【文献】
Huawei, HiSilicon,Configuration of aperiodic SRS,3GPP TSG RAN WG1 meeting #63 R1-105849,2010年11月13日
【文献】
Huawei, HiSilicon,Configuration of aperiodic SRS, 3GPP TSG-RAN WG1#63 R1-105849,2010年11月15日
【文献】
Qualcomm Incorporated,Further details on aperiodic dynamic SRS, 3GPP TSG-RAN WG1#63 R1-106375,2010年11月15日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記受信部は、前記通信相手が、前記SRSの送信を要求する制御情報を検出したサブフレームからkサブフレーム以降で、かつ、周期及びサブフレームオフセットに基づいて設定されるサブフレームのうちの最初のサブフレームで、前記SRSを受信する、
請求項1に記載の通信装置。
前記受信部は、前記通信相手が、前記SRSの送信を要求する制御情報を検出したサブフレームからkサブフレーム以降で、かつ、周期Np及びサブフレームオフセットに基づいて設定されるサブフレームのうち、最初のサブフレームnで、前記SRSを受信し、
前記所定期間は、サブフレームn−(Np−k+1)からサブフレームn−kまでの期間である、
請求項1又は2に記載の通信装置。
前記受信工程は、前記通信相手が、前記SRSの送信を要求する制御情報を検出したサブフレームからkサブフレーム以降で、かつ、周期及びサブフレームオフセットに基づいて設定されるサブフレームのうちの最初のサブフレームで、前記SRSを受信する、
請求項7に記載の通信方法。
前記受信工程は、前記通信相手が、前記SRSの送信を要求する制御情報を検出したサブフレームからkサブフレーム以降で、かつ、周期Np及びサブフレームオフセットに基づいて設定されるサブフレームのうち、最初のサブフレームnで、前記SRSを受信し、
前記所定期間は、サブフレームn−(Np−k+1)からサブフレームn−kまでの期間である、
請求項7又は8に記載の通信方法。
【背景技術】
【0002】
3GPP−LTE(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network Long Term Evolution、以下、LTEという)では、下り回線の通信方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が採用され、上り回線の通信方式としてSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用されている(例えば、非特許文献1、2、3参照)。また、LTEの上り回線では、上り受信品質を測定するためのリファレンス信号として、Periodic Sounding Reference signal(P-SRS)が用いられる。
【0003】
このP−SRSを端末から基地局に対して送信するために、全端末共通のSRS送信サブフレーム(以下、「共通SRSサブフレーム」と呼ぶ)が設定される。この共通SRSサブフレームは、セル単位で、所定の周期及びサブフレームオフセットの組合せによって定義される。また、共通SRSサブフレームに関する情報は、セル内の端末に報知される。例えば、周期が10サブフレームでオフセットが3であれば、フレーム(10サブフレームから構成される)内の3サブフレーム目が共通SRSサブフレームに設定される。共通SRSサブフレームでは、セル内の全端末が、そのサブフレームの最後のSC-FDMAシンボルにおいて、データ信号の送信を取り止めるとともに、その期間をリファレンス信号の送信リソースとして用いる。
【0004】
また、各端末に対して個別にSRS送信サブフレームが上位レイヤ(物理レイヤより上位のRRCレイヤ)により設定される(以下、個別SRSサブフレームと呼ぶ)。端末は設定された個別SRSサブフレームにおいてP−SRSを送信する。また、各端末に対して、SRSリソースに関するパラメータ(以下、「SRSリソースパラメータ」と呼ばれることがある)が、設定及び通知される。このSRSリソースに関するパラメータには、SRSの帯域幅、帯域位置(またはSRS帯域開始位置)、Cyclic Shift、Comb(サブキャリアグループの識別情報に相当)などが含まれる。そして、端末は、その通知されたパラメータに従ったリソースを用いてSRSを送信する。また、SRSの周波数ホッピングが設定される場合もある。
【0005】
また、LTEをさらに進めたLTE-Advanced(以下、「LTE-A」という)の上り回線では、Dynamic Aperiodic SRS(以下、A-SRSと呼ぶ)の導入が検討されている。このA−SRSの送信タイミングは、トリガ情報(例えば、1ビットの情報)によって制御される。このトリガ情報は、基地局から端末へ物理層の制御チャネル(つまり、PDCCH)によって送信される(例えば、非特許文献4)。すなわち、端末は、トリガ情報(つまり、A-SRSの送信要求)によりA-SRS送信を要求された場合にのみ、A−SRSを送信する。そして、A−SRSの送信タイミングを、トリガ情報が送信されたサブフレームからk (例えばk=4)サブフレーム以降の最初の共通SRSサブフレームとすることが検討されている。ここで、上述の通り、P−SRSは、周期的(periodic)に送信される一方、A−SRSは、例えば、バースト的に上り回線の送信データが発生したときのみに短期間に集中して、端末に送信させることができる。
【0006】
また、LTE-Aにおいては、様々なデータ割当通知のための制御情報フォーマットが存在する。制御情報フォーマット(DCI format: Downlink Control Information format)には、下り回線において、連続する番号のリソースブロック(Virtual RBまたはPhysical RB)を割り当てるDCI format 1A、連続しない番号のRBの割り当て(以下、「非連続帯域割当」という)が可能なDCI format1、空間多重MIMO送信を割り当てるDCI format2および2A、ビームフォーミング送信を割り当てる下り割当制御情報のフォーマット(「ビームフォーミング割当下りフォーマット」:DCI format1B)、マルチユーザMIMO送信を割り当てる下り割当制御情報のフォーマット(「マルチユーザMIMO割当下りフォーマット」:DCI format1D)等がある。上り回線割当向けのフォーマットとしては、シングルアンテナポート送信を割り当てるDCI format 0及び上り空間多重MIMO送信を割り当てるDCI format 4がある。DCI format 4は上り空間多重MIMO送信が設定された端末のみに使用される。
【0007】
また、DCI format 0とDCI format 1Aとは、Paddingによって、同一のビット数を取るようにビット数が調整される。DCI format 0及びDCI format 1Aは、DCI format 0/1Aと呼ばれることもある。ここで、DCI format 1、2、2A、1B、1Dは、端末毎に設定される下り送信モード(非連続帯域割当、空間多重MIMO送信、ビームフォーミング送信、マルチユーザMIMO送信)に依存して使用されるフォーマットであり、端末毎に設定されるフォーマットである。一方、DCI format 0/1Aは、送信モードに依存せず、いずれの送信モードの端末に対しても使用できるフォーマット、つまり、全端末に対して共通に使用されるフォーマットである。また、DCI format 0/1Aが用いられた場合には、デフォルトの送信モードとして1アンテナ送信または送信ダイバーシチが用いられる。
【0008】
端末は、DCI format 0/1Aと、下り回線送信モードに依存するDCI formatと、を受信する。また、上り空間多重MIMO送信が設定された端末は、それらに加えて、DCI format 4を受信する。
【0009】
ここで、A-SRSのトリガ情報の通知に、上り回線のデータ(PUSCH)割当通知に用いられる制御情報フォーマットであるDCI format 0およびDCI format 4を用いることが、検討されている。DCI format 0には、RB通知フィールド、MCS通知フィールド、HARQ情報通知フィールド、送信電力制御コマンド通知フィールド、端末IDフィールドなどの他に、A−SRSトリガ通知のためのフィールドも追加される。また、DCI format 4は上記に加えて空間多重される2つ目のトランスポートブロック(データコードワード)に対するMCS通知フィールドと空間多重のためのPrecoding情報とが含まれる。
【0010】
