【実施例】
【0149】
以下、具体的な実施例と比較例を持って本発明の構成と効果をより詳細に説明するが、これらの実施例は、単に本発明をより明確に理解させるためのものだけで、本発明の範囲を限定するものではない。非限定的な以下の実施例により本発明を詳細に説明する。
【0150】
実施例1
【0151】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が48g/10minであった。上記で製造されたポリケトンターポリマー90重量%と、シリコン10重量%を250rpmで作動する直径2.5cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機上でペレット(pellet)状に製造して射出成形してOA耐摩耗部品試験片を製造した。
【0152】
実施例2
【0153】
ポリケトン90重量%とポリテトラフルオロエチレン10重量%のポリケトン組成物であることを除いては、実施例1と同様である。
【0154】
実施例3
【0155】
ポリケトン90重量%とガラス繊維10重量%のポリケトン組成物であることを除いては、実施例1と同様である。
【0156】
実施例4
【0157】
ポリケトン97重量%と、シリコン3重量%のポリケトン組成物であることを除いては、実施例1と同様である。
【0158】
比較例1
【0159】
ポリケトン100重量%であることを除いては、実施例1と同様である。
【0160】
比較例2
【0161】
ポリオキシメチレン100重量%であることを除いては、実施例1と同様である。
【0162】
比較例3
【0163】
ナイロン66 100重量%であることを除いては、実施例1と同様である。
【0164】
比較例4
【0165】
ポリオキシメチレン90重量%と、シリコン10重量%であることを除いては、実施例1と同一である。
【0166】
物性評価
【0167】
実施例及び比較例でそれぞれ製造された試験片を速度50rpm、荷重150N、摩耗距離3kmの実験条件で、耐摩耗量と摩耗された長さを測定し、その結果を表1に示した。
【0168】
【表1】
【0169】
上記表1に示すように、ポリケトンに耐摩耗剤としてシリコン、ポリテトラフルオロエチレン、ガラス繊維、およびシリコンをブレンドして製造したポリケトン成形部品は、比較例に比べて、同じ実験条件で摩耗量が0.005g以下で示されたように、耐摩耗性に優れ、耐摩耗性が要求されるOA耐摩耗部品、ATMギア、電気電子ギア、都市ガスメーターギアとレーザープリンタのトナー用ギアなどに適していることが分かった。
【0170】
実施例5
【0171】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であり、パラジウム触媒残量が5ppmであった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して電子レンジ用容器の試験片を製造した。
【0172】
実施例6
【0173】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であり、パラジウム触媒残量が5ppmであった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して電子レンジ用容器の試験片を製造した。
【0174】
実施例7
【0175】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度72℃の第1段階と78℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは2.0dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であり、パラジウム触媒残量が7ppmであった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して電子レンジ用容器の試験片を製造した。
【0176】
比較例5
【0177】
ポリテトラフルオロエチレン樹脂で電子レンジ用容器の試験片を製造した。
【0178】
物性評価
【0179】
上記実施例5〜7及び比較例5でそれぞれ製造された試験片の運動摩擦係数(coefficient of kinetic friction)、摩耗性(wear property)と衝撃強度を下記のような方法で評価し、その結果は下記表2に示した。
【0180】
運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を示すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0181】
また、摩耗性は、摩耗されている程度を示した値で、上記摩耗性が大きいほど摩耗が容易に発生するため、耐摩耗性が小さいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩耗が容易に発生できないため、耐摩耗性が大きいことを意味する。上記摩耗性試験は、荷重1kg、線速度7Hzと試験時間30分の条件でピン-オン-ディスク方式(Pin-On-Disk type)で測定した。
【0182】
【表2】
【0183】
上記表2から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ衝撃強度が改善され、運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。
【0184】
実施例8
【0185】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃のステップ1と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0186】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入して温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0187】
実施例9
【0188】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0189】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0190】
実施例10
【0191】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0192】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0193】
実施例11
【0194】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが1.8であった。
【0195】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0196】
実施例12
【0197】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.2であった。
【0198】
前記製造されたポリケトンターポリマーを混合してL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0199】
比較例6
【0200】
ポリケトン共重合体の代わりに、ポリオキシメチレン樹脂を使用して実施例1と同様に実施した。
【0201】
物性評価
【0202】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形して椅子用カムの試験片を製造した後、比較例の試料と対比して比重、耐摩耗性、耐衝撃性を下記の方法で評価し、その結果を下記表3に示した。
【0203】
1.耐摩耗性の評価:実施例及び比較例から製造された成形物を円板状に加工(直径120mm、厚さ2mm)して、25℃で2日間放置した後、Taber摩耗試験機(DAITO ELECTRON CO.,LTD.製造、条件:荷重1kg、摩耗輪H-22)を使用して、JIS K-7311に準じて摩耗量を測定した。
【0204】
2.アイゾット(Izod)衝撃強度:常温でASTM D256、1/4インチの厚さ試験片について評価した。
【0205】
3.騒音の測定:1.の耐摩耗評価装置を使用しつつ、portable用ノイズ発生器で騒音を測定した。
【0206】
【表3】
【0207】
上記表1に示すように、実施例8〜12の場合、比較例6と対比して、軽量、耐摩耗性、耐衝撃性、騒音発生の程度が優れていると評価され、椅子のカムで使用されるに適していることが判明した。
【0208】
本発明は、上記の方法で測定時に、耐摩耗量が25mg以下であり、騒音の発生量が70dB以下に優れている。
【0209】
実施例13
【0210】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0211】
上記得られたポリケトン共重合体を金型に入れて70bar、250℃の温度、および150℃の金型温度の下で射出成形してギアを製造した。
【0212】
実施例14
【0213】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0214】
上記得られたポリケトン共重合体を金型に入れて70bar、250℃の温度、および150℃の金型温度の下で射出成形してギアを製造した。
【0215】
実施例15
【0216】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0217】
上記得られたポリケトン共重合体を金型に入れて70bar、250℃の温度、および150℃の金型温度の下で射出成形してギアを製造した。
【0218】
実施例16
【0219】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが1.8であった。
【0220】
上記得られたポリケトン共重合体を金型に入れて70bar、250℃の温度、および150℃の金型温度の下で射出成形してギアを製造した。
