特許第6576677号(P6576677)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6576677
(24)【登録日】2019年8月30日
(45)【発行日】2019年9月18日
(54)【発明の名称】密封形転がり軸受
(51)【国際特許分類】
   F16C 33/78 20060101AFI20190909BHJP
   F16C 19/06 20060101ALI20190909BHJP
   F16C 33/58 20060101ALI20190909BHJP
   F16J 15/3204 20160101ALI20190909BHJP
【FI】
   F16C33/78 D
   F16C19/06
   F16C33/58
   F16J15/3204
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-90034(P2015-90034)
(22)【出願日】2015年4月27日
(65)【公開番号】特開2016-205564(P2016-205564A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2018年3月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000102692
【氏名又は名称】NTN株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130513
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 直也
(74)【代理人】
【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二
(74)【代理人】
【識別番号】100130177
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 弥一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100167380
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 隆
(72)【発明者】
【氏名】朽木 義明
(72)【発明者】
【氏名】小野 祐志郎
(72)【発明者】
【氏名】田窪 孝康
【審査官】 横山 幸弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−242246(JP,A)
【文献】 特開2006−038114(JP,A)
【文献】 特開2009−287596(JP,A)
【文献】 特開平10−026143(JP,A)
【文献】 実開昭61−066225(JP,U)
【文献】 特開2008−008455(JP,A)
【文献】 特開2008−095753(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C 33/78
F16C 19/06
F16C 33/58
F16J 15/3204
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外輪(10)と内輪(20)間に転動体(30)を組み込み、前記外輪(10)と前記内輪(20)の対向部間に形成された軸受空間の両端開口部にシール芯金(55)により補強されたシール部材(50)を組み込んで外周部を前記外輪(10)で支持し、そのシール部材(50)の内周部に設けられたシールリップを内輪(20)の外周表面に接触させて前記軸受空間を密封した密封形転がり軸受において、
前記シールリップの前記内輪(20)に対する接触面の全体にわたって一様に微小な凹凸部(60)を設け、前記凹凸部(60)における凹部(60a)深さが9.7μm〜10.3μmの範囲とされたことを特徴とする密封形転がり軸受。
【請求項2】
前記凹凸部(60)が、前記シール部材(50)を成形する成形金型の、テクスチャ加工されたキャビティ表面の微小な凹凸部の転写によって形成された請求項1に記載の密封形転がり軸受。
【請求項3】
前記凹凸部(60)における凹部(60a)が、円形のドットまたは直線溝からなる請求項1又は2に記載の密封形転がり軸受。
【請求項4】
前記シール部材(50)におけるシールリップが、アキシャルシールリップ(53)と、軸方向に間隔をおいて設けられた複数のラジアルシールリップ(54)とからなり、それぞれのシールリップ(53、54)の内輪(20)に対する接触面のそれぞれに微小な凹凸部(60)を設けた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の密封形転がり軸受。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主として、オルタネータやウォータポンプ等の自動車補機の回転軸を回転自在に支持する密封形転がり軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
