特許第6573103号(P6573103)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本精機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6573103-表示装置 図000002
  • 特許6573103-表示装置 図000003
  • 特許6573103-表示装置 図000004
  • 特許6573103-表示装置 図000005
  • 特許6573103-表示装置 図000006
  • 特許6573103-表示装置 図000007
  • 特許6573103-表示装置 図000008
  • 特許6573103-表示装置 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6573103
(24)【登録日】2019年8月23日
(45)【発行日】2019年9月11日
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20190902BHJP
   H05K 7/14 20060101ALI20190902BHJP
   B60K 37/00 20060101ALI20190902BHJP
【FI】
   G09F9/00 350Z
   G09F9/00 346A
   G09F9/00 309A
   H05K7/14 C
   B60K37/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-105340(P2015-105340)
(22)【出願日】2015年5月25日
(65)【公開番号】特開2016-218343(P2016-218343A)
(43)【公開日】2016年12月22日
【審査請求日】2018年3月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小池 則之
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 豪
【審査官】 新井 重雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−149418(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3108915(JP,U)
【文献】 特開2013−093751(JP,A)
【文献】 特開平11−284936(JP,A)
【文献】 特開2000−349465(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0012729(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00
B60K 37/00
H05K 7/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示ユニットと、前記表示ユニットの背面側に配置される回路基板と、前記表示ユニットを収納する前記回路基板に比べて柔らかい材料である中ケースと、前記回路基板を収納する下ケースと、を備え、
前記表示ユニットは、前記中ケースを取付けるための第1取付部と、前記中ケースを貫通させると共に前記回路基板及び前記下ケースを取付けるための第2取付部と、を有し、
前記第1取付部は、前記表示ユニットの前記回路基板を背面側に配置しない一辺側に配置され、
前記第2取付部は、前記表示ユニットの前記回路基板を背面側に配置する前記一辺側の反対の他辺側に配置されることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示ユニットは、前記一辺側に配置され、前記中ケース及び前記下ケースを取付けるための第3取付部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示ユニットは、前記他辺側に配置され、前記中ケースを貫通させると共に前記回路基板のみを取付けるための第4取付部を更に有することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示ユニットの前記第1取付部及び前記第2取付部は、金属製のシールドケースに一体形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示ユニットが収納されるケースを備えた表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ケース内に表示ユニットを収納した表示装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。表示装置は、表示ユニットと、この表示ユニットが収納されるケースを有しており、表示ユニットは、TFT型と称される表示素子と、この表示素子を照明するバックライト装置と、表示素子やバックライト装置が保持される合成樹脂製のホルダと、ホルダに表示素子やバックライト装置を固定しておく金属製の押え枠と、ホルダの背後に配置され表示素子の駆動や光源を点灯させる電子部品などが実装された回路基板と、鋼材からなるシールドケースなどを備えている。
【0003】
このような表示ユニットは、表示ユニットに設けた取付部と、ケース及び回路基板とを、ビス締めによって固定するものが一般的に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−268557号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表示ユニットを、回路基板を間に介して樹脂製のケースに固定する場合、表示ユニットに伝わる取付歪によって表示画面に変形が生じてしまうという問題点があった。
