特許第6574932号(P6574932)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6574932テストアセンブリ、加熱システム、および、サンプルをテストする方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6574932
(24)【登録日】2019年8月30日
(45)【発行日】2019年9月18日
(54)【発明の名称】テストアセンブリ、加熱システム、および、サンプルをテストする方法
(51)【国際特許分類】
   G01N 3/54 20060101AFI20190909BHJP
   G01N 3/18 20060101ALI20190909BHJP
   G01N 3/56 20060101ALI20190909BHJP
【FI】
   G01N3/54
   G01N3/18
   G01N3/56 E
【請求項の数】14
【全頁数】38
(21)【出願番号】特願2014-543623(P2014-543623)
(86)(22)【出願日】2012年11月28日
(65)【公表番号】特表2015-501935(P2015-501935A)
(43)【公表日】2015年1月19日
(86)【国際出願番号】US2012066842
(87)【国際公開番号】WO2013082145
(87)【国際公開日】20130606
【審査請求日】2015年11月25日
【審判番号】不服2017-19059(P2017-19059/J1)
【審判請求日】2017年12月22日
(31)【優先権主張番号】61/564,188
(32)【優先日】2011年11月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512038610
【氏名又は名称】ブルカー ナノ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】BRUKER NANO,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】オー,ユンジェ
(72)【発明者】
【氏名】アシフ,サイド アマヌラ サイド
(72)【発明者】
【氏名】サイランコウスキー,エドワード
(72)【発明者】
【氏名】ケラネン,ルーカス ポール
(72)【発明者】
【氏名】メジャー,ライアン
(72)【発明者】
【氏名】ミジアク,マチェイ ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】ウォーレン,オーデン リー
【合議体】
【審判長】 伊藤 昌哉
【審判官】 渡戸 正義
【審判官】 三木 隆
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/066018(WO,A1)
【文献】 実開平01−119153(JP,U)
【文献】 特開2002−116130(JP,A)
【文献】 特開2000−241332(JP,A)
【文献】 特開2000−241325(JP,A)
【文献】 特開平03−066122(JP,A)
【文献】 特表2008−512841(JP,A)
【文献】 米国特許第5821545(US,A)
【文献】 特表2006−526775(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N3/00-3/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミクロン以下のスケールでテストを行うのに使用されるテストアセンブリであって、
サンプルとプローブを加熱するように構成された加熱システムを備え、前記加熱システムは、
ステージ平面と、前記ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子とを有するとともに、前記ステージ平面上に配置されたサンプルを加熱するように構成されるステージヒータであって、前記ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと、前記ステージ平面を覆い、前記第1及び第2のステージ平面エッジは、前記ステージヒータの横方向に延び、前記第1及び第2のステージ平面端は、前記ステージヒータの縦方向に延び、前記ステージ平面は、前記第1及び第2のステージ平面エッジと、前記第1及び第2のステージ平面端とによって画定される、前記ステージヒータと、
前記ステージ平面と結合した前記サンプルをテストするように構成されたプローブと、
記プローブを加熱するように構成されたプローブヒータと、
前記ステージヒータと結合したステージと、
前記プローブヒータと結合し、前記プローブの前記サンプルに向けた駆動、及び前記プローブの動きの検出の少なくとも一方を行うように構成されたトランスデューサを含むトランスデューサアセンブリと、を含み、
前記サンプルを加熱することは、前記ステージ平面に渡って分布される前記ステージ加熱素子に従って、前記ステージ平面の全体に渡って熱を分布させることを含む、ことを特徴とするテストアセンブリ。
【請求項2】
前記ステージは、複数自由度に従って、前記ステージ平面を移動させるように構成された複数自由度ステージであることを特徴とする請求項1に記載のテストアセンブリ。
【請求項3】
ステージアダプタを備え、そのステージアダプタは、
前記ステージアダプタをステージアセンブリと結合するように構成されたステージアセンブリ結合フィーチャと、
前記ステージヒータを前記ステージアダプタと結合するように構成されたステージヒータ結合フィーチャとを含み、
前記ステージヒータ結合フィーチャは、前記ステージヒータの前記ステージ平面から距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のテストアセンブリ。
【請求項4】
前記ステージヒータ結合フィーチャは、
圧縮テスト構成において、前記プローブに直交する方向に、あるいは、
引っ張りテスト構成において、前記プローブに平行な方向に、
前記ステージ平面を方向付けることを特徴とする請求項3に記載のテストアセンブリ。
【請求項5】
前記ステージ平面は、400℃より高い温度に達するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテストアセンブリ。
【請求項6】
ミクロン以下のスケールでテストするのに使うための加熱システムであって、ステージヒータを備え、前記ステージヒータは、
ステージ平面と、
前記ステージ平面に渡って分布されるステージ加熱素子であって、前記ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと、前記ステージ平面を覆い、前記第1及び第2のステージ平面エッジは、前記ステージヒータの横方向に延び、前記第1及び第2のステージ平面端は、前記ステージヒータの縦方向に延び、前記ステージ平面は、前記第1及び第2のステージ平面エッジと、前記第1及び第2のステージ平面端とによって画定される、前記ステージ加熱素子と、
前記ステージ平面の両側に位置する2以上の支持マウントと、
前記ステージ平面から前記2以上の支持マウントの第1のマウントへ広がる第1のブリッジと、
前記ステージ平面から前記2以上の支持マウントの第2のマウントへ広がる第2のブリッジと、を含み、
前記ステージヒータは、前記ステージ平面上に配置されたサンプルを加熱するように構成され、
前記サンプルを加熱することは、前記ステージ平面に渡って分布される前記ステージ加熱素子に従って、前記ステージ平面の全体に渡って熱を分布させることを含む、ことを特徴とする加熱システム。
【請求項7】
前記ステージヒータは、前記ステージ加熱素子と共に伸張する温度検出素子を含むことを特徴とする請求項6に記載の加熱システム。
【請求項8】
前記2以上の支持マウントは、前記第1と第2のブリッジによって、前記ステージ平面から横方向に隙間をあけて配置されており、前記第1と第2のブリッジは、熱伝達の方向に、前記ステージ平面あるいは、前記2以上の支持マウントのいずれかの断面積より小さい、前記2以上の支持マウントに向かう熱伝達の方向に直交する断面における断面積を有することを特徴とする請求項6に記載の加熱システム。
【請求項9】
ステージアダプタを備え、前記ステージアダプタは、
アダプタ体と、
前記アダプタ体と結合され、前記ステージアダプタをステージアセンブリに結合するように構成されたステージアセンブリ結合フィーチャと、
前記アダプタ体と結合され、前記ステージヒータを前記ステージアダプタに結合するように構成されたステージヒータ結合フィーチャと、を含むことを特徴とする請求項6に記載の加熱システム。
【請求項10】
請求項1に記載のテストアセンブリでサンプルをテストする方法であって、
ステージヒータ上のサンプルを加熱することを含み、前記サンプルを加熱することは、前記ステージ加熱素子で、前記ステージ平面を加熱することを含むとともに、前記サンプルを加熱することは、前記ステージ加熱素子に従って、前記ステージ平面の全体に渡って熱を分布させることを含み、
前記プローブヒータで、プローブを加熱することを含み、
記加熱されたプローブを前記加熱されたサンプルと結合することによって、前記サンプルをテストすることを備える、ことを特徴とする方法。
【請求項11】
前記サンプルを加熱することは、前記ステージ平面を、2以上の支持マウントが、150℃以下の温度に受動的に加熱される間、1100℃より高い温度に加熱することを含む、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記サンプルと前記プローブの温度が、テストの前に実質的に同じ温度になるように、前記ステージヒータ及びプローブヒータによる加熱を制御することを備える、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
テストすることは、前記加熱されたプローブで、前記サンプルの、インデンテーションテスト、圧縮テスト、引っ張りテスト、あるいは引っかきテストの1以上を行なうことを含む、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
テストすることは、前記サンプルと電気的に繋がる2以上の電気的接触で、前記サンプルを電気的にテストすることを含む、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<優先権の主張>
この特許出願は、2011年11月28日に出願された、発明の名称“HIGH TEMPERATURE MICROSAMPLE HEATING SYSTEM,”の米国仮特許出願シリアル番号61/564,188号について、優先権の利益を主張し、この特許出願の全体は、参照文献として、ここに組み込まれる。
【0002】
<連邦がスポンサーとなっている研究あるいは開発についての言及>
本発明は、米国空軍によって許可された、(FA8650-11-M-5178)の下における政府のサポートによってなされた。政府は、本発明に一定の権利を有する。
【0003】
<技術分野>
本文書は、一般に、ミクロン以下のスケールにおけるサンプルの機械的テストと加熱に関するが、これには限定されない。
【背景技術】
【0004】
ミクロン以下のスケールでのインデンテーション、引っかき、引っ張り及び、圧縮テストは、材料の弾性率及び硬度などの機械的特性を定量的に測定するための方法である。例えば、負荷力及び変位を決定することの出来るプローブが用いられる。ある例では、ミクロン以下のスケールでの機械的テストで印加される力は、10Nより小さく、典型的な変位範囲は、500μmより小さく、ノイズレベルは、典型的には、10nm2乗平均平方根(rms)より良い。プローブで測定される力と変位は、サンプルの機械的特性と、1以上の弾性あるいは塑性特性及び関連した材料相変化を決定するために用いられる。一例では、サンプルの特性の評価のために、マイクロ/ナノインデンタは、既知の形状と既知の機械的特性を有する特性化されたインデンタ先端と一体化される。
【0005】
ミクロン以下のスケールでの新しい機械的特性化技術のいくつかは、(ある例では、光学顕微鏡技術と共に)定量的透過型電子顕微鏡(TEM)及び、走査型電子顕微鏡(SEM)インサイチュ(in-situ )機械的テストを含むが、これには限定されない。これらのインサイチュ機械的テスト技術により、定量的機械的データの測定中、リアルタイムで、サンプルの変形をモニタすることが可能となる。ミクロン以下のスケールでテストするように構成された機械的テストシステムと、電子あるいは光学顕微鏡イメージングを組み合わせることにより、研究者は、構造的特性相関及び、材料の機械的応答に対する、既に存在する欠陥の影響を研究することが出来る。イメージングに加え、選択領域回折を、機械的応答に対するサンプルの方向と負荷方向の影響を決定することに使うことが出来る。更に、インサイチュ電子あるいは光学顕微鏡機械的テストによると、変形を、「事後的に」ではなく、リアルタイムで見ることが出来る。ミクロン以下のスケールでインサイチュ機械的テストを行うことで、転位破裂(dislocation bursts )、相転位、せん断帯形成(shear banding )あるいは、破砕開始(fracture onset )を含むだろう、力あるいは変位の遷移の多くの可能な原因間の明確な切り分けを提供することが出来る。上昇された温度でのミクロンあるいはナノスケールでの機械的テストは、温度が上昇することによる、相変化あるいは、異なる機械的特性を有する材料の材料特性化の重要な一部である。多くの材料と装置は、室温以外の温度で動作するように設計されている。先進材料の熱機械的信頼性は、適切な材料テストによって十分理解される必要がある。この理由のため、これらの材料の、動作温度での機械的特性をテストすることがしばしば好まれる。上昇された温度における測定データは、通常の動作環境における材料の性能を評価するために用いることが出来る。例えば、増強された機械的特性のために設計されたポリマー複合物の熱機械的応答を理解することは、輸送分野とエネルギー節約における効率を改善する、航空及び自動車産業のための軽くて強い材料を導くだろう。セラミックマトリックス複合材料における強化メカニズムの基本を理解することは、実世界の応用において、これらの材料の寿命までの使用を改良する助けとなるだろう。タービン駆動ジェットエンジンの効率を改良するために、新しいタービンは、少ない冷却で、より熱い状態で動作しなくてはならない。ディスク、羽根、及びノズルなどの個別のコンポーネントの上昇された温度での機械的特性を理解することは、航空産業にとって重要である。
【発明の概要】
【0006】
本発明者達は、他のことの中でも、解決すべき問題は、平らな構成をしており、サンプルの面に渡って広がっている複数のテスト位置を有する比較的大きなサンプルの一様な加熱を含みうることを認識していた。更に、本発明者達は、400℃より高い、ある場合には、1100℃より高い温度に加熱することは、熱機械的ドリフト、ヒータへのコンポーネントの膨張、及び、平坦サンプルの一様な加熱の問題に照らして、困難であることを認識していた。一例では、ここに説明するステージヒータと、ステージヒータを含むテストアセンブリが、これらの問題に解決を提供する。ステージヒータは、さまざまな構成(例えば、平坦、非平坦、不規則、線形、非線形サンプルなど)を有するサンプルを受けるように構成された膨張性の面を有するステージ面をもたらす。ステージ加熱素子は、ステージ面に渡って(例えば、ステージ面の対向する面からサンプルを受ける面まで)分布されており、したがって、実質的に、ステージ面全体を加熱するように構成されている。オプションとして、ステージ加熱素子は、ステージ面に渡って一様で、信頼性のある加熱をもたらすために、第1と第2のステージエッジと、第1と第2のステージ端の間に広がっている。テスト手続の間、ステージ面にかぶさるサンプルは、ステージ面を覆う分布されたステージ加熱素子によって、サンプルに渡って一様に、望ましい温度まで加熱される。例えば、平坦なサンプルでは、ステージ面との面対面接触は、ステージ面全体からサンプルに、一様に熱を伝達する。他の例では、サンプルが不規則な構成を有している場合(例えば、非平坦)、ステージ面への加熱の分布された特徴は、ステージ面に沿った各点での接触において、サンプルを実質的に同じ温度に加熱する。言い換えると、ステージヒータは、ステージ面に沿って結合する非平坦なサンプルに、ステージ面にわたる一様な加熱をもたらすことができる。
【0007】