【0221】
実施例17
【0222】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.2であった。
【0223】
上記得られたポリケトン共重合体を金型に入れて70bar、250℃の温度、および150℃の金型温度の下で射出成形してギアを製造した。
【0224】
比較例7
【0225】
ポリケトン共重合体の代わりに、高衝撃ナイロン66を使用して実施例13と同様に実施した。
【0226】
物性評価
【0227】
1.寸法安定性の評価:温度50℃、相対湿度90%の条件で垂直および水平方向のMS211-47に応じて製品のひずみを評価した。
【0228】
2.耐摩耗性の評価:上記実施例により製造されたプラスチック歯車に対して、
図1に示されたスラストワッシャテスト装置を使用して、25℃での重量損失を計算して、下記の式によって摩耗係数(K
LNP)を計算した。
【0229】
【数1】
【0230】
(このときV=速度(ft./min)、P=圧力(lbs./in
2)、T=経過時間(hrs)であり、Wは重量の損失を密度で割った値で単位体積当たりの摩耗量を意味する。)
【0231】
3.耐湿性評価:上記実施例13〜17によって製造されたポリケトン共重合体、およびDuPont社の素材ナイロン66を別々にL/D32、D40の2軸押出機に投入し、240℃で250rpmのスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出してペレットを製造した。製造されたペレットを85℃/85%の恒温恒湿機に48時間放置した後、メトラーHR-83を利用して、20分間の水分含水率を測定した。
【0232】
4.駆動評価:実施例及び比較例で製造されたヘルメットギアをヘルメットに装着した後、顔面の内側を駆動する評価をしてギアが耐える回数を測定した。
【0233】
【表4】
【0234】
上記表4を介して、本発明のベース状態のポリケトン樹脂が高衝撃ポリアミドに比べて物性保持率、耐摩耗性(摩擦係数が200〜300)と耐湿性に優れていることが確認できた。したがって、本発明のポリケトン樹脂を材料にして製造された電気溶接のヘルメットのギアは、既存のポリアミド素材のギアに比べて摩耗が少なく、電気溶接のヘルメットの顔面保護カバーが簡単に流れ落ちる問題を解決することができる。
【0235】
実施例18
【0236】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃のステップ1と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0237】
前記製造されたポリケトンターポリマーをギアの厚さに対応した厚さに板状に常温で凝固させる段階を経て凝固されたプラスチック板材で要求される寸法のギアをブランキング加工により成形することにより、ギアを製造した。
【0238】
実施例19
【0239】
実施例18と同様の方法でポリケトンターポリマーを製造した後、前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部にシリコン樹脂1重量部を混合してギアの厚さに対応した厚さに板状に常温で凝固させる段階を経て凝固されたプラスチック板材で要求される寸法のギアをブランキング加工により成形することにより、ギアを製造した。
【0240】
実施例20
【0241】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0242】
前記製造されたポリケトンターポリマーをギアの厚さに対応した厚さに板状に常温で凝固させる段階を経て凝固されたプラスチック板材で要求される寸法のギアをブランキング加工により成形することにより、ギアを製造した。
【0243】
実施例21
【0244】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは2.0dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0245】
前記製造されたポリケトンターポリマーをギアの厚さに対応した厚さに板状に常温で凝固させる段階を経て凝固されたプラスチック板材で要求される寸法のギアをブランキング加工により成形することにより、ギアを製造した。
【0246】
実施例22
【0247】
実施例20と同様の方法でポリケトンターポリマーを製造した後、前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部にシリコン樹脂5重量部を混合してギアの厚さに対応した厚さに板状に常温で凝固させる段階を経て凝固されたプラスチック板材で要求される寸法のギアをブランキング加工により成形することにより、ギアを製造した。
【0248】
実施例23
【0249】
実施例20と同様の方法でポリケトンターポリマーを製造した後、前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部にシリコン樹脂10重量部を混合し、ギアの厚さに対応した厚さに板状に常温で凝固させる段階を経て凝固されたプラスチック板材で要求される寸法のギアをブランキング加工により成形することにより、ギアを製造した。
【0250】
比較例8
【0251】
ポリケトン共重合体の代わりに、DuPont社の素材としてPOMをベース状態で実施したことを除いては、実施例18と同様に実施した。
【0252】
物性評価
【0253】
1.寸法安定性、耐摩耗性、耐衝撃性の評価:上記実施例及び比較例で製造されたプラスチック製のパネルを下記の方法を使用して、寸法安定性、耐摩耗性、耐衝撃性を評価した。
【0254】
1)寸法安定性の評価:温度50℃、相対湿度90%の条件で垂直および水平方向のMS211-47に応じて製品のひずみを評価した。
【0255】
2)摩耗量の評価:内径20mm、外径25mm、高さ15mmである円筒形の試験片と相対材を使用して評価した。JIS K7218規格であり速度50rpm、荷重150N、摩耗距離3kmにして摩耗量を測定した。
【0256】
3)耐衝撃性の評価:常温でASTM D256、1/4インチの厚さ試験片について評価した。
【0257】
【表5】
【0258】
上記の表を使用して、実施例18〜23の本発明のポリケトンベースまたはブレンド組成物で製造されたギアは、比較例の方法に比べて製造されたギアに比べて垂直方向と水平方向の製品ひずみに優れ、耐摩耗性が非常に優れていることが分かった。
【0259】
また、本発明は、JIS K7218規格であり速度50rpm、荷重150N、摩耗距離3kmにして摩耗量を測定時0.020g以下で優れていた。
【0260】
実施例24
【0261】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0262】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出してヤーンガイド用に製造するための試験片を作製した。
【0263】
実施例25
【0264】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0265】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出してヤーンガイド用に製造するための試験片を作製した。
【0266】
実施例26
【0267】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0268】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出してヤーンガイド用に製造するための試験片を作製した。
【0269】
実施例27
【0270】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが1.8であった。
【0271】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出してヤーンガイド用に製造するための試験片を作製した。
【0272】
実験例1
【0273】
実施例24〜27の方法により製造されたヤーンガイド用試験片の比重、耐摩耗性、耐薬品性、耐腐食性を測定し、アルミの物性と比較して、その結果を表6を介して示した。物性評価方法を以下に示す。
【0274】
物性評価
【0275】
1.耐摩耗性の評価:実施例から製造された試験片を円板状に加工(直径120mm、厚さ2mm)、同じ形のセラミックとアルミ試験片を製作した後、それぞれ25℃で2日間放置した後、 Taber摩耗試験機(DAITO ELECTRON CO.,LTD.製造、条件:荷重1kg、摩耗輪H-22)を使用して、JIS K-7311に準じて摩耗量を測定した。
【0276】
2.耐薬品性の評価:実施例から製造された試験片を195mmx19mmx3mmサイズに切り取り、同じサイズのセラミックとアルミ試験片を製作した後、各ひずみでジグに固定させた後、シクロペンタンに2分間浸漬させた後に取り出し、1分間放置し、亀裂(crack)が発生していない歪みのJIGの数値を測定した。
【0277】
3.耐腐食性の評価:ASTM B117に規定された方法で塩水噴霧試験を行った後、次の基準により評価した。
優秀:120時間経過後、白錆発生なし
良好:120時間経過後、白錆発生面積5%未満
不十分:120時間経過後、白錆発生面積5%以上であり、50%未満
不良:120時間経過後、白錆発生面積50%以上
【0278】
4.最大巻取率の評価:通常使用される最大巻取率の測定方法で評価した。
【0279】
5.毛羽発生頻度の評価
ポリエチレンマルチフィラメントに対して100,000m当たり測定される毛羽数に応じて発生頻度を評価した。
【0280】
【表6】
【0281】
上記表6を介して、本発明のポリケトン共重合体がセラミックス、アルミに比べて軽量で、耐摩耗性、耐薬品性、耐腐食性、最大巻取率が優れていて毛羽数発生頻度が低く、ヤーンガイドの素材として使用されるに適していると判明した。
