(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
組成物
本明細書で論じるとおり、本発明の一態様において、(i)粉末であり、水と接触しても発泡しない、少なくとも着色料及び固形担体材料を含む非発泡性内部材料;(ii)水と接触すると発泡する能力を有し、非発泡性内部材料を内包する発泡性外部材料を含む固形化粧製品が提供される。
【0014】
本発明の製品は、外部の手段、例えば包装などによって支持されない場合にもその物理的な形状を実質的に維持することができる組成物である。したがって、これらは、室温で、固形、固形様、固形の形態又は固形様の形態であると考えられる。
【0015】
固形様とは、一部の材料は、日常的に固形であると見なされるが、例えばガラスなどの非晶質材料などは極めて長期間かけて形状が変わり得ることが理解される。しかし、これらの材料は、これらが果たす目的のために固形であるので、固形様であると見なされる。
【0016】
上述のとおり、本発明の組成物の固形の形態により、組成物の形状を保持するための外部の包装は必要ではない。
【0017】
本明細書で論じるとおり、発泡性の外層は、非発泡性内部材料を内包する。
【0018】
非発泡性材料
非発泡性材料は、少なくとも着色料及び固形担体材料を含む。「非発泡性材料」とは、水と接触しても発泡しない材料を意味することが、当業者によって理解されるであろう。本明細書で論じるとおり、固形担体材料は粉末であり、非発泡性材料は粉末である。当業者には理解されるように、粉末は、固着しない粒子からなる固形材料である。したがって、非発泡性材料は、連続固形塊を形成するための圧縮又はその他の手段によって固着している粉末から形成される又はこの粉末を含む材料を包含しない。
【0019】
一態様において、粉末は、自由流動性粉末である。自由流動性粉末の性質及び特性は、当業者に知られている。自由流動性粉末は、重力の作用下で、粉末として流動することができる粉末である。
【0020】
本明細書で論じるとおり、非発泡性粉末材料の望ましい分散をもたらすために、粉末は、使用する際に水と相互作用することができるはずである。したがって、粉末粒子間の接着がわずかである又は全くないことが望ましい。接着は望ましくないので、一態様において、非発泡性材料は、結合剤を実質的に含まない。「実質的に含まない」とは、非発泡性材料に対して0.5wt%未満の量、例えば非発泡性材料に対して0.2wt%未満の量、例えば非発泡性材料に対して0.1wt%未満の量、例えば非発泡性材料に対して0.05wt%未満の量、例えば非発泡性材料に対して0.01wt%未満の量、例えば非発泡性材料に対して0.005wt%未満の量、例えば非発泡性材料に対して0.001wt%未満の量であることを意味する。
【0021】
さらに、非発泡性粉末材料の望ましい分散をもたらすために、特定すれば、粉末粒子間の接着を低減する又は防ぐために、非発泡性材料は、固結防止剤をさらに含むことができる。一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.01〜10wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して0.01〜8wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して0.01〜6wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して0.01〜4wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して0.1〜4wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して1〜4wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して1〜3wt%の量で、固結防止剤を含む。
【0022】
粉末の密度は、非発泡性粉末材料の必要な特性をもたらすように選択することができる。粉末の密度がバルク密度として測定されることは、当業者には理解されるであろう。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、3g/cm
3未満である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、2.6g/cm
3未満である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、2.5g/cm
3未満である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、2g/cm
3未満である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、1.5g/cm
3未満である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、1.3g/cm
3未満である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、0.7g/cm
3未満である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度が0.6g/cm
3未満である、前記請求項。
【0023】
一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、3〜0.4g/cm
3である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、2.6〜0.4g/cm
3である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、2.5〜0.4g/cm
3である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、2〜0.4g/cm
3である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、1.5〜0.4g/cm
