(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
用紙を給紙する給紙部、用紙の搬送方向における前記給紙部の下流側で印刷中の用紙を搬送する印刷搬送部、前記印刷搬送部の下流側で用紙を排紙する排紙部を有し、前記給紙部から前記印刷搬送部を経て前記排紙部へ至る主搬送経路に沿って用紙を搬送する主搬送部と、
前記印刷搬送部と前記排紙部との間で前記主搬送経路から分岐し前記印刷搬送部より上流側で前記主搬送経路に合流する循環搬送経路に沿って用紙を搬送する循環搬送部と、
前記印刷搬送部を、印刷中の位置である印刷位置と、前記印刷位置から退避した退避位置との間で昇降させる昇降部と、
前記主搬送部、前記循環搬送部、および前記昇降部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記主搬送経路で用紙ジャムが発生した場合、前記主搬送経路におけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止し、前記主搬送経路におけるジャム発生位置より下流側の用紙を排紙するとともに、前記循環搬送経路の用紙搬送を停止するよう前記主搬送部および前記循環搬送部を制御し、
前記循環搬送経路で用紙ジャムが発生した場合、前記循環搬送経路におけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止するとともに、前記循環搬送経路におけるジャム発生位置より下流側の用紙および前記主搬送経路の用紙を排紙するよう前記主搬送部および前記循環搬送部を制御し、
用紙ジャム発生により前記循環搬送経路の用紙搬送を停止する際、搬送時より短い間隔で各用紙を停止するよう前記循環搬送部を制御し、
また、前記制御部は、用紙ジャムが発生した場合、ジャム発生位置に基づき、前記印刷搬送部が前記印刷位置または前記退避位置に配置されるように前記昇降部を制御することを特徴とする印刷装置。
用紙を給紙する給紙部、用紙の搬送方向における前記給紙部の下流側で印刷中の用紙を搬送する印刷搬送部、前記印刷搬送部の下流側で用紙を排紙する排紙部を有し、前記給紙部から前記印刷搬送部を経て前記排紙部へ至る主搬送経路に沿って用紙を搬送する主搬送部と、
前記印刷搬送部と前記排紙部との間で前記主搬送経路から分岐し前記印刷搬送部より上流側で前記主搬送経路に合流する循環搬送経路に沿って用紙を搬送する循環搬送部と、
前記印刷搬送部を、印刷中の位置である印刷位置と、前記印刷位置から退避した退避位置との間で昇降させる昇降部と、
前記主搬送部、前記循環搬送部、および前記昇降部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記主搬送経路で用紙ジャムが発生した場合、前記主搬送経路におけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止し、前記主搬送経路におけるジャム発生位置より下流側の用紙を排紙するとともに、前記循環搬送経路の用紙搬送を停止するよう前記主搬送部および前記循環搬送部を制御し、
前記循環搬送経路で用紙ジャムが発生した場合、前記循環搬送経路におけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止するとともに、前記循環搬送経路におけるジャム発生位置より下流側の用紙および前記主搬送経路の用紙を排紙するよう前記主搬送部および前記循環搬送部を制御し、
用紙ジャム発生により前記循環搬送経路の用紙搬送を停止する際、搬送時より短い間隔で各用紙を停止するよう前記循環搬送部を制御し、
前記主搬送経路における前記排紙部の位置で用紙ジャムが発生した場合、前記印刷搬送部を前記印刷位置から前記退避位置へ下降させるよう前記昇降部を制御することを特徴とする印刷装置。
用紙を給紙する給紙部、用紙の搬送方向における前記給紙部の下流側で印刷中の用紙を搬送する印刷搬送部、前記印刷搬送部の下流側で用紙を排紙する排紙部を有し、前記給紙部から前記印刷搬送部を経て前記排紙部へ至る主搬送経路に沿って用紙を搬送する主搬送部と、
前記印刷搬送部と前記排紙部との間で前記主搬送経路から分岐し前記印刷搬送部より上流側で前記主搬送経路に合流する循環搬送経路に沿って用紙を搬送する循環搬送部と、
前記印刷搬送部を、印刷中の位置である印刷位置と、前記印刷位置から退避した退避位置との間で昇降させる昇降部と、
前記主搬送部、前記循環搬送部、および前記昇降部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記主搬送経路で用紙ジャムが発生した場合、前記主搬送経路におけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止し、前記主搬送経路におけるジャム発生位置より下流側の用紙を排紙するとともに、前記循環搬送経路の用紙搬送を停止するよう前記主搬送部および前記循環搬送部を制御し、
