特許第6576091号(P6576091)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6576091
(24)【登録日】2019年8月30日
(45)【発行日】2019年9月18日
(54)【発明の名称】シール材及び建具
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/96 20060101AFI20190909BHJP
   F16J 15/10 20060101ALI20190909BHJP
【FI】
   E06B3/96 B
   F16J15/10 V
   F16J15/10 A
   F16J15/10 R
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-91747(P2015-91747)
(22)【出願日】2015年4月28日
(65)【公開番号】特開2016-205091(P2016-205091A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2018年3月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】大山 雄也
(72)【発明者】
【氏名】砂原 光宏
【審査官】 秋山 斉昭
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−132845(JP,A)
【文献】 特開平5−131595(JP,A)
【文献】 特開昭61−92239(JP,A)
【文献】 特開2014−159683(JP,A)
【文献】 特開平8−192500(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 3/96
F16J 15/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の基材の表面及び裏面に未加硫ゴム部材からなるゴム層が形成され、かつ第1形材の端面と第2形材の接合面との間に介在するシール材であって、
前記基材は、吸水性樹脂よりなる膨潤材を含有して成る、あるいはシート状の芯材の表面及び裏面に吸水性樹脂よりなる膨潤材が塗布されて成るものであり、前記第1形材の端面と接する側に近接するよう偏って設けられたことを特徴とするシール材。
【請求項2】
シート状の基材の表面及び裏面に未加硫ゴム部材からなるゴム層が形成され、かつ第1形材の端面と第2形材の接合面との間に介在するシール材であって、
前記基材は、吸水性樹脂よりなる膨潤材を含有して成る、あるいはシート状の芯材の表面及び裏面に吸水性樹脂よりなる膨潤材が塗布されて成るものであり、金属材料、樹脂材料又は金属と樹脂との複合材料から成る押出形材を切断することで形成される小口を前記第1形材の端面として該端面に接する側に近接するよう偏って設けられたことを特徴とするシール材。
【請求項3】
前記膨潤材は、前記第1形材の端面に当接されたゴム層の一部が変形されることで表出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシール材。
【請求項4】
前記ゴム層は、吸水性樹脂よりなる膨潤材を含有して成ることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のシール材。
【請求項5】
前記芯材は、不織布又は寒冷紗により構成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のシール材。
【請求項6】
請求項1〜のいずれか1つに記載のシール材を備えたことを特徴とする建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール材及び建具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば引き違い窓のような開口枠に対して障子を開閉移動可能に支持させた建具が知られている。このような建具を構成する開口枠は、上枠、下枠及び一対の縦枠を四周枠組みして構成されている。また、上記建具を構成する障子は、上框、下框及び一対の縦框を四周框組みして構成された框に、ガラス板のような面材を保持させて構成されるものである。
【0003】
このような建具においては、開口枠を構成する縦枠の接合面にシート状のシール材を介して上枠若しくは下枠(以下、これら上枠及び下枠を横枠ともいう)の端面を接合させている。このようなシール材が横枠の端面に押圧されて変形することにより止水性の向上を図っている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭57−174681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、建物の開口部に開口枠を設置する作業を行う場合において、該開口枠の運搬時の運搬方法により横枠に対してその端面が縦枠の接合面から離脱する方向に力が作用してしまったり、あるいは上記開口部を構成する要素の寸法誤差等により横枠に対してその端面が縦枠の接合面から離脱する方向に力が作用してしまったりすることが考えられる。このようにして横枠が縦枠から離脱する方向に変位してしまうと、横枠の端面とシール材との間に隙間が生じてしまうことがある。このような隙間が生じてしまうと止水性能が確保できず、雨水等の進入を許容してしまう虞れがあった。
