【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成28年5月11日−13日に第5回IoT/M2M展に出展 平成28年5月25日−27日にWireless Japan2016に出展 平成28年4月19日に@Pressを利用してニュースリリースを配信 平成28年4月19日−5月23日にウェブサイトにてニュースリリース掲載 平成28年4月18日に日経電子版に掲載 平成28年4月19日に発行された日本経済新聞の朝刊の第13面に掲載 平成28年5月9日に発行された週刊全国賃貸住宅新聞の第3面に掲載 平成28年5月16日に発行された週刊ビル経営の第3面に掲載
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
通信ネットワークを介して電気的に制御可能なネットワーク機器を識別する識別子と、該ネットワーク機器を制御する時間を示す予約時間情報とを含む予約条件を受け付け、該予約条件に基づいて予約情報を生成し、生成した予約情報に対応する利用者画面にアクセスするためのアドレス情報を出力する予約受付部と、
前記アドレス情報を用いてアクセスされた前記利用者画面から前記ネットワーク機器の操作が指示されると、前記予約情報に基づいて該ネットワーク機器の利用可否を判断する利用可否判断部と、
前記利用可否判断部が前記ネットワーク機器の利用が可能であると判断した場合、前記指示に基づいて前記ネットワーク機器を制御する機器制御部と、
複数の前記ネットワーク機器の識別情報と、各ネットワーク機器の管理者の識別情報との対応関係を示す機器情報を記憶する機器データベースと、
前記管理者の識別情報を受け付けると、当該管理者の識別情報に対応付けられた前記ネットワーク機器を管理するための管理画面を出力する管理操作受付部と、を備え、
前記管理操作受付部は、前記管理画面に入力された予約条件に基づいて前記予約情報を生成する機能をさらに有し、予約情報を生成すると、当該予約情報と対応付けられる利用者の識別情報およびパスワードを登録させるための利用者登録画面にアクセスするためのアドレス情報を出力する管理装置。
複数の前記予約情報が、登録された前記利用者の識別情報に対応づけられている場合、前記利用可否判断部は、複数の前記予約情報に対応する前記ネットワーク機器の操作を受け付ける前記利用者画面を生成して出力する、請求項1から3のいずれか1項に記載の管理装置。
前記利用可否判断部は、1つの予約情報が複数の種類のネットワーク機器を識別する識別子を含む場合、複数の種類のネットワーク機器の操作を指示するための操作部を含む前記利用者画面を表示させる、請求項1に記載の管理装置。
通信ネットワークを介して電気的に制御可能なネットワーク機器を識別する識別子と、該ネットワーク機器を制御する時間を示す予約時間情報とを含む予約条件を受け付け、該予約条件に基づいて予約情報を生成するステップと、
前記生成した予約情報に対応する利用者画面にアクセスするためのアドレス情報を出力するステップと、
前記アドレス情報を用いてアクセスされた前記利用者画面から前記ネットワーク機器の操作が指示されると、前記予約情報に基づいて該ネットワーク機器の利用可否を判断するステップと、
前記ネットワーク機器の利用が可能であると判断された場合、前記指示に基づいて前記ネットワーク機器を制御するステップと、
複数の前記ネットワーク機器の識別情報と、各ネットワーク機器の管理者の識別情報との対応関係を示す機器情報を機器データベースに記憶させるステップと、
前記管理者の識別情報を受け付けると、当該管理者の識別情報に対応付けられた前記ネットワーク機器を管理するための管理画面を出力するステップと、
前記管理画面に入力された予約条件に基づいて前記予約情報を生成するステップと、
前記予約情報を生成すると、当該予約情報と対応付けられる利用者の識別情報およびパスワードを登録させるための利用者登録画面にアクセスするためのアドレス情報を出力するステップとを含む、制御方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、同一の機能を有する構成要素については同じ符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
【0013】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る管理システム1の全体構成を示している。管理システム1は、予約対象機器であるネットワーク機器10と、管理装置100と、事業者システム20と、ユーザ端末30とを含む。ネットワーク機器10、管理装置100、事業者システム20およびユーザ端末30は、それぞれ通信ネットワークに接続されている。