【0282】
実施例28
【0283】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して電子レンジ部品試験片を製造した。
【0284】
実施例29
【0285】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機でペレット(pellet)状に製造して射出成形して電子レンジ部品試験片を製造した。
【0286】
実施例30
【0287】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機でペレット(pellet)状に製造して射出成形して電子レンジ部品試験片を製造した。
【0288】
実施例31
【0289】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが1.8であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機でペレット(pellet)状に製造して射出成形して電子レンジ部品試験片を製造した。
【0290】
実施例32
【0291】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.2であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機でペレット(pellet)状に製造して射出成形して電子レンジ部品試験片を製造した。
【0292】
比較例9
【0293】
既存の電子レンジ部品の素材として使用されたPTFEを用いて電子レンジ部品の試験片を製造した。
【0294】
物性評価
【0295】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形して電子レンジ部品の試験片を製造した後、比較例の試料と対比して、以下のような方法で物性を評価し、その結果を下記表1に示した。
【0296】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0297】
2.水分吸湿率評価:温度50℃、相対湿度90%で24時間処理した後、水分含有量の測定
【0298】
3.耐摩擦摩耗性(Ring-on-Ring Type、大樹脂):外径が25.6mm、内径が20mmと高さが15mmである貫通型試験片を射出成形した後、試験機器に固定し、加荷重6.6 kgfと線速度10cm/sの駆動条件で試験を実施する。このとき、下記式を用いて、非摩耗量を計算して耐摩擦摩耗性を評価した。得られた非摩耗量が小さいほど優れた耐摩擦摩耗性を示す。
【0299】
非摩耗量=摩耗重量(mg)/[密度(mg/mm
3)×加荷重(kgf)×走行距離(km)]
【0300】
*試験機器:トラストタイプ(Trust type)摩擦摩耗試験機
【0301】
4.cycle time(射出成形性の評価sec):実施例あるいは比較例で製造されたペレットが溶融した後、結晶化されるまでの時間をsec単位で測定した。
【0302】
実施例と比較例の物性は下記表7のようだった。
【0303】
【表7】
【0304】
上記表7に示すように、実施例の場合、比較例に比べ、水分吸湿率がさらに低く、摩耗量も少なく、耐摩耗性が非常に優れたものと評価された。また、射出サイクルも短く、射出成形性に優れたことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造されたポリケトン電子レンジ部品は耐衝撃性、耐摩耗性、耐湿性、射出成形性が非常に優れた電子レンジ部品に適用するのに非常に適していた。
【0305】
実施例33
【0306】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0307】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0308】
実施例34
【0309】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0310】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0311】
実施例35
【0312】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0313】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0314】
実施例36
【0315】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが1.8であった。
【0316】
前記製造されたポリケトンターポリマーをL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0317】
実施例37
【0318】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.2であった。
【0319】
前記製造されたポリケトンターポリマーを混合してL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0320】
実施例38
【0321】
ポリケトンの固有粘度を2.0dl/gに調節したことを除いては、実施例34と同様である。
【0322】
比較例10
【0323】
ポリケトン共重合体の代わりに、ポリオキシメチレン樹脂を使用して実施例33と同様に実施した。
【0324】
物性評価
【0325】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形してベッドクリーナー用試験片を製造した後、比較例の試料と対比して耐スクラッチ性、耐衝撃性を下記の方法で評価し、その結果を下記表8に示した。
【0326】
1.耐摩耗性の評価:実施例及び比較例から製造された成形物を円板状に加工(直径120mm、厚さ2mm)して、25℃で2日間放置した後、Taber摩耗試験機(DAITO ELECTRON CO.,LTD.製造、条件:荷重1kg、摩耗輪H-22)を使用して、JIS K-7311に準じて摩耗量を測定した。
【0327】
2.耐スクラッチ性の評価:JIS K 5600-5-4鉛筆スクラッチ硬さ測定方法に基づいて評価した。
【0328】
3.アイゾット(Izod)衝撃強度:常温でASTM D256、1/4インチの厚さ試験片について評価した。
【0329】
【表8】
【0330】
上記表8に示すように、実施例33〜38の場合、比較例に比べ耐摩耗性、耐スクラッチ性および耐衝撃強度が優れていると評価されてベッドクリーナー用カムに使用するのに適した物性を持っていることが判明した。
【0331】
本発明のポリケトンベッドクリーナー用カムは、耐摩耗量が25mg以下に優れている。
【0332】
実施例39
【0333】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が48g/10minであり、残存パラジウム触媒の量が10ppmであり、分子量分布は2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径2.5cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機でペレット(pellet)状に製造して射出成形してオフィス用ポリケトン部品用試験片を製造した。
【0334】
上記の試験片とは別に耐摩耗剤であるシリコンオイルを上記ポリケトンを含むポリケトン組成物を製造し、その含有量は、組成物全体の比1.0重量%添加して、ポリケトン組成物を製造した後、上記のペレット製造と同じ方法でペレット状に製造してオフィス用ポリケトン部品用試験片を製造した。
【0335】
比較例11
【0336】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径2.5cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機でペレット(pellet)状に製造した後オフィス用ポリケトン部品用試験片を製造し、個別に実施例1と同じ量のシリコンオイルを添加してオフィス用ポリケトン部品用試験片を製造した。
【0337】
物性評価
【0338】
実施例39と比較例11でそれぞれ製造されたオフィス用の部品試験片をそれぞれBase状態と耐摩耗剤を添加した場合の耐摩耗性と耐衝撃性を評価し、その結果を表9に示した。
【0339】
1.耐摩擦摩耗性(Ring-on-Ring Type、大樹脂):外径が25.6mm、内径が20mmと高さが15mmである貫通型試験片を射出成形した後、試験機器に固定し、加荷重6.6 kgfと線速度10cm/sの駆動条件で試験を実施する。非摩耗量を計算して耐摩擦摩耗性を評価した。得られた非摩耗量が小さいほど優れた耐摩擦摩耗性を示す。
【0340】
2.アイゾット衝撃強度:ASTM D256に基づいて実施した。
【0341】
【表9】
【0342】
上記表9に示すように、ポリケトンベースの状態では、POMベースの状態でも耐摩耗性と耐衝撃性に優れたものと評価され、耐摩耗剤を添加した場合も、耐摩耗性と耐衝撃性に優れたものと評価された。したがって、本発明の実施例を介して製造されたオフィス用ポリケトン部品は耐衝撃性、耐摩耗性に非常に優れてオフィス用ポリケトン部品に適用するのに非常に適していた。
【0343】
実施例40
【0344】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ウィンドウドラムの試験片を製造した。
【0345】
実施例41
【0346】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用ウィンドウドラムの試験片を製造した。
【0347】
実施例42
