特許第6571973号(P6571973)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社フジ医療器の特許一覧

特許6571973椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法
<>
  • 特許6571973-椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法 図000002
  • 特許6571973-椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法 図000003
  • 特許6571973-椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法 図000004
  • 特許6571973-椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法 図000005
  • 特許6571973-椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法 図000006
  • 特許6571973-椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法 図000007
  • 特許6571973-椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6571973
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法
(51)【国際特許分類】
   A61H 15/00 20060101AFI20190826BHJP
   A47C 7/40 20060101ALI20190826BHJP
   A47C 7/62 20060101ALI20190826BHJP
【FI】
   A61H15/00 350E
   A61H15/00 350F
   A47C7/40
   A47C7/62 Z
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-89612(P2015-89612)
(22)【出願日】2015年4月24日
(65)【公開番号】特開2016-202691(P2016-202691A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2017年12月20日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000136491
【氏名又は名称】株式会社フジ医療器
(74)【代理人】
【識別番号】110000844
【氏名又は名称】特許業務法人 クレイア特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉田 敏久
(72)【発明者】
【氏名】安田 裕典
【審査官】 小林 睦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−146487(JP,A)
【文献】 特開2013−244239(JP,A)
【文献】 特開2014−034215(JP,A)
【文献】 実開昭53−139311(JP,U)
【文献】 特開昭48−028059(JP,A)
【文献】 特開昭62−102710(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0167587(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 15/00
A47C 7/40
A47C 7/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
背もたれ部を有する椅子式マッサージ機であって、
前記背もたれ部は内部にフレームを備え、前記フレームは四角形状の枠体からなり、
前記フレームの内部には施療子が移動可能な領域が形成され
前記フレームは、被施療者の背部に対する位置に配設される第1フレームと、前記被施療者の腰部に対する位置に配設される第2フレームと、前記第1フレームから突出して形成される肩ホールド部と、を含み、
前記第1フレームは前記第2フレームよりも柔らかい素材で構成され
前記肩ホールド部は、少なくとも金属部を含む、椅子式マッサージ機。
【請求項2】
前記肩ホールド部は、金属の骨組みの周囲に樹脂をモールドして形成される、請求項1に記載の椅子式マッサージ機。
【請求項3】
前記第1フレームおよび前記第2フレームが接続された、請求項1または2に記載の椅子式マッサージ機。
【請求項4】
前記第1フレームおよび前記第2フレームの少なくとも一方が、モールドウレタンにより形成された、請求項1から3のいずれか1項に記載の椅子式マッサージ機。
【請求項5】
