【課題を解決するための手段】
【0025】
本明細書は人の胃の中で展開するようになっている胃内装置を開示する。この装置は筺体及び前記筺体を貫通して延びる2cm以下の内径を有する管腔を含むカテーテル;前記カテーテルの管腔内では110ml以下の第一の容積及び75cm以下の第一の長さを有する圧縮された展開前の形状及び前記人の胃の中では第一の複数の曲面により規定され、多孔性で閉鎖された125ml以上の第二の容積を有する拡張された展開後の形状を有する第一の金網構造体;前記第一の金網構造体から分離しており、前記カテーテルの管腔内では100ml以下の第三の容積及び70cm以下の第二の長さを有する圧縮された展開前の形状及び前記人の胃の中では第二の複数の曲面により規定され、多孔性で閉鎖された110ml以上の第四の容積を有する拡張された展開後の形状を有する第二の金網構造体;及び前記第二の開口表面領域を規定する第一の金網構造体の部分と前記第三の開口表面領域を規定する第二の金網構造体の部分の間に形成され、前記第一の金網構造体と第二の金網構造体を柔軟に連結する接続部を含む。前記第一の金網構造体はさらに上部及び下部を含み、前記上部は、前記第二の容積の外側から前記第二の容積の内側に材料が入るようになっている第一の開口表面領域を有し、前記下部は第二の開口表面領域を有し、前記第二の金網構造体はさらに上部及び下部を有し、前記上部は、前記第四の容積の外側から前記第四の容積の内側に材料が入るようになっている第三の開口表面領域を有し、前記下部は第四の開口表面領域を有する。
【0026】
前記第一の金網構造体及び前記第二の金網構造体は、前記カテーテルの管腔内に連続して配置されていてもよい。
【0027】
必要に応じて、前記第一の複数の曲面の少なくとも1つは円弧によって規定され、前記円弧は0.2cm〜20cmの範囲の半径と5°〜175°の範囲の中心角により決定される。
【0028】
必要に応じて、前記第二の複数の曲面の少なくとも1つは円弧によって規定され、前記円弧は0.1cm〜15cmの範囲の半径と1°〜179°の範囲の中心角により決定される。
【0029】
必要に応じて、前記接続部は、前記第二の開口表面領域を規定する第一の金網構造体の複数の自由端の部分と前記第三の開口表面領域を規定する第二の金網構造体の複数の自由端の部分との間に形成される。
【0030】
前記第一の金網構造体および前記第二の金網構造体は球状形状および楕円形のうち、少なくとも一方の形状を有していてもよい。
【0031】
必要に応じて、前記接続部は複数の縫い目を含む。必要に応じて、前記複数の縫い目は、第一の端部が第二の開口表面領域上の第一の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域上の第二の点に取り付けられた第一の柔軟性縫い目を含む。
【0032】
前記第二の開口表面領域の第一の点から前記第三の開口表面領域の第二の点までの接続部の長さは0.01mm〜200mmの範囲であってもよい。
【0033】
必要に応じて、前記複数の縫い目は、第一の端部が前記第二の開口表面領域の第三の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域の第四の点に取り付けられた第二の柔軟性縫い目を含み、前記第一の点は前記第三の点と異なり、前記第二の点は前記第四の点と異なる。前記第二の開口表面領域の第三の点から前記第三の開口表面領域の第四の点までの接続部の長さは0.01mm〜300mmの範囲であってもよい。前記第一の柔軟性縫い目と前記第二の柔軟性縫い目は180°離れていてもよい。必要に応じて、前記複数の縫い目は、第一の端部が前記第二の開口表面領域の第五の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域の第六の点に取り付けられた第三の柔軟性縫い目を含み、前記第五の点は前記第一の点および前記第三の点と異なり、前記第六の点は前記第二の点および前記第四の点と異なる。前記第二の開口表面領域の第五の点から前記第三の開口表面領域の第六の点までの接続部の長さは0.01mm〜300mmの範囲であってもよい。必要に応じて、前記複数の縫い目は、第一の端部が前記第二の開口表面領域の第七の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域の第八の点に取り付けられた第四の柔軟性縫い目を含み、前記第七の点は前記第一の点、第三の点、および第五の点と異なり、前記第八の点は前記第二の点、第四の点、および第六の点と異なる。前記第二の開口表面領域の前記第七の点から前記第三の開口表面領域の前記第八の点までの接続部の長さは0.01mm〜300mmの範囲である。
【0034】
必要に応じて、前記第一の金網構造体および第二の金網構造体は、すべての方向で互いに相対的な運動角度を有し、前記運動角度は、前記第一の金網構造体の中心、前記第一の開口表面領域の中心、および前記第二の開口表面領域の中心を通る第一の長手方向軸と前記第二の金網構造体の中心、前記第三の開口表面領域の中心、および前記第四の開口表面領域の中心を通る第二の長手方向軸の間の角変位によって規定される。前記角変位は90°以下であってもよい。
【0035】
必要に応じて、前記第一の金網構造体の前記第二の金網構造体との接続部は、前記第二の金網構造体を圧縮せずに前記第一の金網構造体をその赤道直径の99%まで圧縮することができるような長さを有する。
【0036】
必要に応じて、前記第一の金網構造体の前記第二の金網構造体との接続部は、前記第一の金網構造体を90%超圧縮した場合、前記第二の金網構造体は前記第一の金網構造体に対して10%以下の角変位を有するような長さを有し、前記角変位は、前記第一の金網構造体の中心、前記第一の開口表面領域の中心、および前記第二の開口表面領域の中心を通る第一の長手方向軸と前記第二の金網構造体の中心、前記第三の開口表面領域の中心、および前記第四の開口表面領域の中心を通る第二の長手方向軸の間の相対角によって規定される。
【0037】
必要に応じて、前記第一の金網構造体および前記第二の金網構造体は、前記カテーテルの管腔内で接続部により接続されている。
【0038】
必要に応じて、前記第一の金網構造体および前記第二の金網構造体は、前記カテーテルの管腔内で接続部により接続されていない。
【0039】
必要に応じて、前記接続部は、前記第二の開口表面領域の複数の自由端の部分と前記第三の開口表面領域の複数の自由端の部分とを編み込んで形成されている。
前記第二の容積および前記第四の容積は胃の25%〜95%を占めていてもよい。
【0040】
必要に応じて、前記胃内装置は、近位端、遠位端、および管腔を有するスリーブをさらに含み、前記近位端は前記第二の金網構造体の前記下部に連結され、前記遠位端は患者の十二指腸内に位置し、前記スリーブは前記遠位端で前記第四の開口表面領域および第二の開口と流体連通する第一の開口をさらに含み、前記スリーブは前記胃内装置から前記十二指腸に食べ物を送るようになっている。
【0041】
必要に応じて、前記第一の金網構造体は球状形状および楕円形の少なくとも一方を有し、前記第一の金網構造体は5ml超5000ml未満の容積を有する。
【0042】
必要に応じて、前記第二の金網構造体は球状形状および楕円形の少なくとも一方を有し、前記第二の金網構造体は20ml超4000ml未満の容積を有する。
【0043】
本明細書はまた、人の胃の中で展開するようになっている胃内装置を開示する。前記装置は、カテーテルの管腔内では110ml以下の第一の容積および75cm以下の第一の長さを有する圧縮された展開前の形状および前記人の胃内では第一の複数の曲面によって規定され、多孔性で閉鎖した125ml以上の第二の容積を有する拡張された展開後の形状を有する第一の金網構造体;前記カテーテルの管腔内では100ml以下の第三の容積および70cm以下の第二の長さを有する圧縮された展開前の形状および前記人の胃内では第二の複数の曲面によって規定され、多孔性で閉鎖した110ml以上の第四の容積を有する拡張された展開後の形状を有する第二の金網構造体;および前記第一の金網構造体と前記第二の金網構造体を柔軟に連結する複数の
柔軟性部材を含む。前記第一の金網構造体は、上部および下部をさらに含み、前記上部は、前記第二の容積の外側から前記第二の容積の内側に材料が入るようになっている第一の開口表面領域を有し、前記下部は第二の開口表面領域を有し、前記第一の金網構造体は、上部および下部をさらに含み、前記上部は第四の容積の外側から前記第四の容積の内側に材料が入るようになっている第三の開口表面領域を有し、前記下部は第四の開口表面領域を有し、前記複数の
柔軟性部材は、第一の端部が前記第二の開口表面領域の第一の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域の第二の点に取り付けられた第一の
柔軟性部材を備え、前記複数の
柔軟性部材は、第一の端部が前記第二の開口表面領域の第三の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域の第四の点に取り付けられた第二の
柔軟性部材を備え、前記第一の点は前記第三の点と異なり、前記第二の点は前記第四の点と異なる。
【0044】
必要に応じて、前記第二の開口表面領域の前記第一の点から前記第三の開口表面領域の前記第二の点までの第一の
柔軟性部材の長さは0.01mm〜300mmの範囲である。
【0045】
必要に応じて前記第二の開口表面領域の前記第三の点から前記第三の開口表面領域の前記第四の点までの第二の
柔軟性部材の長さは0.01mm〜100mmの範囲である。
前記第一の
柔軟性部材と前記第二の
柔軟性部材は180°離れていてもよい。
【0046】
必要に応じて、前記複数の
柔軟性部材は、第一の端部が前記第二の開口表面領域の第五の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域の第六の点に取り付けられた第三の
柔軟性部材を備え、前記第五の点は前記第一の点および前記第三の点と異なり、前記第六の点は前記第二の点および前記第四の点と異なる。前記第二の開口表面領域の前記第五の点から前記第三の開口表面領域の前記第六の点までの前記第三の
柔軟性部材の長さは0.01mm〜300mmの範囲であってもよい。必要に応じて、前記複数の
柔軟性部材は、第一の端部が前記第二の開口表面領域の第七の点に取り付けられ、第二の端部が前記第三の開口表面領域の第八の点に取り付けられた第四の
柔軟性部材を備え、前記第七の点は前記第一の点、第三の点、および第五の点と異なり、前記第八の点は、前記第二の点、第四の点、および第六の点と異なる。前記第二の開口表面領域の前記第七の点から前記第三の開口表面領域の前記第八の点までの前記第四の
柔軟性部材の長さは0.01mm〜100mmの範囲であってもよい。
【0047】
必要に応じて、前記第一の金網構造体と前記第二の金網構造体はすべての方向で互いに相対的な運動角度を有し、前記運動角度は、前記第一の金網構造体の中心、前記第一の開口表面領域の中心、および前記第二の開口表面領域の中心を通る第一の長手方向軸と、前記第二の金網構造体の中心、前記第三の開口表面領域の中心、および前記第四の開口表面領域の中心を通る第二の長手方向軸との角変位により規定される。前記角変位は90°以下であってもよい。
【0048】
必要に応じて、前記複数の
