【実施例】
【0200】
(実施例1)
合成プロトコル
リンカーコアの合成:
5,5’−(ブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)(1001)
【0201】
【化14】
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【0202】
トリフルオロ酢酸(TFA)(75mL)中のアジポニトリル(8.00g、73.98mmol)およびチオセミカルバジド(13.48g、147.96mmol)の混合物を80℃で17時間加熱した。反応物を室温に冷却し、氷と水の混合物に注ぎ入れた。これが塩基性になるまで(pH14)、水酸化ナトリウムペレットを混合物に加えた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、5,5’−(ブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)を得た(1001、13.07g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.00 (s, 4H), 2.84 (bs, 4H), 1.68 (bs, 4H)。
【0203】
5,5’−(チオビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)の合成(1002)
【0204】
【化15】
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【0205】
化合物1002を、US/2002/0115698A1に記載の通り調製した。
【0206】
5,5’−(2−メチルブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾー
ル−2−アミン)(1003)
【0207】
【化16】
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【0208】
POCl
3(45mL)中の3−メチルアジピン酸(5.00g、31.22mmol)およびチオセミカルバジド(5.69g、62.43mmol)の混合物を90℃で4時間加熱した。反応物を室温に冷却し、氷と水の混合物に注ぎ入れた。これが塩基性になるまで(pH14)、水酸化ナトリウムペレットを混合物に加えた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、5,5’−(2−メチルブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)を得た(1003、8.97g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.00 (s, 4H), 2.89−2.81 (m, 3H), 2.89−2.81 (m, 3H), 2.69 (dd, J = 7.6, 7.6Hz, 1H), 1.89−1.46 (m, 3H), 0.94 (d, J = 6.6Hz, 3H)。
【0209】
5,5’−(プロパン−1,3−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)(1004)
【0210】
【化17】
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【0211】
TFA(50mL)中のグルタロニトリル(5.00g、53.13mmol)およびチオセミカルバジド(9.68g、106.26mmol)の混合物を、85℃で4時間加熱した。反応物を室温に冷却し、氷と水の混合物に注ぎ入れた。これが塩基性になるまで(pH14)、水酸化ナトリウムペレットを混合物に加えた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、5,5’−(プロパン−1,3−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)を得た(1004、13.72g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.06−7.03 (s, 4H), 2.87 (t, J = 7.5Hz, 4H), 2.02−1.95 (m, 2H)。
【0212】
5−(2−((2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)エチル)アミノ)エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(1005)
【0213】
【化18】
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【0214】
TFA(10mL)中の3,3’−イミノジプロピオニトリル(1.50g、12.18mmol)およびチオセミカルバジド(2.22g、24.36mmol)の混合物を85で4.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、氷と水の混合物に注ぎ入れた。これが塩基性になるまで(pH14)、水酸化ナトリウムペレットを混合物に加えた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、5−(2−((2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)エチル)アミノ)エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミンを得た(1005、1.47g)。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 6.95 (s, 4H), 2.90 (d, J = 6.0Hz, 4H), 2.83 (d, J = 6.3Hz, 4H)。
【0215】
【化19】
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【0216】
メチル3−((2−メトキシ−2−オキソエチル)チオ)プロパノエート(5.0g、26mmol)のTHF/MeOH/水(60mL、4:1:1)溶液に、水酸化リチウム一水和物(4.375g、101mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水(約100mL)で希釈し、生成した溶液を6N HClで酸性化した。混合物を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、白色の固体として、3−((カルボキシメチル)チオ)プロパン酸を得た(3.64g、85%)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d6) δ ppm 2.55−2.57 (t, 2H) 2.75−2.79 (t, 2H) 3.27 (s, 2H) 12.41 (s, 2H)。
【0217】
3−((カルボキシメチル)チオ)プロパン酸(3.64g、22.2mmol)およびチオセミカルバジド(4.1g、45mmol)の混合物に、オキシ塩化リン(25mL)をゆっくりと加えた。生成した混合物を90℃で3時間撹拌してから、砕いた氷上にゆっくりと注いだ。分離した固体を濾過し、濾液を固体水酸化ナトリウムでpH約13に塩基性化した。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、真空下、45℃で一晩乾燥させることによって、黄褐色の固体として1006を得た(約3g、50%)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d6) δ ppm 2.79−2.83 (t, 2H)
3.06−3.10 (t, 2H) 3.99 (s, 2H) 7.04 (s,
2H) 7.16 (s, 2H)。
【0218】
【化20】
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【0219】
POCl
3(40mL)中の2,2’−チオ二酢酸(5.00g、33.3mmol)およびチオセミカルバジド(6.07g、66.6mmol)の混合物を90℃で5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、これを、氷と水の混合物上に慎重に注いだ。これが塩基性になるまで(pH14)、水酸化ナトリウムペレットを混合物に加えた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、1007を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.18 (s, 4H), 3.96 (s, 4H)。
【0220】
【化21】
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【0221】
TFA(3mL)中の1,5−ジシアノペンタン(1.00g、8.19mmol)およびチオセミカルバジド(1.5g、16.40mmol)の混合物を85℃で5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、氷と水の混合物に注ぎ入れた。これが塩基性になるまで(pH14)、水酸化ナトリウムペレットを混合物に加えた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、1008を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 6.98 (s, 4H), 2.81 (t, 4H), 1.67 (m, 4H), 1.20 (m, 2H)。
【0222】
ジアミノコアのアシル化:
方法A:酸塩化物を介した方法
N,N’−[5,5’−(ブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル)]−ビス(2−フェニルアセトアミド)(21)
【0223】
【化22】
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【0224】
1−メチル−2−ピロリジノン(NMP、100mL)中の1001(8.00g、31.21mmol)の懸濁液に、0℃で、フェニルアセチルクロリド(10.25mL、77.54mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1時間撹拌してから、水(約200mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、N,N’−[5,5’−(ブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル)]−ビス(2−フェニルアセトアミド)を得た(21、14.02g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.66 (s, 2H), 7.34 (m, 10H), 3.81 (s, 4H), 3.01 (bs, 4H), 1.76 (bs, 4H)。
【0225】
【化23】
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【0226】
フェノキシアセチルクロリドを使用する方法Aに従い、化合物43を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.68 (s, 2H), 7.35−7.30 (m, 4H), 6.99−6.97 (m, 6H), 4.90 (s, 4H), 3.05 (bs, 4H), 1.79 (bs, 4H)。
【0227】
【化24】
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【0228】
方法Aに従い、化合物100を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.42 (s, 2H), 3.64 (t, J = 5.6Hz, 4H), 3.24 (s, 6H), 3.01 (bs, 4H), 2.72
(t, J = 6.2Hz, 4H), 1.79 (bs, 4H)。
【0229】
【化25】
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【0230】
方法Aに従い、化合物5を調製した:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.66(s, 4H), 3.27(t, J=6.99Hz, 4H), 2.95(t, J=7.02Hz, 4H), 2.12(s, 6H)。
【0231】
【化26】
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【0232】
NMP(2mL)中の1001(200mg、0.78mmol)の懸濁液に、0℃で、O−アセチルマンデル酸クロリド(0.44mL、1.95mmol)を滴下添加した
。生成した混合物を0℃で1.5時間撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料を、DMSOとMeOHの混合物を用いた再結晶により精製することによって、173を得た。
【0233】
フラスコに、173およびMeOH中2Nのアンモニア(3ml)を入れ、生成した混合物を室温で6時間撹拌した。溶媒を除去し、生成した材料をオーブン内で乾燥させることによって、174を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.42 (s, 2H), 7.53−7.31 (m, 10H), 6.35 (s, 2H), 5.34 (d, J = 1.14Hz, 2H), 3.01 (bs, 4H), 1.76 (bs, 4H)。
【0234】
上記化合物174に対する手順に従い、化合物306を調製した。
【0235】
【化27】
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【0236】
NMP(4mL)中の1001(400mg、1.56mmol)の懸濁液に、0℃で、(R)−(−)−O−ホルミルマンデロイルクロリド(0.61mL、3.90mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1.5時間撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料を、DMSOとMeOHの混合物を用いた再結晶により精製することによって、68を得た。
【0237】
フラスコに、68およびMeOH中2Nのアンモニア(5ml)を入れ、生成した混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、生成した材料をオーブン内で乾燥させることによって、80を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.53−7.31 (m, 10H), 6.34 (s, 2H), 5.33 (s,
2H), 3.01 (bs, 4H), 1.75 (bs, 4H)。
【0238】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0239】
NMP(13mL)中の1002(544mg、1.89mmol)の懸濁液に、−15℃で、フェニルアセチルクロリド(0.249mL、1.89mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1時間撹拌し、水(54mL)の添加によりクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水(27mL)および酢酸エチル(3×27mL)ですすいだ。2.5M NaOHを使用して、濾液をpH11に塩基性化した。層を分離し、水層をジクロロメタン(3×54mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥させ、濃縮することによって、N−(5−(2−((2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)エチル)チオ)エチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2−フェニルアセトアミドを得た(17、56mg)
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71(s, 1H), 7.32(s,
5H), 3.81(s, 2H), 3.25(t, J=7.61Hz, 2H)
3.06(t, J=7.25Hz, 2H), 2.92(t, J=6.90Hz, 2H), 2.85(t, J=6.86Hz, 2H)。
【0240】
【化29】
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【0241】
フェニルアセチルクロリド(0.134mL、1.01mmol)およびアセトキシアセチルクロリド(0.109mL、1.01mmol)をNMP(0.5mL)中で一緒に混合した。この混合物を、NMP(7mL)中の1002(292mg、1.01mmol)の懸濁液に、室温でゆっくりと加えた。生成した混合物を室温で1時間撹拌し、水(20mL)の添加によりクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、高真空下で乾燥させた。この粗材料を分取HPLCで精製した。化合物26:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.69(s, 2H), 7.34(3, 5H), 4.81(s, 2H), 3.82(s, 2H), 2.96(bs, 4H), 2.14(s, 3H)。
【0242】
【化30】
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【0243】
上で記載した化合物21に対する手順に従い、化合物44を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.66 (s, 2H), 7.34−7.28 (m, 10H), 3.81 (s, 4H), 3.05−3.00 (m, 3H), 2.87 (dd, J = 7.9, 8.2Hz, 1H), 1.95−1.77 (m, 3H), 0.94 (d, J = 6.5Hz, 3H)。
【0244】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
上で記載した化合物21に対する手順に従い、化合物72を調製した。NMP(15mL)中のジアミン1004(0.70g、3.07mmol)の懸濁液に、0℃で、フェニルアセチルクロリド(811μL、6.13mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1時間撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、N,N’−[5,5’−(プロパン−1,3−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル)]−ビス(2−フェニルアセトアミド)を得た(72、1.37g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.68 (s, 2H), 7.38−7.27
(m, 10H), 3.82 (s, 4H), 3.06 (t, J = 7.2Hz, 4H), 2.17−2.12 (m, 2H)。
【0246】
【化32】
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【0247】
DMF(12mL)中の化合物1005(100mg、0.37mmol)の懸濁液に、室温で、(t−Boc)
2O(88mg、0.41mmol)のDMF(2mL)溶液を加えた。混合物を室温で24時間撹拌した。この反応混合物に、NMP(2mL)を加え、続いてフェニルアセチルクロリド(97μL、0.74mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌してから、これを氷と水の混合物に注ぎ入れた。固体を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、1010を得た(180mg)。
【0248】
TFA(1.5mL)とCH
2CH
2(10mL)の混合物中の上記生成物1010(160mg、0.26mmol)を室温で4時間撹拌してから、これを濃縮した。残渣をCH
2Cl
2中に再び溶かし(3×)、濃縮することによって、N,N’−(5,5’−(アザンジイル−ビス(エタン−2,1−ジイル))−ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル))−ビス(2−フェニルアセトアミド)トリフルオロ酢酸を得た(149、122mg)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.81 (s, 2H), 8.75 (bs, 2H), 7.38−7.27 (m, 10H), 3.84 (s, 4H), 3.45 (d, J = 2.9Hz, 4H), 3.39 (d, J = 6.0Hz, 4H)。
【0249】
【化33】
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【0250】
NMP(5mL)中の1006(0.274g、1mmol)の懸濁液に、フェニルアセチルクロリド(0.263mL、2mmol)を滴下添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、その後これを水で希釈した。分離した固体を濾過し、さらなる水で洗浄し、乾燥させた。この粗材料を分取HPLCで精製することによって、白色の固体として199を得た。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 2.87−2.91 (t, 2H) 3.25−3.29 (t, 2H) 3.82
(s, 4H) 4.19 (s, 2H) 7.26−7.33 (m, 10H)
12.71−12.72 (br s, 2H)。
【0251】
方法B:ペプチドカップリング試薬を使用して、酸を介した方法
【0252】
【化34】
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【0253】
5,5’−(チオビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)(1002)(0.69mmol、0.20g、1.0当量)が入っているフラスコに、2−モルホリノ酢酸(1.52mmol、0.22g、2.2当量)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)(2.20mmol、0.83g、3.2当量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)(2.2mmol、0.29g、3.2当量)、DMF(5mL)を加え、続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)(5.52mmol、0.71g、0.960mL、8.0当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで水(15mL)で希釈した。混合物をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去することによって、0.04gの化合物12を得た。
1HNMR (300MHz, CDCl
3) 化合物12: δ 3.80 (広幅の多重線, 4H), 3.34 (dd, 4H, J = 7.2Hz), 3.28 (s, 4 H), 3.00 (dd, 4H, J= 7.1Hz), 2.63 (広幅の多重線, 4H)。
【0254】
【化35】
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【0255】
5,5’−(ブタン−1,4−ジイル)ビス(1,3,4−チアジアゾール−2−アミン)(1101)(3.9mmol、1.0g、1.0当量)が入っているフラスコに、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−フェニル酢酸(8.58mmol、2.15g、2.2当量)、HBTU(12.48mmol、4.73g、3.2当量)、HOBt(12.48mmol、1.69g、3.2当量)、DMF(25mL)を加え、続いてDIEA(31.2mmol、4.03g、5.43mL、8.0当量)を加えた。混合物を一晩撹拌し、150mLの水に注ぎ入れた。形成された白色の固体を真空濾過で収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、2.47gのビス−Boc保護された中間体を得た。
【0256】
ジクロロメタン(DCM)(20mL)中のビス−Boc保護された中間体(2.76mmol、2.0g、1.0当量)のスラリーに、ジオキサン中4MのHCl(40mmol、10mL)を激しく撹拌しながら加えた。混合物は短時間で透明かつ均質になり、次いで白色の沈殿物が形成された。混合物を一晩撹拌し、ジエチルエーテル(20mL)で希釈した。固体を真空濾過で収集し、追加のジエチルエーテルで洗浄し、真空下で乾燥させて、0.9gの187を得た。
1HNMR (300MHz, DMSO, d
6)
化合物187: δ 9.13 (s, 4H), 7.61 (m, 4H), 7.48 (m, 6H), 6.2 (広幅の一重線, 4H), 5.32 (s, 2H), 3.04 (広幅の多重線, 4H), 1.77 (広幅の多重線, 4H)。
【0257】
【化36】
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【0258】
2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸(5.00g、37.28mmol)のアセトン(80mL)溶液に、室温で、2,2−ジメトキシプロパン(6.88mL、55.92mmol)およびp−TsOH・H
2O(0.36g、1.86mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌してから、これをEt
3N(0.30mL)でクエンチした。有機揮発物を減圧下で除去した。残渣をEtOAcと水の間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮することによって、白色の固体として、所望の生成物1011を得た(5.17g)。
【0259】
DMF(20mL)中のジアミン1001(500mg、1.95mmol)、3−フルオロフェニル酢酸(361mg、2.34mmol)および酸1011(442mg、2.54mmol)の懸濁液に、0℃で、HOBt(791mg、5.85mmol)、および続いてN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)(1.12g、5.85mmol)を加えた。混合物を、0℃〜室温で18時間にわたり撹拌してから、これを水で希釈した。沈殿物を吸引濾過で収集し、水で洗浄し、乾燥させた。粗生成物を、CH
2Cl
2中1〜10%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、N−(5−(4−(5−(2−(3−フルオロフェニル)アセトアミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2,2,5−トリメチル−1,3−ジオキサン−5−カルボキサミドを得た(1012、208mg)。
【0260】
THF(8mL)と水(2mL)の混合物中の上記生成物1012(87mg、0.16mmol)およびTFA(2mL)を50℃で5時間加熱してから、これを減圧下で濃縮した。粗残渣をHPLCで精製することによって、N,N’−(5−(4−(5−(2−(3−フルオロフェニル)アセトアミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロパンアミド(152)を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.68 (s, 1H), 11.77 (s, 1H), 7.04−7.38 (m, 1H), 7.18−7.09 (m, 4H), 4.98 (s, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.62 (dd, J = 10.7, 29.0Hz, 4H), 3.03 (bs, 4H), 1.77 (bs, 4H), 1.14 (s, 3H)。
【0261】
【化37】
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【0262】
DMF(20mL)中のジアミン1001(400mg、1.56mmol)、3−フルオロフェニル酢酸(313mg、2.03mmol)、(R)−(−)−2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−酢酸(353mg、2.03mmol)およびEt
3N(200μL)の懸濁液に、0℃で、HOBt(633mg、4.68mmol)、および続いてEDC(897mg、4.68mmol)を加えた。混合物を0℃〜室温で18時間にわたり撹拌してから、これを水で希釈した。沈殿物を吸引濾過で収
集し、水で洗浄した。固体を、熱いMeOH−THFの混合物でさらにすすいだ。合わせた濾液を濃縮し、CH
2Cl
2中1〜10%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、(R)−N−(5−(4−(5−(2−(3−フルオロフェニル)アセトアミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3,4−ジヒドロキシブタンアミドを得た(1013、93mg)。
【0263】
THF(8mL)と水(2mL)の混合物中の上記生成物1013(87mg、0.16mmol)およびTFA(2mL)を50℃で5時間加熱してから、これを減圧下で濃縮した。粗残渣をHPLCで精製することによって、(R)−N−(5−(4−(5−(2−(3−フルオロフェニル)アセトアミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3,4−ジヒドロキシブタンアミドを得た(153)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.67 (s, 1H), 12.43 (s, 1H), 7.41−7.38 (m, 1H), 7.20−7.12 (m, 4H), 4.45−4.40 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.03 (bs, 4H), 2.85−2.77 (m, 2H), 1.78 (bs, 4H)。
【0264】
【化38】
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【0265】
DMF(4mL)中の(S)−(+)−O−アセチルマンデル酸(666mg、3.43mmol)およびO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(1.47g、3.86mmol)の懸濁液に、DIEA(0.672ml、3.86mmol)を加え、続いて1001(400mg、1.56mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料を、DMSOとMeOHの混合物を用いた再結晶により精製することによって、66を得た。
【0266】
フラスコに、66およびMeOH中2Nのアンモニア(5ml)を入れ、生成した混合物を室温で6時間撹拌した。溶媒を除去し、生成した材料をオーブン内で乾燥させることによって、92を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.42 (s, 2H), 7.53−7.31 (m, 10H), 6.35 (s, 2H), 5.33 (s, 2H), 3.01 (bs, 4H), 1.76
(bs, 4H)。
【0267】
【化39】
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【0268】
フラスコに、DMF(3ml)中の1001(200mg、0.78mmol)、DL−3−フェニル乳酸(285mg、1.716mmol)、およびHOBT(527mg、3.9mmol)を入れ、EDC(897mg、4.68mmol)を加え、続いてトリエチルアミン(0.87ml、6.24mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、69を得た。
1H NMR (300MHz,
DMSO−d
6) δ 12.20 (s, 2H), 7.24 (m, 10H), 5.75 (d, J = 6.87Hz, 2H), 4.43 (m, 2H), 3.10 (m, 6H), 2.89−2.81 (m, 2H), 1.80 (bs, 4H)。
【0269】
【化40】
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【0270】
フラスコに、DMF(3ml)中の1001(200mg、0.78mmol)、D−(+)−3−フェニル乳酸(285mg、1.716mmol)、およびHOBt(464mg、3.43mmol)を入れ、EDC(822mg、4.28mmol)を加え、続いてトリエチルアミン(0.718ml、5.15mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、169を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.20 (s, 2H), 7.24 (m, 10H), 5.75 (d, J = 6.87Hz, 2H), 4.43 (m, 2H), 3.03 (m, 6H), 2.89−2.81 (m, 2H),
1.80 (bs, 4H)。
【0271】
【化41】
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【0272】
フラスコに、DMF(3ml)中の1001(200mg、0.78mmol)、L−(−)−3−フェニル乳酸(285mg、1.716mmol)、およびHOBt(464mg、3.43mmol)を入れ、EDC(822mg、4.28mmol)を加え、
続いてトリエチルアミン(0.718ml、5.15mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcとの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、146を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.27 (s, 2H), 7.31 (m, 10H), 5.78 (m, 2H), 4.44 (m, 2H),
3.05 (m, 6H), 2.87 (m, 2H), 1.79 (bs, 4H)。
【0273】
【化42】
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【0274】
