(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
近年では、柔軟性の付与のみならず、香気の付与を目的に柔軟剤を使用する消費者が増えており、その香気の特徴や残香性は消費者が製品を選択する際の重要な要素となっている。しかしながら、柔軟剤への香料の配合量に残香性は比例せず、残香性を得ることは困難であった。またカプセル化された香料を配合する柔軟剤を使用して、繊維製品に香気成分を付与することが行われているが、何らかの物理的な接触に応じて香気を揮散させる素材であるため、香気の残香性を達成する手段とは異なる。
従来には、安定な乳化構造を付与し、繊維への吸着性、柔軟性、残香性を付与する等の性能を向上させる柔軟仕上げ剤において、種々のシリコーン化合物が使用できることが知られている(特許文献1)。
また、残香性を高めるためおよび柔軟性を高めるために、側鎖にアミノ基を導入した特定の構造を有するアミノ変性シリコーン化合物を含有する柔軟剤が知られている(特許文献2)。
また、アルデヒド系香料成分と酸化防止剤とジメチルポリシロキサンやポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類を特定の比率で含む着香剤組成物により香りの劣化を効果的に抑制できることが知られている(特許文献3)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の柔軟剤組成物では、繊維製品の処理直後から急速に香気が失われていき、処理後に十分な強度の香気を残存させる、すなわち高い残香性を付与するには至っていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特にアミノプロピルフェニルトリメチコン及び両末端型アミノ変性シリコーンから選択されるシリコーン化合物を含有する柔軟剤組成物が、従来の柔軟剤に比べ、高い残香性を示すことを見出して、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は以下の[1]〜[7]に関するものである。
[1]アミノプロピルフェニルトリメチコン及び両末端型アミノ変性シリコーンから選択されるシリコーン化合物を含有することを特徴とする柔軟剤組成物。
[2]シリコーン化合物が下記式(1)のアミノプロピルフェニルトリメチコンである[1]記載の柔軟剤組成物。
【化1】
(式中nは、平均重合度を表す。)
[3]シリコーン化合物が下記式(2)の両末端型アミノ変性シリコーンである、[1]又は[2]記載の柔軟剤組成物。
【化2】
(式中、R
1は炭素数1〜5のアルキル基を表し、R
2は炭素数1〜5のアルキル基、またはフェニル基を表し、mおよびlは平均重合度を表す。)
[4]前記シリコーン化合物の含有量が0.1〜10.0重量%である、[1]〜[3]のいずれか記載の柔軟剤組成物。
[5]さらに調合香料を含む、[1]〜[4]のいずれか記載の柔軟剤組成物。
[6]さらに界面活性剤を含む、[1]〜[5]のいずれか記載の柔軟剤組成物。
[7]界面活性剤が陽イオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤の混合物である、[6]記載の柔軟剤組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の柔軟剤組成物は、従来の柔軟剤では実現できない優れた残香性を繊維製品に付与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に使用されるアミノプロピルフェニルトリメチコンは、下記一般式(1)により表すことができる。
【化3】
(式中nは、平均重合度を表す。)
【0009】
アミノプロピルフェニルトリメチコンは、市販のものを用いてもよく、公知の製造方法によって入手したものを用いてもよい。例えば、シリコーンオイルの状態で25℃における動粘度が1,000〜10,000mm
2/sであり、500〜5,000mm
2/sであるものが好ましく、800〜3000mm
2/sであるのがより好ましい。25℃における動粘度は、オストワルト型粘度計で求めることができる。
また、アミノ当量は、例えば150〜25,000g/molであり、200〜20,000g/molであるのが好ましく、250〜18,000g/molであるのがより好ましい。アミノ当量はアミノプロピルフェニルトリメチコンの重量平均分子量をアミノプロピルフェニルトリメチコンに含まれる窒素原子数で割ることにより求められる。
また、平均重合度nは、例えば1〜300であり、1〜150であるものがより好ましく、1〜125であるものが特に好ましい。
【0010】
