(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者は、独自の実験によって、上述した従来のトレーラーハウスを用いたコインランドリーの構成では、以下のような問題点があることを発見した。
【0005】
具体的には、従来のトレーラーハウスを用いたコインランドリーでは、洗濯機や乾燥機等のランドリー設備が、床材等から構成される床面を介してトレーラーのフレームに固定
されている。
【0006】
一般的に、トレーラーハウスを用いたコインランドリーは、周辺環境の変化等に応じて、その設置場所が変更になることが想定されるものである。そのため、ランドリー設備とトレーラーハウスとの間に床材を含む床面が配置されていると、ランドリー設備及びトレーラーハウスの一体感が弱くなり、トレーラーが牽引車両によって牽引されてトレーラーハウスが移動している際のランドリー設備の揺れが大きくなってしまうという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、トレーラーが牽引車両によって牽引されて移動している場合であっても、ランドリー設備の揺れを抑制することができるトレーラーハウスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の特徴は、下面にタイヤを備えており牽引車両から外された状態のトレーラーと、前記トレーラー上を覆うハウジングとを具備するトレーラーハウスであって、前記ハウジングは、側壁面と天井面と床面とを有しており、前記ハウジング内には、ランドリー設備が設けられており、前記ランドリー設備は、前記床面を介することなく前記トレーラーに固定されるように構成されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、トレーラーが牽引車両によって牽引されて移動している場合であっても、ランドリー設備の揺れを抑制することができるトレーラーハウスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態に係るトレーラーハウスの外観の一例を説明するための図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るトレーラーハウス内に配置されるランドリー装置の正面図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るトレーラーハウス内に配置されるランドリー装置の右側面図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係るトレーラーハウスの天井面側から見たC型鋼材の配置図の一例である。
【
図6】本発明の一実施形態に係るトレーラーハウスの左側面図である。
【
図7】本発明の変更例1について説明するための図である。
【
図8】本発明の変更例2について説明するための図である。
【
図9】本発明の変更例2に係るトレーラーハウスの入り口から内部を見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、
図1〜
図6を参照して、本発明の一実施形態に係るトレーラーハウス1について説明する。
【0012】
本実施形態に係るトレーラーハウス1は、
図1に示すように、下面にタイヤ21を備えており牽引車両(図示せず)から外された状態のトレーラー2と、トレーラー2上を覆うハウジング3とを具備している。
【0013】
なお、本実施形態では、トレーラーハウス1は、コインランドリーとして稼働することが想定されている。
【0014】
したがって、
図1に示すように、ハウジング3内には、ランドリー設備4が設けられている。例えば、かかるランドリー設備4としては、洗濯機(スニーカー用洗濯機や布団用洗濯機等を含む)や乾燥機や乾燥洗濯機等が挙げられる。
【0015】
ここで、かかるランドリー設備4は、コインの投入によって起動されるように構成されていてもよいし、プリペードカードやクレジットカードやデビットカード等によって起動されるように構成されていてもよいし、携帯電話等の通信端末にインストールされたアプリケーションによって起動されるように構成されていてもよい。
【0016】
ここで、ハウジング3は、
図1〜
図6に示すように、側壁面31〜34と、天井面35と、床面36とを有している。
【0017】
ここで、側壁面31は、ハウジング3の正面を形成し、側壁面32は、ハウジング3の背面を形成し、側壁面33は、ハウジング3の右側面を形成し、側壁面34は、ハウジング3の左側面を形成する。
【0018】
図2〜
図4に示すように、床面36は、合板36Bの上に、フローリング等の耐水性の床材36Aが積層された構造になっている。
【0019】
具体的には、
図2〜
図4に示すように、C型鋼材52が、トレーラー2の上面において溶接等によって固定されており、かかるC型鋼材52の上にC型鋼材51が溶接等によって固定されている。すなわち、C型鋼材51及びC型鋼材52は、トレーラー2の一部を構成している。
【0020】
図5に示すように、C型鋼材52は、側壁面31と側壁面32との間に延びている(すなわち、トレーラーハウス2の前後方向に延びている)と共に、側壁面33と側壁面34との間に延びている(すなわち、トレーラーハウス2の正面から見た左右方向に延びている)。本実施形態に係るトレーラーハウス1では、C型鋼材52は、トレーラー2の上面において所定間隔で配置され固定されている。
【0021】
一方、
図5に示すように、C型鋼材51は、側壁面33と側壁面34との間に延びている(すなわち、トレーラーハウス2の正面から見た左右方向に延びている)。本実施形態に係るトレーラーハウス1では、C型鋼材51は、ランドリー設備4の設置位置に応じて配置されC型鋼材52の上に固定されている。
【0022】
ここで、床面36を構成する合板36Bは、
図2〜
図4に示すように、C型鋼材51の下側部分51Bの上面51B1に積層され固定されており、床材36Aは、合板36Bの上に積層され固定されている。なお、床材36Aの上面とC型鋼材51の上側部分51Aの下面51A2との間には、隙間が形成されている。
【0023】
これに対して、ランドリー設備4は、
図2〜