DMF(3mL)中の(R)−(+)−3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸(285mg、1.72mmol)およびHATU(719mg、1.89mmol)の懸濁液に、DIEA(0.329ml、1.89mmol)を加え、続いて1001(200mg、0.78mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料を、DMSOおよびMeOHを用いた再結晶により精製することによって、127を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.38 (s, 2H), 7.34 (m, 10H), 5.56 (m, 2H), 5.10 (m, 2H), 3.04 (bs, 4H), 2.80 (m, 4H), 1.80 (bs, 4H)。
【0275】
【化43】
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【0276】
DMF(3mL)中の(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酪酸(310mg、1.72mmol)およびHATU(719mg、1.89mmol)の懸濁液に、DIEA(0.329ml、1.89mmol)を加え、続いて1001(200mg、0.78mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。この粗材料をHPLCで精製することによって、143を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.61 (d, J
= 7.65Hz, 4H), 7.34 (m, 6H), 2.99 (bs, 4H), 2.26 (m, 2H), 2.10 (m, 2H) 1.74 (bs, 4H), 0.80 (t, 6H)。
【0277】
【化44】
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【0278】
DMF(5mL)中の3−オキソ−1−インダンカルボン酸(604mg、3.43mmol)およびHATU(1.47g、3.86mmol)の懸濁液に、DIEA(0.672ml、3.86mmol)を加え、続いて1001(400mg、1.56mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。淡褐色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料を、DMSOとMeOHの混合物を用いた再結晶により精製することによって、64を得た。
【0279】
EtOH(20ml)中の64(100mg、0.175mmol)の懸濁液に、0℃で、NaBH
4(15mg、0.384mmol)を加え、生成した混合物を1時間撹拌してから、これを1N HClでクエンチした。混合物を1N HClとEtOAcとの間で分配し、有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、DMSOとMeOHの混合物を用いた再結晶によりさらに精製することによって、94を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.81 (s,
2H), 7.34 (m, 8H), 5.56 (m, 2H), 5.11 (t, 2H), 4.15 (t, 2H), 3.05 (bs, 4H), 2.70 (m, 2H), 2.15 (m, 2H), 1.80 (bs, 4H)。
【0280】
【化45】
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【0281】
DL−マンデル酸(1g、6.57mmol)のDMF(10ml)溶液に、0℃で、NaH(700mg、19.7mmol)を加え、混合物を20分間撹拌させておいてから、2−ブロモエチルメチルエーテル(1.24ml、13.1mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で撹拌し、一晩ゆっくりと室温まで温めてから、これを1N HClでクエンチした。混合物を1N HClとEtOAcとの間で分配し、有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1014を得た。
【0282】
DMF(3mL)中の1014(500mg、2.37mmol)およびHATU(995mg、2.62mmol)の懸濁液に、DIEA(0.456ml、2.62mmol)を加え、続いて1001(277mg、1.08mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約6mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcとの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料をHPLCで精製することによって、203を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.58 (s, 2H), 7.49−7.37 (m, 10H), 5.22 (s, 2H), 3.66−3.54 (m, 8H), 3.27 (s, 6H), 3.01 (bs, 4H), 1.75 (bs, 4H)。
【0283】
【化46】
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【0284】
DMF(5mL)中の2−(4−Boc−ピペラジニル)−2−フェニル酢酸(1.1g、3.43mmol)およびHATU(1.47g、3.86mmol)の懸濁液に、DIEA(0.672ml、3.86mmol)を加え、続いて1001(400mg、1.56mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料を、DMSOおよびMeOHを用いた再結晶により精製することによって、63を得た。
【0285】
フラスコに、63および1,4−ジオキサン中4NのHCl(6ml)を入れ、生成した混合物を室温で3時間撹拌した。沈殿物を濾過で収集し、EtOAc/CH
2Cl
2ですすぎ、乾燥させることによって、77を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 9.10 (bs, 4H), 7.51−7.41 (m, 10H), 4.90 (bs, 2H), 4.62 (s, 2H), 3.15 (bs, 8H), 3.03 (bs, 4H), 2.73 (bs, 8H), 1.76 (bs, 4H)。
【0286】
【化47】
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【0287】
DMF(3mL)中の(R)−(+)−3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸(254mg、1.53mmol)およびHATU(640mg、1.68mmol)の懸濁液に、DIEA(0.292ml、1.68mmol)を加え、続いて1002(200mg、0.693mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料を、DMSOとMeOHの混合物を用いた再結晶により精製することによって、126を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.40 (s, 2H), 7.38 (m, 10H), 5.55
(m, 2H), 5.09 (m, 2H), 3.27 (t, 4H), 2.95 (t, 4H), 2.82 (m, 4H)。
【0288】
【化48】
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【0289】
フラスコに、DMF(3ml)中の1002(200mg、0.693mmol)、2−(4−Boc−ピペラジニル)−2−フェニル酢酸(244mg、0.763mmol)、およびHOBt(187mg、1.39mmol)を入れ、EDC(332mg、1.73mmol)を加え、続いてトリエチルアミン(0.290ml、2.08mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、フェニルアセチルクロリド(0.037ml、0.277mmol)を0℃で滴下添加し、1時間撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料をHPLCで精製することによって、70および76を得た。
【0290】
【化49】
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【0291】
フラスコに、70および1,4−ジオキサン中4NのHCl(6ml)を入れ、生成した混合物を室温で3時間撹拌した。沈殿物を濾過で収集し、EtOAc/CH
2Cl
2ですすぎ、乾燥させることによって、78を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.70 (s, 2H), 8.97 (bs, 2H), 7.50−7.29 (m, 10H), 4.72 (bs, 1H), 4.59 (s, 1H), 3.82 (s, 2H), 3.27 (t, 4H), 3.15
(bs, 4H), 2.92 (t, 4H), 2.70 (bs, 4H)。
【0292】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
フラスコに、76および1,4−ジオキサン中4NのHCl(6ml)を入れ、生成した混合物を室温で3時間撹拌した。沈殿物を濾過で収集し、EtOAc/CH
2Cl
2ですすぎ、乾燥させることによって、79を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.87 (s, 2H), 9.03 (bs, 4H), 7.50−7.40 (m, 10H), 4.67 (bs, 2H), 4.59 (s, 2H), 3.28 (t, 4H), 3.14 (bs, 8H), 2.97 (t, 4H), 2.71 (bs, 8H)。
【0294】
アミドカップリングの一般的手順(以下の実施例に対して使用):カルボン酸(2当量)のDMF中の0.2モル濃度の懸濁液に、HATU(2当量)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン(1当量)およびDIPEA(4当量)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。
【0295】
【化51】
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【0296】
39:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.89−2.01 (m, 6H) 2.18−2.29 (m, 2H) 2.95−3 (m, 4H) 3.79−3.86 (m, 2H) 3.94−4.02
(m, 2H) 4.55−4.6 (m, 2H) 12.29 (brs, 2H)。
【0297】
【化52】
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【0298】
41:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 2.93−2.98 (m, 4H) 3.27−3.32 (m, 4H), 4.46 (s, 4H), 5.18−5.2 (br s, 2H) 6.88−7.03 (m, 8H) 12.87−12.92 (br s, 2H)。
【0299】
【化53】
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【0300】
51:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.78 (br s, 4H) 3.05−3.06 (br s, 4H), 3.38−3.40 (m, 2H) 3.54−3.63 (m, 2H) 5.44−5.50 (m, 2H) 6.92−7.26 (m, 8H) 12.78 (br s, 2H)。
【0301】
【化54】
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【0302】
54:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.92−2.03 (m, 10H) 2.17−2.28 (m, 2H) 3.05 (br s, 4H) 3.79−3.85 (m, 2H) 3.94−4.01 (m, 2H) 4.55−4.59 (m, 2H) 12.27(br s,
2H)。
【0303】
【化55】
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【0304】
60:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.77 (br s, 4H) 3.04 (br s, 4H) 5.20 (s, 4H) 6.31 (br s, 2H) 7.49 (br s, 2H) 7.79 (br s, 2H) 12.80 (br s, 2H)。
【0305】
【化56】
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【0306】
85:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 0.20−0.21 (br s, 4H) 0.48−0.50 (br s, 4H) 1.79 (br s, 4H) 2.35−2.38 (br s, 4H)
3.04 (br s, 4H) 12.32 (br s, 2H)。
【0307】
【化57】
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【0308】
87:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.78 (br s, 4H) 3.03 (br s, 4H) 4.05 (s, 4H) 6.99 (br s, 4H) 7.42−7.44 (m, 2H)
12.68 (br s, 2H)。
【0309】
【化58】
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【0310】
114:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.01−1.12 (m, 4H) 1,40 (s, 18H) 1.61−1.65 (m, 4H) 1.78 (br s, 4H) 1.95 (br s,
2H) 3.84 (m, 4H) 2.65−2.75 (m, 4H) 3.03
(br s, 4H) 3.89−3.93 (m, 4H) 12.39 (br s, 2H)。
【0311】
【化59】
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【0312】
123:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.43 (s, 6H) 1.79−1.94 (m, 10H) 2.22−2.31 (m, 2H) 3.05 (br s, 4H) 3.85−4.01 (m, 4H) 11.85 (br s, 2H)。
【0313】
【化60】
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【0314】
133:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 2.92−2.97 (m, 4H) 3.26−3.30 (m, 4H) 4.61−4.87 (m, 6H) 6.83−6.89 (m, 4H) 7.16−7.21 (m, 2H) 7.36−7.38 (m, 2H) 12.95 (br
s, 2H)。
【0315】
【化61】
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【0316】
135:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.77 (br s, 4H) 3.03 (br s, 4H) 4.60−4.87 (m, 6H) 6.83−6.89 (m, 4H) 7.16−7.22
(m, 2H) 7.36−7.38 (m, 2H) 12.92 (br s, 2H)。
【0317】
【化62】
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【0318】
114:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.01−1.12 (m, 4H) 1,40 (s, 18H) 1.61−1.65 (m, 4H) 1.78 (br s, 4H) 1.95 (br s,
2H) 3.84 (m, 4H) 2.65−2.75 (m, 4H) 3.03
(br s, 4H) 3.89−3.93 (m, 4H) 12.39 (br
s, 2H)。
【0319】
【化63】
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【0320】
323:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.76 (brs, 4H) 3.01(brs, 4H) 4.02 (s,
4H) 6.56 (s, 2H) 6.94−7.05 (m, 4H) 7.31−7.33 (m, 4H) 11.12 (brs, 2H) 12.69 (s, 2H)。
【0321】
【化64】
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【0322】
397:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.75 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H) 3.67−3.82 (m, 10H) 6.85−7.03 (m,
4H) 7.26−7.36 (m, 5H) 7.55−7.58 (d, 1H)
8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0323】
【化65】
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【0324】
398:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm ppm 1.75 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H) 3.72−3.78 (m, 10H) 6.42−6.51
(m, 4H) 7.36 (m, 5H) 7.54−7.58 (d, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (b
rs, 1H)。
【0325】
【化66】
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【0326】
399:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.48 (s, 9H) 1.75 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H) 3.74−3.78 (m, 4H) 6.92−6.94 (m,1H) 7.20−7.36 (m, 7H) 7.51−7.58 (m, 2H) 8.18−8.21 (d, 1H) 9.34 (s, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0327】
【化67】
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【0328】
400:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.48 (s, 9H) 1.75 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H) 3.71−3.78 (m, 4H) 7.18−7.42 (m, 9H) 7.54−7.58 (m, 2H) 8.18−8.21 (d, 1H) 9.34 (s, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0329】
【化68】
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【0330】
324:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.39 (s, 18H) 1.76 (brs, 4H) 3.01(brs, 4H) 3.79 (s, 4H) 4.11−4.13 (brs, 4H) 7.13−7.38 (m, 8H) 12.65 (s, 2H)。
【0331】
方法C:エステル/ラクトンとのアルミニウムアミドカップリングを介した方法
【0332】
【化69】
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【0333】
トルエン(9mL)中の1002(288mg、1.00mmol)の懸濁液に、3−イソクロマノン(311mg、2.10mmol)を加え、続いてトリメチルアルミニウム(トルエン中2M、1.0mL、2.00mmol)を加えた。生成した混合物を75℃で15時間撹拌し、室温に冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈した。有機層を水(3×20mL)、10%塩化ナトリウム溶液(10mL)で洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、減圧下で濃縮した。粗生成物をHPLCで精製することによって、N,N’−(5,5’−(チオビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル))ビス(2−(2−(ヒドロキシメチル)フェニル)アセトアミド)を得た(181、78mg)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6)
δ 7.42(d, J=6.84Hz, 2H), 7.26(bs, 6H), 4.57(s, 4H), 3.90(s, 4H), 3.27(t, J =6.62Hz, 4H), 2.94(t, J =6.44Hz, 4H)。
【0334】
【化70】
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【0335】
トルエン(8mL)中の1001(256mg、1.00mmol)の懸濁液に、3−イソクロマノン(311mg、2.10mmol)を加え、続いてトリメチルアルミニウム(トルエン中2M、1.0mL、2.00mmol)を加えた。生成した混合物を75℃で15時間撹拌し、室温に冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈した。有機層を水(3×20mL)、10%塩化ナトリウム溶液(10mL)で洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム(magnsesium))、減圧下で濃縮した。粗生成物をHPLCで精製することによって、N,N’−(5,5’−(チオビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル))ビス(2−(2−(ヒドロキシメチル)フェニル)アセトアミド)を得た(208、62mg)。
1H NMR (300M
Hz, DMSO−d
6) δ 7.41(s, 2H), 7.26(s, 6H),
4.56(s, 4H), 3.01(bs, 4H), 1.76(bs, 4H)。
【0336】
【化71】
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【0337】
1015(3.2g、19.5mmol)の四塩化炭素(150mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(3.47g、19.6mmol)および過酸化ベンゾイル(10mg、触媒)を加えた。生成した混合物を一晩還流させてから、これを熱濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得た残渣を、20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1016を得た(2g、42%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 3.66 (s, 2H) 3.74 (s, 3H) 4.51(s, 2H) 7.35 (m,
4H)。
【0338】
1016(0.243g、1mmol)のアセトン(10mL)溶液に、2−メチルイミダゾール(0.41g、5mmol)を加えた。生成した混合物を一晩還流させてから、これを減圧下で濃縮し、得た残渣を水(約100mL)で希釈した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1017を得た(0.17g、69%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.37 (s, 3H) 3.63 (s, 2H) 3.72 (s,
3H) 5.07 (s, 2H) 6.87 (s, 1H) 6.96−7.02
9m, 2H) 7.23−7.33 (m, 3H)。
【0339】
1017(0.17g、0.69mmol)のTHF/MeOH/水(10mL、2mL、2mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.06g、1.42mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水(約20mL)で希釈し、生成した溶液を酢酸で酸性化した。水層を濃縮し、生成物を分取HPLCで単離した。得た残渣を水(5mL)中に溶解させ、濃塩酸(83μL)をこれに加えてから、これを濃縮し、乾燥させることによって、塩酸塩として1018を得た(0.15gm)。
【0340】
DMF(3mL)中のカルボン酸1018(105mg、0.39mmol)の懸濁液
に、HATU(150mg、0.39mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1001(50.5mg、0.197mmol)およびDIPEA(0.14mL、0.8mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させることによって、296を得た(112mg、83%)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.76 (brs, 4H) 2.38
(s, 6H) 3.01(brs, 4H) 3.82 (s, 4H) 5.25
(s, 4H) 7.09−7.38 (m, 12H) 12.64−12.67 (brs, 2H)。
【0341】
【化72】
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【0342】
CH
2Cl
2(15mL)中の1019(1.5g、6.8mmol)の懸濁液に、0℃で、Et
3N(1.9ml、13.6mmol)を滴下添加し、続いてフェニルアセチルクロリド(1.07ml、8.1mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で撹拌し、次いで2日間、室温までゆっくりと温めた。この粗材料を、ヘキサン中0〜25%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1020を得た。
【0343】
4−ブロモ−1−ブチン(7g、53mmol)のDMSO(30ml)溶液に、0℃で、NaI(7.94g、53mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌してから、これを0℃に冷却し、続いてNaCN(5.2g、106mmol)を加えた。生成した混合物を80℃で2.5時間加熱し、次いで室温で一晩撹拌した。混合物を水とEtOAcの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1021を得た。
【0344】
Et
3N(3ml)およびTHF(6ml)中の1020(400mg、1.18mm
ol)、PdCl
2(PPh
3)
2(41mg、0.059mmol)およびCuI(11mg、0.059mmol)の混合物に、アルゴン雰囲気下で、1021(187mg、2.36mmol)を加え、次いで60℃で一晩加熱した。溶媒の除去後、残渣を、ヘキサン中0〜60%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1022を得た。
【0345】
EtOAc(60ml)とEtOH(15ml)の混合物中の1022(118mg、0.406mmol)の溶液に、Pd(OH)
2/C(50mg、0.356mmol)を加えた。水素を、生成した混合物中を通してバブリングし、1時間撹拌した。Pd触媒を濾別し、濾液を濃縮することによって、1023を得た。
【0346】
TFA(3mL)中の1023(127mg、0.431mmol)およびチオセミカルバジド(51mg、0.561mmol)の混合物を、85℃で5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、氷と水の混合物上に注いだ。混合物をNaOHペレットで塩基性化した(pH10)。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1024を得た。
【0347】
1024(38.4mg、0.104mmol)のNMP(1mL)溶液に、0℃で、フェニルアセチルクロリド(0.017mL、0.125mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1.5時間撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、295を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.72Hz, 1H), 7.36−7.28 (m, 10H), 3.81−3.78 (d, J = 8.43Hz, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0348】
化合物1024はまた、以下の手順に従い調製することもできる。
【0349】
【化73】
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【0350】
3−アミノ−6−クロロピリダジン(11.14g、86.0mmol)のNMP(279mL)溶液に、19℃で5分間にわたり、溶液の内部温度をT
i≦28℃で維持しな
がら、フェニルアセチルクロリド(18.2mL、137.6mmol)を滴下添加した。生成した混合物は、19℃で90分間撹拌し、氷水(557mL)に注ぎ入れた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水(2×110mL)およびジエチルエーテル(110mL)ですすいだ。生成物を高真空下で一晩乾燥させることによって、N−(6−クロロピリダジン−3−イル)−2−フェニルアセトアミド(xxx、18.8g)を得た。
1H
NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.57(s, 1H), 8.40(d, J=9.636Hz, 1H), 7.90(d, J=9.516Hz, 1H), 7.36(m, 5H) 3.82(s, 2H)。
【0351】
内部温度プローブおよび添加用漏斗を取り付けた1000mLの3つ口フラスコを、Ar
(g)でフラッシュした。正のアルゴン気圧下、4−シアノブチル亜鉛ブロミド(THF中0.5M、500mL、250mmol)を添加用漏斗に入れ、次いで室温で反応容器に加えた。固体N−(6−クロロピリダジン−3−イル)−2−フェニルアセトアミド(20.6g、83.3mmol)を、Ar
(g)流下、室温で撹拌溶液に加え、続いてNiCl
2(dppp)(4.52g、8.33mmol)を加えた。生成した混合物を19℃で240分間撹拌し、次いでエタノール(120mL)でクエンチした。水(380mL)を撹拌した赤色の溶液に加え、高粘度の沈殿物を得た。酢酸エチル(760mL)を加え30分間、十分に撹拌した。セライトパッドを通して固体を濾過で除去した。次いで母液を分液漏斗に移し、有機層をH
2O(380mL)、0.5%エチレンジアミン四酢酸溶液(380mL)で洗浄し、再びH
2O(380mL)で洗浄した。有機層を回転蒸発により濃縮した。生成した赤色の油状物をEtOAc(200mL)中に再び溶解させ、1M HCl(380mL)を、十分に撹拌したフラスコに加えた。30分後、混合物を分液漏斗に移し、水層を収集した。有機層を1M HCl(2×380mL)で抽出した。次いで、7.5%重炭酸ナトリウム溶液を使用して水層のpHを約7に調節し、薄黄色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水(200mL)およびジエチルエーテル(2×200mL)ですすいだ。固体を高真空下で一晩乾燥させることによって、N−(6−(4−シアノブチル)ピリダジン−3−イル)−2−フェニルアセトアミドを得た(1023、14.76g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.29(s, 1H), 8.23(d, J=9.036Hz, 1H), 7.59(d, J=9.246Hz, 1H), 7.32(m, 5H), 3.79(s, 2H), 2.90(t, J= 7.357Hz, 2H), 2.56(t, J= 7.038Hz, 2H), 1.79(t, J= 7.311Hz, 2H), 1.63(t, J= 7.01Hz, 2H)。
【0352】
N−(6−(4−シアノブチル)ピリダジン−3−イル)−2−フェニルアセトアミド(14.7g、50.2mmol)を、オープントップ還流冷却器を取り付けた250mLの丸底フラスコに中に入れた。フラスコに、チオセミカルバジド(5.03g、55.2mmol)およびトリフルオロ酢酸(88mL)を加えた。反応物スラリーを65℃浴槽内で2時間加熱した。室温まで冷却後、H
2O(150mL)を加え、30分間撹拌した。次いで混合物を、0℃浴槽内で冷却した、撹拌した7.5%重炭酸ナトリウム溶液(1400mL)にゆっくりと移した。沈殿物を吸引濾過で収集し、水(2×200mL)、ジエチルエーテル(2×200mL)ですすぎ、高真空下で一晩乾燥させた。オフホワイト色の固体をDMSO(200mL)中でスラリー化し、80℃浴槽内で内部温度が65℃に到達するまで加熱した。DMSO(105mL)を使用してフラスコの側面をすすいだ。溶液がわずかに濁るまでH
