【文献】
STN International,File REGISTRY [online],掲載日:2007年12月26日,検索日:2018年7月9日,CAS登録番号:959548-74-4, 959503-75-4, 959482-41-8, 959502-03-5
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],掲載日:2007年12月26日,検索日:平成31年1月11日,CAS Registry No. 959528-45-1, 959495-39-7, 959490-58-5, 959481-84-6
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
糖尿病、パーキンソン病、アルツハイマー病、びまん性レヴィ小体病、筋萎縮性側索硬化症、ニーマン・ピック病、ハラーホルデン・スパッツ症候群、ダウン症候群、神経軸索ジストロフィー、多系統萎縮症、ハンチントン病、前頭側頭葉変性症(FTLD)、多系統萎縮症、嚢胞性線維症、クロイツフェルト・ヤコブ病、耐糖能異常、高血糖症、低血糖症、グリセルアルデヒド3−リン酸脱水素酵素欠損症、高インスリン症、インスリン産生障害、インスリン感受性障害、メタボリックシンドローム、インスリン抵抗性症候群、肥満、リピドーシス、心リピドーシス、脂質異常症、脂肪肝、リポジストロフィー、心血管疾患及び高血圧の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための請求項9に記載の医薬組成物。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(本発明の詳細な説明)
本発明を説明する前に、特定の工程、方法、および化合物がもちろん変化し得るので、本発明が、このような工程、方法、および化合物に限定されないことは理解されるべきである。本発明の範囲が添付の特許請求によってのみ制限されるので、本明細書で使用する用語法が制限的であるよう意図していないことも理解されるべきである。
【0019】
本発明の化合物及び工程を説明する場合、使用する用語は、文脈が別段に記載されていない限り、以下の定義に従って解釈されるべきである。
【0020】
本明細書及び添付の特許請求において使用する場合、単数形「a」、「an」、及び「the」には、文脈が別段に明確に記載されていない限り、単数形及び複数形の両指示物を含む。例として、「a compound」は、1つの化合物または1つより多くの化合物を意味する。
【0021】
本明細書で使用する「comprising」、「comprises」及び「comprised of」という用語は、「including」、「includes」または「containing」、「contains」と同義であり、包括的であるまたは制限的ではなく、追加の列挙していないメンバー、要素、または方法のステップを除外していない。「comprising」、「comprises」及び「comprised of」という用語には、「consisting of」という用語も含む。
【0022】
本明細書で使用する「約」という用語は、パラメータ、量、時間的な持続期間、及びこれらに類するものなどの測定可能な値を指す場合、指定した値の及び指定した値からの±10%以下、好ましくは±5%以下、より好ましくは±1%以下、さらにより好ましくは±0.1%以下の変化が、開示した本発明において実施するために適切である限り、当該変化を包含するよう意味する。「約」という修飾語が指す値もそれ自体具体的に、及び好ましくは、開示されることは理解されるべきである。
【0023】
本明細書で使用する場合、「and/or」という用語は、2つ以上の項目のリストにおいて使用する場合、列挙した項目のうちの任意の1つをそれ自体によって採用することができ、または列挙した項目のうちの2つ以上からなる任意の組み合わせを採用することができることを意味する。例えば、リストが、A、B、及び/またはC群を含むとして説明されている場合、当該リストは、A単独で、B単独で、C単独で、A及びBを組み合わせて、A及びCを組み合わせて、B及びCを組み合わせて、またはA、B、及びCを組み合わせて含むことができる。
【0024】
終点による数的範囲の列挙には、整数の数全部、及び適宜、当該範囲内で包含される分数を含む(例えば、1〜5には、例えばいくつかの要素を指す場合、1、2、3、4を含むことができ、例えば測定を指す場合、1.5、2、2.75及び3.80も含むことができる)。終点の列挙には、終点値自体も含む(例えば、1.0〜5.0には、1.0及び5.0の両方を含む)。本明細書に列挙する任意の数的範囲は、当該数的範囲に包含される部分範囲全部を含むよう意図される。
【0025】
本明細書のいたるところでの「一実施形態(one embodiment)」または「実施形態(an embodiment)」に対する言及は、当該実施形態と関連して説明される特定の特長、構造または特徴が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書のいたるところの種々の個所における「一実施形態における」または「実施形態における」という句は、同じ実施形態を必ずしもすべて指すとは限らないが、指すことがある。さらに、当該特定の特長、構造または特徴は、本開示から当業者に明らかであろうように、任意の適切な様式で、1つ以上の実施形態において組み合わされてもよい。さらに、本明細書に説明するいくつかの実施形態には、他の実施形態に含まれる他の特長を除くいくつかの特長を含むが、異なる実施形態の特長の組み合わせは、本発明の範囲内にあることを意味し、当業者によって理解されるであろうように、異なる実施形態を形成する。例えば、添付の特許請求の範囲において、請求される実施形態のうちのいずれかも、任意の組み合わせにおいて使用することができる。
【0026】
別段の定義がない限り、技術用語及び科学用語を含む、本発明を開示する上で使用する用語はすべて、本発明の属する技術分野の当業者によって通常理解されるような意味を有する。さらなる案内によって、本明細書で使用する用語についての定義は、本発明の教示をより良好に認識するために含まれる。
【0027】
本発明を説明する場合、使用する用語は、文脈が別段に記載されない限り、以下の定義に従って解釈されるべきである。
【0028】
先に説明した用語及び本明細書において使用するその他は、当業者に十分に理解されている。
【0029】
「置換した」という用語を本明細書で使用する場合はいつでも、「置換した」を用いる表現において示される原子上の1つ以上の水素原子が、示される基からの選択物と置き換えられていることを示すよう意味し、但し、当該示される原子の正常な原子価を超過しておらず、かつ当該置換が、化学的に安定な化合物、すなわち、反応混合物からの単離で残存するのに十分頑強である化合物を結果的に生じることを条件とする。
【0030】
複数の基を置換することができる場合、このような基は、1つ以上、好ましくは1、2または3つの置換基と置換してもよい。好ましい置換基は、例えば、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルコキシ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、ニトロ、カルボキシル、アミノカルボニル、ヒドロキシカルボニルC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキルオキシカルボニル、モノまたはジC
1〜
6アルキルアミノ、モノまたはジC
1〜
6アルキルアミノカルボニル、C
1〜
6アルキルカルボニル、−S(O)C
1〜
6アルキル、−S(O)
2C
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキルカルボニルアミノ、及びモノまたはジ−C
1〜
6アルキルアミノカルボニルC
1〜
6アルキルを含む基から選択してもよいが、これらに限定しない。
【0031】
本明細書で使用する場合の「ここで、当該基の少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子が酸化して、少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができる」という化学基に関する用語法は、当該基の炭素原子またはヘテロ原子上の2つ以上の水素原子が互いにまとまって、C=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成する基を指す。例として、「当該アルキルの炭素原子またはヘテロ原子が酸化してC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができるアルキル」という用語法には、とりわけ、CH
3−C(O)−CH
2−、CH
3−C(O)−、CH
3−C(S)−CH
2−及び(CH
3)
2−CH
2−C(O)−CH
2−CH
2−を含む。例えば、「当該ヘテロシクリルの炭素原子またはヘテロ原子が酸化してC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができる5、6、または7員のヘテロシクリル」という用語法にはとりわけ、6−オキソ−1H−ピリジン−3−イル、2−オキソ−1H−ピリジン−4イル、6−チオキソ−1H−ピリジン−3−イル及び2−チオキソ−1H−ピリジン−4イルを含む。
【0032】
基または基の一部としての「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードについての総称である。
【0033】
「アミノ」という用語は、−NH
2基を指す。
【0034】
本明細書で使用する場合、「ヒドロキシル」または「ヒドロキシ」という用語は、−OH基を指す。
【0035】
「チオール」または「スルフヒドリル」という用語は、−SH基を指す。
【0036】
本明細書で使用する場合、「オキソ」という用語は、=O基を指す。
【0037】
本明細書で使用する場合、「ニトロ」という用語は、−NO
2基を指す。
【0038】
本明細書で使用する場合、「シアノ」という用語は、−CN基を指す。
【0039】
本明細書で使用する場合、「カルボキシ」または「カルボキシル」または「ヒドロキシカルボニル」という用語は、−CO
2H基を指す。
【0040】
本明細書で使用する場合、「アミノカルボニル」という用語は、−CO−NH
2基を指す。
【0041】
「アルキル」という用語はそれ自体または別の置換基の一部として、式C
nH
2n+1のヒドロカルビル基を指し、式中、nは1以上の数である。アルキル基は、直鎖または分枝鎖であり得、本明細書で示すように置換されていてもよい。概して、本発明のアルキル基は、1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜5個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子、より好ましくは1〜3個の炭素原子、さらにより好ましくは1〜2個の炭素原子を含む。炭素原子の直後に下付きを本明細書で使用する場合、当該下付きは、示された基が含有してもよい炭素原子の数を指す。例えば、「C
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、式−C
nH
2n+1のヒドロカルビル基を指し、式中nは1〜6に及ぶ数である。したがって、例えば、「C
1〜
6アルキル」には、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基全部を含み、したがって、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチル及びその異性体(例えば、n−ブチル、i−ブチル及びt−ブチル)、ペンチル及びその異性体、ヘキシル及びその異性体を含む。例えば、「C
1〜
5アルキル」には1〜5個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基全部を含む全部を含み、したがって、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチル及びその異性体(例えば、n−ブチル、i−ブチル及びt−ブチル)、ペンチル及びその異性体を含む。例えば、「C
1〜
4アルキル」には、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基全部を含み、したがって、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチル及びその異性体(例えば、n−ブチル、i−ブチル及びt−ブチル)を含む。例えば、「C
1〜
3アルキル」には、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基全部を含み、したがって、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルを含む。「置換C
1〜
6アルキル」は、任意の利用可能な結合点において、1つ以上の置換基(例えば、1〜3個の置換基、例えば、1、2または3個の置換基)で置換したC
1〜
6アルキル基を指す。
【0042】
「エン」という接尾辞をアルキル基と併合して使用する、すなわち「アルキレン」の場合、これは、2つの単結合を他の基への結合点として有する本明細書に定義するアルキル基を意味するよう意図されている。本明細書で使用する場合、「C
1〜
6アルキレン」という用語は、それ自体または別の置換基の一部として、二価である、すなわち、2つの他の基への結合のための2つの単結合を有するC
1〜
6アルキル基を指す。アルキレン基は直鎖または分枝鎖であり得、本明細書に記載されるように置換されてもよい。アルキレン基の非限定例としては、メチレン(−CH
2−)、エチレン(−CH
2−CH
2−)、メチルメチレン(−CH(CH
3)−)、1−メチル−エチレン(−CH(CH
3)−CH
2−)、n−プロピレン(−CH
2−CH
2−CH
2−)、2−メチルプロピレン(−CH
2−CH(CH
3)−CH
2−)、3−メチルプロピレン(−CH
2−CH
2−CH(CH
3)−)、n−ブチレン(−CH
2−CH
2−CH
2−CH
2−)、2−メチルブチレン(−CH
2−CH(CH
3)−CH
2−CH
2−)、4−メチルブチレン(−CH
2−CH
2−CH
2−CH(CH
3)−)、ペンチレン及びその鎖状異性体、ヘキシレンおよびその鎖状異性体を含む。
【0043】
「アルキル」という用語を別の用語に続く接尾辞として、「ヒドロキシアルキル」におけるように使用する場合、これは、先に定義したようなアルキル基が、これもまた本明細書で定義した他の具体的に示されている基から選択される1個または2個(好ましくは1個)の置換基で置換されていることを指すよう意図されている。それゆえ、「ヒドロキシC
1〜
6アルキル」という用語は、−R
a−OH基を指し、式中R
aは、本明細書で定義するようなC
1〜
6アルキレンである。
【0044】
基または基の一部としての「ハロC
1〜
6アルキル」という用語は、先に定義したような意味を有するC
1〜
6アルキル基を指し、ここで、1、2または3個の水素原子は各々、本明細書に定義するようなハロゲンと置き換えられる。このようなハロC
1〜
6アルキル基の非限定例としては、クロロメチル、1−ブロモエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1,1,1−トリフルオロエチル及びこれらに類するものが含まれる。
【0045】
基または基の一部としての「C
1〜
6アルコキシ」または「C
1〜
6アルキルオキシ」は、式−OR
bを有する基を指し、式中、R
bは、先に本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルである。適切なC
1〜
6アルコキシの非限定例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ及びヘキシルオキシが挙げられる。
【0046】
基または基の一部としての「ハロC
1〜
6アルコキシ」という用語は、式−O−R
cの基を指し、式中R
cは、本明細書に定義するようなハロC
1〜
6アルキルである。適切なハロC
1〜
6アルコキシの非限定例としては、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、トリクロロメトキシ、2−ブロモエトキシ、ペンタフルオロエチル、3,3,3−トリクロロプロポキシ、4,4,4−トリクロロブトキシが挙げられる。
【0047】
基または基の一部としての「アルケニル」という用語は、1つ以上の炭素間二重結合を含む、直鎖または分枝鎖であり得る不飽和ヒドロカルビル基を指す。炭素原子に続いて下付きを本明細書で使用する場合、当該下付きは、示された基が含有し得る炭素原子の数を指す。例えば、「C
2〜
6アルケニル」という用語は、直鎖または分枝鎖であり得る、1つ以上の炭素間二重結合を含みかつ2〜6個の炭素原子を含む、不飽和ヒドロカルビル基を指す。例えば、C
2〜
4アルケニルには、2〜4個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルケニル基を全部含む。C
2〜
6アルケニル基の例としては、エテニル、2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテニル及びその異性体、2−ヘキセニル及びその異性体、2,4−ペンタジエニル、並びにこれらに類するものが挙げられる。
【0048】
本明細書で定義するようなアルケニル基が、2つの他の基への結合のための単結合を有する二価の基である場合、当該アルケニル基は、「アルケニレン」と呼ばれる。本明細書で使用する場合、「C
2〜
6アルケニレン」という用語はそれ自体または別の置換基の一部として、二価である、すなわち、2つの他の基への結合のための2つの単結合を有するC
2〜
6アルケニル基を指す。
【0049】
基または基の一部としての「C
2〜
6アルケニルオキシ」という用語は、式−OR
dを有する基を指し、式中R
dは、先に本明細書に定義したようなC
2〜
6アルケニルである。
【0050】
「アルキニル」という用語はそれ自体または別の置換基の一部として、直鎖または分枝鎖であり得る、1つ以上の炭素間三重結合を含む、不飽和ヒドロカルビル基を指す。下付きを炭素原子に続いて本明細書で使用する場合、当該下付きは、示された基が含有し得る炭素原子の数を指す。例えば、「C
2〜
6アルキニル」という用語は、直鎖または分枝鎖であり得る、1つ以上の炭素間三重結合を含みかつ2〜6個の炭素原子を含む、不飽和ヒドロカルビル基を指す。例えば、C
2〜
4アルキニルには、2〜4個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキニル基全部を含む。C
2〜
6アルキニル基の非限定例としては、エチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、2−ペンチニル及びその鎖状異性体、2−ヘキシニル及びその鎖状異性体、ならびにこれらに類するものが挙げられる。
【0051】
本明細書に定義したようなアルキニル基が、2つの他の基への結合のための単結合を有する二価の基である場合、当該アルキニル基は、「アルキニレン」と呼ばれる。本明細書で使用する場合、「C
2〜
6アルキニレン」という用語はそれ自体または別の置換基の一部として、二価である、すなわち、2つの他の基への結合のための2つの単結合を有するC
2〜
6アルキニル基を指す。
【0052】
「C
2〜
6アルキニルオキシ」という用語は、基または基の一部として、式−OR
eを有する基を指し、式中R
eは、先に本明細書に定義したようなC
2〜
6アルキニルである。
【0053】
「シクロアルキル」という用語は、基または基の一部として、1個以上の環状構造を有する、かつ3〜12個の炭素原子、より好ましくは3〜9個の炭素原子、より好ましくは3〜7個の炭素原子、より好ましくは3〜6個の炭素原子を含む一価の飽和ヒドロカルビル基である環状アルキル基を指す。シクロアルキルには、単環式基または二環式基を含む1個以上の環を含有する飽和炭化水素基全部を含む。多環式シクロアルキルのさらなる環は、1つ以上のスピロ原子を通じて、縮合、架橋及び/または結合するのいずれかであり得る。下付きを炭素原子に続いて本明細書で使用する場合、当該下付きは、示された基が含有し得る炭素原子の数を指す。例えば、「C
3〜
8シクロアルキル」という用語は、3〜8個の炭素原子を含む環状アルキル基である。例えば、「C
3〜
6シクロアルキル」は、3〜6個の炭素原子を含む環状アルキル基である。C
3〜
12シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへプチル、シクロオクチル、二環式[2.2.1]ヘプタン−2イル、(1S,4R)−ノルボルナン−2−イル、(1R,4R)−ノルボルナン−2−イル、(1S,4S)−ノルボルナン−2−イル、(1R,4S)−ノルボルナン−2−イルが挙げられるが、これらに限定しない。
【0054】
接尾辞「エン」をシクロアルキル基と併合して使用する、すなわちシクロアルキレンの場合、これは、他の基への結合点として2つの単結合を有する本明細書に定義したようなシクロアルキル基を意味するよう意図する。「C
3〜
8シクロアルキレン」の非限定例としては、1,2−シクロプロピレン、1,1−シクロプロピレン、1,1−シクロブチレン、1,2−シクロブチレン、1,3−シクロペンチレン、1,1−シクロペンチレン、及び1,4−シクロヘキシレンが挙げられる。
【0055】
アルキレン基またはシクロアルキレン基が存在する場合、その一部を形成する分子構造への結合性は一部、共通の炭素原子または異なる炭素原子を通じてであり得る。本発明の星印命名法を適用してこれを説明するために、C
3アルキレン基は例えば、
*−CH
2CH
2CH
2−
*、
*−CH(−CH
2CH
3)−
*または
*−CH
2CH(−CH
3)−
*であり得る。同様に、C
3シクロアルキレン基は、
【化4】
であり得る。
【0056】
「C
6〜
12シクロアルキルオキシ」という用語は基または基の一部として、式−OR
fを有する基を指し、式中R
fは、先に本明細書に定義したようなC
3〜
12シクロアルキルである。
【0057】
「C
6〜
12アリール」という用語は基または基の一部として、単環(すなわち、フェニル)または互いに縮合した(例えば、ナフチル)、若しくは共有結合した多重芳香環を有し、典型的には6〜12個の原子、好ましくは6〜10個の原子を含有する多不飽和芳香族ヒドロカルビル基を指し、ここで、少なくとも1つの環は芳香族である。当該芳香環は任意に、そこへ縮合した1〜2個の追加の環(シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールのいずれか)を含み得る。適切なアリールの例としては、C
6〜
10アリール、より好ましくはC
6〜
8アリールが挙げられる。C
6〜
12アリールの非限定例は、フェニル、ビフェニリル、ビフェニレニル、または1−若しくは2−ナフタネリル、1−、2−、3−、4−、5−若しくは6−テトラリニル(「1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン」としても公知)、1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−若しくは8−アズレニル、4−、5−、6若しくは7−インデニル、4−若しくは5−インダニル、5−、6−、7−若しくは8−テトラヒドロナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、及び1,4−ジヒドロナフチル、1−、2−、3−、4−若しくは5−ピレニルを含む。「置換C
6〜
12アリール」は、任意の利用可能な結合点において1つ以上の置換基(1、2若しくは3個の置換基、または1〜2個の置換基)を有するC
6〜
12アリール基を指す。
【0058】
本明細書で使用する場合、「スピロ原子」という用語は、スピロ化合物において2つの環状構造を結合する原子を指す。スピロ原子の非限定例としては、第四級炭素原子が挙げられる。本明細書で使用する場合、「スピロ化合物」という用語は、2つの環が1つの原子を通じて結合している二環式化合物を指す。
【0059】
「エン」という接尾辞をアリール基と併合して使用する、すなわちアリーレンの場合、これは、他の基への結合点として2つの単結合を有する、本明細書に定義したようなアリール基を意味するよう意図する。適切な「C
6〜
12アリーレン」基には、1,4−フェニレン、1,2−フェニレン、1,3−フェニレン、ビフェニリレン、ナフチレン、インデニレン、1−、2−、5−若しくは6−テトラリニレン、及びこれらに類するものが挙げられる。アリール基中の炭素原子がヘテロ原子と置き換えられる場合、結果として生じる環は、ヘテロアリール環として本明細書で言及される。
【0060】
「C
6〜
12アリールオキシ」という用語は基または基の一部として、式−OR
gを有する基を指し、式中R
gは、先に本明細書に定義したようなC
6〜
12アリールである。
【0061】
「C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルを意味し、ここで、少なくとも1つの水素原子は、本明細書に定義したような少なくとも1つのC
6〜
12アリールによって置き換えられる。C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル基の非限定例としては、ベンジル、フェネチル、ジベンジルメチル、メチルフェニルメチル、3−(2−ナフチル)−ブチル、及びこれらに類するものが挙げられる。
【0062】
「C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール」という用語は基または基の一部として、C
6〜
12アリールを意味し、ここで、少なくとも1つの水素原子は、本明細書に定義したような少なくとも1つのC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルによって置き換えられる。
【0063】
「C
6〜
12アリーレンC
1〜
6アルキレン」という用語は基または基の一部として、式−R
h−R
a−を有する基を指し、式中、R
hは本明細書に定義したようなC
6〜
12アリーレンであり、かつR
aは、本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0064】
「C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ」という用語は基または基の一部として、式−O−R
a−R
gを有する基を指し、式中、R
gはC
6〜
12アリールでありかつ、R
aは先に本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0065】
「ヘテロシクリル」または「ヘテロシクロアキル」または「ヘテロシクロ」という用語は基または基の一部として、少なくとも1つの炭素原子含有環において少なくとも1つのヘテロ原子を有する非芳香族完全飽和または部分的不飽和環状基(例えば、3〜7員単環、7〜11員二環であり、または合計3〜10個の環原子を含んでいる)を指し、ここで、当該環は、アリール環、シクロアルキル環、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環へ縮合していてもよい。ヘテロ原子を含有するヘテロシクリル基の各環は、N、O及び/またはSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を有していてもよく、ここで、当該N及びSヘテロ原子は任意に酸化していてもよく、当該Nヘテロ原子は任意に四級化していてもよく、かつここでヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる。複素環式基は、原子価が許容される環または環系の任意のヘテロ原子または炭素原子において結合していてもよい。多環式複素環の環は、1つ以上のスピロ原子を通じて縮合、架橋及び/または結合していてもよい。
【0066】
非限定的な例示的な複素環式基としては、アジリジニル、オキシラニル、チイラニル、ピペリジニル、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、チエタニル、2−イミダゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、イソキサゾリニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、スクシンイミジル、3H−インドリル、インドリニル、イソインドリニル、クロマニル(3,4−ジヒドロベンゾ[b]ピラニルとしても公知)、2H−ピロリル、1−ピロリニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、4H−キノリジニル、2−オキソピペラジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、2−ピラゾリニル、3−ピラゾリニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル、3−ジオキソラニル、1,4−ジオキサニル、2,5−ジオキシミダゾリジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、インドリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリン−1−イル、テトラヒドロイソキノリン−2−イル、テトラヒドロイソキノリン−3−イル、テトラヒドロイソキノリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イルスルホキシド、チオモルホリン−4−イルスルホン、1,3−ジオキソラニル、1,4−オキサチアニル、1,4−ジチアニル、1,3,5−トリオキサニル、1H−ピロリジニル、テトラヒドロ−1,1−ジオキソチオフェニル、N−ホルミルピペラジニル、及びモルホリン−4−イルが挙げられる。本明細書で使用する「アジリジニル」という用語には、アジリジン−1−イル及びアジリジン−2−イルを含む。本明細書で使用する「オキシラニル」という用語には、オキシラニル−2−イルを含む。本明細書で使用する「チイラニル」という用語には、チイラン−2−イルを含む。本明細書で使用する「アゼチジニル」という用語には、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル及びアゼチジン−3−イルを含む。本明細書で使用する「オキセタニル」という用語には、オキセタン−2−イル及びオキセタン−3−イルを含む。本明細書で使用する「チエタニル」という用語には、チエタン−2−イル及びチエタン−3−イルを含む。本明細書で使用する「ピロリジニル」という用語には、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル及びピロリジン−3−イルを含む。本明細書で使用する「テトラヒドロフラニル」という用語には、テトラヒドロフラン−2−イル及びテトラヒドロフラン−3−イルを含む。本明細書で使用する「テトラヒドロチオフェニル」という用語には、テトラヒドロチオフェン−2−イル及びテトラヒドロチオフェン−3−イルを含む。本明細書で使用する「スクシンイミジル」という用語には、スクシンイミド−1−イル(succinimid−1−yl)及びスクシンイミド−3−イル(succininmid−3−yl)を含む。本明細書で使用する「ジヒドロピロリル」という用語には、2,3−ジヒドロピロール−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル、2,5−ジヒドロピロール−1−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル及び2,5−ジヒドロピロール−5−イルを含む。本明細書で使用する「2H−ピロリル」という用語には、2H−ピロール−2−イル、2H−ピロール−3−イル、2H−ピロール−4−イル及び2H−ピロール−5−イルを含む。本明細書で使用する「3H−ピロリル」という用語には、3H−ピロール−2−イル、3H−ピロール−3−イル、3H−ピロール−4−イル及び3H−ピロール−5−イルを含む。本明細書で使用する「ジヒドロフラニル」という用語には、2,3−ジヒドロフラン−2−イル、2,3−ジヒドロフラン−3−イル、2,3−ジヒドロフラン−4−イル、2,3−ジヒドロフラン−5−イル、2,5−ジヒドロフラン−2−イル、2,5−ジヒドロフラン−3−イル、2,5−ジヒドロフラン−4−イル及び2,5−ジヒドロフラン−5−イルを含む。本明細書で使用する「ジヒドロチオフェニル」という用語には、2,3−ジヒドロチオフェン−2−イル、2,3−ジヒドロチオフェン−3−イル、2,3−ジヒドロチオフェン−4−イル、2,3−ジヒドロチオフェン−5−イル、2,5−ジヒドロチオフェン−2−イル、2,5−ジヒドロチオフェン−3−イル、2,5−ジヒドロチオフェン−4−イル及び2,5−ジヒドロチオフェン−5−イルを含む。本明細書で使用する「イミダゾリジニル」という用語には、イミダゾリジン−1−イル、イミダゾリジン−2−イル及びイミダゾリジン−4−イルを含む。本明細書で使用する「ピラゾリジニル」という用語には、ピラゾリジン−1−イル、ピラゾリジン−3−イル及びピラゾリジン−4−イルを含む。本明細書で使用する「イミダゾリニル」という用語には、イミダゾリン−1−イル、イミダゾリン−2−イル、イミダゾリン−4−イル及びイミダゾリン−5−イルを含む。本明細書で使用する「ピラゾリニル」という用語には、1−ピラゾリン−3−イル、1−ピラゾリン−4−イル、2−ピラゾリン−1−イル、2−ピラゾリン−3−イル、2−ピラゾリン−4−イル、2−ピラゾリン−5−イル、3−ピラゾリン−1−イル、3−ピラゾリン−2−イル、3−ピラゾリン−3−イル、3−ピラゾリン−4−イル及び3−ピラゾリン−5−イルを含む。本明細書で使用する「1,3−ジオキソラニル」としても公知の「ジオキソラニル」という用語には、ジオキソラン−2−イル、ジオキソラン−4−イル及びジオキソラン−5−イルを含む。本明細書で使用する「1,3−ジオキソリル」としても公知の「ジオキソリル」という用語には、ジオキソル−2−イル、ジオキソル−4−イル及びジオキソル−5−イルを含む。本明細書で使用する「オキサゾリジニル」という用語には、オキサゾリジン−2−イル、オキサゾリジン−3−イル、オキサゾリジン−4−イル及びオキサゾリジン−5−イルを含む。本明細書で使用する「イソキサゾリジニル」という用語には、イソキサゾリジン−2−イル、イソキサゾリジン−3−イル、イソキサゾリジン−4−イル及びイソキサゾリジン−5−イルを含む。本明細書で使用する「オキサゾリニル」という用語には、2−オキサゾリニル−2−イル、2−オキサゾリニル−4−イル、2−オキサゾリニル−5−イル、3−オキサゾリニル−2−イル、3−オキサゾリニル−4−イル、3−オキサゾリニル−5−イル、4−オキサゾリニル−2−イル、4−オキサゾリニル−3−イル、4−オキサゾリニル−4−イル及び4−オキサゾリニル−5−イルを含む。本明細書で使用する「イソキサゾリニル」という用語には、2−イソキサゾリニル−3−イル、2−イソキサゾリニル−4−イル、2−イソキサゾリニル−5−イル、3−イソキサゾリニル−3−イル、3−イソキサゾリニル−4−イル、3−イソキサゾリニル−5−イル、4−イソキサゾリニル−2−イル、4−イソキサゾリニル−3−イル、4−イソキサゾリニル−4−イル及び4−イソキサゾリニル−5−イルを含む。本明細書で使用する「チアゾリジニル」という用語には、チアゾリジン−2−イル、チオアゾリジン−3−イル、チアゾリジン−4−イル及びチアゾリジン−5−イルを含む。本明細書で使用する「イソチアゾリジニル」という用語には、イソチアゾリジン−2−イル、イソチアゾリジン−3−イル、イソチアゾリジン−4−イル及びイソチアゾリジン−5−イルを含む。本明細書で使用する「チアゾリニル」という用語には、2−チアゾリニル−2−イル、2−チアゾリニル−4−イル、2−チアゾリニル−5−イル、3−チアゾリニル−2−イル、3−チアゾリニル−4−イル、3−チアゾリニル−5−イル、4−チアゾリニル−2−イル、4−チアゾリニル−3−イル、4−チアゾリニル−4−イル及び4−チアゾリニル−5−イルを含む。本明細書で使用する「イソチアゾリニル」という用語には、2−イソチアゾリニル−3−イル、2−イソチアゾリニル−4−イル、2−イソチアゾリニル−5−イル、3−イソチアゾリニル−3−イル、3−イソチアゾリニル−4−イル、3−イソチアゾリニル−5−イル、4−イソチアゾリニル−2−イル、4−イソチアゾリニル−3−イル、4−イソチアゾリニル−4−イル及び4−イソチアゾリニル−5−イルを含む。本明細書で使用する「ピペリジニル」としても公知の「ピペリジル」という用語には、ピペリダ−1−イル(piperid−1−yl)、ピペリダ−2−イル、ピペリダ−3−イル及びピペリダ−4−イルを含む。本明細書で使用する「ジヒドロピリジニル」という用語には、1,2−ジヒドロピリジン−1−イル、1,2−ジヒドロピリジン−2−イル、1,2−ジヒドロピリジン−3−イル、1,2−ジヒドロピリジン−4−イル、1,2−ジヒドロピリジン−5−イル、1,2−ジヒドロピリジン−6−イル、1,4−ジヒドロピリジン−1−イル、1,4−ジヒドロピリジン−2−イル、1,4−ジヒドロピリジン−3−イル、1,4−ジヒドロピリジン−4−イル、2,3−ジヒドロピリジン−2−イル、2,3−ジヒドロピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロピリジン−4−イル、2,3−ジヒドロピリジン−5−イル、2,3−ジヒドロピリジン−6−イル、2,5−ジヒドロピリジン−2−イル、2,5−ジヒドロピリジン−3−イル、2,5−ジヒドロピリジン−4−イル、2,5−ジヒドロピリジン−5−イル、2,5−ジヒドロピリジン−6−イル、3,4−ジヒドロピリジン−2−イル、3,4−ジヒドロピリジン−3−イル、3,4−ジヒドロピリジン−4−イル、3,4−ジヒドロピリジン−5−イル及び3,4−ジヒドロピリジン−6−イルを含む。本明細書で使用する「テトラヒドロピリジニル」という用語には、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−3−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−6−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−2−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−3−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−5−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−6−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−3−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−3−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−4−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−5−イル及び2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イルを含む。本明細書で使用する「オキサニル」または「テトラヒドロ−2H−ピラニル」としても公知の「テトラヒドロピラニル」という用語には、テトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロピラン−3−イル及びテトラヒドロピラン−4−イルを含む。本明細書で使用する「2H−ピラニル」という用語には、2H−ピラン−2−イル、2H−ピラン−3−イル、2H−ピラン−4−イル、2H−ピラン−5−イル及び2H−ピラン−6−イルを含む。本明細書で使用する「4H−ピラニル」という用語には、4H−ピラン−2−イル、4H−ピラン−3−イル及び4H−ピラン−4−イルを含む。本明細書で使用する「3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル」という用語には、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−3−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−イル及び3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イルを含む。本明細書で使用する「3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル」という用語には、3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−3−イル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル
、3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−5−イル及び3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イルを含む。本明細書で使用する「テトラヒドロチオフェニル」という用語には、テトラヒドロチオフェン−2−イル、テトラヒドロチオフェニル−3−イル及びテトラヒドロチオフェニル−4−イルを含む。本明細書で使用する「2H−チオピラニル」という用語には、2H−チオピラン−2−イル、2H−チオピラン−3−イル、2H−チオピラン−4−イル、2H−チオピラン−5−イル及び2H−チオピラン−6−イルを含む。本明細書で使用する「4H−チオピラニル」という用語には、4H−チオピラン−2−イル、4H−チオピラン−3−イル及び4H−チオピラン−4−イルを含む。本明細書で使用する「3,4−ジヒドロ−2H−チオピラニル」という用語には、3,4−ジヒドロ−2H−チオピラン−2−イル、3,4−ジヒドロ−2H−チオピラン−3−イル、3,4−ジヒドロ−2H−チオピラン−4−イル、3,4−ジヒドロ−2H−チオピラン−5−イル及び3,4−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−イルを含む。本明細書で使用する「3,6−ジヒドロ−2H−チオピラニル」という用語には、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−2−イル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−3−イル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−4−イル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−5−イル及び3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−6−イルを含む。本明細書で使用する「ピペラジジニル」としても公知の「ピペラジニル」という用語には、ピペラジン−1−イル及びピペラジン−2−イルを含む。本明細書で使用する「モルホリニル」という用語には、モルホリン−2−イル、モルホリン−3−イル及びモルホリン−4−イルを含む。本明細書で使用する「チオモルホリニル」という用語には、チオモルホリン−2−イル、チオモルホリン−3−イル及びチオモルホリン−4−イルを含む。本明細書で使用する「ジオキサニル」という用語には、1,2−ジオキサン−3−イル、1,2−ジオキサン−4−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジオキサン−4−イル、1,3−ジオキサン−5−イル及び1,4−ジオキサン−2−イルを含む。本明細書で使用する「ジチアニル」という用語には、1,2−ジチアン−3−イル、1,2−ジチアン−4−イル、1,3−ジチアン−2−イル、1,3−ジチアン−4−イル、1,3−ジチアン−5−イル及び1,4−ジチアン−2−イルを含む。本明細書で使用する「オキサチアニル」という用語には、オキサチアン−2−イル及びオキサチアン−3−イルを含む。本明細書で使用する「トリオキサニル」という用語には、1,2,3−トリオキサン−4−イル、1,2,3−トリオキサイ−5−イル、1,2,4−トリオキサイ−3−イル、1,2,4−トリオキサイ−5−イル、1,2,4−トリオキサイ−6−イル及び1,3,4−トリオキサイ−2−イルを含む。本明細書で使用する「アゼパニル」という用語には、アゼパン−1−イル、アゼパン−2−イル、アゼパン−1−イル、アゼパン−3−イル及びアゼパン−4−イルを含む。本明細書で使用する「ホモピペラジニル」という用語には、ホモピペラジン−1−イル、ホモピペラジン−2−イル、ホモピペラジン−3−イル及びホモピペラジン−4−イルを含む。本明細書で使用する「インドリニル」という用語には、インドリン−1−イル、インドリン−2−イル、インドリン−3−イル、インドリン−4−イル、インドリン−5−イル、インドリン−6−イル、及びインドリン−7−イルを含む。本明細書で使用する「キノリジニル」という用語には、キノリジジン−1−イル、キノリジジン−2−イル、キノリジジン−3−イル及びキノリジジン−4−イルを含む。本明細書で使用する「イソインドリニル」という用語には、イソインドリン−1−イル、イソインドリン−2−イル、イソインドリン−3−イル、イソインドリン−4−イル、イソインドリン−5−イル、イソインドリン−6−イル、及びイソインドリン−7−イルを含む。本明細書で使用する「3H−インドリル」という用語には、3H−インドール−2−イル、3H−インドール−3−イル、3H−インドール−4−イル、3H−インドール−5−イル、3H−インドール−6−イル、及び3H−インドール−7−イルを含む。本明細書で使用する「キノリジニル」という用語には、キノリジジン−1−イル、キノリジジン−2−イル、キノリジジン−3−イル及びキノリジジン−4−イルを含む。本明細書で使用する「キノリジニル」という用語には、キノリジジン−1−イル、キノリジジン−2−イル、キノリジジン−3−イル及びキノリジジン−4−イルを含む。本明細書で使用する「テトラヒドロキノリニル」という用語には、テトラヒドロキノリン−1−イル、テトラヒドロキノリン−2−イル、テトラヒドロキノリン−3−イル、テトラヒドロキノリン−4−イル、テトラヒドロキノリン−5−イル、テトラヒドロキノリン−6−イル、テトラヒドロキノリン−7−イル及びテトラヒドロキノリン−8−イルを含む。本明細書で使用する「テトラヒドロイソキノリニル」という用語には、テトラヒドロイソキノリン−1−イル、テトラヒドロイソキノリン−2−イル、テトラヒドロイソキノリン−3−イル、テトラヒドロイソキノリン−4−イル、テトラヒドロイソキノリン−5−イル、テトラヒドロイソキノリン−6−イル、テトラヒドロイソキノリン−7−イル及びテトラヒドロイソキノリン−8−イルを含む。本明細書で使用する「クロマニル」という用語には、クロマン−2−イル、クロマン−3−イル、クロマン−4−イル、クロマン−5−イル、クロマン−6−イル、クロマン−7−イル及びクロマン−8−イルを含む。本明細書で使用する「1H−ピロリジン」という用語には、1H−ピロリジン−1−イル、1H−ピロリジン−2−イル、1H−ピロリジン−3−イル、1H−ピロリジン−5−イル、1H−ピロリジン−6−イル及び1H−ピロリジン−7−イルを含む。本明細書で使用する「3H−ピロリジン」という用語には、3H−ピロリジン−1−イル、3H−ピロリジン−2−イル、3H−ピロリジン−3−イル、3H−ピロリジン−5−イル、3H−ピロリジン−6−イル及び3H−ピロリジン−7−イルを含む。
