(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.提供処理の一例〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る提供処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。
図1では、提供装置100によって、ユーザの移動に応じて当該ユーザに所定の特典を提供する処理が行われる一例を示す。
【0012】
図1に示す提供装置100は、情報処理端末からアクセスを受け付けた場合に、ユーザの移動に応じて当該ユーザに所定の特典が提供されるための条件が設定されたコンテンツを情報処理端末に配信するサーバ装置である。さらに、提供装置100は、配信されたコンテンツに設定された条件がユーザから達成された場合には、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する処理を行う。なお、コンテンツの一例は、情報処理端末に表示される広告や宣伝などの通知である。また、特典の一例は、店舗等で現金の代わりに利用することができる所定のポイントの付与等である。
【0013】
図1に示すユーザ端末10は、ユーザU01によって利用される情報処理端末である。例えば、ユーザ端末10は、スマートフォンやタブレット端末等によって実現される。なお、以下の説明では、ユーザ端末10をユーザU01と言い換えて表記する場合がある。
【0014】
ユーザ端末10は、ユーザU01の操作に従い、ネットワークを介して所定のサービスページにアクセスする。例えば、ユーザ端末10は、所定のウェブサーバにアクセスし、ウェブページを表示する。ユーザ端末10に表示されるウェブページには、例えば広告を表示する広告枠や、宣伝を通知するポップアップ表示等が含まれる。ユーザ端末10は、このようなウェブページの広告表示領域等に提供装置100から配信されるコンテンツを表示するものとする。
【0015】
また、ユーザ端末10は、例えばGPS(Global Positioning System)を利用して、自装置が存在する位置を示す情報である位置情報を取得可能である。そして、ユーザ端末10は、例えば提供装置100の要求に従い、取得した位置情報を提供装置100に継続的に送信する。
【0016】
図1の例において、ユーザ端末10には、自装置の位置情報や移動の経路を示す経路情報などを取得可能なプログラムがインストールされているものとする。例えば、ユーザ端末10には、カーナビゲーションシステム(Automotive navigation system)を実現するためのアプリ(以下、「カーナビアプリ」と表記する)がインストールされる。ユーザ端末10は、カーナビアプリを起動した状態で、ユーザU01の移動に伴って自装置が移動することにより、自装置の位置情報を継続的に取得する。また、ユーザ端末10は、カーナビアプリが利用する地図情報と、取得した位置情報とを照らし合わせることにより、出発地から目的地までの経路情報を取得する。
【0017】
また、
図1の例において、ユーザU01は、地
図40において、商業施設50の周囲15km以内(
図1の例では、「範囲51」と表記する)の外側の範囲であって、商業施設50の周囲50km以内(
図1の例では、「範囲52」と表記する)の範囲を生活圏とするユーザであるものとする。一般に、商業施設には、ターゲットとする商業圏が存在する。例えば、商業施設50は、周囲15km以内に居住するユーザ群を顧客とする商業圏を有するものとする。この場合、商業施設50は、周囲15km以内である範囲51を生活圏とするユーザ群を顧客として確保できるものの、範囲51の外側を生活圏とするユーザ群を施設に誘引させることは難しい。
【0018】
そこで、実施形態に係る提供装置100は、コンテンツの提供主(
図1の例では、商業施設50の運営企業等)の要望に従い、以下に説明するようなコンテンツを配信することで、ユーザU01を商業施設50に誘引する動機付けを与えるための処理を行う。
【0019】
すなわち、提供装置100は、ユーザU01の移動に応じてユーザU01に所定の特典が提供されるための条件が設定されたコンテンツをユーザ端末10に配信する。例えば、提供装置100は、ユーザU01が所定距離以上の移動を伴って目的地に到着することが条件として設定されたコンテンツをユーザU01に配信する。そして、コンテンツに設定された条件をユーザU01が満たした場合、提供装置100は、ユーザU01に特典を提供する。これにより、提供装置100は、範囲52を生活圏とするユーザU01に対して、範囲52を超えて商業施設50まで移動させる動機付けを与える。以下、提供装置100が実行する提供処理について、
図1を用いて、流れに沿って具体的に説明する。
【0020】
まず、提供装置100は、ユーザ端末10にコンテンツを配信する(ステップS01)。例えば、提供装置100は、ユーザ端末10がウェブページにアクセスしてコンテンツの表示機会を得た場合に、コンテンツを配信する。コンテンツの表示機会とは、例えば、ウェブページに含まれる広告枠等の表示領域に対するコンテンツの配信機会であったり、ウェブページのポップアップ表示であったり、ウェブページと連動したサービス(例えば、ウェブページ内の抽選プログラムによって当選したユーザのみが特定のコンテンツを受信するようなサービスなど)によって得られる表示機会であったり、ウェブページにおけるレコメンド表示であったり、ユーザU01がカーナビアプリを起動させた際に表示される通知等である。
【0021】
なお、提供装置100は、例えばユーザ端末10がコンテンツの表示機会を得た場合に、ユーザU01又はユーザ端末10に関する情報であるユーザ情報を取得する。ユーザ情報とは、例えば、ユーザU01の属性情報等である。具体的には、ユーザ情報には、ユーザU01の年齢や性別、居住地、ユーザU01の現時点の位置情報等が含まれる。提供装置100は、ユーザ端末10がアクセスしたウェブページを提供するウェブサーバを介して、ユーザ情報を取得してもよい。そして、提供装置100は、ユーザ情報に基づいて、ユーザU01に適したコンテンツ(例えば、ユーザU01の年齢や性別にターゲティングされたコンテンツや、ユーザU01が現時点で所在する位置情報にターゲティングされたコンテンツ)を配信するものとする。
【0022】
提供装置100が配信するコンテンツには、所定の条件が設定される。例えば、条件には、予め設定された目的地と、当該目的地に到達するまでにユーザU01が移動する移動距離とに関するものである。具体的には、「カーナビアプリを使って20km以上走行し、目的地である商業施設50まで移動する」といった条件がコンテンツに設定される。また、コンテンツには、条件を達成した場合にユーザU01が獲得できる特典に関する情報が記載される。具体的には、「条件を達成した場合には所定のポイントが付与される」旨の特典がコンテンツに記載される。
【0023】
ユーザ端末10は、コンテンツを受信し、画面に表示する。ユーザU01は、コンテンツが画面に表示された場合、コンテンツに対応付けられた特典の提供を受けるための資格を得るためのエントリーを行うか否かを選択可能である。例えば、ユーザU01は、画面に表示されたコンテンツを選択(クリックやタッチ操作)することにより、当該コンテンツに対してエントリーする旨を提供装置100に送信する(ステップS02)。
【0024】
そして、ユーザU01は、コンテンツに設定された条件を満たすための行動を開始する。例えば、ユーザU01は、カーナビアプリを起動し、範囲52から商業施設50へ向かう移動を開始する。このとき、ユーザ端末10は、カーナビアプリを介して、ユーザU01の移動に関する情報を継続的に取得する。例えば、ユーザ端末10は、自装置の位置情報や、範囲52から商業施設50に到達するまでに移動した経路情報等の移動に関する情報を取得する。ユーザ端末10は、取得した移動に関する情報を提供装置100に送信する(ステップS03)。
【0025】
提供装置100は、ユーザ端末10から送信される移動に関する情報を取得する。そして、提供装置100は、取得した移動に関する情報が、コンテンツに設定された条件を満たしたか否かを判定する(ステップS04)。例えば、提供装置100は、ユーザU01がエントリーした際の位置情報(すなわち、出発点)から20km以上の移動を行ったか否か、また、ユーザU01が目的地である商業施設50に到達したか否か等を判定する。
【0026】
そして、提供装置100は、ユーザU01の移動が条件を満たしたと判定した場合、コンテンツに記載された特典をユーザU01に提供する(ステップS05)。このように、提供装置100は、通常では商業施設50の商業圏である範囲51を訪れる動機のないユーザU01に対して、移動距離と目的地を条件としたコンテンツを配信することで、ユーザU01に商業施設50までの移動を行う動機付けを与えることができる。
【0027】
上記の処理について、
図2を用いて、ユーザ端末10に表示される画面を示し、より具体的に説明する。
図2は、実施形態に係る提供処理の一例を説明する図である。
図2では、ユーザ端末10が、提供装置100の配信したコンテンツ60、コンテンツ61、又はコンテンツ62を表示する例を示している。
【0028】
まず、ユーザ端末10は、コンテンツの表示機会を得た場合に、提供装置100から配信されるコンテンツ60を受信する。そして、ユーザ端末10は、画面にコンテンツ60を表示する。
【0029】
図2に示すように、コンテンツ60には、「エントリー募集!」といったテキストと、「カーナビアプリを使って20km以上走ってAAAショッピングモール(
図1で示した商業施設50に対応する)へ行こう!目的地に着いたらポイントがもらえるよ。」といったテキストと、エントリーする旨を示すためのボタン等が含まれる。
【0030】
ユーザU01は、指F10で画面をタッチすることで、コンテンツ60に対してエントリーする旨を提供装置100に送信する(ステップS11)。この場合、提供装置100は、新たにコンテンツ61をユーザ端末10に配信する。例えば、コンテンツ61には、「エントリー完了!」といったテキストと、「エントリーが完了しました!カーナビアプリを起動して移動してください。」といった、ユーザU01の移動を促す内容のテキストが含まれる。
【0031】