3である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、1.3〜0.4g/cm
3である。一態様において、非発泡性材料のバルク密度は、0.7〜0.4g/cm
3である。一態様において、非発泡性材料の密度が0.6〜0.4g/cm
3である、前記請求項。
【0024】
発泡性外部材料は、典型的に、粉末の接着によって形成されて、固形(非粉末)材料になる。例えば、発泡性材料は、粉末形態で提供され、次いで一緒に圧縮されて固形を形成する、少なくとも重炭酸ナトリウム及びクエン酸を含むことができる。したがって、発泡性材料は、非発泡性材料の密度よりも高い密度を有することが望ましい。一態様において、バルク密度として測定される非発泡性材料の密度は、発泡性外部材料の密度の90%以下である。一態様において、バルク密度として測定される非発泡性材料の密度は、発泡性外部材料の密度の80%以下である。一態様において、バルク密度として測定される非発泡性材料の密度は、発泡性外部材料の密度の70%以下である。
【0025】
一態様において、バルク密度として測定される非発泡性材料の密度は、発泡性外部材料の密度の90%〜60%である。一態様において、バルク密度として測定される非発泡性材料の密度は、発泡性外部材料の密度の80%〜60%である。一態様において、バルク密度として測定される非発泡性材料の密度は、発泡性外部材料の密度の70%〜60%である。
【0026】
固形担体材料は、水溶性又は不水溶性とすることができる。固形担体材料は、水溶性の粉末又は不水溶性の粉末とすることができる。好ましくは、固形担体材料は、水溶性の粉末である。水溶性とは、100gの水に30℃で少なくとも10gの溶解性を意味する。
【0027】
適した固形担体材料は、塩、砂糖、ソルビトール、酒石英、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、クレイ及びこれらの混合物から選択される粉末である。好ましいクレイは、カオリン、フラー土及びベントナイトクレイである。一態様において、固形担体材料は、塩、砂糖、ソルビトール、酒石英及びこれらの混合物から選択される。
【0028】
好ましくは、塩は、海塩である。好ましくは、砂糖は、キャスター糖である。実際、これらは好ましい固形担体材料である。一態様において、固形担体材料は、塩、砂糖及びこれらの混合物から選択される。一態様において、固形担体材料は、海塩、キャスター糖及びこれらの混合物から選択される。一態様において、固形担体材料は、海塩である。一態様において、固形担体材料は、キャスター糖である。
【0029】
塩は、入浴製品にさらなる機能性をもたらす目的も果たすので、好都合である。塩は、水の浸透圧の平衡を変化させることが知られている。このことが、浸透性によって、皮膚細胞に吸収される水を少なくすると言われている。リン酸塩などのいくつかのバスソルトは、洗浄作用を有し、硬化した皮膚を軟化させ、剥離を助ける。いくつかのバスソルトは、硬水軟化剤として作用し、石鹸の洗い流され方を変える。高濃度の塩は、水の密度を増加させ、浮揚性を増加させる。このことによって、浴槽中で体が軽くなったように感じる。塩分濃度が非常に高い水は、多くのアイソレーションタンクセラピー、並びに関節炎の治療で使用される。
【0030】
非発泡性材料は、界面活性剤材料を本質的に含まないことが好ましい。これらの界面活性剤材料によって、製品の水との接触時に現れる色が損なわれる可能性がある。
【0031】
好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.1wt%未満の量でラウリル硫酸ナトリウムを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.01wt%未満の量でラウリル硫酸ナトリウムを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.001wt%未満の量でラウリル硫酸ナトリウムを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、ラウリル硫酸ナトリウムを実質的に含まない。好ましい一態様において、非発泡性材料は、ラウリル硫酸ナトリウムを含まない。
【0032】
好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して、0.1wt%未満の量でラウレス硫酸ナトリウムを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して、0.01wt%未満の量でラウレス硫酸ナトリウムを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して、0.001wt%未満の量でラウレス硫酸ナトリウムを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、ラウレス硫酸ナトリウムを実質的に含まない。好ましい一態様において、非発泡性材料は、ラウレス硫酸ナトリウムを含まない。
【0033】
好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して合わせて0.1wt%未満の量で、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して合わせて0.01wt%未満の量で、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して合わせて0.001wt%未満の量で、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを実質的に含まない。好ましい一態様において、非発泡性材料は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含まない。
【0034】