前記循環搬送経路で用紙ジャムが発生した場合、前記循環搬送経路におけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止するとともに、前記循環搬送経路におけるジャム発生位置より下流側の用紙および前記主搬送経路の用紙を排紙するよう前記主搬送部および前記循環搬送部を制御し、
用紙ジャム発生により前記循環搬送経路の用紙搬送を停止する際、搬送時より短い間隔で各用紙を停止するよう前記循環搬送部を制御し、
前記主搬送経路における前記排紙部の位置で用紙ジャムが発生した場合、前記印刷搬送部を前記印刷位置から前記退避位置へ下降させ、前記主搬送経路における前記排紙部以外の位置で用紙ジャムが発生した場合および前記循環搬送経路で用紙ジャムが発生した場合、前記印刷搬送部を前記印刷位置から下降させないよう前記昇降部を制御することを特徴とする印刷装置。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
【0015】
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置の概略構成図である。
図2は、
図1に示す印刷装置の制御ブロック図である。以下の説明において、
図1の紙面に直交する方向を前後方向とし、紙面表方向を前方とする。また、
図1における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
【0017】
図1において太線で示す経路が、印刷媒体である用紙Pが搬送される搬送経路である。搬送経路のうち、実線で示す経路が印刷経路RP、一点鎖線で示す経路が反転循環経路RC、破線で示す経路が排紙経路RD、二点鎖線で示す経路が外部給紙経路RS1および内部給紙経路RS2である。以下の説明における上流、下流は、搬送経路に沿った搬送方向における上流、下流を意味する。
【0018】
図1、
図2に示すように、本実施の形態に係る印刷装置1は、外部給紙部2と、内部給紙部3と、搬送印刷部4と、循環搬送部5と、排紙部6と、操作パネル7と、制御部8と、各部を収納または保持する筐体9とを備える。
【0019】
外部給紙部2は、筐体9の外部に一部が露出して積載された用紙Pを給紙する。外部給紙部2は、外部給紙台11と、外部給紙ローラ12と、外部給紙駆動部13と、用紙センサ14とを備える。
【0020】
外部給紙台11は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。外部給紙台11は、一部が筐体9の外部に露出して設置されている。
【0021】
外部給紙ローラ12は、外部給紙台11に積層された用紙Pを1枚ずつ取り出すとともに、外部給紙経路RS1に沿って、後述のレジストローラ21へ向けて搬送する。
【0022】
外部給紙駆動部13は、外部給紙ローラ12を回転駆動させる。外部給紙駆動部13は、モータを有する。
【0023】
用紙センサ14は、外部給紙経路RS1に沿って搬送される用紙Pを検出する。また、用紙センサ14は、後述の縦搬送ローラ37からレジストローラ21へ搬送される反転循環経路RC上の用紙Pを検出する。用紙センサ14は、外部給紙経路RS1の下流端部に配置されている。
【0024】
内部給紙部3は、筐体9の内部に積載された用紙Pを給紙する。内部給紙部3は、2つの内部給紙台16と、2対の内部給紙ローラ17と、3対の内部給紙搬送ローラ18と、内部給紙駆動部19と、用紙センサ20a〜20cとを備える。
【0025】
内部給紙台16は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。内部給紙台16は、筐体9の内部に配置されている。
【0026】
内部給紙ローラ17は、内部給紙台16に積層された用紙Pを1枚ずつ取り出すとともに、内部給紙経路RS2に沿って、内部給紙搬送ローラ18へ向けて搬送する。
【0027】
内部給紙搬送ローラ18は、内部給紙ローラ17により内部給紙台16から取り出された用紙Pを後述の縦搬送ローラ37へ向けて搬送する。内部給紙搬送ローラ18は、内部給紙経路RS2に沿って配置されている。内部給紙経路RS2は、その下流端が、後述の最下流の水平搬送ローラ35と縦搬送ローラ37との間において、反転循環経路RCに接続されている。
【0028】
内部給紙駆動部19は、内部給紙ローラ17および内部給紙搬送ローラ18を回転駆動させる。内部給紙駆動部19は、複数のモータを有する。
【0029】
用紙センサ20a〜20cは、内部給紙経路RS2に沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ20a〜20cは、3対の内部給紙搬送ローラ18のそれぞれの下流側近傍に配置されている。
【0030】
