【文献】
CATT,PDCCH design in LTE-A,3GPP TSG RAN WG1 #60bis R1-101755,2010年 4月
【文献】
LG Electronics,Linkage between PDSCH/PUSCH CC and PDCCH CC,3GPP TSG RAN WG1 #60bis R1-102366,2010年 4月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
クロス参照動作モードを起動するかどうかを決定するステップをさらに含み、前記第2の制御情報を送信するステップが、前記クロス参照動作モードが起動される場合に、前記第2の制御情報を送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
クロス参照動作モードが起動されたという表示を受信するステップであって、前記受信した信号を記憶するステップが、前記クロス参照動作モードが起動された場合に前記受信した信号を記憶するステップを含む、ステップ
をさらに含む、請求項5に記載の方法。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般に、第1の送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信するステップであって、第1の制御情報が、データ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信するステップと、示されたリソースを使用してデータを送信するステップと、第2の制御情報を送信するステップであって、第2の制御情報もまたデータ送信のためのリソースを示す、送信するステップとを含む。
【0007】
本開示のいくつかの態様では、方法は、一般に、第1の送信時間間隔(TTI)の間に信号を受信するステップであって、装置によって送信された信号が、第1の制御情報を含み、第1の制御情報が、データ送信のためのTTI内のリソースを示す、受信するステップと、受信された信号を記憶するステップと、第2の制御情報を受信するステップであって、第2の制御情報もまた、データ送信のためのリソースを示す、受信するステップと、第2の制御情報において示されたリソースに基づいてデータ送信を復号するステップとを含む。
【0008】
本開示のいくつかの態様では、方法は、一般に、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信するステップであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信するステップと、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信および第2のデータ送信を送信するステップとを含む。
【0009】
本開示のいくつかの態様では、方法は、一般に、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を受信するステップであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、受信するステップと、第1のデータ送信および第2のデータ送信を受信するステップと、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信または第2のデータ送信を復号するステップとを含む。
【0010】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、第1の送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信するための手段であって、第1の制御情報が、データ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信するための手段と、示されたリソースを使用してデータを送信するための手段と、第2の制御情報を送信するための手段であって、第2の制御情報もまたデータ送信のためのリソースを示す、送信するための手段とを含む。
【0011】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、第1の送信時間間隔(TTI)の間に信号を受信するための手段であって、装置によって送信された信号が、第1の制御情報を含み、第1の制御情報が、データ送信のためのTTI内のリソースを示す、受信するための手段と、受信された信号を記憶するための手段と、第2の制御情報を受信するための手段であって、第2の制御情報もまた、データ送信のためのリソースを示す、受信するための手段と、第2の制御情報において示されたリソースに基づいてデータ送信を復号するための手段とを含む。
【0012】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信するための手段あって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信するための手段と、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信および第2のデータ送信を送信するための手段とを含む。
【0013】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を受信するための手段であって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、受信するための手段と、第1のデータ送信および第2のデータ送信を受信するための手段と、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信または第2のデータ送信を復号するための手段とを含む。
【0014】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、少なくとも1つのアンテナと、処理システムとを含み、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、第1の送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信することであって、第1の制御情報が、データ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、示されたリソースを使用してデータを送信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第2の制御情報を送信することであって、第2の制御情報もまたデータ送信のためのリソースを示す、送信することとを行うように構成される。
【0015】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、少なくとも1つのアンテナと、ストレージデバイスと、処理システムとを含み、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、第1の送信時間間隔(TTI)の間に信号を受信することであって、装置によって送信された信号が、第1の制御情報を含み、第1の制御情報が、データ送信のためのTTI内のリソースを示す、受信することと、受信された信号をストレージデバイスに記憶することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第2の制御情報を受信することであって、第2の制御情報もまた、データ送信のためのリソースを示す、受信することと、第2の制御情報において示されたリソースに基づいてデータ送信を復号することとを行うように構成される。
【0016】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、少なくとも1つのアンテナと、処理システムとを含み、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信することであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信および第2のデータ送信を送信することとを行うように構成される。
【0017】
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、少なくとも1つのアンテナと、処理システムとを含み、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を受信することであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、受信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第1のデータ送信および第2のデータ送信を受信することと、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信または第2のデータ送信を復号することとを行うように構成される。
