特許第6576919号(P6576919)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6576919
(24)【登録日】2019年8月30日
(45)【発行日】2019年9月18日
(54)【発明の名称】多チャンネルマッチング方法
(51)【国際特許分類】
   H03M 1/18 20060101AFI20190909BHJP
   H04N 5/369 20110101ALI20190909BHJP
   H04N 5/372 20110101ALI20190909BHJP
   H04N 5/378 20110101ALI20190909BHJP
   H03M 1/10 20060101ALI20190909BHJP
【FI】
   H03M1/18
   H04N5/369
   H04N5/372
   H04N5/378
   H03M1/10 A
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-525599(P2016-525599)
(86)(22)【出願日】2014年10月22日
(65)【公表番号】特表2017-501606(P2017-501606A)
(43)【公表日】2017年1月12日
(86)【国際出願番号】US2014061756
(87)【国際公開番号】WO2015065786
(87)【国際公開日】20150507
【審査請求日】2017年10月16日
(31)【優先権主張番号】61/898,099
(32)【優先日】2013年10月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515002791
【氏名又は名称】ソルラブス、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100116850
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 隆行
(74)【代理人】
【識別番号】100165847
【弁理士】
【氏名又は名称】関 大祐
(72)【発明者】
【氏名】ゴセージ カーク
【審査官】 及川 尚人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−211297(JP,A)
【文献】 特開2010−141807(JP,A)
【文献】 特開2003−008978(JP,A)
【文献】 特開2004−328060(JP,A)
【文献】 特開2002−218186(JP,A)
【文献】 特開平03−179919(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03M 1/00−1/88
H04N 5/369
H04N 5/372
H04N 5/378
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル出力を有する多チャンネル検出器における基準チャンネルに1つまたはそれ以上のチャンネルをマッチングさせるための方法であって、
各チャンネルについて前記多チャンネル検出器からのアナログ・デジタルユニット(ADU)入力値を受信する工程と、
ルックアップテーブル(LUT)からの各チャンネルに対応する出力値により前記ADU入力値を置換する工程とを含み、前記出力値は、前記LUTにおける前記ADU入力値に関連付けられており、
前記LUTは、
各電圧値の範囲に亘って基準チャンネルと比較して、各チャンネルからの各信号の相対強度比を取得する工程と、
各ADU値であるD(Dは0からDRangeまでの値)について、以下の式により、前記検出器の全体のADU範囲(DRangeに亘って、前記各ADU値であるを生成する前記検出器の対応する信号値を計算する工程と、
(ここで、mVは前記検出器の前記信号であり、VADUは前記検出器のアナログ・デジタル変換の全信号範囲であり、DRangeは前記検出器の最大ADUであり、Gainは前記検出器の全体のADU範囲に亘って前記アナログ・デジタル変換前の検出された信号の増幅率である)
各チャンネルについての前記計算された信号値に対応する各比を得るために、前記相対強度比を補間する工程と、
各チャンネルについての前記対応する関連付けられた出力値を得るために、前記対応する補間された比により前記ADU値であるD(Dは0からDRangeまでの値)の各々を除算する工程とによって作成される