また、ユーザU01のエントリーを受けて、提供装置100は、コンテンツ60に設定された条件とユーザU01とを対応付ける。すなわち、提供装置100は、ユーザU01から継続的に送信される移動に関する情報が、コンテンツ60に設定された条件を満たすか否かの判定処理を開始する。
【0032】
ユーザ端末10は、カーナビアプリを介して、ユーザU01の移動に関する情報を継続的に送信する(ステップS12)。そして、提供装置100は、ユーザU01から送信される移動に関する情報が、コンテンツ60に設定された条件を満たしたか否かを判定する。
【0033】
そして、提供装置100は、ユーザU01から送信される移動に関する情報がコンテンツ60に設定された条件を満たしたと判定した場合に、コンテンツ62をユーザ端末10に配信する。例えば、コンテンツ62には、「移動完了!」といったテキストと、「目的地に到着しました!おめでとうございます。AAAショッピングモールや他店舗で利用可能なポイントが1000ポイント付与されました。」といった、ユーザU01が提供される特典に関する内容を示したテキストが含まれる。
【0034】
この場合、提供装置100は、ユーザ端末10にコンテンツ62を配信するとともに、ユーザU01に特典を提供する。例えば、提供装置100は、ユーザU01のユーザ情報のうち、ユーザU01が保有するポイントに関する情報を参照する。そして、提供装置100は、ユーザU01が使用可能なポイントとして、特典としてユーザU01が得たポイント数を加算する処理を行う。
【0035】
このように、実施形態に係る提供装置100は、ユーザU01が利用するユーザ端末10から、ユーザU01に関する情報であるユーザ情報を取得する。そして、提供装置100は、ユーザ端末10からアクセスを受け付けた場合に、ユーザ情報に基づいて決定されるコンテンツであって、ユーザU01の移動に応じてユーザU01に所定の特典が提供されるための条件が設定されたコンテンツ(
図2の例では、コンテンツ60)をユーザ端末10に配信する。さらに、提供装置100は、配信されたコンテンツに設定された条件が達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザU01に提供する。
【0036】
これにより、提供装置100は、ユーザU01に移動に対する動機付けを与えることができる。例えば、提供装置100は、目的地に到達するまでに所定の距離を走行することを条件としてユーザU01に提示し、ユーザU01が当該条件を満たした場合に特典を付与することで、ユーザU01に移動の動機付けを与える。また、提供装置100は、ユーザ端末10が所定のサービスページ等にアクセスを行うことを契機としてコンテンツを配信する。これにより、提供装置100は、例えばユーザU01の現在位置や、ユーザU01の性別や年齢、居住地等のユーザ情報に応じたコンテンツを配信することができるため、ユーザU01の現状に対応したコンテンツの配信を行うことができる。このため、提供装置100は、ユーザU01の移動に対する動機付けを一層高めることができる。結果として、提供装置100は、コンテンツの提供主(例えば、商業施設50の運営企業等)が所望するような商業圏の拡大を行ったり、通常では行われない購買行動等を喚起することで経済を活性化させたりすることができる。
【0037】
なお、
図1又は
図2の例において、提供装置100は、ユーザ端末10が検出した位置情報をユーザ端末10から取得することを示した。しかし、提供装置100は、ユーザ端末10からの送信によらず、所定時間おきにユーザ端末10をクロール(crawl)することにより、位置情報等の移動に関する情報を取得するようにしてもよい。また、提供装置100は、カーナビアプリ以外のユーザ端末10にインストールされたアプリ(例えば、ユーザU01の現在位置とマップ情報とを表示する地図アプリ)を介して、位置情報を継続的に取得するようにしてもよい。
【0038】
〔2.提供システムの構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る提供装置100が含まれる提供システム1の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る提供システム1の構成例を示す図である。
図3に例示するように、実施形態に係る提供システム1には、ユーザ端末10と、提供主端末20と、ウェブサーバ30と、提供装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、
図3に示す提供システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、提供システム1には、複数台のユーザ端末10が含まれてもよい。
【0039】
ユーザ端末10は、上述のように、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末10には、位置情報を取得するための情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末10には、TV(Television)や冷蔵庫、掃除機などのスマート家電や、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)や、ドローン(drone)、家庭用ロボットなどが含まれてもよい。
【0040】
ユーザ端末10は、ユーザによる操作や、ユーザ端末10が有する機能に応じて、自装置の位置情報を取得し、記憶する。例えば、ユーザ端末10は、上述したGPSなどの外部システムと通信を行うことによって位置情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した位置情報や、位置情報に基づいて取得した経路情報等を提供装置100に送信する。
【0041】
提供主端末20は、コンテンツの提供主によって利用される情報処理装置である。例えば、提供主端末20は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。提供主端末20は、提供主による操作にしたがって、コンテンツを提供装置100に入稿する。例えば、提供主端末20は、コンテンツとして、静止画像や、動画像や、テキストデータや、コンテンツに対応するデータ(例えば、コンテンツにリンクされたサービスページを取得するためのURL(Uniform Resource Locator))等を提供装置100に入稿する。なお、コンテンツに設定される条件や特典は、後述するように、提供主によって設定されてもよいし、提供装置100によって設定されてもよい。
【0042】
また、提供主は、コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、提供装置100にコンテンツを入稿するのは代理店となる。すなわち、「提供主」といった表記は、提供主だけでなく代理店を含む概念であり、「提供主端末」といった表記は、提供主端末20だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
【0043】
ウェブサーバ30は、各種サービスを提供するウェブサイトが含むサービスページ(ウェブページ)をユーザ端末10に配信するサーバ装置である。例えば、ウェブサーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページをユーザ端末10に配信する。
【0044】
提供装置100は、上述のように、ユーザ情報に基づいてコンテンツを配信するとともに、コンテンツの条件がユーザによって達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供するサーバ装置である。例えば、提供装置100は、ユーザ端末10からアクセスを受付けると、ユーザ端末10の位置情報やユーザの属性等からコンテンツのマッチングを行い、マッチングの結果、配信対象となるコンテンツをユーザ端末10に配信する。なお、提供装置100は、ユーザ端末10から直接的にアクセスを受け付けるのではなく、ユーザ端末10がアクセスしたウェブページに含まれる命令(例えば、コンテンツの取得要求)に従ったユーザ端末10からアクセスを受け付けてもよい。
【0045】
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、
図4を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。
図4は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。
図4に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、制御部15と、記憶部16とを有する。
【0046】
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、提供装置100やウェブサーバ30との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
【0047】
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
【0048】
検知部14は、ユーザ端末10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10の物理的な状態を検知する。
図4に示した例では、検知部14は、位置検知部14aを有する。
【0049】
位置検知部14aは、ユーザ端末10の現在位置を検知する。具体的には、位置検知部14aは、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を検知する。
【0050】
なお、検知部14は、位置検知部14aに限られず、ユーザ端末10の種々の状態を検知する各種機器を有してもよい。例えば、検知部14は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を有してもよい。また、検知部14は、センサの機能を用いて、種々の情報を検知するようにしてもよい。例えば、検知部14は、加速度センサやジャイロセンサの機能を用いて、ユーザ端末10の速度や走行方向など、ユーザ端末10の移動に関する情報を検知してもよい。