【0018】
本開示のいくつかの態様は、命令を含むコンピュータ可読媒体を提供し、命令は、実行されると装置に、第1の送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信することであって、第1の制御情報が、データ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信することと、示されたリソースを使用してデータを送信することと、第2の制御情報を送信することであって、第2の制御情報もまたデータ送信のためのリソースを示す、送信することを行わせる。
【0019】
本開示のいくつかの態様は、命令を含むコンピュータ可読媒体を提供し、命令は、実行されると装置に、第1の送信時間間隔(TTI)の間に信号を受信することであって、装置によって送信された信号が、第1の制御情報を含み、第1の制御情報が、データ送信のためのTTI内のリソースを示す、受信することと、受信された信号を記憶することと、第2の制御情報を受信することであって、第2の制御情報もまた、データ送信のためのリソースを示す、受信することと、第2の制御情報において示されたリソースに基づいてデータ送信を復号することとを行わせる。
【0020】
本開示のいくつかの態様は、命令を含むコンピュータ可読媒体を提供し、命令は、実行されると装置に、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信することであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信することと、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信および第2のデータ送信を送信することとを行わせる。
【0021】
本開示のいくつかの態様は、命令を含むコンピュータ可読媒体を提供し、命令は、実行されると装置に、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を受信することであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、受信することと、第1のデータ送信および第2のデータ送信を受信することと、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信または第2のデータ送信を復号することとを行わせる。
【0022】
本開示のいくつかの態様は、少なくとも1つのアンテナと、処理システムとを備えるeノードBを提供し、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、第1の送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信することであって、第1の制御情報が、データ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、示されたリソースを使用してデータを送信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第2の制御情報を送信することであって、第2の制御情報もまたデータ送信のためのリソースを示す、送信することとを行うように構成される。
【0023】
本開示のいくつかの態様は、少なくとも1つのアンテナと、ストレージデバイスと、処理システムとを備えたユーザ機器(UE)を提供し、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、第1の送信時間間隔(TTI)の間に信号を受信することであって、装置によって送信された信号が、第1の制御情報を含み、第1の制御情報が、データ送信のためのTTI内のリソースを示す、受信することと、受信された信号をストレージデバイスに記憶することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第2の制御情報を受信することであって、第2の制御情報もまた、データ送信のためのリソースを示す、受信することと、第2の制御情報において示されたリソースに基づいてデータ送信を復号することとを行うように構成される。
【0024】
本開示のいくつかの態様は、少なくとも1つのアンテナと、処理システムとを備えたeノードBを提供し、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信することであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、送信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信および第2のデータ送信を送信することとを行うように構成される。
【0025】
本開示のいくつかの態様は、少なくとも1つのアンテナと、処理システムとを備えたユーザ機器(UE)を提供し、処理システムは、少なくとも1つのアンテナを介して、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を受信することであって、第1の制御情報が第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す、受信することと、少なくとも1つのアンテナを介して、第1のデータ送信および第2のデータ送信を受信することと、第1の制御情報において示されたリソースを使用して、第1のデータ送信または第2のデータ送信を復号することとを行うように構成される。
【0026】
本開示の様々な態様および特徴について、添付の図面に示すそれらの様々な例を参照しながら以下でさらに詳細に説明する。本開示について、様々な例を参照しながら以下で説明するが、本開示はそれらに限定されないことを理解されたい。本明細書の教示を利用できる当業者は、本明細書で説明する本開示の範囲内であるとともに本開示がそれらに関してかなり有用であり得る、追加の実装形態、変更形態、および例、ならびに他の使用分野を認識されよう。
【0027】
本開示のより完全な理解を容易にするために、ここで、同様の要素は同様の数字を用いて参照される添付の図面について言及する。これらの図面は、本開示を制限するものと解釈されるべきではなく、例示的なものにすぎないものとする。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本開示の態様は、データ送信に割り振られたリソースを受信側が決定する代替手段によって、ワイヤレス通信の信頼性およびレイテンシを改善するための技法を提供する。たとえば、本開示のいくつかの態様では、送信側が、同じデータ送信のために割り振られたリソースを示す複数の制御情報リソースブロックを送信する場合がある。
【0030】
添付の図面に関連して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明とするものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表そうとするものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の十分な理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが、当業者に明らかであろう。いくつかの例では、よく知られている構造および構成要素は、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、ブロック図の形で示される。
【0031】
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のネットワークなどの、様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装する場合がある。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMAなどの無線技術を実装する場合がある。UTRAおよびE-UTRAはユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE-アドバンスト(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術のために使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様が、LTEについて以下で説明され、以下の説明の多くではLTE用語が使用される。
