特許第6573622号(P6573622)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6573622ビデオDAC用電圧参照および電流ソースミキシング方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6573622
(24)【登録日】2019年8月23日
(45)【発行日】2019年9月11日
(54)【発明の名称】ビデオDAC用電圧参照および電流ソースミキシング方法
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/36 20060101AFI20190902BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20190902BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20190902BHJP
   H01L 27/04 20060101ALI20190902BHJP
【FI】
   G09G3/36
   G09G3/20 623F
   G09G3/20 623B
   G09G3/20 621M
   G09G3/20 611H
   H01L27/04 A
【請求項の数】20
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-550647(P2016-550647)
(86)(22)【出願日】2015年2月6日
(65)【公表番号】特表2017-507353(P2017-507353A)
(43)【公表日】2017年3月16日
(86)【国際出願番号】US2015014761
(87)【国際公開番号】WO2015120236
(87)【国際公開日】20150813
【審査請求日】2018年1月29日
(31)【優先権主張番号】62/049,612
(32)【優先日】2014年9月12日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/936,553
(32)【優先日】2014年2月6日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502176580
【氏名又は名称】コピン コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100087941
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 修司
(74)【代理人】
【識別番号】100086793
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅士
(74)【代理人】
【識別番号】100112829
【弁理士】
【氏名又は名称】堤 健郎
(74)【代理人】
【識別番号】100144082
【弁理士】
【氏名又は名称】林田 久美子
(74)【代理人】
【識別番号】100150566
【弁理士】
【氏名又は名称】谷口 洋樹
(72)【発明者】
【氏名】ソ・ヨン・ソク
(72)【発明者】
【氏名】キム・ジン・カク
(72)【発明者】
【氏名】キム・スン・ヨブ
【審査官】 斎藤 厚志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−189711(JP,A)
【文献】 特開2003−045984(JP,A)
【文献】 特開平11−272242(JP,A)
【文献】 特開平08−248927(JP,A)
【文献】 米国特許第05410311(US,A)
【文献】 特開2006−208498(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/36
G09G 3/20
H01L 21/822
H01L 27/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
集積回路に構成要素を配置する方法であって、
デジタルアナログ変換器(DAC)回路セルを2つ以上設け、各DAC回路セルを、デジタル信号をアナログ信号に変換するように構成することと
参照回路セルを2つ以上設け、各参照回路セルは少なくとも2つのDAC回路セルに参照信号を供給するように構成し、前記DAC回路セルは前記参照回路セルと連携して電気的に動作するよう構成することと、
前記2つ以上のDAC回路セルと前記2つ以上の参照回路セルを、前記集積回路の予め決められた数の回路セルの全部と結合することと、
前記2つ以上のDAC回路セルと前記2つ以上の参照回路セルを、前記集積回路上に2次元方向に分散された交互パターンに形成し、この交互パターンを、前記DAC回路セルが前記参照回路セルの少なくとも1つの回路セルに隣接するように構成することと、を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記交互パターン行および列の配置に沿って構成している、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記参照回路セルの1つのセルと前記DAC回路セルの1つのセルとの繰り返しパターンを含む、