【0051】
制御部15は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部15は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0052】
制御部15は、提供装置100にユーザ端末10の位置情報を提供する処理を制御する。例えば、制御部15は、ユーザ端末10の位置情報の提供処理を実現するためのプログラム(アプリケーション)を実行制御する。このようなプログラムは、予めユーザ端末10にインストールされていてもよいし、ユーザ端末10を有するユーザU01による操作に従ってサーバ装置(提供装置100、又は、各種プログラムを提供する外部サーバ)からダウンロードされ、ユーザ端末10にインストールされてもよい。なお、このようなプログラムの例は、カーナビアプリや、地図情報アプリである。
【0053】
図4に示すように、制御部15は、取得部151と、格納部152と、送信部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。例えば、制御部15は、RAMを作業領域として上述したプログラムを実行することにより、取得部151、格納部152及び送信部153に対応する処理を実現する。なお、制御部15の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、
図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0054】
取得部151は、位置情報を取得する。具体的には、取得部151は、検知部14を制御することにより、検知部14によって検知される各種情報を位置情報として取得する。例えば、取得部151は、位置検知部14aを制御することにより、位置情報として、ユーザ端末10の位置情報と、位置情報が検知された時間に対応する時間情報を取得する。また、取得部151が位置情報を取得するタイミングは、制御部15によって予め決められていてもよい。例えば、取得部151は、定期的(1秒毎、5秒毎、10秒毎など)に位置情報を取得する。
【0055】
格納部152は、取得部151によって取得された情報を記憶部16内に格納する。例えば、格納部152は、取得部151によって取得された位置情報や、位置情報と、予め保持している地図情報とを照らし合わせた経路情報等を位置経路情報記憶部161に格納する。
【0056】
送信部153は、位置経路情報記憶部161に格納された情報を提供装置100に送信する。具体的には、送信部153は、ユーザ端末10の位置情報や、ユーザ端末10が移動した経路を示す経路情報等を含む、ユーザ端末10の移動に関する情報を提供装置100に送信する。より具体的には、送信部153は、ユーザ端末10を識別するための識別情報と、位置情報や経路情報と、位置情報や経路情報が取得された取得日時とを対応付けて、提供装置100に送信する。このとき、送信部153は、取得部151によって位置情報が取得されるたびに位置情報等を提供装置100に送信してもよいし、所定の期間毎に位置情報等を提供装置100に送信してもよい。例えば、送信部153は、定期的(1秒毎、5秒毎、10秒毎など)に各種情報を提供装置100に送信する。また、送信部153が各種情報を取得するタイミングは、提供装置100によって設定されてもよい。
【0057】
記憶部16は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図4に示すように、記憶部16は、位置経路情報記憶部161を有する。
【0058】
位置経路情報記憶部161は、ユーザ端末10の移動に関する情報を記憶する。ここで、
図5に、実施形態に係る位置経路情報記憶部161の一例を示す。
図5は、実施形態に係る位置経路情報記憶部161の一例を示す図である。
図5に示した例では、位置経路情報記憶部161は、「アプリID」、「アプリ種別」、「取得日時」、「位置情報」、「経路情報」といった項目を有する。
【0059】
「アプリID」は、アプリを識別する識別情報を示す。「アプリ種別」は、アプリの種別を示す。「取得日時」は、位置情報がユーザ端末10によって取得された日時を示す。なお、
図5では、位置情報が1分毎に記憶されている例を示しているが、実際には、より詳細な間隔(例えば、1秒間隔)で位置情報が取得されてもよい。
【0060】
「位置情報」は、ユーザ端末10の位置情報を示す。
図5の例では、位置情報を「P01」のように概念的に示しているが、実際には、位置情報の項目には、位置検知部14aが取得した緯度・経度などの具体的な数値が記憶される。「経路情報」は、ユーザ端末10が移動した経路に関する情報を示す。
図5の例では、経路情報を「R01」のように概念的に示しているが、実際には、経路情報の項目には、位置情報と地図情報とを照らし合わせた結果として、ユーザ端末10が移動した経路や、経由した道路名や、有料道路の利用の有無や、通過した交差点の名称などが記憶される。
【0061】
すなわち、
図5では、位置経路情報記憶部161に記憶される情報として、アプリID「A01」で識別されるアプリであって、アプリ種別「カーナビ」であるアプリを介して、「2016年10月1日 12:01」に取得された位置情報が「P01」であり、経路情報が「R01」である一例を示している。
【0062】
〔4.提供装置の構成〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係る提供装置100の構成について説明する。
図6は、実施形態に係る提供装置100の構成例を示す図である。
図6に示すように、提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、提供装置100は、提供装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0063】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や提供主端末20やウェブサーバ30との間で情報の送受信を行う。
【0064】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、コンテンツ記憶部122と、移動情報記憶部123とを有する。
【0065】
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、
図7に、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す。
図7は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。
図7に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「端末ID」、「性別」、「年齢」、「現在地情報」、「保有ポイント」といった項目を有する。
【0066】
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報を示す。「端末ID」は、ユーザが利用する情報処理端末を識別する識別情報を示す。なお、実施形態において、識別情報は、説明に用いる参照符号と一致するものとする。例えば、ユーザID「U01」で識別されるユーザは、ユーザU01を示す。また、端末ID「10」で識別される端末は、ユーザ端末10を示す。
【0067】
「性別」は、ユーザの性別を示す。「年齢」は、ユーザの年齢を示す。「現在地情報」は、ユーザの生活圏や、住所に関する情報を示す。
図7の例では、現在地情報を「E01」のように概念的に示しているが、実際には、現在地情報の項目には、ユーザの具体的な住所や、ユーザから取得される位置情報のうち、所定の閾値以上で観測される位置情報から算出されるようなユーザの生活圏の範囲などの情報が含まれる。「保有ポイント」は、ユーザが権利を有する(使用可能な)ポイントの数値を示す。
【0068】
すなわち、
図7では、ユーザID「U01」によって示されるユーザU01が、端末ID「10」によって識別されるユーザ端末10を利用しており、ユーザU01の性別は「男性」で、年齢が「30歳代」であることを示している。また、ユーザU01の現在地情報は「E01」であり、保有ポイントは「2000」であることを示している。
【0069】
(コンテンツ記憶部122について)
コンテンツ記憶部122は、コンテンツに関する情報を記憶する。ここで、
図8に、実施形態に係るコンテンツ記憶部122の一例を示す。
図8は、実施形態に係るコンテンツ記憶部122の一例を示す図である。
図8に示すように、コンテンツ記憶部122は、「提供主ID」、「コンテンツID」、「条件」、「特典」、「設定時間」、「インプレッション数」、「インプレッション保証数」、「ターゲティング情報」といった項目を有する。
【0070】
「提供主ID」は、コンテンツの提供主を識別する識別情報を示す。「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別情報を示す。「条件」は、コンテンツに設定された条件の内容を示す。「特典」は、条件が達成された場合にユーザに提供される特典の内容を示す。「設定時間」は、条件を達成するまでに設けられる時間(達成期限)を示す。
【0071】
「インプレッション数」は、これまでにユーザ端末10に配信され、ユーザ端末10にコンテンツが表示された回数を示す。「インプレッション保証数」は、コンテンツが配信される回数として保証された数を示す。例えば、コンテンツの提供主は、インプレッション保証数を指定して、提供装置100にコンテンツの提供を依頼する。提供装置100は、インプレッション保証数を達成するまで、ユーザ端末10に対するコンテンツの配信を繰り返す。
【0072】
「ターゲティング情報」は、コンテンツに設定されたターゲティング情報を示す。
図8の例では、ターゲティング情報を「T01」のように概念的に示しているが、実際には、ターゲティング情報の項目には、コンテンツの配信先となるユーザの年齢や性別などの属性情報や、ユーザの現在地情報や、配信する時間情報(例えば、ショッピングモールの営業時間内のみコンテンツを配信するよう設定された情報など)などが含まれる。