【0067】
「エン」という接尾辞を複素環式基と併合して使用する、すなわち「ヘテロシクリレン」の場合、これは、他の基への結合点として2つの単結合を有する、本明細書に定義したような複素環式基を意味するよう意図する。
【0068】
「ヘテロシクリルオキシ」という用語は基または基の一部として、式−O−R
iを有する基を指し、式中R
iは、先に本明細書に定義したようなヘテロシクリルである。
【0069】
「ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ」という用語は基または基の一部として、式−O−R
a−R
iを有する基を指し、式中R
iはヘテロシクリルであり、かつR
aは先に本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0070】
「ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルを指し、ここで、少なくとも1つの水素原子は、本明細書に定義したような少なくとも1つのヘテロシクリルによって置き換えられる。
【0071】
「ヘテロシクリレンC
1〜
6アルキレン」という用語は基または基の一部として、式−R
j−R
a−を有する基を指し、式中R
jは本明細書に定義したようなヘテロシクリレンであり、かつR
aは、本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0072】
「ヘテロアリール」という用語は基または基の一部として、互いに縮合できるまたは共有結合できる、典型的には5〜6個の原子を含有する1個または2個の環を含有する5〜12個の炭素原子の芳香環または芳香環系を指すがこれに限定せず、その少なくとも1つは芳香族であり、その中でこれらの環の1つ以上における1つ以上の炭素原子は、N原子、O原子及び/またはS原子によって置き換えることができ、ここでNヘテロ原子及びSヘテロ原子は任意に酸化していてもよく、Nヘテロ原子は任意に四級化していてもよく、かつここで当該ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる。このような環は、アリール環、シクロアルキル環、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環へ縮合していてもよい。このようなヘテロアリールの非限定例としては、ピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、オキサトリアゾリル、チアトリアゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、オキサジニル、ジオキシニル、チアジニル、トリアジニル、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾリル、チエノ[3,2−b]フラニル、チエノ[3,2−b]チオフェニル、チエノ[2,3−d][1,3]チアゾリル、チエノ[2,3−d]イミダゾリル、テトラゾロ[1,5−a]ピリジニル、インドリル、インドリジニル、イソインドリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾチオフェニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、1,3−ベンゾキサゾリル、1,2−ベンズイソキサゾリル、2,1−ベンズイソキサゾリル、1,3−ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、2,1−ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、1,2,3−ベンゾキサジアゾリル、2,1,3−ベンゾキサジアゾリル、1,2,3−ベンゾチアジアゾリル、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル、ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン、2,3−ジヒドローベンゾフラニル、チエノピリジニル、プリニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6−オキソ−ピリダジン−1(6H)−イル、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、6−オキソ−ピリダジン−1(6H)−イル、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、1,3−ベンゾジオキソリル、キノリニル、イソキノリニル、シノリニル、キナゾリニル、キノキサリニルが挙げられ、好ましくは当該ヘテロアリール基は、ピリジル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピロリル、イソキサゾリル、チオフェニル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリミジニル、トリアゾリル及びチアゾリルからなる群から選択される。
【0073】
本明細書で使用する「ピロリル」(アゾリルとも呼ぶ)という用語には、ピロール−1−イル、ピロール−2−イル及びピロール−3−イルを含む。本明細書で使用する「フラニル」(「フリル」とも呼ぶ)という用語には、フラン−2−イル及びフラン−3−イル(フラン−2−イル及びフラン−3−イルとも呼ぶ)を含む。本明細書で使用する「チオフェニル」(「チエニル」とも呼ぶ)という用語には、チオフェン−2−イル及びチオフェン−3−イル(チエン−2−イル及びチエン−3−イルとも呼ぶ)を含む。本明細書で使用する「ピラゾリル」(1H−ピラゾリル及び1,2−ジアゾリルとも呼ぶ)には、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル及びピラゾール−5−イルを含む。本明細書で使用する「イミダゾリル」という用語には、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル及びイミダゾール−5−イルを含む。本明細書で使用する「オキサゾリル」(1,3−オキサゾリルとも呼ぶ)という用語には、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル及びオキサゾール−5−イルを含む。本明細書で使用する「イソキサゾリル」(1,2−オキサゾリルとも呼ぶ)という用語には、イソキサゾール−3−イル、イソキサゾール−4−イル、及びイソキサゾール−5−イルを含む。本明細書で使用する「チアゾリル」(1,3−チアゾリルとも呼ぶ)という用語には、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル及びチアゾール−5−イル(2−チアゾリル、4−チアゾリル及び5−チアゾリルとも呼ぶ)を含む。「イソチアゾリル」(1,2−チアゾリルとも呼ぶ)という用語には、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、及びイソチアゾリニル−5−イルを含む。本明細書で使用する「トリアゾリル」という用語には、1H−トリアゾリル及び4H−1,2,4−トリアゾリルを含み、「1H−トリアゾリル」には、1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル、1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル、1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル及び1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルを含む。「4H−1,2,4−トリアゾリル」には、4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル、及び4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルを含む。本明細書で使用する「オキサジアゾリル」という用語には、1,2,3−オキサジアゾール−4−イル、1,2,3−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,5−オキサジアゾール−3−イル及び1,3,4−オキサジアゾール−2−イルを含む。本明細書で使用する「チアジアゾリル」という用語には、1,2,3−チアジアゾール−4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,5−チアジアゾール−3−イル(フラザン−3−イルとも呼ぶ)及び1,3,4−チアジアゾール−2−イルを含む。本明細書で使用する「テトラゾリル」という用語には、1H−テトラゾール−1−イル、1H−テトラゾール−5−イル、2H−テトラゾール−2−イル、及び2H−テトラゾール−5−イルを含む。本明細書で使用する「オキサトリアゾリル」という用語には、1,2,3,4−オキサトリアゾール−5−イル及び1,2,3,5−オキサトリアゾール−4−イルを含む。本明細書で使用する「チアトリアゾリル」という用語には、1,2,3,4−チアトリアゾール−5−イル及び1,2,3,5−チアトリアゾール−4−イルを含む。本明細書で使用する「ピリジニル」(「ピリジル」とも呼ぶ)という用語には、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル及びピリジン−4−イル(2−ピリジル、3−ピリジル及び4−ピリジルとも呼ぶ)を含む。本明細書で使用する「ピリミジル」という用語には、ピリミダ−2−イル(pyrimid−2−yl)、ピリミダ−4−イル、ピリミダ−5−イル及びピリミダ−6−イルを含む。本明細書で使用する「ピラジニル」という用語には、ピラジン−2−イル及びピラジン−3−イルを含む。本明細書で使用する「ピリダジニル」という用語には、ピリダジン−3−イル及びピリダジン−4−イルを含む。本明細書で使用する「オキサジニル」(「1,4−オキサジニル」とも呼ぶ)という用語には、1,4−オキサジン−4−イル及び1,4−オキサジン−5−イルを含む。本明細書で使用する「ジオキシニル」(「1,4−ジオキシニル」とも呼ぶ)という用語には、1,4−ジオキシン−2−イル及び1,4−ジオキシン−3−イルを含む。本明細書で使用する「チアジニル」(「1,4−チアジニル」とも呼ぶ)という用語には、1,4−チアジン−2−イル、1,4−チアジン−3−イル、1,4−チアジン−4−イル、1,4−チアジン−5−イル及び1,4−チアジン−6−イルを含む。本明細書で使用する「トリアジニル」という用語には、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イル、1,2,3−トリアジン−4−イル及び1,2,3−トリアジン−5−イルを含む。本明細書で使用する「イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾリル」という用語には、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−2−イル、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−3−イル、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−5−イル及びイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イルを含む。本明細書で使用する「チエノ[3,2−b]フラニル」という用語には、チエノ[3,2−b]フラン−2−イル、チエノ[3,2−b]フラン−3−イル、チエノ[3,2−b]フラン−4−イル、及びチエノ[3,2−b]フラン−5−イルを含む。本明細書で使用する「チエノ[3,2−b]チオフェニル」という用語には、チエノ[3,2−b]チエン−2−イル、チエノ[3,2−b]チエン−3−イル、チエノ[3,2−b]チエン−5−イル及びチエノ[3,2−b]チエン−6−イルを含む。本明細書で使用する「チエノ[2,3−d][1,3]チアゾリル」には、チエノ[2,3−d][1,3]チアゾール−2−イル、チエノ[2,3−d][1,3]チアゾール−5−イル及びチエノ[2,3−d][1,3]チアゾール−6−イルを含む。本明細書で使用する「チエノ[2,3−d]イミダゾリル」という用語には、チエノ[2,3−d]イミダゾール−2−イル、チエノ[2,3−d]イミダゾール−4−イル及びチエノ[2,3−d]イミダゾール−5−イルを含む。本明細書で使用する「テトラゾロ[1,5−a]ピリジニル」という用語には、テトラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル、テトラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル、テトラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル、及びテトラゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イルを含む。本明細書で使用する「インドリル」という用語には、インドール−1−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル及びインドール−7−イルを含む。本明細書で使用する「インドリジニル」という用語には、インドリジン−1−イル、インドリジン−2−イル、インドリジン−3−イル、インドリジン−5−イル、インドリジン−6−イル、インドリジン−7−イル、及びインドリジン−8−イルを含む。本明細書で使用する「イソインドリル」という用語には、イソインドール−1−イル、イソインドール−2−イル、イソインドール−3−イル、イソインドール−4−イル、イソインドール−5−イル、イソインドール−6−イル及びイソインドール−7−イルを含む。本明細書で使用する「ベンゾフラニル」(ベンゾ[b]フラニルとも呼ぶ)という用語には、ベンゾフラン−2−イル、ベンゾフラン−3−イル、ベンゾフラン−4−イル、ベンゾフラン−5−イル、ベンゾフラン−6−イル及びベンゾフラン−7−イルを含む。本明細書で使用する「イソベンゾフラニル」(ベンゾ[c]フラニルとも呼ぶ)という用語には、イソベンゾフラン−1−イル、イソベンゾフラン−3−イル、イソベンゾフラン−4−イル、イソベンゾフラン−5−イル、イソベンゾフラン−6−イル及びイソベンゾフラン−7−イルを含む。本明細書で使用する「ベンゾチオフェニル」(ベンゾ[b]チエニルとも呼ぶ)という用語には、2−ベンゾ[b]チオフェニル、3−ベンゾ[b]チオフェニル、4−ベンゾ[b]チオフェニル、5−ベンゾ[b]チオフェニル、6−ベンゾ[b]チオフェニル及び−7−ベンゾ[b]チオフェニル(ベンゾチエン−2−イル、ベンゾチエン−3−イル、ベンゾチエン−4−イル、ベンゾチエン−5−イル、ベンゾチエン−6−イル及びベンゾチエン−7−イルとも呼ぶ)を含む。本明細書で使用する「イソベンゾチオフェニル」(ベンゾ[c]チエニルとも呼ぶ)という用語には、イソベンゾチエン−1−イル、イソベンゾチエン−3−イル、イソベンゾチエン−4−イル、イソベンゾチエン−5−イル、イソベンゾチエン−6−イル及びイソベンゾチエン−7−イルを含む。本明細書で使用する「インダゾリル」(1H−インダゾリルまたは2−アザインドリルとも呼ぶ)には、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、2H−インダゾール−3−イル、2H−インダゾール−4−イル、2H−インダゾール−5−イル、2H−インダゾール−6−イル、及び2H−インダゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「ベンズイミダゾリル」という用語には、ベンズイミダゾール−1−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ベンズイミダゾール−4−イル、ベンズイミダゾール−5−イル、ベンズイミダゾール−6−イル及びベンズイミダゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「1,3−ベンゾキサゾリル」という用語には、1,3−ベンゾキサゾール−2−イル、1,3−ベンゾキサゾール−4−イル、1,3−ベンゾキサゾール−5−イル、1,3−ベンゾキサゾール−6−イル及び1,3−ベンゾキサゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「1,2−ベンズイソキサゾリル」という用語には、1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル、1,2−ベンズイソキサゾール−4−イル、1,2−ベンズイソキサゾール−5−イル、1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル及び1,2−ベンズイソキサゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「2,1−ベンズイソキサゾリル」という用語には、2,1−ベンズイソキサゾール−3−イル、2,1−ベンズイソキサゾール−4−イル、2,1−ベンズイソキサゾール−5−イル、2,1−ベンズイソキサゾール−6−イル及び2,1−ベンズイソキサゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「1,3−ベンゾチアゾリル」という用語には、1,3−ベンゾチアゾール−2−イル、1,3−ベンゾチアゾール−4−イル、1,3−ベンゾチアゾール−5−イル、1,3−ベンゾチアゾール−6−イル及び1,3−ベンゾチアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「1,2−ベンゾイソチアゾリル」という用語には、1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル、1,2−ベンズイソチアゾール−4−イル、1,2−ベンズイソチアゾール−5−イル、1,2−ベンズイソチアゾール−6−イル及び1,2−ベンズイソチアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「2,1−ベンゾイソチアゾリル」という用語には、2,1−ベンズイソチアゾール−3−イル、2,1−ベンズイソチアゾール−4−イル、2,1−ベンズイソチアゾール−5−イル、2,1−ベンズイソチアゾール−6−イル及び2,1−ベンズイソチアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「ベンゾトリアゾリル」という用語には、ベンゾトリアゾール−1−イル、ベン
ゾトリアゾール−4−イル、ベンゾトリアゾール−5−イル、ベンゾトリアゾール−6−イル及びベンゾトリアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「1,2,3−ベンゾキサジアゾリル」という用語には、1,2,3−ベンゾキサジアゾール−4−イル、1,2,3−ベンゾキサジアゾール−5−イル、1,2,3−ベンゾキサジアゾール−6−イル及び1,2,3−ベンゾキサジアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「2,1,3−ベンゾキサジアゾリル」という用語には、2,1,3−ベンゾキサジアゾール−4−イル、2,1,3−ベンゾキサジアゾール−5−イル、2,1,3−ベンゾキサジアゾール−6−イル及び2,1,3−ベンゾキサジアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「1,2,3−ベンゾチアジアゾリル」という用語には、1,2,3−ベンゾチアジアゾール−4−イル、1,2,3−ベンゾチアジアゾール−5−イル、1,2,3−ベンゾチアジアゾール−6−イル及び1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「2,1,3−ベンゾチアジアゾリル」という用語には、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−イル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−5−イル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−6−イル及び2,1,3−ベンゾチアジアゾール−7−イルを含む。本明細書で使用する「チエノピリジニル」という用語には、チエノ[2,3−b]ピリジニル、チエノ[2,3−c]ピリジニル、チエノ[3,2−c]ピリジニル及びチエノ[3,2−b]ピリジニルを含む。本明細書で使用する「プリニル」という用語には、プリン−2−イル、プリン−6−イル、プリン−7−イル及びプリン−8−イルを含む。本明細書で使用する「イミダゾ[1,2−a]ピリジニル」という用語には、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−4−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル及びイミダゾ[1,2−a]ピリジン−7−イルを含む。本明細書で使用する「1,3−ベンゾジオキソリル」という用語には、1,3−ベンゾジオキソール−4−イル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,3−ベンゾジオキソール−6−イル、及び1,3−ベンゾジオキソール−7−イルを含む。本明細書で使用する「キノリニル」という用語には、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル及びキノリン−8−イルを含む。本明細書で使用する「イソキノリニル」という用語には、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル及びイソキノリン−8−イルを含む。本明細書で使用する「シンノリニル」という用語には、シンノリン−3−イル、シンノリン−4−イル、シンノリン−5−イル、シンノリン−6−イル、シンノリン−7−イル及びシンノリン−8−イルを含む。本明細書で使用する「キナゾリニル」という用語には、キナゾリン−2−イル、キナゾリン−4−イル、キナゾリン−5−イル、キナゾリン−6−イル、キナゾリン−7−イル及びキナゾリン−8−イルを含む。本明細書で使用する「キノキサリニル」という用語には、キノキサリン−2−イル、キノキサリン−5−イル、及びキノキサリン−6−イルを含む。
【0074】
「エン」という接尾辞をヘテロアリール基と併合して使用する、すなわち「ヘテロアリーレン」の場合、これは、他の基への結合点として2つの単結合を有する、本明細書に定義したようなヘテロアリール基を意味するよう意図する。
【0075】
「ヘテロアリールオキシ」という用語は基または基の一部として、式−O−R
kを有する基を指し、式中R
kは、先に本明細書に定義したようなヘテロアリールである。
【0076】
「ヘテロアリールC
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルを意味し、ここで、少なくとも1つの水素原子は、本明細書に定義したような少なくとも1つのヘテロアリールによって置き換えられる。
【0077】
「ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ」という用語は基または基の一部として、式−O−R
a−R
kを有する基を指し、式中R
kはヘテロアリールであり、かつR
aは先に本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0078】
「ヘテロアリーレンC
1〜
6アルキレン」という用語は基または基の一部として、式−R
m−R
aを有する基を指し、式中R
mは本明細書に定義したようなヘテロアリーレンであり、かつR
aは本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0079】
「シアノC
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、先に定義したような意味を有するC
1〜
6アルキル基を指し、ここで少なくとも1つの水素原子は、本明細書に定義したような少なくとも1つのシアノ基と置き換えられる。このようなシアノC
1〜
6アルキル基の非限定例としては、シアノメチル、1−シアノエチル、1−シアノプロピル及びこれらに類するものが挙げられる。
【0080】
「シアノC
1〜
6アルキルオキシ」という用語は基または基の一部として、式−O−R
nを有する基を指し、式中R
nは、先に本明細書に定義したようなシアノC
1〜
6アルキルである。
【0081】
「C
1〜
6アルキルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
bを有する基を指し、式中R
bは先に本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルである。C
1〜
6アルキルチオ基の非限定例としては、メチルチオ(−SCH
3)、エチルチオ(−SCH
2CH
3)、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ及びこれらに類するものが挙げられる。
【0082】
「C
2〜
6アルケニルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
dを有する基を指し、式中R
dは先に本明細書に定義したようなC
2〜
6アルケニルである。
【0083】
「C
2〜
6アルキニルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
eを有する基を指し、式中R
eは先に本明細書に定義したようなC
2〜
6アルキニルである。
【0084】
「C
6〜
12アリールチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
gを有する基を指し、式中R
gは先に本明細書に定義したようなC
6〜
12アリールである。
【0085】
「C
3〜
12シクロアルキルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
fを有する基を指し、式中R
fは先に本明細書に定義したようなC
3〜
12シクロアルキルである。
【0086】
「C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
a−R
gを有する基を指し、式中R
aはC
1〜
6アルキレンであり、かつR
gは先に本明細書に定義したようなC
6〜
12アリールである。
【0087】
「ヘテロシクリルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
iを有する基を指し、式中R
iは先に本明細書に定義したようなヘテロシクリルである。
【0088】
「ヘテロアリールチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
kを有する基を指し、式中R
kは先に本明細書に定義したようなヘテロアリールである。
【0089】
「ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
a−R
iを有する基を指し、式中R
aはC
1〜
6アルキレンであり、かつR
iは先に本明細書に定義したようなヘテロシクリルである。
【0090】
「ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
a−R
kを有する基を指し、式中R
aはC
1〜
6アルキレンであり、かつR
kは先に本明細書に定義したようなヘテロアリールである。
【0091】
「シアノC
1〜
6アルキルチオ」という用語は基または基の一部として、式−S−R
nを有する基を指し、式中R
nは先に本明細書に定義したようなシアノC
1〜
6アルキルである。
【0092】
「モノ−またはジ−C
1〜
6アルキルアミノ」という用語は基または基の一部として、式−N(R
o)(R
p)の基を指し、式中R
o及びR
pは各々独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルから選択され、ここでR
oまたはR
pの少なくとも1つはC
1〜
6アルキルである。したがって、アルキルアミノには、モノ−アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ及びエチルアミノのようなモノ−C
1〜
6アルキルアミノ基)、及びジ−アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ及びジエチルアミノのようなジ−C
1〜
6アルキルアミノ基)を含む。適切なモノ−またはジ−C
1〜
6アルキルアミノ基としては、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、エチルメチルアミノ、メチル−n−プロピルアミノ、メチル−i−プロピルアミノ、n−ブチルメチルアミノ、i−ブチルメチルアミノ、t−ブチルメチルアミノ、エチル−n−プロピルアミノ、エチル−i−プロピルアミノ、n−ブチルエチルアミノ、i−ブチルエチルアミノ、t−ブチルエチルアミノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジ−i−ブチルアミノ、メチルペンチルアミノ、メチルヘキシルアミノ、エチルペンチルアミノ、エチルヘキシルアミノ、プロピルペンチルアミノ、プロピルヘキシルアミノ、及びこれらに類するものが挙げられる。
【0093】
「モノ−またはジ−C
6〜
12アリールアミノ」という用語は基または基の一部として、式−N(R
q)(R
r)の基を指し、式中R
q及びR
rは各々独立して、水素、C
6〜
12アリール、またはC
1〜
6アルキルから選択され、ここでR
qまたはR
rの少なくとも1つはC
6〜
12アリールである。
【0094】
「モノ−またはジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ」という用語は基または基の一部として、式−N(R
s)(R
t)の基を指し、式中R
s及びR
tは各々独立して、水素、C
3〜
8シクロアルキル、またはC
1〜
6アルキルから選択され、ここでR
sまたはR
tの少なくとも1つはC
3〜
8シクロアルキルである。
【0095】
「アミノC
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、式−R
a−NR
oR
pの基を指し、式中R
aはC
1〜
6アルキレンであり、R
oは水素または本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルであり、かつR
pは水素または本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルである。
【0096】
「モノ−またはジ−ヘテロアリールアミノ」という用語は基または基の一部として、式−N(R
u)(R
v)の基を指し、式中R
u及びR
vは各々独立して、水素、ヘテロアリール、またはC
1〜
6アルキルから選択され、ここでR
uまたはR
vの少なくとも1つは本明細書に定義したようなヘテロアリールである。
【0097】
「モノ−またはジ−ヘテロシクリルアミノ」という用語は基または基の一部として、式−N(R
w)(R
x)の基を指し、式中R
w及びR
xは各々独立して、水素、ヘテロシクリル、またはC
1〜
6アルキルから選択され、ここでR
wまたはR
xの少なくとも1つは本明細書に定義したようなヘテロシクリルである。
【0098】
「ヒドロキシカルボニルC
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、式−R
a−COOHの基を指し、式中R
aは本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0099】
「C
1〜
6アルキルオキシカルボニル」という用語は基または基の一部として、式−COO−R
bの基を指し、式中R
bは本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルである。
【0100】
「モノ−またはジC
1〜
6アルキルアミノカルボニル」という用語は基または基の一部として、式−CONR
oR
pの基を指し、式中R
oR
pは各々独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルから選択され、ここでR
oまたはR
pの少なくとも1つはC
1〜
6アルキルである。
【0101】
「C
1〜
6アルキルカルボニル」という用語は基または基の一部として、式−CO−R
bの基を指し、式中R
bは本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルである。
【0102】
「C
1〜
6アルキルカルボニルアミノ」という用語は基または基の一部として、式−NR
o−CO−R
bの基を指し、式中R
oは水素、またはC
1〜
6アルキルから選択され、かつR
bは本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキルである。
【0103】
「モノまたはジ−C
1〜
6アルキルアミノカルボニルC
1〜
6アルキル」という用語は基または基の一部として、式−R
a−CONR
oR
pの基を指し、式中R
oR
pは各々独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルから選択され、ここでR
oまたはR
pの少なくとも1つはC
1〜
6アルキルであり、かつR
aは本明細書に定義したようなC
1〜
6アルキレンである。
【0104】
本明細書で使用する「脱離基」という用語は、塩基性または酸性条件下で求核試薬によって置き換えられやすいまたは切断されやすいまたは加水分解されやすい化学基を意味する。特定の実施形態において、脱離基は、ハロゲン原子(例えば、Cl、Br、I)から選択される。
【0105】
本発明において使用する場合はいつでも、「本発明の化合物」という用語または類似の用語は、一般式(I)の化合物及びその任意の下位基を含むよう意味する。この用語は、表1に示すような化合物およびその誘導体、N−オキシド、塩、溶媒和物、水和物、立体異性体形態、ラセミ混合物、互変異性体形態、光学異性体、類似体、プロドラッグ、エステル及び代謝産物、ならびにこれらの四級化窒素類似体も指す。当該化合物のN−オキシド形態は、1つまたはいくつかの窒素原子がいわゆるN−オキシドへ酸化する化合物を含むよう意味する。
【0106】
本発明の化合物及び工程の好ましい陳述(特長)及び実施形態を次に明らかにする。そのように定義した本発明の各陳述及び実施形態は、別段の相反する明確な記載がない限り、任意の他の陳述及び/または実施形態と組み合わせてもよい。特に、好ましいまたは有利であるものとして示された任意の特長は、好ましいまたは有利であるとして示された任意の他の1つのまたは複数の特長と組み合わせてもよい。
【0107】
本発明の付番した陳述は次のとおりである。
【0108】
1.式(I)
【化5】
(式中、
nは、0、1、2または3から選択される整数であり、
R
1は、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、
R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化6】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1は、SまたはOであり、
qは、0、1、2、または3から選択される整数であり、
L
6は、−CO−または−SO
2−であり、
各R
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24−C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、式中、2つのR
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで、当該環、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化7】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ当該基の右側は、当該アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、1、2、または3から選択される整数であり、
wは、0、1、2または3から選択される整数であり、
L
5は、単結合であり、または−O−及び−NR
12−からなる群から選択され、
R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、6若しくは7員環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、6若しくは7員環に由来し、
R
12は、水素、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
L
3は、−SO
2−、−PO
4−、及び−PO
3−からなる群から選択され、
L
4は、単結合でありまたは−(CR
15R
16)
t−、−O−、及び−NR
17−からなる群から選択され、式中tは、1、2または3から選択される整数であり、
R
15は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、
R
16は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、
またはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、6若しくは7員環を形成し、
R
17は、水素、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、若しくはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=O若しくはS(O)
2を形成することができ、
またはここで、R
20及びR
21は、これらの結合する窒素原子とともに、5、6、若しくは7員のヘテロシクリルを形成し、かつここで当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=O若しくはS(O)
2を形成することができ、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
かつここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
2〜
6アルケニレン、C
2〜
6アルキニレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、C
6〜
12アリーレンC
1〜
6アルキレン
*、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンC
1〜
6アルキレン
*、及びヘテロアリーレンC
1〜
6アルキレン
*からなる群から選択され、ここで、
*は、R
24がCOへ結合している場合を表し、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
2〜
6アルケニレン、C
2〜
6アルキニレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、C
6〜
12アリーレンC
1〜
6アルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンC
1〜
6アルキレン、またはヘテロアリーレンC
1〜
6アルキレンは、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24−C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24−C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及びNR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、
但し、当該化合物が、
N−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(CAS−959528−45−1)、
N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(CAS−959495−39−7)、
N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(CAS−959490−58−5)、
N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(CAS−959481−84−6)、
(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、
N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド
ではないことを条件とする)
の化合物またはその立体異性体、鏡像異性体、ラセミ体、若しくは互変異性体、またはこれらの溶媒和物、水和物、医薬として許容され得る塩若しくはプロドラッグ。
【0109】
2.構造式(IA)
【化8】
(式中、L
1、L
2、L
4、n、R
1、R
3、及びR
4は、陳述1において定義するのと同じ意味を有する)
を有する、陳述1に記載の化合物。
【0110】
3.構造式または(IB)
【化9】
(式中、L
2、L
4、n、R
1、R
3、及びR
4は、陳述1または2において定義するのと同じ意味を有する)
を有する、陳述1または2に記載の化合物。
【0111】
4.mは、0、1、または2から選択される整数である、陳述1〜3のいずれか1つに記載の化合物。
【0112】
5.mは、0、または1から選択される整数である、陳述1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【0113】
6.mは、1から選択される整数である、陳述1〜5のいずれか1つに記載の化合物。
【0114】
7.R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜6のいずれか1つに記載の化合物。
【0115】
8.R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜7のいずれか1つに記載の化合物。
【0116】
9.R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜8のいずれか1つに記載の化合物。
【0117】
10.R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜9のいずれか1つに記載の化合物。
【0118】