更に、ステージヒータの材料と構成により、ステージヒータは、サンプル面上に配置されたサンプルを、400℃以上(例えば、500あるいは750℃以上)の温度まで、信頼性高く加熱することができる。他の例では、ステージヒータの材料と構成により、ステージヒータは、サンプルを、1100℃以上(例えば、1500℃以上)の温度まで、信頼性高く加熱することが出来る。更に、ここに説明されるステージヒータは、サンプル面の加熱を局在化し、したがって、複数自由度ステージなどのテストアセンブリの他のフィーチャと結合するステージマウントまでの熱伝達を抑制する。このように、熱伝達を抑制することにより、ステージヒータは、もし、テストアセンブリの他のコンポーネント(より大きな熱質量を持つ)がステージヒータによって加熱されるならば必要であろう、大きなエネルギー出力を必要とせず、望ましい温度までサンプルを、高速に加熱することができる。ステージヒータは、ステージ加熱素子を、ステージ面の領域に局在化し、ステージ面を、2以上の支持マウントを含むステージヒータの残りの部分から隔離することにより、熱伝達を抑制する。一例では、ステージ面からの熱伝達に対し直交する方向の、小さな断面積を有する2以上のブリッジは、ステージ面と2以上の支持マウントの間に広がる。オプションとして、2以上のブリッジは、それぞれ、ステージ面を、2以上の支持マウントから隔離するために、ブリッジと協働する、間にある空隙を備えた複数のブリッジを含む。更に、ステージヒータの材料は、高弾性率(少なくとも約50GPa以上)と共に、低熱伝導率(少なくとも約10W/m・K以下)、低熱膨張係数(少なくとも約20μm/m以下)を有するヒータをもたらすために選択される。高弾性率は、機械的テストの間、サンプルを堅固に支持することをもたらす。
【0008】
更に、任意のプローブヒータは、加熱システムと一体化され、加熱されていない先端がサンプルに触れたときに起こるサンプルの温度降下を実質的に防止する。プローブをサンプルと実質的に同じ温度に加熱することにより、サンプルは、高温機械的テストの間、望ましいテスト温度に保たれる。したがって、加熱システム(ステージヒータ及びプローブヒータ)を含むテストアセンブリは、望ましい上昇された温度での、サンプルの機械的特性の正確で信頼性のある決定を出来るようにする。
【0009】
更に、本発明者達は、解決すべき課題は、同時に、サンプル面に渡って分布されたサンプルのそれぞれのテスト位置における堅固な下部ステージ構造をもたらすと共に、相対的に大きなサンプル(平坦、非平坦など)に一様に加熱を行うことを含む、ことをとりわけ認識していた。一例では、ここに説明されるステージヒータとテストアセンブリ(ステージヒータを含む)は、ステージ面の対向する側において、2以上の支持マウントにおいて支持されたステージヒータのステージ面をもたらすことによって、この問題を解決する。2以上のブリッジは、ステージ面を、2以上のステージマウントと結合し、したがって、ステージ面を静的に保持する。オプションとして、2以上のブリッジは、ステージ面と2以上のステージマウントとの間の3点以上の接触をもたらす、ステージ面の周囲に間隔をあけられて配置された複数のブリッジを含む。複数のブリッジによって提供される支持は、ステージ面に堅固な支持を提供し、機械的テストの間、ステージ面の傾きを最小化する。
【0010】
この概要は、本特許出願の主題の概要を提供することを意図している。これは、本発明の排他的あるいは包括的な説明を提供することを意図していない。詳細な説明が、本特許出願についての更なる情報を提供するために含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
必ずしもスケールが正しく描かれていない図面においては、同様な参照符号は、異なる図における同様な構成要素を記述するだろう。異なる添え字を有する同様な参照符号は、同様な構成要素の異なる例を表すだろう。図面は、一般に、例示として、本文書で説明されるさまざまな実施形態を描くが、しかし、限定的な意味ではない。
【0012】
図1】ナノメカニカルテストシステムの一例のブロック図である。
図2】ステージヒータとプローブヒータとを含むテストアセンブリの一例の透視図である。
図3A】ステージヒータの第1の面の透視図である。
図3B図3Aのステージヒータの第2の面の透視図である。
図4】ステージヒータの他の例の模式図である。
図5】ステージアダプタとステージヒータの一例を含むステージヒータアセンブリの透視図である。
図6】ステージアダプタとステージヒータの他の例を含むステージヒータアセンブリの透視図である。
図7】トランスデューサアセンブリの一例の透視図である。
図8】湾曲アクチュエータとトランスデューサを含む、図7のトランスデューサアセンブリの模式図である。
図9図7と8のトランスデューサアセンブリと共に用いるプローブと結合するプローブヒータの一例の模式図である。
図10】ステージヒータとプローブヒータを含むテストアセンブリでサンプルを機械的にテストする方法の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここに説明される実施形態によると、システムと方法は、ナノストラクチャ、薄膜フィルムなどを含むが、これらには限定されない、ナノ及びマイクロスケール(すなわち、ミクロン以下のスケール)でのサンプルの機械的なテストを行うことをもたらす。一例では、そのようなテストは、対象を構成する材料の機械的特性を決定するために行われる。一実施形態によれば、ここにより詳しく説明するように、ここに説明されるテストアセンブリは、サンプルステージあるいはプローブアセンブリに(例えば、プローブ先端に)加熱と検出素子を含む、ステージベース及び任意のプローブベースヒータを含む加熱システムを含む。ヒータは、精度の良い作動力、対応するインデンティング、あるいは、他の変形(例えば、インデンテーション、引っかき、引っ張り、圧縮など)及び、少なくともミクロン以下(ナノメータあるいはマイクロメータ)での高分解能の変位検出をもたらす装置の使用を可能にする。
【0014】
テストアセンブリと、テストアセンブリと共に用いることが出来る加熱システムが、ここに説明される。一例では、ステージヒータは、任意の平坦な構成と、サンプルの面に渡って広がる複数のテスト位置を有する相対的に大きなサンプルを加熱するために設けられる。ここに説明されるステージヒータは、ステージヒータと結合するステージあるいはアダプタの1以上の熱膨張及び熱機械的ドリフトを最小化しつつ、同時に、平坦なサンプルの全体を、400℃より高い温度、ある場合には、1100℃より高くまで信頼性高く加熱するように構成されている。ステージヒータは、さまざまなサイズと形状のサンプルを受けるように構成された膨張面を有するステージ面をもたらす。ステージ加熱素子は、ステージ面に渡って(例えば、サンプルを受ける面と対向する、ステージ面の面)分布され、従って、実質的にステージ面の全体を加熱するように構成されている。オプションとして、ステージ加熱素子は、ステージ面に渡って一様に、信頼性高く加熱するように、第1と第2のステージエッジと、第1と第2のステージ端との間に広がっている。テスト手続の間、ステージ面に横たわるサンプルは、ステージ面を覆う分布されたステージ加熱素子によって、サンプルに渡って、一様に、望ましい温度まで加熱される。
【0015】
更に、分布加熱を含むステージ面と共に、ステージヒータは、他の構成(例えば、非平坦、不規則、線形、非線形など)を有するサンプルを加熱するように適用されている。これらのサンプルは、接着剤、ファスナ、クランプ、溶接などを含むが、これらには限定されない、ここで説明される保持フィーチャの任意の1つと、ステージ面に沿って結合され、保持される。したがって、ここに説明されるステージヒータは、非平坦構成を有するサンプルを加熱するように、同様に構成されている。ステージ面に渡って、ステージ加熱素子によって提供される分布加熱は、ステージ面と2以上の点で接触する非平坦サンプルを含む、サンプルが、ステージ面とのサンプルの全ての点での接触において、同じ温度に加熱されることを保証する。
【0016】
更に、ステージヒータの材料と構成により、ステージヒータは、サンプル面上に配置されたサンプルを、信頼性高く、400℃より高い温度まで加熱することができる。他の例では、ステージヒータの材料と構成により、ステージヒータは、サンプルを、信頼性高く、1100℃以上の温度まで加熱することができる。更に、ここに説明されるステージヒータは、サンプル面の加熱を局所化し、したがって、複数自由度ステージなどのテストアセンブリの他のフィーチャと結合するステージマウントへの熱伝達を抑制する。このように、熱伝達を抑制することにより、ステージヒータは、もし、テストアセンブリの他のコンポーネント(より大きな熱質量を持つ)がステージヒータによって加熱されるならば必要であろう、大きなエネルギー出力を必要とせず、望ましい温度までサンプルを高速に加熱することが出来る。ステージヒータは、ステージ加熱素子をステージ面の領域に局在化し、ステージ面を、2以上の支持マウントを含むステージヒータの残りの部分から隔離することにより、熱伝達を抑制する。一例では、2以上のブリッジは、ステージ面と、ステージヒータのための2以上の支持マウントとの間に広がる。オプションとして、2以上のブリッジは、それぞれ、ブリッジと協働して、ステージ面を2以上の支持マウントから熱的に隔離する、間にある空隙を有する複数のブリッジを含む。更に、ステージヒータの材料は、高弾性率(少なくとも約50GPa以上)と共に、低熱伝導率(少なくとも約10W/m・K以下)と、低熱膨張係数(少なくとも約20μm/m以下)を有するヒータをもたらすように選択される。高弾性率は、機械的テストの間、サンプルに堅固な支持をもたらす。
【0017】
更に、任意のプローブヒータは、加熱システムと一体化され、加熱されていない先端がサンプルに接触するときに起こるサンプル温度の降下を実質的に防止する。プローブを、サンプルと実質的に同じ温度に加熱することにより、サンプルは、高温機械的テストの間、望ましいテスト温度に維持される。オプションとして、プローブヒータは、ステージヒータと少なくともある程度同様な構成を含む。例えば、プローブヒータは、プローブから、プローブの近くの部分とプローブと結合するトランスデューサへの熱の伝達を抑制する材料と構成を含む。更に他の例では、プローブヒータは、プローブヒータの材料と協働する支持コラムと空隙を含んでおり、プローブの近くの部分と、より大きい熱質量を有するトランスデューサへの熱伝達(及び、対応する熱膨張と熱機械的ドリフト)を実質的に最小化する。
【0018】
したがって、ここに説明される、加熱システム(ステージヒータとプローブヒータ)を含むテストアセンブリは、望ましい上昇された温度におけるサンプルの機械的特性の、正確で信頼性のある決定をもたらす。
【0019】
図1は、ステージ102、トランスデューサアセンブリ104及びコントローラ106を含むテストアセンブリ100の例を図示する模式的ブロック図である。テストアセンブリ100は、テストサンプル110を加熱し、その温度を検出する、加熱システム108を用いる。一例では、トランスデューサアセンブリ104は、湾曲アクチュエータ112と、移動可能プローブ116を有するマルチプレートコンデンサによる電気機械的トランスデューサなどのトランスデューサ114を含む。トランスデューサは、インデンテーション装置、圧縮装置、引っ張り装置、疲労装置、トライボロジー装置、破砕装置などを含むが、これらには限定されない。
【0020】
テストアセンブリ100は、更に、上記したように、ステージ102を含む。一例では、ステージ102は、2以上の自由度に従って、ステージ面118を移動するように構成された1以上のアクチュエータを有する複数自由度ステージを含む。ここに説明されるように、複数自由度ステージの一例は、並進、回転、及び傾き自由度を有するステージを含む。一例では、加熱システム108は、以下に詳細に説明するように、ステージヒータ120とプローブヒータ122によって、ステージ104とトランスデューサに結合されるように構成されている。ここに説明される複数自由度ステージは、加熱システム108から利益を得るシステムの一例である。更に、ここに説明される加熱システム108は、また、1以上の加熱されたサンプルあるいはプローブから利益を得る、任意の機械的、電気機械的、あるいは、電気的テストアセンブリあるいは装置と共に用いるように構成されている。
【0021】
一実施形態によると、コントローラ106は、入出力モジュール124、トランスデューサ制御モジュール126、ヒータ制御モジュール128、例えば、マイクロプロセッサあるいはデジタル信号プロセッサ(DSP)及び/あるいは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプロセッサ130、及び、メモリシステム132を含む。一実施形態によると、メモリシステム132は、変位モジュール134、力モジュール136、温度検出モジュール138、及び、加熱モジュール140を含む。他の実施形態では、入出力モジュール124は、更に、D/Aコンバータ142、及びA/Dコンバータ144を含む。
【0022】
一例では、コンピュータ146は、プロセッサ148と、アプリケーションモジュール152を格納するメモリシステム150を含む。コンピュータ146は、インタフェース154(例えば、USBインタフェース)を介して、コントローラ106にアクセスし、通信する。図1は、コンピュータ146とコントローラ106を別個の物体として示している。他の例では、コンピュータ146とコントローラ106は、単一の処理制御システムの一部として結合される。
【0023】
一実施形態によると、アプリケーションモジュール152、変位モジュール134、及び力モジュール136は、それぞれ、メモリ132、150にそれぞれ格納され、プロセッサ130によってアクセスされ、実行される命令を含む。コントローラ106は、移動可能プローブ116の動きを(1以上の湾曲アクチュエータ112あるいはトランスデューサ114によって)制御し、監視し、移動可能プローブ116の変位を表すデータを、インタフェース154を介してコンピュータ146にもたらすように構成されている。一実施形態によると、コントローラ106は、移動可能プローブ116によって、テストサンプル110に印加される力を決定し、調整するように構成されている。
【0024】
更に、コントローラ106は、加熱システム108(ステージヒータ120とプローブヒータ122を含む)とサンプル110の温度を制御し、監視し、加熱システム108とサンプル110の温度を表すデータを、インタフェース154を介して、コンピュータ146に提供するように構成されている。一例では、コントローラ106は、加熱システム108とサンプル110に印加される加熱電力156を決定し、調整して、サンプルのテストと観察のための、望ましいサンプル温度(及びヒータ120温度)を達成するように構成されている。一例では、コントローラ106(例えば、ヒータ制御モジュール128)は、ヒータ電力156を調整するために、温度信号158を用い、閉ループフィードバック制御を含む1以上の制御方法によって、望ましいテスト対象温度を達成する。同様にして、プローブヒータ122のためのヒータ電力160は、プローブヒータから提供される温度信号162に従って、ヒータ制御モジュール128によって調整される。オプションとして、ヒータ制御モジュール128は、ステージヒータ120とプローブヒータ122を含む加熱システムが協働的に動作して、移動可能プローブ116とステージ面118において同じ温度を達成することを保証する。つまり、1以上のステージ面118とプローブヒータ122は能動的に加熱して、サンプルとプローブの間の熱伝達による、サンプルの受動的な予測不可能な加熱を避ける。したがって、加熱されたプローブ116が、ステージ面118上に配置された、加熱されたサンプル110と接触することによる、サンプル110を介した(例えば、ステージ面118とプローブ116の間の)最小の熱伝達が存在する。プローブ116とステージ面118の両方を加熱することにより、加熱システム108は、サンプル110と接触する、加熱されていないコンポーネント(例えば、プローブあるいはステージ)によって引き起こされる不測の熱伝達により、サンプルの特性に悪影響を与えることなく、サンプル110をテストアセンブリ100で、一様に、信頼性高くテストすることが出来る。むしろ、サンプル温度とプローブ温度は、(ヒータ制御モジュール128によって制御される)加熱システム108の動作によって調整され、能動的な加熱により、テスト手順の間、プローブ116が、接触するサンプル110と実質的に同じ温度となることを保証する。
【0025】