前記第1フレームおよび前記第2フレームの少なくとも一方は、少なくとも一部に多点突起が形成された請求項1から4のいずれか1項に記載の椅子式マッサージ機。
【請求項6】
前記第1フレームおよび前記第2フレームのそれぞれは、素材の硬さが連続的に変化して形成された、請求項1から5のいずれか1項に記載の椅子式マッサージ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、椅子式マッサージ機について研究開発が行われている。特に特許文献1(特開2004−57428号公報)は、背筋を十分に伸ばすことができる椅子式マッサージ装置について開示されている。
【0003】
特許文献1記載のマッサージ機は、座部及び該座部に設けられた背凭れ部を有する椅子本体と、該椅子本体の人体当接面に設けられたエアバッグと、該エアバッグを膨張収縮させる給排気装置とを備えた椅子式マッサージ装置であって、背凭れ部は、長手方向中間部で背凭れ上部と背凭れ下部とに分割され、背凭れ上部は、該背凭れ上部と背凭れ下部との間に設けられた回動保持機構により、背凭れ下部に対して後方方向に回動可能に支持されていると共に、所定の回動角度に保持されるものである。
【0004】
また、特許文献2(特開2015−19891号公報)は、パッド部材の伸縮量を充分確保して、施療子の動作が阻害されることなく良好なマッサージを行うことができるマッサージ機について開示されている。
【0005】
特許文献2記載のマッサージ機は、被施療部をマッサージするマッサージ部と、被施療部とマッサージ部との間に介在して被施療部を支持するパッド部材と、を備え、パッド部材は、身長方向への伸縮を補助する伸縮部を有するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−57428号公報
【特許文献2】特開2015−19891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1記載のマッサージ機は、上プレートと下プレートとの間に設けられた回動保持機構20が回転することにより十分に背筋を伸ばすことができる。
また、特許文献2記載のマッサージ機は、被施療部とマッサージ部との間に、伸縮部を備えたパッド部材を有することにより施療子の動作を阻害することなく、良好なマッサージを行うことができる。
【0008】
しかしながら、近年、被施療者は、マッサージの体感をさらに向上させることを所望している。特にメンテナンスの必要性が低く、経時的に体感を得ることができる椅子式マッサージ機が望まれている。
【0009】
本発明の主な目的は、マッサージの体感を向上させることができる椅子式マッサージ機および椅子式マッサージ機の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)
一局面に従う椅子式マッサージ機は、背もたれ部を有する椅子式マッサージであって、背もたれ部のフレームは、部位によって素材の硬さが異なるものである。
【0011】
この場合、椅子式マッサージ機の背もたれ部の部位によってフレームの硬さが異なる。したがって、施療者の腰部および背部に対応するフレームの硬さを変化させることができ、体感を向上させることができる。
【0012】
例えば、腰部をしっかりとサポートすることができ、背部のクッション性を高めることができる。また、被施療者の背骨部近傍側は、サポートをしっかりとさせることができ、被施療者の背骨部遠方側は、クッション性を高めることができる。その結果、被施療者の体感を高めることができる。また、フレームの硬さを変化させることにより長期利用における硬さの経時変化を抑制することができる。
【0013】
(2)
第2の発明にかかる椅子式マッサージ機は、一局面に従う椅子式マッサージ機において、背もたれ部は、少なくとも第1フレームと、第1フレームと硬さの異なる第2フレームと、を含んでもよい。
【0014】
この場合、第1フレームと第1フレームと硬さの異なる第2フレームとを含むことにより容易に部位によって素材の硬さを変化することができる。
なお、第1フレーム、第2フレーム、第3フレーム、第nフレーム(n:自然数)からなってもよく、そのうちの一部と他部との素材の硬さが異なればよい。
【0015】
(3)
第3の発明にかかる椅子式マッサージ機は、第2の発明にかかる椅子式マッサージにおいて、被施療者の腰部に対する位置に第2フレームが配設され、被施療者の背部に対する位置に第1フレームが配設され、第1フレームおよび第2フレームが接続されてもよい。
【0016】
この場合、第1フレームおよび第2フレームが接続され、第2フレームにより被施療者の腰部がホールドされ、第1フレームにより被施療者の背部が保持される。
【0017】
(4)
第4の発明にかかる椅子式マッサージ機は、第2または第3の発明にかかる椅子式マッサージ機において、第1フレームおよび第2フレームの少なくとも一方が、モールドウレタンにより形成されてもよい。
【0018】
この場合、第1フレームおよび第2フレームの少なくとも一方がモールドウレタンにより形成されてもよいので、第1フレームおよび第2フレームのいずれもモールドウレタンにより形成されてもよく、第1フレームのみモールドウレタンにより形成され、第2フレームは、樹脂により形成されてもよい。