方法。
【請求項4】
請求項2に記載の方法において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記参照回路セルの1つのセルと前記DAC回路セルの2つのセルとの繰り返しパターンを含む、
方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、
前記参照回路セルは前記DAC回路セルに参照を提供する、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法において、
前記参照は電圧の参照である、方法。
【請求項7】
請求項5に記載の方法において、
前記参照は電流の参照である、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、
前記参照回路セルは参照セルを含み、前記DAC回路セルはビデオDACセルを含む、方法。
【請求項9】
デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器(DAC)回路セルを2つ以上と
少なくとも2つのDAC回路セルに参照信号を供給する参照回路セルを2つ以上とを含み、
前記DAC回路セルは前記参照回路セルと連携して電気的に動作するよう構成されて、
前記2つ以上のDAC回路セルと前記2つ以上の参照回路セルが、集積回路の予め決められた数の回路セルの全部と結合されており、
前記2つ以上のDAC回路セルと前記2つ以上の参照回路セルは前記集積回路上に2次元方向に分散された交互パターンに形成されており、この交互パターンが、前記DAC回路セルが前記参照回路セルの少なくとも1つの回路セルに隣接するように構成されている
集積回路。
【請求項10】
請求項9に記載の集積回路において、
前記交互パターンは行および列のアレイである、集積回路。
【請求項11】
請求項10に記載の集積回路において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前参照回路セルの1つのセルと前記DAC回路セルの1つのセルとの繰り返しパターンを含む、
集積回路。
【請求項12】
請求項10に記載の集積回路において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記参照回路セルの1つのセルと前記DAC回路セルの2つのセルとの繰り返しパターンを含む、
集積回路。
【請求項13】
請求項9に記載の集積回路において、
前記参照回路セルは前記DAC回路セルに参照電圧を提供する、
集積回路。
【請求項14】
請求項9に記載の集積回路において、
前記参照回路セルは参照セルを含み、前記DAC回路セルはビデオDACセルを含む、
集積回路。
【請求項15】
集積回路に構成要素を配置する方法であって、
ランプ電圧出力を生成するよう構成されたデジタルアナログ変換器(DAC)を設けることと、
前記ランプ電圧出力をそれぞれが受信する2つの増幅器を設けることと、
前記2つの増幅器が、それぞれ画素アレイの1つ以上の列を駆動することと、
を含む方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法において、
前記2つの増幅器は、前記画素アレイの2つの側から前記画素アレイの前記列を駆動するように配置することを更に含む、方法。
【請求項17】
請求項15に記載の方法において、
前記増幅器は共通ターミネータ要素を更に駆動する、方法。
【請求項18】
ランプ電圧出力を生成するよう構成されたデジタルアナログ変換器(DAC)と、
前記ランプ電圧出力を受信するよう構成された第1の増幅器と、
前記ランプ電圧出力を受信するよう構成された第2の増幅器と
を含み、
前記第1および第2の増幅器は、それぞれがビデオディスプレイの画素列の1つ以上の列を駆動するよう構成されている、
集積回路。
【請求項19】
請求項18に記載の集積回路において、
前記第1および第2の増幅器は、画素アレイの2つの側から前記画素アレイの前記列を駆動するように配置されている、
集積回路。
【請求項20】
請求項18に記載の集積回路において、
前記第1および第2の増幅器はターミネータ要素を駆動するよう構成されている、集積回路。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2014年9月12日に出願された米国仮出願第62/049,612号、および2014年2月6日に出願された米国仮出願第61/936,553号の利益を請求する。上記出願の全教示は参照により本願に援用される。
【背景技術】
【0002】