【0014】
ネットワーク機器10は、通信ネットワークに接続された電子機器であり、インターネットなどの通信ネットワークを介して遠隔操作可能となっている。本明細書中では、ネットワーク機器10は、例えばスマートロック、センサ、カメラ、照明器具、スマートプラグ、空調機器、家電コントローラなど、通信ネットワークに接続されているあらゆるモノであり、IoT機器とも称される。ネットワーク機器10は、通信ネットワークを介した制御や、その他のコントローラからの制御を受けて、動作することができる。ネットワーク機器10はまた、自身の状態を通知することができる。
【0015】
管理装置100は、ネットワーク機器10を所有者以外のユーザに利用させるための機能を提供するサーバである。管理装置100が提供する機能は、他のコンピュータプログラムから利用するための手順やデータ形式などを定めたAPI(Application Programming Interface)が提供されている。管理装置100は、APIリファレンスに従った他のコンピュータプログラムから呼び出されると、所定の処理を行って処理結果を呼び出し元に返す。
【0016】
事業者システム20は、管理装置100が提供する機能を利用したサービスを提供するシステムである。事業者システム20は、管理装置100が提供するAPIリファレンスに沿った要求を管理装置100に送信して、管理装置100の処理結果を受け付ける。
【0017】
ユーザ端末30は、事業者システム20の提供するサービスを利用する利用者の端末装置である。ユーザ端末30は、例えばスマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)などインターネットに接続可能な装置である。
【0018】
<第1の実施形態>
(管理装置100の機能構成)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る管理装置100の機能構成を示す図である。なお、以下の説明中では、ネットワーク機器10がスマートロック11である場合について説明する。この例において、管理装置100は、スマートロック11が設置された施設に対する予約情報を管理し、予約情報に基づいてスマートロック11を制御する機能を提供する。事業者システム20は、管理装置100が提供する機能を利用して、スマートロック11が設置された施設を特定の期間に限ってユーザに利用させるサービスを提供する。例えば事業者システム20は、不動産物件の内覧、民泊、シェアオフィス、家事代行、訪問介護などのサービスを提供するために、スマートロック11の開閉をする権限を特定の期間だけユーザに付与する機能を提供する。
【0019】
スマートロック11は、施設のドアに設置して利用される。スマートロック11は、電気信号を用いて操作することが可能な電子錠または電気錠などであり、ドアを解錠または施錠することができる。スマートロック11は、スマートロックの筐体に備えられた操作部を操作することにより、或いは、カードキーなどの鍵を使って解錠または施錠することができる。スマートロック11は、インターネットに接続されており、インターネットを介した制御を受け付ける。つまり、スマートロック11は、通信ネットワークを介して電気的に制御可能である。スマートロック11は、例えば、施設内に備えられた図示しないインタフェース機器と無線接続されており、インタフェース機器を介してインターネットに接続している。
【0020】
管理装置100は、機器データベース101と、予約データベース102と、予約受付部103と、利用可否判断部104と、機器制御部105と、管理操作受付部106とを有する。
図2においては、スマートロック11、事業者システム20、ユーザ端末30はそれぞれ1つずつ示しているが、管理装置100は、複数のスマートロック11、複数の事業者システム20、複数のユーザ端末30とインターネットを介して接続することができる。
【0021】
機器データベース101は、事業者システム20を運営する事業者、および事業者と対応付けられたネットワーク機器10の情報を記憶する。機器データベース101は、例えば