【0032】
次に、様々な装置および方法を参照して、電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置および方法については、以下の詳細な説明で説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0033】
例として、要素、要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装されてもよい。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア/ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ファームウェア、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
【0034】
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして、記憶または符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、PCM(相変化メモリ)、フラッシュメモリ、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
【0035】
図1は、本開示の一態様が実践され得る電気通信ネットワークシステム100の一例を概念的に示すブロック図である。たとえば、電気通信ネットワークシステム100は、LTEネットワークであってもよい。電気通信ネットワークシステム100は、いくつかの発展型ノードB(eノードB)110、およびユーザ機器(UE)120、および他のネットワークエンティティを含んでもよい。eノードB110は、UE120と通信する局であってもよく、基地局、アクセスポイントなどとも呼ばれる場合がある。ノードBは、UE120と通信する局の別の例である。eノードBまたはノードBが、本開示の態様による、
図7〜
図8および
図12〜
図13に示す動作を行ってもよい。同様に、UEが、本開示の態様による、
図7〜
図8および
図12〜
図13に示す動作を行ってもよい。
【0036】
各eノードB110が、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、用語が使用される状況に応じて、カバレージエリアにサービスを提供するeノードB110および/またはeノードBサブシステムのカバレージエリアを指すことができる。
【0037】
eノードB110が、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに対して通信カバレージを提供する場合がある。マクロセルが、比較的大きい地理的エリア(たとえば半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUE120による無制限のアクセスを可能にすることができる。ピコセルが、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUE120による無制限のアクセスを可能にすることができる。フェムトセルが、比較的小さい地理的エリア(たとえば家)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連を有するUE120(たとえば、UE120が限定加入者グループ(CSG)に契約している場合がある、家の中のユーザの場合のUE120など)による限定されたアクセスを可能にすることができる。マクロセルのeノードB110は、マクロeノードBと呼ばれることがある。ピコセルのeノードB110は、ピコeノードBと呼ばれることがある。フェムトセルのeノードB110は、フェムトeノードBまたはホームeノードBと呼ばれることがある。
図1に示す例では、eノードB110a、110b、および110cは、それぞれマクロセル102a、102b、および102cに対するマクロeノードBであり得る。eノードB110xは、ピコセル102xに対するピコeノードBであり得る。eノードB110yおよび110zは、それぞれ、フェムトセル102yおよび102zに対するフェムトeノードBであり得る。eノードB110が、1つまたは複数(たとえば3つ)のセルに対して通信カバレージを提供する場合がある。
【0038】
電気通信ネットワークシステム100は、中継器eノードB、中継器などと呼ばれることもある、1つまたは複数の中継局110rおよび120rを含むことができる。中継局110rは、上流局(たとえばeノードB110またはUE120)からデータおよび/または他の情報の送信を受信する局である場合があり、下流局(たとえばUE120またはeノードB110)へデータおよび/または他の情報の受信された送信を送る。中継局120rは、他のUE(図示せず)に対して送信を中継するUEである場合がある。
図1に示す例では、中継局110rは、eノードB110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、eノードB110aおよびUE120rと通信することができる。中継局110rおよび120rが、本開示の態様による、
図7〜
図8および
図12〜
図13に示す動作を行ってもよい。
【0039】
電気通信ネットワークシステム100は、たとえば、マクロeノードB110a〜c、ピコeノードB110x、フェムトeノードB110y〜z、中継局110rなど、異なるタイプのeノードB110を含む異種ネットワークであってもよい。これらの異なるタイプのeノードB110は、電気通信ネットワークシステム100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、および干渉への異なる影響を有してもよい。たとえば、マクロeノードB110a〜cは、高い送信電力レベル(たとえば、20ワット)を有してもよいが、ピコeノードB110x、フェムトeノードB110y〜z、および中継器110rは、より低い送信電力レベル(たとえば、1ワット)を有してもよい。
【0040】
電気通信ネットワークシステム100は、同期的または非同期的な動作をサポートし得る。同期動作については、eノードB110は、同様のフレームタイミングを有することができ、異なるeノードB110からの送信は、ほぼ時間の時間整合され得る。非同期動作については、eノードB110は、異なるフレームタイミングを有する可能性があり、異なるeノードB110からの送信は、時間整合されない可能性がある。本明細書で説明する技法は、同期動作と非同期動作の両方に使用され得る。
【0041】
ネットワークコントローラ130は、eノードB110のセットに結合され、これらのeノードB110に調整および制御を行うことができる。ネットワークコントローラ130は、バックホール(図示せず)を介してeノードB110と通信してもよい。eノードB110は、また、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホール(たとえばX2インターフェース)(図示せず)を介して直接または間接的に、互いに通信してもよい。
【0042】
UE120(たとえば120x、120yなど)は、電気通信ネットワークシステム100の全体にわたって分散され得て、各UE120は静止またはモバイルの場合がある。たとえば、UE120は、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることがある。別の例では、UE120は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、ネットブック、スマートブックなどである場合がある。UE120は、マクロeノードB110a〜c、ピコeノードB110x、フェムトeノードB110y〜z、中継器110rなどと通信することができる場合がある。たとえば、
図1では、両方向に矢印がある実線は、UE120とサービングeノードB110との間の所望の送信を示すことができ、サービングeノードB110は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクにおいてUE120にサービスを提供するように指定されたeノードB110である。両方向に矢印がある破線は、UE120とeノードB110との間の干渉送信を示すことができる。
【0043】
