特許第6573881号(P6573881)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6573881電子機器との個別化されたユーザ相互作用の促進
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6573881
(24)【登録日】2019年8月23日
(45)【発行日】2019年9月11日
(54)【発明の名称】電子機器との個別化されたユーザ相互作用の促進
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20190902BHJP
   H04W 8/18 20090101ALI20190902BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20190902BHJP
   G07F 9/00 20060101ALI20190902BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
   H04W8/18
   H04W84/10 110
   G07F9/00 Z
【請求項の数】23
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-531866(P2016-531866)
(86)(22)【出願日】2014年7月30日
(65)【公表番号】特表2016-537892(P2016-537892A)
(43)【公表日】2016年12月1日
(86)【国際出願番号】US2014048928
(87)【国際公開番号】WO2015017559
(87)【国際公開日】20150205
【審査請求日】2017年7月4日
(31)【優先権主張番号】14/445,252
(32)【優先日】2014年7月29日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/860,634
(32)【優先日】2013年7月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】391026058
【氏名又は名称】ザ コカ・コーラ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Coca‐Cola Company
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャーネージン,アンドリュー,ブキャナン,サード
【審査官】 山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−141754(JP,A)
【文献】 特開2004−038843(JP,A)
【文献】 特開2004−062343(JP,A)
【文献】 特開2002−117442(JP,A)
【文献】 特開2001−126123(JP,A)
【文献】 特開2001−297355(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B67D 1/00− 3/04
G07F 5/00− 9/10
13/00−15/12
H04B 7/24− 7/26
H04M 3/00
3/16− 3/20
3/38− 3/58
7/00− 7/16
11/00−11/10
H04W 4/00− 8/24
8/26−16/32
24/00−28/00
28/02−72/02
72/04−74/02
74/04−74/06
74/08−84/10
84/12−88/06
88/08−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器との個別化された相互作用を容易にする方法であって、
モバイルコンピューティング機器と前記電子機器との間に通信セッションを確立するステップと、
前記通信セッションを介して前記電子機器の機器識別を前記モバイルコンピューティング機器に送るステップと、
記モバイルコンピューティング機器から、前記電子機器の前記機器識別と、前記モバイルコンピューティング機器に関連したユーザ識別と、前記電子機器との個別化された相互作用セッションを実施するための嗜好データとを、サーバで受信するステップと、
前記サーバと前記電子機器との間の予め確立された通信セッションを介して前記電子機器との個別化された相互作用開始を許可するステップであって、前記モバイルコンピューティング機器が前記電子機器に近接しているとの決定に応答して、前記個別化された相互作用開始がなされる、ステップと
を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記電子機器の機器識別を前記モバイルコンピューティング機器に送るステップが、前記電子機器の前記機器識別をスキャンコードを介して送ることを含む方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記電子機器の機器識別を前記モバイルコンピューティング機器に送るステップが、前記電子機器の前記機器識別をNFCタグから送ることを含む方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記電子機器の機器識別を前記モバイルコンピューティング機器に送るステップが、ユーザが前記電子機器の前記機器識別を前記モバイルコンピューティング機器に入力することを許可することを含む方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、前記電子機器の機器識別を前記モバイルコンピューティング機器に送るステップが、前記電子機器の前記機器識別に関連したコードを送ることを含む方法。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法であって、前記電子機器によるサーバプッシュ技術の利用により、予めオープンになっている接続を介して、前記個別化された相互作用開始を許可するステップを更に含む方法。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の方法であって、前記個別化された相互作用が、前記モバイルコンピューティング機器のユーザとの個別化された飲料提供セッションである方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、前記モバイルコンピューティング機器と前記電子機器との間に通信セッションを確立するステップが、無線通信セッションを確立することを含む方法。