図3に示すように、事業者を識別する識別子である事業者ID(IDentifier)と、スマートロック11を識別する識別子である錠IDとを記憶している。機器データベース101は、錠IDにより識別されるスマートロック11が設置された施設の名称である施設名を含むこともできる。なお、ここではネットワーク機器10としてスマートロック11を示しているが、機器データベース101は、スマートロック11以外のネットワーク機器10に関する情報を含んでもよい。
【0022】
予約データベース102は、事業者システム20から受け付けた錠IDと予約時間情報を含む予約条件に基づいて生成された予約情報を記憶する。予約データベース102は、例えば
図4に示すように、予約情報として、各予約を識別する識別子である予約IDと、予約対象の施設に備えられたスマートロック11を識別する錠IDと、この予約においてスマートロック11を制御する時間を示す予約時間の情報とを含む。
【0023】
予約受付部103は、事業者システム20から受け付けた予約条件に基づいて、スマートロック11の制御に関する予約情報を生成し、予約データベース102に記憶させる。予約受付部103は、生成した予約情報に対応する利用者画面にアクセスするためのアドレス情報であるURL(Uniform Resource Locator)を生成し、生成したURLを事業者システム20に出力する。利用者画面は、ユーザ端末30のユーザがスマートロック11を操作するための操作画面である。
【0024】
利用可否判断部104は、予約受付部103が出力したURLを用いたアクセスを受け付け、予約データベース102に記憶された予約情報に基づいて、スマートロック11の利用可否を判断する。利用可否判断部104は、利用可否の判断結果に基づいて、利用者画面を生成し、生成した利用者画面をユーザ端末30に表示させる。
図5は、利用者画面の一例を示している。この利用者画面は、対応する予約情報においてスマートロック11を制御可能な期間と、スマートロック11の開閉状態と、スマートロック11の開閉操作を指示するための操作ボタンとを含んでいる。
図6は、1つの予約情報に複数のスマートロック11が対応づけられている場合の利用者画面の一例を示している。1つの予約情報に複数のスマートロック11が対応付けられている場合、利用者画面は、複数のスマートロック11のそれぞれを開閉するための操作ボタンと、複数のスマートロック11を一括で開閉する一括解錠ボタンおよび一括施錠ボタンとを含んでもよい。利用可否判断部104は、利用者画面を用いてユーザ端末30からスマートロック11に対する操作指示を受け付けると、再び利用可否を判断し、利用が可能であると判断した場合、機器制御部105にスマートロック11に対する制御を指示する。
【0025】
機器制御部105は、利用可否判断部104がスマートロック11の利用が可能であると判断した場合、ユーザ端末30からの指示に基づいて、スマートロック11を制御する。また機器制御部105は、管理操作受付部106からの指示に応じて、スマートロック11を制御する。
【0026】
管理操作受付部106は、事業者システム20を運営する事業者が、スマートロック11の管理を行うための管理画面を生成して出力する。管理画面の一例が
図7に示されている。事業者は、事業者IDを用いてこの管理画面にアクセスすることができる。管理画面は、事業者IDに対応付けられた施設名の一覧を含む。一覧から1つの施設が選択されると、管理画面には、選択された施設のドアロックの状態、施設に対する予約一覧、対応するスマートロック11に対する操作履歴が表示される。また、この管理画面から「開ける」ボタンまたは「閉める」ボタンを操作することで、スマートロック11を開閉することができる。
図2の説明に戻る。管理操作受付部106は、
図7に示す施設名の一覧を表示するために、事業者IDに対応付けられた施設名を機器データベース101から取得する。管理操作受付部106は、
図7に示すドアロックの状態を表示するために、管理画面に対するアクセスを受け付けると、機器制御部105にスマートロック11の状態を取得させる。管理操作受付部106は、
図7に示す予約一覧を表示するために、予約データベース102から対応するスマートロック11に対応付けられた予約情報を取得する。
【0027】
管理操作受付部106は、
図8に示す予約登録機能を有する管理画面を生成することもできる。管理装置100が提供する管理画面で予約登録機能を提供することにより、事業者システム20側では、事業者が管理に用いるための予約登録機能を実装する必要がなくなる。管理画面の提供する予約登録機能では、「リンクを生成して共有」「暗証番号を生成して共有」「特定ユーザへの割り当て」の3種類の予約方法を選択することができる。これらの予約方法に共通して、予約名、予約時間、繰返し設定および予約情報送付先メールアドレスなどの予約条件が入力される。予約条件を入力する欄の下部には、現時点で登録されている予約情報がカレンダー表示されている。予約方法が「リンクを生成して共有」である場合、管理操作受付部106は、スマートロック11を操作するための利用者画面にアクセスするためのリンクを生成して、メールを送信することで共有する。この利用者画面は、例えば