ノートブックPC、スマートフォン、タブレットコンピューティングデバイス等のモバイルコンピューティングデバイスは、現在、ビジネスと私生活の両方においてデータを生成、分析、通信、および消費するために使用される一般的なツールとなっている。高速無線通信技術のユビキタス化とともにデジタル情報へのアクセスの容易さが増すため、消費者はモバイルデジタルライフスタイルを享受し続けている。モバイルコンピューティングデバイスの一般的な用途には、しばしばワイヤレスでデバイスにストリーム配信される大量で高解像度のコンピュータグラフィックス情報およびビデオコンテンツの表示が含まれる。
【0003】
これらのデバイスは典型的には表示スクリーンを含むが、そのようなデバイスの物理的大きさが可動性向上のために制限されるため、高解像度の大型ディスプレイの好ましい視覚体験は、そのようなモバイルデバイスでは容易に再現できない。上述のデバイスのタイプにおける別の欠点は、ユーザインターフェースがヒトの手に依存するものであり、典型的には、ユーザが物理的もしくは仮想的なキーボードまたはタッチスクリーンディスプレイを用いてデータ入力や選択を行う必要があることである。
【0004】
その結果、消費者は、現在、手に依存するモバイルデバイスを拡張するまたはこれに取って代わる、ハンズフリーの高品質で携帯可能なカラーディスプレイの解決策(ソリューション)を求めている。
【0005】
そのようなカラーディスプレイのソリューションに使用される集積回路は、当該集積回路が製造される際に生じる不可避の処理の変動を受ける可能性がある。この処理の変動は、製造の複数のバッチにわたってまたは同一のバッチにおいて生じる可能性があり、その結果、集積回路の性能劣化を招きかねない。
【発明の概要】
【0006】
最近開発されたマイクロディスプレイは、非常に小さな形状因子において大型で高解像度のカラー画像およびストリーム映像を提供できる。そのようなディスプレイのための1つの用途として、めがね、オーディオヘッドセット、またはビデオアイウェアに類似の形式で、ディスプレイがユーザの視野内に収まるように、ユーザの頭部に装着されるワイヤレスヘッドセットコンピュータへの組込みを挙げることができる。「ワイヤレスコンピューティングヘッドセット」デバイスは、1つ以上の小型高解像度マイクロディスプレイと、画像を拡大する光学系を含む。WVGAマイクロディスプレイは、スーパービデオグラフィックスアレイ(SVGA)(800×600)解像度、エクステンデッドグラフィックスアレイ(XGA)(1024×768)解像度、またはそれ以上の解像度を提供できる。ワイヤレスコンピューティングヘッドセットが、1つ以上のワイヤレスコンピューティング/通信インターフェースを含んで、データ機能およびストリーミング映像機能を可能にし、ヒトの手に依存するデバイスを介してより大きな利便性および可動性を提供する。そのようなデバイスに関する更なる情報としては、同時係属中の2009年1月5日に出願された米国特許出願第12/348,648号「Mobile Wireless Display Software Platform for Controlling Other Systems and Devices」、2009年3月27日に出願されたPCT国際特許出願第PCT/US09/38601号「Handheld Wireless Display Devices Having High Resolution Display Suitable For Use as a Mobile Internet Device」、および2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/799,570号「Headset Computer (HSC) As Auxiliary Display With ASR and HT Input」を参照されたい。これらの全ては参照により本願に援用される。
【0007】
本明細書では、「HSC」ヘッドセットコンピュータ、「HMD」ヘッドマウントディスプレイデバイス、および「ワイヤレスコンピューティングヘッドセット」という用語は、互いに交換可能に使用され得る。
【0008】
HSCと連携して使用されるマイクロディスプレイには、画像を実際に生成する画素アレイをサポートする高集積回路が必要である。このサポート回路は、回路トポロジーやレイアウトジオメトリにおける変動に非常に敏感である機能を実施することが多い。集積回路の製造中に起こる僅かな処理の変動でも、これらの敏感な機能に影響する(exploit)には十分であり得る。一定の構成要素に対して均一に起こる処理の変動であれば、変動に対する感受性を低減するのに役立つ可能性がある。本明細書で説明する実施形態は、処理の変動に対する感受性を低減するための技法に関するものである。
【0009】
本発明を具現化する方法は、第1のタイプの回路セルを2つ以上設けることと、第2のタイプの回路セルを2つ以上設けることとによって、集積回路に構成要素を配置する。前記第1のタイプの前記回路セルは、前記第2のタイプの前記回路セルと連携して動作するよう構成されている。前記方法は、前記第1のタイプの各回路セルが前記第2のタイプの少なくとも1つの回路セルに隣接するように、前記第1および第2のタイプの前記回路セルを交互パターンで配置することを更に含む。前記交互パターンは、行および列のアレイであってもよく、前記列のそれぞれにおいて、第1のタイプの1つのセルと第2のタイプの1つのセルとの繰り返しパターンを含んでもよい。