【0073】
すなわち、
図8では、提供主ID「B01」によって示される提供主B01が、コンテンツID「C10」や「C11」によって示されるコンテンツC10やコンテンツC11を提供装置100に入稿した例を示している。また、コンテンツC10には、条件として、目的地が「AAAショッピングモール」であることや、使用するアプリが「カーナビアプリA01」であることや、移動する距離が「20km以上」であること等が設定されていることを示している。また、コンテンツC10に設定された条件が達成された場合の特典は「1000ポイント」であり、設定時間は「エントリーから12時間以内」であることを示している。また、コンテンツC10の現時点のインプレッション数は「10000」であり、インプレッション保証数は「20000」であることを示している。また、コンテンツC10に設定されたターゲティング情報は「T01」であることを示している。
【0074】
(移動情報記憶部123について)
移動情報記憶部123は、ユーザ端末10の移動に関する情報を記憶する。ここで、
図9に、実施形態に係る移動情報記憶部123の一例を示す。
図9は、実施形態に係る移動情報記憶部123の一例を示す図である。
図9に示した例では、移動情報記憶部123は、「ユーザID」、「端末ID」、「エントリー情報」、「エントリー日時」、「コンテンツID」、「移動情報」、「条件達成」といった項目を有する。
【0075】
「ユーザID」、「端末ID」は、
図7に示した同様の項目に対応する。「エントリー情報」は、ユーザがコンテンツに対して行ったエントリーに関する情報を示す。「エントリー日時」は、ユーザがコンテンツに対してエントリーを行った日時を示す。「コンテンツID」は、ユーザがエントリーを行った対象のコンテンツを示す。
【0076】
「移動情報」は、提供装置100が取得する移動情報を示す。
図9の例では、移動情報を「X01」のように概念的に示しているが、実際には、移動情報の項目には、ユーザの位置情報や、これまでの移動における経路情報や、位置情報に対応する時間情報等の情報等が含まれる。「条件達成」は、コンテンツに対してエントリーしたユーザが、コンテンツに設定された条件を達成したか否かといった結果情報を示す。例えば、条件が達成された場合には、条件達成の項目には「1」が記憶され、条件が達成されていない場合には、条件達成の項目には「0」が記憶される。
【0077】
すなわち、
図9では、「ユーザ端末10」を利用する「ユーザU01」は、「コンテンツC10」に対して「2016年10月1日 12:00」にエントリーしており、ユーザ端末10から取得された移動情報は「X01」であり、ユーザU01は、コンテンツC10に設定された条件を「達成」したことを示している。
【0078】
(制御部130について)
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0079】
図6に示すように、制御部130は、第1取得部131と、決定部132と、配信部133と、受付部134と、第2取得部135と、判定部136と、提供部137とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0080】
(第1取得部131について)
第1取得部131は、各種情報を取得する。例えば、第1取得部131は、ユーザが利用するユーザ端末10から、当該ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する。例えば、第1取得部131は、ユーザ情報として、ユーザの年齢や性別などの属性情報や、ユーザの居住地に関する情報や、ユーザの現在地に関する情報を取得する。第1取得部131は、取得した情報をユーザ情報記憶部121に格納する。
【0081】
(決定部132について)
決定部132は、第1取得部131に取得されたユーザ情報に基づいて、ユーザ端末10に配信するコンテンツを決定する。例えば、決定部132は、コンテンツに設定されたターゲティング情報と、コンテンツの配信要求を送信したユーザ端末10に係るユーザ情報とのマッチングに基づいて、ユーザ端末10に配信するコンテンツを決定する。
【0082】
また、決定部132は、ユーザの現在地情報に基づいて、ユーザ端末10に配信するコンテンツを決定してもよい。例えば、提供主から入稿されたコンテンツには、ターゲティング情報として、ユーザの現在地の位置情報や、ユーザの生活圏を示す位置情報等の指定が含まれるものとする。そして、決定部132は、ユーザの現在地情報と、コンテンツに設定された位置情報とのマッチングに基づいて配信するコンテンツを決定する。
【0083】
図1で示した地
図40を例として説明する。提供主である商業施設50の経営企業等は、もともとの商業施設50の商業圏である範囲51を生活圏とするユーザではなく、範囲52を生活圏とするユーザに対してコンテンツの配信を所望するものとする。この場合、商業施設50の経営企業等が入稿するコンテンツには、範囲52を生活圏とするユーザに対してコンテンツが配信され易くなるようなターゲティング情報が設定される。これにより、決定部132は、決定処理において、ユーザの現在地情報に基づいて、範囲51を生活圏とするユーザには当該コンテンツを配信するよう決定せず、範囲52を生活圏とするユーザに対して当該コンテンツを配信するよう決定するといった調整を行うことができる。
【0084】
なお、決定部132が行う決定処理については、上述した処理以外にも、一般的なインターネット広告におけるターゲティング手法などが適宜利用されてもよい。また、決定部132は、一度配信したコンテンツであって、ユーザがエントリーしなかったコンテンツに対しては、同一ユーザには同一のコンテンツが再び配信されることがなくなるような調整を行ってもよい。
【0085】
(配信部133について)
配信部133は、コンテンツを配信する。例えば、配信部133は、決定部132によって決定されたコンテンツをユーザ端末10に配信する。具体的には、配信部133は、ユーザ端末10からアクセスを受け付けた場合に、当該ユーザ端末10に対応するユーザ情報に基づいて決定されるコンテンツであって、ユーザの移動に応じて当該ユーザに所定の特典が提供されるための条件が設定されたコンテンツをユーザ端末10に配信する。
【0086】
例えば、配信部133は、ユーザの移動に応じて所定の特典が提供されるための条件として、例えば、予め設定された移動の目的地と、目的地に到達するまでにユーザが移動する移動距離とに関する条件が設定されたコンテンツを配信する。すなわち、配信部133は、ユーザが所定距離以上の移動を伴って目的地まで移動することを条件とするコンテンツを配信する。これにより、配信部133は、移動に対する動機付けをユーザに与えることができる。
【0087】
配信部133は、例えば、ユーザ端末10からアクセスを受け付けたウェブページを介して、コンテンツをユーザ端末10に配信する。例えば、配信部133は、ウェブページに表示される広告の1類型として、条件が設定されたコンテンツをユーザ端末10に配信する。
【0088】
あるいは、配信部133は、ウェブページをユーザが開いた際にポップアップされる通知の1類型として、条件が設定されたコンテンツをユーザ端末10に配信してもよい。あるいは、配信部133は、所定のサービスを行うウェブページと連動して、条件が設定されたコンテンツをユーザ端末10に配信してもよい。例えば、配信部133は、ウェブページとして提供されるくじ引きゲームの景品や当選商品として、条件が設定されたコンテンツをユーザ端末10に配信してもよい。また、配信部133は、ウェブページに限らず、例えば、カーナビアプリ等のアプリ表示画面にコンテンツを配信してもよい。
【0089】
(受付部134について)
受付部134は、各種情報を受け付ける。例えば、受付部134は、配信部133によって配信されたコンテンツに対応付けられた特典の提供を受けるための資格をユーザが得るためのエントリーを受け付ける。
【0090】
例えば、
図2に示したように、配信部133は、ユーザがコンテンツ(より具体的には、コンテンツが提示する特典を取得するためのキャンペーン)に対してエントリーする旨を示すボタンが含まれるコンテンツ60をユーザ端末10に送信する。そして、ユーザは、コンテンツ60が含むボタンを指F10でタッチすること等により、特典の提供を受けるための資格を得るためのエントリーを行う。
【0091】
受付部134は、エントリーを受け付けた場合、エントリーに対応するコンテンツや、エントリーされた日時や、ユーザ及びユーザ端末10を識別する情報等を対応付けて、移動情報記憶部123に格納する。
【0092】
(第2取得部135について)
第2取得部135は、各種情報を取得する。例えば、第2取得部135は、受付部134によってエントリーが受け付けられた後のユーザの移動に関する情報を取得する。具体的には、第2取得部135は、コンテンツにエントリーしたユーザが起動したカーナビアプリを介して、ユーザの移動に関する情報を取得する。
【0093】
例えば、第2取得部135は、ユーザによって利用されるユーザ端末10から、ユーザ端末10の位置情報を取得する。具体的には、第2取得部135は、カーナビアプリを介して、所定の時間間隔でユーザ端末10から位置情報を取得し、取得した位置情報を移動情報記憶部123に格納する。
【0094】
また、第2取得部135は、曜日情報を含めた日時情報とともに位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、提供装置100が提供する特典には、曜日によって使用可能なクーポンや、商業施設等の営業時間内のみに有効なクーポン等が含まれる場合がある。この場合、後述する提供部137は、第2取得部135が取得した日時情報に基づいて特典をユーザに提供する場合がある。
【0095】
なお、第2取得部135は、必ずしもユーザ端末10が位置情報を取得した時間と同じ時間に位置情報を取得しなくてもよい。すなわち、第2取得部135は、リアルタイムに位置情報を取得するのではなく、任意のタイミングで、ユーザ端末10の記憶部16に記憶されている位置情報や経路情報を取得するようにしてもよい。また、説明のため、
