【実施例】
【0279】
実験材料および方法
全ての市販の溶媒および試薬を、そのまま使用した。マイクロ波反応を、CEM Discoveryマイクロ波を使用して行った。フラッシュクロマトグラフィーを、例えば、ISCO
(C)Combiflash
R Companion
TMシステムで、0%から100%のEtOAc/石油エーテルの勾配で溶出して行った。当該分野において公知である他の方法もまた、フラッシュクロマトグラフィーを実施するために利用した。サンプルを、シリカに予め吸収させて用いた。記載される場合、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)を、Berger Minigram SFC機で行った。全ての
1H NMRスペクトルを、Bruker Avance III 500機器を使用して、500MHzで記録した。MSサンプルを、Waters SQD質量分析計で、正イオンモードと負イオンモードとで動作するエレクトロスプレーイオン化操作を用いて分析した。クロマトグラフィーを使用して、サンプルをこの質量分析計に導入した。実験の詳細に他に記載されない限り、全ての最終生成物は、95%以上の純度を有した。HPLC純度を、Waters Acquity UPLCシステムで、Waters UPLC BEH C8 1.7μm,2.1×50mmカラムおよびVanguard BEH C8
1.7μm,2.1×5mm保護カラムを備え付けたWaters SQD MS機器を用いて測定した。
【0280】
本明細書中で使用される場合、用語「Rt(min)」とは、その化合物に関連する、分の単位でのHPLCの保持時間をいう。他に示されない限り、報告される保持時間を得るために利用したHPLC方法は、以下に記載されるとおりである:
HPLC方法A
機器:Waters Acquity UPLC−MS;
カラム:Vanguard BEH C8 1.7μm,2.1×5mm保護カラムを備えるWaters UPLC BEH C8 1.7μm,2.1×50mm;
カラム温度:45℃;
移動相A:水中10mMのギ酸アンモニウム:アセトニトリル95:5,pH9;
移動相B:アセトニトリル;
検出:210〜400nm
勾配:最初:2%のB,0〜1.15分間:2%のBから98%のB,1.15〜1.35分間:98%のBで保持,1.35〜1.40分間:98%のBから2%のB,1.40〜1.50分間:2%のBで保持;
流量:1.0mL/分;
HPLC方法B
機器:Waters Acquity UPLC−MS;
カラム:Vanguard BEH C8 1.7μm,2.1×5mm保護カラムを備えるWaters UPLC BEH C8 1.7μm,2.1×50mm;
カラム温度:45℃;
移動相A:水中10mMのギ酸アンモニウム:アセトニトリル95:5,pH9;
移動相B:アセトニトリル;
検出:210〜400nm;
勾配:0〜0.40分間:2%のB,0.40〜4.85分間:2%のBから98%のB,4.85〜4.90分間:98%のBから2%のB,4.90〜5.00分間:2%のBで保持;
流量:0.6mL/分。
【0281】
実施例およびスキーム
本開示の化合物を、本明細書を考慮して、当業者に一般的に公知である工程を使用して調製し得る。これらの化合物を、公知の方法(LCMS(液体クロマトグラフィー質量分析)およびNMR(核磁気共鳴)が挙げられるが、これらに限定されない)によって分析し得る。以下の一般スキームおよび実施例は、本開示の化合物を調製する方法を図示する。これらの実施例は、説明のみを目的とするのであり、本発明の範囲をいかなる方法でも限定すると解釈されるべきではない。
【0282】
本明細書中に提供される化学構造と対応する名称との間に不一致が存在する場合、化学構造が優先することが理解される。
【0283】
スキーム1:化合物I−Aの調製のための一般アプローチ
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
本発明の化合物を、スキーム1に図示される方法と類似の方法に従って、合成し得る。
【0284】
市販のシアノ酢酸アリル1の陰イオンは、トリクロロアセトニトリルと反応して、中間体2を与え得る。この陰イオン縮合工程において、市販のシアノ酢酸アリル1の陰イオンは、塩基(例えば、酢酸カリウム)を用いて、適切な溶媒(例えば、アルコール(例えば、イソプロピルアルコール))中で生成し得る。次いで、この陰イオンは、トリクロロアセトニトリルと室温で反応する(具体的な詳細は、以下の調製1の工程1に与えられる)。
【0285】
次いで、中間体2はヒドラジンと反応して、ジアミノピラゾール3を形成する。このピラゾール形成工程において、中間体2は、ヒドラジン(またはその水和物)と、非プロトン性溶媒(例えば、DMF)中で反応して、ジアミノピラゾール3を与える。この反応は、塩基性条件下(例えば、酢酸カリウムまたはAcONaの存在下)で加熱しながら(例えば、110℃)行われて、完全な環化を確実にする(具体的な詳細は、以下の調製1の工程2に与えられる)。
【0286】
中間体3は、ジ求電子カップリングパートナーとさらに縮合して、ピリミジン4a−cを形成し得る。このピリミジン形成工程において、中間体3は、1,3−二求電子種(例えば、1,3−ジアルデヒドまたは3−(ジアルキルアミノ)−プロパ−2−エナール)と、種々の型の溶媒(例えば、DMFまたはDMSO/水)中で反応して、二環式コア4a−cを与える。その求電子中心のうちの1個または2個が保護/マスクされている場合(例えば、ケタールとしてマスクされたアルデヒド)、スルホン酸(例えば、PTSA)の導入が、その反応性官能基を遊離させるために必要とされる(具体的な詳細は、以下の調製4の工程1に与えられる)。
【0287】
アリルエステルの脱保護(例えば、加水分解による)は、カルボン酸5a−cをもたらす。この脱保護工程において、化合物4a−cは、当業者に公知である加水分解条件に供される。例えば、4a−cの、フェニルシランまたは4−メチルベンゼンスルフィネートでの、触媒量のパラジウム(例えば、Pd(PPh
3)
4)の存在下での処理は、対応するカルボン酸5a−cの形成をもたらす。あるいは、化合物4a−cを水性アルカリ(例えば、NaOH、KOH)で処理して、酸5a−cを生成し得る(具体的な詳細は、以下の調製4の工程2に与えられる)。
【0288】
代替のエステル形成工程において、カルボン酸5a−cは、当業者に公知であるアミドカップリング剤と反応させられる。このカップリング剤が適切に選択される場合、これら
の反応は、室温で有機塩基(例えば、トリエチルアミン、DIPEA)の存在下で迅速に(約1時間)進行して、活性化エステル6a−cを与え得る。例えば、アミドカップリング剤TBTU[J=H]またはTCTU[J=Cl]が使用される場合、化合物6a−cは、この反応混合物の濾過によって、容易に得られる(具体的な詳細は、以下の調製4の工程3に与えられる)。
【0289】
I−Aを調製するための、アミド結合形成の前の活性化エステル6a−cの形成は、一般に好ましいが、5a−cの、本発明の式I−Aの化合物への直接の転換もまた可能である。代替の活性化エステルもまた利用され得(単離またはインサイチュで形成される)、そして当業者に公知である(例えば、TBTU、TCTU、HATU、T3P、COMUカップリング剤を使用する)。
【0290】
このアミド結合形成工程において、活性化エステル6a−cは、置換3−アミノピリジンと反応させられて、本発明の式I−Aの化合物を提供し得る。このアミドカップリングのための反応条件は一般に、非プロトン性溶媒(例えば、NMP、ピリジン、DMFなど)中で、加熱(例えば、90℃以上)を伴う(具体的な詳細は、以下の実施例1に与えられる)。この3−アミノピリジンは、アミド結合形成後に、さらに官能基化され得る。
【0291】
あるいは、上記2つの工程は、合わせられ得る。すなわち、カルボン酸5a−cが、アミド結合形成のための出発点として使用され得、そして活性化エステルが、上に記載されたものと同じアミドカップリング剤を使用してインサイチュで生成される。本発明の化合物I−Aは、上に記載された様式と類似の様式で、単離される(具体的な詳細は、以下の実施例3aに与えられる)。
【0292】
式I、I−A−1、およびI−Bの化合物もまた、類似の方法を使用して調製され得る。
【0293】
スキーム2:化合物I−Aの調製のための代替のアプローチ
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
あるいは、本開示の化合物は、スキーム2に図示される方法と類似の方法に従って、調製され得る。
【0294】
アミド8は、市販のシアノ酢酸7から容易に調製され得る。このアミド結合形成工程において、シアノ酢酸7は、置換3−アミノピリジンと反応させられて、本発明の化合物8を提供し得る。このアミドカップリングのための反応条件は一般に、非プロトン性溶媒(例えば、DCM、NMP、DMFなど)中で、有機塩基(例えば、脂肪族アミン(例えば、トリエチルアミンまたはDIPEA))および当業者に公知であるアミドカップリング剤(例えば、EDCI、TBTU、COMU、T3Pなど)の存在下である(具体的な詳細は、以下の実施例3eの工程1に与えられる)。
【0295】
このピラゾール形成工程において、シアノアミド8の陰イオンが、塩基(例えば、酢酸カリウムまたは酢酸ナトリウム)を用いて、適切な溶媒(例えば、アルコール(例えば、エタノール))中で生成し得る。次いで、この陰イオンは、トリクロロアセトニトリルと室温で反応する(具体的な詳細は、以下の実施例3eの工程2に与えられる)。次いで、
得られる固体(これは、濾過により集められ得る)は、ヒドラジン(またはその水和物)と非プロトン性溶媒(例えば、DMFまたはNMP)中で反応して、ジアミノピラゾール9を与え、このジアミノピラゾールは、ジ求電子カップリングパートナーとさらに縮合して、本発明の式I−Aの化合物のピリミジン部分を形成する。
【0296】
このピリミジン形成工程において、中間体9は、1,3−二求電子種(例えば、1,3−ジアルデヒドまたは3−(ジアルキルアミノ)−プロパ−2−エナール)と、種々の型の溶媒(例えば、iPrOH/水、DMF、またはDMSO/水)中で反応して、所望の生成物I−Aを与える。その求電子中心のうちの1個または2個が保護/マスクされている場合(例えば、ケタールとしてマスクされたアルデヒド)、スルホン酸(例えば、PTSA)の導入が、その反応性官能基を遊離させるために必要とされる(具体的な詳細は、以下の実施例3eの工程3に与えられる)。
【0297】
式I、I−A−1、およびI−Bの化合物もまた、類似の方法を使用して調製され得る。
【0298】
調製1:3,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アリル
【化61】
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工程1:3−アミノ−4,4,4−トリクロロ−2−シアノブタ−2−エン酸アリル2
KOAc(589.4g,6.006mol)のイソプロパノール(3L)中の溶液に、シアノ酢酸アリル(429.4g,403.2mL,3.432mol)を添加し、そしてこの反応混合物を5℃まで冷却した。トリクロロアセトニトリル(495.5g,3.432mol)を50mLずつ、温度を15℃未満に維持しながら添加した。次いで、この反応混合物を20℃まで温め、そして3時間撹拌した。水(約4L)を添加してその無機物質を溶解させ、そして所望の生成物を析出させた。この混合物を20分間撹拌し、そしてその固体を減圧下での濾過により単離した。この固体を濾過し、水(2×0.5L)で洗浄し、そして真空オーブン中40℃で一晩乾燥させて、3−アミノ−4,4,4−トリクロロ−2−シアノブタ−2−エン酸アリル2をオフホワイトの粉末として得た(787g,85%)。
【0299】
工程2:3,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アリル3
3−アミノ−4,4,4−トリクロロ−2−シアノ−ブタ−2−エン酸アリル2(619g,2.297mol)およびKOAc(676.3g,6.891mol)のDMF(2.476L)中の懸濁物に、0℃でヒドラジン水和物(172.5g,167.6mL,3.446mol)を15分間かけてゆっくりと添加した。次いで、この反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。この段階で、
1H NMRは、出発物質の完全な消費を示す。次いで、反応混合物を110℃で一晩加熱し、その後、室温まで冷却し、そしてさらに48時間撹拌した。この混合物を半融ガラス漏斗で濾過して沈殿した固体を除去し、そしてその濾液を減圧下でエバポレートして、濃厚な液体を得た。DCM(およそ2L)を添加し、そしてこの混合物を再度濾過して、沈殿したさらなる固体を除去した。その濾液を1kgのシリカゲルプラグに通して(溶出液としてDCM/MeOHの勾配)精製し、そしてその溶媒を除去して、橙色固体を得、これをアセトニトリルに懸濁させ、そして全ての固体が溶液になるまで約70℃で加熱し、この時点で、この溶液を周囲温度まで冷却
し、次いで2℃まで冷却した。形成した沈殿物を減圧下での濾過により単離し、冷MeCN(約50mL)で洗浄し、そして真空オーブン中で一定質量になるまで乾燥させて、表題化合物をオフホワイトの粉末として得た(171.2g,41%)。
【0300】
調製2a:2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル
【化62】
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工程1:2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4a
3,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アリル3(42.72g,234.5mmol)のDMSO(270.8mL)/水(270.8mL)中の懸濁物に、p−TsOH水和物(46.72g,245.6mmol)および3−(ジイソプロピルアミノ)−2−フルオロ−プロパ−2−エナール(Tetrahedron Letters,33(3),357−60;1992に記載される)(38.69g,223.3mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で3時間加熱し、この時間の間に、固体が溶液からゆっくりと析出した。その橙色懸濁物を一晩で室温まで冷却した。その固体を濾過し、水で洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4aを砂色固体として得た(45.05g,収率85%)。
【0301】
工程2:2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5a
2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4a(45g,190.5mmol)のDCM(1.35L)中の懸濁物に、フェニルシラン(41.23g,46.96mL,381.0mmol)を添加し、その後、Pd(PPh
3)
4(8.805g,7.620mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間30分撹拌した。この反応混合物を濾過し、そしてその固体をDCMで洗浄して、薄黄色固体(43.2g)を得た。この固体をDCM(225mL)中室温で45分間さらに摩砕し、次いで濾過し、そして減圧下で一晩乾燥させて、2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5aを薄黄色固体として得た(37.77g,収率100%)。
【0302】
代替の方法において、4−メチルベンゼンスルフィネート(無水物,1.2当量,22.6g,127mmol)を乾燥DMSO(20倍体積,500ml)に懸濁させた。この撹拌混合物を窒素雰囲気下で30℃まで温めた。完全に溶解したら、Pd(PPh
3)
4(2mol%,2.4g,2.1mmol)を添加した。この混合物を25℃〜30℃で10分間撹拌し、この時間の後に、濁った黄色溶液が存在した。2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル(25g,105.8mmol)を、その温度を25℃〜30℃で維持しながら少しずつ添加した。一旦、添加が完了したら、HPLCにより判断してこの反応が完了するまで(2〜3時間)、この曇った溶液を撹拌した。この基質の添加の15分後に、多量の沈殿物が形成された。この反応が進行するにつれて、この混合物は濃厚になった。この反応混合物を水(125ml)で希釈し、そして2MのHCl(66ml)を、その温度を25℃〜30℃で維持しなが
らゆっくりと添加した。このスラリーを30分間撹拌し、次いで濾過した。この濾過は遅かった(2時間)。得られた固体を水で洗浄し、次いで焼結製品上で乾燥させた。この固体をDCM(8倍体積)で1時間スラリー化した。その固体を濾過し(速い濾過)そしてDCMで洗浄した。その固体をクロロホルム(8倍体積)で1時間再度スラリー化した。この酸を濾過し、そして焼結製品上で乾燥させた。これを真空オーブン中50℃で24時間さらに乾燥させた。その生成物をオフホワイトの固体として得た(18.6g,85%); 1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 12.14 (1H, brs), 9.31 (1H, dd), 8.69 (1H, m), 6.47 (2H, brS); 19F NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ −153.65; MS(ES+) 197.1。
【0303】
工程3:2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル6a
2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5a(20g,102.0mmol)のクロロホルム(300mL)中の懸濁物に、Et
3N(11.35g,15.63mL,112.2mmol)を添加した。この懸濁物を約5分間撹拌し、次いで(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−ジメチルアミノ−メチレン)−ジメチル−アンモニウムボロンテトラフルオリド(32.75g,102.0mmol)を添加した。この懸濁物を60℃で1時間加熱し、その後、その濃厚な懸濁物を室温まで冷却した。得られた懸濁物を濾過し、クロロホルム(200mL)で洗浄し、そして減圧中で一晩乾燥させて、表題化合物6aを薄黄色粉末として得た(32.5g,88%)。
【0304】
調製2b:(6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)−2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキシレート6a
*
【化63】
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撹拌棒、冷却器、窒素ラインおよびHanna温度プローブを備え付けた2.5Lの三つ口フラスコに、2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5a(60g,305.9mmol)、クロロホルム(900.0mL)およびトリエチルアミン(32.44g,44.68mL,320.6mmol)を入れた。[(6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)オキシ−(ジメチルアミノ)メチレン]−ジメチル−アンモニウム(四フッ化ホウ素イオン(1))(87.00g,244.7mmol)を5分間かけて少しずつ添加した(添加の完了時に内部が22.7℃から21.5℃に低下した)。混合物を60℃(内部温度)で2時間加熱し、依然としてクリーム色の懸濁物であった。混合物を室温まで冷却し、次いで固体を濾過により集め、クロロホルムで(濾液が本質的に無色で流れるまで)よく洗浄し、そして吸引により乾燥させると、生成物6a
*がクリーム色の固体として残った(82.2g,収率77%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d
6) δ 9.55 (dd, 1H), 8.91 (d, 1H), 8.22 (dd, 1H), 8.09 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H)および6.87 (s, 2H)。MS(ES+) 348.1。
【0305】
代替の方法において、2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−
3−カルボン酸5a(30g,153mmol)をアセトニトリル(540ml)でスラリー化した。トリエチルアミン(22.5ml,153mmol)を添加し、その後、[(6−クロロベンゾトリアゾール−1イル)オキシ−(ジメチルアミノ)メチレン]−ジメチルアンモニウムテトラフルオロボレート(TCTU,54.4g,153mmol)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。その生成物を濾過により単離した。そのフィルターケーキをアセトニトリル(2×60ml)で洗浄した(49.3g,93%);
1H NMR (500 MHz, DMSO−d
6) δ 9.55 (dd,
1H), 8.91 (d, 1H), 8.22 (dd, 1H), 8.09 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H)および6.87 (s, 2H); 19F NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ −150.1;MS(ES+) 348.1。
【0306】
調製3:2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル
【化64】
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工程1:2−アミノ−6−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキシレート4b
3,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アリル3(1g,5.489mmol)のDMF(5mL)中の懸濁物に、(Z)−2−クロロ−3−ジメチルアミノ−プロパ−2−エニリデン]−ジメチル−アンモニウムヘキサフルオロホスフェート(1.683g,5.489mmol)を添加し、その後、トリエチルアミン(722.1mg,994.6μL,7.136mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で4時間加熱し、この時間の間に、固体が溶液からゆっくりと析出した。この褐色懸濁物を室温まで冷却した。その固体を濾過し、水で洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、2−アミノ−6−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4bを褐色固体として得た(1.092g,収率72%)。
【0307】
工程2:2−アミノ−6−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5b
2−アミノ−6−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4b(1g,3.96mmol)のDCM(15mL)中の懸濁物に、フェニルシラン(856.6mg,0.9756mL,7.916mmol)を添加し、その後、Pd(PPh
3)
4(182.9mg,0.1583mmol)を添加した。この反応物を室温で7時間撹拌した。この反応混合物を濾過し、そしてその固体をDCMで洗浄して、薄黄色固体(43.2g)を得た。この固体をDCM(225mL)中室温で45分間さらに摩砕し、次いで濾過し、そして減圧下で一晩乾燥させて、2−アミノ−6−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5bを黄色固体として得た(791m,収率94%)。
【0308】
工程3:2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル6b
2−アミノ−6−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5b(1.51g,7.103mmol)のクロロホルム(15.1mL)中の溶液に、TBT
Uボロンテトラフルオリド(2.737g,8.524mmol)およびTEA(862.5mg,1.188mL,8.524mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で1時間撹拌した。得られた懸濁物を濾過し、そしてその固体を酢酸エチルで摩砕して、表題化合物6bを黄色固体として得た(2.05g,88%)。
【0309】
調製4:2−アミノ−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル
【化65】
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工程1:2−アミノ−6−(シアノメチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4c
3,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アリル3(63.49g,348.5mmol)の、DMSO(340mL)と水(340mL)との混合物中の懸濁物に、3−(ジメトキシメチル)−4,4−ジメトキシ−ブタンニトリル(以下のスキーム3)(85g,418.2mmol)を添加し、その後、パラ−トルエンスルホン酸水和物(1)(11.27g,59.24mmol)を添加した。この反応混合物を85℃まで加熱し、そして一晩撹拌した。この反応混合物を氷浴で冷却した。この混合物をEtOAc(680mL)およびNaHCO
3の飽和水溶液(1.36L)で希釈した。その沈殿物を濾過し、そして水ですすぎ、次いで水とEtOAcとの混合物ですすいだ。その褐色固体を減圧下で乾燥させて、2−アミノ−6−(シアノメチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4cを褐色固体として得た(55.94g,収率62%)。
【0310】
工程2:2−アミノ−6−(シアノメチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5c
2−アミノ−6−(シアノメチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸アリル4c(10.2g,39.65mmol)のDCM(350mL)中の懸濁物に、フェニルシラン(8.581g,9.773mL,79.3mmol)を添加し、その後、Pd(PPh
3)
4(1.5g,1.298mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を濾過し、そしてその固体をDCMで洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、2−アミノ−6−(シアノメチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5cを黄色固体として得た(8.61g,収率100%)。
【0311】
工程3:2−アミノ−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル6c
2−アミノ−6−(シアノメチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5c(5.11g,23.53mmol)のDCM(51mL)中の溶液に、TBTUボロンテトラフルオリド(9.067g,28.24mmol)およびTEA(2.858g,3.937mL,28.24mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。得られた懸濁物を濾過し、そしてその固体を熱クロロホルムで摩砕して、表題化合物6cをベージュの固体として得た(6.59g,84%)。
【0312】
実施例1:2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−1)
【化66】
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2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸ベンゾトリアゾール−1−イル6a(調製2aに記載される方法と類似の方法に従って調製した)(5g,15.62mmol)のNMP(78.27mL)中の懸濁物に、4−[4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−3−アミン(以下に記載される調製N−1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(3.660g,15.62mmol)を添加し、そして得られた混合物を100℃で18時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いで予め湿らせたSCXカートリッジ(2×50gのカートリッジ)に通し、そしてこのカートリッジをメタノールで洗浄した。この生成物をメタノール中2Mのアンモニアで溶出し、そしてその溶出物を減圧中で濃縮すると、暗色固体が残った。これを、ISCOカラムcompanionを使用し、DCMおよび90:10:1のDCM:MeOH:NH
3(0%〜100%の勾配,40gのカラム)で溶出する、シリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして減圧中で濃縮すると、生成物が黄色固体として残った。これを次いでメタノールから再結晶すると、純粋な生成物が黄色固体として残った。MS(ES+)413.2。
【0313】
実施例2:2−アミノ−N−(4−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−2)
【化67】
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N−[1−[3−[[2−アミノ−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニル]アミノ]−4−ピリジル]−4−ピペリジル]カルバミン酸tert−ブチル(実施例1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(70mg,0.1424mmol)のDCM(4mL)中の溶液に、TFA(1mL,12.98mmol)を添加し、そしてこの混合物を周囲温度で1.5時間撹拌した。この反応混合物をエバポレートして乾固させ、そしてHPLC:水(TFA改質剤)中10%〜90%のACNにより精製し、そしてその画分をフリーズドライさせた。その固体残渣をメタノール(1mL)に溶解させ、そして予め湿らせた(15mLのメタノール)2gのSCX−2カートリッジに充填した。このカートリッジをメタノール(2×15mL)で洗浄し
、次いで生成物を、メタノール中2Mのアンモニア溶液(3×15mL)を使用して遊離塩基として溶出した。生成物を含む画分をエバポレートして乾固させ、水/メタノールに再溶解させ、そしてフリーズドライさせて、所望の生成物を黄色固体として得た(17mg,31%)。MS(ES+)391.1。
【0314】
実施例3a:2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−3)
【化68】
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4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン(以下に記載される調製N−1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(588.1mg,3.059mmol)、2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5a(調製2aの一連の工程1〜工程2に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(500mg,2.549mmol)、TBTU(1.146g,3.569mmol)およびEt
3N(515.9mg,710.6μL,5.098mmol)のNMP(7mL)中の混合物を、密封チューブ内110℃で20時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸塩水溶液およびブラインで洗浄した。その有機物をMgSO
4で乾燥させ、そして濾過後に濃縮した。その固体をDCM中で摩砕し、次いで濾別した。これをFractionlynx HPLCによりさらに精製して、表題化合物を無色固体として得た。MS(ES+)371.3。
【0315】
あるいは、化合物I−N−3を、スキーム2に従って、実施例3bに記載された手順を使用して調製し得る。
【0316】
実施例3b:2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−3)
工程1:2−シアノ−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アセトアミド8
2−シアノ酢酸7(1.15g,13.52mmol)のDCM(40mL)中の氷冷溶液に、塩化オキサリル(1.3mL,14.90mmol)を滴下により添加し、その後、触媒量のDMFを添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで減圧中で濃縮して、溶媒を除去した。その残渣を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン(以下に記載される調製N−1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(1.3g,6.762mmol)およびEt
3N(1.026g,1.413mL,10.14mmol)のTHF(40mL)中の溶液に添加し、そしてこの反応混合物を室温で18時間撹拌した。この混合物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸塩水溶液およびブラインで洗浄した。その水層をDCM(20mL×2)でさらに抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、2−シアノ−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アセトアミド8を黄色油状物として得た。MS(ES+)260.1。
【0317】
工程2:3,5−ジアミノ−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−ピリジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド9
2−シアノ−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−ピリジル]アセトアミド8(1.6g,6.170mmol)のエタノール(40mL)中の懸濁物に、酢酸ナトリウム(1.052g,12.83mmol)を添加し、その後、トリクロロアセトニトリル(1.042g,733.8μL,7.219mmol)を滴下により添加した。この不均質な混合物を窒素の雰囲気下室温で18時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をNMP(30mL)に溶解させた。ヒドラジン水和物(803mg,780.4μL,16.04mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣をDCM中で摩砕して、褐色固体を形成し、これを濾過により単離して、3,5−ジアミノ−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−ピリジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド9(1g,51%)を得た。MS(ES+)317.1。
【0318】
工程3:2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(Z)−3−(ジイソプロピルアミノ)−2−フルオロ−プロパ−2−エナール(Tetrahedron Letters(1992),33(3),357−60)(22.81mg,0.1317mmol)、4−メチルベンゼンスルホン酸(水(1))(30.05mg,0.1580mmol)、3,5−ジアミノ−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−ピリジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(50mg,0.1580mmol)のDMSO(1mL)/H2O(0.5mL)中の混合物を140℃で25分間撹拌した。この粗製混合物をFractionlynx HPLCにより精製した。その水性画分を合わせ、そして凍結乾燥させて、2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た(10mg,21%)。
【0319】
実施例3c:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−4)
【化69】
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2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸ベンゾトリアゾール−1−イル6a(6.271g,20.02mmol)、[1−(3−アミノ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]−(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン臭化水素酸塩17a(6.98g,16.68mmol)およびDIPEA(2.802g,3.776mL,21.68mmol)のピリジン(63mL)中の懸濁物を密封チューブに入れ、そして100℃で24時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、次いで減圧中で濃縮した。得られた残渣をシリカに装填し、そしてクロマトグラフィー(330gのSiO
2,0.5%〜7.5%のMeOH(10%の水酸化アンモニウムを含む)/DCM)により精製した。その残渣をエタノール中で5分間撹拌し、
そして形成した固体を濾過により集め、最小量のエタノールで洗浄し、吸引により2時間乾燥させ、所望の生成物を淡黄色固体として得た(4.71g,56.5%)。MS(ES+)500.2;
1H NMR (DMSO−d6) δ 10.63 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 9.47 (dd, J = 4.8, 2.5
Hz, 1H), 9.25 (dd, J = 2.6, 0.7 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.79 (s, 2H), 3.60 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 3.55 (t, J =
4.9 Hz, 2H), 3.19 (m, 2H), 3.03 (m, 2H), 2.95 (tt, J = 11.7, 3.6 Hz, 1H), 2.34 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 2.29 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 2.20 (s, 3H), 2.13 (qd, J = 12.4,
3.9 Hz, 2H), 1.75 − 1.72 (m, 2H)。
【0320】
実施例3d:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−4)
【化70】
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実施例3cに報告される方法に対する代替の方法において、化合物I−G−4を以下のように調製し得る:
オーバーヘッド攪拌機、空気冷却器、温度計および窒素ラインを備え付けた2Lのフラスコに、2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸5a(14.19g,72.36mmol)を入れ、次いでピリジン(353mL)を入れ、その後、[(6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)オキシ−(ジメチルアミノ)メチレン]−ジメチル−アンモニウムトリフルオロホウ酸塩(22.14g,65.78mmol)を周囲温度で撹拌しながら入れた。この懸濁物を1時間にわたり50℃で加熱した。次いで、DIPEA(17.85g,24.06mL,138.1mmol)を添加し、その後、[1−(3−アミノ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]−(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン塩酸塩17b(調製N−14に従って調製した)(23.54g,65.78mmol)を添加した。その内部温度を90℃まで上昇させ、そしてこの反応混合物をこの温度で13時間撹拌した。次いで、この混合物をゆっくりと冷却し、そしてその溶媒を減圧中でエバポレートした。その残渣をDCM(250ml)でスラリー化し、そしてその橙色固体をDCM(1L)と2Mの炭酸ナトリウム(200mL)との間で分配した。その有機層を分離し、2Mの炭酸ナトリウム(200mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮すると、橙色固体が残った。この固体残渣をEtOH(115mL)中で10分間さらにスラリー化し、次いで、濾過により集め、さらなるエタノール(およそ100mL)で洗浄し、吸引により乾燥させて、生成物を淡黄色固体として得た(18.75g,57%)。
【0321】
実施例3e:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ
[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−4)
【化71】
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実施例3cおよび3dに報告される方法に対する代替の方法において、化合物I−G−4を以下のように調製し得る:
スキーム2a:
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
工程1:2−シアノ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)アセトアミド8a
[1−(3−アミノ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]−(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン塩酸塩17b(300mg,0.8383mmol)およびDIPEA(541.8mg,730.2μL,4.192mmol)のDCM(8mL)中の溶液に、シアノ酢酸7(106.9mg,1.257mmol)を添加した。この反応混合物を氷浴で冷却し、次いでEDCI(241.0mg,1.257mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで4時間加熱還流した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてDCM(30mL)で希釈し、水(2×10ml)、次いで飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)で洗浄した。その有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物8aを橙色泡状物として得た(292mg,90%)。MS(ES+)389.2。
【0323】
工程2:3,5−ジアミノ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド9a
2−シアノ−N−[5−フルオロ−4−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1−ピペリジル]−3−ピリジル]アセトアミド8a(290mg,0.7466mmol)をエタノール(3.3mL)でスラリー化した。酢酸ナトリウム(127.4mg,1.553mmol)を添加し、その後、トリクロロアセトニトリル(129.4mg,91.13μL,0.8959mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で1時間撹拌し、この時間の後に、オフホワイトの沈殿物が形成された。この固体を濾過により集め、最小量のエタノール、次いで最小量の水で洗浄し、そして吸引により乾燥させて、白色固体(155mg)を得た。その濾液を減圧中で濃縮してエタノールを除去し、次いで残った水溶液をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮すると、粘性油状物が残った。これをEtOA
c(5mL)中で摩砕して、オフホワイトの沈殿物を形成させた。これを濾過により集め、最小量のEtOAcで洗浄し、そして吸引により乾燥させると、2番目の収穫の固体(49mg)が残った。合計204mg(51%)の3−アミノ−4,4,4−トリクロロ−2−シアノ−N−[5−フルオロ−4−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1−ピペリジル]−3−ピリジル]ブタ−2−エナミドを単離した;MS(ES+)532.0。
【0324】
3−アミノ−4,4,4−トリクロロ−2−シアノ−N−[5−フルオロ−4−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1−ピペリジル]−3−ピリジル]ブタ−2−エナミド(4.1g,7.695mmol)をN−メチルピロリジノン(40mL)に溶解させた。ヒドラジン水和物(1.002g,973.8μL,20.01mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで80℃で3.5時間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いで、その残渣をEtOAc/水の間で分配した。その有機層を水(2回)、ブライン(1回)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、所望の化合物を白色固体として得た(64%)。MS(ES+)446.1,
1H NMR (500 MHz, DMSO) 11.03
(s, 1H), 9.45 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.52 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.36 (br s, 4H),4.47 − 4.43 (m, 1H), 4.23 − 4.21 (m, 1H), 3.50 − 3.47 (m, 2H), 3.41 − 3.39 (m,2H), 3.24 − 3.15 (m, 2H) 3.05 − 2.98 (m, 2H), 2.93 − 2.88 (m, 2H), 2.77 − 2.76 (m,
4H), 1.73 − 1.71 (m, 4H)。
【0325】
工程3:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドI−G−4
3,5−ジアミノ−N−[5−フルオロ−4−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1−ピペリジル]−3−ピリジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド9a(106mg,1.19mmol)のIPA/水(1:1,1mL)および酢酸(71.46mg,67.67μL,0.1078mmol)中の懸濁物に、3−(ジイソプロピルアミノ)−2−フルオロ−プロパ−2−エナール(41.21mg,0.2379mmol)を添加した。この反応混合物を6時間加熱還流し、次いで、一晩で室温まで冷却した。IPAを減圧中で除去し、そして得られた水溶液をDCMと2Mの炭酸ナトリウム溶液との間で分配した。その有機層を1:1のブライン/水で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮すると、黄色固体が残った。これをエタノール(0.5mL)中の懸濁物として2時間撹拌した。その固体を濾過により集めて、所望の化合物I−G−4(63mg,53%)を得た。
【0326】
実施例3f:2−アミノ−6−フルオロ−N−[5−フルオロ−4−[4−[4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル]−1−ピペリジル]−3−ピリジル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−32)
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム2b:化合物I−G−32の調製
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:1−[3−[(2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニル)アミノ]−5−フルオロ−4−ピリジル]ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル28
2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸(6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)6a
*(44.02g,126.6mmol)および1−(3−アミノ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル27(調製N−15に従って調製した)(34g,115.1mmol)のピリジン(510.0mL)中の混合物を内部温度95℃で一晩(18時間)加熱した。混合物を室温まで冷却し(生成物が沈殿した)、次いでエタノール(340.0mL)を添加し、そして室温で10分間撹拌した。黄色固体を濾過により集め、エタノールでよく洗浄し、吸引により乾燥させ、次いで高真空ライン下で1時間乾燥させると、生成物28が黄色固体として残った(32.5g収率56%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 10.45 (s, 1H), 9.58 (s, 1H), 9.51 (dd, 1H), 8.72 (dd, 1H), 8.25 (d,
1H), 6.81 (s, 2H), 3.15 − 2.93 (m, 4H),
2.55 − 2.47 (遮蔽された信号, 1H), 2.02 − 1.91 (m, 4H), 1.47 (s, 9H)。MS(ES+) 474.2。
【0327】
工程2:1−[3−[(2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジ
ン−3−カルボニル)アミノ]−5−フルオロ−4−ピリジル]ピペリジン−4−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩29
1−[3−[(2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニル)アミノ]−5−フルオロ−4−ピリジル]ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル28(69.7g,147.2mmol)のDCM(348.5mL)およびトリエチルシラン(18.83g,25.87mL,161.9mmol)中の懸濁物に、TFA(151.1g,102.1mL,1.325mol)を添加した(混合物は、TFAの最初の添加の時に固体に固化し、次いで、完全な添加後に溶液になった)。得られた橙色溶液を室温で一晩撹拌した。さらなるTFA(16.78g,11.34mL,147.2mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物を40℃で20分間加熱して、反応を完全に完了させた。混合物を減圧中で濃縮し、クロロホルム(300mL)を添加し、そして混合物を減圧中で再度濃縮すると、橙色固体懸濁物が残った。混合物をDCM(およそ200mL)中で摩砕し、20分間撹拌し、次いで固体を濾過により集め、最小量のDCMで洗浄し、そして吸引により乾燥させると、黄色固体が残った。濾液を減圧中で濃縮し、残渣をDCM(およそ50mL)で再度スラリー化し、20分間撹拌し、次いで固体を濾過により集め、最小量のDCMで洗浄し、そして吸引により乾燥させると、黄色固体が残った。これを最初に採取した固体と合わせた。固体を減圧下で一晩乾燥させると、所望の生成物29が黄色固体として残った(82.8g,96%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 10.44 (s, 1H), 9.59 (s, 1H), 9.50 (dd, 1H), 8.84 (dd, 1H), 8.33 (d, 1H), 3.13 − 3.10 (m, 4H), 2.57 − 2.47 (遮蔽された信号, 1H)および2.08 − 1.93 (m, 4H)。MS(ES+) 418.1。
【0328】
工程3:1−[3−[(2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニル)アミノ]−5−フルオロ−4−ピリジル]ピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩30
1−[3−[(2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニル)アミノ]−5−フルオロ−4−ピリジル]ピペリジン−4−カルボン酸(トリフルオロ酢酸)29(73g,124.7mmol)のNMP(662.7mL)中の溶液に、塩化水素(1,4−ジオキサン中4M)(37.40mLの4M,149.6mmol)を添加した。数秒後、黄色沈殿物が形成された。混合物を室温で20分間撹拌し、次いで固体を濾過により集め、最小量のNMP、次いでMTBEで洗浄し、そして吸引により乾燥させると、純粋な生成物30が薄黄色固体として残った(59.7g,定量的収率)。MS(ES+)418.1。
【0329】
工程4:2−アミノ−6−フルオロ−N−[5−フルオロ−4−[4−[4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル]−1−ピペリジル]−3−ピリジル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−32)
1−[3−[(2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニル)アミノ]−5−フルオロ−4−ピリジル]ピペリジン−4−カルボン酸(塩酸)30(59.7g,131.5mmol)のNMP(477.6mL)中の黄色懸濁物に、DIPEA(50.99g,68.72mL,394.5mmol)、次いで[(6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)オキシ−(ジメチルアミノ)メチレン]−ジメチル−アンモニウム(四フッ化ホウ素イオン(1))(51.44g,144.7mmol)を添加した。数分後、黄色懸濁物が形成される。この混合物を室温で30分間撹拌し、次いで1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン25(以下の調製N−32に従って調製した)(26.18g,184.1mmol)を添加した。このクリーム色/黄褐色の懸濁物は、橙色溶液に変わる(23.9℃から29.4℃への発熱)。そのフラスコを、内部温度が24℃になるまで氷/水浴に載せ、次いで、氷浴を外すと、その後、内部温
度は24℃で一定である。
【0330】
この溶液を室温で30分間撹拌し、次いで氷/塩/水浴で10℃まで冷却し、その後、水(1.015L)を100mLずつゆっくりと添加した。次の100mLの水を添加する前に、17℃と20℃との間(内部)への発熱を待ち、その後、10℃と15℃との間まで冷却した。全ての水を添加するまで繰り返した。一旦、発熱が止んだら、氷/塩/水浴を外し、そして混合物を周囲温度で20分間撹拌した(濃厚な黄/クリーム色の懸濁物が形成される)。固体を半融漏斗での濾過により集め、水でよく洗浄し、次いで吸引により10分間乾燥させた。吸引を外し、そして固体を半融漏斗上で水でスラリー化させ、次いで再度減圧し、そして固体を一晩吸引することにより乾燥させ、次いで真空オーブン中40℃、10mBar未満で24時間乾燥させた。
【0331】