【0348】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度72℃の第1段階と78℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは2.0dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用ウィンドウドラムの試験片を製造した。
【0349】
実施例43
【0350】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ウィンドウドラムの試験片を製造した。
【0351】
比較例12
【0352】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ウィンドウドラムの試験片を製造した。
【0353】
物性評価
【0354】
上記実施例40〜43及び比較例12でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表10に示した。
【0355】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0356】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0357】
3.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0358】
【表10】
【0359】
上記表10から分かるように、実施例の場合、比較例11に比べ衝撃強度が向上したことが分かった。また、実施例の場合、比較例12に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造されたウィンドウドラムは、従来のウィンドウドラム素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐衝撃性と耐摩耗性を示すので、自動車用ウィンドウドラムに適用するのに適している。
【0360】
実施例44
【0361】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用サンバイザーリテーナの試験片を製造した。
【0362】
実施例45
【0363】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用サンバイザーリテーナの試験片を製造した。
【0364】
実施例46
【0365】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度72℃の第1段階と78℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは2.0dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用サンバイザーリテーナの試験片を製造した。
【0366】
比較例13
【0367】
ナイロン6樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用サンバイザーリテーナの試験片を製造した。
【0368】
物性評価
【0369】
上記実施例44〜46及び比較例13でそれぞれ製造された試験片の運動摩擦係数(coefficient of kinetic friction)、耐摩耗性(wear property)と衝撃強度を下記のような方法で評価し、その結果は下記表11に示した。
【0370】
運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を示すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0371】
また、耐摩耗性は、摩耗されている程度を示した値で、上記摩耗性が大きいほど摩耗が容易に発生するため、耐摩耗性が小さいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩耗が容易に発生していないため、耐摩耗性が大きいことを意味する。上記摩耗性試験は、荷重1kg、線速度7Hzと試験時間30分の条件でピン-オン-ディスク方式(Pin-On-Disk type)で測定した。
【0372】
また、寸法変化率の評価は、温度50℃、相対湿度90%の条件で垂直および水平方向のMS211-47に基づいて測定した。
【0373】
【表11】
【0374】
上記表11から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ衝撃強度が向上し、運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された自動車用サンバイザーリテーナは、従来の自動車用サンバイザーリテーナ素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐摩耗性と寸法安定性を示すので、自動車用サンバイザーリテーナに適用するにさらに適している。
【0375】
実施例47
【0376】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーの一酸化炭素は、50mol%であり、エチレンは46mol%であり、プロピレンは4mol%であった。また、前記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。
【0377】
前記製造されたポリケトンターポリマー70重量%とガラス繊維30重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ドアフレームインナーカバーの試験片を製造した。
【0378】
実施例48
【0379】
実施例47と同様の方法で製造されたポリケトンターポリマー75重量%とガラス繊維25重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32である2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ドアフレームインナーカバーの試験片を製造した。
【0380】
実施例49
【0381】
実施例47と同様の方法で製造されたポリケトンターポリマー80重量%とガラス繊維20重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ドアフレームインナーカバーの試験片を製造した。
【0382】
実施例50
【0383】
実施例47と同様の方法で製造されたポリケトンターポリマー85重量%とガラス繊維15重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32である2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ドアフレームインナーカバーの試験片を製造した。
【0384】
比較例14
【0385】
ナイロン66樹脂とガラス繊維30重量%投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)上で製造した後、射出成形して自動車用ドアフレームインナーカバーの試験片を製造した。
【0386】
物性評価
【0387】
上記実施例47〜50及び比較例14でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表12に示した。
【0388】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0389】
2.寸法変化率の評価:温度50℃、相対湿度90%の条件で垂直および水平方向のMS211-47に基づいて評価した。
【0390】
【表12】
【0391】
上記表12から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ衝撃強度と寸法安定性が向上した。したがって、本発明の実施例を使用して製造された自動車用ドアフレームインナーカバーは、従来の自動車用ドアフレームインナーカバー素材に使用されている比較例の場合よりも優れた寸法安定性を示すので、自動車用ドアフレームインナーカバーに適用するにより適している。
【0392】
実施例51
【0393】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のシートベルトジョインターの試験片を製造した。
【0394】
実施例52
【0395】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のシートベルトジョインターの試験片を製造した。
【0396】
実施例53
【0397】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して自動車のシートベルトジョインターの試験片を製造した。
【0398】
実施例54
【0399】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のシートベルトジョインターの試験片を製造した。
【0400】
比較例15
【0401】
ナイロン66樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のシートベルトジョインターの試験片を製造した。
【0402】
物性評価
【0403】
上記実施例51〜54及び比較例15でそれぞれ製造された試験片の運動摩擦係数(coefficient of kinetic friction)、耐摩耗性(wear property)と衝撃強度を下記のような方法で評価し、その結果は下記表13に示した。
【0404】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0405】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0406】
3.摩耗性の評価:JIS 7218に準拠して実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0407】
【表13】
【0408】