【請求項9】
電子機器との個別化された相互作用を容易にするモバイルコンピューティング機器であって、
実行可能なプログラムコードを記憶するためのメモリと、
前記メモリと機能的に結合したプロセッサであって、前記プログラムコード中に含まれたコンピュータ実行可能命令に応答し、かつ、
前記モバイルコンピューティング機器と前記電子機器との間に通信セッションを確立することと、前記通信セッションを介して前記電子機器の機器識別を受信することとによって、前記電子機器の識別情報を受信することと、
前記電子機器の前記機器識別と、前記モバイルコンピューティング機器に関連したユーザ識別と、前記電子機器との個別化された相互作用セッションを実施するための嗜好データと、を前記モバイルコンピューティング機器からサーバに送信することと、
前記サーバと前記電子機器との間の予め確立された通信セッションを介して前記電子機器との個別化された相互作用を開始することであって、前記モバイルコンピューティング機器が前記電子機器に近接しているとの決定に応答して、前記個別化された相互作用が開始される、開始することと
を行うように動作するプロセッサと
を含むモバイルコンピューティング機器
【請求項10】
請求項に記載のモバイルコンピューティング機器であって、前記電子機器の前記機器識別がスキャンコードを介して受信されるモバイルコンピューティング機器
【請求項11】
請求項に記載のモバイルコンピューティング機器であって、前記電子機器の前記機器識別がNFCタグを読み取ることによって受信されるモバイルコンピューティング機器
【請求項12】
請求項に記載のモバイルコンピューティング機器であって、前記電子機器の前記機器識別がユーザ入力によって受け取られるモバイルコンピューティング機器
【請求項13】
請求項に記載のモバイルコンピューティング機器であって、前記電子機器の前記機器識別が前記機器識別に関連したコードを介して受信されるモバイルコンピューティング機器
【請求項14】
請求項9から13のいずれか一項に記載のモバイルコンピューティング機器であって、前記プロセッサが、前記電子機器によるサーバプッシュ技術の利用により、予めオープンになっている接続を介して、前記個別化された相互作用を開始するように更に動作するモバイルコンピューティング機器
【請求項15】
請求項9から14のいずれか一項に記載のモバイルコンピューティング機器であって、前記個別化された相互作用が、前記モバイルコンピューティング機器のユーザとの個別化された飲料提供セッションであるモバイルコンピューティング機器
【請求項16】
コンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、コンピューティング機器によって実行されるとき、前記コンピューティング機器が電子機器との個別化された相互作用を容易にする方法を実行するようにし、前記方法が、
前記コンピューティング機器と前記電子機器との間に通信セッションを確立するステップと、
前記通信セッションを介して前記電子機器の機器識別を受信するステップと、
前記電子機器の前記機器識別と、前記コンピューティング機器に関連したユーザ識別と、前記電子機器との個別化された相互作用セッションを実施するための嗜好データと、をサーバに送信するステップと、
前記サーバと前記電子機器との間の予め確立された通信セッションを介して前記電子機器との個別化された相互作用を開始するステップであって、前記コンピューティング機器が前記電子機器に近接しているとの決定に応答して、前記個別化された相互作用が開始される、ステップと
を含むコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記電子機器の機器識別を受信するステップが、スキャンコードを介して前記機器識別を受信することを含むコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記電子機器の機器識別を受信するステップが、NFCタグを読み取ることを含むコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記電子機器の機器識別を受信するステップが、前記機器識別のユーザ入力を受け取ることを含むコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記電子機器の機器識別を受信するステップが、前記機器識別に関連したコードを受信することを含むコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項21】
請求項16から20のいずれか一項に記載のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記電子機器によるサーバプッシュ技術の利用により、予めオープンになっている接続を介して、前記個別化された相互作用を開始するステップを更に含むコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項22】
請求項16から21のいずれか一項に記載のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記個別化された相互作用が、前記コンピューティング機器のユーザとの個別化された飲料提供セッションであるコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項23】
請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピューティング機器と前記電子機器との間に通信セッションを確立するステップが、無線通信セッションを確立することを含むコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2014年7月30日にPCT国際特許出願として出願されており、2013年7月31日に出願された米国仮特許出願第61/860,634号、および2014年7月29日に出願された米国特許出願第14/445,252号について優先権を主張するものであり、これらの特許文献が開示するところは、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
