【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のシステム、方法、及び装置は、それぞれがいくつかの革新的な態様を有し、それらの態様のうちのいずれの1つも本明細書中で開示される望ましい属性を単独で担うものではない。
【0006】
本開示中で説明される主題の様々な革新的な態様は、以下の実施形態において実装されてもよい。
【0007】
実施形態1:内視鏡であって、
近位端部と、
遠位端部と、
遠位端部におけるオブジェクトの画像が近位端部において形成され得るように、前記遠位端部から前記近位端部まで延在する光路内に配置された複数のレンズと、
遠位端部に配置された少なくとも1つの固体エミッタであって、励起された場合に熱を生成する少なくとも1つの固体エミッタと、
前記複数のレンズを収容するように構成された長形の内部オープン領域を形成する熱伝導性クレードルであって、遠位端部に取り付けられ、少なくとも1つの固体エミッタによって生成される熱を遠位端部から離れるよう放散させるように構成された熱伝導性クレードルと
を含み、熱伝導性クレードルは銅を含む、内視鏡。
【0008】
実施形態2:前記内視鏡は関節鏡を含む、実施形態1の内視鏡。
【0009】
実施形態3:少なくとも1つの固体エミッタは少なくとも1つの発光ダイオードを含む、実施形態1又は実施形態2の内視鏡。
【0010】
実施形態4:前記複数のレンズは長さ及び幅を有するロッドレンズを含み、前記長さは前記幅よりも長い、実施形態1〜実施形態3のいずれか1つの内視鏡。
【0011】
実施形態5:熱伝導性クレードルは、分離した第1セクション及び第2セクションを含み、第1セクション及び第2セクションは、直円柱の長手方向の長さに沿ってギャップによって物理的に分離された直円柱の部分を含む、実施形態1〜実施形態4のいずれか1つの内視鏡。
【0012】
実施形態6:第1セクション及び第2セクションは実質的に等しいサイズを有する、実施形態5の内視鏡。
【0013】
実施形態7:第1セクション及び第2セクションは、それぞれが前記直円柱の実質的に半分を含む、実施形態5又は実施形態6の内視鏡。
【0014】
実施形態8:第1の半分及び第2の半分は、それぞれが2つの長手方向エッジを有し、第1の半分の第1の長手方向エッジと第2の半分の第1の長手方向エッジとは間隔によって少なくとも0.5mm分離される、実施形態5〜実施形態7のいずれか1つの内視鏡。
【0015】
実施形態9:第1の半分の第2の長手方向エッジと第2の半分の第2の長手方向エッジとは間隔によって物理的に分離される、実施形態5〜実施形態8のいずれか1つの内視鏡。
【0016】
実施形態10:第1の半分の第2の長手方向エッジと第2の半分の第2の長手方向エッジとはスペーサによって物理的に間隔を置いて離して配置される、実施形態5〜実施形態9のいずれか1つの内視鏡。
【0017】
実施形態11:少なくとも1つの固体エミッタのうちの1つの、カソードに接続された第1の電気ラインと、
少なくとも1つの固体エミッタのうちの1つの、アノードに接続された第2の電気ラインと
を更に含み、第1の電気ライン及び第2の電気ラインは前記第1セクション及び第2セクションの間の間隔内に配置される、実施形態5〜実施形態10のいずれか1つの内視鏡。
【0018】
実施形態12:第1の電気ライン及び第2の電気ラインは電気ワイヤを含む、実施形態11の内視鏡。
【0019】
実施形態13:熱伝導性クレードルは導電性であり、前記熱伝導性クレードルは少なくとも1つの固体エミッタへの少なくとも1つの電気経路を提供する、実施形態1〜実施形態12のいずれか1つの内視鏡。
【0020】
実施形態14:第1セクションは前記少なくとも1つの固体エミッタのうちの少なくとも1つ上のカソードに電気的に接続され、第2セクションは前記少なくとも1つの固体エミッタのうちの少なくとも1つ上のアノードに電気的に接続される、実施形態1〜実施形態13のいずれか1つの内視鏡。
【0021】