動作においては、ユーザは、アプリケーションモジュール152によって、コンピュータ146を用いて、コントローラ106をプログラムすることが出来る。一実施形態によると、コントローラ106は、力モジュール136によって、トランスデューサアセンブリ104に、移動可能プローブ116による、テストサンプル110へ印加するのに望ましい力を表す、入力あるいは力信号を提供する。入力作動力信号に応答して、トランスデューサアセンブリ104(1以上の湾曲トランスデューサあるいはトランスデューサ)は、移動可能プローブ116をサンプル110に向けて駆動する。移動可能プローブ116は、テスト対象110に接触し、望ましい力を印加する。ここに説明されるように、変位センサが、1以上のトランスデューサ114及び湾曲アクチュエータ112に含まれる。オプションとして、変位センサは、少なくとも1つの軸に沿った、移動可能プローブ116の動きを検出するように構成されたトランスデューサ(例えば、容量性トランスデューサ)を含み、移動可能プローブ116の動きの測定値を示す変位信号166をコントローラ106に提供する。他の実施形態では、単一の軸に沿った動きに加え、1以上のトランスデューサ114と湾曲アクチュエータ112の変位センサは、1以上のx、yあるいはz軸に沿った変位、あるいは1以上のこれらの軸の周りの回転動作などの、移動可能プローブ116の動きを検出し、測定する。一実施形態によると、テストアセンブリ100は、更に、インデンテーション、圧縮、疲労、破砕テストなどの機械的テストの前、間、及び後におけるサンプルの画像及びビデオの1以上を含む、ステージ面118に搭載されたサンプル110の画像を提供するように構成された、電子顕微鏡、光学顕微鏡、あるいは、走査型プローブ顕微鏡(SPM)(例えば、原子間力顕微鏡(AFM))などの装置からなるイメージング装置168を含む。
【0026】
例えば、加熱システム108と構成するのに適したテストシステムは、光学顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡(SPM)、電子顕微鏡などを含むが、これらには限定されない。これらの例のそれぞれにおいては、エクスサイチュ(ex-situ )あるいはインサイチュ加熱は、加熱システム108によって行われる。加熱システム108と構成するのに適した他のテストシステムは、米国、ミネソタ州、エデンプレーリーのHysitron, Incorporatedから、商品名PicoIndenterとして市販されている、電子顕微鏡(例えば、1以上の透過型電子顕微鏡(TEM)あるいは、走査型電子顕微鏡(SEM))インサイチュナノメカニカルテスタである。
【0027】
温度制御機械的テストの間、以下に詳しく説明するように、加熱システム108は、サンプル110を望ましい温度に加熱し、維持するために、制御される。加熱システム108は、開ループ制御あるいは閉ループ制御の少なくとも1つによって作動される。変化する熱環境の下のより正確な温度制御のために、温度信号158、162をフィードバックとして利用する閉ループ制御システムが使用される。サンプル110温度及びプローブ116温度が、望ましい温度に達した場合には、トランスデューサアセンブリ104は、可動プローブ116で、サンプル110に力を印加するよう作動される。一実施形態によると、ここに説明されるように、サンプル110の温度は、加熱システム108によって測定され、印加される力とサンプル110のインデントされた材料の変位は、テストアセンブリ100によって測定される。力及び変位データ及び対応する変形の画像は、実質的に同時に、リアルタイムで測定され、トランスデューサアセンブリ104(例えば、1以上の変位センサ)とイメージング装置168(例えば、電子顕微鏡)の組み合わせで観察される。言い換えると、特定のテスト温度における、上記した測定とイメージング技術による、テスト対象の検査は、変形と測定、イメージングあるいは加熱の間の大きな待ち時間なしに行われる。インデンテーション時、あるいは、直後の、これらのパラメータ及び現象の観察と決定は、対応する材料特性の正確な調査と決定に、時々非常に重要である。
【0028】
図1を再び参照すると、ステージ102が、移動可能プローブ116に対して配置されているのが示されている。一例において、上記したように、ステージ102は、移動可能プローブ116に対する、サンプル110を載せたステージ面118の配置のために、2以上の自由度を有する複数自由度ステージを含む。一例では、テストアセンブリは、走査型電子顕微鏡(アセンブリ100に適用された透過型電子顕微鏡)あるいは光学顕微鏡などの、より全体が大きな装置アセンブリ内で用いられる。移動可能プローブ116に対するステージ面118の配置は、より全体が大きな装置のさまざまな装置が、サンプルが移動可能プローブ116でテストされる間、サンプル110にアクセスすることを可能とする。更に、例えば、ステージ102の2以上の自由度の動作による、ステージ面118の方向により、したがって、引っかき、インデンテーション、角度付きインデンテーションテストなどを可能とする多くの角度と方向からのサンプル110のテストを可能とする。
【0029】
図1に示されているように、コントローラ106は、ステージ制御モジュール170を含む。一例では、ステージ制御モジュール170は、ステージ102に作動信号172を提供するように構成されている。一例では、作動信号172は、ステージ102のさまざまなステージを作動させるように構成された1以上の成分信号を含む。例えば、一例では、ステージ102は、1以上の線形(並進)、回転及び傾きステージを含む。したがって、作動信号172は、ステージのそれぞれを作動させるように構成された1以上の成分を有している。一例では、ステージ制御モジュール170は、例えば、コンピュータ146により、コントローラ106への、望ましい方向入力に従って、ステージ102への、作動信号172による、命令を提供する。特別なテスト方法のために、ステージ制御モジュール170は、ステージ面118を望ましい方向(あるいは、複数の方向)に移動し、その望ましい方向に従って、移動可能プローブ116のサンプル110へのアクセスを可能とする。他の例においては、ステージ制御モジュール170は、サンプル110の複数の位置でテストするための、サンプル110の配置と再配置を可能とする。例えば、複数のテスト位置がサンプル110に渡って分布している場合、複数の自由度を有するステージ102は、サンプル110とステージ面118を、移動可能プローブ116がテスト位置にアクセスするために必要なそれらの方向に移動可能である。
【0030】
ステージ102が、作動信号172に従って、望ましい方向に動くと、例えば、1以上のエンコーダ、ポテンショメータ及び他の検出装置によって提供される位置信号174は、コントローラ106(例えば、ステージ制御モジュール170)に送られる。一例では、ステージ制御モジュール170は、これらの位置信号174に従って、ステージ102のさまざまなステージの位置にインデックスするように構成されている。例えば、一例では、ステージ制御モジュール170は、位置信号174をフィードバックとして用いる閉ループ制御システムを用い、ステージ102の動作に従って、ステージ面118の正確で信頼性の高い配置を保証する。ここに説明される複数自由度ステージは、加熱システム108から利益を得るシステムの一例である。更に、ここに説明される加熱システム108は、また、1以上の加熱されたサンプルあるいはプローブから利益を得る、任意の機械ベース、電気機械ベース、あるいは、電気ベースのテストアセンブリあるいは装置と共に用いられるように構成されている。
【0031】
例えば、電気的、電気機械的、熱電気的あるいは熱電気機械的テスト(例えば、電気ベースのテスト)のために、プローブ及びサンプルを介して、電圧あるいは電流が印加され、サンプルあるいはプローブ−サンプル接触領域の抵抗値あるいは容量値の変化が、例えば、コントローラ106の(例えば、メモリシステム132内の)電気特性モジュールによって測定される。他の例においては、電気的、電気機械的、熱電気的あるいは熱電気機械的テストは、(例えば、電圧あるいは電流印加により)電気的に接続されたサンプルに対して行われ、サンプルが加熱され、機械的に圧力が加えられ、あるいは、その両方がされる間の、抵抗値あるいは容量値の変化を測定する。この測定方法によると、サンプルのみが電源に接続され、サンプルのみが測定される。プローブ116は、オプションとして、サンプルに機械的圧力(あるいは力)を提供するだろうが、サンプルの電気的特性の測定には用いられない。他の例では、プローブ116は、また、電気ベースのテストの間、機械的テストを行う。ここに説明したように(図6及び9参照)、上記したテスト方法のための電気配線接続は、2点プローブ測定あるいは、4点プローブ測定のいずれかを使用できる。
【0032】
図2は、テストアセンブリ100の透視図を示す。前述したように、テストアセンブリ100は、ステージ102とトランスデューサアセンブリ104を含む。図2に示される例においては、ステージ102とトランスデューサアセンブリ104は、アセンブリマウント200に結合されている。アセンブリマウント200は、少なくともある例においては、例えば、1以上の走査型電子顕微鏡、光学顕微鏡あるいは他の装置のステージ面などの、より大きい装置アセンブリと結合するように構成されている。
【0033】
図2に示されるように、トランスデューサ104は、トランスデューサ114と結合する湾曲アクチュエータ112を有する。ここに更に詳しく説明するように、移動可能プローブ116は、トランスデューサ114に結合し、トランスデューサ114は、湾曲アクチュエータ112に結合する。例えば、サンプルに渡って引っかく、あるいは、先端をインデントするための移動可能プローブ116の移動は、1以上の湾曲アクチュエータ112とトランスデューサ114によって提供される。一例においては、湾曲アクチュエータ112は、トランスデューサ114が、テスト手続の間、移動可能プローブ116の対応する移動とプローブ116とサンプルの間の結合によりサンプルに印加される力を測定するために使用される間、移動可能プローブ116の変位移動を提供するために用いられる。つまり、少なくとも一例において、湾曲アクチュエータ112は、トランスデューサ114が移動とプローブ116への力を測定する間、移動可能プローブ116の移動を提供する。
【0034】
再び図2を参照すると、ステージ102が、複数の自由度を持っているところが示されている。例えば、ステージ102は、一例では、アセンブリマウント200と結合した、線形ステージアセンブリ202を含む。オプションとして、トランスデューサアセンブリ104は、また、アセンブリマウント200に結合されている。他の例では、ステージ102は、線形ステージアセンブリ202と直列に結合している、回転及び傾きステージアセンブリ204を含む。ここに説明するように、ステージ102は、一例では、2以上の自由度を有しており、移動可能プローブ116に対するステージ面118の配置を可能にする。例えば、線形ステージアセンブリ102は、第1、第2及び第3の線形ステージ206、208、210を含む。第1、第2及び第3の線形ステージ206、208、210は、一例では、3つのデカルト軸X、Y及びZに対応している。例えば、第1の線形ステージ206は、Y軸に対応し、第2の線形ステージ208は、X軸に対応し、第3の線形ステージ210は、Z軸に対応する。
【0035】
図2を更に参照すると、回転及び傾きステージアセンブリ204は、傾きステージ214と結合する、対応する回転ステージ212を含む。ステージ面118は、例えば、傾きステージ214の残りの部分と回転可能に結合するスピンドルアセンブリによって、傾きステージ214に結合される。ステージ面118のステージ102との結合により、ステージ面118とその上のサンプルを、移動可能プローブ116に対して、任意の数の離散的方向に配置することが出来る。
【0036】
更に、そして、ここに更に詳細に説明するように、加熱システム108は、一例では、移動可能プローブ116とステージ面118のそれぞれに結合する。例えば、加熱システム108は、ステージ面118に局在化されたステージヒータ120を含み、プローブヒータ122は、例えば、移動可能プローブ116の先端に隣接した、移動可能プローブ116に局在化されている。コンポーネントステージヒータ120とプローブヒータ122を含む、加熱システム108の局在化された配置と隔離は、加熱されたサンプルと加熱された移動可能プローブ116の間の熱伝達なしに、サンプルの機械的テストを可能にしつつ、ステージ面118上に配置されたサンプルの高速な加熱を可能にする。ここに更に説明するように、一例では、ステージヒータ120は、ステージ平面306により、ステージ面118を提供する。
【0037】
図3A及び3Bは、ステージヒータ120の一例を示す。図3Aを最初に参照すると、ステージヒータ120は、ステージヒータ120の残りの部分が形成され、あるいは結合される基板を含む、ヒータ体パネル300を含む。一例では、ヒータ体パネル300は、例えば、体パネルの対向する端において、第1及び第2の支持マウント302、304の間に広がっている。
【0038】
ステージヒータ120は、第1及び第2の支持マウント302、304の間で実質的に平坦な構成を有しており、ステージ平面306は、ヒータ体パネル300に沿って、第1と第2の支持マウント302、304の間に配置されている。ステージ平面306は、図3Aの破線で示されており、図1に示されるようなサンプル110などのサンプルを受けるようなサイズと形状をしたステージヒータ120の一部である。ここに説明されるように、ステージ平面306は、図3Aに示されるような分布された平坦構成を有しており、したがって、分布された面領域を有するサンプルを受け、保持し、オプションとして、対応する複数のテスト位置がサンプルに渡って分布されている。
【0039】
他の例では、図3Aに示されたステージヒータ120は、図2に示される移動可能プローブ116に向けられた第1の面301を有している。ステージ平面306は、第1の面301に沿って設けられる。第1の面301は、ステージ平面306と実質的に共に広がっている電子放電フィルム320を含む。電子放電フィルム320は、例えば、走査型電子顕微鏡観察の間に、サンプル上に蓄積される電子を放電するように構成されている。示されているように、電子放電フィルム320は、更にここに説明されるように、例えば、1以上のヒータマウント穴330に向かって広がっている放電トレース322と結合する。一例では、電子放電フィルム320は、ヒータマウント穴320を介して受けられる、例えば、ファスナなどの導電性接触と結合し、したがって、電子放電フィルム320上に蓄積される電子の放電を可能にする。
【0040】
図3Bを参照すると、ステージヒータ120の(第1の面301と対向する)第2の面303が示されている。第2の面は、ステージヒータ120が図2に示されるように実装されたとき、ステージ102あるいは、ステージ102に結合するアダプタに向けられている。ステージヒータ120は、(例えば、ステージ平面を横たえる第2の面303の面に沿って)ステージ平面306に渡って分布されたステージ加熱素子308を含む。ここに説明されるように、ステージ平面に渡るステージ加熱素子308の分布された構成は、ステージ平面306の全体の、一様に、信頼性の高い加熱を可能とする。つまり、ステージ平面306(例えば、ステージヒータ120の第1の面301)上に配置されたサンプルは、ステージ平面306(図3Bに、破線で示されたステージ平面306)に対する、ステージ加熱素子308の分布された構成により、サンプルの全体に渡って、同じ温度に、一様に、かつ、信頼性高く加熱される。
【0041】
この例に示されているように、ステージ加熱素子308は、オプションとして、ステージ平面306の多くの部分に渡って、ステージ加熱素子308を覆うことを容易にするための、素子の蛇状の通路のそれぞれにおいて、幅広の構成を有する。温度検出素子310は、また、ステージ平面306に渡り分布されている。図3Bに示される例においては、温度検出素子310は、ステージ加熱素子308の幅に対し、より小さい幅を有している。温度検出素子は、ステージ加熱素子308のように、蛇状に広がり、ステージ平面306の全体の信頼性高い温度測定を可能とする。一例では、ステージ加熱素子308は、ステージ平面306のかなりの部分に渡って広がっている。オプションとして、ステージ加熱素子308は、ステージ平面306の第1と第2のステージ平面端336、338の間と共に、少なくとも第1のステージ平面エッジ332と第2のステージ平面エッジ334の間に広がっている。したがって、ステージ加熱素子308は、ステージ平面の信頼性が高く、一様な加熱を保証するために、ステージ平面306の実質的に面全体を覆っている。
【0042】