このようなアミノフェニルトリメチコンとしては、2−2078Fluid(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)が市販されており、本発明のアミノフェニルトリメチコンとして使用することができる。
【0011】
本発明に使用される両末端型アミノ変性シリコーンは、下記一般式(2)により表すことができる。
【化4】
(式中、R
1は炭素数1〜5のアルキル基を表し、R
2は炭素数1〜5のアルキル基、またはフェニル基を表し、mおよびlは平均重合度を表す。)
【0012】
両末端型アミノ変性シリコーンは、市販のものを用いてもよく、公知の製造方法によって入手したものを用いてもよい。例えば、シリコーンオイルの状態で25℃における粘度が10〜1,000mm
2/sであるものを使用することが可能であり、25〜500mm
2/sであるのが好ましく、50〜200mm
2/sであるのがより好ましい。25℃における動粘度は、オストワルト型粘度計で求めることができる。
また官能基当量は500〜2,000g/molであるのがより好ましい。官能基当量は両末端型アミノ変性シリコーンの官能基1mol当たりに結合しているオルガノポリシロキサンの質量を意味する。
重量平均分子量は例えば100〜10,000g/molであればよく、250〜7,500g/molが好ましく、500〜5,000g/molがさらに好ましい。
【0013】
このような両末端型アミノ変性シリコーンとしては、X22−161B及びX22−9409(いずれも信越化学工業株式会社製)が市販されており、本発明の両末端型アミノ変性シリコーンとして使用することができる。
【0014】
本発明の柔軟剤組成物は、シリコーン化合物として、アミノプロピルフェニルトリメチコン及び両末端型アミノ変性シリコーンを組み合わせて含んでもよい。柔軟剤組成物におけるシリコーン化合物の含有量は、例えば0.1〜10.0重量%であり、好ましくは0.5〜5.0重量%であり、より好ましくは0.8〜2.0重量%である。また、本発明のシリコーン化合物は、オイルの形態または公知の方法で乳化したエマルジョンの形態で用いることができる。
【0015】
本発明の柔軟剤組成物は、好ましくはさらに界面活性剤を含む。本発明では、界面活性剤として、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤および陽イオン界面活性剤を単独または2種類以上の界面活性剤を併用することができ、陽イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤を組み合わせて併用されることが好ましい。併用できる界面活性剤は柔軟剤に用いられるものであれば特に限定されない。
【0016】
本発明の柔軟剤組成物において、界面活性剤は10〜30重量%、好ましくは12〜25重量%、より好ましくは15〜20重量%の割合で含有させることができる。また、特に陽イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤を組み合わせて併用する場合、両者の比率は例えば50:50〜99:1、好ましくは70:30〜95:5、より好ましくは80:20〜90:10とすることができる。
【0017】
両性界面活性剤としては、例えばアルキルアミノ脂肪酸塩、アルキルベタイン、アルキルアミンオキシドが用いられ、アルキルアミノ脂肪酸塩が好ましい。
【0018】
非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステルなどが用いられ、好ましくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが用いられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンノナニル−2エーテル、ポリオキシエチレンウンデカニル−2エーテル、ポリオキシエチレンドデカニル−2、ポリオキシエチレンドデセニル−2エーテル、ポリオキシエチレントリデカニル−2エーテル、ポリオキシエチレンテトラデカニル−2エーテル、ポリオキシエチレンカプリルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンイソトリデシルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールまたはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルなどが挙げられる。
【0019】
陰イオン界面活性剤としては、例えばアルキルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルファスルホン化脂肪酸エステルナトリウム、アルキル硫酸エステルナトリウム、アルファオレフィンスルホン酸ナトリウムおよびアルキルスルホン酸ナトリウムなどが用いられる。