搬送印刷部4は、用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに画像を印刷する。搬送印刷部4は、レジストローラ21と、レジスト駆動部22と、ベルトプラテン(請求項の印刷搬送部に相当)23と、ヘッドユニット24と、ベルトプラテン昇降部25と、用紙センサ26とを備える。
【0031】
レジストローラ21は、外部給紙ローラ12または縦搬送ローラ37から搬送されてきた用紙Pをベルトプラテン23へ搬送する。レジストローラ21は、外部給紙経路RS1と反転循環経路RCとの合流地点の下流側近傍の印刷経路RP上に配置されている。
【0032】
レジスト駆動部22は、レジストローラ21を回転駆動させる。レジスト駆動部22は、モータを有する。
【0033】
ベルトプラテン23は、レジストローラ21により搬送されてきた用紙Pをベルト上に吸着保持しつつ印刷経路RPに沿って搬送する。ベルトプラテン23による用紙Pの搬送中に後述のインクジェットヘッド28からインクが吐出されることで、用紙Pに画像が印刷される。換言すれば、ベルトプラテン23は、印刷中の用紙Pを搬送する。ベルトプラテン23は、レジストローラ21の下流側に配置されている。
【0034】
ベルトプラテン23は、ベルトプラテン昇降部25により、印刷位置と退避位置との間で昇降可能になっている。印刷位置は、印刷を行う際のベルトプラテン23の位置である。印刷位置は、
図1において実線で示すベルトプラテン23の位置であり、ヘッドユニット24の下側近傍にある。退避位置は、印刷位置から下方に退避させたベルトプラテン23の位置である。退避位置は、
図1において破線で示すベルトプラテン23の位置である。
【0035】
ヘッドユニット24は、ベルトプラテン23により搬送される用紙Pにインクを吐出して画像を印刷する。ヘッドユニット24は、複数のインクジェットヘッド28と、ヘッドホルダ29とを備える。
【0036】
インクジェットヘッド28は、前後方向(主走査方向)に沿って配置された複数のノズルを有し、ノズルからインクを吐出する。複数のインクジェットヘッド28は、ベルトプラテン23による用紙Pの搬送方向(左右方向)に沿って並列配置されている。
【0037】
ヘッドホルダ29は、インクジェットヘッド28を保持する。ヘッドホルダ29は、筐体9内の所定位置に固定されている。
【0038】
ベルトプラテン昇降部25は、ベルトプラテン23を昇降させる。ベルトプラテン昇降部25は、ヘッドホルダ29内に配置されている。ベルトプラテン昇降部25は、ワイヤ、プーリ、モータ等を有し、ワイヤによりベルトプラテン23を吊り下げ支持している。ベルトプラテン昇降部25は、モータによりプーリを回転させてワイヤの巻き取りおよび繰り出しを行うことで、ベルトプラテン23を昇降させる。
【0039】
用紙センサ26は、レジストローラ21からベルトプラテン23へ印刷経路RPに沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ26は、レジストローラ21とベルトプラテン23の上流端との間に配置されている。
【0040】
循環搬送部5は、両面印刷時に片面印刷後の用紙Pを、ベルトプラテン23の下流端からレジストローラ21へ、ベルトプラテン23の下方を通る反転循環経路RCに沿って搬送する。循環搬送部5は、2対の中間搬送ローラ31と、中間搬送駆動部32と、反転ローラ33と、反転駆動部34と、4対の水平搬送ローラ35と、水平搬送駆動部36と、縦搬送ローラ37と、縦搬送駆動部38と、用紙センサ39a〜39dとを備える。
【0041】
中間搬送ローラ31は、両面印刷時に後述の切替部41により反転循環経路RCへ導かれた片面印刷後の用紙Pを反転ローラ33へ搬送する。2対の中間搬送ローラ31は、ベルトプラテン23と反転ローラ33との間の反転循環経路RCの下降部分に沿って配置されている。
【0042】
中間搬送駆動部32は、中間搬送ローラ31を回転駆動させる。中間搬送駆動部32は、モータを有する。
【0043】
反転ローラ33は、中間搬送ローラ31により搬送されてきた用紙Pをスイッチバックすることで表裏反転する。反転ローラ33は、反転循環経路RCに沿って、中間搬送ローラ31の下流側に配置されている。
【0044】
反転駆動部34は、反転ローラ33を回転駆動させる。反転駆動部34は、モータを有する。
【0045】
水平搬送ローラ35は、ベルトプラテン23の下方において、反転ローラ33によりスイッチバックされた用紙Pを縦搬送ローラ37へ搬送する。上流側の3対の水平搬送ローラ35は、ベルトプラテン23の下方の反転循環経路RCの水平部分に沿って配置されている。最下流の1対の水平搬送ローラ35は、反転循環経路RCの水平部分の下流側の上昇部分に沿って配置されている。
【0046】
水平搬送駆動部36は、水平搬送ローラ35を回転駆動させる。水平搬送駆動部36は、複数のモータを有する。
【0047】
