(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本発明に対して添付の図面を参照して詳細に説明する。ここで、同一の構成に対しては同一の符号を付し、繰り返される説明、本発明の要旨を不明瞭にし得る公知の機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。本発明の実施形態は、当業界で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。よって、図面における各要素の形状及び大きさなどは、より明確な説明のために誇張する場合がある。
【0010】
図1は、本発明の第1実施例に係るマジックプッシュに対する斜視図である。
図2は、
図1に対する断面図である。
図3は、
図1において、ストラップの中央部位が曲がった状態を示した斜視図である。
図4は、
図3に対する断面図である。
図5は、
図1のA領域を拡大して示した図である。
【0011】
図1〜
図5を参照すると、本発明の第1実施例に係るマジックプッシュ100は、付着パッド110、ストラップ120、係止突起130、及びストラップガイド140を含む。
【0012】
付着パッド110は、一側に付着面を有する。付着パッド110の付着面には、両面テープなどの接着部材111が接着し得る。接着部材111の露出した接着面が携帯端末機用保護ケース10の後面に接着することによって、付着パッド110は携帯端末機用保護ケース10の後面に付着し得る。付着パッド110は、携帯端末機20の後面に付着することも可能である。
【0013】
他の例として、付着パッド110は、接着部材111の代わりに、ジェルタイプの粘着シートを備えることができる。この場合、付着パッド110は、携帯端末機用保護ケース10又は携帯端末機20に対して容易に着脱可能である。
【0014】
付着パッド110は、形態を維持するために硬い材質の芯部材110aを外皮110bで覆うように構成され得る。外皮110bは、ストラップ120の材質と同一の材質からなり得る。付着パッド110は、硬質のプラスチック、金属などの材質からなってもよい。また、付着パッド110は、四角形状からなる場合が示されているが、多様な形状からなってもよい。
【0015】
図示していないが、他の例として、付着パッド110は永久磁石を内蔵してもよい。この場合、携帯端末機用保護ケース10の後面又は携帯端末機20の後面には、永久磁石と磁力でくっ付くことができる磁性金属パッドが付着し得る。付着パッド110に永久磁石が内蔵される場合、芯部材が省略されてもよい。
【0016】
ストラップ120は、付着パッド110の付着面の反対側に上下に長く延びた形態で配置され、上端が付着パッド110の上側部位に固定される。ストラップ120の上側部位は、リベット121などによる締結方式で付着パッド110に固定され得る。他の例として、ストラップ120の上側部位は、裁縫方式で付着パッド110に固定されてもよい。
【0017】
ストラップ120は屈曲可能に構成される。ストラップ120は、革材質からなり得るが、ゴム、ウレタン、シリコーンなどの材質からなってもよい。ストラップ120は、一定の左右幅を有するように形成され得る。ストラップ120は、付着パッド110の左右幅より狭い左右幅を有し得る。一方、ストラップ120の上下左右方向の設定は、説明の便宜のために例示したものであるので、例示したものに限定されない。
【0018】
係止突起130は、ストラップ120を挟んで付着パッド110の反対側に配置され、ストラップの下端に固定される。係止突起130は、突起胴体131及び突起ヘッド132を備えることができる。突起胴体131は、一端がストラップ120を貫通してボルトとねじ結合されることによってストラップ120に固定され得る。突起胴体131は円柱形状からなり得る。
【0019】
突起ヘッド132は、突起胴体131より広い断面積を有するように突起胴体131の他端に形成される。突起ヘッド132は、突起胴体131より大きい直径を有する円柱形状からなり得る。ここで、突起ヘッド132は、突起胴体131に同軸をなすように形成され得る。突起ヘッド132は、突出端のコーナーが面取りされた形態からなり得る。
【0020】
ストラップガイド140は、ポケット部材141、ガイドホール142、下側係止ホール143、及び上側係止ホール144を備える。ポケット部材141は、ストラップ120の下側部位を付着パッド110との上端開口に挿入した状態で上下移動を案内するように付着パッド110の付着面の反対側に固定される。ポケット部材141は、付着パッド110との間で上端部位が開口され、下端部位及び左右側部位が閉鎖され得る。よって、ポケット部材141は、付着パッド110との間に上端が開口されたポケット空間141aを有し得る。ポケット部材141は、下端及び左右側の縁部が裁縫方式などによって付着パッド110に固定され得る。勿論、ポケット部材141は、接着剤によって付着パッドに接着してもよい。ポケット部材141は、ストラップ120と同様に、革材質、ゴム、ウレタン、シリコーンなどの多様な材質からなり得る。ポケット部材141は四角形状からなり得る。