【0006】
尚、ここでは、横枠の端面と縦枠の接合面との接合について説明したが、縦枠の端面と横枠の接合面との間にシール材を介在させた場合においても同様な問題が生ずることはいうまでもなく、また開口枠に限られず障子の構成要素どうしの接合においても同様の問題が生ずることがある。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みて、一方の形材の端面が他方の形材の接合面から離隔する方向に変位しても止水性能を良好なものとすることができるシール材及び建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るシール材は、シート状の基材の表面及び裏面に未加硫ゴム部材からなるゴム層が形成され、かつ第1形材の端面と第2形材の接合面との間に介在するシール材であって、前記基材は、吸水性樹脂よりなる膨潤材を含有して成る、あるいはシート状の芯材の表面及び裏面に吸水性樹脂よりなる膨潤材が塗布されて成るものであり、前記第1形材の端面と接する側に近接するよう偏って設けられたことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、ゴム層が未加硫ゴム部材から成るので、第1形材に押圧されることでゴム層の押圧された部分は容易に変形する。そして、表面及び裏面にゴム層が形成された基材は、吸水性樹脂よりなる膨潤材を含有して成る、あるいはシート状の芯材の表面及び裏面に吸水性樹脂よりなる膨潤材が塗布されて成るので、ゴム層の一部が変形する場合に膨潤材を表出させることができる。これにより、第1形材の端面が第2形材の接合面から離隔する方向に変位して隙間が生じても、膨潤材が該隙間に進入する水を吸収して膨張するので、該隙間を水が通過することを抑制し、止水性能を確保することができる。
【0011】
この発明によれば、基材が第1形材の端面に接する側に近接するよう偏って設けられているので、第1形材の端面に押圧されることによりゴム層の一部が変形することで基材を構成する膨潤材を容易に表出させることができる。
【0012】
また、本発明に係るシール材は、シート状の基材の表面及び裏面に未加硫ゴム部材からなるゴム層が形成され、かつ第1形材の端面と第2形材の接合面との間に介在するシール材であって、前記基材は、吸水性樹脂よりなる膨潤材を含有して成る、あるいはシート状の芯材の表面及び裏面に吸水性樹脂よりなる膨潤材が塗布されて成るものであり、金属材料、樹脂材料又は金属と樹脂との複合材料から成る押出形材を切断することで形成される小口を前記第1形材の端面として該端面に接する側に近接するよう偏って設けられたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、第1形材の端面が小口であるので、該端面は鋭利な部分を多数有している。よって、基材が第1形材の端面に接する側に近接するよう偏って設けられているので、第1形材の端面に押圧されることによりゴム層の一部が傷つけられて容易に変形することで基材を構成する膨潤材を容易に表出させることができる。
【0014】
また本発明は、上記シール材において、前記膨潤材は、前記第1形材の端面に当接されたゴム層の一部が変形されることで表出することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、膨潤材が、第1形材の端面に当接されたゴム層の一部が変形されることで表出するので、第1形材の端面が第2形材の接合面から離隔する方向に変位して隙間が生じても、膨潤材が該隙間に進入する水を吸収して膨張するので、該隙間を水が通過することを抑制し、止水性能を確保することができる。
【0016】
また本発明は、上記シール材において、前記ゴム層は、吸水性樹脂よりなる膨潤材を含有して成ることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、ゴム層が変形することで該ゴム層に含有される膨潤材を表出させることができる。
【0018】
また本発明は、上記シール材において、前記芯材は、不織布又は寒冷紗により構成されることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る建具は、上記シール材を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、一方の形材の端面が他方の形材の接合面から離隔する方向に変位しても止水性能を良好なものとすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、本発明の実施の形態であるシール材が適用された建具、すなわち本発明の実施の形態である建具を室内側から見た場合を簡略的に示す外観図である。