図5および
図6に示した利用者画面と同様である。予約方法が「暗証番号を生成して共有」である場合、管理操作受付部106は、対応する予約情報の予約時間内に有効な暗証番号を生成して、暗証番号をメールで送信する。暗証番号は、スマートロック11を解錠するための番号である。スマートロック11の筐体前面に設けられた操作部を用いて暗証番号を入力することにより、スマートロック11を解錠することができる。
【0028】
予約方法が「特定ユーザへの割り当て」である場合、管理操作受付部106は、利用者に利用者登録を行わせるための利用者登録画面を生成して、この利用者登録画面にアクセスするためのURLをメールで送信する。
図9(a)は、利用者登録画面の一例を示している。利用者登録画面では、例えばメールアドレス、ユーザ名、パスワードなど利用者登録を行うための利用者情報の入力を受け付けて、管理システム1内でこの利用者を一意に特定することができるようにする。
図9(b)は、利用者を識別するための識別情報、例えばユーザ名やメールアドレスなどと、パスワードとを用いて、利用者がログインした後に表示される利用者画面の一例を示している。予約方法が「リンクを生成して共有」および「暗証番号を生成して共有」である場合、利用者を識別することができないため、利用者画面へのリンクや暗証番号を転送すると誰でもスマートロック11を操作することができてしまう。これに対してこの予約方法では、利用者を識別することができるため、スマートロック11を操作する人をログインした利用者に制限することが可能になる。また、この予約方法では、利用者が複数の予約を行った場合、ログイン後の画面で複数の予約を一覧表示することができる(
図9(b))。このため、利用者画面にアクセスするためのURLが記載されたメールを保存しておく必要がなく、利用者の利便性が向上する。
【0029】
(管理システム1の動作例)
図10は、管理システム1の施設予約および解錠動作について説明するためのシーケンス図である。ユーザ端末30が、事業者システム20の施設予約画面へアクセスする(ステップS101)。事業者システム20は、現在予約可能な施設の情報を含む施設予約画面を生成し(ステップS102)、施設予約画面を表示させる(ステップS103)。ユーザ端末30は、表示された施設予約画面を操作して、予約対象の施設、予約時間情報を含む予約リクエストを事業者システム20に送信する(ステップS104)。事業者システム20は、ユーザ端末30からの入力情報に基づいて、予約対象の施設に設置されたスマートロック11の錠IDと、予約時間情報とを含む予約条件を管理装置100に送信する(ステップS105)。
【0030】
管理装置100は、事業者システム20から予約条件を受け付けると、受け付けた予約条件に基づいてスマートロック11に関する予約情報を生成し、生成した予約情報を予約データベース102に記憶させる。具体的には、管理装置100の予約受付部103は、予約条件に基づいて、各予約を識別するための予約IDを付与して、予約情報を予約データベース102に記憶させる(ステップS106)。
管理装置100の予約受付部103は、予約情報を生成すると、生成した予約情報に対応するURLを生成する(ステップS107)。このURLは、各予約情報に対応して生成され、予約対象の施設に設置されたスマートロック11を操作する操作画面にアクセスするためのアクセス情報の一例である。予約受付部103は、生成したURLを事業者システム20に出力する(ステップS108)。
【0031】
事業者システム20は、管理装置100から利用者画面にアクセスするためのURLを受け付けると、このURLをユーザ端末30に送信する。事業者システム20は、例えばURLを含むメールを生成してユーザ端末30に送信する(ステップS109)。ユーザ端末30のユーザは、受信したメールに含まれるURLを操作することにより、利用者画面にアクセスする(ステップS110)。
【0032】
管理装置100の利用可否判断部104は、利用者画面へのアクセスを受け付けると、利用可否を判断する。具体的には、利用可否判断部104は、現在時刻が、URLに対応づけられた予約情報の予約時間に含まれるか否かに基づいて利用可否を判断する(ステップS111)。