さらに図3Bに示されるように、ステージ加熱素子308は、以下に説明されるように、例えば、1以上のブリッジ324に渡って、ステージ加熱素子308から遠ざかるように広がる、加熱リード312と結合する。加熱リード312は、さらに、第1と第2の支持マウント302、304に隣接する加熱接触314に結合する。同様にして、検出リード316は、ブリッジ324に渡る温度検出素子310から、検出接触318に広がっている。一例では、例えば、図1と2に示される、ステージ102の対応する部分と共に、第1と第2の支持マウント302、304をマウントするとき、加熱接触314と検出接触318は、ポゴピン、移動可能接触、静的接触などを含むが、これらには限定されない、ステージ102の対応する接触と自動的に結合する。ステージヒータ120は、したがって、実装時に、ステージ平面306の温度の加熱と検出を保証するために、ステージ102の対応する接触と、自動的に、電気的に結合することができる。オプションとして、ステージヒータ120から利益を得る他の装置は、ステージヒータ120の実装時に、加熱及び検出接触314、318と、自動的に、電気的に結合するためのサイズと形状をした、同様の接触を含む。
【0043】
図3Bを再び参照すると、ステージ平面306は、例えば、支持マウントとステージ平面306の間に広がる1以上のブリッジ324によって、第1と第2の支持マウント302、304などのステージヒータの残り部分から隔離される。ブリッジ324は、オプションとして、ヒータ体パネル300内に形成される。つまり、ヒータ体パネル300は、マウント302、304、ブリッジ324及び、ステージ平面306を含む、パネルの一部を含む、一体の基板である。ブリッジ324は、ステージ平面306からステージヒータ120の残り部分(例えば、第1と第2の支持マウント)への熱流の方向に対し、小さな断面積を有する熱抑制フィーチャを提供し、ステージ加熱素子308から、ステージ102に結合するステージヒータの一部を含む、ステージヒータ120の他の一部への熱伝達を実質的に抑制する。ブリッジ324は、第1と第2の支持マウント302、304の加熱と、ステージヒータ120と結合するステージ102の一部の対応する加熱なしに、ステージ平面306への加熱を実質的に制限する。
【0044】
他の例では、複数のブリッジ324は、ステージ平面306の1以上のエッジに設けられる。例えば、図3Bに示されるように、4つの別個のブリッジ324が、第1の支持マウント302とステージ平面306の間に設けられる。同様に、図3Bに示される例において、4つのブリッジ324は、第2の支持マウント304とステージ平面306の間に設けられる。複数のブリッジ324は、ブリッジ間(あるいは、ブリッジの側面)に形成された空隙326を含む。空隙326は、ブリッジと協働し、ステージ平面306と、第1と第2の支持マウント302、304との間に、導電性空隙(及び、真空環境では対流音(convective voice))を提供する。
【0045】
さらに、例えば、第1と第2の支持マウント302、304と、ステージ平面306との間の3以上のブリッジなど、複数のブリッジ324を設けることにより、少なくとも3点支持接触が、ステージ平面306に提供される。少なくとも1つの例では、サンプルは、オプションとして、ステージ平面306に渡って(例えば、x及びy軸に沿って)分布されるので、ステージ平面306のさまざまな位置における機械的テストは、ステージヒータ120にモーメントをもたらす。ステージ平面306と、第1と第2の支持マウント302、304との間のブリッジ324によって提供される3点支持接触は、ステージ平面306への堅固な機械的支持と、移動可能プローブ116の機械的結合によって生じる、ステージ平面306のねじり、あるいは、傾きへの大きな抵抗をもたらす。つまり、ステージ平面306上に配置されたサンプルは、例えば、移動可能プローブ116の結合による機械的テストの間、所定の位置に堅固かつ静的に保持される。オプションとして、図3Bに示される複数のブリッジのように、予備的なブリッジ324を設けることは、ステージ平面306への増強された構造的支持をもたらし、したがって、移動可能プローブが、ステージ平面306上のサンプルに、圧縮、引っ張り、あるいは横方向の力を印加するか否かに関わらず、例えば、ステージ平面306に沿った任意の位置における移動可能プローブの機械的結合による、ステージ平面306の傾きあるいは、ねじりを更に防止する。
【0046】
図3A及び3Bを再び参照すると、ステージヒータ120は、任意のサンプルマウント穴328を含む。サンプルマウント穴328は、ステージ平面306上に配置されたサンプルと結合する1以上のファスナと協働し、ステージ平面306上のサンプルを保持する。(例えば、ファスナ、クランプ、接着剤、溶接などにより)ステージ平面306にサンプルを固定することは、ステージ平面306(ステージ加熱素子308によって加熱される)が、サンプルと密に面対面接触で結合し、したがって、その上に配置されたサンプルの全体を一様に、信頼性高く加熱することができることを保証する。他の例においては、ステージヒータ120は、サンプルをステージ平面306に面対面接触で保持し、固定するように構成された、接着剤、機械的結合、干渉フィット、溶接などを含むが、これらには限定されない、他の固定機構を含む。他の例では、ステージヒータ120は、第1と第2の支持マウント302、304のいずれかの側に配置された、複数のヒータマウント穴330を含む。ヒータマウント穴330は、例えば、図2に示されるステージ102などのアダプタと結合する、アダプタあるいはステージの一部など、他のアセンブリとのステージヒータ120の結合を可能とする。オプションとして、ステージヒータ120は、クランプフィーチャ、機械的結合、接着剤、溶接などを含むが、これらには限定されない他の装置(例えば、ステージ、装置ハウジングなど)とのヒータの結合のための他の固定手段を含む。
【0047】
図4は、ステージヒータ400の他の例の模式図を示す。少なくともある面では、ステージヒータ400は、前述したステージヒータ120と同様な特徴を含む。例えば、ステージヒータ400は、第1と第2の支持マウント402、404の間に広がるヒータ体パネル401を含む。ステージ加熱素子408は、ステージ平面406の少なくとも一部に渡る分布された加熱を提供するために、ステージヒータ400のステージ平面406内に配置されている。一例では、ステージ加熱素子408は、第1のステージ平面エッジ442と第2のステージ平面エッジ444の間、及び、第1と第2のステージ平面端446と448の間に広がっている。図4に更に示されているように、温度検出素子410は、ステージ平面306に渡って広がっているステージ加熱素子408の蛇状の構成に対応した蛇状の構成に広がっている。他の例では、ステージ加熱素子408と温度検出素子410のそれぞれは、対応する加熱及び検出リード412及び416と、ステージ加熱素子と温度検出素子408、410のそれぞれの電気的接続を提供するように構成された、対応する加熱接触414と検出接触418を含む。
【0048】
更に、図4に示される模式図においては、第1と第2の支持マウント402、404のそれぞれは、ステージ平面406と、第1と第2の支持マウントの間に広がっている、1以上のブリッジ424によって、結合されている。例えば、ステージヒータ400の左側には、単一のブリッジ424が、ステージ平面406と第1の支持マウント402の間に広がっている。これに対し、ステージヒータ400の右側には、第2の支持マウント404が、複数のブリッジ424によって、ステージ平面306から隙間を空けて配置されている。図示された例においては、3つのブリッジが、ステージ平面406と第2の支持マウント404の間に広がっている。他の例では、1つまたは2つのブリッジのように、1以上のブリッジが、ステージ平面406と第2の支持マウント404の間に広がっている。つまり、図4に示される模式構成によると、ステージヒータ400は、オプションとして、ステージ平面406に堅固な支持を提供するために、支持マウント402、404とステージ平面406のそれぞれの間に広がる任意の数のブリッジ424(例えば、1以上)を含む。したがって、ステージ平面406の任意の位置の、図1と2に示される移動可能プローブ116のようなプローブの機械的結合により、ステージ平面406の傾きあるいはねじれは、無視できるほどになる。第1と第2の支持マウント402、404と、ステージ平面406の間のインタフェースのそれぞれに、1以上のブリッジを設けることは、ステージ平面406に機械的支持を提供し、したがって、機械的テストの間の、ステージ平面406の傾きあるいはねじれを防止する。オプションとして、ブリッジ424は、ステージ平面406から第1と第2の支持マウント402、404への熱伝達を抑制しつつ、ステージ平面406とその上のサンプルへの堅固な機械的支持を提供するために、線形形状、曲線形状、非線形形状(台形形状、ジグザグ形状など)を含むが、これらには限定されない、異なる構成の任意の1つに形成される。
【0049】
一例では、例えば、ステージヒータ400は、移動可能プローブをステージ平面406上のサンプルと結合することによる機械的負荷がかかる間、ステージ平面406の傾きを実質的に防止するために、ブリッジ424によって、ステージ平面406と、第1と第2の支持マウント402、404の間の少なくとも3点接触を提供する。したがって、ステージ平面406は、プローブ116が、ステージ平面406内の任意の位置に結合する間、ステージ平面406と、第1と第2の支持マウント402、404の間の3点以上の接触によって提供される堅固な機械的支持により、実質的に静的に保持される。
【0050】
他の例では、1以上のブリッジ424を設けることは、ブリッジ424のいずれかの側に、1以上の空隙426を形成する。例えば、図4の左側に示されるように、空隙426は、第1の支持マウント402とステージ平面406の間に広がる単一のブリッジ424のいずれかの側に設けられる。同様にして、ステージヒータ400の右側に、2以上のブリッジ424を設けることは、したがって、2以上のブリッジ424の間の、図4に示される2つの空隙426のような、1以上の空隙を提供する。更に他の例では、ここに図示されるステージヒータ120と400のそれぞれは、少なくとも第1と第2の支持マウント302、304を含む。第1と第2の支持マウント302、304及び402、404を設けることは、限定することを意図するものではない。例えば、ステージヒータ120、400のいずれかは、例えば、ステージヒータのそれぞれのステージ平面306、406の周りに配置される3以上の支持マウントなどの、複数の支持マウントを含み、したがって、ステージ平面に予備的な支持を提供することが出来る。更に、他の例においては、ステージ平面306、406は、オプションとして、ステージ平面の少なくとも一部の周りに配置された、リングあるいは半円形支持マウントなどの単一の支持マウントで支持される。
【0051】
ここに説明されるステージヒータ120、400は、第1と第2の支持マウント302、304のそれぞれへの熱伝達を抑制しつつ、ヒータのそれぞれのステージ平面の迅速な加熱を容易にする材料と構成で構成されている。更に、ステージヒータは、機械的テストの間、ステージ平面306を堅固に支持する材料と構成で構成されている。更に、ステージヒータ120(あるいは400)の材料は、したがって、加熱されたステージ平面から出て行く熱伝達を遅らせもする、堅固な支持ステージを提供するように選択される。言い換えると、特性の組み合わせは、ステージ平面306上に配置されたサンプルに堅固な支持を提供する熱機械的ドリフトと高弾性率と共に、熱膨張を実質的に最小化する低熱伝導率、低熱膨張係数を含むステージヒータ120に好ましいものである。
【0052】
一例では、ステージヒータ120は、10Watts/meter Kelvin 以下の熱伝導率などの低熱伝導率を有する基板で構成されている。更に、熱機械的安定性のために、材料は、例えば、20μm/m以下の熱膨張係数など、低熱膨張係数を有するべきである。ステージヒータ120の材料により提供される機械的及び熱機械的特性のこの組み合わせにより、ステージヒータは、ブリッジ324と空隙326と協働し(例えば、真空環境下で)、第1と第2の支持マウント302、304への熱の伝達を防止しつつ、ステージ平面306を高速に加熱するように構成されている。例えば、ステージアダプタあるいはステージ102などの、より大きい熱質量を有するステージの他の部分への熱伝達は、したがって、ステージ平面306と、第1と第2の支持マウント302、304の間のステージヒータ120の材料と形状のこの組み合わせにより実質的に防止される。
【0053】
更に、上記したように、高弾性率は、ステージ平面306の堅固な支持が提供されるために、ステージヒータ120のために好ましい。一例では、ステージヒータ120(例えば、ヒータ体パネル300のようなステージの基板)は、50GPa以上の弾性率を有する材料で構成されている。ヒータ体パネル300を含むステージヒータ120は、透明石英ガラス、サファイヤ、ジルコニウムなど、これらには限定されないが、これらから構成される。これらの材料は、ブリッジ324と空隙326と協働し、第1と第2の支持マウント302、304、及び、ステージ102あるいは、これらのフィーチャと結合した他の装置への熱伝達を実質的に抑制しつつ、ステージ平面306への加熱を局在化する、熱伝導率、熱膨張係数及び弾性係数を有している。更に、これらの材料により提供される高弾性率は、支持マウント302、304とブリッジ324の構成(例えば、少なくとも3点支持)と協働し、ステージ平面306上に配置されるサンプルを支持するステージヒータ120のための堅固な支持構造を提供する。ステージヒータ120上に配置されたサンプルの機械的テストは、したがって、一様で、信頼性が高い加熱と、サンプル上のテスト位置(あるいは、分布位置)に関係なく、ステージ平面306と結合する分布されたサンプルの支持とで、実行される。
【0054】
更に、ステージ平面306の加熱と温度の検出に用いられる素子は、好ましくは、例えば、一例では、400℃より高い温度、及び、他の例では、1100℃より高い温度などの、望ましいテスト温度まで一様に加熱することが出来るように、高い融点を有している。オプションとして、ステージヒータ120のステージ平面306は、400、500、750、1100、あるいは、1500℃以上の温度にサンプルを加熱するように構成されている。一例では、ステージ加熱素子と温度検出素子308、310は、1500℃より高い融点など、高い融点を有する材料で構成されるが、これには限定されない。一例では、ステージ加熱素子308と温度検出素子310は、約3400℃の融点を有するタングステンを含む材料で構成される。高い融点(例えば、ステージヒータ120の動作加熱上限以上の融点)を有する加熱及び検出素子308、310を提供することにより、したがって、ステージヒータの動作寿命に渡るステージヒータ120の信頼性の高い加熱が達成される。
【0055】
ある例では、加熱及び検出素子308、310は、例えば、酸化イットリウム、酸化シリコン、炭化ケイ素、ちっ化ケイ素などを含む、パッシベーションコーティングによって覆われる。加熱及び検出素子上のパッシベーションコーティングは、加熱及び検出素子の表面に沿った酸化物の成長を実質的に防止あるいは遅延させ、したがって、加熱及び検出素子308、310が、ステージヒータ120の動作寿命に渡って、一様に動作することを保証する。例えば、加熱素子308は、コントローラ106からの特定の量の加熱電力で、望ましい温度まで上り、検出素子は、その温度を正確に測定する。
【0056】
他の例では、ここに説明するステージヒータは、1以上の製造方法で作られる。一例では、ステージヒータ120は、例えば、ディポジション(deposition)、パターニング、及び、リソグラフィのステップを含む、マイクロエレクトロメカニカルシステム製造方法(MEMS)によって作られる。他の例では、製造方法は、集束イオンビームリソグラフィ、レーザカッティングなどを含む。更に他の例では、ステージヒータ120は、ステージヒータ120(例えば、パネル300)の基板レイヤと、ステージ加熱素子308と温度検出素子310とでラミネートされたステージヒータ120を形成するような、コンポーネントの接着、あるいは、ラミネートを含む手作業によるコンポーネントの組み立てなどの製造技術で構成される。他の例では、ヒータ体パネル300は、ステージ加熱素子あるいは温度検出素子308、310のディポジションのためのチャネルを提供するマイクロ加工素子で、加工される。オプションとして、温度検出素子310とステージ加熱素子308は、例えば、チャネル内に素子を配置する、操作挿入機構の動作によるなどの、手作業の製造手段によるなどで、ヒータ体パネル300のチャネル内に配置される。