図6では第1取得部131と第2取得部135とを異なる処理部として示しているが、第2取得部135が取得する情報を第1取得部131が取得してもよい。この場合、第1取得部131が取得するユーザ情報には、ユーザ又はユーザ端末10の移動に関する情報が含まれてもよい。
【0096】
(判定部136について)
判定部136は、配信部133によって配信されたコンテンツに設定された条件をユーザが達成したか否かを判定する。例えば、判定部136は、第2取得部135によって取得されたユーザの移動情報に基づいて、コンテンツに設定された条件をユーザが達成したか否かを判定する。
【0097】
すなわち、判定部136は、第2取得部135によって取得されたユーザの移動情報に含まれる要素である、移動距離、位置情報、移動完了時点の時間、又は移動が行われた経路の少なくともいずれかを判定要素として、条件をユーザが達成したか否かを判定する。より具体的には、判定部136は、条件に含まれる所定距離以上をユーザが移動したか否か、条件となっている目的地にユーザが到達したか否か(ユーザの位置情報が目的地の近傍と一致するか否か)等に基づいて、ユーザが条件を達成したか否かを判定する。
【0098】
なお、判定部136は、条件として設定された期限を超過するまで、判定処理を継続するようにしてもよい。例えば、ユーザは、エントリーを行った直後に移動を開始するのではなく、所定の時間を経た後に移動を開始する場合がある。判定部136は、このような移動が観測される場合であっても、条件の設定時間を超過するまでは判定処理を繰り返す。そして、判定部136は、所定のタイミングで、ユーザの移動情報がエントリーしたコンテンツの条件を満たした場合に、ユーザが当該条件を達成したと判定してもよい。
【0099】
(提供部137について)
提供部137は、配信部133によって配信されたコンテンツに設定された条件が達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する。例えば、提供部137は、判定部136によって条件が達成されたと判定された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する。
【0100】
なお、提供部137は、受付部134によって受け付けられたエントリーによって特典を提供するユーザを特定するようにしてもよい。すなわち、提供部137は、受付部134によって受け付けられたエントリーに対応するコンテンツに設定された条件が達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する。
【0101】
例えば、提供部137は、店舗で使用可能なクーポンや、複数の店舗で通貨の代わりに使用可能なポイント等を特典として提供する。具体的には、提供部137は、ユーザ端末10に対してクーポンを使用する権利を付与したり、ポイント数を加算する処理を行ったりすることで、コンテンツに設定された特典を提供する。
【0102】
なお、提供部137は、判定部136によって判定された移動距離、位置情報、移動に費やす時間、移動完了時点の時間、又は移動が行われた経路の少なくともいずれか一つの要素に基づいて、ユーザに提供する特典の内容を変更してもよい。例えば、提供部137は、移動距離が長いユーザほど多くのポイントを特典として付与するなど、特典を提供する処理において、特典の内容を変更するような処理を行ってもよい。これにより、提供部137は、より長い距離や、より長い時間の移動をユーザが行うような動機付けを与えることができる。
【0103】
〔5.ウェブサーバの構成〕
次に、
図10を用いて、実施形態に係るウェブサーバ30の構成について説明する。
図10は、実施形態に係るウェブサーバ30の構成例を示す図である。
図10に示すように、ウェブサーバ30は、通信部31と、ウェブページ記憶部32と、制御部33とを有する。
【0104】
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ユーザ端末10や提供装置100との間で情報の送受信を行う。
【0105】
ウェブページ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、ウェブページ記憶部32は、ウェブページに関する情報を記憶する。例えば、ウェブページ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。なお、ウェブページ記憶部32に記憶されるウェブページには、ウェブページ上に表示させるコンテンツを取得するための取得命令が含まれる場合がある。
【0106】
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、ウェブサーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0107】
図10に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、
図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、
図10に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0108】
受付部34は、ユーザ端末10からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0109】
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページをユーザ端末10に配信する。具体的には、配信部35は、ウェブページ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページをユーザ端末10に配信する。上記の通り、ウェブページ記憶部32に記憶されているウェブページは、コンテンツの取得命令を含む。すなわち、ユーザ端末10は、取得したウェブページを表示する際に、ウェブページに含まれる取得命令に従い、提供装置100に対してコンテンツの配信要求を送信する。
【0110】
〔6.処理手順〕
次に、
図11及び
図12を用いて、実施形態に係る提供装置100による処理の手順について説明する。まず、
図11を用いて、提供装置100がユーザからエントリーを受け付けるまでの処理手順について説明する。
図11は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(1)である。
【0111】
図11に示すように、第1取得部131は、ユーザ端末10からユーザ情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。第1取得部131は、ユーザ情報を取得していない場合(ステップS101;No)、取得するまで待機する。
【0112】
一方、ユーザ情報を取得した場合(ステップS101;Yes)、決定部132は、取得されたユーザ情報に基づいて、ユーザ端末10に配信するコンテンツを決定する(ステップS102)。
【0113】
そして、配信部133は、ユーザ端末10にコンテンツを配信する(ステップS103)。続けて、受付部134は、配信されたコンテンツに対して、ユーザからエントリーを受け付けたか否かを判定する(ステップS104)。ユーザからエントリーを受け付けない場合には(ステップS104;No)、受付部134は、エントリー情報を記憶せずに処理を終了する。
【0114】
一方、ユーザからエントリーを受け付けた場合には(ステップS104;Yes)、受付部134は、エントリー情報を記憶し(ステップS105)、処理を終了する。
【0115】
次に、
図12を用いて、ユーザがエントリーを行った後の提供装置100の処理手順について説明する。
図12は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(2)である。
【0116】
図12に示すように、第2取得部135は、ユーザ端末10から移動に関する情報を取得する(ステップS201)。そして、判定部136は、ユーザがエントリーした条件について、取得した情報が条件を満たすか否かを判定する(ステップS202)。取得した情報が条件を満たさない場合(ステップS202;No)、判定部136は、条件に関して設定された時間を超過したか否かを判定する(ステップS203)。
【0117】
条件に関して設定された時間を超過していない場合には(ステップS203;No)、第2取得部135は、ユーザ端末10から移動に関する情報を取得する処理を継続する(ステップS201)。一方、条件に関して設定された時間を超過している場合には(ステップS203;Yes)、判定部136は、ユーザが条件を満たすことができなかったと判定し、ユーザが行ったエントリーを終了させる(ステップS204)。
【0118】
一方、取得した情報が条件を満たしている場合(ステップS202;Yes)、提供部137は、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供して、処理を終了する(ステップS205)。
【0119】
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。以下では、提供システム1の他の実施形態について説明する。
【0120】
〔7−1.条件の設定例(1)〕
上記実施形態では、コンテンツに設定される条件として、ユーザが所定距離以上を走行することが設定される例を示した。しかし、提供装置100は、所定距離を条件とするのではなく、他の情報を条件として設定してもよい。
【0121】
例えば、提供装置100は、予め設定された目的地と、目的地に到達するまでにユーザが移動に費やす移動時間とに関する条件が設定されたコンテンツを配信するようにしてもよい。この点について、
図13を用いて説明する。
図13は、変形例に係る提供処理の一例を説明する図(1)である。
図13では、提供装置100から配信されたコンテンツ70及びコンテンツ71を表示するユーザ端末10を図示している。
【0122】
図13に示すように、コンテンツ70には、「エントリー募集!」といったテキストと、「カーナビアプリを使って30分以上走ってAAAショッピングモールへ行こう!目的地に着いたらポイントがもらえるよ。」といったテキストと、エントリーする旨を示すためのボタン等が含まれる。
【0123】