好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.1wt%未満の量で界面活性剤を含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.01wt%未満の量で界面活性剤を含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.001wt%未満の量で界面活性剤を含有する。好ましい一態様において、非発泡性材料は、界面活性剤を実質的に含まない。好ましい一態様において、非発泡性材料は、界面活性剤を含まない。
【0035】
非発泡性材料は、植物材料をさらに含むことが好ましい。例えば、植物材料は、ハーブ、穀類、果実、花及びこれらの混合物から選択することができる。好ましい一態様において、非発泡性材料は、花、特定すれば花弁をさらに含む。
【0036】
非発泡性材料は、着色料をさらに含むことが好ましい。好ましくは、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して0.1〜10wt%の量で着色料を含む。好ましくは、非発泡性材料は、固形化粧製品に対して0.001〜3wt%の量で着色料を含む。
【0037】
非発泡性材料は、本発明の目的を達成するのに必要な量で固形担体材料を含む。好ましくは、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して50〜95wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して60〜95wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して65〜95wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して70〜95wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して75〜95wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して80〜95wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して85〜95wt%の量で、固形担体材料を含む。
【0038】
好ましい一態様において、非発泡性材料は、固形化粧製品に対して2〜20wt%の量で固形担体材料を含む。好ましくは、非発泡性材料は、固形化粧製品に対して5〜20wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して10〜20wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して10〜15wt%の量で、固形担体材料を含む。
【0039】
好ましい一態様において、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して5〜30wt%の量で植物材料を含む。好ましくは、非発泡性材料は、非発泡性材料に対して10〜30wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して10〜25wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して15〜25wt%の量で、例えば非発泡性材料に対して15〜20wt%の量で、植物材料を含む。
【0040】
好ましい一態様において、非発泡性材料は、固形化粧製品に対して0.01〜15wt%の量で植物材料を含む。好ましくは、非発泡性材料は、固形化粧製品に対して0.01〜10wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して0.01〜8wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して0.01〜6wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して0.01〜4wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して0.1〜4wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して1〜4wt%の量で、例えば固形化粧製品に対して1〜3wt%の量で、植物材料を含む。
【0041】
発泡性材料
発泡性材料は、水と接触して発泡する適切な材料から選択することができる。一態様において、発泡性材料は、少なくとも重炭酸ナトリウム及びクエン酸を含む。これらの材料は、発泡性を達成するのに適した任意の量で存在する。当業者は、これらの材料を組み合わせて、所望の発泡速度をもたらすことができる。重炭酸ナトリウムの代替品の1つは、セスキ炭酸ナトリウムである。クエン酸の代替品の1つは、酒石酸である。
【0042】
好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して40〜80wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して40〜75wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して45〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して50〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して55〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して60〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対しておよそ65wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。
【0043】
