特許第6573656号(P6573656)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6573656
(24)【登録日】2019年8月23日
(45)【発行日】2019年9月11日
(54)【発明の名称】認証方法及び認証システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/34 20130101AFI20190902BHJP
   H04L 9/10 20060101ALI20190902BHJP
【FI】
   G06F21/34
   H04L9/00 621Z
【請求項の数】16
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-501481(P2017-501481)
(86)(22)【出願日】2015年3月18日
(65)【公表番号】特表2017-519311(P2017-519311A)
(43)【公表日】2017年7月13日
(86)【国際出願番号】EP2015055624
(87)【国際公開番号】WO2015144509
(87)【国際公開日】20151001
【審査請求日】2018年2月28日
(31)【優先権主張番号】102014004347.9
(32)【優先日】2014年3月27日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】516250579
【氏名又は名称】キスタース フリードリッヒ
(74)【代理人】
【識別番号】100154612
【弁理士】
【氏名又は名称】今井 秀樹
(74)【代理人】
【識別番号】100091867
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 アキラ
(74)【代理人】
【識別番号】100202016
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 喬
(72)【発明者】
【氏名】キスタース フリードリッヒ
【審査官】 青木 重徳
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−162435(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0175866(US,A1)
【文献】 特表2004−501435(JP,A)
【文献】 松本 勉 ほか,レジスト倒壊パターンを用いたナノ人工物メトリクスとその評価,2014年 暗号と情報セキュリティシンポジウム SCIS2014 [CD−ROM],日本,2014年 1月21日,2E2−3,pp.1−6
【文献】 松本 弘之 ほか,人工物メトリクスの評価における現状と課題,日本銀行金融研究所ディスカッション・ペーパー・シリーズ(2004年収録分) [online],日本,日本銀行,2004年12月 2日,pp.6−8,87−88
【文献】 鵜飼 大介 ほか,顔温度分布特徴に基づく個人認証の一手法,SSII2011 第17回 画像センシングシンポジウム講演論文集 [CD−ROM],日本,画像センシング技術研究会,2011年 6月 8日,IS1−17,pp.IS1−17−1〜IS1−17−6
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/34
H04L 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.セキュリティ特徴の生成のために、材料、構造、物質、又は組成物を提供するステップと、
b.前記材料、前記構造、前記物質、前記組成物、その部分、又はこれらの画像を特定の人物、物体、又はサービスシステムに割り当てるステップと、
c.第1の時点において、前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物の前記画像を捕捉し、且つ記憶デバイスに記憶するステップと、
d.前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物の前記画像を前記記憶デバイスに記憶された前記画像と比較するステップとを含む、セキュリティ特徴によって人物、物体、又はサービスシステムを認証及び/又は識別する方法であって、
前記材料、前記構造、前記物質、前記組成物、又はこれらの前記画像は、結果として生成される構造又は特性が予測不可能であるように、物理的、化学的、若しくは機械的な影響若しくは特徴により能動的に変化し、後の時点で、前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物の前記画像が再び捕捉され、且つそうして取得された現画像は、前記記憶デバイスに記憶された前記画像と比較され、そして前記材料、前記構造、前記物質、若しくは前記組成物が前記記憶デバイスに記憶された前記画像に比べて前記2つの時点間で少なくとも部分的に変化した場合に、前記人物及び/又は物体及び/又は前記サービスシステムは、前記セキュリティ特徴によって肯定的に認証される方法において、