11.R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜10のいずれか1つに記載の化合物。
【0119】
12.R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜11のいずれか1つに記載の化合物。
【0120】
13.R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【0121】
14.R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜132のいずれか1つに記載の化合物。
【0122】
15.R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜14のいずれか1つに記載の化合物。
【0123】
16.R
8及びR
9は、それらの結合する炭素原子とともに、飽和または不飽和3、4、または5員環を形成する、陳述1〜15のいずれか1つに記載の化合物。
【0124】
17.R
8及びR
9は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
7シクロアルキルまたはC
5〜
7シクロアルキレンを形成する、陳述1〜16のいずれか1つに記載の化合物。
【0125】
18.R
8及びR
9は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキルまたはC
5〜
6シクロアルキレンを形成する、陳述1〜17のいずれか1つに記載の化合物。
【0126】
19.R
8及びR
9は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキルを形成する、陳述1〜18のいずれか1つに記載の化合物。
【0127】
20.R
8及びR
9は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキルを形成する、陳述1〜19のいずれか1つに記載の化合物。
【0128】
21.L
5は、単結合であり、または−O−、−NH−、及び−N(C
1〜
6アルキル)−からなる群から選択される、陳述1〜20のいずれか1つに記載の化合物。
【0129】
22.L
5は、単結合であり、または−O−及び−NH−からなる群から選択される、陳述1〜21のいずれか1つに記載の化合物。
【0130】
23.L
5は、単結合である、陳述1〜22のいずれか1つに記載の化合物。
【0131】
24.L
5は、−NH−である、陳述1〜23のいずれか1つに記載の化合物。
【0132】
25.wは、0、1、または2から選択される整数である、陳述1〜24のいずれか1つに記載の化合物。
【0133】
26.wは、0、または1から選択される整数である、陳述1〜25のいずれか1つに記載の化合物。
【0134】
27.wは0である、陳述1〜26のいずれか1つに記載の化合物。
【0135】
28.R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜27のいずれか1つに記載の化合物。
【0136】
29.R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜28のいずれか1つに記載の化合物。
【0137】
30.R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜29のいずれか1つに記載の化合物。
【0138】
31.R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜30のいずれか1つに記載の化合物。
【0139】
32.R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜31のいずれか1つに記載の化合物。
【0140】
33.R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜32のいずれか1つに記載の化合物。
【0141】
34.R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【0142】
35.R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜34のいずれか1つに記載の化合物。
【0143】
36.R
10及びR
11は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
7シクロアルキルまたはC
5〜
7シクロアルキレンを形成する、陳述1〜35のいずれか1つに記載の化合物。
【0144】
37.R
10及びR
11は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキルまたはC
5〜
6シクロアルキレンを形成する、陳述1〜36のいずれか1つに記載の化合物。
【0145】
38.R
10及びR
11は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキルを形成する、陳述1〜37のいずれか1つに記載の化合物。
【0146】
39.R
10及びR
11は、それらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキルを形成する、陳述1〜38のいずれか1つに記載の化合物。
【0147】
40.構造式(IC)
【化10】
(式中、L
1、L
3、L
4、m、n、R
1、R
3、R
4、R
8及びR
9は、陳述1〜39のいずれか1つにおいて定義するのと同じ意味を有する)
を有する、陳述1〜39のいずれか1つに記載の化合物。
【0148】
41.L
2は単結合である、陳述1〜40のいずれか1つに記載の化合物。
【0149】
42.構造式(ID)
【化11】
(式中、n、R
1、R
3、及びR
4は、請求項1〜41のいずれか1つにおいて定義するのと同じ意味を有する)
を有する陳述1〜41のいずれか一項に記載の化合物。
【0150】
43.R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
2〜
6アルケニルアミノ、C
2〜
6アルキニルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
2〜
6アルケニルアミノ、ジ−C
2〜
6アルキニルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
2〜
6アルケニルアミノ、C
2〜
6アルキニルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリー
ルアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
2〜
6アルケニルアミノ、ジ−C
2〜
6アルキニルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、またはジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
1で置換することができる、陳述1〜42のいずれか1つに記載の化合物。
【0151】
44.R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、またはジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
1で置換することができる、陳述1〜43のいずれか1つに記載の化合物。
【0152】
45.R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、またはジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
1で置換することができる、陳述1〜44のいずれか1つに記載の化合物。
【0153】
46.R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、またはハロC
1〜
6アルキルオキシは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
1で置換することができる、陳述1〜45のいずれか1つに記載の化合物。
【0154】
47.R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、ハロC
1〜
6アルキル、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
1〜
6アルキルオキシ、またはハロC
1〜
6アルキルは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
1で置換することができる、陳述1〜46のいずれか1つに記載の化合物。
【0155】
48.構造式(IE)
【化12】
(式中、n、L
1、L
3、L
4、R
1、R
3、R
4、及びL
6は、陳述1〜47のいずれか1つにおいて定義するのと同じ意味を有する)
を有する、陳述1〜47のいずれか1つに記載の化合物。
【0156】
49.構造式(IF)
【化13】
(式中、n、L
1、L
4、R
1、R
3、R
4、及びL
6は、陳述1〜48のいずれか1つにおいて定義するのと同じ意味を有する)
を有する、陳述1〜48のいずれか1つに記載の化合物。
【0157】
50.qは、0、1、または2から選択される整数である、陳述1〜49のいずれか1つに記載の化合物。
【0158】
51.qは、0、または1から選択される整数である、陳述1〜50のいずれか1つに記載の化合物。
【0159】
52.qは0である、陳述1〜51のいずれか1つに記載の化合物。
【0160】
53.各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、−CO
2H、−CO
2C
1〜
6アルキル、−CO
2C
6〜
12アリール、−CO
2C
3〜
8シクロアルキル、−C(O)NH
2、−C(O)NHC
1〜
6アルキル、−C(O)NHC
6〜
12アリール、−C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、−COH、−C(O)C
1〜
6アルキル、−C(O)C
6〜
12アリール、−C(O)C
3〜
8シクロアルキル、−S(O)
2OH、−S(O)
2C
1〜
6アルキル、−S(O)
2C
6〜
12アリール、−S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、−S(O)
2NH
2、−S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、−S(O)
2NHC
6〜
12アリール、−S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、ニトロ、−NHC(O)H、−NHC(O)C
1〜
6アルキル、−NHC(O)C
6〜
12アリール、−NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、−NHS(O)
2H、−NHS(O)
2OH、−NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、−NHS(O)
2C
6〜
12アリール、−NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、及び−NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜52のいずれか1つに記載の化合物。
【0161】
54.各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、−CO
2H、−CO
2C
1〜
6アルキル、−CO
2C
6〜
12アリール、−C(O)NH
2、−C(O)NHC
1〜
6アルキル、−C(O)NHC
6〜
12アリール、−COH、−C(O)C
1〜
6アルキル、−C(O)C
6〜
12アリール、−S(O)
2OH、−S(O)
2C
1〜
6アルキル、−S(O)
2C
6〜
12アリール、−S(O)
2NH
2、−S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、−S(O)
2NHC
6〜
12アリール、ニトロ、−NHC(O)H、−NHC(O)C
1〜
6アルキル、−NHC(O)C
6〜
12アリール、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、−NHS(O)
2H、−NHS(O)
2OH、−NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、−NHS(O)
2C
6〜
12アリール、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、及び−NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して、少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜53のいずれか1つに記載の化合物。
【0162】
55.各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、−CO
2H、−CO
2C
1〜
6アルキル、−C(O)NH
2、−C(O)NHC
1〜
6アルキル、−COH、−C(O)C
1〜
6アルキル、−NHC(O)H、−NHC(O)C
1〜
6アルキル、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、及び−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜54のいずれか1つに記載の化合物。
【0163】
56.各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、−C(O)C
1〜
6アルキル、−NHC(O)C
1〜
6アルキル、及び−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜55のいずれか1つに記載の化合物。
【0164】
57.各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、及びジ−C
1〜
6アルキルアミノからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜56のいずれか1つに記載の化合物。
【0165】
58.2つのR
2は、これらの結合する原子とともに、5員環または6員環を形成し、ここで、当該環の少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜57のいずれか1つに記載の化合物。
【0166】
59.L
1は、−SO
2−である、陳述1〜58のいずれか1つに記載の化合物。
【0167】
60.L
1は、COである、陳述1〜58のいずれか1つに記載の化合物。
【0168】
61.L
1は、
【化14】
である、陳述1〜58のいずれか1つに記載の化合物。
【0169】
62.L
1は、
【化15】
である、陳述1〜58のいずれか1つに記載の化合物。
【0170】
63.L
1は、
【化16】
であり、好ましくは式中A
1はSであり、好ましくは式中qは0である、陳述1〜62のいずれか1つに記載の化合物。
【0171】
64.L
2は、単結合である、陳述1〜63のいずれか1つに記載の化合物。
【0172】
65.L
2は、
【化17】
である、陳述1〜64のいずれか1つに記載の化合物。
【0173】
66.L
2はL
5であり、かつ−O−、及び−NR
12−からなる群から選択される、陳述1〜65のいずれか1つに記載の化合物。
【0174】
67.L
2は、
【化18】
である、陳述1〜66のいずれか1つに記載の化合物。
【0175】
68.L
3は、−SO
2−である、陳述1〜67のいずれか1つに記載の化合物。
【0176】
69.L
4は、単結合である、または−(CR
15R
16)
t−、−O−、−NH−、及び−N(C
1〜
6アルキル)−からなる群から選択される、陳述1〜68のいずれか1つに記載の化合物。
【0177】
70.L
4は、単結合である、陳述1〜69のいずれか1つに記載の化合物。
【0178】
71.L
4は、−(CR
15R
16)
t−であり、好ましくは式中tは、1、または2から選択される整数、例えば1である、陳述1〜70のいずれか1つに記載の化合物。
【0179】
72.R
15は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜71のいずれか1つに記載の化合物。
【0180】
73.R
15は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜72のいずれか1つに記載の化合物。
【0181】
74.R
15は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜73のいずれか1つに記載の化合物。
【0182】
75.R
15は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜74のいずれか1つに記載の化合物。
【0183】
76.R
15は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜75のいずれか1つに記載の化合物。
【0184】
77.R
16は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜76のいずれか1つに記載の化合物。
【0185】
78.R
16は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜77のいずれか1つに記載の化合物。
【0186】
79.R
16は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜78のいずれか1つに記載の化合物。
【0187】
80.R
16は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択される、陳述1〜79のいずれか1つに記載の化合物。
【0188】
81.R
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキルまたはC
5〜
6シクロアルケニルを形成する、陳述1〜80のいずれか1つに記載の化合物。
【0189】
82.R
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキルを形成する、陳述1〜81のいずれか1つに記載の化合物。
【0190】
83.R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
2〜
6アルケニルアミノ、C
2〜
6アルキニルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
2〜
6アルケニルアミノ、ジ−C
2〜
6アルキニルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
2〜
6アルケニルアミノ、C
2〜
6アルキニルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
2〜
6アルケニルアミノ、ジ−C
2〜
6アルキニルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、またはジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
2で置換することができる、陳述1〜82のいずれか1つに記載の化合物。
【0191】
84.R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアル
キル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、またはジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
2で置換することができる、陳述1〜83のいずれか1つに記載の化合物。
【0192】
85.R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、またはジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
2で置換することができる、陳述1〜84のいずれか1つに記載の化合物。
【0193】
86.R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
1〜
6アルキルオキシ、C
1〜
6アルキルチオ、ハロC
1〜
6アルキル、またはハロC
1〜
6アルキルオキシは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
2で置換することができる、陳述1〜85のいずれか1つに記載の化合物。
【0194】
87.R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、ハロC
1〜
6アルキル、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
1〜
6アルキルオキシ、またはハロC
1〜
6アルキルは、非置換であることまたは1、2、若しくは3個のZ
2で置換することができる、陳述1〜86のいずれか1つに記載の化合物。
【0195】
88.nは、0または1から選択される整数である、陳述1〜87のいずれか1つに記載の化合物。
【0196】
89.R
1は、C
1〜
6アルキル、及びハロからなる群から選択される、陳述1〜88のいずれか1つに記載の化合物。
【0197】
90.R
1は、C
1〜
6アルキルである、陳述1〜89のいずれか1つに記載の化合物。
【0198】
91.nは0である、陳述1〜90のいずれか1つに記載の化合物。
【0199】
92.各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはS(O)
2を形成することができる、陳述1〜91のいずれか1つに記載の化合物。
【0200】
93.各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜92のいずれか1つに記載の化合物。
【0201】
94.各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜93のいずれか1つに記載の化合物。
【0202】
95.各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜94のいずれか1つに記載の化合物。
【0203】
96.各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜95のいずれか1つに記載の化合物。
【0204】
97.各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択される、陳述1〜96のいずれか1つに記載の化合物。
【0205】
98.R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはS(O)
2を形成することができる、陳述1〜97のいずれか1つに記載の化合物。
【0206】
99.R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜98のいずれか1つに記載の化合物。
【0207】
100.R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜99のいずれか1つに記載の化合物。
【0208】
101.R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜100のいずれか1つに記載の化合物。
【0209】
102.R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は酸化して、少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜101のいずれか1つに記載の化合物。
【0210】
103.R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択される、陳述1〜102のいずれか1つに記載の化合物。
【0211】
104.各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはS(O)
2を形成することができる、陳述1〜103のいずれか1つに記載の化合物。
【0212】
105.各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜104のいずれか1つに記載の化合物。
【0213】
106.各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜105のいずれか1つに記載の化合物。
【0214】
107.各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜106のいずれか1つに記載の化合物。
【0215】
108.各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜107のいずれか1つに記載の化合物。
【0216】
109.各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択される、陳述1〜108のいずれか1つに記載の化合物。
【0217】
110.各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはS(O)
2を形成することができる、陳述1〜119のいずれか1つに記載の化合物。
【0218】
111.各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜110のいずれか1つに記載の化合物。
【0219】
112.各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜111のいずれか1つに記載の化合物。
【0220】
113.各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜112のいずれか1つに記載の化合物。
【0221】
114.各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜113のいずれか1つに記載の化合物。
【0222】
115.各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択される、陳述1〜114のいずれか1つに記載の化合物。
【0223】
116.R
20及びR
21はこれらの結合する窒素原子とともに、5員または6員のヘテロシクリルを形成し、ここで、当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜115のいずれか1つに記載の化合物。
【0224】
117.R
20及びR
21はこれらの結合する窒素原子とともに、5員のヘテロシクリルを形成し、ここで、当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜116のいずれか1つに記載の化合物。
【0225】
118.各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはS(O)
2を形成することができる、陳述1〜117のいずれか1つに記載の化合物。
【0226】
119.各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜118のいずれか1つに記載の化合物。
【0227】
120.各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜119のいずれか1つに記載の化合物。
【0228】
121.各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜120のいずれか1つに記載の化合物。
【0229】
122.各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜121のいずれか1つに記載の化合物。
【0230】
123.各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択される、陳述1〜122のいずれか1つに記載の化合物。
【0231】
124.各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、かつここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはS(O)
2を形成することができる、陳述1〜123のいずれか1つに記載の化合物。
【0232】
125.各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、かつここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜124のいずれか1つに記載の化合物。
【0233】
126.各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルから選択され、かつここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜125のいずれか1つに記載の化合物。
【0234】
127.各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、かつここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜126のいずれか1つに記載の化合物。
【0235】
128.各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールから選択され、かつここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜127のいずれか1つに記載の化合物。
【0236】
129.各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシアノC
1〜
6アルキルから選択される、陳述1〜128のいずれか1つに記載の化合物。
【0237】
130.各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
2〜
6アルケニレン、C
2〜
6アルキニレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、C
6〜
12アリーレンC
1〜
6アルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンC
1〜
6アルキレン、及びヘテロアリーレンC
1〜
6アルキレンから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
2〜
6アルケニレン、C
2〜
6アルキニレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、C
6〜
12アリーレンC
1〜
6アルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンC
1〜
6アルキレン、またはヘテロアリーレンC
1〜
6アルキレンの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはS(O)
2を形成することができる、陳述1〜129のいずれか1つに記載の化合物。
【0238】
131.R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、及びC
3〜
8シクロアルキレンから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレンの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜130のいずれか1つに記載の化合物。
【0239】
132.各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、及びC
3〜
8シクロアルキレンから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
3〜
8シクロアルキレンの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜131のいずれか1つに記載の化合物。
【0240】
133.各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、及びC
3〜
8シクロアルキレンから選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
3〜
8シクロアルキレンの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜132のいずれか1つに記載の化合物。
【0241】
134.各R
24は、C
1〜
6アルキレンである、陳述1〜133のいずれか1つに記載の化合物。
【0242】
135.各R
24は、C
1〜
4アルキレンである、陳述1〜134のいずれか1つに記載の化合物。
【0243】
136.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
2〜
6アルケニルアミノ、C
2〜
6アルキニルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
2〜
6アルケニルアミノ、ジ−C
2〜
6アルキニルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
2〜
6アルケニル、CO
2C
2〜
6アルキニル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、CO
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、CO
2ヘテロシクリル、CO
2ヘテロアリール、CO
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、CO
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
2〜
6アルケニル、C(O)NHC
2〜
6アルキニル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH(C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル)、C(O)NH−ヘテロシクリル、C(O)NH−ヘテロアリール、C(O)NH(ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル)、C(O)NH(ヘテロアリールC
1〜
6アルキル)、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
2〜
6アルケニル、C(O)C
2〜
6アルキニル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、C(O)ヘテロシクリル、C(O)ヘテロアリール、S(O)OH、S(O)C
1〜
6アルキル、S(O)C
2〜
6アルケニル、S(O)C
2〜
6アルキニル、S(O)C
6〜
12アリール、−S(O)C
3〜
8シクロアルキル、S(O)ヘテロシクリル、S(O)ヘテロアリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
2〜
6アルケニル、S(O)
2C
2〜
6アルキニル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、S(O)
2ヘテロシクリル、S(O)
2ヘテロアリール、S(O)
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、S(O)
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
2〜
6アルケニル、S(O)
2NHC
2〜
6アルキニル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NH(C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル)、S(O)
2NHヘテロシクリル、S(O)
2NHヘテロアリール、S(O)
2NH(ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル)、S(O)
2NH(ヘテロアリールC
1〜
6アルキル)、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
2〜
6アルケニル、NHC(O)C
2〜
6アルキニル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)ヘテロシクリル、NHC(O)ヘテロアリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロシクリル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH
2、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
2〜
6アルケニル、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
2〜
6アルキニル、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロシクリル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH−ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、−NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、−NHS(O)
2C
2〜
6アルケニル、NHS(O)
2C
2〜
6アルキニル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NHS(O)
2ヘテロシクリル、NHS(O)
2ヘテロアリール、NHS(O)
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、NHS(O)
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
2〜
6アルケニル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
2〜
6アルキニル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NH
2、NHC(O)NHC
1〜
6アルキル、NHC(O)NHC
2〜
6アルケニル、NHC(O)NHC
2〜
6アルキニル、NHC(O)NHC
6〜
12アリール、NHC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NH−ヘテロシクリル、NHC(O)NH−ヘテロアリール、NHC(O)NHヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、NHC(O)NHヘテロアリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NC
1〜
6アルキルC
1〜
6アルキル、NHC(O)NC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
2〜
6アルケニル、NC
1〜
6ア
ルキルC(O)NHC
2〜
6アルキニル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロシクリル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びNC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜135のいずれか1つに記載の化合物。
【0244】
137.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、CO
2ヘテロシクリル、CO
2ヘテロアリール、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH−ヘテロシクリル、C(O)NH−ヘテロアリール、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、C(O)ヘテロシクリル、C(O)ヘテロアリール、S(O)OH、S(O)C
1〜
6アルキル、S(O)C
6〜
12アリール、S(O)C
3〜
8シクロアルキル、S(O)ヘテロシクリル、S(O)ヘテロアリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2ヘテロシクリル、S(O)
2ヘテロアリール、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NHヘテロシクリル、−S(O)
2NHヘテロアリール、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)ヘテロシクリル、NHC(O)ヘテロアリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロシクリル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH
2、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロシクリル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロアリール、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2ヘテロシクリル、NHS(O)
2ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリール、NHC(O)NH
2、NHC(O)NHC
1〜
6アルキル、NHC(O)NHC
6〜
12アリール、NHC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NH−ヘテロシクリル、NHC(O)NH−ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロシクリル、及びNC
1〜
6アルキルC(O)NH−ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜136のいずれか1つに記載の化合物。
【0245】
138.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、CO
2ヘテロシクリル、CO
2ヘテロアリール、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH−ヘテロシクリル、C(O)NH−ヘテロアリール、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、C(O)ヘテロシクリル、C(O)ヘテロアリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2ヘテロシクリル、S(O)
2ヘテロアリール、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NHヘテロシクリル、S(O)
2NHヘテロアリール、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)ヘテロシクリル、NHC(O)ヘテロアリール、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロシクリル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレンC(O)NH
2、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロシクリル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロアリール、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2ヘテロシクリル、NHS(O)
2ヘテロアリール、−NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリル、及びNC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜137のいずれか1つに記載の化合物。