固体(54.5g)をエタノール(545mL,10体積当量)に懸濁させ、そして2時間加熱還流し、次いで2時間かけて室温まで冷却した。固体を濾過により集め、最小量のエタノールで洗浄し、そして吸引により1時間乾燥させると、生成物が淡黄色固体として残った。固体を、23.5℃、10mBar未満の真空オーブンに一晩入れると、生成物I−G−32が淡黄色固体として残った(51g,収率64%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 10.64 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 9.48 (dd, 1H), 9.26 (dd, 1H), 8.26 (d, 1H), 6.79 (s, 2H), 4.55 (t, 2H), 4.47 (t, 2H), 4.34 (t, 0.7H), 3.61 (dt, 4H), 3.48 − 3.41 (m, 2.5H), 3.22 − 3.17 (m, 2H), 3.05 − 3.03 (m, 2H), 3.99 − 2.93 (m, 1H), 2.28 (dt, 4H), 2.17 − 2.10 (m, 2H), 1.74 (d, 2H), 1.07 (t, 2H)。MS(ES+)542.3。
【0332】
スキーム2c:化合物I−G−32を調製するための代替のアプローチ
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル28
2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸6−クロロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル6a
*(45g,129.4mmol)および1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル27(40.1g,135.9mmol)をピリジン(675ml)でスラリー化した。この混合物を、この反応が完了するまで(HPLC分析により決定)窒素下95℃で加熱した。この混合物を冷却し、そしてエタノール(450ml)を滴下により添加した。この混合物を濾過し、そしてそのフィルターケーキをエタノール(2×70ml)で洗浄した。この湿ったケーキを乾燥させて、生成物28を
黄色結晶性固体として得た(47.7g,78%);
1H NMR (500 MHz, DMSO−d
6) δ 10.45 (s, 1H), 9.58 (s, 1H), 9.51 (dd, 1H), 8.72 (dd, 1H), 8.25 (d,
1H), 6.81 (s, 2H), 3.15 − 2.93 (m, 4H),
2.55 − 2.47 (遮蔽された信号, 1H), 2.02 − 1.91 (m, 4H), 1.47 (s, 9H); 19F NMR (500 MHz,
DMSO−d6) δ − 153.5, −136.3; MS(ES+)474.2。
【0333】
工程2:1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩30
1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル28(36g,76mmol)を、1,4−ジオキサン中のHClの溶液(4M,670ml)に懸濁させた。水(36ml)を、手早く撹拌しているスラリーに滴下により添加した。この混合物を、この反応が完了するまで(HPLC分析により決定)窒素下で撹拌した。この混合物を1,4−ジオキサン(180ml)で希釈し、そして濾過した。そのフィルターケーキをTBME(2×72ml)で洗浄した。この湿ったケーキを乾燥させて、淡褐色固体を得た(塩酸塩,32.7g,95%);
1H NMR (500 MHz, DMSO−d
6) δ 10.34 (s, 1H), 9.53−9.49 (m, 2H), 8.82 (m, 1H), 8.50 (m, 1H),
3.13 − 3.22 (m, 4H), 2.57 − 2.47 (遮蔽された信号, 1H)および2.08 − 1.93 (m, 4H); 19F NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ − 152.9, −133.8; MS(ES+)418.1。
【0334】
工程3:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−32)
1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(525mg,3.69mmol)のTHF(12ml)中の溶液に、DIPEA(1.72ml,9.91mmol)を添加し、その後、1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸(塩酸塩,1.5g,3.3mmol)を添加した。[(6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)オキシ−(ジメチルアミノ)メチレン]−ジメチル−アンモニウムテトラフルオロボレート(TCTU,1.29g,3.64mmol)を添加し、そしてこの混合物を、反応の完了まで(HPLC分析により決定)窒素下で撹拌した。この混合物を冷却し、そして水(24ml)を滴下により添加した。この混合物を周囲温度まで温め、そして3時間撹拌し、次いで濾過した。そのフィルターケーキを(3×3ml)で洗浄した。その湿ったケーキを減圧下(窒素をブリード(bleed)しながら)40℃で乾燥させた。その生成物を黄色固体として得た(1.54g,86%);
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 10.64 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 9.48 (dd, 1H), 9.26 (dd, 1H), 8.26 (d, 1H), 6.79 (s, 2H), 4.55 (t, 2H), 4.47 (t, 2H), 4.34 (t, 0.7H), 3.61 (dt, 4H), 3.48 − 3.41 (m, 2.5H), 3.22 − 3.17 (m,
2H), 3.05 − 3.03 (m, 2H), 3.99 − 2.93 (m, 1H), 2.28 (dt, 4H), 2.17 − 2.10 (m, 2H), 1.74 (d, 2H), 1.07 (t, 2H); 19F NMR
(500 MHz, DMSO−d6) δ − 152.8, −136.1; MS(ES+)542.3。
【0335】
スキーム3−ブタンニトリル中間体の調製
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:3−(ジメトキシメチル)−4,4−ジメトキシブタンニトリル11
2−(ジメトキシメチル)−3,3−ジメトキシ−プロパン−1−オール10(Journal of the American Chemical Society(1973),95(26),8741)(92g,473.7mmol)を乾燥THF(920mL)に溶解させ、そしてこの混合物を氷浴で冷却した。トリエチルアミン(143.8g,198.1mL,1.421mol)を一度に添加し、その後、メタンスルホニルクロリド(59.69g,40.33mL,521.1mmol)を、1時間かけて、その内部温度を5℃未満に維持しながら滴下により添加した。この反応混合物を1時間撹拌し、次いで室温まで温めた。この混合物を酢酸エチル(920mL)および水(920mL)で希釈した。層を分離し、そしてその有機層を単離し、NaHCO
3の飽和溶液、次いでブラインで洗浄した。その有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、[2−(ジメトキシメチル)−3,3−ジメトキシプロピル]メタンスルホネートを橙色油状物として得(125.31g,97%)、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0336】
テトラエチルアンモニウムシアニド(142.3g,910.8mmol)を10分間かけて、[2−(ジメトキシメチル)−3,3−ジメトキシプロピル]メタンスルホネート(124g,455.4mmol)のMeCN(1.24L)中の溶液に少しずつ添加した。この反応混合物を室温で72時間撹拌し、次いで酢酸エチル(1.24L)と水(1.24L)との間で分配(portion)した。層を分離し、そしてその有機層を単離し、ブラインで洗浄した。その有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、3−(ジメトキシメチル)−4,4−ジメトキシブタンニトリル11を暗褐色油状物として得た(86.1g)。
【0337】
工程2:3−(ジメトキシメチル)−4,4−ジメトキシ−2−メチルブタンニトリル12aおよび3−(ジメトキシメチル)−4,4−ジメトキシ−2,2−ジメチルブタンニトリル13a
3−(ジメトキシメチル)−4,4−ジメトキシ−ブタンニトリル11(250mg,1.205mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、−75℃で、ヨードメタン(513.1mg,225.0μL,3.615mmol)のTHF(1ml)中の溶液を添加した。次いで、(ビス(トリメチルシリル)アミノ)ナトリウムのTHF溶液(1.808mLの2M,3.615mmol)を、その温度を−60℃未満に維持しながら添加した。添加後、この反応混合物を−75℃で2時間撹拌した。次いで、水性飽和NH
4Cl溶液(5ml)でゆっくりとクエンチした。この混合物を水およびエーテルで希釈し、そして層を分離した。その有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、そして減圧中で濃縮して、黄色油状物を得、これを、石油エーテル:EtOAcの100:0から80:20の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧中で濃縮して、透明油状物を得た(194mg)。NMRにより、この油状物は、
80%のモノメチル化合物12aと20%のビスメチル化合物13aとの混合物であることが分かった。この混合物をその後の工程で直接使用した。
【0338】
工程3:3−(ジメトキシメチル)−2−エチル−4,4−ジメトキシブタンニトリル12bおよび3−(ジメトキシメチル)−2−ジエチル−4,4−ジメトキシブタンニトリル13b
上記スキーム3の工程2と類似の手順において、ヨウ化エチルをヨウ化メチルの代わりに使用する場合、モノ置換化合物12bとジ置換化合物13bとの混合物が単離され、これをその後の工程で直接使用した。
【0339】
調製N−1:4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン15
スキーム4
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:1−メチル−4−(3−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン14
ジオキサン(15mL)中の4−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(2g,12.61mmol)を、1−メチルピペラジン(1.515g,1.678mL,15.13mmol)およびDIPEA(2.445g,3.295mL,18.92mmol)で処理した。この混合物を80℃で1時間撹拌し、室温まで冷却した。この混合物を、EtOAcとNaHCO
3の飽和水溶液(40ml)との間で分配(partion)した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、橙色油状物を得、これを、5%〜10%MeOH/EtOAc/0.5%〜1%NH
4OHで溶出するシリカでのクロマトグラフィーにより精製して、1−メチル−4−(3−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン14を深黄色油状物として得、これは、静置すると結晶化した。(2.56g,11.52mmol,91.36%)。MS(ES+)223.4。
【0340】
工程2:4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン15
メタノール(200mL)中の1−メチル−4−(3−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン14(2.56g,11.52mmol)を炭素担持パラジウム(10%wt% Degussa)(300mg)で処理し、そしてバルーン圧下室温で3時間水素化した。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン15を無色固体として得た(2.124g,11.05mmol,95.89%)。MS(ES+)193.1。
【0341】
以下の3−アミノピリジン中間体を、調製N−1を使用して調製した:
4−モルホリノピリジン−3−アミン;
【化78】
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;
4−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化79】
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;
4−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(アゼパン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
;
(1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−アミン:
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3−アミノピリジン−4−イル)チオモルホリン1−オキシド:
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
;
1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸メチル:
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−メトキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
;
1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−オール:
【化87】
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;
8−(3−アミノピリジン−4−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オール:
【化88】
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;
1−(3−アミノピリジン−4−イル)−4−メチルピペリジン−4−オール:
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
;
2−(1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オール:
【化90】
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;
((1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル:
【化91】
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;
(1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル:
【化92】
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;
(3R,4R)−1−(3−アミノピリジン−4−イル)−4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−3−オール:
【化93】
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;
4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化94】
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;
4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−3−アミン:
【化95】
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;
(S)−4−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化96】
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;
(R)−4−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化97】
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1−(3−アミノピリジン−4−イル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン−4−オール:
【化98】
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;
4−(3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化99】
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(4−(3−アミノピリジン−4−イル)−1−メチルピペラジン−2−イル)メタノール:
【化100】
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;
4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メトキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化102】
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;
4−(4−(tert−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化104】
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;
4−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化105】
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;
4−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化106】
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4−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化108】
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4−(4−((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化109】
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4−(3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化110】
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4−(4−アミノ−4−メチルピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
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4−(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
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4−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化114】
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(1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル:
【化115】
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;
4−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル:
【化116】
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((4−(3−アミノピリジン−4−イル)モルホリン−2−イル)メチル)カルバミン酸tert−ブチル:
【化117】
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;
4−(4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化118】
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;
(R)−4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化119】
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;
(S)−4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化120】
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;
8−(3−アミノピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4(3H)−オン:
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(モルホリノスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化122】
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;
4−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化123】
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:
4−(4−メチル−1−オキサ−4,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−9−イル)ピリジン−3−アミン:
【化124】
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;
8−(3−アミノピリジン−4−イル)−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−カルボン酸tert−ブチル:
【化125】
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;
4−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3−アミノピリジン−4−イル)−1−メチルピペラジン−2−オン:
【化127】
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;
4−(3−アミノピリジン−4−イル)チオモルホリン1,1−ジオキシド:
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
;
(R)−2−(3−アミノピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化130】
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;
4−(2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化131】
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;
4−(2,2−ジメチルピロリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化132】
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;
4−(3−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化133】
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;
2−(3−アミノピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−4(1H)−オン:
【化134】
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;
4−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−アミン:
【化135】
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;
2−(3−アミノピリジン−4−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化136】
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;
7−(3−アミノピリジン−4−イル)テトラヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3(5H)−オン:
【化137】
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;
8−(3−アミノピリジン−4−イル)−1−メチル−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン:
【化138】
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;
8−(3−アミノピリジン−4−イル)−2−メチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−オン:
【化139】
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;
4−(3−アミノピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルモルホリン−2−カルボキサミド:
【化140】
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;
8−(3−アミノピリジン−4−イル)−2−メチルオクタヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−1−オン:
【化141】
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;
9−(3−アミノピリジン−4−イル)−2−メチル−2,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−3−オン:
【化142】
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;
1−(1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)ピロリジン−2−オン:
【化143】
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;
8−(3−アミノピリジン−4−イル)−3−メチル−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン:
【化144】
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;
(3aS,7aS)−5−(3−アミノピリジン−4−イル)−2−メチルヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オン:
【化145】
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;
4−(4−((メチルスルホニル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化146】
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;
4−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化147】
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;
4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化148】
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;
1−(3−アミノピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルピペリジン−3−カルボキサミド:
【化149】
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;
4−(4,5−ジメチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化150】
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;
4−(4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化151】
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;
4−(4−メトキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化153】
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;
4−(4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化154】
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;
4−(4−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化155】
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;
(S)−2−(3−アミノピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.5]ノナン−6−イル)ピリジン−3−アミン:
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3−アミノピリジン−4−イル)−2,2−ジメチルチオモルホリン1,1−ジオキシド:
【化160】
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;および
4−(4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化161】
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。
【0342】
アミノピリジンのミセル調製
調製N−2:1−(3−アミノピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−カルボキサミド
【化162】
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工程1:1−(3−アミノ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸
マイクロ波バイアルに、1−(3−アミノ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸メチル(調製N−1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(176mg,0.7106mmol)、MeOH(3mL)およびH
2O(0.1mL)を入れた。LiOH(51.06mg,2.132mmol)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩撹拌した。この反応を、pH=3〜4に達するまでのHClの水溶液の添加によりクエンチした。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮して、1−(3−アミノ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸を得、これをさらに精製せずに使用した。MS(ES+)222.1。
【0343】
工程2:1−(3−アミノピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−
カルボキサミド
マイクロ波バイアルに、1−(3−アミノ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸(125mg,0.197mmol)、TBTU(200mg,0.62mmol)およびN−メチルメタンアミン(3.5mL,MeOH中2M)を入れた。このチューブを密封し、そしてこの混合物を120℃で3時間撹拌した。その粗製物質をMeOHに再度溶解させ、そしてMeOHで予め洗浄したSCXカラムに充填し、MeOHですすぎ、そしてその生成物をメタノール性アンモニアで遊離させた。このアンモニア抽出物を減圧下で濃縮して、1−(3−アミノピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−カルボキサミドを得た。MS(ES+)249.2。
【0344】
調製N−3:4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化163】
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工程1:(1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチル
N−[1−(3−ニトロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]カルバミン酸tert−ブチル(2100mg,6.514mmol)(調製N−1の工程1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)およびヨードメタン(4.623g,2.028mL,32.57mmol)のDMF中の溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(312.7mg,7.817mmol)を少しずつ添加した。この反応物を0℃で1時間、および室温で1時間撹拌した。この反応混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液に注ぐことによってこの反応をクエンチし、次いで酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(2×50mL)で洗浄し、乾燥させ、そしてエバポレートすると、橙色固体が残った。MeOH(50mL)に溶解させたこの粗製固体に、Pd/C(10%)(346mg)を添加し、そしてこの混合物を水素雰囲気下で4時間撹拌した。この反応物をセライトで濾過し、そしてエバポレートすると、(1−(3−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチルが黄色油状物として残った(600mg,20%)MS(ES+−tBu)251.1。
【0345】
工程2:4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
LiAlH
4の溶液(49.57mg,1.306mmol)を、N−[1−(3−アミノ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]−N−メチル−カルバミン酸tert−ブチル(100mg,0.3264mmol)のTHF中の溶液に室温で滴下により添加した。この反応物を50℃で3時間撹拌し、次いで室温で、この反応混合物を、湿潤THFの滴下による添加によりクエンチした。この反応混合物を1NのNaOH(50mL)とジエチルエーテル(50mL)との間で分配した。合わせた有機物を乾燥させ(MgSO
4)、そしてエバポレートすると、4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミンが黄色油状物として残った。MS(ES+)221.1。
【0346】
調製N−4:4−(3−(メトキシメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化164】
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工程1:2−(メトキシメチル)−1−メチル−4−(3−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン
DMF(2mL)中の(1−メチル−4−(3−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)メタノール(調製N−1の工程1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(250mg,0.9910mmol)に、0℃で、NaH(59.43mg,1.486mmol)を添加した。この反応混合物を10分間撹拌し、その後、MeI(281.3mg,123.4μL,1.982mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を室温まで温め、そして2時間撹拌した。この反応混合物を、予め洗浄したSCXカラムに充填し、MeOHですすぎ、そしてその生成物をメタノール性アンモニアで遊離させた。そのアンモニア抽出物を減圧下で濃縮した。その残渣を、1%〜15%のMeOH:DCMで溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、2−(メトキシメチル)−1−メチル−4−(3−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジンを得た(84mg,32%)。MS(ES+)237.1。
【0347】
工程2:4−(3−(メトキシメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
2−(メトキシメチル)−1−メチル−4−(3−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン(84mg,0.31mmol)のメタノール中の溶液に、C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(10mg)を添加し、そしてこの反応混合物を水素のバルーン下室温で一晩撹拌した。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して、4−(3−(メトキシメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンをフィルムとして得た(72mg,96%)。MS(ES+)267.1。
【0348】
調製N−5:4−(2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化165】
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工程1:2−メチル−1−(3−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン
3−メチル−4−(3−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(調製N−1の工程1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)のDCM(5mL)中の溶液に、TFA(1.445g,976.4μL,12.67mmol)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌し、次いで、その溶媒を減圧下で除去した。その粗製物質をMeOHに再度溶解させ、そしてMeOHで予め洗浄したSCXカラムに充填し、MeOHですすぎ、そしてその生成物をメタノール性アンモニアで遊離させた。このアンモニア抽出物を減圧下で濃縮して、2−メチル−1−(3−ニトロ
−4−ピリジル)ピペラジンを得た(334mg,71%)。MS(ES+)223.1。
【0349】
工程2:2,4−ジメチル−1−(3−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン
DMF中の2−メチル−1−(3−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン(1.5mLの0.3M,0.4500mmol)に、0℃で、NaH(18.00mg,0.4500mmol)を添加した。この反応物を10分間撹拌し、次いでMeI(60.68mg,26.61μL,0.4275mmol)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌し、そして水の添加によりクエンチした。この粗製物質をMeOHで予め洗浄したSCXカラムに充填し、MeOHですすぎ、そしてその生成物をメタノール性アンモニアで遊離させた。そのアンモニア抽出物を減圧下で濃縮した。その残渣を、1%〜15%のMeOH:DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジメチル−1−(3−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジンを得た。MS(ES+)237.2。
【0350】
工程3:4−(2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
2,4−ジメチル−1−(3−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン(89mg,0.3767mmol)のメタノール(4mL)中の溶液およびC担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(20mg)を、水素(バルーン)の雰囲気下室温で一晩水素化した。その触媒をセライトカートリッジで濾別し、メタノールで洗浄した。その濾液を減圧下で濃縮して、4−(2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン(71mg,91%)を得た。MS(ES+)207.2。
【0351】
調製N−6:4−(3,3,4−トリメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化166】
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DMF(2mL)中の4−(3,3−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン(調製N−1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(120mg,0.5817mmol)に、0℃で、NaH(20.94mg,0.5235mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で10分間撹拌し、次いでMeI(276.3uL,0.5526mmol,TBDME中2M)を添加した。この反応混合物を室温まで温め、そして室温で2時間撹拌した。この粗製物質をMeOHで予め洗浄したSCXカラムに充填し、MeOHですすぎ、そしてその生成物をメタノール性アンモニアで遊離させた。このアンモニア抽出物を減圧下で濃縮して、4−(3,3,4−トリメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン(128mg,73%)を得た。MS(ES+)221.1。
【0352】
調製N−7:4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化167】
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工程1:1−(3−ニトロピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン
丸底フラスコに、MeCN(4mL)中の1−(3−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン(調製N−1の工程1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)、ジヒドロフラン−3(2H)−オン(98mg,1.13mmol)および酢酸(129uL,2.27mmol)を入れた。Na(OAc)
3BH(482.4mg,2.27mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を、EtOACとNa
2CO
3の飽和水溶液との間で分配した。その有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1−(3−ニトロピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジンを黄色固体として得た。MS(ES+)279.1。
【0353】
工程2:4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
1−(3−ニトロピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン(316mg,1.13mmol)のMeOH(15mL)中の溶液、C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(120mg)を水素雰囲気下(バルーン)室温で一晩撹拌した。この混合物をセライトパッドで濾過し、そして減圧下で濃縮した。その粗製物質をMeOHに再度溶解させ、そしてMeOHで予め洗浄したSCXカラムに充填し、MeOHですすぎ、そしてその生成物をメタノール性アンモニアで遊離させた。このアンモニア抽出物を減圧下で濃縮して、4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを固体として得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。(300mg,純度77%,収率82%)。MS(ES+)249.2。
【0354】
以下のアミノピリジンを、調製N−7に図示される方法と類似の方法に従って調製した:
4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化168】
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;
4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化169】
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;および
4−(1−メチル−9−オキサ−1,4−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−4−イル)ピリジン−3−アミン:
【化170】
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。
【0355】
調製N−8:4−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化171】
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工程1:3−ニトロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン
ピラゾール(150mg,2.2mmol)およびCs
2CO
3(526mg,1.6mmol)の無水MeCN(3.5mL)中の懸濁物を不活性雰囲気下で20分間撹拌した。次いで、4−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(233mg,1.47mmol)を添加し、そして75℃で一晩撹拌した。不溶性物質を濾別し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して、3−ニトロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジンを得、これをさらに精製せずに使用した。(410mg,98%)。MS(ES+)191.1。
【0356】
工程2:4−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン
3−ニトロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン(410mg,2.15mmol)のMeOH(15mL)中の溶液に、C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(129mg)を添加し、そしてこの反応混合物を水素(バルーン)の雰囲気下室温で一晩激しく撹拌した。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して、4−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−アミンを得た(285mg,82%)。MS(ES+)161.1。
【0357】
以下のアミノピリジンを、調製N−8に図示される方法と類似の方法に従って調製した
:
4−(4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
;および
4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化177】
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。
【0358】
調製N−9:5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化178】
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工程1:1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジン
100mLの密封した反応容器/ボンベ内で、3−クロロ−5−フルオロ−4−ヨード−ピリジン(5600mg,21.75mmol)をNMP(12mL)に溶解させた。得られた透明褐色溶液に、DIPEA(3.373g,4.546mL,26.10mmol)を添加し、その後、ピペラジン(2.810g,32.62mmol)を添加した。この容器を密封し、そして120℃で18時間、熱を加えて加熱した。この混合物を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮して、褐色ガム状物質を得、これを、DCM−DCM:MeOH:NH
3(90:10:1)の100−0から0:100の勾配で溶出するシリカでのクロマトグラフィーにより精製した。きれいな生成物を含む画分を集め、そして減圧中で濃縮して、1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジンをクリーム色の固体として得た(3.52g,75%)。MS(ES+)216.0。
【0359】
工程2:1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン
1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジン(900mg,4.173mmol)のTHF(9.000mL)中の懸濁物に、3−オキセタノン(601.4mg,8.346mmol)を添加した。この混合物に、N
2下で、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.034g,9.598mmol)を5分間かけて少しずつ
添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。MeOH(2ml)をこのフラスコに添加し、その後、この混合物を減圧中で濃縮した。その残渣を水(50ml)とEtAOc(50ml)との間で分配した。その水相をNH
4OHでpH7〜8まで塩基性にした。合わせた有機物をブライン(30ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジンをクリーム色の固体として得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)272.1。
【0360】
工程3:5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(800mg,2.944mmol)を含む耐圧チューブ内に、ジオキサン(6mL)を添加した。この溶液に、カルバミン酸tert−ブチル(517.3mg,4.416mmol)、Cs
2CO
3(1.918g,5.888mmol)、xantphos(85.17mg,0.1472mmol)を添加し、その後、Pd
2(dba)
3(134.8mg,0.1472mmol)を添加した。このチューブを密封し、そして115℃で60時間、熱を加えて加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトのパッドで濾過した。そのケーキをEtOAcで洗浄し、そして合わせた濾液を減圧中で濃縮して、黒色油状物にした。その残渣をDCM(2ml)に溶解させ、そしてTFA(3ml)を添加した。得られた暗褐色の透明溶液を室温で2時間撹拌し、次いで減圧中で濃縮した。その残渣をSCX−2(10g)カートリッジに充填した。MeOH(3倍,CV)でフラッシュし、その後、所望の生成物をMeOH中2MのNH
3(3倍CV)で溶出した。その塩基性溶出物を減圧中で濃縮して、暗褐色油状物を得、これを、DCM−DCM:MeOH:NH
3(90:10:1)の100−0から30:70の勾配で溶出するシリカでのクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含む画分を集め、そして減圧中で濃縮して、5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを薄褐色固体として得た。295mg:MS(ES+)253.2。
【0361】
以下のアミノピリジンを、調製N−9に図示される方法と類似の方法に従って調製した:
4−(5−(オキセタン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−アミン:
【化179】
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。
【0362】
調製N−10:5−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化180】
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工程1:1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン
3−クロロ−5−フルオロ−4−ヨード−ピリジン(2.18g,8.468mmol)、1−メチルピペラジン(1.272g,1.409mL,12.70mmol)およびDIPEA(2.189g,2.950mL,16.94mmol)のMeCN(13.08mL)中の溶液をマイクロ波中130℃で300分間加熱した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そして0%〜10%のMeOH/DCMで溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして減圧中で濃縮すると、1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジンが黄/褐色油状物として残った(1.16g,59%)。MS(ES+)230.0。
【0363】
工程2:5−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
カルバミン酸tert−ブチル(709.9mg,6.060mmol)、Cs
2CO
3(3.291g,10.10mmol)、xantphos(146.1mg,0.2525mmol)、Pd
2(dba)
3(231.2mg,0.2525mmol)および1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−メチル−ピペラジン(1.16g,5.050mmol)のジオキサン(11.60mL)中の混合物を110℃で1時間加熱した。室温で、カルバミン酸tert−ブチル(709.9mg,6.060mmol)、xantphos(146.1mg,0.2525mmol)およびPd
2(dba)