前記セキュリティ特徴の変化が、材料機械的な影響、伸張、引っ張り、成長、表面の機械的統合、上層への可撓性基板の影響、あるいは材料又は物質におけるボイド及び/又は粒子の記憶を含み、前記材料、前記構造、前記物質又は前記組成物は連続的に変化することを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物は、認証要求の場合、動的にのみ変化することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物の前記画像は、前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物がそれ自体、既に変化したか否かに関係なく、動的ファクタにより、捕捉後に変化することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記認証要求前、前記認証要求中、又は前記認証要求後、前記記憶デバイスに記憶された前記画像又はその部分は、前記現画像で置換されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記材料、前記物質、前記組成物、又は前記構造は、伸張又は引き離し中に増大する亀裂又は凹部を含むことを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記材料、前記物質、前記組成物、又は前記構造は、互いに異なって展開する少なくとも2つの表面を備えることを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記材料、前記物質、前記組成物、又は前記構造は、保護コーティングで被膜された表面からなり、前記保護コーティングが除去されたか、又は非活性化されたかの何れかの場合、前記表面の構造又は特性が変化することを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記材料、前記物質、前記組成物、又は前記構造は、その構成、位置、及び幾何学的形状が動的に展開する粒子又はボイドを含むことを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の方法。
【請求項9】
− 材料、構造、物質、又は組成物の形態をしたセキュリティ特徴の画像を記憶するローカル又は中央の記憶デバイスであって、前記記憶されたセキュリティ特徴が人物、物体、又はサービス提供のためのサービスに割り当てられる、ローカル又は中央記憶デバイスと、
− 前記セキュリティ特徴の現画像を検索するインテロゲータと、
− 前記検索された画像を前記記憶デバイスに記憶された前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物の前記画像と比較するデータ比較手段と
を備える、請求項1に係る方法を実行するための認証システムであって、
前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物は、連続的に変化する予測不可能な特性又は構造を有するものであり、そして前記材料、前記構造、前記物質、若しくは前記組成物が前記記憶デバイスに記憶された前記画像に比べて前記2つの時点間で少なくとも部分的に変化した場合に、人物及び/又は物体及び/又はサービスシステムは、前記セキュリティ特徴によって肯定的に認証される、認証システムにおいて、
前記セキュリティ特徴の変化が、材料機械的な影響、伸張、引っ張り、成長、表面の機械的統合、上層への可撓性基板の影響、あるいは材料又は物質におけるボイド及び/又は粒子の記憶を含むことを特徴とする、認証システム。
【請求項10】
前記材料、前記構造、前記物質、又は前記組成物の特性又は構造の動的変化をもたらす動的ファクタが提供され、前記動的ファクタはそれ自体、2つの時点間で動的に変化することを特徴とする、請求項に記載の認証システム
【請求項11】
前記材料は、前記材料が伸張又は収縮する場合に増大する亀裂又は凹部を含み、それにより外側画像が変化することを特徴とする、請求項又は10に記載の認証システム
【請求項12】
前記セキュリティ特徴における非可変幾何学的要素は、前記材料内に組み込まれ、それにより、前記材料が伸張する場合、前記材料における個々の構造、亀裂、又は凹部が見えるようになることを特徴とする、請求項又は10に記載の認証システム
【請求項13】
前記セキュリティ特徴は、2つの異なる表面からなり、一方の表面は、スパイク及びエッジを有するテクスチャ表面を示し、一方、他方の表面は未処理表面であり、それにより、前記2つの表面は機械的に係合可能であって、前記テクスチャ表面の前記スパイク及びエッジが前記未処理表面内に突出するか、擦るか、又はプレスすることを特徴とする、請求項又は10に記載の認証システム
【請求項14】
前記セキュリティ特徴は、剛性基板と可撓性基板を有し、前記剛性基板は前記上層を変化させず、一方、前記可撓性基板は、前記上層の構造の変化をもたらすことを特徴とする、請求項又は10に記載の認証システム
【請求項15】