【0246】
139.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、及びNC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜138のいずれか1つに記載の化合物。
【0247】
140.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、シアノC
1〜
6アリールオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、及びNC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜139のいずれか1つに記載の化合物。
【0248】
141.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、及びN(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜140のいずれか1つに記載の化合物。
【0249】
142.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、C(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
1〜
6アルキル、及びN(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜141のいずれか1つに記載の化合物。
【0250】
143.各Z
1は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、及びジ−C
1〜
6アルキルアミノからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜142のいずれか1つに記載の化合物。
【0251】
144.2つのZ
1はこれらの結合する原子とともに5員環または6員環を形成し、かつここで当該環の少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜143のいずれか1つに記載の化合物。
【0252】
145.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
2〜
6アルケニルアミノ、C
2〜
6アルキニルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
2〜
6アルケニルアミノ、ジ−C
2〜
6アルキニルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
2〜
6アルケニル、CO
2C
2〜
6アルキニル、CO
2C
6〜
12アリール、−CO
2C
3〜
8シクロアルキル、CO
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、CO
2ヘテロシクリル、CO
2ヘテロアリール、CO
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、CO
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、−C(O)NHC
2〜
6アルケニル、C(O)NHC
2〜
6アルキニル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH(C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル)、C(O)NH−ヘテロシクリル、C(O)NH−ヘテロアリール、C(O)NH(ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル)、C(O)NH(ヘテロアリールC
1〜
6アルキル)、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
2〜
6アルケニル、C(O)C
2〜
6アルキニル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、C(O)ヘテロシクリル、C(O)ヘテロアリール、S(O)OH、S(O)C
1〜
6アルキル、S(O)C
2〜
6アルケニル、S(O)C
2〜
6アルキニル、S(O)C
6〜
12アリール、S(O)C
3〜
8シクロアルキル、S(O)ヘテロシクリル、S(O)ヘテロアリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
2〜
6アルケニル、S(O)
2C
2〜
6アルキニル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、S(O)
2ヘテロシクリル、S(O)
2ヘテロアリール、S(O)
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、S(O)
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
2〜
6アルケニル、S(O)
2NHC
2〜
6アルキニル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NH(C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル)、S(O)
2NHヘテロシクリル、S(O)
2NHヘテロアリール、S(O)
2NH(ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル)、S(O)
2NH(ヘテロアリールC
1〜
6アルキル)、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
2〜
6アルケニル、NHC(O)C
2〜
6アルキニル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)ヘテロシクリル、NHC(O)ヘテロアリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロシクリル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH
2、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
2〜
6アルケニル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
2〜
6アルキニル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH−ヘテロシクリル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH−ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH−ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、−NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
2〜
6アルケニル、NHS(O)
2C
2〜
6アルキニル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NHS(O)
2ヘテロシクリル、NHS(O)
2ヘテロアリール、NHS(O)
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、NHS(O)
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
2〜
6アルケニル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
2〜
6アルキニル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NH
2、NHC(O)NHC
1〜
6アルキル、NHC(O)NHC
2〜
6アルケニル、NHC(O)NHC
2〜
6アルキニル、NHC(O)NHC
6〜
12アリール、NHC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NH−ヘテロシクリル、NHC(O)NH−ヘテロアリール、NHC(O)NHヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、NHC(O)NHヘテロアリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NC
1〜
6アルキルC
1〜
6アルキル、NHC(O)NC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
2〜
6アルケニル、NC
1
〜
6アルキルC(O)NHC
2〜
6アルキニル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロシクリル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びNC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜144のいずれか1つに記載の化合物。
【0253】
146.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
2〜
6アルケニルオキシ、C
2〜
6アルキニルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
2〜
6アルケニルチオ、C
2〜
6アルキニルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
2〜
6アルケニルアミノ、C
2〜
6アルキニルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
2〜
6アルケニルアミノ、ジ−C
2〜
6アルキニルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、−CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、CO
2ヘテロシクリル、CO
2ヘテロアリール、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH−ヘテロシクリル、C(O)NH−ヘテロアリール、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、C(O)ヘテロシクリル、C(O)ヘテロアリール、S(O)OH、S(O)C
1〜
6アルキル、S(O)C
6〜
12アリール、S(O)C
3〜
8シクロアルキル、S(O)ヘテロシクリル、S(O)ヘテロアリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2ヘテロシクリル、S(O)
2ヘテロアリール、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NHヘテロシクリル、S(O)
2NHヘテロアリール、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)ヘテロシクリル、NHC(O)ヘテロアリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロシクリル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH
2、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロシクリル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロアリール、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2ヘテロシクリル、NHS(O)
2ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリール、NHC(O)NH
2、NHC(O)NHC
1〜
6アルキル、NHC(O)NHC
6〜
12アリール、NHC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)NHC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、NHC(O)NH−ヘテロシクリル、NHC(O)NH−ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロシクリル、及びNC
1〜
6アルキルC(O)NHヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜145のいずれか1つに記載の化合物。
【0254】
147.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルチオ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルチオ、シアノC
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、CO
2ヘテロシクリル、CO
2ヘテロアリール、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH−ヘテロシクリル、C(O)NH−ヘテロアリール、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、C(O)ヘテロシクリル、C(O)ヘテロアリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2ヘテロシクリル、S(O)
2ヘテロアリール、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NHヘテロシクリル、S(O)
2NHヘテロアリール、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)ヘテロシクリル、NHC(O)ヘテロアリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、−N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロシクリル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロアリール、C
1〜
6アルキレン−C(O)NH
2、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキレン−C(O)NHC
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキレンC(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロシクリル、C
1〜
6アルキレンC(O)NH−ヘテロアリール、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2ヘテロシクリル、NHS(O)
2ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリル、及びNC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜146のいずれか1つに記載の化合物。
【0255】
148.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、C
3〜
12シクロアルキルオキシ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルオキシ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、C
6〜
12アリールチオ、C
3〜
8シクロアルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロシクリルアミノ、ジ−ヘテロアリールアミノ、ジ−ヘテロシクリルC
1〜
6アルキルアミノ、ジ−ヘテロアリールC
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、CO
2ヘテロシクリル、CO
2ヘテロアリール、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH−ヘテロシクリル、C(O)NH−ヘテロアリール、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、C(O)ヘテロシクリル、C(O)ヘテロアリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2ヘテロシクリル、S(O)
2ヘテロアリール、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NHヘテロシクリル、S(O)
2NHヘテロアリール、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHC(O)ヘテロシクリル、NHC(O)ヘテロアリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロシクリル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)ヘテロアリール、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2ヘテロシクリル、NHS(O)
2ヘテロアリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロシクリル、及びNC
1〜
6アルキルS(O)
2ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、またはN=Oを形成することができる、陳述1〜147のいずれか1つに記載の化合物。
【0256】
149.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロアリールオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、C
3〜
8シクロアルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
3〜
8シクロアルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、CO
2C
3〜
8シクロアルキル、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、C(O)NHC
3〜
8シクロアルキル、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、C(O)C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、S(O)
2NHC
6〜
12アリール、S(O)
2NHC
3〜
8シクロアルキル、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、NHC(O)C
3〜
8シクロアルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
3〜
8シクロアルキル、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NHS(O)
2C
3〜
8シクロアルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリール、及びNC
1〜
6アルキルS(O)
2C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=O形成することができる、陳述1〜148のいずれか1つに記載の化合物。
【0257】
150.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリールオキシ、シアノC
1〜
6アリールオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、C
6〜
12アリールアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
6〜
12アリールアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、CO
2C
6〜
12アリール、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、C(O)NHC
6〜
12アリール、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、C(O)C
6〜
12アリール、S(O)
2OH、S(O)
2C
1〜
6アルキル、S(O)
2C
6〜
12アリール、S(O)
2NH
2、S(O)
2NHC
1〜
6アルキル、−S(O)
2NHC
6〜
12アリール、ニトロ、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
6〜
12アリール、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)C
6〜
12アリール、NHS(O)
2H、NHS(O)
2OH、NHS(O)
2C
1〜
6アルキル、NHS(O)
2C
6〜
12アリール、NC
1〜
6アルキルS(O)
2H、NC
1〜
6アルキルS(O)
2OH、NC
1〜
6アルキルS(O)
2C
1〜
6アルキル、及びNC
1〜
6アルキルS(O)
2C
6〜
12アリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜149のいずれか1つに記載の化合物。
【0258】
151.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、C
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、CO
2H、CO
2C
1〜
6アルキル、C(O)NH
2、C(O)NHC
1〜
6アルキル、COH、C(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)H、NHC(O)C
1〜
6アルキル、N(C
1〜
6アルキル)C(O)H、及びN(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜150のいずれか1つに記載の化合物。
【0259】
152.各Z
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキルオキシ、シアノC
1〜
6アルキルオキシ、チオール、C
1〜
6アルキルチオ、シアノ、アミノ、C
1〜
6アルキルアミノ、ジ−C
1〜
6アルキルアミノ、C(O)C
1〜
6アルキル、NHC(O)C
1〜
6アルキル、及びN(C
1〜
6アルキル)C(O)C
1〜
6アルキルからなる群から選択される、陳述1〜151のいずれか1つに記載の化合物。
【0260】
153.2つのZ
2はこれらの結合する原子とともに5員環または6員環を形成し、かつここで当該環の少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜152のいずれか1つに記載の化合物。
【0261】
154.nは0であり、
R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びハロからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化19】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1は、Sであり、
qは、0であり、
L
6は、−CO−または−SO
2−であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化20】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ前記基の右側は、前記アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、1から選択される整数であり、
wは、0、1から選択される整数であり、
L
5は、単結合であり、または−O−及び−NR
12−からなる群から選択され、
R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員炭素環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員炭素環に由来し、
R
12は、水素であり、
L
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたは−(CR
15R
16)
t−であり、式中
tは、1、または2から選択される整数であり、
R
15は、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
R
16は、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
またはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員炭素環を形成し、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
またはここで、R
20及びR
21は、これらの結合する窒素原子とともに、5、6、若しくは7員のヘテロシクリルを形成し、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択される、陳述1〜153のいずれか1つに記載の化合物。
【0262】
155.nは0であり、
R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びハロからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2または3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化21】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1は、Sであり、
qは、0であり、
L
6は、−CO−または−SO
2−であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化22】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ前記基の右側は、前記アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、1から選択される整数であり、
wは、0、1から選択される整数であり、
L
5は、単結合であり、または−O−及び−NR
12−からなる群から選択され、
R
8は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、若しくは5員炭素環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、若しくは5員炭素環に由来し、
R
12は、水素であり、
L
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたは−(CR
15R
16)
t−であり、式中
tは、1、または2から選択される整数であり、
R
15は、水素、若しくはC
1〜
4アルキルであり、
R
16は、水素、若しくはC
1〜
4アルキルであり、
またはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、若しくは5員炭素環を形成し、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
6シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、及びシアノからなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、及びC
6〜
12アリールからなる群から選択され、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、及びC
6〜
12アリールからなる群から選択され、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、及びC
6〜
12アリールからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択される、陳述1〜154のいずれか1つに記載の化合物。
【0263】
156.nは0であり、
R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びハロからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2または3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化23】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1は、Sであり、
qは、0であり、
L
6は、−CO−または−SO
2−であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2または3個のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化24】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ前記基の右側は、前記アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、または1あり、
wは、0、または1あり、
L
5は、単結合であり、または−O−及び−NH−からなる群から選択され、
R
8は、水素、C
1〜
3アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
3アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、若しくは5員炭素環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
3アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
3アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、若しくは5員炭素環に由来し、
L
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたは−(CR
15R
16)
t−であり、式中
tは、1、または2から選択される整数であり、
R
15は、水素、若しくはC
1〜
2アルキルであり、
R
16は、水素、若しくはC
1〜
2アルキルであり、
またはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、若しくは5員炭素環を形成し、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、及びシアノからなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、
各R
18は独立して、C
1〜
4アルキル、及びフェニルからなる群から選択され、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
4アルキル、及びフェニルからなる群から選択され、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、及びC
1〜
4アルキルからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、及びC
1〜
4アルキルからなる群から選択される、陳述1〜155のいずれか1つに記載の化合物。
【0264】
157.当該ヘテロアリール基は、典型的には5〜6個の原子を含有する、互いに縮合または共有結合することのできる1または2個の環を含有する5〜12個の炭素原子の芳香環または芳香環系を含む群から選択され、この少なくとも1つは、これらの環の1つ以上における1つ以上の炭素原子が、N、O及び/またはS原子によって置き換えられる芳香族であり、ここで、N及びSヘテロ原子は任意に酸化していてもよく、Nヘテロ原子は任意に四級化していてもよく、ここで当該環は、アリール環、シクロアルキル環、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環と縮合していてもよく、かつここで当該ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜156のいずれか1つに記載の化合物。
【0265】
158.当該ヘテロアリール基は、ピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、オキサトリアゾリル、チアトリアゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、オキサジニル、ジオキシニル、チアジニル、トリアジニル、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾリル、チエノ[3,2−b]フラニル、チエノ[3,2−b]チオフェニル、チエノ[2,3−d][1,3]チアゾリル、チエノ[2,3−d]イミダゾリル、テトラゾロ[1,5−a]ピリジニル、インドリル、インドリジニル、イソインドリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾチオフェニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、1,3−ベンゾキサゾリル、1,2−ベンズイソキサゾリル、2,1−ベンズイソキサゾリル、1,3−ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、2,1−ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、1,2,3−ベンゾキサジアゾリル、2,1,3−ベンゾキサジアゾリル、1,2,3−ベンゾチアジアゾリル、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル、ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン、2,3−ジヒドローベンゾフラニル、チエノピリジニル、プリニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6−オキソ−ピリダジン−1(6H)−イル、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、6−オキソ−ピリダジン−1(6H)−イル、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、1,3−ベンゾジオキソリル、キノリニル、イソキノリニル、シノリニル、キナゾリニル、キノキサリニルを含む群から選択され、かつここで当該ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜157のいずれか1つに記載の化合物。
【0266】
159.当該ヘテロアリール基は、ピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、オキサトリアゾリル、チアトリアゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、オキサジニル、ジオキシニル、チアジニル、トリアジニル、インドリル、インドリジニル、イソインドリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾチオフェニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、1,3−ベンゾキサゾリル、1,2−ベンズイソキサゾリル、2,1−ベンズイソキサゾリル、1,3−ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、2,1−ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、1,2,3−ベンゾキサジアゾリル、2,1,3−ベンゾキサジアゾリル、1,2,3−ベンゾチアジアゾリル、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル、ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン、2,3−ジヒドローベンゾフラニル、プリニル、1,3−ベンゾジオキソリルを含む群から選択され、かつここで当該ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜158のいずれか1つに記載の化合物。
【0267】
160.当該ヘテロアリール基は、ピロリル、1,3−ベンゾキサゾリル、ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン、2,3−ジヒドローベンゾフラニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピロリル、イソキサゾリル、チオフェニル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリミジニル、トリアゾリル及びチアゾリルを含む群から選択され、かつここで当該ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜159のいずれか1つに記載の化合物。
【0268】
161.当該ヘテロシクリル基は、少なくとも1つの炭素原子含有環において少なくとも1つのヘテロ原子を有する非芳香族の、完全に飽和したまたは部分的に不飽和の環式基を含む群から選択され、好ましくは当該ヘテロシクリル基は、少なくとも1つの炭素原子含有環において少なくとも1つのヘテロ原子を有する非芳香族の、完全に飽和したまたは部分的に不飽和の環式基を含んで選択され、ここで当該環は、アリール環、シクロアルキル環、ヘテロアリール環及びヘテロシクリル環と縮合していてもよく、ここで、ヘテロ原子を含有する当該ヘテロシクリル基の各環は、N、O及び/またはSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を有していてもよく、ここで当該N及びSヘテロ原子は任意に酸化していてもよく、かつNヘテロ原子は任意に四級化していてもよく、かつここでヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜160のいずれか1つに記載の化合物。
【0269】
162.当該ヘテロシクリル基は、アジリジニル、オキシラニル、チイラニル、ピペリジニル、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、チエタニル、2−イミダゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、イソキサゾリニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、クロマニル、スクシンイミジル、3H−インドリル、インドリニル、イソインドリニル、2H−ピロリル、1−ピロリニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、4H−キノリジニル、2−オキソピペラジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、2−ピラゾリニル、3−ピラゾリニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル、3−ジオキソラニル、1,4−ジオキサニル、2,5−ジオキシミダゾリジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、インドリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリン−1−イル、テトラヒドロイソキノリン−2−イル、テトラヒドロイソキノリン−3−イル、テトラヒドロイソキノリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イルスルホキシド、チオモルホリン−4−イルスルホン、1,3−ジオキソラニル、1,4−オキサチアニル、1,4−ジチアニル、1,3,5−トリオキサニル、1H−ピロリジニル、テトラヒドロ−1,1−ジオキソチオフェニル、N−ホルミルピペラジニル、及びモルホリン−4−イルを含む群から選択され、かつここで、ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができる、陳述1〜161のいずれか1つに記載の化合物。
【0270】
163.当該化合物は、2,7−ビス((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−プロポキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)エタノン、(4−クロロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、(3,4−ジフルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、(4−フルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−フェニルエタノン、1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−フェニルブタン−1−オン、4,4,4−トリフルオロ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ブタン−1−オン、1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−フェニルプロパン−1−オン、(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロプロピル)メタノン、3−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、2−(3−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(ピリジン−3−イルメトキシ)プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)プロパン−1−オン、2−(4−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(o−トリル)プロパン−1−オン、クロマン−4−イル(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、(S)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−メチルブタン−1−オン、2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタノン、2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロペンチル)メタノン、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、2−(3−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−クロロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(3,4−ジフルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−シクロプロピル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−ブチル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−メトキシフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(ピラジン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−クロロフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン、2,7−ビス((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、6−クロロ−2−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、6−クロロ−2−(7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、6−クロロ−2−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、6−クロロ−2−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、3−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、N−(4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)フェニル)アセトアミド、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((2,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((3,4−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシ−5−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((5−クロロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(m−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((4−エチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(o−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((4−(Tert−ブチル)フ
ェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((2,5−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((2,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((5−フルオロ−2−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、2−エトキシ−5−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)ベンゾニトリル、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((3−クロロ−4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((3,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、メチル3−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)ベンゾアート、5−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((4−エトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(ピリジン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)−3,5−ジメチルイソキサゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−2−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((5−クロロチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((5−メチルチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3,3,3−トリフルオロプロピル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、5−(7−((シクロヘキシルメチル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)モルホリン、及びこれらの溶媒和物、水和物、または医薬として許容され得る塩からなる群から選択される、陳述1〜162のいずれか1つに記載の化合物。
【0271】
164.1つ以上の医薬的に賦形剤と治療有効量の陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物あるいは治療有効量のN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、または医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物とを含む、医薬組成物。
【0272】
165.薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、または医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0273】
166.代謝障害及び/または神経変性疾患及び/またはタンパク質ミスフォールディング障害の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノン−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、または医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0274】
167.糖尿病、パーキンソン病、アルツハイマー病、びまん性レヴィ小体病、筋萎縮性側索硬化症、ニーマン・ピック病、ハラーホルデン・スパッツ症候群、ダウン症候群、神経軸索ジストロフィー、多系統萎縮症、ハンチントン病、前頭側頭葉変性症(FTLD)、嚢胞性線維症、クロイツフェルト・ヤコブ病、耐糖能異常、高血糖症、低血糖症、グリセルアルデヒド3−リン酸脱水素酵素欠損症、高インスリン症、インスリン産生障害、インスリン感受性障害、メタボリックシンドローム、インスリン抵抗性症候群、肥満、リピドーシス、心リピドーシス、脂質異常症、脂肪肝、リポジストロフィー、心血管疾患及び高血圧の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0275】
168.糖尿病、パーキンソン病及び/またはアルツハイマー病の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0276】
169.1型糖尿病、2型糖尿病、パーキンソン病及び/またはアルツハイマー病の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0277】
170.2型糖尿病、パーキンソン病及び/またはアルツハイマー病の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0278】
171.糖尿病の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0279】
172.パーキンソン病の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0280】
173.タンパク質ミスフォールディング障害の予防及び/または治療のための薬剤としての使用のための、陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物。
【0281】
174.有効量の陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、あるいはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、あるいは陳述164に記載の医薬組成物を投与することを含む、代謝障害及び/または神経変性疾患及び/またはタンパク質ミスフォールディング障害の治療方法。
【0282】
175.糖尿病、パーキンソン病、アルツハイマー病、びまん性レヴィ小体病、筋萎縮性側索硬化症、ニーマン・ピック病、ハラーホルデン・スパッツ症候群、ダウン症候群、神経軸索ジストロフィー、多系統萎縮症、ハンチントン病、前頭側頭葉変性症(FTLD)、多系統萎縮症、嚢胞性線維症、クロイツフェルト・ヤコブ病、耐糖能異常、高血糖症、低血糖症、グリセルアルデヒド3−リン酸脱水素酵素欠損症、高インスリン症、インスリン産生障害、インスリン感受性障害、メタボリックシンドローム、インスリン抵抗性症候群、肥満、リピドーシス、心リピドーシス、脂質異常症、脂肪肝、リポジストロフィー、心血管疾患及び高血圧の予防及び/または治療を必要とする対象へ、有効量の陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、またはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、または陳述164に記載の医薬組成物を投与することを含む、当該予防/治療方法。
【0283】
176.有効量の陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、またはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、または陳述164に記載の医薬組成物を、糖尿病、パーキンソン病及び/またはアルツハイマー病の予防及び/または治療を必要とする対象へ投与することを含む、当該予防及び/または治療方法。
【0284】
177.有効量の陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、またはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、または陳述164に記載の医薬組成物を、1型糖尿病、2型糖尿病、パーキンソン病及び/またはアルツハイマー病の予防及び/または治療を必要とする対象へ投与することを含む、当該予防及び/または治療方法。
【0285】
178.有効量の陳述1〜163のいずれか1つに記載の化合物、またはN−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、及びこれらの溶媒和物、水和物、若しくは医薬として許容され得る塩からなる群から選択される化合物、または陳述164に記載の医薬組成物を、2型糖尿病、パーキンソン病及び/またはアルツハイマー病の予防及び/または治療を必要とする対象へ投与することを含む、当該予防及び/または治療方法。
【0286】
一実施形態によると、本発明は、式(I)の化合物及び(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)のようなその任意の下位基、またはこれらの溶媒和物、水和物、医薬として許容され得る塩若しくはプロドラッグを提供し、式中、
nは、0、1、2または3から選択される整数であり、好ましくはnは0、1または2であり、より好ましくはnは0または1であり、さらにより好ましくはnは0であり、
R
1は、C
1〜
6アルキル、ハロ、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
1は、C
1〜
6アルキル、ハロ、及びハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくはR
1は、C
1〜
6アルキル、またはハロであり、好ましくはR
1は、C
1〜
6アルキルであり、
R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、及びハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換である
ことまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化25】
からなる群から選択され、好ましくはL
1は、−SO
2−、−CO−、
【化26】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1は、SまたはOであり、好ましくはA
1はSであり、
L
6は、−CO−または−SO
2−であり、
qは、0、1、2、または3から選択される整数であり、好ましくはqは、0、1、または2から選択され、好ましくはqは0、または1から選択され、好ましくはqは0であり、
各R
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24−C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、式中、2つのR
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで、当該環、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくは各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくは各R
2は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、好ましくは各R
2は独立して、水素であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、かつここで当該
C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化27】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ当該基の右側は、当該アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、1、2、または3から選択される整数であり、好ましくはmは、0、1、または2から選択される整数であり、好ましくはmは0、または1から選択される整数であり、
wは、0、1、2または3から選択される整数であり、好ましくはnは0、1、または2から選択され、好ましくはnは0、または1から選択され、
L
5は、単結合であり、または−O−及び−NR
12−からなる群から選択され、好ましくはL
5は、単結合であり、または−O−であり、
R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
8は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
9は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、6若しくは7員環に由来し、好ましくはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員環に由来し、好ましくはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
10は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
11は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
11は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、6若しくは7員環に由来し、好ましくはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員環に由来し、好ましくはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
12は、水素、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくはR
12は水素であり、
L
3は、−SO
2−、−PO
4−、及び−PO
3−からなる群から選択され、好ましくはL
3は、−SO
2−、及び−PO
4−から選択され、好ましくはL
3は−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたは−(CR
15R
16)
t−、−O−、及び−NR
17−からなる群から選択され、好ましくはL
4は、単結合でありまたは−(CR
15R
16)
t−であり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
6アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
4アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
2アルキレンであり、式中
tは、1、2または3から選択される整数であり、好ましくはtは1または2であり、
R
15は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
15は、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、好ましくはR
15は、水素、若しくはC
1〜
4アルキルであり、好ましくはR
15は、水素、若しくはC
1〜
2アルキルであり、
R
16は、水素、C
1〜
6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
16は、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、好ましくはR
16は、水素、若しくはC
1〜
4アルキルであり、好ましくはR
16は、水素、若しくはC
1〜
2アルキルであり、
またはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、6若しくは7員環を形成し、好ましくはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員環に由来し、好ましくはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
17は、水素、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくはR
17は水素であり、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは、各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルまたはC
6〜
12アリールから選択され、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルであり、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、及びシアノC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、またはシアノC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘ
テロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
19は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
20は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、若しくはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=O若しくはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
21は独立して、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
またはここで、R
20及びR
21は、これらの結合する窒素原子とともに、5、6、若しくは7員のヘテロシクリルを形成し、かつここで当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=O若しくはS(O)
2を形成することができ、好ましくはR
20及びR
21は、これらの結合する窒素原子とともに、5、若しくは6員のヘテロシクリルを形成し、かつここで当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、またはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキニル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、及びヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
23は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
2〜
6アルケニレン、C
2〜
6アルキニレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、C
6〜
12アリーレンC
1〜
6アルキレン
*、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンC
1〜
6アルキレン
*、及びヘテロアリーレンC
1〜
6アルキレン
*からなる群から選択され、ここで、
*は、R
24がCOへ結合している場合を表し、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
2〜
6アルケニレン、C
2〜
6アルキニレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、C
6〜
12アリーレンC
1〜
6アルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンC
1〜
6アルキレン、またはヘテロアリーレンC
1〜
6アルキレンの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2
を形成することができ、好ましくは各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレンからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレンの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレンからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレンの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレンであり、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキ
ル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24−C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−NR
23S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノからなる群から選択され、好ましくは各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ、アミノからなる群から選択され、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24−C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及びNR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、6、または7員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC
1〜
6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC
1〜
6アルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及びNR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択される、
但し、当該化合物が、
N−(1−メチルエチル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
N−(3−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
N−フェニル−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
N−(4−メトキシフェニル)−7−(フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−{7−[2−(3−クロロ−フェニル)−エタンスルホニル]−2,7−ジアザ−スピロ[3.5]ノナ−2−イル}−メタノン、
N−(4−メトキシフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
N−(3−シアノフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
7−(メチルスルホニル)−N−フェニル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド、
N−(3−フルオロフェニル)−7−(メチルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキサミド
ではないことを条件とする。
【0287】
一実施形態によると、本発明は、式(I)の化合物及び(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)のようなその任意の下位基を包含し、式中、
nは、0、1または2であり、より好ましくはnは0または1であり、さらにより好ましくはnは0であり、
R
1は、C
1〜
6アルキル、ハロ、及びハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくはR
1は、C
1〜
6アルキル、またはハロであり、好ましくはR
1は、C
1〜
6アルキルであり、
R
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化28】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1はSであり、
qは、0、1、または2から選択され、好ましくはqは0、または1から選択され、好ましくはqは0であり、
各R
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくは各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくは各R
2は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、好ましくは各R
2は独立して、水素であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C
6〜
12アリールC
1〜
6アルキル、またはC
6〜
12アリールC
1〜
6アルキルC
6〜
12アリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化29】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ当該基の右側は、当該アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、1、または2から選択される整数であり、好ましくはmは0、または1から選択される整数であり、
nは、0、1、または2から選択され、好ましくはnは0、または1から選択され、
L
5は、単結合であり、または−O−であり、
R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
8は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
9は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
9は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員環に由来し、好ましくはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
10は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
10は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、好ましくはR
11は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
11は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員環に由来し、好ましくはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
L
3は、−SO
2−、及び−PO
4−からなる群から選択され、好ましくはL
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたは−(CR
15R
16)
t−であり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
6アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
4アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
2アルキレンであり、式中
tは、1または2であり、
R
15は、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、好ましくはR
15は、水素、若しくはC
1〜
4アルキルであり、好ましくはR
15は、水素、若しくはC
1〜
2アルキルであり、
R
16は、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、好ましくはR
16は、水素、若しくはC
1〜
4アルキルであり、好ましくはR
16は、水素、若しくはC
1〜
2アルキルであり、
またはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、飽和若しくは不飽和3、4、5、若しくは6員環に由来し、好ましくはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
15及びR
16は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルまたはC
6〜
12アリールから選択され、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルであり、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
19は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
20は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
21は独立して、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
またはR
20及びR
21は、これらの結合する窒素原子とともに、5、若しくは6員のヘテロシクリルを形成し、かつここで当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
23は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレンからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレンの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレンからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレンの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレンであり、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−NR
23S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノからなる群から選択され、好ましくは各Z
1は独立して、ハロ
C
1〜
6アルキルオキシ、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ、アミノからなる群から選択され、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及びNR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択される。
【0288】
一実施形態によると、本発明は、式(I)の化合物及び(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)のようなその任意の下位基を包含し、式中、
nは、0または1であり、さらにより好ましくはnは0であり、
R
1は、C
1〜
6アルキル、またはハロであり、好ましくはR
1は、C
1〜
6アルキルであり、
R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化30】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1はSであり、
qは、0、または1から選択され、好ましくはqは0であり、
各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくは各R
2は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、好ましくは各R
2は独立して、水素であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールからな
る群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化31】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ当該基の右側は、当該アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、または1から選択される整数であり、
nは、0、または1から選択され、
L
5は、単結合であり、または−O−であり、
R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
8は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、好ましく
はR
9は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
10は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
11は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
L
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたはC
1〜
6アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
4アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
2アルキレンであり、式中
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−NR
23S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
1は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、及びアミノからなる群から選択され、好ましくは各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ、及びアミノからなる群から選択され、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、−NR
23C(O)R
22、−R
24C(O)NR
20R
21、−NR
23S(O)
2R
22、及びNR
23C(O)NR
20R
21からなる群から選択され、ここで、2つのZ
2は、これらの結合する原子とともに飽和または不飽和5、または6員環を形成することができ、かつここで当該C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルまたはC
6〜
12アリールから選択され、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルであり、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
19は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
20は独立して、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
21は独立して、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
またはR
20及びR
21は、これらの結合する窒素原子とともに、5、若しくは6員のヘテロシクリルを形成し、かつここで当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
23は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、及びC
3〜
8シクロアルキレンからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキレン、C
6〜
12アリーレン、C
3〜
8シクロアルキレンの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
24は独立して、C
1〜
6アルキレンである。
【0289】
一実施形態によると、本発明は、式(I)の化合物及び(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)のようなその任意の下位基を包含し、式中、
nは、0または1であり、さらにより好ましくはnは0であり、
R
1は、C
1〜
6アルキル、またはハロであり、好ましくはR
1は、C
1〜
6アルキルであり、
R
3は、C
6〜
12アリール、水素、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、
ヘテロアリール、ハロ、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化32】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1はSであり、
qは、0、または1から選択され、好ましくはqは0であり、
各R
2は独立して、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、好ましくは各R
2は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、好ましくは各R
2は独立して、水素であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、−SR
19、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、アミノ、−NR
20R
21、及びシアノからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1つ以上のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化33】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ当該基の右側は、当該アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、または1から選択される整数であり、
nは、0、または1から選択され、
L
5は、単結合であり、または−O−であり、
R
8は、水素、C
1〜
6アルキル、ヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
8は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
9は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
10は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
6アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、好ましくはR
11は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
6シクロアルキル環に由来し、好ましくはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
L
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたはC
1〜
6アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
4アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
2アルキレンであり、式中
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、及びアミノからなる群から選択され、好ましくは各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、及びアミノからなる群から選択され、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−NR
20R
21、−CO
2R
22、−C(O)NR
20R
21、−C(O)R
22、−S(O)R
22、−S(O)
2R
22、−SO
2NR
20R
21、ニトロ、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=O、C=S、N=O、N=S、S=OまたはS(O)
2を形成することができ、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルまたはC
6〜
12アリールから選択され、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルであり、
各R
19は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
19は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
20は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
20は独立して、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
各R
21は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
21は独立して、水素、若しくはC
1〜
6アルキルであり、
またはR
20及びR
21は、これらの結合する窒素原子とともに、5、若しくは6員のヘテロシクリルを形成し、かつここで当該ヘテロシクリルの少なくとも1つの炭素原子若しくはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、及びC
3〜
8シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該C
1〜
6アルキル、C
6〜
12アリール、C
3〜
8シクロアルキルの少なくとも1つの炭素原子またはヘテロ原子は、酸化して少なくとも1つのC=Oを形成することができ、好ましくは各R
23は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルである。
【0290】
一実施形態によると、本発明は、式(I)の化合物及び(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)のようなその任意の下位基を包含し、式中、
nは、0であり、
R