著作権情報
本特許文献の開示の一部は、著作権保護の対象である内容を含む。著作権保有者は、特許商標局の特許ファイルまたは記録に現れる限りでは、本特許文献または本特許開示のいずれの人物による複写再現に対しても異議はないが、それ以外では全ての著作権を留保する。
【背景技術】
【0003】
背景
現在、様々な供給製品および/またはサービスの売上を増加させる手段として、多数のスタンドアローン型消費者機器が、高性能化した消費者体験を提供するように構成されている。たとえば、自動販売機が消費者に、ネットワーク接続性を利用して、ブランド製品/サービスのビデオを見たり、または消費者が機器に関わっている間(たとえば、消費者が購入を検討しているか、または要求した製品が提供されるのを待っている間)に統合されたディスプレイ画面上でゲームをしたりする機会を提供することがある。しかし、これらの機器によって提供される現在の消費者取り込み体験は、消費者の個々の嗜好についての知識が欠如しているために制約があり、限定された消費者相互作用および一般化されたコンテンツの表示に帰着している。現在の消費者機器によって提供される限定された相互作用の結果として、これらの機器によって提供される取り込み体験は、個人用の設定の欠如のために、ある特定の消費者からは高く評価されないことがある。これらの考慮すべき事柄および他の事項に関して、本発明の様々な実施形態が作られた。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
概要
この概要は、以降の詳細な説明において更に説明される概念から選択したものを、簡略化した形態で紹介するために設けられる。この概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定するように意図したものではなく、また、特許請求される主題の範囲の決定を補助することを意図したものでもない。
【0005】
モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするための実施形態が提供される。モバイルコンピューティング機器が、電子機器の識別情報を受信するように活用されることができる。次いで、電子機器の識別情報および他のデータが、モバイルコンピューティング機器からサーバに送信されることができる。次いで、サーバと電子機器との間で予め確立された通信セッションを介して、個別化された相互作用が開始されることができる。モバイルコンピューティング機器が電子機器に近接しているとの決定に応答して開始される、個別化された相互作用。
【0006】
これらのおよび他の特徴および利点が、以降の詳細な説明を読むこと、および関連した図面を見ることにより明らかになるであろう。前述の概要および後述する詳細な説明の両方ともが説明のためのみのものであり、特許請求される本発明を限定するものではないことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1A】幾つかの実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのネットワークアーキテクチャを示すブロック図である。
図1B】他の実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのネットワークアーキテクチャを示すブロック図である。
図2】ある実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのルーチンを示すフロー図である。
図3】別の実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのルーチンを示すフロー図である。
図4】様々な実施形態が実行され得るモバイルコンピューティング機器の簡略化されたブロック図である。
図5】様々な実施形態が実行され得る電子機器の簡略化されたブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
詳細な説明
モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするための実施形態が提供される。モバイルコンピューティング機器が、電子機器の識別情報を受信するように活用されることができる。次いで、電子機器の識別情報および他のデータが、モバイルコンピューティング機器からサーバに送信されることができる。次いで、サーバと電子機器との間で予め確立された通信セッションを介して、個別化された相互作用が開始されることができる。モバイルコンピューティング機器が電子機器に近接しているとの決定に応答して開始される、個別化された相互作用。
【0009】
以降の詳細な説明においては、本明細書の一部を形成し、特定の実施形態または例を例証のために示している、添付の図面への参照がなされている。これらの実施形態は結合されてもよく、他の実施形態が使用されてもよく、また、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、構造的な変更が加えられてもよい。したがって、以降の詳細な説明は限定的な意味に取られるべきではなく、本発明の範囲は、添付の請求項およびそれらの均等物によって定義される。
【0010】
ここで図面を参照すると、幾つかの図を通して同様の数字が同様の要素を表しており、本発明の様々な態様が説明されるであろう。図1Aは、幾つかの実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのネットワークアーキテクチャ2を示すブロック図である。ネットワークアーキテクチャ2は、ユーザ4によって使用されてもよい、消費者電子機器20およびサーバ70と通信している、モバイルコンピューティング機器10を含む。実施形態に従って、コンピューティング機器10は、アプリケーション12などの1つ以上のソフトウェアアプリケーションプログラムを実行することができるスマートフォン、タブレット、またはノート型コンピュータを含むことができる。コンピューティング機器10は、スキャナ/カメラ16を含んでもよく、また、無線インターフェース17を介した短距離無線通信が可能であってもよい。