力する。
【0097】
すると、この制御信号を受けた前記リスク情報収集部72は、前記リスクデータベース73を検索、参照等して、又は前記インターネット上のデータ集合体74を検索、参照等して、当該評価対象者に関する寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者の組織体にとってのリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関するリスク又はリスク対応等文言情報を取得して、前記制御部32に出力する。前記制御部32は、前記リスク情報収集部72から出力された、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記表示部34などに出力する。
【0098】
例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図12(a)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への誠実かつ正直な対応:(評価文言)顧客に対し日常的に誠実かつ正直な対応姿勢をとる。」(
図12(a)の75,76参照)及び「(評価値)2」(
図12(a)の77参照)などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記リスク情報収集部72を制御して、前記リスクデータベース73及び/又は前記インターネット上のデータ集合体74を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図12(b)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への不誠実かつ不正直な対応:(リスク文言)顧客への不誠実かつ不正直な対応をする。顧客からの苦情が増大するリスクがある。」(
図12(b)の75’,76’参照)及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」(
図12(b)の77’参照)という、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0099】
また、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図12(a)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)顧客との連絡等の管理・調整:(評価文言)日常的に顧客への報告・連絡を行うことの取組姿勢がある。」及び「(評価値)2」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記リスク情報収集部72を制御して、前記リスクデータベース73及び/又は前記インターネット上のデータ集合体74を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図12(b)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への連絡等の取組姿勢の欠如:(リスク文言)顧客へ連絡・報告等を行うことの取組姿勢がない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」という、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0100】
さらに、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図12(a)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)仕事上のミスをしたときの対処姿勢:(評価文言)仕事でミスをしたときに速やかに上司に正直に申告する姿勢がある。」及び「(評価値)1」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記リスク情報収集部72を制御して、前記リスクデータベース73及び/又は前記インターネット上のデータ集合体74を検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図12(b)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)仕事でミスしたときの対処姿勢の欠如:(リスク文言)仕事のミスをしたときの適切な対処姿勢がない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)5」という、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0101】
以上のように、本実施形態4では、前記「評価対象者が所属する又はこれから所属する可能性のある組織又は団体への寄与度又は貢献度を評価又は予測するための一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項」について寄与度評価が為された後、前記制御部32が、前記リスク情報収集部72を制御して、前記寄与度評価情報記録部31に記録された「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる評価文言情報など」に基づいて、前記「組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示すリスク又はリスク対応等文言情報を検索又は抽出可能なデータベース73、又はインターネット上のデータの集合体74」から、前記評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を取得するようにしている。よって、本実施形態4によれば、前記制御部32が、前記データベース73への比較的簡単な処理、及び/又は前記インターネット上のデータ集合体74への比較的簡単な処理等を行うだけで、容易に、前記「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる評価文言情報など」から「前記評価対象者についての組織体にとってのリスク、又は当該リスク対応、リスク対策若しくはリスク回避に関する、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報など」を取得できるようになる。
【0102】
〔実施形態5〕
次に本発明の実施形態5について説明する。
図13は本実施形態5の構成を示すブロック図、