また、上記DCIはPDCCHを介して基地局から端末へ送信される。ここで、基地局は1サブフレームに複数の端末を割り当てるため、複数のPDCCHを異なるリソースで同時に送信する。このとき、基地局は、各PDCCHの送信先の端末を識別するために、送信先の端末IDでマスキング(または、スクランブリング)したCRCビットをPDCCHに含めて送信する。そして、端末は、自端末宛ての可能性がある複数のPDCCHにおいて、自端末の端末IDでCRCビットをデマスキング(または、デスクランブリング)することによりPDCCHをブラインド復号して自端末宛のPDCCHを検出する。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
【0034】
[実施の形態1]
[通信システムの概要]
本発明の実施の形態1に係る通信システムは、基地局100と端末200とを有する。基地局100は、LTE−A基地局であり、端末200は、LTE−A端末である。
【0035】
図1は、本発明の実施の形態1に係る基地局100の主要構成図である。基地局100において、送信処理部104が、サウンディング・リファレンス・シグナル(SRS)の送信を要求するか否かを示す制御情報を、端末200に送信し、受信処理部108が、端末200から制御情報に基づいて所定タイミングで送信された、SRSを検出する。送信要求の送信は、設定部101によって制御され、実施の形態1では、有効期間内に、制御情報は、一つのみ送信される。送信処理部104から送信されるA-SRS送信要求によって、基地局100から端末200に対してSRS送信が指示される。
【0036】
図2は、本発明の実施の形態1に係る端末200の主要構成図である。端末200において、受信処理部203が、サウンディング・リファレンス・シグナル(SRS)の送信を要求するか否かを示す制御情報を検出し、送信信号形成部207が、制御情報に基づく送信制御部206による制御によって、A−SRSを送信する。送信制御部206は、「SRS送信実行ルール」とトリガ情報の受信状況とに基づいて、SRS送信を実行するか否かを判断する。
【0037】
以下では、上り回線と下り回線とが周波数分割されるFDDシステムを前提として説明する。
【0038】
[基地局100の構成]
図3は、本発明の実施の形態1に係る基地局100の構成を示すブロック図である。
図3において、基地局100は、設定部101と、符号化・変調部102,103と、送信処理部104と、送信RF部105と、アンテナ106と、受信RF部107と、受信処理部108と、データ受信部109と、SRS受信部110とを有する。
【0039】
設定部101は、設定対象端末200に対して、A−SRSの送信要求に用いる制御情報フォーマット(DCI format)と、その設定対象端末200がA-SRS送信に用いるリソース(A-SRSリソース)との対応関係を設定(configure)するための「A-SRS送信ルール設定情報」を生成する。A-SRS送信ルール設定情報には、複数の制御情報フォーマット(DCI format)の識別情報と、各制御情報フォーマットの識別情報に対応するA-SRSリソースに関する情報とが含まれている。このA-SRSリソースは、上述の通り、設定対象端末200がA-SRSをマッピングするリソースである。A-SRSリソースに関する情報には、設定対象端末200がA-SRSを送信する周波数帯域(またはSRS帯域の開始RB位置)、帯域幅(またはRB数)、Cyclic shift、送信Comb、アンテナ数、送信回数、周波数ホッピング、Component Carrierなどのパラメータが含まれる。すなわち、複数の制御情報フォーマット(DCI format)の識別情報と、各制御情報フォーマットの識別情報に対応する上記パラメータの組合せとが、A-SRS送信ルール設定情報によって設定対象端末200に対して設定される。なお、それぞれのDCI formatについてトリガ情報として用いられるビット数(つまり、トリガ情報で通知可能なA-SRSリソース候補数)に応じた数のA-SRSリソースを、そのビット数で表現可能なビット状態とを対応付ける。例えば、1ビットの場合には、1つのビット状態で「SRS送信要求無し」を通知するために使用するので、1通りのリソースしか通知できない。そのため、もう1つのビット状態をリソースAと対応付ける。2ビットの場合には3通りのリソースを通知できるため、リソースB、リソースC、リソースDという3つのリソースと、3つのビット状態とをそれぞれ対応付ける。
【0040】
また、設定部101は、指示対象端末200に対して、A−SRSの送信を要求するトリガ情報(以下、単に「トリガ情報」と呼ばれる)を含む、上り割当制御情報又は下り割当制御情報を生成する。
【0041】
以上のように設定部101によって生成されたA-SRS送信ルール設定情報は、RRCレイヤの制御情報として、符号化・変調部102、送信処理部104、及び送信RF部105において送信処理がなされた後に、設定対象端末200へ送信される。また、A-SRS送信のトリガ情報を含む制御情報は、レイヤ1,2の制御情報として、符号化・変調部102、送信処理部104、及び送信RF部105において送信処理がなされた後に、設定対象端末200へ送信される。ここでは、トリガ情報が1ビットの場合(例えば、DCI format 0)は、ビット0であればリソースAでのA−SRS送信要求を示し、ビット1であればA−SRS送信要求なしを示す。トリガ情報が2ビットの場合(例えば、DCI format 4)には、4つのビット状態のうち、状態1は、A-SRS送信要求なしを示し、状態2はリソースB、状態3はリソースC、状態4はリソースDでのA-SRS送信要求を示す。リソースA,B,C,Dは、設定部101で設定される。
【0042】
ここで、設定部101は、トリガ情報、リソース(RB)割当情報、及び、1つまたは複数のトランスポートブロック(TB)に対するMCS情報を含む、割当制御情報を生成する。割当制御情報には、上り回線データを割り当てる上りリソース(例えば、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel))に関する割当制御情報、下り回線データを割り当てる下りリソース(例えば、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel))に関する割当制御情報がある。上り回線データを割り当てる割当制御情報としてDCI format 0,4、下り回線データを割り当てる割当制御情報としてDCI format 1A,1,1B,1D,2,2Aなどがある。
【0043】
また、設定部101は、端末にA-SRSを送信させるサブフレームの有効期間内に制御情報を送信できるように、その端末に対して送信要求を示すトリガ情報を含む制御情報を生成する。なお、実施の形態1では、基地局100が1つの有効期間内では、1つの対象端末に対して、SRS送信要求を示すトリガ情報を含む制御情報を1度だけ送信することが前提とされる。
【0044】
そして、設定部101は、A-SRS送信ルール設定情報を符号化・変調部102を介して設定対象端末200へ送信すると共に、受信処理部108へ出力する。また、設定部101は、トリガ情報を含む割当制御情報を符号化・変調部102を介して設定対象端末200へ送信すると共に、送信処理部104へ出力する。また、設定部101は、トリガ情報を含めた割当制御情報のフォーマット(DCIフォーマット)を示す情報を受信処理部108へ出力する。
【0045】
ここで、設定情報は、上位レイヤ情報として(つまり、RRCシグナリングによって)、基地局100から端末200へ通知される。一方、割当制御情報(トリガ情報を含む)は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)によって、基地局100から端末200へ通知される。すなわち、設定情報は通知間隔が比較的長い(つまり、比較的長い間隔を空けて通知される)のに対して、割当制御情報は、通知間隔が短い(つまり、短い間隔で通知される)。
【0046】
符号化・変調部102は、設定部101から受け取る設定情報及び割当制御情報を符号化及び変調し、得られた変調信号を送信処理部104へ出力する。
【0047】
符号化・変調部103は、入力されるデータ信号を符号化及び変調し、得られた変調信号を送信処理部104へ出力する。
【0048】
送信処理部104は、符号化・変調部102及び符号化・変調部103から受け取る変調信号を、設定部101から受け取る下りリソース割当情報の示すリソースにマッピングすることにより、送信信号を形成する。ここで、送信信号がOFDM信号である場合には、変調信号を、設定部101から受け取る下りリソース割当情報の示すリソースにマッピングし、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理を施して時間波形に変換し、CP(Cyclic Prefix)を付加することにより、OFDM信号が形成される。
【0049】
送信RF部105は、送信処理部104から受け取る送信信号に対して送信無線処理(アップコンバート、ディジタルアナログ(D/A)変換など)を施し、アンテナ106を介して送信する。
【0050】
受信RF部107は、アンテナ106介して受信した無線信号に対して受信無線処理(ダウンコンバート、アナログディジタル(A/D)変換など)を施し、得られた受信信号を受信処理部108へ出力する。