好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して35〜75wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して40〜75wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して45〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して50〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して55〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して60〜70wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対しておよそ65wt%の量で重炭酸ナトリウムを含む。
【0044】
好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して20〜50wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して25〜45wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して25〜40wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して25〜35wt%の量でクエン酸を含む。
【0045】
好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して10〜50wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して10〜45wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して20〜45wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して30〜50wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して30〜45wt%の量でクエン酸を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、固形化粧製品に対して30〜40wt%の量でクエン酸を含む。
【0046】
好ましい一態様において、発泡性外部材料は、着色料をさらに含む。例えば、発泡性外部材料は、固形化粧製品に対して0.001〜3wt%の量で着色料を含むことができる。
【0047】
一態様において、発泡性外部材料は、界面活性剤をさらに含む。界面活性剤は、いかなる適した界面活性剤であってもよい。例えば、界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン、ラウリルベタイン及びこれらの混合物から選択することができる。界面活性剤は、存在する場合、任意の適した量で存在することができる。一態様において、発泡性外部材料は、固形化粧製品に対して0.2〜10%の量で界面活性剤を含有する。
【0048】
一態様において、発泡性外部材料は、界面活性剤材料を本質的に含まない。
【0049】
一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.1wt%未満の量でラウリル硫酸ナトリウムを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.01wt%未満の量でラウリル硫酸ナトリウムを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.001wt%未満の量でラウリル硫酸ナトリウムを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、ラウリル硫酸ナトリウムを実質的に含まない。一態様において、発泡性外部材料は、ラウリル硫酸ナトリウムを含まない。
【0050】
一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.1wt%未満の量でラウレス硫酸ナトリウムを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.01wt%未満の量でラウレス硫酸ナトリウムを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.001wt%未満の量でラウレス硫酸ナトリウムを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、ラウレス硫酸ナトリウムを実質的に含まない。一態様において、発泡性外部材料は、ラウレス硫酸ナトリウムを含まない。
【0051】
一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して合わせて0.1wt%未満の量で、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して合わせて0.01wt%未満の量で、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して合わせて0.001wt%未満の量で、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含有する。一態様において、発泡性外部材料は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを実質的に含まない。一態様において、発泡性外部材料は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン及びラウリルベタインを含まない。
【0052】
一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.1wt%未満の量で界面活性剤を含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.01wt%未満の量で界面活性剤を含有する。一態様において、発泡性外部材料は、発泡性外部材料に対して0.001wt%未満の量で界面活性剤を含有する。一態様において、発泡性外部材料は、界面活性剤を実質的に含まない。一態様において、発泡性外部材料は、界面活性剤を含まない。
【0053】