2O(120mL)をゆっくりと加え、次いで混合物を加熱浴槽から除去し、撹拌しながら周辺温度まで冷却した。薄緑色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水(200mL)およびジエチルエーテル(2×200mL)ですすいだ。固体を高真空下で一晩乾燥させることによって、N−(6−(4−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)ピリダジン−3−イル)−2−フェニルアセトアミドを得た(1024、15.01g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−
d
6) δ 11.28(s, 1H), 8.23(d, J=8.916Hz, 1H), 7.59(d, J=8.826Hz, 1H), 7.36(m, 5H),
7.07(s, 2H), 3.78(s, 2H), 2.87(t, J= 6.799Hz, 4H), 1.69(bm, 4H)。
【0353】
【化74】
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【0354】
アジピン酸ジメチル(28.7mmol、5.0g、4.7mL、1.0当量)のMeOH(20mL)溶液に、無水ヒドラジン(229.6mmol、7.36g、7.51mL、8.0当量)を加え、混合物を50℃に加熱して、白色の沈殿物を得た。混合物を1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。白色の固体を濾過で収集し、追加のMeOHで洗浄し、次いで高真空下で乾燥させて、4.6gのアジポヒドリジド(adipohydrizide)を得た。
1HNMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 8.91 (s, 2H), 4.14 (s, 4H), 2.00 (br s, 4H), 1.46 (br s, 4H)。
【0355】
アジポヒドリジド(12.49mmol、4.0g、1.0当量)、炭酸水素カリウム(15.61mmol、1.56g、1.25当量)のMeOH(25mL)中の0℃に冷却したスラリーに、固体ブロモシアン(13.74mmol、1.44g、1.1当量)を一度に加えた。この混合物を0℃で撹拌し、1時間かけて室温まで温め、次いで一晩撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、固体を水で希釈した。2.5N NaOHでpHを12に調節し、固体を濾過で収集した。白色の固体を水で洗浄し、高真空下で乾燥させることによって、1.73gのオキサジアゾール1025を得た。
1HNMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 6.85 (s, 4H), 2.68 (s, 4H), 1.68 (s, 4H)。
【0356】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
NMP(9mL)中のオキサジアゾール1025(181mg、0.81mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.564mL、4.05mmol)を加え、混合物を70℃に温めた。混合物を30分間撹拌し、続いてフェニルアセチルクロリド(0.234mL、1.77mmol)を加えた。反応温度を70℃で15時間維持し、次いで室温まで冷却した。粗製の反応混合物を逆相HPLCで精製して、305を得た(0.015g)。
1HNMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.74(s, 2H)
, 7.33(s, 10H), 3.74(s, 4H), 2.85(s, 4H), 1.76(s, 4H)。
【0358】
ジアシル化コアの官能化:
【0359】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
THF(250mL)とH
2O(20mL)の混合物中の21(2.25g、4.57mmol)の懸濁液に、室温で、NaOH(1.83g、45.67mmol)およびホルムアルデヒド溶液(水中37%、14.83mL、182.70mmol)を加えた。生成した混合物を60℃で7時間加熱してから、これを0℃に冷却し、HCl水溶液でpH7に酸性化した。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、N,N’−[5,5’−(ブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル)]−ビス(3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパンアミド)を得た(36、624mg)。濾液からの第2の沈殿から、追加の生成物を得た(1.29g)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (bs, 2H), 7.35−7.30 (m, 10H), 5.09 (bs, 2H), 4.10−4.02 (m, 4H), 3.61 (d, J = 8.1Hz,
2H), 3.02 (bs, 4H), 1.76 (bs, 4H)。
【0361】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
THF(50mL)とMeOH(5ml)の混合物中の199(300mg、0.572mmol)の懸濁液に、炭酸カリウム(158mg、1.144mmol)およびホルムアルデヒド溶液(水中37%、2mL)を加えた。生成した混合物を室温で48時間撹拌してから、これを0℃に冷却し、HCl水溶液でpH7に酸性化した。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料をHPLCで精製することによって、29を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.34−7.26 (m, 10H), 4.13−4.02 (m, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.62 (m, 2H), 3.24 (t, 4H), 2.93 (t, 4H)。
【0363】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
THF(250mL)とMeOH(20ml)、H
2O(20mL)の混合物中の19
9(2.0g、3.81mmol)の懸濁液に、室温で、1N NaOH(20ml)およびホルムアルデヒド溶液(水中37%、15mL)を加えた。生成した混合物を50℃で一晩加熱してから、これを0℃に冷却し、HCl水溶液でpH7に酸性化した。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させた。この粗材料をHPLCで精製することによって、24を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.67 (bs, 2H), 7.36−7.30 (m, 10H), 5.10
(bs, 2H), 4.10−4.02 (m, 4H), 3.61 (d, 2H), 3.27 (t, 4H), 2.95 (t, 4H)。
【0365】
プロドラッグ:
【0366】
【化79】
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【0367】
N,N’−(5,5’−(チオビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル))ビス(2−フェニルアセトアミド)(1)(9.4mmol、5.0g、1.0当量)が入っているフラスコに、DMF(100mL)、K
2CO
3(20.98mmol、2.89g、2.2当量)、および酪酸クロロメチル(20.98mmol、2.86g、2.62mL、2.2当量)を加えた。混合物を室温で15時間撹拌し、次いで水(200mL)およびEtOAc(200mL)で希釈した。層を分離させ、水層をEtOAc(2×100mL)で抽出し、有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去した。化合物を逆相クロマトグラフィー(MeCN、H
2O)で精製して、0.235gの化合物8および0.126gの化合物7を得た。
【0368】
1HNMR (300MHz, DMSO, d
6) 化合物8: δ 7.31 (m, 10H), 6.18 (s, 4H), 3.82 (s, 4H), 3.17 (dd, 2H, J =6.8Hz), 2.92 (dd, 2H, J =6.8Hz), 2.93 (m, 4H), 2.32 (dd, 2H, J=7.2Hz), 1.54 (dt, 2H, J =7.2, 7.4Hz), 0.87 (t, 3H, J = 7.4Hz)。
【0369】
1HNMR (300MHz, DMSO, d
6) 化合物7: δ 12.68 (s, 1H), 7.32 (m, 10H), 6.18 (s, 2H), 3.82 (s, 4H), 3.26 (dd, 2H, J =7.0Hz), 3.17 (dd, 2H, J =6.8Hz), 2.93 (m, 4H), 2.32
(dd, 2H, J =7.2Hz), 1.54 (dt, 2H, J =7.2, 7.4Hz), 0.87 (t, 3H, J = 7.4Hz)。
【0370】
【化80】
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【0371】
DMF(20mL)中の3−モルホリン−4−イル−プロピオン酸塩酸塩(500mg、2.56mmol)の懸濁液に、0℃で、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(534mg、2.79mmol)を加えた。生成した混合物を0℃で40分間撹拌し、続いてジオール36(642mg、1.16mmol)および4−DMAP(454mg、3.72mmol)を加えた。生成した混合物を0℃〜室温で3.5時間にわたり撹拌してから、これをEtOAcおよび冷水で希釈した。有機層を分離させ、水(3×50mL)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。粗生成物を、EtOAc中10〜25%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、{[5,5’−(ブタン−1,4−ジイル)−ビス(1,3,4−チアジアゾール−5,2−ジイル)]−ビス(アザンジイル)}−ビス(3−オキソ−2−フェニルプロパン−3,1−ジイル)−ビス(3−モルホリノプロパノエート)(188、340mg)および相対的に極性の低い生成物、3−((5−{4−[5−(3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパンアミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ブチル}−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ)−3−オキソ−2−フェニルプロピル3−モルホリノプロパノエート(228、103mg)を得た。188:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.80 (s,
2H), 7.39 (m, 10H), 4.62 (t, J = 9.6Hz,
2H), 4.33−4.27 (m, 4H), 3.48 (bs, 8H), 3.02 (bs, 4H), 2.45 (bs, 8H), 2.25 (bs, 8H), 1.76 (bs, 4H)。
【0372】
228:
1H NMR (300MHz, MeOD−d
4) δ 7.43−7.37 (m, 10H), 4.71 (t, J = 10.5Hz, 1H), 4.41 (m, 1H), 4.30−4.24 (m, 2H), 4.06−4.03
(m, 1H), 3.80−3.76 (m, 1H), 3.62 (bs, 4H), 3.11 (bs, 4H), 2.63−2.52 (m, 4H), 2.40 (bs, 4H), 1.90 (bs, 4H)。
【0373】
【化81】
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【0374】
ジエチルtrans−1,2−シクロプロパンジカルボキシレート(5.00g、26.85mmol)のTHF(20mL)溶液に、0℃で、LAH溶液(67.13mL、THF中1.0M、67.13mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1.5時間撹拌してから、これを、H
2O(20mL)、2Nの水性NaOH(20mL)およびH
2O(20mL)でクエンチした。混合物を室温で1時間激しく撹拌してから、セライトのプラグを介してこれを濾過した。濾液を乾燥させ(MgSO
4)、濃縮することによって、無色油状物として所望のジオールを得た(2.73g)。
【0375】
CH
2Cl
2(75mL)中のジオール(2.00g、19.58mmol)の混合物に、0℃で、ピリジン(6.34mL、78.33mmol)を滴下添加し、続いてMsCl(3.33mL、43.08mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1時間撹拌してから、これを室温まで温めた。反応物をH
2Oでクエンチし、エーテルで希釈した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮することによって、1039を得た。この粗生成物をDMSO(75mL)中に溶解させ、NaCN(2.88g、58.75mmol)およびNaI(294mg、1.96mmol)を加えた。生成した混合物を45℃で8時間加熱してから、これを室温まで冷却し、EtOAcおよびH
2Oで希釈した。有機層を分離させ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮することによって、粗生成物1040を得て、これを、精製なしで以下のステップで使用した。
【0376】
トリフルオロ酢酸(TFA)(20mL)中の1040およびチオセミカルバジド(3.75g、41.12mmol)の混合物を、80℃で5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、氷と水の混合物に注ぎ入れた。これが塩基性になるまで(pH14)、水酸化ナトリウムペレットを混合物に加えた。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水、エーテルですすぎ、乾燥させることによって、1041を得た(472mg)。
【0377】
1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)(5mL)中の1041(70mg、0.26mmol)の懸濁液に、0℃で、フェニルアセチルクロリド(72μL、0.55mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1時間撹拌してから、水(約3mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、水ですすぎ、乾燥させることによって、1035を得た(37mg)。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 2H), 7.34−7.27 (m, 10H), 3.82 (s, 4H), 3.04−2.75 (m, 4H), 1.14−1.12 (m, 2H), 0.63−0.59 (m, 2H)。
【0378】
【化82】
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【0379】
1020(1.50g、4.42mmol)、エチニルトリメチルシラン(813μL、5.75mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(310mg、0.44mmol)およびCuI(59mg、0.31mmol)のTHF(20mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、室温でEt
3N(6.16mL、44.23mmol)を加えた。生成した混合物を50℃で5時間加熱してから、これを室温まで冷却し、セライトのプラグを通して濾過した。濾液を濃縮し、ヘキサン中10〜50%EtOAcで溶出するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで粗残渣を精製することによって、固体として、所望の生成物を得た(1.21g)。
【0380】
MeOH(100mL)中の前述の中間体(1.07g、3.48mmol)およびK
2CO
3(0.40g、2.90mmol)の混合物を、室温で5時間撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。残渣を、EtOAcとH
2Oの混合物中に再度溶解させ、1NのHCl水溶液でpH7に中和した。有機層を分離させ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中10〜50%EtOAcで溶出するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製することによって、白色の固体として、所望のアルキン1036を得た(0.48g)。
【0381】
アルキン1036(52mg、0.22mmol)のピリジン(5mL)溶液に、室温で、CuCl(4.3mg、0.04mmol)を加えた。すべての出発物質が消費されるように、生成した混合物を空気流下で40分間撹拌した。反応混合物をNH
4Cl飽和水溶液(約2mL)で希釈した。オフホワイト色の沈殿物を吸引濾過で収集し、H
2Oで洗浄し、乾燥させた。この粗製のビス−アセチレン生成物1037(52mg)をさらなる精製なしで以下のステップで使用した。
【0382】
DMF(5mL)とTHF(10mL)の混合物中の1037(52mg)およびPd(OH)
2/C(100mg)の混合物を、1気圧のH
2下、すべての出発物質が消費されるように、室温で3時間撹拌した。パラジウム触媒を濾別し、濾液を濃縮した。粗残渣を、CH
2Cl
2中1〜10%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、固体として、所望の生成物1038を得た(18mg)。
1H
NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.26 (s, 2H), 8.20 (d, J = 8.97Hz, 2H), 7.56 (d, J = 8.77Hz, 2H), 7.36−7.24 (m, 10H), 3.78 (s,
4H), 2.90 (bs, 4H), 1.73 (bs, 4H)。
【0383】
【化83】
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【0384】
アジポニトリル(19.02g、175.8mmol)のTFA(50mL)溶液に、チオセミカルバジド(16.02g、175.8mmol)を加え、混合物をアルゴンの雰囲気下で70℃に4時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、揮発物を減圧下で除去した。残渣を水(200mL)で希釈し、固体NaOHでpHを7に調節して、白色の沈殿物を得て、これを濾過で収集し、水で洗浄した。固体を高真空下で乾燥させて、9.22gの1081を得た。
1HNMR (DMSO, d
6): δ 7.02 (br s, 2H) 2.84 (m, 2H), 2.55 (m, 2H), 1.67 (m, 4H)。
【0385】
1081(0.625g、2.87mmol)のNMP(12.5mL)溶液に、フェニルアセチルクロリド(0.487g、0.42mL、3.15mmol)を滴下添加し、混合物をアルゴンの雰囲気下、室温で1時間撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、固体を濾過で収集した。固体を水で洗浄し、高真空下で乾燥させることによって、0.805gの1082を得た。
1HNMR (DMSO, d
6): δ 12.65 (s, 1H) 7.31 (m, 5H), 3.80 (s, 2H), 3.00 (t, 2H, J= 7.3Hz), 2.53 (t, 2H, J= 7.1Hz), 1.78 (dq, 2H, J= 7.3, 7.1Hz), 1.61
(dq, 2H, J= 7.3, 7.1Hz)。
【0386】
1082(0.49g、1.33mmol)のTFA(10mL)溶液に、チオセミカルバジド(0.23g、1.46mmol)を加え、混合物をアルゴンの雰囲気下、70℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、揮発物を減圧下で除去した。残渣を水(50mL)で希釈し、固体NaOHでpHを7に調節して、白色の沈殿物を得て、これを濾過で収集し、水で洗浄した。固体を高真空下で乾燥させて、0.367gの1083を得た。
1HNMR (DMSO, d
6): δ 12.70 (s, 1H) 7.34
(br s, 5H), 7.16 (s, 2H), 3.82 (s, 2H),
3.01 (s, 2H), 2.84 (S, 2H), 1.71 (br s,
4H)。
【0387】
1083(0.10g、0.267mmol)、2,4−ジフルオロ−3−メトキシフェニル酢酸(0.058g、0.267mmol)、EDC(0.127g、0.667mmol)、HOBt(0.090g、0.667mmol)のDMF(4mL)溶液に、DIEA(0.171g、0.231mL、1.335mmol)を加え、混合物をアルゴンの雰囲気下で一晩撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、形成された固体を濾過で収集し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させた。粗製の1084を精製なしで以下のステップで使用した。1084(0.050g、0.091mmol)のジクロロメタン(1mL)溶液に、BBr
3(1.0mL、1mmol、ジクロロメタン中1.0M)を加え、混合物を、アルゴンの雰囲気下、室温で4時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残渣をジクロロメタン(5mL)で希釈した。揮発物を減圧下で除去し、残渣を水(15mL)で希釈し、pHを12に調節した。水層をジクロロメタン(4×5mL)で洗浄し、pHを4に調節した。固体を濾過で収集し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させて、0.029gの346を得た。
1HNMR (DMSO, d
6): δ 12.66 (s, 2H), 10.12 (s, 1H), 7.33 (s, 5H), 7.00 (m, 1H), 6.80 (m, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.02 (br s, 4H), 1.76 (br s, 4H)。
【0388】
【化84】
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【0389】
1083(0.05g、0.133mmol)、Boc−3−アミノメチル−フェニル酢酸(0.035g、0.133mmol)、EDC(0.064g、0.332mmol)、HOBt(0.045g、0.332mmol)のDMF(8mL)溶液に、DIEA(0.086g、0.115mL、0.665mmol)を加え、混合物をアルゴンの雰囲気下で一晩撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、形成された固体を濾過で収集し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させることによって、0.023gの375を得た。
1HNMR (DMSO, d
6): δ 12.66 (s, 2H), 7.27 (m, 10H), 4.11 (br s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.01(br s, 4H), 1.76 (br s, 4H), 1.39 (s, 9H)。
【0390】
【化85】
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【0391】
フラスコに、DMF(2ml)中の1024(100mg、0.27mmol)、トロパ酸(54mg、0.326mmol)を入れ、0℃で、HOBT(88mg、0.652mmol)を加え、続いてEDCI(156mg、0.815mmol)を加えた。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、3時間撹拌してから、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぎ、乾燥させることによって、314を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.72Hz, 1H), 7.36−7.28 (m, 10H), 4.10−4.05 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.65 (s, 1H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0392】
【化86】
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【0393】
フラスコに、DMF(10ml)中の1024(500mg、1.36mmol)、DL−マンデル酸(248mg、1.63mmol)を入れ、0℃で、HOBT(441mg、3.26mmol)を加え、続いてEDCI(781mg、4.08mmol)を加えた。生成した混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで室温まで温め、10分間撹拌してから、0℃で、水(約50mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぎ、乾燥させることによって、315を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 7.58−7.50 (m, 3H), 7.36−7.28 (m, 8H), 6.35 (s, 1H), 5.32 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0394】
DMF(10ml)中の3−モルホリン−4−イル−プロピオン酸塩酸塩(209mg、1.07mmol)の懸濁液に、EDCI(308mg、1.61mmol)を加えた。生成した混合物を0℃で1時間撹拌し、続いて315(447mg、0.889mmol)および4−DMAP(261mg、2.14mmol)を加えた。生成した混合物を0℃〜室温で6時間にわたり撹拌してから、氷水(約50mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすいだ。この粗材料を、EtOAc中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、334を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.95 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d
, J = 9.45Hz, 1H), 7.58−7.26 (m, 11H), 6.14 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.54 (bs, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.63 (bs, 4H), 2.38 (bs, 4H), 1.73 (bs, 4H)。
【0395】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
化合物315に対する上記手順に従い、化合物317を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.40 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.03Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.72Hz, 1H), 7.36−6.87 (m, 9H), 6.35 (bs, 1H), 5.30 (s, 1H), 3.78 (m, 5H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0397】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
化合物315に対する上記手順に従い、化合物318を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.50 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.43Hz, 1H), 7.60−7.27 (m, 10H), 6.51 (bs, 1H), 5.35 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0399】
【化89】
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【0400】
フラスコに、DMF(1ml)中の1024(50mg、0.135mmol)、3−クロロフェニル酢酸(28mg、0.163mmol)を入れ、0℃で、HOBT(44
mg、0.326mmol)を加え、続いてEDCI(78mg、0.408mmol)を加えた。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、1時間撹拌してから、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水およびエーテルですすぎ、次いで乾燥させることによって、335を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26
(s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H),
7.58−7.54 (d, J = 9.72Hz, 1H), 7.36−7.28 (m, 9H), 3.84 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0401】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
化合物335に対する上記手順に従い、化合物337を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.37Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.63Hz, 1H), 7.36−7.09 (m, 6H), 6.75−6.65 (m, 3H), 3.78 (s, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0403】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
339、341、382:フラスコに、DMF(2ml)中の1024(100mg、0.27mmol)、Boc−3−アミノメチル−フェニル酢酸(86mg、0.325mmol)を入れ、0℃で、HOBT(88mg、0.65mmol)を加え、続いてEDCI(156mg、0.812mmol)を加えた。生成した混合物を0℃で5分間撹拌し、次いで室温まで温め、1.5時間撹拌してから、0℃で、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水およびエーテ
ルですすぎ、次いで乾燥させることによって、339を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.42Hz, 1H), 7.36−7.13 (m,
9H), 4.13−4.11 (d, J = 10.62, 2H), 3.78
(s, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H), 1.38 (s, 9H)。
【0405】
ジクロロメタン(2ml)中の339(50mg、0.081mmol)の懸濁液に、0℃でTFA(2ml)を加えた。生成した混合物を室温で20分間撹拌してから、これを真空下で蒸発乾燥させた。エーテルを加え、白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなるエーテルおよびジクロロメタンですすぎ、次いで乾燥させることによって、341を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 8.14−8.11 (bs, 2H), 7.58−7.54 (d, J = 9.42Hz, 1H), 7.36−7.13 (m, 9H), 4.06−4.03 (m, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0406】
341(10mg、0.0159mmol)のDMF(1ml)溶液に、0℃で、トリエチルアミン(4.4μl、0.0317mmol)を滴下添加し、続いてクロロギ酸エチル(1.8μl、0.0191mmol)を滴下添加した。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、30分間撹拌してから、0℃で、水(約1mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製することによって、382を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 7.67−7.58 (bs, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.42Hz, 1H), 7.36−7.13 (m, 9H), 4.18−4.16 (m, 2H), 4.06−4.0 (q, 2H), 3.78 (s, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H),
1.73 (bs, 4H), 1.19−1.13 (t, 3H)。
【0407】
【化92】
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【0408】
適当な試薬を用いて、化合物382に対する上記手順に従い、化合物431を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.88Hz, 1H), 7.57−7.54 (d, J =
9.51Hz, 1H), 7.38−7.15 (m, 9H), 4.25−4.