柔軟性部材のぞれぞれは、前記第二の金網構造体を圧縮せずに前記第一の金網構造体がその赤道直径の95%まで圧縮することができるような長さを有する。
【0049】
必要に応じて、複数の
柔軟性部材のそれぞれは、前記第一の金網構造体を90%超圧縮した場合に、前記第二の金網構造体は10%以下になった第一の金網構造体に対する角変位を有するような長さを有し、前記角変位は、前記第一の金網構造体の中心、前記第一の開口表面領域の中心、および前記第二の開口表面領域の中心を通る第一の長手方向軸と前記第二の金網構造体の中心、前記第三の開口表面領域の中心、および前記第四の開口表面領域の中心を通る第二の長手方向軸との相対角度により規定される。
【0050】
本明細書はまた、人の胃の中で展開するようになっている胃内装置を開示する。前記装置は、筺体、および前記筺体を貫通して延び、2cm以下の内径を有する管腔を含むカテーテル;前記カテーテルの管腔内では110ml以下の第一の容積および75cm以下の第一の長さを有する圧縮された展開前の形状および前記人の胃内では第一の複数の曲面により規定され、多孔性で閉鎖した125ml以上の第二の容積を有する拡張された展開後の形状を有する第一の金網構造体;および前記下部に取り付けられた環を含み、前記第一の金網構造体は、第一の上部および第一の下部をさらに含む。前記第一の上部は前記第二の容積の外側から前記第二の容積の内側に材料が入るようになっている第一の開口を有し、前記下部は、徐々に細くなって直径で規定された第二の開口の中に収まる前記第一の複数の曲面の部分を有し、前記環は前記第二の開口の中心を通る軸を中心に三次元空間で半円を回転させてできる回転面により規定され、前記環は25mm以上の直径により規定される。
【0051】
本明細書はまた、胃腸装置を患者の胃腸管内に送達する送達装置を開示する。この胃腸装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、前記多孔性構造体の遠位端に近接する移動防止環、および前記多孔性構造体の遠位端に連結した長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、および管腔を有する可撓性外側カテーテル、近位端、遠位端、および誘導線を摺動可能に受ける管腔を有する可撓性内側カテーテルを含む。前記内側カテーテルは、前記外側カテーテルの管腔内を摺動可能に移動することができるようになっている。前記外側カテーテルは、前記内側カテーテルを定位置に保持したまま近位方向に前記内側カテーテルの外側を後退させて、前記送達装置の遠位端から前記胃腸装置が露出するようになっている。
【0052】
必要に応じて、前記スリーブは、一旦前記胃腸装置が送達されると、前記スリーブの近位端が患者の幽門の近くに位置し、前記スリーブの遠位端が患者の十二指腸の一部の中に位置するような長さを有する。
【0053】
必要に応じて、前記外側カテーテルは長さが約1.5メートルであり、前記送達装置の全長は約3メートルである。
【0054】
必要に応じて、胃腸装置の移動防止環は近位側に傾斜し、前記多孔性構造体の遠位部分は、前記多孔性構造体の遠位側に向いた端部が多孔性構造体の近位端に向けられるように折りたたまれる。必要に応じて、移動防止環は、多孔性構造体の遠位端の周りに周状に位置する任意の湾曲した/組織を傷つけない構造である。
【0055】
必要に応じて、外側カテーテルは送達中のX線造影のための遠位端X線不透過性マーカーを含む。
【0056】
必要に応じて、前記送達装置は前記内側カテーテルの近位端に取り付けられ、近位端、遠位端、および誘導線を摺動可能に受けるようになっている管腔を有する第一のハンドル;及び前記外側カテーテルの近位端に取り付けられ、近位端、遠位端、および前記内側カテーテルを摺動可能に受けるようになっている管腔を有する第二のハンドルをさらに含む。前記胃内装置の送達前に、第一のハンドルと第二のハンドルの間に位置する前記内側カテーテルの近位部分は露出されて、前記外側カテーテルで覆われていない。前記送達装置は、近位端、遠位端、および一定ではない剛性を有する長さを有し、遠位球体および近位球体を含み、前記内側カテーテルの遠位端から延びる長尺可撓性案内部材;前記内側カテーテルの露出部に取り外し可能に取り付けられた第一の止め機構;および前記内側カテーテルの露出部に取り外し可能に取り付けられ、前記第一の止め機構の近位側に位置する第二の止め機構を含む。第一の止め機構および前記第二の止め機構は、前記外側カテーテルが後退するに従って前記内側カテーテルから順次取り外されるようになっている。
【0057】
この送達装置は、前記案内部材および前記外側カテーテルの遠位端の少なくとも一方を覆う親水性被膜をさらに含んでいてもよく、前記親水性被膜は活性化されると、前記送達装置の挿入および誘導が容易になるようになっている。
【0058】
この送達装置は、流体を前記内側カテーテルの管腔に注入するための前記第一のハンドルおよび流体を前記外側カテーテルの管腔に注入するための前記第二のハンドルの少なくとも一方に注入口をさらに含んでいてもよい。
【0059】
必要に応じて、前記近位球体は組織を傷つけないようになっており、送達中のX線造影のためのX線不透過性マーカーを含む。前記遠位球体は組織を傷つけない球状の先端形状になっている。
【0060】
必要に応じて、前記案内部材の一定ではない剛性は近位端で前記外側カテーテルの前記遠位端の剛性より小さく、遠位端で0.035インチの誘導線の剛性と同程度である。
【0061】
必要に応じて、前記第一の止め機構および第二の止め機構は、蝶ナットを用いて前記内側カテーテルに固定するプラスチックリングを含む。
【0062】
本明細書はまた、送達装置を用いて胃腸装置を患者の胃腸管内に送達する方法を開示する。前記胃腸装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態との間で形態が変わり得る多孔性構造体、前記多孔性構造体の遠位端に近接する移動防止環、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、および管腔を有する可撓性外側カテーテル、近位端、遠位端、および誘導線を摺動可能に受ける管腔を有する可撓性内側カテーテルを含む。前記可撓性内側カテーテルは、前記外側カテーテルの管腔内に同軸に配置されて、摺動可能に移動することができるようになっている。前記送達装置は、前記内側カテーテルの近位端に取り付けられ、近位端、遠位端、および誘導線を摺動可能に受けるようになっている管腔を有する第一のハンドル;前記外側カテーテルの近位端に取り付けられ、近位端、遠位端、および前記内側カテーテルを摺動可能に受けるようになっている管腔を有する第二のハンドル;前記内側カテーテルの露出部に取り外しに取り付けられた第一の止め機構;および前記内側カテーテルの露出部に取り外し可能に取り付けられ、前記第一の止め機構の近位側に位置する第二の止め機構を含む。前記方法は、前記送達装置を前記患者の胃腸管内まで誘導線の外側を摺動させる工程;X線透視法を用いて、前記可撓性外側カテーテルの遠位端の位置を決定して前記送達装置の正確な位置決めを確実にする工程;前記第一のハンドルを保持して前記内側カテーテルを定位置で保ち、前記外側カテーテルを前記第一の止め機構まで後退させる工程;前記外側カテーテルの前記遠位端がちょうど患者の幽門近位側に位置するまで送達装置全体を後退させる工程;前記第一の止め機構を前記内側カテーテルから取り外す工程;前記第一のハンドルを保持して前記内側カテーテルを定位置で保持し、前記外側カテーテルを前記第二の止め機構まで後退させる工程;前記第二の止め機構を取り外す工程;前記第一のハンドルを保持して前記内側カテーテルを定位置で保ち、前記外側カテーテルを前記第一のハンドルまで後退させる工程;および前記送達装置を患者から取り出す工程を含む。
【0063】
必要に応じて、前記外側カテーテルを前記第一の止め機構まで後退させた時に、前記スリーブの一部が患者の胃腸管が腸のある部分に送達されて、その中に位置する。
【0064】
必要に応じて、前記外側カテーテルを前記第二の止め機構まで後退させた時、前記スリーブの一部および前記多孔性構造体の一部は、患者の胃腸管の腸の所定部分まで送達されて、その所定部分に位置する。
【0065】
必要に応じて、前記外側カテーテルを前記第一のハンドルまで後退させた時、前記多孔性構造体のすべては患者の胃腸管の腸の所定部分まで送達されて、その所定部分に位置する。
【0066】
必要に応じて、前記胃腸装置の移動防止環は近位側に傾斜し、多孔性構造体の遠位部分は、多孔性構造体の遠位側に向いた端部が多孔性構造体の近位端に向けられるように折りたたまれる。必要に応じて、移動防止環は、多孔性構造体の遠位端の回りに周状に位置する任意の湾曲した/組織を傷つけない構造である。
【0067】
前記胃腸装置の送達の前に、前記第一のハンドルと第二のハンドルの間に位置する前記内側カテーテルの近位部分は露出されていてもよく、前記外側カテーテルで覆われていなくてもよい。
【0068】
必要に応じて、前記送達装置は、遠位球体および近位球体を有し、前記内側カテーテルの前記遠位端から延びる長尺可撓性案内部材をさらに含んでいてもよい。
【0069】
前記案内部材および前記外側カテーテルの遠位端の少なくとも一方は親水性被膜を含んでいてもよく、前記方法は、前記送達装置を誘導線の外側を摺動させる前に前記親水性被膜を活性化する工程をさらに含んでいてもよい。
【0070】
本明細書はまた、胃腸装置と送達装置を含む、患者の胃腸管内に胃腸装置を送達する送達システムを開示する。前記胃腸装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体;前記多孔性構造体の遠位端に近接する移動防止環;および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、および管腔を有する可撓性外側カテーテル;近位端、遠位端、および誘導線を摺動可能に受ける管腔を有する可撓性内側カテーテルを含み、前記内側カテーテルは前記外側カテーテルの管腔内に同軸に配置されてその中を摺動可能に移動することができるようになっている。前記送達装置は、前記内側カテーテルの近位端に取り付けられ、近位端、遠位端、および誘導線を摺動可能に受けるようになっている管腔を有する第一のハンドル;前記外側カテーテルの近位端に取り付けられ、近位端、遠位端、および前記内側カテーテルを摺動可能に受ける管腔を有する第二のハンドルを含み、前記第一のハンドルと第二のハンドルの間に位置する前記内側カテーテルの近位部分はその全体が前記外側カテーテルにより覆われていない。前記送達装置はまた、遠位球体および近位球体を含み、前記内側カテーテルの遠位端から延びている長尺可撓性部材;および前記内側カテーテルの露出部に取り外し可能に取り付けられた第一の止め機構を含む。前記内側カテーテルの露出部に取り外し可能に取り付けられ、前記第一の止め機構の近位に位置する第二の止め機構を含む。前記内側カテーテルの遠位端は前記多孔性構造体の開口を通過するようになっており、前記スリーブは前記内側カテーテルの回りに同軸に巻き付けられている。前記内側カテーテルを定位置で保持したまま近位方向に前記内側カテーテルを超えた位置に前記外側カテーテルを後退させてもよい。前記第一の止め機構および第二の止め機構は、前記外側カテーテルを後退させ、前記送達装置の遠位端から胃腸装置を露出して送達すると、順次前記内側カテーテルから取り外されるようになっている。