図2図2は、図1に示した開口枠の要部、すなわち下枠と左縦枠とを分解して示す斜視図である。
図3図3は、本発明の実施の形態であるシール材を示す説明図である。
図4図4は、開口枠の構成要素を四周枠組みした際のシール材を模式的に示す説明図である。
図5図5は、図4に示した状態から下枠が左縦枠から離隔する方向に変位した際のシール材を模式的に示す説明図である。
図6図6は、図5に示した状態から隙間に水が進入した際のシール材を模式的に示す説明図である。
図7図7は、本発明の実施の形態であるシール材の変形例を示す説明図である。
図8図8は、本発明の実施の形態であるシール材の他の変形例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るシール材及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態であるシール材が適用された建具、すなわち本発明の実施の形態である建具を室内側から見た場合を簡略的に示す外観図である。ここで例示する建具は、開口枠10に左右2枚の障子20を備え、開口枠10に対して2枚の障子20を左右方向に開閉移動させる、引き違い窓と称されるものである。
【0024】
開口枠10は、上枠11、下枠(第1形材)12及び左右一対の縦枠13,14を四周枠組みすることによって構成された矩形開口を形成するものである。これら上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である。このような開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14のそれぞれを家屋の壁等の躯体1に形成された躯体開口2に対してその開口縁部に沿うように取り付けられている。
【0025】
障子20は、それぞれ上框21、下框22及び左右一対の縦框23,24を四周框組みすることによって構成された框の内部に面材25を保持させたものである。これら上框21、下框22及び左右一対の縦框23,24は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である。
【0026】
ところで、上記建具の開口枠10を構成する下枠12の左端面12aと、左側の縦枠(第2形材、以下、左縦枠ともいう)13の下側の接合面13aとの間には、図2に示すように、シール材30が介在されている。尚、図2の例では、下枠12の左端面12aと左縦枠13の下側の接合面13aとの間だけを示しているが、上記建具においては、下枠12の右端面12bと右側の縦枠(以下、右縦枠ともいう)14の下側の接合面14aとの間、上枠11の左端面11aと左縦枠13の上側の接合面13bとの間、並びに上枠11の右端面11bと右縦枠14の上側の接合面14bとの間にも同様の構成を有するシール材30が介在されている。
【0027】
ここで下枠12の左端面12a及び右端面12b、並びに上枠11の左端面11a及び右端面11bは、金属材料の押出形材をその長手方向に直交する方向に切断することで形成される小口である。また、この小口は、アルマイト処理等の化学的な表面処理やヤスリがけ等の物理的な表面処理が施されていないことが好ましい。
【0028】
かかるシール材30は、図3に模式的に示すようにシート状の形態を成すもので、基材31とゴム層32とを備えて構成されている。
【0029】
基材31は、シート状のものであり、芯材311と膨潤材312とを備えている。芯材311は、例えば不織布や寒冷紗等からなるシート状物である。膨潤材312は、高吸水性樹脂(SAP:Super Absorbent Polymer)よりなるものであり、多量の水を吸収してゲル化し、その水を保持する機能を有するものである。このような膨潤材312が、芯材311を構成する繊維に絡まるように設けられている。つまり、基材31は、高吸水性樹脂よりなる膨潤材312を含有して成るものである。
【0030】
ゴム層32は、基材31の表面及び裏面に形成されるものであり、ブチルゴム等の未加硫ゴム部材を主成分として構成されている。ここで、ゴム層32の厚みは、左縦枠13の接合面13aに接する側の方が、下枠12の左端面12aに接する側の方よりも大きくなっている。つまり、上記シール材30においては、基材31が下枠12と接する側に近接するよう偏って設けられている。
【0031】
そして、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14を四周枠組みする際に、図4に示すように、下枠12の左端面12aがシール材30を介して左縦枠13の下側の接合面13aに接合される。このとき、下枠12に押圧されることで、下枠12の左端面12aと左縦枠13の下側の接合面13aとの間に介在するシール材30は圧縮変形することとなる。そして、シール材30が圧縮変形することで、ゴム層32の一部が変形し、基材31の一部が表出する。すなわち、基材31の構成要素である芯材311及び膨潤材312が表出する。尚、下枠12の右端面12bと右縦枠14の下側の接合面14aとの間、上枠11の左端面11aと左縦枠13の上側の接合面13bとの間、並びに上枠11の右端面11bと右縦枠14の上側の接合面14bとの間に介在するシール材30も同様に圧縮変形することとなる。