3(231.2mg,0.2525mmol)を添加し、そしてこの混合物をマイクロ波中120℃で1時間さらに加熱した。次いで、この反応混合物をセライトパッドで濾過し、そしてメタノールで洗浄し、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。その残渣を0%〜10%のMeOH/DCMで溶出するISCOカラムcompanionシステムを使用する、シリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして減圧中で濃縮して、5−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを薄褐色粘性油状物として得た(642mg,60%)。MS(ES+)211.1。
【0364】
調製N−11:4−(3−アミノ−5−クロロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化181】
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工程1:4−(3−クロロ−5−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボ
ン酸tert−ブチル
4−ブロモ−3−クロロ−5−ニトロ−ピリジン(700mg,2.948mmol)、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(823.6mg,4.422mmol)およびDIPEA(762.0mg,1.027mL,5.896mmol)のNMP(2.5mL)中の混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をEtOAcと水との間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、4−(3−クロロ−5−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した(1g,99%)。MS(ES+)343.1。
【0365】
工程2:4−(3−アミノ−5−クロロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(3−クロロ−5−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(900mg,2.626mmol)およびZnBr
2(118.3mg,28.16μL,0.5252mmol)のメタノール(27.00mL)中の溶液に、C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(300mg)を添加した。この反応混合物を水素(バルーン)の雰囲気下室温で4時間撹拌した。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、4−(3−アミノ−5−クロロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得、これをさらに精製せずに使用した(820mg,99%)。MS(ES+)313.2。
【0366】
以下のアミノピリジンを、調製N−11に図示される方法と類似の方法に従って調製した:
5−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化182】
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;
(1−(3−アミノ−5−クロロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化183】
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;
(1−(3−アミノ−5−クロロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)メタノン:
【化184】
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;
5−クロロ−4−(3−(メチルスルホニル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化185】
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;
5−クロロ−4−(5−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
;
(R)−1−(3−アミノ−5−クロロピリジン−4−イル)ピロリジン−3−カルボニトリル:
【化187】
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;
1−(3−アミノ−5−クロロピリジン−4−イル)ピロリジン−3−オール:
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
;および
5−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
。
【0367】
調製N−12:1−メチル−4−(3−メチル−5−ニトロピリジン−4−イル)ピペラジン
【化190】
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工程1:1−メチル−4−(3−メチル−5−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン
オーブンで乾燥させたフラスコに、窒素下で、1−(3−ブロモ−5−ニトロ−4−ピリジル)−4−メチル−ピペラジン(3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロピリジンから、調製N−1の工程1に記載される方法と類似の方法に従って合成した)(750mg,2.491mmol)、Pd
2dba
3(34.21mg,0.03736mmol)およびX−Phos(35.62mg,0.07473mmol)を添加した。無水THF(37.50mL)を添加し、その後、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタントリメチルアルマン(1,4−diazabicyclo[2.2.2]octane trimethylalumane)(638.6mg,2.491mmol)を加えた。この反応物を2時間加熱還流し、次いで周囲温度まで冷却した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして減圧中で濃縮した。その残渣をISCOカラムcompanionシステム(24gのカラム,酢酸エチル/石油エーテル(0%〜100%のEtOAc))を使用するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、1−メチル−4−(3−メチル−5−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジンを黄色油状物として得た(290mg,49%)。MS(ES+)237.1。
【0368】
工程2:5−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(130.6mg,0.1227mmol)と1−メチル−4−(3−メチル−5−ニトロ−4−ピリジル)ピペラジン(290
mg,1.227mmol)とのメタノール(5.800mL)中の懸濁物を、水素(バルーン)の雰囲気下室温で一晩撹拌した。この反応混合物をセライトパッドで濾過し、そしてメタノールおよび酢酸エチルで洗浄し、そしてその濾液を減圧中で濃縮すると、5−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンが黄色油状物として残った(243mg,96%)。MS(ES+)207.1。
【0369】
調製N−13:(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン(臭化水素酸塩)17a
スキーム5
【化191】
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工程1:(1−(2−ブロモ−5−フルオロ−3−ニトロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン16
丸底フラスコに、NMP(160mL)中の(4−メチルピペラジン−1−イル)−(4−ピペリジル)メタノン二塩酸塩(16.45g,57.89mmol)およびDIPEA(23.20g,31.27mL,179.5mmol)を入れた。2,4−ジブロモ−5−フルオロ−3−ニトロ−ピリジン(17.36g,57.89mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素雰囲気下室温で一晩撹拌した。さらなる(4−メチルピペラジン−1−イル)−(4−ピペリジル)メタノン二塩酸塩(1.65g,0.1当量)およびDIPEA(1mL,0.1当量)を添加し、そして室温でさらに3時間撹拌した。この混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した(3回)。その水層をEtOAcで抽出し(3回)、そして合わせた有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をクロマトグラフィー(330gのSiO
2,0%から5%のMeOH(10%の水酸化アンモニウムを含む)/DCM)により精製して、生成物を黄色固体として得た(20.24g,81%)。MS(ES+)432.0。
【0370】
工程2:(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン臭化水素酸塩17a
[1−(2−ブロモ−5−フルオロ−3−ニトロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]−(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン16(20.24g,47.04mmol)をMeOH(389mL)/EtOAc(78mL)に溶解/懸濁させ、そしてPd(OH)
2(1.651g,2.352mmol)を添加した。得られた混合物を減圧/窒素サイクル(5回)により脱気し、そしてその大気を減圧/水素サイクル(5回)により交換した。この反応混合物を水素雰囲気下(バルーン)で6時間激しく撹拌した。さらなるPd(OH)
2(4.95g)を添加し、そしてこの反応混合物を水素下で一晩撹拌した。この混合物をセライトで濾過し、メタノールで洗い流した。その濾液を減圧中で濃縮すると、橙色ガム状物質が残った。およそ150mLのエタノールを添加し、そしてこの混合物をbuchiiで10分間回転させ、この時間中に、黄色沈殿物が形成された。この懸濁物を5分間高音波処理し、次いで、その固体を濾過により集め、最小量のエタノールで洗浄し、そして吸引により1時間乾燥させて、生成物を淡黄色固体として得た。そ
の濾液を減圧中で濃縮することによって、生成物の2番目の収穫を得た。次いで、その残渣を最小量のエタノールでスラリー化し、そして5分間超音波処理し、次いで固体を濾過により集め、吸引により乾燥させると、生成物の2番目の収穫が黄色固体として残った。生成物の両方の収穫を合わせて、生成物を黄色固体として得た(15.8g,79%)。MS(ES+)322.2。
【0371】
調製N−14:(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン(塩酸塩)17b
スキーム6
【化192】
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工程1:3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロピリジン塩酸塩18
−78℃に冷却したジイソプロピルアミン(6.899g,9.555mL,68.18mmol)のTHF(75mL)中の溶液に、ブチルリチウム(ヘキサン中2.5Mを25mL,62.5mmol)を添加した。この反応混合物を−20℃まで温め、次いで冷却して−78℃に戻した。3−ブロモ−5−フルオロ−ピリジン(10g,56.82mmol)のTHF(25mL)中の溶液を、温度を−70℃未満に維持しながら滴下により添加した(およそ30分間)。この反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで1,1,1,2,2,2−ヘキサクロロエタン(14.8g,62.5mmol)のTHF(20mL)中の溶液を、温度を−70℃未満に維持しながら(およそ30分間にわたり)、滴下により添加した。この混合物を−78℃で20分間撹拌し、室温まで温め、冷却して0℃に戻し、そして水(100mL)でクエンチした。次いで、EtOAc(400mL)を添加し、そして有機層を分離し、水(2回)、ブライン(1回)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮すると、褐色固体が残った。その固体をペンタン(100mL)中で10分間摩砕し、次いで濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、生成物を褐色油状物として得、これは、静置すると結晶性の固体に変わった。11.85g,89%)。
1H NMR (DMSO−d6) δ 8.78 (s, 1H), 8.76 (s, 1H)。
【0372】
3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロ−ピリジン(7.56g,32.18mmol)のペンタン(100mL)中の溶液に、塩化水素(エーテル中2M)(2Mを17.7mL,35.4mmol)を添加した。オフホワイトの沈殿物が即座に形成された。この混合物を5分間撹拌し、次いで、この固体を濾過により集め、ペンタンで洗浄し、そして吸引により乾燥させて、所望の生成物をオフホワイトの固体として得た(4.79g,60%)。
1H NMR (DMSO−d6) δ 8.77 (s, 1H), 8.75 (s, 1H)。
【0373】
工程2:(1−(3−ブロモ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン19
(4−メチルピペラジン−1−イル)−(4−ピペリジル)メタノン二塩酸塩(50.65g,178.2mmol)、3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロ−ピリジン塩酸塩18(40g,162mmol)および炭酸二カリウム(94.04g,680.4mmol)のNMP(400mL)中の混合物を150℃で一晩加熱した。この混合物を室温まで冷却し、次いで濾過して無機塩を除去し、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。そ
の残渣をEtOAc(800mL)に溶解させ、ブライン(100mL×4)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、褐色粘性油状物を得た。この残渣をシリカゲルカラム(およそ800gのシリカ)により精製し、生成物をDCM中でシリカに充填し、次いで3%のメタノール(10%の水酸化アンモニウムを含む)/DCMで溶出して、所望の生成物を褐色油状物として得、これは、静置すると結晶化した(27.44g,44%)。MS(ES+)387.1。
【0374】
工程3:(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン塩酸塩17b
Pd
2(dba
3)(3.818g,4.169mmol)およびXantphos(4.824g,8.337mmol)を、ジフェニルメタンイミン(16.62g,15.39mL,91.71mmol)、[1−(3−ブロモ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]−(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン19(32.12g,83.37mmol)、カルバミン酸tert−ブチル(3.649g,31.15mmol)、およびCs
2CO
3(81.49g,250.1mmol)のジオキサン(550mL)中の脱気(3回の減圧/N
2サイクル)混合物に、丸底フラスコ内N
2下で添加した。この反応混合物を、窒素で、2回の減圧/N
2サイクルによりフラッシュし、次いでN
2下100℃で一晩撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、次いでEtOAc(1L)と水(100mL)との間で分配した。その有機層を分離し、水(2×100mL)、ブライン(1×100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、暗橙色粘性油状物を得た(56.15g)。次いで、この粗製残渣をTHF(482mL)および塩化水素(300mLの2M,600mmol)に溶解させ、そしてこの混合物を60℃で30分間加熱した。THFを減圧中で除去し、そして残った水溶液をEtOAcで洗浄し(2回)、次いで2MのNaOH溶液(およそ310mL)でpH=8まで塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をブライン(1回)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、橙色固体を得た(25.44g)。この橙色固体をジオキサン(300mL)に溶解させ、次いでジオキサン中4MのHCl(19.8mL,79.16mmol)を10分間かけてゆっくりと添加した。この混合物を20分間撹拌し、そして形成した沈殿物を濾過により集め、ジオキサン(およそ100mL)、ジエチルエーテル(100mL)で洗浄し、吸引により乾燥させて、所望の生成物を白色固体として得た(25.13g,84%)。MS(ES+)322.2。
【0375】
工程3a:(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン17
上記工程3に対する代替の方法において、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.189g,1.298mmol)およびxantphos(1.502g,2.596mmol)を、[1−(3−ブロモ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]−(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン19(10g,25.96mmol)およびCs
2CO
3(16.92g,51.92mmol)のジオキサン(150mL)中の脱気(3回の減圧/N
2サイクル)混合物に、N
2下で添加した。この混合物を100℃で一晩撹拌した。この反応物を周囲温度まで冷却し、そしてその沈殿物を濾別し、そしてEtOAc(50mL)で洗浄した。その濾液をEtOAcと水との間で分配した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして減圧中で濃縮すると、N−[5−フルオロ−4−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1−ピペリジル]−3−ピリジル]カルバミン酸tert−ブチルが赤色固体として残り、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)422.2。
【0376】
N−[5−フルオロ−4−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1−ピペリジル]−3−ピリジル]カルバミン酸tert−ブチル(3.34g,7.924m
mol)のジオキサン(25mL)中の懸濁物に、HCl(ジオキサン中4M)(8mLの4M)を添加し、そしてこの混合物を40℃で一晩加熱した。この混合物を室温まで冷却し、そしてこの固体を濾過により集め、ジオキサン(15mL)、次いでEtOAc(2×20ml)で洗浄し、そして減圧中で乾燥させると、白色固体が残った。これをEtOAc(70ml)と1Mの炭酸ナトリウム(50ml)との間で分配した。合わせた有機抽出物を乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、2.26gのオフホワイトの固体を得、これをMeCN(5mL)でスラリー化した。この固体を濾過により集め、最小量のMeCN(3から5mL)で洗浄し、そして吸引により乾燥させると、(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノンが白色固体として残った。MS(ES+)322.1。
【0377】
以下のアミノピリジン中間体を、調製N−13または調製N−14のいずれかと類似の手順を使用して調製した:
5−フルオロ−4−(4−(3−メトキシプロピル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化193】
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;
(4−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)(キヌクリジン−3−イル)メタノン:
【化194】
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;
(R)−5−フルオロ−4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化195】
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;
(S)−5−フルオロ−4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化196】
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;
5−フルオロ−4−(4−モルホリノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化197】
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:
1−(4−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール:
【化198】
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;
(4−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化199】
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;
1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−スルホンアミド:
【化200】
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;
1−(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)ピロリジン−2−オン:
【化201】
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;
1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)−N−メチル−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド:
【化202】
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;
5−フルオロ−4−(4−(モルホリノメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化203】
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;
5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化204】
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;
1−(1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン−2−オン:
【化205】
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;
5−フルオロ−4−(4−(モルホリノスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化206】
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;
2−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
;
5−フルオロ−4−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
;
5−フルオロ−4−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化209】
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;
4−((1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)−1−メチルピペラジン−2−オン:
【化210】
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;
(R)−2−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化211】
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;
(S)−2−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化212】
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;
5−フルオロ−4−(4−メチル−1−オキサ−4,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−9−イル)ピリジン−3−アミン:
【化213】
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;
5−フルオロ−4−(4−(チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化214】
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;
5−フルオロ−4−(8−メチルヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−アミン:
【化215】
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;
5−フルオロ−4−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化216】
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;
2−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピリド[1
,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化217】
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;
4−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)チオモルホリン1,1−ジオキシド:
【化218】
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;
(R)−7−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)テトラヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3(5H)−オン:
【化219】
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;
5−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化220】
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;
2−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ヘキサヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン−6(2H)−オン:
【化221】
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;
8−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)−2−メチルオクタヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−1−オン:
【化222】
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;
5−フルオロ−4−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−アミン:
【化223】
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;
2−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−4(1H)−オン:
【化224】
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;
8−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)−3−メチル−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン:
【化225】
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;
4−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)−1−メチルピペラジン−2−オン:
【化226】
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;
1−((1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)ピロリジン−2−オン:
【化227】
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;
5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化228】
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;
5−フルオロ−4−(4−メチル−1−オキサ−4,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−9−イル)ピリジン−3−アミン:
【化229】
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;および
4−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−アミン:
【化230】
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。
【0378】
調製N−15:1−(3−アミノ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル
スキーム7a:
【化231】
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工程1:1−(3−ブロモ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル26
温度計、凝縮器、窒素ラインおよびオーバーヘッド攪拌機を備え付けた3Lのフランジ付きフラスコを40℃(外部)まで加熱し、次いでシクロヘキサノール(750mL)、炭酸二ナトリウム(129.8g,1.225mol)、3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロ−ピリジン(塩酸18)(137.5g,556.8mmol)およびピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル(123.8g,668.2mmol)を入れ、シクロヘキサノール(350mL)ですすぎ入れた。混合物を内部温度120℃で一晩(18時間)加熱した。反応混合物をホットプレートから下ろし、そして室温まで冷却した。水(687.5mL)およびEtOAc(687.5mL)を添加し、10分間撹拌し、次いで分液漏斗に移した。さらなるEtOAc(1.238L)を添加し、混合し、そし
て水相を除去した。有機相を水(687mL)でさらに洗浄し、水相を除去し、有機相を集めた。水相を合わせ、そしてEtOAc(687.5mL)で逆抽出し、水層を除去し、そして有機相を他の有機物と合わせた。有機物を減圧中(水浴温度=60℃、2mBarまで減圧)で濃縮すると、粘性褐色油状物が残った。
【0379】
油状物を25%のEtOAc/石油に溶解させ、次いで短いシリカパッドに通し、さらなる生成物が流れなくなるまで、25%のEtOAc/石油で溶出した。濾液を減圧中で濃縮すると、褐色油状物127.1gが残った。生成物をISCO companion(1.5Kgのシリカ,DCMに充填,0%から20%のEtOAc/石油で溶出)により再度精製し、生成物の画分を合わせ、そして減圧中で濃縮すると、所望の生成物26が淡黄色からクリーム色の固体として残った(98g,収率49%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 8.47 (s, 1H), 8.41 (d, 1H), 3.39 − 3.36 (m, 2H), 3.12 (tt, 2H), 2.49 − 2.43 (m, 1H), 1.91 − 1.87 (m, 2H), 1.71 − 1.64 (m, 2H)および1.43 (s, 9H)。MS(ES+) 361.0。
【0380】
工程2:1−(3−アミノ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル27
1−(3−ブロモ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル26(98g,272.8mmol)、ジフェニルメタンイミン(59.34g,54.94mL,327.4mmol)およびCs2CO3(177.8g,545.6mmol)のジオキサン(1.274L)中の溶液に、xantphos(15.78g,27.28mmol)およびPd2(dba)
3(12.49g,13.64mmol)を添加した。この混合物を、窒素下95℃で一晩で撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、次いでEtOAc(1000mL,10体積当量)と水(490mL,5体積当量)との間で分配し、混合し、そして有機層を分離した。有機物を水(1×250mL)、ブライン(250mL)でさらに洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮すると、粗製生成物が暗赤色粘性油状物として、185.3g残った。
【0381】
得られた生成物油状物(185.3g)をTHF(882.0mL)に溶解させ、そしてHCl(545.5mLの2M,1.091mol)を添加した。得られた混合物を室温で20分間撹拌した。THFを減圧中で除去し、次いでさらなる(HCl(2M)(588.0mL)を添加した。その水性物質をEtOAc(294.0mL)で2回洗浄した。多量の黄色沈殿物が、抽出中に、有機相と水相との両方において形成され、有機相と水相との両方からの固体を濾過により集め、そして吸引により乾燥させた。混合した有機性および水性の濾液を分液漏斗に加え、2MのHCl(2×200mL)で抽出した。水相および焼結製品上に集まった固体の全て(生成物)を合わせて、懸濁物を得た。そのpHを、2MのNaOHを使用して6に調整し、そしてDCM(3×600mL)で抽出した。その有機物を合わせ、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮すると、淡橙色の蝋状固体112.2gが残った。この固体をMeCN(200mL)でスラリー化し、10分間撹拌し、次いで固体を濾過により集め、最小量のMeCNで洗浄し、そして吸引により乾燥させると、生成物27が白色固体として残った(66.8g,収率83%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 7.82 (d,
1H), 7.63 (d, 1H), 5.22 (s, 2H), 3.11 −
3.00 (m, 2H), 2.91 (tt, 2H), 2.36 (tt, 1H), 1.88 − 1.83 (m, 2H), 1.79 − 1.71 (m, 2H), 1.43 (s, 9H)。MS(ES+)297.1。
【0382】
スキーム7b:1−(3−アミノ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−カ
ルボン酸tert−ブチルの代替の合成
【化232】
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工程1:3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロピリジン塩酸塩18
ジイソプロピルアミン(101.2g,140.2mL,1.000mol)のテトラヒドロフラン(1.148L)中の溶液を−25℃と−20℃との間まで冷却した。ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M)(400mLの2.5M,1.000mol)を、その反応温度を−20℃未満に維持するような速度で添加した(添加20分間)。次いで、この混合物を1時間かけて4℃まで温め、次いで−78℃まで再度冷却した。テトラヒドロフラン(382.5mL)中の3−ブロモ−5−フルオロ−ピリジン(153.0g,869.6mmol)を40分間かけて添加した。この混合物を90分間撹拌し、次いで1,1,1,2,2,2−ヘキサクロロエタン(205.9g,869.6mmol)のテトラヒドロフラン(350.0mL)中の溶液を滴下により40分間かけて添加した。一旦、この添加が完了したら、この混合物を周囲温度まで一晩温めた。この混合物を0℃まで冷却し、次いで冷水(2L)に移し、20分間撹拌し、次いでMTBE(2.5L)を添加し、そして30分間激しく撹拌し、次いで分液漏斗に移し、そして有機層を分離した。水性物質を反応容器に戻し、そしてMTBE(2.5L)でさらに抽出し、10分間激しく撹拌し、次いで分液漏斗に移し、そして有機層を分離した。有機物を合わせ、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物にした。この油状物をペンタン(500ml)およびエーテル(300ml)に溶解させた。HCl(エーテル中2M)(434.8mLの2M,869.6mmol)を撹拌しながらゆっくりと添加した。添加が完了したら、この混合物を20分間撹拌し、次いで固体を濾過により集め、エーテルで洗浄し、そして減圧下で1時間乾燥させると、生成物18がベージュの固体として残った(148.9g,69%);
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6)
δ 8.77 (2H, s); 19F NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ −124.8; MS 210.8。
【0383】
工程2:1−(3−ブロモ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル26
3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロ−ピリジン塩酸塩18(62g,251.1mmol)をDCM(600mL)に懸濁させ、そして撹拌した。この混合物を氷浴中で冷却し、そして水酸化ナトリウム(276.2mLの1M,276.2mmol)をゆっくりと添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。この混合物の相を分離した。さらなるDCM/水を添加して、相分離を補助した。いくらかタール状の粒子が、その水相に残った。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をヘプタンで摩砕した。このヘプタン溶液をフロリジルパッドで濾過し、ヘプタンで溶出した。その濾液を濃縮して油状物にし、これは固化した。これにより、41gの遊離塩基を得た。
【0384】
徹底的に撹拌している、3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロピリジン遊離塩基(55g,0.26mol)、フッ化カリウム(31g,0.53mol)およびMe
4NC
l(5.8g,53mmol)のDMSO(400mL)中の溶液を130℃で2時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル塩酸塩22(66g,0.30mol)およびDIPEA(65g,0.50mol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。その溶媒を減圧中でエバポレートした。その残渣をDCM/水の間で分配した。その有機層を水(3回)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そしてDCMを溶出液として使用してシリカゲルで濾過した。その濾液をエバポレートして、1−(3−ブロモ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル26(61g,65%)を薄黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO−d
6) δ 8.47 (s, 1H), 8.41 (d, 1H), 3.39 − 3.36 (m, 2H), 3.12 (tt, 2H), 2.49 − 2.43 (m, 1H), 1.91 − 1.87 (m, 2H), 1.71 − 1.64 (m, 2H)および1.43 (s, 9H); 19F NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ
−135.2;MS(ES+)361.0。
【0385】
工程3:1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル27
1−(3−ブロモ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル26(800g,2.23mol)を1,4−ジオキサン(7.5L)に溶解させた。ジフェニルメタンイミン(484g,2.67mol)を一度に添加し、その後、炭酸セシウム(1.45Kg,4.45mol)、xantphos(129g,223mmol)およびPd
2(dba)
3(102g,111mmol)を添加した。さらなる1,4−ジオキサン(2.9L)を添加し、そしてこの混合物を窒素下で、この反応が完了するまで(HPLC分析により決定)95℃で加熱した。この混合物を20℃まで冷却し、そして酢酸エチル(8L)および水(4L)を添加した。その有機相を単離し、そして水(4L)およびブライン(3.5L)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濾過した。その濾液を濃縮して褐色油状物(1.3Kg)にした。この油状物を2−メチルテトラヒドロフラン(7.2L)に溶解させ、そして2MのHClを20℃で添加し、そしてこの混合物を30分間撹拌した。その水層を単離し、そしてその有機層を2MのHCl(1.2L)で抽出した。合わせた水性物質を2MのNaOH(5.4L,pH8〜9)で中和した。その生成物を2−メチルテトラヒドロフラン(14L、次いで2×5L)で抽出した。合わせた抽出物を水(1.6L)で洗浄し、そしてその有機溶液を濃縮した。その残渣をアセトニトリル(2L)でスラリー化し、濾過し、そして乾燥させた。これにより、生成物27を白色固体として得た(568.7g,86.5%); 1H NMR (500 MHz, DMSO−d
6) δ 7.82 (d,
1H), 7.63 (d, 1H), 5.22 (s, 2H), 3.11 −
3.00 (m, 2H), 2.91 (tt, 2H), 2.36 (tt, 1H), 1.88 − 1.83 (m, 2H), 1.79 − 1.71 (m, 2H), 1.43 (s, 9H); 19F NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ − 140.0; MS(ES+)297.1。
【0386】
調製N−16:5−シクロプロピル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化233】
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工程1:1−(3−シクロプロピル−5−ニトロピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン
1−(3−ブロモ−5−ニトロ−4−ピリジル)−4−メチル−ピペラジン(1−メチルピペラジンおよび3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロピリジンから、調製N−1の工程1の手順を使用して合成した)(467.4mg,1.552mmol)、第一鉄;ジクロロ−ビス[シクロペンタ−1,4−ジエン−1−イル(ジフェニル)ホスファニウミル]パラジウム(2−);ジクロロメタン(63.37mg,0.07760mmol)、炭酸カリウム(429.0mg,3.104mmol)およびシクロプロピルボロン酸(200.0mg,2.328mmol)のジオキサン(5mL)中の混合物を脱気し、そして窒素でフラッシュした(2回)。この反応物を密封チューブ内100℃で18時間加熱した。室温でこの反応混合物をセライトで濾過し、そしてエバポレートして乾固させて、1−(3−シクロプロピル−5−ニトロピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジンを暗橙色固体として得、これをさらに精製せずに次の工程で直接使用した(288mg,66%)。MS(ES+)263.2。
【0387】
工程2:5−シクロプロピル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
1−(3−シクロプロピル−5−ニトロ−4−ピリジル)−4−メチル−ピペラジン(220.4mg,0.8403mmol)のメタノール(25mL)中の溶液に、炭素担持Pd(10%,Degussa,6.387mg,0.006002mmol)を添加した。この反応混合物を水素のバルーン下室温で7時間撹拌した。この反応物をセライトのプラグで濾過し、MeOHで洗浄し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、5−シクロプロピル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを橙色残渣として得た(194mg,99%)。
【0388】
調製N−17:6−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化234】
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工程1:1−(2−クロロ−5−ニトロピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン
THF(5mL)中の1−メチルピペラジン(298.5mg,330.6μL,2.980mmol)を、2,4−ジクロロ−5−ニトロ−ピリジン(500mg,2.591mmol)およびDIPEA(401.8mg,541.5μL,3.109mmol)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に、窒素の雰囲気下0℃で添加した。この反応物を
周囲温度で1時間撹拌し、次いで、その溶媒を減圧中で除去した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0%から10%のMeOH/DCM溶液で溶出)により精製して、1−(2−クロロ−5−ニトロピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジンを黄色固体として得た(638mg,収率96%)。MS(ES+)257.1。
【0389】
工程2:6−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
1−(2−クロロ−5−ニトロ−4−ピリジル)−4−メチル−ピペラジン(580mg,2.260mmol)をAcOH(20mL)/水(2mL)に溶解させ、そしてFe(2.524g,45.20mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で30分間撹拌した。この反応物を周囲温度まで冷却し、次いで50gのSCX−2カートリッジ(MeOHで予め洗浄した)に充填した。このカートリッジをDCM/MeOH混合物で洗浄し、その後、この生成物を、MeOH/DCM混合物中2MのNH
3で溶出した。その溶媒を減圧中で除去して、6−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを紫色固体として得た(510mg,収率99%)。MS(ES+)227.1。
【0390】
調製N−18:4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2,5−ジアミン
【化235】
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工程1:4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−ニトロ−ピリジン−2−アミン
THF(5mL)中1−メチルピペラジン(265.5mg,294.0μL,2.651mmol)を、4−クロロ−5−ニトロ−ピリジン−2−アミン(400mg,2.305mmol)およびDIPEA(357.5mg,481.8μL,2.766mmol)のTHF(10mL)中の撹拌懸濁物に、窒素の雰囲気下0℃で添加した。この反応物を周囲温度で90時間撹拌し、その後、その溶媒を減圧中で除去した。その残渣をDCM/MeOHで摩砕し、そして得られた沈殿物をDCM/MeOH溶液で洗浄した。その濾液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0%から10%のMeOH中2MのNH
3/DCMで溶出)により精製して、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−ニトロ−ピリジン−2−アミンを黄色固体として得た(355mg,収率65%)。MS(ES+)238.1。
【0391】
工程2:4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2,5−ジアミン
C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(140mg,0.1316mmol)を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−ニトロ−ピリジン−2−アミン(355mg,1.496mmol)のEtOAc(5mL)とEtOH(50mL)との混合物中の撹拌溶液に添加した。この反応物を水素の雰囲気下に置き、そして周囲温度で16時間撹拌した。その触媒を、セライトのパッドでの濾過により除去し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2,5−ジアミンを褐色固体として得た(291mg,収率94%)。MS(ES+)208.1。
【0392】
調製N−19: 5−(ジフルオロメチル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化236】
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工程1:5−ブロモ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
DCM(62.50mL)中の1−メチルピペラジン(2.109g,21.06mmol)を、3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロ−ピリジン(5000mg,21.06mmol)およびDIPEA(3.266g,4.402mL,25.27mmol)のDCM(62.50mL)中の撹拌溶液に室温で添加した。この反応物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで減圧中で濃縮した。その残渣を、NaHCO
3の飽和水溶液とDCMとの間で分配した。合わせた有機抽出物を乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その橙色固体を酢酸(60.00mL)に懸濁させ、その後、鉄(7.059g,126.4mmol)を添加した。この混合物を50℃で温め、そして15分間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そしてDCM:EtOAc(4:1)(400mL)をこの反応物に添加した。得られた褐色懸濁物を、予め湿らせたセライトカートリッジ(25g)を使用して濾過し、さらなるDCM:MeOH(4:1)(200mL)で洗浄した。合わせた濾液を減圧中で濃縮して、赤/褐色ガム状物質を得、これをシリカでのクロマトグラフィー(Rf companion,80gのカートリッジ)により、DCM−DCM:MeOH:NE3(90:10:1)の100−0から20:80の勾配で溶出して精製した。きれいな生成物を含む画分を集め、そして減圧中で濃縮して、5−ブロモ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを粘性透明薄黄色油状物として得た。これは、静置すると固化する。MS(ES+)273.1。
【0393】
工程2:1−(3−ブロモ−5−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)ピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン
5−ブロモ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン(3000mg,11.06mmol)、ヘキサン−2,5−ジオン(6.312g,6.487mL,55.30mmol)の酢酸(20mL)を70℃で一晩加熱した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣をEtOAcとNaHCO
3の飽和水溶液との間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして減圧中で濃縮して、油状物を得、これをシリカでの濾過により精製して、1−(3−ブロモ−5−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)ピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジンをオフホワイトの固体として得た。MS(ES+)351.1。
【0394】
工程3:5−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ニコチンアルデヒド
1−[3−ブロモ−5−(2,5−ジメチルピロール−1−イル)−4−ピリジル]−4−メチル−ピペラジン(1250mg,3.579mmol)のTHF(35.79mL)中の溶液を−78℃まで冷却し、そしてt−BuLi(2.105mLの1.7M,3.579mmol)を滴下により添加した。この混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、DMF(261.6mg,277.1μL,3.579mmol)を滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。この反応をMeOH(5mL)でクエンチし、そして室温まで温めた。この反応物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(50m
L)で洗浄し、そしてEtOAc(100mLおよび50mL)で抽出した。合わせた有機物を乾燥させ(MgSO
4)、そしてエバポレートすると、橙色油状物が残った。カラムクロマトグラフィー(EtOAcからEtOAc:MeOH20%)により精製して、5−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ニコチンアルデヒドを淡黄色の結晶性固体として得た。MS(ES+)299.2。
【0395】