24 (d, J = 5.64Hz, 2H), 3.76 (s, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.87 (s, 3H), 1.73 (bs, 4H)。
【0409】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
適当な試薬を用いて、化合物382に対する上記手順に従い、化合物432を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.63 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 9.04−9.01 (m, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.91Hz, 1H), 7.93−7.89 (d, J = 9.51Hz, 2H), 7.58−7.25 (m, 13H), 4.50−4.48 (d, J = 5.91Hz, 2H), 3.78 (s, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0411】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0412】
適当な試薬を用いて、化合物382に対する上記手順に従い、化合物433を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.63 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.31−8.21 (m, 1H), 8.20−8.19 (d, J = 9.57Hz, 1H), 7.57−7.54 (d, J = 8.73Hz, 1H), 7.35−7.13 (m, 9H), 4.26−4.24 (d, J = 5.52Hz, 2H), 3.78 (s, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.0 (s,
3H), 1.73 (bs, 4H), 0.86−0.85 (d, J = 3.99Hz, 6H)。
【0413】
【化95】
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【0414】
341(70mg、0.111mmol)のDMF(1ml)溶液に、0℃で、トリエチルアミン(31μl、0.22mmol)を滴下添加し、続いて5−ブロモバレリルクロリド(12μl、0.122mmol)を滴下添加した。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、1時間撹拌した。次いで、カリウムtert−ブトキシド(50mg、0.445mmol)を反応混合物に0℃で加えた。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、一晩撹拌してから、0℃で、水(約2mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcとの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、476を得た。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.42Hz, 1H), 7.36−7.13 (m, 9H), 4.50 (s, 2H), 3.78 (s, 4H), 3.35 (bs, 2H), 3.20 (bs, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.30 (bs, 2H), 1.68−1.80 (d, 6H)。
【0415】
【化96】
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【0416】
適当な試薬を用いて、化合物315に対する上記手順に従い、化合物340を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.50 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.24Hz, 1H), 7.60−7.27 (m, 10H), 6.51 (bs, 1H), 5.35 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0417】
【化97】
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【0418】
適当な試薬を用いて、化合物315に対する上記手順に従い、化合物349を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.41 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.76Hz, 1H), 7.58−7.27 (m, 11H), 6.36 (s, 1H), 5.34 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs,
2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0419】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
適当な試薬を用いて、化合物315に対する上記手順に従い、化合物350を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.41 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.67Hz, 1H), 7.58−7.27 (m, 11H), 6.34 (s, 1H), 5.34 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs,
2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0421】
【化99】
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【0422】
適当な試薬を用いて、化合物315に対する上記手順に従い、化合物351を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.50 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.21−8.18 (d, J = 8.67Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.72Hz, 1H), 7.36−7.23 (m, 8H), 6.67 (s, 1H), 5.40 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90
(bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0423】
【化100】
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【0424】
1024(50mg、0.136mmol)のDMF(1ml)溶液に、0℃で、トリエチルアミン(38μl、0.271mmol)を滴下添加し、続いてベンジルイソシアネート(20μl、0.163mmol)を滴下添加した。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、40分間撹拌してから、0℃で水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすいだ。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、352を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.26 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.42Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 8.79Hz, 1H), 7.36−7.31 (m, 10H), 7.06 (bs, 1H), 4.37−4.35 (d, J = 5.22Hz, 2H), 3.78
(s, 2H), 2.99−2.90 (m, 4H), 1.73 (bs, 4H)。
【0425】
【化101】
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【0426】
化合物335の調製に対する上記手順に従い、化合物353を調製した。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.57 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.45Hz, 1H), 7.57−7.54 (d, J = 9.48Hz, 1H), 7.36−7.25 (m, 6H), 6.91−6.84 (m, 3H), 3.76 (m, 7H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0427】
【化102】
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【0428】
フラスコに、DMF(1ml)中の1024(50mg、0.135mmol)、2−ピリジン酢酸塩酸塩(27mg、0.156mmol)を入れ、0℃で、プロピルホスホン酸無水物の溶液(91μl)を加え、続いてトリエチルアミン(54μl、0.39mmol)を加えた。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、1時間撹拌してから、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水およびエーテルですすぎ、次いで乾燥させることによって、354を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.97Hz, 1H), 7.81−7.76 (m, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.06Hz, 1H), 7.42−7.26 (m, 7H), 4.02 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01
(bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0429】
【化103】
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【0430】
化合物354の調製に対する上記手順に従い、化合物355を調製した。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.70 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.53−8.49 (m, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.0Hz, 1H), 7.77−7.73 (d, J = 8.46Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.48Hz, 1H), 7.38−7.26 (m, 7H), 3.88 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0431】
化合物354の調製に対する上記手順に従い、化合物309および310を調製した。
【0432】
【化104】
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【0433】
1043(3.2g、19.5mmol)の四塩化炭素(150mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(3.47g、19.6mmol)および過酸化ベンゾイル(10mg、触媒)を加えた。生成した混合物を一晩還流させてから、これを熱濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得た残渣を、20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1044を得た(2g、42%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 3.66 (s, 2H) 3.74 (s, 3H) 4.51(s, 2H) 7.35 (m,
4H)。
【0434】
1044(0.243g、1mmol)のアセトン(10mL)溶液に、2−メチルイミダゾール(0.41g、5mmol)を加えた。生成した混合物を一晩還流させてから、これを減圧下で濃縮し、得た残渣を水(約100mL)で希釈した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1045を得た(0.17g、69%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.37 (s, 3H) 3.63 (s, 2H) 3.72 (s,
3H) 5.07 (s, 2H) 6.87 (s, 1H) 6.96−7.02
9m, 2H) 7.23−7.33 (m, 3H)。
【0435】
1045(0.17g、0.69mmol)のTHF/MeOH/水(10mL、2mL、2mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.06g、1.42mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水(約20mL)で希釈し、生成した溶液を酢酸で酸性化した。水層を濃縮し、生成物を分取HPLCで単離した。得た残渣を水(mL)に溶解させ、濃塩酸(mL)をこれに加えてから、これを濃縮し、乾燥させることによって、塩酸塩として1046を得た(0.15gm)。
【0436】
DMF(3mL)中のカルボン酸1046(41.8mg、0.157mmol)の懸濁液に、HATU(61.3mg、0.161mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1024(52.5mg、0.142mmol)およびDIPEA(50μl、0.29mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣をエーテルと共に摩砕した。分離した固体を濾過し、エーテルで洗浄し、乾燥させることによって、380を得た(40mg、48%)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.91−3.02 (brs, 4H) 3.78−3.83 (m, 4H) 5.34 (s, 2H) 7.16−7.57 (m, 12H) 8.19−8.22 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0437】
【化105】
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【0438】
メタノール(50mL)中の1048(5g、0.033mol)の氷冷溶液に、塩化チオニル(0.2mL)を加え、生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を高真空で一晩乾燥させることによって、油状物として1049(5gm)を得て、これをそのまま次のステップに使用した。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 3.62 (s, 2H) 3.74 (s, 3H) 6.76−6.87 (m, 3H) 7.18−7.21(m, 1H)。
【0439】
1049(1g、6mmol)のDMF(20mL)溶液に、炭酸カリウム(2.08g、15mmol)、1050(1.225g、6.62mmol)およびヨウ化ナトリウム(10mg)を加えた。生成した混合物を80℃で一晩撹拌してから、これを水(約100mL)で希釈した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1051を得た(1g、60%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.61 (s, 4H) 2.83
(t, 2H) 3.62 (s, 2H) 3.63 (s, 3H) 3.73−3.77 (m, 4H) 4.14 (t, 2H) 6.88−6.91 (m, 3H) 7.26−7.29 (m, 1H)。
【0440】
1051(1g、3.57mmol)のTHF/MeOH/水(30mL、5mL、5mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.3g、7.14mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水(約50mL)で希釈し、生成した溶液を1N塩酸で酸性化した。水層を濃縮し、生成物を分取HPLCで単離した。得た残渣を水(mL)中に溶解させ、濃塩酸(mL)をこれに加えてから、これを濃縮し、乾燥させることによって、塩酸塩として1052を得た。
【0441】
DMF(3mL)中のカルボン酸1052(47.4mg、0.157mmol)の懸濁液に、HATU(61.3mg、0.161mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1024(52.5mg、0.142mmol)およびDIPEA(50μl、0.29mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、381を得た(40mg、46%収率)。
1H NMR
(300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.72 (t, 2H) 2.89−2.9 (m, 4H) 3.02
(brs, 4H) 3.336 (m, 2H) 3.76−3.78 (m,2H) 4.09 (m, 2H) 6.88−6.93 (m, 3H) 7.24−7.36 (m, 6H) 7.54−7.58 (d, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0442】
【化106】
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【0443】
1044(2.29g、0.01mol)のDMF(100mL)溶液に、炭酸カリウム(1.38g、0.01mmol)およびピラゾール(0.68g、0.01mol)を加えた。生成した混合物を70℃で5時間撹拌してから、これを水(約100mL)で希釈した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1053を得た(1g、50%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 3.94 (s, 3H) 5.40 (s, 2H) 6.33 (
s, 1H) 7.42−7.48 (m, 3H) 7.58 (s, 1H) 7.95 (s, 1H) 8.00−8.02 (m, 1H)。
【0444】
THF(20mL)中の1053(1g、4.62mmol)の氷冷溶液に、水素化リチウムアルミニウム(2.5mL、2M/THF)を滴下添加し、生成した反応混合物を0℃で5時間撹拌してから、これをロッシェル塩飽和溶液でクエンチした。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1054を得た(0.8g、92%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 4.71 (s, 2H) 5.35 (s, 2H) 6.30 (s, 1H) 7.15−7.43 (m, 5H) 7.58 (s, 1H)。
【0445】
1054(0.8g、4.2mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に、塩化チオニルを加え、生成した混合物を室温で5時間撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を高真空で一晩乾燥させることによって、HCl塩として1055を得た(1g、97%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ
ppm 4.75 (s, 2H) 5.38 (s, 2H) 6.30 (s, 1H) 7.19−7.50 (m, 5H) 7.86 (s, 1H) 11.49−11.60 (brs, 1H)。
【0446】
1055(1g、4.1mmol)のDMF(20mL)溶液に、シアン化ナトリウム(0.625g、12.7mmol)およびヨウ化ナトリウム(20mg)を加え、生成した反応混合物を70℃で2時間撹拌してから、これを水で希釈した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1056を得た(0.664g、83%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 3.76 (s, 2H) 5.38 (s, 2H) 6.35 (s, 1H) 7.19−7.46 (m, 5H) 7.61 (s, 1H)。
【0447】
1056(0.664g、3.3mmol)のジオキサン(5mL)溶液に、濃塩酸(5mL)を加え、生成した反応混合物を90℃で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を、分取HPLCを介して精製し、HCl塩に変換することによって、1057を得た(0.5g、40%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 3.55 (s, 2H) 5.33 (s, 2H) 6.29 (s, 1H) 7.14−7.20 (m, 4H) 7.48 (s, 1H) 7.84 (s, 1H) 11.97−11.99 (brs, 1H)。
【0448】
DMF(2mL)中のカルボン酸1057(19.8mg、0.0785mmol)の懸濁液に、HATU(30.6mg、0.08mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1024(26.25mg、0.07mmol)およびDIPEA(25μl、0.15mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させることによって、395を得た(18mg、45%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.89−3.04 (m, 4H) 3.78 (s, 4H) 5.33 (s, 2H) 6.27−6.28 (s, 1H) 7.09−7.58 (m, 11H)
7.82 (s, 1H) 8.19−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0449】
【化107】
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【0450】
1044(1g、4.1mmol)のTHF(5mL)溶液に、2M/THFメチルアミン溶液(2mL)を加え、生成した反応混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1058を得た(0.26g、33%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.49 (s, 3H) 3.66 (s, 2H) 3.73 (s, 3H) 3.79 (s, 2H) 7.2−7.33 (m, 4H)。
【0451】
1058(0.26g、1.35mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に、boc無水物(0.293g、1.35mmol)を加え、生成した反応混合物を室温で4時間撹拌してから、これを、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1059を得た(0.3g、77%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.5 (s, 9H) 2.84 (s, 3H) 3.66 (s, 2H) 3.73 (s, 3H) 4.44
(s, 2H) 7.17−7.32 (m, 4H)。
【0452】
ジオキサン(3mL)および水(2mL)中の1059(0.3g、1.02mmol)の氷冷溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.086g、2.04mmol)を加え、生成した反応混合物を0℃で3時間撹拌してから、これを1N HClで酸性化した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を高真空で一晩乾燥させることによって、1060を得た(0.2g、70%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.5 (s, 9H) 2.84 (s,
3H) 3.66 (s, 2H) 4.43 (s, 2H) 7.17−7.32
(m, 4H)。
【0453】
DMF(3mL)中のカルボン酸1060(51.1mg、0.183mmol)の懸濁液に、HATU(69.7mg、0.183mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1024(61.3mg、0.166mmol)およびDIPEA(58μl、0.33mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、445を得た(0.06g、57%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.37−1.38 (s, 9H) 1.74 (brs, 4H) 2.76 (s,3H) 2.89 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H)3.78−3.80 (m, 4H) 4.36 (s, 2H) 7.11−7.36 (m, 9H) 7.54−7.57 (d, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s,
1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0454】
408への396脱保護および再アシル化を介した445の調製:
【0455】
【化108】
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【0456】
DMF(1mL)中の408(26mg、0.04mmol)の氷冷溶液に、トリエチルアミン(12.3μL、0.088mmol)および塩化アセチル(3.16μL、0.044mmol)を加えた。生成した混合物を室温で2時間撹拌してから、これを水で希釈した。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、高真空で一晩乾燥させることによって、445を得た(10mg、48%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.05 (m, 3H) 2.91−3.02 (m,7H) 3.78−3.82 (m, 4H) 4.49−4.56 (m, 2H) 7.18−7.36 (m, 9H) 7.55−7.58 (d, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 8.75−8.7 (brs, 2H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0457】
【化109】
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【0458】
化合物339の調製に対する上記手順に従い、化合物401を調製した。
1H NMR
(300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.40 (s, 9H) 1.75 (brs, 4H) 2.87 (brs, 2H) 2.89 (brs, 2H) 3.78 (s, 4H) 4.09−4.11 (brs, 2H) 7.18−7.36 (m, 9H) 7.54−7.58 (d, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0459】
【化110】
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【0460】
化合物315の調製に対する上記手順に従い、化合物413を調製した。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.68 (bs, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.46Hz, 1H), 7.58−7.26 (m, 10H), 3.90 (s, 2H), 3.78 (s,
2H), 3.02 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.74
(bs, 4H)。
【0461】
【化111】
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【0462】
化合物315の調製に対する上記手順に従い、化合物415を調製した。:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.48 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.20 (d, J = 8.95Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.58−7.26 (m, 9H), 6.52 (m,
1H), 5.35 (m, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.02 (m, 2H), 2.90 (m, 2H), 1.74 (bs, 4H)。
【0463】
【化112】
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【0464】
1063(6.31g、24.9mmol)のエタノール溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.048g、24.9mmol)を加え、生成した反応混合物を室温で3時間撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水で希釈し、6N HClで酸性化した。溶液を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1064を得た(3g、53%収率)。
【0465】
DMF(2mL)中のカルボン酸1064(0.1g、0.44mmol)の懸濁液に、HATU(0.17g、0.44mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1024(0.15g、0.4mmol)およびDIPEA(0.14mL、0.8mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させることによって、456を得た(0.2、86%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.18 (t, 3H) 1.74 (brs,
4H) 2.88−2.90 (m,2H) 3.01−3.04 (m, 2H) 3.66 (s, 2H) 3.78 (s, 4H) 4.05−4.12 (q, 2H) 7.19−7.36 (m, 9H) 7.55−7.58 (m, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0466】
456(0.205g、0.358mmol)のジオキサン/水(20mL/6mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.06g、1.42mmol)を加えた。生成した混合物を室温で3時間撹拌してから、これを酢酸で酸性化した。溶液を減圧下で濃縮し、得た残渣を水で希釈した。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、高真空で一晩乾燥させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精
製することによって、465を得た(0.15g、77%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.01 (brs, 2H) 3.5 (s, 2H) 3.78 (s, 4H) 7.19−7.36 (m, 9H) 7.55−7.58 (m, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s,
1H) 12.32 (brs, 1H) 12.65 (s, 1H)。
【0467】
DMF(1mL)中のカルボン酸465(25mg、0.046mmol)の懸濁液に、HATU(19.2mg、0.05mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてN,N−ジメチルアミン(2M/THF、30μL、0.05mmol)およびDIPEA(16μL、0.092mmol)を加えた。生成した混合物を室温で3時間撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させることによって、472を得た(19mg、73%収率)。
1H NMR
(300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.83−2.90 (brs, 6H) 3.01 (brs, 4H)
3.68 (s, 2H) 3.78 (s, 4H) 7.14−7.36 (m,
9H) 7.55−7.58 (d, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H)
11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0468】
【化113】
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【0469】
1049(1g、6mmol)のDMF(20mL)溶液に、炭酸カリウム(1.662g、12mmol)および(2.16g、9mmol)を加えた。生成した混合物を70℃で一晩撹拌してから、これを水(約100mL)で希釈した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1065を得た(1.78g、91%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 0.13 (s, 6H) 0.95 (s, 9H) 3.63 (s, 2H)
3.73 (s, 2H) 3.99−4.06 (m, 4H) 6.87 (m,
3H) 7.3 (m, 1H)。
【0470】
1065(1.78g、5.5mmol)のTHF/MeOH/水(30mL、3mL、3mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.46g、10.9mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水(約20mL)で希釈し、生成した溶液を6N塩酸で酸性化した。溶液を水と酢酸エチルの
間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1065および1066を得た。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 3.54 (s, 2H) 3.72 (brs, 2H) 3.96−3.98 (brs, 2H) 4.85 (brs, 1H) 6.82−6.85 (m, 3H) 7.0−7.22 (m, 1H) 12.3 (brs, 1H)。
【0471】
DMF(2mL)中のカルボン酸1065(27mg、0.137mmol)の懸濁液に、HATU(52.2mg、0.137mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1024(46mg、0.125mmol)およびDIPEA(44μl、0.25mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。得た固体を分取HPLCで精製することによって、427を得た(16mg、23%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.75 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H) 3.71−3.78 (m, 6H) 3.98−3.99 (brs, 2H)