前記セキュリティ特徴は、下にある構造を変化させない保護コーティングで覆われた構造化表面を備え、それにより、前記動的セキュリティ特徴の前記表面は、前記下にある構造を変化させる活性化コーティングで覆われることを特徴とする、請求項又は10に記載の認証システム
【請求項16】
前記セキュリティ特徴は、材料又は物質に存在する個々の特徴を有する粒子を備え、前記材料はボイド及び/又は粒子を含み、それにより、前記ボイド及び/又は粒子の形状又は位置が変更され得ることを特徴とする、請求項又は10に記載の認証システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人物、物体、サービスシステム、又はコンピュータプログラムの静的な変化しないセキュリティ特徴が新たに生成されるか、又は既存のものが使用されるかの何れかであり、その後、変更された非所定のファクタが追加され、それにより、動的セキュリティ特徴に変換される、人物、物体、サービスシステム、又はコンピュータプログラムを認証及び/又は識別する方法及び認証デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
既知の認証デバイスの多くは、例えば、PIN番号、生体認証特徴(例えば、指紋)、コード、又はパスワードが特定のユーザに割り当てられる非可変セキュリティ特徴に基づいている。サービスシステムでは、特定のユーザ群へのアクセス制限は規則であり、参加者の関連する機密データをセキュア化するために、大規模なセキュリティ対策を必要とする。
【0003】
通常、認証方法は、アプリケーションに最初にアクセスする前に、ユーザデータを入力することによりユーザの識別情報が記憶される事前登録に基づく。従来技術では、異なる認証方法は区別されており、それにより、ファクタは、ユーザの知識(例えば、パスワード)、所有権(例えば、アクセスカード)、及び個人的特徴(例えば、指紋、署名)を含む。
【0004】
例えば、これらの技術の更なる発展形態では、小型のポータブルデバイスが、アルゴリズム及び認証サーバを同時に介して有効なパスワードを生成し、ディスプレイに表示することが考えられる。これらのパスワードは、正確に入力しなければならない大抵はより長い一連の数字を含む。しかし、これらの方法の多くは容易に改竄されるか、又は迂回されるおそれがある。パスワードに基づく認証方法は、データ伝送が傍受され、ハッキングされるおそれがあるため、極めて脆弱である。
【0005】
ユーザの指紋又は虹彩スキャン等のユーザの特徴の生体認証検出を含む方法は、常に信頼できるわけではなく、生体認証データは変化せず、したがって、コピーすることができるため、潜在的な攻撃者からの攻撃に対して安全ではない。
【0006】
ネットワークシステムにおいてセキュリティ特徴を転送する例が、特許文献1に記載されている。それにより、セキュリティ特徴は、アプリケーションサーバとは別個に自律認証デバイスに記憶される。しかし、この方法の欠点は、これらが、コピー可能な柔軟性のないセキュリティ特徴であることである。
【0007】
別の方法が、特許文献2において追求されている。この文献では、X方向、Y方向、及びZ方向において構造又はプロファイルを有する三次元コードが記載されている。情報は構造に符号化される。この文献では、高さ、幅、又は深さ等の構造の異なるパラメータ及び要素の形状が、情報の符号化に使用される。含まれるコードは、より多くの情報、例えば、バーコード又はQRコード等の従来のコードを含むこともできる。そのようなコードでは、構造は、二次元である場合であっても、予め定義され、変化しない。構造の変化は必然的に、符号化された情報の削除又は変更に繋がり、望ましくない。したがって、これらの3D構造は、攻撃者によりかなり容易に回避されるおそれがある。
【0008】
特許文献3には、位置合わせされた磁性顔料を有するセキュリティ要素が記載されており、レーザ放射の作用により、動的主題が生成される。静的主題と動的主題との組合せは、セキュリティ要素の注目価値及び認識価値を有意に(著しく)増大させるはずである。
【0009】
更に、セキュリティ要素、物体、又は人物の部分である表面構造又は材料構造が利用されるセキュリティ要素及び方法が既知である。例えば、特許文献4では、ひび割れの形態のトポログラフィ構造がセキュリティ特徴として使用されている。
【0010】
特許文献5には、物体を認証する方法が記載されており、セキュリティ特徴を生成するために、材料が提供され、物体に割り当てられる。最初に、物質の画像が捕捉され、記憶デバイスに記憶される。認証のために、材料の画像は、メモリデバイスに記憶された画像と比較される。次に、物質の画像は、結果として生成される構造特徴(時変ルミネセンス)が予測不可能であるように、例えば、IR光又はUV光の照射により能動的に変化する。更なる時点で、物質の画像が再び捕捉され、取得された現画像は、メモリデバイスに記憶された画像と比較される。次に、物体は、物質が2つの時間の間でメモリデバイスに記憶された画像から少なくとも部分的に変化した場合、肯定的に認証される。したがって、この方法では、測定された時間依存ルミネセンスの波形が、認証特徴として比較され、光減衰曲線とメモリデバイスに記憶された参照曲線との2点間比較が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】独国特許第10 2011 055 297号明細書