縦搬送ローラ37は、両面印刷時に水平搬送ローラ35により搬送されてくる片面印刷後の用紙Pをレジストローラ21へ搬送する。また、縦搬送ローラ37は、内部給紙部3により給紙された未印刷の用紙Pをレジストローラ21へ搬送する。縦搬送ローラ37は、反転循環経路RCの下流域の垂直部分に沿って配置されている。
【0048】
縦搬送駆動部38は、縦搬送ローラ37を回転駆動させる。縦搬送駆動部38は、モータを有する。
【0049】
用紙センサ39a〜39dは、反転循環経路RCに沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ39aは、上流側の中間搬送ローラ31の下流側近傍に配置されている。用紙センサ39bは、最上流の水平搬送ローラ35の下流側近傍に配置されている。用紙センサ39cは、上流側から3番目の水平搬送ローラ35の下流側近傍に配置されている。用紙センサ39dは、縦搬送ローラ37の下流側近傍に配置されている。
【0050】
排紙部6は、印刷済みの用紙Pを排紙する。排紙部6は、ベルトプラテン23の下流側に配置されている。排紙部6は、切替部41と、3対の排紙ローラ42と、排紙駆動部43と、用紙センサ44a,44bと、排紙台45とを備える。
【0051】
切替部41は、ベルトプラテン23からの用紙Pの搬送先を排紙経路RDと反転循環経路RCとの間で切り替える。切替部41は、印刷経路RPの下流端であって、反転循環経路RCおよび排紙経路RDの上流端となる地点に配置されている。
【0052】
切替部41は、排紙誘導方向と循環誘導方向との間で方向が切り替えられる。排紙誘導方向は、ベルトプラテン23から排紙経路RDへ用紙を導く方向である。排紙誘導方向は、
図1において実線で示す切替部41の方向である。循環誘導方向は、ベルトプラテン23から反転循環経路RCへ用紙を導く方向である。循環誘導方向は、
図1において破線で示す切替部41の方向である。
【0053】
排紙ローラ42は、ベルトプラテン23から搬送されてくる用紙Pを受け取って排紙台45へ排紙する。排紙ローラ42は、印刷経路RPの下流端から延びる排紙経路RDに沿って配置されている。
【0054】
排紙駆動部43は、排紙ローラ42を回転駆動させる。排紙駆動部43は、モータを有する。
【0055】
用紙センサ44a,44bは、排紙経路RDに沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ44aは、最上流の排紙ローラ42より上流側の排紙経路RDに沿って配置されている。用紙センサ44bは、最下流の排紙ローラ42の上流側近傍に配置されている。
【0056】
排紙台45は、排紙ローラ42により排紙された用紙Pが積載されるものである。排紙台45は、排紙経路RDの下流端に配置されている。
【0057】
操作パネル7は、各種の入力画面等を表示するとともに、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作パネル7は、表示部46と、入力部47とを備える。
【0058】
表示部46は、各種の入力画面等を表示する。表示部46は、液晶表示パネル等を有する。
【0059】
入力部47は、ユーザによる入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力部47は、各種の操作キー、タッチパネル等を有する。
【0060】
制御部8は、印刷装置1の各部の動作を制御する。制御部8は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
【0061】
制御部8は、印刷動作を行う際、外部給紙部2または内部給紙部3により用紙Pを給紙し、搬送印刷部4により用紙Pを搬送しつつ印刷するよう制御する。両面印刷の場合、制御部8は、片面印刷後の用紙Pを循環搬送部5により表裏反転して搬送印刷部4へ搬送し、未印刷面に印刷するよう制御する。制御部8は、印刷済みの用紙Pを排紙部6により排紙するよう制御する。
【0062】
印刷動作中において、制御部8は、用紙センサ14,20a〜20c,26,39a〜39d,44a,44bの用紙検出タイミングに基づき、用紙ジャムが発生したか否かを判断する。用紙ジャムが発生したと判断した場合、制御部8は、後述の用紙ジャム対応処理を実行する。
【0063】
次に、印刷装置1の動作について説明する。
【0064】
印刷ジョブが入力されると、制御部8は、印刷動作を実行する。制御部8は、印刷ジョブに含まれる片面/両面印刷設定情報を取得し、その内容に応じて、片面印刷または両面印刷を実行する。
【0065】