【0051】
受信処理部108は、設定部101から受け取る上りリソース割当情報に基づいて上りデータ信号及びACK/NACK情報がマッピングされているリソースを特定し、受信信号から、特定されたリソースにマッピングされている信号成分を抽出する。
【0052】
また、受信処理部108は、設定部101から受け取るA-SRS送信ルール設定情報、トリガ情報、及びA-SRS送信要求に用いたDCIフォーマットの情報に基づいて、A−SRSがマッピングされているリソースを特定し、受信信号から、特定されたリソースにマッピングされている信号成分を抽出する。具体的には、受信処理部108は、トリガ情報が送信されたサブフレームからkサブフレーム(ここではk=4)以降で最初の共通SRSサブフレームにおいて、上記特定されたリソースでA−SRSを受信する。
【0053】
ここで、受信信号が空間多重された(つまり、複数のコードワード(CW)によって送信された)信号である場合には、受信処理部108は、受信信号をCW毎に分離する。また、受信信号がOFDM信号である場合には、受信処理部108は、抽出された信号成分に対してIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)処理を施すことにより、時間領域信号に変換する。
【0054】
こうして受信処理部108によって抽出された上りデータ信号及びACK/NACK情報は、データ受信部109へ出力され、A−SRS信号は、SRS受信部110へ出力される。
【0055】
データ受信部109は、受信処理部108から受け取る信号を復号する。これにより、上り回線データ及びACK/NACK情報が得られる。
【0056】
SRS受信部110は、受信処理部108から受け取るA−SRS信号に基づいて、各周波数リソースの受信品質を測定し、受信品質情報を出力する。ここで、異なる端末200から送信される複数のA−SRS信号が直交系列などによって符号多重される場合には、SRS受信部110は、符号多重された複数のA−SRS信号の分離処理も行う。
【0057】
[端末200の構成]
図4は、本発明の実施の形態1に係る端末200の構成を示すブロック図である。ここでは、端末200は、LTE−A端末である。
【0058】
図4において、端末200は、アンテナ201と、受信RF部202と、受信処理部203と、リファレンス信号生成部204と、データ信号生成部205と、送信制御部206と、送信信号形成部207と、送信RF部208とを有する。
【0059】
受信RF部202は、アンテナ201を介して受信した無線信号に対して受信無線処理(ダウンコンバート、アナログディジタル(A/D)変換など)を施し、得られた受信信号を受信処理部203へ出力する。
【0060】
受信処理部203は、受信信号に含まれる設定情報、割当制御情報、及びデータ信号を抽出する。受信処理部203は、設定情報及び割当制御情報を送信制御部206へ出力する。また、受信処理部203は、トリガ情報が含まれていた割当制御情報のDCIフォーマット識別情報を送信制御部206へ出力する。また、受信処理部203は、抽出されたデータ信号に対しては誤り検出処理を行い、誤り検出結果に応じたACK/NACK情報をデータ信号生成部205へ出力する。ここで、受信処理部203はブラインド復号によりDCIを検出し、検出されたDCIから割当制御情報を抽出する。
【0061】
リファレンス信号生成部204は、送信制御部206から生成指示を受け取ると、リファレンス信号を生成し、送信信号形成部207へ出力する。
【0062】
データ信号生成部205は、ACK/NACK情報及び送信データを入力とし、送信制御部206から受け取るMCS情報に基づいてACK/NACK情報及び送信データを符号化及び変調することにより、データ信号を生成する。Non-MIMO送信の場合には、1つのコードワード(CW)でデータ信号が生成され、MIMO送信の場合には、2つのコードワードでデータ信号が生成される。なお、受信信号がOFDM信号の場合には、データ信号生成部205は、CP除去処理、FFT処理も行う。
【0063】
送信制御部206は、「SRS送信実行ルール」とトリガ情報の受信状況とに基づいて、SRS送信を実行するか否かを判断する。実施の形態1における「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、最初に検出された送信要求を示すトリガ情報を含む割当制御情報に従ってSRSを送信することである。すなわち、送信制御部206は、サブフレーム番号nの共通SRSサブフレームに対する送信要求を示すトリガ情報を一度検出すると、それ以降にサブフレーム番号nのA-SRSを要求できる有効期間内(つまり、サブフレームn-(Np+k+1)からサブフレームn-kまでの間)において、送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを検出しても、そのDCIに含まれるトリガ情報及び割当制御情報を無視する。
【0064】
そして、送信制御部206は、SRS送信を実行すると判断した場合、自端末がA−SRS信号をマッピングするリソースを設定する。具体的には、送信制御部206は、受信処理部203から受け取る設定情報(A-SRS送信ルール設定情報)と、トリガ情報が含まれていた割当制御情報のDCIフォーマット識別情報とに基づいて、リソースを特定する。また、リソースの特定には、トリガ情報として複数のビットが含まれる場合にはトリガ情報に含まれるSRSリソース通知情報も用いられる。
【0065】
また、送信制御部206は、A−SRSの送信サブフレームとして、トリガ情報を含む割当制御情報が送信されたサブフレームからkサブフレーム以降で最初の共通SRSサブフレームを設定する。また、送信制御部206は、トリガ情報を受け取ると、リファレンス信号生成部204へ生成指示を出力すると共に、上記特定したSRSリソースに関する情報を送信信号形成部207へ出力する。
【0066】
また、送信制御部206は、受信処理部203から受け取る割当制御情報に基づいて、データ信号をマッピングする「データマッピングリソース」を特定し、データマッピングリソースに関する情報(以下、「データマッピングリソース情報」と呼ばれることがある)を送信信号形成部207へ出力すると共に、割当制御情報に含まれるMCS情報をデータ信号生成部205へ出力する。
【0067】
送信信号形成部207は、リファレンス信号生成部204から受け取るA−SRS信号をSRSマッピングリソースにマッピングする。また、送信信号形成部207は、データ信号生成部205から受け取るデータ信号をデータマッピングリソース情報の示すデータマッピングリソースにマッピングする。こうして送信信号が形成される。なお、Non-MIMO送信の場合には、1コードワードのデータ信号が1レイヤに割り当てられ、MIMO送信の場合には、2コードワードのデータ信号が複数のレイヤに割り当てられる。また、送信信号がOFDM信号の場合には、送信信号形成部207は、データ信号をDFT(Discrete Fourier transform)処理した後に、データマッピングリソースにマッピングする。また、形成された送信信号に対してCPが付加される。
【0068】
送信RF部208は、送信信号形成部207で形成された送信信号に対して送信無線処理(アップコンバート、ディジタルアナログ(D/A)変換など)を施してアンテナ201を介して送信する。
【0069】
[基地局100及び端末200の動作]
以上の構成を有する基地局100及び端末200の動作について
図5を用いて説明する。ここでは、DCI format 0及びDCI format 4の割当制御情報に、トリガ情報が含まれるものとする。
図5は、基地局100における上りデータ割当及びA-SRS送信要求と、端末200におけるデータ送信及びA-SRS送信にかかる処理を説明したものである。データ割当通知及びデータ送信は、サブフレーム単位で行われる。
【0070】
図5Aに示すように、基地局100は、1つの共通SRSサブフレームの有効期間内には、各端末200に多くとも1つのA-SRS送信要求を含むDCIを送信する。
【0071】
一方、端末200において、送信制御部206は、「SRS送信実行ルール」とトリガ情報の受信状況とに基づいて、SRS送信を実行するか否かを判断する。具体的には、実施の形態1における「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、最初に検出された送信要求を示すトリガ情報を含む割当制御情報に従ってSRSを送信することである。すなわち、1つの有効期間において、A-SRS送信要求を含むDCIが検出された後に、A-SRS送信要求を含む他のDCIが検出されても、その他のDCIは無視される。つまり、1つの有効期間においてA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIが複数検出された場合、2番目以降に検出されたA-SRS送信要求を含むDCIが要求するSRSリソースでは、A−SRSは送信されず、最初に検出されたA-SRS送信要求を含むDCIが要求するSRSリソースで、A−SRSが送信される(