【0010】
他の実施形態では、前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの2つのセルとの繰り返しパターンを含んでもよい。
【0011】
一構成において、本発明は、第1のタイプの回路セルを2つ以上設けることと、第2のタイプの回路セルを2つ以上設けることとを含む、集積回路に構成要素を配置する方法であってもよい。前記第1のタイプの前記回路セルは、前記第2のタイプの前記回路セルと連携して動作するよう構成されている。前記方法は、前記第1のタイプの各回路セルが前記第2のタイプの少なくとも1つの回路セルに隣接するように、前記第1のタイプの前記回路セルと前記第2のタイプの前記回路セルとを交互パターンで配置することを更に含んでもよい。
【0012】
一実施形態において、前記交互パターンは行および列のアレイである。他の実施形態において、前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの1つのセルとの繰り返しパターンを含む。他の実施形態において、前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの2つのセルとの繰り返しパターンを含む。
【0013】
一実施形態において、前記第1のタイプの前記回路セルは、前記第2のタイプの前記回路セルに参照を提供する。一実施形態において、前記参照は電圧の参照である。他の実施形態において、前記参照は電流の参照である。
【0014】
一実施形態において、前記第1のタイプの前記回路セルは参照セルを含み、前記第2のタイプの前記回路セルはビデオDACセルを含む。
【0015】
他の構成において、本発明は、第1のタイプの回路セルを2つ以上と第2のタイプの回路セルを2つ以上とを含む、集積回路であってもよい。前記第1のタイプの前記回路セルは、前記第2のタイプの前記回路セルと連携して動作するよう構成されている。例えば前記第1および第2のタイプの前記回路セルは、一定の機能を達成するために共に動作してもよい。前記第1のタイプの各回路セルが前記第2のタイプの少なくとも1つの回路セルに隣接するように、前記第1のタイプの前記回路セルと前記第2のタイプの前記回路セルとは交互パターンで配置されている。
【0016】
一実施形態において、前記交互パターンは行および列のアレイである。他の実施形態において、前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの1つのセルとの繰り返しパターンを含む。
【0017】
他の実施形態において、前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの2つのセルとの繰り返しパターンを含む。一実施形態において、前記第1のタイプの前記回路セルは、前記第2のタイプの前記回路セルに参照電圧を提供する。一実施形態において、前記第1のタイプの前記回路セルは参照セルを含み、前記第2のタイプの前記回路セルはビデオDACセルを含む。
【0018】
他の構成において、本発明は、ランプ電圧出力を生成するよう構成されたデジタルアナログ変換器(DAC)を設けることと、前記ランプ電圧出力をそれぞれが受信する2つの増幅器を設けることとを含む、集積回路に構成要素を配置する方法であってもよい。前記方法は、前記2つの増幅器を、それぞれが画素アレイの1つ以上の列を駆動するように配置することを更に含む。
【0019】
一実施形態は、前記2つの増幅器を前記画素アレイの2つの側から前記画素アレイの前記列を駆動するように配置することを更に含む。一実施形態では、前記増幅器は共通ターミネータ要素を更に駆動する。
【0020】
他の構成において、本発明は、ランプ電圧出力を生成するよう構成されたデジタルアナログ変換器(DAC)と、前記ランプ電圧出力を受信するよう構成された第1の増幅器と、前記ランプ電圧出力を受信するよう構成された第2の増幅器とを含む、集積回路であってもよい。前記第1および第2の増幅器は、それぞれがビデオディスプレイの画素列の1つ以上の列を駆動するように配置されている。
【0021】
一実施形態において、前記第1および第2の増幅器は、前記画素アレイの2つの側から前記画素アレイの前記列を駆動するよう構成されている。他の実施形態において、前記第1および第2の増幅器は、ターミネータ要素を駆動するよう構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0022】
上記は、以下の発明の例示的な実施形態の更に具体的な説明から明らかになるであろう。添付図面において、異なる図全体にわたり、同様の部分は同様の参照符号で示す。図面は必ずしも原寸に比例しておらず、本発明の実施形態の説明に重点が置かれている。
図1】本実施形態によるマイクロディスプレイの単純な構成の例を示す。