実施形態15:熱伝導性クレードルを囲む外管を更に含む、実施形態1〜実施形態14のいずれか1つの内視鏡。
【0022】
実施形態16:前記クレードルは前記外管から電気的に絶縁される、実施形態1〜実施形態15のいずれか1つの内視鏡。
【0023】
実施形態17:遠位端は光路の部分を形成する通路を含み、通路は、通路を通した光路の部分がガラス光学要素を含まないように、第1の反射面及び第2の反射面を含む、実施形態1〜実施形態16のいずれか1つの内視鏡。
【0024】
実施形態18:第1の反射面及び第2の反射面は、金属被覆された基板を含む、実施形態1〜実施形態18のいずれか1つの内視鏡。
【0025】
実施形態19:基板はガラスを含む、実施形態18の内視鏡。
【0026】
実施形態20:通路に隣接した基板の内面は金属被覆される、実施形態18又は実施形態19の内視鏡。
【0027】
実施形態21:少なくとも1つの固体エミッタはベース上に配置される、実施形態1〜実施形態20のいずれか1つの内視鏡。
【0028】
実施形態22:ベースは熱伝導性材料を含む、実施形態21の内視鏡。
【0029】
実施形態23:ベースはセラミック材料を含む、実施形態21又は実施形態22の内視鏡。
【0030】
実施形態24:ベースは、少なくとも1つの固体エミッタに電力を提供するように構成された導電性経路を含む、実施形態21〜実施形態23のいずれか1つの内視鏡。
【0031】
実施形態25:ベースの少なくとも一部は金属被覆される、実施形態21〜実施形態24のいずれか1つの内視鏡。
【0032】
実施形態26:内視鏡であって、
近位端部と、
遠位端部と、
遠位端部に配置された少なくとも1つの固体エミッタであって、励起された場合に熱を生成する少なくとも1つの固体エミッタと、
遠位端部に取り付けられたクレードルであって、熱伝導性であり、少なくとも1つの固体エミッタによって生成される熱を遠位端部から離れるよう放散させるように構成され、更に導電性であり、少なくとも1つの固体エミッタへの電気経路を提供するように構成された、クレードルと、
クレードルの内側に配置された少なくとも1つのレンズと
を含む内視鏡。
【0033】
実施形態27:内視鏡は関節鏡を含む、実施形態26の内視鏡。
【0034】
実施形態28:少なくとも1つの固体エミッタは少なくとも1つの発光ダイオードを含む、実施形態26又は実施形態27の内視鏡。
【0035】
実施形態29:少なくとも1つのレンズは長さ及び幅を有するロッドレンズを含み、前記長さは前記幅よりも長い、実施形態26〜実施形態28のいずれか1つの内視鏡。
【0036】
実施形態30:クレードルは銅を含む、実施形態26〜実施形態30のいずれか1つの内視鏡。
【0037】
実施形態31:熱伝導性クレードルを囲む外管を更に含む、実施形態26〜実施形態31のいずれか1つの内視鏡。
【0038】
実施形態32:クレードルは前記外管から電気的に絶縁される、実施形態31の内視鏡。
【0039】
実施形態33:遠位端は光路の部分を形成する通路を含み、通路は、通路を通した光路の部分がガラス光学要素を含まないように、第1の反射面及び第2の反射面を含む、実施形態26〜実施形態32のいずれか1つの内視鏡。
【0040】
実施形態34:第1の反射面及び第2の反射面は、金属被覆された基板を含む、実施形態33の内視鏡。
【0041】
実施形態35:基板はガラスを含む、実施形態33又は実施形態34の内視鏡。
【0042】
実施形態36:通路に隣接した基板の内面は金属被覆される、実施形態33〜実施形態35のいずれか1つの内視鏡。
【0043】
実施形態37:少なくとも1つの固体エミッタはベース上に配置される、実施形態26〜実施形態36のいずれか1つの内視鏡。
【0044】
実施形態38:ベースは熱伝導性材料を含む、実施形態37の内視鏡。
【0045】
実施形態39:ベースはセラミック材料を含む、実施形態37又は実施形態38の内視鏡。
【0046】
実施形態40:ベースは、少なくとも1つの固体エミッタに電力を提供するように構成された導電性経路を含む、実施形態37〜実施形態39のいずれか1つの内視鏡。