図5B参照)。
【0072】
このような「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、端末200によるDCIの誤検出の確率、又は、A-SRSトリガ情報の誤検出によって端末200が基地局100から要求されたSRSリソースと異なるSRSリソースでA−SRSを送信してしまう確率を低減できる。ここで、基地局100がA-SRS送信要求を含むDCIを送信する前に端末200がA-SRS送信要求を含むDCIを誤検出した場合には、端末100は、誤ってA−SRSを送信してしまう。しかしながら、基地局100が有効期間内のできるだけ早いサブフレームでA-SRS送信要求を通知することにより、有効期間内において基地局100がA-SRS送信要求を通知する前に端末100が誤検出する確率を低減できる。また、端末200は最初のトリガ情報によってA-SRS送信の準備を行えばよいので、端末200の処理が非常にシンプルになる利点がある。
【0073】
なお、端末200は、1つの有効期間において、A-SRS送信要求を含むDCIを検出した後に、A-SRS送信要求を含む他のDCIを検出した場合、その他のDCIによるデータ割当(つまり、DCI内のデータRB、MCS、送信電力制御などデータ割当に関する情報)を有効なものとして扱い、その他のDCIに含まれるA-SRSトリガ情報のみを無視しても良い。すなわち、DCI内のデータ割当に関する割当通知情報とA-SRSトリガ情報とを独立に扱っても良い。この場合、1つの有効期間において、後から検出されたA-SRS送信要求を含むDCIによって指示されるSRSリソースではA−SRSは送信されず、最初に検出されたA-SRS送信要求を含むDCIによって指示されるSRSリソースで、A−SRSが送信される一方で、後から検出されたA-SRS送信要求を含むDCIによって指示されたデータ割当情報に従って上り回線データ(PUSCH)送信が行われる。すなわち、DCI内の割当通知情報に含まれる情報の内でA-SRSトリガ情報以外の情報(つまり、RB割当やMCS通知情報など)は、それ以前に検出されたA-SRSトリガ情報の状況によらず有効として扱われ、A-SRSトリガ情報は、それ以前に検出されたA-SRSトリガ情報の有無によって有効か無効かが判断される。
【0074】
ここで、A−SRS及びA-SRSトリガ情報は、LTE-Advancedで新たに導入されるものである。一方、A-SRSトリガ情報以外のDCI内の割当通知情報は、LTEで既に規定されている。すなわち、DCI内の割当通知情報に関わる動作を行う処理回路は、LTE-Advancedより前から、LTE基地局及びLTE端末に実装されている。そこで、上記のように、有効無効の判断を、DCI内の割当通知情報とA-SRSトリガ情報とに対して独立に行うことにより、LTEで実装済みの処理回路をそのまま再利用できる。このため、A−SRSに関連する部分に対応する処理部のみが追加されれば良いので、実装にかかる工数を低減できる。
【0075】
[実施の形態2]
実施の形態2では、「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、最後に検出された送信要求を示すトリガ情報を含む割当制御情報に従ってA−SRSを送信することである。実施の形態2の基地局及び端末は、実施の形態1の基地局100及び端末200と基本構成が共通するので、
図3,4を援用して説明する。
【0076】
実施の形態2の基地局100において、設定部101は、端末200ごとに、有効期間内の1つ又は複数のサブフレームで、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを生成する。すなわち、実施の形態2の基地局100は、ある共通SRSサブフレームに対する有効期間内で、その共通SRSサブフレームにおける複数の端末200に対するA-SRS割当状況に応じて、各端末200に対するA-SRSリソースの割当をやり直すことができる。
【0077】
実施の形態2の端末200において、送信制御部206は、「SRS送信実行ルール」とトリガ情報の受信状況とに基づいて、SRS送信を実行するか否かを判断する。実施の形態2における「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、最後に検出された送信要求を示すトリガ情報を含む割当制御情報に従ってA−SRSを送信することである。具体的には、送信制御部206は、サブフレーム番号nの共通SRSサブフレームに対応する有効期間において、送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを1つ検出し、それ以降の別のサブフレーム(つまり、その検出タイミングからサブフレームn-kまでの間)に、送信要求を示すトリガ情報を含む他のDCIを検出した場合、過去のトリガ情報によって指示されたSRSリソースに関する情報を、今回検出されたDCI内のトリガ情報によって指示されたSRSリソースに関する情報で上書きする。これにより、送信制御部206は、各有効期間における最新のSRSリソースに関する情報を保持することができる。そして、送信制御部206は、上書きした結果に従い、リファレンス信号生成部204へ生成指示を出力すると共に、上記上書きしたSRSリソースに関する情報を送信信号形成部207へ出力する。
【0078】
以上の構成を有する実施の形態2の基地局100及び端末200の動作について
図6を用いて説明する。
図6A,Bでは、基地局100は、1つの有効期間内において、1つのサブフレームでA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを送信し、それ以降のサブフレームで再びA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを送信している。
【0079】
図6Aでは、端末200は、全てのDCIを正しく検出し、2つのサブフレームでA-SRS送信要求を示すトリガ情報を受信している。そして、端末200は、「SRS送信実行ルール」に従って、有効期間内で、最後に検出された送信要求を示すトリガ情報を含む割当制御情報に従ってA−SRSを送信する。
【0080】
図6Bでは、端末200は、1つの有効期間内において、最初に送信された、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIの検出をミスしている。すなわち、端末200は、ビット誤りが含まれた結果として誤り検出結果がOKとならないので、DCIを自端末宛のものと認識できなかった。しかしながら、その有効期間内において、検出ミスされたDCIの後に送られた、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を示すDCIが正しく検出されているので、端末200は、その正しく検出されたDCIに含まれるA-SRSトリガ情報に従って、A−SRSを送信する。
【0081】
このように、基地局100が1つの有効期間内における複数のサブフレームでA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを送信すると共に、このような「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、端末200は、有効期間の早い段階でDCIの検出にミスしてもその後に送信されるDCIを正しく検出できれば、正しくA−SRSを送信することができる。この結果、基地局100は、適切なチャネル品質を測定することができる。
【0082】
また、基地局100は、有効期間内で複数のトリガ情報を送信することにより、SRSリソースを変更することができる。すなわち、基地局100は、第1のトリガ情報の後に送信される第2のトリガ情報によって通知するSRSリソースを第1のトリガ情報によって通知されたものと異なるSRSリソースのA-SRS送信を要求することもできる。例えば、基地局100は、ある端末200に対してあるSRSリソース(例えば、リソースA)を用いたA-SRS送信の要求を行った後に、別の優先度の高い端末200に同じSRSリソース(リソースA)でA-SRS送信させたい場合に、過去に指示したSRSリソースを上書きするために別のSRSリソース(例えば、リソースB)を指示するA-SRSトリガ情報を送信する。ここで、別のSRSリソースの指示は、異なるDCI formatを用いることにより行われても良いし、同一のDCI formatを用いてA-SRSトリガ情報の異なる状態を通知することによって行われても良い。このように、端末200に対して過去に通知したSRSリソースを別のリソースで上書きすることにより、基地局100は、端末200に対してSRSリソースを割り当て直すことができる。これにより、複数の端末200に割り当てられるSRSリソース間の衝突を防ぐことができる。
【0083】