方法。
【請求項2】
前記多チャンネル検出器は電荷結合素子(CCD)カメラである
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
デジタル出力、1つまたはそれ以上のチャンネル、及び基準チャンネルを有する多チャンネル検出器と、
記憶装置と、
画像処理装置であって、
各チャンネルからのアナログ・デジタルユニット(ADU)の入力値を受信し、
前記記憶装置内に記憶されたルックアップテーブル(LUT)からの各チャンネルに対応する出力値によって前記ADU入力値を置き換えるように構成されたものと、を備え、前記出力値は、前記LUTにおける前記ADU入力値に関連付けられており、
前記LUTは、
各電圧値の範囲に亘って前記基準チャンネルと比較して、各チャンネルからの各信号の相対強度比を取得し、
各ADU値であるD(Dは0からDRangeまでの値)について、以下の式により、前記検出器の全体のADU範囲に亘って、前記各ADU値であるを生成する前記検出器の対応する信号値を計算し、
( ここで、mVは前記検出器の前記信号であり、VADUは前記検出器のアナログ・デジタル変換の全信号範囲であり、DRangeは前記検出器の最大ADUであり、Gainは前記検出器の全体のADU範囲に亘って前記アナログ・デジタル変換前の検出された信号の増幅率である)
各チャンネルについての計算された前記信号値に対応する各比を得るために、前記各相対強度比を補間し、
各チャンネルについての前記対応する関連付けられた出力値を得るために、当該対応する補間された比で前記ADU値であるの各々を除算することによって作成される
撮像システム。
【請求項4】
前記検出器は多チャンネル電荷結合素子(CCD)カメラである
請求項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2013年10月31日に出願された米国仮特許出願第61/898099号の利益を主張する。米国仮特許出願第61/898099号の開示が参照により本明細書に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
本発明は、多チャンネル検出器の分野に関し、特に、デジタル出力を有する多チャンネル検出器おいて基準チャンネルに1つまたはそれ以上のチャンネルをマッチングさせるための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
多チャンネルのデジタルカメラにおけるチャンネルマッチングやバランス調整は、多くの用途、特に例えば画面への表示やハードコピー出力のような人間が視聴可能な出力を目的とした用途にとって基本的な要件である。しかしながら、チャンネルバランスはかなりの計算用および較正用リソースを必要とする可能性がある。それ故、多くの計算用および較正用リソースを必要としないチャンネルバランス方法のためのニーズが存在する。
【発明の概要】
【0004】
チャンネルバランスはかなりの計算用および較正用リソースを必要とする可能性がある。本発明の一実施の形態は、どちらも必要としないか、その代わりカメラのユーザ利得設定に応答してデジタルルックアップテーブルに続く基準チャンネルに対してレシオメトリック特性化を組み合わせることのみを必要とする。一実施の形態では、本方法は、CCDカメラにおいて実施され、その装置のダイナミックレンジに亘って且つユーザの各利得設定の範囲に亘って非常に良好なマッチングが得られる。
【0005】
本発明の一実施の形態は、デジタル出力を有する多チャンネル検出器において、基準チャンネルに1つまたはそれ以上のチャンネルをマッチングさせるための方法を提供するもので、この方法は:各チャンネルについての多チャンネル検出器からのアナログ・デジタルユニット(ADU)入力値を受信し;ルックアップテーブル(LUT)からの各チャンネルに対応する出力値によって前記ADU入力値を置換することを含み、前記LUTは、各電圧値の範囲に亘って前記基準チャンネルと比較して、各チャンネルからの各信号の相対強度比をとり;前記検出器の全体のADU範囲に亘って特定のADU値を生成する当該検出器の信号値を計算し;各チャンネルついての計算された各信号値に対応する各比を得るために、前記各相対強度比を補間し;各チャンネルについての前記対応する出力値を得るために、当該対応する補間された比によって前記特定のADU値の各々を除算することによって作成されることを特徴とする。
【0006】