4.84−4.87 (brs, 1H) 6.83−6.92 (m,3H) 7.21−7.36 (m, 6H) 7.54−7.58 (d, 1H) 8.2−8.23 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0472】
【化114】
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【0473】
1049(1g、6mmol)のアセトン(50mL)溶液に、炭酸セシウム(2.545g、7.83mmol)、2−ブロモエチルメチルエーテル(0.92g、6.62mmol)およびヨウ化ナトリウム(10mg)を加えた。生成した混合物を50℃で一晩撹拌してから、これを濾過した。濾液を蒸発させ、得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1075を得た(0.97g、72%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 3.48 (s, 3H) 3.63 (s, 2H) 3.72(brs, 2H) 4.14−4.15 (t, 2H) 6.86−6.9 (m,
3H) 7.26−7.29 (m, 1H)。
【0474】
化合物428に対する残りの調製は、化合物427に対する上記手順に従った。428:
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.75 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H) 3.32 (s, 3H) 3.66 (brs,2H) 3.78 (brs, 4H) 4.08 (brs, 2H) 6.88−6.92 (m,3H) 7.25−7.27 (m, 6H) 7.54−7.58 (d, 1H) 8.2−8.23 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0475】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
エタノール(50mL)中の1068(6g、30.9mmoL)の氷冷溶液に、塩化チオニル(2mL)を加え、生成した反応混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1063を得た(6gm)。
【0477】
THF(50mL)中の1063(3.35g、13.4mmol)の撹拌溶液に、CDI(2.44g、15mmol)を加え、生成した混合物を2時間撹拌し、続いて水(13mL)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(2.87g、76mmol)を少しずつ加えた。撹拌を室温で3時間継続してから、これを酢酸エチルで希釈し、6N HClで酸性化した。有機層を分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1069を得た(0.563g、20%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.27−1.31 (q, 3H) 2.87−2.92 (d, 2H) 3.63 (s, 2H) 3.87−3.92 (t, 2H) 4.18−4.2 (q, 2H) 7.19−7.31 (m, 4H)。
【0478】
ジクロロメタン(40mL)およびトリエチルアミン(0.47mL、3.3mmol)中の1069(0.563g、2.7mmol)の氷冷溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.23mL、3.3mmol)を加え、生成した混合物を0℃で2時間、室温で1時間撹拌してから、これを重炭酸ナトリウム飽和水溶液で希釈した。溶液を酢酸エチル
で抽出した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1070を得た(0.78g、100%収率)。
1H
NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.27−1.31 (q, 3H) 2.87 (s, 3H) 3.08 (t, 2H) 3.63 (s, 2H) 4.18−4.2 (t, 2H) 4.45 (q, 2H) 7.19−7.31 (m, 4H)。
【0479】
1070(0.787g、2.7mmol)のDMF(6mL)溶液に、アジ化ナトリウム(0.358g、5.5mmol)を加え、生成した反応混合物を60℃で3時間撹拌してから、これを水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1071を得た(0.5g、78%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.27−1.31 (q, 3H) 2.92 (t, 2H) 3.54 (t, 2H) 3.63 (s, 2H) 4.18−4.2 (q, 2H) 7.19−7.29 (m, 4H)。
【0480】
1071(0.5g、2.1mmol)のTHF(25mL)溶液に、トリフェニルホスフィン(0.787g、3mmol)を加え、反応混合物をアルゴン下、室温で一晩撹拌してから、これを1mLの水で希釈した。反応を50℃で1時間継続させてから、これを減圧下で濃縮した。残渣を重炭酸ナトリウム飽和溶液とジクロロメタンの間で分配した。有機層を分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1072を得た(0.43g、100%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.27−1.31 (q, 3H) 2.75−2.79 (t, 2H) 2.98−3.02 (t, 2H) 3.63
(s, 2H) 4.18−4.2 (q, 2H) 7.13−7.29 (m, 4H)。
【0481】
1072(0.427g、2mmol)のジクロロメタン(30mL)溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.447g、2mmol)を加え、反応混合物を室温で5時間撹拌してから、これを、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、油状物として1073を得た(0.577g、91%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.27−1.31 (q, 3H) 1.59 (s, 9H) 2.82 (t, 2H) 3.4 (m, 2H) 3.63 (s, 2H) 4.18 (q, 2H) 7.13−7.29 (m, 4H)。
【0482】
1073(0.577g、1.8mmol)のジオキサン/水(10mL/3mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.158g、3.6mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣を水(約20mL)で希釈し、生成した溶液を1N塩酸で酸性化した。溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1074を得た(0.35g、67%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.82 (m, 2H) 3.4
(m, 2H) 3.63 (s, 2H) 4.6 (brs, 1H) 7.13−7.29 (m, 4H)。
【0483】
DMF(2mL)中のカルボン酸1074(43.8mg、0.157mmol)の懸濁液に、HATU(61.3mg、0.161mmol)を加え、反応混合物が透明にな
るまで撹拌し、続いてアミン1024(52.5mg、0.142mmol)およびDIPEA(50μl、0.287mmol)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させることによって、429を得た(60mg、67%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.37−1.38 (s, 9H) 1.74 (brs, 4H) 2.69−2.71 (m,2H) 2.87−2.88 (m, 2H) 2.9−3.15 (m, 4H) 3.78 (s, 4H) 7.09 (brs, 1H) 7.12−7.36 (m, 9H) 7.54−7.57 (d, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0484】
ジクロロメタン(5mL)中の429(50mg、79.5mmol)の懸濁液に、TFA(1mL)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌してから、これを減圧下で濃縮した。得た残渣をエーテルと共に摩砕した。分離した固体を濾過し、エーテルで洗浄し、高真空で一晩乾燥させることによって、TFA塩として441を得た(45mg、88%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.86−3.02 (m, 8H) 3.78−3.80 (s, 4H) 7.12−7.36 (m, 8H) 7.58 (d, 1H)
7.78 (brs, 3H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0485】
DMF(1mL)中の441(23mg、0.035mmol)の氷冷溶液に、トリエチルアミン(11μL、0.079mmol)および塩化アセチル(2.8μL、0.038mmol)を加えた。生成した混合物を室温で2時間撹拌してから、これを水で希釈した。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、高真空で一晩乾燥させることによって、454を得た(10mg、50%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.75−1.79 (m, 7H) 2.67−2.70 (m, 2H) 2.9 (brs, 2H) 3.00−3.02 (m, 2H) 3.21−3.26 (m, 2H) 3.78 (s, 4H) 7.12−7.36 (m, 9H) 7.58 (d, 1H) 7.9 (brs, 1H) 8.18−8.21 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0486】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
化合物399のTFA脱保護を経由して、化合物441の調製に対する上記手順に従い、化合物409を調製した。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.75 (brs, 4H) 2.90 (brs, 2H) 3.02 (brs, 2H) 3.78 (brs, 4H) 6.89−6.98 (m,4H) 7.25−7.36 (m, 7H) 7.51−7.58 (d, 1H) 8.2−8.23 (d, 1H) 9.34 (s, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs, 1H)。
【0488】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
化合物39の調製に対する上記アミドカップリング手順に従い、409のアシル化により化合物457を調製した。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.32 (s, 6H) 2.89 (m, 2H) 3.02 (m, 2H) 3.13 (s, 2H) 3.78 (s, 4H) 7.01−7.04 (m, 1H) 7.25−7.38 (m, 6H) 7.54−7.58 (m, 3H) 8.18−8.21 (d, 1H) 9.77 (s, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.65 (brs,
1H)。
【0490】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0491】
MeOH(2ml)中の295(30mg、0.0617mmol)の懸濁液に、0℃で、2N NaOH(2ml)溶液を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、混合物を1N HClでpH6に酸性化した。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぎ、乾燥させることによって、348を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 7.32−7.24 (m, 5H), 7.15−7.12 (d, J = 9.57Hz, 1H), 6.72−6.69 (d, J = 9.15Hz, 1H), 6.09 (s, 2H), 3.77 (s, 2H), 2.99−2.96 (bs, 2H), 2.76−2.70 (bs, 2H), 1.70 (bs, 4H)。
【0492】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
366:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J =
8.82Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.32Hz, 1H), 7.33−7.25 (m, 6H), 6.95−6.82 (m, 3H), 3.81 (s. 3H), 3.75 (s, 4H), 3.01 (bs,
2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0494】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
367:フラスコに、DMF(2ml)中の348(100mg、0.27mmol)、Boc−3−アミノメチル−フェニル酢酸(86mg、0.325mmol)を入れ、0℃で、HOBT(88mg、0.65mmol)を加え、続いてEDCI(156mg、0.812mmol)を加えた。生成した混合物を0℃で5分間撹拌し、次いで室温まで一晩温めてから、0℃で、水(約10mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすいだ。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、367を得た。
【0496】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
化合物367の脱保護を介して、化合物341に対する上記手順に従い、化合物368を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.16 (m, 3H), 7.58−7.54 (d, J = 9.27Hz, 1H), 7.40−7.28 (m, 9H), 4.04 (s, 2H), 3.81 (s. 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0498】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
化合物354の調製に対する上記手順に従い、化合物348から化合物383を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.09Hz, 1H), 7.81−7.76 (m, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.12Hz, 1H), 7.42−7.26 (m, 7H), 4.0 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0500】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
348(56.5mg、0.153mmol)のDMF(1ml)溶液に、0℃で、トリエチルアミン(43μl、0.306mmol)を滴下添加し、続いてベンジルイソシアネート(23μl、0.184mmol)を滴下添加した。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、6時間撹拌してから、0℃で、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水、およびエーテル、およびジクロロメタンですすぎ、次いで乾燥させることによって、405を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 9.57 (s, 1H), 8.25 (bs, 1H), 7.74−7.71 (d, J =
8.61Hz, 1H), 7.50−7.47 (d, J = 9.42Hz, 1H), 7.34−7.27 (m, 10H), 4.42−4.40 (d, J
= 5.46Hz, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0502】
【化124】
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【0503】
MeOH(10ml)中の339(1g、1.62mmol)の懸濁液に、0℃で、2N NaOH(10ml)溶液を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、0℃で、混合物を6N HClでpH6に酸性化した。混合物をEtOAcと共に摩砕し、白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなるEtOAcですすぎ、乾燥させることによって、412を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.66 (s, 1H), 7.29−7.22 (m, 2H), 7.19−7.13 (m, 4H), 6.72 (d, J = 8.86Hz, 1H), 6.12 (bs, 2H), 4.12 (d, J = 6.09Hz,
2H), 3.79 (s, 2H), 3.01 (m, 2H), 2.71 (m, 2H), 1.70 (bs, 4H), 1.39 (s, 9H)。
【0504】
412(60mg、0.121mmol)のDMF(1ml)溶液に、0℃で、トリエチルアミン(34μl、0.242mmol)を滴下添加し、続いてエチルイソシアネート(11μl、0.145mmol)を滴下添加した。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、6時間撹拌してから、0℃で、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集した。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、420を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H),
11.27 (s, 1H), 9.42 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.61Hz, 1H), 7.77−7.13 (m, 5H), 6.56−6.53 (bs, 1H), 4.12−4.11 (d, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.23−3.16 (m, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H), 1.38 (s, 9H), 1.10−1.07 (t, 3H)。
【0505】
【化125】
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【0506】
422:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.18−8.15 (d, J =
9.51Hz, 1H), 7.61−7.12 (m, 9H), 6.62 (s, 1H), 5.33 (s, 1H), 4.13−4.11 (d, J = 5.58Hz, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H),
2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H), 1.38 (s, 9H)。
【0507】
【化126】
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【0508】
412(40mg、0.0804mmol)のDMF(1ml)溶液に、0℃で、トリエチルアミン(17μl、0.121mmol)を滴下添加し、続いて無水酢酸(8μl、0.0844mmol)を滴下添加した。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、一晩撹拌してから、0℃で、水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。混合物を水とEtOAcの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、424を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.65 (s, 1H), 11.01 (s, 1H), 8.23−8.20 (d, J = 8.61Hz, 1H), 7.57−7.55 (d, J = 8.16Hz, 1H), 7.38−7.12 (m, 4H), 4.13−4.11 (d, J = 5.76Hz, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.14 (s, 3H), 1.75 (bs, 4H), 1.39 (s,
9H)。
【0509】
【化127】
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【0510】
ジクロロメタン(1ml)中の424(10mg、0.018mmol)の懸濁液に、0℃でTFA(1ml)を加えた。生成した混合物を室温で1時間撹拌してから、これを真空下で蒸発乾燥させた。エーテルを加え、白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなるエーテルですすぎ、乾燥させることによって、425を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.70 (s, 1H), 11.0 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.82Hz, 1H), 8.16−8.08 (bs, 2H), 7.58−7.54 (d, J = 9.42Hz,
1H), 7.39−7.30 (m, 4H), 4.06−4.03 (m, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.14 (s, 3H), 1.75 (bs, 4H)。
【0511】
【化128】
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【0512】
1076(1.8g、10mmmol)のエタノール/水(40mL/20mL)溶液に、シアン化ナトリウム(0.98g、20mmol)を加えた。生成した混合物を90℃で4時間撹拌してから、これを0℃に冷却した。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、高真空で一晩乾燥させることによって、1077を得た(1.5g、85%収率)。
【0513】
エタノール(50mL)中の1077(1g、5.68mmmol)の氷冷溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.86g、22.72mmol)を加え、続いて塩化ビスマス(2g、6.248mmol)を少しずつ加えた。生成した混合物を室温で3時間撹拌してから、セライトパッドを通してこれを濾過した。濾液を濃縮し、得た残渣を、重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物を分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1078を得た(0.82g、100%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.17(s, 3H) 3.69−3.71 (brs, 4H) 6.71−6.74 (d,
1H) 6.80−6.83(d, 1H) 7.04−7.09 (m, 1H)。
【0514】
1078(0.3g、2mmmol)のトルエン(10mL)溶液に、酢酸カリウム(0.2g、2.04mmol)および無水酢酸(0.55mL、5.83mmol)を加えた。生成した混合物を80℃で1時間撹拌し、続いて亜硝酸イソアミル(0.4mL、3mmol)を加えた。撹拌を80℃で一晩継続してから、これを室温に冷却した。溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1079を得た(0.22g、54%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.85(s, 3H) 4.09 (s, 2H) 7.39−7.41 (d, 1
H) 7.58−7.63(m, 1H) 8.28 (s, 1H) 8.48−8.51(d, 1H)。
【0515】
1079(0.44g、2.21mmmol)のエタノール(5mL)溶液に、20%の水性水酸化ナトリウム(5mL)を加えた。生成した混合物を90℃で一晩撹拌してから、これを濃縮した。得た残渣を水で希釈し、酢酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1080を得た(0.1g、51%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 3.89 (s, 2H) 6.98−7.0 (d, 1H) 7.27−7.32(m, 1H) 7.43−7.46 (d, 1H) 8.10(s, 1H) 12.3−13.2(広幅の二重線, 2H)。
【0516】
DMF(2mL)中のカルボン酸1080(60mg、0.34mmol)の懸濁液に、HATU(130mg、0.34mmol)を加え、反応混合物が透明になるまで撹拌し、続いてアミン1024(114mg、0.31mmol)およびDIPEA(108μL、0.62mmol)を加えた。生成した混合物を室温で3時間撹拌してから、水の添加によりこれをクエンチした。分離した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。得た残渣を、MeOH/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、512を得た(14mg、9%収率)。
1H NMR (300MHz,
ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.89 (brs, 2H) 2.91 (brs, 2H) 3.78 (s, 2H) 4.13 (s, 2H) 7.05−7.08 (m, 1H) 7.27−7.57
(m, 8H) 8.19 (d, 2H) 11.26 (s, 1H) 12.76−12.80 (brs, 1H) 13.11 (s, 1H)。
【0517】
【化129】
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【0518】
化合物334の調製に対する上記手順に従い、化合物389を調製した。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.95 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 8.91Hz, 1H), 7.61−7.26 (m, 10H), 6.17 (s, 1H), 3.78
(s, 2H), 3.54 (bs, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.67−2.62 (m, 4H), 2.38 (bs, 4H), 1.73 (bs, 4H)。
【0519】
【化130】
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【0520】
化合物334の調製に対する上記手順に従い、化合物404を調製した。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.95 (s, 1H), 11.26 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.60Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.03Hz, 1H),7.39−7.26 (m, 6H), 7.12 (s, 2H), 7.01−6.98 (m, 1H), 6.10 (s, 1H), 3.78 (s, 5H), 3.54 (bs, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.64 (bs, 4H), 2.38 (bs, 4H), 1.74 (bs, 4H)。
【0521】
【化131】
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【0522】
フラスコにK
2CO
3(0.28g、2.06mmol)、化合物295(0.5g、1.03mmol)を加え、続いてDMF(25mL)を加えた。混合物を15分間撹拌し、酪酸クロロメチル(0.17g、1.23mmol)を加え、反応物をアルゴンの雰囲気下に置いた。混合物を80℃に1.5時間加熱し、室温まで冷却し、水(200ml)に注ぎ入れた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出し(3×100mL)、有機層を分離させ、水(3×50mL)、ブライン(2×50ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去した。この粗材料を逆相クロマトグラフィーで精製して、0.15gの化合物402を得た。
【0523】
【化132】
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【0524】
318(100mg、0.19mmol)のCH
2Cl
2(5mL)溶液に、0℃で、ピリジン(300μL)を加え、続いてブチリルクロリド(43mL、0.41mmol)のCH
2Cl
2(5mL)溶液を滴下添加した。生成した混合物を0℃で1時間撹拌してから、これをEtOAcとH
2Oの間で分配した。有機層を分離させ、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。残渣を、CH
2Cl
2中1〜10%MeOHで溶出するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製することによって、所望の生成物439を得た(117mg)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3) δ 13.01 (bs, 1H), 10.12 (s, 1H), 8.49 (d, J = 9.64Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.57 (d, J = 7.11Hz, 1H), 7.40−7.30 (m, 8H), 6.57 (s, 1H), 3.97 (s, 2H), 3.09 (bs, 2H), 3.00 (bs, 2H), 2.48 (m, 2H), 1.91 (bs, 4H), 1.85−1.62 (m, 2H), 0.98 (t, J = 7.07Hz, 3H)。
【0525】
【化133】
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【0526】
ナトリウムチオメトキシド(0.266g、3.8mmol)のDMF(10mL)溶液に、1016(0.657g、2.7mmol)のDMF溶液を加え、生成した混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1085を得た(0.41g、72%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.03−2.04(s, 3H) 3.66−3.73(m, 7H) 7.21−7.32(m, 4H)。
【0527】
1085(0.503g、2.39mmol)のジクロロメタン溶液に、MCPBA(1.338g、7.78mmol)を加え、生成した混合物を室温で4時間撹拌してから、これをチオ硫酸ナトリウム水溶液で希釈した。有機層を分離させ、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1086を得た(0.5g、86%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.8(s, 3H) 3.7−3.74(m, 5H)
4.27(s, 2H) 7.30−7.4(m, 4H)。
【0528】
ジオキサン(10mL)および水(10mL)中の1086(0.5g、2.06mm
ol)の氷冷溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.26g、6.19mmol)を加え、生成した反応混合物を室温で一晩撹拌してから、これを濃縮した。得た残渣を水で希釈し、酢酸で酸性化した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣をエーテルと共に摩砕した。分離した固体を濾過し、エーテルで洗浄し、高真空で一晩乾燥させることによって、1087を得た(0.3g、64%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 2.92(s, 3H)
3.61(s, 2H) 4.48(s, 2H) 7.31−7.35(m, 4H) 12.37(s, 1H)。
【0529】
【化134】
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【0530】
上記の手順と類似の手順を使用して、化合物634を調製した。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.91 (brs, 5H) 3.03(brs, 2H) 3.78 (s, 2H) 3.85 (s, 2H) 4.49 (s, 2H) 7.32−7.40 (m, 9H) 7.55−7.58 (d, 1H) 8.19 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.69 (s, 1H)。
【0531】
【化135】
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【0532】
上記の手順と類似の手順を使用して、化合物635を調製した。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.75 (brs, 4H) 2.91 (brs, 5H) 3.03(brs, 2H) 3.82 (s, 4H) 4.49 (s, 2H) 7.32−7.40 (m, 9H) 7.55−7.58 (d, 1H) 8.19 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.69 (s, 1H)。
【0533】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
1,3−ブロモクロロプロパン(1.57g、10mmol)のDMF(10mL)溶液に、ナトリウムチオメトキシド(0.63g、9mmol)を加え、生成した反応混合物を室温で一晩撹拌し、70℃でもう1日撹拌した。溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、1088を得て(1.3gm)、これを、精製なしで次のステップに使用した。
【0535】
1088(1.3g、7.7mmol)のジクロロメタン(100mL)溶液にMCPBA(5.15g、23.34mmol)を加え、生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これをチオ硫酸ナトリウム水溶液で希釈した。有機層を分離させ、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1089を得た(0.3gm)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.38−2.49(m, 2H) 2.99(s, 3H) 3.22−3.27(m, 2H) 3.57−3.77(m, 2H)。