LTEは、ダウンリンクで直交周波数分割多重化(OFDM)およびアップリンクで単一キャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用し得る。OFDMおよびSC-FDMは、一般的にトーン、ビンなどとも呼ばれる、複数(K)の直交するサブキャリアへとシステムの帯域幅を分割し得る。各サブキャリアは、データを用いて変調され得る。一般的に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域で、およびSC-FDMを用いて時間領域で送られ得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定され得て、サブキャリア(K)の総数は、システムの帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15kHzであってよく、最小のリソース割振り(「リソースブロック」と呼ばれる)は12個のサブキャリア(または180kHz)であってよい。結果的に、公称の高速フーリエ変換(FFT)サイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、128、256、512、1024、または2048にそれぞれ等しい場合がある。システム帯域幅は、サブバンドへと分割され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち6個のリソースブロック)をカバーすることができ、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8または16個のサブバンドが存在し得る。
【0044】
図2は、本開示の一態様による、電気通信システムにおけるダウンリンクフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図である。ダウンリンクのための送信タイムラインは、無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、事前に決定された期間(たとえば10ミリ秒(ms))を有することができ、0〜9のインデックスを有する10のサブフレームに区分され得る。各サブフレームは、2個のスロットを含むことができる。各無線フレームは、したがって、0〜19のインデックスを有する20個のスロットを含むことができる。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(
図2に示すように)ノーマルサイクリックプレフィックスの場合は7個のシンボル期間、または拡張サイクリックプレフィックスの場合(図示せず)は6個のシンボル期間を含み得る。各サブフレームの2L個のシンボル期間は、0から2L-1のインデックスを割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロットにおいてN個のサブキャリア(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
【0045】
LTEでは、たとえば、eノードBは、eノードBのカバレージエリアにおいて、各セルに対して1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS)を送ることができる。1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS)は、それぞれ、
図2に示すように、通常のサイクリックプレフィックスを用いて各無線フレームのサブフレーム0および5の各々において、シンボル期間6および5に送られ得る。同期信号は、セル検出および獲得のためにUEによって使用され得る。eノードBは、サブフレーム0のスロット1のシンボル期間0から3において、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)でシステム情報を送ることができる。
【0046】
図2では第1のシンボル期間全体に示されているが、eノードBは、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部のみにおいて物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)で情報を送ることができる。PCFICHは、制御チャネルに使用されるシンボル期間の数(M)を搬送する場合があり、Mは、1、2、または3に等しくてもよく、サブフレームにより異なっていてもよい。Mは、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しい場合もある。
図2に示す例では、M=3である。eノードBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間(
図2ではM=3)に、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)で情報を送ることができる。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ:hybrid automatic retransmission)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEに対するアップリンクおよびダウンリンクでのリソース割振りに関する情報と、アップリンクチャネルに対する電力制御情報とを搬送することができる。
図2の第1のシンボル期間に示されていないが、PDCCHおよびPHICHは、第1のシンボル期間にも含まれていることは理解されよう。同様に、
図2にはそのように示されていないが、PHICHおよびPDCCHは両方とも、第2のシンボル期間および第3のシンボル期間にもある。eノードBは、各サブフレームの残りのシンボル期間に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で情報を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送することができる。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211において説明されている。
【0047】
eノードBは、eノードBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzの周辺でPSS、SSS、およびPBCHを送ることができる。eノードBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間においてシステム帯域幅全体を通じてPCFICHおよびPHICHを送ることができる。eノードBは、システム帯域幅のある部分で、UEのグループにPDCCHを送ることができる。eノードBは、システム帯域幅の特定の部分で、特定のUEにPDSCHを送ることができる。eノードBは、カバレージエリアにおいて、すべてのUEにブロードキャスト手法で、PSS、SSS、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送ることができる。eノードBは、カバレージエリアにおいて特定のUEにユニキャスト手法でPDCCHを送ることができる。eノードBは、また、カバレージエリアにおいて特定のUEにユニキャスト手法でPDSCHを送ることができる。
【0048】
いくつかのリソース要素は、各シンボル期間において利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーすることができ、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間において基準信号に使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)に配列され得る。各REGは、1個のシンボル期間において4個のリソース要素を含み得る。PCFICHは、4個のREGを占有してもよく、4個のREGは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離間され得る。PHICHは、3個のREGを占有してもよく、3個のREGは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって分散され得る。たとえば、PHICHのための3個のREGは、シンボル期間0にすべて属し得るか、またはシンボル期間0、1および2に分散され得る。PDCCHは、9個、18個、32個、または64個のREGを占有してもよく、これらのREGは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る。REGの特定の組合せだけが、PDCCHに対して許可され得る。