工程4:1−(3−(ジフルオロメチル)−5−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)ピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン
5−(2,5−ジメチルピロール−1−イル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−カルバルデヒド(100mg,0.3351mmol)の塩化メチレン(335.1μL)中の溶液に、室温で2−メトキシ−N−(2−メトキシエチル)−N−(トリフルオロ−{4}−スルファニル)エタンアミン(370.8mg,1.676mmol)を添加し、そしてこの混合物を18時間加熱還流した。室温で、この反応を水(2mL)でクエンチし、そして塩化メチレン(2×5mL)で抽出して、1−(3−(ジフルオロメチル)−5−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)ピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジンを黄色油状物として得た。MS(ES+)321.2。
【0396】
工程5:5−(ジフルオロメチル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
1−[3−(ジフルオロメチル)−5−(2,5−ジメチルピロール−1−イル)−4−ピリジル]−4−メチル−ピペラジン(80mg,0.2497mmol)およびNH
2OH(165.0mg,4.994mmol)の、トリエチルアミン(101.1mg,139.3μL,0.9988mmol)、エタノール(1mL)およびH
2O(0.25mL)の混合物中の溶液を20時間加熱還流した。室温まで冷却した後に、この反応を、SCX−2カートリッジに直接充填することによりクエンチし、そしてMeOH、その後、NH
3/MeOHで溶出した。その塩基性画分を減圧中で濃縮して、5−(ジフルオロメチル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)243.1。
【0397】
調製N−20:(S)−5−フルオロ−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:(S)−1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン
MsCl(393.3mg,265.7μL,3.433mmol)を、(3R)−テトラヒドロフラン−3−オール(275mg,3.121mmol)およびEt
3N(379.0mg,522.0μL,3.745mmol)のDCM(5mL)中の溶液に0℃で添加し、そして得られた溶液を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水(5mL)およびDCM(5mL)で希釈し、そして層を分離した。その水層をDCM(2×5mL
)でさらに抽出し、そして合わせた有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1×5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をn−BuOH(5mL)に溶解させ、そして1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペラジン(1.010g,4.682mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を118℃で一晩加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカでのカラムクロマトグラフィー(24gのカラム,0%〜100%のEtOAc/石油エーテル)により精製した。生成物の画分を合わせ、そして減圧中で濃縮すると、(S)−1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジンがオフホワイトの固体として残った。MS(ES+)288.1。
【0398】
工程2:(S)−5−フルオロ−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
BrettPhosプレ触媒(4.183mg,0.005250mmol)およびBrettPhos(2.818mg,0.005250mmol)を、カルバミン酸tert−ブチル(153.7mg,1.312mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(128.7mg,1.339mmol)および1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]ピペラジン(75mg,0.2625mmol)のトルエン(1.500mL)中の溶液に添加し、そして得られた混合物を密封し(マイクロ波チューブ内での反応)、そして100℃に予熱したdrysynブロックに入れ、そして6時間加熱した。さらなるBrettPhosプレ触媒(4.183mg,0.005250mmol)およびBrettPhos(2.818mg,0.005250mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を再度密封し、そして100℃で一晩加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和水性NH
4Clの添加によりクエンチし、次いでセライトのパッドで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。その濾液を酢酸エチル(2×5mL)で抽出し、そして合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮すると、淡黄色油状物(102mg)が残った。その残渣をDCM(2mL)に溶解させ、そしてTFA(299.3mg,202.2μL,2.625mmol)を添加し、そして得られた溶液を室温で2時間撹拌した。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてSCXカートリッジに通し、その生成物をメタノール中2Mのアンモニアで溶出した。その濾液を減圧中で濃縮し、そして0%〜20%のMeOH/DCM、4gのカラムで溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして減圧中で濃縮すると、生成物が無色油状物として残った。MS(ES+)267.2。
【0399】
調製N−21:N2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2,5−ジアミン
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:1−(2−クロロ−5−ニトロピリジン−4−イル)−4−メチルピペラジン
THF(1.5mL)中の1−メチルピペラジン(119.3mg,132.6μL,1.191mmol)を、2,4−ジクロロ−5−ニトロ−ピリジン(200mg,1.036mmol)およびDIPEA(160.6mg,216.4μL,1.243mm
ol)のTHF(3.000mL)中の撹拌溶液に、窒素の雰囲気下0℃で添加した。この反応物を周囲温度で一晩撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルとNaHCO
3(飽和水溶液)との間で分配した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1−(2−クロロ−5−ニトロ−4−ピリジル)−4−メチル−ピペラジンを得た(100%)MS(ES+)257.1。
【0400】
工程2:N−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−ニトロ−ピリジン−2−アミン
1−(2−クロロ−5−ニトロ−4−ピリジル)−4−メチル−ピペラジン(265.9mg,1.036mmol)およびTHF中2Mのメチルアミン(2.590mLの2M,5.180mmol)を、密封チューブ内60℃で一晩加熱した。この混合物を、0.5%〜15%のMeOH:DCMで溶出するシリカでのクロマトグラフィー(Companion 12g)により精製して、N−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−ニトロ−ピリジン−2−アミン(243mg,93%)を得た。MS(ES+)252.1。
【0401】
工程:3:N2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2,5−ジアミン
N−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−ニトロ−ピリジン−2−アミン(243mg,0.9670mmol)をメタノール(10mL)に溶解させ、そしてC担持Pd,湿潤,Degussa(50mg,0.4698mmol)を添加した。この反応系を排気して水素で満たすことを3回行い、そして室温で一晩撹拌したままにした。その触媒を濾別し、そしてその溶媒を減圧下で除去して、N2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2,5−ジアミン(173mg,81%)を得た。MS(ES+)222.1。
【0402】
調製N−22:5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−オール
3−クロロ−5−フルオロ−4−ヨード−ピリジン(1g,3.885mmol)のNMP(1mL)中の溶液に、DIPEA(753.1mg,1.015mL,5.828mmol)およびピペリジン−4−オール(589.4mg,5.828mmol)を添加し、そしてこの混合物を120℃で4時間加熱した。この混合物を酢酸エチル(30ml)で希釈し、水(20ml)で2回、およびブラインで洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、黄色固体にし、これを、DCM、次いで2%のMeOH/DCMを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−オールを得た。MS
(ES+)231.0。
【0403】
工程2:エタンチオ酸S−(1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)
(NE)−N−イソプロポキシカルボニルイミノカルバミン酸イソプロピル(723.1mg,3.576mmol)を、1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−オール(750mg,3.251mmol)およびトリフェニルホスフィン(937.9mg,828.5μL,3.576mmol)のTHF中の溶液に、−20℃で滴下により添加した。15分間撹拌した後に、エタンチオS−酸(272.2mg,255.6μL,3.576mmol)を添加し、この混合物を室温まで温め、そしてさらに30分間撹拌した。次いで、この混合物をエチルアセテート(30ml)で希釈し、水(20ml)で2回、およびブラインで洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、黄色固体にし、これを、副生成物を溶出するための5/95のエーテル/石油エーテル、次いで10/90のエーテル/石油エーテルで溶出するで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製した。関連する画分を合わせ、そして減圧中で濃縮して、エタンチオ酸S−(1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)を緑色固体として得た。MS(ES+)289.0。
【0404】
工程3:1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−スルホニルクロリド
HCl(1.038mLの2M,2.077mmol)およびMeCN(8mL)の混合物に、NCS(693.4mg,5.193mmol)を添加し、そしてこの混合物を10℃まで冷却し、そしてこのNCS(693.4mg,5.193mmol)のほとんどが溶解するまで撹拌した。エタンチオ酸S−[1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル](500mg,1.731mmol)のMeCN(8mL)中の溶液を滴下により添加した。この溶液を10℃で30分間撹拌し、エーテルで希釈し、そして希薄ブラインで洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−スルホニルクロリドを黄色固体として得た。MS(ES+)313.0。
【0405】
工程4:1−((1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)−4−メチルピペラジン
1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)ピペリジン−4−スルホニルクロリド(400mg,1.277mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、TEA(129.2mg,178.0μL,1.277mmol)を添加し、その後、1−メチルピペラジン(255.8mg,2.554mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物をエチルアセテート(30ml)で希釈し、水(20ml)で2回、およびブラインで洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、黄色固体にした。この生成物を、5/95のメタノール/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製した。関連する画分を合わせ、そして減圧中で濃縮して、1−((1−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)スルホニル)−4−メチルピペラジンを緑色固体として得た。MS(ES+)377.1。
【0406】
工程5:5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
カルバミン酸tert−ブチル(211.3mg,1.804mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(173.4mg,1.804mmol)、BrettPhosプレ触媒(143.7mg,0.1804mmol)およびBrettPhos(96.83mg,0.1804mmol)を、減圧/窒素サイクル(5回)により脱気した。1−[[1−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−4−ピペリジル]スルホニル]
−4−メチル−ピペラジン(340mg,0.9022mmol)の乾燥トルエン(9.884mL)中の溶液を添加し、そして得られた混合物を80℃まで加熱した。80℃で5分後、この反応物を室温まで冷却し、そして酢酸エチルと水との間で分配した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、黄色固体にした。この黄色固体を、副生成物を溶出するための1%のMeOH/DCM、次いで生成物を溶出するための5%〜10%のMeOH/DCMを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製した。関連する画分を合わせ、そして減圧中で濃縮して、薄黄色固体を得た。これをDCM(10mL)に溶解させ、その後、TFA(1.029g,695.3μL,9.022mmol)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を減圧中で濃縮し、5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミンを薄橙色固体として得た。MS(ES+)358.1。
【0407】
以下のアミンを、手順N−22に図示される方法と類似の方法に従って調製した。
4−(4−(アゼチジン−1−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−アミン:
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(モルホリノスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(アゼチジン−1−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−アミン:
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(オキセタン−3−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
;および
4−(4−((2−メトキシエチル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン:
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
。
【0408】
調製N−23:1−((1−(3−アミノ−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)−4−メチルピペラジン−2−オン
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
メタンスルホニルクロリド(186.3mg,125.9μL,1.626mmol)を、4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(350mg,1.626mmol)およびDIPEA(222.8mg,300.3μL,1.724mmol)のDCM(5mL)中の撹拌溶液に、0℃で滴下により添加した。この反応混合物を16時間かけて周囲温度まで温め、次いで水で処理した。その相を分離し、そしてその水相をDCMで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、副表題化合物を白色固体として得(505mg,
収率>100%)、これを、100%の収率および純度と仮定して直接使用した。MS(ES+−t−Bu)238.0。
【0409】
工程2:4−((4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
水素化ナトリウムの60%の分散物(84.55mg,2.114mmol)を、4−メチルピペラジン−2−オン(241.3mg,2.114mmol)のDMF(10mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で30分間撹拌した。DMF(5mL)中の4−(メチルスルホニルオキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(477mg,1.626mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を周囲温度でさらに92時間、次いで50℃でさらに20時間撹拌した。この反応物を周囲温度まで冷却し、水の添加によりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(3回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0から10%のMeOH/DCMで溶出,DCM中で充填)により精製して、4−((4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル生成物を無色油状物として得た(99mg,収率20%)。MS(ES+)312.2。
【0410】
工程3:4−メチル−1−(ピペリジン−4−イルメチル)ピペラジン−2−オン
TFA(1mL,12.98mmol)を、4−[(4−メチル−2−オキソ−ピペラジン−1−イル)メチル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(98mg,0.3147mmol)のDCM(2mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で16時間撹拌した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣をDCM(2回)およびエーテル(2回)と共沸した。その残渣を5gのSCX−2カートリッジに通し、そしてMeOH/DCM混合物で洗浄した。このカートリッジを、MeOH/DCM混合物中2MのNH
3で洗浄することによって、生成物を溶出させた。その溶媒を減圧中で除去して、4−メチル−1−(ピペリジン−4−イルメチル)ピペラジン−2−オンを無色油状物として得た(65mg,収率98%)。MS(ES+)212.0。
【0411】
工程4:4−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
調製N−13に従った。MS(ES+)322.1。
【0412】
調製N−24:4−(4−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化248】
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工程1:4−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
3,3−ジフルオロピロリジン(塩酸(1))(965mg,6.722mmol)、4−ホルミルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.720g,8.066mmol)、DIPEA(955.6mg,1.288mL,7.394mmol)および砕いた4A MS(965mg)のDCE(30mL)中の混合物を周囲温度で3時間撹拌した。NaBH(OAc)
3(ナトリウムイオン(1))(2.848g,13.44mmol)を添加し、そしてこの反応物を周囲温度でさらに16時間撹拌した。この混合物をセライトで濾過し(DCMで洗浄)、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,80gのカラム,0%から10%のMeOH/DCMで溶出,DCM中で充填)により精製して、4−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを無色油状物として得、これを100%の収率および純度と仮定して、直接脱保護した。MS(ES+)305.1。
【0413】
工程2:4−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジン
TFA(766.5mg,517.9μL,6.722mmol)を4−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.046g,6.722mmol)のDCM(15mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で66時間撹拌した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣をDCM(2回)およびエーテル(2回)と共沸した。その残渣を50gのSCX−2カートリッジに通し、そしてMeOH/DCM混合物で洗浄した。このカートリッジをMeOH/DCM混合物中2MのNH
3で洗浄することによって、生成物を溶出させた。その溶媒を減圧中で除去して、4−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジンを淡黄色固体として得た(1.15g,2工程にわたり収率84%)。MS(ES+)205.1。
【0414】
工程3:4−(4−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
調製N−1に従った。MS(ES+)297.2。
【0415】
調製N−25:4−(4−メチル−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化249】
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工程1:1−チア−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチル
1−オキサ−8−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(1g,4.689mmol)およびチオ尿素(356.9mg,4.689mmol)の混合物に、水を添加し、そしてこの混合物を室温で72時間撹拌した。この反応混合物をDCMと水との間で分配し、その有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして濃縮して、1−チア−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−カルボキシレートを淡黄色油状物として得、これは、静置すると固化した(910mg,84%)。MS(ES+−t−Bu)173.9。
【0416】
工程2:4−メルカプト−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
1−チア−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチル(430mg,1.875mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、LiAlH
4(リチウムイオン(1))(0.9375mLの2M,1.875mmol)を添加し、そしてこの溶液を室温で1時間撹拌した。この反応を、水(2ml)を注意深く滴下により添加することによりクエンチし、10分間撹拌し、その後、この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして濃縮して、4−メチル−4−スルファニル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを無色油状物として得た(380mg,87%)。MS(ES−)231.0。
【0417】
工程3:4−メチル−4−(メチルチオ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
−78℃に冷却した、4−メチル−4−スルファニル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(380mg,1.642mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、LiHMDS(1.724mLの1M,1.724mmol)を添加し、そしてこの溶液を10分間撹拌し、その後、MeI(256.3mg,0.1124mL,1.806mmol)を添加し、そしてこの溶液をおよそ1時間かけて0℃まで温めた。次いで、この反応を、飽和塩化アンモニウムの添加により注意深くクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その水性物質をEtOAcでさらに抽出し、そして合わせた有機物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして濃縮して、黄色油状物を得た(390mg,96%)。
【0418】
工程4:4−メチル−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−メチル−4−メチルスルファニル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(380mg,1.549mmol)のDCM(15mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そして3−クロロ過安息香酸(867.8mg,3.872mmol)をおよそ10分間かけて少しずつ添加した。この溶液を30分間撹拌し、次いで室温まで温め、そしてさらに1時間撹拌した。この反応を飽和炭酸水素ナトリウム(4ml)および飽和チオ硫酸ナトリウム(4ml)でクエンチし、そして5分間激しく撹拌した。そのDCM層を除去し、そしてその水性物質をDCMでさらに抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして濃縮して、4−メチル−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを粘性油状物として得、これは、静置すると固化した(450mg,100%)。
【0419】
工程5:4−メチル−4−(メチルスルホニル)ピペリジン
4−メチル−4−メチルスルホニル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(430mg,1.550mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、TFA(3mL,38.94mmol)を添加し、そしてこの溶液を室温で1時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてDCMと2回共沸して、4−メチル−4−(メチルスルホニル)ピペリジンを粘性油状物として得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)178.0。
【0420】
工程6:4−(4−メチル−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
調製N−1に従った。MS(ES+)270.1。
【0421】
調製N−26:8−(3−アミノピリジン−4−イル)−2−イソプロピルオクタヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−1−オン
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2−イソプロピル−8−(3−ニトロピリジン−4−イル)オクタヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−1−オン
NaH(15.87mg,0.3967mmol)、次いで2−ヨードプロパン(73.56mg,43.19μL,0.4327mmol)を、2−(3−ニトロ−4−ピリジル)−3,4,6,7,8,9a−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−9−オン(100mg,0.3606mmol)(調製N−1の工程1と類似の手順に従って調製した)のTHF(5mL)中の溶液にN
2下で添加した。この反応混合物を還流しながら24時間撹拌し、次いでこれを、EtOAcと飽和重炭酸塩水溶液との間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、油状物を生成し、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)320.1。
【0422】
工程2:8−(3−アミノピリジン−4−イル)−2−イソプロピルオクタヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−1−オン
調製N−1の工程2に従った。MS(ES+)290.2。
【0423】
調製N−27:(S)−5−(3−アミノピリジン−4−イル)ヘキサヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン1,1−ジオキシド
工程1:(S)−4−(メチルスルホニル)−3−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
(3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.5g,11.56mmol)のDCM(16.25mL)中の溶液に、窒素雰囲気下0℃でTEA(1.872g,2.579mL,18.50mmol)を添加し、次いでMsCl(2.913g,1.968mL,25.43mmol)を滴下により添加した。この反応物を周囲温度まで温め、そしてさらに18時間撹拌した。この懸濁物をDCM(2×50mL)と水(50mL)との間で分配した。合わせた有機物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、そして減圧中で濃縮して、淡い蜂蜜色の油状物を得た(4.9g)。その残渣を、DCM(A):メタノール(B)(0%〜10%の(B),80g,16.0CV,60mL/分)で溶出するISCO Companion(ELSD)でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物の混合物(2.3g)を得た。この油性残渣を、DCM(A):酢酸エチル(B)(0%〜50%の(B),40g,25.0CV,40mL/分)で溶出するISCO Companion(ELSD)でのカラムクロマトグラフィーにより再度精製して、(S)−4−(メチルスルホニル)−3−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを無色油状物として得た(1.58g,37%)。MS(ES+)317.0。
【0424】
工程2:(S)−テトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−カルボン酸tert−ブチル1,1−ジオキシド
(3S)−4−メチルスルホニル−3−(メチルスルホニルオキシメチル)ピペラジン
−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg,1.342mmol)の無水THF(10mL)中の溶液に、−78℃でLiHMDS(THF中1M)(1.476mLの1.0M,1.476mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を撹拌し、そして90分間かけてゆっくりと周囲温度に達せさせ、そしてさらに18時間撹拌した。この反応物を再度−78℃まで冷却し、そしてこれに、LiHMDS(THF中1M)(1.476mLの1.0M,1.476mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を撹拌し、そして90分間かけてゆっくりと周囲温度に達せさせ、そしてさらに2時間撹拌した。この反応を水(5mL)でクエンチし、そしてこの水溶液と酢酸エチル(3×50mL)との間で分配した。合わせた有機物を乾燥させ(Na
2SO
4)、そして減圧中で濃縮して、橙色油状物(490mg)を得た。その残渣を、石油エーテル(A):酢酸エチル(B)(0%〜40%の(B),12g,21.0分間,30mL/分)で溶出するISCO Companion(ELSD)でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、(S)−テトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−カルボン酸tert−ブチル1,1−ジオキシドを淡いクリーム色の固体として得た(361mg,97%)。MS(ES+−t−Bu)221.0。
【0425】
工程3:(S)−ヘキサヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン1,1−ジオキシド
(3aS)−1,1−ジオキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロイソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5−カルボン酸tert−ブチル(360mg,1.303mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、0℃でTFA(1.25mL,16.22mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を撹拌し、そして45分間かけてゆっくりと周囲温度まで温めた。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を予め湿らせた(メタノール/DCM(1:1),10mL)SCX−2カートリッジ(10g)に吸着させ、そしてDCM/メタノール(1:1,50mL)でフラッシュし、次いで、塩基性成分をメタノール中2Mのアンモニア(50mL)で溶出した。その塩基性溶出物をエバポレートにより乾固させて、(S)−ヘキサヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン1,1−ジオキシドを無色油状物として得た(192mg,84%)。
【0426】
工程4:(S)−5−(3−アミノピリジン−4−イル)ヘキサヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン1,1−ジオキシド
調製N−1に従った。MS(ES+)269.1。
【0427】
調製N−28:4−(3−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ピリジン−3−アミン
【化251】
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工程1:3−ブロモ−4−イソチオシアナトピリジン
3−ブロモピリジン−4−アミン(5g,28.90mmol)を乾燥トルエン(100mL)に懸濁させ、そして氷浴中で冷却した。チオホスゲン(6.646g,4.407mL,57.80mmol)の乾燥トルエン(100mL)中の溶液を滴下により25分間かけて添加した。得られた橙/赤色懸濁物を還流しながら一晩撹拌した。この赤色懸濁物を室温まで冷却し、そして減圧下で濃縮して、暗褐/赤色固体を得た。この物質を飽和NaHCO
3とDCMとの間で分配した。その水層をさらなるDCM(3×50mL)で抽出し、そして合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃
縮して、暗赤色の固体/ガム状物質を得た。この物質をMeOH/DCMに懸濁させ、減圧下でシリカに吸着させ、そしてカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中75%のEtOAc,約300mLのシリカ)により精製して、3−ブロモ−4−イソチオシアナトピリジンを赤色油状物として得、これは、静置すると固化した(3.513g,収率57%)。MS(ES+)216.9。
【0428】
工程2:2−アセチル−N−(3−ブロモピリジン−4−イル)ヒドラジンカルボチオアミド
3−ブロモ−4−イソチオシアナト−ピリジン(1g,4.650mmol)およびアセチルヒドラジン(344.5mg,4.650mmol)を乾燥1,4−ジオキサン(10mL)に溶解させ、そして80℃で0.75時間撹拌した。この橙色懸濁物を室温まで冷却した。この粘性懸濁物をエーテルで希釈し、そしてその固体を濾過により集め、そしてエーテル(3×5mL)で洗浄して、2−アセチル−N−(3−ブロモピリジン−4−イル)ヒドラジンカルボチオアミドをサーモンピンクの固体として得た(1.2187g,収率91%)。MS(ES−)288.9。
【0429】
工程3:4−(3−ブロモピリジン−4−イル)−5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−チオール
2−アセチル−N−(3−ブロモピリジン−4−イル)ヒドラジンカルボチオアミド(200mg,0.6917mmol)を炭酸水素ナトリウム(4mL)に溶解させ、そして50℃で2時間、および100℃で5時間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温で48時間静置し、その後、これを希HClで注意深く中和し、そしてDCM中10%のMeOHで分配した。その水層をさらなるDCM中10%のMeOH(3×10mL)で抽出し、そして合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、4−(3−ブロモピリジン−4−イル)−5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−チオールを橙色固体として得た(152.6mg)。MS(ES+)272.9。
【0430】
工程4:3−ブロモ−4−(3−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ピリジン
4−(3−ブロモ−4−ピリジル)−5−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−チオール(145mg,0.5348mmol)を乾燥DCM(4mL)に懸濁させ、そして氷浴中で冷却した。過酸化水素(133.5μLの30%w/v,1.177mmol)のAcOH(1.5mL)中の溶液をゆっくりと滴下により添加し、そして得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を氷浴で冷却し、そして2MのNaOHをゆっくりと添加することによりクエンチし、そしてDCMで分配した。その水層をさらなるDCM(3×10mL)で抽出し、そして合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、黄色のガム状物質/固体を得た(112.5mg)。この物質をMeOH/DCMに再度溶解させ、減圧下でシリカに吸着させ、そしてカラムクロマトグラフィー(DCM中7.5%のMeOH,約75mLのシリカ)により精製して、3−ブロモ−4−(3−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ピリジンをクリーム色の固体として得た(82.3mg,収率64%)。MS(ES+)240.9。
【0431】
工程5:4−(3−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ピリジン−3−アミン
調製N−14の工程3aと類似の手順を使用した。
【0432】
調製N−29:5−メチル−4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化252】
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工程1:3−ブロモ−4−ヒドラジニル−5−ニトロピリジン
3−ブロモ−4−クロロ−5−ニトロ−ピリジン(500mg,2.106mmol)、ヒドラジン水和物(158.1mg,153.6μL,3.159mmol)のエタノール(5.000mL)中の溶液を室温で1時間撹拌した。この明黄色沈殿物を濾過し、メタノールで洗浄し、そして減圧下で乾燥させると、3−ブロモ−4−ヒドラジニル−5−ニトロピリジンが残った(390mg,79.5%)。MS(ES−)232.8。
【0433】
工程2:3−ブロモ−4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−5−ニトロピリジン
2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)アセトアルデヒド(320mg,2.459mmol)および(3−ブロモ−5−ニトロ−4−ピリジル)ヒドラジン(286.4mg,1.229mmol)をエタノール(2.864mL)中で一晩加熱還流した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣をDCMと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液との間で分配した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮すると、3−ブロモ−4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−5−ニトロピリジンが黄色油状物として残った(200mg,85%)。MS(ES+)284.9。
【0434】
工程3:3−メチル−4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−5−ニトロピリジン
オーブンで乾燥させたフラスコに、窒素下で、3−ブロモ−4−(5−メチルピラゾール−1−イル)−5−ニトロ−ピリジン(200mg,0.6005mmol)、Pd
2dba
3(8.249mg,0.009008mmol)およびX−Phos(8.590mg,0.01802mmol)を添加した。無水THF(1.700mL)を添加し、その後、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン;トリメチルアルマン(153mg,0.6005mmol)を添加した。この反応物を2時間加熱還流し、次いで周囲温度まで冷却し、その後、これを水の添加によりクエンチした。この混合物をEtOAc(×3)で抽出し、そして合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして減圧中で濃縮すると、3−メチル−4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−5−ニトロピリジンと4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−3−ニトロピリジンとの3/1の混合物が残った。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。(140mgの生成物が混合物として単離された)。MS(ES+)219.0。
【0435】
工程4:5−メチル−4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン
還元を、調製N−1の工程2に従って行った。MS(ES+)189.0。
【0436】
調製N−30:5−フルオロ−4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン
【化253】
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工程1:3−ブロモ−5−フルオロ−4−ヒドラジニルピリジン
シクロヘキサノール中の3−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロ−ピリジン(500mg,2.376mmol)、ヒドラジン(761.4mg,745.7μL,23.76mmol)、Na
2CO
3(503.7mg,4.752mmol)を100Cで一晩加熱した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてSCXカラムに充填し、DCM/MeOH混合物で洗浄し、そしてMeOH中2MのNH
3の溶液で溶出した。その濾液を減圧中で濃縮し、そして3−ブロモ−5−フルオロ−4−ヒドラジニルピリジンと3−ブロモ−4−クロロ−5−ヒドラジニルピリジンとの3/1の混合物を、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)205.9。
【0437】
工程2:3−ブロモ−5−フルオロ−4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン
ジオキサン中のアセトアミド(136.7mg,2.315mmol)、1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチル−メタンアミン(382.0mg,425.9μL,3.206mmol)を150mmHgの減圧下45℃〜50℃で2時間加熱した。この反応混合物を減圧中で濃縮した。この残渣に、(3−ブロモ−5−フルオロ−4−ピリジル)ヒドラジン(367mg,1.781mmol)およびジオキサン−酢酸(1/1)を添加し、そしてこの混合物を130℃で1時間、次いで160℃で2時間加熱した。室温で、その残渣をSCXカラムに充填し、MeOH/DCM混合物で洗浄した。その濾液を減圧中で濃縮して、純粋な3−ブロモ−5−フルオロ−4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジンを暗色油状物として得た。MS(ES+)257.0。
【0438】
工程3:5−フルオロ−4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−アミン
アミノ化反応を、調製N−14の工程3と類似の手順に従って行った。MS(ES+)194.0。
【0439】
調製N−31:ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル
スキーム8
【化254】
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工程1:ピペリジン−1,4−ジカルボン酸O1−ベンジルO4−tert−ブチル21
5Lのフランジ付フラスコに、DCM(500.0mL)中の1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−カルボン酸20(200g,759.6mmol)を入れ、その後、さらなるDCM(2.000L)、t−ブタノール(140.8g,181.7mL
,1.899mol)およびDMAP(46.40g,379.8mmol)を入れた。この混合物を氷/塩/水浴(内部−3.4℃)で冷却した。3−(エチルイミノメチレンアミノ)−N,N−ジメチル−プロパン−1−アミン(塩酸(1))(145.6g,759.6mmol)を15分間かけて、添加漏斗をDCM(500.0mL)ですすぎながら少しずつ添加した。混合物を氷浴上でおよそ2時間撹拌した。次いで、氷浴を外し(内部3℃)、そして室温で一晩温めた。混合物を5%のクエン酸(2×500mL)、次いで飽和NaHCO
3(500mL)、水(500mL)で洗浄し、そして有機物をMgSO
4で乾燥させ、これを次いで濾過し、そして減圧中で濃縮すると、生成物21が粘性薄黄色油状物として残った。これは、静置すると白色固体に変わった(246.1g,101%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 7.40 − 7.31 (m, 5H), 5.08 (s, 2H), 3.90 (dt, 2H), 2.93 (br s, 2H), 2.43 (tt, 1H), 1.80 − 1.76 (m, 2H)および1.45 − 1.37 (m, 11H)。
【0440】
工程2:ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル22
3Lのフロレンチン(florentine)に、窒素下で、C担持Pd,湿潤,Degussa(10%Pd,50%水)(8.120g,76.30mmol)、次いでEtOAc(1.706L)を入れた。この混合物をN
2/減圧のサイクル(3回)により脱気し、次いでピペリジン−1,4−ジカルボン酸O1−ベンジルO4−tert−ブチル21(243.7g,763.0mmol)のEtOAc(243.7mL)中の溶液を添加した。混合物を水素雰囲気下で一晩撹拌した。水素を再び満たし、そして混合物をさらに3.5時間撹拌した。メタノール(60mL)を添加して沈殿物の溶解を補助し、次いでセライトで濾過し、メタノールで洗い流した。濾液を減圧中で濃縮すると、白色固体のわずかな懸濁を含む褐色油状物138.6gが残った。固体を濾過により除去し、そして最小量のEtOAcで洗浄した。濾液を減圧中で濃縮すると、所望の生成物が薄褐色油状物として残った(129g,91%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 2.88 (dt, 2H), 2.44 (td, 2H), 2.23 (tt, 1H), 1.69 − 1.64 (m, 2H)および1.41 − 1.33 (m, 11H)。
【0441】
調製N−32:1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン
スキーム9
【化255】
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工程1:4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸ベンジル24
ピペラジン−1−カルボン酸ベンジル23(27.3mL,142.2mmol)を乾燥THF(313.1mL)に溶解させ、そしてオキセタン−3−オン(12.29g,10.93mL,170.6mmol)を添加した。得られた溶液を氷浴中で冷却した。NaBH(OAc)
3(59.99g,284.4mmol)を30分間かけて少しずつ添加し、およそ4分の1を添加した。混合物を氷浴から出し、室温まで温め、次いでNaBH(OAc)
3の添加を少しずつ30分間かけて続けた。添加が完了したら、22℃から32℃へのゆっくりとした発熱が観察されたので、この混合物をその後、22℃の内部温度に達するまで氷浴で冷却した。この氷浴を外すと、この反応混合物の内部温度は、22℃で一定であった。この混合物を室温で一晩撹拌した。
【0442】
得られた白色懸濁物を、2Mの炭酸ナトリウム溶液(およそ150mL)(pH=8)の添加によりクエンチし、そして減圧下で濃縮して、THFを除去した。次いで、生成物をEtOAc(3×250mL)で抽出した。有機物を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮すると、生成物24が白色固体として残った(32.7g収率83%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 7.39 −
7.30 (m, 5H), 5.07 (s, 2H), 4.52 (t, 2H), 4.42 (t, 2H), 3.43 − 3.39 (m, 5H)および2.22 (t, 4H)。MS(ES+)276.8。
【0443】
工程2:1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン25
1Lのフロレンチンに、Pd(OH)
2(1.661g,2.366mmol)を窒素下で添加した。MeOH(130.8mL)およびEtOAc(261.6mL)を添加し、そしてこの混合物を、減圧/窒素サイクル(3回)によって脱気した。次いで、4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸ベンジル24(32.7g,118.3mmol)を添加し、そしてこの混合物を水素雰囲気下で週末にわたって撹拌した。混合物をセライトのパッドで濾過し、EtOAc、次いでメタノールで洗い流した。濾液を減圧中で濃縮すると、生成物25が橙色油状物1として残った(8.1g,定量的収率)。
1H NMR (500 MHz, DMSO−d6) δ 4.51 (t, 2H), 4.41 (t, 2H), 3.36 − 3.30 (遮蔽された信号,
1H), 2.69 (t, 4H)および2.14 (br s, 4H)。
【0444】
以下の化合物を、実施例1または実施例3a−3eと類似の手順を使用して、首尾よく調製した:
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−4);
2−アミノ−N−(5−シクロプロピル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−5);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(8−メチルヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−6);
N−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−7);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(2−(メチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−8);
2−アミノ−N−(4−(4−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−9);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−10);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−11);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−
3−カルボキサミド(化合物I−N−12);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−13);
2−アミノ−6−クロロ−N−(5−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−14);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−15);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−メチル−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−16);
2−アミノ−N−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−17);
N−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−18);
(R,S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−19);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−20);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−21);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−22);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−メチル−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−23);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−メチル−4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−24);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−25);