【0021】
ポケット部材141は、ストラップ120の左右幅より広く、付着パッド110の左右幅と同一の左右幅を有し得る。よって、ポケット空間141aの左右幅がストラップ120の左右幅より広くなり、ストラップ120の下側部位がポケット空間141a内で上下に円滑に移動できるようになる。ガイドホール142は、係止突起130を挿入した状態で上下移動を案内するようにポケット部材141に形成される。ガイドホール142は、一定の左右幅を有して上下に長く延長され得る。ガイドホール142の左右幅は、突起ヘッド132の左右幅より小さく、突起胴体131の左右幅と同一かそれより広くなり得る。よって、係止突起130がガイドホール142に挿入されて上下に移動するとき、離脱が防止され得る。
【0022】
下側係止ホール143は、ストラップ120が付着パッド110と並んで広がった状態で係止突起130を係止処理するようにガイドホール142の下端に形成される。下側係止ホール143は、突起胴体131の直径と同一の直径を有する載置ホール部143a、及び突起胴体131の直径より小さい幅を有し、載置ホール部143aから延びてガイドホール142と連結される連結ホール部143bを含み得る。
【0023】
この場合、突起胴体131は、ガイドホール142から連結ホール部143bを経て載置ホール部143aに挿入され得る。この状態で、突起胴体131は、連結ホール部143bに係止され、載置ホール部143aにロッキング方式で維持され得る。よって、係止突起130が下側係止ホール143に係止処理されると、ストラップ120は、付着パッド110と並んで広がった状態に維持され得る。
【0024】
上側係止ホール144は、ストラップ120の下側部位が上側に押され、ストラップ120の中央部位が曲がった状態で係止突起130を係止処理するようにガイドホール142の上端に形成される。上側係止ホール144は、下側係止ホール143と同一の形状からなり得る。上側係止ホール144の載置ホール部144a及び連結ホール部144bは、下側係止ホール143の載置ホール部143a及び連結ホール部143bと同一の形状からなり得る。
【0025】
上側係止ホール144は、ガイドホール142を挟んで下側係止ホール143の反対側に配置され、ガイドホール142に連結される。ここで、上側係止ホール144は、ガイドホール142を基準にして下側係止ホール143と対称に形成される。よって、係止突起130が上側係止ホール144に係止処理されると、ストラップ120は、中央部位が曲がった状態に維持され得る。
【0026】
一方、マジックプッシュ100はリング部材150をさらに含み得る。リング部材150は、ストラップ120の上端に結合され得る。リング部材150は、ストラップ120に対して回転できるようにストラップ120の上端の連結ホールに挿入されて結合され得る。リング部材150はD字状に例示されているが、多様な形状からなり得る。
【0027】
以下では、上述したマジックプッシュ100の使用例に対して、
図1〜
図5と共に、
図6〜
図12を参照して説明する。ここで、マジックプッシュ100は、携帯端末機用保護ケース10の後面に付着した場合を例に挙げているが、携帯端末機20に付着した場合にも同一の方式で使用可能である。
【0028】
まず、
図1に示したように、マジックプッシュ100は、ユーザーによって付着パッド110を通じて携帯端末機用保護ケース10の後面に付着した状態である。そして、係止突起130が下側係止ホール143に係止処理され、ストラップ120は付着パッド110と並んで広がった状態である。
【0029】
この状態で、
図3に示したように、ユーザーは、係止突起130をガイドホール142に沿って上側係止溝144に押して係止処理する。この過程で、ストラップ120の下側部位がポケット部材141のポケット空間141a内で上方に移動するようになり、それによって、ストラップ120の中央部位が付着パッド110の付着面の反対側から凸状に曲がり、リング状の空間を作った状態に維持される。その結果、
図6に示したように、ユーザーは、ストラップ120のリング状の空間に指30をかけて携帯端末機用保護ケース10を握ることができるので、携帯端末機用保護ケース10に装着された携帯端末機20を片手で握った状態で安定的に使用できるようになる。
【0030】
その後、ストラップ120を上述した形態でこれ以上使用する必要がなくなると、
図1に示したように、ユーザーは、係止突起130をガイドホール142に沿って下側係止溝143に押して係止処理する。この過程で、ストラップ120の下側部位がポケット部材141のポケット空間141a内で下方に移動するようになり、それによって、ストラップ120の中央部位が付着パッド110と並んで広がった状態に維持される。
【0031】
他の例として、
図7及び
図8に示したように、ユーザーが上述した過程を通じてストラップ120の中央部位をリング状に作った後、マジックプッシュ100を底に置くと、携帯端末機20を傾斜した状態で据え置くスタンドとしての機能をすることができる。このとき、マジックプッシュ100は、ユーザーによって携帯端末機用保護ケース10の上下中央線を基準にして一側に偏向して携帯端末機用保護ケース10に付着した状態であり得る。