【0049】
UEは、PHICHおよびPCFICHに使用される特定のREGを知っている場合がある。UEは、PDCCHのためのREGの異なる組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は通常、PDCCHに対して許可される組合せの数よりも少ない。eノードBは、UEが探索する組合せのいずれにおいても、PDCCHをUEに送ることができる。
【0050】
UEは、複数のeノードBのカバレージエリア内にある場合がある。これらのeノードBの1つは、UEにサービスを提供するために選択され得る。サービングeノードBは、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)などのような、様々な基準に基づいて選択され得る。
【0051】
図3は、本開示の一態様に従って構成された例示的なeノードB310および例示的なUE350を概念的に示すブロック
図300である。たとえば、
図3に示す基地局/eノードB310およびUE350は、
図1の基地局/eノードB110の1つおよびUE120の1つであってもよい。基地局310は、アンテナ334
1〜tを装備することができ、UE350は、アンテナ352
1〜rを装備することができ、tおよびrは1以上の整数である。
【0052】
基地局310において、基地局送信プロセッサ320は、基地局データソース312からデータを受信し、基地局コントローラ/プロセッサ340から制御情報を受信し得る。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCHなどで搬送され得る。データは、PDSCHなどで搬送され得る。基地局送信プロセッサ320は、データシンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得するために、データおよび制御情報を処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)し得る。基地局送信プロセッサ320は、また、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有の基準信号(RS)について、基準シンボルを生成し得る。基地局送信(TX)多重入力多重出力(MIMO)プロセッサ330は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルにおいて空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施し得、基地局変調器/復調器(MOD/DEMOD)332
1〜tに出力シンボルストリームを与え得る。各基地局MOD/DEMOD332は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各基地局の変調器/復調器332は、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し得る。変調器/復調器332
1〜tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ334
1〜tを介して送信され得る。
【0053】
UE350で、UEアンテナ352
1〜rは、基地局310からダウンリンク信号を受信することができ、UE変調器/復調器(MOD/DEMOD)354
1〜rに、受信された信号をそれぞれ提供し得る。各UE MOD/DEMOD354は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各UE変調器/復調器354は、受信されたシンボルを取得するために、(たとえばOFDMなどに対して)入力サンプルをさらに処理し得る。UE MIMO検出器356は、すべてのUE変調器/復調器354
1〜rから、受信されたシンボルを取得し、該当する場合、受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。UE受信プロセッサ358は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE350のための復号されたデータをUEデータシンク360に提供し、復号された制御情報をUEコントローラ/プロセッサ380に提供してもよい。
【0054】
アップリンクにおいて、UE350で、UE送信プロセッサ364は、UEデータソース362からの(たとえばPUSCHに対する)データおよびUEコントローラ/プロセッサ380からの(たとえばPUCCHに対する)制御情報を受信および処理し得る。UE送信プロセッサ364は、また、基準信号に対して基準シンボルを生成し得る。該当する場合、UE送信プロセッサ364からのシンボルは、UE TX MIMOプロセッサ366によってプリコーディングされ、(たとえばSC-FDMなどに対して)UE変調器/復調器354
1〜rによってさらに処理され、基地局310へ送信され得る。基地局310で、UE350からのアップリンク信号は、基地局アンテナ334によって受信され、基地局の変調器/復調器332によって処理され、該当する場合、基地局MIMO検出器336によって検出され、UE350によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得するために、基地局受信プロセッサ338によってさらに処理され得る。基地局受信プロセッサ338は、復号されたデータを基地局データシンク346に、復号された制御情報を基地局コントローラ/プロセッサ340に提供し得る。
【0055】
基地局コントローラ/プロセッサ340およびUEコントローラ/プロセッサ380は、基地局310およびUE350での動作をそれぞれ指示してもよい。基地局310の基地局コントローラ/プロセッサ340ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、たとえば本明細書で説明する技法に対する様々なプロセスの実施を実行または指示してもよい。たとえば、基地局コントローラ/プロセッサ340は、
図7〜
図8および
図12〜
図13に示す動作を実施または指示してもよい。UE350におけるUEコントローラ/プロセッサ380ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールもまた、たとえば、
図7〜
図8および
図12〜
図13に示す動作、ならびに/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスの実行を実施または指示してもよい。基地局メモリ342およびUEメモリ382は、基地局310およびUE350についてデータおよびプログラムコードをそれぞれ記憶し得る。スケジューラ344は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクのデータ送信のためにUE350をスケジュールし得る。
【0056】
一構成では、基地局310は、アップリンク(UL)またはダウンリンク(DL)送信の少なくとも1つについてコンパクトなダウンリンク制御情報(DCI)を生成するための手段であって、特定の標準的なDCI形式と比較した場合、コンパクトなDCIは減らされたビット数を含む手段と、DCIを送信するための手段とを含むことができる。一態様では、前述の手段は、基地局コントローラ/プロセッサ340、基地局メモリ342、基地局送信プロセッサ320、基地局変調器/復調器332、および前述の手段によって詳しく述べられた関数を実行するように構成された基地局アンテナ334の場合がある。別の態様では、前述の手段は、前述の手段によって詳しく述べられた関数を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置の場合がある。一構成では、UE350は、アップリンク(UL)またはダウンリンク(DL)送信の少なくとも1つについてコンパクトなダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための手段であって、DCIは、標準的なDCI形式の減らされたビット数を含む手段と、DCIを処理するための手段とを含むことができる。一態様では、前述の手段は、UEコントローラ/プロセッサ380、UEメモリ382、UE受信プロセッサ358、UE MIMO検出器356、UE変調器/復調器354、および前述の手段によって詳しく述べられた関数を実行するように構成されたUEアンテナ352の場合がある。別の態様では、前述の手段は、前述の手段によって詳しく述べられた関数を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置の場合がある。