図2と同様に、ユーザは、指F10で画面をタッチすることで、コンテンツ70に対してエントリーする旨を提供装置100に送信する。そして、ユーザは、カーナビアプリを利用して目的地に移動し、目的地に到着したものとする(ステップS21)。
【0124】
提供装置100は、ユーザ端末10の移動情報に基づいて、ユーザが目的地に到達したと判定するとともに、ユーザがエントリー後に移動に費やした時間が30分以上であるか否かを判定する。
【0125】
そして、提供装置100は、ユーザが条件を満たした移動を行ったと判定した場合には、ユーザ端末10にコンテンツ71を配信する。例えば、
図13に示すように、コンテンツ71には、「移動完了!」といったテキストと、「目的地に到着しました!今回の移動時間は45分でした。今回の移動でポイントが1000ポイント付与されました。」といった、ユーザが提供される特典に関する内容を示したテキストが含まれる。
【0126】
このように、提供装置100は、条件として所定距離の移動をユーザに求めるのみならず、移動時間を条件とするよう設定してもよい。かかる処理によっても、提供装置100は、ユーザの移動を促すことができるので、移動に対する動機付けを与えることができる。
【0127】
〔7−2.条件の設定例(2)〕
上記実施形態では、コンテンツに設定される条件として、一箇所の目的地が設定される例を示した。しかし、提供装置100は、条件となる目的地を複数個設定してもよい。
【0128】
すなわち、提供装置100は、予め設定された複数の目的地に関する条件が設定されたコンテンツを配信し、条件に設定された複数の目的地に関する条件が達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供するようにしてもよい。この点について、
図14を用いて説明する。
図14は、変形例に係る提供処理の一例を説明する図(2)である。
図14では、提供装置100から配信されたコンテンツ80及びコンテンツ81を表示するユーザ端末10を図示している。なお、
図14に示す例では、ユーザが、複数の目的地に到達する条件が設定されたコンテンツに対してエントリーを既に行っているものとする。
【0129】
図14に示すように、コンテンツ80には、「移動完了!」といったテキストと、「第1目的地CCCに到着しました!残りの目的地は、DDD、EEEです!」といった、ユーザが次に移動すべき目的地を示したテキストが含まれる。その後、ユーザが、目的地を順に移動し、全ての目的地に到着したとする(ステップS31)。
【0130】
提供装置100は、ユーザ端末10の移動情報に基づいて、ユーザが全ての目的地に到達したか否かを判定する。そして、提供装置100は、ユーザが条件を満たした移動を行ったと判定した場合には、ユーザ端末10にコンテンツ81を配信する。例えば、
図14に示すように、コンテンツ81には、「移動完了!」といったテキストと、「全ての目的地に到着しました!おめでとうございます。今回の移動でポイントが1000ポイント付与されました。」といった、ユーザが提供される特典に関する内容を示したテキストが含まれる。
【0131】
このように、提供装置100は、条件として一箇所の目的地を設定するのみならず、複数の目的地を設定してもよい。これにより、提供装置100は、例えば観光地におけるスタンプラリーのように、ユーザに多くの移動を行う動機付けを与えることができる。
【0132】
〔7−3.条件の設定例(3)〕
また、提供装置100は、所定距離や移動に費やした時間を条件とするのみならず、所定の地理的情報を条件として設定してもよい。例えば、提供装置100は、位置情報と地図情報とを照らし合わせることにより、ユーザが所在する地理的情報を特定することができる。一例として、提供装置100は、ユーザが所在する都道府県を特定することができる。
【0133】
この場合、提供装置100は、地理的情報によって特定される情報を条件として設定してもよい。例えば、提供装置100は、コンテンツに設定する条件として、「東京都から出発して、東京都以外の都道府県のショッピングモールを訪れる」といった条件を設定してもよい。そして、提供装置100は、ユーザ端末10から取得する移動情報に基づいて、ユーザが東京都から出発して東京都以外の都道府県に到達し、その場所に所在するショッピングモールを訪れたか否かを判定するようにしてもよい。
【0134】
このように、提供装置100は、地理的情報によって特定される情報が条件として設定されたコンテンツを配信してもよい。これにより、提供装置100は、所定距離や所定時間の移動等と比較して、ユーザが直感的にわかりやすい移動を促すことができる。
【0135】
なお、提供装置100は、都道府県に限らず、例えば、交通機関の駅名などを条件として設定してもよい。この場合、提供装置100は、例えば「3つの駅を乗り継いでショッピングモールを訪れる」など、交通機関の利用を条件としたコンテンツを配信するようにしてもよい。
【0136】
〔7−4.移動情報の提供〕
提供装置100は、ユーザの移動に関する情報をコンテンツの提供主に提供するようにしてもよい。例えば、ユーザがカーナビアプリを利用して移動を行なった場合、ユーザ端末10は、移動情報として、移動を開始した出発点の位置情報や、移動距離や、経路や、移動に費やした時間や、移動を終了した時点の時間情報等を取得することができる。また、提供装置100は、ユーザ端末10に関する移動情報を取得することができる。
【0137】
このため、提供装置100は、ユーザの移動に関する詳細な情報を取得することができる。提供装置100は、かかる情報をコンテンツの提供主(
図1の例では、商業施設50の経営企業等)に提供することにより、提供主の事業に役立つ情報を提供することができる。
【0138】
例えば、提供装置100は、条件を達成したユーザもしくはユーザが利用するユーザ端末10に関する情報(ユーザ情報)をコンテンツの提供主に提供する。これにより、提供装置100は、どのような属性のユーザがコンテンツに対してエントリーを行い、また、積極的に店舗を訪れるかといったユーザのプロファイルデータを提供主に提示することができる。
【0139】
また、提供装置100は、条件を達成したユーザもしくはユーザが利用するユーザ端末10に関する情報として、条件を達成したユーザの数、条件を達成するまでにユーザが移動した距離、条件を達成するまでにユーザが移動に費やした時間、又は、条件を達成するまでにユーザが移動した経路に関する情報の少なくとも一つを提供するようにしてもよい。これにより、提供装置100は、どのような移動を経て、ユーザが店舗を訪れるかといったデータを提供主に提示することができる。
【0140】
また、提供装置100は、条件を達成したユーザもしくはユーザが利用するユーザ端末10に関する情報として、条件を達成するための移動においてユーザが移動を開始した出発地に関する情報、ユーザの居住地に関する情報、又は、ユーザの生活圏に関する情報の少なくとも一つを提供するようにしてもよい。これにより、提供装置100は、どのような位置を生活圏とするユーザ群が、どのくらいの割合で比較的遠方にある店舗を訪れるかといったデータを提供主に提示することができる。
【0141】
〔7−5.効果測定〕
また、提供装置100は、実際に移動を行ったユーザの移動情報に基づいて、学習処理を行ってもよい。例えば、提供装置100は、ある施設を目的地として、所定距離以上の移動を条件とするコンテンツに関して、実際に移動を行ったユーザの移動情報を集計する。そして、提供装置100は、例えば、条件が30km以下の距離ならばユーザは積極的に移動するが、30kmを超える距離に所在するユーザは積極的に移動しないといった傾向を学習する。かかる学習は、例えば、既知の統計手法等に基づいて行われてもよい。
【0142】
この場合、提供装置100は、コンテンツに設定される条件として、例えば、要求する所定距離の移動を30km以内の移動とするように更新するといった調整を行ってもよい。あるいは、提供装置100は、30km以上の移動を行うユーザに対して、特典をより良い特典に変更するなどといった調整を行ってもよい。このように、提供装置100は、コンテンツの配信によって、実際にどれだけの移動をユーザが行うかといった効果測定を行うことにより、コンテンツに設定された条件や特典を最適化する処理を行ってもよい。これにより、提供装置100は、通常では移動を行わないユーザ群に対しても、魅力的な特典を提示したり、柔軟な条件設定を提示したりできるため、ユーザの移動に対する動機付けをより与えることができる。
【0143】
〔7−6.自動測定〕
上記実施形態では、提供装置100は、エントリーが行われたユーザの移動情報を取得する例を示した。しかし、提供装置100は、エントリーが行われないユーザの移動情報を取得し、条件を満たしたユーザに対しては特典を提供するようにしてもよい。
【0144】
例えば、提供装置100は、コンテンツが表示されたユーザ端末10を利用するユーザに対して、一律に特典を受ける権利を付与するようにしてもよい。この場合、提供装置100は、コンテンツの配信を受けた各ユーザの移動情報を取得する。そして、提供装置100は、移動情報が条件を満たしたユーザに対して特典を提供する。これにより、提供装置100は、より多くのユーザに対して特典を提供することができるため、結果として、コンテンツに関係する商業施設の活性化を促すことができる。
【0145】
〔7−7.移動の態様〕
上記実施形態では、提供装置100は、カーナビアプリを利用して、自動車で移動するユーザを前提としてユーザの移動情報を取得する例を示した。しかし、提供装置100は、自動車のみならず、他の乗り物や、徒歩で移動するユーザに特典を提供してもよい。
【0146】
例えば、ユーザ端末10は、カーナビアプリに限らず、マップを表示するアプリ等を利用して、ユーザの位置情報や、移動に関する情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、例えば、ユーザが電車を利用して所定距離以上の移動を行ったことや、現在地から所定距離以上離れた目的地にユーザが移動したこと等を示す移動情報を提供装置100に送信する。
【0147】