N−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−26);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−27);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−28);
N−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6
−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−29);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−30);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(5−(オキセタン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−31);
2−アミノ−N−(5−シクロプロピル−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−32);
2−アミノ−N−(4−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−33);
2−アミノ−N−(4−(4−(tert−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−34);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((3S,4S)−4−(ジメチルアミノ)−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−35);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−((ジメチルアミノ)メチル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−36);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−37);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−39);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−40);
2−アミノ−6−クロロ−N−(5−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−41);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−42);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−43);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−44);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−45);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メトキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−46);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3−(メトキシメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−47);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−48);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−49);
2−アミノ−N−(6−アミノ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−50);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−51);
2−アミノ−6−クロロ−N−(6−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−52);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3,3,4−トリメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−53);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−54);
2−アミノ−N−(4−(3−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−55);
N−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−56);
2−アミノ−6−クロロ−N−(5−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−57);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−58);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−59);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−60);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(8−メチルヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−61);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−62);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3−(ヒドロキシメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボ
キサミド(化合物I−N−63);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−64);
(R)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−65);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−66);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−67);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(1−オキシドチオモルホリノ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−68);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−69);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−70);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−71);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−72);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−メトキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−73);
メチル−1−(3−(2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)ピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキシレート(化合物I−N−74);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−75);
2−アミノ−6−(2−シアノプロパン−2−イル)−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−76);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−77);
2−アミノ−6−(1−シアノエチル)−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−78);
2−アミノ−N−(4−(アゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−79);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(5−フルオロ−4−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−80);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−モルホリノピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−81);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−82);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−83);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−84);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−85);
2−アミノ−N−(5−(ジフルオロメチル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−111)
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(5−(オキセタン−3−イル)−2,5−ジアザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−112);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(8−メチルヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−114);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−115);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−116);
2−アミノ−6−クロロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−117);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−125);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−127);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(キヌクリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−130);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−9−オキサ−1,4−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−133);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−135);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−オキソヘキサヒドロピラジノ[2,1−
c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−136);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−137);
2−アミノ−6−(2−シアノプロパン−2−イル)−N−(5−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−138);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−139);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−140);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−モルホリノピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−141);
2−アミノ−6−(2−シアノプロパン−2−イル)−N−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−142);
2−アミノ−6−(1−シアノエチル)−N−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−143);
2−アミノ−6−(1−シアノエチル)−N−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−144);
2−アミノ−6−(2−シアノプロパン−2−イル)−N−(5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−145);
2−アミノ−N−(4−(4−(N,N−ジメチルスルファモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−146);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−147);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(N−メチル−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−148);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(モルホリノメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−149);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−150);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−151);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−152);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(モルホリノスルホニル
)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−155);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−161);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−162);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(6−オキソヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−163);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−165);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−166);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−167);
2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−169);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(モルホリノスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−170);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((4−メチル−3−オキソピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−171);
2−アミノ−6−(1−シアノシクロプロピル)−N−(5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−180);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(6−オキソヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−182);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチル−1−オキサ−4,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−9−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−183);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−184);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(6−オキソヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−186);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−187);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−モルホリノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−189);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−190);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−191);
2−アミノ−6−(1−シアノシクロプロピル)−N−(5−フルオロ−4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−192);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((4−メチル−2−オキソピペラジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−193);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−196);
2−アミノ−N−(4−(4−((3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−197);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(オキセタン−3−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−200);
2−アミノ−N−(4−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−202);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−((2−メトキシエチル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−208);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−209);
2−アミノ−N−(4−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−210);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−メチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−212);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((2−オキソピロリジン−1−イル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−213);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−((メチルスルホニル)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−215);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−216);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(6−オキソヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−217);
2−アミノ−N−(4−(3,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−218);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−219);
2−アミノ−N−(4−(2,2−ジメチルピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−220);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−221);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−オキソヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−222);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−223);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((3aR,7aR)−2−メチル−3−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−224);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−225);
N−(4−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−226);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(3−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−229);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−230);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−メチル−3−オキソ−2,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−9−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−231);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−オキソヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−232);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−233);
4−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)ピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルモルホリン−2−カルボキサミド(化合物I−N−234);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−235);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−メチル−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミ
ジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−236);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−オキソテトラヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−7(3H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−238);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−239);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(8−メチル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−240);
N−(4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−241);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−242);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチル−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−243);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−244);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(8−イソプロピル−9−オキソヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−245);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−246);
(S)−2−アミノ−N−(4−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−イソチアゾロ[2,3−a]ピラジン−5(3H)−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−247);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(3−オキソテトラヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−7(3H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−248);
2−アミノ−N−(4−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−250);
2−アミノ−N−(4−(2,2−ジメチル−1,1−ジオキシドチオモルホリノ)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−252);
N−(4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.5]ノナン−6−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−253);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−256);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(6−オキソヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]
ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−258);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(1−メチル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−7−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−259);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−260);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−263);
2−アミノ−N−(4−(アゼパン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−264);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−265);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メトキシピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−266);
2−アミノ−N−(4−(4−((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−267);
N−(4−(4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−268);
2−アミノ−N−(4−(4,5−ジメチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−269);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−270);
2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−271);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−メチル−1−オキサ−4,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデカン−9−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−272);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−273);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−277);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−279);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−280);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)
−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−281);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−282);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(5−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−283);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−284);
(R)−2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(3−シアノピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−285);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(5−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−286);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(3−(メチルスルホニル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−287);
N−(4−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−288)
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−289);
2−アミノ−N−(4−(3−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−290);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5’−メトキシ−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−82);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−83);
2−アミノ−N−(4−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−84);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−1);
2−アミノ−N−(4−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−2);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−3);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−4);
2−アミノ−6−クロロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−5);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−6);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−7);
2−アミノ−N−(4−(4−(4−シクロプロピルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−13);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3,3,4−トリメチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−15);
2−アミノ−N−(4−(4−シアノ−4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−25);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−54);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−65);および
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−クロロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−66)。
【0445】
以下の化合物を、実施例2に記載される手順に図示される方法と類似の方法に従って調製した:
2−アミノ−N−(4−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−86);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−87);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−88);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−89);
2−アミノ−N−(4−(2−(アミノメチル)モルホリノ)ピリジン−3−イル)−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−90);
2−アミノ−N−(4−(4−(アミノメチル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−91);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−
N−118);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−126);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−(メチルアミノ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−129);および
N−(4−(2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−255)。
【0446】
実施例4:2−アミノ−N−(4−(4−(4−エチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−9)
【化256】
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工程1:1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸(化合物I−N−92)
1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)ピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル(実施例1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)をDCM(5mL)に溶解させた。TFA(1mL,12.98mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で5時間撹拌した。この反応混合物を濃縮して、1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸をベージュ色の固体として得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)418.1。
【0447】
工程2:2−アミノ−N−(4−(4−(4−エチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)ピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸(トリフルオロ酢酸(2))(30mg)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−ジメチルアミノ−メチレン)−ジメチル−アンモニウム(四フッ化ホウ素イオン(1))(46.17mg,0.1438mmol)およびTEA(33.07mg,45.55μL,0.3268mmol)のDMF中の混合物を室温で5分間撹拌し、その後、1−エチルピペラジン(13.68mg,0.1198mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を濾過し、そしてfractionlynxにより直接精製して、2−アミノ−N−(4−(4−(4−エチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−
5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た。収率38%MS(ES+)514.0。
【0448】
以下の化合物を、実施例4と類似の手順を使用して、首尾よく調製した:
2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−8);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−10);
(R)−2−アミノ−N−(4−(4−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−11);
N−(4−(4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−14);
2−アミノ−N−(4−(4−((3−(ジメチルアミノ)プロピル)(メチル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−16);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(5−メチルオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−18);
2−アミノ−N−(4−(4−(tert−ブチルカルバモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−19);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−20);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−21);
2−アミノ−N−(4−(4−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−22);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((1−メチルアゼチジン−3−イル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−23);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((1−メチルピロリジン−3−イル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−24);
2−アミノ−N−(4−(4−((3−(ジメチルアミノ)プロピル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−26);
2−アミノ−N−(4−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−29);
2−アミノ−N−(4−(4−((2−(ジメチルアミノ)エチル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−30);
2−アミノ−N−(4−(4−((2−(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−31);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−32);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(メチルカルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−33);
2−アミノ−N−(4−(4−(4−シクロブチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−35);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−36);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イルカルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−37);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチル−4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−38);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((2−メトキシエチル)(メチル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−40);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−41);
2−アミノ−N−(4−(4−((2−(アゼチジン−1−イル)エチル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−42);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−(ピロリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−43);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−46);
(S)−2−アミノ−N−(4−(4−(3,4−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−47);
N−(4−(4−([1,3’−ビアゼチジン]−1’−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−49);
(R)−2−アミノ−N−(4−(4−(3,4−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−50);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(8−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−52);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−53);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−メチル−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−55);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−(ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−57);
(S)−N−(4−(4−([1,3’−ビピロリジン]−1’−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−58);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−59);
N−(4−(4−([1,4’−ビピペリジン]−1’−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−60);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−63);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−(ピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−64);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−フルオロアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−67);
2−アミノ−N−(4−(4−(4−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−68);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−クロロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−69);
N−(4−(4−((5S)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−70);
N−(4−(4−((5R)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−71);
N−(4−(4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−72);
2−アミノ−N−(4−(4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−73);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−フルオロアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−
a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−74);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−メトキシ−3−メチルアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−75);
2−アミノ−N−(4−(4−(3−シアノアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−76);
2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−77);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−78);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(3−メトキシ−3−メチルアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−79);
2−アミノ−N−(4−(4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−80);
2−アミノ−N−(4−(4−(3−シアノアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−81);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(3−フルオロアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−82);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−83);
N−(4−(4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクタン−6−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−84);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−85);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−86);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−87);
N−(4−(4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−88);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−89);
N−(4−(4−(1−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−90);
2−アミノ−N−(4−(4−(3−エトキシアゼチジン−1−カルボニル)ピペリジ
ン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−91);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−(3−メチルオキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−92);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(3−メトキシピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−93);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(3−メトキシピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−94);
4−(1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボニル)−1−メチルピペラジン1−オキシド(化合物I−G−95);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−(1−メチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−96);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−(メトキシメチル)アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−98);および
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−メトキシピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−99)。
【0449】
実施例5:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−12)
【化257】
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実施例4と類似の手順を使用して調製した4−(1−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、DCM(5mL)/TFA(1mL,12.98mmol)の混合物に溶解させ、そして室温で90分間撹拌した。次いで減圧中で濃縮した。その残渣をfractionlynxにより精製した。きれいな画分をフリーズドライさせて、2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た。MS(ES+)486.2。
【0450】
以下の化合物を、実施例5と類似の手順を使用して、首尾よく調製した:
2−アミノ−N−(4−(4−(3,3−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−27);
N−(4−(4−(4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−28);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−(メチルアミノ)アゼチジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−34);
N−(4−(4−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−44);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−45);
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(4−(ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−48);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−51);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−メチル−4−(4−(ピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−56);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(3−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−61);および