ここでは、印刷動作時の給紙が外部給紙部2から行われるものとする。この場合、外部給紙部2が、請求項の給紙部に相当する。また、外部給紙経路RS1、印刷経路RP、および排紙経路RDからなる経路が、請求項の主搬送経路に相当する。以降において、外部給紙経路RS1、印刷経路RP、および排紙経路RDからなる経路を適宜、主搬送経路と呼ぶ。また、外部給紙部2、搬送印刷部4、および排紙部6が、請求項の主搬送部を構成する。また、ベルトプラテン23と排紙部6との間で主搬送経路から分岐し、ベルトプラテン23より上流側で主搬送経路に合流する経路である反転循環経路RCが、請求項の循環搬送経路に相当する。
【0066】
まず、片面印刷について説明する。片面印刷の動作を開始すると、制御部8は、外部給紙部2から未印刷の用紙Pを搬送印刷部4へ順次給紙するよう制御する。制御部8は、ベルトプラテン23において、用紙長さより短い所定の紙間で各用紙Pが搬送されるようなタイミングで各用紙Pをベルトプラテン23へ順次送り出すよう外部給紙部2およびレジストローラ21を制御する。紙間は、先行の用紙Pの後端と後続の用紙Pの先端との間隔である。
【0067】
ベルトプラテン23へ送り出された用紙Pは、ベルトプラテン23において所定の印刷搬送速度で搬送されつつ、インクジェットヘッド28から吐出されるインクにより印刷される。印刷された用紙Pは、排紙誘導方向に向けられた切替部41により印刷経路RPから排紙経路RDへ導かれる。排紙経路RDへ導かれた用紙Pは、排紙部6において、排紙ローラ42により搬送されて排紙台45へ排紙される。
【0068】
次に、両面印刷について説明する。両面印刷の場合、制御部8は、片面印刷時の給紙タイミングに対して、各用紙Pの給紙タイミング間の時間が2倍となるタイミングで未印刷の用紙Pを順次給紙するよう外部給紙部2を制御する。これにより、両面印刷では、各用紙間のレジストローラ21への到達タイミングの間隔が、片面印刷時の2倍になる。
【0069】
レジストローラ21によりベルトプラテン23へ送り出された未印刷の用紙Pは、ベルトプラテン23により搬送されつつ印刷される。片面印刷後の用紙Pは、循環誘導方向に向けられた切替部41により印刷経路RPから反転循環経路RCへ導かれ、中間搬送ローラ31により反転ローラ33へ搬送される。反転ローラ33において、用紙Pは、スイッチバックされる。次いで、用紙Pは、水平搬送ローラ35および縦搬送ローラ37によりレジストローラ21へ搬送される。そして、用紙Pは、レジストローラ21によりベルトプラテン23へ再度送り出される。
【0070】
ここで、片面印刷後の用紙Pは、順次給紙される未印刷の用紙Pと交互にベルトプラテン23に送り出せるタイミングでレジストローラ21へ搬送される。上述のように、両面印刷では、片面印刷の場合に対して、外部給紙部2から順次給紙される各用紙間のレジストローラ21への到達タイミングの間隔が2倍である。このため、未印刷の用紙Pの間に片面印刷後の用紙Pを挿入し、未印刷の用紙Pの給紙と交互に片面印刷後の用紙Pをベルトプラテン23に送り出すことが可能になっている。
【0071】
片面印刷後の用紙Pは、反転ローラ33によりスイッチバックされたため、未印刷面を上向きにしてベルトプラテン23へ送られる。片面印刷後の用紙Pは、ベルトプラテン23により搬送されつつ未印刷面に印刷される。そして、両面印刷済みの用紙Pは、排紙誘導方向に向けられた切替部41により印刷経路RPから排紙経路RDへ導かれ、排紙ローラ42により搬送されて、排紙台45へ排紙される。
【0072】
上述のように、両面印刷では、未印刷の用紙Pの給紙と交互に片面印刷後の用紙Pがベルトプラテン23へ送られることで、ベルトプラテン23上で、未印刷の用紙Pの一方の面への印刷と、片面印刷後の用紙Pの未印刷面への印刷とが交互に行われる。これにより、片面印刷時と同等の片面あたりの生産性で両面印刷が行われる。
【0073】
このような両面印刷時には、制御部8は、切替部41の方向を循環誘導方向と排紙誘導方向との間で交互に切り替えるよう制御する。これにより、ベルトプラテン23から切替部41へ搬送されてくる片面印刷後の用紙Pが循環搬送部5へ導かれ、両面印刷済みの用紙Pが排紙部6へ導かれる。制御部8は、用紙Pの後端が切替部41を抜けるタイミングの理論値に基づき、切替部41の方向の切り替えを行う。切替部41の方向の切り替えは、用紙Pの後端が切替部41を通過してから次の用紙Pの先端が切替部41に到達するまでの間に行われる。
【0074】
循環搬送部5にはベルトプラテン23から切替部41に到達する用紙Pが1枚おきに誘導されるため、循環搬送部5では、1枚おきの間隔で用紙Pが搬送される。このため、反転循環経路RCでは、印刷経路RPにおける用紙Pの間隔よりも長い間隔で用紙Pが搬送される。具体的には、反転循環経路RCでは、所定の紙間の2倍と用紙長さとの合計分の間隔で、用紙Pが搬送される。
【0075】
上述のような片面印刷または両面印刷の動作中において、制御部8は、用紙ジャムが発生したか否かを判断する。具体的には、制御部8は、用紙センサ14,26,39a〜39d,44a,44bのいずれかで用紙Pの検出タイミングの理論値からの遅延時間がジャム判定閾値以上になった場合、用紙ジャムが発生したと判断する。