図4に示すように、C型鋼材51の上側部分51Aの上面51A1に対してボルト56によって固定されている。
【0024】
このように、本実施形態に係るトレーラーハウス1では、ランドリー設備4は、床面36を介することなくトレーラー2に固定されるように構成されている。すなわち、上述のように、ランドリー設備4及び床面36は、それぞれ別々にトレーラー2(具体的には、C型鋼材51)に固定されている。
【0025】
かかる構成によれば、トレーラー2とランドリー設備4との間に、木材等で構成されている床面36が設けられていないため、トレーラー2とランドリー設備4との一体感が増し、トレーラー2が牽引車両によって牽引されて移動している場合であっても、ランドリー設備4の揺れを抑制することができる。
【0026】
本実施形態に係るトレーラーハウス1では、
図5に示すように、トレーラー2の下面に、8本のタイヤ21が備えられている。なお、トレーラー2の下面に備えられているタイヤ21の数は、8本に限られず、トレーラー2の大きさ等に応じて任意の数のタイヤ21が備えられていてもよい。
【0027】
また、本実施形態に係るトレーラーハウス1では、
図5に示すように、トレーラー2の右側端部に、牽引車両と連結するための連結部22が設けられている。なお、かかる連結部22は、トレーラー2の左側端部に設けられていてもよい。
【0028】
さらに、
図1に示すように、本実施形態に係るトレーラーハウス1が、コインランドリーとして稼働している場合には、トレーラー2の下面が、複数のジャッキ5によって下方から支持されるように構成されていてもよい。
【0029】
一方、本実施形態に係るトレーラーハウス1が、牽引車両によって移動される場合には、かかるジャッキ5は外されるように構成されていてもよい。
【0030】
なお、ジャッキ5とトレーラー2との間に防振ゴム等の防振材が配置されていてもよい。かかる構成によれば、ランドリー設備4の振動によってトレーラーハウス1全体が激しく振動してしまうという事態を防ぐことができる。
【0031】
天井面35は、水平面Hに対して傾斜するように構成されていてもよい。かかる構成によれば、天井面35に雨水等が溜まってしまうという事態を回避することができる。
【0032】
例えば、天井面35は、水平面Hに対して5.5°〜9.0°の範囲で傾斜するように構成されていてもよい。ここで、天井面35の水平面Hに対する傾斜角度が5.5°未満である場合、雨水等が上手く天井面35から流れずに溜まってしまう。一方、天井面35の水平面Hに対する傾斜角度が9.0よりも大きい場合、天井面35を構成するために必要な材料の量が飛躍的に増加してしまう。
【0033】
ランドリー設備4の換気は、ラウンドリー設備4の下方で行われるように構成されていてもよい。具体的には、
図2及び
図4に示すように、ランドリー設備4の上面に設けられている換気口60Aに接続されている換気用ダクト60が、ラウンドリー設備4の下方にまで到達するように構成されていてもよい。
【0034】
例えば、換気用ダクト60は、C型鋼材51の上側部分51AとC型鋼材51の下側部分51Bとの間にまで到達するように構成されていてもよいし、C型鋼材51の下側部分51Bとトレーラー2の上面との間にまで到達するように構成されていてもよい。
【0035】
かかる構成によれば、ランドリー設備4と側壁面32〜34との間のスペースが狭い場合であっても、ランドリー設備4の換気口60Aから排出される熱風が、ランドリー設備4の利用者が滞在する部屋に籠もってしまうという事態を回避することができる。
【0036】
或いは、ランドリー設備4の換気は、ラウンドリー設備4の背面からハウジング3の側壁面32〜34のいずれかを介して行われるように構成されていてもよい。
【0037】
上述の構成によれば、換気用の共同配管を用いることで、効率的に、ランドリー設備4の換気口60Aから排出される熱風をランドリー設備4の利用者が滞在する部屋から排出することができる。
【0038】
(変更例1)
以下、
図7を参照して、本発明の変更例1に係るトレーラーハウス1について、上述の実施形態に係るトレーラーハウス1との相違点に着目して説明する。
【0039】
本変更例1に係るトレーラーハウス1では、
図7に示すように、上述の実施形態に係るトレーラーハウス1で用いられていたC型鋼材51、52の代わりに、H型鋼材53、54が用いるように構成されていてもよい。
【0040】
具体的には、本変更例1に係るトレーラーハウス1では、
図7に示すように、合板36Bは、H型鋼材53の下側部分53Bの上面53B1に積層され固定されており、床材36Aは、合板36Bの上に積層され固定されている。なお、床材36Aの上面とC型鋼材53の上側部分53Aの下面53A2との間には、隙間が形成されている。
【0041】
これに対して、ランドリー設備4は、
図7に示すように、H型鋼材53の上側部分53Aの上面53A1に対してボルト56によって固定されている。
【0042】
このように、本実施形態に係るトレーラーハウス1では、ランドリー設備4は、床面36を介することなくトレーラー2に固定されるように構成されている。すなわち、上述のように、ランドリー設備4及び床面36は、それぞれ別々にトレーラー2(具体的には、H型鋼材53)に固定されている。
【0043】
(変更例2)
以下、
図8及び
図9を参照して、本発明の変更例2に係るトレーラーハウス1について、上述の実施形態に係るトレーラーハウス1との相違点に着目して説明する。
【0044】
本変更例2に係るトレーラーハウス1では、
図8に示すように、ランドリー設備4のトレーラー2の上面への固定位置(すなわち、ランドリー設備4がボルト56によってC型鋼材51に固定されている位置)は、床面36よりも低くなるように構成されていてもよい。
【0045】
かかる構成によれば、
図9に示すように、ランドリー設備4から排出される水分によって、ランドリー設備4の利用者が歩く床面36を濡らしてしまうという事態を極力回避することができる。
【0046】
なお、本変更例2に係るトレーラーハウス1において、ランドリー設備4の換気は、床面36の下方で行われるように構成されていてもよい。具体的には、ランドリー設備4の上面に設けられている換気口60Aに接続されている換気用ダクト60が、床面36の下方にまで到達するように構成されていてもよい。