(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記遊技処理実行手段は、前記遊技処理として複数種類の処理を実行するものであり、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した場合、前記複数種類の前記遊技処理のうち一部の処理は、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいて実行する一方、残りの少なくとも一部の処理は実行を抑制することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
遊技機にて遊技者が遊技を進行させる場合に使用する遊技価値の種類が複数あり、前記遊技用装置が対応する前記遊技機にて使用する前記遊技価値の種類の情報が含まれているものであり、
前記遊技処理実行手段は、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した状況において、前記入力手段が入力した前記特別情報に含まれる前記遊技価値の種類の情報が、前記遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している前記遊技価値の種類の情報と一致する場合には、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいて前記遊技処理を実行する一方、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した状況において、前記入力手段が入力した前記特別情報に含まれる前記遊技価値の種類の情報が、前記遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している前記遊技価値の種類の情報と一致しない場合には、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいた前記遊技処理の実行を抑制することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について
図1から
図3を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して貸出機2(遊技用装置)及び情報表示装置3が設置されている。これら遊技機1、貸出機2及び情報表示装置3は中継装置4及びLAN5を介して管理装置6と接続されている。遊技場にはPOSや残高精算機(何れも図示せず)も設置されており、これらPOSや残高精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、
図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
【0010】
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7、モニタ8、プリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、貸出機2等)から出力される遊技信号を入力して遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。
【0011】
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面9に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル10、上部受皿11、下部受皿12を有すると共に、盤面9に、液晶表示部13、普図入賞口14、第1始動口15、第2始動口16、大入賞口17を有する。上部受皿11には貸出ボタン18及び返却ボタン19(何れも
図2参照、操作手段)が並設されている。
【0012】
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口15は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口16は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口15、16への入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりとなる。
【0013】
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されず、第2始動口16に保留がある場合は第1始動口15の保留に優先して保留している図柄変動を実行する。
【0014】
(3)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/360であり、大当たりがその後確変状態(確変)となる大当たり(確変大当たり)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当たりが発生すると15ラウンド分だけ大入賞口17を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
【0015】