N−(4−(4−(2,5−ジアザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−G−62)。
【0451】
実施例6:2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−93)
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−オキソピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
2−アミノ−6−クロロ−N−[4−(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−8−イル)−3−ピリジル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(実施例1と類似の手順に従って調製した)(420mg,0.9771mmol
)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に、HCl(4.886mLの2M,9.771mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。得られた反応混合物を水(100mL)で希釈し、2.5Nの水性水酸化ナトリウムで塩基性にし、そしてジクロロメタン(100mL)で3回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−オキソピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを淡黄色固体として得、これをさらに精製せずに使用した。MS(ES+)386.1。
【0452】
工程2:2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
2−アミノ−6−クロロ−N−[4−(4−オキソ−1−ピペリジル)−3−ピリジル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(50mg,0.1296mmol)、アゼチジン(塩酸(1))(12.12mg,0.1296mmol)およびギ酸アンモニウム(8.172mg,0.1296mmol)のトルエン中の溶液をDean−Stark装置で1時間加熱還流した。この反応物を室温まで冷却し、そしてエバポレートした。得られた黄色固体をDMSOに溶解させ、そしてfractionlynxにより精製して、2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを白色固体として得た(27mg,31%)。MS(ES+)427.2。
【0453】
以下の化合物を、実施例6と類似の手順を使用して、首尾よく調製した:
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−94);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3−メトキシピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−95);
N−(4−(4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−96);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−97);
(R)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3−フルオロピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−98);
N−(4−(4−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクタン−6−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−99);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(1−オキシドチオモルホリノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−100);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−101);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ
[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−102);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3−フルオロピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−103);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−モルホリノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−104);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−105);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−106);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−107);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−108);および
N−(4−(4−(6−オキサ−1−アザスピロ[3.3]ヘプタン−1−イル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−109)。
【0454】
実施例7:2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−110)
【化259】
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2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(51mg,0.13mmol)(実施例2と類似の手順に従って合成した)のTHF(4mL)中の溶液に、オキセタン−3−オン(14.31mg,11.63μL,0.1986mmol)およびトリアセトキシボロヒドリド(ナトリウムイオン(1))(56.12mg,0.2648mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物をNaHCO
3の飽和水溶液と酢酸エチルとの間で分配した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をfractionlynxにより精製して、2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た。MS(ES+)447.2。
【0455】
以下の化合物を、実施例7と類似の手順に従って合成した:
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(8−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロ−
1H−ピラジノ[1,2−a]ピラジン−2(6H)−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−38);
(R)−2−アミノ−N−(5−シクロプロピル−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−119);
(S)−2−アミノ−N−(5−シクロプロピル−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−120);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−121);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−122);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−メチル−4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−123);および
2−アミノ−N−(5−クロロ−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−124)。
【0456】
実施例8:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−128)
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
マイクロ波バイアルに、NMP(0.5mL)中の2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−3−ピリジル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(79mg,0.2110mmol)(実施例2と類似の手順に従って合成した)、1−メチルピペリジン−4−カルボン酸(塩酸(1))(37.90mg,0.2110mmol)、TBTU(74.52mg,0.2321mmol)、Et
3N(46.97mg,64.70μL,0.4642mmol)を入れ、このチューブを密封し、そして100℃で一晩撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そしてMeOHで予め洗浄したSCXカラムに充填し、MeOHですすぎ、そしてメタノール性アンモニアで遊離させた。このアンモニア抽出物を減圧下で濃縮して、110mgの褐色油状物/ガム状物質を得、これをFraction Lynx逆相カラムクロマトグラフィーにより精製した。きれいな画分を合わせ、そしてフリーズドライさせて、2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た。MS(ES+)500.2。
【0457】
以下の化合物を、実施例8と類似の手順に従って合成した:
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(キヌクリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−134);
2−アミノ−N−(4−(4−(2−(ジメチルアミノ)アセチル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−153);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−メチルピロリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−156);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−メチルピロリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−157);
2−アミノ−N−(4−(4−(2−(アゼチジン−1−イル)アセチル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−160);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−メチルピペリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−173);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルモルホリン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−174);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−メチルピロリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−181);
2−アミノ−N−(4−(4−(1−エチルピロリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−185);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)アセチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−187);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(1−メチルピロリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−198);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(1−メチルピロリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−199);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オクタヒドロインドリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−203);
2−アミノ−N−(4−(4−(1−エチルピペリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−204);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−イソプロピルピロリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−205);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−イソプロピルピロリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−206);
2−アミノ−N−(4−(4−(1−エチルピロリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−207);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−211);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(1−メチルピペリジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−214);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルモルホリン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−227);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(オキセタン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−254);
N−(4−(2−アセチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−251);
N−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−254);
N−(4−(2−アセチル−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−257);
メチル−4−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物I−N−261);
N−(4−(1−アセチル−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−262);
N−(4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−69);
2−アミノ−N−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−70);
2−アミノ−N−(4−(1−(1−シアノシクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−71);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(テトラヒドロフラン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−274);
N−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−275);
2−アミノ−N−(4−(4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−276);および
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジ
ン−3−カルボキサミド(化合物I−N−278)。
【0458】
実施例9:2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−168)
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
3−(4−(3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−5−フルオロピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボニル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(73mg,0.1309mmol)(実施例8と類似の手順を使用して調製した)をDCM(219.0μL)に溶解させた。TFA(298.5mg,201.7μL,2.618mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣をfractionlynxにより精製して、2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドをクリーム色の固体として得た。MS(ES+)458.1。
【0459】
以下の化合物を、実施例9と類似の手順に従って合成した:
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(モルホリン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−172)。
【0460】
実施例10:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−158)
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロピラン−4−スルホニルクロリド(16.28mg,0.08815mmol)を、2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−3−ピリジル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(30mg,
0.08014mmol)(実施例2と類似の手順に従って合成した)およびEt
3N(12.16mg,16.75μL,0.1202mmol)のDMF(0.2mL)中の懸濁物に添加した。この粗製混合物をFractionlynx HPLCにより精製した。きれいな水性画分を合わせ、そして凍結乾燥させて、2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た。MS(ES+)523.1。
【0461】
以下の化合物を、実施例10に記載される手順に記載される方法と類似の方法に従って合成した:
2−アミノ−N−(4−(4−(シクロプロピルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−159);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((1−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−175);
2−アミノ−N−(4−(4−(シクロプロピルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−176);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−177);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−178);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−179);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−((1−メチルピペリジン−4−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−188);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(オキセタン−3−イルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−195);および
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−202)。
【0462】
実施例11:2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−131)
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(実施例2と類似の手順に従って合成した)の溶液に、DCE(5.0mL)とAcOH(0.050mL)との混合物を溶解させた。ホルムアルデヒド(水中37%,47.46mg,0.5848mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で30分間撹拌した。トリアセトキシボラヌイド(triacetoxyboranuide)(ナトリウムイオン(1))(186mg,0.8772mmol)を少しずつ添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、そして水およびメタノールの添加によりクエンチした。この混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をfractionlynxにより精製して、2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た。MS(ES+)455.2。
【0463】
以下の化合物を、実施例11と類似の手順に従って合成した:
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−((1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−132);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−154);および
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−((1−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−164)。
【0464】
実施例12:2−アミノ−N−(5−シアノ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−113)
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
2−アミノ−N−[5−ブロモ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−ピリジル]−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(80
.4mg,0.1790mmol)(実施例1と類似の手順に従って合成した)、Pd
2(dba)
3(6.557mg,0.007160mmol)、シアン化亜鉛(18.92mg,10.23μL,0.1611mmol)およびxantphos(8.286mg,0.01432mmol)の混合物を、密封したマイクロ波チューブに入れて排気し、そして窒素でフラッシュした。溶媒のDMF(1.6mL)を添加し、そして窒素をこの反応物に通して(出口および入口として針を用いて)5分間吹き込んだ。この反応物を120℃で1時間加熱した。LCMSは、反応がほぼ完了したことを示すので、室温まで冷却し、そしてにSCX−2カートリッジに充填し、MeOH、次いでNH
3/MeOHで溶出する。塩基性の画分をエバポレートし、そしてfractionlynxにより精製し、そして凍結乾燥させて、2−アミノ−N−(5−シアノ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを白色固体として得た。MS(ES+)396.2。
【0465】
実施例13:2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−194);
2−アミノ−N−[4−[4−(アゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル]−5−フルオロ−3−ピリジル]−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(トリフルオロ酢酸(2))(20mg,0.02918mmol)(実施例9に従って合成した)、およびホルムアルデヒド(3.552μLの37%w/v,0.04377mmol)のDMF(1mL)中の溶液を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシボラヌイド(ナトリウムイオン(1))(9.277mg,0.04377mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌し、その後、メタノールの添加によってこれをクエンチした。この粗製混合物をFractionlynx HPLCにより精製した。その水性画分を合わせ、そして凍結乾燥させて、2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(3mg,21%)を得た。MS(ES+)472.1。
【0466】
実施例14:2−アミノ−N−(4−(4−(2−(アゼチジン−1−イル)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−N−228)
1−(アゼチジン−1−イル)−2−クロロ−エタノン(12.03mg,0.09003mmol)を、2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−3−ピリジル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(トリフルオロ酢酸(3))(50mg,0.06002mmol)(実施例2と類似の手順に従って合成した)およびEt
3N(30.37mg,41.83μL,0.3001mmol)のDMF(2mL)中の溶液に添加した。この溶液を室温で18時間撹拌した。
【0467】
この粗製混合物をFractionlynx HPLCにより精製した。その水性画分を合わせ、そして凍結乾燥させて、2−アミノ−N−(4−(4−(2−(アゼチジン−1−イル)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(30mg,71%)を得た。MS(ES+)472.1。
【化265-1】
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【化265-2】
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【化265-3】
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【化265-4】
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【化265-5】
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【化265-6】
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【化265-7】
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【化265-8】
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【化265-9】
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【化265-10】
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【化265-11】
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【化265-12】
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【化265-13】
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【化265-14】
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【化265-15】
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【化265-16】
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【化265-17】
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【化265-18】
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【化265-19】
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【化265-20】
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【化265-21】
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【化265-22】
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【化265-23】
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【化265-24】
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【化265-25】
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【化265-26】
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【化265-27】
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【化265-28】
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【化265-29】
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【化265-30】
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【化265-31】
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【化265-32】
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【化265-33】
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【化265-34】
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【化265-35】
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【化265-36】
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【化265-37】
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【化265-38】
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【化265-39】
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【化265-40】
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【化265-41】
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【化265-42】
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【化265-43】
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【化265-44】
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【化265-45】
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【化265-46】
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【化265-47】
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【化265-48】
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上記実験方法および材料の節に記載されたHPLC方法Bを使用して測定した保持時間を、(
*)により表す。他の全ての化合物について、保持時間を、HPLC方法Aを使用して測定した。
【0468】
調製O−1:(S)−3−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
スキーム7
【化266】
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工程1:(3S)−3−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(492.0mg,12.30mmol)を、(3S)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.095g,10.41mmol)のTHF(20mL)中の溶液に添加し、そしてこの反応物を0℃で15分間撹拌した。4−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(1.5g,9.461mmol)のTHF(10mL)中の懸濁物を添加し、そしてこの反応物を周囲温度までゆっくりと2時間かけて温めた。この反応を水でクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcとブラインとの間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,80gのカラム,0%から100%のEtOAc/石油エーテルで溶出)により精製して、(3S)−3−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色固体として得た(2.65g,収率87%,93%ee)。MS(ES+)324.1。
【0469】
工程2:(S)−3−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(1g,0.9397mmol)を、(3S)−3−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.65g,8.196mmol)のEtOAc(30mL)/EtOH(15mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応物を水素の雰囲気下に置き、そして周囲温度で16時間撹拌した。その触媒を、セライトのパッドでの濾過により除去し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、副表題化合物をオフホワイトの固体として得た(2.46g,収率>100%)。MS(2ES+)587.3。
【0470】
以下のアミノピリジンを、調製O−1を使用して調製した:
(R)−4−((1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化267】
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;
4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化268】
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;
(R)−4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−アミン:
【化269】
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;
(S)−4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−アミン:
【化270】
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;
4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−アミン:
【化271】
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;
4−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化272】
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;
2−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)エタノール:
【化273】
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;
3−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)プロパン−1−オール:
【化274】
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;
4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化275】
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;
4−(2−モルホリノエトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化276】
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;
(R)−4−((1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化277】
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;
6−クロロ−4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化278】
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;
4−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)エトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化279】
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;
4−(3−(ジメチルアミノ)プロポキシ)ピリジン−3−アミン:
【化280】
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;
4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミン:
【化281】
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;
5−クロロ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化282】
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;
(R)−4−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化283】
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;
(1s,4s)−4−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)シクロヘキサンカルボン酸メチル:
【化284】
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;
(1r,4r)−4−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)シクロヘキサンカルボン酸メチル:
【化285】
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;
(S)−4−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化286】
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;
4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化287】
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;
(S)−4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化288】
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;
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化289】
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;
4−エトキシピリジン−3−アミン:
【化290】
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;
4−メトキシピリジン−3−アミン:
【化291】
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;
4−イソプロポキシピリジン−3−アミン:
【化292】
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;
4−シクロブトキシピリジン−3−アミン:
【化293】
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;
4−(シクロペンチルオキシ)ピリジン−3−アミン:
【化294】
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;
4−(オキセタン−3−イルオキシ)ピリジン−3−アミン:
【化295】
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;
4−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−アミン:
【化296】
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;
4−(シクロヘキシルオキシ)ピリジン−3−アミン:
【化297】
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;
4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化298】
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;
(R)−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化299】
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;
(S)−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化300】
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;
4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化301】
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;
4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化302】
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;
(R)−3−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル:
【化303】
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;
(2−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチル:
【化304】
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;
(4r,6s)−6−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)−1−アザスピロ[3.3]ヘプタン−1−カルボン酸tert−ブチル:
【化305】
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;
(4s,6r)−6−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)−1−アザスピロ[3.3]ヘプタン−1−カルボン酸tert−ブチル:
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−((テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
;
6−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチル:
【化308】
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;
6−クロロ−4−メトキシピリジン−3−アミン:
【化309】
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;
3−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル:
【化310】
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;および
(R)−4−((6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−6−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化311】
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。
【0471】
アミノピリジンのミセル調製
調製O−2:4−((6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン
【化312】
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工程1:6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−オール
6−(アミノメチル)ピリジン−3−オール(150mg,1.208mmol)、ギ酸(1mL,26.51mmol)、ホルムアルデヒド(1mL,36.30mmol)を100℃で一晩加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−オールを得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。
【0472】
工程2:N,N−ジメチル−1−(5−((3−ニトロピリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−2−イル)メタンアミン
6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−オールのDMF(5mL)中の溶液に、K
2CO
3(834.8mg,6.040mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で10分間撹拌し、その後、4−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(191.5mg,1.208mmol)を添加した。この混合物を室温で60時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcと飽和水性NH
4Clとの間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして減圧中で濃縮して、油状物を得、これをSCXカラムにより精製して、N,N−ジメチル−1−(5−((3−ニトロピリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−2−イル)メタンアミンを無色油状物として得た。MS(ES+)275.1。
【0473】
工程3:4−((6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン
MeOH(15mL)中のN,N−ジメチル−1−(5−((3−ニトロピリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−2−イル)メタンアミン(150mg,0.5469mmol)、Pd/C(10%)(58.20mg,0.5469mmol)を水素(バルーン)下室温で一晩撹拌した。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、表題生成物を透明油状物として得た。MS(ES+)245.2。
【0474】
以下のアミノピリジンを、調製O−2の工程2および工程3を使用して合成した:
4−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−アミン:
【化313】
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;および
4−フェノキシピリジン−3−アミン:
【化314】
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。
【0475】
調製O−3:(1s,4s)−4−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)−N,N−ジメチルシクロヘキサンカルボキサミド
【化315】
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工程1:4−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]シクロヘキサンカルボン酸
4−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]シクロヘキサンカルボン酸メチル(250.0mg,0.8920mmol)(調製O−1の工程1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)の、THF(2.748mL)、水(2.748mL)およびMeOH(1.5mL)中の溶液を室温で撹拌し、そして水酸化リチウム一水和物(水(1))(224.6mg,5.352mmol)で処理した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、有機物を除去した。この水溶液を氷浴中で冷却し、次いでHCl(5.352mLの1M,5.352mmol)でpH4〜5まで酸性にした。次いで酢酸エチルを添加し、そして層を分離した。水層を酢酸エチル(2×5mL)でさらに抽出し、そして合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮すると、4−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]シクロヘキサンカルボン酸が黄色油状物として残った。さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)267.0。
【0476】
工程2:N,N−ジメチル−4−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]シクロヘキサンカルボキサミド
TBTU(630.0mg,1.962mmol)およびジメチルアミン(1.784
mLの2M,3.568mmol)を、4−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]シクロヘキサンカルボン酸(475mg,1.784mmol)およびDIPEA(253.6mg,341.8μL,1.962mmol)のTHF(9.500mL)中の溶液に添加し、そして得られた溶液を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をEtOAcと水との間で分配し、そして合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、0%〜100%のEtOAc/石油エーテルで溶出する、ISCOカラムcompanionシステム(12gのカラム)を使用する、シリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製した。きれいな画分を合わせ、そして減圧中で濃縮して、N,N−ジメチル−4−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]シクロヘキサンカルボキサミドを淡黄色油状物として得た(180mg,34%)。MS(ES+)294.3。
【0477】
工程3:(1s,4s)−4−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)−N,N−ジメチルシクロヘキサンカルボキサミド
C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(65.31mg,0.06137mmol)を、N,N−ジメチル−4−[(3−ニトロ−4−ピリジル)オキシ]シクロヘキサンカルボキサミド(180mg,0.6137mmol)のメタノール(6.300mL)中の溶液に添加し、そしてこの反応混合物を水素雰囲気下で一晩撹拌した。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧中で濃縮すると、表題生成物が黄色油状物として残った(160mg,99%),MS(ES+)264.3。
【0478】
以下のアミノピリジンを、調製O−3に記載される方法と類似の方法に従って合成した:
((1s,4s)−4−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)シクロヘキシル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化316】
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。
【0479】
調製O−4:4−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1−オキシドおよび4−((3−アミノピリジン−4−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