【0057】
図4は、本開示の一態様による、様々な例示的なサブフレームリソース要素マッピングを示す。たとえば、
図4は、通常サイクリックプレフィックスを有するダウンリンクの場合の2つの例示的なサブフレームフォーマット410および420を示す。ダウンリンクに利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロットに12個のサブキャリアを含むことができ、いくつかのリソース要素を含むことができる。各リソース要素は、1つのシンボル期間の1つのサブキャリアに対応することができ、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用することができる。
【0058】
サブフレームフォーマット410は、2つのアンテナを装備したeノードB用に使用され得る。共通基準信号(CRS)は、シンボル期間0、4、7および11内にアンテナ0および1から送信され得る。共通基準信号(CRS)は、送信機および受信機によってアプリオリに知られる信号であり、パイロット信号と呼ばれることもある。共通基準信号(CRS)は、たとえば、セル識別情報(ID)に基づいて生成される、セルに固有の基準信号であってもよい。
図4において、ラベルRaを有する所与のリソース要素について、アンテナaからそのリソース要素上で変調シンボルが送信されることがあり、他のアンテナからそのリソース要素上で変調シンボルが送信されないことがある。サブフレームフォーマット420は、4つのアンテナを装備したeノードB用に使用され得る。共通基準信号(CRS)は、シンボル期間0、4、7および11内にアンテナ0および1から送信され、シンボル期間1および8内にアンテナ2および3から送信され得る。サブフレームフォーマット410と420の両方について、CRSは、セルIDに基づいて決定され得る等間隔サブキャリア上で送信することができる。異なるeノードBが、そのCRSを、そのセルIDに応じて、同じまたは異なるサブキャリア上で送信し得る。サブフレームフォーマット410と420の両方について、CRS用に使用されないリソース要素は、データ(たとえば、トラフィックデータ、制御データ、および/または他のデータ)を送信するのに使用することができる。
【0059】
LTEにおけるPSS、SSS、CRSおよびPBCHは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
【0060】
インターレース構造が、通信ネットワーク(たとえば、LTEネットワーク)におけるFDD用のダウンリンクおよびアップリンクの各々のために使用され得る。たとえば、0〜Q-1のインデックスを有するQ個のインターレースを定義することができ、ここで、Qは、4、6、8、10、またはある他の値に等しくてよい。各インターレースは、Q個のサブフレームだけ離間し得るサブフレームを含むことができる。具体的には、インターレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Qなどを含んでよく、ここで、q∈(0,...,Q-1)である。
【0061】
ワイヤレス通信ネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク上でのデータ送信のためにハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートしてもよい。HARQの場合、(たとえば、eノードBの)送信機は、データパケットが(たとえば、UEの)受信機によって正しく復号されるまで、または何らかの他の終了条件が発生するまで、データパケットの1つまたは複数の送信を送ってもよい。同期HARQの場合、データパケットのすべての送信を、単一のインターレースのサブフレームで送ることができる。非同期HARQの場合、データパケットの各送信を、任意のサブフレームで送ることができる。
【0062】
UEは、複数のeノードBの地理的カバレージエリア内に位置する場合がある。eノードBの1つが、UEにサービスするために選択されてもよく、「サービングeノードB」と呼ばれる場合があり、他のeノードBは、「近隣eノードB」と呼ばれる場合がある。サービングeノードBは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失など、様々な基準に基づいて選択され得る。受信信号品質は、信号対雑音干渉比(SINR:signal-to-noise-and-interference ratio)、もしくは基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、または何らかの他のメトリックによって定量化され得る。UEは、UEが1つまたは複数の近隣eノードBからの高い干渉を観測し得る支配的干渉シナリオにおいて動作し得る。
【0063】
UE(たとえば、LTEアドバンスト対応のUE)は、各コンポーネントキャリアに最大20MHzの帯域幅のスペクトルを使用し得る。複数のコンポーネントキャリアは、送信および受信に使用される最大で全体が100MHz(5個のコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーション構成で割り振られ得る。LTEアドバンスト対応のワイヤレス通信システムについては、
図5および
図6にそれぞれ示されている、連続CAおよび非連続CAという2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法が提案されている。
【0064】
図5は、周波数帯域に沿って互いに隣接する複数の利用可能なコンポーネントキャリア510がアグリゲートされる連続CA500を示す。図示のように、コンポーネントキャリア510a、510b、および510cは、周波数帯域に沿って互いに隣接しており、連続CA構成で一緒にアグリゲートされる。3つのコンポーネントキャリアが示されているが、より多いまたはより少ないコンポーネントキャリアが、連続CA構成でアグリゲートされる場合がある。
【0065】
図6は、周波数帯域に沿って分離された複数の利用可能なコンポーネントキャリア610がアグリゲートされる非連続CA600を示す。図示のように、コンポーネントキャリア610a、610b、および610cは、周波数帯域に沿って分離され、非連続CA構成で一緒にアグリゲートされる。3つのコンポーネントキャリアが示されているが、より多いまたはより少ないコンポーネントキャリアが、非連続CA構成でアグリゲートされる場合がある。
【0066】
非連続CAと連続CAの両方が、単一のLTEアドバンストUEにサービスするために複数のコンポーネントキャリアをアグリゲートすることができる。様々な例において、マルチキャリアシステム(キャリアアグリゲーションとも呼ばれる)で動作するUEは、「1次コンポーネントキャリア」(PCC)または「1次キャリア」と呼ばれる場合がある、同じキャリア上で、制御およびフィードバックの機能など複数のキャリアの特定の機能を統合するように構成される。サポートを1次キャリアに依存する残りのキャリアは、「2次コンポーネントキャリア」(SCC)または「関連する2次キャリア」と呼ばれる場合がある。たとえば、複数のコンポーネントキャリアに対して、オプションの専用チャネル(DCH)、スケジューリングされない許可、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、および/または物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって提供される制御機能などの、制御機能は、セルのPCC上で搬送/送信されてもよい。
【0067】
LTEネットワークなどの、いくつかのワイヤレス通信ネットワークでは、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方のフレーム構造がサポートされる。FDDを使用するネットワークでは、周波数の第1のセットでBSが送信し、UEが受信し、周波数の第2のセットでUEが送信し、BSが受信する。FDDフレーム構造は、等しい長さの10個のサブフレームを有する無線フレームであってもよく、すべてのサブフレームが、アップリンクまたはダウンリンクのいずれかに使用されてもよい。TDDを使用するネットワークでは、ある時間にBSが送信し、UEが受信し、他のある時間にUEが送信し、BSが受信し、すべて周波数の同じセットで行われる。したがって、TDDフレーム構造は、等しい長さの10個のサブフレームを有する無線フレームであって、いくつかのサブフレームはアップリンクに使用され、他のサブフレームはダウンリンクに使用され、特殊サブフレームと呼ばれるいくつかのサブフレームはダウンリンクからアップリンクへ切り替えるために使用されてもよい。