【0071】
この送達システムは、前記長尺可撓性部材および前記外側カテーテルの遠位端の少なくとも一方を覆う親水性被膜を含んでいてもよく、前記親水性被膜は活性化されると、前記送達装置の挿入および誘導を容易にする。
【0072】
請求項の送達システムは、前記内側カテーテルの管腔に流体を注入するための前記第一のハンドルおよび前記外側カテーテルの管腔に流体を注入するための前記第二のハンドルのうち、少なくとも一方に注入口をさらに含んでいてもよい。
必要に応じて、前記送達装置はその長さに沿って一定ではない剛性を有する。
【0073】
必要に応じて、前記胃腸装置の移動防止環は、近位側に傾斜し、多孔性構造体の遠位部分は、多孔性構造体の遠位側に向いた端部が多孔性構造体の近位端に向けられるように折りたたまれる。必要に応じて、移動防止環は、多孔質構造体の遠位端の周りに周状に位置する任意の湾曲した/組織を傷つけない構造である。
【0074】
本明細書はまた、内視鏡器具を用いて胃内装置を患者の胃腸管内に送達する送達装置を開示する。この胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端および遠位端を有する長尺体、および前記長尺体の遠位端を覆うように同軸に配置された、前記展開前の形態の胃腸装置を制限するための制限機構を含む。
【0075】
一態様では、この送達装置は、所定の位置に前記送達装置をロックするロック機構をさらに含んでいてもよい。
【0076】
一態様では、前記遠位端は最遠位部分および近位側遠位部分を含み、前記最遠位部分は前記近位側遠位部分よりも柔軟である。
【0077】
一態様では、この送達装置は前記近位端に糸引っ張り口をさらに含み、前記制限機構は前記展開前の形態の胃腸装置の回りに巻き付けられた糸を含む。
【0078】
一態様では、前記制限機構は、前記展開前の形態の胃腸装置を同軸に被覆するジッパー付き鞘を含む。他の態様では、前記制限機構は、前記展開前の形態の胃腸装置を同軸に被覆する引き抜き鞘を含む。他の態様では、前記制限機構は、前記展開前の形態の胃腸装置を同軸に覆う引き裂き鞘を含む。
【0079】
この送達装置は、近位端、遠位端、および前記送達装置の長尺体の前記遠位端の外側に同軸に配置された前記展開前の形態の胃内装置を制限して、前記胃内装置の外側を同軸に摺動する引き抜き鞘を有する長尺体を含んでいてもよい。また、前記胃内装置を送達する方法は、前記送達装置の長尺体の前記遠位端の外側に前記展開前の形態の収縮した胃内装置を同軸に配置する工程;内視鏡器具を用いて前記送達装置を患者の中に挿入し、前記送達装置の長尺体の前記遠位端を患者の十二指腸または空腸まで進める工程、一旦胃内装置を位置決めしたら、前記胃内装置が自動的に拡張して展開後の形態になるように工具を用いて前記鞘を同軸に引き抜いて前記鞘を前記収縮した胃内装置から引き抜く工程;および前記送達装置の長尺体の前記遠位端を同軸に摺動して拡張した胃内装置から離し、前記送達装置を患者から取り出す工程を含んでいてもよい。
【0080】
必要に応じて、前記方法は、前記圧縮された胃内装置に冷却部材を当て、前記鞘の取り外し時に前記多孔性構造体の拡張を遅らせて、前記送達装置の取り出しを容易にする工程をさらに含んでいてもよい。
【0081】
本明細書はまた、内視鏡器具を用いて患者の胃腸管から胃内装置を取り出す回収装置を開示する。この胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の回りに位置する少なくとも1つの周囲収縮機構、およびその近位端に回収機構を含む。前記回収装置は、近位端および遠位端、並びにその内側に管腔を有する長尺体;前記管腔に配置され、近位端および遠位端を有する長尺金属線;前記少なくとも1つの周囲収縮機構の自由端および前記多孔性構造体の回収機構を把持する前記金属線の遠位端から形成された把持機構;および前記金属線の近位端に取り付けられたアクチュエーターを含む。
【0082】
必要に応じて、この回収装置は、前記長尺体の近位端にハンドルをさらに含む。
必要に応じて、前記アクチュエーターは前記ハンドル内にある。
【0083】
一態様では、前記回収装置は、前記長尺体の遠位端に取り付けられ、前記金属線の近位端で前記アクチュエーターに作動的に連結された2つの対向する顎部を有する把持部材、および前記把持部材の顎部の間に位置する少なくとも1つのクランプをさらに含む。前記顎部は、前記少なくとも1つの周囲収縮機構の自由端の回りでクランプを圧縮するようになっている。
【0084】
本明細書はまた、送達装置を用いて患者の胃腸管内に胃内装置を送達する方法を開示する。この胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。この方法は、第一の処置で前記スリーブなしで前記多孔性構造体を展開して、前記多孔性構造体を拡張して前記展開後の形態にする工程;第二の処置で前記スリーブを前記拡張された多孔性構造体内で展開する工程;および前記第二の処置の間に前記スリーブの近位端を前記多孔性構造体の遠位端に連結する工程を含む。
【0085】
必要に応じて、この方法は、前記第一の処置の間、前記圧縮された胃内装置に冷却部材を当てて展開時の前記多孔性構造体の拡張を遅らせる工程をさらに含む。
【0086】
必要に応じて、前記第一の処置は第一のカテーテルを用いて行われる。
【0087】
必要に応じて、前記第二の処置は第二のカテーテルを用いて行われる。
【0088】
本明細書はまた、回収装置を用いて患者の胃腸管から装置を回収する方法を開示する。前記装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含み、前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の回りに位置する少なくとも1つの周囲収縮機構、およびその近位端にある回収機構を含む。前記回収装置は、近位端および遠位端、並びにその内側に管腔を有する長尺体;前記管腔内に配置され、近位端および遠位端を有する長尺金属線;および前記少なくとも1つの周囲収縮機構の自由端および前記多孔性構造体の回収機構を把持する、前記金属線の遠位端から形成された把持機構;および前記金属線の近位端に取り付けられたアクチュエーターを含む。この方法は、内視鏡器具を用いて前記患者の中に前記回収装置を挿入して前記回収装置の前記長尺体の遠位端を前記装置の近位端まで進める工程;前記回収装置の把持機構を操作して、前記多孔性構造体の回りに位置する前記少なくとも1つの周囲収縮機構の自由端を係合する工程;前記回収装置のアクチュエーターを引っ張って前記少なくとも1つの周囲収縮機構を収縮させ自動的にロックし、これにより前記多孔性構造体を圧縮して前記展開前の形状にする工程;前記回収装置の把持機構を操作して前記少なくとも1つの周囲収縮機構の自由端の係合を外す工程;前記把持機構を操作して前記回収機構を前記多孔性構造体の前記近位端に係合する工程;前記アクチュエーターを引っ張って前記装置の近位部分を前記回収装置の管腔内に収める工程;および前記患者から前記回収装置および前記装置を取り出す工程を含む。
【0089】
この胃内装置は、前記多孔性構造体の回りに位置する3つの周囲収縮機構を備えていてもよく、上記方法は、前記回収装置の把持機構を順次操作して前記3つの周囲収縮機構のそれぞれの自由端を係合する工程、および前記回収装置のアクチュエーターを引っ張って前記3つの周囲収縮機構のそれぞれを収縮させ自動的にロックし、これにより前記多孔性構造体を完全に圧縮して前記展開前の形状にする工程をさらに含んでいてもよい。
【0090】
一態様では、前記方法は、前記圧縮された装置に冷却部材を当てて、前記回収装置および前記装置の取り出し時に前記多孔性構造体が再拡張するのを防止する工程をさらに含む。
【0091】
前記回収装置は、前記長尺体の遠位端に取り付けられ、前記金属線の前記近位端で前記アクチュエーターと作動的に連結した2つの対向する顎部を有する把持部材、および前記把持部材の顎部の間に位置する少なくとも1つのクランプをさらに含んでいてもよい。この方法は、前記回収装置の把持部材を操作して前記圧縮された多孔性構造体に近接する前記少なくとも1つの周囲収縮機構の自由端を前記少なくとも1つのクランプで掴む工程をさらに含んでいてもよい。
【0092】
本明細書はまた、内視鏡器具を用いて患者の胃腸管から胃内装置を取り出す回収装置を開示する。この胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体を含み、前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記回収装置は、近位端、遠位端、およびその内側の管腔を有する可撓性カテーテル;前記カテーテルの管腔内に位置し、近位端および遠位端を有し、前記遠位端の一部は把持機構に形成されている長尺金属線;前記カテーテルの近位端に位置するハンドル;および近位端、遠位端およびその内側の第一の管腔を有し、前記カテーテルの外側に同軸に位置する長尺管を含む。前記把持機構は前記多孔性構造体を把持するようになっており、前記長尺管はその遠位端で前記多孔性構造体を受けるようになっている。
【0093】
ハンドルは第一のハンドル部材および第二のハンドル部材を含んでいてもよい。前記第一のハンドル部材および第二のハンドル部材を異なる方向に動かすことで前記カテーテルの上で前記長尺管を前後に摺動させることができる。必要に応じて、前記第一のハンドル部材および第二のハンドル部材は組み立てられ、ネジを用いて一つに保持される。
【0094】
この長尺管は、その近位端にアダプターをさらに含んでいてもよく、前記アダプターは前記第二のハンドル部材に取り付けられるようになっている。
【0095】
必要に応じて、この長尺管は、前記長尺管の遠位端に位置する膨張可能なバルーン;前記長尺管の近位端に位置する吹き込み口;前記膨張可能なバルーンと前記吹き込み口を流体連通する個別の第二の管腔;および前記長尺管の遠位端に位置し、前記バルーンが収縮している時に前記バルーンを収納するようになっている区画をさらに含む。前記バルーンは前記吹き込み口および前記第二の管腔により膨張可能であり、収縮時の前記バルーンは、前記多孔性構造体を圧縮して展開前の形態にするのを補助するのに用いられる。
【0096】
必要に応じて、この長尺管は前記長尺管の前記第一の管腔に冷流体を点滴注入するための点滴口を近位端にさらに含む。前記多孔性構造体は温度の影響を受けやすい材料からなり、前記冷流体は、前記多孔性構造体を圧縮して展開前の形態にするのを補助するのに用いられる。
【0097】
カテーテルは、前記把持機構を制限する鞘をさらに含んでいてもよい。必要に応じて、この把持機構はフックを含む。
【0098】