上記表13から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ衝撃強度が向上し、運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を介して製造された自動車のシートベルトジョインターは、従来の自動車用シートベルトジョインター素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐摩耗性と耐衝撃強度を示すので、自動車のシートベルトジョインターに適用するにより適している。
【0409】
実施例55
【0410】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用オートギアスライドの試験片を製造した。
【0411】
実施例56
【0412】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用オートギアスライドの試験片を製造した。
【0413】
実施例57
【0414】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して自動車用オートギアスライドの試験片を製造した。
【0415】
実施例58
【0416】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用オートギアスライドの試験片を製造した。
【0417】
比較例16
【0418】
ポリエステルエラストマー(PEL)を250rpmで作動する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用オートギアスライドの試験片を製造した。
【0419】
物性評価
【0420】
上記実施例55〜58及び比較例16でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表6に示した。
【0421】
1.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0422】
2.摩耗性の評価:JIS7218に準拠して実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0423】
【表14】
【0424】
上記表14から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された自動車用オートギアスライドは、従来の自動車用オートギアスライド素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐摩耗性を示すので、自動車用オートギアスライドに適用するにより適している。
【0425】
実施例59
【0426】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ドアのラッチハウジングの片を製造した。
【0427】
実施例60
【0428】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用ドアのラッチハウジングの試験片を製造した。
【0429】
実施例61
【0430】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度72℃の第1段階と78℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは2.0dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用ドアのラッチハウジングの試験片を製造した。
【0431】
実施例62
【0432】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ドアラッチハウジングの試験片を製造した。
【0433】
比較例17
【0434】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ドアのラッチハウジングの試験片を製造した。
【0435】
物性評価
【0436】
上記実施例59〜62及び比較例17でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表15に示した。
【0437】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0438】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0439】
3.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0440】
【表15】
【0441】
上記表15から分かるように、実施例の場合、比較例17に比べ衝撃強度が向上したことが分かった。また、実施例の場合、比較例17に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造されたドアのラッチハウジングは、既存のドアのラッチハウジング素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐衝撃性と耐摩耗性を示すので、自動車用ドアのラッチハウジングに適用するのに適している。
【0442】
実施例63
【0443】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用スライドガイドの試験片を製造した。
【0444】
実施例64
【0445】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用スライドガイドの試験片を製造した。
【0446】
実施例65
【0447】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度72℃の第1段階と78℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは2.0dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用スライドガイドの試験片を製造した。
【0448】
実施例66
【0449】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用スライドガイドの試験片を製造した。
【0450】
比較例18
【0451】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用スライドガイドの試験片を製造した。
【0452】
物性評価
【0453】
上記実施例63〜66及び比較例18でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表16に示した。
【0454】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0455】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0456】
3.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0457】
【表16】
【0458】
上記表16から分かるように、実施例の場合、比較例18に比べ衝撃強度が向上したことが分かった。また、実施例の場合、比較例18に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造されたスライドガイドは、従来のスライドガイド素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐衝撃性と耐摩耗性を示すので、自動車用スライドガイドに適用するにより適している。
【0459】
実施例67
【0460】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフトの試験片を製造した。
【0461】
実施例68
【0462】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフトの試験片を製造した。
【0463】
実施例69
【0464】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフトの試験片を製造した。
【0465】
実施例70
【0466】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフトの試験片を製造した。
【0467】
比較例19
【0468】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフトの試験片を製造した。
【0469】
物性評価
【0470】
上記実施例67〜70及び比較例19でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表17に示した。
【0471】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0472】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0473】
3.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0474】
【表17】
【0475】
上記表17から分かるように、実施例の場合、比較例19に比べ衝撃強度が向上したことが分かった。また、実施例の場合、比較例19に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフトは、従来の自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフト素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐衝撃性と耐摩耗性を示すので、自動車用冷暖房空調機(HAVC)スイッチとカムシャフトに適用するのに適している。
【0476】
実施例71