図2図1に示す列ドライバの拡大図を示す。
図3図1の列ドライバにおけるデジタルアナログ変換器の例を示す。
図4】参照セルのマトリクスアレイとビデオDACセルのマトリクスアレイとを使用するDACアーキテクチャの例を示す。
図5】参照セルアレイおよびビデオDACセルアレイのレイアウトの一例を示す。
図6】参照セルアレイおよびビデオDACセルアレイのレイアウトの他の例を示す。
図7】上述した実施形態による参照セルおよびビデオDACセルの配置の一例を示す。
図8】上述した実施形態による参照セルおよびビデオDACセルの配置の他の例を示す。
図9】上述した実施形態による画素アレイに統合されたランプDACの配置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の例示的な実施形態を以下に説明する。
【0024】
図1の単純な構成の例に示すように、本明細書で説明するマイクロディスプレイは、一般に多数のデータおよび制御信号によって駆動される画素アレイ102を含む。この例示的なマイクロディスプレイ100は、20列×16行で合計320画素を含むが、上述したように、実際のマイクロディスプレイは典型的には更に多くの画素(例えば1024列×768行のXGA)を有する。
【0025】
マイクロディスプレイは、共に画素アレイ102へ各情報を提供する、列ドライバ104と行ドライバ106とを含む。列ドライバ104は、一般には、画像情報を画素に提供し、行ドライバ106は制御情報を画素に提供する。特定の画素列110用の列ドライバ信号108は、複数の信号を含んでもよい。
【0026】
図2は、赤緑青(RGB)画素アレイ用の列ドライバ104の拡大図を示す。図2は、上記アレイの単一の列204の最初の2つの画素202を示す。各画素202は、赤成分206、緑成分208、および青成分210を含む。各列について、列ドライバ104は、3つの情報信号、すなわち赤信号212、緑信号214、青信号216、を駆動する。これらの情報信号は列204内の画素全てに及ぶ。
【0027】
画素を駆動する情報信号は一般には、デジタルアナログ変換器(DAC)を経由してデジタル信号から生成されたアナログ信号である。図3は、1つの画素列についてのそのような変換の例を示す。デジタルバッファ302は、30ビットの情報(10ビットの赤情報、10ビットの緑情報、および10ビットの青情報)を駆動し、この30ビットを3チャネルDAC304へ提供する。3チャネルDAC304内の各チャネルは、10ビットの情報をアナログ信号へ変換する。換言すれば、3チャネルDAC304は、10ビット赤DAC306と、10ビット緑DAC308と、10ビット青DAC310とを含む。
【0028】
図3のDAC304のようなビデオDACは、参照セルのマトリクスアレイと、ビデオDACセルのマトリクスアレイとを含んでもよい。図4は、参照セル402のマトリクスアレイとビデオDACセル404のマトリクスアレイとを使用するDACアーキテクチャの例を示す。参照セル402は一般には、例えば参照電圧または参照電流などの参照標準を、ビデオDACセル404に提供する。参照セルアレイとビデオDACセルアレイとを注意深くレイアウトすれば、製造処理の変動の影響を最小限にとどめるのに役立つ可能性がある。
【0029】
図5は、参照セルアレイおよびビデオDACセルアレイのレイアウトの一例を示す。この例では、参照セル502が第1のブロック内に配置され、ビデオDACセル504が第2のブロック内に配置されている。第2のブロックは第1のブロックから物理的に離間している。図5に示す配置では、参照セル502に影響を与える処理の変動は、参照セル502には影響を与えるがビデオDACセル504には影響を与えないように、局所化され得る。参照セルの物理的特性とビデオDACセルの物理的特性との間におけるそのような差異は、関連付けられたDACの性能を低下し得る。
【0030】
図6は、参照セルアレイとビデオDACアレイのレイアウトの他の例を示す。この例では、参照セル602は、リング状のビデオDACセル604に囲まれたブロック内に配置されている。この配置では、参照セル602の多くがビデオDACセル604に隣接している。処理の変動は一般に、互いに近接する構成要素に対して同様に影響を与えるものであるから、その結果、セルがより広範囲にわたって分散している配置と比べると、処理の変動の影響が低減され得る。しかし、参照セルのいくつかはビデオDACセルに隣接しておらず、そのため、潜在的に処理の変動による劣化が依然として存在する可能性がある。
【0031】
図7は、上述した実施形態のうちの1つによる参照セルおよびビデオDACセルの配置の一例を示す。この例では、参照セル702およびビデオDACセル704は、1対1でミックスされており、いわゆる「チェッカーボード」パターンとなっている。参照セルをビデオDACセルから見分けるために図4図6に使用されたのと同様の視覚表現が、図7および図8でも使用されている。(すなわち、参照セルには薄く影がつけられており、ビデオDACセルにはより濃く影がつけられている)。明確化のために、セルの全てに参照番号を付しているわけではない。