本明細書はまた回収装置を用いて患者の胃腸管から胃内装置を回収する方法を開示する。前記胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体を含み、前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記回収装置は、近位端、遠位端、およびその内側の管腔を有する可撓性カテーテル;前記カテーテルの管腔内に位置し、近位端および遠位端を有し、前記遠位端の一部を把持機構に形成されている長尺金属線;前記カテーテルの近位端に位置するハンドル;近位端、遠位端、およびその内側の第一の管腔を有する長尺管を含む。前記管は、前記カテーテルの外側に同軸に位置する。この方法は、前記患者の中に挿入された内視鏡の動作チャネルに前記カテーテルを挿入する工程、前記内視鏡の遠位端を前記患者の胃の中で前記胃内装置の近くに配置する工程;前記長尺金属線を操作して前記把持機構を前記カテーテルの遠位端の先に延ばして、前記把持機構で前記多孔性構造体を把持する工程;前記カテーテルから前記ハンドルを取り外す工程;前記カテーテルの外側で前記長尺管を摺動させる工程;前記ハンドルを交換する工程;前記長尺金属線を引っ張って前記多孔性構造体を前記長尺管に引き入れる工程;および前記患者から前記胃内装置と共に前記回収装置を取り出す工程を含む。
【0099】
この長尺管は、前記長尺管の遠位端に位置する膨張可能なバルーン、前記長尺管の近位端に位置する吹き込み口、前記膨張可能なバルーンと前記吹き込み口を流体連通する個別の第二の管腔、および前記長尺管の遠位端に位置して前記バルーンが収縮している時に前記バルーンを収めるようになっている区画をさらに含んでいてもよい。前記方法は、前記吹き込み口および前記第二の管腔により前記バルーンを膨張する工程をさらに含んでいてもよい。前記膨張したバルーンは、前記区画から延びており、前記多孔性構造体を圧縮して展開前の形態にするのを補助するのに用いられる。
【0100】
必要に応じて、長尺管は、前記長尺管の第一の管腔に冷流体を点滴注入するための点滴口を近位端にさらに含む。前記多孔性構造体は温度の影響を受けやすい材料からなる。前記方法は、前記第一の管腔に冷流体を点滴注入して前記多孔性構造体を圧縮して展開前の形態にするのを補助する工程をさらに含む。
【0101】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状と、前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記展開後の形状では、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記内部を通過して、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようなっている。前記多孔性構造体はさらに金網を含む。この金網は、実質的に球状の展開後の形状を有し、前記上部に少なくとも第一群の結び目、前記底部に第二群の結び目、および前記上部と前記底部の間の側面箇所に位置する第三群の結び目を含む。各結び目は、前記金網の金属線に単一の支持されていない自由端または曲がり目を含む。前記多孔性構造体は、その底部に位置する環を含み、前記環は曲がり目を有する。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の第二群の結び目に連結されている。
必要に応じて、前記スリーブの近位端は前記環に連結されている。
【0102】
前記結び目の各群は10〜100個の個別の結び目を含んでいてもよい。必要に応じて、前記結び目の各群は44個の結び目を含む。必要に応じて、前記結び目の各群は36個の結び目を含む。
【0103】
多孔性構造体は所定の長さを有している。前記多孔性構造体は、前記長さに沿って異なる位置に緯度方向に分布する2〜60群の結び目を含んでいてもよい。前記多孔性構造体の結び目の総数の少なくとも10%は、前記上部および前記底部に位置していてもよい。必要に応じて、結び目の総数の75%以下は、前記結び目群のいずれか1つに位置する。
金網は、形状記憶金属からなっていてもよい。
【0104】
金属線は、所定の太さを有し、前記環の前記曲がり目は曲げ半径を有する。前記多孔性構造体が圧縮されて前記展開前の形状になるにつれて前記環が遠位方向に折りたたまれた時の曲がり目は、曲げひずみ率によって規定されてもよい。この曲げひずみ率は、太さの2倍を半径で割ったものに100をかけたものに等しい。必要に応じて、曲げひずみ率は0.1〜20%の範囲である。必要に応じて、曲げひずみ率は8%以下である。
【0105】
必要に応じて、前記太さは0.1〜1mmの範囲である。必要に応じて、前記曲げ半径は0.013〜20cmの範囲である。
【0106】
太さおよび曲げ半径は、この半径が太さの2倍よりも大きく、かつ太さの2000倍よりも小さくなるように構成されてもよい。
【0107】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は、実質的に球状の展開後の形状を有し、少なくとも前記上部に第一群の結び目、前記底部に第二群の結び目、および前記上部と前記底部の側面箇所に位置する第三群の結び目を備える金網をさらに含む。各結び目は、前記金網の金属線に単一の支持されていない自由端または曲がり目を含む。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環を含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記金属線は所定の太さを有し、前記環の曲がり目は所定の曲げ半径を有する。前記多孔性構造体が圧縮されて前記展開前の形状になるにつれて前記環が遠位方向に折りたたまれる時の前記曲がり目は、曲げひずみ率によって規定され、この曲げひずみ率は太さの2倍を半径で割ったものに100をかけたものに等しい。さらに、この曲げひずみ率は0.1〜20%の範囲である。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の前記第二群の結び目に連結されている。
【0108】
必要に応じて、前記曲げひずみ率は8%以下である。必要に応じて、前記太さは0.1〜1mmの範囲である。必要に応じて、前記曲げ半径は0.013〜20cmの範囲である。
【0109】
この太さおよび曲げ半径は、この半径が太さの2倍よりも大きく、かつ太さの2000倍よりも小さくなるように構成されてもよい。
【0110】
本明細書は上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は実質的に球状の展開後形状を有し、少なくとも前記上部に第一群の結び目、前記底部に第二群の結び目、および前記上部と前記底部の側面箇所に位置する第三群の結び目を備える金網をさらに含む。各結び目は、前記金網の金属線に単一の支持されていない自由端または曲がり目を含む。各群の結び目は44個以上の個別の結び目を含む。前記多孔性構造体は前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環を含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記金属線は所定の太さを有し、前記環の曲がり目は所定の曲げ半径を有する。前記多孔性構造体が圧縮されて前記展開前の形状になるにつれて前記環が遠位方向に折りたたまれる時の前記曲がり目は、曲げひずみ率によって規定される。この曲げひずみ率は太さの2倍を半径で割ったものに100をかけたものに等しい。さらに、この曲げひずみ率は0.1〜20%の範囲である。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように前記スリーブの近位端は、前記多孔性構造体の前記第二群の結び目に連結されている。
【0111】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有し、第一の長さを有する展開前の形状および前記第一の長さより長い第二の長さを有する展開後の形状を有するスリーブを含む。スリーブが前記展開後の形状であるときに前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。前記スリーブは、前記展開後の形状の時に前記スリーブを支持するようになっている前記長尺体に沿って延びる少なくとも1つのらせん状金属線をさらに含む。前記らせん状金属線は、前記金属線の太さおよび前記金属線のピッチにより規定されるひずみ率を有し、前記ピッチは、前記スリーブの長手方向軸に沿った同一面内にある前記金属線に沿った任意の2つの点の間の距離によって規定される。
【0112】
らせん状金属線は形状記憶金属からなっていてもよい。必要に応じて、形状記憶金属はニチノールである。
【0113】
スリーブが圧縮されて展開前の形状に折りたたまれるにつれて圧縮された時のらせん状金属線は、0.1〜20%のひずみ率を有していてもよい。必要に応じて、スリーブが圧縮されて展開前の形状に折りたたまれるにつれて圧縮された時のらせん状金属線は、8%以下のひずみ率を有する。ピッチは5〜150mmの範囲であってもよい。必要に応じて、ピッチは60mmである。
【0114】
スリーブは、1cm〜120cmの範囲の長さを有していてもよく、組織を傷つけずに患者の幽門を出入りするようになっていてもよい。
【0115】
スリーブは、実質的に漏斗形状であってもよく、前記スリーブが前記近位端から前記遠位端に延びるにつれて小さくなる直径を有していてもよい。
【0116】
必要に応じて、前記スリーブの近位部分は漏斗形状である。前記スリーブの近位部分の直径は、前記スリーブ本体の任意の他の部分に沿った直径よりも大きく、前記近位端直径は前記スリーブ本体が遠位方向に延びるにつれて徐々に小さくなる。
【0117】
必要に応じて、前記スリーブ本体の遠位部分は、前記遠位部分を強化し、前記展開後の形状の時に長尺形状に前記スリーブ本体を維持するようになっている2つ以上の層を含む。
【0118】
必要に応じて、スリーブは、近位部分および遠位部分を含み、前記近位部分は、前記スリーブの近位端から前記スリーブ本体上の移行点まで延びており、前記遠位部分は前記移行点から前記スリーブの遠位端まで延びている。さらに、前記近位部分は漏斗形状であり、前記近位部分が前記スリーブの前記近位端から前記移行点まで延びるにつれて小さくなる直径を有する。これも必要に応じてであるが、前記遠位部分は漏斗形状であり、前記遠位部分が前記移行点から前記スリーブの前記遠位端に延びるにつれて小さくなる直径を有する。あるいは、前記遠位部分筒状であり、前記遠位部分が前記移行点から前記スリーブの前記遠位端まで延びる時、一定のままの直径を有する。必要に応じて、前記遠位部分が前記移行点から前記スリーブの前記遠位端まで延びるにつれて、前記遠位部分の直径は大きくなる。
【0119】
スリーブは、ポリ四フッ化エチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、および超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)のいずれか1種またはこれらの組み合わせでできた少なくとも1つの層からなっていてもよい。必要に応じて、スリーブは、ポリ四フッ化エチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、および超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)のいずれか1種またはこれらの組み合わせでできた少なくとも2つの層を含み、前記層の間に位置する少なくとも1つの金属線支持体をさらに含む。
【0120】