また、上述の通り、端末200がDCIを誤検出した場合には、誤ったSRSリソースでA−SRSが送信される可能性がある。しかしながら、有効期間内の最後のサブフレームで送信された、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIが端末200によって正しく受信されれば、端末100が、誤ったSRSリソースでA−SRSを送信することがない。又は、基地局100がA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを有効期間におけるできるだけ後のサブフレームで通知することにより、端末200によるDCIの誤検出の確率、又は、A-SRSトリガ情報の誤検出によって端末200が基地局100から要求されたSRSリソースと異なるSRSリソースでA−SRSを送信してしまう確率を低減できる。
【0084】
[実施の形態3]
実施の形態3では、「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを複数検出した場合には、その有効期間に対応する共通SRSサブフレームではA−SRSを送信しないことである。実施の形態3の基地局及び端末は、実施の形態1の基地局100及び端末200と基本構成が共通するので、
図3,4を援用して説明する。
【0085】
実施の形態3の基地局100において、設定部101は、端末200ごとに、有効期間内の1つ又は2つのサブフレームで、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを生成する。このトリガ情報が生成される回数は、ある共通SRSサブフレームにおける複数の端末200に対するA-SRS割当状況に応じて制御される。例えば、基地局100は、ある端末200に対してあるSRSリソース(例えばリソースA)を用いたA-SRS送信要求を行った後に、別の優先度の高い端末200に同じSRSリソース(リソースA)でA-SRSを送信させたい場合に、過去に行ったA-SRS送信要求を取り消すために、同一の有効期間内に再びA-SRS送信要求を示すA-SRSトリガ情報を送信する。
【0086】
実施の形態3の端末200において、送信制御部206は、「SRS送信実行ルール」とトリガ情報の受信状況とに基づいて、SRS送信を実行するか否かを判断する。実施の形態3における「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを複数検出した場合には、その有効期間に対応する共通SRSサブフレームではA−SRSを送信しないことである。具体的には、送信制御部206は、サブフレーム番号nの共通SRSサブフレームに対応する有効期間において、送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを1つ検出し、それ以降の別のサブフレーム(つまり、その検出タイミングからサブフレームn-kまでの間)に、送信要求を示すトリガ情報を含む他のDCIを検出した場合、そのA-SRSトリガ情報を無効と判断すると共に、それ以前に検出したA-SRSトリガ情報も無効化(つまり、取り消し)する。このとき、送信制御部206は、リファレンス信号生成部204へ生成指示の取り消し指示を出力する。
【0087】
以上の構成を有する実施の形態3の基地局100及び端末200の動作について
図7を用いて説明する。
図7A,Bでは、基地局100は、1つの有効期間内において、1つのサブフレームでA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを送信し、それ以外のサブフレームでは上りデータ割当通知の際にはA-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを送信している。
【0088】
図7Aでは、端末200は、有効期間内にDCIを誤検出することなく、また、自端末宛に送信されたDCIを全て正しく受信している。そして、有効期間内の1つのサブフレームで検出された送信要求を示すA-SRSトリガ情報に従ったSRSリソースで、A−SRSを送信している。
【0089】
一方、
図7Bでは、基地局100は、1つの有効期間内の2つのサブフレームで、端末200宛のDCIを送信しているが、端末100は、別のサブフレームでもA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを検出(つまり、誤検出)している。そして、端末200は、「SRS送信実行ルール」に従って、1つの有効期間内にA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを2つ検出したため、A−SRSの送信を行わない。
【0090】
このような「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、端末200による誤検出に起因したA−SRS誤送信の確率を低減できる。ここで、ある有効期間内に基地局100がA-SRS送信要求を1度も行わないにも関わらず端末200がA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを誤検出した場合には、端末100は、誤ってA−SRSを送信してしまう。しかしながら、1つの有効期間内に基地局100がA-SRS送信要求を1度でも行う場合には、端末100による誤検出に起因したA−SRSの誤送信を防ぐことができる。また、2つ目のA-SRS送信要求を示すDCIの誤検出によるデータの誤送信も防ぐことができる。
【0091】
また、このような「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、基地局100は、ある端末200に対して過去に通知したA-SRS送信要求を、送信要求を故意に複数送信することで、取り消しすることができる。これにより、優先度の高い他の端末200に対して、空いたリソースを割り当てることができる。このため、優先度に応じた端末200へのA-SRSリソース割当が可能であり、優先度の高い端末200に対してA-SRS受信品質情報の取得の遅延量を低減できる。結果として、優先度の高い端末200へのデータ伝送の遅延を低減できる。
【0092】
なお、端末200は、1つの有効期間において、A-SRS送信要求を含むDCIを検出した後に、A-SRS送信要求を含む他のDCIを検出した場合、その他のDCIによるデータ割当を有効なものとして扱い、その他のDCIに含まれるトリガ情報のみを無効として扱っても良いし、データ割当もトリガ情報も両方とも無効として扱っても良い。前者の場合には、基地局100がある端末200に対して過去に通知したA-SRS送信要求を取り消しする際に、新たにデータ割当を行いながら、A-SRS送信要求だけを取り消すことができる。一方、後者の場合には、データ割当を伴わずA-SRS送信要求の取り消しだけを行うことができるので、新たに割り当てるデータがない場合などに、端末200が無駄なデータを送信することがなくなるため、効果的である。また、両者を、基地局100から端末200へ送信される追加の制御情報によって、切り替えても良い。
【0093】
[実施の形態4]
実施の形態4では、「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む最初のDCIを検出した後に、A-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを1つでも検出した場合、又は、その最初のDCIが指示するSRSリソースと異なるSRSリソースを指示するDCIを検出した場合には、A−SRSを送信しないことである。実施の形態4では、基地局は、有効期間内において、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む最初のDCIを送信した後、その最初のDCIと同じDCI formatの他のDCIによってデータ割当通知を行う場合には、当該他のDCIには、最初のDCI内のトリガ情報で指示したSRSリソースと同じSRSリソースを指示するトリガ情報を含める。すなわち、基地局100が同じSRSリソースを指示するトリガ情報を含むDCIを1つの有効期間において繰り返し送信することが前提とされている。実施の形態4の基地局及び端末は、実施の形態1の基地局100及び端末200と基本構成が共通するので、
図3,4を援用して説明する。
【0094】
実施の形態4の基地局100において、設定部101は、有効期間内の1つのサブフレームで、端末200に対してA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む第1のDCIを生成した場合、「所定の条件」を満たすときには、その有効期間内においてその後に送信される他のDCIにもA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含める。「所定の条件」とは、他のDCIのDCI formatが、第1のDCIと同一であることである。そして、他のDCIに含められるトリガ情報が示すSRSリソースも、第1のDCIに含められたトリガ情報が示すSRSリソースと一致させる。すなわち、実施の形態4の基地局100は、基本的には、「所定の条件」を満たす限り、1つの有効期間内において、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを繰り返し送信することになる。