(4)確変中は大当たり確率が1/36に向上すると共に、各始動口15、16への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当たりまで継続するので、大当たり後に大当たりでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となり、その後に通常状態となる。
【0016】
(5)第2始動口16は普図入賞口14への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当たりとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普
図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口16の入賞率が高くなる。
【0017】
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口15、16への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
【0018】
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。
【0019】
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞(特定の入賞)により変動(作動)する液晶表示部13(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に出力されるので、始動信号の入力に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート回数(スタート処理数)として特定する。尚、第1始動口15又は第2始動口16への入賞を示す信号としても良い。
【0020】
大当たり信号=遊技機1から出力される大当たり期間を特定可能な信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号であるので、大当たり信号の入力中を大当たり中として特定する。
【0021】
特定状態信号=遊技機1から出力される特定状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口16の入賞率が向上する特定状態中(時短中)にレベル出力される状態信号であるので、特定状態信号の入力中を特定状態中として特定する。又、大当たり信号と特定状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。
【0022】
上記遊技機1は遊技媒体として玉を使用するものであることから玉コーナーに設置されているが、遊技場には遊技媒体としてメダルを使用する遊技機も設けられており、メダルを使用する遊技機はメダルコーナーに設置されている。
【0023】
貸出機2は所謂各台計数機能を有する貸出機であり、遊技機1の遊技状態を示す状態表示灯20、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口21、遊技者からの操作入力を受け付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部22、持玉(会員であれば貯玉も含む)を払い出すための払出ボタン23、払い出された玉が通過する払出ノズル24、一般カード27(記録媒体)や会員カード28(記録媒体)が挿入されるカード挿入口25、遊技機1の下部受皿12の下方に位置する着脱可能な計数受皿26等を有する。
【0024】
図2は、貸出機2の構成を機能ブロック図で示している。貸出機2は、CPU29a、ROM29b、RAM29c、I/O29dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部29(遊技用装置側識別情報記憶手段、遊技用装置側設定情報記憶手段、遊技処理実行手段、入力手段、判定手段、設定情報更新手段、記録媒体発行手段)と、当該制御部29と接続された周辺部とを有する。周辺部としては、管理装置6及び遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部30、貨幣投入口21に投入された貨幣の真贋を判定する貨幣処理部31、液晶表示部22、液晶表示部22上に設けられたタッチパネル32、一般カード27や会員カード28がカード挿入口25に挿入されている状態で(受付中の状態で)当該一般カード27や当該会員カード28に対する各種情報の読み書きを行うカードリーダライタ(カードRW)33、最大で10枚の一般カード27をストック可能(記録媒体を複数収納することが可能)なカードストック部34、遊技場の従業員により携帯される従業員リモコンから送信されるリモコン信号を受信する(受光する)リモコン受光部35、払出ボタン23、払出ボタン23が操作されたときに1度数(例えば500円)分の玉を払出ノズル24から払い出す払出部36、計数受皿26から流入する玉を計数する計数部37等である。
【0025】