図14はその動作を説明するための概略図である。
図13において、31は組織体の各構成員(評価対象者)に関して組織体への寄与度評価(勤務評価など)を行うときに使用される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項、その評価文言、及びその見出し(タイトル)、寄与度評価の結果(評価値等)などの寄与度評価情報を記録しておく寄与度評価情報記録部、32は入力部33から入力される寄与度評価の評価項目若しくは評価事項等を前記寄与度評価情報記録部31に記録すると共に、入力部33から入力される或る評価対象者に関する組織体への寄与度評価の結果を示す情報(評価値等)を前記寄与度評価情報記録部31に記録するなどの制御動作を行う制御部である。
【0103】
また、
図13において、81は或る評価対象者についての、対顧客の場面や対内部構成員の場面その他組織体の構成員としての様々な活動等の場面における組織体にとってのリスク又は当該リスクへの対応、対策若しくは当該リスク回避を示す文言情報(リスク又はリスク対応等文言情報)を取得するように指示する信号を前記制御部32に出力するリスク情報取得指示部、82は、前記制御部32の制御により、或る評価対象者についての寄与度評価結果(前記寄与度評価情報記録部31などに記録された寄与度評価情報中の寄与度評価結果)に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を収集するリスク情報収集部である。
【0104】
本実施形態5では、例えば、ユーザーが、前記リスク情報取得指示部81を操作して、或る評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を取得せよとの指示情報を、前記制御部32に出力する。すると、前記制御部32は、前記寄与度評価情報記録部31に記録されている組織体構成員の寄与度評価のための評価項目若しくは評価事項情報と当該評価対象者に対する寄与度評価の結果を示す情報とに基づいて、当該評価対象者に対して為された寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関するリスク又はリスク対応等文言情報を取得するように、前記リスク情報収集部82に制御信号を出力する。
【0105】
すると、この制御信号を受けた前記リスク情報収集部82は、例えば、既存のデータベース(サーバー又は端末に記録されたデータベースなどをも含む)及び/又はインターネット上のデータの集合体などを検索、参照等して、当該評価対象者に関する寄与度評価の評価項目若しくは評価事項及び評価結果の情報に対応する、当該評価対象者の組織体にとってのリスク又はそのリスクへの対応、対策又はその回避に関するリスク又はリスク対応等文言情報を取得して、前記制御部32に出力する。前記制御部32は、前記リスク情報収集部82から出力された、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記表示部34などに出力する。
【0106】
例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図14(a)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への誠実かつ正直な対応:(評価文言)顧客に対し日常的に誠実かつ正直な対応姿勢をとる。」(
図14(a)の85,86参照)及び「(評価値)2」(
図14(a)の87参照)などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記リスク情報収集部82を制御して、例えば既存のデータベース(サーバー又は端末に記録されたデータベースなどをも含む)及び/又はインターネット上のデータの集合体などを検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図14(b)の「No.1」に示すような「(タイトル・見出し)顧客への不誠実かつ不正直な対応:(リスク文言)顧客への不誠実かつ不正直な対応をする。」(
図14(b)の85’,86’参照)及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」(
図14(b)の87’参照)という、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0107】
また、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図14(a)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)上司への報告・連絡等の取組姿勢:(評価文言)日常的に上司への報告・連絡等を行うことの取組姿勢がある。」及び「(評価値)2」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記リスク情報収集部82を制御して、例えば既存のデータベース(サーバー又は端末に記録されたデータベースなどをも含む)及び/又はインターネット上のデータの集合体などを検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図14(b)の「No.2」に示すような「(タイトル・見出し)上司への報告・連絡等の取組姿勢の欠如:(リスク文言)日常的に上司への報告・連絡等を行うことの取組姿勢がない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)4」という、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0108】
さらに、例えば、或る評価対象者に関して為された寄与度評価における評価文言及び評価結果が
図14(a)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)仕事上のミスをしたときの対処姿勢:(評価文言)仕事でミスをしたときに速やかに上司に正直に申告する姿勢がある。」及び「(評価値)1」などであった場合、前記制御部32は、このような評価文言等に対応する、当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を、前記リスク情報収集部82を制御して、例えば既存のデータベース(サーバー又は端末に記録されたデータベースなどをも含む)及び/又はインターネット上のデータの集合体などを検索、参照させるなどして、取得する。すると、例えば、前記制御部32は、前記評価文言等に対応する当該評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報として、例えば