好ましい一態様において、発泡性材料は、香料をさらに含む。好ましくは、香料は、発泡性材料に対して0.5〜4wt%の量で存在する。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して1〜4wt%の量で香料を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して2〜4wt%の量で香料を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対して2.5〜3.5wt%の量で香料を含む。好ましい一態様において、発泡性材料は、発泡性材料に対しておよそ3wt%の量で香料を含む。
【0054】
発泡性材料の成分の密度及びこれらの成分の組合せは、発泡性材料の必要な特性をもたらすように選択することができる。一態様において、発泡性材料の密度は、3g/cm
3未満である。一態様において、発泡性材料の密度は、2.6g/cm
3未満である。一態様において、発泡性材料の密度は、2.5g/cm
3未満である。一態様において、発泡性材料の密度は、2g/cm
3未満である。一態様において、発泡性材料の密度は、3〜1.5g/cm
3である。一態様において、発泡性材料の密度は、2.6〜1.5g/cm
3である。一態様において、発泡性材料の密度は、2.5〜1.5g/cm
3である。一態様において、発泡性材料の密度は、2〜1.5g/cm
3である。
【0055】
製品
発泡性材料及び非発泡性材料を組み合わせて、本発明による製品を調製することができる。製品は、もちろん、発泡性材料及び非発泡性材料以外の成分を含有してもよい。しかし、一態様において、製品は、発泡性材料及び非発泡性材からなる。
【0056】
発泡性材料及び非発泡性材料は、所望の製品をもたらすための任意の適した比で組み合わせることができる。発泡性材料と非発泡性材料の好ましい比(重量に対して)は、9:1〜1:9、9:1〜1:4、9:1〜1:2、9:1〜1:1、9:1〜2:1、9:1〜4:1、9:1〜6:1、及び9:1〜6:1である。
【0057】
当業者は、発泡性及び非発泡性の材料に対するこれらの比及び材料の量に基づいて、製品を容易に調製することができる。
【0058】
製品の成分は、最終製品の密度が3g/cm
3未満、例えば2.5g/cm
3未満、及び2g/cm
3未満になるように選択することができる。
【0059】
発泡性材料及び非発泡性材料のそれぞれは、互いに独立に着色料を含有してもよい。両方の材料が着色料を含有する場合、外部材料中の着色剤が使用時に水に分散するように着色剤を選択することができる。水が内部材料に浸透すると、非着色剤(non-colour)が分散され得る。この非発泡性の着色剤が、発泡性の着色剤と異なる場合、この非発泡性の着色剤は、発泡性の着色剤と組み合わされて、水に色の変化をもたらすことになる。
【0060】
方法
本明細書で論じるとおり、本発明は、
(i)粉末であり、水と接触しても発泡しない、少なくとも着色料及び固形担体材料を含む非発泡性内部材料を調製するステップ;
(ii)水と接触すると発泡する能力を有する発泡性外部材料で非発泡性内部材料を内包するステップであって、発泡性外部材料が非発泡性内部材料を内包するステップ
を含む、本明細書に記載の製品を製造するための方法を提供する。
【0061】
本方法の一態様において、方法は、
i)非発泡性材料を調製するステップ;
ii)非発泡性材料を発泡性材料で内包するステップ
を含む。
【0062】
以下でより詳細に論じるとおり、本発明による製品を調製する好ましい方法は、発泡性外部材料の1超のセクションを提供することである。例えば、2つの半球状のセクションが提供できる。これらのセクションの1又は2以上の中に、非発泡性材料を入れるための凹部又はくぼみをもたらすことができる。例えば、1つ又は両方の半球状のセクションに、半球の円形面の中心にくぼみをもたらすことができる。次いで、非発泡性粉末材料は、凹部又はくぼみの中に配置される。次いで、これらのセクションは、1つにまとめられる。例えば、2つの半球状のセクションは、固着して球を形成することができる。したがって、好ましい一態様において、本発明の方法は、
(i)発泡性外部材料の複数のセクションを形成するステップ;
(ii)発泡性外部材料のセクションの1又は2以上に、非発泡性材料のための凹部をもたらすステップ;
(iii)発泡性外部材料の凹部に非発泡性材料を挿入するステップ;及び
(iv)発泡性外部材料の複数のセクションを組み合わせて、発泡性外部材料で非発泡性内部材料を内包するステップ
を含む。
【0063】
好ましくは、ステップi)の非発泡性材料は、所定の形状に固化される。ステップi)の非発泡性材料の固化後、発泡性材料は、非発泡性材料を内包するように、固形の周囲に配置される。ステップii)の発泡性材料も、典型的に、所定の形状に固化される。可能な形状として、球、立方体、直方体及び円錐形が挙げられる。
【0064】
本発明の製品の形状は、限定されない。製品は、審美的に心地よいであろう及び/又は製品の使用に役立つ形状で提供できる。例えば、製品は、使用者に人間工学的に許容される形状で固化するような様式で製造することができる。したがって、本発明の方法の一実施形態において、ステップi)及び/又はステップii)の混合物を、型に圧入し、固化させ、次いで型から出して、製品が製造される。
【0065】
本明細書で論じるとおり、製品は、1又は2以上の化粧品として許容される添加剤をさらに含むことができる。一実施形態において、方法は、上で定義したとおり、1又は2以上の化粧品として許容される添加剤をステップi)及び/又はステップii)の混合物と組み合わせるステップをさらに含む。
【0066】
本発明の一般的な方法において、以下の組成物が調製される。
【0068】
方法
1.重炭酸塩相と着色剤及び香料を混合して、分布を確実に均質にする
2.酸相をふるいにかけて重炭酸塩相に入れ、完全に混合する。
3.型を重炭酸塩:酸のミックスで満たし、型の中央をくぼませる。
4.くぼませた中央をコアミックスで満たし、押し固める。
【0069】
好ましい組成物及び追加的な成分