その結果、素材の硬さを容易に変化させることができる。
【0019】
(5)
第5の発明にかかる椅子式マッサージ機は、第2から第4の発明にかかる椅子式マッサージ機において、第2フレームは、第1フレームよりも素材の硬さ値が高くてもよい。
【0020】
この場合、第2フレームは、第1フレームより素材の硬さ値が高いので、第2フレームは、堅固な部材からなり、第1フレームは柔軟な部材から形成させることができる。その結果、被施療者の体感を向上させることができる。
【0021】
(6)
第6の発明にかかる椅子式マッサージ機は、第4または第5の発明にかかる椅子式マッサージ機において、第1フレームおよび第2フレームの少なくとも一方は、少なくとも一部に多点突起が形成されてもよい。
【0022】
この場合、第1フレームおよび第2フレームの少なくとも一方に、多点突起が形成される。また、第1フレームおよび第2フレームの少なくとも一部に多点突起が形成されるので、被施療者の体重を多点突起で支持することができる。
【0023】
(7)
第7の発明にかかる椅子式マッサージ機は、一局面に従うマッサージ機において、背もたれ部のフレームは、フレーム素材の硬さが連続的に変化して形成されてもよい。
【0024】
この場合、フレーム素材の硬さが徐々に変化されるので、被施療者の腰部および背部に対応するフレームの硬さを徐々に変化させることができる。例えば、腰部はサポートをしっかりとさせることができ、背部はクッション性を高めることができ、背部と腰部との間を柔軟に保持することができる。また、被施療者の背骨部近傍側は、サポートをしっかりとさせることができ、被施療者の背骨部遠方側は、クッション性を高めることができ、背骨部近傍側と背骨部遠方側との間を柔軟に保持することができる。
その結果、被施療者の体感を高めることができる。また、フレームの硬さを連続的に変化させることにより長期利用における硬さの経時変化を抑制することができる。
【0025】
(8)
第8の発明にかかる椅子式マッサージ機は、一局面から第7の発明にかかる椅子式マッサージ機において、被施療者の肩をホールドするために背もたれ部から突出して形成された肩ホールド部をさらに含み、肩ホールド部は、少なくとも金属部を含んでもよい。
【0026】
この場合、肩ホールド部は少なくとも金属部を含むため、被施療者の肩をしっかりと保持させることができる。
【0027】
(9)
他の局面に従う椅子式マッサージ機の製造方法は、背もたれ部を有する椅子式マッサージ機の製造方法であって、背もたれ部の第1フレームと第1フレームと硬さの異なる第2フレームとを接続する接続工程を含むものである。
【0028】
この場合、第1フレームと硬さの異なる第2フレームとを接続するので、容易に、被施療者の腰部および背部に対応するフレームの硬さを変化させることができる。
【0029】
(10)
さらに他の発明に従う椅子式マッサージ機の製造方法は、背もたれ部を有する椅子式マッサージ機の製造方法であって、背もたれ部の部位の硬さを変化させて一体形成する一体形成工程を含んでもよい。
【0030】
この場合、背もたれ部の部位の硬さを変化させて一体形成するので、容易に、被施療者の腰部および背部に対応するフレームの硬さを徐々に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】椅子式マッサージ機およびフレームの一例を示す模式図である。
図2】フレームの一例を示す模式図である。
図3】フレームの一例を示す模式図である。
図4】フレームの一例を示す模式図である。
図5】フレームの一例を示す模式図である。
図6】フレームの一例を示す模式図である。
図7】フレームの一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0033】
[第1の実施の形態]
図1は、椅子式マッサージ機100およびフレーム310の一例を示す模式図である。
【0034】
図1に示すように、椅子式マッサージ機100は、座部200、背凭れ部300、基台部400、腕施療部500、操作部700、スタンド800、および脚載部900を有する。
また、図1の拡大図は、背凭れ部300の内部構造を示す模式図である。
【0035】
また、説明のために、図1に示すように、椅子式マッサージ機100においては、座部200に背凭れ部300が形成された側を後側(BACK)と仮定し、後側(BACK)と逆側を前側(FRONT)と仮定し、それぞれ、左側(LEFT)および右側(RIGHT)を仮定する。
【0036】
椅子式マッサージ機100の座部200の後側には、背凭れ部300が設けられ、座部200の前側には、脚載部900が設けられる。座部200の左右両側には、それぞれ一対の基台部400が設けられる。また、基台部400の上にそれぞれ腕施療部500が設けられる。
腕施療部500の少なくとも一方側の、基台部400および腕施療部500の間からスタンド800が設けられ、スタンド800に操作部700が保持される。