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、及びシアノからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化34】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1はSであり、
qは0であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ヒドロキシル、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、好ましくはR
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化35】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ当該基の右側は、当該アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、または1から選択される整数であり、
nは、0、または1から選択され、
L
5は、単結合であり、または−O−であり、
R
8は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
L
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたはC
1〜
4アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合でありまたはC
1〜
2アルキレンであり、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、及びアミノからなる群から選択され、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、C
6〜
12アリール、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、アミノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、好ましくは各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルまたはC
6〜
12アリールから選択され、好ましくは各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルであり、
各R
19は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルである。
【0291】
一実施形態によると、本発明は、式(I)の化合物及び(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)のようなその任意の下位基を包含し、式中、nは、0であり、
R
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、−OR
18、ハロC
1〜
6アルキル、及びハロC
1〜
6アルキルオキシからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、好ましくはR
3は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
6シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロ、ハロC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、ここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
1で置換することができ、
L
1は、−SO
2−、−CO−、
【化36】
からなる群から選択され、式中
*は、L
1がL
2へ結合している場合を表し、かつ
**はL
1がアゼチジン環へ結合している場合を表し、かつ式中、
A
1はSであり、
qは0であり、
R
4は、C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールからなる群から選択され、かつここで当該C
6〜
12アリール、C
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、非置換であることまたは1、2若しくは3個のZ
2で置換することができ、
L
2は、単結合あるいは式(i)
【化37】
の基であり、ここで、式(i)の基の左側はR
3へ結合しており、かつ当該基の右側は、当該アゼチジン環の窒素原子へ結合しており、かつ式中、
mは、0、または1から選択される整数であり、
nは、0、または1から選択され、
L
5は、単結合であり、または−O−であり、
R
8は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
9は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
8及びR
9は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
R
10は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
R
11は、水素、C
1〜
4アルキル、及びヒドロキシルからなる群から選択され、
またはR
10及びR
11は、これらの結合する炭素原子とともに、C
3〜
5シクロアルキル環に由来し、
L
3は、−SO
2−であり、
L
4は、単結合でありまたはC
1〜
4アルキレンであり、好ましくはL
4は、単結合であり
またはC
1〜
2アルキレンであり、
ここで、L
3、L
4の少なくとも1つは単結合ではなく、かつここでL
4が単結合である場合、R
4はメチルではなく、
各Z
1は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、ヒドロキシル、及びアミノからなる群から選択され、
各Z
2は独立して、ハロC
1〜
6アルキルオキシ、−OR
18、ハロ、水素、C
1〜
6アルキル、ハロC
1〜
6アルキル、C
3〜
12シクロアルキル、ヒドロキシル、−SR
19、シアノ、−CO
2R
22、−S(O)
2R
22、及び−NR
23C(O)R
22からなる群から選択され、
各R
18は独立して、C
1〜
6アルキルであり、
各R
19は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルであり、
各R
22は独立して、水素、ヒドロキシル、及びC
1〜
6アルキルからなる群から選択され、
各R
23は独立して、水素、またはC
1〜
6アルキルである。
【0292】
本発明には、式(I)の化合物及びその任意の下位基のすべての考えられ得る立体異性体を含み、ラセミ体だけでなく、個々の鏡像異性体も同様に含む。化合物が単一の鏡像異性体として所望の場合、このようなものは、当該技術分野において各々が公知であるように、立体特異的合成によって、最終生成物若しくは任意の簡便な中間体の分割によって、またはキラルクロマトグラフィー法によって得られ得る。最終生成物、中間体、または出発材料の分割は、当該技術分野で公知の任意の適切な方法によってもたらされ得る。例えば、立体化学に関して、参照により組み込まれるE.L.Eliel、S.H.Wilen、及びL.N.ManderによるStereochemistry of Organic Compounds(Wiley−Interscience,1994)を参照されたい。
【0293】
本発明の化合物は、以下に概して説明するように、医薬として許容され得る塩の形態にあり得る。適切な医薬として許容され得る有機及び/または無機酸のいくつかの好ましいが非限定的な例は、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、酢酸及びクエン酸、ならびにそれ自体公知の他の医薬として許容され得る酸としてである(これらについての参照は、以下に参照される従来技術に対してなされる)。
【0294】
本発明の化合物が、酸性基及び塩基性基を含有する場合、本発明の化合物は、内部塩も形成し得、このような化合物は本発明の範囲内である。本発明の化合物が水素供与性ヘテロ原子(例えば、NH)を含有する場合、本発明は、当該分子内の塩基性基または原子への当該水素原子の転移によって形成される塩及び/または異性体も網羅する。
【0295】
式(I)の化合物の医薬として許容され得る塩およびその任意の下位基には、その酸付加塩及び塩基塩を含む。適切な酸付加塩は非毒性塩を形成する酸から形成される。例としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、ホウ酸塩、カンシル酸塩、クエン酸塩、シクラミン酸塩、エジシル酸塩、エシル酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、ヘキサフルオロリン酸、ヒベンズ酸塩、塩酸塩/塩化物、臭化水素/臭化物、ヨウ化水素/ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メシル酸塩、メチルスルファート、ナフチル酸塩、2−ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オロト酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素/リン酸二水素、ピログルタミン酸塩、糖酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩、トリフルオロ酢酸塩及びキシナホ酸塩が挙げられる。適切な塩基塩は、非毒性塩を形成する塩基から形成される。例としては、アルミニウム塩、アルギニン塩、ベンザチン塩、カルシウム塩、コリン塩、ジエチルアミン塩、ジオラミン塩、グリシン塩、リジン塩、マグネシウム塩、メグルミン塩、オラミン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、トロメタミン塩及び亜鉛塩が挙げられる。酸及び塩基のヘミ塩(hemisalt)も形成されてもよく、例えば、ヘミ硫酸塩及びヘミカルシウム塩である。適切な塩に関する総説については、参照により本明細書に組み込まれるStahl及びWermuth著,Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use(Wiley−VCH,2002)を参照されたい。
【0296】
本発明の化合物は、完全に非晶質から完全に結晶質にまで及ぶ一連の固体状態で存在していてもよい。「非晶質」という用語は、材料が分子レベルで長距離規則度を欠失しており、温度に応じて固体または液体の物理的特性を呈し得る状態を指す。典型的には、このような材料は、特有のX線回折パターンを生じず、固体の特性を呈しながらも液体としてより正式に説明されている。加熱の際に、状態の変化、典型的には第二の秩序(「ガラス転移」)を特徴とする固体特性から液体特性への変化が生じる。「結晶質」という用語は、材料が分子レベルで規則的な秩序の内部構造を有して、規定されたピークで特有のX線回折パターンを生じる固相を指す。このような材料は、十分に加熱した場合、液体の特性も呈するであろうが、固体から液体への変化は、相変化、典型的には第一の秩序(「融点」)を特徴とする。
【0297】
式(I)の化合物の医薬として許容され得る塩は、これらの方法によって、すなわち
(i)式(I)の化合物を望ましい酸と反応させることによって、
(ii)式(I)の化合物を望ましい塩基と反応させることによって、
(iii)式(I)の化合物の適切な前駆体から酸不安定性若しくは塩基不安定性保護基を除去することによって、または望ましい酸を用いて適切な環状前駆体、例えばラクトン若しくはラクタムを開環させることによって、あるいは
(iv)適切な酸との反応によって、または適切なイオン交換カラムによって式(I)の化合物のある塩を別の塩へ転換することによって、調製され得る。
【0298】
これらの反応はすべて典型的には溶液中で実施される。当該塩は溶液から沈殿させて濾過によって回収され得、または溶媒の蒸発によって取り出され得る。当該塩におけるイオン化の程度は、完全にイオン化されているものからほとんどイオン化されていないものまでさまざまであり得る。
【0299】
本発明の化合物は、非溶媒和形態及び溶媒和形態でも存在し得る。「溶媒和物」という用語は、本発明の化合物と1つ以上の医薬として許容され得る溶媒分子、例えばエタノールとを含む分子複合体を説明するために本明細書で使用する。「水和物」という用語は、当該溶媒が水である場合に採用する。
【0300】
有機水和物についての現に許容されている分類系とは、単離した部位、チャネル、または金属−イオン配位水和物を定義するものであり、参照により本明細書に組み込まれるK.R.Morris著,Polymorphism in Pharmaceutical Solids(H.G.Britain、Marcel Dekker編,1995)を参照されたい。単離した部位の水和物とは、有機分子を介在させることによって水分子を互いの直接的な接触から単離するものである。チャネル水和物において、水分子は格子チャネルの中にあり、そこで当該水分子は他の水分子に隣接している。金属−イオン配位水和物において、当該水分子は金属イオンへ結合している。
【0301】
溶媒または水が密接に結合している場合、当該複合体は、湿度とは無関係に十分に定義された化学量論を有するであろう。しかしながら、チャネル溶媒和物及び吸湿性化合物中のように溶媒または水が弱く結合している場合、水/溶媒含有量は、湿度及び乾燥条件によるであろう。このような場合、非化学量論が標準であろう。
【0302】
多成分複合体(塩及び溶媒和物以外)も本発明の範囲内に含まれ、ここで当該薬剤及び少なくとも1つの他の成分は科学量論量または非化学量論量で存在する。この種類の複合体には包接化合物(薬剤−ホスト包接複合体)及び共結晶を含む。後者は典型的には、非共有結合性相互作用を通じて互いに結合しているが中性分子と塩との複合体でもあり得る中性分子構成体の結晶性複合体として定義される。共結晶は、溶融体晶出によって、溶媒からの再晶出によって、または当該成分を共に物理的に粉砕することによって調製され得、参照により本明細書に組み込まれるO.Almarsson及びM.J.Zaworotko著,Chem Commun,17,1889〜1896(2004)を参照されたい。多成分複合体に関する一般的な総説については、参照により本明細書に組み込まれるHaleblian著,J Pharm Sci,64(8),1269〜1288(1975年8月号)を参照されたい。
【0303】
本発明の化合物は、適切な条件へ供した場合、中間形態(mesomorphic)状態(中間相または液晶)でも存在し得る。中間形態状態とは、真の結晶状態と真の液体状態(溶融物または溶液のいずれか)の間の中間体である。温度変化の結果として生じる中間形態は、「サーモトロピック」として説明されており、水または別の溶媒のような第二の成分の付加から結果として生じるものは、「リオトロピック」として説明されている。リオトロピック中間形態を形成する能力を有する化合物は、「両親媒性」として説明されており、イオン性極性頭部基(−COO
-Na
+、−COO
-K
+、または−SO
3-Na
+など)または非イオン性極性頭部基(−N
-N
+(CH
3)
3など)を有する分子からなっている。さらに多くの情報については、参照により本明細書に組み込まれるN.H.Hartshorne及びA.Stuart著,Crystals and the Polarizing Microscope,第4版(Edward Arnold,1970)を参照されたい。
【0304】
式(I)の化合物またはその任意の下位基に対する参照にはすべて、これらの塩、溶媒和物、多成分複合体及び液晶に対する参照、ならびにそれらの塩の溶媒和物、多成分複合体及び液晶に対する参照を含む。
【0305】
本発明の化合物には、先に定義したような式(I)の化合物またはその任意の下位基を含み、これには、以後定義するその多形及び結晶性質全部、そのプロドラッグ及び異性体(光学異性体、幾何異性体及び互変異性体を含む)ならびに式(I)の放射性同位体標識した化合物を含む。
【0306】
加えて、概して本発明の化合物の塩に関して、医薬として許容され得る塩が好ましいが、本発明の最も広範な意味における本発明が、本発明の化合物の単離及び/または精製において使用され得る医薬として許容され得ない塩も含んでいたことは特記されるべきである。例えば、光学的に活性のある酸または塩基を用いて形成される塩は、先の式(I)の化合物の光学的に活性のある異性体の分離を容易にすることのできるジアステレオ異性体塩を形成するために使用され得る。
【0307】
本発明は概して、式(I)の化合物またはその任意の下位基の医薬として許容され得るプロドラッグまたは「プレドラッグ」全部も網羅しており、これについては一般的な参照は後述の引用した従来技術に対してなされる。
【0308】
本明細書で使用する「プロドラッグ」という用語は、エステル、アミド及びリン酸塩のような薬理学的に許容され得る誘導体を意味し、結果的に生じるインビボでの生物形質転換生成物が活性のある薬剤であるような、当該誘導体を意味する。プロドラッグを説明しているGoodman及びGilmanによる言及(The Pharmacological Basis of Therapeutics,第8版,McGraw−Hill,Int.編 1992,「Biotransformation of Drugs」,p 13〜15)は概して、本明細書により組み込まれる。本発明の化合物のプロドラッグは、所定の操作においてまたはインビボでのいずれかで修飾が切断されて親成分となるような方法で当該成分中に存在する官能基を修飾することによって調製することができる。プロドラッグの典型的な例は、例えば、参照により本明細書にすべて組み込まれるWO99/33795、WO99/33815、WO99/33793及びWO99/33792において説明されている。プロドラッグは、生物学的利用率の上昇を特徴とし、インビボで活性のある阻害薬へと容易に代謝される。本明細書で使用する「プレドラッグ」という用語は、薬剤種を形成するよう修飾されるであろう任意の化合物を意味し、ここで、当該修飾は、身体の内部または外部のいずれかで、かつ当該プレドラッグの投与が必要である身体の領域に到達する前または後のいずれかに生じ得る。
【0309】
式(I)の化合物またはその任意の下位基がアルケニル基またはアルケニレン基を含有する場合、幾何シス/トランス(またはZ/E)異性体は考えられ得る。構造異性体が低エネルギー障壁を介して相互転換できる場合、互変異性(tautomeric isomerism)(「互変異性(tautomerism)」)が生じることができる。このことは、例えば、イミノ基、ケト基、若しくはオキシム基を含有する式(I)の化合物におけるプロトン互変異性、または芳香族部分を含有する化合物におけるいわゆる原子価互変異性の形態をとることができる。このことは、単一の化合物が、1種類よりも多くの異性を呈し得ることに従っている。
【0310】
式(I)の化合物またはその任意の下位基の立体異性体、ジアステレオマー、幾何異性体及び互変異性体形態は全部、本発明の範囲内に含まれ、これには、1種類よりも多くの異性を呈する化合物、及びその1つ以上からなる混合物を含む。対イオンが光学的に活性がある酸付加塩または塩基塩、例えば、d−乳酸若しくはd−リジン、またはラセミ体、例えばdl−酒石酸塩若しくはdl−アルギニンも含まれる。
【0311】
シス/トランス異性体は、当業者に周知の従来技術、例えば、クロマトグラフィー及び分別結晶によって分離され得る。
【0312】
個々の鏡像異性体の調製/単離のための従来技術には、例えば、キラル高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた適切な光学的に純粋な前駆体からのキラル合成またはラセミ体(または塩若しくは誘導体のラセミ体)の分割を含む。
【0313】
式(I)の化合物またはその任意の下位基は、当業者が精通していることになっている方法及び化学的性質を用いる以下の実験の節において説明するように調製され得る。
【0314】
概して、本発明の化合物は、所望の化合物を形成するよう相補的に反応性のある分子と反応し得る以後に説明する中間体から調製される。
【0315】
本発明は、
2,7−ビス((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−プロポキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)エタノン、
(4−クロロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、
(3,4−ジフルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、
(4−フルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−フェニルブタン−1−オン、
4,4,4−トリフルオロ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ブタン−1−オン、
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−フェニルプロパン−1−オン、
(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロプロピル)メタノン、
3−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、
2−(3−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(ピリジン−3−イルメトキシ)プロパン−1−オン、
2−ヒドロキシ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)プロパン−1−オン、
2−(4−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(o−トリル)プロパン−1−オン、
クロマン−4−イル(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン、
(S)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−メチルブタン−1−オン、
2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、
2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、
(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタノン、
2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、
2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、
(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロペンチル)メタノン、
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン、
2−(3−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、
5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−クロロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(3,4−ジフルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−シクロプロピル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−ブチル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−メトキシフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(ピラジン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−クロロフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン、
2,7−ビス((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン、
6−クロロ−2−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、
6−クロロ−2−(7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、
6−クロロ−2−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、
6−クロロ−2−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール、
3−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
N−(4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)フェニル)アセトアミド、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((2,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((3,4−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシ−5−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((5−クロロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(m−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((4−エチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(o−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((4−(Tert−ブチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((2,5−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((2,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((5−フルオロ−2−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
2−エトキシ−5−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)ベンゾニトリル、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((3−クロロ−4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((3,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
メチル3−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)ベンゾアート、
5−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((4−エトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(ピリジン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)−3,5−ジメチルイソキサゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−2−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((5−クロロチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((5−メチルチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3,3,3−トリフルオロプロピル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール、
5−(7−((シクロヘキシルメチル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール、
4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)モルホリン
を含む群から選択される化合物、及びその溶媒和物、水和物、医薬として許容され得る塩も包含する。
【0316】
本発明は、式(I)の化合物またはその任意の下位基の調製方法も包含する。説明する反応において、当該反応における反応性官能基、例えば、ヒドロキシ基、アミノ基、またはカルボキシ基の望ましくない関与を回避するために、当該基を保護すること(ここで当該基は最終生成物において所望である)は必要である可能性がある。従来の保護基は、標準的技法に従って使用することができ、例えば、「Protective Groups in Organic Chemistry」,John Wiley and Sons,1999におけるT.W.Greene及びP.G.M.Wutsを参照されたい。本発明の化合物の保護された形態は、本発明の範囲内に含まれる。1つ以上の官能基が適切な官能基で保護された本発明の化合物が、本発明の化合物の生成及び/または合成における中間体としての使用を見出すことができ、したがって、本発明のさらなる態様を形成することも当業者に対して明らかであろう。
【0317】
式(I)の化合物、その下位基及びこれらの医薬として許容され得る塩は、以下に説明するとおり調製することができる。
【0318】
以下に説明する一般的なスキームにおいて、別段の記載または指示がない限り、置換基はすべて一般式(I)、(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、またはこれらの任意の下位基にあるように定義する。
【0319】
本発明の式(I)の化合物及びその医薬として許容され得る塩は、当該技術分野で公知の方法によって、例えば、以下に説明する工程によって調製することができ、当該工程は、
式II
【化38】
の化合物を式III
【化39】
の誘導体、例えば、式(IIIA)
【化40】
(式中、LGは脱離基(例えば、ハロゲン原子)である)の塩化スルホニルとカップリングさせて、例えば式IVA
【化41】
の化合物のような式(I)の化合物を得る、または所望の場合、得られた当該化合物を医薬として許容され得る酸付加塩へ転換することを含む。
【0320】
本発明の式(I)の化合物の調製は、連続したまたは収束的な合成経路において実施され得る。いくつかの実施形態において、本発明の化合物の合成を以下の一般的なスキーム1〜6に示す。結果として生じる生成物の反応及び精製を実施するのに必要とされる技術は、当業者に公知である。当該工程に関する以下の説明において使用する置換基及び指数は、別段に相反に示さない限り、先に本明細書で付与した意味を有している。
【0321】
より詳細には、式(I)の化合物は、以下に示す方法によって、実施例において示す方法によって、または類似の方法によって製造することができる。個々の反応ステップについて適切な反応条件は、当業者に公知である。反応シーケンスは、スキーム1〜7において示すものに限定されてはいないが、出発材料及びそれらの個々の反応性に応じて、反応ステップのシーケンスは自由に変更することができる、出発材料は、市販されておりあるいは以下に示す方法に類似の方法によって、明細書若しくは実施例において引用する参考文献において説明されている方法によって、または当該技術分野で公知の方法によって調製することができる
【0322】
本発明には、式(I)の化合物の個々のジアステレオ異性体及び鏡像異性体を含む立体異性体形態すべてならびにこれらのラセミ混合物及び非ラセミ混合物を含む。
【0323】
式中、L
1が、チアジアゾール環である場合、式IIの中間体は、一般的なスキーム1により調製することができる。
(一般的なスキーム1)
【化42】
【0324】
式(IV)の化合物(文献において入手可能な手順により調製されたものに関して市販)のニトリル部分は、メチルクロロアルミニウムアミド(MeClAlNH
2)の添加の際の1ステップ手順においてアミジン中間体VIへと転換される。あるいは、ヒドロキシルアミンの添加により中間体Vを生じ、次いで水素化分解(例えば、ギ酸アンモニウムの存在下でPdを用いる)を行うことによってアミジンVIをIVからの2ステップシーケンスで調製する。次に、5−クロロ−[1,2,4]−チアジアゾールVIIを、アミジンVIをペルクロロメチルメルカプタンと反応させることによって調製する。市販の2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルIXを用いたVIIの芳香族求核置換は、VIIIを生じる。保護基の除去(例えば、トリフルオロ酢酸(TFA)を用いる)は、式IIの誘導体を生じ、式中L
1はチアジアゾール環である。
【0325】
式中、L
1が、式
【化43】
の基である場合、式IIの中間体は、一般的なスキーム2により調製することができる。
(一般的なスキーム2)
【化44】
【0326】
市販のアミン誘導体IXを、高温での加熱の際に置換2−クロロ−ベンゾチアゾール誘導体Xへカップリングして、中間体XIを得る。保護基の除去(例えば、トリフルオロ酢酸(TFA)を用いる)後、L
1が式
【化45】
の基であるベンゾチアゾール中間体IIを得る。
【0327】
式中、L
1が、SO
2基である場合、式IIの中間体は、一般的なスキーム3により調製することができる。
(一般的なスキーム3)
【化46】
【0328】
市販のまたは文献において入手可能な手順により調製した塩化スルホニルXIIを、市販の2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルIXとカップリングさせて、中間体XIIIを得る。保護基の除去(例えば、トリフルオロ酢酸(TFA)を用いる)後、L
1がSO
2基であるスルホンアミド中間体IIを得る。
【0329】
式中、L
1が、CO基である場合、式IIの中間体は、一般的なスキーム4により調製することができる。
(一般的なスキーム4)
【化47】
【0330】
塩化アシルXIV(市販のまたは文献において入手可能な手順により調製)を、市販の2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルIXとカップリングさせて、中間体XVを得る。保護基の除去(例えば、トリフルオロ酢酸(TFA)を用いる)後、L
1がCO基であるスルホンアミド中間体IIを得る。
【0331】
式中、L
1が、単結合である場合、式IIの中間体は、一般的なスキーム5により調製することができる。
(一般的なスキーム5)
【化48】
【0332】
市販のまたは文献において入手可能な手順により調製したハロゲン誘導体XVIを、市販の2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルIXとカップリングさせて、中間体XVIIを得る。保護基の除去(例えば、トリフルオロ酢酸(TFA)を用いる)後、L
1が単結合であるスルホンアミド中間体IIを得る。
【0333】
IIをアリールスルホニルクロリドのような式IIIの中間体(スキーム7)とカップリングIIさせて、式(I)の最終化合物を得、これは市販であるまたは一般的なスキーム6による文献において説明された手順に従って調製される。
(一般的なスキーム6)
【化49】
式中、LGは、脱離基(例えば、ハロゲン原子)である。
(一般的なスキーム7)
【化50】
【0334】
本発明は、本発明による化合物、及び本発明の方法によって得られる化合物を包含する。本発明は、本発明の少なくとも1つの化合物を含む医薬組成物も包含する。本発明は、本発明の少なくとも1つの化合物と医薬目的のために許容され得る少なくとも1つの担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物も包含する。
【0335】
いくつかの実施形態において、本発明は、代謝障害及び/または神経変性疾患、及び/またはタンパク質ミスフォールディング障害の予防及び/または治療(のための組成物の調製)における式(I)の少なくとも1つの化合物の、またはその任意の下位基の使用に関する。
【0336】
いくつかの実施形態において、本発明は、代謝障害及び/または神経変性疾患、及び/またはタンパク質ミスフォールディング障害の予防及び/または治療を必要とする対象へ、有効量の式(I)の少なくとも1つの化合物、またはその任意の下位基、または式(I)の少なくとも1つの化合物若しくはその任意の下位基を含む医薬組成物を投与することを含む、当該予防及び/または治療方法に関する。
【0337】
いくつかの実施形態において、本発明は、神経変性障害及び/またはタンパク質ミスフォールディング障害、好ましくはアミロイドーシスと関連する神経変性障害及び/またはタンパク質ミスフォールディング障害、より好ましくはパーキンソン病、アルツハイマー病、びまん性レヴィ小体病、筋萎縮性側索硬化症、ニーマン・ピック病、ハラーホルデン・スパッツ症候群、ダウン症候群、神経軸索ジストロフィー、多系統萎縮症、ハンチントン病、前頭側頭葉変性症(FTLD)、多系統萎縮症、嚢胞性線維症、クロイツフェルト・ヤコブ病を含むシヌクレイン病と関連する神経変性障害及び/またはタンパク質ミスフォールディング障害の予防及び/または治療(のための組成物の調製)における、さらにより好ましくは、パーキンソン病及び/またはアルツハイマー病の予防及び/または治療のための式(I)の少なくとも1つの化合物またはその任意の下位基の使用に関する。
【0338】
いくつかの実施形態において、本発明は、代謝障害、好ましくはアミロイドーシスと関連する代謝障害、さらにより好ましくは、糖尿病、耐糖能異常、高血糖症、低血糖症、グリセルアルデヒド3−リン酸脱水素酵素欠損症、高インスリン症、インスリン産生障害、インスリン感受性障害、メタボリックシンドローム、インスリン抵抗性症候群、肥満、リピドーシス、心リピドーシス、脂質異常症、脂肪肝、リポジストロフィー、心血管疾患、高血圧のような代謝障害、さらにより好ましくは、1型または2型糖尿病のような糖尿病、より好ましくは、2型糖尿病のような代謝障害の予防及び/または治療(のための組成物の調製)における式(I)の少なくとも1つの化合物の、またはその任意の下位基の使用に関する。
【0339】
本明細書で使用する「対象」という用語は、哺乳類を指す。当該対象は好ましくは、ヒトであろうが、家畜動物、実験動物またはペット動物でもあり得る。
【0340】
いくつかの実施形態において、式(I)の少なくとも1つの化合物は、糖尿病、パーキンソン病、アルツハイマー病、びまん性レヴィ小体病、筋萎縮性側索硬化症、ニーマン・ピック病、ハラーホルデン・スパッツ症候群、ダウン症候群、神経軸索ジストロフィー、多系統萎縮症、ハンチントン病、前頭側頭葉変性症(FTLD)、多系統萎縮症、嚢胞性線維症、クロイツフェルト・ヤコブ病、耐糖能異常、高血糖症、低血糖症、グリセルアルデヒド3−リン酸脱水素酵素欠損症、高インスリン症、インスリン産生障害、インスリン感受性障害、メタボリックシンドローム、インスリン抵抗性症候群、肥満、リピドーシス、心リピドーシス、脂質異常症、脂肪肝、リポジストロフィー、心血管疾患及び高血圧を含む群から選択される疾患を予防及び/または治療するために、ならびに/あるいはこれらと関係する合併症及び/または症状を予防、治療及び/または緩和させるために(薬剤の調製のために)使用される。
【0341】
本明細書で使用する場合、「有効量」という用語は、例えば、研究者または臨床医によって選択されているところの組織、系、動物、またはヒトの生物学的または医薬的応答を誘発するであろう薬剤または医薬剤の量を意味する。
【0342】
「治療有効量」という用語は、このような量を受けたことのない対応する対象と比較した場合、疾患、障害、または副作用の改善された治療、治癒、予防、または寛解、あるいは疾患または障害の進行速度の低下を結果的に生じる任意の量を意味する。当該用語には、その範囲内に正常な生理学的機能を亢進するのに有効な量も含む。
【0343】
療法における使用のために、治療有効量の式(I)の化合物、ならびにその立体異性体、互変異性体、ラセミ体、塩、水和物または溶媒和物は、生の化学物質として投与され得る。加えて、有効成分は、医薬組成物として呈され得る。
【0344】
したがって、本発明はさらに、有効量の式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、ラセミ体、塩、水和物若しくは溶媒和物と、1つ以上の医薬として許容され得る担体、希釈剤、若しくは賦形剤とを含む医薬組成物を提供する。式(I)の化合物またはその立体異性体、互変異性体、ラセミ体、塩、水和物若しくは溶媒和物は、本明細書に説明するとおりである。
【0345】
本発明による化合物は、単体の有効成分としてまたは先に列挙した当該疾患の治療のための臨床診療において使用する他の治療薬とともに、すなわち、固定した若しくは自由な組み合わせで投与してもよい。
【0346】
本発明による化合物及び他の医薬的な活性のある薬剤(複数可)は、ともにまたは別個に投与してもよく、別個に投与する場合、投与は、同時にまたは任意の順序で連続的に起こってもよい。本発明による化合物及び他の医薬として活性のある薬剤(複数可)の量ならびに投与の相対的なタイミングは、所望の併用治療効果を達成するために選択されるであろう。式(I)の化合物またはその立体異性体、互変異性体、ラセミ体、塩、水和物若しくは溶媒和物と他の治療薬との組み合わせにおける投与は、(1)両化合物を含む一体となった医薬組成物において、または(2)当該化合物の1つを各々含む別個の医薬組成物において、同時投与による組み合わせにあってもよい。あるいは、当該組み合わせは、連続的な様式で別個に投与してもよく、ここで、1つの治療薬は、第一に、かつその他が第二に投与され、またはその逆も真である。このような連続投与は、時間的に近くまたは時間的に離れていてもよい。
【0347】
医薬用途のために、本発明の化合物は、遊離酸若しくは遊離塩基として、ならびに/または医薬として許容され得る酸付加塩及び/若しくは塩基付加塩(例えば、非毒性有機または無機の酸または塩基を用いて得られる)の形態で、水和物、溶媒和物及び/若しくは複合体の形態で、ならびに/または形態若しくはプロドラッグ若しくはエステルのようなプレドラッグで使用され得る。本明細書で使用する場合かつ別段の記載がない限り、「溶媒和物」という用語には、適切な無機溶媒(例えば、水和物)またはアルコール、ケトン、エステル及びこれらに類するものなどだがそれらに限定しない有機溶媒とともに本発明の化合物によって形成され得る任意の組み合わせを含む。このような塩、水和物、溶媒和物など、及びこれらの調製物は、当業者に明らかであり、例えば、US−A−6,372,778、US−A−6,369,086、US−A−6,369,087及びUS−A−6,372,733において説明されている塩、水和物、溶媒和物などに対する参照がなされている。
【0348】
本発明による化合物の、すなわち水溶性、油溶性、または分散性生成物の形態における医薬として許容され得る塩には、例えば無機または有機の酸または塩基から形成される従来の非毒性塩または四級アンモニウム塩を含む。このような酸付加塩の例としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、カンファー酸塩、カンファースルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素、ヨウ化水素、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレン−スルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パルモアート(palmoate)、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩、及びウンデカン酸塩が挙げられる。塩基塩には、アンモニウム塩、ナトリウム塩及びカリウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N−メチル−D−グルカミンのような有機塩基を有する塩、ならびにアルギニン、リジンのようなアミノ酸を有する塩、ならびにその他を含む。加えて、塩基性窒素含有基は、以下のような剤、低級アルキルハロゲン化物、例えば塩化ブチル、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、及び塩化ブチル、臭化ブチル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、及び臭化ブチル、ならびにヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、及びヨウ化ブチル;硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジブチルのような硫酸ジアルキル;ならびに硫酸ジアミル、塩化デシル、塩化ラウリル、塩化ミリスチル及び塩化ステアリル、臭化デシル、臭化ラウリル、臭化ミリスチル及び臭化ステアリル、ならびにヨウ化デシル、ヨウ化ラウリル、ヨウ化ミリスチル及びヨウ化ステアリルのような長鎖ハロゲン化物、臭化ベンジル及び臭化フェネチルのようなハロゲン化アラルキルならびにその他のような薬剤を用いて四級化してもよい。他の医薬として許容され得る塩には、硫酸塩エタノラート及び硫酸塩を含む。