【特許文献2】国際公開第2013/191913号パンフレット
【特許文献3】独国特許出願公開第10 2010 009 977号明細書
【特許文献4】国際公開第2011/006640号パンフレット
【特許文献5】欧州特許出願公開第1 158 459号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
これに関連して、本発明の目的は、例えば、人物、物体、サービスシステム、又はコンピュータプログラムを認証及び/又は識別することができる、認証及び/又は識別する改善された方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、まず、セキュリティ特徴として機能を果たす材料、構造、物質、又は組成物が提供される。好ましくは、材料、構造、物質、又は組成物は、一意の特徴を有する。好ましくは、特定の材料又は特定の製品クラスの材料の特性が、認証のために割り当てられる。そうして提供された材料、構造、物質、組成物、又はその部分は、特定の人物、物体、媒体、サービスシステムに割り当てられる。媒体は、例えば、ソフトウェア(コンピュータプログラム)又はデータ記憶デバイスであることができる。一変形形態では、この材料、構造、物質、又は組成物の画像も人物又は媒体に割り当てることができ、画像は、好ましくは、デジタル形式で提供される。好ましくは、まず、第1の時点において、材料、構造、物質、又は組成物の画像が捕捉され、且つ記憶デバイスに記憶される。好ましい変形形態では、好ましくは、材料、構造、物質、若しくは組成物、又はそれらの区分を指定又は識別する一意の数字又は一連の数字に関連して、デジタル的に記憶される。本発明によれば、ここで、そうして作成されたセキュリティ特徴が、更なる発展形態において、動的ファクタにより能動的に変化してもたらされる。変化は、例えば、活性化、変換、特に物理的又は化学的相互作用により行われ得る。好ましくは、特徴は、結果として生成される構造又は特徴が予め決められないように予測不可能に進化することができるように、物理的、化学的、若しくは機械的影響により、又は材料若しくは物質(若しくは組成物)の特定の特徴により変化する。
【0014】
したがって、好ましくは、材料、構造、物質、組成物、又は各画像の変化は、偽造者にとって予測不可能である。本発明によれば、第2の時点で、この材料、構造、物質、又は組成物の更なる画像が捕捉され、且つメモリデバイスに記憶された画像と比較されることが更に提供される。人物及び/又は物体及び/又はサービスシステム及び/又はコンピュータソフトウェアは、次に、材料、構造、又は組成物とメモリデバイスに記憶された画像とが2つの時点間で少なくとも部分的に変化した場合、肯定的に認証される。認証間隔が小さすぎて、セキュリティ特徴が動的に変化することができない場合、好ましくは、変化が、記憶されたデジタル画像に直接影響することがもたらされる。更に、続く認証は、従来の(非可変)認証手順により行われる。この例は、送金のための2つの直接連続した取引の実行である。ここでは、本発明の方法は、基本認証に使用され、基本認証では、人物又は通信デバイスとシステムとがまず、それ自体を認証し、次に、個々の転送が再び代替の認証に対して実行される。
【0015】
好ましくは、材料、物質、又は組成物の一部のみが変化し、その間、別の部分は静的なままである、すなわち、変化しない状態でいる。認証に成功した後、メモリデバイスに記憶されたセキュリティ特徴の画像は、別のクエリ時に第2の画像又は更なる画像で置換される。好ましくは、これは、ローカルデバイスから送信され、変更されるセキュリティ特徴を含み、このセキュリティ特徴は、例えば、ユーザの携帯電話から認証デバイスにデジタル形式で送信される。
【0016】
様々な物理的、化学的パラメータ又はそのようなパラメータの組合せは、物質、材料、又は組成物の特徴を記述するために使用することができる。例えば、物質の色、物理的パラメータの量若しくは強度、又は物質的構造での三次元構造の形成は、セキュリティ特徴として使用することができる。
【0017】
好ましくは、データベースに記憶されたセキュリティ特徴の更新が、あらゆる更新時又は各セキュリティクエリで実行されることがもたらされる。セキュリティ特徴の動的変化は、連続して、又は実際に認証クエリ若しくはセキュリティ特徴のクエリが実行されるときのみ、実行することができる。認証クエリでは、更なるセキュリティ特徴を転送するために、セキュリティ特徴の特性若しくは構造又はその画像を変更する動的ファクタを選択することもできる。動的ファクタは、GPS位置、電池若しくは蓄電池の充電状態、時間の単位、振動プロファイル、又は何らかの他の測定可能な変数等の物理的な変数に関連し得る。好ましくは、動的ファクタはそれ自体、動的に可変であり、すなわち、その測定可能な数量が、例えば、時間に対して変化する。これに関連して、様々な実施形態を考案することができる。
【0018】