無線インターフェース17は、近距離無線通信(「NFC」)、BLUETOOTH無線技術、およびWi-Fiを含むがこれらに限定されない当業者に公知の幾つかの技術のうちの任意の技術を介した短距離無線通信を提供するように構成されてもよい。コンピューティング機器10は、ユーザ識別(「ID」)14および嗜好データ15も含んでもよい。他の実施形態に従うと、嗜好データ15はサーバ70上またはサーバ70を介してアクセス可能なデータベース中に格納されてもよく、またはユーザID14を用いて(たとえば、テーブル74を介して)相互参照されてもよいことが理解されるべきである。ユーザID14は、モバイルコンピューティング機器10のユーザ4に対するIDを含んでもよい。嗜好データ15は、ユーザ4に関連した嗜好を含んでもよい。たとえば、嗜好データ15は、ユーザの好みの飲料、ゲーム、製品、および/またはレストランのリスト、ユーザの個別仕様の飲料配合のリスト、および/または消費者電子機器20と消費者との相互作用を個人用に設定するために用いることができる他の情報を含んでもよい。図2に関して以下でより詳細に説明するように、消費者電子機器20との個別化されたまたは独自の相互作用を実施するために、アプリケーション12は、ユーザID14および嗜好データ15を、(消費者電子機器20から引き出される)機器識別(「ID」)26と共に、通知19中に含めてサーバ70に送信するように構成されてもよい。幾つかの実施形態では、通知19はユーザID14および機器ID26のみを含んでもよい。機器ID26およびユーザID14を受信すると、サーバ70は、嗜好データ15またはそのサブセットを取得し、消費者電子機器20と通信してもよい。機器ID26を受信すると、サーバ70は、モバイル機器10のモバイル機器10(および、したがってユーザ4)が、消費者電子機器20に近接していると決定してもよい。機器ID26が取得された方法(たとえば、バーコードをスキャンしたのか、またはNFCタグを読み込んだのか)に応じて、サーバ70は、ユーザ4が消費者電子機器20との相互作用に取り組んでいるのかまたはさもなければ開始する準備ができているのかを更に決定してもよい。これは、ユーザ4が消費者電子機器20を使用するために列に並んでいるもののユーザ4の順番ではないか、またはさもなければ、ユーザ4は消費者電子機器20の傍にいるが消費者電子機器20との相互作用を開始する準備ができていない場合の反対である。
【0011】
幾つかの実施形態に従って、機器ID26はモバイル機器10と消費者電子機器20との間の通信セッションを確立することなく引き出されてもよい。たとえば、機器ID26は、アプリケーション12と共にスキャナ/カメラ16を用いて、消費者電子機器20上のバーコード(32)(たとえば、「1D」または「2D」のバーコード)または機器ID26で符号化された他の記号をスキャンすることにより、引き出されてもよい。バーコードまたは他の記号は、消費者電子機器20のディスプレイ24上に描画されたり、または印刷されたり、浮き出しにされたり、ステッカー上に表示されたり、もしくはさもなければ、消費者電子機器20の1つ以上の表面上に見えるようになっていてもよい。
【0012】
幾つかの実施形態に従って、機器ID26は、NFCタグ30から機器ID26を読み取るNFC読取器18によって引き出されてもよい。NFCタグ30は、機器ID26を記録する受動的なまたは能動的なNFCタグであってもよい。コーン(cone)の実施形態において、NFCタグ30はRFIDタグであり、それによってRFIDタグに関連しているIDは、機器ID26である。NFCタグ30は、モバイルコンピューティング機器10上のNFC読取器18が依然としてNFCタグ30を読み取ることができるような位置で、消費者電子機器20のキャビネット内部に載置されてもよい。消費者電子機器のキャビネット内部にタグを載置することにより、NFCタグ30を改ざんから保護することができる。
【0013】
幾つかの実施形態に従って、機器ID26を、モバイルコンピューティング機器10と消費者電子機器20との間で通信セッションを開始することにより引き出してもよい。たとえば、モバイルコンピューティング機器10は、BLUETOOTH無線技術、Wi-Fi、または他の無線通信規格もしくは技術を用いて、無線通信セッションを介して(すなわち、無線インターフェース17を通じて)消費者電子機器20と通信してもよい。
【0014】
消費者電子機器20は、アプリケーション28などの1つ以上のソフトウェアアプリケーションプログラムを実行することができるコンピューティング機器を含んでもよい。消費者電子機器20はまた、食料品および/または飲料製品、ビデオゲームサービス、ビデオサービス、広告サービス、金融サービスなどを出す、これらに限定するものではないがこれらを含む、任意の数の消費者サービスおよび/または製品を提供するように構成されてもよい。したがって、消費者電子機器20はファウンテン式またはポストミックス式飲料ディスペンサ機、自動販売機、公共のゲーム機、現金自動預払機、または消費者製品および/もしくはサービスを提供するように構成された任意の他の電子機器もしくはキオスクを含んでもよいことが理解されるべきである。消費者電子機器20はまた、無線インターフェース22、ディスプレイ24、および機器ID26も含んでもよい。モバイルコンピューティング機器10の無線インターフェース17と同様に、無線インターフェース22は、NFC、BLUETOOTH無線技術、Wi-Fi、または他の無線技術を介して短距離無線通信を提供するように構成されてもよい。実施形態に従って、消費者電子機器24は、嗜好データ15に基づいてユーザ4に個人用に設定されたコンテンツ30を表示するように利用されてもよい。たとえば、個人用に設定されたコンテンツ30は、ユーザ4の好みの飲料として選ばれた購入可能な製品、ユーザ4の好みの製品をターゲットにした広告などを含んでもよい。機器ID26は、消費者電子機器20の固有の識別を含んでもよい。機器ID26は、ネットワーク中の他の類似の機器から消費者電子機器20を識別するために用いられてもよい。アプリケーション28は、ユーザ4によって開始された通信セッションに応答して、モバイルコンピューティング機器10に機器ID26を送信するように構成されてもよい。上述のように、通信セッションは短距離無線通信セッションを含んでもよく、このセッションの間に機器ID26がモバイルコンピューティング機器10に送信される。