【0006】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、表示画面に変形が生じること抑えた商品性が良好な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記目的を達成するため、画像を表示する表示ユニットと、前記表示ユニットの背面側に配置される回路基板と、前記表示ユニットを収納する前記回路基板に比べて柔らかい材料である中ケースと、前記回路基板を収納する下ケースと、を備え、前記表示ユニットは、前記中ケースを取付けるための第1取付部と、前記中ケースを貫通させると共に前記回路基板及び前記下ケースを取付けるための第2取付部と、を有し、前記第1取付部は、前記表示ユニットの前記回路基板を背面側に配置しない一辺側に配置され、前記第2取付部は、前記表示ユニットの前記回路基板を背面側に配置する前記一辺側の反対の他辺側に配置されるものである。
【0008】
また、前記表示ユニットは、前記一辺側に配置され、前記中ケース及び前記下ケースを取付けるための第3取付部を更に有するものである。
【0009】
また、前記表示ユニットは、前記他辺側に配置され、前記中ケースを貫通させると共に前記回路基板のみを取付けるための第4取付部を更に有するものである。
【0010】
また、前記表示ユニットの前記第1取付部及び前記第2取付部は、金属製のシールドケースに一体形成されたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、表示画面に変形が生じること抑えた商品性が良好な表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1実施形態を示す表示装置の正面図。
図2】同表示装置の取付部周辺を示す図1のA−A断面図。
図3】本発明の第2実施形態を示す表示装置の中ケースの背面図。
図4】同表示装置の回路基板の背面図。
図5】同表示装置の下ケースの背面図。
図6】同表示装置の中ケースと回路基板の背面図。
図7図6のB−B断面図。
図8図6のC−C断面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明を、図1及び図2に基づいて、車両用の表示装置に適用した例を第1実施形態として説明する。
【0014】
表示ユニット1は、本実施形態ではTFT型の表示素子13を備え、図示しないが、表示素子13が収納されるホルダ、照明部材、シールドケース5などがユニット化されたものである。
【0015】
ケース2は、例えば白色の合成樹脂等から成形された中ケース2Aと、例えば黒色の合成樹脂等から成形された下ケース2Bとで構成されており、フック等の係合部によって係合固定されている。
【0016】
シールドケース5は、本実施形態においては、金属材料から形成され、表示素子13の外周側を覆うように配置されている。図示しないが、表示素子13からは可撓性配線部材(FPC)が延設され、背後に位置する回路基板8に接続される。また、シールドケース5には、後述するビス10がビス締めされる複数の取付部51が一体形成されている。
【0017】
取付部51は、中ケース2Aのみが取付けられる第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bが取付けられる第2の取付部51Bと、からなる。
【0018】
中ケース2Aは、図2に示すように、表示ユニット1が収納される収納部21形成されている。収納部21の底面には、第2取付部51Bが貫通する貫通孔2A1が形成されている。また、中ケース2Aは、図2に示すように、ビス10が第1取付部51Aに挿入されるための挿入孔2A2が形成されている。
【0019】
下ケース2Bには、ビス10が第2取付部51Bに挿入されるための挿入孔2B3が形成されている。
【0020】
回路基板8は、図2に示すように、中ケース2Aや下ケース2Bよりも小さい面積となっており、挿入孔2B3から挿入されたビス10が第2取付部51Bに挿入されるための貫通孔81が形成されている。
【0021】
表示ユニット1の図1中の右側には、指針式計器30が配置されている。指針式計器30は、指針31と、指針31によって指示される指標部を備えた文字板32と、文字板32を背後から照明する光源33とを備えている。指針31は、回路基板8の背面側に配置された駆動源35から延びる指針軸の先端に装着されている。文字板32は、中ケース2Aによって保持されている。光源33は、回路基板8上に配置されている。
【0022】
表示ユニット1の中ケース2A及び下ケース2Bへの組み付けを説明する。表示ユニット1のシールドケース5に形成された取付部51のうち、第2取付部51Bが中ケース2Aの貫通孔2A1を貫通するように、表示ユニット1を収納部21に収納する。第1取付部51Aと中ケース2Aは、中ケース2Aの挿入孔2A2から挿入されたビス10でビス締めされる。
【0023】
第2取付部51Bが貫通孔2A1を貫通し、回路基板8と当接するように、回路基板8を中ケース2Aの背面側に配置する。第2取付部51Bは、下ケース2Bに形成された挿入孔2B3から挿入されたビス10が、回路基板8の貫通孔81と中ケース2Aの貫通孔2A1を貫通したのちに、回路基板8と、下ケース2Bとがビス締めされる。
【0024】
この様に、画像を表示する表示ユニット1と、表示ユニット1の背面側に配置される回路基板8と、表示ユニット1を収納する中ケース2Aと、回路基板8を収納する下ケース2Bと、を有し、表示ユニット1は、その背面側に取付部51を備え、取付部51は、中ケース2Aを取付けるための第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bを取付けるための第2取付部51Bと、からなることによって、表示ユニット1が、回路基板8を介さずに中ケース2Aのみがビス締めされる第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bが取付けられる第2の取付部51Bとを備え、回路基板8に比べて柔らかい材料である中ケース2Aにビス締めされる取付部51を有しているため、表示ユニット1に伝わる取付歪が緩和され、表示画面の歪みを低減することができる。
【0025】