【0033】
利用可否判断部104は、予約情報に対応するスマートロック11の状態を取得する。スマートロック11の状態とは、例えばスマートロック11の開閉状態である(ステップS112)。利用可否判断部104は、利用可否の判断結果と、取得したスマートロック11の開閉状態とを用いて、利用者画面を生成する(ステップS113)。利用可否判断部104は、生成した利用者画面をユーザ端末30に表示させる(ステップS114)。
【0034】
利用者画面は、例えば、予約情報と、対象のスマートロック11を操作するための操作ボタンと、スマートロック11の開閉状態とを含む。利用可否判断部104は、現在時刻がまだ予約時間内でない場合、利用者画面の操作ボタンを表示しない、または、操作できない状態で表示することができる。ユーザ端末30のユーザは、利用者画面の操作ボタンを用いて解錠を指示することができる(ステップS115)。
【0035】
利用可否判断部104は、解錠指示を受け付けると、再び利用可否を判断する。具体的には、利用可否判断部104は、現在時刻が、URLに対応づけられた予約情報の予約時間に含まれるか否かに基づいて利用可否を判断する。利用者画面を表示させてから、利用者画面が操作されるまでに時間が経過すると、利用可否が変化している場合があるため、利用可否判断部104は、スマートロック11を操作する前に再び利用可否を判断する(ステップS116)。
【0036】
利用可否判断部104は、利用可能であると判断すると、機器制御部105に解錠指示を入力し、機器制御部105がスマートロック11に解錠を指示する(ステップS117)。スマートロック11は、管理装置100からの制御にしたがって、解錠処理を行う(ステップS118)。
【0037】
(管理操作)
図7は、管理システム1の管理装置100が提供する管理者画面に関する操作を説明するためのシーケンス図である。
【0038】
事業者は、事業者システム20に接続された端末から、事業者IDを用いて管理画面へのアクセス要求を行う(ステップS201)。管理装置100の管理操作受付部106は、アクセス要求に応じて、事業者IDに対応付けられた施設名を機器データベース101から取得して管理画面を生成する(ステップS202)。機器データベース101から取得した施設名は、
図7および
図8の管理画面の建物一覧に表示される。管理操作受付部106は、生成した管理画面を事業者システム20の端末に表示させる(ステップS203)。事業者は、管理画面の建物一覧から、特定の施設を選択する(ステップS204)。
【0039】
管理装置100の管理操作受付部106は、選択された施設の錠IDに対応付けられた予約情報を予約データベース102から取得する(ステップS205)。管理操作受付部106は、錠IDにより識別されるスマートロック11の機器状態を取得する(ステップS206)。管理操作受付部106は、取得した予約情報と機器状態とを用いて、管理画面を更新する。具体的には、管理操作受付部106は、
図5の右側に表示されたドアロックの状態、ドアロックの操作、予約一覧などを管理画面に表示させる(ステップS207)。
【0040】
事業者は、選択した施設に設置されたスマートロック11の施錠を管理画面から指示することができる(ステップS208)。施錠が指示されると、管理装置100の管理操作受付部106は、機器制御部105に錠IDと施錠の指示を入力し、機器制御部105がスマートロック11に施錠を指示する(ステップS209)。スマートロック11は、管理装置100の制御に従って施錠処理を行う(ステップS210)。
【0041】
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、ネットワーク機器10、特にスマートロック11を操作する権限を一時的に付与することができる。スマートロック11を操作する権限を一時的に付与する方法としては、本実施形態の他に、近距離無線通信を用いてスマートロック11を操作することが可能な一時的な鍵をユーザ端末30に発行することも考えられる。しかしながら、本実施形態では管理装置100自体がスマートロック11の操作を行うため、より安全性が高まる。また、ユーザがどこにいたとしても、スマートロック11の操作を行うことが可能になり、複数のスマートロック11を一度に制御することが可能になるため、この機能を用いて様々なサービスの可能性が広がる。例えば、同じ建物に入った複数の会議室の清掃を清掃業者に依頼している場合、契約で指定した特定の期間(例えば、月曜日から金曜日の18時から19時)だけ清掃業者に複数の会議室の鍵の開閉権限を付与したい場合がある。この場合、利用可否判断部104は、複数のスマートロック11を操作可能な利用者画面を提供することができる。この利用者画面は、複数のスマートロック11を一度に開閉するための一括操作ボタンを含んでもよい。一括操作ボタンによりスマートロック11の解錠または施錠が指示されると、機器制御部105は、複数のスマートロック11に対して一度に解錠または施錠を指示する。