【0057】
図5は、ステージアダプタ500の一例を示す。ステージアダプタ500は、オプションとして、図1及び2に示されるステージ102と共に用いられるように構成される。ステージアダプタ500は、テストアセンブリ100のステージと結合するサイズと形状のステージアセンブリ結合フィーチャ502を含む。一例では、ステージアセンブリ結合フィーチャ502は、傾きステージの傾きステージスピンドルアセンブリと結合するサイズと形状のスピンドルリングを含む。他の例では、ステージアダプタ500は、ここで説明したように、静的、並進あるいは回転ステージと共に用いるために構成されている。更に他の例では、ステージアダプタ500は、例えば、光学顕微鏡、透過型あるいは走査型電子顕微鏡、テストの間サンプルを加熱することから利益を得る他の装置などの対物ステージなどの、他の装置と共に用いるために構成されている。
【0058】
ステージアダプタ500は、また、ここに説明したように、1以上のステージヒータ120、400と結合するサイズと形状のステージヒータ結合フィーチャ504を含む。この例に示されているように、ステージヒータ結合フィーチャ504は、アダプタレグ508の間に配置されたアダプタ凹部506を含む。ステージヒータ120は、例えば、図3A、Bに示される第1と第2の支持マウント302、304と結合することにより、アダプタレグ508と結合するように構成されている。アダプタレグ508間のステージヒータ120の結合は、アダプタ凹部506により、ステージ平面306を、ステージアダプタ500の残りの部分の上に吊すことを可能とする。ステージ平面306を吊るすことにより、ステージ平面306(ステージヒータ120の能動的に加熱される部分)を、ステージアダプタ500の残りの部分から隔離する。したがって、ステージ平面306からの熱伝達は、ステージアダプタ500に直接伝導されることなく、図3A及び3Bに示される1以上のブリッジ324によって抑制される。したがって、アダプタレグ508とアダプタ凹部506は、協働して、ステージヒータ120の加熱がステージアダプタ500、あるいは、より大きな熱質量を有するステージ102の任意の他の部分に実質的に熱を伝達することなく、ステージ平面306に局在化されることを保証する。
【0059】
図5を再度参照すると、サンプル110が、ステージヒータ120に沿って結合されているのが示されている。一例では、サンプル110は、例えば、クリップ510及びサンプルファスナ512で、ステージ平面306などのステージヒータに沿って結合される。これらの任意のフィーチャは、サンプル110をステージヒータ120にクランプ結合させ、サンプル110をステージ平面306に沿って結合させるために用いられる。サンプル110のステージ平面306への面対面接触は、サンプル110と、ステージ平面306の下に横たわる、分布された加熱素子308と結合するステージ平面306との間の対流熱伝達を容易にする。前述したように、ステージ加熱素子308は、ステージ平面306のかなりの部分を覆う。例えば、加熱素子308は、ステージ平面306に渡って分布され、全平面を加熱し、したがって、ステージ平面306とサンプル110との間の面対面接触による対流により、サンプル110の実質的に全体を加熱することが出来る。
【0060】
図示された例においては、クリップ510とサンプルファスナ512が、サンプル110をステージヒータ120にクランプするのに設けられるが、サンプル110をステージヒータ120に固定する他の手段も可能である。これらの方法は、接着剤、溶接、機械的フィッティング、干渉フィッティング、さねはぎ構成などを含むが、これらには限定されない。
【0061】
さらに、前述したように、他の構成(例えば、非平坦、不規則、線形、非線形など)を有するサンプルは、接着剤、ファスナ、クランプ、溶接などを含むが、これらには限定されない、ここに説明した固定手段の任意の1つによって、ステージ平面306に沿って結合され、保持される。したがって、ここに説明したステージヒータ120は、非平坦な構成を有するサンプルを加熱するために、同様に構成されている。ステージ平面306に渡る、ステージ加熱素子308によって提供される分布加熱は、ステージ平面306と2以上の点で接触する非平坦なサンプルを含むサンプルが、サンプルの全ての接触点で、ステージ平面と同じ温度に加熱されることを保証する。
【0062】
図5にも示されるように、1以上の任意のヒータファスナ514は、ステージヒータ120のステージアダプタ500への結合のために設けられる。一例では、ヒータファスナ514は、ステージヒータ120とステージアダプタ500と協働し、第1と第2の支持マウント302、304を固定する。固定された、第1と第2の支持マウントは、ステージヒータ120の材料と協働し、サンプル110のための堅固な、支持された基板を提供する。つまり、第1と第2の支持マウント302、304のそれぞれを、ステージアダプタ500の対向する端に(例えば、アダプタレグ508に)固定することは、例えば、サンプル110と結合する移動可能プローブなど(例えば、圧縮、引っ張り、横方向の引っかき動作などにおいて)、移動可能プローブとの結合における、ステージヒータ120の屈曲を最小化する。さらに、ステージヒータ120の堅固な機械的特性(例えば、選択された材料及び、ステージ平面306の3点以上の支持による)は、第1と第2の支持マウント302、304の固定フィーチャと協働して、ここに説明したように、サンプルを加熱しつつ、サンプル110を支持する堅固な基板を提供する。
【0063】
図6は、図に示されたような、引っ張りサンプル612などのようなサンプルの引っ張りテストのために構成されているステージアダプタ600の他の例を示している。図示された例においては、引っ張りサンプル612は、少なくとも1つのサンプルシャフト614と、サンプルシャフト614の一端におけるサンプルヘッド616を含む。オプションとして、異なる大きさ、材料などを有している、複数のサンプルシャフト614とサンプルヘッド616は、サンプル612に沿って形成されている。アダプタ600は、図5に示された方向とは直交するように、引っ張りサンプル612と共に、ステージヒータ120を方向付ける。さらにここに説明されるプローブヒータ122を含むプローブ116は、サンプルヘッド616の周りに結合し、したがって、サンプルシャフト614に引っ張り力を加えるサイズと形状の引っ張りグリップ先端と共に設けられる。ステージアダプタ600とサンプル612は、また、圧縮テストを含むが、これには限定されない他の構成においても使用可能である。1以上のサンプルシャフトが、サンプルに沿って設けられており、平坦なパンチ先端や、シャフトに圧縮の負荷をかける他の装置でテストされる。
【0064】
図6を再び参照すると、ステージアダプタ600が、ステージアセンブリ結合フィーチャ602と共に示されている。一例では、ステージアセンブリ結合フィーチャは、図1及び2に示されているステージ102の傾きステージと結合するサイズと形状のスピンドルリングを含む。他の例では、ステージアセンブリ結合フィーチャ602は、例えば、光学及び電子ベースの顕微鏡及び、サンプルの加熱から利益を得る他の装置の対物ステージとして使用される、静的ステージ、並進ステージ、回転ステージなどを含むが、これらには限定されない1以上の装置と共に使用されるステージと結合するサイズと形状をしている。図6にさらに示されるように、ステージアダプタ600は、対向するアダプタレグ608と結合するために、その上にステージ(the stage here 120)を受けるサイズと形状をしているステージ結合フィーチャ604を含む。ステージアダプタ500によるように、ステージアダプタ600は、さらに、ステージ平面306を隔離し、したがって、ステージアダプタ600と、ステージ102などのステージアダプタと結合する任意のコンポーネントの残り部分への最小の熱伝達で、引っ張りサンプル612の局在化された加熱を保証するサイズと形状のアダプタ凹部606を含む。
【0065】
さらに図6に示されるように、ステージアダプタ600は、図5に示される方向に対して、直交する方向に、ステージヒータ120を配置するエルボー610を含む。つまり、エルボー610は、その上のステージヒータ結合フィーチャ604を有する、角度をつけられたフィーチャを提供する。ステージヒータ120は、その後、直交する方向にアダプタレグ608と結合し、トランスデューサアセンブリ104と結合する移動可能プローブ116による引っ張りテストのために、図6に示される方向に、サンプルシャフト614とサンプルヘッド616を含む引っ張りサンプル612を提供する。オプションとして、エルボー610は、エルボーの構成にしたがって、任意の数の方向に、ステージヒータ120と共に、その上のサンプルを方向付ける。
【0066】
ここに図示されるステージアダプタ500、600は、機械的テスト手順の間、ステージヒータ120への支持を提供するよう構成された堅固な材料で構成される。サンプルに加えられる力は、少なくともある程度、ステージアダプタ500、600に伝達される。ステージアダプタ500、600は、ステージ102の残り部分と協働し、サンプルに堅固な支持構造を提供し、したがって、機械的テスト方法の間、サンプル612、110の最小の屈曲あるいは、変位を提供する。一例では、ステージアダプタは、アルミナ、ステンレススチール、チタンなどを含むが、これらには限定されない堅固な材料(例えば、少なくとも50GPaの比較的大きい弾性率を有する)によって、構成されている。
【0067】
図7及び8を参照すると、トランスデューサアセンブリ104の一例が、詳細に示されている。図7を最初に参照すると、トランスデューサアセンブリ104が、湾曲アクチュエータ112と、湾曲アクチュエータ112に結合するトランスデューサ114を含むように図示されている。一例では、トランスデューサアセンブリ104は、モジュラー構成を有している。例えば、湾曲アクチュエータ112は、トランスデューサインタフェースプロファイル700を含み、トランスデューサ114は、アクチュエータインタフェースプロファイル702を含む。トランスデューサインタフェースプロファイル700は、対応する構成を有するトランスデューサのファミリと共に提供される複数のアクチュエータインタフェースプロファイル702と一致するサイズと形状をしている。つまり、湾曲アクチュエータ112と結合するトランスデューサ114は、トランスデューサのファミリ内の1つのトランスデューサであろう。トランスデューサ114は、さまざまな変位と力範囲を有する任意の数の負荷セルのためにチェンジアウト(changed out )されるだろう。さらに、湾曲アクチュエータ112と結合するトランスデューサ114のそれぞれは、例えば、引っ張り、圧縮、引っかきテスト、移動可能プローブ116の3次元移動などを含む、1以上の追加的なテスト機構を提供するだろう。図7にさらに示されているように、移動可能プローブ116は、トランスデューサ114と結合され、プローブ116は、前述し、図1に示したプローブヒータ122を含む。
【0068】
図8を参照すると、トランスデューサアセンブリ104の模式図が提供されている。図示されているように、トランスデューサアセンブリ104は、前述したように、湾曲アクチュエータ112とトランスデューサ114を含む。最初に湾曲アクチュエータ112を参照すると、湾曲アクチュエータは、アクチュエータハウジング808内に、ばね支持804で吊るされた、湾曲機構800を含む。アクチュエータモータ802は、湾曲機構800と結合し、湾曲機構800に並進動作を提供する。湾曲機構800は、アクチュエータモータ802の移動が、線形でトランスデューサ114に提供されることを保証する。つまり、湾曲機構800は、アクチュエータモータ802によって提供される動きを湾曲機構800内の一連の接続によって変換し、トランスデューサ114に伝達される対応する移動が、例えば、移動可能プローブ116のアクセスに沿って、純粋に線形であることを保証する。
【0069】
他の例では、湾曲アクチュエータ112は、さらに、湾曲機構800と結合する変位センサなどのセンサ810を含む。一例では、変位センサ810は、2以上のプレートを有する容量性センサを含むが、これには限定されない。図示された例においては、中央プレートは、2つの静的対向プレート間に吊るされている。対向するプレートに対する中央プレートの動きは、例えば、図1に前に示したトランスデューサ制御モジュール126などのテストアセンブリ100によって測定される、例えば、容量の変化によって、センサ810によって検出される。
【0070】
図8に示された例においては、トランスデューサ114は、湾曲機構800と結合したトランスデューサハウジング812と、トランスデューサハウジング812内に吊るされた容量性トランスデューサ814を含む。図示された例においては、容量性トランスデューサ814は、対向する静的プレート818によって囲まれた、屈曲可能な中央プレート816を含む。対向するプレート818は、トランスデューサハウジング812に対して静的である。中央プレート816の対応する動きは、従って、容量性トランスデューサ814によって測定可能で、少なくとも一例では、図1に示されるトランスデューサ制御モジュール126によって測定され、例えば、プローブ116が、例えば、図1に示されるステージヒータ120を含むステージ面118上のサンプルと結合するテスト手順の間、プローブ116の変位を決定するだろう。図8に示されるように、結合シャフト820は、移動可能プローブ116を中央プレート816と結合する。したがって、移動可能プローブ116の移動は、結合シャフト820に沿って伝達され、したがって、移動可能プローブ116の変位を決定するために、容量性トランスデューサ814によって測定可能な中央プレート816の動きとなる。
【0071】
一例では、トランスデューサアセンブリ104は、湾曲アクチュエータ112によって作動され、移動可能プローブ116の並進を提供する。つまり、アクチュエータモータ802の動作は、湾曲機構800によって、トランスデューサ114に伝達され、したがって、インデンテーション、引っかき、引っ張り、圧縮テストなどを含むが、これらには限定されないサンプルのテスト方法の性能のために、サンプルと結合するように、移動可能プローブ116(例えば、加熱された移動可能プローブ)を移動させる。湾曲アクチュエータ112が、移動可能プローブ116の並進を提供する例においては、トランスデューサ114の容量性トランスデューサ814は、一例では、トランスデューサハウジング812に対する移動可能プローブ116の動き(例えば、対向するプレート818に対する中央プレート816の動き)を測定するために用いられる。更に別の例においては、湾曲アクチュエータ112は、例えば、ステージ102上に配置されたサンプルなどのサンプルの近傍に移動可能プローブ116を移動するための、荒配置素子として用いられる。トランスデューサ114は、その後、移動可能プローブ116を移動させるように作動され、プローブ116と結合し、テスト手順を行ない、同時に、手順中、移動可能プローブ116の変位を測定する。
【0072】
図9は、移動可能プローブ116の模式的例を示す。移動可能プローブ116は、プローブ先端900に広がる結合シャフト820を含む。図1及び2に示されるように、一例では、移動可能プローブ116は、プローブ先端900に隣接して配置されるプローブベースのヒータ122を含む。プローブヒータ122は、結合シャフト820などの移動可能プローブの残り部分への熱伝達が、プローブヒータ122の1以上のフィーチャによって、実質的に抑制される一方、プローブ先端900を加熱するように構成される。
【0073】
図9に示されるように、プローブヒータ122は、プローブ先端900に隣接して配置される加熱及び検出素子902を含む。図に更に示されているように、加熱リード904と検出リード906は、図1及び2に示されるトランスデューサ114内の対応するフィーチャと電気的に接続するために、結合シャフト820に沿って、プローブ先端900から近くに広がる。加熱及び検出素子902のプローブ先端900に隣接した配置は、加熱素子902が、近接したプローブ先端900を高速に加熱できることを保証する。更に、一例では、移動可能プローブ116は、プローブ先端900及び、加熱及び検出素子902から離れる、結合シャフト820に沿った熱伝達を実質的に抑制するために構成された、1以上の支持コラム908と空隙910を含む。
【0074】