なお、本実施形態では、取付部51が表示ユニット1のシールドケース5に一体形成された例を説明したが、例えば、取付部51が表示ユニット1の樹脂性ケースに形成され、シールドケースの貫通孔又は切り欠きより露出する構造であってもよく、各部品の組み付けがなされるならば、取付部の材料は金属製に限定されない。
【0026】
図3乃至図8に基づいて、第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と重複する構成の説明は省略する。
【0027】
取付部51は、中ケース2Aのみが取付けられる第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bが取付けられる第2取付部51Bと、中ケース2A及び下ケース2Bが取付けられる第3取付部51Cと、中ケース2Aを貫通すると共に回路基板8が取付けられる第4取付部51Dと、からなる。
【0028】
第1取付部51Aは、第1実施形態と同様に、中ケース2Aに形成された挿入孔2A2から挿入されたビス10によってビス締めされる。
【0029】
第2取付部51Bは、第1実施形態と同様に、下ケース2Bに形成された挿入孔2B3から挿入されたビス10が、回路基板8の貫通孔81と中ケース2Aの貫通孔2A1を貫通したのちに回路基板8と、下ケース2Bとがビス締めされる。
【0030】
中ケース2Aには、第1実施形態と同様に、貫通孔2A1及び挿入孔2A2が形成されている。また、中ケース2Aは、図3図6図7図8に示すように、第3取付部51Cに挿入されるビス10が貫通するための貫通孔2A3と、ビス10が挿入される第4取付部51Dが貫通するための貫通孔2A4が形成されている。
【0031】
下ケース2Bには、ビス10が第2取付部51B及び第3取付部51Cに挿入されるための挿入孔2B3、2B4が形成されている。
【0032】
回路基板8は、図4、6に示すように、中ケース2Aよりも小さい面積となっており、第2取付部51B及び第4取付部51Dにビス10が挿入されるための貫通孔81、82が回路基板8の短手方向の中心線Mに沿って形成されている。
【0033】
表示ユニット1の中ケース2A及び下ケース2Bへの組み付けを説明する。表示ユニット1のシールドケース5に形成された取付部51のうち第2取付部51Bと第4取付部51Dとが、中ケース2Aの貫通孔2A1、2A4を貫通するように、表示ユニット1を収納部21に収納する。第1取付部51Aは、中ケース2Aの挿入孔2A2から挿入したビス10でビス締めされる。
【0034】
第4取付部51Dが中ケース2Aの貫通孔2A4を通り、回路基板8と当接するように、回路基板8を中ケース2Aの背面側に配置する。第4取付部51Dは、回路基板8の挿入孔82から挿入されたビス10が中ケース2Aの貫通孔2A4を貫通したのちにビス締めされる。
【0035】
第2取付部51Bは、下ケース2Bの挿入孔2B3から挿入されたビス10によってビス締めされる。第2取付部51Bが回路基板8と当接し、第2取付部51Bに対応するように下ケース2Bに形成された挿入孔2B3からビス10を挿入し、第2取付部51Bと下ケース2Bをビス締めする。
【0036】
第3取付部51Cは、下ケース2Bに形成された挿入孔2B4から挿入されたビス10が中ケース2Aの貫通孔2A3を貫通したのちにビス締めされる。
【0037】
このように、画像を表示する表示ユニット1と、表示ユニット1の背面側に配置される回路基板8と、表示ユニット1を収納する中ケース2Aと、回路基板8を収納する下ケース2Bと、を有し、表示ユニット1は、その背面側に取付部51を備え、取付部51は、中ケース2Aを取付けるための第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bを取付けるための第2取付部51Bと、中ケース2A及び下ケース2Bを取付けるための第3取付部51Cと、からなることによって、表示ユニット1が、回路基板8を介さずに中ケース2Aのみがビス締めされる第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bが取付けられる第2の取付部51Bと、中ケース2A及び下ケース2Bが取付けられる第3取付部51Cと、を備え、回路基板8に比べて柔らかい材料である中ケース2Aにビス締めされる取付部51を有しているため、表示ユニット1に伝わる取付歪が緩和され、表示画面の歪みを低減することができる。
【0038】
また、画像を表示する表示ユニット1と、表示ユニット1の背面側に配置される回路基板8と、表示ユニット1を収納する中ケース2Aと、回路基板8を収納する下ケース2Bと、を有し、表示ユニット1は、その背面側に取付部51を備え、取付部51は、中ケース2Aを取付けるための第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bを取付けるための第2取付部51Bと、中ケース2A及び下ケース2Bを取付けるための第3取付部5
1Cと、回路基板8及び中ケース2Aを取付けるための第4取付部51Dと、からなることによって、表示ユニット1が、回路基板8を介さずに中ケース2Aのみがビス締めされる第1取付部51Aと、回路基板8及び下ケース2Bが取付けられる第2の取付部51Bと、中ケース2A及び下ケース2Bが取付けられる第3取付部51Cと、回路基板8及び中ケース2Aが取付けられる第4取付部51Dとを備え、回路基板8に比べて柔らかい材料である中ケース2Aにビス締めされる取付部51を有しているため、表示ユニット1に伝わる取付歪が緩和され、表示画面の歪みを低減することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 表示ユニット
2A 上ケース
21 収納部
2A1 貫通孔
2A2 挿入孔
2A3 貫通孔
2A4 貫通孔
2B 下ケース
2B3 挿入孔
2B4 挿入孔
5 シールドケース
8 回路基板
10 ビス
51 取付部
51A 第1取付部
51B 第2取付部
51C 第3取付部
51D 第4取付部
13 表示素子
81 貫通孔
82 挿入孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8