【0477】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用アクチュエータのギアの試験片を製造した。
【0478】
実施例72
【0479】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用アクチュエータのギアの試験片を製造した。
【0480】
実施例73
【0481】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して自動車用アクチュエータのギアの試験片を製造した。
【0482】
実施例74
【0483】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用アクチュエータのギアの試験片を製造した。
【0484】
比較例20
【0485】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用アクチュエータのギアの片を製造した。
【0486】
物性評価
【0487】
上記実施例71〜74及び比較例20でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表18に示した。
【0488】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0489】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0490】
3.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0491】
【表18】
【0492】
上記表18から分かるように、実施例の場合、比較例20に比べ衝撃強度が向上したことが分かった。また、実施例の場合、比較例20に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された自動車用アクチュエータのギアは、従来の自動車用アクチュエータのギア素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐衝撃性と耐摩耗性を示すので、自動車用アクチュエータのギアで適用するにより適している。
【0493】
実施例75
【0494】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のトリム取付用クリップの試験片を製造した。
【0495】
実施例76
【0496】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のトリム取付用クリップの試験片を製造した。
【0497】
実施例77
【0498】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して自動車のトリム取付用クリップの試験片を製造した。
【0499】
実施例78
【0500】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のトリム取付用クリップの試験片を製造した。
【0501】
比較例21
【0502】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車のトリム取付用クリップの試験片を製造した。
【0503】
物性評価
【0504】
上記実施例75〜78及び比較例21でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表19に示した。
【0505】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0506】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0507】
3.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0508】
【表19】
【0509】
上記表19から分かるように、実施例の場合、比較例21に比べ衝撃強度が向上したことが分かった。また、実施例の場合、比較例21に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造されたトリム取付用クリップは、既存のトリム取付用クリップ素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐衝撃性と耐摩耗性を示すので、自動車のトリム取付用クリップに適用するにより適している。
【0510】
実施例79
【0511】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用カップホルダーの試験片を製造した。
【0512】
実施例80
【0513】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用カップホルダーの試験片を製造した。
【0514】
実施例81
【0515】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して自動車用カップホルダーの試験片を製造した。
【0516】
実施例82
【0517】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用カップホルダーの試験片を製造した。
【0518】
比較例22
【0519】
ポリオキシメチレン樹脂を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用カップホルダーの試験片を製造した。
【0520】
物性評価
【0521】
上記実施例79〜82及び比較例22でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表20に示した。
【0522】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0523】
2.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0524】
3.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0525】
【表20】
【0526】
上記表20から分かるように、実施例の場合、比較例22に比べ衝撃強度が向上したことが分かった。また、実施例の場合、比較例22に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された自動車用カップホルダーは、従来の自動車用カップホルダー素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐衝撃性と耐摩耗性を示すので、自動車用カップホルダーに適用するにより適している。
【0527】
実施例83
【0528】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーの一酸化炭素は、50mol%であり、エチレンは46mol%であり、プロピレンは4mol%であった。また、前記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。
【0529】
前記製造されたポリケトンターポリマー90重量%とガラス繊維10重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ルーフラックの試験片を製造した。
【0530】
実施例84
【0531】
実施例83のポリケトンの含有量を80重量%、ガラス繊維の含有量を20重量%に設定したこと以外は実施例83と同様である。
【0532】
実施例85
【0533】
実施例83のポリケトンの含有量を70重量%、ガラス繊維の含有量を30重量%に設定したこと以外は実施例83と同様である。
【0534】
実施例86
【0535】
実施例83のポリケトンの含有量を60重量%、ガラス繊維の含有量を40重量%に設定したこと以外は実施例83と同様である。
【0536】
比較例23
【0537】
ナイロン66樹脂70重量%、ガラス繊維15重量%とミネラルフィラー15重量%投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用ルーフラックの試験片を製造した。
【0538】
物性評価
【0539】
上記実施例83〜86及び比較例23でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表21に示した。
【0540】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0541】
2.耐スクラッチ性の評価:JIS K5600-5-4鉛筆スクラッチ硬さ測定方法に基づいて評価した。
【0542】
【表21】
【0543】
上記表21から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ耐スクラッチ性および耐衝撃強度が優れていると評価されて、自動車用ルーフラックに使用するのに適した物性を持っていることが分かった。
【0544】
実施例87
【0545】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー75重量%とガラス繊維10重量%とシリカ60〜75重量%と酸化マグネシウム25〜40重量%で混合されたミネラルフィラーを15重量%混合して250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造して射出成形して自動車用アウトサイドドアハンドルの試験片を製造して物性を評価した。
【0546】
実施例88
【0547】
実施例87のガラス繊維の含有量を5重量%とミネラルフィラーの含有量を10重量%に設定した以外は実施例87と同様である。
【0548】
実施例89
【0549】
実施例87のガラス繊維の含有量を20重量%とミネラルフィラーの含有量を20重量%に設定した以外は実施例87と同様である。