【0020】
陽イオン界面活性剤としては、特に限定されないが、第4級アンモニウム塩、エステルアミド型ジアルキルアミン塩、エステルアミド型ジアルキルアンモニウム塩およびエステル型カチオン等が用いられ、好ましくは第4級アンモニウム塩またはエステル型カチオン、さらに好ましくはエステル型カチオンが用いられる。
【0021】
本発明の柔軟剤組成物は、好ましくはさらに調合香料を含む。本発明の柔軟剤組成物に使用される調合香料は、特に限定されないが、下記に示した特開2002-327193号公報に記載されている香気成分を任意に組み合わせて使用することができる。
【0022】
トップノート成分としてリモネン、p−サイメン、α−ピネン、β−ピネン、テルピノーレン、シス−3−ヘキセン−1−オール、トランス−2−ヘキセノール、1−ペンテン−3−オール、1−オクテン−3−オール、2,6−ジメチルヘプタン−2−オール、ミルセノール、ジヒドロミルセノール、l−メントール、p−クレジルメチルエーテル、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、オクタナール、ノナナール、シネンサール、メチルヘプテノン、1,4−シネオール、1,8−シネオール、リモネンオキサイド、2−メチル酪酸エチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸シス−3−ヘキセニル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸シス−3−ヘキセニル、酢酸トランス−2−ヘキセニル、酢酸ヘキシル、酢酸ミルセニル、酢酸プレニル、安息香酸メチル、酢酸アミル、酪酸エチル、酪酸イソアミル、酪酸アミル、酪酸アリル、2−メチル酪酸エチル、アセト酢酸エチル、吉草酸エチル、イソ吉草酸シス−3−ヘキセニル、カプロン酸エチル、カプロン酸アリル、ヘプタン酸エチル、オクタン酸エチル、8−メルカプトメントン、レモン油、オレンジ油、ライム油、ベルガモット油、ユーカリ油、マンダリン油を使用することできる。
【0023】
ミドルノート成分として3−フェニルプロピルアルコール、α−フェンコン、9−デセン−1−オール、ジメチルオクタノール、シトロネロール、ゲラニオール、テトラヒドロムゴール、リナロール、テトラヒドロリナロール、ネロール、エチルリナロール、ターピネオール、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロミルセノール、α−フェンキルアルコール、メチルオイゲノール、オイゲノール、ジメチルベンジルカルビノール、ジメチルフェニルエチルカルビノール、ジフェニルオキサイド、デュピカール、蟻酸シトロネリル、蟻酸ゲラニル、ジャスマール、酢酸ベンジル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸リナリル、酢酸ネリル、酢酸o-tertブチルシクロヘキシル、酢酸p-tertブチルシクロヘキシル、シクロヘキシルオキシ酢酸アリル、酢酸フェンキル、酢酸シトロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸テトラヒドロゲラニル、酢酸テルペニル、酢酸ジヒドロテルペニル、酢酸イソボルニル、酢酸l−メンチル、酢酸ノニル、酢酸トリシクロデセニル、酢酸p−クレジル、酢酸2−フェニルエチル、酢酸3−フェニルプロピル、酢酸スチラリル、酢酸ジメチルフェニルエチルカルビニル、酢酸1−エチニルシクロヘキシル、ヘプタン酸アリル、プロピオン酸イソブチル、プロピオン酸2−フェニルエチル、プロピオン酸シトロネリル、プロピオン酸ベンジル、プロピオン酸トリシクロデセニル、酪酸シス−3−ヘキセニル、酪酸シクロヘキシル、イソ酪酸3−フェニルプロピル、酪酸ジメチルベンジルカルビニル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸アリル、シクロヘキシル酪酸アリル、アンスラニル酸シス−3−ヘキセニル、フェニル酢酸イソブチル、サリチル酸イソブチル、サリチル酸2−フェニルエチル、ヘプチンカルボン酸メチル、オクチンカルボン酸メチル、オクタン酸p−クレジル、安息香酸シス−3−ヘキセニル、アリルアミルグリコレート、シクロガルバネート、β−フェニルエチルアルコール、アフェルマート、ベンジルアルコール、アニスアルコール、ゲラニアール、シトラール、ネラール、デカナール、ウンデカナール、10−ウンデセナール、ドデカナール、シクロシトラール、イソシクロシトラール、アニスアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、ヒドラトロップアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、マイラックアルデヒド、ホモマイラックアルデヒド、2−メチル−3−(p−メトキシフェニル)−プロパナール、リリアール、コアボン、トリプラール、リメトール、フロラロゾン、2−ペンチルシクロペンタノン、l−カルボン、メントン、ゲラニルアセトン、p−メチルアセトフェノン、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、メチルフェニルグリシド酸エチル、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、メチルノニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、アセトアルデヒド2−フェニル−2,4−ペンタンジオールアセタール、アセト酢酸エチルプロピレングリコールアセタール、ヒドラトロパアルデヒドジメチルアセタール、ヒドラトロパアルデヒドエチレングリコールアセタール、エストラゴール、グアヤコール、アネトール、p−クレゾール、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、インドール、ルボフィックス、チオゲラニオール、アセチルセドレン、ウインターグリーン油、ショウノウ油、ホウショウ油を使用することができる。
【0024】
ベースノート成分としてパチュリアルコール、p−tert−ブチルシクロヘキサノール、シンナミックアルコール、β−カリオフィレン、酢酸グアヤック、酢酸シンナミル、酪酸ゲラニル、酪酸シトロネリル、フェニル酢酸、サリチル酸アミル、サリチル酸イソアミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸シス−3−ヘキセニル、サリチル酸ヘキシル、アントラニル酸メチル、N−メチルアントラニル酸メチル、安息香酸ベンジル、フタール酸ジエチル、イソ酪酸フェノキシエチル、イソ酪酸ゲラニル、イソ吉草酸ゲラニル、ケイ皮酸シンナミル、ケイ皮酸エチル、フェニル酢酸シトロネリル、フェニル酢酸p−クレジル、フェニル酢酸フェニルエチル、フェニル酢酸オイゲニル、フェニル酢酸イソオイゲニル、イソロンギホラノン、メチルアトラレート、テトラデカナール、α−アミルシンナミックアルデヒド、ヒドロシンナミックアルデヒド、サイクラメンアルデヒド、リラール、ラズベリーケトン、イソジャスモン、シスジャスモン、ダマスコン類、ダマセノン類、バニリン、エチルバニリン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、α−n−ヘキシルシンナミックアルデヒド、オーランチオール、α−ダイナスコン、イオノン類、メチルイオノン類、イロン類、イソオイゲノール、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール、ベンジルイソオイゲノール、β−メチルナフチルケトン、β−ナフチルメチルエーテル、β−ナフチルエチルエーテル、2−メチルウンデカナールジメチルアセタール、2−メチル−3−(p−メトキシフェニル)プロパノール、ネロリドール、マルトール、エチルマルトール、合成サンダル、合成ムスク、γ−オクタラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−デカラクトン、γ−ノニルラクトン、δ−ドデカラクトン、メチルジヒドロジャスモネート、イソ−E−スーパー、セドリルメチルエーテル、イソブチルキノリン、アンブロキサン、チンベロール、ローズオキシド、ローズフェノン、ロンギホレン、オークモス油、オポポナックス油、コパイバ油、サンダルウッド油、シダーウッド油、トルーバルサム油、ペルーバルサム油、ベンゾイン油、バニラ油を使用することができる。
【0025】
さらにカプセル化香料を併用することで、処理後の香調を変化させることも可能である。
【0026】
本発明の柔軟剤組成物に対して、調合香料は、0.01%以上、20%未満で配合してもよく、好ましくは0.01%以上、10%未満、さらに好ましくは0.05%以上、8%未満で配合してもよい。
【0027】
本発明の柔軟剤組成物は、その他成分として、pH調整剤、安定化剤、粘度調整剤、金属イオン封鎖剤、着色剤および酸化防止剤等を本発明の効果を損なうことの無い範囲で含有することができる。
pH調整剤としては、ギ酸、塩酸、硫酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、クエン酸、クエン酸塩、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、エタノールアミン、ジメチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミンおよび塩化カルシウムが挙げられ、塩化カルシウムが特に好ましい。
【0028】