【0095】
実施の形態4の端末200において、送信制御部206は、「SRS送信実行ルール」とトリガ情報の受信状況とに基づいて、SRS送信を実行するか否かを判断する。実施の形態4における「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを検出した後に、A-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを一度でも検出した場合、又は、その最初のDCIが指示するSRSリソースと異なるSRSリソースを指示するDCIを検出した場合に、その有効期間に対応する共通SRSサブフレームではA−SRSを送信しないことである。具体的には、送信制御部206は、サブフレーム番号nの共通SRSサブフレームに対する有効期間において、送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを一度検出した後に、それ以降の別のサブフレーム(つまり、その検出タイミングからサブフレームn-kまでの間)に、A-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを一度でも検出した場合には、A−SRSの送信なしと判断する。また、その最初のDCIが指示するSRSリソースと異なるSRSリソースのA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを検出した場合もA−SRSの送信なしと判断する。そして、このとき、送信制御部206は、リファレンス信号生成部204へ生成指示の取り消し指示を出力する。
【0096】
以上の構成を有する実施の形態4の基地局100及び端末200の動作について
図8を用いて説明する。
【0097】
図8Aでは、基地局100は、1つの有効期間内において、1つのサブフレームでA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを送信し、それ以降のサブフレームでもA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを繰り返し送信している。また、
図8Aでは、端末200は、全てのDCIを正しく検出している。そして、端末200は、「SRS送信実行ルール」に従えば、このDCIの検出状況の下ではA−SRSを送信する。
【0098】
一方、
図8Bには、ある有効期間内に、基地局100が端末200に対してA-SRS送信要求を行わないケースが示されている。
図8Bでは、基地局100は、有効期間内の2つのサブフレームでA-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを端末200へ送信している。一方、端末200では、A-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを誤検出した後、実際に基地局100から送信された2つのDCIを検出している。端末200は、「SRS送信実行ルール」に従えば、このDCIの検出状況の下ではA−SRSを送信しない。
【0099】
また、図示せぬ動作として、
図8Aにおいて、基地局100が送信した3つ目のDCIを端末200が誤検出してリソースBのA-SRS送信要求を示すA-SRSトリガ情報を含むDCIと判断した場合には、端末200は、それ以前に検出したA-SRSトリガ情報が示すリソースとは異なるリソースであるため、A-SRS送信を行わない。
【0100】
このような基地局100によるDCIの送信ルール及び端末200の「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、端末200がA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを誤検出しても、その後に受信するDCIに含まれるトリガ情報によって誤検出を判断できる。これにより、端末200によるDCIの誤検出の確率、又は、A-SRSトリガ情報の誤検出によって端末200が基地局100から要求されたSRSリソースと異なるSRSリソースでA−SRSを送信してしまう確率を低減できる。
【0101】
また、基地局100が上記「所定の条件」を満たす限り、1つの有効期間内において、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを繰り返し送信することにより、端末200が-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを検出ミスした場合でも、正しくA−SRSが送信される。この結果、基地局100は、適切なチャネル品質を測定することができる。
【0102】
また、このような「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、基地局100は、ある端末200に対して過去に通知したA-SRS送信要求を取り消しすることができる。例えば、基地局100は、第1の端末200に対してあるSRSリソース(例えば、リソースA)を用いたA-SRS送信の要求を行った後に、別の優先度の高い第2の端末200に同じSRSリソース(リソースA)でA-SRS送信させたい場合に、第1の端末200に対して過去に送信したA-SRS送信要求を取り消すために、その過去のA-SRS送信要求の際に用いたDCI formatと同一のformatであり且つA-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含む割当制御情報を端末200へ送信する。この場合、「SRS送信実行ルール」に従えば、第1の端末200は、A−SRSを送信しない。これにより、優先度の高い他の端末200に対して、空いたリソースを割り当てることができる。このため、優先度に応じた端末200へのA-SRSリソース割当が可能であり、優先度の高い端末200に対してA-SRS受信品質情報の取得の遅延量を低減できる。結果として、優先度の高い端末200へのデータ伝送の遅延を低減できる。
【0103】
また、このような「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、端末が有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを検出した後に、その最初のDCIが指示するSRSリソースと異なるSRSリソースを指示するDCIを検出するとA-SRSを送信しないよう制御される。このため、端末が有効期間内に基地局が実際に指示したものと異なるリソースのA-SRSトリガ情報を示すDCIを誤検出することにより、誤ったリソースでA-SRSを送信し、他の端末または他のセルへの不要な干渉を与える確率を低減できる。
【0104】
なお、本実施の形態における2つの「SRS送信実行ルール」のうちいずれかのみを用いてもよい。例えば、有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む最初のDCIを検出した後に、A-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを1つでも検出するとA-SRSを送信しないという「SRS送信実行ルール」のみを用いてもよいし、或いは、端末が有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを検出した後に、その最初のDCIが指示するSRSリソースと異なるSRSリソースを指示するDCIを検出するとA-SRSを送信しないという「SRS送信実行ルール」のみを用いてもよい。ここで、異なるSRSリソースを指示するDCIとはSRSリソースの異なるA-SRS configurationを指示するトリガ情報を含むDCIである。
【0105】
[実施の形態5]
実施の形態5では、「SRS送信実行ルール」は、実施の形態4と同様に、有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む最初のDCIを検出した後に、A-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含む他のDCIを1つでも検出した場合には、A−SRSを送信しないことである。但し、実施の形態4と異なり、実施の形態5における「SRS送信実行ルール」には、その最初のDCIが指示するSRSリソースと異なるSRSリソースを指示する他のDCIを検出した場合であっても、当該他のDCIのDCI formatがその最初のDCIのDCI formatと異なる場合には、当該他のDCIに含まれるトリガ情報に従ってA−SRSを送信することも含まれる。実施の形態5でも、実施の形態4と同様に、基地局は、有効期間内において、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む最初のDCIを送信した後、その最初のDCIと同じDCI formatの他のDCIによってデータ割当通知を行う場合には、当該他のDCIには、最初のDCI内のトリガ情報で指示したSRSリソースと同じSRSリソースを指示するトリガ情報を含める。すなわち、基地局100が同じSRSリソースを指示するトリガ情報を含むDCIを1つの有効期間において繰り返し送信することが前提とされている。実施の形態5の基地局及び端末は、実施の形態1の基地局100及び端末200と基本構成が共通するので、