【0032】
図7の例示的な実施形態の配置では、各参照セル702を少なくとも1つのビデオDACセル704に隣接させている。本明細書の他の箇所で記述したように、処理の変動は一般に、互いに近接する構成要素に対して同様に影響を与えるものであるから、その結果、セルがより広範囲にわたって分散している配置と比べると、処理の変動の影響が低減され得る。
【0033】
図8は、上述した実施形態による配置の他の例を示す。この例では、参照セル802は「1対2」でミックスされており、ここでも、各参照セル802を少なくとも1つのビデオDACセル804に隣接させている。この例示的な実施形態は、図7に示した配置と似ているが、参照セルに対するビデオDACセルの分散の仕方が異なっている。このように分散させると、処理の変動の一定のタイプに対し、改善された対応を提供できる。
【0034】
図7および図8にそれぞれ例示される実施形態は、一定の処理の変動については、図6に示した配置に関する劣化を緩和し得る。更に、図6に示した配置は、一定のレイアウトトポロジーに限定してもよい。例えば、リング状のビデオDACセル604は、長方形や他の形の場合と比較して、より良い性能のために正方形の外形に限定してもよい。図7および図8に示した実施形態の配置では、受け入れ可能な性能を実現しつつ、多くのアスペクト比が可能である。この柔軟性によって、レイアウト設計および回路集積化がより良くかつより容易になる。
【0035】
図7および図8の配置は例であって、限定を意図するものではない。参照セルとDACセルとを近接させて置く他の配置もまた本発明の実施形態の範囲内である。
【0036】
いくつかの実施形態では、例えばLCoS(Liquid Crystal on Silicon)ディスプレイデバイス用に、図1に示した列ドライバは、波形が傾斜状である電圧ランプ(ramp)を共に生成するランプDACおよび増幅器を含んでもよい。電圧ランプは、特定時間にサンプリングされて、かつ保持され、当該関連付けられた画素の列が使用できるように、所望の固定電圧出力を生成することができる。サンプリング時間を変えれば、固定電圧出力が変わる。
【0037】
列方向の画素に供給される列電圧を正確に制御するという要求のため、ランプDACは一般に、高性能デバイスである必要がある。埋め込み式ランプDACはそのような正確な制御を提供できない可能性がある。したがって、LCoSディスプレイシステムは、LCoSデバイスの外部にあるランプDACを利用してもよい。外部ランプDACには、LCoSアーキテクチャのサイズ制約および電力制約がなく、その結果、より良い性能がもたらされる可能性がある。しかし、この配置のために必要となる外部ローディングによって、LCoSデバイスの電力消費が増加する可能性がある。
【0038】
外部ランプDACの一例は、ローパスフィルタを駆動するDACを含んでもよく、このローパスフィルタの出力は増幅器に供給される。増幅器は、LCoSデバイスの外部ポートを駆動する。この配置は、電力消費を増加させるが、より良い性能を提供する。
【0039】
図9は、本発明の一実施形態による、LCoSデバイス内に統合されたランプDACの配置の一例を示す。この配置は、第1の増幅器904と第2の増幅器906とを駆動する単一のランプDACを含む。本実施形態では、増幅器904、906はアレイ908の2つの側から画素アレイ908を駆動するように配置されている。この例では、上記2つの側は、該アレイの頂部と底部であるが、他の配置も使用できる。この配置では、従来の埋め込み式ランプDACと比べて性能が向上する。
【0040】
上記増幅器はまた、増幅器904、906のオフセットを緩和または除去するように機能する共通ターミネータ要素910を駆動する。このターミネータ要素910は、実抵抗または複素インピーダンスであってもよい。
【0041】
本明細書で説明した1つ以上の実施形態が、多くの異なる形式のソフトウェアおよびハードウェアにおいて実装され得ることは明らかであろう。本明細書で説明した実施形態を実装するために使用されるソフトウェアコードおよび/または専用ハードウェアは、本発明を限定するものではない。したがって、実施形態の動作および挙動の説明では、特定のソフトウェアコードおよび/または専用ハードウェアを参照することなく説明した。本明細書の記述に基づいて実施形態を実装するようにソフトウェアおよび/またはハードウェアを設計できるであろうことが理解される。
【0042】
更に、本発明の一定の実施形態が、1つ以上の機能を実行する論理として実施され得る。この論理は、ハードウェアベース、ソフトウェアベース、またはハードウェアベースとソフトウェアベースとの組み合わせでもよい。この論理の一部または全部が、1つ以上の有形のコンピュータ読取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、コントローラまたはプロセッサによって実行され得るコンピュータ実行可能な命令を含んでもよい。上記コンピュータ実行可能な命令は、本発明の1つ以上の実施形態を実施する命令を含んでもよい。有形のコンピュータ読取り可能な記憶媒体は、揮発性であっても不揮発性であってもよく、例えば、フラッシュメモリ、ダイナミックメモリ、取り外し可能ディスク、および取り外し不可ディスクを含んでもよい。