安定化剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、HEDPナトリウム塩、ホウ酸、エチルアルコール、クメンスルホン酸ナトリウム、水添ヒマシ油、エチレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびジエチレングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。
【0029】
粘度調整剤としては、塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどの無機塩およびカチオンポリマーが挙げられる。
【0030】
金属イオン封鎖剤としては、アミノ酸系金属封鎖剤、エチレンジアミン四酢酸ナトリウムおよびDTPMP塩が挙げられる。
【0031】
着色剤としては公知の酸性染料および直接染料などの水溶性染料が挙げられる。
【0032】
酸化防止剤としては、特に限定されないが、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、トコフェノール、EDTA、β−ナフトール、ケルセチンおよびフェニル−α−ナフチルアミン等が挙げられ、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、トコフェノールおよびEDTAが好ましい。
【0033】
また、本発明の柔軟剤組成物は、本発明の効果を損なうことの無い範囲で市販等されている公知の柔軟剤をさらに含んでもよく、または前記柔軟剤と混合または併用してもよい。
【実施例】
【0034】
実施例および比較例で用いた各成分をまとめて以下に示す。
【0035】
<(a)成分>シリコーン
(a―1)アミノプロピルフェニルトリメチコンとして、下記式(3)で表される東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製2−2078Fluidを用いた。
(25℃における動粘度900〜2800mm
2/s、アミノ当量300〜15,000g/mol、平均重合度100未満)
【化5】
(式中aは平均重合度を表す。)
【0036】
(a−2)両末端にアミノ基を有するジアミノ変性シリコーンとして下記式(4)で表される信越化学工業株式会社製X22−161Bを用いた。
(25℃における動粘度55mm
2/s、官能基等量1,500g/mol)
【化6】
(式中bは平均重合度を表す。)
【0037】
(a−3)末端にアミノ基、及びフェニル基を有するアミノ変性シリコーンとして下記式(5)で表される信越化学工業株式会社製X22−9409を用いた。
(25℃における動粘度105mm
2/s、官能基等量670g/mol)
【化7】
(式中cおよびdは平均重合度を表す。)
【0038】
比較例に用いた配合成分を以下に示す。
<(b)成分>シリコーン
(b−1) アモジメチコン(KF−867 信越化学工業株式会社製)
(25℃における動粘度:1,300mm
2/s、官能基当量:1700g/mol)
【化8】
(式中eおよびfは平均重合度を表す)
【0039】
(b−2) ジメチコン(KF−96−1,000cs 信越化学工業株式会社製)(25℃における動粘度:1,000mm
2/s)
【化9】
(式中gは平均重合度を表す)
【0040】
<(c)成分>陽イオン界面活性剤
(c−1)
トリ(オキシエチレン)メチルアンモニウム塩メチルサルフェートの脂肪酸エステル
【0041】
<(d)成分>非イオン界面活性剤
(d−1):炭素数12の飽和アルコールにエチレンオキサイドを平均20モル付加させた非イオン界面活性剤
(d−2)
炭素数12〜14の直鎖第一級アルコールにエチレンオキサイドを平均5モル、プロピレンオキサイドを平均2モル、エチレンオキサイドを平均3モルの順に付加させた非イオン界面活性剤
【0042】
<その他成分>
(e−1):塩化カルシウム(pH調製剤)
(f−1):フローラル系調合香料
【0043】
評価法
市販木綿タオル(綿100%)を全自動洗濯機に入れ、市販の弱アルカリ性洗剤で洗濯した。2Lビーカーに水道水を2L、各柔軟剤組成物を1g混合した溶液に、洗濯後の市販木綿タオルを入れ、濯ぎ工程を行った。その後、タオルを25℃、50%RH条件下で自然乾燥した。
【0044】
残香性評価方法
上記処理したタオルの乾燥後の残香性を、5名のパネラーにより下記の基準で判定し平均点を求めた。
・残香性の評価基準
3・・・残香がある
2・・・やや残香がある
1・・・僅かに残香がある
0・・・残香がない。
残香性評価点において、2.0点以上はよい状態であり、2.5以上は非常に良好である。
【表1】
【0045】
比較例1,2は、残香性がなくなっていたが、実施例1〜3は、いずれも香料成分の残香性が確認された。