提供装置100は、ユーザ端末10から送信された情報に基づいてユーザが条件を満たしたか否かを判定し、ユーザが条件を満たした場合には、カーナビアプリの使用の有無にかかわらず、特典を提供するようにしてもよい。このように、提供装置100は、ユーザの移動に関して柔軟に提供処理を行うことができるため、幅広いユーザ群を処理対象として提供処理を行うことができる。
【0148】
〔7−8.行動履歴の利用〕
提供装置100は、ユーザ情報として、ユーザのネットワーク上の行動履歴を取得してもよい。例えば、提供装置100は、ネットワークを利用したユーザの購買履歴や、検索履歴を取得する。具体的には、提供装置100は、ショッピングサイトでユーザが購買した商品や、検索サイトでユーザが検索した検索クエリに関する情報を取得する。
【0149】
そして、提供装置100は、ユーザのネットワーク上の行動履歴に基づいて、ユーザに適したコンテンツを配信するようにしてもよい。例えば、提供装置100は、赤ちゃん用品を購入したり、赤ちゃん用品に関する検索を頻繁に行ったりする傾向にあるユーザに対して、赤ちゃん用品を専門に扱う商業施設を目的地とする条件が設定されたコンテンツを配信する。このように、提供装置100は、ユーザの興味関心に関連する条件が設定されたコンテンツをユーザに配信することにより、ユーザの移動の動機付けを強く与えることや、ユーザの積極的な移動を促すことができる。
【0150】
また、提供装置100は、ユーザのネットワーク上の行動履歴に基づいて、ユーザに提供する特典を変動させてもよい。例えば、ネットワーク上で比較的多額の購買を行うユーザは、購買に積極的なユーザであり、ポイント等が付与されることで、より多くの購買を行うことが期待できる。提供装置100は、このようなユーザの行動履歴に基づき、例えば特典として提供するポイント数を増加させるなどの処理を行ってもよい。これにより、提供装置100は、ユーザの消費活動をより活発にすることができる。
【0151】
〔7−9.移動に基づく特典〕
提供装置100は、ユーザの移動情報に基づいて変更される特典を提供してもよい。例えば、提供装置100は、ユーザが移動した距離に応じて変更される特典を提供する。一例として、提供装置100は、ユーザが移動した距離が長いほど、特典として付与されるポイントが多くなるような処理を行う。これにより、提供装置100は、より長い距離を移動しようという動機付けをユーザに与えることができる。
【0152】
また、提供装置100は、経路に応じて変更される特典を提供してもよい。例えば、提供装置100は、ユーザが条件を満たした移動情報において、ユーザの経路情報に基づいて、ユーザが有料道路を利用したという情報を取得する。この場合、提供装置100は、ユーザが有料道路で支払った代金に相当するポイントを、通常の特典に上乗せして提供する処理を行ってもよい。これにより、提供装置100は、有料道路など、ユーザが移動を行おうとする際に妨げとなる要素の存在を軽くすることができるため、ユーザの積極的な移動を促すことができる。
【0153】
〔7−10.ターゲティング〕
提供装置100は、取得したユーザ情報に基づいてコンテンツを配信するのみならず、ユーザ情報に基づいて条件を調整したり、特典を変更したりするようにしてもよい。例えば、提供装置100は、特典がクーポンである場合に、男性ユーザと女性ユーザとで異なるクーポンを提供するようにしてもよい。また、提供装置100は、ユーザの住所に応じて、異なる移動距離を条件とするコンテンツを配信するようにしてもよい。
【0154】
〔7−11.コンテンツ配信〕
提供装置100は、ウェブページにコンテンツを配信するのみならず、種々の態様でコンテンツを配信してもよい。例えば、提供装置100は、ユーザがカーナビアプリや地図情報アプリを起動したタイミングで表示される告知情報として、コンテンツを配信するようにしてもよい。
【0155】
また、提供装置100は、ユーザの過去の位置情報に基づいて、配信するコンテンツを決定するようにしてもよい。例えば、提供装置100は、ユーザの移動情報を取得し、移動情報を解析することによって、ユーザが頻繁に訪れる商業施設である商業施設55を特定する。
【0156】
ここで、提供装置100は、商業施設55と競合する商業施設56が目的地として設定されたコンテンツの配信を商業施設56に依頼されたとする。この場合、提供装置100は、商業施設55を頻繁に訪れる傾向を有するユーザをターゲットとして、商業施設56が目的地として設定されたコンテンツを配信するようにしてもよい。すなわち、提供装置100は、条件として設定された目的地に基づいて、当該コンテンツの配信先となるユーザを決定してもよい。これにより、提供装置100は、通常では商業施設56を訪れる動機のないユーザに対して、商業施設55の代わりに商業施設56を訪れる動機付けを与えることができる。
【0157】
〔7−12.気象情報の利用〕
提供装置100は、気象情報に基づいて、配信するコンテンツを決定したり、特典を変動させたりする処理を行ってもよい。例えば、提供装置100は、外気温の高い日には、特典としてアイスクリームと交換可能なクーポンを提供するなど、状況に即して特典を変動させてもよい。これにより、提供装置100は、ユーザにとってより魅力のある特典を提供することができる。
【0158】
〔7−13.条件の達成状況〕
提供装置100は、条件の達成状況に基づいて、提供する特典を変動させる処理を行ってもよい。例えば、提供装置100は、複数のユーザに配信されたコンテンツのうち、比較的早い順番で条件を達成したユーザに対しては、他のユーザよりも多くのポイントを付与するなど、提供される特典に差を設けてもよい。また、提供装置100は、ユーザ端末10に配信するコンテンツに、他のユーザよりも早く条件を達成することを促す内容のテキストを含めてもよい。すなわち、提供装置100は、より早く条件を達成された場合の特典をより良いものにすることで、条件を積極的に達成しようとするようユーザを促すことができる。結果として、提供装置100は、ユーザの積極的な移動を促すことができる。
【0159】
〔7−14.課金処理〕
提供装置100は、配信したコンテンツを契機として商業施設に誘導されたユーザの数や、コンテンツに設定された条件を達成したユーザの数等に応じて、商業施設に対して課金する課金処理を行ってもよい。これにより、提供装置100は、コンテンツの配信処理や特典の提供処理に関するマネタイズを行うことができる。
【0160】
〔7−15.ユーザ情報〕
提供装置100は、ユーザ端末10から取得可能な情報であれば、あらゆる情報をユーザ情報として処理に利用してもよい。例えば、提供装置100は、ユーザの氏名や家族構成、ユーザの職業や勤務先、ユーザの年収や借金の額等の情報を取得してもよい。また、提供装置100は、ユーザ端末10のみならず、ユーザ端末10がアクセスしたウェブサーバ30からユーザ情報の提供を受け、ユーザ情報を取得するようにしてもよい。
【0161】
〔7−16.ユーザ端末の構成〕
上記実施形態では、ユーザ端末10の構成例について
図4を用いて説明した。しかし、ユーザ端末10は、
図4で例示した全ての処理部を備えることを必ずしも要しない。例えば、ユーザ端末10は、表示部13や位置検知部14aを必ずしも備えていなくてもよい。また、ユーザ端末10は、2以上の機器に分離されて
図4を示す構成が実現されてもよい。例えば、ユーザ端末10は、少なくとも検知部14と取得部151とを有する検知装置と、少なくとも通信部11を有する通信装置とが分離された構成を有する、2台以上の機器により実現されてもよい。
【0162】
〔7−17.位置情報〕
上記実施形態では、提供装置100が、GPS等を用いて取得されたユーザ端末10の位置情報等を処理に利用する点について説明した。ここで、提供装置100は、GPS等に限らず、ユーザやユーザ端末10の位置を推定することができる情報であれば、あらゆる情報を利用してもよい。
【0163】
例えば、提供装置100は、目的地となる商業施設に設置されたアクセスポイントにユーザ端末10が接続したことにより、ユーザが商業施設の近傍まで移動したことを推定する。これをもって、提供装置100は、ユーザが目的地に到達したと判定してもよい。また、提供装置100は、例えば、ユーザ端末10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等の機能を備えている場合(もしくは、ユーザ端末10が非接触型ICカードの履歴を読み取る機能を備えている場合)、当該非接触型ICカードの使用履歴に基づいて、ユーザの移動した距離や経路や位置情報を推定してもよい。これにより、提供装置100は、所定の駅間でユーザが移動したか否か等を推定できるため、コンテンツに設定された条件をユーザが満たしたか否かを判定することができる。
【0164】
〔7−18.特典〕
提供装置100は、上記実施形態で説明した内容以外の特典を提供してもよい。例えば、提供装置100は、目的地となる商業施設や店舗以外で使用可能なポイントを付与してもよい。また、提供装置100が付与するポイントは、クレジットカードに付随するポイントや、クレジットカードや電子マネーに引き換え可能なポイント等であってもよい。また、提供装置100は、商品と引き換えたり割引を行ったりするためのクーポンに限らず、例えば、商業施設に入場するための入場券や、商業施設を利用するための利用券等を特典として提供してもよい。
【0165】
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0166】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、説明のため、実施例では第1取得部131と第2取得部135とを異なる処理部として示しているが、第1取得部131と第2取得部135とは統合されてもよい。
【0167】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0168】
〔9.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る提供装置100やユーザ端末10等は、例えば
図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、提供装置100を例に挙げて説明する。
図15は、提供装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0169】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