【0032】
上記開口枠10を躯体1の躯体開口2に設置する作業を行う場合において、該開口枠10の運搬時の運搬方法により下枠12に対してその左端面12aが左縦枠13の下側の接合面13aから離脱する方向に力が作用してしまったり、あるいは上記躯体開口2を構成する要素の寸法誤差等により下枠12に対してその左端面12aが左縦枠13の下側の接合面13aから離脱する方向に力が作用してしまったりすると、図5に示すように、下枠12の左端面12aとシール材30との間に隙間が生ずることがある。
【0033】
このように隙間が生じてしまい、更に該隙間に雨水等の水が進入した場合、上記シール材30では、図6に示すように、表出する膨潤材312が該水を吸収して膨張することで該水が隙間を通過することを抑制することができ、結果的に止水性能を確保することができる。
【0034】
以上説明したような本実施の形態であるシール材30によれば、下枠12の左端面12aと、左縦枠13の接合面13aに貼付されたシール材30との間に隙間が生じても、基材31に含有される膨潤材312が該隙間に進入する水を吸収して膨張するので、該隙間を水が通過することを抑制し、止水性能を確保することができ、これにより、下枠12の左端面12aが左縦枠13の接合面13aから離隔する方向に変位しても止水性能を良好なものとすることができる。
【0035】
特に、上記シール材30によれば、基材31が下枠12の左端面12a等と接する側に近接するよう偏って設けられているので、下枠12に押圧されることによりゴム層32の一部が変形することで基材31に含有される膨潤材312を容易に表出させることができる。
【0036】
更に、下枠12等の左端面12a等が金属材料の押出形材をその長手方向に直交する方向に切断することで形成される小口であって、アルマイト処理等の化学的な処理やヤスリがけ等の物理的な表面処理が施されていないので、該左端面12a等は、鋭利な部分を多数有している。よって、基材31が下枠12の左端面12a等に接する側に近接するよう偏って設けられているので、下枠12の左端面12a等に押圧されることによりゴム層32の一部が傷つけられて容易に変形することで基材31を構成する膨潤材312を容易に表出させることができる。
【0037】
上記シール材30によれば、膨潤材312が基材31に含有されているので、常態においては表面に現れない。そのため、該シール材30が下枠12と左縦枠13との接合に用いられる前に水分等が付着しても膨潤材312が膨張することを抑制できる。従って、取扱性を良好なものとすることができる。
【0038】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
【0039】
上述した実施の形態では、シール材30において、基材31が第1形材である下枠12と接する側に近接するよう偏って設けられていたが、本発明においては、基材の設けられる個所は特に限定されるものではない。
【0040】
上述した実施の形態では、基材31にのみ高吸水性樹脂よりなる膨潤材312が含有されていたが、本発明においては次のようにしてもよい。すなわち図7に示すように、シール材40は、基材31とゴム層33とを備えて構成されており、ゴム層33は、ブチルゴム等の未加硫ゴム部材に、高吸水性樹脂よりなる膨潤材331が混練されて構成されていてもよい。
【0041】
このような構成によれば、第1形材に押圧されることにより、ゴム層33の一部が変形して該ゴム層33に含有される膨潤材331を表出させることができ、止水性能を良好なものとすることができる。
【0042】
上述した実施の形態では、基材31に高吸水性樹脂よりなる膨潤材331が含有されていたが、本発明においては次のようにしてもよい。すなわち図8に示すように、シール材41は、基材31′とゴム層32とを備えて構成されており、基材31′は、例えば不織布等からなる芯材311の表面及び裏面に高吸水性樹脂よりなる膨潤材313が塗布されて構成されていてもよい。
【0043】
このような構成によれば、第1形材に押圧されることにより、ゴム層32の一部が変形して該基材31′を構成する膨潤材313を表出させることができ、止水性能を良好なものとすることができる。
【0044】
上述した実施の形態では、上枠11等は、例えばアルミニウム等の金属材料の押出形材であったが、本発明においては、上枠等の第1形材は、樹脂材料又は金属と樹脂との複合材料からなる押出形材であってもよい。
【符号の説明】
【0045】
10 開口枠
11 上枠
12 下枠(第1形材)
12a 左端面
13 左縦枠(第2形材)
13a 接合面
14 右縦枠
20 障子
21 上框
22 下框
23 左縦框
24 右縦框
25 面材
30 シール材
31 基材
311 芯材
312 膨潤材
32 ゴム層
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8