一般カード27は、当日限り有効なカードであり、ICチップ27aが内蔵されている。ICチップ27aには、カードを特定可能な一般IDが記録されていると共に、残高(所定の情報、貨幣受付手段に受け付けられた貨幣の残高を特定可能な情報)や持玉数が記録される。会員カード28は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効なカードであり、ICチップ28aが内蔵されている。ICチップ28aには、カード(カードの会員)を特定可能な会員IDが記録されていると共に、残高や持玉数が記録される。会員カード28に対応する貯玉数は管理装置6の会員口座に記憶される。
【0026】
貸出機2は以下に示すように動作する。
(1)カードストック部34にストックしている一般カード27の枚数(残り枚数)を検知する機能を有し、貨幣が貨幣投入口21に投入されると、その時点での残り枚数が1枚以上であることを条件として貨幣を受け付け、その投入された貨幣の金額である投入金額を残高としてRAM29cに記憶すると共に、その残高を液晶表示部22に表示する。この状態(残高がある状態)から遊技機1の貸出ボタン18が操作されると(貸出操作が行われると)、その貸出ボタン18の操作に応じて残高の範囲内で1度数分に相当する玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から貸し出す。例えば貸出単価が4円であれば125玉を払い出し、貸出単価が1円であれば500玉を払い出す。このとき、遊技機1から貸出機2に1度数分の玉を払い出したことを示す信号が出力されるので、RAM29cに記憶している残高及び液晶表示部22に表示させている残高から1度数分を減算すると共に、貸し出した遊技媒体の数を示す貸出玉数を特定可能な売上信号を出力する。売上信号は1度数分の玉を払い出す毎に1パルスが出力されるパルス信号であるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。尚、カードストック部34に一般カード27を1枚もストックしていない、即ち、一般カード27の残り枚数が0枚であるときには、貨幣の受け付けを禁止する。
【0027】
(2)遊技機1の下部受皿12から落下した玉が計数受皿26で受けられると、その計数受皿26で受けられた玉が計数部37に流入することで玉を計数し、その計数した玉数である計数玉数を持玉数としてRAM29cに記憶すると共に、その持玉数を液晶表示部22に表示する(遊技媒体の計数処理を行う)。この状態(持玉数がある状態)から払出ボタン23が操作されると(払戻操作が行われると)、その払出ボタン23の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員遊技者の場合)の範囲内で1度数分に相当する玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出す(遊技媒体の払出処理を行う)。このとき、RAM29cに記憶している持玉数及び液晶表示部22に表示させている持玉数から1度数分を減算すると共に、払い出した遊技媒体の数を示す払出玉数を特定可能な払出信号を出力する。尚、持玉数が1度数分に相当する玉数に満たない場合であれば、その1度数に満たない分の全ての玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出し、同様に、RAM29cに記憶している持玉数及び液晶表示部22に表示させている持玉数から1度数に満たない分を減算する。
【0028】
(3)一般カード27がカード挿入口25に挿入されると(受け付けられると)、一般カード27に記録されている残高や持玉数をカードリーダライタ33により読み出し、その読み出した残高や持玉数をRAM29cに記憶する(一般カード27からRAM29cへとデータを移行する)と共に液晶表示部22に表示する。このとき、一般カード27に記録されている残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、一般カード27の残高や持玉数のデータを消去する)。一般カード27が受け付けられたときは、その一般カード27から読み出した残高や持玉数の範囲内で貸出処理及び払出処理を行う。
【0029】
(4)会員カード28がカード挿入口25に挿入されると(受け付けられると)、会員カード28に記録されている残高や持玉数をカードリーダライタ33により読み出し、その読み出した残高や持玉数をRAM29cに記憶する(会員カード28からRAM29cへとデータを移行する)と共に液晶表示部22に表示する。このとき、会員カード28に記録されている残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、会員カード28の残高や持玉数のデータを消去する)。又、暗証番号の操作入力を条件として管理装置6の会員口座に記憶されている貯玉数を入力することで、会員カード28に対応する貯玉数をもRAM29cに記憶すると共に液晶表示部22に表示する。会員カード28が受け付けられたときは、会員カード28から読み出した残高や持玉数、その会員カード28に対応する貯玉数の範囲内で貸出処理及び払出処理を行う。
【0030】