好ましい実施形態では、材料は、波様の構造を有するプリーツの帯等の伸張可能な材料である。プリーツの帯は、長手方向に伸張可能であるか又は開かれ、それにより、その長さ及び構造は変化する。好ましくは、これは、形状記憶を有する材料、すなわち、一度確立された状態が、次の動作(例えば、引っ張り又は伸張)まで維持される材料であることができる。最初のクエリ時において、まず、プリーツの帯の画像が記憶デバイスに記憶され、特定の人物、物体、媒体、サービスシステム、又はコンピュータソフトウェアに割り当てられる。ここで、波パターンを有するプリーツの帯の三次元構造又はプロファイルは、物理的パラメータにより(例えば、X、Y、又はZ方向においてレベルを定義することにより)定義することができる。前記プリーツの帯は、機械的作用(例えば、引っ張り)により引き離され、それにより、その構造を変化させる。別のクエリ時において、この変化した構造は、新しい画像として捕捉され、適切な認証デバイスに送信される。そうして送信されたセキュリティ特徴の画像は、データベースに記憶された画像と比較される。特定の特徴での基本構造又はその特定の要素が同一又は同様であることに容易に気付く。それにより、基本的に元のプリーツの帯に対応することを評価することができる。しかし、特定の物理的パラメータ(例えば、上述したX、Y、及びZ方向でのレベル)は変化していることになる。新しいセキュリティ特徴としてのプリーツの帯(又は一般にセキュリティ特徴)のこの現在状態は、認証成功後にデータベースに記憶される。したがって、潜在的な偽造者は、何れの現在画像が現在有効であるかが分からない。セキュリティ特徴の動的性質に起因して、プリーツの帯のプロファイル又は構造は、更なる機械的作用により更に変化させることができる。別のクエリ時において、クエリの更新及びセキュリティ特徴の送信が実行され、肯定的な認証の場合、続けて記憶される。
【0019】
更なる実施形態は、複数の表面が異なるテクスチャを示すセキュリティ特徴に関する。表面が、外部ファクタにより、好ましくは機械的作用により動的に変化することがもたらされる。好ましくは、セキュリティ特徴はヒンジで連結され、折り畳まれていないセキュリティ特徴の半分は「動的表面」を有し、一方、セキュリティ特徴の残りの半分は、動的表面に影響する構造を有する。一変形形態では、セキュリティ特徴が閉じられているとき、「非可変表面」が、セキュリティ特徴の残りの半分の動的表面に組みこまれた隆起部、先端部、又は先鋭なエッジからなることがもたらされる。このようにして、一意であり、開閉の都度再び変化する構造が表面上に作成される。個々のクエリ時において、スキャン等の画像を動的表面から作成することができ、次に、画像はデータ形式でデータベースに記憶される。更に、隆起部、ピーク、又は先鋭なエッジからなる表面が、例えば、エッジ又はピークを平らにすることにより、動的に変化することも可能である。これによっても、スキャナにより捕捉し、画像としてデータベースに記憶することができる動的プロファイルが生成される。加えて、表面が動的に完全に変化するが、この表面の一部のみが認証に使用されることも可能である。この場合、画像は、セキュリティ特徴の一部のみを表す。同じことが、本明細書に記載される他の実施形態にも当てはまる。
【0020】
更なる実施形態では、セキュリティ特徴の表面は、保護コーティングで被膜され、保護コーティングは、静的部分を構成し、表面の構造を覆う。別の表面は、表面の構造を変化させる動的コーティングで覆われる。例えば、構造は、レーザを用いて材料に導入された皺又は溝であることができる。コーティングは、下にある構造が変化しないように、例えば、特定の時間後に劣化する酸性コーティングであることができる。
【0021】
変形形態では、セキュリティ特徴の動的部分の構造は、物理的又は化学的に変化し、それにより、表面の構造又はプロファイルを変化させる材料から形成することもできる。
【0022】
更なる実施形態では、セキュリティ特徴は、剛性で非可撓性の支持表面及び可撓性支持表面からなる。可撓性支持表面は、好ましくは、動的衝撃により変化する。動的衝撃は、例えば、セキュリティ特徴をズボンのポケットに入れて携帯することによってトリガーされ得る剛性の、すなわち非可変の支持表面はここでも、そのような動的変化から保護され、すなわち、そこに含まれる情報又は構造は変わらないままである。好ましくは、剛性支持表面又は可撓性支持表面は、変化したままであるか、又は変わらないままであるかの何れかである上層のベースを形成する。別の変形形態では、動的セキュリティ情報は、「非可変」セキュリティ情報よりも一層迅速に変化することもできる。
【0023】
別の実施形態では、材料内に固定の位置及び形状を有する内包物又はキャビティが存在する液体又は粘性材料がもたらされる。一変形形態では、ここでも構造が動的に変化するように、新しい内包物又はキャビティが、既存の内包物又はキャビティを形成するか、又は低減するか、又は閉じることを考案し得る。
【0024】