たとえば、実施形態に従って、機器ID26は電源の入っていないNFCチップまたは消費者電子機器20に貼られうる「タグ」(30)中に符号化されてもよい。この実施形態においては、ユーザ4がNFCタグにきわめて接近してモバイルコンピューティング機器10に触れるか、または持ち運んでいるとき、機器ID26が通信されてもよい。別の実施形態に従って、機器ID26は、消費者電子機器20上の格納データを含んでもよく、モバイルコンピューティング機器10とのWi-FiまたはBLUETOOTH無線技術セッション中にユーザ4によって発せられたデータ要求に応答して、通信されてもよい。また、上述したように、通信セッションがユーザ4によって開始されたスキャンセッションを含んでもよい。たとえば、機器ID26は、消費者電子機器20に物理的に貼られるか、または消費者電子機器20によってディスプレイ24上に表示されうる、1Dもしくは2Dのバーコード(たとえば、QRコード)または他の記号に符号化されていてもよい。図3に関して以下でより詳細に説明するように、かつ、実施形態に従って、消費者電子機器20上で実行されるアプリケーション28は、サーバ70からイベント通知42を受け取るように構成されてもよい。イベント通知42が、ユーザID14および嗜好データ15を含んでもよい。ユーザID14、機器ID26、および嗜好データ15がサーバ70によって受信された後で、イベント通知42が送信されてもよい。消費者電子機器20上のアプリケーション28とサーバ70上のアプリケーション72との間の通信は、「サーバプッシュ」技術を使用するように構成されてもよく、この技術では、ユーザ4の消費者電子機器20との相互作用に先立ち、消費者電子機器20によって通信セッション(すなわち、サーバプッシュ40)が開始され確立されることが、理解されるべきである。様々な実施形態に従って、サーバプッシュ技術は、ロングポーリング、Comet、ウェブソケット、またはバークレーソケット(「BSD」)技術を、これらに限定するものではないが、含んでもよい。前述した技術に従って、サーバ70は、要求されたデータが利用可能になるまで、または所定のタイムアウトイベントが発生するまで、消費者電子機器20からのデータ要求への応答を送信するのを保留してもよい。アプリケーション20は、ユーザID14および嗜好データ15が消費者電子機器20によって受信されると、ディスプレイ24上にユーザ4に対する個人用に設定されたコンテンツ30を表示するように構成されてもよい。
【0015】
モバイルコンピューティング機器10および消費者電子機器20と通信しているサーバ70は、アプリケーション72などの1つ以上のソフトウェアアプリケーションプログラムを実行することが可能なコンピューティング機器を含んでもよい。サーバ70、モバイルコンピューティング機器10、および消費者電子機器20の間の通信は、インターネットなどの広域ネットワークを通じたそれぞれの機器のネットワーク接続(図示せず)を介して行われてもよいことが理解されるべきである。実施形態に従って、サーバ70はノンブロッキングソケット入出力サーバプラットフォームを含んでもよく、これは、消費者電子機器20がサーバ70とのネットワーク接続(すなわち、サーバプッシュ40)を開始しこの接続をオープンに保つ、サーバプッシュ技術(たとえば、ロングポーリングまたはウェブソケット)を利用することがある。ノンブロッキングソケット入出力サーバプラットフォームの例としては、ワシントン州シアトルのAMAZON. COM, INC.によって提供されるELASTIC COMPUTE CLOUD(「EC2」)ウェブサービス(これは、「infrastructure as a service」型のクラウドコンピューティングプラットフォームを含む)がある。EC2ウェブサービスは、オープンソースでスケーラブルなノンブロッキングウェブサーバであり、ウェブアプリケーションフレームワークであるTornadoと併せて更に使用されてもよい。しかしながら、本明細書に記載される実施形態は、他のノンブロッキングソケットサーバおよび/または他のプロバイダによるプラットフォームと共に実施されてもよく、更に、なんらかの特定のアプリケーション、システム、またはプラットフォームに限定されないことが理解されるべきである。実施形態に従って、アプリケーション72は、HTTPアプリケーションプログラミングインターフェース(「API」)を介して、モバイルコンピューティング機器10からの通知19中に含まれるユーザID14および嗜好データ15を受信するように構成されてもよい。幾つかの実施形態においては、アプリケーション72はユーザID14のみを受信してもよく、テーブル74を用いて、対応する嗜好データ15を検索してもよい。アプリケーション72は、消費者電子機器20からのサーバプッシュ通信に合わせて更に構成されてもよい。アプリケーション72は、タイムアウトかまたは通知19の受信のうちのどちらかが発生するまで、消費者電子機器20からのHTTPリクエストへの応答を送信するのを遅らせるように構成されてもよい。
【0016】
図1Bは、他の実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのネットワークアーキテクチャ2を示すブロック図である。ネットワークアーキテクチャ2は、ユーザID14および任意選択的に嗜好データ15を含むモバイルコンピューティング機器10を含む。モバイルコンピューティング機器10は、BLUETOOTH無線技術、Wi-Fi、または他の無線規格もしくは技術を介して、消費者電子機器20とのアクティブな通信状態にあってもよいことが理解されるべきである。機器ID26を格納する消費者電子機器20は、モバイルコンピューティング機器10からユーザID14(および、任意選択的に嗜好データ15)を受信してもよい。次いで、消費者電子機器20は、機器ID26をサーバ70に送信し、サーバ70から任意選択的に嗜好データ15を受信してもよい。サーバ70は、1つ以上のユーザID14と、任意選択的に1つ以上の嗜好データ15のインスタンスとを含むことができるテーブル74を格納してもよい。図1Aに関して上述したように、嗜好データ15はユーザID14と(たとえば、テーブル74を介して)相互参照されてもよい。
【0017】