【0047】
実施形態41:ベースの少なくとも一部は金属被覆される、実施形態37〜実施形態40のいずれか1つの内視鏡。
【0048】
実施形態42:内視鏡を使用する方法であって、
少なくとも1つの固体エミッタに熱を生成させ、少なくとも1つの固体エミッタは内視鏡の遠位端部上に配置され、
少なくとも1つの固体エミッタによって生成される熱を、遠位端部に取り付けられた熱伝導性クレードルを介して遠位端部から離れるよう放散させること
を含み、熱伝導性クレードルは銅を含む、方法。
【0049】
実施形態43:熱伝導性クレードルは、分離した第1セクション及び第2セクションを含み、第1セクション及び第2セクションは、直円柱の長手方向の長さに沿ってギャップによって物理的に分離された直円柱の部分を含む、実施形態42の方法。
【0050】
実施形態44:熱伝導性クレードルは更に導電性であり、方法は、熱伝導性クレードルを介して少なくとも1つの固体エミッタに電気を提供することを更に含む、実施形態42又は実施形態43の方法。
【0051】
実施形態45:内視鏡は、熱伝導性クレードルの内側に配置された少なくとも1つのロッドレンズを含む、実施形態42〜実施形態44のいずれか1つの方法。
【0052】
実施形態46:内視鏡であって、
近位端部と、
遠位端部と、
遠位端部におけるオブジェクトの画像が近位端部において形成され得るように、前記遠位端部から前記近位端部まで延在する光路内に配置された複数のレンズと、
遠位端部に配置された少なくとも1つの固体エミッタであって、励起された場合に熱を生成する少なくとも1つの固体エミッタと、
前記複数のレンズを収容するように構成された長形の内部オープン領域を含む熱伝導性クレードルであって、遠位端部に取り付けられた熱伝導性クレードルと
を含み、熱伝導性クレードルは、分離した第1セクション及び第2セクションを含み、第1セクション及び第2セクションは、直円柱の長手方向の長さに沿ってギャップによって物理的に分離された直円柱の部分を含む、内視鏡。
【0053】
実施形態47:第1セクション及び第2セクションは実質的に等しいサイズを有する、実施形態46の内視鏡。
【0054】
実施形態48:第1セクション及び第2セクションは、それぞれが前記直円柱の実質的に半分を含む、実施形態46又は実施形態47の内視鏡。
【0055】
実施形態49:第1の半分及び第2の半分は、それぞれが2つの長手方向エッジを有し、第1の半分の第1の長手方向エッジと第2の半分の第1の長手方向エッジとは間隔によって少なくとも0.5mm分離される、実施形態48の内視鏡。
【0056】
実施形態50:第1の半分の第2の長手方向エッジと第2の半分の第2の長手方向エッジとはスペーサによって物理的に間隔を置いて離して配置される、実施形態49の内視鏡。
【0057】
実施形態51:第1の半分の第2の長手方向エッジと第2の半分の第2の長手方向エッジとは間隔によって物理的に分離される、実施形態49又は実施形態50の内視鏡。
【0058】
実施形態52:少なくとも1つの固体エミッタのうちの1つの、カソードに接続された第1の電気ラインと、
少なくとも1つの固体エミッタのうちの1つの、アノードに接続された第2の電気ラインと
を更に含み、第1の電気ライン及び第2の電気ラインは前記第1セクション及び第2セクションの間の間隔内に配置される、実施形態46〜実施形態51のいずれか1つの内視鏡。
【0059】
実施形態53:前記内視鏡は関節鏡を含む、実施形態46〜実施形態52のいずれか1つの内視鏡。
【0060】
本開示中で説明する主題の1つ以上の実装の詳細は、添付の図面及び以下の説明において示される。本開示中で提供する例は主として医用画像形成装置に関して説明されるが、本明細書中で提供する概念は他のタイプの画像形成システム及び装置に適用されてもよい。その他の特徴、態様、及び利点は、説明、図面、及び特許請求の範囲から明らかとなるであろう。以下の図の相対寸法は縮尺通りに描かれていない場合があることに留意されたい。