【0042】
また上記の実施形態によれば、スマートロック11などのネットワーク機器10を外部システムと連携するためのAPIが提供されるため、各ネットワーク機器10を制御するためのシステムを初めから構築する場合と比較して、システム構築にかかる時間と費用を大幅に低減することが可能になる。したがって、ネットワーク機器10を利用した様々なサービスを容易かつ安全に提供することが可能になる。
【0043】
<第2の実施形態>
(管理装置200の構成)
図12は、本発明の第2の実施形態に係る管理装置200の構成を示す図である。本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、管理装置200は、事業者システム20から予約情報を受け付けて、予約情報に基づいて、ネットワーク機器10を操作する権限を一時的に付与することができる。第1の実施形態ではネットワーク機器10はスマートロック11であったが、本実施形態では、ネットワーク機器10は、スマートロック11と、カメラ12と、照明器具13と、スマートプラグ14とを含む。以下、第1の実施形態との相違点について主に説明し、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
【0044】
管理装置200は、機器データベース201と、予約データベース202と、予約受付部203と、利用可否判断部204と、機器制御部205と、管理操作受付部206とを有する。簡単のため、
図12においては、スマートロック11、カメラ12、照明器具13、スマートプラグ14、事業者システム20、ユーザ端末30はそれぞれ1つずつ示されている。しかしながら、管理装置100は、複数のスマートロック11、複数のカメラ12、複数の照明器具13、複数のスマートプラグ14、複数の事業者システム20、複数のユーザ端末30とインターネットを介して接続することができる。
【0045】
本実施形態では、スマートロック11以外のネットワーク機器10であるカメラ12、照明器具13およびスマートプラグ14は、スマートロック11が設置された施設に設置されている。カメラ12、照明器具13およびスマートプラグ14は、スマートロック11が設置された施設の共用部分に設置されてもよいし、スマートロック11が設置された施設の部屋内に設置されてもよい。カメラ12、照明器具13およびスマートプラグ14は、スマートロック11と同様に、管理装置200の機器制御部205からの指示に従って動作することができる。
【0046】
カメラ12は、静止画像または動画像などの画像を取得して、取得した画像を管理装置200に送信することができる。照明器具13は、点灯することで設置された場所の周りを照明する。照明器具13は、通信ネットワークを介して電気的に制御され、点灯または消灯する。スマートプラグ14は、電子機器を接続する接続部を有しており、接続された電子機器に電力を供給する。スマートプラグ14は、通信ネットワークを介して電気的に制御され、接続された電子機器へ通電する状態と電力を遮断した状態とを切り替えられる。
【0047】
機器データベース201は、事業者システム20を運営する事業者、および事業者と対応付けられたネットワーク機器10の情報を、ネットワーク機器10が設置された施設ごとに記憶する。
図13は、機器データベース201に記憶される情報の一例を示している。機器データベース201は、事業者を識別する識別子である事業者IDと、ネットワーク機器10を識別する識別子とを含む。ネットワーク機器10を識別する識別子は、スマートロック11を識別する錠IDと、カメラ12を識別するカメラIDと、照明器具13を識別する照明IDと、スマートプラグ14を識別するプラグIDとを含む。機器データベース201は、さらに各ネットワーク機器10が設置された施設の名称を含んでもよい。
【0048】
予約データベース202は、事業者システム20から受け付けたネットワーク機器10を識別する識別子と予約時間情報とを含む予約条件に基づいて生成された予約情報を記憶する。