【0037】
椅子式マッサージ機100の座部200は、座部200のフレームに対してクッション性のある外装カバーが取り付けられている。背凭れ部300の中央部には、施療子(図示省略)が移動するための空間が形成されている。また、背凭れ部300に対してもクッション性のある外装カバーおよび枕が取り付けられている。
腕施療部500の内部には、施療ユニットが内蔵されている。また脚載部900の内部にも、施療ユニットが内蔵されている。なお、施療ユニットは、例えば、空気圧により施療を行う装置である。
【0038】
被施療者は、座部200に着座し、背中を背凭れ部300に載せ、前腕を腕施療部500に挿入する。さらに、被施療者は、脚載部900に両脚を挿入し、操作部700を操作することにより、マッサージを受けることができる。
【0039】
[フレーム310]
次いで、図2は、フレーム310の一例を示す模式図である。上述したように、図1の拡大図にも示したように、背凭れ部300の内部には、フレーム310が内蔵されている。図2に示すように、本実施の形態において、フレーム310は第1フレーム311、および第2フレーム312を含む。
【0040】
フレーム310は、四角形状の枠体からなる。フレーム310の内部には、施療子(図示省略)が移動可能な領域が形成されている。
また、フレーム310の第1フレーム311は、コ字形状からなり、第2フレーム312も、コ字形状からなる。第1フレーム311および第2フレーム312のコ字状の端部をそれぞれ互いに接続することで、四角形状の枠体からなるフレーム310が形成される。
【0041】
フレーム310は、被施療者の背中をサポート可能な形状からなり、左右側が盛り上がった形状からなる。また、フレーム310の第1フレーム311は、被施療者の背中上部をサポートする部分であり、第2フレーム312は、被施療者の背中下部、特に腰部をサポートする部分である。
【0042】
本実施の形態において、例えば、第1フレーム311と第2フレーム312とのそれぞれの端部は、溶着で固定されている。また、第1フレーム311は、ウレタンモールドからなり、第2フレーム312は、樹脂または金属からなる。
【0043】
なお、上記の実施の形態においては、第1フレーム311と第2フレーム312とを溶着することとしたが、これに限定されず、第1フレーム311と第2フレーム312とをねじ止め、または嵌合、のうちいずれか1つを用いてもよく、複数を用いてもよい。
【0044】
また、上記の実施の形態においては、第1フレーム311をウレタンモールド、第2フレーム312を樹脂または金属からなることとしているが、これに限定されず、第1フレーム311および第2フレーム312の両方をウレタンモールドからなることとしてもよく、互いに硬さが異なるものであればよい。
特に第1フレーム311の硬さが、第2フレーム312の硬さよりもやわらかいことが好ましい。この場合、第1フレーム311および第2フレーム312が同材質からなるので、第1フレーム311および第2フレーム312との接続が容易となる。
【0045】
更に、第2フレーム312の硬さが第1フレーム311よりも硬い素材からなるので、被施療者の腰部をしっかりと支持(ホールド)することができる。また、第1フレーム311が第2フレーム312よりもやわらかい素材からなるので、被施療者の背中上部(肩部等)を柔らかく支持することができる。
また、フレーム310の硬さを変化させているため、経時変化による硬さの変化を防止することができる。
【0046】
[フレーム310a]
次に、図3は、フレーム310aの一例を示す模式図である。フレーム310aにおいては、フレーム310と異なる点について主に説明を行う。説明を行わない部分は、フレーム310と同じである。
【0047】
図3に示すように、フレーム310aは、第1フレーム311、 第2フレーム312および第3フレーム313を含む。フレーム310aは、第1フレーム311および第2フレーム312の間に、第3フレーム313を設けたものである。
フレーム310aもフレーム310と同様に四角形状の枠体からなる。したがって、フレーム310と同様に、第1フレーム311および第2フレーム312は、互いにコ字形状からなる。そして、第3フレーム313は、一対の直線状の枠体からなる。
第1フレーム311および第2フレーム312の間にそれぞれ第3フレーム313が設けられる。
【0048】
上記においては、第1フレーム311の硬さが、第3フレーム313と同等または第3フレーム313よりもやわらかく、第3フレーム313の硬さが第2フレーム312よりもやわらかい。
その結果、被施療者の腰部を第2フレーム312により確実に支持することができ、第3フレーム313および第1フレーム311により被施療者の背中上部(肩部等)を柔らかく保持することができる。
【0049】
[フレーム310b]
次いで、図4は、フレーム310bの一例を示す模式図である。フレーム310bにおいては、フレーム310と異なる点について主に説明を行う。説明を行わない部分は、フレーム310と同じである。
【0050】