必要に応じて、前記胃内装置は、前記スリーブの遠位端に取り付けられ、前記遠位端が身体の組織を傷つけないようにする部材をさらに含む。前記部材は、筒状本体、近位端、遠位端、およびその内側の管腔を含み、その両端は開いていて、前記部材の管腔は前記スリーブ内部と流体連通している。さらに、前記部材の外面は、溝および前記溝内に位置する環状部材を含む。前記部材は、前記スリーブの一部を前記溝内かつ前記環状要素の下に配置することによって前記スリーブに取り付けられる。
【0121】
必要に応じて、前記部材は、前記外面から延びるフランジをさらに含む。前記フランジは、前記スリーブの前記遠位端の自由端を覆っている。あるいは、前記部材は、前記環状部材および溝を覆うように位置する熱収縮管をさらに含む。これも必要に応じてであるが、前記スリーブの前記遠位端の自由端が前記スリーブ内部内に位置するように前記スリーブの遠位端を前記環状部材の下で折りたたむ。
【0122】
必要に応じて、前記胃内装置は、前記スリーブの前記遠位端から延びる少なくとも1つの尾部をさらに含む。前記尾部は、前記スリーブを遠位方向に引っ張って患者の胃腸管内で前記スリーブが適切な向きになるのを補助するようになっている。
【0123】
前記スリーブの遠位部分は、複数のスリーブ房部を含でいてもよい。前記房部は、前記スリーブの遠位端にある部材に取り付けられている。さらに、前記部材は、前記スリーブを遠位方向に引っ張って患者の胃腸管内で前記スリーブが適切な向きになるのを補助するようになっている。必要に応じて、この房部および遠位部材は落下傘状である。
【0124】
前記スリーブの遠位端は、それぞれが近位端および遠位端を有する複数の縫い目を含んでいてもよい。前記縫い目の近位端は前記スリーブの前記遠位端に取り付けられており、前記縫い目の遠位端は、前記スリーブを遠位方向に引っ張って患者の胃腸管内で前記スリーブが適切な向きになるのを補助するようになっている部材に取り付けられている。必要に応じて、この房部および遠位部材は落下傘状である。
【0125】
前記スリーブの遠位端は、それぞれが近位端および遠位端を有する複数の縫い目を含んでいてもよい。前記縫い目の近位端は前記スリーブの前記遠位端に取り付けられており、前記縫い目の遠位端はそれぞれ、前記スリーブを遠位方向に引っ張って患者の胃腸管内で前記スリーブが適切な向きになるのを補助するようになっている個別の部材に取り付けられている。
【0126】
必要に応じて、前記スリーブを前記スリーブの長手方向軸に沿って少なくとも1回ひだを取って折りたたんで、前記スリーブに追加の構造を設ける。
【0127】
スリーブは、前記スリーブの長手方向軸に沿って延びる少なくとも1つのチャネルを含んでいてもよい。前記少なくとも1つのチャネルは、支持部材を受けて前記スリーブに追加の構造を設ける。
【0128】
前記スリーブの少なくとも一部は、前記スリーブに追加の構造を設けるために交互になった溝部と隆起部からなる波形構造を有していてもよい。
【0129】
前記スリーブの少なくとも一部は、前記スリーブに追加構造を提供するために編組構造に構成された可撓金属線を含んでいてもよい。
【0130】
スリーブは、このスリーブの長手方向軸に沿って延びる少なくとも1つのチャネルを含んでいてもよい。前記少なくとも1つのチャネルは、前記スリーブに追加構造を提供するために流体を受けるようになっている。
【0131】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有し、第一の長さを有する展開前の形状および前記第一の長さより大きい第二の長さを有する展開後の形状を有するスリーブを含む。スリーブが前記展開後の形状であるときに前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。前記スリーブは、前記展開後の形状であるときに前記スリーブを支持するようになっている、前記長尺体に沿って延びた3つのらせん状金属線をさらに含む。これらのらせん状金属線のそれぞれは、前記個別の金属線の太さおよび前記個別の金属線の個別のピッチによって規定された個別のひずみ率を有する。さらに、前記個別のピッチは、前記スリーブの長手方向軸に沿った同一面内にある前記個別の金属線に沿った任意の2つの点の間の距離によって規定される。
【0132】
前記らせん状金属線のそれぞれは形状記憶金属からなっていてもよい。必要に応じて、形状記憶金属はニチノールである。
【0133】
前記らせん状金属線のそれぞれは、スリーブが圧縮されて展開前の形状に折りたたまれるにつれて圧縮される時、0.1〜20%の範囲の個別のひずみ率を有していてもよい。必要に応じて、前記らせん状金属線のそれぞれは、スリーブが圧縮されて展開前の形状に折りたたまれるにつれて圧縮される時、8%以下の個別のひずみ率を有する。
【0134】
前記らせん状金属線のそれぞれの個別のピッチは、5〜150mmの範囲であってもよい。必要に応じて、前記らせん状金属線のそれぞれの個別のピッチは60mmである。
【0135】
必要に応じて、前記金属線のそれぞれは、前記スリーブの長手方向軸に沿った同一面内にある2つの隣接する金属線に沿った任意の2つの点の間の距離として規定された隣接する金属線ピッチを有する。前記隣接する金属線ピッチは20mmである。
【0136】
必要に応じて、前記スリーブの近位部分は漏斗形状であり、前記スリーブの近位端の直径は、前記スリーブ本体の任意の他の部分に沿った直径よりも大きい。前記近位端直径は、前記スリーブ本体が遠位側に延びるにつれて徐々に小さくなる。
【0137】
必要に応じて、前記スリーブ本体の遠位部分は、前記遠位部分を強化し、前記展開後の形状で前記スリーブ本体を長尺形状に維持するようになっている2つ以上の層を含む。
【0138】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有し、第一の長さを有する展開前の形状および前記第一の長さより大きい第二の長さを有する展開後の形状を有するスリーブを含む。スリーブが前記展開後の形状であるときに前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。前記スリーブは、前記展開後の形状の時に前記スリーブを支持するようになっている、前記長尺体に沿って延びる少なくとも1つのらせん状金属線をさらに含む。前記らせん状金属線は、前記金属線の太さおよび前記金属線のピッチによって規定されるひずみ率を有する。前記スリーブは、前記ひずみ率が20%を越えないように、少なくとも5回折りたたむことができる。さらに、前記ピッチは、前記スリーブの長手方向軸に沿った同一面内にある前記金属線に沿った任意の2つの点の間の距離によって規定される。
【0139】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は、実質的に球状の展開後の形状を有し、前記上部に少なくとも第一群の結び目、前記底部に第二群の結び目、および前記上部と前記底部の側面箇所に位置する第三群の結び目を備える金網をさらに含む。各結び目は、前記金網の金属線に単一の支持されていない自由端または曲がり目を含む。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環を含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の前記第二群の結び目に連結されている。前記第二群の結び目の結び目総数のうちの少なくとも一部は、縫い目によって前記スリーブの近位端に連結されている。
【0140】
前記第二群の結び目の結び目総数のうちの前記一部のそれぞれの結び目は、各結び目で最遠位位置にある前記スリーブの近位端に縫合されていてもよい。必要に応じて、前記第二群の結び目の結び目総数のうちの前記部分は、前記第二群の結び目内に前記結び目のすべてを含む。必要に応じて、前記第二群の結び目の結び目総数のうちの前記部分は、前記第二群の結び目内に結び目を1つおきに含む。
【0141】
前記金網と前記スリーブとの間で何らかの相対的な動きが可能なように緩めに作られてもよい。
【0142】
前記第二群の結び目の結び目総数のうちの前記部分の前記結び目のそれぞれに前記スリーブを連結する縫い目は、結び目を一つのみ有していてもよい。
【0143】
前記金網の金属線は少なくとも2つの端部を備えていてもよく、前記端部は金属管を用いて一つに束ねられ圧着(クリンプ)される。
【0144】
前記金網の金属線は少なくとも2つの端部を備えていてもよく、前記端部を曲げ戻して組織を傷つけない金属線端部を形成するか、前記端部を外向きに輪を作って前記スリーブへの取付点を形成する。
【0145】
スリーブは支持用の金属線を備えていてもよい。前記金属線は、少なくとも2つの端部を備えていてもよく、前記端部を曲げ戻して組織を傷つけない金属線端部を形成するか、前記端部で外向きに輪を作って前記金網に結合する取付点を形成するか、あるいは前記端部を用いて前記装置を圧縮する過程で前記スリーブを引っ張る。
【0146】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は、実質的に球状の展開後の形状を有し、少なくとも前記上部に第一群の結び目、前記底部に第二群の結び目、および前記上部と前記底部の側面箇所に位置する第三群の結び目を備える金網をさらに含む。各結び目は、前記金網の金属線に単一の支持されていない自由端または曲がり目を含む。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環を含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の前記第二群の結び目に連結されている。各結び目に近接した前記金属線の一部と、隣接する結び目に近接した金属線の他の部分とを交差して交点を形成し、前記多孔性構造体の前記底部にある前記交点の総数のうちの少なくとも一部は縫い目によって前記スリーブの近位端に連結されている。
【0147】
必要に応じて前記多孔性構造体の前記底部にある前記交点の総数のうちの少なくとも一部は、前記多孔性構造体の前記底部に近接した前記交点を全て含む。必要に応じて、前記多孔性構造体の前記底部にある前記交点のうちの総数の少なくとも一部は、前記多孔性構造体の前記底部に近接した交点を1つおきに含む。
【0148】
縫い目は、前記金網と前記スリーブとの間で何らかの相対的な動きが可能なように緩めに作られてもよい。
【0149】
前記多孔性構造体の前記底部に近接した交点の前記総数のうちの前記一部の交点のそれぞれに前記スリーブを連結する縫い目は、結び目を1つのみ有していてもよい。
【0150】
前記金網の金属線は少なくとも2つの端部を備えていてもよく、前記端部は金属管を用いて一つに束ねられ圧着(クリンプ)される。
【0151】
前記金網の金属線は少なくとも2つの端部を備えていてもよく、前記端部を曲げ戻して組織を傷つけない金属線端部を形成するか、前記端部を外向きに輪を作って前記スリーブへの取付点を形成する。
【0152】
スリーブは支持用の金属線を備えていてもよい。前記金属線は、少なくとも2つの端部を備えていてもよく、前記端部を曲げ戻して組織を傷つけない金属線端部を形成するか、前記端部で外向きに輪を作って前記金網に結合する取付点を形成するか、あるいは前記端部を用いて前記装置を圧縮する過程で前記スリーブを引っ張る。
【0153】