図14は、予約データベース202に記憶される予約情報の一例を示している。この例では、予約情報は、予約ID、錠ID、カメラID、照明ID、プラグIDおよび予約時間を含む。なおこの例では、全ての予約IDに対応づけられた錠ID、カメラID、照明IDおよびプラグIDを含んでいるが、予約対象の施設に該当するネットワーク機器10が設置されていない場合には、予約情報は、設置されていないネットワーク機器10の識別情報を含まない。
【0049】
予約受付部203は、事業者システム20から受け付けた予約条件に基づいて、ネットワーク機器10の制御に関する予約情報を生成し、予約データベース202に記憶させる。予約受付部203は、生成した予約情報に対応する利用者画面にアクセスするためのアドレス情報であるURLを生成し、生成したURLを事業者システム20に出力する。利用者画面は、ユーザ端末30のユーザがネットワーク機器10を操作するための操作画面である。
【0050】
利用可否判断部204は、予約受付部203が出力したURLを用いたアクセスを受け付け、予約データベース202に記憶された予約情報に基づいて、ネットワーク機器10の利用可否を判断する。利用可否判断部204は、利用可否の判断結果に基づいて、利用者画面を生成し、生成した利用者画面をユーザ端末30に表示させる。
図15は、ネットワーク機器10を操作するための利用者画面の一例を示している。この利用者画面は、スマートロック11の開閉を操作するための「開ける」ボタンおよび「閉める」ボタンと、照明器具13の点灯状態を切り替えるための「点灯」ボタンおよび「消灯」ボタンとを含む。
図15の利用者画面は、スマートプラグ14の通電状態を切り替えるための「通電」ボタンおよび「遮断」ボタンと、カメラ12を操作するための再生ボタンとを含む。
図15の例では、利用者画面を最初に表示した状態では、カメラ映像は表示されていないが、例えば利用者画面は、利用者画面を表示する際のカメラ12の最新の静止画像を含んでいてもよい。再生ボタンが操作されると、利用者画面は、カメラ12の動画像を表示する。利用可否判断部204は、利用者画面を用いてユーザ端末30からスマートロック11、カメラ12、照明器具13またはスマートプラグ14に対する操作指示を受け付けると、再び利用可否を判断する。利用可否判断部204は、利用が可能であると判断した場合、機器制御部205にスマートロック11、カメラ12、照明器具13またはスマートプラグ14に対する制御を指示する。
【0051】
機器制御部205は、利用可否判断部204の指示に応じて、スマートロック11、カメラ12、照明器具13またはスマートプラグ14を制御する。また機器制御部205は、管理操作受付部206からの指示に応じて、スマートロック11、カメラ12、照明器具13またはスマートプラグ14を制御することもできる。
【0052】
管理操作受付部206は、事業者システム20を運営する事業者が、ネットワーク機器10の管理を行うための管理画面を生成して出力する。管理操作受付部206は、
図7および
図8に示した管理画面に加えて、カメラ12、照明器具13またはスマートプラグ14を操作することが可能な管理画面を生成することができる。
図16は、カメラ12の操作を行うことが可能な管理画面の一例を示している。この管理画面は、カメラ12を操作するための再生ボタンを含んでいる。利用者画面の場合と同様に、管理画面を最初に表示した状態では、管理画面は、カメラ12の最新の静止画像を含んでいてもよい。再生ボタンが操作されると、管理画面は、カメラ12の動画像を表示する。
【0053】
<第3の実施形態>
第1の実施形態に係る管理装置100は、スマートロック11の制御を行い、第2の実施形態に係る管理装置200は、スマートロック11に加えて、カメラ12、照明器具13およびスマートプラグ14などのネットワーク機器10の制御を行う。これに対して、本発明の第3の実施形態に係る管理装置300は、スマートロック11の代わりに、カメラ12の制御を行うことができる。この場合、カメラ12は、スマートロック11が設置された施設に限らず、屋内屋外を問わずどのような場所に設置されたものであってもよい。
【0054】
管理装置300の機能構成は、第1の実施形態に係る管理装置100の説明において、スマートロック11をカメラ12に置き換えたものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0055】
<ハードウェア構成>