(5)遊技機1の返却ボタン19が操作されると(操作手段が操作された場合)、その返却ボタン19が操作された時点での一般カード27や会員カード28の受け付け状態に応じて残高や持玉数を一般カード27や会員カード28に記録して発行(遊技者が所持している遊技価値の大きさを記録した記録媒体を発行)する。返却ボタン19が操作された時点で一般カード27がカード挿入口25に挿入されており、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば(「0」でなければ)、RAM29cに記憶している残高や持玉数を当該一般カード27に記録し(RAM29cから一般カード27へとデータを移行し)、一般カード27を発行する。このとき、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。一般カード27を発行すると、カードを特定可能な一般IDと共に一般カード27に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、一般カード27に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。
【0031】
(6)返却ボタン19が操作された時点で会員カード28がカード挿入口25に挿入されており、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば、RAM29cに記憶している残高や持玉数を当該会員カード28に記録し(RAM29cから会員カード28へとデータを移行し)、会員カード28を発行する。このときも、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。会員カード28を発行すると、カードを特定可能な会員IDと共に会員カード28に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、会員カード28に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。又、暗証番号の操作入力を条件として持玉数を特定可能な持玉数情報を管理装置6に出力し、持玉数を管理装置6の会員口座に貯玉数として記憶させる(RAM29cから会員口座へとデータを移行する)。
【0032】
(7)返却ボタン19が操作された時点で一般カード27及び会員カード28の何れもカード挿入口25に挿入されておらず、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば、その時点での一般カード27の残り枚数が2枚以上であることを条件とし、そのうちの1枚の一般カード27をカード移動機構(図示せず)によりカードリーダライタ33に繰り出し(セットし)、RAM29cに記憶している残高や持玉数を記録し(RAM29cから一般カード27へとデータを移行し)、一般カード27を発行する。このときも、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。又、この場合も、一般カード27を発行すると、カードを特定可能な一般IDと共に一般カード27に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、一般カード27に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。
【0033】
管理装置6は、CPU38a、ROM38b、RAM38c、I/O38dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部38(識別情報記憶手段、設定情報記憶手段、外部出力手段)、遊技機1や貸出機2との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部39等を備えている。管理装置6は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や貸出機2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技情報を管理するようになっている。
【0034】
さて、管理装置6は、遊技機1にて使用する玉やメダルの種類(使用する遊技価値の種類)の情報等を特定可能な設定情報を記憶しており、この設定情報を貸出機2に出力することで当該貸出機2に設定する。この様に設定情報を貸出機2に設定可能とするために、管理装置6は貸出機2を識別するためのIDの情報で貸出機2を識別するようになっており、IDの情報と設定情報とを対応付けて記憶している。そして、管理装置6は、貸出機2のIDの情報(識別情報)とを特定可能な電文(特別情報)を当該IDに対応した貸出機2に出力することで設定情報を対応する貸出機2に設定する。つまり、電文は、各貸出機2のそれぞれに対して貸出機2別に異なっており、管理装置6から貸出機2へ所定周期(例えば200msec周期)で出力される。
【0035】
設定情報には、使用する遊技価値の情報の他、遊技者が獲得した玉やメダルに関する設定として、会員カード28に対応付けられた貯玉や当日獲得した持玉の利用を許容するか否かの設定の他に、一般カード27の発行に関する設定として、一般カード27を発行する場合の発行下限玉数の情報、状態表示に使用する設定として、対応する遊技機1にて大当たり状態が発生しているか等の対応する遊技機1の状態の情報や食事休憩中であるか等の情報を含んでいる。