図3,4を援用して説明する。
【0106】
実施の形態5の基地局100において、設定部101は、有効期間内の1つのサブフレームで、端末200に対してA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む第1のDCIを生成した場合、「所定の条件」を満たすときには、その有効期間内においてその後に送信される他のDCIにもA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含める。「所定の条件」とは、他のDCIのDCI formatが、第1のDCIと同一であることである。そして、他のDCIに含められるトリガ情報が示すSRSリソースも、第1のDCIに含められたトリガ情報が示すSRSリソースと一致させる。すなわち、実施の形態4の基地局100は、基本的には、「所定の条件」を満たす限り、1つの有効期間内において、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを繰り返し送信することになる。
【0107】
ただし、設定部101は、各端末200へのA-SRS割当状況に応じて、各端末200に対して過去に送信要求したA-SRSリソースの割当をやり直す場合などには、割当制御情報のDCI formatを変えて、A-SRS送信要求を示すトリガ情報をその割当制御情報に含める。
【0108】
実施の形態5の端末200において、送信制御部206は、「SRS送信実行ルール」とトリガ情報の受信状況とに基づいて、SRS送信を実行するか否かを判断する。実施の形態5における「SRS送信実行ルール」は、有効期間内で、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを検出した後に、A-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを一度でも検出すると、その有効期間に対応する共通SRSサブフレームではA−SRSを送信しないことである。具体的には、送信制御部206は、サブフレーム番号nの共通SRSサブフレームに対する有効期間において、送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを一度検出した後に、それ以降の別のサブフレーム(つまり、その検出タイミングからサブフレームn-kまでの間)に、A-SRS送信要求なしを示すトリガ情報を含むDCIを一度でも検出した場合には、A−SRSの送信なしと判断する。そして、このとき、送信制御部206は、リファレンス信号生成部204へ生成指示の取り消し指示を出力する。
【0109】
また、実施の形態5における「SRS送信実行ルール」には、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む最初のDCIが指示するSRSリソースと異なるSRSリソースを指示する他のDCIを検出した場合であっても、当該他のDCIのDCI formatがその最初のDCIのDCI formatと異なる場合には、当該他のDCIに含まれるトリガ情報に従ってA−SRSを送信することも含まれる。具体的には、送信制御部206は、当該他のDCIに含まれるトリガ情報によって指示されたSRSリソースに関する情報によって、当該他のDCIの直前に検出したDCIに含まれるトリガ情報によって指示されたSRSリソースに関する情報を上書きする。そして、このとき、送信制御部206は、リファレンス信号生成部204へ生成指示を出力すると共に、上記上書きしたSRSリソースに関する情報を送信信号形成部207へ出力する。
【0110】
以上の構成を有する実施の形態5の基地局100及び端末200の動作について
図9を用いて説明する。
図9において、基地局100は、1つの有効期間内において、1つのサブフレームでA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを送信し、それ以降のサブフレームでもA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを繰り返し送信している。ここでは、DCI format 4(MIMO送信向け割当情報)により複数アンテナ向けのA-SRS送信要求を行っている。さらに、リソースAでの複数アンテナのA-SRS送信要求をしている。
【0111】
また、
図9では、基地局100は、DCI format 4の割当制御情報にA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含めたDCIを繰り返し送信した後に、DCI format 0の割当制御情報にA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含めたDCIを送信している。これは、端末200の伝搬路状況の変化(例えば、伝搬路品質が劣化し複数アンテナを用いた空間多重伝送ではデータ伝送が困難になった場合等)により、過去に要求したSRSリソースとは異なるリソース(例えば、リソースBでの1アンテナ送信)で、A−SRSを端末200に送信させるためである。
【0112】
一方、端末200は、DCI format 4によるA-SRS送信要求を検出した後にDCI format 0によるA-SRS送信要求を検出している。端末200は、「SRS送信実行ルール」に従えば、このDCIの検出状況の下では、より後のサブフレームで検出したDCIのA-SRSトリガ情報(つまり、DCI format 0のトリガ情報)に従ってA−SRSを送信する。
【0113】
このような基地局100によるDCIの送信ルール及び端末200による「SRS送信実行ルール」に従えば、基地局100は、有効期間内でDCI formatの異なる複数のトリガ情報を送信することにより、SRSリソースを変更することができる。このため、各端末200の伝搬路状況の変化に対応したSRSリソースでA−SRSを送信させることができる。また、複数の端末200に割り当てられるSRSリソース間の衝突を防ぐことができる。
【0114】
また、実施の形態4と同様に、基地局100が上記「所定の条件」を満たす限り、1つの有効期間内において、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを繰り返し送信することにより、端末200がA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを検出ミスした場合でも、正しくA−SRSが送信される。この結果、基地局100は、適切なチャネル品質を測定することができる。
【0115】
また、実施の形態4と同様に、このような「SRS送信実行ルール」によってSRS送信が制御されることにより、基地局100は、ある端末200に対して過去に通知したA-SRS送信要求を取り消しすることができる。
【0116】
なお、以上の説明では、実施の形態4と同様に、基地局100は、基本的には、「所定の条件」を満たす限り、1つの有効期間内において、A-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを繰り返し送信することを前提に説明を行った。これに対して、実施の形態3と同様に、有効期間内の1つのサブフレームで、端末200に対してA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含む第1のDCIを生成した場合、その有効期間内においてその後に送信され且つ第1のDCIと同じDCI formatの他のDCIにはA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含めないとしても良い。この場合、端末200は、第1のDCIと同じDCI formatのA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含む他のDCIを検出した際には、A−SRSの送信を行わない。ただし、さらにその後に、第1のDCIと異なるDCI formatのA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIを検出した場合には、そのDCI formatの異なるDCIに含まれるA-SRSトリガ情報に従ったSRSリソースでA−SRSを送信する。
【0117】