第1〜第3の実施形態を用いて、管理装置100,200,300の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路などを用いて構成されてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。さらに上記の各構成要素は、ネットワークを介して接続された複数の装置を用いて構成されてもよいし、複数の構成要素が1つのハードウェアで構成されてもよい。
【0056】
図17は、本発明の第1の実施形態に係る管理装置100のハードウェア構成の一例を示している。管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)1001と、ROM(Read Only Memory)1002と、RAM(Random Access Memory)1003とを有する。管理装置100は、記憶装置1004と、ネットワークインタフェース1005とをさらに有するコンピュータにより構成することができる。CPU1001は、演算装置の一例であり、ROM1002およびRAM1003は記憶媒体の一例である。記憶装置1004は、データ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。ここで記憶媒体としては、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリや、ハードディスクなどの磁気記録媒体などが用いられてよい。
【0057】
ROM1002または記憶装置1004には、管理装置100の各機能を実現するための処理手順を記述したコンピュータプログラムや、プログラムの実行に必要な各種のデータが記憶されている。CPU1001は、このコンピュータプログラムおよび各種データをRAM1003に読み出して、記憶装置1004およびネットワークインタフェース1005を用いながら、そのコンピュータプログラムを実行することで、管理装置100の各機能が実現される。ここでは管理装置100のハードウェア構成の一例を説明したが、管理装置200および300のハードウェア構成に関しても同様である。
【0058】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0059】
例えば、上記の実施形態では、管理装置100が各ネットワーク機器10を制御する方法については詳述していないが、管理装置100は、各ネットワーク機器10を制御するためのAPIをさらに用いて、ネットワーク機器10を制御することができる。すなわち、管理装置100を利用するためのAPIは、他のAPIをさらに利用するものであってもよい。
【0060】
上記第2の実施形態では、カメラ12を利用者画面から制御できるようにしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、対象の施設にカメラ12が設置されていても、必ずしも利用者画面から制御できるようにする必要はなく、事業者が提供するサービスの内容によっては、管理画面からのみカメラ12の制御を行うことができるようにしてもよい。カメラ12以外のネットワーク機器10に関しても同様である。
【0061】
さらに上記第2の実施形態では、スマートプラグ14を利用者画面から制御できるようにしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、スマートプラグ14は、管理装置200が予約情報に基づいて制御することとしてもよい。この場合、管理装置200は、予約が有効な期間内のみスマートプラグ14を通電しておくことができる。或いは、管理装置200は、スマートプラグ14と同じ施設に設置されたスマートロック11の開閉状態に基づいてスマートプラグ14を制御してもよい。
【0062】
上記第3の実施形態では、ネットワーク機器10はカメラ12であることとしたが、本発明はかかる例に限定されない。カメラ12以外のネットワーク機器10に関しても同様に、特定の期間に限ってユーザにネットワーク機器10を利用させるサービスを提供することができる。
【0063】
なお、上述のような本実施形態に係る管理装置100の機能を実現するための情報処理装置の制御方法を提供することもできる。また、管理装置100の各機能を実現するために、コンピュータに上記制御方法の各ステップを実行させるためのコンピュータプログラムを作成し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えば通信ネットワークを介して配信してもよい。