【0550】
比較例24
【0551】
ナイロン66樹脂70重量%、ガラス繊維15重量%とミネラルフィラー15重量%投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用アウトサイドドアハンドルの試験片を製造した。
【0552】
物性評価
【0553】
上記実施例87〜89及び比較例24でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表22に示した。
【0554】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0555】
2.耐スクラッチ性の評価:JIS K5600-5-4鉛筆スクラッチ硬さ測定方法に基づいて評価した。
【0556】
3.寸法変化率の評価:温度50℃、相対湿度90%の条件で垂直および水平方向のMS211-47に基づいて評価した。
【0557】
【表22】
【0558】
上記表22から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ耐スクラッチ性と寸法安定性に優れたものと評価されて、自動車用アウトサイドドアハンドルとして使用するのに適した物性を持っていることが分かった。
【0559】
実施例90
【0560】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーの一酸化炭素は、50mol%であり、エチレンは46mol%であり、プロピレンは4mol%であった。また、前記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。
【0561】
前記製造されたポリケトンターポリマー70重量%とガラス繊維30重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを利用して押出機上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用エアインテークガーニッシュの試験片を製造した。
【0562】
実施例91
【0563】
実施例90と同様の方法で製造されたポリケトンターポリマー75重量%とガラス繊維25重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用エアインテークガーニッシュの試験片を製造した。
【0564】
実施例92
【0565】
実施例90と同様の方法で製造されたポリケトンターポリマー80重量%とガラス繊維20重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用エアインテークガーニッシュの試験片を製造した。
【0566】
実施例93
【0567】
実施例90と同様の方法で製造されたポリケトンターポリマー85重量%とガラス繊維15重量%を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用エアインテークガーニッシュの試験片を製造した。
【0568】
比較例25
【0569】
ナイロン66樹脂とガラス繊維30重量%投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40cmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上にペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して自動車用エアインテークガーニッシュの試験片を製造した。
【0570】
物性評価
【0571】
上記実施例90〜93及び比較例25でそれぞれ製造された試験片を下記のような方法で物性を評価し、その結果を表23に示した。
【0572】
1.アイゾット衝撃強度評価:ASTM D256に基づいて実施した。
【0573】
2.摩耗性:摩耗性は、摩耗されている程度を示した値で、上記摩耗性が大きいほど摩耗が容易に発生するため、耐摩耗性が小さいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩耗が容易に発生していないため、耐摩耗性が大きいことを意味する。上記摩耗性試験は、荷重1kg、線速度7Hzと試験時間30分の条件でピン-オン-ディスク方式(Pin-On-Disk type)で測定した。
【0574】
3.寸法変化率の評価:温度50℃、相対湿度90%の条件で垂直および水平方向のMS211-47に基づいて評価した。
【0575】
【表23】
【0576】
上記表23から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ衝撃強度と寸法安定性が向上しており、運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された自動車用エアインテークガーニッシュは、従来の自動車用エアインテークガーニッシュ素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐摩耗性と寸法安定性を示すので、自動車用エアインテークガーニッシュに適用するにさらに適している。
【0577】
実施例94
【0578】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、医療用輸送トレイ試験片を製造した。
【0579】
実施例95
【0580】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、医療用輸送トレイ試験片を製造した。
【0581】
実施例96
【0582】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して、医療用輸送トレイ試験片を製造した。
【0583】
実施例97
【0584】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、医療用輸送トレイ試験片を製造した。
【0585】
比較例26
【0586】
既存の医療用輸送トレイカバーの素材として使用されたポリカーボネートを使用して、実施例94と同様に、医療用輸送トレイ試験片を製造した。
【0587】
物性評価
【0588】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形して、医療用輸送トレイ試験片を製造した後、比較例の試料と対比して、以下のような方法で物性を評価し、その結果を下記の表24に示した。
【0589】
1.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0590】
2.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0591】
【表24】
【0592】
上記表24から分かるように、実施例の場合、比較例26に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された医療用輸送トレイは、従来の医療用輸送トレイ素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐摩耗性を示すので、医療用輸送トレイに適用するにより適している。
【0593】
実施例98
【0594】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、医療用ピペット試験片を製造した。
【0595】
実施例99
【0596】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとケイ素系 耐摩耗剤を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、医療用ピペット試験片を製造した。
【0597】
実施例100
【0598】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとガラス繊維を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造後、射出成形して、医療用ピペット試験片を製造した。
【0599】
実施例101
【0600】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマー、ガラス繊維とポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、医療用ピペット試験片を製造した。
【0601】
比較例27
【0602】
既存の医療用ピペットの素材として使用されたポリカーボネートを使用して、実施例98と同様に、医療用ピペット試験片を製造した。
【0603】
物性評価
【0604】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形して、医療用ピペット試験片を製造した後、比較例の試料と対比して、以下のような方法で物性を評価し、その結果を下記の表25に示した。
【0605】
1.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0606】
2.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0607】
3.曲げ強度評価:ASTM D790に基づいて実施した。
【0608】
【表25】
【0609】
上記表25から分かるように、実施例の場合、比較例27に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが明らかになり、曲げ強度が向上したことがわかった。したがって、本発明の実施例を通じて製造された医療用ピペットは、従来の医療用ピペット素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐摩耗性と曲げ強度を表すので、医療用ピペットに適用するのに適している。
【0610】
実施例102