【0076】
ここで、主搬送経路(外部給紙経路RS1、印刷経路RP、排紙経路RD)におけるジャム判定閾値より、反転循環経路RCにおけるジャム判定閾値のほうが大きい。具体的には、主搬送経路におけるジャム判定閾値は、所定の紙間分の搬送に要する時間である。反転循環経路RCにおけるジャム判定閾値は、所定の紙間分の搬送に要する時間と、用紙長さ分の搬送に要する時間との合計である。
【0077】
用紙ジャムが発生したと判断すると、制御部8は、用紙ジャム対応処理を実行する。この用紙ジャム対応処理について説明する。
図3は、用紙ジャム対応処理のフローチャートである。
図3のフローチャートの処理は、用紙ジャムが発生したと判断されたことにより開始となる。
【0078】
図3のステップS1において、制御部8は、発生した用紙ジャムが主搬送経路(外部給紙経路RS1、印刷経路RP、排紙経路RD)での用紙ジャムであるか否かを判断する。ここで、制御部8は、用紙センサ14で外部給紙ローラ12により搬送される用紙Pにおける用紙ジャムが検出された場合、および用紙センサ26,44a,44bのいずれかで用紙ジャムが検出された場合、主搬送経路での用紙ジャムであると判断する。
【0079】
発生した用紙ジャムが主搬送経路での用紙ジャムであると判断した場合(ステップS1:YES)、ステップS2において、制御部8は、主搬送経路のジャム発生位置より上流側の用紙搬送、および反転循環経路RCの用紙搬送を停止するよう制御する。また、制御部8は、主搬送経路のジャム発生位置より下流側の用紙Pは排紙するよう制御する。なお、片面印刷の場合は、反転循環経路RCに用紙Pはないため、反転循環経路RCの用紙搬送を停止する制御は不要である。
【0080】
反転循環経路RCの用紙搬送を停止する際、制御部8は、搬送時より短い間隔で各用紙Pを停止するよう循環搬送部5を制御する。具体的には、所定の紙間分の間隔で各用紙Pを停止するよう循環搬送部5を制御する。
【0081】
ここで、用紙センサ14または用紙センサ26による主搬送経路での用紙ジャムの検出時点で、切替部41の方向が循環誘導方向である場合は、制御部8は、その用紙Pの後端が切替部41を抜けると、切替部41を排紙誘導方向に切り替える。これにより、ジャム発生位置である用紙センサ14または用紙センサ26より下流側の用紙Pの排紙が可能になる。
【0082】
ステップS2に続いて、ステップS3において、制御部8は、発生した用紙ジャムが排紙部6での用紙ジャムであるか否かを判断する。ここで、制御部8は、用紙センサ44a,44bで用紙ジャムが検出された場合、排紙部6での用紙ジャムであると判断する。
【0083】
発生した用紙ジャムが排紙部6での用紙ジャムであると判断した場合(ステップS3:YES)、ステップS4において、制御部8は、ベルトプラテン23を退避位置へ下降させる。
【0084】
ここで、排紙部6での用紙ジャムの場合、ジャム発生位置より上流側の用紙Pの搬送が停止されることで、ベルトプラテン23に用紙Pが残留する。ベルトプラテン23が印刷位置にある状態では、ヘッドユニット24とベルトプラテン23との間にユーザが手を差し込むスペースがほとんどないため、ベルトプラテン23上の残留用紙の除去が困難である。そこで、ベルトプラテン23を退避位置へ下降させることで、ベルトプラテン23とヘッドユニット24との間に、ベルトプラテン23から残留用紙を除去するための作業スペースを確保する。
【0085】
ステップS4の後、制御部8は、ステップS5へ進む。また、ステップS3において、発生した用紙ジャムは排紙部6での用紙ジャムではないと判断した場合(ステップS3:NO)、制御部8は、ステップS4を省略してステップS5へ進む。
【0086】
ステップS5では、制御部8は、ジャムエラー表示を行う。具体的には、制御部8は、用紙ジャムの発生を通知するとともに用紙ジャム解除の作業をユーザに促すジャムエラー画面を表示部46に表示させる。これにより、用紙ジャム対応処理が終了となる。
【0087】
ステップS1において、発生した用紙ジャムが反転循環経路RCでの用紙ジャムであると判断した場合(ステップS1:NO)、制御部8は、ステップS6へ進む。ここで、制御部8は、循環搬送部5の用紙センサ39a〜39dのいずれかで用紙ジャムが検出された場合、反転循環経路RCでの用紙ジャムであると判断する。
【0088】
ステップS6では、制御部8は、反転循環経路RCのジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止するよう制御する。また、制御部8は、反転循環経路RCのジャム発生位置より下流側の用紙P、および主搬送経路の用紙Pを排紙するよう制御する。
【0089】