【0032】
この場合、マジックプッシュ100の左右側部位が上下に横たわった状態で、ユーザーがマジックプッシュ100の左右側部位のうちいずれの部位を底に置くのかによって携帯端末機20の据え置き角度が変わり得る。また、ユーザーがマジックプッシュ100を携帯端末機用保護ケース10に付着する位置に応じて携帯端末機20の据え置き角度が変わり得る。よって、ユーザーは、携帯端末機20の据え置き角度を所望の角度に変更することができる。
【0033】
他の例として、
図9に示したように、マジックプッシュ100がリング部材150を備える場合、ユーザーは、リング部材150を用いて車両の内部にマジックプッシュ100をかけておくことができる。このために、車両の内部に据え置きホルダー40を付着させることができる。据え置きホルダー40は、ホルダーパッド41及びホルダー突起42を含む。ホルダーパッド41は、接着部材によって車両の内部に付着し得る。ホルダー突起42は、係止突起130と同一の形状からなり、ホルダーパッド41に固定され得る。
【0034】
ユーザーがリング部材150をホルダー突起42にかけると、マジックプッシュ100を据え置きホルダー40にかけることができるので、携帯端末機20は車両の内部に据え置くことができる。ユーザーがリング部材150をホルダー突起42から分離すると、マジックプッシュ100が据え置きホルダー40から分離され得るので、携帯端末機20は、車両の内部に据え置かれた状態から解除され得る。
【0035】
他の例として、
図10に示したように、ユーザーは、リング部材150にネックレースストラップ50を挿入することができる。よって、ユーザーは、ネックレースストラップ50によって携帯端末機20を首にかけて使用することができる。
【0036】
更に他の例として、
図11に示したように、リング部材150に鍵60を挿入することによって、マジックプッシュ100を鍵ホルダーとして使用することができる。この場合、付着パッド110は、ジェルタイプの粘着シートや永久磁石を備えることによって、マジックプッシュ100を冷蔵庫などに対して着脱して使用することができる。或いは、鍵60を挿入したマジックプッシュ100を車両の内部などに据え置くこともできる。
【0037】
図12は、本発明の第2実施例に係るマジックプッシュに対する斜視図である。
図13は、
図12において、付着パッドのカード収納口に対するカードの収納及び引き出し過程を説明するための斜視図である。
図14及び
図15は、
図12に示したマジックプッシュによる携帯端末機の据え置き例を説明するための図である。
【0038】
図12を参照すると、本発明の第2実施例に係るマジックプッシュ200において、付着パッド210は、ポケット部材141の左右幅より広い左右幅を有する。よって、付着パッド210は、増大した付着面積で携帯端末機用保護ケース10又は携帯端末機20の後面に安定的に付着し得る。
【0039】
付着パッド210は、カード70の左右幅より広い左右幅を有し、カード70の上下長さより長い上下長さを有し得る。この場合、付着パッド210は、カード70を収納するように形成されたカード収納口216を含み得る。
【0040】
例えば、付着パッド210は、上端が開口され、下端及び左右側の縁部が閉鎖されるように結合された2枚のシート部材217a、217bを含み得る。ここで、各シート部材217a、217bは、下端及び左右側の縁部が裁縫方式などによって結合され得る。勿論、各シート部材217a、217bは、接着剤によって互いに接着してもよい。各シート部材217a、217b間の内部空間がカード収納口216を形成する。
【0041】
付着パッド210は、下端の一部に切開溝218を有し得る。切開溝218は、カード収納口216と通じるように形成される。切開溝218は半円状からなり得る。
図13に示したように、カード収納口216にカード70が収納された状態で、ユーザーは、切開溝218を介してカード70を上方に押し出すことによって、カード70をカード収納口216から容易に取り出せるようになる。
【0042】
ストラップ120は、付着パッド210の上下中央線を基準にして一側に偏向して配置され得る。この場合、
図14及び
図15に示したように、ストラップ120の左右側部位が上下に横たわった状態で、ユーザーがストラップ120の左右側部位のうちいずれの部位を底に近く置くのかによって携帯端末機用保護ケース10内の携帯端末機20の据え置き角度が変わるようになる。よって、ユーザーは、携帯端末機20の据え置き角度を所望の角度に変更することができる。
【0043】
本発明は、添付の図面に示した一実施例を参考にして説明したが、これは例示的なものに過ぎなく、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形及び均等な他の実施例が可能である。よって、本発明の真の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ定められる。