本明細書はまた、胃内装置を圧縮して展開前に送達装置に搭載する方法を開示する。前記胃内装置は、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む。前記多孔性構造体は前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は、実質的に球状の展開後の形状を有し、少なくとも前記上部に第一群の結び目、前記底部に第二群の結び目、および前記上部と前記底部の側面箇所に位置する第三群の結び目を備える金網をさらに含む。各結び目は、前記金網の金属線に単一の支持されていない自由端または曲がり目を含む。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環を含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は、前記多孔性構造体の前記第二群の結び目に連結されている。前記第二群の結び目の結び目総数のうちの少なくとも一部は縫い目によって前記スリーブの近位端に連結されている。前記方法は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸の周りで前記金網を圧縮する工程、および前記スリーブの前記遠位端を引っ張って、前記環が実質的に直線状になるように前記環の曲がり目が下向きに湾曲させる工程を含む。
【0154】
縫い目は、前記金網と前記スリーブとの間で何らかの相対的な動きが可能なように緩めに作られてもよい。
【0155】
スリーブは支持用の金属線を備えていてもよい。前記金属線は、少なくとも2つの端部を備えていてもよく、前記端部を曲げ戻して組織を傷つけない金属線端部を形成するか、前記端部で外向きに輪を作って前記金網に結合する取付点を形成するか、前記端部を用いて前記装置を圧縮する過程で前記スリーブを引っ張る。
【0156】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で、食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有し、第一の長さを有する展開前の形状および前記第一の長さより大きい第二の長さを有する展開後の形状を有するスリーブを含む。スリーブが前記展開後の形状であるとき、前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。前記スリーブは、前記スリーブを少なくとも折りまれ、展開装置の一部の周りに巻き付け、展開中は引っ張ったり戻したりでき、前記スリーブに構造的な損傷を与えずに完全に展開することができるような摩擦係数を有する。
【0157】
この摩擦係数は0.01〜0.45の範囲であってもよい。必要に応じて、摩擦係数は0.10以下である。
【0158】
スリーブは外面を有する。この外面は艶消面であってもよい。前記スリーブの外面に粒子状物質を施してもよい。必要に応じて、粒子状物質はコーンスターチである。必要に応じて、粒子状物質は生体適合性粉末である。
スリーブは少なくとも2回折りたんでもよい。
【0159】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達する方法を開示する。前記胃内装置は、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で、食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有し、第一の長さを有する展開前の形状および前記第一の長さよりも大きい第二の長さを有する展開後の形状を有するスリーブを含む。スリーブが前記展開後の形状であるとき、前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部と連結されている。前記スリーブは、前記スリーブを少なくとも折りたたみ、展開装置の一部の周りに巻き付け、展開中に引っ張ったり戻したりできて、前記スリーブに構造的な損傷を与えずに完全に展開することができるような摩擦係数を有する。前記方法は、前記多孔性構造体を送達装置に搭載する工程、前記スリーブを折りたたむ工程、前記折りたたんだスリーブを前記送達装置の一部の周りに巻き付ける工程、前記多孔性構造体および前記スリーブを含む前記送達装置を前記患者の胃腸管内に挿入する工程、前記送達装置を操作して前記スリーブを完全に展開する工程、さらに前記送達装置を操作して前記多孔性構造体を完全に展開する工程、および前記送達装置を前記患者から取り出す工程を含む。
摩擦係数は0.01〜0.45の範囲であってもよい。
【0160】
前記方法は、前記スリーブを折りたたむ前に前記スリーブの外面に粒子状物質を施す工程をさらに含んでいてもよい。必要に応じて、粒子状物質はコーンスターチである。必要に応じて、粒子状物質は生体適合性粉末である。
スリーブは少なくとも2回折りたたまれてもよい。
【0161】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達する方法を開示する。前記胃内装置は、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で、食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有し、第一の長さを有する展開前の形状および前記第一の長さよりも大きい第二の長さを有する展開後の形状を有するスリーブを含む。スリーブが前記展開後の形状であるとき、前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。前記スリーブは、前記スリーブを少なくとも折りたたみ、展開装置の一部の周りに巻き付け、展開中に引っ張ったり戻したりできて、前記スリーブに構造的な損傷を与えずに完全に展開することができるような摩擦係数を有する。前記方法は、前記多孔性構造体を送達装置に搭載する工程、前記スリーブを折りたたむ工程、前記折りたたんだスリーブを前記送達装置の一部の周りに巻き付ける工程、前記多孔性構造体および前記スリーブを含む前記送達装置を前記患者の胃腸管内に挿入する工程、前記送達装置を操作して、前記スリーブが前記送達装置から完全に解放されて前記折りたたんだ状態から部分的に広がるように前記スリーブを部分的に展開する工程、前記送達装置をさらに操作して前記多孔性構造体を完全に展開する工程、前記送達装置を前記患者から取り出す工程、および蠕動作用で腸が前記スリーブの上で収縮することによって前記スリーブを完全に広げる工程を含む。
摩擦係数は0.01〜0.45の範囲であってもよい。
【0162】
この方法は、前記スリーブを折りたたむ前に前記スリーブの外面に粒子状物質を施す工程をさらに含んでいてもよい。必要に応じて、粒子状物質はコーンスターチである。必要に応じて、粒子状物質は生体適合性粉末である。
スリーブは少なくとも2回折りたまれてもよい。
【0163】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達する送達装置を開示する。前記胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、および長尺体内側の管腔を有する可撓性長尺体を含む。前記長尺体は、前記遠位端にある開口、および前記近位端に取り付けられた第一のハンドルを含む。前記送達装置は、前記長尺体の管腔内に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性プランジャー部材を含み、前記プランジャーは、近位端、遠位端、およびその内側のプランジャー管腔を備え、前記遠位端にある先端部、および前記近位端に取り付けられた第二のハンドルを含む。前記送達装置は、前記プランジャー管腔内に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性長尺ロッドを含み、前記ロッドは、近位端および遠位端を備え、前記遠位端に近接して位置する第一の球状部材、および前記遠位端に位置する第二の球状部材を含む。前記第一の球状部材の直径は、前記第二の球状部材の直径より大きい。前記ロッドは、前記近位端に取り付けられた第三のハンドルをさらに含む。前記送達装置は、前記胃内装置の前記スリーブに取り付けられた第一の端部、および前記第一の球状部材と前記第二の球状部材との間の位置にある前記ロッドに取り外し可能に連結された第二の端部を含む引っ張り機構を含む。前記胃内装置は、前記多孔性構造体が前記プランジャー先端部の遠位側および前記スリーブの近位側の前記長尺体管腔内に位置するように、送達のため前記送達装置内に搭載される。前記ロッドは、前記多孔性構造体の少なくとも2つの開口を貫通しているが、前記多孔性構造体の中心長手方向軸に沿っていない。前記スリーブは、前記多孔性構造体の遠位側および前記第一の球状部材の近位側の前記長尺体内に位置し、折りたたまれて、前記ロッドの一部の周りに巻き付けられている。さらに、前記スリーブは前記引っ張り機構の前記第一の端部に取り付けられている。
【0164】
この送達装置は、前記先端部と前記第二のハンドルの間のプランジャーに位置する留め具をさらに含んでいてもよい。
【0165】
必要に応じて、前記引っ張り機構は生分解性であり、縫い目またはフックを含む。あるいは、前記引っ張り機構は非生分解性であり、端が環になった縫い目を含む。
【0166】
必要に応じて、前記スリーブは環状、円錐状、または傘状の拘束装置で拘束される。
【0167】
必要に応じて、前記プランジャーの先端部は、複数のフィンを含む網保持部を含む。前記プランジャーが近位方向に動くと前記フィンによって前記多孔性構造体が近位方向に動かされるように、前記多孔性構造体の近位部分は前記フィンの上に位置する。
スリーブは、前記ロッドに巻き付けられる前に2回から10回折りたたまれてもよい。
【0168】
この送達装置は、前記長尺体の前記遠位端に膨張可能なバルーン、前記長尺体の近位端に設けられた入口、および前記長尺体に沿って延びた前記バルーンと前記入口とを流体連通するチャネルをさらに含んでいてもよい。前記入口及び前記入口を用いて前記バルーンを膨張させ、膨張したバルーンを用いて前記患者の胃腸管内に前記送達装置を固定する。
【0169】
必要に応じて、この送達装置は送達時の展開力を低減する水流機構または注水機構をさらに含む。
【0170】
長尺体は、所定の長さを有し、前記長さは一定ではない剛性を備えていてもよい。必要に応じて、前記長さは少なくとも3つの領域を有し、最遠位側の領域は中央の遠位領域よりも柔軟であり、中央の遠位領域は最も近位側の遠位領域よりも柔軟である。
長尺体は編組カテーテルを含んでいてもよい。
長尺体、プランジャー、およびロッドの遠位端は組織を傷つけないようになっていてもよい。