【0170】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(
図3に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
【0171】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0172】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0173】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0174】
〔10.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提供装置100は、第1取得部131(取得部の一例)と、配信部133と、提供部137とを有する。第1取得部131は、ユーザが利用するユーザ端末10から、ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する。配信部133は、ユーザ端末10からアクセスを受け付けた場合に、ユーザ情報に基づいて決定されるコンテンツであって、ユーザの移動に応じてユーザに所定の特典が提供されるための条件が設定されたコンテンツをユーザ端末10に配信する。提供部137は、配信部133によって配信されたコンテンツに設定された条件が達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する。
【0175】
このように、実施形態に係る提供装置100は、アクセスを受け付けたユーザ端末10のユーザ情報に基づいて、ユーザの移動に応じてユーザに所定の特典が提供されるための条件が設定されたコンテンツを配信する。これにより、提供装置100は、ユーザの現状に応じたコンテンツの配信を行うことができ、また、移動に応じて特典を提供することにより、ユーザの移動を促すことができる。結果として、提供装置100は、移動を行うことへの動機付けをユーザに与えることができる。
【0176】
また、配信部133は、予め設定された目的地と、目的地に到達するまでにユーザが移動する移動距離とに関する条件が設定されたコンテンツを配信する。
【0177】
このように、実施形態に係る提供装置100は、移動距離を条件としたコンテンツを配信する。これにより、提供装置100は、ユーザに所定距離以上の移動を促すことができるため、ユーザが生活圏を超えて移動することを促進することができる。
【0178】
また、配信部133は、予め設定された目的地と、目的地に到達するまでにユーザが移動に費やす移動時間とに関する条件が設定されたコンテンツを配信する。
【0179】
このように、実施形態に係る提供装置100は、移動時間を条件としたコンテンツを配信する。これにより、提供装置100は、ユーザに所定時間以上の移動を促すことができるため、ユーザが生活圏を超えて移動することを促進することができる。
【0180】
また、実施形態に係る提供装置100は、配信部133によって配信されたコンテンツに設定された条件をユーザが達成したか否かを判定する判定部136をさらに備える。第1取得部131(もしくは、第2取得部135)は、判定部136が判定に用いる要素となるユーザの移動に関する情報を取得する。提供部137は、判定部136によって条件が達成されたと判定された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する。
【0181】
このように、実施形態に係る提供装置100は、ユーザに関する情報に基づいて条件を判定する処理を行ってもよい。これにより、提供装置100は、実際に移動を行ったユーザを抽出して特典を提供することができるため、適切な提供処理を行うことができる。
【0182】
また、判定部136は、条件として設定された移動距離、位置情報、移動に費やす時間、移動完了時点の時間、又は移動が行われた経路の少なくともいずれか一つを判定要素として、条件をユーザが達成したか否かを判定する。
【0183】
このように、実施形態に係る提供装置100は、移動距離等の情報に基づいて判定を行う。これにより、提供装置100は、条件の達成を詳細に判定することができる。
【0184】
また、提供部137は、判定部136によって判定された移動距離、位置情報、移動に費やす時間、移動完了時点の時間、又は移動が行われた経路の少なくともいずれか一つの要素に基づいて、ユーザに提供する特典の内容を変更する。
【0185】
このように、実施形態に係る提供装置100は、移動距離等に応じて特典を変更する処理を行ってもよい。例えば、提供装置100は、長い距離を移動したユーザほど、多くの特典が得られるように特典の内容を変更してもよい。これにより、提供装置100は、移動に関する動機付けをより強くユーザに与えることができる。
【0186】
また、実施形態に係る提供装置100は、配信部133によって配信されたコンテンツに対応付けられた特典の提供を受けるための資格をユーザが得るためのエントリーを受け付ける受付部134をさらに備える。提供部137は、受付部134によって受け付けられたエントリーに対応するコンテンツに設定された条件が達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する。
【0187】
このように、実施形態に係る提供装置100は、エントリーを受け付けたユーザを特定した提供処理を行ってもよい。これにより、提供装置100は、条件を達成しようという意思のあるユーザのみ処理対象とすることができるため、不特定多数のユーザを処理対象とするよりも処理負荷を軽減することができる。
【0188】
また、配信部133は、ユーザ端末10からアクセスを受け付けたウェブページを介して、コンテンツをユーザ端末10に配信する。
【0189】
このように、実施形態に係る提供装置100は、ウェブページのアクセスに応じてコンテンツを配信してもよい。これにより、提供装置100は、ユーザが日常的に訪れるウェブページの広告枠やポップアップ等を利用してコンテンツをユーザの目に触れさせることができるため、ユーザのコンテンツへの接触機会を多く設けることができる。すなわち、提供装置100は、移動を促す通知を頻繁にユーザに配信することができるため、ユーザの移動を促進させることができる。
【0190】
また、提供部137は、条件を達成したユーザもしくはユーザが利用するユーザ端末10に関する情報をコンテンツの提供主に提供する。
【0191】
このように、実施形態に係る提供装置100は、ユーザ情報をコンテンツの提供主(例えば、商業施設の経営企業や管理者等)に提供する処理を行ってもよい。例えば、提供装置100は、移動を行う傾向にあるユーザの属性情報等を商業施設に伝達すること等により、商業施設の営業活動にとって有用な情報を提供することができる。
【0192】
また、提供部137は、条件を達成したユーザもしくはユーザが利用するユーザ端末10に関する情報として、条件を達成したユーザの数、条件を達成するまでにユーザが移動した距離、条件を達成するまでにユーザが移動に費やした時間、又は、条件を達成するまでにユーザが移動した経路に関する情報の少なくとも一つを提供する。
【0193】
このように、実施形態に係る提供装置100は、条件を達成したユーザの移動に関する情報を提供主に提供してもよい。これにより、提供装置100は、商業施設等にとってコンテンツの配信がどのような効果をもたらしたかといった効果測定を行うことができる。
【0194】
また、提供部137は、条件を達成したユーザもしくはユーザが利用するユーザ端末10に関する情報として、条件を達成するための移動においてユーザが移動を開始した出発地、ユーザの居住地、又は、ユーザの生活圏に関する情報の少なくとも一つを提供する。
【0195】
このように、実施形態に係る提供装置100は、ユーザの移動の開始点に関する情報等を提供主に提供してもよい。すなわち、提供装置100は、どのくらいの位置に所在するユーザであれば特典を求めて移動を行うか、あるいは、移動を行わないかといった結果情報を提供することができる。これにより、提供装置100は、提供主の営業活動に有用な情報を提供することができる。
【0196】
また、配信部133は、予め設定された複数の目的地に関する条件が設定されたコンテンツを配信する。提供部137は、条件に設定された複数の目的地に関する条件が達成された場合に、コンテンツに対応付けられた特典をユーザに提供する。
【0197】
このように、実施形態に係る提供装置100は、スタンプラリーのように複数の目的地を巡る条件が設定されたコンテンツを配信してもよい。これにより、提供装置100は、より多くの移動をユーザに促すことができるため、よりユーザに移動を活発に行わせることができる。
【0198】
また、第1取得部131は、ユーザ情報として、ユーザのネットワーク上の購買履歴又は検索履歴を取得する。配信部133は、ユーザのネットワーク上の購買履歴又は検索履歴に基づいて決定されるコンテンツを配信する。
【0199】
このように、実施形態に係る提供装置100は、ユーザのネットワーク上の行動履歴に基づいてコンテンツを配信するようにしてもよい。これにより、提供装置100は、ユーザの興味関心に沿ったコンテンツを適切に配信することができるため、ユーザの興味を惹くような内容のコンテンツをユーザに提示し、ユーザが移動を行う動機付けを通常よりも高めさせることができる。
【0200】
また、提供部137は、ユーザのネットワーク上の購買履歴又は検索履歴に基づいて、ユーザに提供する特典の内容を変更する。
【0201】
このように、実施形態に係る提供装置100は、ユーザの興味関心や、ユーザがこれまでに購買した額等に応じて、特典の内容を変更してもよい。例えば、提供装置100は、よく買い物を行うユーザには通常よりも多くの特典を付与することを提示することで、特典を得ようとするユーザの動機付けを高めることができる。
【0202】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0203】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。