本発明の他の実施の形態は、デジタル出力と、1つまたはそれ以上のチャンネルと、基準チャンネルとを有する多チャンネル検出器と;記憶装置と;アナログ・デジタルユニット(ADU)入力値を各チャンネルから受信し、前記記憶装置に記憶されたルックアップテーブル(LUT)からの各チャンネルに対応する出力値によって前記ADU入力値を置き換えるように構成された画像処理装置とを含み、前記LUTは、各電圧値の範囲に亘って前記基準チャンネルと比較して、各チャンネルからの各信号の相対強度比をとり;前記検出器の全体のADU範囲に亘って特定のADU値を生成する前記検出器の信号値を計算し;各チャンネルについての前記計算された各信号値に対応する各比を得るために、前記各相対強度比を補間し;各チャンネルについての前記対応する出力値を得るために、当該対応する補間された比により前記特定のADU値の各々を除算することを特徴とする撮像システムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、簡易化された4タップCCDとデジタル化システムである。
【0008】
図2図2は、4チャンネルCCDカメラからの第1象限に比較して第2象限で得られる各信号の相対強度がどのようであるかを示している。
【0009】
図3図3は、4チャンネルCCDカメラからの第1象限に比較して第3象限で得られる各信号の相対強度がどのようであるかを示している。
【0010】
図4図4は、4チャンネルCCDカメラからの第1象限と比較して第4象限で得られる各信号の相対強度がどのようであるかを示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の原理による例示的な各実施の形態の説明は、全体の明細書の一部とみなされる添付図面に関連して読まれるべきことが意図されている。本明細書に開示された本発明の各実施の形態の説明では、方向または配向への参照は、単に説明の便宜のために意図されたものであり、本発明の範囲を限定することを決して意図されていない。例えば、「下部」、「上部」、「水平」、「垂直」、「上方」、「下方」、「上」「下」、「頂部」及び「底部」並びにその派生的用語(例えば、「水平に」、「下方に」、「上方に」等)の相対的用語は、次いで記載されるようにもしくは議論の下で図面において示されるように前記配向に言及するように解釈されるべきである。これらの相対的な用語は説明の便宜のためのものであり、そしてそれ自体明示的に示されない限り、装置が特定の配向において構成されるべきまたは操作されるべきであることを要求しない。例えば、「取り付けられた」、「添付された」、「接続された」、「結合された」、「相互接続された」及び類似表現等の用語は、各構造体が直接または介在する各構造体を介して間接的に互いに固着もしくは取り付けられている関係並びにさもなければ明確に記載されない限り双方の可動的もしくは剛体的な取り付け方もしくは関係に言及している。また、本発明の各特徴及び各利点は、例示される各実施の形態を参照して説明される。従って、本発明は単独にもしくは各特徴の他の組み合わせにおいて存在する可能性がある各特徴のいくつかの可能な非限定的な特徴の他の組合せを例示するそのような例示的な各実施の形態に明確に限定されるべきでない。本発明の範囲は、明細書に添付の特許請求の範囲によって定義される。
【0012】
この開示は、現在考えられるように、本発明を実施する最良のモードもしくは複数のモードを説明する。この説明は、限定的な意味で理解されることを意図されるものではなく、本発明の利点および構成を当業者に助言するために添付の図面を参照して例示目的のためだけに提示される本発明の実施例を提供する。各図面の様々な図では、同様な参照文字は同様なもしくは類似の部分を指定する。
【0013】
突き合わせまたは集積化された多チャンネル焦点面アレイを利用した撮像システムにおいて、各チャンネルは、各信号経路における個々のパラメトリックな違いに起因する固有の伝達関数を有している。それ故、見て滑らかなもしくは「シームレス」な画像を生成するために前記各チャンネルを「バランスさせる」ことが必要である。
【0014】
これらのタップ毎の差を補正するための従来のアプローチは、一次線形方程式y=mx+b(xは入力信号であり、yは出力信号)により各チャンネルをモデル化することである。
【0015】