図14(b)の「No.3」に示すような「(タイトル・見出し)仕事でミスしたときの対処姿勢の欠如:(リスク文言)仕事のミスをしたときの適切な対処姿勢がない。」及び「(リスク値又はリスク対策・対応の必要度)5」という、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報などの情報を取得し、前記表示部34等に出力する。
【0109】
以上のように、本実施形態5では、前記「評価対象者が所属する又はこれから所属する可能性のある組織又は団体への寄与度又は貢献度を評価又は予測するための一つ又は複数の評価項目若しくは評価事項」について寄与度評価が為された後、前記制御部32が、前記リスク情報収集部82を制御して、前記寄与度評価情報記録部31に記録された「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる評価文言情報など」に基づいて、例えば種々のデータベース及び/又はインターネット上のデータの集合体などを利用するなどして、前記評価対象者に関する組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報を取得するようにしている。よって、本実施形態5によれば、前記制御部32が、前記「或る評価対象者についての前記寄与度評価情報中に含まれる評価文言情報など」から「前記評価対象者についての組織体にとってのリスク、又は当該リスク対応、リスク対策若しくはリスク回避に関する、組織体にとってのリスク又はリスク対応等文言情報など」を取得できるようになる。
【0110】
〔実施形態6〕
次に本発明の実施形態6について、例えば
図1Aを参照して説明する。本実施形態6においては、組織体を構成する或る構成員(評価対象者)に関してリスク管理情報が得られたとき、前記評価値変換部5、前記タイトル変換部6、前記評価文言変換部7及び前記評価情報変換生成部9などにより(この場合における前記評価値変換部5、前記タイトル変換部6、前記評価文言変換部7及び前記評価情報変換生成部9などの各手段の動作は、前記実施形態1などにおいて説明した動作と略反対の動作を行うことにより実現される)、
当該リスク管理情報を当該評価対象者に関する寄与度評価情報に変換し、前記制御部3が、前記変換されて得られた寄与度評価情報を前記評価情報記録部4に記録すると共に管理者等が保有する端末1又はインターネット上のサーバーに送信するようにしている。
【0111】
すなわち、本実施形態6では、組織体を構成する或る構成員(評価対象者)に関してリスク管理情報が得られたとき、前記評価情報変換生成部9(情報変換部)が当該リスク管理情報を当該評構成員(評価対象者)に関する寄与度評価情報に変換し、前記制御部3(情報出力部)が前記変換されて得られた寄与度評価情報を前記評価情報記録部4に記録するか又は前記端末1に出力するようにしている。
【0112】
よって、本実施形態6によれば、一人又は複数の構成員(評価対象者)に対するリスク評価又はそれを含むリスク管理を行うだけで、当該一人又は複数の構成員(評価対象者)のリスク評価情報と当該一人又は複数の構成員(評価対象者)の寄与度評価情報(勤務評価情報など)との両者を一度に得ることができるようになる。
【0113】
さらに、前述したように、本実施形態6においては、前記評価情報記録部4が、評価者が評価対象者に関して複数の評価項目についてリスク評価又は寄与度評価して得られたリスク管理情報又は寄与度評価情報を入力又は記録し、前記評価値変換部5、前記タイトル変換部6、評価文言変換部7及び前記評価情報変換生成部9などが、前記リスク管理情報又は寄与度評価情報を当該評価対象者の寄与度評価又はリスク管理に適した又は役立つ内容を有する寄与度評価情報又はリスク管理情報に変換し、前記制御部3が、前記変換により得られた寄与度評価情報又はリスク管理情報を、前記評価情報記録部4に記録すると共に前記端末1又はインターネット上のサーバーに送信して表示等させるようにしている。よって、本実施形態6によれば、管理者等が各評価対象者について寄与度評価又はリスク評価を行ったとき、それだけで、各評価対象者の寄与度評価情報又はリスク管理情報が得られると共に、各評価対象者の寄与度評価情報又はリスク管理情報をも得ることができるようになる。
【0114】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能である。例えば、実施形態1〜6において、評価文言とは寄与度評価情報のタイトルを含むものであり、リスク文言とはリスク管理情報のタイトルを含むものである。また、本実施形態1の
図2では、評価者が評価値などにより寄与度評価を実施する方法を説明しているが、評価者が評価文言のみにより寄与度評価してもよいことは勿論である。また、
図3〜6A、
図8、
図10、
図12、及び
図14では、リスク文言及びリスク値によりリスク管理情報を生成(構成)しているが、リスク文言又はリスク値でリスク管理情報を生成(構成)するようにしてもよいことは勿論である。また、
図6Bでは、リスク文言によりリスク管理情報を生成(構成)しているが、タイトルを含まないリスク文言でリスク管理情報を生成(構成)するようにしてもよいことは勿論である。また、
図6Bでは、勤務評価の評価結果の良し悪し(評価値の大小など)によって、その評価結果の良し悪しに応じたリスク文言に変換してもよいことは勿論である。また、「関連付け、紐付け又はデータベース化して記録しておく」とは、組織体内部のサーバー又は組織体外部のクラウド型のサーバー(例えばインターネット経由でデータの保存及び送受信可能なサーバー)などを利用し、直接的又は間接的に記録することも含むものである。また、本実施形態に関する
図2〜6B、
図8、
図10、
図12、及び
図14などに示す例では、勤務評価に関する評価項目及びリスク管理に関する評価項目中に、それぞれ、評価文言又はリスク文言とタイトルとの双方が記載されているが、本発明においては、勤務評価に関する評価項目及びリスク管理に関する評価項目中に、タイトルを含まない評価文言又はタイトルを含まないリスク文言だけを記載しタイトルは記載しないようにしてもよいことは勿論である。さらに、「タイトル」は、複数の寄与度評価情報(寄与度評価文言情報などを含む)又はリスク管理情報(リスク関連文言情報などを含む)をまとめた情報の見出しであってもよい。これらは実施形態2〜6でもいえることである。