図2は、ある実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのルーチン200を示すフロー図である。本明細書に示されたルーチンについての説明を読むとき、本発明の様々な実施形態の論理演算は、(1)コンピュータ実施動作の、またはコンピューティング機器もしくはシステム上で実行されているプログラムモジュールの、シーケンスとして、および/または(2)相互接続された機械論理回路として、またはコンピューティング機器もしくはシステム内部の回路モジュールとして、実装されることが理解されるべきである。実装は、本発明を実施しているコンピューティング機器またはシステムの性能要求に応じた、選択の問題である。したがって、図2〜3に示された本明細書に記載される様々な実施形態を実現する論理演算は、演算、構造機器、動作、またはモジュールと様々に呼ばれる。これらの演算、構造機器、動作、およびモジュールは、本明細書に記載される請求項内に記載される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、特定目的のデジタル論理回路において、およびそれらの任意の組み合わせで実装されてもよいことが、当業者により認識されるであろう。
【0018】
ルーチン200は、モバイルコンピューティング機器10上で実行されているアプリケーション12が消費者電子機器20から電子機器IDを受信してもよい、操作205において開始する。具体的には、モバイルコンピューティング機器10のユーザ4が消費者電子機器20との通信セッション(たとえば、無線通信セッションまたはスキャンセッション)を確立して、機器ID26の受信を要求してもよい。たとえば、ユーザ4が、飲料の購入または提供に関連した個別化された相互作用セッションに参加しアプリケーション12を用いて消費者電子機器20を扱い機器ID26を取得することを意図して、消費者電子機器20に近づいてもよい。消費者電子機器20は、幾つかの方法を介して扱うことができる。たとえば、ユーザが消費者電子機器20上に表示されたコードをモバイルコンピューティング機器10に打ち込んでもよい。別の例としては、ユーザがモバイルコンピューティング機器10を使用して消費者電子機器20に貼り付けられたNFCタグを読み取ってもよい。別の例としては、ユーザがモバイルコンピューティング機器10を使用して消費者電子機器10とのWi-FiまたはBLUETOOTH無線技術接続を確立してもよい。更に別の例としては、ユーザが消費者電子機器20上の画面上でのキーボードまたは物理的なキーボードを用いてコードを入力してもよい。更に別の例としては、ユーザがモバイルコンピューティング機器10を使用して、消費者電子機器20に貼られた、もしくは印刷されたタグもしくはステッカー上に示された、または消費者電子機器20のディスプレイ24上に表示された、1もしくは2次元のバーコード(たとえば、QRコード)または他の記号をスキャンしてもよい。
【0019】
操作205から、ルーチン200は操作210へと続き、操作210では、モバイルコンピューティング機器10上で実行されているアプリケーション12が、抽出された機器ID26および他のデータ(すなわち、ユーザID14および嗜好データ15)をサーバ70へ送信してもよい。具体的には、ユーザID14、嗜好データ15、および機器ID26は、消費者電子機器20との個別化された相互作用セッションを行うために使用されてもよい。嗜好データ15は、(上述したように)モバイルコンピューティング機器10からサーバ70に送信されてもよく、または、別の方法として、ウェブサイトなどのサードパーティーのソースから送信されてもよいことが理解されるべきである。嗜好データ15は、サーバ70へいつ送信されてもよい(たとえば、嗜好データ15は、モバイルコンピューティング機器10と消費者電子機器20との間の通信セッションの確立に先立ち、予めサーバ70へ通信されていてもよい)ことが、更に理解されるべきである。
【0020】
操作210から、ルーチン200は操作215へ続き、操作215では、モバイルコンピューティング機器10上で実行されているアプリケーション12が、予めまたは引き続いて確立されたサーバ70と消費者電子機器20との間の通信セッションを介して、消費者電子機器20との個別化された相互作用を開始してもよい。具体的には、サーバ70がモバイルコンピューティング機器10からユーザID14、機器ID26、および幾つかの実施形態では嗜好データ15を受信するのに応答して、個別化された相互作用セッションが初期化されてもよい。たとえば、個別化された相互作用セッションは、モバイルコンピューティング機器10のユーザ4との個別化された飲料提供セッション(たとえば、ユーザ4には、嗜好データ15に従って購入または提供用に選別された飲料のみが提示される)、個別化されたゲームセッション、ユーザ4が1つ以上の報酬ポイントを引き換える購入トランザクション、ユーザ4が支払いをする支払いトランザクション、などを含んでもよい。サーバ70と消費者電子機器20との間の通信セッションは、消費者電子機器20による、ロングポーリング、ウェブソケット、BSDソケット技術を含む、これらに限定はされない、任意の数のサーバプッシュ技術を使用してもよいことが理解されるべきである。前述の通信セッションに関して、消費者電子機器20は接続を待ち受けることはせず、むしろ、オープンの状態を維持する実行時間の長いサーバ70との接続を開始することが、更に理解されるべきである。機器ID26およびユーザID14をサーバ70に送信することにより、消費者が消費者機器20との相互作用を開始したことをモバイル機器10が知らせるとき、サーバ70は、既にオープンになっている接続を使用して、イベントが発生したことを消費者機器20に警告し、消費者電子機器20に適切な嗜好データ15およびユーザID14を供給する。操作215から、ルーチン200は終了する。
【0021】
図3は、別の実施形態に従って、モバイルコンピューティング機器と電子機器との間の個別化された相互作用を容易にするためのルーチン300を示すフロー図である。ルーチン300は、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28がサーバ70との連続的な通信セッションを確立してもよい、操作305において開始する。具体的には、図2の操作215で上述したように、消費者電子機器20は様々なサーバプッシュ技術(たとえば、ロングポーリング、ウェブソケット、またはBSDソケット)を使用してサーバ70と通信してもよい。前述の通信セッションに関して、消費者電子機器20は接続を待ち受けることはせず、むしろ、オープンの状態を維持する実行時間の長いサーバ70との接続を開始することが、理解されるべきである。