別の実施形態では、移動可能な磁性粒子が材料内に配置される。磁性粒子は、材料内に特徴的な構造を形成し、この構造は次に、特定の人物、物体、サービスシステム、又はコンピュータプログラムに割り当てることができる。粒子は、例えば、材料内磁石を用いて移動可能な磁性粒子であることができる。磁力により誘導される移動は、材料内の磁性粒子が移動する速度及び距離に影響する外部影響、例えば、磁力量により制御することができる。好ましい実施形態では、異なる様々な幾何学的形状、回転方向、及び/又は形態を有するキャビティ(例えば、エアポケット)及び粒子が材料に存在する。またここでも、異なるクエリ時において、各構造又は画像のスナップショットが作成され、中央又はローカルデータバンクに記憶される。構造は、予測不可能なように変化し続け、すなわち、個々の粒子は材料内で動く。別のクエリ時において、この画像はデータベースに記憶された画像と比較され、肯定的に認証された場合、更新される。
【0025】
更なる実施形態では、セキュリティ特徴は、例えば、エネルギーの供給により成長することができる材料である。結晶は、動的に変化し、時間期間にわたって成長する材料として使用することができる。材料の特徴付けのために、外側画像のみならず、色、色の強度、又は光の屈折等の物理的パラメータも使用することができる。
【0026】
既述の実施形態は、本発明の方法を実行することができるセキュリティ特徴の単なる例である。好ましい実施形態では、異なる幾何学的形状、回転及び/又は形状の方向を有するキャビティ(例えば、エアポケット)及び粒子が材料内に存在する。
【0027】
本発明は、人物、物体、サービスシステム、又はソフトウェアを識別することができる認証システムに更に関する。認証システムは、材料、構造、物質、又は組成物の形態でセキュリティ特徴の画像を記憶するローカル又は中央記憶デバイスを含む。記憶されたセキュリティ特徴は、人物、物体、媒体、サービスシステム、又はソフトウェアに割り当てられる。更に、認証システムは、セキュリティ特徴の現画像を検索するクエリデバイスと、検索された画像と、メモリデバイスに記憶された材料、構造、物質、又は組成物の画像とを比較するデータ照合デバイスとを含む。認証システムは、材料、構造、物質、又は組成物が変化する予測不可能な特性又は構造を含み、これら特性又は構造が連続的に変化することを特徴とする。
【0028】
更に、材料、構造、物質、又は組成物の特性又は構造の動的変化をもたらす動的ファクタがもたらされる。好ましくは、動的ファクタは、材料特性、デバイスの特性、物理的又は化学的パラメータに関連する。例えば、動的ファクタは、位置指示(GPSにより特定される)、材料特徴(例えば、色又は色強度)、及び電磁的特徴(例えば、特定の波長又は振幅大きさでの吸収/放射)を含み得る。好ましい変形形態では、動的ファクタそれ自体が、2時点間で動的に変化することがもたらされる。例えば、動的ファクタは、携帯電話の電池の充電インジケータを含むことができる。したがって、携帯電話の充電の状態に応じて、例えば、記憶された画像のデータファイルに対して、又は適切な手段を通して直接、材料の構造若しくは構造物に対して特定の変更を生じさせることを提供し得る。この変形形態は、連続して、又は認証要求が行われた後でのみ、実行することができる。したがって、動的ファクタは、材料構造に対して、又はデジタル化され、記憶デバイスに記憶された画像に対して影響を有することができる。
【0029】
以下の図面において、セキュリティ特徴が示され、本発明の方法で使用することができる幾つかの実施形態が示される。本発明の方法は主に、材料、構造、物質、又は組成物の動的構造又は特性を使用し、動的変化を使用して、変更された動的セキュリティ特徴を生成し、次に、動的セキュリティ特徴は、更新された形態でデータベースに記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の方法で利用することができる材料の例を示す。
図2図1に示されるセキュリティ特徴の上面図を示す。
図3】方法の更なる実施形態を示す。
図4】剛性基板及び可撓性基板を有するセキュリティ特徴を示す。
図5本発明に係る方法を実行する更なる実施形態を示す。
図6】個々の特徴を有する粒子が材料又は基板内に存在する更なる変形形態を示す。
図7】動的に変化することができる材料を示す。
図8】本発明の方法がいかに実行可能かを示す図を示す。
図9本発明に係る方法の第2の変形形態を示す。
図10】新しい動的特徴が最新の動的特徴及びローカル動的ファクタから生成される、方法の第3の変形形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1には、本発明の方法で利用することができる材料の例が示される。材料は、材料が伸張するか、又は引き離されるほど大きくなる亀裂又は凹部を含む。図1Aには、閉じられた状態が示される。この状態は、第1のクエリ時に、セキュリティ特徴の画像として記憶することができる。図1Bには、わずかに開かれた状態が示され、個々の凹部及び溝の構造及びプロファイルは明確に認識可能である。材料(例えば、ポリマーバンド)が更に開かれる場合、個々の皺及び凹部の物理的パラメータ(例えば、直径及び角度)も変化する。しかし、個々の溝及び凹部の基本的な特徴、すなわち、外側画像が関連したままであることも明らかである。これに関連して、特に図1C図1Dとを比較し得る。図1Cに示される材料のより開かれた状態では、より多くの溝及び凹部が追加される。ここで、データベースが、変化した動的状態を用いて更新される場合、前に記憶されたセキュリティ特徴のセキュリティ特徴が現れているはずである。材料は、再び更に開かれるか、又は閉じられているはずである。また、図1Dでは、閉じられた状態が示されるが、この状態では、追加の亀裂が追加されている。図1A図1Dに示されるセキュリティ特徴の一番右側には、任意選択的な静的フィールドが存在し、このフィールドはセキュリティ特徴を記すが、それ自体変化しない。