【0536】
1092(0.525g、3.16mmol)のDMF(15mL)溶液に、炭酸カリウム(0.873g、6.32mmol)、1089(0.74g、4.74mmol)およびヨウ化ナトリウム(10mg)を加えた。生成した混合物を70℃で一晩撹拌してから、これを水(約100mL)で希釈した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1090を得た(0.53g、59%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.35−2.40(m, 2H) 2.99(s, 3H) 3.26−3.31(m, 2H) 3.63(s,
2H) 3.73(s, 3H) 4.16(t, 2H) 6.81−6.93(m, 3H) 7.25(m, 1H)。
【0537】
ジオキサン(8mL)および水(4mL)中の1090(0.53g、1.85mmo
l)の溶液に水酸化リチウム一水和物(0.156g、3.71mmol)を加え、生成した反応混合物を室温で5時間撹拌してから、これを酢酸で酸性化した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣をエーテルと共に摩砕した。分離した固体を濾過し、エーテルで洗浄し、高真空で一晩乾燥させることによって、1091を得た(0.2g、40%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 2.32−2.42(m, 2H) 2.99(s, 3H) 3.26−3.31(m, 2H) 3.66(s, 2H) 4.12−4.16(t, 2H)
6.83−6.94(m, 3H) 7.26−7.31(m, 1H)。
【0538】
【化137】
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【0539】
アミドカップリングの一般的手順に関して記載されている手順を使用して、1091と1024のカップリングにより化合物583を調製した。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.15−2.19(m, 2H) 2.90−3.03(m, 7H) 3.27−3.39 (m, 2H) 3.78(s, 4H) 4.07−4.11 (t, 2H) 6.90−6.93 (m, 3H) 7.24−7.37 (m, 6H) 7.55−7.58(d, 1H) 8.19 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.69 (s, 1H)。
【0540】
【化138】
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【0541】
アミドカップリングの一般的手順に関して記載されている手順を使用して、11と348のカップリングにより化合物623を調製した。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.74 (brs, 4H) 2.15−2.19(m, 2H) 2.90−3.03(m, 7H) 3.27−3.39 (m, 2H) 3.75−3.78(m, 4H) 4.07−4.11 (t, 2H) 6.90−6.97 (m, 3H) 7.26−7.34 (m, 6H) 7.58(d, 1H) 8.19 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.69 (s, 1H)。
【0542】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
3−ヒドロキシフェニル酢酸(1g、0.00657モル)のMeOH(10ml)溶液に、0℃で、(トリメチルシリル)ジアゾメタン溶液(ヘキサン中2M、20ml)を滴下添加した。生成した混合物を室温で30分間撹拌してから、これを蒸発乾燥させた。この粗材料を、ヘキサン中0〜25%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1093を得た。
【0544】
化合物1119に関して記載されている手順を使用して、1094を作製した。
【0545】
化合物1102に関して記載されている手順を使用して、1095を作製した。
【0546】
【化140】
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【0547】
化合物666に関して記載されている手順を使用して、646を作製した。
1H NMR (300MHz, CDCl
3) δ 10.32 (s, 1H), 8.50−8.47 (d, J = 8.52Hz, 1H), 7.90−7.70 (m, 1H), 7.40−7.36 (m, 6H), 7.03−6.86 (m, 3H), 4.72 (s, 2H), 4.02 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.44−3.39 (m, 4H), 3.09−2.96 (d, 4H), 1.87 (bs, 4H), 1.24−1.16 (m, 6H)。
【0548】
【化141】
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【0549】
化合物666に関して記載されている手順を使用して、647を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.61 (s, 1H), 11.22 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.18Hz, 1H
), 8.02−8.10 (t, 1H), 7.58−7.55 (d,, J =
9.12Hz, 1H), 7.36−7.24 (m, 5H), 6.99−6.84 (m, 3H), 4.48 (s, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.50 (s, 2H), 3.01−2.90 (m, 5H), 1.73 (bs, 4H), 0.82−0.80 (d,, J =
6.69Hz, 6H)。
【0550】
【化142】
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【0551】
ヒドロキシルアミン(水中50%、7.4mL)溶液をアセトニトリル(60mL)に加え、混合物を90℃に16時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで湿式氷浴内で冷却して、沈殿物を得た。固体を濾過で収集し、冷アセトニトリル(10mL)ですすぎ、高真空下で乾燥させて、4.47gのN’−ヒドロキシアセトイミドアミド1096を得た。Zemolka, S.ら、PCT国際出願第2009118174号を参照されたい。
1H NMR 300MHz CDCl
3: δ 4.57 (br s, 2H), 1.89 (s, 3H)。
【0552】
【化143】
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【0553】
フラスコに、N’−ヒドロキシアセトイミドアミド1096(0.45g、6.17mmol)を加え、続いてTHF(25mL)、NaH(油中60%、0.246g、6.17mmol)、4Aモレキュラーシーブ(4.5g)を入れ、混合物を、アルゴンの雰囲気下、60℃に1時間加熱した。エチル2−(3−ブロモフェニル)アセテート1097(1.5g、6.17mmol)のTHF(12.5mL)溶液を、N’−ヒドロキシアセトイミドアミド混合物に加え、60℃で16時間加熱した。混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(2×25mL)で抽出した。有機層を合わせ、水(25mL)、ブライン(2×25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去した。この粗材料を、順相クロマトグラフィー(0〜30%EtOAc/ヘキサン)で精製して、0.56gの5−(3−ブロモベンジル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール1098を得た。
1H NMR 300MHz
CDCl
3: δ 7.48−7.42 (m, 2H), 7.26−7.24 (m, 2H), 4.15 (s, 2H), 2.38 (s, 3H)。
【0554】
【化144】
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【0555】
5−(3−ブロモベンジル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール1098(0.50g、1.97mmol)のジオキサン(1mL)溶液に、アルゴンの雰囲気下で、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.15g、0.295mmol)を加え、続いて2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル亜鉛クロリド(ジエチルエーテル中0.5M、4.92mmol、9.84mL)を加えた。混合物をアルゴン下で20時間撹拌し、揮発物を減圧下で除去した。残渣をEtOAc(10mL)に溶かし、水(2×5mL)、ブライン(2×5mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去した。この粗材料を順相クロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘキサン)で精製することによって、0.300gのtert−ブチル2−(3−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)フェニル)アセテート1099を得た。
1H NMR 300MHz CDCl
3: δ 7.40−7.18 (m, 4H), 4.17 (s, 2H), 3.51 (s, 2H), 2.36 (s, 3H), 1.43 (s, 9H)。
【0556】
【化145】
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【0557】
ジオキサン(3mL)中のtert−ブチル2−(3−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)フェニル)アセテート1099(0.127g、0.44mmol)の混合物に、ジオキサン(1mL)中4N HClを加え、アルゴンの雰囲気下で2時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残渣を水(5mL)で希釈し、2.5N NaOHでpHを12に調節した。混合物をジクロロメタン(4×2mL)で洗浄し、1N HClでpHを6に調節した。混合物をEtOAc(3×2mL)で抽出し、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去することによって、0.041gの2−(3−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)フェニル)酢酸1100を得た。
1H NMR 300MHz CDCl
3: δ 7.40−7.18 (m,
4H), 4.18 (s, 2H), 3.63 (s, 2H), 2.36 (s, 3H)。
【0558】
【化146】
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【0559】
N−(5−(4−(6−アミノピリダジン−3−イル)ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2−フェニルアセトアミド348(0.061g、0.0165mmol)、2−(3−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)フェニル)酢酸1100(0.040g、0.18mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(0.078g、0.41mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.055g、0.41mmol)のDMF(3mL)溶液に、DIEA(0.085g、0.115mL、0.66mmol)を加え、混合物を16時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、水(3×20mL)、ブライン(2×20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去した。この粗材料を順相クロマトグラフィー(0〜5%MeOH/ジクロロメタン)で精製して、0.003gの2−(3−((3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)フェニル)−N−(6−(4−(5−(2−フェニルアセトアミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)ピリダジン−3−イル)アセトアミド648を得た。
1H NMR 300MHz CDCl
3: δ 12.59 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 8.45 (d, 1H, J= 12.2Hz), 7.4−7.1 (m, 10H), 4.15 (s, 2H), 4.03
(s, 2H), 3.94 (s, 2H), 3.02 (m, 2H), 2.94 (m, 2H), 2.33 (s, 3H), 1.85 (m, 4H)。
【0560】
【化147】
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【0561】
化合物1119に関して記載されている手順を使用して、1101を作製した。
【0562】
MeOH(5ml)およびH
2O(5ml)中の1101(470mg、1.41mmol)の溶液に、0℃で、水酸化リチウム一水和物(296mg、7.05mmol)を加えた。生成した混合物を室温で3日間撹拌してから、これを蒸発乾燥させた。次いで、混合物を1N HCl(pH4)で酸性化し、これを水とEtOAcの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させることによって、
1102を得た。
【0563】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
化合物664に関して記載されている手順を使用して、608を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.15Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.27Hz, 1H), 7.38−7.28 (m, 8H), 4.63 (bs, 4H), 3.82 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs,
2H), 1.73 (bs, 4H), 1.48−1.44 (d,, J = 5.93Hz, 9H)。
【0565】
【化149】
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【0566】
化合物666に関して記載されている手順を使用して、612を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.78Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.72Hz, 1H), 7.48−7.28 (m, 7H), 4.67−4.61 (m, 4H), 3.88 (s, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H), 1.48−1.44 (d,, J = 9.93Hz, 9H)。
【0567】
【化150】
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【0568】
化合物695に関して記載されている手順を使用して、649を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.36 (s, 1H), 8.20−8.17 (d, J = 9.78Hz, 1H), 7.60−7.57 (d, J = 8.92Hz, 1H), 7.52−7.32 (m, 7H), 4.61−4.56 (d, J = 16.99Hz, 4H), 3.91 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0569】
【化151】
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【0570】
化合物695に関して記載されている手順を使用して、650を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 9.40 (bs, 1H), 8.22−8.19 (d,
J = 9.09Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.36Hz, 1H), 7.38−7.28 (m, 8H), 4.63 (bs, 4H), 3.82 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs,
2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0571】
【化152】
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【0572】
650(30mg、0.0468mmol)のDMF(1ml)溶液に、0℃で、トリエチルアミン(13μl、0.0936mmol)を滴下添加し、続いて無水酢酸(4.64μl、0.0491mmol)を滴下添加した。生成した混合物を0℃で20分間撹拌してから、氷水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすいだ。この粗材料を、CH
2Cl
2中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、651を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.27Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.00Hz, 1H), 7.38−7.28 (m, 8H), 4.88 (bs, 2H), 4.67 (bs, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.73 (bs, 4H)。
【0573】
【化153】
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【0574】
2−(3−ブロモフェニル)酢酸1103(10.0g、46.5mmol)のEtOH(100mL)溶液に、濃H
2SO
4(10滴)を加え、混合物を還流温度に3時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、揮発物を減圧下で除去した。残渣をEtOAc(100mL)に溶かし、水(2×50mL)、飽和NaHCO
3(1×25mL)、ブライン(2×25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去することによって、液体としてエチル2−(3−ブロモフェニル)アセテート1097(11.1グラム)を得た。
1H NMR 300MHz CDCl
3: δ 7.41 (m, 2 H), 7.20 (m, 2H), 4.14 (q, 2H, J= 9.5Hz), 3.57 (s, 2H), 1.25 (t,
3H, J= 9.5Hz)。
【0575】
【化154】
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【0576】
エチル2−(3−ブロモフェニル)アセテート1097(1.5g、6.17mmol)のMeOH(20mL)溶液に、ヒドラジン(0.79g、24.7mmol)を加え、混合物を還流温度に4時間加熱した。混合物を室温まで冷却して、白色の沈殿物を生じさせ、これを濾過で収集し、MeOH(10mL)ですすいだ。減圧下で乾燥後、1.4グラムの2−(3−ブロモフェニル)アセトヒドラジド1104を単離した。
1H NMR 300MHz CDCl
3: δ 7.42 (s, 2H), 7.20 (s,
2H), 6.73 (br s, 1H), 3.51 (s, 2H), 1.81 (br s, 2H)。
【0577】
【化155】
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【0578】
2−(3−ブロモフェニル)アセトヒドラジド1104(1.0g、4.37mmol)のAcOH(10mL)溶液に、トリメチルオルトアセテート(2.62g、21.83mmol)を加え、混合物を115℃に18時間加熱した。揮発物を減圧下で除去し、
残渣を逆相クロマトグラフィーで精製することによって、0.59gの2−(3−ブロモベンジル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール1105を得た。
1H NMR
300MHz CDCl
3: δ 7.45 (m, 2H), 7.23 (m, 2H), 4.12 (s, 2H), 2.49 (s, 3H)。
【0579】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
2−(3−ブロモベンジル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール1105(0.50g、1.97mmol)のジオキサン(1mL)溶液に、アルゴンの雰囲気下で、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.15g、0.295mmol)を加え、続いて2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル亜鉛クロリド(ジエチルエーテル中0.5M、4.92mmol、9.84mL)を加えた。混合物をアルゴン下で20時間撹拌し、揮発物を減圧下で除去した。残渣をEtOAc(10mL)中に溶かし、水(2×5mL)、ブライン(2×5mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去した。この粗材料を順相クロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘキサン)で精製することによって、0.338gのtert−ブチル2−(3−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)フェニル)アセテート1106を得た。
1H NMR 300MHz CDCl
3: δ 7.24 (m, 4H), 4.12 (s, 2H), 3.51 (s, 2H), 2.46 (s, 3H), 1.43 (s, 9H)。
【0581】
【化157】
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【0582】
ジオキサン(3mL)中のtert−ブチル2−(3−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)フェニル)アセテート1106(0.127g、0.44mmol)の混合物に、ジオキサン中4NのHCl(1mL)を加え、アルゴンの雰囲気下で2時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残渣を水(5mL)で希釈し、2.5N NaOHでpHを12に調節した。混合物をジクロロメタン(4×2mL)で洗浄し、1N HClでpHを6に調節した。混合物をEtOAc(3×2mL)で抽出し、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去することによって、0.023gの2−(3−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)フェニル)酢酸1107を得た。
【0583】
【化158】
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【0584】
N−(5−(4−(6−アミノピリダジン−3−イル)ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2−フェニルアセトアミド348(0.035g、0.094mmol)、2−(3−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)フェニル)酢酸1107(0.023g、0.094mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(0.045g、0.235mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.032g、0.235mmol)のDMF(1.75mL)溶液を16時間撹拌し、水(20mL)で希釈した。混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出し、有機層を合わせ、水(3×20mL)、ブライン(2×20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。Na
2SO
4を濾過で除去し、揮発物を減圧下で除去した。この粗材料を逆相クロマトグラフィーで精製して、0.004gの2−(3−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)フェニル)−N−(6−(4−(5−(2−フェニルアセトアミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)ピリダジン−3−イル)アセトアミド652を得た。
1H
NMR
300MHz DMSO−d6: δ 12.62 (s, 1H), 11.24 (s, 1H), 8.16 (d, 1H, J=12.2Hz), 7.54 (d, 1H, J= 12.2Hz), 7.3−7.1 (m, 9H), 4.20 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 2.99 (m, 2H), 2.87 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.72 (m, 4H)。
【0585】
【化159】
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【0586】
ギ酸(6gm)およびホルムアミド(25mL)中の3−ブロモアセトフェノン(5g、25.1mmol)の混合物を170℃に一晩加熱してから、これをトルエンで抽出した。有機層を分離させ、濃縮した。得た残渣を3N HClで希釈し、生成した混合物を一晩還流させてから、これを室温に冷却した。溶液をエーテルで抽出した。水層を分離させ、水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化し、エーテルで抽出した。有機層を分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮することによって、1108を得た(3g、60%収率)。
1H NMR (300MHz, クロロホルム−d) δ ppm 1.22−1.25(d, 3H) 3.97−3.99(q, 1H) 7.23−7.4(m, 3H) 7.6(s, 1H)。
【0587】
1108(2.945g、14.7mmol)のジクロロメタン(100mL)溶液に、boc無水物(3.21g、14.7mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌してから、これを濃縮し、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1109を得た(3g、68%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.29−1.31(d,
3H) 1.38(s, 9H) 4.61−4.63(q, 1H) 7.3(brs, 2H) 7.41−7.5(m, 3H)。
【0588】
ジオキサン(3mL)中の1109(0.5g、1.66mmol)およびビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.085g、0.166mmol)の脱気した溶液に、2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル亜鉛クロリド(8.5mL、4.15mmol)をアルゴン下で加え、生成した反応混合物を室温で4時間撹拌してから、これを塩化アンモニウム飽和水溶液でクエンチした。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1110を得た(0.35g、62%収
率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.29−1.31(d, 3H) 1.388−1.42(brs, 18H) 3.53(s, 2H) 4.59−4.63(q, 1H) 7.09 (brs, 1H) 7.12−7.20(brs, 2H) 7.25−7.27(m, 1H) 7.27−7.30(m, 1H)。
【0589】
メタノール(40mL)および水(10mL)中の1110(0.44g、1.3mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.4gm)を加え、生成した反応混合物を室温で2日間撹拌してから、これを濃縮した。得た残渣を氷冷した水で希釈し、酢酸で酸性化した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1111を得た(0.316g、86%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.22−1.39(m, 12H) 3.55(s, 2H) 4.58−4.63(q, 1H) 7.11−7.38(m, 5H)
12.29(s, 1H)。
【0590】
【化160】
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【0591】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.43 (m, 12H) 1.89 (brs, 4H) 2.97−3.08 (m,
4H) 3.95−4.03 (m, 4H) 4.71−4.77 (q, 1H)
7.24−7.43 (m, 11H) 8.45−8.48 (d, 1H) 10.99 (s, 1H) 12.4 (brs, 1H)。
【0592】
【化161】
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【0593】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.43 (m, 12H) 1.89 (brs, 4H) 2.97−3.08 (m,
4H) 3.95−4.03 (m, 4H) 4.71−4.77 (q, 1H)
7.24−7.43 (m, 11H) 8.45−8.48 (d, 1H) 10.22 (brs, 1H) 12.4 (brs, 1H)。
【0594】
【化162】
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【0595】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.5−1.52 (d, 3H) 1.75 (brs, 4H) 2.88−2.93 (m, 2H) 3.03−3.05 (m, 2H) 3.79(s, 2H) 3.86(s, 2H) 4.38−4.44 (q, 1H) 7.27−7.59 (m, 10H) 8.20−8.23 (m, 4H) 11.27 (s, 1H) 12.71 (s, 1H)。
【0596】
【化163】
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【0597】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.5−1.52 (d, 3H) 1.75 (brs, 4H) 2.88−2.93 (m, 2H) 3.03−3.05 (m, 2H) 3.86(s, 4H) 4.38−4.44 (q, 1H) 7.27−7.59 (m, 10H) 8.20−8.23 (m, 4H) 11.27 (s, 1H) 12.71 (s, 1H)。
【0598】
【化164】
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【0599】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.5−1.52 (d, 3H) 1.75 (brs, 4H) 2.88−2.93 (m, 2H) 3.03−3.05 (m, 2H) 3.78(s, 2H) 3.82(s, 2H) 4.91−4.96 (q, 1H) 7.20−7.35 (m
, 9H) 7.55−7.58(d, 1H) 8.20−8.23(d, 1H) 8.68−8.71 (m, 1H) 11.27 (s, 1H) 12.71 (s, 1H)。
【0600】
【化165】
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【0601】
メタノール(100mL)中の1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノン(4.5g、20.7mmol)の氷冷溶液に、酢酸アンモニウム(32g、414.7mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(6.15g、28.98mmol)を加えた。反応混合物を週末にかけて室温で撹拌してから、これを濃縮した。得た残渣を水で希釈し、1N NaOHでpH約13に塩基性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣をEtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1112を得た(1.8g、40%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.24−1.26(d, 3H) 4.22−4.24(q, 1H) 7.1−7.16(t, 1H) 7.41−7.46(m, 1H)
7.76(m, 1H)。
【0602】
1112(1.97g、9mmol)のジクロロメタン(100mL)溶液に、boc無水物(1.97g、9mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌してから、これを濃縮し、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1113を得た(2.4g、83%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.29−1.32(d, 3H) 1.39(s, 9H) 4.87(q, 1H) 7.14−7.21(t, 1H)
7.46−7.58(m, 3H)。
【0603】
ジオキサン(12mL)中の1113(2.4g、7.54mmol)およびビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.77g、1.508mmol
)の脱気した溶液に、アルゴン下で2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル亜鉛クロリド(38mL、18.85mmol)を加え、生成した反応混合物を室温で4時間撹拌してから、これを塩化アンモニウム飽和水溶液でクエンチした。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1114を得た(2g、75%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.29−1.32(d, 3H) 1.38−1.41(m, 18H) 3.53(s, 2H) 4.87(q, 1H) 7.05−7.16(m, 2H) 7.26−7.29(m, 1H) 7.48(m, 1H)。
【0604】
メタノール(100mL)および水(25mL)中の1114(2g、5.66mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(2gm)を加え、生成した反応混合物を室温で2日間撹拌してから、これを濃縮した。得た残渣を氷冷した水で希釈し、酢酸で酸性化した。生成した溶液を水と酢酸エチルの間で分配した。有機抽出物をさらなる水で洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得た残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1115を得た(1.5g、89%収率)。