本発明の製品は、1又は2以上の化粧品として許容される添加剤を含むこともできる。当業者は、このような組成物に組み込むために適した化粧品として許容される添加剤の範囲を認識している。果実及びハーブ抽出物、並びに果汁、植物油及び精油は、すべて、この組成物と適合できる。天然由来及び合成のどちらの着色剤も、製品を着色するのに使用することができる。炭酸ナトリウムも、この組成物に組み込むことができる。
【0070】
一実施形態において、化粧品として許容される添加剤は、精油、ビタミン、香料、着色料、クレイ、植物性バター、装飾物品及びこれらの混合物からなる群から選択される。
【0071】
一実施形態において、化粧品として許容される添加剤は、総組成物の約0.2重量%〜約3重量%の量で存在する。
【0072】
精油は、所望の香料、治療される皮膚のタイプ及びよく知られている精油の特性に基づいて所望されるその他の効果に基づいて選択されることになる。精油の添加は、鼻から取り込まれると気分を変えることで知られている。例えば、精油は、眠気又は感覚を刺激する効果を作り出すことで知られている。十分に立証されている多くの効果は、精油の使用によって達成することができる。
【0073】
一実施形態において、製品中に存在する1又は2以上の精油は、タラゴン、レモンマートル、ジャスミン、イランイラン、ラブダナム(Labdunum)、レモングラス、ローズオットー、グレープフルーツ、パチョリ、ローズマリー、アルモアズ(Armois)、レモン、ネロリ、ニオイスミレ、ラベンダー、オレンジ50フォールド(Orange 50 fold)、バニラ、ペパーミント、ベンゾイン、アジサイ、リツェアクベバ、カルダモン、トンカ及びカモミールブルーから選択される。一実施形態において、製品中に存在する1又は2以上の精油は、タラゴン、レモンマートル、ラブダナム、及びレモンから選択される。
【0074】
ビタミン、特にB、C及びEは、皮膚に非常に有益である。コムギ胚芽油などの、ビタミンを豊富に含んだ構成成分を使用して、ビタミンを皮膚の上に送達することもできる。一実施形態において、ビタミンは、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE及びこれらの混合物から選択される。ビタミンは、任意の適した供給源から得ることができることは、当業者によって認識されるであろう。例えば、ビタミン(複数可)は、合成の供給源から、又はビタミン含有量の高い天然材料などの材料を製品中に組み込むことによってもたらされ得る。
【0075】
本発明における構成成分は、化粧品用の防腐剤を必要としない。化粧品用の防腐剤の使用は、皮膚を刺激する可能性を増加させ得る。
【0076】
製品中に存在することができる装飾アイテムは、光沢剤、ライスペーパーなどの紙、スパンコール、ドライフラワー又は新鮮な花、ハーブ、野菜、これらの部分又はこれらの混合物などのアイテムを含む。ポッピングキャンディーなどの他の強化材料も、組み込むことができる。
【0077】
上記の範囲によって、各成分の好ましい量がもたらされる。これらの範囲はいずれも、単独で選ぶ、又は1若しくは2以上の他の成分の範囲と組み合わせて、本発明の好ましい一態様をもたらすことができる。
【0078】
方法
本発明の一態様において、使用者の皮膚を、本明細書で定義した製品が溶解した、又は本明細書で定義した製品が溶解している水と接触させることを含む方法が提供される。典型的な方法において、許容される温度で浴槽に水を入れる。使用者は、体を水に沈め、製品を水に落とす。次いで、使用者は、水面での製品の効果又はそれが水面下で発泡するのを観察する。次いで使用者は、その水に浴する。
【0079】
さらなる広範な態様
第1の広範な態様において、(i)水と接触しても発泡しない、少なくとも着色料及び固形担体材料を含む非発泡性内部材料;(ii)水と接触すると発泡する能力を有し、非発泡性内部材料を内包する発泡性外部材料を含む固形化粧製品が提供される。
【0080】
第2の広範な態様において、
(i)水と接触しても発泡しない、少なくとも着色料及び固形担体材料を含む非発泡性内部材料;
(ii)水と接触すると発泡する能力を有し、非発泡性内部材料を内包する発泡性外部材料
を含む固形化粧製品の製造のための方法であって、
(a)水と接触しても発泡しない、少なくとも着色料及び固形担体材料を含む非発泡性内部材料を調製するステップ;
(b)水と接触すると発泡する能力を有する発泡性外部材料で非発泡性内部材料を内包するステップであって、発泡性外部材料が非発泡性内部材料を内包するステップ
を含む方法
が提供される。
【0081】
第3の広範な態様において、本明細書に記載の方法によって得られた又は得ることができる製品が提供される。
[実施例]
【0082】
ここで、本発明を、以下の非限定的な例を参照して説明する。
【0086】
方法
重炭酸塩ミックス:
1. 重炭酸ナトリウムを計量して、ミキサーに入れる
2. 香料及び着色剤を添加して、完全に混合する
塩ミックス:
3. 塩を計量して、ミキサーに入れる
4. 着色剤を徐々に添加して、均一にコーティングされるまで混合して分散させる
5. クエン酸をふるいにかけ、重炭酸塩ミックスを添加して、完全に混合する
6. 半分の型のそれぞれをミックスで満たし、中央をくり抜き、殻を作製する。
7. 半分の型のそれぞれの空洞をドライフラワー及び着色した塩で満たし、次いで、押し固める
8. 固まるまでそのままにし、次いで型から取り出す
【0087】
製造後、製品を浴槽で使用した。製品を水に沈め、外殻を発泡させた。短時間後に、水は外殻に浸透した−このことは、着色された水の急速な噴出及び製品のコアから押し出された花から明らかであった。使用者は、製品の視覚的効果を高く評価した。
【0088】
本発明の様々な変更及び変形は、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、当業者には明らかとなるであろう。本発明を、特定の好ましい実施形態に関連して記載してきたが、特許請求した本発明は、このような特定の実施形態に不当に限定されるべきではないことが理解されよう。実際に、化学、生物学又は関連する分野の当業者には明白である本発明を実施するために記載した形態の様々な変更は、以下の特許請求の範囲の範囲内であることが意図されている。