オルタネータやウォータポンプ、エアコンディショナ用コンプレッサ等の自動車補機の回転軸を回転自在に支持する軸受は、雨水や泥水等に曝される環境下での使用であるため、雨水や泥水の浸入を防止することができる密封形転がり軸受が使用されている。
【0003】
上記のような自動車補機に組み込まれる密封形転がり軸受は、回転抵抗の小さいものが要望される。その回転抵抗とシール性とは相反する関係にあり、シール部材の軌道輪に対する接触圧を低減することで回転抵抗を低減することができるがシール性が低下し、逆に、シール部材の軌道輪に対する接触圧を高めてシール性を高めると、回転抵抗が大きくなり、回転抵抗とシール性の両方を満足させることはできない。
【0004】
そのような不都合を解消するため、下記特許文献1に記載された転がり軸受においては、シール部材のシールリップが摺接するシール溝のシール摺接面を含む内輪の表面全体にショットピーニングを施すようにしている。
【0005】
上記のようなショットピーニングによる表面改質においては、シール摺接面の表面粗さを小さくすることができるため、摩擦特性を改善することができ、しかも、シール摺接面に形成される微細な凹凸部の凹部において潤滑油を保持することができるので、潤滑油の保持特性を高め、密封性を維持しながら回転抵抗を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−266496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載された密封形転がり軸受においては、上記のように、密封性を維持しながら回転抵抗を低減することができるが、内輪の外径面に形成されたシール溝内にショットビーズが残存する可能性がある。ショットビーズが残存すると、内輪の外径面に形成された軌道溝内に侵入し、転動体との間で噛み込みが生じて軸受機能を低下させることになる。
【0008】
また、ショットピーニングを施す分、内輪の加工に時間を要し、コストを高めることになる。
【0009】
この発明の課題は、軸受の信頼性およびシール性を維持する状態で回転抵抗の低減を図ることができるようにした密封形転がり軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、この発明においては外輪と内輪間に転動体を組み込み、前記外輪と前記内輪の対向部間に形成された軸受空間の両端開口部にシール芯金により補強されたシール部材を組み込んで外周部を前記外輪で支持し、そのシール部材の内周部に設けられたシールリップを内輪の外周表面に接触させて前記軸受空間を密封した密封形転がり軸受において、前記シールリップの前記内輪に対する接触面の全体にわたって微小な凹凸部を設け、前記凹凸部における凹部の深さが9.7μm〜10.3μmの範囲とされた構成を採用したのである。
【0011】
上記のように、シールリップの内輪に対する接触面に微小な凹凸部を設けることにより、その凹凸部の凹部に潤滑油を保持することができ、密封性を維持する状態で回転抵抗を低減することができる。
【0012】
また、シールリップに凹凸部を設けることで、ショットピーニング加工のようにショットビーズが軸受内部に侵入して軸受機能を低下させるという問題の発生はなく、軸受の信頼性を低下させることなく回転抵抗を低減させることができ、しかも、内輪に対して何も加工する必要がないため、加工コストを高めることはない。
【0013】
上記凹凸部において、凹部の深さが9.7μm未満であると内輪に対する接触面積が多くなってトルクが大きくなるが、9.7μm以上としているため、トルクが増大するようなことはない。また、10.3μmを超えるとシール性が悪くなるが、10.3μm以下としているため、良好なシール性を得ることができる。
【0014】
ここで、射出成形用金型においては、キャビティ表面に電子ビームの照射による溶融加工でキャビティ表面に微小な凹凸部を形成する、所謂、テクスチャ加工と称される加工によって離型性を高めることが行われている。そこで、シール部材を成形する金型のシールリップを成形するキャビティ表面にテクスチャ加工を施してキャビティ表面に微小な凹凸部を形成し、その凹凸部をシール部材の成形時にシールリップの接触面に転写させることにより、微小な凹凸部を簡単に形成することができる。
【0015】
この発明に係る密封形転がり軸受において、凹凸部における凹部は、円形のドットからなるものであってもよく、格子状模様あるいは放射状模様を形成する直線溝からなるものであってもよい。
【0016】
ここで、シール部材の外側面に径の異なる複数の円周溝を同心円状に設けておくと、シール部材の表面積が大きくなって放熱効果を高め、シールリップの発熱を抑え、硬化や変形を抑制することができる。
【0017】
また、外側面に同心円状の複数の円周溝を有するシール部材の外側位置に上記円周溝との間でラビリンスを形成する環状のスリンガを設けておくと、回転トルクを損失させることなくシール性(密封性)を高めることができる。
【0018】