【0022】
操作305から、幾つかの実施形態においては、ルーチン300が操作310へと続き、操作310においては、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28が、モバイルコンピューティング機器10からの機器ID26に対する要求を受信してもよい。具体的には(図2の操作205で上述したように)、無線通信セッションがモバイルコンピューティング機器10と消費者電子機器20との間で確立されて、機器ID26の受信を要求してもよい。たとえば、ユーザ4が、飲料の購入または提供に関連した個別化された相互作用セッションに参加し、アプリケーション12を用いて、無線的に消費者電子機器20を扱うことにより消費者電子機器20を扱い機器ID26を取得することを意図して、消費者電子機器20に近づいてもよい。幾つかの実施形態においては、ユーザがモバイルコンピューティング機器10を用いてWi-Fi、BLUETOOTH無線技術、または他の無線通信規格を介して無線通信セッションを開始し、機器ID26を取得してもよい。そのような実施形態において、無線通信セッションを確立すると、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28は、モバイルコンピューティング機器10上のアプリケーション12からの機器ID26についての要求を受信してもよい。
【0023】
モバイルコンピューティング機器10と消費者電子機器20との間に無線通信セッションが確立されない幾つかの実施形態においては、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28が、ディスプレイ24上に、機器ID26を単に表示したり、または、機器ID26を表現したもしくは符号化したバーコードもしくは他の記号もしくはコードを表示したりしてもよい。
【0024】
操作310から、ルーチン300は操作315へと続き、操作315では、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28が機器ID26をモバイルコンピューティング機器10に送信してもよい。具体的には、機器ID26は、操作305で上述した無線通信セッションまたはスキャンセッションを介して、モバイルコンピューティング機器10に通信されてもよい。幾つかの実施形態においては、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28は、操作305または310のどちらも実行しないこともできる。
【0025】
操作315から、または幾つかの実施形態においては操作305から、ルーチン300は操作320へと続き、操作320では、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28が、サーバ70からイベント通知42(これは、ユーザID14および嗜好データ15を含んでもよい)を受信してもよい。具体的には、受信されたイベント通知42は、ユーザ4が個別化された販売または他のトランザクションを実施するために現在消費者電子機器20を扱っている(すなわち、正面に立っている)ことの指示としての役割を果たしてもよい。ユーザ42が消費者電子機器20を扱っていないイベントにおいては、通知42は、所定のタイムアウト期間の満了の後で、いずれのユーザも消費者電子機器20を扱うよう試みていなかったことを示すメッセージを代替的に含んでもよいことが理解されるべきである。
【0026】
操作320から、ルーチン300は操作325へと続き、操作325では、消費者電子機器20上で実行されているアプリケーション28がモバイルコンピューティング機器10との個別化された相互作用を実施してもよい。具体的には、通知42においてユーザ4に対するユーザID14および嗜好データ15を受信した消費者電子機器20が、ディスプレイ24上に個人用に設定されたコンテンツ30を表示することを含み得る、ユーザ4独自の相互作用を実施してもよい。操作325から、次いで、ルーチン300は終了する。
【0027】
図4は、たとえば、様々な実施形態を実施することができるスマートフォン、タブレットパーソナルコンピュータ、ノート型コンピュータ等をこれらに限定はされないが含むことができるモバイルコンピューティング機器10などの、適切なモバイルコンピューティング環境を示している。基本的な構成においては、モバイルコンピューティング機器10は入力素子および出力素子の両方を有する携帯型のコンピュータである。入力素子は、ユーザがモバイルコンピューティング機器10に情報を入力することを可能にするタッチスクリーンディスプレイ405と、マイクロホン415と、カメラ420とを含んでもよい。代替的な実施形態においては、モバイルコンピューティング機器10はマイクロホン415および物理的キーボード(図示せず)などの追加の入力素子を組み込んでもよい。「ソフト」キーパッド(図示せず)もまた、タッチスクリーンディスプレイ405上に生成されてもよい。
【0028】
モバイルコンピューティング機器10上のタッチスクリーンディスプレイ405は、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を表示することができる出力素子も含んでもよい。他の出力素子はスピーカ410を含む。そのうえ、モバイルコンピューティング機器10は、モバイルコンピューティング機器10を振動させてユーザにイベントを通知する振動モジュール(図示せず)を組み込んでもよい。更に別の実施形態においては、モバイルコンピューティング機器10は、出力信号を供給する別の手段を提供するためのヘッドホンジャック(図示せず)を組み込んでもよい。
【0029】