【化317】
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ある量のmCPBA(513.0mg,2.081mmol)を、3−ニトロ−4−(
(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ)ピリジン(調製O−1に記載される方法と類似の方法に従って調製した)(400mg,1.665mmol)のDCM(10mL)中の溶液に室温で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、その後、5mLのNaHCO
3の飽和水溶液および5mLのNa
2S
2O
3の飽和水溶液を添加した。この混合物を室温で30分間撹拌し、DCMと水との間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして減圧中で濃縮して、油状物を得、これをMeOH(15mL)に溶解させた。Pd/C10%(177.2mg,1.665mmol)を添加し、そしてこの混合物を一晩水素化した(H
2バルーン)。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、「スルホキシドおよびスルホンアミノピリジン」中間体の1/1の混合物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
MS(ES+)227.1(スルホキシド);および
MS(ES+)243.1(スルホン)。
【0480】
調製O−5:5−フルオロ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン
【化318】
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工程1:2−ブロモ−5−フルオロ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)−3−ニトロピリジン
NaH(86.67mg,2.167mmol)を、1−メチルピペリジン−4−オール(192.0mg,1.667mmol)のTHF(5.000mL)中の溶液に0℃で少しずつ添加し、そして得られた溶液を15分間撹拌し、次いでTHF(5.000mL)中の2,4−ジブロモ−5−フルオロ−3−ニトロ−ピリジン(500mg,1.667mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水(10mL)と酢酸エチル(10mL)との間で分配した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(24gのカラム,0%〜100%のEtOAc)で溶出する、ISCOカラムcompanionシステムを使用するシリカでのカラムクロマトグラフにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして減圧中で濃縮すると、生成物が黄色油状物として残った。これは、静置すると固化した(125mg)。MS(ES+)334.0 336.0。
【0481】
工程2:5−フルオロ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン
2−ブロモ−5−フルオロ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]−3−ニトロ−ピリジン(96mg,0.2873mmol)、ZnBr
2(12.94mg,3.080μL,0.05746mmol)およびC担持Pd,湿潤,Degussa(31mg)のメタノール(5mL)中の溶液を、水素でフラッシュして排気し(3回)、次いで水素雰囲気下で一晩撹拌した。触媒をセライトパッドで濾別し、そしてメタノールと酢酸エチルとの混合物で洗浄し、そしてその濾液を減圧中で濃縮すると、淡黄色油状物が残った。これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)226.1。
【0482】
以下のアミノピリジンを、調製O−5の工程1および工程2を使用して調製した:
5−フルオロ−4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−アミン:
【化319】
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。
【0483】
調製O−6:(5−アミノ−4−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチル
【化320】
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工程1:(5−ヨード−4−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチル
水素化ナトリウム(37.70mg,0.9425mmol)を、N−(5−ヨード−4−メトキシ−2−ピリジル)カルバミン酸tert−ブチル(300mg,0.8568mmol)のDMF(3mL)中の撹拌懸濁物に添加し、そしてこの反応物を0℃で15分間撹拌した。MeI(145.9mg,63.99μL,1.028mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間かけて周囲温度まで温めた。この混合物を水の添加によりクエンチし、EtOAcで希釈し、そして層を分離した。その有機層を飽和水性NaHCO
3(1回)、ブライン(2回)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0%から30%のEtOAc/石油エーテルで溶出,DCM中で充填)により精製して、(5−ヨード−4−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチルを無色油状物として得た(269mg,収率86%)。MS(ES+−t−Bu)309.4。
【0484】
工程2:(5−((ジフェニルメチレン)アミノ)−4−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチル
Pd
2(dba)
3(33.70mg,0.03680mmol)およびXantphos(42.58mg,0.07359mmol)を、ジオキサン(2.5mL)中のN−(5−ヨード−4−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチル−カルバミン酸tert−ブチル(268mg,0.7359mmol)、ジフェニルメタンイミン(173.4mg,160.6μL,0.9567mmol)およびCs
2CO
3(719.4mg,2.208mmol)を含む密封チューブに加えた。この反応系を窒素の雰囲気下に置き、そして100℃で4時間加熱した。室温で、この反応混合物をセライトで濾過し、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0%から30%のEtOAc/石油エーテルで溶出,DCM中で充填)により精製して、(5−((ジフェニルメチレン)アミノ)−4−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチルを黄色固体として得た
(213mg,収率69%)。MS(ES+)418.2。
【0485】
工程3:(5−アミノ−4−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチル
HCl(100μLの2M,0.2000mmol)を、N−[5−(ベンズヒドリリデンアミノ)−4−メトキシ−2−ピリジル]−N−メチル−カルバミン酸tert−ブチル(212mg,0.5078mmol)のTHF(2mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で18時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過により単離し、そしてその濾液を周囲温度でさらに6時間撹拌した。この反応物を1MのHClで希釈し、そしてEt
2Oで抽出した(3回)。飽和水性NaHCO
3の添加によりこの水層を塩基性にし、そしてDCMで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、(5−アミノ−4−メトキシピリジン−2−イル)(メチル)カルバミン酸tert−ブチルを赤色油状物として得た(98.2mg,収率76%)。MS(ES+)254.1。
【0486】
以下の化合物を、実施例1または実施例3aと類似の手順を使用して合成した:
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−1);
(R,S)−2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(ピペリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−2);
2−アミノ−N−(4−((6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−3);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−メトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−4);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−5);
(R,S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−6);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−7);
4−((3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)ピリジン−4−イル)オキシ)シクロヘキサンカルボン酸(化合物I−O−8);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−9);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−10);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−11);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−12);
(1r,4r)−4−((3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)ピリジン−4−イル)オキシ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(化合物I−O−13);
2−アミノ−N−(4−エトキシピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−14);
(R,S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−15);
(S)−2−アミノ−N−(4−((6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−6−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−16);
2−アミノ−N−(4−(((1s,4s)−4−(ジメチルカルバモイル)シクロヘキシル)オキシ)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−17);
(1s,4s)−4−((3−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)ピリジン−4−イル)オキシ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(化合物I−O−18);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(((1s,4s)−4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)シクロヘキシル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−19);
2−アミノ−6−(1−シアノプロピル)−N−(4−メトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−20);
2−アミノ−6−(1−シアノエチル)−N−(4−メトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−21);
(R,S)−2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−22);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−23);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−24);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−フェノキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−25);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−メトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−26);
2−アミノ−N−(6−クロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−27);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−エトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−28);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−29);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−30);
(R)−2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボ
キサミド(化合物I−O−31);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−32);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−33);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−34);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−イソプロポキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−35);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−シクロブトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−36);
(R,S)−2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−37);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(オキセタン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−38);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(シクロヘキシルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−39);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−40);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−41);
(S)−2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−42);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(シクロペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−43);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((1−オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−44);
2−アミノ−N−(4−((1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−45);
2−アミノ−6−クロロ−N−(5−クロロ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−46);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)エトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−47);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−48);
(R)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−49);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((1−メチルピロリジン−2−イル)メトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−50);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((1−メチルピペリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−51);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3−(ジメチルアミノ)プロポキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−52);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−53);
(R)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−54);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−55);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−エトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−56);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−メトキシピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−57);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−58);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−59);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2−モルホリノエトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−60);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−61);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(キヌクリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−62);
(R)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−63);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−64);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−65);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−66);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3
−カルボキサミド(化合物I−O−67);
2−アミノ−6−クロロ−N−(6−クロロ−4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−68);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−((1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−69);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−70);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−71);
2−アミノ−N−(4−(tert−ブトキシ)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−88);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−89);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−91);および
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(オキセタン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−92)。
【0487】
以下の化合物を、実施例2と類似の手順を使用して調製した:
N−(4−(2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−72);
2−アミノ−N−(4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−73);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピペリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−74);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピペリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−75);
(S)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−76);
(R)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−77);
N−(4−((4s,6r)−1−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−78);
N−(4−((4r,6s)−1−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−79);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−3−
イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−80);
(R)−2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(ピペリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−81);
2−アミノ−N−(4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−82);
2−アミノ−N−(4−(2−アミノエトキシ)ピリジン−3−イル)−6−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−83);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−84);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ピペリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−85);
(S)−2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−86);
(R)−2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−87);および
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−メトキシ−6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−O−90)。
【化321-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-7】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-9】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-10】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-11】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-12】
[この文献は図面を表示できません]
【化321-13】
[この文献は図面を表示できません]
上記実験方法および材料の節に記載されたHPLC方法Bを使用して測定した保持時間を、(
*)により表す。他の全ての化合物について、保持時間を、HPLC方法Aを使用して測定した。
【0488】
調製C−1:4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:4−(1−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル)−3−ニトロ−ピリジン
4−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(350mg,2.208mmol)の、トルエン
(7.00mL)、エタノール(1.75mL)および炭酸ナトリウム溶液(aq)(2.21mLの1M,2.21mmol)中の溶液に、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン(985.3mg,4.416mmol)、Pd
2(dba)
3(60.66mg,0.07mmol)およびトリフェニルホスフィン(115.8mg,102.3μL,0.44mmol)を添加した。この混合物を75℃(還流)で18時間撹拌した。この反応混合物をエバポレートして乾固させ、そしてその残渣を水(30mL)とDCM(2×30mL)との間で分配した。合わせた有機物を水(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ、そしてエバポレートして乾固させて、暗褐色油状物を得、これを、石油エーテル(A):酢酸エチル(B)(20%〜100%の(B),24g,30.0CV,35mL/分)、次いで酢酸エチル(A):メタノール(B)(0%〜10%の(B))で溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、4−(1−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル)−3−ニトロ−ピリジンを赤色油状物として得た(305mg,63%)。MS(ES+)220.1。
【0489】
工程2:4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
4−(1−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル)−3−ニトロ−ピリジン(300mg,1.37mmol)のメタノール(3.00mL)中の溶液に、C担持Pd(10%,湿潤,Degussa)(29.12mg,0.274mmol)を添加し、そしてこの混合物を水素の雰囲気下周囲温度で18時間撹拌した。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミンを得た。MS(ES+)192.1。
【0490】
以下のアミノピリジンを、調製C−1に従って合成した:
4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピリジン−3−アミン:
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
。
【0491】
調製C−2:5−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:7−tert−ブトキシカルボニル−6,8−ジヒドロ−5H−2,7−ナフチリジン−4−カルボン酸
5,6,7,8−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン−4−カルボン酸(塩酸(2))(1g,3.982mmol)の、水(20.00mL)およびジオキサン(20.00mL)中のNaHCO
3(1.673g,19.91mmol)の混合物中の溶液に、Boc
2O(869.1mg,914.8μL,3.982mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮した。その残渣を酢酸
エチルと水との混合物に溶解させ、そしてその水相のpHを、重硫酸ナトリウム溶液を使用してpH4に調整した。その有機層と水層とを分離し、その有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、7−tert−ブトキシカルボニル−6,8−ジヒドロ−5H−2,7−ナフチリジン−4−カルボン酸(440mg,40%)を得た。MS(ES+)279.2。
【0492】
工程2:5−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル
7−tert−ブトキシカルボニル−6,8−ジヒドロ−5H−2,7−ナフチリジン−4−カルボン酸(440mg,1.581mmol)のNMP(6mL)中の溶液に、TEA(207.9mg,286.4μL,2.055mmol)を添加し、その後、ジフェニルホスホリルアジド(478.6mg,374.8μL,1.739mmol)を窒素下室温で添加した。この反応物を90℃で2時間加熱した。室温で、この反応混合物をNaHCO
3の飽和水溶液とEtOAcとの間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、1%〜15%のMeOH:DCMで溶出するシリカでのクロマトグラフィーにより精製して、5−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルを得た(397mg,100.7%)。MS(2ES+)501.2。
【0493】
調製C−3:[4,4’−ビピリジン]−3−アミン
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
ジオキサン(3mL)中の4−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(100mg,0.6307mmol)、4−ピリジルボロン酸(77.52mg,0.6307mmol)、パラジウム;トリフェニルホスファン(36.45mg,0.03154mmol)、K
3PO
4(946.0μLの2M,1.892mmol)をマイクロ波中130℃で30分間加熱した。この混合物をSCXカラムに充填し、MeOHで洗浄した。この生成物を、MeOH中2MのNH
3で溶出した。その濾液を減圧中で濃縮した。その残渣をMeOH(20mL)に溶解させ、Pd/C10%(42.04mg,0.3950mmol)を添加し、そしてこの混合物を一晩水素化した(H
2バルーン)。その触媒を濾別し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して[4,4’−ビピリジン]−3−アミンを得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。MS(ES+)172.1。
【0494】
調製C−4:3’−メチル−[4,4’−ビピリジン]−3−アミン
ジオキサン(4.000mL)中の[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−ピリジル]ボロン酸(100mg,0.4201mmol)、パラジウム;トリフェニルホスファン(48.55mg,0.04201mmol)、4−ブロモ−3−メチル−ピリジン(113.9mg,0.5461mmol)、K
3PO
4(630.0μLの2M,1.260mmol)をMW中130℃で30分間加熱した。この反応混合物を水とDCMとの間で分配した。合わせた有機抽出物を乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をDCM(10mL)に溶解させ、そしてTFA(2mL)を添加した。1時間後、この反応混合物を減圧中で濃縮した。その残渣をSCXカラムに充填し、MeOHで洗浄した。この生成物をMeOH中2MのNH
3で溶出し、濾液を減圧中で濃縮して3’−メチル−[4,4’−ビピリジン]−3−アミンを得、これをさらに精製せずに次の反
応で使用した(90mg)。MS(ES+)172.1。
【0495】
以下のアミノピリジンを、調製C−3または調製C−4と類似の手順を使用して調製した:
[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化326】
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;
2−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化327】
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;
6−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化328】
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;
(4−(3−アミノピリジン−4−イル)フェニル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化329】
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;
4−(ピリダジン−4−イル)ピリジン−3−アミン:
【化330】
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;
6−メトキシ−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(ピリミジン−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化332】
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;
4−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3−メチルピリダジン−4−イル)ピリジン−3−アミン:
【化334】
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;
3’−アミノ−[3,4’−ビピリジン]−2−オール:
【化335】
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;
4−(4−メチルピリダジン−3−イル)ピリジン−3−アミン:
【化336】
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;
6−フルオロ−2−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化337】
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;
2−フルオロ−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化338】
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;
3−メチル−[2,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化339】
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;
2−クロロ−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化340】
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;
4−(4−(3−アミノピリジン−4−イル)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル:
【化341】
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;
(4−(3−アミノピリジン−4−イル)−3−メチルフェニル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化342】
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;
(3’−アミノ−3−クロロ−[2,4’−ビピリジン]−5−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
;
(3’−アミノ−2−メチル−[3,4’−ビピリジン]−6−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化344】
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;
2−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化345】
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;
(S)−2−メチル−6−((1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ)−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化346】
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;
(3’−アミノ−[3,4’−ビピリジン]−6−イル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン:
【化347】
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;
6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン−3−アミン:
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
;
3’−アミノ−1−メチル−[2,4’−ビピリジン]−6(1H)−オン:
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
;
3’−アミノ−1−メチル−[3,4’−ビピリジン]−6(1H)−オン:
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
;
[2,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)ピリジン−3−アミン:
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(3−メチルピラジン−2−イル)ピリジン−3−アミン:
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−3−アミン:
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(4−(アゼチジン−1−イルスルホニル)フェニル)ピリジン−3−アミン:
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(5−メチルピリミジン−4−イル)ピリジン−3−アミン:
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン−3−アミン:
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
;
5−メトキシ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
;
(S)−4−(4−(4−メチルモルホリン−3−イル)フェニル)ピリジン−3−アミン:
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
;
5−フルオロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化368】
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;
(4−(3−アミノピリジン−4−イル)フェニル)(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)メタノン:
【化369】
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;
(4−(3−アミノピリジン−4−イル)フェニル)(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)メタノン:
【化370】
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;
(4−(3−アミノピリジン−4−イル)−3−フルオロフェニル)(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)メタノン:
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
;
(4−(3−アミノピリジン−4−イル)−3−フルオロフェニル)(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)メタノン:
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
;
(3’−アミノ−[3,4’−ビピリジン]−6−イル)(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)メタノン:
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
;
(3’−アミノ−[3,4’−ビピリジン]−6−イル)(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)メタノン:
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
;
(3’−アミノ−[3,4’−ビピリジン]−6−イル)(4−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)メタノン:
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
;
5’−メトキシ−[3,4’−ビピリジン]−3’−アミン:
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
;
4−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−3−アミン:
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
;および
4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン:
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
。
【0496】
調製C−5:4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:3’−ニトロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
DME(20.00mL)中の4−クロロ−3−ニトロ−ピリジン(1g,6.307mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.145g,6.938mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(221.4mg,0.3154mmol)を、3回の減圧/窒素サイクルを使用して脱気した。Na
2CO
3(9.460mLの2M,18.92mmol)を添加し、その後、さらに脱気し、そしてこの反応物を80℃で18時間加熱した。この反応物を周囲温度まで冷却し、そしてEtOAc/水で希釈した。層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,120gのカラム,0%から70%のEtOAc/石油エーテルで溶出,乾式充填)により精製して、3’−ニトロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色固体として得た(884mg,収率46%)。MS(ES Na+)328.1。
【0497】
工程2:3’−ニトロ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジン
TFA(2mL,25.96mmol)を、4−(3−ニトロ−4−ピリジル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(883mg,2.892mmol)のDCM(10mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で15時間撹拌した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣をDCM(2回)およびエーテル(2回)と共沸した。その残渣を25gのSCX−2カートリッジに通し、そしてMeOH/DCM混合物で洗浄した。このカートリッジをMeOH中2MのNH
3/DCM混合物で洗浄することによって生成物を溶出させ、そして減圧中で濃縮して、3’−ニトロ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジンを橙色油状物として得た(523mg,収率88%)。MS(ES+)206.1。
【0498】
工程3:3’−ニトロ−1−(オキセタン−3−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(ナトリウムイオン(1))(1.189g,5.608mmol)を、3−ニトロ−4−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン(523mg,2.549mmol)および3−オキセタノン(312.2mg,277.8μL,4.333mmol)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に窒素の雰囲気下0℃で少しずつ添加した。この反応物を周囲温度まで温め、そして16時間撹拌した。MeOH(2mL)を滴下により添加し、そしてこの混合物を周囲温度で30分間撹拌した。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を水とEtAOcとの間で分配した。NH
4OHの添加により、その水層のpHをpH7〜8に調整し、そして層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し(3回)、そして合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、
3’−ニトロ−1−(オキセタン−3−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジンを赤色油状物として得た(615mg,収率92%)。MS(ES+)262.1。
【0499】
工程4:4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
C担持Pd,湿潤,Degussa(240mg,0.2255mmol)を、3−ニトロ−4−[1−(オキセタン−3−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル]ピリジン(614mg,2.350mmol)のEtOAc(20mL)/EtOH(20mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応物を水素の雰囲気下に置き、そして周囲温度で15時間撹拌した。その触媒を、セライトのパッドでの濾過により除去し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミンを淡黄色固体として得た(518mg,収率95%)。MS(ES+)234.2。
【0500】
調製C−6:5−フルオロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
【化380】
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工程1:3’−クロロ−5’−フルオロ−1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジン
DME(10.00mL)中の3−クロロ−5−フルオロ−4−ヨード−ピリジン(500mg,1.942mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン(476.6mg,2.136mmol)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(68.15mg,0.09710mmol)を、3回の減圧/窒素サイクルを使用して脱気した。Na
2CO
3(2.913mLの2M,5.826mmol)を添加し、その後、さらに脱気し、そしてこの反応物を80℃で18時間加熱した。この反応物を周囲温度まで冷却し、そしてEtOAc/水で希釈した。層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を10gのSCX−2カートリッジに通し、そしてMeOH/DCM混合物で洗浄した。このカートリッジを、MeOH中2MのNH
3/DCM混合物で洗浄することによって生成物を溶出させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0%〜10%のMeOH/DCM+1%のNH
4OHで溶出,DCM中で充填)により精製して、3’−クロロ−5’−フルオロ−1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジンを赤色固体として得た(378mg,収率86%)。MS(ES+)227.1。
【0501】
工程2:(5−フルオロ−1’−メチル−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
3−クロロ−5−フルオロ−4−(1−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル)ピリジン(377mg,1.663mmol)、カルバミン酸tert−ブチ
ル(974.1mg,8.315mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(815.1mg,8.481mmol)、BrettPhosプレ触媒(66.25mg,0.08315mmol)およびBrettPhos(44.63mg,0.08315mmol)を密封可能なチューブに入れ、そして減圧/窒素サイクル(5回)により脱気した。乾燥ジオキサン(10mL)を添加し、そして得られた混合物を、予熱したブロックに100℃で入れ、そしてこの温度で16時間撹拌した。さらなるBrettPhosプレ触媒(66.25mg,0.08315mmol)およびBrettPhos(44.63mg,0.08315mmol)を添加し、そしてこの反応物を100℃で8時間加熱した。この反応混合物を周囲温度まで冷却し、そして飽和NH
4Clでクエンチした。この混合物を、予め湿らせた(EtOAc)セライトカートリッジ(2.5g)に通した。このカートリッジをEtOAc/飽和NH
4Clで洗浄し、そして濾液の層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し(3回)、そして合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0%から10%のMeOH/DCMで溶出,DCM中で充填)により精製して、(5−フルオロ−1’−メチル−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを得た。MS(ES+)308.2。
【0502】
工程3:5−フルオロ−1’−メチル−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−アミン
TFA(2mL,25.96mmol)を、N−[5−フルオロ−4−(1−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル)−3−ピリジル]カルバミン酸tert−ブチル(483mg,1.571mmol)のDCM(10mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で6時間撹拌した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣をDCM(2回)およびエーテル(2回)と共沸した。その残渣を10gのSCX−2カートリッジに通し、そしてMeOH/DCM混合物で洗浄した。このカートリッジをMeOH中2MのNH
3/DCM混合物で洗浄することによって生成物を溶出させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,40gのカラム,0%から10%のMeOH/DCM+1%のNH
4OHで溶出,DCM中で充填)により精製して、5−フルオロ−1’−メチル−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−アミンをオフホワイトの固体として得た(61mg,2工程にわたり収率19%)。MS(ES+)208.1。
【0503】
工程4:5−フルオロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
C担持Pd,湿潤,Degussa(25mg,0.1175mmol)を、5−フルオロ−4−(1−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン(61mg,0.2943mmol)のEtOAc(5mL)/EtOH(5mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応物を水素の雰囲気下に置き、そして周囲温度で15時間撹拌した。さらなるC担持Pd,湿潤,Degussa(25mg,0.1175mmol)を添加し、そしてこの反応物を水素の雰囲気下に置き、そして周囲温度で24時間撹拌した。その触媒を、セライトのパッドでの濾過により除去し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、5−フルオロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミンをオフホワイトの固体として得た(58mg,収率95%)。MS(ES+)210.1。
【0504】
調製C−7:5−フルオロ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
【化381】
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工程1:3’−クロロ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
DME(15mL)中の3−クロロ−5−フルオロ−4−ヨード−ピリジン(750mg,2.913mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(990.7mg,3.204mmol)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(102.2mg,0.1456mmol)を、3回の減圧/窒素サイクルを使用して脱気した。Na