図1は、簡易化された4タップCCD100およびデジタル化システムを示している。このシステムでは、各チャンネルが完全に線形である一方で、他の各チャンネルと比較して全体利得およびオフセット(DCバイアス)の小さな各差を持つと仮定されている。各チャンネルは、通常アナログフロントエンド即ちAFEと呼ばれる単一のデバイスに一体化されるプログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)111、112、113、114及びA/D変換器121、122、123、124を利用している。各チャンネル2乃至4は、OFSi(i = 2、3、4)及び係数Giを備えた加算器132、133、134及び乗算器142、143、144で示されるダウンストリームのデジタル利得及びオフセット補正を有している。
【0016】
チャンネル1は、基準チャンネルであるとみなされる。簡略化のために、チャンネル1は未補正となるものであり、他のすべてのチャンネルが、実用上正確にチャンネル1にマッチングするように補正されると仮定されている。
【0017】
アナログPGAユーザゲイン設定はGuserに等しい。ユーザがゲインスライダーを調整すると、すべてのチャンネルは等しく調整されることになるが、他の各チャンネルは、iがチャンネルインデックス(i=2、3、4)であるそのゲイン設定、デルタiへの調整を必要とすることになる。微調整が必要な場合には、付加的なデジタル補正は、OFSi(i=2、3、4)及び各補正ファクターGiを備えたデジタル加算及び乗算の各ステージを使用して実施することができる。
【0018】
アナログプログラマブルゲインアンプ(PGA)の影響を考慮する必要がある。チャンネルの非線形性と組み合わせられたプログラム可能なアナログ利得ステージは、ゲイン依存エラーに関する実践的問題(非線形効果に起因する信号依存性は後でカバーされることになる)をもたらす。それ故、当該システムは、一組の各Guser値の周りの各ゲイン設定の限られた範囲に作用する一連の補正を必要とすることになる。ユーザゲインは、動作中に使用可能なゲインの範囲全体に亘って調整されるように、補正値の異なる組が所定の各閾値に基づいて選択される。各PGAアンプが調整されるように、この方式は、理想からの各ずれを補償し、そして異なる補正がアップストリーム伝達関数の異なる範囲に対して利用可能であるため、当該方式はアップストリーム非線形性を部分的に補償する。
【0019】
例えば、Guser=1及びそれに近い値、5、10、15、20、25、30および35に対して異なる補正を使用することができる。一般的な場合では、各格納値は以下のようになるであろう:
Guser:デルタ21、デルタ31、デルタ41、G21、G3I、G41、OFS21、OFS31、OFS41
Guser:デルタ22、デルタ32、デルタ42、G22、G32、G42、OFS22、OFS32、OFS42
・・・
Guser:デルタ2j、デルタ3j、デルタ4j、G2j、G3j、G4j、OFS2j、OFS3j、OFS4j
ここで、jは、各補正係数の固有の組が必要とされる利得範囲内の各間隔の数であり、そしてjはシステムの代表的な組の特徴を明らかにすることによって経験的に決定される。
【0020】
各係数の組は、各ユニット固有のものとなると共に、較正治具で計算される。
【0021】
どこで操作が行われるかということは、この文書の文脈において重要ではないものの、単純な乗算は、カメラ内またはホスト上で行うことができる。
【0022】
実際には、各チャンネルにおける非線形性は、結果的に各xの値の範囲のサブセットに対してのみ適切な補正であり、改善が必要であった。
【0023】
以下は、カメラの広範にわたる各動作条件におけるチャンネルマッチングを改善するための非限定的かつ例示的な一実施形態についての説明である。説明を簡単にするために、4チャンネルCCDカメラ例が用いられる。この例では、これらの4チャンネルがセンサの4象限にそれぞれ対応する。一般に、この方法は、任意の数のチャンネルを有する多チャンネル検出器に適用可能である。
【0024】
図2乃至4は第2乃至第4象限において得られる各信号の各相対強度が実際の4チャンネルCCDカメラからの第1象限に比べどの程度であるかを示している。異なったカメラ/検出器が異なる各相対強度を有するであろうことに注目されたい。図2乃至4に示す前記各値は、例示的目的のためである。この場合、前記各オフセット補正、即ちOFSは、すべてゼロであり、それ故排除される。
【0025】