モバイルコンピューティング機器10は、幾つかの実施形態を実施するための幾つかの部品も含んでもよい。この部品は、プロセッサ425、メモリ430、無線機能435、ならびに加速度計440およびGPS受信機445を含んでもよい。メモリ430は、オペレーティングシステム450を格納するために使用されてもよく、データストレージ455を含んでもよい。メモリ430は、携帯電話アプリケーション、データ処理アプリケーション、電卓、ゲーム、インターネットブラウザ、ナビゲーションカメラ/ビデオアプリケーション、および消費者電子機器20との個別化された相互作用を容易にするために用いることのできる上述したアプリケーション12などの他のアプリケーションを、これらに限定はされないが含む、幾つかのアプリケーションを含んでもよい。無線機能435は、NFC、BLUETOOTH無線技術、Wi-Fi、または他の無線技術を介した短距離無線通信をサポートしてもよい。無線機能435が、遠隔のコンピューティングシステムへの接続に加えて、インターネット(または他の種類のネットワーク)に接続するために用いられてもよいことが理解されるべきである。
【0030】
図5は、様々な実施形態を実行することができる消費者電子機器20の簡略化されたブロック図である。基本的な構成において、消費者電子機器20は、少なくとも1つの処理ユニット502およびシステムメモリ504を含むコンピューティング機器を含んでもよい。コンピューティング機器の構成および種類に依存して、システムメモリ504は、揮発性(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM))、不揮発性(たとえば、読取専用メモリ(ROM))、フラッシュメモリ、または任意の組み合わせを、これらに限定はされないが含んでもよい。システムメモリ504はオペレーティングシステム505、アプリケーション28、機器ID26、および他のアプリケーション518を含んでもよい。オペレーティングシステム505は、消費者電子機器20の動作を制御するのに適していてもよい。
【0031】
消費者電子機器20は、追加の特徴または機能を有していてもよい。たとえば、消費者電子機器20は、たとえば磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステート記憶機器(「SSD」)、フラッシュメモリ、またはテープなどの、取り外し可能および/または取り外し不可能であってもよい追加のデータ記憶機器(図示せず)を含んでもよい。消費者電子機器20は、キーボード、マウス、ペン、音声入力機器(たとえば、マイクロホン)、タッチ入力機器などの入力機器512を有してもよい。ディスプレイ、スピーカ、プリンタなどの出力機器514もまた含まれていてもよい。前述の機器は例であり、他のものが使用されてもよい。通信接続部516が、遠隔のコンピューティングシステムへの接続に加えて、インターネット(または他の種類のネットワーク)に接続するために含まれて用いられてもよい。
【0032】
たとえば、様々な実施形態が、コンピュータプロセス(方法)、コンピューティングシステムとして、または、コンピュータプログラム製品もしくはコンピュータ可読媒体などの製造品として実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、コンピュータシステムによって読み取り可能で、かつ、コンピュータプロセスを実行するために命令のコンピュータプログラムを符号化している、コンピュータ記憶媒体であってもよい。
【0033】
本明細書で使用されるコンピュータ可読媒体という用語は、コンピュータ記憶媒体を含んでもよい。コンピュータ記憶媒体は、ハードウェアに情報(コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなど)を保存する任意の方法または技術で実装される、揮発性および不揮発性の、取り外し可能および取り外し不可能な媒体を含んでもよい。システムメモリ504は(図4のモバイルコンピューティング機器10におけるメモリ430と同様に)、コンピュータ記憶媒体(すなわち、メモリストレージ)の一例である。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、電気的に消去可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光学式記憶機器、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶機器もしくは他の磁気記憶機器、または、情報を記憶するのに用いることができ、消費者電子機器20によってアクセス可能な任意の他の媒体を、これらに限定はされないが含んでもよい。任意のそのようなコンピュータ記憶媒体が、消費者電子機器20の一部であってもよい。コンピュータ記憶媒体は、搬送波または他の伝搬されたもしくは変調されたデータ信号を含まない。
【0034】
本明細書で使用されるコンピュータ可読媒体という用語は、通信媒体も含んでもよい。通信媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波もしくは他の搬送機構などの変調されたデータ信号における他のデータによって具現化されてもよく、かつ、任意の情報配信媒体を含んでもよい。「変調されたデータ信号」という用語は、1つ以上の特徴集合を有する信号、または信号中の情報を符号化するように変更された信号を説明するものでもよい。例として、限定するものではないが、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線媒体、ならびに音波、無線周波数(RF)、赤外線、および他の無線媒体などの無線媒体を含んでもよい。
【0035】
ブロック図、ならびに/または方法、システム、およびコンピュータプログラム製品の実効的な図解を参照して、様々な実施形態について上記で説明した。ブロック中に記された操作/動作は、スキップされてもよく、または、任意のフロー図中に示されるような順序以外の順序で発生してもよい。たとえば、連続して示される2つ以上のブロックは、実際には実質的に同時に実行されてもよく、または、ブロックは、関係している機能/動作に依存して、時として逆の順序で実行されてもよい。
【0036】
本発明を様々な例証的な実施形態と関連して説明したが、当業者であれば、以降の特許請求の範囲内で、これらの実施形態に多くの変更を加え得ることを理解するであろう。したがって、いかなる場合でも本発明の範囲は、上記の説明によって限定されるのではなく、その代わりに、以降に続く特許請求の範囲を参照することにより完全に決定されることが意図されている。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5