2CO
3(4.370mLの2M,8.739mmol)を添加し、その後、さらに脱気し、そしてこの反応物を90℃で2時間加熱した。この反応物を周囲温度まで冷却し、そしてEtOAc/水で希釈した。層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,80gのカラム,0%から20%のEtOAc/石油エーテルで溶出,DCM中で充填)により精製して、3’−クロロ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルをオフホワイトの固体として得た(708mg,収率78%)。MS(ES+)313.1。
【0505】
工程2:3’−クロロ−5’−フルオロ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジン
TFA(2mL,25.96mmol)を4−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(708mg,2.264mmol)のDCM(10mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で2時間撹拌した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣をDCM(2回)およびエーテル(2回)と共沸した。その残渣を10gのSCX−2カートリッジに通し、そしてMeOH/DCM混合物で洗浄した。このカートリッジをMeOH中2MのNH
3/DCM混合物で洗浄することによって生成物を溶出させ、そして減圧中で濃縮して、3’−クロロ−5’−フルオロ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジンをオフホワイトの固体として得た(468mg,収率97%)。MS(ES+)213.1。
【0506】
工程3:3’−クロロ−5’−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(ナトリウムイオン(1))(1.026g,4.842mmol)を、3−クロロ−5−フルオロ−4−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン(468mg,2.201mmol)および3−オキセタノン(269.7mg,239.9μL,3.742mmol)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に、窒素の雰囲気下0℃で少しずつ添加した。この反応物を16時間かけて周囲温度まで温めた。MeOH(2mL)を滴下により添加し、そしてこの混合物を周囲温度で30分間撹拌した。この混合物を減圧中で濃縮し、そして水とEtAOcとの間で分配した。NH
4OHの添加により、その水層のpHをpH7〜8に調整し、そして層
を分離した。その水層をEtOAcで抽出し(3回)、そして合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、3’−クロロ−5’−フルオロ−1−(オキセタン−3−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4,4’−ビピリジンを白色固体として得た(573mg,収率97%)。MS(ES+)269.1。
【0507】
工程4:(5−フルオロ−1’−(オキセタン−3−イル)−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
3−クロロ−5−フルオロ−4−[1−(オキセタン−3−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル]ピリジン(572mg,2.129mmol)、カルバミン酸tert−ブチル(1.246g,10.64mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(1.044g,10.86mmol)、BrettPhosプレ触媒(84.78mg,0.1064mmol)およびBrettPhos(57.11mg,0.1064mmol)を密封可能なチューブに入れ、そして減圧/窒素サイクル(5回)により脱気した。乾燥ジオキサン(10mL)を添加し、そして得られた混合物を、予熱したブロックに100℃で入れ、そしてこの温度で16時間撹拌した。この反応混合物を周囲温度まで冷却し、そして飽和NH
4Clでクエンチした。この混合物を、予め湿らせた(EtOAc)セライトカートリッジ(2.5g)に通した。このカートリッジをEtOAc/飽和NH
4Clで洗浄し、そして濾液の層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し(3回)、そして合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(ISCO Companion,80gのカラム,0%から100%のEtOAc/石油エーテルで溶出,DCM中で充填)により精製して、(5−フルオロ−1’−(オキセタン−3−イル)−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを淡黄色固体として得た(180mg,収率24%)。197mgのSMと生成物との混合物もまた単離する。MS(ES+)350.2。
【0508】
工程5:(5−フルオロ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
C担持Pd,湿潤,Degussa(70mg,0.06578mmol)を、N−[5−フルオロ−4−[1−(オキセタン−3−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル]−3−ピリジル]カルバミン酸tert−ブチル(180mg,0.5152mmol)のEtOH(5mL)/EtOAc(5mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応物を水素の雰囲気下に置き、そして周囲温度で46時間撹拌した。その触媒を、セライトのパッドでの濾過により除去し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、(5−フルオロ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルをオフホワイトの固体として得た(175mg,収率97%)。MS(ES+)352.2。
【0509】
工程6:5−フルオロ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミン
TFA(1mL,12.98mmol)を、N−[5−フルオロ−4−[1−(オキセタン−3−イル)−4−ピペリジル]−3−ピリジル]カルバミン酸tert−ブチル(174mg,0.4951mmol)のDCM(5mL)中の撹拌溶液に添加し、そしてこの反応物を周囲温度で4時間撹拌した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣をDCM(2回)およびエーテル(2回)と共沸した。その残渣を5gのSCX−2カートリッジに通し、そしてMeOH/DCM混合物で洗浄した。このカートリッジをMeOH中2MのNH
3/DCM混合物で洗浄することによって生成物を溶出させ、そして減圧中で濃縮して、5−フルオロ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−アミンを黄色油状物として得た(109mg,収率88%)。MS(E
S+)252.1。
【0510】
調製C−8:(3’−アミノ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−イル)(1−メチルピペリジン−4−イル)メタノン
【化382】
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工程1:(3’−クロロ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−イル)(1−メチルピペリジン−4−イル)メタノン
3−クロロ−5−フルオロ−4−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン(540mg,2.539mmol)(調製C−7の工程1および工程2に記載される方法と類似の方法に従って調製した)のNMP(5mL)中の溶液に、TBTU(1.223g,3.809mmol)、1−メチルピペリジン−4−カルボン酸(塩酸(1))(547.4mg,3.047mmol)およびDIPEA(656.3mg,884.5μL,5.078mmol)を添加し、そしてこの反応物を周囲温度で2時間撹拌した。この反応混合物を、予め湿らせた(メタノール,20mL)SCX−2カートリッジ(10g)に吸着させ、そしてDCM/メタノール(1:1,2×20mL)でフラッシュし、次いで、塩基性成分をメタノール中2Mのアンモニア(2×20mL)で溶出した。その塩基性溶出物をエバポレートにより乾固させて、淡橙色油状物を得た(744mg)。その残渣をDCM(2mL)中で摩砕し、そして白色固体を濾別した。その濾液を、DCM(A):DCM/メタノール/NH
4OH(90:10:1,(B))(0%〜100%の(B),40g,20.0CV,40mL/分)で溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、(3’−クロロ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−イル)(1−メチルピペリジン−4−イル)メタノンを淡橙色油状物として得た(410mg,48%)。MS(ES+)338.5。
【0511】
工程2:(3’−アミノ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−イル)(1−メチルピペリジン−4−イル)メタノン
[4−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−(1−メチル−4−ピペリジル)メタノン(400mg,1.184mmol)、カルバミン酸tert−ブチル(693.5mg,5.920mmol)、BrettPhos(63.55mg,0.1184mmol)、BrettPhosプレ触媒(94.34mg,0.1184mmol)およびナトリウムtert−ブトキシド(580.3mg,6.038mmol)を窒素雰囲気下でSchlenkチューブにに加えた。この固体混合物を、減圧/窒素サイクル(5回)により脱気し、次いで無水トルエン(8.000mL)を添加し、そして得られた混合物を、予熱したブロックに100℃で入れ、そして4時間撹拌した。この反応混合物を周囲温度まで冷却し、飽和NH
4Cl溶液でクエンチし、そしてDCM/MeOH(9:1,2×50mL)と水(50mL)との間で分配した。合わせた有機物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、淡橙色油状物を得た(456mg)。その残渣を、DCM(A):DCM/MeOH/NH
4OH(90:10:1,(B))(0%〜100%の(B)
,40g,20.0CV,40mL/分)で溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、(3’−アミノ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−イル)(1−メチルピペリジン−4−イル)メタノン(200mg)を得た。これをDCM(2.000mL)に溶解させ、そしてTFA(1.0mL)を添加し、そしてこの混合物を周囲温度で一晩撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を、予め湿らせた(DCM/メタノール,(1:1)10mL)SCX−2カートリッジ(5g)に充填し、そしてDCM/メタノール(1:1,25mL)でフラッシュし、次いで、その塩基性成分をメタノール中2Mのアンモニア(20mL)で溶出した。その塩基性溶出物をエバポレートにより乾固させて、淡黄色油状物(325mg)を得、これを、DCM(A):DCM/メタノール/NH
4OH(90:10:1,(B))(50%〜100%の(B),24g,20.0CV,35mL/分)で溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、(3’−アミノ−5’−フルオロ−5,6−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−1(2H)−イル)(1−メチルピペリジン−4−イル)メタノンを無色油状物として得た(55mg,12%)。MS(ES+)319.2。
【0512】
調製C−9:4−(3−アミノピリジン−4−イル)−1−メチルピペリジン−2−オン
【化383】
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工程1:(1’−メチル−2’−オキソ−1’,2’−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−ピリジル]ボロン酸(200mg,0.8402mmol)、4−ブロモ−1−メチル−ピリジン−2−オン(158.0mg,0.8402mmol)およびPd(PPh
3)
4(48.55mg,0.04201mmol)のジオキサン(2mL)中の懸濁物に、Na
2CO
3(840.0μLの2M,1.680mmol)を添加し、そして80℃で一晩加熱した。この反応混合物を周囲温度まで冷却し、そして予め湿らせた(メタノール,5mL)セライトカートリッジ(2.5g)で濾過し、そしてメタノール(35mL)で洗浄した。その濾液を減圧中で濃縮して、淡褐色油状物(500mg)を得た。その残渣をDCM(2×30mL)と飽和重炭酸ナトリウム溶液(30mL)との間で分配した。合わせた有機物を乾燥させ(相分離カートリッジ)、そして減圧中で濃縮して、橙色油状物(280mg)を得た。その残渣を、DCM(A):DCM/メタノール/NH
4OH(90:10:1,(B))(0%〜100%の(B),12g,16.0CV,30mL/分)で溶出するISCO
Companionでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、(1’−メチル−2’−オキソ−1’,2’−ジヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを淡黄色油状物として得た(121mg,48%)。MS(ES+)302.1。
【0513】
工程2:(4−(1−メチル−2−オキソピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
N−[4−(1−メチル−2−オキソ−4−ピリジル)−3−ピリジル]カルバミン酸tert−ブチル(120mg,0.3982mmol)のエタノール(8mL)中の0
.05Mの溶液を、Hキューブ内で、0.5mL/分の流量で、50C50barでPd/C CatCartに通した。この手順をさらに3回繰り返した。生成物の溶液を減圧中で濃縮して、(4−(1−メチル−2−オキソピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを無色油状物として得た(74mg,61%)。MS(ES+)306.1。
【0514】
工程3:4−(3−アミノピリジン−4−イル)−1−メチルピペリジン−2−オン
TFA(0.75mL,9.735mmol)をN−[4−(1−メチル−2−オキソ−4−ピペリジル)−3−ピリジル]カルバミン酸tert−ブチル(74mg,0.2423mmol)のDCM(2mL)中の溶液に添加し、そして周囲温度で2時間撹拌した。この反応混合物を予め湿らせた(メタノール/DCM(1:1),2mL)SCX−2カートリッジ(2g)に吸着させ、そしてDCM/メタノール(1:1,20mL)でフラッシュし、次いで、塩基性成分をメタノール中2Mのアンモニア(20mL)で溶出した。その塩基性溶出物をエバポレートにより乾固させて、4−(3−アミノピリジン−4−イル)−1−メチルピペリジン−2−オンを淡黄色油状物として得た(50mg,97%)。MS(ES+)206.1。
【0515】
調製C−10:1−((3−アミノピリジン−4−イル)メチル)ピロリジン−2−オン
【化384】
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【0516】
工程1:1−((3−ブロモピリジン−4−イル)メチル)ピロリジン−2−オン
溶液A:水素化ナトリウム(141.5mg,3.537mmol)をピロリジン−2−オン(316.1mg,282.2μL,3.714mmol)のTHF(5mL)中の溶液に添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。
溶液B:(3−ブロモ−4−ピリジル)メタノール(665mg,3.537mmol)のDCM(20mL)中の溶液に、0℃でトリエチルアミン(0.467mL,3.351mmol)およびメタンスルホニルクロリド(0.287mL,3.708mmol)を添加し、そしてこの溶液を室温まで温め、そして1時間撹拌した。
【0517】
溶液Bを溶液Aに添加し、そしてこの混合物を2時間撹拌した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)そして(室温で)減圧中で濃縮して油状物を得、これを、シリカでのクロマトグラフィー(EtOAc中2%〜4%のMeOHで溶出)により精製して、1−((3−ブロモピリジン−4−イル)メチル)ピロリジン−2−オンを黄色油状物として得た。MS(ES+)211.0。
【0518】
工程2:1−((3−アミノピリジン−4−イル)メチル)ピロリジン−2−オン
調製N−14の工程3と類似の手順に従って調製した。MS(ES+)192.0。
【0519】
以下のアミドを、実施例1または実施例3aと類似の手順を使用して形成した:
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−1);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−メチルピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−2);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−メチルピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−3);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−メチルピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−4);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−フェニルピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−5);
2−アミノ−6−(シアノメチル)−N−(4−フェニルピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−6);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−7);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−10);
2−アミノ−6−クロロ−N−(4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−11);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−1’−(オキセタン−3−イル)−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−12);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−13);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−14);
N−([3,4’−ビピリジン]−3’−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−15);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−19);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(2−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−20)
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−21);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−22);
2−アミノ−6−(2−シアノプロパン−2−イル)−N−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−23);
N−([4,4’−ビピリジン]−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−24);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−25);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ピリダジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−26);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−メトキシ−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−27);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−28);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(3’−メチル−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドI−C−29);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−30);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−メチルピリダジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−31);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−32);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−メチルピリダジン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−33);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−フルオロ−2−メチル−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−34);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(2−フルオロ−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−35);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(3−メチル−[2,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−36);
2−アミノ−N−(2−クロロ−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−37);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−1’−(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[4,4’−ビピリジン]−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−38);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(2−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−39);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(2−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−40);
(R)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(2−メチル−6−((1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−41);
2−アミノ−N−(4−シクロプロピルピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−42);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−43);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−44);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−
1−カルボニル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−45);
2−アミノ−N−(3−クロロ−5−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−[2,4’−ビピリジン]−3’−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−46);および
2−アミノ−N−(4−(1−(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−47);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)フェニル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−48);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−49);
N−(4−(4−(1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)−2−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−50);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(2−フルオロ−4−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−51);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−カルボニル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−52);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(6−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボニル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−53);
2−アミノ−N−(6−(4−(アゼチジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボニル)−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−54);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−55);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−56);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−57);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−58);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−59);
N−([2,4’−ビピリジン]−3’−イル)−2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−60);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−61);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(3−メチルピラジン−2−イル)ピリジン−
3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−62);
2−アミノ−N−(4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−63);
2−アミノ−N−(4−(4−(アゼチジン−1−イルスルホニル)フェニル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−64);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−65);
(S)−2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(4−(4−メチルモルホリン−3−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−66);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(5−メチルピリミジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−67);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−68);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−72);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−メチル−2−オキソピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−73);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−75);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−((2−オキソピロリジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−76);
2−アミノ−N−(4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−77);
2−アミノ−N−(4−(1,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−78);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−フルオロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−79);
2−アミノ−N−(4−(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−80);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5−メトキシ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−81);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(5’−メトキシ−[3,4’−ビピリジン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−82);
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−83);および
2−アミノ−N−(4−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−3−イル)−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−84)。
【0520】
実施例15:2−アミノ−6−フルオロ−N−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−8)
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
5−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−3,4−ジヒドロ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルをMeOH(8mL)に溶解させた。酢酸(91.88mg,87.01μL,1.530mmol)、ホルムアルデヒド(水中37%の溶液,99.33mg,91.13μL,1.224mmol)およびNaBH(OAc)
3(324.3mg,1.530mmol)を順番に添加し、そしてこの混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をNaHCO
3の飽和水溶液とDCMとの間で分配した。不溶性物質を濾別し、そして合わせた有機抽出物を乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。不溶性物質と残渣とを合わせ、そしてfractionlynxにより精製して、2−アミノ−6−フルオロ−N−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た。MS(ES+)342.2。
【0521】
実施例16:5−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン2−オキシド(化合物I−C−9)
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
DCM(2mL)中の2−アミノ−6−フルオロ−N−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(12mg,0.03516mmol)に、mCPBA(5.764mg,0.03340mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で2時間撹拌し、その後、その溶媒を減圧中で除去した。その残渣をFractionLynxにより精製して、5−(2−アミノ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジン2−オキシドを得た。MS(ES+)358.2。
【0522】
実施例17:2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−16)
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
4−[3−[(2−アミノ−6−フルオロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニル)アミノ]−4−ピリジル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(555mg,1.218mmol)(実施例2と類似の手順を使用して調製した)のMeOH(2.135mL)およびDCM(2.135mL)中の溶液に、TFA(6.2g,4.2mL,54mmol)を添加し、そして得られた溶液を室温で96時間撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてメタノールおよびDCMに溶解させ、そして25gのSCXカートリッジに通し、メタノール(3カラム体積)でフラッシュし、その後、メタノール中2Mのアンモニア(3カラム体積)でフラッシュして、生成物を溶出した。その濾液を減圧中で濃縮すると、2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドが黄色固体として残った。これをさらに精製せずに次の工程で直接使用した。MS(ES+)356.1。
【0523】
工程2:2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
TBTU(154.5mg,0.4812mmol)およびDIPEA(82.92mg,111.8μL,0.6416mmol)を、2−アミノ−6−フルオロ−N−[4−(4−ピペリジル)−3−ピリジル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(114mg,0.3208mmol)および1−メチルピペリジン−4−カルボン酸(塩酸(1))(69.16mg,0.3850mmol)のNMP(2.280mL)中の溶液に添加し、そして得られた溶液を室温で2時間撹拌した。SCXカートリッジに通して、所望の生成物をメタノール中2Mのアンモニアでフラッシュし、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。その残渣をfractionlynx HPLCにより精製し、そして生成物の画分を合わせてフリーズドライさせると、2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(1−メチルピペリジン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドが黄色の結晶性固体として残った。MS(ES+)481.3。
【0524】
以下の化合物を、実施例17と類似の手順を使用して形成した:
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−17);および
2−アミノ−6−フルオロ−N−(4−(1−(キヌクリジン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−18)。
【0525】
実施例18:2−アミノ−6−フルオロ−N−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(化合物I−C−74)
NaH(3.958mg,0.09894mmol)を、2−アミノ−6−フルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(28mg,0.08995mmol)(実施例1または実施例3aと類似の手順に従って合成した)およびMeI(11.49mg,5.039μL,0.08096mmol)のDMF(3mL)中の懸濁物にN
2下で添加した。この懸濁物を室温で5時間撹拌し、その後、水(2滴)を添加した。この粗製混合物をFractionlynx HPLCにより精製した。きれいな画分を凍結乾燥させて、2−アミノ−6−フルオロ−N−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミドを得た(5mg,16%)。MS(ES+)326.1。
【化388-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化388-2】
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【化388-3】
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【化388-4】
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【化388-5】
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【化388-6】
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【化388-7】
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【化388-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化388-9】
[この文献は図面を表示できません]
【化388-10】
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上記実験方法および材料の節に記載されたHPLC方法Bを使用して測定した保持時間を、(
*)により表す。他の全ての化合物について、保持時間を、HPLC方法Aを使用して測定した。
【0526】
実施例19:細胞ATR阻害アッセイ:
化合物を、ヒドロキシウレアで処理した細胞において、ATR基質ヒストンH2AXのリン酸化を検出する免疫蛍光顕微鏡アッセイを使用して、細胞内ATRを阻害する能力についてスクリーニングし得る。HT29細胞を、96ウェルの黒色撮像プレート(BD 353219)中で、10%のウシ胎仔血清(JRH Biosciences 12003)、1:100に希釈したペニシリン/ストレプトマイシン溶液(Sigma P7539)、および2mMのL−グルタミン(Sigma G7513)を補充したMcCoyの5A培地(Sigma M8403)中で、1個のウェルあたり14,000個の細胞でプレートし、そして5% CO
2中、37℃で一晩付着させる。次いで、25μMの最終濃度から3倍連続希釈で、細胞培地に化合物を加え、そしてこれらの細胞を5%
CO
2中、37℃で培養する。15分後、ヒドロキシウレア(Sigma H8627)を加えて、最終濃度を2mMにする。
【0527】
ヒドロキシウレアでの処理の45分後、細胞をPBSで洗い、PBSに希釈した4%のホルムアルデヒド(Polysciences Inc 18814)で10分間固定し、PBS中0.2%のTween−20(洗浄緩衝液)で洗浄し、PBS中0.5%のTriton X−100で10分間透過性にする(これらを全て、室温で行う)。次いで、細胞を洗浄緩衝液で1回洗い、そして室温で30分間、洗浄緩衝液で希釈液した10%のヤギ血清(Sigma G9023)(ブロック緩衝液)中でブロックする。H2AXリン酸化レベルを検出するために、細胞を次いで、ブロック緩衝液で1:250に希釈した一次抗体(マウスモノクローナル抗リン酸化ヒストンH2AX Ser139抗体;Upstate 05−636)中でさらに1時間室温でインキュベートする。次いで、細胞を洗浄緩衝液で5回洗浄し、その後、洗浄緩衝液でそれぞれ1:500および1:5000に希釈した二次抗体(ヤギ抗マウスAlexa Fluor 488結合抗体;Invitrogen A11029)とHoechst染料(Invitrogen H3570)との混合物中で、暗所室温で1時間インキュベートする。次いで、細胞を洗浄緩衝液で5回洗浄し、そして最後に、100μLのPBSを各ウェルに添加し、その後、撮像を行う。
【0528】
細胞を、BD Pathway 855 BioimagerおよびAttovisionソフトウェア(BD Biosciences、バージョン1.6/855)を使用して、Alexa Fluor 488およびHoechstの強度について撮像して、それぞれリン酸化H2AX Ser139およびDNA染色を定量する。次いで、倍率20倍での9枚の画像のモンタージュで、BD Image Data Explorerソフトウェア(BD Biosciences、バージョン2.2.15)を使用して、各ウェルについてリン酸化H2AX陽性の核の百分率を計算する。リン酸化H2AX陽性の核は、ヒドロキシウレアで処理されていない細胞の平均Alexa Fluor 488強度の1.75倍であるAlexa Fluor 488強度を含む目的のHoechst陽性領域として定義される。H2AX陽性の核の百分率を、最終的に各化合物の濃度に対してプロットし、そして細胞内ATR阻害のIC50を、Prismソフトウェア(GraphPad Prism、バージョン3.0cx(Macintosh用)、GraphPad Software、San Diego California、USA)を用いて決定する。
【0529】
本明細書中に記載される化合物をまた、当該分野において公知である他の方法に従って試験され得る(Sarkariaら,「Inhibition of ATM and ATR Kinase Activities by the Radiosensitizing Agent」,Caffeine:Cancer Research 59:4375〜5382(1999);Hicksonら,「Identification and Characterization of a Novel and Specific Inhibitor of the Ataxia−Telangiectasia Mutated Kinase ATM」Cancer Research
64:9152〜9159(2004);Kimら,「Substrate Specificities and Identification of Putative
Substrates of ATM Kinase Family Members」The Journal of Biological Chemistry,274(53):37538〜37543(1999);およびChiangら,「Determination of the catalytic activities of mTOR and other members of the phosphoinositide−3−kinase−related kinase family」Me
thods Mol.Biol.281:125〜41(2004)を参照のこと)。
【0530】
実施例20:ATR阻害アッセイ:
化合物を、放射性同位体リン酸塩取込みアッセイを用いて、これらの化合物がATRキナーゼを阻害する能力についてスクリーニングした。アッセイを、50mMのTris/HCl(pH 7.5)、10mMのMgCl
2および1mMのDTTの混合物中で実施した。最終的な基質濃度は10μMの[γ−33P]ATP(3mCi 33P ATP/mmol ATP、Perkin Elmer)および800μMの標的ペプチド(ASELPASQPQPFSAKKK)であった。
【0531】
アッセイを、5nMの全長ATRの存在下で、25℃で実施した。アッセイ用ストック緩衝液を、ATPおよび目的の試験化合物を除いて、上で列挙された全ての試薬を含めて調製した。13.5μLのストック溶液を96ウェルプレートに入れ、その後、試験化合物の連続希釈物(代表的には最終濃度15μMから開始して、3倍連続希釈)を含むDMSOストック2μLを2連で添加した(最終DMSO濃度7%)。プレートを25℃で10分間予めインキュベーションし、そして15μLの[γ−33P]ATPを添加することによって反応を開始させた(最終濃度10μM)。
【0532】
24時間後に、2mMのATPを含む0.1Mのリン酸30μLを添加することによって、反応を停止させた。マルチスクリーンリン酸セルロースフィルター96ウェルプレート(Millipore、カタログ番号MAPHN0B50)を0.2Mのリン酸100μLで前処理し、その後、45μLの停止したアッセイ混合物を添加した。プレートを5×200μLの0.2Mのリン酸で洗浄した。乾燥後、100μLのOptiphase「SuperMix」液体シンチレーションカクテル(Perkin Elmer)をウェルに添加し、その後、シンチレーション計数を行った(1450 Microbeta
Liquid Scintillation Counter、Wallac)。
【0533】
全てのデータ点について平均バックグラウンド値を差し引いた後、Prismソフトウェアパッケージ(GraphPad Prism、バージョン3.0cx(Macintosh用)、GraphPad Software、San Diego、California、USA)を使用して、初速度データの非線形回帰分析から、Ki(app)データを計算した。
【0534】
以下の表5は、本開示の化合物の、ATR阻害Ki値を示す。0.01μM未満のKi値を有する化合物に、「+++」の印をつける。0.01μMより高いが1μM未満であるKi値を有する化合物に、「++」の印をつける。1μMより高いが5μM未満であるKi値を有する化合物に、「+」の印をつける。
【表5-1】
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【表5-2】
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【表5-3】
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【表5-4】
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【表5-5】
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【表5-6】
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【表5-7】
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【0535】
実施例21:シスプラチン感作アッセイ
化合物を、96h細胞バイアビリティ(MTS)アッセイを使用して、シスプラチンに
対してHCT116結腸直腸がん細胞をこれらの化合物が感作する能力に関してスクリーニングし得る。シスプラチンに対するATMシグナル伝達の欠陥を有するHCT116細胞(Kimら;Oncogene 21:3864(2002)を参照のこと;またTakemuraら;JBC 281:30814(2006)も参照のこと)を、96ウェルのポリスチレンプレート(Costar 3596)中で、10%のウシ胎仔血清(JRH Biosciences 12003)、1:100に希釈したペニシリン/ストレプトマイシン溶液(Sigma P7539)、および2mMのL−グルタミン(Sigma G7513)を補充した150μLのMcCoyの5A培地(Sigma M8403)中で、1個のウェルあたり470個の細胞でプレートし、5% CO
2中、37℃で一晩付着させる。次いで、最終細胞体積200μL中の濃度のフルマトリックスとして、トップ最終濃度10μMから2倍連続希釈で、化合物とシスプラチンとを同時に細胞培地に添加し、次いで細胞を、5% CO
2中、37℃でインキュベートする。96時間後、40μLのMTS試薬(Promega G358a)を各ウェルに添加し、そして細胞を5% CO
2中、37℃で1時間インキュベートする。最後に、SpectraMax Plus 384測定器(Molecular Devices)を使用して、吸光度を490nmで測定し、そしてシスプラチンのIC
50を単独で少なくとも3分の1(小数点以下1桁)に低減するために必要な化合物の濃度を報告し得る。
【0536】
以下の表6は、本開示の化合物のシスプラチン感作値を示す。0.02μM未満のシスプラチン感作値を有する化合物に、「+++」の印をつける。0.02μMより高いが0.2μM未満であるシスプラチン感作値を有する化合物に、「++」の印をつける。0.2μMより高いが5μM未満であるシスプラチン感作値を有する化合物に、「+」の印をつける。
【表6-1】
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【表6-2】
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【表6-3】
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【表6-4】
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【表6-5】
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【表6-6】
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【表6-7】
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【表6-8】
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【0537】
実施例22:単剤HCT116活性
化合物を、96h細胞バイアビリティ(MTS)アッセイを使用して、HCT116結腸直腸がん細胞に対する単剤活性に関してスクリーニングし得る。HCT116を、96ウェルのポリスチレンプレート(Costar 3596)中で、10%のウシ胎仔血清(JRH Biosciences 12003)、1:100に希釈したペニシリン/ストレプトマイシン溶液(Sigma P7539)、および2mMのL−グルタミン(Sigma G7513)を補充した150μLのMcCoyの5A培地(Sigma M8403)中で、1個のウェルあたり470個の細胞でプレートし、5% CO
2中、37℃で一晩付着させる。次いで、最終細胞体積200μL中の濃度のフルマトリックスとして、トップ最終濃度10μMから2倍連続希釈で、化合物を細胞培地に添加し、次いで細胞を、5% CO
2中、37℃でインキュベートする。96時間後、40μLのMTS試薬(Promega G358a)を各ウェルに添加し、そして細胞を5% CO
2中、37℃で1時間インキュベートする。最後に、SpectraMax Plus 384測定器(Molecular Devices)を使用して、吸光度を490nmで測定し、そしてIC50値を計算し得る。
【0538】
実施例23:ATR複合体阻害アッセイ
化合物を、パートナータンパク質ATRIP、CLK2およびTopBP1の存在下で、放射性同位体リン酸塩取込みアッセイを用いて、これらの化合物がATRキナーゼを阻害する能力についてスクリーニングした。アッセイを、50mMのTris/HCl(pH 7.5)、10mMのMgCl
2および1mMのDTTの混合物中で実施した。最終的な基質濃度は10μMの[g−33P]ATP(3.5μCi 33P ATP/nmol ATP,Perkin Elmer,Massachusetts,USA)および800μMの標的ペプチド(ASELPASQPQPFSAKKK,Isca Biochemicals,Cambridgeshire,UK)であった。
【0539】
アッセイを、4nMの全長ATR、40nMの全長ATRIP、40nMの全長CLK2および600nMのTopBP1(A891−S1105)の存在下で、25℃で実施した。酵素ストック緩衝液を、標的ペプチド、ATPおよび目的の試験化合物を除いて、上で列挙された全ての試薬を含めて調製した。この酵素ストックを、25℃で30分間予めインキュベートした。8.5μLの酵素ストック溶液を96ウェルプレートに入れ、そ
の後、試験化合物の連続希釈物(代表的には最終濃度1.5μMから開始して、2.5倍連続希釈)を含むDMSOストック2μLおよび5μlの標的ペプチドを2連で添加した(最終DMSO濃度7%)。プレートを25℃で10分間予めインキュベーションし、そして15μLの[g−33P]ATPを添加することによって反応を開始させた(最終濃度10μM)。
【0540】
20時間後に、2mMのATPを含む0.3Mのリン酸30μLを添加することによって、反応を停止させた。リン酸セルロースフィルター96ウェルプレート(Multiscreen HTS MAPHNOB50,Merck−Millipore,Massachusetts,USA)を0.1Mのリン酸100μLで前処理し、その後、45μLの停止したアッセイ混合物を添加した。プレートを5×200μLの0.1Mのリン酸で洗浄した。乾燥後、50μLのOptiphase「SuperMix」液体シンチレーションカクテル(Perkin Elmer,Massachusetts,USA)をウェルに添加し、その後、シンチレーション計数を行った(Wallac 1450
Microbeta Liquid Scintillation Counter,Perkin Elmer,Massachusetts,USA)。
【0541】
全てのデータ点について平均バックグラウンド値を差し引いた後、Prismソフトウェアパッケージ(GraphPad Prism、バージョン6.0c(Macintosh用)、GraphPad Software Inc.、San Diego、USA)を使用して、初速度データの非線形回帰分析から、Ki(app)データを計算した。
【0542】
以下の表7は、本開示の化合物のシスプラチン感作値を示す。0.02μM未満のシスプラチン感作値を有する化合物に、「+++」の印をつける。0.02μMより高いが0.2μM未満であるKi値を有する化合物に、「++」の印をつける。0.2μMより高いが5μM未満であるKi値を有する化合物に、「+」の印をつける。
【表7】
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【0543】
本発明の多くの実施形態を記載したが、本発明の化合物、方法、およびプロセスを利用
する他の実施形態を提供するために、これらの基本的な例を変化させることができることが明らかである。従って、本発明の範囲は、本明細書で実施例として提示された特定の実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されるべきであることが理解される。