一例では、2以上の支持コラム908は、移動可能プローブ116のいずれかの側に配置されている。支持コラム908は、結合シャフト820の全体の断面積に対して、より小さな断面積を有している。加熱及び検出素子902から移動可能プローブ116の近傍部分に向かう熱伝達の方向へのより小さい断面積は、プローブ116の残りの部分への熱伝達を抑制し、したがって、プローブヒータ122の加熱を、プローブ先端900と、プローブ先端900に隣接する結合シャフト820のその部分に局在化する。更に、1以上の支持コラム908を設けることにより、1以上の空隙910は、支持コラム908の横に対して設けられる。真空環境下においては、空隙910は、プローブ116の近いほうの部分への熱伝達を実質的に防止する。したがって、プローブヒータ122によって、プローブ先端900に隣接して生成される熱は、プローブ先端900に隣接する結合シャフトのその領域に実質的に局在化される。
【0075】
一例では、移動可能プローブは、石英などの材料で構成されている。前述したように、石英は、相対的に高い弾性率を提供すると共に、低熱膨張係数と熱伝導率を有している。プローブ先端900と組み合わせた結合シャフト820は、したがって、図1及び2に示されるように、ステージ102と結合するサンプルに結合するように構成された堅固なプローブアセンブリを提供する。移動可能プローブ116の堅固な性質により、ステージ102上のサンプルの正確で、信頼性の高い機械的テストが可能になる。更に、材料選択と、支持コラム908と空隙910との協働と共に、材料選択は、加熱及び検出素子902の近傍から、結合シャフト820の残りの部分と、より大きな熱質量を有するトランスデューサ114への熱伝達を実質的に抑制する。
【0076】
更に、前述したステージヒータ120によるように、加熱と検出リード904、906を含む加熱及び検出素子902は、一例では、例えば、1500℃より高い融点など、高い融点を有する材料で構成される。加熱リードと検出リードと、加熱及び検出素子904、906、902は、約3400℃の融点を有するタングステン、あるいは、プローブヒータ122の望ましい温度上限より高い融点を有する他の材料などの材料で構成されるが、これには限定されない。高融点を有する材料を用いることにより、プローブヒータ122は、例えば、400℃より高い、望ましい温度まで、プローブ先端900を加熱することが出来る。他の例では、プローブヒータ122は、500、750、1100あるいは1500℃の温度まで、プローブ先端900を加熱することができる。
【0077】
オプションとして、酸化シリコン、炭化シリコン、ちっ化シリコン、酸化イットリウムなどのパッシベーションレイヤが、素子及びリードの酸化を実質的に防止あるいは遅延させるため、加熱と検出リード904、906と共に、加熱及び検出素子902に適用される。したがって、加熱及び検出素子902は、それらのそれぞれのリードと共に、移動可能プローブ116の寿命に渡って、性能の実質的な劣化無く、信頼性高く、かつ、一様に動作することができる。
【0078】
更に、ここに説明される、例えば、1以上のプローブ先端900とステージ面118(例えば、ステージ平面306)を含む加熱システム108は、また、任意の、機械ベース、電気機械ベースあるいは電気ベースのテストアセンブリあるいは、1以上の加熱されたサンプルあるいはプローブから利益を得る装置と共に使用されるように構成されている。例えば、電気的、電気機械的、熱電気的あるいは熱電気機械的テスト(例えば、電気ベースのテスト)のために、電圧あるいは電流が、プローブ及びサンプルを介して印加され、サンプルあるいはプローブ−サンプル接触領域の抵抗値あるいは容量値の変化が、例えば、コントローラ106の電気特性モジュール(例えば、メモリシステム132内の)によって測定される。他の例では、電気的、電気機械的、熱電気的、あるいは、熱電気機械的テストは、サンプルが加熱され、あるいは、機械的に圧力がかけられている、あるいは、その両方の間、抵抗値あるいは容量値を測定するために、電気的に接続された(例えば、電圧あるいは電流印加によって)サンプルについて行われる。この測定方法によると、サンプルのみが電源に接続され、サンプルのみが測定される。プローブ116は、オプションとして、機械的圧力(あるいは力)をサンプルに加えるだろうが、サンプルの電気的特性を測定するためには、用いられない。他の例では、プローブ116は、また、電気ベースのテストの間、機械的テストを行う。
【0079】
ここに説明し、図6及び9に示されているように、1以上のプローブ先端900、ステージ面118(ステージ平面306)あるいは、直接サンプルに電気を提供する接触などの電気的接続が、図6及び9に示されている。例えば、図6に示されるように、電圧印加接触601と電流印加接触603が、サンプルシャフト614に隣接して設けられる。この構成では、ステージ平面306あるいは、接触601、603に関連したステージ平面306の一部は、ステージ面の残り部分(例えば、ステージヒータ120の残り部分)から電気的に隔離されている。同様に、プローブ先端900は、対応する電圧印加接触901と電流印加接触903を含む。リードは、結合シャフト820に沿って近くに広がっており、オプションとして、接触に電力を与えるため、ステージ102を介して広がっている。接触601、603、901、903は、ここに説明した、2点プローブ測定、4点プローブ測定などを含むが、これらには限定されないテスト方法のために使用される。オプションとして、電圧印加接触601と電流印加接触603は、直接サンプルに結合し、リードは、直接、サンプルから広がり、電気的テストのため、1以上の電圧あるいは電流を印加する。
【0080】
プローブ先端900で、サンプルと接触する部分は、導電性(例えば、タングステン、導電性ダイヤモンドなど)であるだろう。プローブ先端900と、プローブの残りの部分(例えば、プローブヒータ122、結合シャフト820など)との間の電気的絶縁により、先端900の少なくとも一部は、プローブの残り部分から電気的に隔離される。更に、リードが、1以上の電圧印加接触901あるいは電流印加接触903に取り付けられ、したがって、プローブ先端900を介して電気的にテストする。オプションとして、前述したように、サンプルは、プローブ先端900とステージヒータ120(例えば、ステージ面118)から電気的に隔離され、電気リードは、サンプルの電気ベースのテストのために、サンプルと直接結合する。システム(例えば、システム100)は、したがって、加熱及び機械的テストと共に、(あるいは、別個に)、電気的測定のために用いられる。例えば、サンプルに取り付けられた接触(例えば、601、603)と共に、プローブ901、903上への接触は、サンプルの引っ張りあるいは圧縮変形の間、電気的抵抗変化を監視し、測定する4点電気測定システムの一部である。他の例では、追加的なリードと接触が、より詳しい電気的測定のために、サンプル(110あるいは612)、ステージ面118(例えば、ステージヒータ120の残り部分から隔離されたステージ平面306)に設けられる。
【0081】
図10は、ミクロン以下のスケールでのアセンブリ100などのテストアセンブリでサンプルを機械的にテストするための方法1000の一例を示す。方法1000を説明する場合、前述した、1以上のコンポーネント、フィーチャ、機能などを参照する。便宜のため、コンポーネントとフィーチャは、参照符号を用いて参照する。設けられる参照符号は、例示的なもので、排他的なものではない。例えば、方法1000で説明されるフィーチャ、コンポーネント、機能などは、ここに説明した、対応する符号がつけられた素子、他の対応するフィーチャ(符号がつけられていても、いなくても)と共に、それらの均等物も含む。
【0082】
1002において、方法1000は、ステージヒータ120上のサンプル110などのサンプルを加熱することを含む。サンプルを加熱することは、例えば、その上にサンプルを受けるように構成されたステージヒータ120の表面に対向するステージ平面の裏側に渡ってなど、ステージ平面に渡って分布された、ステージ加熱素子308で、ステージ平面306を加熱することを含む。オプションとして、サンプル110を加熱することは、第1のステージ平面エッジ332から第2のステージ平面エッジ334へと、また、第1のステージ平面端336と第2のステージ平面端338の間に広がるステージ加熱素子308で、ステージ平面306を加熱することを含む。更に、他の例では、サンプル110を加熱することは、ステージ平面306に渡って分布されたステージ加熱素子に従って、ステージ平面306の全体に渡って、熱を分布させることを含む。つまり、例えば、蛇状に、ステージ平面306に渡って、素子を分布させると共に、素子の個々の通路の幅を有するステージ加熱素子308により、ステージ加熱素子308は、ステージ平面306に渡る温度の実質的な勾配なしに、ステージ平面306の全体を信頼性高くかつ一様に、望ましい温度まで加熱するように構成されている。したがって、ここに説明された、ステージ平面306に沿って結合されるサンプル(例えば、分布された平坦構成のサンプル)は、サンプル内の対応する温度勾配なしに、単一の温度に一様に加熱される。
【0083】
一例では、サンプルは、例えば、サンプル110とステージ平面306の間に面対面結合を提供するファスナなどの1以上の固定機構で、ステージ平面306と結合される。サンプルをステージ平面306に固定する方法は、クランプ、ファスニング、接着、溶接、機械的インターフィッティング(機械的な嵌合)及び、サンプルをステージヒータ120にフュージングすることを含むが、これらには限定されない。
【0084】
他の例では、サンプル110を加熱することは、ステージ平面306を、400℃より高い温度まで加熱することを含む。更に他の例では、サンプルを加熱することは、ステージ平面306を、1100℃より高い温度まで加熱することを含む。更に他の例では、サンプルを加熱することは、ステージヒータ120の2以上の支持マウント302、304が、150℃以下の温度まで受動的に加熱される間、ステージ平面306を、1100℃より高い温度まで加熱することを含む。つまり、ステージヒータ120の材料選択と共に、1以上のブリッジ324と空隙326(例えば、真空環境下で)により、ステージ平面306からの熱伝達は、第1と第2の支持マウント302、304に抑制され、第1と第2の支持マウントが、ステージ平面306の上昇された温度に対し、無視できるほどしか上がらない温度を有することを保証する。第1と第2の支持マウント302、304の比較的低い温度は、例えば、図1及び2に示されるステージ102などの、ステージヒータ120と結合するステージの残りの部分への熱の伝達を実質的に遅延させる。したがって、熱機械的ドリフト、熱膨張などの望ましくない特性は、ステージヒータ120に対してより大きな熱質量を有するより大きなコンポーネントによって、実質的に防止される。オプションとして、ステージ平面306から2以上の支持マウントへの熱伝達を抑制することは、ステージ平面306と、第1と第2の支持マウント302、304などの2以上の支持マウントの1つとの間に広がる少なくとも第1のブリッジによって、熱伝達を抑制することを含む。更に、ステージ平面306から2以上の支持マウントへの熱伝達を抑制することは、ステージ平面306と、例えば、第2の支持マウント304などの、2以上の支持バルブの他のものとの間に広がる第2のブリッジ324によって熱伝達を抑制することを含む。
【0085】
1004において、方法1000は、プローブヒータ122で、図1及び2に示される移動可能プローブ116などのプローブを加熱することを含む。プローブヒータ122は、プローブ116に結合する。例えば、図9に示されるように、プローブヒータ122は、プローブ先端900の極近傍に結合し、プローブ先端900の加熱を局在化し、したがって、プローブ116の残り部分の大きな加熱なしの、プローブ先端900の加熱を実質的に保証する。少なくとも1つの例においては、プローブヒータ122を含む移動可能プローブ116は、1以上の、支持コラム908、空隙910及び、加熱及び検出素子902から、結合シャフト820の近傍に沿った熱伝達を実質的に抑制するように構成された材料選択を含む。
【0086】
更に他の例においては、方法1000は、機械的テスト(プローブ先端のサンプル110への結合)の前に、サンプル110と、プローブ先端900のようなプローブ116の加熱を実質同じ温度になるように制御することを含む。例えば、図1に示されるヒータ制御モジュール128によって、プローブ116とサンプル110の両者を実質的に同じ温度に加熱することにより、プローブ116は、プローブ116がサンプルと結合する前に、サンプル110の温度と一致する温度まで上昇される。温度を一致させることは、サンプル110から、そうでなければ加熱されない移動可能プローブ116への熱伝達を実質的に排除する。したがって、サンプル110は、機械的テスト手順の間、望ましい温度に維持され、トランスデューサアセンブリ104によって測定される機械的特性が、サンプル110に対し、適切な好ましい温度で、正確に決定されることを保証する。
【0087】
1006において、サンプル110は、加熱したプローブ116を加熱したサンプル110に結合することにより、機械的にテストされる。オプションとして、機械的テストは、加熱されたプローブ116による、加熱されたサンプル110の1以上の変形ベースのテストを含む。変形ベースのテストは、圧縮テスト、引っ張りテスト、インデンテーションテスト、引っかきテスト、トライボロジーテストなどを含むが、これらには限定されない。機械的テストは、したがって、インデンテーションと引っかきプローブ、圧縮テストのための平坦パンチプローブ、引っ張りグリッププローブなどを含む、テスト手順を実行するように構成された1以上のプローブ116を含む。
【0088】
前述したように、ステージヒータ120は、平面上に配置されたサンプル110を加熱する、ステージ平面306に渡って分布された加熱を提供する。同様にして、プローブヒータ122は、例えば、プローブ先端900を含む移動可能プローブ116を、望ましい温度に実質的に一致させるように加熱する。機械的テスト手順が始まると、加熱されたプローブ先端116は、サンプルと結合し、両者が上昇された温度にある間に、サンプル110を機械的にテストする。他の例においては、サンプル110を機械的にテストすることは、例えば、サンプルに渡って広がった複数の位置(例えば、サンプルがステージ平面306に渡って分布されている)などの、サンプル上の複数の位置で、サンプルを機械的にテストすることを含む。一例では、サンプル110は、ステージ平面306に渡って設けられた、分布された平坦な形状を有している。ステージ平面306に沿って分布された加熱素子308を設けることにより、サンプル110のテスト位置のそれぞれは、望ましい温度に上昇され、機械的テストの間、その温度に一様に維持される。
【0089】
<さまざまな注意書きと例>
例1は、ミクロン以下のスケールでのテストに用いられるテストアセンブリのような主題を含むことができ、テストシステムは、サンプルとプローブを加熱するように構成された加熱システムを含み、加熱システムは、ステージ平面と、ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子とを有するステージヒータを含み、ステージヒータは、ステージ平面上に配置されたサンプルを加熱するように構成されており、ステージ平面と結合するサンプルをテストするように構成されたプローブと結合するプローブ加熱素子を有するプローブヒータを含み、プローブヒータは、プローブを加熱するように構成されており、ステージヒータと結合したステージと、プローブヒータと結合するトランスデューサアセンブリとを含む。
【0090】
例2は、例1の主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、装置と結合するように構成されたテストアセンブリプラットフォームを含み、ステージとトランスデューサアセンブリは、テストアセンブリプラットフォームに結合する。
【0091】
例3は、例1あるいは2の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージは、複数自由度にしたがって、ステージ平面を移動するように構成された複数自由度ステージであることを含む。
【0092】
例4は、例1〜3の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、複数自由度ステージは、回転あるいは傾きステージの少なくとも1つを含み、ステージヒータは、回転あるいは傾きステージの1つと結合する、ことを含む。
【0093】
例5は、例1〜4の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、トランスデューサアセンブリが、トランスデューサインタフェースプロファイルを有する湾曲アクチュエータと、アクチュエータインタフェースプロファイルを有するトランスデューサとを含み、トランスデューサは、トランスデューサとアクチュエータインタフェースプロファイルにおいて、湾曲アクチュエータと取り外し可能に結合する、ことを含む。