反転循環経路RCのジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止する際、制御部8は、搬送時より短い間隔で各用紙Pを停止するよう循環搬送部5を制御する。具体的には、所定の紙間分の間隔で各用紙Pを停止するよう循環搬送部5を制御する。
【0090】
ここで、反転循環経路RCでの用紙ジャムの検出時点で、切替部41の方向が循環誘導方向である場合は、制御部8は、その用紙Pの後端が切替部41を抜けると、切替部41を排紙誘導方向に切り替える。これにより、循環搬送部5のジャム発生位置より下流側、外部給紙部2、および搬送印刷部4の用紙Pの排紙が可能になる。
【0091】
この後、制御部8は、ステップS5へ進み、ジャムエラー表示を行う。これにより、用紙ジャム対応処理が終了となる。
【0092】
なお、反転循環経路RCでの用紙ジャムにおいて、切替部41を通過中の用紙Pが、用紙ジャムを起こした用紙である場合がある。この場合、切替部41を通過中の用紙Pを動かせず、切替部41を排紙誘導方向に切り替えることはできない。このため、切替部41より上流側の用紙Pを排紙することができない。したがって、このような用紙ジャムが発生した場合、制御部8は、排紙部6以外における用紙搬送を停止し、ジャムエラー表示を行う。この場合、ベルトプラテン23に用紙Pが残留するため、制御部8は、ベルトプラテン23を退避位置へ下降させる。
【0093】
次に、具体例を用いて用紙ジャム対応処理を説明する。
【0094】
まず、第1具体例として、主搬送経路(外部給紙経路RS1、印刷経路RP、排紙経路RD)での用紙ジャム発生時における用紙ジャム対応処理の一例を説明する。
【0095】
図4は、第1具体例における用紙ジャム発生時の用紙の配置を示す図である。
図4の例は、両面印刷において外部給紙部2から給紙される用紙による用紙ジャムが用紙センサ14で検出されたものである。
【0096】
図4において、太線の実線で示す用紙P1〜P5は、外部給紙部2から順次給紙され、片面が印刷され、切替部41を通過して循環搬送部5へ導かれた後の用紙である。このうち用紙P1は、両面印刷済みであり、排紙誘導方向の切替部41により排紙部6へ導かれている。太線の破線で示す用紙P6,P7は、まだ切替部41を通過していない用紙である。用紙P6は、片面印刷後の用紙P1と用紙P2との間に給紙されたものである。用紙P7は、片面印刷後の用紙P2と用紙P3との間に給紙されるものである。
【0097】
制御部8は、
図4の状態で用紙ジャムが発生したと判断すると、主搬送経路におけるジャム発生位置である用紙センサ14より上流側にある用紙P7の搬送を停止するよう外部給紙部2を制御する。また、制御部8は、主搬送経路における用紙センサ14より下流側にある用紙P1,P6,P2を排紙するようベルトプラテン23および排紙部6を制御する。
【0098】
また、制御部8は、反転循環経路RCの用紙搬送を停止するよう循環搬送部5を制御する。これにより、用紙P3〜P5が停止する。ここで、制御部8は、所定の紙間分の間隔で用紙P3〜P5を停止するよう循環搬送部5を制御する。
【0099】
この結果、
図5に示す状態で用紙搬送が停止される。用紙P1,P6,P2が排紙されたので、用紙ジャムが発生した時点の
図4の状態ですべての用紙搬送を停止する場合より、残留用紙が減少する。また、反転循環経路RCの用紙P3〜P5の間隔が搬送時よりも短くなっているので、残留用紙の存在する範囲が狭められる。
【0100】
また、ベルトプラテン23上に残留用紙がないため、ジャム解除の作業のためにベルトプラテン23を下降させる必要がない。このため、循環搬送部5の水平搬送部分から残留用紙を取り除く作業のためのスペースを十分に確保できる。また、ベルトプラテン23を下降させる時間が省略できるため、ジャム解除の作業を開始するまでの時間を短縮できる。
【0101】
次に、第2具体例として、反転循環経路RCでの用紙ジャム発生時における用紙ジャム対応処理の一例を説明する。
【0102】
図6は、第2具体例における用紙ジャム発生時の用紙の配置を示す図である。
図6の例は、両面印刷において反転循環経路RCにおける用紙ジャムが用紙センサ14で検出されたものである。
【0103】
制御部8は、
図6の状態で用紙ジャムが発生したと判断すると、反転循環経路RCにおけるジャム発生位置である用紙センサ14より上流側の用紙搬送を停止するよう循環搬送部5を制御する。ここで、制御部8は、所定の紙間分の間隔で用紙P3〜P6を停止するよう循環搬送部5を制御する。
【0104】
具体的には、まず、制御部8は、用紙ジャムの検出時点で、用紙P3,P4の搬送を停止するよう循環搬送部5を制御する。ここで、用紙P3は、用紙ジャムを起こした用紙であり、用紙ジャムの検出前から止まっている。また、前述のように、反転循環経路RCにおけるジャム判定閾値は、所定の紙間分の搬送に要する時間と、用紙長さ分の搬送に要する時間との合計である。このため、用紙ジャムの検出時点において、用紙P3と用紙P4との間隔は、正常な搬送時に対して、所定の紙間と用紙長さとの合計分だけ短くなっている。