さらに、シール部材におけるシール芯金の幅方向中央部を内外に露出させることにより、円周溝の形成によって表面積を大きくするシール部材に比較してより高い放熱効果を得ることができ、シールリップの発熱を抑え、硬化や変形をより効果的に抑制することができる。
【0019】
また、シール部材におけるシールリップを、単一のアキシャルシールリップと、軸方向に間隔をおいて設けられた複数のラジアルシールリップとで形成し、それぞれのシールリップの内輪に対する接触面のそれぞれに微小な凹凸部を設けることによって、凹凸部を有していない単一のアキシャルシールリップと単一のラジアルシールリップで形成される従来から知られているシール部材と対比して、回転トルクを変えずにシール性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0020】
この発明においては、上記のように、シールリップの内輪に対する接触面の全体にわたって微小な凹凸部を設けたことにより、その凹凸部の凹部で潤滑油を保持することができ、密封性および軸受の信頼性を維持する状態で回転抵抗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】この発明に係る密封形転がり軸受の第1の実施の形態を示す縦断面図
図2図1のシール部材の内輪に対するリップ接触部を拡大して示す断面図
図3】(a)、(b)は、凹凸部における凹部の各例を示す正面図
図4】(a)はこの発明に係る密封形転がり軸受の第2の実施の形態を示す縦断面図、(b)は(a)の一部を示す側面図
図5】この発明に係る密封形転がり軸受の第3の実施の形態を示す縦断面図
図6】この発明に係る密封形転がり軸受により支持された回転軸にスリンガを設けた状態の断面図
図7】この発明に係る密封形転がり軸受の第4の実施の形態を示す縦断面図
図8】この発明に係る密封形転がり軸受の第5の実施の形態を示す縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1は、この発明に係る密封形転がり軸受の第1の実施の形態を示す。密封形転がり軸受として、ここでは、密封形の深みぞ玉軸受が示されている。この深みぞ玉軸受は、外輪10と、その内側に組込まれた内輪20と、その両輪10、20間に組み込まれたボールからなる転動体30と、その転動体30を支持する保持器40および外輪10と内輪20の対向面間に形成された軸受空間の両端開口を密封する一対のシール部材50とからなる。
【0023】
外輪10の内径面には、軌道溝11と、その両側に一対のシール支持溝12とが形成されている。一方、内輪20の外径面には、外輪10の軌道溝11と径方向で対向する軌道溝21が形成され、その内輪軌道溝21と外輪軌道溝11間に転動体30が組込まれている。
【0024】
また、内輪20の外径面には、上記軌道溝21の両側に一対のシール溝22が設けられ、そのシール溝22のそれぞれ外側に小径円筒面23が形成されている。
【0025】
シール部材50は、耐摩耗性、耐熱性および耐油性に優れた摩擦係数の小さい合成樹脂からなる。そのような樹脂として、PTFE、PFT、FEP等のフッ素樹脂を挙げることができる。なお、合成樹脂に代えて、耐摩耗性、耐熱性および耐油性に優れた摩擦係数の小さい合成ゴムで形成してもよい。
【0026】
シール部材50は、シール芯金55によって補強されている。シール芯金55は環状板部55aの外周部に円筒部55bを設けた断面L字状をなし、上記環状板部55aの内周部には円筒部55bと同方向に向く傾斜部55cが設けられている。
【0027】
シール部材50は、シール芯金55の円筒部55bおよび環状板部55aの外表面の全体を覆うようにしてシール芯金55に固着一体化されており、外周部には厚肉部51が設けられ、その厚肉部51が外輪10のシール支持溝12に圧入支持されている。
【0028】
また、シール部材50の内周部には、シール芯金55の傾斜部55cを覆う傾斜部52が設けられ、その傾斜部52の内周部に内向きのアキシャルシールリップ53と、外向きのラジアルシールリップ54が設けられている。
【0029】
図2に示すように、アキシャルシールリップ53の先端部は内輪20におけるシール溝22の内側面22aに弾性接触し、一方、ラジアルシールリップ54の先端部は内輪20の外径面両側に形成された小径円筒面23に弾性接触して、軸受空間を密封している。
【0030】
アキシャルシールリップ53のシール溝22の内側面22aに対する接触面およびラジアルシールリップ54の小径円筒面23に対する接触面には全体にわたって微小な凹凸部60が一様に設けられている。
【0031】
凹凸部60における凹部60aとして、ここでは、図3(a)に示すように、径方向および周方向に間隔をおいて設けられた円形のドットからなるものを採用している。このようなドットからなる凹部60aに代えて、図3(b)に示される直線溝からなる凹部60aを採用してもよく、あるいは、波紋模様を形成する円周溝や周方向に不連続の弧状溝を採用してもよい。
【0032】
直線溝からなる凹部60aの採用においては、図3(b)に示すように、直線溝60aで斜め格子模様を形成する形成としてもよく、あるいは、図では省略したが、放射状模様を形成する形成としてもよい。
【0033】