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.29−1.31(d, 3H) 1.38 (s, 9H) 3.53(s, 2H) 4.87(q, 1H) 7.05−7.19(m, 2H) 7.26−7.29(m, 1H) 7.45−7.48(m, 1H) 12.32(s, 1H)。
【0605】
【化166】
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【0606】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.30−1.33 (m, 12H) 1.74 (brs, 4H) 2.89(m, 2H) 3.02 (m, 2H) 3.78 (s, 4H) 4.85 (q, 1H) 7.10−7.57 (m, 11H) 8.19−8.22 (d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.64 (s, 1H)。
【0607】
【化167】
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【0608】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.28−1.32 (m, 12H) 1.73−1.75 (brs, 4H) 2.87(m, 2H) 2.89 (m, 2H) 3.75 (s, 2H) 3.81(s, 2H) 4.85 (q, 1H) 7.06−7.57 (m, 11H) 8.18−8.21(d, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.64 (s, 1H)。
【0609】
【化168】
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【0610】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.51−1.53 (m, 3H) 1.75 (brs, 4H) 2.90(m, 2H) 3.02 (m, 2H) 3.78 (s, 2H) 3.85(s, 2H)
4.65 (q, 1H) 7.25−7.61 (m, 10H) 8.21−8.25 (d, 1H) 8.33−8.35(brs, 3H) 11.29 (s, 1H) 12.68 (s, 1H)。
【0611】
【化169】
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【0612】
1H NMR (300MHz, ジメチルスルホキシド−d6) δ ppm 1.54 (d, 3H) 1.75−1.76 (brs, 4H) 2.91(m, 2H) 3.02 (m, 2H) 3.81−3.83(m, 4H) 4.65 (q, 1H) 7.24−7.63 (m, 10H) 8.22−8.25 (d, 1H) 8.36(brs, 3H) 11.35 (s, 1H) 12.66 (s,
1H)。
【0613】
【化170】
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【0614】
MeOH(25mL)、THF(10mL)およびH
2O(10mL)中の413(1.62g)の混合物に、室温で、1Nの水性NaOH(8mL)を加えた。この混合物を24時間撹拌してから、有機揮発物を減圧下で除去した。残渣を1NのHCl水溶液でpH7に中和し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。粗製物を、ジクロロメタン中1〜15%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、アミン1116を得た。335に関して記載されているように、生成したアミン1116を660に変換した。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.68 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.2Hz, 1H), 7.57 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.52−7.21 (m, 8H),
3.90 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0615】
【化171】
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【0616】
3000mL3つ口丸底フラスコ内で、3−アミノ−6−クロロピリダジン(55.5g、0.428モル)および3−(トリフルオロメトキシ)フェニル酢酸(1.1当量、0.471モル、104g)をDMF(30.0vol.、1.66L)中に溶解させた。添加用漏斗を介したDIEA(1.1当量、0.471モル、82mL)の添加を5分間かけて行った。プロピルホスホン酸無水物の溶液(DMF中50%の溶液(300mL)、1.1当量、0.471モル)を500mL添加用漏斗に入れ、反応液に滴下添加した(反応温度を≦+30℃に保ちながら)。反応は通常、進行して3時間後に完了する(TLC: 6:4 ヘキサン−酢酸エチル)。次いで、反応混合物を7.5%重炭酸ナトリウム(80.0vol.、4.4L)に注ぎ入れ、これを氷浴中で冷やした。オフホワイト色の結晶の粉末を、ブフナー漏斗を通して濾過し、水(20.0vol.、1.1L
)ですすいだ。真空中50℃で、一定重量まで乾燥させることによって、N−(6−クロロピリダジン−3−イル)−2−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アセトアミド1117を得た:119.6g(77%)の収量。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.63 (s, 1H), 8.38(d, J=9.4Hz, 1H), 7.88(d, J=9.4Hz, 1H), 7.52−7.27(m, 4H), 3.90(s, 2H)。
【0617】
【化172】
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【0618】
4−シアノブチル亜鉛ブロミド溶液(3.0当量、0.50モル、1.0L)を、アルゴンガスパージした5000mL3つ口丸底フラスコに入れた。アルゴン
(g)を5分間パージし、続いて、アルゴン
(g)ブランケット下で、1117(1.0当量、0.167モル、55.3g)およびNiCl
2(dppp)(0.15当量、0.0251モル、13.6g)を加えた。反応は通常、進行して4時間後に完了する(TLC:1:1ヘキサン−酢酸エチル)。EtOAc(15vol.、832mL)を深紅色の溶液に加えた。水(15vol.、832mL)を加えると、高粘度のスラリーが形成された。スラリーが分解して薄い青色層になるまで(約6vol.、333mL)、1N HClを加えた。分液漏斗に移し、有機層を1N HCl(2×500mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、回転式蒸発(浴槽≦30℃)で濃縮して、赤みを帯びた固形の油になった。ジクロロメタン(15vol.、832mL)中に溶解させた油、シリカゲル(100g)をスラリー化して赤色溶液になり、これを回転式蒸発(浴槽≦30℃)で濃縮して、赤みを帯びた固形の粉末にした。シリカゲル(5cm×11cm)の床にロードし、25%ヘキサンを含む酢酸エチル(3L)でフラッシュし、合わせた有機物を回転式蒸発(浴槽≦30℃)で濃縮した。高真空下で一定の重量まで乾燥させることによって、N−(6−(4−シアノブチル)ピリダジン−3−イル)−2−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アセトアミド1118を得た:58.2g(92%)の収量。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.41 (s, 1H), 8.28(d, J=9.2Hz, 1H), 7.65(d, J=9.2Hz, 1H), 7.52−7.27(m, 4H), 3.89(s, 2H), 2.92(t, J=7.5Hz, 2H), 2.56(t, J=7.0Hz, 2H), 1.80 (m, 2H), 1.61 (m, 2H)。
【0619】
【化173】
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【0620】
1118(1.0当量、0.154モル、58.2g)を、チオセミカルバジド(1.2当量、0.184モル、16.8g)と共に500mL丸底フラスコに入れた。TFA(5vol.、291mL)を、撹拌しながら反応容器にゆっくりと加えた。オープントップ還流冷却器付の65℃浴槽内で反応物スラリーを加熱した。反応は通常、進行して5
時間後に完了する(LC/MSで判定)。トルエン(10vol.、582mL)を深紅色の溶液に加え、回転式蒸発(浴槽≦30℃)で共沸して、赤色の油状物となった。油状物を、7.5%重炭酸ナトリウム溶液(69vol.、4.0L)が入っている、十分に撹拌した6000mLのエルレンマイヤーフラスコにゆっくりと移し、0℃浴槽内で冷却した。ブフナー漏斗を通して結晶を濾過し、ジエチルエーテル(5vol.、2x250mL)で2回すすいだ。高真空下で一定の重量まで乾燥させることによって、N−(6−(4−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチル)ピリダジン−3−イル)−2−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アセトアミド657を得た。55.7g(80%)の収量。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ
11.33 (s, 1H), 8.21(d, J=9.2Hz, 1H), 7.58(d, J=9.2Hz, 1H), 7.51−7.26(m, 4H), 6.99(s, 2H), 3.88(s, 2H), 2.87(m, 4H), 1.71 (m, 4H)。
【0621】
【化174】
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【0622】
657(50mg、0.11mmol)のDMF(3mL)溶液に、0℃で、4−フルオロフェニル酢酸(22mg、0.14mmol)、HOBt(30mg、0.22mmol)およびEDCI(42mg、0.22mmol)を加えた。生成した混合物を室温で1.5時間撹拌してから、これを0℃に冷却し、H
2Oでクエンチした。沈殿物を吸引濾過で収集し、ジクロロメタン中1〜10%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーでさらに精製することによって、661を得た。
1H NMR (300MHz,
DMSO−d
6) δ 12.65 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.1Hz, 1H), 7.57 (d, J =
9.4Hz, 1H), 7.49−7.14 (m, 8H), 3.87 (s,
2H), 3.81 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0623】
【化175】
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【0624】
化合物661に関して記載されている手順により、662を調製した。
1H NMR
(300MHz, DMSO−d
6) δ 12.67 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.1Hz, 1H), 7.57
(d, J = 9.1Hz, 1H), 7.51−7.07 (m, 7H), 3.89 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0625】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
化合物661に関して記載されている手順により、663を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.74 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.2Hz, 1H), 7.57
(d, J = 9.2Hz, 1H), 7.51−7.19 (m, 7H), 3.97 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0627】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
1,4−ジオキサン(30ml)中の1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(1g、4.5mmol)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(460mg、0.9mmol)の混合物に、アルゴン雰囲気下で、エーテル中0.5Mの2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル亜鉛クロリド(22.5ml)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を飽和NH
4ClとEtOAcの間で分配した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。この粗材料を、ヘキサン中0〜10%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、1119を得た。
【0629】
1119(300mg、1.16mmol)のジクロロメタン(5ml)溶液に、0℃で、TFA(3ml)を滴下添加した。生成した混合物を室温で一晩撹拌してから、これを蒸発乾燥させ、次いで残渣をエーテルと共に摩砕することによって、1120を得た。
【0630】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
化合物1120に関して記載されている手順を使用して、1−ブロモ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼンから1121を作製した。
【0632】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
フラスコに、DMF(1ml)中の1024(50mg、0.135mmol)、1120(28mg、0.142mmol)を入れ、0℃で、HOBT(39mg、0.285mmol)を加え、続いてEDCI(68mg、0.356mmol)を加えた。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、2時間撹拌してから氷水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすぐことによって、664を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d,
J = 9.12Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.03Hz, 1H), 7.48−6.99 (m, 10H), 3.85 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0634】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
化合物664に関して記載されている手順を使用して、665を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.12Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.03Hz, 1H), 7.38−7.28 (m, 6H), 7.03−6.97 (m, 3H), 4.77−4.74 (q, 2H), 3.80−3.78 (d, J = 5.82Hz, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs
, 4H)。
【0636】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
フラスコに、DMF(1ml)中の348(50mg、0.135mmol)、1120(28mg、0.142mmol)を入れ、0℃で、HOBT(39mg、0.285mmol)を加え、続いてEDCI(68mg、0.356mmol)を加えた。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、一晩撹拌してから、氷水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすいだ。この粗材料を、ジクロロメタン中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、666を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.12Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.03Hz, 1H), 7.48−6.98 (m, 10H), 3.81 (bs, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0638】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
化合物666に関して記載されている手順を使用して、667を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.12Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 8.97Hz, 1H), 7.35−7.28 (m, 6H), 7.03−6.97 (m, 3H), 4.77−4.74 (q, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0640】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0641】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、668を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.15Hz, 1H), 7.58−6.99 (m, 10H), 3.87−3.84 (d, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0642】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0643】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、669を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.09Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.37Hz, 1H), 7.48−7.28 (m, 6H), 7.03−6.97 (m, 2H), 4.77−4.74 (q, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0644】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
フラスコに、DMF(1ml)中の657(50mg、0.111mmol)、2−ピリジン酢酸塩酸塩(20mg、0.116mmol)を入れ、0℃で、プロピルホスホン
酸無水物の溶液(91μl)、続いてトリエチルアミン(40μl、0.29mmol)で処理した。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、1時間撹拌してから、氷水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。黄色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすいだ。この粗材料を、ジクロロメタン中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、670を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.67 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.53−8.49 (m, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.12Hz, 1H), 7.78−7.76 (t, 1H), 7.58−7.26 (m, 7H), 4.01 (s, 2H), 3.87 (s, 2H),
3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs,
4H)。
【0646】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0647】
化合物670に関して記載されている手順を使用して、671を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.70 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.53−8.48 (m, 2H), 8.22−8.19
(d, J = 9.12Hz, 1H), 7.76−7.26 (m, 7H),
3.87 (s, 4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0648】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
化合物670に関して記載されている手順を使用して、672を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 11.32 (s, 1H), 8.53−8.52 (bs, 2H), 8.22−8.19 (d, J = 9.12Hz, 1H), 7.58−7.26 (m, 7H), 3.87 (s, 4H),
3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs,
4H)。
【0650】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0651】
化合物661に関して記載されている手順により、673を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.69 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.1Hz, 1H), 7.57
(d, J = 9.1Hz, 1H), 7.51−7.21 (m, 8H), 3.90 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0652】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
化合物661に関して記載されている手順により、674を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.63 (bs, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.2Hz, 1H), 7.57
(d, J = 9.2Hz, 1H), 7.51−7.38 (m, 3H), 7.33−7.09 (m, 5H), 3.87 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 2.48 (s, 3H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0654】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
フラスコに、DMF(1ml)中の657(70mg、0.155mmol)、5−ピリミジン酢酸(22mg、0.162mmol)を入れ、0℃で、HOBT(44mg、0.326mmol)を加え、続いてEDCI(78mg、0.408mmol)を加え
た。生成した混合物を室温までゆっくりと温め、一晩撹拌してから、氷水(約5mL)の添加によりこれをクエンチした。白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなる水ですすいだ。この粗材料を、ジクロロメタン中0〜6%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製することによって、675を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 9.11 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.12Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 6H), 3.94 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H),
2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0656】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、676を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.61−8.57 (m, 2H), 8.22−8.19 (d, J = 9.36Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 5H), 4.11 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0658】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0659】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、677を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.15Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 5H), 6.62
(s, 1H), 3.99 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0660】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、678を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.21Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 6H), 4.03
(s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0662】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0663】
化合物661に関して記載されている手順により、679を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.67 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.2Hz, 1H), 7.57
(d, J = 9.2Hz, 1H), 7.51−7.36 (m, 4H), 7.29−7.12 (m, 4H), 3.87 (s, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0664】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
化合物661に関して記載されている手順により、680を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.67 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.3Hz, 1H), 7.57
(d, J = 9.0Hz, 1H), 7.51−7.28 (m, 8H), 3.87 (s, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0666】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
674(100mg、0.16mmol)のジクロロメタン溶液に、−78℃で、m−CPBA(60mg、0.24mmol)を4回に分けて加えた。生成した混合物をその温度で1時間撹拌してから、これを−10℃までゆっくりと温め、25%のNa
2S
2O
3水溶液でクエンチした。反応物をEtOAcで希釈し、飽和水性NaHCO
3(3×10mL)で洗浄した。合わせた有機層を分離させ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。粗製物をHPLCで精製することによって、682を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.72 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.0Hz, 1H), 7.68 (m, 1H), 7.60−7.26 (m, 8H), 3.91 (s,
2H), 3.87 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 2.76 (s, 3H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0668】
【化197】
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【0669】
化合物661に関して記載されている手順により、657および3−メチルスルホニルフェニル酢酸から681を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.72 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.0Hz, 1H), 7.92−7.83 (m, 2H), 7.70−7.26 (m, 7H), 3.93 (s, 2H), 3.87 (s,
2H), 3.23 (s, 3H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0670】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0671】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、683を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.21−8.18 (d, J = 9.18Hz, 1H), 7.84−7.80 (d, J = 9.36Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 6H), 3.90−3.87 (d,
4H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73
(bs, 4H)。
【0672】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、684を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.51−8.49 (d, J = 9.18Hz, 1H), 8.21−8.18 (d, J = 9.06Hz, 1H), 7.79−7.75 (d, J = 9.36Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 6H), 4.07 (t, 2H), 3.87 (s,
2H), 3.30−3.28 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.3−2.5 (m,
1H), 1.99−1.96 (m, 1H), 1.73 (bs, 4H)。
【0674】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
化合物661に関して記載されている手順により、685を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.52 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.1Hz, 1H), 7.61−7.25 (m, 7H), 3.87 (s, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.62 (s, 2H), 3.06−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0676】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
化合物661に関して記載されている手順により、686を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.53 (bs, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.1Hz, 1H), 7.58
(d, J = 9.2Hz, 1H), 7.52−7.26 (m, 4H), 5.96 (s, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.67 (s, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.06−2.86 (m, 4H), 2.21 (s, 3H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0678】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
化合物661に関して記載されている手順により、687を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.56 (bs, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.3Hz, 1H), 7.61−7.38 (m, 6H), 6.17 (d, J = 2.2Hz, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.75 (s, 2H), 3.03−2.90 (m, 4H), 1.7−1.72 (m, 4H)。
【0680】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0681】
化合物661に関して記載されている手順により、688を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.61 (bs, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.3Hz, 1H), 7.58
(d, J = 9.3Hz, 1H), 7.51−7.26 (m, 4H), 3.87 (s, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.07−2.86 (m, 4H), 1.77−1.72 (m, 4H)。
【0682】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0683】
657(200mg、0.44mmol)のDMF(4mL)溶液に、0℃で、マンデル酸(124mg、0.66mmol)、HOBt(119mg、0.88mmol)およびEDCI(170mg、0.88mmol)を加えた。生成した混合物を室温で1.5時間撹拌してから、これを0℃に冷却し、H