【0036】
発行下限玉数とは、一般カード27を発行するために貸出機2で計数している必要がある値(持玉)のことで、計数結果が発行下限玉数未満の場合には、一般カード27を発行することが禁止される。発行下限玉数を設けるのは、遊技者が少量の玉を計数して一般カード27を発行したものの、一般カード27に記録されている持玉を精算することなくその一般カード27を故意に持ち帰ることが頻発することで、遊技場で確保している一般カード27の総数が減少することを抑制するための工夫である。
【0037】
貸出機2は各種設定情報に基づいて遊技の進行に伴って実行する処理である各種遊技処理を実行する。具体的には、使用する玉の単価に応じ、入金額を対価として玉を貸し出す処理や、貯玉を対価とした玉の貸出や、貸出機2で玉を計数した後、計数した玉数分の貯玉を増加させる預入を行う貯玉処理や、発行下限玉数以上の計数結果があることを条件として、計数結果を一般カード27に記録して発行する処理や、状態表示灯20により大当たり状態や食事休憩中であることを示したりする処理を実行している。また、各種処理を実行した場合には、入金額を対価として玉を貸し出したことを示す信号等を管理装置6に出力している。
【0038】
ところで、貸出機2は遊技場内に複数設けられていることから、例えば管理装置6と各貸出機2との配線を誤って接続した場合等、予定していた貸出機2とは別の貸出機2に対して管理装置6から設定情報を出力してしまうおそれがある。
【0039】
このような事情から、貸出機2は自身のIDと設定情報とをそれぞれ記憶しており、管理装置6から電文を入力した場合、当該電文に含まれているIDの情報と、自身が記憶しているIDの情報とが一致するか否かを判定し、その判定結果に基づいて設定情報を更新する更新動作を実行する。
【0040】
図3は貸出機2による更新動作を示すフローチャートである。初期状態ではID一致状態に設定されているものとする。貸出機2は、管理装置6から電文を入力するかを監視しており(S101:NO)、入力した場合は(S101:YES)、電文に含まれているIDの情報と、自身が記憶しているIDの情報とが一致するかを判定(入力手段が特別情報を入力した場合に、当該特別情報から特定した識別情報が、遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している識別情報と一致した一致状態、及び一致しなかった不一致状態のいずれであるかを判定)する(S102)。両者が一致する場合は(S102:YES)、IDが一致する電文を入力したID一致状態であると判定して、電文に含まれている設定情報に、自身が記憶している設定情報を更新(変更)(判定手段が不一致状態であると判定した場合に、遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶している設定情報を、入力手段が入力した特別情報から特定した設定情報に更新)する(S103)。そして、ID一致状態においては更新した設定情報に基づいてその後の処理を実行する。
【0041】
一方、電文に含まれているIDの情報と、自身が記憶しているIDの情報とが一致しなかった場合は(S102:NO)、IDが異なる電文を入力したと判定してID不一致状態に移行する(S104)。つまり、電文に含まれている設定情報に自身が記憶している設定情報を更新することはなく、電文に含まれている設定情報に自身が記憶している設定情報を更新することを抑制(遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶している設定情報の少なくとも一部を、入力手段が入力した特別情報から特定した設定情報に更新することを抑制)している。これにより、誤った電文を入力した場合に、対応する玉やメダルの種類が誤って切り替わってしまうことを抑制した状態で処理を実行(不一致状態であると判定手段が判定した場合、入力手段が前記特別情報を入力する以前に遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた設定情報に基づいて、遊技処理を実行)できる。例えばIDが一致しない電文を入力した場合、食事休憩の情報もその電文を入力する前の状態を維持するので、食事休憩中にIDが一致しない電文を入力した場合に、食事休憩を解除してしまうことを抑制できる。
【0042】
ID不一致状態においては、貸出機2で実行している複数種類の処理のうち、一部の処理は電文を入力する前に記憶していた設定情報に基づいて実行(不一致状態であると判定手段が判定した場合、複数種類の遊技処理のうち一部の処理は、入力手段が特別情報を入力する以前に遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた設定情報に基づいて実行)する一方、残りの処理は実行しない(残りの少なくとも一部の処理は実行を抑制する)様にする。
【0043】