【0094】
例6は、例1〜5の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータは、ステージ加熱素子に沿って広がる検出素子を含む、ことを含む。
【0095】
例7は、例1〜6の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージアダプタをステージアセンブリと結合させるように構成されたステージアセンブリ結合フィーチャと、ステージヒータをステージアダプタと結合するように構成されたステージヒータ結合フィーチャとを含むステージアダプタを含み、ステージヒータ結合フィーチャは、ステージヒータのステージ平面から奥まっている、ことを含む。
【0096】
例8は、例1〜7の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータ結合フィーチャは、圧縮テスト構成において、プローブと直交するように、ステージ平面を方向付ける、ことを含む。
【0097】
例9は、例1〜8の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータ結合フィーチャは、引っ張りテスト構成において、プローブと平行な方向に、ステージ平面を方向付ける、ことを含む。
【0098】
例10は、例1〜9の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと、ステージ平面を覆うことを含む。
【0099】
例11は、例1〜10の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータが、ステージ平面と対向する側の2以上の支持マウントと、ステージ平面から2以上の支持マウントの第1のマウントへ広がる第1のブリッジと、ステージ平面から2以上の支持マウントの第2のマウントへ広がる第2のブリッジとを含む、ことを含む。
【0100】
例12は、例1〜11の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータは、ヒータ体パネルを含み、ステージ平面、2以上の支持マウント及び第1と第2のブリッジは、ヒータ体パネルに含まれる、ことを含む。
【0101】
例13は、例1〜12の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ平面は、400℃より高い温度に届くように構成されていることを含む。
【0102】
例14は、例1〜13の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ平面は、1100℃より高い温度に届くように構成されていることを含む。
【0103】
例15は、例1〜14の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータとプローブヒータに結合したコントローラを含み、コントローラは、ステージヒータとプローブヒータの加熱を制御するように構成されていることを含む。
【0104】
例16は、例1〜15の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ミクロン以下のスケールでのテストに用いられる加熱システムを含むことができる主題を含み、加熱システムは、ステージ平面と、ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子と、ステージ平面と対向する側の2以上の支持マウントと、ステージ平面から2以上の支持マウントの第1のマウントへ広がる第1のブリッジと、ステージ平面から2以上の支持マウントの第2のマウントへ広がる第2のブリッジとを含むステージヒータを含む。
【0105】
例17は、例1〜16の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータは、ヒータ体パネルを含み、ステージ平面、ステージ加熱素子、2以上の支持マウント及び、第1と第2のブリッジは、ヒータ体パネルに含まれる、ことを含む。
【0106】
例18は、例1〜17の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと、ステージ平面を覆うことを含む。
【0107】
例19は、例1〜18の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと広がる蛇状に、ステージ平面に渡って分布されていることを含む。
【0108】
例20は、例1〜19の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータは、ステージ加熱素子と共に広がる温度検出素子を含む、ことを含む。
【0109】
例21は、例1〜20の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、2以上の支持マウントは、第1と第2のブリッジで、ステージ平面から横方向に隙間をあけて配置されており、第1と第2のブリッジは、熱伝達の方向への、ステージ平面、あるいは、2以上の支持マウントのいずれかの断面積より小さい、2以上の支持マウントに向かう熱伝達の方向と直交する断面の断面積を有する、ことを含む。
【0110】
例22は、例1〜21の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、第1と第2のブリッジの少なくとも1つは、複数のブリッジと、複数のブリッジのブリッジ間に配置された空隙と、を含み、複数のブリッジは、2以上の支持マウントから、ステージ平面への3点以上の支持を提供する、ことを含む。
【0111】
例23は、例1〜22の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ平面は、400℃より高い温度に届くように構成されていることを含む。
【0112】
例24は、例1〜23の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ平面は、1100℃より高い温度に届くように構成されていることを含む。
【0113】
例25は、例1〜24の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、2以上の支持マウントは、ステージ平面が、少なくとも1100℃の温度のときに、150℃より低い温度に届くように構成されていることを含む。
【0114】
例26は、例1〜25の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージアダプタを含み、ステージアダプタは、アダプタ体と、アダプタ体と結合するステージアセンブリ結合フィーチャを含み、ステージアセンブリ結合フィーチャは、ステージアダプタをステージアセンブリと結合させるように構成されており、アダプタ体と結合するステージヒータ結合フィーチャを含み、ステージヒータ結合フィーチャは、ステージヒータをステージアダプタに結合するように構成されていることを含む。
【0115】
例27は、例1〜26の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルをサンプル平面上に固定するように構成されたサンプル固定フィーチャを含む。
【0116】
例28は、例1〜27の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、少なくともステージ加熱素子は、パッシベーションレイヤによってコーティングされていることを含む。
【0117】
例29は、例1〜28の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ミクロン以下のスケールでテストアセンブリを用いてサンプルをテストする方法、あるいは、テストアセンブリでその方法を実行する命令を含むことができる主題を含み、ステージヒータ上のサンプルを加熱し、サンプルを加熱することは、ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子で、ステージ平面を加熱することを含み、ステージ平面は、サンプルと結合されており、プローブヒータでプローブを加熱することを含み、プローブヒータは、プローブと結合し、加熱されたプローブを加熱されたサンプルと結合することにより、サンプルをテストすることを含む、ことを含む。
【0118】
例30は、例1〜29の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルを加熱することは、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、かつ、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと広がるステージ加熱素子で、ステージ平面を加熱することを含む、ことを含む。
【0119】
例31は、例1〜30の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルを加熱することは、ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子にしたがって、ステージ平面全体に渡って熱を分布させることを含む、ことを含む。
【0120】
例32は、例1〜31の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルを加熱することは、ステージ平面を、400℃より高い温度に加熱することを含む、ことを含む。
【0121】
例33は、例1〜32の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルを加熱することは、ステージ平面を、1100℃より高い温度に加熱することを含む、ことを含む。
【0122】
例34は、例1〜33の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルを加熱することは、2以上の支持マウントが、150℃以下の温度まで受動的に加熱される間、ステージ平面を、1100℃より高い温度まで加熱することを含む、ことを含む。
【0123】
例35は、例1〜34の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ平面から、ステージ平面とは対向する側に配置された2以上の支持マウントへの熱伝達を抑制することを含み、2以上の支持マウントは、ステージ平面から横方向に間隔をあけて配置されている、ことを含む。
【0124】
例36は、例1〜35の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージ平面から2以上の支持マウントへの熱伝達を抑制することは、ステージ平面と、2以上の支持マウントの1つとの間に広がる第1のブリッジを介する熱伝達を抑制し、ステージ平面と2以上の支持マウントの他方との間に広がる第2のブリッジを介する熱伝達を抑制することを含む、ことを含む。
【0125】
例37は、例1〜36の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、ステージヒータをステージに搭載することを含み、ステージヒータは、ヒータ体パネルを含み、ステージ平面、2以上の支持マウント、及び、ステージ平面と2以上の支持マウントとの間に広がる第1と第2のブリッジは、ヒータ体パネルに含まれる、ことを含む。
【0126】
例38は、例1〜37の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルとプローブの加熱を、テスト前に実質的に同じ温度に制御することを含む。
【0127】
例39は、例1〜38の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、テストすることは、加熱されたプローブで、サンプルの、1以上のインデンテーションテストあるいは引っかきテストをすることを含む、ことを含む。
【0128】
例40は、例1〜39の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、テストすることは、加熱されたプローブで、サンプルの、1以上の圧縮テストあるいは引っ張りテストを行なうことを含む、ことを含む。
【0129】
例41は、例1〜40の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、テストすることは、サンプル上の複数の位置で機械的にテストをすることを含み、複数の位置は、サンプル平面に渡って広がっている、ことを含む。
【0130】
例42は、例1〜41の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルを、ステージヒータとサンプルに結合されたステージでプローブに対し方向付けることを含む。
【0131】
例43は、例1〜42の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、プローブに対しサンプルを方向付けることは、サンプルを2以上の自由度で移動することを含む、ことを含む。
【0132】
例44は、例1〜43の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、サンプルをプローブに対し方向付けることは、サンプルの回転あるいは傾きを含む1以上の自由度で、サンプルを移動することを含む、ことを含む。
【0133】
例45は、例1〜44の1つあるいは任意の組み合わせの主題を含む、あるいは、オプションとしてこれと組み合わせることができ、オプションとして、テストすることは、サンプルと電気的に繋がる2以上の電気接触でサンプルを電気的にテストすることを含む、ことを含む。
【0134】
これらの非限定的例のそれぞれは、それ自身独立に成り立つ、あるいは、任意の1以上の他の例と置換あるいは組み合わせることができる。
【0135】
上記詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付図面への参照を含む。図面は、例示的に、本発明が実施できる特定の実施形態を示している。これらの実施形態は、また、ここでは、「例」としても参照されている。そのような例は、図示され、あるいは、説明されたものに加えて、構成要素を含むことが出来る。しかし、本発明者達は、また、図示され、あるいは、説明されたこれらののみの構成要素が設けられた例も考案した。更に、本発明者達は、また、ここに図示され、あるいは、説明された、特定の例(あるいは、1以上のそれらの側面)について、あるいは、他の例(あるいは、1以上のそれらの側面)について、図示され、あるいは、説明されたこれらの構成要素(あるいは、1以上のそれらの側面)の任意の組み合わせ、あるいは、置換を用いた例も考案した。
【0136】
本文書と、参照文献として組み込まれた任意の文書との間で用法の不整合が発生した場合には、本文書の用法が優先される。
【0137】
本文書では、特許文書でよくあるように、語句「a」あるいは「an」が、任意の他の例、あるいは、「at least one」あるいは「one or more」の用法とは独立に、1以上を含むものとして使用されている。本文書においては、語句「or」は、特に示されない限り、非排他的、あるいは、「A or B 」が、「A but not B 」、「B but not A 」、及び「A and B 」を含むものとして参照する為に用いられている。本文書においては、語句「including」及び「in which」は、それぞれ語句「comprising」及び「wherein」の平易な英語の同義語として用いられている。また、以下の請求項では、語句「including 」及び「comprising 」は、開かれた語句で、つまり、請求項のそのような語句の後にリストされているものに加えた構成要素を含むシステム、装置、製品、合成物、製剤、あるいは、プロセスは、依然その請求項の範囲に入ると考えられる。更に、以下の請求項では、語句「第1」、「第2」及び「第3」などは、ラベルの為にのみ用いられており、これらの物体に数字的要求を課すことを意図するものではない。
【0138】