【0349】
概して、医薬用途のために、本発明の化合物は、本発明の少なくとも1つの化合物と少なくとも1つの医薬として許容され得る担体、希釈剤若しくは賦形剤及び/またはアジュバントと任意に1つ以上のさらなる医薬として活性のある化合物とを含む医薬調製物として製剤してもよい。
【0350】
非限定例を用いて、このような製剤は、経口投与に、非経口投与に(静脈内注射、筋肉内注射若しくは皮下注射または静脈内注入)、局所投与に(眼内を含む)、吸入による、皮膚パッチによる、インプラントによる、坐剤によるなどの投与に適した形態にあり得る。このような適切な投与形態(投与様式に応じて固体、半固体または液体であり得る)ならびに方法ならびにその調製における使用のための担体、希釈剤及び賦形剤は当業者に明らかであり、例えば、US−A−6,372,778、US−A−6,369,086、US−A−6,369,087及びUS−A−6,372,733に対する、ならびにRemingtonの医薬科学の最新版のような標準的な手引書に対する参照がなされる。
【0351】
このような調製物のいくつかの好ましいが非限定的な例としては、ボーラス投与及び/または連続投与としての投与のための錠剤、丸剤、散剤、ロゼンジ剤、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、エマルション剤、液剤、シロップ剤、エアゾール剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、軟質及び硬質ゼラチンカプセル剤、坐剤、ドロップ剤、滅菌注射液剤、ならびに滅菌包装散剤(使用前に通常再構成する)が挙げられ、これらは、乳糖、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、セルロース、(滅菌)水、メチルセルロース、メチルヒドロキシ安息香酸及びプロピルヒドロキシ安息香酸、タルク、ステアリン酸マグネシウム、可食油、植物油ならびに鉱油またはそれらの適切な混合物のような、このような製剤のためにそれ自体適している担体、賦形剤、及び希釈剤とともに製剤してもよい。当該製剤は任意に、他の医薬として活性のある薬剤(本発明の化合物との相乗効果をもたらすかもしれないまたはもたらさないかもしれない)ならびに潤滑剤、湿潤剤、乳化及び懸濁剤、分散剤、崩壊剤、増量剤、充填剤、保存料、甘味料、着香料、流量調節剤、放出剤などのような医薬製剤において通常使用する他の物質を含有することができる。当該組成物は、例えばリポソームまたは天然ゲル若しくは合成ポリマーを基にした親水性ポリマーマトリックスを用いて当該組成物中に含有される活性のある化合物(複数可)の迅速な、持続したまたは遅延した放出を提供するようにも製剤してもよい。本発明による医薬組成物の化合物の溶解度及び/または安定性を亢進するために、α−、β−若しくはγ−シクロデキストリンまたはこれらの誘導体を採用することは有利である可能性がある。加えて、アルコールのような共溶媒は、当該化合物の溶解度及び/または安定性を改良し得る。水性組成物の調製において、本発明の化合物の塩の付加は、これらの高い水溶解度のため、より適切である可能性がある。
【0352】
適切なシクロデキストリンは、α−、β−若しくはγ−シクロデキストリン(CD)またはエーテル及びこれらの混成エーテルであり、ここで、シクロデキストリンの無水グルコース単位のヒドロキシル基の1つ以上は、アルキル、特にメチル、エチル若しくはイソプロピル、例えば、無作為にメチル化したβ−CD、ヒドロキシアルキル、特にヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル若しくはヒドロキシブチル、カルボキシアルキル、特にカルボキシメチル若しくはカルボキシエチル、アルキルカルボニル、特にアセチル、アルコキシカルボニルアルキル若しくはカルボキシアルコキシアルキル、特にカルボキシメトキシプロピル若しくはカルボキシエトキシプロピル、アルキルカルボニルオキシアルキル、特に2−アセチルオキシプロピルで置換される。複合体構成物質及び/または可溶化剤として特に注目すべきは、β−CD、無作為にメチル化したβ−CD、2,6−ジメチル−β−CD、2−ヒドロキシエチル−β−CD、2−ヒドロキシエチル−γ−CD、2−ヒドロキシプロピル−γ−CD及び(2−カルボキシメトキシ)プロピル−β−CD、及び特に2−ヒドロキシプロピル−β−CD(2HP−β−CD)である。混成エーテルという用語は、シクロデキストリン誘導体を示し、ここで、少なくとも2つのシクロデキストリンヒドロキシル基は、例えばヒドロキシプロピル及びヒドロキシエチルのような異なる基を用いてエーテル化される。シクロデキストリンまたはその誘導体との組み合わせで化合物を製剤する興味深い方法は、EP−A−721,331に説明されている。そこに説明されている製剤は、抗真菌製有効成分を有しているが、当該製剤は、当該化合物を製剤するために等しく興味深い。当該製剤は、医薬として許容され得る甘味料及び/または着香料を添加することによって、より口に合うようにもし得る。特に、本発明は、有効量の本発明による化合物を、医薬として許容され得るシクロデキストリンとともに含む医薬組成物を包含する。本発明は、本発明による化合物とシクロデキストリンとからなるシクロデキストリン複合体も包含する。
【0353】
特定の参照は、組成物、製剤(およびそこに使用するための担体、賦形剤、希釈剤など)、投与経路などに対してなされ、これは、US−A−4,997834及びEP−A−0 370 498において説明されているものなどそれ自体公知である。
【0354】
さらに特に、当該組成物は、本発明の化合物の固体分散液と1つ以上の医薬として許容され得る水溶性ポリマーとからなる治療有効量の粒子を含む医薬製剤において製剤してもよい。
【0355】
「固体分散液」という用語は、少なくとも2つの成分を含む固体状態(液体状態または気体状態とは反対に)における系を定義し、ここで、1つの成分は、他の1つのまたは複数の成分のいたるところで多かれ少なかれ均一に分散している。当該系が化学的かつ物理的にいたるところで均一若しくは均質であり、または熱力学において定義するような1つの相からなるように当該成分の分散がある場合、このような固体分散液は、「固体溶液」と呼ぶ。固体溶液は、好ましい物理的系であり、その理由は、当該固体溶液中の成分が通常、投与される生体に対して容易に生物学的に利用可能であるからである。「固体分散液」という用語は、固体溶液よりもいたるところであまり均質ではない分散液も含む。このような分散液は、いたるところで化学的かつ物理的に均一ではなく、または1よりも多くの相を含んでいる。
【0356】
水溶性ポリマーは簡便には、20℃の溶液において2%の水溶液中に溶解した場合、1〜100mPa.秒の見かけの粘度を有するポリマーである。好ましい水溶性ポリマーは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはHPMCである。約0.8〜約2.5のメトキシ置換度及び約0.05〜約3.0のヒドロキシプロピルモル置換を有するHPMCは概して、水溶性である。メトキシ置換度は、セルロース分子の無水グルコース単位あたりに存在するメチルエーテル基の平均数を指す。ヒドロキシ−プロピルモル置換は、当該セルロース分子の各無水グルコース単位と反応した酸化プロピレンの平均モル数を指す。
【0357】
さらに、1000nm未満の有効平均粒径を維持するのに十分な量でナノ粒子の表面上に吸着した表面改質剤を有する当該ナノ粒子の形態で化合物を製剤することは簡便であり得る。適切な表面改質剤は好ましくは、公知の有機及び無機医薬賦形剤から選択することができる。このような賦形剤には、種々のポリマー、低分子量オリゴマー、天然生成物、及び界面活性剤を含む。好ましい表面改質剤には、非イオン性及び陰イオン性界面活性剤を含む。
【0358】
本発明による化合物を製剤するさらに別の興味のある方法は、医薬組成物を包含し、それにより当該化合物は、親水性ポリマーに組み込まれ、この混合物を多くの小さなビーズ上のコート薄膜として適用し、したがって、簡便に製造することができかつ経口投与のための医薬剤形を調製するのに適した良好な生物学的利用率を有する組成物を生じる。当該ビーズは、(a)中央の、丸まった、または球状の中心、(b)親水性ポリマー及び抗レトロウイルス薬からなる被覆薄膜、ならびに(c)密封被覆ポリマー層を含む。ビーズの中の中心としての使用に適した材料は多くあり、但し、当該材料が医薬として許容され得、かつ適切な寸法及び硬度を有することを条件とする。このような材料の例は、ポリマー、無機物質、有機物質、及び糖類、ならびにこれらの誘導体である。
【0359】
当該調製物は、それ自体公知の様式で調製され得、当該調製物は通常、本発明による少なくとも1つの化合物を1つ以上の医薬として許容され得る担体と混合することを包含し、所望の場合、無菌条件下で必要な時に、他の医薬的な活性のある化合物との組み合わせにある。参照はさらに、US−A−6,372,778、US−A−6,369,086、US−A−6,369,087及びUS−A−6,372,733、ならびに先に記載したさらなる従来技術に対して、ならびにRemingtonの医薬科学の最新版のような標準的な手引書に対してなされる。
【0360】
本発明の医薬調製物は好ましくは、単位剤形にあり、例えば、箱、ブリスター、バイアル、ボトル、サシェ、アンプル中にまたは任意の他の適切な単回用量若しくは複数回用量のホルダー若しくは容器(適切にラベル付けされていてもよい)中に適切に包装されていてもよく、任意に、製品情報及び/または使用のための説明を含有する1つ以上のリーフレットを有する。概して、このような単位剤形は、1〜1000mg、通常5〜500mgの本発明の少なくとも1つの化合物、例えば、単位剤形当たり約10、25、50、100、200、300若しくは400mgを含有するであろう。
【0361】
当該化合物は、主として、使用する具体的な調製物及び治療若しくは予防することになっている容態に応じて、経口、眼、直腸、経皮、皮下、静脈内、筋肉内若しくは鼻内経路を含む種々の経路によって投与することができ、経口及び静脈内投与が通常好ましい。当該本発明の少なくとも1つの化合物は概して、「有効量」で投与されるであろうし、それが意味するところは、適切な投与の際に、投与されている対象における所望の治療効果または予防効果を達成するのに十分な先の式(I)の化合物の任意の量である。通常、予防または治療することになっている容態及び投与経路に応じて、このような有効量は通常、1キログラムあたり0.01〜1000mg、よりしばしば1〜250mgのような0.1〜500mg、例えば、1日あたり患者の体重日1キログラムあたり、約5、10、20、50、100、150、200または250mgであろうし、これは、1つ以上の日用量にわたって分割された単回日用量として、または本質的に連続的に、例えばドリップ注入を用いて投与され得る。投与することになっている量(複数可)、投与経路及びさらなる治療計画は、患者の年齢、性別及び全身容態ならびに治療することになっている疾患/症状の性質及び重症度などの因子に応じて、治療する臨床医によって判断されてもよい。US−A−6,372,778、US−A−6,369,086、US−A−6,369,087及びUS−A−6,372,733ならびに先に記載したさらなる従来技術に対する及びRemingtonの医薬科学の最新版のような標準的な手引書に対する参照がなされる。
【0362】
本発明の方法に従って、当該医薬組成物は、療法の時間経過の間の異なる時点で別個に、または分割された若しくは単一の組み合わせ形態において同時に投与することができる。本発明はそれゆえ、同時のまたは交互の治療のこのような計画全部を包含するものとして理解されることになっており、「投与すること」という用語は、それに応じて解釈されるべきである。
【0363】
経口投与の形態のために、本発明は、賦形剤、安定化剤または不活性希釈剤のような適切な添加物と混合して、通例の方法によって錠剤、コート錠、硬質カプセル、水溶液、アルコール溶液、または油状溶液のような適切な投与形態へともたらすことができる。適切な不活性担体の例は、アラビアガム、マグネシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カリウム、ラクトース、グルコース、またはデンプン、特にトウモロコシデンプンである。この場合、調製は、乾燥造粒として及び湿式造粒としての両方で実施することができる。適切な油状賦形剤または溶剤は、ヒマワリ油またはタラ肝油のような植物油または動物油である。水溶液またはアルコール溶液に適した溶媒は、水、エタノール、糖溶液、またはこれらの混合物である。ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールも、他の投与形態のためのさらなる助剤として有用である。即時放出錠剤として、これらの組成物は、微結晶性セルロース、リン酸二カルシウム、デンプン、ステアリン酸マグネシウム及びラクトースならびに/あるいは当該技術分野で公知の他の賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤及び潤滑剤を含有してもよい。
【0364】
点鼻エアゾールまたは点鼻吸入によって投与する場合、これらの組成物は、医薬製剤の分野において周知の技術により調製してもよく、塩類溶液中の液剤として、ベンジルアルコールまたは他の適切な保存料、生物学的利用率を亢進するための吸収促進剤、フルオロカーボン、及び/あるいは当該技術分野で公知の他の可溶化剤または分散剤を採用して調製してもよい。エアゾールまたはスプレーの形態での投与のための適切な医薬製剤は例えば、本発明の化合物若しくはその生理学的に耐容性のある塩の、エタノール若しくは水のような医薬として許容され得る溶剤またはこのような溶剤の混合物中の液剤、懸濁剤若しくはエマルションである。必要な場合、当該製剤は、界面活性剤、エマルション及び安定化剤ならびに推進薬などの他の医薬的助剤を追加的に含有することもできる。
【0365】
皮下または静脈内投与のために、本発明による化合物は、所望の場合、通例の物質、すなわち可溶化剤、乳化剤またはさらなる助剤のような物質とともに液剤、懸濁剤、またはエマルションにされる。本発明の化合物は、凍結乾燥することもでき、得られた凍結乾燥物は例えば、注射または注入調製物の製造に使用する。適切な溶剤は例えば、水、生理学的塩類溶液またはアルコール、例えば、エタノール、プロパノール、グリセロール、加えて、グルコース若しくはマンニトール液剤のような糖液剤、またはそれに代わるものとして、記載した種々の溶剤の混合物である。注射可能な液剤または懸濁剤は、公知の技術により、マンニトール、1,3−ブタンジオール、水、リンゲル溶液若しくは等張性塩化ナトリウム溶液のような適切な非毒性の非経口的に許容され得る希釈剤若しくは溶媒、または合成モノグリセリド若しくはジグリセリドを含む滅菌した無刺激性の不揮発性油及びオレイン酸を含む脂肪酸のような適切な分散若しくは湿潤及び懸濁剤を用いて製剤してもよい。
【0366】
坐剤の形態で直腸投与する場合、これらの製剤は、本発明による化合物を、通常の温度では固体だが、直腸腔中で液化及び/または融解して薬剤を放出するカカオバター、合成グリセリドエステルまたはポリエチレングリコールのような適切な非刺激性賦形剤と混合することによって調製してもよい。
【0367】
当該組成物は、獣医学の分野において価値があり、本明細書では当該目的のために、動物における疾患の予防及び/または治療だけでなく、ウシ、ブタ、ヒツジ、ニワトリ、魚などのような経済的に重要な動物について、当該動物の成長及び/または体重ならびに/あるいは当該動物から得た食肉または他の製品の量及び/または質を高めることも含む。したがって、さらなる態様において、本発明は、本発明の少なくとも1つの化合物と少なくとも1つの適切な担体(すなわち、獣医学的用途に適した担体)とを含有する獣医学的用途のための(医薬)組成物に関する。本発明は、このような組成物の調製における本発明の化合物の使用にも関する。
【0368】
以下の実施例は、本発明を説明する目的のために提供されており、決して本発明の範囲を制限するよう解釈すべきではない。
【実施例】
【0369】
表1の化合物の合成を、本実験部分において説明する。
表1:
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【表1-4】
【表1-5】
【表1-6】
【表1-7】
【0370】
(略語)
BOP=(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムホスファート、
CH
2Cl
2=ジクロロメタン、
DMAP=ジメチルアミノピリジン、
DMF=ジメチルホルムアミド、
DIPEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン、
EDC=塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド、
EE/H=酢酸エチル/ヘプタン、
eq=当量、
EtOH=エタノール、
EtOAc=酢酸エチル、
Et
3N=トリエチルアミン、
h=時間、
HPLC=高速液体クロマトグラフィー、
HATU=1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスファート
HOBt=1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール水和物、
iPr
2NEt=エチル−ジイソプロピル−アミン、
min=分、
MeOH=メタノール、
o/n=一晩、
RT=室温、
THF=テトラヒドロフラン、
TFA=トリフルオロ酢酸。
【0371】
(中間体の調製方法)
(中間体1:2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
【化51】
10mLの丸底フラスコに、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチル(100mg、442μmol)及びトリフルオロ酢酸(353mg、238μl、3.09mmol)をCH
2Cl
2(1mL)と組み合わせて、無色の溶液を得て、これをRTで3時間撹拌した。次に、この混合物を蒸発乾固させて、表題生成物をTFA塩として定量的に得た。
【0372】
(中間体2:7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
【化52】
50mLの洋ナシ型フラスコに、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチル(700mg、3.09mmol)、塩化4−メトキシベンゼン−1−スルホニル(639mg、3.09mmol)及びDIPEA(600mg、794μl、4.64mmol)をCH
2Cl
2(20.6ml)中で90分間撹拌した。この反応混合物をCH
2Cl
2中に注いで、水で抽出した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン中の0%〜30%EtOAc)によって精製して、950mg(77%)の7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチルを得た。ES−MS m/e:397.3,341.3(M+H
+)。
【0373】
この化合物(950mg、2.4mmol)をCH
2Cl
2(4.36mL)及びTFA(2.73g、1.83mL、24.0mmol)と組み合わせた。この反応混合物を30分間撹拌した。この粗反応混合物を真空濃縮した。ジエチルエーテルを添加して蒸発させて、白色の固体を得た。反応媒体をより多くのCH
2Cl
2で希釈し、1M NaOH水溶液で抽出し、有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、および蒸発乾固させて、表題化合物を定量的に得た。ES−MS m/e:297.4(M+H
+)。
【0374】
(中間体3:7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
【化53】
25mLの洋ナシ型フラスコに、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)、塩化4−(メチルチオ)ベンゼン−1−スルホニル(256mg、1.15mmol)及びDIPEA(171mg、227μL、1.33mmol)をCH
2Cl
2(5.89mL)と組み合わせた。この反応混合物を室温で90分間撹拌した。この反応混合物をCH
2Cl
2上へと注ぎ、水で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン中の0%〜30%EtOAc)によって精製して、281mg(73%)の7−(4−(メチルチオ)フェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシラートを得た。ES−MS m/e:413.3(M+H
+)。
【0375】
この化合物をすべてCH
2Cl
2(1.29mL)中に溶解し、TFA(777mg、522μL、6.81mmol)を添加した。この反応混合物を室温で40分間撹拌した。粗反応混合物を真空濃縮した。ジエチルエーテルを添加及び蒸発させて、表題化合物を白色の固体として定量的に得た。ES−MS m/e:313.2(M+H
+)。
【0376】
(中間体4:7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
【化54】
7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを塩化4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン−1−スルホニルから出発して、中間体3についてのと同じ手順に従って調製した。ES−MS m/e:333.2(M+H
+)。
【0377】
(中間体5:2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
【化55】
150mLの洋ナシ型フラスコに、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(1.5g、6.63mmol)及びDIPEA(1.71g、2.32mL、13.3mmol)をCH
2Cl
2(44.2mL)と組み合わせて、明黄色の溶液を得た。塩化4−メトキシベンゼン−1−スルホニル(1.64g、7.95mmol)を添加し、反応混合物をRTで一晩撹拌した。この反応混合物を300mLのCH
2Cl
2中へと注ぎ、水(1×75mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。この粗材料をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、120g、ヘプタン中の0%〜50%EtOAc)によって精製して、942mg(36%収率)の2−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルを得た。ES−MS m/e:397.4(M+H
+)。
【0378】
この化合物すべて及びTFA(1.9g、1.28ml、16.6mmol)をCH
2Cl
2と組み合わせて、無色の溶液を得た。この反応混合物をRTで一晩撹拌した。この粗反応混合物を真空濃縮した。ジエチルエーテルを添加及び蒸発させて、表題化合物をビスTFA塩として定量的に得た。ES−MS m/e:297.3(M+H
+)。
【0379】
(中間体6:2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
【化56】
2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを塩化4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン−1−スルホニルから出発して、中間体5についてと同じ手順に従って85%収率で調製した。ES−MS m/e:333.2(M+H
+)。
【0380】
(中間体7:6−クロロ−2−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール)
【化57】
10mLの密封した反応器中に2,6−ジクロロベンゾ[d]チアゾール(0.2g、980μmol)、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(222mg、980μmol)及びDIPEA(190mg、257μL、1.47mmol)をDMF(4.5mL)とともに導入した。この反応混合物を80℃まで8時間加熱した。この溶媒を真空蒸発させた。この粗材料をクロマトグラフィー(シリカゲル、因子50、EtOAc/ヘプタン=1/2)によって精製して、230mgの2−(6−クロロベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルを得た。
【0381】
上記をすべてCH
2Cl
2/TFA(8/2比)(5mL)中でRTで20分間撹拌した。溶媒を高真空下で蒸発させて、表題化合物をTFA塩として定量的に得た。ES−MS m/e:294.2(M+H
+)。
【0382】
(中間体8:3−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
【化58】
25mLの洋ナシ型フラスコに、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(300mg、1.33mmol)及びDIPEA(428mg、579μL、3.31mmol)をDMF(8.84mL)と組み合わせて、無色の溶液を得た。5−クロロ−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール(333mg、1.46mmol)を添加し、この反応混合物をRTで45分間撹拌した。この反応混合物を50mLのEtOAc中へと注ぎ、水(1×15mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、30g、ヘプタン中の30%〜50%EtOAc)によって精製した。432mg(78%)の2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルを得るために。ES−MS m/e:419.2(M+H
+)。
【0383】
先の化合物(432mg、1.03mmol)をすべてDMF(20.6ml)と組み合わせ、無色の溶液を得た。水素化ナトリウム(99.1mg、2.06mmol)を添加して、桃色の懸濁液を得て、これは、20分の時間経過にわたって紫色となり、次に明褐色となり、次に黄色となった。20分後、ヨウ化メチル(440mg、194μL、3.1mmol)を添加し、この反応混合物を室温で23時間撹拌した。さらなる0.5eqの水素化ナトリウム及びヨウ化メチルを添加すると、この溶液は暗褐色から黄色の懸濁液になった。この反応混合物を50mLの塩化アンモニウム飽和溶液中へと注ぎ、EtOAc(2×125mL)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、25g、ヘプタン中の0%〜50%EtOAc)によって精製して、2−(3−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチルを得た。
【0384】
この化合物及びTFA(349mg、236μL、3.06mmol)をCH
2Cl
2(1mL)と組み合わせて、この反応混合物をRTで15時間撹拌した。この粗反応混合物を真空濃縮した。ジエチルエーテルを添加及び蒸発させて、189mg(42%)の表題化合物をTFA塩として得て、これは油として残留した。ES−MS m/e:333.2(M+H
+)。
【0385】
(中間体9:3−(4−フルオロベンジル)−5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
【化59】
250mLの洋ナシ型フラスコに、2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボン酸tert−ブチル(中間体8の合成において説明したのと同様、3.302g、7.89mmol)及びTFA(7.2g、4.86mL、63.1mmol)をCH
2Cl
2(15mL)と組み合わせ、この反応混合物を2時間撹拌した。この粗反応混合物を真空濃縮した。ジエチルエーテルを添加及び蒸発させ、数回反復して、結果的に白色固体を生じ、表題化合物を定量的に得た。ES−MS m/e:319.1(M+H
+)。
【0386】
(中間体10:5−クロロ−3−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)−1,2,4−チアジアゾール)
【化60】
150mLの丸底フラスコ中に、1−(4−フルオロフェニル)シクロプロパンカルボニトリル(3g、18.6mmol)、Na
2CO
3(3.95g、37.2mmol)及び塩酸ヒドロキシルアミン(2.59g、37.2mmol)をエタノール(37mL)及び水(12.3mL)と組み合わせた。この反応混合物を80℃まで加熱し、一晩撹拌した。この反応混合物を150mLのEtOAc中へ注ぎ、水(1×100mL)で洗浄した。この粗材料をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、3.54g(98%)の1−(4−フルオロフェニル)−N’−ヒドロキシシクロプロパンカルボキシイミドアミドを得た。
【0387】
20mLの密封した反応器中に、1−(4−フルオロフェニル)−N’−ヒドロキシシクロプロパンカルボキシイミドアミド(750mg、3.86mmol)及びギ酸アンモニウム(1.22g、19.3mmol)を酢酸(10mL)と組み合わせて、無色の溶液を得た。次に、Pd/C(100mg、3.86mmol)を添加した。この反応混合物を120℃まで加熱して、一晩撹拌した。この反応混合物をデカライトで濾過し、EtOAcで抽出した。この溶媒を蒸発させた。この粗材料をシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、酢酸1−(4−フルオロフェニル)シクロプロパンカルボキシイミドアミドを定量的に得た。
【0388】
50mLの4つ首フラスコ中に、酢酸1−(4−フルオロフェニル)シクロプロパンカルボキシイミドアミド(900mg、3.78mmol)をCH
2Cl
2(10mL)と組み合わせて、白色の懸濁液を得た。結果として生じる懸濁液を−10℃まで冷却した。次亜塩素酸トリクロロメチル(632mg、372μL、3.4mmol)を緩徐に添加した後、水酸化ナトリウム(755mg、18.9mmol)水(2.5mL)溶液が続いた。結果として生じるスラリーを−10℃で30分間撹拌の後、0℃で30分間、次いで、RTで30分間撹拌した。塩をデカライトで濾過して除去した。残留濾液をCH
2Cl
2(80mL)で抽出し、有機層を水(40mL)で洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、真空濃縮した。この粗材料をクロマトグラフィー(シリカゲル、因子50、ヘプタン100%対ヘプタン/EtOAc=9/1)によって精製して、300mg(31%)の表題化合物を得た。
【0389】
(一般的な手順A)
2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン中間体(91.4μmol)、DIPEA(47.2mg、63.8μl、365μmol)及び塩化スルホニル(110μmol)をDMFと組み合わせた。反応混合物を完了まで撹拌した(典型的には数時間)。DMFを蒸発させ、粗材料を分取HPLCまたはシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0390】
(一般的な手順B)
2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン中間体(552μmol)とは、溶解したCH
2Cl
2(4mL)であり、塩化物(552μmol)を添加したのち、DIPEA(286mg、386μl、2.21mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物をRTで完了するまで撹拌した。揮発性物質を真空蒸発させ、残渣を分取HPLCまたはシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0391】
(一般的な手順C)
カルボン酸(133μmol、Eq:1)をDIPEA(Eq:4)を有するDMF(1.33mL)中に溶解した。HATU(Eq:1.2)を添加し、この混合物を15分間撹拌した。2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン中間体を次に添加し、この混合物を完了まで撹拌した。この粗材料をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーまたは分取HPLCによって精製した。
【0392】
(一般的な手順D)
25mLの3つ首フラスコに、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン中間体(329μmol)及びDIPEA(102mg、138μL、789μmol)をDMF(2.19mL)と組み合わせて、無色の溶液を得た。5−ハロ−1,2,4−チアジアゾール(329μmol)を添加し、この反応混合物を完了まで撹拌した。この反応混合物をEtOAc中へ注いで、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。この粗材料をフラッシュクロマトグラフィーによってまたは分取HPLCによって精製した。
【0393】
(実施例1:2,7−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
粗中間体1(442μmol)をCH
2Cl
2(2.95mL)中の塩化4−メトキシベンゼン−1−スルホニル(192mg、928μmol)及びDIPEA(228mg、309μL、1.77mmol)と混合して、無色の懸濁液を得た。この反応物を室温で一晩撹拌した。この混合物をNaHCO
3で3回洗浄し、組み合わせた有機層を真空濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中の25%〜80%のEtOAc)によって精製して、87mg(42%)の表題化合物を得た。ES−MS m/e:467.2(M+H
+)。
【0394】
(実施例2:2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Aに従って、中間体2及び塩化4−フルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて19%の収率で調製した。ES−MS m/e:455.3(M+H
+)。
【0395】
(実施例3:2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Aに従って、中間体2及び塩化4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン−1−スルホニルを用いて、26%の収率で調製した。ES−MS m/e:503.23(M+H
+)。
【0396】
(実施例4:7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−プロポキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−プロポキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Aに従って、中間体2及び塩化4−エトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、30%の収率で調製した。ES−MS m/e:481.3(M+H
+)。
【0397】
(実施例5:2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)を一般的な手順Aに従って、中間体2及び塩化4−クロロベンゼン−1−スルホニルを用いて、11%の収率で調製した。ES−MS m/e:471.2(M+H
+)。
【0398】
(実施例6:2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)エタノン)
2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)エタノンを、一般的な手順Bに従って、中間体2及び塩化2−(4−フルオロフェニル)アセチルを用いて、49%の収率で調製した。ES−MS m/e:433.3(M+H
+)。
【0399】
(実施例7:(4−クロロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)メタノン)
(4−クロロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)メタノンを一般的な手順Bに従って、中間体2及び塩化4−クロロベンゾイルを用いて、10%の収率で調製した。ES−MS m/e:435.0(M+H
+)。
【0400】
(実施例8:(3,4−ジフルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン)
(3,4−ジフルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノンを一般的な手順Bに従って、中間体2及び塩化3,4−ジフルオロベンゾイルを用いて、29%の収率で調製した。ES−MS m/e:437.1(M+H
+)。
【0401】
(実施例9:(4−フルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン)
(4−フルオロフェニル)(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノンを一般的な手順Bに従って、中間体2及び塩化4−フルオロベンゾイルを用いて、20%の収率で調製した。ES−MS m/e:419.4(M+H
+)。
【0402】
(実施例10:1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−フェニルエタノン)
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−フェニルエタノンを一般的な手順Bに従って、中間体2及び塩化2−フェニルアセチルを用いて、36%の収率で調製した。ES−MS m/e:419.4(M+H
+)。
【0403】
(実施例11:1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−フェニルブタン−1−オン)
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−フェニルブタン−1−オンを一般的な手順Bに従って、中間体2及び塩化2−フェニルブタノイルを用いて、35%の収率で調製した。ES−MS m/e:443.3(M+H
+)。
【0404】
(実施例12:4,4,4−トリフルオロ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)ブタン−1−オン)
4,4,4−トリフルオロ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ブタン−1−オンを、一般的な手順Cに従って、中間体2及び4,4,4−トリフルオロブタン酸を用いて、かつ40℃での反応を実施して、17%の収率で調製した。ES−MS m/e:421.1(M+H
+)。
【0405】
(実施例13:1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−フェニルプロパン−1−オン)
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−フェニルプロパン−1−オンを、一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−メチル−2−フェニルプロパン酸を用いて、かつ40℃での反応を実施して、19%の収率で調製した。ES−MS m/e:443.4(M+H
+)。
【0406】
(実施例14:(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロプロピル)メタノン)
(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロプロピル)メタノンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び1−フェニルシクロプロパンカルボン酸を用いて、かつ40℃での反応を実施して、13%の収率で調製した。ES−MS m/e:441.3(M+H
+)。
【0407】
(実施例15:3−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン)
3−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び3−(4−フルオロフェニル)プロパン酸を用いて、25%の収率で調製した。ES−MS m/e:447.2(M+H
+)。
【0408】
(実施例16:2−(3−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン)
2−(3−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(3−メトキシフェニル)−2−メチルプロパン酸を用いて、47%の収率で調製した。ES−MS m/e:473.2(M+H
+)。
【0409】
(実施例17:1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(ピリジン−3−イルメトキシ)プロパン−1−オン)
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(ピリジン−3−イルメトキシ)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−メチル−2−(ピリジン−3−イルメトキシ)プロパン酸を用いて、61%の収率で調製した。ES−MS m/e:473.3(M+H
+)。
【0410】
(実施例18:2−ヒドロキシ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)プロパン−1−オン)
2−ヒドロキシ−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−ヒドロキシ−2−(ピリジン−2−イル)プロパン酸ヒドロクロリドを用いて、27%の収率で調製した。ES−MS m/e:446.4(M+H
+)。
【0411】
(実施例19:2−(4−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン)
2−(4−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(4−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、18%の収率で調製した。ES−MS m/e:459.4(M+H
+)。
【0412】
(実施例20:1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(o−トリル)プロパン−1−オン)
1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチル−2−(o−トリル)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−メチル−2−o−トリルプロパン酸を用いて、48%の収率で調製した。ES−MS m/e:457.5(M+H
+)。
【0413】
(実施例21:クロマン−4−イル(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノン)
クロマン−4−イル(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)メタノンを一般的な手順Cに従って、中間体2及びクロマン−4−カルボン酸を用いて、13%の収率で調製した。ES−MS m/e:457.4(M+H
+)。
【0414】
(実施例22:(S)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−メチルブタン−1−オン)
(S)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−メチルブタン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び(S)−2−(4−フルオロフェニル)−3−メチルブタン酸を用いて、15%の収率で調製した。ES−MS m/e:475.5(M+H