【0171】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達する送達装置を開示する。前記胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、およびその内側の長尺体管腔を有する可撓性長尺体を含み、前記長尺体は、前記遠位端の開口、および前記近位端に取り付けられた作動機構を含む。作動機構は、前記長尺体の管腔に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性プランジャー部材を含む。前記プランジャーは、近位端、遠位端、およびその内側のプランジャー管腔を備え、前記遠位端に先端部を含む。前記近位端は、前記作動機構に作動的に取り付けられている。前記送達装置は、前記作動機構に取り付けられたアクチュエーターハンドルおよびアクチュエーショントリガーを含み、作動すると前記作動機構が前記長尺体に対して長手方向に前記プランジャーを前後に動かすようになっている。前記送達装置は、前記プランジャー管腔内に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性長尺ロッドを含み、前記ロッドは、近位端および遠位端を備え、前記遠位端に近接して位置する第一の球状部材、および前記遠位端に位置する第二の球状部材を含む。前記第一の球状部材の直径は、前記第二の球状部材の直径より大きい。前記ロッドは、前記近位端に取り付けられたロッドハンドルをさらに含む。前記送達装置は、前記胃内装置の前記スリーブに取り付けられた第一の端部、および前記第一の球状部材と前記第二の球状部材との間の位置にある前記ロッドに取り外し可能に連結された第二の端部を含む引っ張り機構を含む。前記胃内装置は、前記多孔性構造体が前記プランジャー先端部の遠位側および前記スリーブの近位側の前記長尺体管腔内に位置するように、送達のため前記送達装置内に搭載される。前記ロッドは前記多孔性構造体の少なくとも2つの開口を貫通しているが、これらの開口は前記多孔性構造体の中心長手方向軸には沿っていない。前記スリーブは、前記多孔性構造体の遠位側および前記第一の球状部材の近位側の前記長尺体内に位置し、折りたたまれて、前記ロッドの一部の周りに巻き付けられている。さらに、前記スリーブは前記引っ張り機構の前記第一の端部に取り付けられている。
【0172】
この送達装置は、前記先端部と前記作動機構の間の前記プランジャーに位置する留め具をさらに含んでいてもよい。
【0173】
必要に応じて、この引っ張り機構は生分解性であり、縫い目またはフックを含む。あるいは、前記引っ張り機構は非生分解性であり、端が環になった縫い目を含む。
【0174】
必要に応じて、前記スリーブは環状、円錐状または傘状の拘束装置で拘束される。
【0175】
必要に応じて、前記プランジャーの先端部は、複数のフィンを含む網保持部を含む。前記プランジャーが近位方向に動くと前記フィンによって前記多孔性構造体が近位方向に動くように、前記多孔性構造体の近位部分は前記フィンの上に位置する。
スリーブは、前記ロッドに巻き付けられる前に2回から10回折りたたまれてもよい。
【0176】
この送達装置は、前記長尺体の前記遠位端に膨張可能なバルーン、前記長尺体の近位端に入口、および前記長尺体に沿って延びた前記バルーンと前記入口とを流体連通するチャネルをさらに含んでいてもよい。前記入口及び前記入口を用いて前記バルーンを膨張させ、膨張したバルーンを用いて前記患者の胃腸管内に前記送達装置を固定する。
【0177】
必要に応じて、この送達装置は送達時の展開力を低減する水流機構または注水機構をさらに含む。
長尺体は編組カテーテルを含んでいてもよい。
【0178】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達する方法を開示する。前記胃内装置は圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、およびその内側の長尺体管腔を有する可撓性長尺体を含む。前記長尺体は前記遠位端の開口、および前記近位端に取り付けられた第一のハンドルを含む。前記送達装置は、前記長尺体の管腔内に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性プランジャー部材を含む。前記プランジャーは、近位端、遠位端、およびその内側のプランジャー管腔を備え、前記遠位端にある先端部、および前記近位端に取り付けられた第二のハンドルを含む。前記送達装置は、前記プランジャー管腔内に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性長尺ロッドを含み、前記ロッドは、近位端および遠位端を備え、前記遠位端に近接して位置する第一の球状部材、および前記遠位端に位置する第二の球状部材を含む。前記第一の球状部材の直径は、前記第二の球状部材の直径より大きい。前記ロッドは、前記近位端に取り付けられた第三のハンドル、および前記胃内装置の前記スリーブに取り付けられた第一の端部、および前記第一の球状部材と前記第二の球状部材との間の位置にある前記ロッドに取り外し可能に連結された第二の端部を含む引っ張り機構をさらに含む。前記多孔性構造体が前記プランジャー先端部の遠位側の前記長尺体管腔内に位置し、かつ前記スリーブの近位側に位置するように、前記胃内装置は前記送達装置内に送達するために搭載される。前記ロッドは前記多孔性構造体の少なくとも2つの開口を貫通しているが、これらの開口は前記多孔性構造体の中心長手方向軸には沿っていない。前記スリーブは、前記多孔性構造体の遠位側および前記第一の球状部材の近位側の前記長尺体内に位置し、折りたたまれて、前記ロッドの一部の周りに巻き付けられている。さらに、前記スリーブは前記引っ張り機構の第一の端部に取り付けられている。前記方法は、誘導線の外側に沿って前記送達装置を前記患者の胃腸管内まで摺動させる工程;前記第一のハンドルを用いて、患者の十二指腸内に前記長尺体の遠位端を配置する工程;第二のハンドルを押して、前記スリーブが前記長尺体から押し出されるまでプランジャー部材を押し込む工程;第三のハンドルを押して、前記スリーブが完全に展開するまで前記ロッドをプランジャー管腔内に進める工程;前記送達装置を引き戻して患者の胃内にある長尺体の遠位端を再配置する工程;第一のハンドルを引き戻しながら、第二のハンドルをしっかり保持して、前記プランジャーを定位置に保ち、前記金網構造体を解放する工程;および患者から前記送達装置を取り出す工程を含む。
【0179】
この送達装置は、前記先端部と前記第二のハンドルの間の前記プランジャーに位置する留め具をさらに含んでいてもよい。前記留め具は、一旦前記スリーブが前記長尺体から押し出されると、前記プランジャーがさらに遠位側に動くのを停止するようになっている。
【0180】
この送達装置は、前記長尺体の前記遠位端に膨張可能なバルーン、前記長尺体の近位端に入口、および前記長尺体に沿って延びた前記バルーンと前記入口とを流体連通するチャネルをさらに含んでいてもよい。前記方法は、前記入口および前記チャネルを用いて前記バルーンを膨張させて送達装置を前記患者の胃腸管内に固定する工程をさらに含んでいてもよい。
【0181】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達する送達装置を開示する。前記胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、およびその内側の長尺体管腔を有する可撓性長尺体を含む。前記長尺体は、前記遠位端の開口、および前記近位端に取り付けられた第一のハンドルを含む。前記送達装置は、前記長尺体の管腔内に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性長尺ロッドを含む。前記ロッドは、近位端および遠位端を備え、前記遠位端に近位側に位置する第一の球状部材、および前記遠位端に位置する第二の球状部材を含む。前記第一の球状部材の直径は、前記第二の球状部材の直径より大きい。前記ロッドは、前記近位端に取り付けられた第二のハンドルをさらに含む。前記送達装置は、前記可撓性長尺ロッドの近位部分の外側に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性プランジャー部材を含む。前記プランジャーは、近位端および遠位端を備え、前記近位端の前記第二のハンドルに取り付けられた前記遠位端の先端部を含む。前記送達装置は、前記胃内装置の前記スリーブに取り付けられた第一の端部、および前記第一の球状部材と前記第二の球状部材との間の位置にある前記ロッドに取り外し可能に連結された第二の端部を含む引っ張り機構を含む。前記胃内装置は、前記多孔性構造体が前記プランジャー先端部の遠位側および前記スリーブの近位側の前記長尺体管腔内に位置するように、送達のため前記送達装置内に搭載される。前記ロッドは前記多孔性構造体の少なくとも2つの開口を貫通しているが、これらの開口は前記多孔性構造体の中心長手方向軸には沿っていない。前記スリーブは、前記多孔性構造体の遠位側および前記第一の球状部材の近位側の前記長尺体内に位置し、折りたたまれて、前記ロッドの一部の周りに巻き付けられている。さらに、前記スリーブは前記引っ張り機構の前記第一の端部に取り付けられている。
【0182】
引っ張り機構は生分解性であってもよく、縫い目またはフックを含んでいてもよい。あるいは、前記引っ張り機構は非生分解性であり、端が環になった縫い目を含む。
スリーブは、環状、円錐状または傘状の拘束装置で拘束されてもよい。
【0183】
必要に応じて、前記プランジャーの先端部は、複数のフィンを含む網保持部を含む。前記プランジャーが近位方向に動くと前記フィンによって前記多孔性構造体が近位方向に動くように、前記多孔性構造体の近位部分は前記フィンの上に位置する。
【0184】
必要に応じて、前記スリーブは、前記ロッドに巻き付けられる前に2回から10回折りたたまれる。
【0185】
必要に応じて、この送達装置は、前記長尺体の前記遠位端に膨張可能なバルーン、前記長尺体の近位端に入口、および前記長尺体に沿って延びた前記バルーンと前記入口とを流体連通するチャネルをさらに含む。前記入口及び前記入口を用いて前記バルーンを膨張させ、膨張したバルーンを用いて前記患者の胃腸管内に前記送達装置を固定する。
【0186】
必要に応じて、この送達装置は送達時の展開力を低減する水流機構または注水機構をさらに含む。
【0187】
この長尺体は所定の長さを有していてもよい。前記長さは一定ではない剛性を持つ。
【0188】
この長尺体は少なくとも3つの領域を備えていてもよい。最遠位領域は中央の遠位領域より柔軟であり、中央の遠位領域は最も近位側の遠位領域よりも柔軟である。
長尺体は編組カテーテルを含んでいてもよい。
長尺体、プランジャー、およびロッドの遠位端は組織を傷つけないようになっていてもよい。