【0068】
クロス送信時間間隔(TTI)またはクロスキャリア参照を用いたシグナリングおよび復号
データ送信に割り振られたリソースブロックに対応する割振り情報を提供するために、制御情報が使用される場合がある。したがって、受信デバイスはまず、制御情報を復号することによってデータ送信のロケーションを決定する場合がある。それゆえ、何らかの理由で、受信デバイスが制御情報を復号することができない場合、データ送信が信号送信において利用可能であることがあっても、受信デバイスは、対応するデータ送信を復号することができないことがある。
【0069】
しかしながら、本開示の態様は、受信デバイスが対応する制御情報のインスタンスを復号することができなくても、受信側がデータ送信を復号する技法を提供する。たとえば、本開示のいくつかの態様は、制御情報を通信するために複数のTTIおよびサブキャリアにわたるリソースを利用する。本明細書で提供される技法は、次世代の広帯域ワイヤレスシステム設計とともにますます重要になりつつあるワイヤレス通信の信頼性を高め、レイテンシを減少させることができる。
【0070】
いくつかの態様によれば、送信側が、データ送信とともに制御情報を有して、第1の送信時間間隔(TTI)の間に受信側に信号を送信してもよい。しかしながら、信号送信に対応する肯定応答または否定応答(ACK/NACK)が受信側から受信されない場合、送信側は、第1のTTIに送信されたデータについての制御情報を再送信するために、第2のTTIにおいて利用可能なリソースを使用してもよい。したがって、受信デバイスが、第1のTTIの間に受信された信号を記憶し、第1のTTIでのデータ送信を復号するために第2のTTIから制御情報を使用するように構成されてもよい。いくつかの態様では、制御情報の繰り返しまたは冗長バージョンが、第1のTTIの間に、または複数のキャリアにわたって送信側によって送信されてもよく、これが、データ送信を復号するために受信側によって使用されてもよい。
【0071】
図7は、本開示の態様によるワイヤレス通信のための例示的な動作700を示す。動作700は、たとえば、eノードB310またはユーザ機器350などの送信側によって行われてもよい。
【0072】
動作700は、場合によっては、送信側がクロス参照動作モードを起動することを決定することによって、702において始まってもよい。たとえば、送信側は、チャネル品質情報に基づいて、または別の装置からのクロス参照動作モードを起動する勧告に基づいて、クロス参照を起動することを決定してもよい。クロス参照動作モードが起動されると、送信側は、704において受信側に、クロス参照が起動されたという表示を送信してもよい。この表示に基づいて、受信側は、
図8に関してより詳細に説明する1つまたは複数のアクションをとってもよい。
【0073】
動作700は、送信側が第1の送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信して、706において継続し、第1の制御情報は、データ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す。いくつかの態様では、データ送信は、第1のTTIに含まれてもよく、制御情報は、第1のTTIにおけるデータ送信についてのリソースブロック割振りリソース情報を示してもよい。708において、送信側は、示されたリソースを使用してデータを送信する。
【0074】
710において、送信側は、第2の制御情報を送信し、第2の制御情報もまた、データ送信のためのリソースを示す。いくつかの態様では、第2の制御情報を送信することは、データ送信に対応するACK/NACKが受信されていないという送信側による決定に基づいてもよい。
【0075】
図8は、本開示の態様による例示的な動作800を示す。動作800は、たとえば、eノードB310またはユーザ機器350などの受信側によって行われてもよい。
【0076】
動作800は、場合によっては、クロス参照動作モードが起動されたという表示を受信することによって、802において始まってもよい。動作は、第1の送信時間間隔(TTI)の間に信号を受信することによって、804において継続し、装置によって送信された信号は、第1の制御情報を含み、第1の制御情報は、データ送信のためのTTI内のリソースを示す。たとえば、受信された信号は、
図7に関して説明した送信側によって送信されてもよい。
【0077】
動作800は、受信側が受信された信号を記憶して、806において継続する。いくつかの態様では、受信された信号を記憶することは、クロス参照動作モードが起動されたという送信側からの表示、および/または第1の制御情報を復号することができないという受信側による決定に応じるものであってもよい。動作800は、第2の制御情報を受信することによって、808において継続し、第2の制御情報もまた、データ送信のためのリソースを示す。すなわち、第2の制御情報は、第1の制御情報の繰り返しまたは冗長バージョンであってもよい。810において、受信側は、第2の制御情報において示されたリソースに基づいてデータ送信を復号する。
【0078】
図7および
図8の動作は、同じデータを参照する制御情報の複数のインスタンスを送信する例を示す
図9〜
図11に関して説明することができる。
【0079】
図9は、本開示のいくつかの態様による、複数のTTIにわたる制御情報の再送信(たとえば、クロスTTI参照)を示す。図示のように、送信側が、TTI_0の間に、データ送信906のために割り振られたTTI_0内のリソースを示す制御情報904を含む信号902を送信してもよい。
【0080】
しかしながら、上記で示すように、受信側が、制御情報904を復号し、データ送信906に対応するリソース割振り情報を取得することができない場合がある。その結果、受信側は、データ送信906を復号し、データ送信906についての対応する肯定応答を提供することができない場合がある。この場合、クロスTTI参照モードが(たとえば、送信側によって)起動された場合、送信側は、TTI_1の間に制御情報908の再送信を含むことができる。すなわち、制御情報908の再送信は、TTI_0におけるデータ906の妥当性を示し、またデータ送信906のために割り振られたTTI_0内のリソースも示すことができる。
【0081】
受信側の観点から、クロスTTI参照モードが起動された場合、TTI_1において提供された制御情報908(たとえば、TTI_0における制御情報904の再送信)を使用してデータ送信906を復号することができるように、受信側は、信号902を記憶してもよい。たとえば、受信側は、制御情報908に基づいて後で復号することができるRBリソースの適切なセットをTTI_0用のバッファに記憶してもよい。
【0082】
いくつかの態様では、送信側は、TTI_1に冗長データ送信910(たとえば、TTI_0におけるデータ送信の繰り返しまたは冗長バージョン)を含んでもよく、そのリソース割振りが、制御情報908に示されてもよい。送信側が、制御情報908に示されるTTI_1においてデータの冗長コピーも送信する場合、受信側は、信頼性を高めるために、復号のためにTTI_0とTTI_1との間で受信されたデータ信号906、910を結合してもよい。いくつかの態様では、信号902のデータ送信906が損なわれた可能性があると決定されると、送信側は、冗長データ送信910を含んでもよい。
【0083】
いくつかの態様では、制御情報904は、データの冗長コピー910がTTI_1において送信されるという表示を含んでもよい。この場合、制御情報904は、冗長データ910についてのリソース割振り情報もまた含むことができる。
【0084】
図10は、本開示のいくつかの態様による、データ送信1006のために割り振られたリソースを示す複数の制御情報リソースブロック1002、1004を有する、TTIの間に送信される信号1000を示す。すなわち、制御情報1004は、制御情報1002の冗長コピーであってもよい。
【0085】
したがって、受信側が制御情報1002を復号することができない場合、受信側は制御情報1004(たとえば、制御情報1002の冗長コピー)によりデータ送信1006に割り振られたリソースを決定することができるので、受信側は依然として、データ送信1006を使用することができ得る。
【0086】
いくつかの態様では、制御情報1004は、制御情報1002とは異なるコンポーネントキャリアで送信されてもよい。たとえば、制御情報1002は、データ送信1006とともに、第1のコンポーネントキャリアで送信されてもよく、制御情報1004は、第2のコンポーネントキャリアで送信されてもよい。同じデータ送信1006のために割り振られたリソースを示す複数の制御情報リソースブロックを含むことによって、送信側と受信側との間の通信の信頼性およびレイテンシが改善され得る。