2Oでクエンチした。沈殿物を吸引濾過で収集し、ジクロロメタン中1〜10%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーでさらに精製することによって、690および相対的に極性の高い689を得た。689:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.42 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.2Hz, 1H), 7.58−7.27 (m, 10H), 6.35 (d, J = 4.4Hz, 1H), 5.34 (d, J = 4.3Hz, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.03−2.89 (m, 4H), 1.77−1.73 (m, 4H). 690:
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 13.05 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J
= 9.0Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 15H), 6.26 (d, J = 5.5Hz, 1H), 6.11 (s, 1H), 5.38 (d, J = 5.3Hz, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.03−2.88 (m, 4H), 1.76−1.73 (m, 4H)。
【0684】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0685】
化合物689に関して記載されている手順により、657および3−クロロマンデル酸から447を調製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.48 (bs, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.2Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 9H), 6.53 (m, 1H), 5.36 (t, J = 0.7Hz, 1H), 3.87 (s,
2H), 3.03−2.90 (m, 4H), 1.75−1.71 (m, 4H)。
【0686】
【化206】
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【0687】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、692を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.21−8.18 (d, J = 9.18Hz, 1H), 7.80−7.26 (m, 9H), 3.92 (s, 2H), 3.87
(s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0688】
【化207】
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【0689】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、693を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.75 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.06Hz, 1H
), 7.79 (s, 1H), 7.59−7.26 (m, 6H), 6.31
(s, 1H), 5.20 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0690】
【化208】
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【0691】
化合物675に関して記載されている手順を使用して、694を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.18 (d, J = 9.15Hz, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.18Hz, 1H), 7.48−7.26 (m, 4H), 3.87 (s, 2H), 3.63 (s, 2H),
3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.73 (bs, 4H), 1.57 (s, 9H)。
【0692】
【化209】
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【0693】
694(50mg、0.081mmol)のジクロロメタン(2ml)溶液に、TFA(2ml)を0℃で加えた。生成した混合物を室温で1時間撹拌してから、これを真空下で蒸発乾燥させた。エーテルを加え、白色の沈殿物を吸引濾過で収集し、さらなるエーテルですすぐことによって、695を得た。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.36Hz, 1H), 7.60−7.57 (d,
J = 9.27Hz, 1H), 7.51−7.28 (m, 4H), 3.88 (s, 2H), 3.57 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.73 (bs, 4H)。
【0694】
【化210】
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【0695】
化合物695に関して記載されている手順を使用して、696を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 8.22−8.19 (d, J = 9.30Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.58−7.54 (d, J = 9.30Hz, 1H), 7.48−7.28 (m, 5H), 3.87 (s, 2H),
3.76 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H), 1.59 (s, 9H)。
【0696】
【化211】
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【0697】
化合物695に関して記載されている手順を使用して、697を作製した。
1H NMR (300MHz, DMSO−d
6) δ 14.22 (s, 1H), 12.71 (s, 1H), 11.32 (s, 1H), 9.01 (s, 1H),
8.22−8.19 (d, J = 9.15Hz, 1H), 7.59−7.26 (m, 6H), 4.04 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.01 (bs, 2H), 2.90 (bs, 2H), 1.73 (bs, 4H)。
【0698】
分取HPLC精製
すべての逆相分取HPLC精製は、カラム付のShimadzu Prominence分取液体クロマトグラフを使用して周辺温度で実施した。移動相AおよびBは、それぞれ、水中0.1%ギ酸およびアセトニトリル中0.1%ギ酸からなった。粗生成物混合物を、およそ100mg/mLの濃度で、DMF、DMSOまたはこれらの混合物中に溶解させ、表2に記載されている方法に従いクロマトグラフィーにかけた。次いで、適当なクロマトグラフィーの画分を、Savant Speed Vac Plus Model
SC210Aを使用して、高真空下、45℃で蒸発させることによって、精製した生成物を得た。
【0699】
【表2-1】
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【0700】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0701】
本発明の化合物を生成するために、以下の代表的な合成プロトコルを使用することもできる。
【0702】
【化212】
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【0703】
3,6−ジクロロピリダジンを、THFまたはDMF中ジ−tertブチルマロネートおよび水素化ナトリウムで処理することによって、1026を得る。次いで、中間体1026をTHFまたはDMF中で、水素化ナトリウム、続いてビス−(クロロメチル)スルフィドで処理することによって、1027を得る。中間体1027を、ジクロロメタン中TFAで処理することによって、1028を得る。中間体1028をアンモニアで処理することによって、1029を得る。中間体1028はまた、2,4−ジメトキシベンジルアミンおよびTFAでの連続的な処理でも1029へ変換される。ビス−アミノ中間体1029は、1001〜1008のアシル化に対して上記合成プロトコルセクションにおいて記載されている方法を使用して、表3に記載されているものと類似のアシル化した生成物へ変換することができる。
【0704】
【化213】
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【0705】
trans−シクロプロパン−1,2−ジイルジメタノールとcis−シクロプロパン−1,2−ジイルジメタノールの両方を、ビス−メシル化中間体1030を介して対応するビス−ニトリル1031に変換する。ジクロロメタン中のピリジンまたはトリエチルアミンの存在下、ジオールを塩化メタンスルホニルで処理することによって、ビスメシレート中間体1030を調製する。1030をDMSOまたはエタノール/水中シアン化ナトリウムで処理することによって、ビスニトリル1031を調製する。調製物1001に関して記載されている手順と同様の手順を使用して、ビス−ニトリル1031は、TFA中のチオセミカルバジドを用いた環化を経て、ビス−アミノ中間体1032を生じる。ビス−アミノ中間体1032は、1001〜1008のアシル化に関して上記合成プロトコルセクションにおいて記載されている方法を使用して、表3に記載されているものと類似のアシル化生成物へ変換することができる。
【0706】
【化214】
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【0707】
アルケン類似体1033は、調製物1001に関して記載されている手順と同様の手順を使用してtrans−3−ヘキセンジニトリルから調製する。ビス−アミノ中間体1033は、1001〜1008のアシル化に関して上記合成プロトコルセクションにおいて記載されている方法を使用して、表3(例えば、1034)に記載されているものと類似のアシル化生成物へ変換することができる。生成物は、シモンズスミス条件(Et
2Zn、CH
2I
2、1,2−ジメトキシエタン)下で、シクロプロピル類似体(1035で例示されている)へさらに変換することができる。
【0708】
(実施例2)
化合物アッセイ
インビトロの生化学的アッセイおよび細胞増殖アッセイの両方で、化合物を以下の通りアッセイした。IC50結果が表3に提供されている。
【0709】
組換え酵素アッセイ
グルタメート(GACにより遊離)の生産物をグルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GDH)にカップリングさせる生化学的アッセイを使用し、NAD
+のNADHへの還元について吸収度における変化を測定して、組換え形態のグルタミナーゼ1(GAC)の酵素活性を阻害する化合物の能力について化合物を評価した。基質溶液を調製し(50mMトリス−HCl、pH8.0、0.2mM EDTA、150mM K
2HPO
4、0.1mg/mlのBSA、1mM DTT、20mM L−グルタミン、2mM NAD
+、および10ppmの泡止め剤)、50μLを96−ウェルハーフエリアの透明プレート(Corning、#3695)に加えた。化合物(2μL)を加えることによって、化合物の所望の濃度の2×で、最終DMSO濃度2%を得た。50μLの酵素溶液(50mMトリス−HCl、pH8.0、0.2mM EDTA、150mM K
2HPO
4、0.1mg/mlのBSA、1mM DTT、10ppmの泡止め剤、4単位/mlのGDH、4mMアデノシン二リン酸、および4nM GAC)の添加によって酵素反応を開始し、20℃で、Molecular Devices M5プレートリーダーで読み出しを行った。プレートリーダーは、キネティックモードで15分間吸収度(λ=340nm)を読むように構成された。毎分のミリ吸光度単位としてデータを記録し、勾配を同じプレート上で対照化合物およびDMSOのみの対照と比較した。DMSO対照より低い勾配を有する化合物は、阻害剤とみなされ、対照化合物を使用してプレートのばらつきを評価した。
【0710】
IC50、または最大半量の阻害濃度として表現された、本発明のいくつかの化合物に対するこのアッセイの結果が表3に示されており、ここで、IC50は、所与の生物活性を半分に阻害するのに化合物がどれくらい必要とされるかを示す定量的な尺度である。
【0711】
組換え酵素アッセイ−時間依存性
グルタメート(GACにより遊離)の生産物をグルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GDH)にカップリングさせる生化学的アッセイを使用し、NAD
+のNADHへの還元について吸収度における変化を測定して、組換え形態のグルタミナーゼ1(GAC)の酵素活性を阻害する化合物の能力について化合物を評価した。酵素溶液を調製し(50mMトリス−HCl、pH8.0、0.2mM EDTA、150mM K
2HPO
4、0.1mg/mlのBSA、1mM DTT、10ppmの泡止め剤、4単位/mlのGDH、4mMアデノシン二リン酸、および4nM GAC)、50μLを96−ウェルハーフエリアの透明プレート(Corning、#3695)に加えた。化合物(2μL)を加えることによって、化合物の所望の濃度の2×で、最終DMSO濃度2%を得た。酵素/化合物ミックスを密閉ホイル(USA Scientific)で密閉し、20℃で60分間軽く撹拌しながらインキュベートした。50μLの基質溶液(50mMトリス−HCl、pH8.0、0.2mM EDTA、150mM K
2HPO
4、0.1mg/mlのBSA、1mM DTT、20mM L−グルタミン、2mM NAD
+、および10ppmの泡止め剤)の添加によって酵素反応を開始し、20℃で、Molecular Devices M5プレートリーダーで読み出しを行った。プレートリーダーは、キネティックモードで15分間吸収度(λ=340nm)を読むように構成した。毎分のミリ吸光度単位としてデータを記録し、勾配を同じプレート上で対照化合物およびDMSOのみの対照と比較した。DMSO対照より低い勾配を有する化合物は、阻害剤とみなされ、対照化合物を使用してプレートのばらつきを評価した。
【0712】
IC50、または最大半量の阻害濃度として表現された、本発明のいくつかの化合物に対するこのアッセイの結果が表3に示されており、ここで、IC50は、所与の生物活性を半分に阻害するのに化合物がどれくらい必要とされるかを示す定量的な尺度である。
【0713】
細胞増殖アッセイ
P493−6(myc「on」)細胞を、成長培地(RPMI−1640、10%FBS、2mM グルタミン、100単位/mlのペニシリンおよび100μg/mlのストレプトマイシン)内で、37℃で、5%のCO
2と共に維持した。化合物アッセイについては、200,000細胞/ml(10,000細胞/ウェル)の細胞密度で、50μlの成長培地内の化合物を添加した日に、P493−6細胞を96−ウェルV底プレート内にプレーティングした。化合物を、最終濃度の200倍で、100%DMSO中に段階的に希釈した。化合物を成長培地内で100倍に希釈し、次いで50μlのこの混合物を細胞プレートに加え、DMSOの最終濃度を0.5%にした。細胞を化合物と共に、5%のCO
2を用いて、37℃で72時間インキュベートし、Guava装置上でViacount(Millipore)キットを使用して、Cell Titer Glo(Promega)またはFACS分析のいずれかにより、増殖抑制効果について分析した。
【0714】
IC50、または最大半量の阻害濃度として表現された、本発明のいくつかの化合物に対するこのアッセイの結果が表3に示されており、ここで、IC50は、所与の生物活性を半分阻害するのに化合物がどれくらい必要とされるかを示す定量的な尺度である。
【0715】
【表3-1】
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【0716】
【表3-2】
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【0717】
【表3-3】
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【0718】
【表3-4】
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【0719】
【表3-5】
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【0720】
【表3-6】
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【0721】
【表3-7】
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【0722】
【表3-8】
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【0723】
【表3-9】
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【0724】
【表3-10】
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【0725】
【表3-11】
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【0726】
【表3-12】
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【0727】
【表3-13】
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【0728】
【表3-14】
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【0729】
【表3-15】
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【0730】
【表3-16】
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【0731】
【表3-17】
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【0732】
【表3-18】
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【0733】
【表3-19】
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【0734】
【表3-20】
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【0735】
【表3-21】
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【0736】
【表3-22】
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【表3-23】
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【0738】
【表3-24】
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【0739】
【表3-25】
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【0740】
【表3-26】
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【0741】
【表3-27】
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【0742】
【表3-28】
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【0744】
【表3-30】
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【0745】
【表3-31】
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【0746】
【表3-32】
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【0747】
【表3-33】
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【0748】
【表3-34】
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【0749】
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【0750】
【表3-36】
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【0751】
【表3-37】
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【0752】
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【0753】
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【0754】
【表3-40】
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【0755】
【表3-41】
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【0756】
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【表3-43】
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【0760】
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【0763】
【表3-49】
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【0764】
【表3-50】
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【0765】
【表3-51】
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【0766】
【表3-52】
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【0767】
【表3-53】
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【0768】
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【0769】
【表3-55】
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【0770】
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【0772】
【表3-58】
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【0773】
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【0774】
【表3-60】
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【表3-61】
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【0776】
【表3-62】
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【表3-63】
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【0778】
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【0779】
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【0780】
【表3-66】
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【0784】
【表3-70】
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【0785】
【表3-71】
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【0786】
【表3-72】
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【0787】
【表3-73】
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【0788】
【表3-74】
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【0789】
【表3-75】
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【0790】
【表3-76】
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【0791】
【表3-77】
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【0792】
【表3-78】
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【表3-79】
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【0794】
【表3-80】
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【0795】
【表3-81】
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【0796】
【表3-82】
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【0797】
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【0798】
【表3-84】
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【0799】
【表3-85】
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【0800】
【表3-86】
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【0801】
【表3-87】
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【0802】
【表3-88】
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【0803】
【表3-89】
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【0804】
【表3-90】
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【0805】
【表3-91】
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【0806】
【表3-92】
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【0807】
【表3-93】
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【0808】
【表3-94】
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【0809】
【表3-95】
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【0810】
【表3-96】
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【0811】
【表3-97】
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【0812】
【表3-98】
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【0813】
【表3-99】
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【0814】
【表3-100】
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【0815】
【表3-101】
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【0816】
【表3-102】
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【0817】
【表3-103】
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【0818】
【表3-104】
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【0819】
【表3-105】
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【0820】
【表3-106】
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【0821】
【表3-107】
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【0822】
【表3-108】
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【0823】
【表3-109】
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【0824】
【表3-110】
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【0825】
【表3-111】
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【0826】
【表3-112】
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【0827】
【表3-113】
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【0828】
【表3-114】
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【0829】
【表3-115】
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【0830】
(実施例3)
異種移植片の効力の研究
異種移植片モデルにおけるインビボでの効力について、特定の化合物を以下の通り評価した。
【0831】
およそ6週齢のメスのscid/bgマウスに、マウス1匹につき、100μLの容積の滅菌PBS中の5×10
6HCT116細胞を右の側腹部に皮下移植した。腫瘍が50〜100mm
3の容積に到達すると、マウスをn=10のグループに無作為抽出して、マウスに、腹腔内注射により毎日2回送達されるビヒクルまたは試験化合物のいずれかを与えた。Vernierキャリパーを使用して、腫瘍を毎週3回測定し、式:容積=(長さ×幅
2/2)、(ここで、長さおよび幅は、腫瘍の最も長い垂直の面である)を使用して、腫瘍容積を計算した。対照腫瘍が2000mm
3のサイズに到達するまで、投与を毎日2回継続した。ボンフェローニ事後検定と共に二元配置分散分析を使用して統計的比較を行った。
【0832】
図1は、このHCT116結腸癌異種移植片モデルにおいて、マウスへの化合物188の腹腔内投与が、腫瘍サイズの減少をもたらすことを示している。
【0833】
(実施例4)
Caco−2透過性アッセイ
細胞培養挿入フィルター上のコンフルエントな単分子膜においてCaco−2細胞を一般的に使用する。このフォーマットおよび特異的条件下で培養された場合、細胞は分化し、極性化して、これらの表現型は、形態学的および機能的に、小腸の内側を覆っている腸細胞に似るようになる。この細胞の単分子膜は、小分子の通過に対する物理的および生化学的バリアを提供し、経口的に投与された薬物の吸収を予想するヒト小腸の粘膜のインビトロモデルとして、医薬品業界全域で広く使用されている(Hidalgoら、Gastroenterology、1989年;Artursson、J. Pharm. Sci.、1990年)。Caco−2単分子膜全域でのインビトロの明らかな透過性(P−app)と、インビボでの吸収との間の相関は、十分に確立されている(Arturssonら、Biochem. Biophys. Res. Comm.、1991年)。
【0834】
本発明のアッセイを使用して、Caco−2細胞単分子膜を通り抜ける、本発明の化合物の双方向性の透過性を判定した。頂端側(A)および側底側(B)の両方の培地がpH7.4であるコンフルエントな単分子膜内でCaco−2細胞を成長させた。化合物は、200μMのLucifer Yellowの存在下、評価のために頂端側(A→B)または側底側(B→A)を2連で、1μMで投与した。120分間の曝露後、AとBの両側
からの試料を採取し、最小4点の校正曲線を用いた、一般的なLC−MS/MS方法を使用して、化合物濃度(回収率として報告)を判定した。
【0835】
化合物の吸収能を低い(P−app<1×10
−6cm/s)または高い(P−app>1×10
−6cm/s)のいずれかに分類した。排出比率を(PappB→A)/(PappA→B)として計算し、Papp(B→A)が1×10
−6cm/sより大きいかまたはそれに等しい場合、排出比率が3以上であれば有意である。本発明の特定の化合物に対する結果が表4に示されている。
【0836】
【表4】
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【0837】
(実施例5)
溶解度
試験物品の約1mgの部分を、96×2mLポリプロピレンプレートのウェル内で120μLの溶媒と合わせた。プレートを室温で(約20℃)18時間激しくボルテックス混合し、各ウェルを、溶解していない固体について目視でチェックし、目視可能な固体を一切含有しないウェルに、追加の固体試験物品を入れ、室温でもう6時間ボルテックス混合すると、この後、すべてのウェルが目視可能な固体を示した。次いですべてのウェルの内容物を、0.45μmのGHP濾過プレートを通して濾過することによって、透明な濾液を生成した。各濾液5μLをDMF100μLで希釈し、ボルテックス混合することによ
って、HPLC試料を生成した。測定された容積のDMF中の、秤量した固体試験物品を希釈することによって、各試験物品に対して2連の定量法標準を調製した。表5において概要が述べられている方法を使用して、2μLの各HPLC試料および定量法標準をHPLCで分析した。溶解させた試験物品濃度を、適当な定量法標準に対するピーク面積比率により計算した。溶解度結果は表6に与えられている。
【0838】
【表5】
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【0839】
【表6-1】
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【0840】
【表6-2】
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【0841】
参考としての援用
本明細書中に記述されているすべての刊行物および特許は、それぞれ個々の刊行物または特許が具体的および個々に、参考として援用されていると示されているかのように、これらの全体が参考として本明細書に援用される。矛盾する場合、本明細書中のあらゆる定義を含めて、本出願が優先されるものとする。
【0842】
同等物
本発明の具体的な実施形態が論じられているが、上記明細書は例証となるものであり、限定するものではない。本発明の多くの変化形が、本明細書および以下の特許請求の範囲を再検討した際に当業者には明らかとなろう。同等物の全範囲と共に特許請求の範囲を参照し、そしてこのような変化形と共に明細書を参照して、本発明の全範囲が判定されるべきである。