図2乃至4において、y軸は第1象限に対する所与の象限の強度比であり、そしてx軸は、チャンネル1の信号レベルであり、単位はミリボルトである。図2乃至4は、CCDのダイナミックレンジ全体を横切る各象限の相対強度を示す。任意の時点において使用される比データの実際の範囲は、前記各4チャンネルの所望の利得、Guserに基づいていることに注目されたい。
【0026】
本発明の実施の形態では、LUTとしても知られているルックアップテーブルは、信号から導出される各値に対する各チャンネル比、即ち図2乃至4に示される「マスターテーブル」を用いて各象限について作成される。このルックアップテーブルはゲイン設定、Guserに基づいて前記マスターテーブルから作成され、そしてこのルックアップテーブル用の各デジタル値に逆に変換される。Guserが増加するにつれて、使用されるマスターテーブルの程度は減少する。
【0027】
例えば、Guser=1において、全体のマスターテーブル(xの値は0から500ミリボルト)が各チャンネルについて使用される。Guser=2において、前記マスターテーブルの半分だけが、カメラについて使用される(xの値は0から250mV)。前記LUTはより高いGuserおいてほとんどエントリを持っていないので、各中間値を追加するために、補間が必要である。
【0028】
Guserに基づいたルックアップテーブルを作成するには、各象限のうちの一つに対応する相対利得をミリボルト(mv)ごとに記載したマスターテーブル(この例では第1象限が基準であるが、一般的に、任意の象限が基準として使用され得る)を用いて始められたい。一例が表1に示される。
【0029】
【表1】
【0030】
次のステップは、式1を使用して、カメラの全体ADU範囲(例えば、12ビットカメラでは0乃至4095、14ビットのカメラでは、0乃至16383等)に亘って特定の各デジタル値(ADU)を生成するであろう前記CCDのmV信号を計算することである。
【0031】
(1)
ここでVADUはカメラの最終的なADCの全電圧範囲であり、DRangeは最大ADU(4096、16383等)をとり、Dは特定のADU値(0から4095、0から16383等)をとる、そしてGainは、信号が前記ADCに到達する前に、ミリボルトを単位としてどの程度CCD信号が増幅されるかである。各象限の利得は、mVを基準とした前記マスターテーブルから線型的に補間される。この計算の各結果の一例が表2に示される。
【0032】
【表2】
【0033】
次に前記ルックアップテーブル(LUT)が、入力デジタル値(ADU)を各ADU値に対応する象限比で除算することにより、各象限について作成される。このLUTの一例は、表3に示される。
【0034】
【表3】
【0035】
非一時的なコンピュータ可読媒体に格納することができるこのLUTは、カメラから入力ADUを得、その画素が得られた象限(Q1,Q2,Q3またはQ4)に基づいて画素ごとに入力値を出力値に置換することにより、画像処理装置が画像を補正する際に使用される。
【0036】
各テーブル1乃至3に示す各値は例示的目的のためであることに注目されたい。異なるカメラ/検出器は、異なる値を持つことになる。
【0037】
他の実施の形態では、上記に記載したものと類似したLUT技術が単独で、またはクワッドタップ補正と組み合わせにより、非線形光子応答用カメラの補正処理を目的として使用される。この際、公知の光子測定のための範囲、すなわちCCDに当たる光源が無い状態から,CCDが飽和している状態までの範囲、におけるCCDの反応を測定するためには付加的に較正された光源を必要とする。また、所望の線形応答に対する公知の光のCCD応答をマッピングすることによりLUT生成することは可能である。これは、マルチタップモードでマッチングする象限のシングルタップモードになっているもの、あるいは(マルチタップモードでマッチングする象限の)シングルタップの全てのCCDに対して行うことができる。
【0038】
本発明はいくつかの記載された実施形態について、いくつかの長さで、そしていくつかの詳細と共に説明されてきたが、それは本発明が、特殊性や実施形態、あるいは特定の実施形態に限定されるべきということを意図したものではない。本発明は従来技術の観点から特許請求の範囲の可能な限り広い解釈を提供し、それによって本発明の意図された範囲を効果的に包含するため、添付された特許請求の範囲を参照して構成されるべきである。また、前述のことは、現在予測されない発明の実質的でない変更がそれに対する同等物をなにも表さない可能性があるにも関わらず、可能にする記載が入手可能であった発明者によって予測される色々な実施の形態の立場で本発明を記載している。
図1
図2
図3
図4