【0611】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して冷蔵庫のドアクローザー試験片を製造した。
【0612】
実施例103
【0613】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して冷蔵庫のドアクローザー試験片を製造した。
【0614】
実施例104
【0615】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーと熱可塑性ポリウレタン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して冷蔵庫のドアクローザー試験片を製造した。
【0616】
比較例28
【0617】
既存の冷蔵庫のドアクローザーの素材として使用されたポリオキシメチレン樹脂を用いて、実施例102と同様に、冷蔵庫のドアクローザー試験片を製造した。
【0618】
物性評価
【0619】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形して冷蔵庫のドアクローザー試験片を製造した後、比較例の試料と対比して、以下のような方法で物性を評価し、その結果を下記の表26に示した。
【0620】
1.摩擦係数:運動摩擦係数は、運動摩擦の程度を表すことができる値で、上記の運動摩擦係数が大きいほど摩擦力が大きいことを意味し、逆にその値が小さいほど摩擦力が小さいことを意味する。
【0621】
2.摩耗性の評価:JIS K7218に基づいて実施した(テスト条件:50rmp、150Nの条件で3km摩耗)。
【0622】
3.騒音の評価:騒音を測定した後、40dB以上の場合、○で表示して、40dB未満の場合は×で表示した。
【0623】
【表26】
【0624】
上記表26から分かるように、実施例の場合、比較例28に比べ運動摩擦係数と摩耗性が小さいことから、摩擦力が小さく、耐摩耗性が向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された冷蔵庫のドアクローザーは、従来の冷蔵庫のドアクローザー素材として使用されている比較例の場合よりも優れた耐摩耗性を示し、騒音が少なく発生するので、冷蔵庫のドアクローザーに適用するにより適している。
【0625】
実施例105
【0626】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーを250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、携帯電話研磨アーム試験片を製造した。
【0627】
実施例106
【0628】
一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーは、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、85対15であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MWDが2.0であった。上記で製造されたポリケトンターポリマーとポリテトラフルオロエチレン樹脂を投入して組成物を製造し、製造された組成物を250rpmで動作する直径40mmであり、L/D=32の2軸スクリューを使用して、押出機の上でペレット(pellet)状に製造した後、射出成形して、携帯電話研磨アーム試験片を製造した。
【0629】
比較例29
【0630】
既存の携帯電話研磨アームの素材として使用された不飽和ポリエステル樹脂を用いて、実施例105と同様に、携帯電話の研磨アーム試験片を製造した。
【0631】
物性評価
【0632】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形して、携帯電話研磨アーム試験片を製造した後、比較例の試料と対比して、以下のような方法で物性を評価し、その結果を下記の表27に示した。
【0633】
1.引張強度評価:ASTM D638に基づいて実施した。
【0634】
2.摩耗寿命評価:製造された携帯電話研磨アーム試験片に製品を装着した後、研磨加工を施して研磨アームが摩耗されるのにかかる時間を測定した。
【0635】
【表27】
【0636】
上記表27から分かるように、実施例の場合、比較例に比べ、引張強度が改善されたことが明らかになり、実施例106の場合、比較例に比べて摩耗寿命も増加して耐摩耗性も向上したことが分かった。したがって、本発明の実施例を使用して製造された携帯電話研磨アームは、従来の携帯電話研磨アーム素材として使用されている比較例の場合よりも優れた引張強度と耐摩耗性を示すので、携帯研磨アームに適用するにより適している。
【0637】
実施例107
【0638】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、11倍のモル比であり、重合温度80℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.2dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0639】
前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部に、シリコン樹脂1重量部を混合してL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0640】
実施例108
【0641】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0642】
前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部に、シリコン樹脂1重量部を混合してL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0643】
実施例109
【0644】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、9倍のモル比であり、重合温度74℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.6dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.0であった。
【0645】
前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部に、シリコン樹脂1重量部を混合してL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0646】
実施例110
【0647】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが1.8であった。
【0648】
前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部に、シリコン樹脂1重量部を混合してL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0649】
実施例111
【0650】
酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸と((2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-5,5-ジイル)ビス(メチレン))ビス(ビス(2-メトキシフェニル)ホスフィン)から生成された触媒組成物の存在下で一酸化炭素とエチレンとプロペンからなる線状交互ポリケトンターポリマーを製造した。上記のパラジウム比トリフルオロ酢酸の含有量は、10倍のモル比であり、重合温度78℃の第1段階と84℃の2段階を経る。上記で製造されたポリケトンターポリマーでエチレンとプロペンのモル比は、46対4であった。また、上記ポリケトンターポリマーの融点は220℃であり、HFIP(hexa-fluoroisopropano)で25℃で測定したLVNは1.4dl/gであり、MI(Melt index)が60g/10minであり、MWDが2.2であった。
【0651】
前記製造されたポリケトンターポリマー100重量部に、シリコン樹脂1重量部を混合してL/D32、D40の2軸押出機に投入し、温度240℃で250rpmスクリュー回転速度で溶融混練を介して押出した。
【0652】
比較例30
【0653】
既存のDuPont社の素材としてPOMをベース状態で実施したことを除いては、実施例107と同様に製造した。
【0654】
物性評価
【0655】
上記実施例の製造されたペレットを射出成形してATMで使用可能なギア用試験片を製造した後、比較例の製品と比べて、以下のような方法で物性を評価し、その結果を下記の表28に示した。
【0656】
1.製品ひずみ評価:温度50℃、相対湿度90%の条件で垂直および水平方向のMS211-47に基づいて評価した。
【0657】
2.製品重量変化率の評価:温度50℃、相対湿度90%の条件でMS211-47に基づいて評価した。
【0658】
3.耐水性物性維持率の評価:温度50℃、相対湿度90%で24時間処理した後、衝撃強度を測定して比較した。
【0659】
4.摩耗量の評価:内径20mm、外径25mm、高さ15mmである円筒形の試験片と相対材を使用して評価した。JIS K7218規格であり速度50rpm、荷重150N、摩耗距離3kmにして摩耗量を測定した。
【0660】
【表28】
【0661】
上記表28に示すように、実施例の場合、比較例に比べ、垂直方向と水平方向の製品ひずみの評価でひずみが低く、製品重量の変化率も比較例に比べて低く、耐水性物性維持率と摩耗性の部分で非常に優れたものと評価された。
【0662】
また、本発明は、JIS K7218規格であり速度50rpm、荷重150N、摩耗距離3kmにして測定した摩耗量が0.020g以下で優れていた。
【0663】
したがって、本発明の実施例を使用して製造されたポリケトン樹脂組成物は、優れた耐摩耗性が要求されるATMギアなどに活用できることが判明した。