具体的には、入金額に基づく玉の貸出処理や、一般カード27を発行する処理(記録媒体の発行に関する処理)の実行(不一致状態であると判定手段が判定した場合、遊技処理の1種であり、記録媒体を発行する処理である発行処理を、入力手段が特別情報を入力する以前に遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた設定情報に基づいて実行)は許容する一方、貯玉の利用は禁止する。
【0044】
この様に一部の処理の実行を許容するのは、営業中に正常でない電文を入力した場合に、遊技者が一切遊技できなくなってしまうことを抑制するための工夫である。また、貯玉を利用できなくするのは、IDが異なる電文を入力している場合には配線等に不具合が発生していることが想定されるため、このID不一致状態において管理装置6側で管理している貯玉に関する情報を書き換えてしまうことを抑制するための工夫である。
【0045】
また、ID不一致状態に移行した場合は、管理装置6との間の通信を遮断するオフライン処理を実行する(S105)。これにより、その後の処理を管理装置6と通信することなく実行する。例えば、ID不一致状態において入金額を対価として玉を貸し出す場合等、入金額を対価として玉を貸し出したことを管理装置6に通知しない構成になっている。この様な構成は、管理装置6と貸出機2とが通信できないオフライン状態になっている場合も同様である。つまり、ID不一致状態においては、オフライン状態と同様の処理を実行している。これは、上述した様にID不一致状態では配線等に重度の異常が発生して通信に不具合が発生していることが想定されるため、貸出機2から管理装置6に対して誤った情報が出力されてしまうことを防止するためである。
【0046】
ところで、ID不一致状態であっても遊技者が発行操作を行った場合には一般カード27を発行する必要があるが、一般カード27を発行した場合には発行情報を管理装置6に出力することになる。このため、ID不一致状態で一般カード27を発行した場合には、管理装置6が管理する発行情報を不用意に書き換えてしまうことになる。そこで、ID不一致状態で発行操作が行われた場合は、一般カード27をオフラインカードとして発行する。この場合、一般カード27にオフラインカードであることを示す旨の情報を記録することで当該一般カード27がオフラインカードであることを識別可能となる。オフラインカードの場合は、上位装置である管理装置6等と通信を行うことなく当該オフラインカードに記録された持玉数のみを参照して玉の貸出や精算を行う。これにより、通信に不具合が発生しているが想定されるID不一致状態であっても、管理装置6側で管理している情報を不用意に書き換えてしまうことを抑制することができる。
【0047】
また、ID不一致状態で金額に基づく貸出を行う場合も、金額に基づいた貸出を行ったことを管理装置6に出力しない様になっている。
更に、ID不一致状態では不具合が発生しているため、ID不一致報知を実行してから(S106)、復帰操作が行われたかを判定する(S107:NO)。ID不一致報知は、例えば状態表示灯20を赤色で点滅することにより行われる。
【0048】
さて、管理者は、貸出機2でID不一致報知が行われた場合は、貸出機2がID不一致状態となったと判断して通信等の不具合を解消する。この場合、不具合が解消するにしても貸出機2のID不一致状態は継続していることから、不具合を解消した管理者が所持するリモコンの復帰操作を行うことで、入力している電文のIDが正常であることを貸出機2に対して設定する。
【0049】
貸出機2は、復帰操作が行われた場合は(S107:YES)、ID一致状態に移行してから(S108)、管理装置6との間の通信を再開するオンライン処理を実行すると共に(S109)、ID不一致報知を停止する(S110)。
【0050】
以上の様にしてID一致状態に移行した状態で管理装置6から正規の電文が入力した場合は(S101:YES、S102:YES)、電文に含まれている設定情報に、自身が記憶している設定情報を更新し(S103)、以後においては更新した設定情報に基づいてその後の処理を実行する。
【0051】
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
貸出機2は、管理装置6から入力した電文(特別情報)に含まれるID(識別情報)と自身のIDとが一致しなかった場合にはID不一致状態に移行して設定情報の更新を抑制するため、誤った貸出機2に管理装置6が電文を出力した場合に設定情報を更新してしまうことを抑制できる。
【0052】
ID不一致状態となった場合に貸出機2が一切処理を実行しなくなると、営業中にID不一致状態となった場合等に遊技の進行に支障が出るおそれがあるものの、ID不一致状態では一部の処理を実行するため、営業中にID不一致状態になった場合に全ての処理が実行できなくなることを抑制できる。
ID不一致状態では記録媒体として少なくともオフラインカードを発行するため、遊技者が所持している遊技価値を精算できなくなってしまうことを抑制できる。
【0053】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について