凹凸部60は、アキシャルシールリップ53およびラジアルシールリップ54のそれぞれに直接形成してもよい。また、シール部材50を成形する金型のキャビティ表面に電子ビームを照射してリップ成形部に微小な凹凸部を設け、シール部材50の成形時に、その凹凸部をアキシャルシールリップ53およびラジアルシールリップ54のそれぞれに転写させるようにしてもよい。後者の転写による形成においては、凹凸部60を極めて容易に形成することができる。
【0034】
図2に示すように、アキシャルシールリップ53のシール溝22の内側面22aに対する接触面およびラジアルシールリップ54の小径円筒面23に対する接触面のそれぞれに微小な凹凸部60を設けることにより、その凹凸部60の凹部60aにおいて潤滑油を保持することができ、密封性を維持する状態で回転抵抗を低減することができる。
【0035】
ここで、凹凸部60の半円形凹部60aの深さを種々変化させてシール性および内輪20に対する負荷トルクの変化について試験をしたところ、表1に示す結果を得た。
なお、表1のシール性の良否判別において、◎は最良、○は良好、△は普通、×は不良を示し、一方、トルクの良否判別において、◎は極めて小さく、○、△、×に至る従ってトルクが次第に大きくなっていることを示している。
【0036】
【表1】
【0037】
表1から明らかなように、凹部60aの深さが9.5μm以下であると、シール性は良好であるが、トルクが大きくなり、また、10.5μm以上になると、トルクは小さくなるがシール性が悪くなるため、凹部60aの深さは9.7μm〜10.3μmの範囲としている。
【0038】
図4乃至図8は、この発明に係る転がり軸受の他の実施の形態を示す。図4(a)、(b)に示す第2の実施の形態においては、シール部材50の外側面に径の異なる複数の円周溝57を同心円状に設けている。
【0039】
上記のように、シール部材50の外側面に径の異なる複数の円周溝57を同心円状に設けておくと、シール部材50の表面積が大きくなって放熱効果を高めることができる。その結果、アキシャルシールリップ53およびラジアルシールリップ54の発熱を抑え、それぞれのリップの硬化や変形を抑制することができる。
【0040】
図5に示す第3の実施の形態においては、内輪20の外径面における両端部に小径円筒面24を設け、その小径円筒面24に環状スリンガ70の内周に設けられた円筒部70aを圧入し、そのスリンガ70を、外側面に同心円状の複数の円周溝57を有するシール部材50の外側位置に対向配置して、その対向部間にラビリンス71を設けている点、シール部材50のアキシャルシールリップ53を小径円筒面24の付け根から径方向外方に延びる端面25に接触させている点、および、ラジアルシールリップ54をスリンガ70の円筒部70aの外径面に接触させている点で、図4に示す転がり軸受と相違している。
【0041】
図5に示すように、外側面に同心円状の複数の円周溝57を有するシール部材50の外側位置にスリンガ70を対向配置して、その対向部間にラビリンス71を形成することにより、回転トルクを損失させることなくシール性を高めることができる。
【0042】
図5では、内輪20の小径円筒面24にスリンガ70を取り付けるようにしたが、図6に示すように、転がり軸受Aで回転自在に支持される回転軸Bの外径面にスリンガ70を取り付けて、そのスリンガ70とシール部材50の対向部間にラビリンス71を形成するようにしてもよい。この場合、図1に示す実施の形態と同様に、シール部材50のアキシャルシールリップ53をシール溝22の内側面22aに接触させると共に、ラジアルシールリップ54を内輪20の小径円筒面54に接触させるようにする。
【0043】
図7に示す第4の実施の形態においては、シール部材50を補強するシール芯金55の幅方向中央部に断面コの字状の膨出部56を設け、その膨出部56をシール部材50の内外に露出させている。
【0044】
上記のように、膨出部56をシール部材50の内外に露出させることにより、図4に示す円周溝57付きのシール部材50に比較して高い放熱効果を得ることができ、シールリップ53、54の発熱を抑え、硬化や変形をより効果的に抑制することができる。
【0045】
図8に示す第5の実施の形態においては、シール部材50の内周に微小凹凸部60を有する二つのラジアルシールリップ54a、54bを内外に設けている点で図2に示す転がり軸受と相違している。
【0046】
上記のように、シール部材50の内周に微小凹凸部60を有する二つのラジアルシールリップ54a、54bを設けることにより、内輪20に対する接触面に微小な凹凸部が形成されていない単一のアキシャルシールリップと単一のラジアルシールリップで形成される一般的に知られているシール部材と対比して、回転トルクを変えずにシール性を向上させることができる。
【符号の説明】
【0047】
10 外輪
20 内輪
30 転動体
50 シール部材
53 アキシャルシールリップ
54 ラジアルシールリップ
55 シール芯金
57 円周溝
60 凹凸部
60a 凹部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8