【0189】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達する方法を開示する。前記胃内装置は、圧縮された展開前の形態と拡張された展開後の形態の間で形態が変わり得る多孔性構造体、および前記多孔性構造体の遠位端に連結された長尺スリーブを含む。前記送達装置は、近位端、遠位端、およびその内側の長尺体管腔を有する可撓性長尺体を含む。前記長尺体は、前記遠位端の開口、および前記近位端に取り付けられた第一のハンドルを含む。前記送達装置は、前記長尺体の管腔内に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性長尺ロッドを含む。前記ロッドは、近位端および遠位端を備え、前記遠位端の近位側に位置する第一の球状部材、および前記遠位端に位置する第二の球状部材を含む。前記第一の球状部材の直径は、前記第二の球状部材の直径より大きい。前記ロッドは、前記近位端に取り付けられた第二のハンドルをさらに含む。前記送達装置は、前記可撓性長尺ロッドの近位部分の外側に同軸に位置し、長手方向に移動可能な可撓性プランジャー部材を含む。前記プランジャーは、近位端および遠位端を備え、前記近位端の前記第二のハンドルに取り付けられた前記遠位端の先端部を含む。前記送達装置は、前記胃内装置の前記スリーブに取り付けられた第一の端部、および前記第一の球状部材と前記第二の球状部材との間の位置にある前記ロッドに取り外し可能に連結された第二の端部を含む引っ張り機構を含む。前記多孔性構造体が前記プランジャー先端部の遠位側の前記長尺体管腔内に位置し、かつ前記スリーブの近位側に位置するように、前記胃内装置は前記送達装置内に送達のために搭載される。前記ロッドは前記多孔性構造体の少なくとも2つの開口を貫通しているが、これらの開口は前記多孔性構造体の中心長手方向軸に沿っていない。前記スリーブは、前記多孔性構造体の遠位側および前記第一の球状部材の近位側の前記長尺体内に位置し、折りたたまれて、前記ロッドの一部の周りに巻き付けられている。さらに、前記スリーブは前記引っ張り機構の第一の端部に取り付けられている。前記方法は、誘導線の外側に沿って前記送達装置を前記患者の胃腸管内まで摺動させる工程;前記第一のハンドルを用いて、患者の十二指腸内に前記長尺体の遠位端を配置する工程;第二のハンドルを押してスリーブが完全に展開するまでプランジャー部材およびロッドを押し込む工程;前記送達装置を引き戻して患者の胃内にある長尺体の遠位端を再配置する工程;第二のハンドルをしっかり保持して、前記プランジャーおよびロッドを定位置に保ち、前記金網構造体を解放する工程;および患者から前記送達装置を取り出す工程を含む。
【0190】
必要に応じて、前記送達装置は、前記先端部と前記第二のハンドルの間の前記プランジャーに位置する留め具をさらに含む。一旦前記スリーブが前記長尺体から押し出されると、前記プランジャーおよびロッドがさらに遠位側に動くのを停止するようになっている。
【0191】
必要に応じて、前記送達装置は、前記長尺体の前記遠位端に膨張可能なバルーン、前記長尺体の近位端に入口、および前記長尺体に沿って延びた前記バルーンと前記入口とを流体連通するチャネルをさらに含む。前記方法は、前記入口および前記チャネルを用いて前記バルーンを膨らませて、前記送達装置を前記患者の胃腸管内に固定する工程をさらに含む。
【0192】
本明細書はまた、胃内装置を送達する送達システムを開示する。前記送達システムは、近位端および遠位端を有し、その長さに沿って一定ではない剛性を有する外側カテーテル;および前記外側カテーテル内に同軸に位置し、近位端、組織を傷つけない遠位端、および誘導装置を受け入れる管腔を有する可撓性内側カテーテルを含む。前記胃内装置は、前記内側カテーテルと前記外側カテーテルの間の空間に位置し、前記内側カテーテルは、その遠位端に少なくとも5cmの長さを有する可撓性延長部を含む。この伸長は前記外側カテーテルの前記遠位端の先に延びている。
【0193】
必要に応じて、前記誘導装置は誘導線である。あるいは、前記誘導装置は、送達物を先端に被せて送達するための内視鏡である。
組織を傷つけない先端部は球状であってもよい。
前記内側カテーテルはその長さに沿って一定ではない剛性を有していてもよい。
【0194】
必要に応じて、前記可撓性延長部は近位端および遠位端を備え、その長さに沿って一定ではない剛性を有する。この剛性は、前記遠位端の誘導線の剛性と前記近位端の前記内側カテーテルの剛性とで異なる。
【0195】
本明細書はまた、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む胃内装置を開示する。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で、食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は、実質的に球状の展開後の形状を有する金網、および前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環をさらに含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記環に連結されている。前記スリーブは、患者の幽門を塞ぐことなく前記幽門と断続的に係合するように設計され、食べ物が胃から前記スリーブの管腔を経て小腸に入るようになっている。
【0196】
本明細書はまた、患者の胃腸管内に胃内装置を送達するシステムを開示する。この胃内装置は、第一の管腔を有する多孔性網構造体、前記多孔性網構造体に取り付けられ、第二の管腔を有するスリーブ、および外側カテーテルおよび内側カテーテルを含む同軸カテーテルシステムを含む。前記多孔性網構造体および前記スリーブは、送達前に前記外側カテーテルと内側カテーテルの間の空間に押し込まれる。外側カテーテルは、胃内装置の実質的部分を覆い、内側カテーテルは、大部分の網の第一の管腔内を通っているが、スリーブの第二の管腔の主要部からは出ている。
【0197】
必要に応じて、作動すると、内側カテーテルが同軸カテーテルシステムからスリーブを押し出し、次いで内側カテーテルがスリーブから取り外されて胃腸管内に胃内装置を送達するように、前記内側カテーテルはその遠位端が操作によりスリーブに取り付けられる。
【0198】
本明細書はまた、患者の体重減少を促進するシステムを開示する。このシステムは胃内装置、送達装置、および回収装置を含む。前記胃内装置は、患者の胃腸管内で一時的に展開するようになっており、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で、食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環をさらに含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。一旦前記胃内装置が前記患者の胃腸管内で展開されると、前記患者の生体構造のどの部分にも物理的に取り付けられずに前記胃内装置の少なくとも一部は前記患者の胃腸管の一部と常に物理的に接触した状態になる。
【0199】
小腸の蠕動作用により前記小腸内で前記胃内装置のスリーブが引っ張られることで物理的接触を起こしてもよい。
【0200】
前記胃内装置の一部は前記多孔性構造体の一部を含み、前記患者の胃腸管の前記部分は幽門付近の胃の一部を含んでいてもよい。必要に応じて、前記胃の一部は、前記胃の排出領域を含んでいてもよく、前記胃内装置はこの領域を閉塞しない。
【0201】
前記胃内装置の一部は前記スリーブの一部を含んでいてもよく、前記患者の胃腸管の前記部分は幽門の一部を含んでいてもよい。
【0202】
前記胃内装置の一部は前記スリーブの一部を含んでいてもよく、前記患者の胃腸管の前記部分は十二指腸の一部を含んでいてもよい。
【0203】
胃内装置は、その中を食べ物を通過させてもよく、これにより食べ物の通路を塞がずに前記患者の胃から小腸へ食べ物を通過させることができる。必要に応じて、前記患者の胃から小腸内に運ばれる食べ物の少なくとも10%、好ましくは50%は、前記胃内装置内を通過する。
【0204】
胃内装置は、常に、実質的に完全に前記患者の幽門を迂回してもよい。必要に応じて、胃内装置は、常に、実質的に完全に前記患者の幽門および十二指腸を迂回してもよい。
【0205】
本明細書はまた、患者の体重減少を促進するシステムを開示する。このシステムは胃内装置、送達装置、および回収装置を含む。前記胃内装置は患者の胃腸管内で一時的に展開するようになっている。前記胃内装置は、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で、食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くようになっている。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環をさらに含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。一旦前記胃内装置が前記患者の胃腸管内で展開されると、前記多孔性構造体は前記患者の胃内に位置して、物理的に胃の一部と接触する。前記胃内装置が常に、実質的に完全に前記患者の幽門を迂回するように、前記スリーブは前記患者の幽門および十二指腸内に位置して、前記患者によって消化される食べ物が前記幽門のどの部分にも物理的に接触することができない。
【0206】
小腸の蠕動作用により前記小腸内で前記胃内装置の前記スリーブが引っ張られることで前記胃の部分との物理的な接触を起こしてもよい。
【0207】
胃内装置は、その中を食べ物を通過させてもよく、これにより食べ物の通路を塞がずに前記患者の胃から小腸へ食べ物を通過させることができる。必要に応じて、前記患者の胃から小腸内に運ばれる食べ物の少なくとも10%、好ましくは50%は、前記胃内装置内を通過する。
【0208】
必要に応じて、胃内装置は、前記患者の生体構造のどの部分にも物理的に取り付けられていない。
【0209】
本明細書はまた、胃内装置、送達装置、および回収装置を含む、患者の体重減少を促進するシステムを開示する。前記胃内装置は、患者の胃腸管内で一時的に展開するようになっている。前記胃内装置は、上部、下部、および内部を含み、第一の容積を有する展開前の形状および前記第一の容積よりも大きい第二の容積を有する展開後の形状を有する多孔性構造体を含む。前記多孔性構造体は、前記上部に近接した少なくとも1つの第一の開口および前記底部に近接した少なくとも1つの第二の開口を備え、これにより、前記展開後の形状で、食べ物が前記少なくとも1つの第一の開口を経て前記多孔性構造体に入り、前記少なくとも1つの第二の開口を経て前記多孔性構造体から出て行くになっている。前記多孔性構造体は、前記多孔性構造体の底部に位置する曲がり目を有する環をさらに含む。前記曲がり目は、前記多孔性構造体の長手方向中心軸から離れる方向に湾曲し、次いで前記多孔性構造体の前記上部に向かって上向きに湾曲している前記金属線の伸長を含む。前記胃内装置は、可撓性長尺体、第三の開口を有する近位端、第四の開口を有する遠位端、およびスリーブ内部を有するスリーブを含む。前記少なくとも1つの第二の開口から出た食べ物が前記第三の開口を経て前記スリーブに入り、前記スリーブ内部を通過して、前記第四の開口を経て前記スリーブから出て行くように、前記スリーブの近位端は前記多孔性構造体の底部に連結されている。一旦前記胃内装置が前記患者の胃腸管内で展開されると、前記多孔性構造体は、前記患者の胃の中に位置して、胃の一部と物理的に接触する。前記胃内装置が常に、実質的に完全に前記患者の十二指腸を迂回するように、前記スリーブは前記患者の幽門および十二指腸内に位置する。前記患者によって消化される食べ物は前記十二指腸のどの部分にも物理的に接触することができない。
【0210】
前記システムは、小腸の蠕動作用によって前記小腸内で前記胃内装置の前記スリーブが引っ張られることで前記胃の前記部分と物理的に接触する。
【0211】
胃内装置は、その中を食べ物を通過させてもよく、これにより食べ物の通路を塞がずに前記患者の胃から小腸へ食べ物を通過させることができる。必要に応じて、前記患者の胃から小腸内に運ばれる食べ物の少なくとも10%、好ましくは50%は、前記胃内装置内を通過する。
【0212】
必要に応じて、胃内装置は、前記患者の生体構造のどの部分にも物理的に取り付けられていない。
【0213】
本発明の上記およびその他の態様は、以下で示す図面および詳細な説明でより深く記載される。