【0032】
図2は、図1に示されるセキュリティ特徴の上面図を示す。この図の右半分には、非可変幾何学的形状要素が材料内に組み込まれる例が示される(図2Aの右側参照)。材料が伸張される場合、すなわち、開かれる場合、個々の構造、亀裂、又は凹部は材料において可視である(図2B)。更に開かれると、これらの構造は変化し、他の構造が追加される(図2C)。図1及び図2での例は、表現(断面図又は平面図)に応じて、セキュリティ特徴が様々な動的変化にも使用できることを示す。したがって、セキュリティ特徴の断面は、例えば、平面図での同じセキュリティ特徴とは異なるパターンを示す。これらのバリエーションを利用することができる。更に、セキュリティ特徴は、立方体又は他の幾何学的形状の形態で設計することができ、異なるサイドから読み取り可能にされ、それにより、サイドの選択及び対応するエリアは静的又は動的である。例えば、幾何学的構造の個々の面は、予測不可能に変化し、読み取られる異なるプロファイル又は色彩設計を有する。
【0033】
図3には、方法の更なる実施形態が示される。これは、2つの異なる表面が形成されるセキュリティ特徴に関連する。最初に、左側の表面は初期状態を特徴付け、すなわち、表面は未処理である。セキュリティ特徴の右側の表面は、ピーク及びエッジを有する構造化表面を有する。動的セキュリティ特徴を生成するために、セキュリティ特徴は2つの半体と統合される。スパイク及びエッジは、未処理表面の材料での2つの半体の機械的統合を通して機能し、それにより、材料の刻み込み、摩擦点、及び圧力点が生じる(図3B)。2つの半体を有するセキュリティ特徴が再び開かれる場合、左側で、構造化表面のエッジ及びスパイクがいかに組み込まれたかを見ることができる。このようにして、初期の非可変表面から、テクスチャ表面が出現し、これは、すなわち、更なる機械的衝撃により、将来の展開で動的に変化することができる。これは、例えば、互いに対して移動する2つの表面により、又は機械的に閉じられる場合、動的表面を変化させるエッジ若しくはスパイクを有する別の表面を使用することにより、実行し得る。更に、動的半体が、構造化表面のエッジ又はスパイクを平らにすることにより変化し、それにより、構造が変化することも可能である。したがって、動的変化が存在する限り、表面の左の半体及び右の半体は両方とも、セキュリティ特徴として使用することができる。
【0034】
図4には、剛性基板及び可撓性基板を有するセキュリティ特徴が示される。剛性基板は上層を変化させないが、可撓性基板は、上の表面の構造を変化させる。したがって、セキュリティ特徴の右側の動的部分の可撓性デザインは、表面に形成された構造の連続変化を生じさせ、それにより、動的セキュリティ特徴が作成される。上層への可撓性基板の影響により、そこに形成された構造は連続的に変化するか、又は既に形成された構造は強められ、これは、例えば、図4A図4B、及び図4Cのプロファイルを比較した場合に見ることができる。
【0035】
図5には、本発明に係る方法を実行する更なる実施形態が示される。ここでも、構造化表面がセキュリティ特徴として機能を果たす。剛性セキュリティ特徴の表面は、下にある構造が変化しないことを生じさせる保護コーティングにより覆われる。動的セキュリティ特徴の表面は、例えば、物理的又は化学的相互作用により下にある構造を変化させる活性化コーティングで覆われる。図5Aには、初期状態が示される。保護コーティング及び活性化コーティングは、内部形成構造及びプロファイルを有する下にある表面を覆う。図5Cでは、活性化コーティングは、下にあるプロファイルの変化をもたらし、一方、保護コーティングで被膜された表面は変わらないままである。図5Cには、動的な更なる展開が示され、動的セキュリティ特徴に既に形成された構造(図5B)が展開している。
【0036】
ここに示されていない更なる変形形態では、構造化表面の更なる展開が、保護コーティングが剥がされるか、又は除去される場合のみ、実行されることをもたらし得る。そのような変形形態では、保護コーティングが構造化表面を覆う限り、構造はそのままである。表面のプロファイル及び構造の動的展開は、保護コーティングが部分的又は完全に除去される場合のみ、実行される。このプロセスは、保護コーティングの再塗布により止めることもできる。
【0037】