図4を参照して説明する。本実施形態は、玉を使用する玉コーナーとメダルを使用するメダルコーナーにおいて使用する遊技価値の種類が複数設けられていることを特徴とする。即ち、玉コーナーでは1個4円の玉と1個1円の玉とが異なるコーナーとして設けられ、メダルコーナーでは1枚20円のメダルと1枚5円のメダルとが異なるコーナーとして設けられている。つまり、同じ玉やメダルであっても貸出単価が異なれば異なるコーナーとして設けられており、管理装置6は、コーナー毎、つまり同じ玉やメダルであっても遊技価値が異なる場合は異なる遊技価値の種類として管理している。
【0054】
さて、管理装置6は、貸出機2に設定情報を示す電文を出力する場合は、設定情報として出力対象となる貸出機2が使用する遊技価値の種類を含んで出力するようになっている。
【0055】
一方、貸出機2は、第1実施形態と同様に自身のIDと設定情報を記憶しているが、設定情報として自身が設置されているコーナーに対応した遊技価値の種類も記憶している、つまり、20円メダルコーナーに設置された貸出機2は遊技価値の種類として20円メダルを記憶し、5円玉コーナーに設置された貸出機2は遊技価値の種類として5円メダルを記憶している。
【0056】
図4は貸出機2の動作を示すフローチャートである。初期状態では、ID一致状態・遊技価値一致状態に設定されているものとする。貸出機2は、管理装置6から電文を入力した場合に(S201:YES)、入力した電文のIDと自身のIDとが一致した場合は(S202:YES)、第1実施形態と同様に設定情報を更新する(S203)。
【0057】
一方、一致しなかった場合は(S202:NO)、電文に含まれている使用するメダルや玉の種類(遊技価値の種類)が一致しているか否かを判定する(S204)。この場合、両者が一致しなかった場合は、貸出機2の配置が誤っている可能性が高くなる。つまり、例えば遊技機1の配置を変更した際に、本来1枚20円メダルコーナーに設置すべき貸出機2を誤って5円メダルコーナーに配置した可能性が高くなる。この場合、それまで貸出機2で記憶していた設定情報に基づいて遊技処理を実行すると、本来1枚20円で貸し出すメダルを1枚5円で貸し出してしまう等の売上に影響を与える程の大きな不具合が発生する問題がある。
【0058】
そこで、本実施形態では、IDが一致せず(不一致状態であると判定手段が判定した場合)、さらに電文に含まれている使用する遊技価値の種類が一致しなかった場合(入力手段が入力した特別情報に含まれる遊技価値の種類の情報が、遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している遊技価値の種類の情報と一致しない場合)は(S204:NO)、ID・遊技価値不一致状態に移行する(S210)。このID・遊技価値不一致状態においては、貸出、計数、カード発行等の通常行う全ての遊技処理の実行を抑制(入力手段が特別情報を入力する以前に遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた設定情報に基づいた遊技処理の実行を抑制)する。
【0059】
さらにID・遊技価値不一致状態となった場合は、ID・遊技価値不一致報知を実行する(S211)。このID・遊技価値不一致報知は、例えば状態表示灯20を赤色で点滅することにより行われる。そして、管理者がリモコン操作によりID・遊技価値不一致状態を解除するリセット操作を行うと、貸出機2は、リセット操作が行われた場合は(S212:YES)、ID・遊技価値一致状態に移行してから(S213)、ID・遊技価値不一致報知を停止する(S214)。これにより、ID・遊技価値不一致状態が継続して不具合が発生する確率が高くなり過ぎることを抑制できる。つまり、ID・遊技価値不一致状態に移行した場合、通常行う遊技処理の実行を抑制して、異常報知としてID・遊技価値不一致報知を実行している。そして、ID・遊技価値一致状態に移行した場合には遊技処理の実行を再開する。
【0060】
一方、IDが一致しなくとも、電文に含まれている使用する遊技価値の種類が一致した場合には、誤った電文を入力しているが、貸出処理を実行しても、遊技場側や遊技者側に金銭的な不利益が発生しにくい。
【0061】
そこで、貸出機2は、IDが一致しなくとも、電文に含まれている使用する遊技価値の種類が一致した場合(入力手段が入力した特別情報に含まれる遊技価値の種類の情報が、遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している遊技価値の種類の情報と一致する場合)には(S204:YES)、ID不一致状態に移行する(S205)。この場合、ID不一致状態に移行した状態では遊技価値一致状態が継続している。この様なID不一致状態では、電文を受信する前に記憶していた設定情報に基づいて各種遊技処理を実行(入力手段が特別情報を入力する以前に遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた設定情報に基づいて遊技処理を実行)する。
【0062】
さらにID不一致状態に移行すると、ID不一致報知を実行する(S206)。このID不一致報知は、例えば状態表示灯20を黄色で点滅することにより行われる。そして、不具合を解消した管理者が復帰操作を行った場合は(S207:YES)、ID一致状態に移行し(S208)、ID不一致報知を停止する(S209)。そして、ID一致状態に移行した場合には遊技処理の実行を再開する。
【0063】