また、SRSリソースの変更は、DCI format 0以外のA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIの後に、DCI format 0のA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIが検出された場合にのみ行われるようにしても良い。すなわち、基地局100による過去のA-SRS送信要求に対応するSRSリソース(アンテナ数も含む)の上書きは、1アンテナ向けのA-SRS送信要求でのみ可能にしても良い。ここで、1アンテナ向けのA-SRS送信要求またはDCI format 0によるA-SRS送信要求は、送信モードとしてマルチアンテナ送信が用いられている端末200のモードを1アンテナ送信にFall Backさせる際に行われる。このA-SRS送信要求は、特に、端末200の伝搬路状態が悪化した場合などに行われる。伝搬路状況が悪化した端末200は1アンテナ送信でしか通信できないため、早急に1アンテナ向けのA-SRS送信を端末200にさせる必要がある。また、逆に、DCI format 0のA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIの後に、DCI format 0以外のA-SRS送信要求ありを示すトリガ情報を含むDCIが検出された場合には、SRSリソース変更を認めないこととすることにより、端末200がDCI format 0以外のDCIを誤検出した場合に誤送信する確率を低減できる。
【0118】
[他の実施の形態]
(1)上記各実施の形態において、SRSリソースを規定するパラメータには、cyclic shift、comb、RB数(または帯域幅)、RB位置(または周波数上のSRS帯域開始位置)、周波数ホッピングパタン、アンテナ数などが含まれる。
【0119】
(2)上記各実施の形態において、通信システムにCarrier aggregationが適用される場合には、SRSリソースを規定するパラメータに、Component Carrierに関する情報が含まれても良い。Component Carrierは、Cellと呼ばれる。また、端末毎に、CCセットが設定され、CCセットには、1つのPrimary Cell(PCell)と、1つ又は複数のSecondary Cell(SCell)が含まれる。この場合、A-SRS送信ルール設定情報において、DCI format 0には、PCellのA-SRS送信を対応づける一方、DCI format 1Aには、SCellのA-SRSトリガ送信を対応付けても良い。
【0120】
(3)上記各実施の形態において、SRS resource configurationの基本構成パラメータとして、帯域開始位置、帯域幅、Cyclic shift、Comb番号としたが、これに限定されるものではなく、これら以外のパラメータを、SRSリソースの基本構成パラメータに含めても良い。
【0121】
(4)上記各実施の形態において、同一のサブフレームで複数のDCI formatで同時にA-SRS送信要求を示すトリガ情報を含むDCIを端末200が受信した場合には、それらのDCIを無効であるものとして扱っても良い。これにより、端末200が誤ってA−SRSを送信することを防止できる。
【0122】
(5)上記各実施の形態において、基地局100が、端末200ごとに、DCIにSRSトリガ情報を入れるかどうかを設定し、設定結果を各端末200にRRCシグナリングによって通知しても良い。A-SRSを使用しないような端末200(例えば音声通信のみ)又はA-SRSを使用しないようなアプリケーションを用いている状況の端末200に対して送信するDCIのビット数を低減できるため、オーバーヘッドを低減することができる。また、基地局100が、SRSトリガ情報のビット数を設定し、設定結果を端末200にRRCシグナリングによって通知するようにしても良い。
【0123】
(6)上記各実施の形態では、端末200がA-SRSを共通SRSサブフレームで送信するようにしたが、これに限定されるものではなく、A-SRSを個別SRSサブフレームで送信するようにしても良い。すなわち、基地局100が共通SRSサブフレーム群の中から端末個別のSRSサブフレームをさらに設定し、端末個別SRSサブフレームで端末200にA-SRS送信を行わせても良い。この場合、端末個別のSRSサブフレームの周期Np_ueは、共通SRSサブフレームの周期と同じかそれ以上に設定され、同一のSRSサブフレームのA-SRSをトリガする有効期間の長さは、Np_ueとなる。
【0124】
(7)上記したLTEは、3GPP Release 8と呼ばれることもあり、LTE−Aは、3GPP Release 10と呼ばれることもある。また、LTE−AはLTEとの後方互換性(backward compatibility)を有する。
【0125】
(8)端末200に複数のComponent Carrier(または、Cellと呼ばれることもある)の使用が設定される場合には、1つの有効期間内で、A-SRSトリガ情報を第1のCCで受信した後に、A-SRS送信要求ありのA-SRSトリガ情報を含む他のDCIを同じ第1のCCで検出されたときにのみ、上記各実施の形態の技術を適用し、A-SRS送信要求ありのA-SRSトリガ情報を含む他のDCIを第1のCCと異なる第2のCCで検出されたときには、当該他のDCIに含まれるトリガ情報に従って、第2のCCでA−SRSが送信されても良い。
【0126】
(9)Component Carrierは、物理セルIDとキャリア周波数とにより定義されるもので、セルと呼ばれることもある。
【0127】
(10)上記のSRSリソースのパラメータの他にSRSの送信電力に関する情報もDCI formatごとに対応関係を設定するようにしてもよい。例えば、セル間で協調して干渉制御を行っているシステムにおいて、他セルに与える干渉を少なくしたいサブフレームでは、低い送信電力設定が対応づけられたDCI formatによりA-SRSをトリガし、他セルに与える干渉が多くてもよいサブフレームでは、低い送信電力設定が対応づけられたDCI formatによりA-SRSをトリガする。これにより、制御情報を増やすことなくA−SRSの送信電力を柔軟に設定できる。
【0128】
(11)端末200から送信されるSRSは、基地局100による伝搬路状態の推定、上り回線のMCS設定、周波数スケジューリング、各アンテナのウェイト(指向性)制御に用いられる以外に、下り回線のアンテナのウェイト(またはプリコーディング)制御などに用いられてもよい。この場合、異なるDCI formatに対して、上り回線のMCS設定、周波数スケジューリング、及びアンテナウェイト制御のためのSRSリソースと、下り回線のアンテナウェイト制御向けのSRSリソースとを設定することにより、通知ビットを増やさずにそれぞれの用途に応じたA-SRSをトリガするとこができる。
【0129】
(12)上記各実施の形態ではアンテナとして説明したが、本発明はアンテナポート(antenna port)でも同様に適用できる。
【0130】
アンテナポートとは、1本又は複数の物理アンテナから構成される、論理的なアンテナを指す。すなわち、アンテナポートは必ずしも1本の物理アンテナを指すとは限らず、複数のアンテナから構成されるアレイアンテナ等を指すことがある。
【0131】
例えば3GPP LTEにおいては、アンテナポートが何本の物理アンテナから構成されるかは規定されず、基地局が異なる参照信号(Reference signal)を送信できる最小単位として規定されている。
【0132】
また、アンテナポートはプリコーディングベクトル(Precoding vector)の重み付けを乗算する最小単位として規定されることもある。
【0133】
(13)上記各実施の形態においては、上りデータはPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、下りデータはPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で送信されるが、その他のチャネルを介して送信されてもよい。
【0134】
(14)上記実施の形態における「SRS送信実行ルール」は、セル環境や端末の通信環境などに応じて、切り替えられてもよい。この場合,複数の「SRS送信実行ルール」のうちどれを使うかの情報を、基地局100がセル内の全端末200に向けて報知してもよいし、端末200ごとに個別に通知(RRCシグナリング)してもよい。
【0135】
(15)上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
【0136】
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0137】
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
【0138】
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
【0139】
2010年11月16日出願の特願2010−255843の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。