図6には、個々の特性を有する粒子が材料又は物質に存在する更なる変形形態が示される。図6の材料は、ボイド及び/又は粒子を含む。ボイドは、例えば、エアポケット又はギャップにより形成することができる。粒子は、好ましくは、磁性粒子である。ボイド又は粒子の個々の特性が、セキュリティ特徴のパターンを決める。ボイド及び/又は粒子は、形状及び位置を変化させることができる。更に、粒子の回転を考えることができる。図6Aには、初期状態が示される。左側では、平面図を見ることができ、右側では、断面を見ることができる。粒子及びボイドの異なる様々な幾何学的形状が材料内に配置される。図6Bには、個々のボイド及び粒子、特にその形状、回転方向、及び位置が変化する動的状態が示される。そのような変化は、例えば、内包物とボイドとの間での相互作用、自然の重力、セキュリティ特徴の移動、又は他の内部及び/又は外部の影響により行われ得る。図6Cでは、この状態は更に展開し、粒子が引き下げられることが断面において右側に見ることができる。磁性粒子の場合、これは、例えば、セキュリティ特徴の下側に搭載される磁石により影響され得る。
【0038】
図7には、動的に変化することができる材料が示される。示される材料は、階段様構造を特徴とし、図7Aは初期状態を表す。図7Bには、第1の時点での動的変化状態が示される。ここでは、追加の材料が階段様構造の幾つかの要素上に追加されたことを見ることができる。これは、成長(又は収縮)等の材料自体の進捗により、及び外部堆積の追加又は除去により生じ得る図7Cでは、この材料は更に展開しており、それにより、動的セキュリティ特徴が作成された。
【0039】
図8には、本発明の方法がいかに実行可能かを示す図が示される。まず、静的特徴が要求され、例えば、コンピュータソフトウェア(アプリ)によりトリガーされる。これは、静的、例えば、生体認証特徴を提供する。静的部分は、識別番号又は数字シーケンスであることもでき、それにより、データベースエントリへのより高速の割り振りが可能になる。動的ファクタの要求は、静的特徴の新しい動的セキュリティ特徴への変換に繋がるか、又はそのような特徴に補足される。それにより、少なくとも1つの部分、例えば、追加された領域が動的に構成される。この動的セキュリティ特徴は、認証デバイスに送信され、肯定的に認証される場合、サービスプロバイダのサービスのリリースが開始される。
【0040】
この変形形態では、新しい動的セキュリティ特徴が、最新の動的セキュリティ特徴及びローカル動的ファクタから生成される。またここでも、ローカル的にトリガーされる要求(例えば、ソフトウェア又はアプリにより)が実行され、それにより、既存の動的特徴が要求される。続けて、最新の動的特徴を変化させる現在の動的ファクタの要求が実行され、それにより、新しい動的セキュリティ特徴が生成される。動的ファクタは、動的セキュリティ特徴と同一であることもでき、それにより、これのみが、別のローカルに利用可能な動的ファクタの補助なしで再び呼び出されなければならない。両要素は、セキュリティを更に強化するために、互いを補うこともできる。したがって、この変形形態では、動的変化は、クエリに伴ってのみ実行され、すなわち、セキュリティ特徴は動的に連続変化する必要はない。次に、新しい動的セキュリティ特徴は、認証デバイスに送信され、サービスプロバイダへのリリースは、肯定的に認証された場合に開始される。静的セキュリティ特徴であっても、この変形形態では、動的に読み取ることができる。この場合、静的セキュリティ特徴は変化しないが、動的なローカルに利用可能な更なるセキュリティ特徴により達成される、特徴がいかに読み取られるかのみであり、それにより、新しい各動的読み取り結果が出現する。
【0041】
図9には、本発明に係る方法の第2の変形形態が示される。この変形形態では、最新の動的材料及びローカルの動的ファクタから新しい動的材料が生成される。またここでも、まず、ローカル的にトリガーされた要求(例えば、ソフトウェア、アプリにより)が行われ、既存の動的特徴が要求される。続けて、現在の動的ファクタの要求が行われ、これは、新しい動的セキュリティ特徴が出現するように、最新の動的特徴を変化させる。この変形形態では、動的変化はクエリと相関し、すなわち、セキュリティ特徴は、動的に連続変化する必要がない。次に、新しい動的セキュリティ特徴は、認証デバイスに送信され、サービスプロバイダへのリリースが、肯定的に認証される場合に行われる。この変形形態の利点は、各事例で使用されるセキュリティ特徴が最新の既知の各状態に基づき、したがって、最初に使用されたセキュリティ特徴(例えば、生体認証特徴)がもはや必要ないことである。これは、認証を行うことができるように、潜在的に第三者がアクセス可能であるはずがないという点で、特に有利である。
【0042】
図10には、新しい動的特徴が、最新の動的特徴及びローカル動的ファクタから生成される方法の第3の変形形態が示される。ここで、セキュリティ特徴の動的変化は、実際の要求に関係なく、バックグラウンドで連続して行われる。要求をトリガーした後、動的特徴が呼び出され、このときの特徴の支配的な状態が、新しい動的セキュリティ特徴として使用される。上述した変形形態とは異なり、ここでは、セキュリティ特徴の動的な変化が、バックグラウンドで永久的に実行され、一方、第2の変形形態(図9)では、動的セキュリティ特徴の変化は、要求のみにより実行される。この変化は、好ましくは、動的ファクタによりトリガーされる。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図7C
図8
図9
図10