【0043】
本発明をその例示的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、添付の請求の範囲に包含される本発明の範囲を逸脱することなく、様々な形および詳細の変更がなされ得ることが当業者によって理解されるであろう。
なお、本発明は、実施の態様として、以下の内容を含む。
[態様1]
集積回路に構成要素を配置する方法であって、
第1のタイプの回路セルを2つ以上設けることと、
第2のタイプの回路セルを2つ以上設け、前記第1のタイプの前記回路セルは前記第2のタイプの前記回路セルと連携して動作するよう構成することと、
前記第1のタイプの各回路セルが前記第2のタイプの少なくとも1つの回路セルに隣接するように、前記第1のタイプの前記回路セルと前記第2のタイプの回路セルとを交互パターンで配置することとを、
を含む方法。
[態様2]
態様1に記載の方法において、
前記交互パターンは行および列である、方法。
[態様3]
態様2に記載の方法において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの1つのセルとの繰り返しパターンを含む、
方法。
[態様4]
態様2に記載の方法において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの2つのセルとの繰り返しパターンを含む、
方法。
[態様5]
態様1に記載の方法において、
前記第1のタイプの前記回路セルは前記第2のタイプの前記回路セルに参照を提供する、方法。
[態様6]
態様5に記載の方法において、
前記参照は電圧の参照である、方法。
[態様7]
態様5に記載の方法において、
前記参照は電流の参照である、方法。
[態様8]
態様1に記載の方法において、
前記第1のタイプの前記回路セルは参照セルを含み、前記第2のタイプの前記回路セルはビデオDACセルを含む、方法。
[態様9]
第1のタイプの回路セルを2つ以上と、
第2のタイプの回路セルを2つ以上とを含み、
前記第1のタイプの前記回路セルは前記第2のタイプの前記回路セルと連携して動作するよう構成されており、
前記第1のタイプの各回路セルが前記第2のタイプの少なくとも1つの回路セルに隣接するように、前記第1のタイプの前記回路セルと前記第2のタイプの回路セルとは交互パターンで配置されている、
集積回路。
[態様10]
態様9に記載の集積回路において、
前記交互パターンは行および列のアレイである、集積回路。
[態様11]
態様10に記載の集積回路において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの1つのセルとの繰り返しパターンを含む、
集積回路。
[態様12]
態様10に記載の集積回路において、
前記交互パターンは、前記列のそれぞれにおいて、前記第1のタイプの1つのセルと前記第2のタイプの2つのセルとの繰り返しパターンを含む、
集積回路。
[態様13]
態様9に記載の集積回路において、
前記第1のタイプの前記回路セルは前記第2のタイプの前記回路セルに参照電圧を提供する、
集積回路。
[態様14]
態様9に記載の集積回路において、
前記第1のタイプの前記回路セルは参照セルを含み、前記第2のタイプの前記回路セルはビデオDACセルを含む、
集積回路。
[態様15]
集積回路に構成要素を配置する方法であって、
ランプ電圧出力を生成するよう構成されたデジタルアナログ変換器(DAC)を設けることと、
前記ランプ電圧出力をそれぞれが受信する2つの増幅器を設けることと、
前記2つの増幅器を、それぞれが画素アレイの1つ以上の列を駆動することと、
を含む方法。
[態様16]
態様15に記載の方法において、
前記2つの増幅器を、前記画素アレイの2つの側から前記画素アレイの前記列を駆動するように配置することを更に含む、方法。
[態様17]
態様15に記載の方法において、
前記増幅器は共通ターミネータ要素を更に駆動する、方法。
[態様18]
ランプ電圧出力を生成するよう構成されたデジタルアナログ変換器(DAC)と、
前記ランプ電圧出力を受信するよう構成された第1の増幅器と、
前記ランプ電圧出力を受信するよう構成された第2の増幅器と
を含み、
前記第1および第2の増幅器は、それぞれがビデオディスプレイの画素列のいつ以上の列を駆動するよう構成されている、
集積回路。
[態様19]
態様18に記載の集積回路において、
前記第1および第2の増幅器は、前記画素アレイの2つの側から前記画素アレイの前記列を駆動するように配置されている、
集積回路。
[態様20]
態様18に記載の集積回路において、
前記第1および第2の増幅器はターミネータ要素を駆動するよう構成されている、集積回路。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9