【0087】
図11は、本開示のいくつかの態様による、複数のデータ送信1106、1108のために割り振られたリソースを各々が示す複数の制御情報リソースブロック1102、1104を有する、TTIの間に送信される信号1100を示す。
図11は、理解を容易にするために2つのデータ送信1106、1108を示すが、制御情報リソースブロック1102、1104の各々は、任意の数のデータ送信のために割り振られたリソースを示すことができる。いくつかの態様では、データ送信1108は、データ送信1106の繰り返しまたは冗長バージョンであってもよく、受信側は、データを復号するためにデータ送信1106、1108の複数のインスタンスを結合してもよい。
【0088】
いくつかの実装形態では、制御情報1102、制御情報1104、データ送信1106、およびデータ送信1108は、異なるコンポーネントキャリアで送信されてもよい。たとえば、制御情報1102は、データ送信1106とともに、第1のコンポーネントキャリアで送信されてもよく、制御情報1104は、データ送信1108とともに第2のコンポーネントキャリアで送信されてもよい。
【0089】
いくつかの場合には、制御情報リソースブロックが、
図12〜
図14に関してより詳細に説明するように、複数のデータ送信のために割り振られたリソースを示してもよい。
【0090】
図12は、本開示の態様によるワイヤレス通信のための例示的な動作1200を示す。動作1200は、たとえば、eノードB310またはユーザ機器350などの送信側によって行われてもよい。
【0091】
動作1200は、場合によっては、1202において、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を送信することによって、始まってもよく、第1の制御情報は、第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す。動作1200は、1204において、第1の制御情報において示されたリソースを使用して第1のデータ送信および第2のデータ送信を送信することによって、継続する。
【0092】
図13は、本開示の態様によるワイヤレス通信のための例示的な動作1300を示す。動作1300は、たとえば、eノードB310またはユーザ機器350などの受信側によって行われてもよい。
【0093】
動作1300は、1302において、送信時間間隔(TTI)の間に第1の制御情報を受信することによって始まってもよく、第1の制御情報は、第1のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソース、および第2のデータ送信のために割り振られたTTI内のリソースを示す。動作1300は、1304において第1のデータ送信および第2のデータ送信を受信することによって、および1306において第1の制御情報において示されたリソースを使用して第1のデータ送信または第2のデータ送信を復号することによって継続する。
【0094】
図12および
図13の動作は、(場合によっては同じ)データの複数のインスタンスのためのリソースを示す制御情報を送信する一例を示す
図14に関して説明することができる。
【0095】
図14は、本開示のいくつかの態様による、複数のデータ送信1404、1406のために割り振られたリソースを示す制御情報リソースブロック1402を含む信号1400を示す。いくつかの態様では、送信側が、制御情報1402およびデータ送信1404、1406を含む信号1400を送信してもよい。
【0096】
いくつかの態様では、制御情報1402およびデータ送信1404、1406のうちの少なくとも2つが、同じTTIに送信されてもよい。信号1400は、データ送信1404、1406のうちの少なくとも一方を復号するために制御情報1402(たとえば、リソースの表示)を使用し得る受信側(たとえば、ユーザ機器350)によって受信されてもよい。いくつかの態様では、データ1406は、データ1404の繰り返しであってもよく、受信側が信頼性を高めるために復号のためにデータ送信を結合することを可能にする。
【0097】
いくつかの態様では、データ送信1404および1406は、異なるコンポーネントキャリアで送信されてもよい。たとえば、データ送信1404は、第1のコンポーネントキャリアで送信されてもよく、データ送信1406は、第2のコンポーネントキャリアで送信されてもよい。いくつかの場合には、制御情報1402は、第1または第2のコンポーネントキャリアのいずれかで、それぞれ第1または第2のデータ送信1404、1406とともに送信されてもよい。他の場合では、制御情報1402は、第3のコンポーネントキャリアで送信されてもよい。いくつかの態様では、データ送信1404および1406のうちの少なくとも一方が、制御情報1402とは異なるTTIの間に送信されてもよい。
【0098】
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0099】
本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装される場合があることを、当業者はさらに諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるかそれともソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきでない。
【0100】
本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明する機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを用いて、実装または実行される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装されてもよい。
【0101】
本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアにおいて直接具現化されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて具現化されるか、またはその2つの組合せにおいて具現化される場合がある。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野において知られている任意の他の形態の記憶媒体に存在する場合がある。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ること、および記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体であってもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在し得る。ASICは、ユーザ端末に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別構成要素としてユーザ端末に存在し得る。
【0102】
上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することができる任意の適切な手段によって実行されてもよい。この手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含んでもよい。
【0103】
1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、それらの機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(「DSL」)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
【0104】
本明細書で使用する場合、項目のリストのうちの「少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むこれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または任意の他の順序のa、b、およびc)を包含するものとする。
【0105】
本開示のこれまでの説明は、いかなる当業者も本開示を作製または使用することが可能になるように提供される。本開示の様々な変更が、当業者には容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用される場合がある。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。