【0105】
したがって、用紙ジャムの検出時点において用紙P3,P4の搬送を停止すると、用紙P3と用紙P4との間隔は、所定の紙間分になっている。
【0106】
この後、制御部8は、用紙P4と用紙P5との間隔、および用紙P5と用紙P6との間隔が、所定の紙間分になるように、用紙P5、用紙P6の搬送を順次停止する。
【0107】
また、制御部8は、
図6の状態で用紙ジャムが発生したと判断すると、主搬送経路の用紙P1,P7,P2を排紙するようレジストローラ21、ベルトプラテン23、および排紙部6を制御する。
【0108】
この結果、
図7に示す状態で用紙搬送が停止される。用紙P1,P7,P2が排紙されたので、用紙ジャムが発生した時点の
図6の状態ですべての用紙搬送を停止する場合より、残留用紙が減少する。また、反転循環経路RCの用紙P3〜P6の間隔が搬送時よりも短くなっているので、残留用紙の存在する範囲が狭められる。また、ベルトプラテン23上に残留用紙がないため、ジャム解除の作業のためにベルトプラテン23を下降させる必要がない。
【0109】
なお、
図6の例では、ジャム発生位置が反転循環経路RCの最下流部であるため、用紙ジャムの検出時点において反転循環経路RCのジャム発生位置より下流側に用紙Pは存在しない。用紙ジャムの検出時点において反転循環経路RCのジャム発生位置より下流側に用紙Pがある場合は、制御部8は、その用紙Pを主搬送経路の用紙Pとともに排紙するよう制御する。
【0110】
以上説明したように、印刷装置1では、制御部8は、主搬送経路(外部給紙経路RS1、印刷経路RP、排紙経路RD)で用紙ジャムが発生した場合、主搬送経路におけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止し、下流側の用紙Pを排紙するとともに、反転循環経路RCの用紙搬送を停止するよう外部給紙部2、搬送印刷部4、排紙部6、および循環搬送部5を制御する。反転循環経路RCで用紙ジャムが発生した場合、制御部8は、反転循環経路RCにおけるジャム発生位置より上流側の用紙搬送を停止するとともに、反転循環経路RCにおけるジャム発生位置より下流側の用紙Pおよび主搬送経路の用紙Pを排紙するよう外部給紙部2、搬送印刷部4、排紙部6、および循環搬送部5を制御する。
【0111】
これにより、用紙ジャム発生後の残留用紙を減少させることができる。この結果、用紙ジャム解除の作業を軽減できる。
【0112】
また、ベルトプラテン23に用紙Pが残留する状況の発生を低減できる。具体的には、排紙部6で用紙ジャムが発生した場合以外では、ベルトプラテン23に用紙Pが残留しない。ベルトプラテン23に残留用紙がない場合、ジャム解除の作業のためにベルトプラテン23を下降させる必要がない。このため、循環搬送部5の水平搬送部分から残留用紙を取り除く作業のためのスペースを十分に確保できる。また、ベルトプラテン23を下降させる時間が省略できるため、ジャム解除の作業を開始するまでの時間を短縮できる。この結果、ジャム解除時の利便性が向上する。
【0113】
また、印刷装置1では、制御部8は、用紙ジャム発生により反転循環経路RCの用紙搬送を停止する際、搬送時より短い間隔で各用紙Pを停止するよう循環搬送部5を制御する。これにより、反転循環経路RCにおける残留用紙が存在する範囲を狭めることができる。この結果、用紙ジャム解除の作業をより軽減できる。
【0114】
また、印刷装置1では、主搬送経路より長い間隔で用紙Pが搬送される反転循環経路RCにおけるジャム判定閾値を、主搬送経路におけるジャム判定閾値より大きくしている。これにより、反転循環経路RCにおける用紙ジャム発生時において、用紙搬送を継続できる時間を長くすることができる。この結果、用紙ジャム発生によるダウンタイムを短縮できる。また、用紙搬送を継続することで解消する可能性のある用紙ジャムにより印刷動作が停止されることを低減できる。
【0115】
なお、上述した実施の形態では、外部給紙部2から給紙が行われる場合の用紙ジャム対応処理を説明したが、内部給紙部3から給紙する場合にも同様の用紙ジャム対応処理が可能である。この場合、内部給紙経路RS2の下流端と印刷経路RPの上流端との間の反転循環経路RCを、主搬送経路の一部とみなせばよい。この場合、内部給紙経路RS2、内部給紙経路RS2の下流端と印刷経路RPの上流端との間の反転循環経路RC、印刷経路RP、および排紙経路RDからなる経路が、請求項の主搬送経路に相当する。また、内部給紙部3、縦搬送ローラ37、搬送印刷部4、および排紙部6が、請求項の主搬送部を構成する。また、印刷経路RPの下流端と内部給紙経路RS2の下流端との間の反転循環経路RCが、請求項の循環搬送経路に相当する。
【0116】
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。