ここに説明される方法の例は、少なくとも部分的に、マシンあるいはコンピュータ実装されることができる。ある例は、上記例に説明されたような方法を実行するために、電気装置を構成するように動作可能な命令が符号化されたコンピュータ読み取り可能な媒体あるいはマシン読み取り可能な媒体を含むことが出来る。そのような方法の実装は、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高レベル言語コードなどのコードを含むことが出来る。そのようなコードは、さまざまな方法を実行するコンピュータ読み取り可能な命令を含むことが出来る。コードは、コンピュータプログラム製品の一部を形成するだろう。更に、一例では、コードは、実行中あるいは、他のときになどに、1以上の揮発性、非一時的、あるいは、非揮発性有形コンピュータ読み取り可能な媒体に有形に格納されることが出来る。これらの有形なコンピュータ読み取り可能な媒体の例は、ハードディスク、着脱可能な磁気ディスク、着脱可能な光ディスク(例えば、コンパクトディスク及びデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカードあるいはスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)などを含むことが出来るが、これらには限定されない。
【0139】
上記説明は、図示の目的で、制限的なことは意図していない。例えば、上記例(あるいは、1以上のそれらの側面)は、互いに組み合わされて使用されるだろう。他の実施形態は、上記説明を読む当業者によるなどして使用できるだろう。要約書は、読者が技術開示の性質を素早く調べる事が出来るように、37 C.F.R. §1.72(b)に従って用意された。それは、請求項の範囲や意味を解釈したり、限定したりするために用いられないと理解する。また、上記詳細な説明においては、さまざまな特徴は、開示のスムース性のためにグループ化されているだろう。これは、請求されていない開示の特徴が、請求項に本質的であることを意図していると解釈されるべきではない。むしろ、発明主題は、特定の開示実施形態の全ての特徴より少ないものに存在しているだろう。したがって、以下の請求項は、ここでは、例あるいは実施形態として、詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、個別の実施形態として、そのまま成り立ち、そのような実施形態は、互いに、さまざまな組み合わせあるいは置換で組み合わされることが出来ると考えられる。発明の範囲は、添付の請求項を参照して、そのような請求項が許される均等物の全範囲と共に、決定されるべきである。
(付記1)
ミクロン以下のスケールでテストを行うのに使用されるテストアセンブリであって、
サンプルとプローブを加熱するように構成された加熱システムを備え、前記加熱システムは、
ステージ平面と、前記ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子とを有し、前記ステージ平面上に配置されたサンプルを加熱するように構成されたステージヒータと、
前記ステージ平面と結合した前記サンプルをテストするように構成されたプローブに結合されたプローブ加熱素子を有し、前記プローブを加熱するように構成されたプローブヒータと、
前記ステージヒータと結合したステージと、
前記プローブヒータと結合したトランスデューサアセンブリと、を含むことを特徴とするテストアセンブリ。
(付記2)
装置と結合するように構成されたテストアセンブリプラットフォームを備え、前記ステージと前記トランスデューサアセンブリは、前記テストアセンブリプラットフォームに結合されていることを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記3)
前記ステージは、複数自由度に従って、前記ステージ平面を移動させるように構成された複数自由度ステージであることを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記4)
前記複数自由度ステージは、回転あるいは傾きステージの少なくとも1つを含み、前記ステージヒータは、前記回転あるいは傾きステージの1つに結合していることを特徴とする付記3に記載のテストアセンブリ。
(付記5)
トランスデューサアセンブリは、
トランスデューサインタフェースプロファイルを有する湾曲アクチュエータと、
アクチュエータインタフェースプロファイルを有するトランスデューサとを含み、前記トランスデューサは、前記トランスデューサとアクチュエータインタフェースプロファイルにおいて、前記湾曲アクチュエータに、取り外し可能に結合される、ことを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記6)
前記ステージヒータは、前記ステージ加熱素子に沿って広がる検出素子を含む、ことを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記7)
前記ステージアダプタをステージアセンブリと結合するように構成されたステージアセンブリ結合フィーチャと、
前記ステージヒータを前記ステージアダプタと結合するように構成されたステージヒータ結合フィーチャとを含み、前記ステージヒータ結合フィーチャは、前記ステージヒータの前記ステージ平面から奥まっている、
ステージアダプタを備える
ことを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記8)
前記ステージヒータ結合フィーチャは、圧縮テスト構成において、前記ステージ平面を、前記プローブに直交するように方向付けることを特徴とする付記7に記載のテストアセンブリ。
(付記9)
前記ステージヒータ結合フィーチャは、引っ張りテスト構成において、前記ステージ平面を、前記プローブに平行になるように方向付けることを特徴とする付記7に記載のテストアセンブリ。
(付記10)
前記ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと、前記ステージ平面を覆うことを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記11)
前記ステージヒータは、
前記ステージ平面の対向する側の2以上の支持マウントと、
前記ステージ平面から、前記2以上の支持マウントの第1のマウントへ広がる第1のブリッジと、
前記ステージ平面から、前記2以上の支持マウントの第2のマウントへ広がる第2のブリッジと、を含むことを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記12)
前記ステージヒータは、ヒータ体パネルを含み、前記ステージ平面、前記2以上の支持マウント、及び、前記第1と第2のブリッジは、前記ヒータ体パネルに含まれる、ことを特徴とする付記11に記載のテストアセンブリ。
(付記13)
前記ステージ平面は、400℃より高い温度に達するように構成されていることを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記14)
前記ステージ平面は、1100℃より高い温度に達するように構成されていることを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記15)
前記ステージヒータと前記プローブヒータと結合するコントローラを備え、前記コントローラは、前記ステージヒータと前記プローブヒータの加熱を制御するように構成されていることを特徴とする付記1に記載のテストアセンブリ。
(付記16)
ミクロン以下のスケールでテストするのに使うための加熱システムであって、
ステージ平面と、
前記ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子と、
前記ステージ平面の対向する側の2以上の支持マウントと、
前記ステージ平面から前記2以上の支持マウントの第1のマウントへ広がる第1のブリッジと、
前記ステージ平面から前記2以上の支持マウントの第2のマウントへ広がる第2のブリッジと、
を含むステージヒータを備えることを特徴とする加熱システム。
(付記17)
前記ステージヒータは、ヒータ体パネルを含み、前記ステージ平面、ステージ加熱素子、前記2以上の支持マウント及び前記第1と第2のブリッジは、前記ヒータ体パネルに含まれることを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記18)
前記ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと、前記ステージ平面を覆うことを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記19)
前記ステージ加熱素子は、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと広がる蛇状に、前記ステージ平面に渡って分布されていることを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記20)
前記ステージヒータは、前記ステージ加熱素子と共に配置される温度検出素子を含むことを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記21)
前記2以上の支持マウントは、前記第1と第2のブリッジによって、前記ステージ平面から横方向に隙間をあけて配置されており、前記第1と第2のブリッジは、熱伝達の方向に、前記ステージ平面あるいは、前記2以上の支持マウントのいずれかの断面積より小さい、前記2以上の支持マウントに向かう熱伝達の方向に直交する断面における断面積を有することを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記22)
前記第1と第2のブリッジの少なくとも1つは、複数のブリッジと、前記複数のブリッジの前記ブリッジの間に配置された空隙とを含み、前記複数のブリッジは、前記2以上の支持マウントから、前記ステージ平面への3点以上の支持を提供することを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記23)
前記ステージ平面は、400℃より高い温度に達するように構成されていることを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記24)
前記ステージ平面は、1100℃より高い温度に達するように構成されていることを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記25)
前記2以上の支持マウントは、前記ステージ平面が少なくとも1100℃の温度の間、150℃より低い温度であるように構成されていることを特徴とする付記24に記載の加熱システム。
(付記26)
ステージアダプタを備え、前記ステージアダプタは、
アダプタ体と、
前記アダプタ体と結合され、前記ステージアダプタをステージアセンブリに結合するように構成されたステージアセンブリ結合フィーチャと、
前記アダプタ体と結合され、前記ステージヒータを前記ステージアダプタに結合するように構成されたステージヒータ結合フィーチャと、を含むことを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記27)
サンプルを前記サンプル平面上に固定するように構成されたサンプル固定フィーチャを備えることを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記28)
少なくとも前記ステージ加熱素子は、パッシベーションレイヤによってコーティングされていることを特徴とする付記16に記載の加熱システム。
(付記29)
ミクロン以下のスケールで、テストアセンブリでサンプルをテストする方法であって、
ステージヒータ上のサンプルを加熱することを含み、前記サンプルを加熱することは、ステージ平面に渡って分布されたステージ加熱素子で、前記ステージ平面を加熱することを含み、前記ステージ平面は、前記サンプルと結合され、
プローブヒータで、プローブを加熱することを含み、前記プローブヒータは、前記プローブと結合され、
前記加熱されたプローブを前記加熱されたサンプルと結合することによって、前記サンプルをテストすることを備える、ことを特徴とする方法。
(付記30)
前記サンプルを加熱することは、第1のステージ平面エッジから第2のステージ平面エッジへと、及び、第1のステージ平面端から第2のステージ平面端へと広がる前記ステージ加熱素子で、前記ステージ平面を加熱することを含む、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記31)
前記サンプルを加熱することは、前記ステージ平面に渡って分布される前記ステージ加熱素子に従って、前記ステージ平面の全体に渡って熱を分布させることを含む、ことを特徴とする付記30に記載の方法。
(付記32)
前記サンプルを加熱することは、前記ステージ平面を、400℃より高い温度に加熱することを含む、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記33)
前記サンプルを加熱することは、前記ステージ平面を、1100℃より高い温度に加熱することを含む、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記34)
前記サンプルを加熱することは、前記ステージ平面を、2以上の支持マウントが、150℃以下の温度に受動的に加熱される間、1100℃より高い温度に加熱することを含む、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記35)
前記ステージ平面から、前記ステージ平面の対向する側に配置された2以上の支持マウントへの熱伝達を抑制することを備え、前記2以上の支持マウントは、前記ステージ平面から横方向に隙間をあけて配置されていることを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記36)
前記ステージ平面から前記2以上の支持マウントへの熱伝達を抑制することは、前記ステージ平面と前記2以上の支持マウントの1つとの間に広がる第1のブリッジを介した熱伝達を抑制し、前記ステージ平面と前記2以上の支持マウントの他方との間に広がる第2のブリッジを介した熱伝達を抑制することを含む、ことを特徴とする付記35に記載の方法。
(付記37)
前記ステージヒータをステージに搭載することを備え、前記ステージヒータは、ヒータ体パネルを含み、前記ステージ平面、2以上の支持マウント及び、前記ステージ平面と前記2以上の支持マウントの間に広がる第1と第2のブリッジは、前記ヒータ体パネルに含まれる、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記38)
前記サンプルと前記プローブの加熱を、テストの前に実質的に同じ温度に制御することを備える、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記39)
テストすることは、前記加熱されたプローブで、前記サンプルの、インデンテーションテストあるいは引っかきテストの1以上を行なうことを含む、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記40)
テストすることは、前記加熱されたプローブで、前記サンプルの、圧縮テストあるいは引っ張りテストの1以上を行なうことを含む、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記41)
テストすることは、前記サンプルの複数の位置で機械的にテストすることを含み、前記複数の位置は、前記サンプル平面に渡って広がっていることを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記42)
前記サンプルを、前記プローブに対し、前記ステージヒータと前記サンプルに結合するステージで方向付けることを備える、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
(付記43)
前記サンプルを前記プローブに対して方向付けることは、2以上の自由度で、前記サンプルを移動することを含む、ことを特徴とする付記42に記載の方法。
(付記44)
前記サンプルを前記プローブに対して方向付けることは、前記サンプルの回転あるいは傾きを含む1以上の自由度で、前記サンプルを移動することを含む、ことを特徴とする付記42に記載の方法。
(付記45)
テストすることは、前記サンプルと電気的に繋がる2以上の電気的コンタクトで、前記サンプルを電気的にテストすることを含む、ことを特徴とする付記29に記載の方法。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10