+)。
【0415】
(実施例23:2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン)
2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(2−メトキシフェニル)プロパン酸を用いて、34%の収率で調製した。ES−MS m/e:459.4(M+H
+)。
【0416】
(実施例24:2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン)
2−(2−メトキシフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(2−メトキシフェニル)−2−メチルプロパン酸を用いて、38%の収率で調製した。ES−MS m/e:473.5(M+H
+)。
【0417】
(実施例25:(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタノン)
(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メタノンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−カルボン酸を用いて、30%の収率で調製した。ES−MS m/e:455.5(M+H
+)。
【0418】
(実施例26:2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン)
2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(4−クロロフェニル)プロパン酸を用いて、31%の収率で調製した。ES−MS m/e:463.4(M+H
+)。
【0419】
(実施例27:2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン)
2−(4−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(4−クロロフェニル)−2−メチルプロパン酸を用いて、20%の収率で調製した。ES−MS m/e:477.4(M+H
+)。
【0420】
(実施例28:(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロペンチル)メタノン)
(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)(1−フェニルシクロペンチル)メタノンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び1−フェニルシクロペンタンカルボン酸を用いて、30%の収率で調製した。ES−MS m/e:469.5(M+H
+)。
【0421】
(実施例29:2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オン)
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)プロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(3,5−ジフルオロフェニル)プロパン酸を用いて、38%の収率で調製した。ES−MS m/e:465.4(M+H
+)。
【0422】
(実施例30:2−(3−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オン)
2−(3−クロロフェニル)−1−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オンを一般的な手順Cに従って、中間体2及び2−(3−クロロフェニル)−2−メチルプロパン酸を用いて、26%の収率で調製した。ES−MS m/e:477.4(M+H
+)。
【0423】
(実施例31:5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,4−チアジアゾール)
5mLの丸底フラスコ中に、3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,4−チアジアゾール−5−(4H)−オン(60mg、326μmol)、中間体2(Eq:1.0)及びDIPEA(168mg、228μL、1.3mmol)をDMF(1.38mL)と組み合わせて無色の溶液を得た。RTで5分間撹拌した後、BOP(159mg、358μmol)を添加した。この反応混合物を45℃まで加熱して2時間撹拌した。次に、この反応混合物を50mLのEtOAc中へと注ぎ、飽和NaHCO
3(1×15mL)及び飽和NH
4Cl(1×10mL)で洗浄した。この有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。この粗材料をクロマトグラフィー(シリカゲル、因子60、EtOAc/ヘプタン=1/2)によって精製して、54mg(36%)の表題化合物を得た。ES−MS m/e:463.2(M+H
+)。
【0424】
(実施例32:3−(4−クロロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−クロロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び5−クロロ−3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを用いて、44%の収率で調製した。ES−MS m/e:505.0(M+H
+)。
【0425】
(実施例33:3−(3,4−ジフルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(3,4−ジフルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び5−クロロ−3−(3,4−ジフルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを用いて、35%の収率で調製した。ES−MS m/e:507.2(M+H
+)。
【0426】
(実施例34:3−シクロプロピル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−シクロプロピル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び5−クロロ−3−シクロプロピル−1,2,4−チアジアゾールを用いて、6%の収率で調製した。ES−MS m/e:421.1(M+H
+)。
【0427】
(実施例35:3−ブチル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−ブチル−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び3−ブチル−5−クロロ−1,2,4−チアジアゾールを用いて、54%の収率で調製した。ES−MS m/e:437.2(M+H
+)。
【0428】
(実施例36:5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び5−クロロ−3−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを用いて、51%の収率で調製した。ES−MS m/e:539.2(M+H
+)。
【0429】
(実施例37:3−(4−メトキシフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−メトキシフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び5−クロロ−3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾールを用いて、70%の収率で調製した。ES−MS m/e:487.1(M+H
+)。
【0430】
(実施例38:5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(ピラジン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(ピラジン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び5−クロロ−3−(ピラジン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを用いて、71%の収率で調製した。ES−MS m/e:459.3(M+H
+)。
【0431】
(実施例39:3−(4−クロロフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−クロロフェニル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体2及び5−クロロ−3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−チアジアゾールを用いて、49%の収率で調製した。ES−MS m/e:491.0(M+H
+)。
【0432】
(実施例40:3−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
5mLのねじキャップ付き反応器において、5−クロロ−3−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)−1,2,4−チアジアゾール(30mg、112μmol)、中間体2(134μmol)及びDIPEA(43.4mg、58.6μL、336μmol)をDMF(1mL)と組み合わせた。この反応混合物を50℃まで加熱し、15時間撹拌した。この粗材料を分取HPLCによって精製して、20mg(35%)の表題化合物を得た。
【0433】
(実施例41:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Dに従って、中間体3及び5−クロロ−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを用いて、23%の収率で調製した。ES−MS m/e:505.1(M+H
+)。
【0434】
(実施例42:7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Bに従って、中間体4及び4−エトキシベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて調製した。ES−MS m/e:517.2(M+H
+)。
【0435】
(実施例43:2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
2−((4−クロロフェニル)スルホニル)−7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Bに従って、中間体4及び塩化4−クロロベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0436】
(実施例44:7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Bに従って、中間体4及び塩化4−フルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0437】
(実施例45:7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Aに従って、中間体5及び塩化4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン−1−スルホニルを用いて、15%の収率で調製した。ES−MS m/e:503.2(M+H
+)。
【0438】
(実施例46:7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Aに従って、中間体5及び塩化4−エトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、16%の収率で調製した。ES−MS m/e:481.3(M+H
+)。
【0439】
(実施例47:7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Aに従って、中間体5及び塩化4−クロロベンゼン−1−スルホニルを用いて、32%の収率で調製した。ES−MS m/e:471.2(M+H
+)。
【0440】
(実施例48:2,7−ビス((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
2,7−ビス((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Bに従って、中間体6及び塩化4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。ES−MS m/e:539.0(M+H
+)。
【0441】
(実施例49:2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Bに従って、中間体6及び塩化4−エトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0442】
(実施例50:7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン)
7−((4−クロロフェニル)スルホニル)−2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナンを一般的な手順Bに従って、中間体6及び塩化4−クロロベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0443】
(実施例51:2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン)
2−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−7−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナンを一般的な手順Bに従って、中間体6及び塩化4−フルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0444】
(実施例52:6−クロロ−2−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール)
6−クロロ−2−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体7及び塩化4−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0445】
(実施例53:6−クロロ−2−(7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール)
6−クロロ−2−(7−((4−エトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体7及び塩化4−エトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0446】
(実施例54:6−クロロ−2−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール)
6−クロロ−2−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体7及び塩化4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0447】
(実施例55:6−クロロ−2−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール)
6−クロロ−2−(7−((4−(メチルチオ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体7及び塩化4−(メチルチオ)ベンゼン−1−スルホニルを用いて調製した。
【0448】
(実施例56:3−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体8及び塩化4−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、38%の収率で調製した。ES−MS m/e:503.2(M+H
+)。
【0449】
(実施例57:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、32%の収率で調製した。ES−MS m/e:489.4(M+H
+)。
【0450】
(実施例58:N−(4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)フェニル)アセトアミド)
N−(4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)フェニル)アセトアミドを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−アセトアミドベンゼン−1−スルホニルを用いて、26%の収率で調製した。ES−MS m/e:516.5(M+H
+)。
【0451】
(実施例59:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−(メチルスルホニル)ベンゼン−1−スルホニルを用いて、18%の収率で調製した。ES−MS m/e:537.5(M+H
+)
【0452】
(実施例60:5−(7−((2,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((2,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2,4−ジフルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて、12%の収率で調製した。ES−MS m/e:495.5(M+H
+)。
【0453】
(実施例61:5−(7−((3,4−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((3,4−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3,4−ジメトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、33%の収率で調製した。ES−MS m/e:519.5(M+H
+)。
【0454】
(実施例62:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシ−5−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシ−5−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2−メトキシ−5−メチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、35%の収率で調製した。ES−MS m/e:503.4(M+H
+)。
【0455】
(実施例63:5−(7−((5−クロロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((5−クロロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化5−クロロ−2−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、57%の収率で調製した。ES−MS m/e:523.4(M+H
+)。
【0456】
(実施例64:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルを用いて、19%の収率で調製した。ES−MS m/e:527.5(M+H
+)。
【0457】
(実施例65:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルを用いて、60%の収率で調製した。ES−MS m/e:527.4(M+H
+)。
【0458】
(実施例66:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(m−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(m−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3−メチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、4%の収率で調製した。ES−MS m/e:473.4(M+H
+)。
【0459】
(実施例67:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2−フルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて、31%の収率で調製した。ES−MS m/e:477.4(M+H
+)。
【0460】
(実施例68:5−(7−((4−エチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((4−エチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−エチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、55%の収率で調製した。ES−MS m/e:487.4(M+H
+)。
【0461】
(実施例69:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(o−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(o−トリルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2−メチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、28%の収率で調製した。ES−MS m/e:473.4(M+H
+)。
【0462】
(実施例70:5−(7−((4−(Tert−ブチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((4−(Tert−ブチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−tert−ブチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、17%の収率で調製した。ES−MS m/e:515.5(M+H
+)。
【0463】
(実施例71:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−フルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3−フルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて、12%の収率で調製した。ES−MS m/e:477.4(M+H
+)。
【0464】
(実施例72:5−(7−((2,5−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((2,5−ジメトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2,5−ジメトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、44%の収率で調製した。ES−MS m/e:519.4(M+H
+)。
【0465】
(実施例73:5−(7−((2,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((2,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2,5−ジフルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて、20%の収率で調製した。ES−MS m/e:495.4(M+H
+)。
【0466】
(実施例74:5−(7−((2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2,6−ジフルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて、35%の収率で調製した。ES−MS m/e:495.5(M+H
+)。
【0467】
(実施例75:5−(7−((3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((3,4−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾーールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3,4−ジフルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて、34%収率で調製した。ES−MS m/e:495.4(M+H
+)。
【0468】
(実施例76:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、20%の収率で調製した。ES−MS m/e:489.5(M+H+)。
【0469】
(実施例77:5−(7−((5−フルオロ−2−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((5−フルオロ−2−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化5−フルオロ−2−メチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、25%収率で調製した。ES−MS m/e:491.4(M+H
+)。
【0470】
(実施例78:2−エトキシ−5−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)ベンゾニトリル)
2−エトキシ−5−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)ベンゾニトリルを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3−シアノ−4−エトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、5%の収率で調製した。ES−MS m/e:528.5(M+H
+)。
【0471】
(実施例79:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを用いて、25%の収率で調製した。ES−MS m/e:557.6(M+H
+)。
【0472】
(実施例80:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化2−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、44%の収率で調製した。ES−MS m/e:489.4(M+H
+)。
【0473】
(実施例81:5−(7−((3−クロロ−4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((3−クロロ−4−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3−クロロ−4−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、16%の収率で調製した。ES−MS m/e:523.4(M+H
+)。
【0474】
(実施例82:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3−(メチルスルホニル)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3−(メチルスルホニル)ベンゼン−1−スルホニルを用いて、28%の収率で調製した。ES−MS m/e:537.5(M+H
+)。
【0475】
(実施例83:5−(7−((3,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((3,5−ジフルオロフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3,5−ジフルオロベンゼン−1−スルホニルを用いて、7%の収率で調製した。ES−MS m/e:495.4(M+H
+)。
【0476】
(実施例84:3−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)安息香酸メチル)
3−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)安息香酸メチルを一般的な手順Bに従って、中間体9及び3−(クロロスルホニル)安息香酸メチル
を用いて、26%の収率で調製した。ES−MS m/e:517.4(M+H
+)。
【0477】
(実施例85:5−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン−1−スルホニルを用いて、38%の収率で調製した。ES−MS m/e:525.4(M+H
+)。
【0478】
(実施例86:5−(7−((5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化5−フルオロ−2−メトキシベンゼン−1−スルホニルを用いて、52%の収率で調製した。ES−MS m/e:507.4(M+H
+)。
【0479】
(実施例87:5−(7−((4−エトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((4−エトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−エトキシ−3−メチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、31%の収率で調製した。ES−MS m/e:517.5(M+H
+)。
【0480】
(実施例88:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((4−メトキシ−3−メチルフェニル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化4−メトキシ−3−メチルベンゼン−1−スルホニルを用いて、9%の収率で調製した。ES−MS m/e:503.4(M+H
+)。
【0481】
(実施例89:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(ピリジン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(ピリジン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化ピリジン−3−スルホニルを用いて、4%の収率で調製した。ES−MS m/e:460.4(M+H
+)。
【0482】
(実施例90:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルを用いて、4%の収率で調製した。ES−MS m/e:505.4(M+H
+)。
【0483】
(実施例91:4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)−3,5−ジメチルイソキサゾール)
4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)−3,5−ジメチルイソキサゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3,5−ジメチルイソキサゾール−4−スルホニルを用いて、28%の収率で調製した。ES−MS m/e:478.4(M+H
+)。
【0484】
(実施例92:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−2−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−2−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化チオフェン−2−スルホニルを用いて、6%の収率で調製した。ES−MS m/e:465.3(M+H
+)。
【0485】
(実施例93:5−(7−((5−クロロチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((5−クロロチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化5−クロロチオフェン−2−スルホニルを用いて、23%の収率で調製した。ES−MS m/e:500.4(M+H
+)。
【0486】
(実施例94:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−(チオフェン−3−イルスルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化チオフェン−3−スルホニルを用いて、27%収率で調製した。ES−MS m/e:465.3(M+H
+)。
【0487】
(実施例95:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((5−メチルチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((5−メチルチオフェン−2−イル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化5−メチルチオフェン−2−スルホニルを用いて、15%の収率で調製した。ES−MS m/e:479.4(M+H
+)。
【0488】
(実施例96:3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3,3,3−トリフルオロプロピル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾール)
3−(4−フルオロベンジル)−5−(7−((3,3,3−トリフルオロプロピル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホニルを用いて、64%の収率で調製した。ES−MS m/e:479.4(M+H
+)。
【0489】
(実施例97:5−(7−((シクロヘキシルメチル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール)
5−(7−((シクロヘキシルメチル)スルホニル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−イル)−3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾールを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化シクロヘキシルメタンスルホニルを用いて、56%の収率で調製した。ES−MS m/e:479.4(M+H
+)。
【0490】
(実施例98:4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)モルホリン)
4−((2−(3−(4−フルオロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)スルホニル)モルホリンを一般的な手順Bに従って、中間体9及び塩化モルホリン−4−スルホニルを用いて、58%の収率で調製した。ES−MS m/e:468.4(M+H
+)。
【0491】
(実施例99:ベータ細胞ストレス/アポトーシスのためのモデルとしての、細胞外ストレッサーへ曝露したラットインスリノーマ細胞株の使用)
ラットインスリノーマ細胞株であるINS−1E細胞株は、広範に特徴づけられてきた。INS−1E細胞は、インスリンを分泌することによってグルコースに応答し、ほとんどの他の不死化β細胞株とは異なり、経時的に一致した様式でこれを行う。当該細胞は、高血糖誘発性、遊離脂肪酸(FFA)誘発性、及びサイトカイン誘発性のストレスに対して感受性がある。長期のストレスは究極的には、アポトーシス経路の誘導をもたらし、ストレスが抑えられなかった場合、アポトーシスに至る。カスパーゼ3及び7は、種々のアポトーシス経路が合流する下流で中心的な役割を担っている。したがって、これらのカスパーゼの活性化(すなわち、切断)は、ストレス誘発性アポトーシスに対する化合物の保護活性を評価するために関連する一次読み出しを形成する。
【0492】
アポトーシスの誘導を予防するための異なる化合物の効能を評価するために、インビトロでのスクリーニングを、INS−1E細胞がサイトカイン混合物(IFN−γ、5ng/ml、IL−1β、20pg/ml、TNF−α、0.25ng/ml)へ曝露された上で展開した。アポトーシス誘導度は、切断カスパーゼ3及び7に対する基質、すなわち、熱安定性ルシフェラーゼを有する発光促進性カスパーゼ3/7DEVDアミノルシフェリン基質(Caspase−Glo(登録商標)3/7アッセイ、Promega、カタログ番号G8092)を用いて評価した。
【0493】
(実験手順)
0日目に、白色壁の96穴マイクロプレート(Greiner、カタログ番号655098)中で、100μlの完全培地(11mMグルコースを含有し、5%FCS、100IU/mlのペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシン、10mMのHEPES、1mMのピルビン酸ナトリウム及び50μMの2−メルカプトエタノールを補充されたRPMI)中でウェルあたり20,000個でINS−1E細胞を播種した。2日目に、DMSOに溶解したサイトカイン及び化合物を含有する100μlの培地を細胞へ添加した。DMSOを含有するサイトカインを有さないウェルならびにサイトカイン及びDMSOを有するウェルは、サイトカイン混合物によるカスパーゼ3/7の活性化度を評価するために含まれていた。サイトカイン及び/または化合物への24時間の曝露後、Caspase−Glo(登録商標)3/7試薬を細胞へ添加し、カスパーゼ活性を、発光を測定することによって判定した。
【0494】
化合物の効能を評価するために、「毒性ウィンドウ」は、ストレッサーを有するが化合物を有さないウェルの活性から、ストレッサーを有さないウェルのカスパーゼ活性を減算することによって算出した。ストレッサーを有するが化合物を有さないウェルでのカスパーゼ活性量を1に正規化し、基準として使用した。その後、ストレッサー及び種々の濃度の化合物を有するウェルにおけるカスパーゼの活性を、化合物を有さないウェルに対して算出した。カスパーゼ活性対化合物の濃度のlog10をプロットすると、典型的には0,0001〜10μMにある化合物についてのEC
50価の算出が可能となった。EC
50が10μM未満である化合物は、活性があるとみなした。
【0495】
ストレス誘発性ベータ細胞アポトーシスモデルにおける本発明の化合物のEC
50値は、表2に「CYT EC
50」として示す。
【0496】
表2:
【表2】
【0497】
(実施例100:ニューロン変性のためのモデルとしてのα−シヌクレイン発現細胞の使用)
(α−シヌクレイン過剰発現細胞株の構築)
α−シヌクレイン発現プラスミドは、ヒト野生型α−シヌクレインのcDNAを含有する212T−SYN(野生型)由来のNcoI/XhoI断片(Griffioenら,Biochem Biophys Acta (2006) 1762(3):312〜318)を標準的な哺乳類発現ベクターpcDNA3.1へとサブクローニングして、結果的にプラスミドpcDNA3.1−SYNwtを生じることによって構築した。プラスミドpcDNA3.1及びpcDNA3.1−SYNwtは、リポフェクタミン試薬を用いてヒト神経芽細胞腫(BE−M17、ATCC番号CRL−2267
(商標
))へとトランスフェクトし、その後、ゲノムへと安定的に組み込んだプラスミドを有する独立したクローン細胞株を抗生物質耐性選別(ゲネティシン(G418))によって選別して、結果的に細胞株M17.pcDNA3及びM17_3SYNを生じた。M17_3SYN細胞株におけるα−シヌクレインの過剰発現は、ウェスタンブロット分析によって確認した。
【0498】
(ニューロン変性のためのモデルとしてのα−シヌクレイン発現細胞の使用)
高レベルのα−シヌクレインにより、M17_3SYN細胞は、周知のリスク因子であるパーキンソン病及びシヌクレイン依存性ニューロン変性に関するパラコートに対して感受性があった。細胞の細胞毒性は、乳酸脱水素酵素(LDH)レベルの定量化によって測定した。死細胞においては、LDHは、細胞から培地へと形質膜の完全性の喪失により漏出した。
【0499】
(実験手順)
実験の3日前に、M17.pcDNA3細胞(潜在的対照として)及びM17_3SYN細胞の初代前培養物を、ストック培養物から、培地(10%FCS、1mMピルビン酸ナトリウム、1×NEAA、500μg/mlのG418及び0.5×抗生物質/抗真菌薬(ABAM)を補充したフェノール赤含有Opti−MEM(登録商標)還元血清培地(Invitrogen、カタログ番号31985−047))中の20,000〜40,000個/cm2の密度で出発して調製した。3日後これらの初代前培養を出発点として使用して、50,000〜100,000個/cm
2の密度で二次前培養物を作製した。実験当日、これらの二次前培養物を、検出培地(10%FCS、1mMピルビン酸ナトリウム、1×NEAA、500μg/mlのG418及び0.5×ABAMを補充したフェノール赤非含有Opti−MEM(登録商標)還元血清培地(Invitrogen、カタログ番号11085−021))中で約0,5.106個/mlへ希釈し、ウェルあたりこの懸濁液の60μLを96穴マイクロタイタープレートへと分注した。37℃/5%CO
2での3時間のインキュベーション後、終濃度6mMのパラコートを含有する等体積の検出培地を添加し、その後、37℃/5%CO
2で2日間インキュベートした。次に、製造元の説明にしたがってPromega Cytotox 96非放射性細胞毒性アッセイ(Promega、カタログ番号G1780)を用いて、LDH活性を測定した。細胞毒性は、当該細胞及び上清中の総LDHに対するLDHの比として定義した。
【0500】
(化合物をスクリーニングするための神経芽細胞腫α−シヌクレイン病モデル)
M17_3SYN細胞株を用いる先に説明したアッセイは、PQ負荷した細胞における細胞毒性を低下させる化合物の能力について、当該化合物をスクリーニングすることができた。本発明の化合物を、低い非有効濃度から高い有効濃度に及ぶ異なる濃度で毒性を低下させる当該化合物の能力について検査した。その後、用量依存的阻害曲線を用いて、EC
50を算出した。化合物は、10μM以下の濃度で未処置のM17_3SYN細胞に対して20%超毒性を阻害する場合、本検査において活性があるとみなした。
【0501】
M17_3SYN細胞を用いた本発明の化合物の毒性阻害のEC
50値は、表3に「SYN EC
50」として示す。
【0502】
表3:
【表3】
【0503】
(実施例101:化合物のインビボ評価)
化合物の効能のインビボ評価のために、雄BKS.Cg+Leprdb/Leprdb/OlaHsdマウス(db/dbマウス(Harlan))を使用した。db/db表現型は、レプチン受容体遺伝子における突然変異から結果的に生じ、スプライスバイアントをもたらす(Chen,Charlatら.1996、Lee,Proencaら.1996)。db/dbマウスにおける2型糖尿病の発症は、インスリンの過剰分泌の初期後の進行性β細胞不全によるインスリンレベル低下と関係している。これらのマウスは、ヒトにおける病理発症と関連した様式で2型糖尿病を発症し、かつ当該モデルは、食品医薬品局(FDA、米国)による新規の抗糖尿病治療の評価のためのインビボモデルとして認可されているので、当該モデルは、効能について候補薬を検査するための高度に関連性のあるモデルである。
【0504】
化合物を最大50mg/kgの用量で腹腔内(IP)または経口(PO)投与した。マウスを毎週または隔週、代謝分析に供した。これらの検査は、絶食時(5時間)及び非絶食時の血糖値、血漿インスリンレベル、%糖化ヘモグロビン(HbAlc)レベル、耐糖能検査及びインスリン感受性検査を含むが、それらに限定しなかった。
【0505】
15mg/kgの経口投与時の化合物045を用いた処置は、体重を減少させた(
図1A)。絶食時血糖値は、化合物045を用いて処置した動物において有意により低く(
図1B)、このことは、低い%HbAlcレベルにおいて反映されていた(
図1C)。