図4に示すように、フレーム310bは、第1フレーム311bおよび一対の第2フレーム312bを含む。
第1フレーム311bは、四角形状の枠体からなる。第1フレーム311bの四角形状の枠体の内側の左右両側に一対の第2フレーム312bが取り付けられる。
なお、一対の第2フレーム312bは、金属または樹脂からなり、第1フレーム311bは、ウレタンモールドからなる。
【0051】
第1フレーム311bと一対の第2フレーム312bとは、溶着、ねじ止め、または嵌合、のうちいずれか1つを用いてもよく、複数を併合して用いてもよい。
【0052】
この場合、一対の第2フレーム312bにより被施療者の背骨を確実に支持することができ、第1フレーム311bにより被施療者の背骨以外の部分をやさしく支持することができる。
【0053】
[フレーム310c]
次いで、図5は、フレーム310cの一例を示す模式図である。フレーム310cにおいては、フレーム310と異なる点について主に説明を行う。説明を行わない部分は、フレーム310と同じである。
【0054】
図5に示すように、フレーム310cは、同一系統の素材からなり、部位a,b,c,d,eにおいて素材の硬さが徐々に変化するように形成されている。例えば、部位a,〜,部位eは、ウレタンモールドで形成され、硬さが連続的に硬くなるように形成されている。
【0055】
なお、フレーム310cは、硬さが連続的に変化することとしているが、これに限定されず、部位a,〜,部位eにおいて、硬さが階段状に変化することとしてもよい。
【0056】
その結果、被施療者の腰部を部位eにより確実に支持することができ、連続的に部位dから部位c、部位b、部位aの順に徐々に、被施療者の背中上部(肩部等)を柔らかく保持することができる。
【0057】
[フレーム310d]
次いで、図6は、フレーム310dの一例を示す模式図である。フレーム310dにおいては、フレーム310と異なる点について主に説明を行う。説明を行わない部分は、フレーム310と同じである。
【0058】
図6に示すように、フレーム310dは、第1フレーム311dおよび第2フレーム312からなる。
また、第1フレーム311dは、図2の第1フレーム311と異なり、複数の凸部位320dが形成されている。図6の複数の凸部位320dは、ウレタンモールドにより形成されている。
したがって、第1フレーム311dがウレタンモールドにより形成されている場合、複数の凸部位320dも同様に一体に形成することができる。
【0059】
なお、凸部位320dは、第1フレーム311dの一部に形成されていることとしているが、これに限定されず、第1フレーム311dの全てに形成してもよく、第2フレーム312がウレタンモールドで形成されている場合、第2フレーム312の全面に形成してもよい。
【0060】
なお、凸部位320dの硬さは第1フレーム311dと同じ、またはやわらかく形成され、第1フレーム311dの硬さは、第2フレーム312よりもやわらかく形成される。
【0061】
[フレーム310e]
続いて、図7は、フレーム310eの一例を示す模式図である。フレーム310eにおいては、フレーム310と異なる点について主に説明を行う。説明を行わない部分は、フレーム310と同じである。
【0062】
図7に示すように、フレーム310eは、第1フレーム311、第2フレーム312および一対の肩部フレーム340を含む。
一対の肩部フレーム340は、金属の骨組みに対して周囲に樹脂をモールドして形成される。また、一対の肩部フレーム340は、第1フレーム311の左右両部にそれぞれ取り付けられる。
【0063】
以上のように、椅子式マッサージ機100の背もたれ部300の部位によってフレームの硬さが異なる。特に第1フレーム311、第2フレーム312の硬さが異なる。
第1フレーム311,311b,311dは、第2フレーム312,312bよりも硬さが柔らかいので、容易に硬さを変化することができる。
【0064】
したがって、被施療者の腰部をしっかりと支持しつつ、背中上部(肩部)を柔らかく支持することができる。
また、被施療者の背骨部をしっかりと支持しつつ、背骨周囲を柔らかく支持することができる。その結果、被施療者の体感を向上させることができる。
【0065】
本発明は、背凭れ部300は、「背もたれ部」に相当し、椅子式マッサージ機100は、「椅子式マッサージ機」に相当し、第1フレーム311、311b、311dが「第1フレーム」に相当し、第2フレーム312、312bが「第2フレーム」に相当し、複数の凸部位320dが「多点突起」に相当し、一対の肩部フレーム340が「肩ホールド部」に相当する。
【0066】
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
【符号の説明】
【0067】
100:椅子式マッサージ機
200:座部
300:背凭れ部
310:フレーム
500:腕施療部
700:操作部
800:スタンド
900:脚載部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7