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
対応する遊技価値の種類が一致していない場合、入力した設定情報が誤っていることに加えて、貸出機2側で記憶している設定情報も誤ったものである確率も高くなる。そこで、貸出機2は、ID(識別情報)が一致せず、さらに対応する遊技価値の種類の情報が一致しない場合には遊技処理の実行を抑制するので、配線を誤って接続した場合に加えて貸出機2を誤って配置した場合に誤った遊技処理を実行してしまうことを抑制できる。
【0064】
一方、IDが一致せず遊技価値の種類の情報が一致した場合には、対応する遊技価値が同じ貸出機2への設定情報を誤って入力したことが考えられ、貸出機2側で記憶している設定情報に従って遊技処理を実行しても大きな不具合が発生しにくいことから、記憶している設定情報に従って遊技処理を実行しても大きな問題となることはない。
【0065】
要するに、本実施形態では、遊技処理の実行を許可する場合と禁止する場合とのバランスが取れた運用を実現することが可能になる。
尚、上記の様に例示した構成を本実施形態に加えて第1実施形態に適用しても良く、本実施形態において遊技価値の種類が一致した場合に(S204:YES)、第1実施形態のID不一致状態と同様の動作を実行するようにしても良いし、第1実施形態においてIDが一致しなかった場合に(S102:NO)、本実施形態のID不一致状態と同様の動作を実行するようにしても良い。
【0066】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせるようにしても良い。
例示した遊技機とは異なる遊技機に対応することも可能であり、例えば得点を消費して、封入された玉を発射する封入式パチンコ遊技機や、メダルを使用することなくクレジットの消費で遊技が進行するクレジット式スロットマシンを設置した遊技場に対応することも可能である。
【0067】
遊技用装置として貸出機2が設置された構成について説明したが、遊技用装置を他の装置に変更又は追加しても良く、遊技情報表示装置3を遊技用装置として適用することも可能である。
【0068】
遊技場に設置するコーナーとしては例示したコーナーに加えて又は代えて、別のコーナーを設けることが可能である。例えば1個0.5円で玉を貸し出す0.5円玉コーナーや1枚10円でメダルを貸し出す10円メダルコーナーを設けることも可能である。つまり、遊技場内に設けられている遊技価値の種類を任意に変更しても本発明を適用することが可能である。
【0069】
識別情報として、貸出機2のIDを利用する構成としたが、貸出機2のIDではなく当該貸出機2に対応する遊技機のID(例えば台番)を利用することも可能である。
管理装置6側から入力した電文のIDが一致しなかった場合の貸出機2側の処理を変更しても良い。例えば一部の設定情報を更新する様にしても良く、大当たり発生中であるか否かの情報はIDが一致しなくとも更新する構成等が考えられる。
【0070】
例えばIDが一致しなくとも変更する設定情報として発行下限玉(メダル)数の情報が考えられる。さらには、IDが一致しなかった場合に発行下限玉数の情報を更新する条件として、発行下限玉数が増加することを条件にしても良い。これは、発行下限玉数が減少することにより遊技場に不利益が生じない様にするための工夫である。
【0071】
発行下限玉数は、遊技者の便利度合と、遊技場側の運用の兼ね合いによって決定しており、発行下限玉数が多い場合、遊技者にとって不便ではあるが、精算することなく持ち帰る遊技者が出る割合も減少し、遊技場側に不利益が生じにくくなる。IDが一致しなくとも一般カード27を発行する場合の発行下限玉数の情報を、発行下限玉数が増加することを条件に更新することは、正常ではない電文を入力し何らかの不具合が出ている場合に、遊技場に極力不利益が生じない様にするための工夫である。
【0072】
設定情報に含まれる情報の種類を任意に変更しても良く、例えば対応する遊技機で発生した大当たり回数の情報を含む構成にしても良い。
管理装置6から入力した電文のIDが一致しなかった場合に、実行を抑制する処理を変更しても良い。例えば、入金額を対価とした玉の貸出を抑制する構成にしても良い。
【0073】
記録媒体としてICカードを利用する構成としたが、記録媒体を変更しても良く例えばICコインを採用しても良い。
貸出機2と管理装置6とが通信できないオフライン状態における処理を変更しても良く、例えば、入金額を対価とした貸出を禁止しても良いし、計数ができない構成としても良い。また、ID不一致状態とオフライン状態とで処理を共通させる必要はなく、例えば、ID不一致状態では入金額を対価とした貸出を禁止する一方、オフライン状態では入金額を対価とした貸出を許容する構成が考えられる。
【0074】
一の電文に設定情報とIDの情報とが含まれている構成としたが、複数の電文に分割して設定情報とIDの情報とをそれぞれ出力する構成にしても良い。複数の電文に分割して設定情報とIDの情報とを出力する場合、同じケーブルから各情報を入力する必要はなく、例えば、IDの情報は中継装置4経由で貸出機2が受信し、設定情報は管理装置6から直接貸出機2が受信する構成が考えられる。つまり、設定情報とIDの情報とをそれぞれ別のケーブルから入力する構成にしても良い。