【実施例】
【0098】
[0112]以下の実施例によって本発明を更に示すが、これらはいかなるようにも本発明の範囲に対して限定を与えるように解釈すべきではない。むしろ、本解決手段は種々の他の態様、変更、及びその均等物を有することができ、これらは本明細書中の記載を読んだ後は、本発明の精神及び/又は特許請求の範囲から逸脱することなくそれ自体当業者が示唆することができることが明確に理解される。
【0099】
試験法:
下記の実施例においては以下の試験法を用いた。
非揮発分含量の測定:
[0113]与えられた流体に関し、流体を秤量し、次に60℃において1時間加熱した。非揮発分含量のパーセント(%NVC)は、式:
%NVC=[(W
0−W
f)×100]/W
0
(式中、W
0は流体の元々の重量を表し、W
fは加熱工程後の流体の最終重量を表す)
を用いて計算した。
【0100】
被覆の多孔度の測定:
[0114]ASTM−D6583−04にしたがって、ガラス支持体上に堆積させた膜の多孔度を測定した。
【0101】
被覆の光学特性の測定:
[0115]積分球を備えたShimazu UV-2401PC 紫外−可視分光光度計を用いて、ガラススライド上に形成した膜の光学特性を550nmにおいて測定した。全透過率に対する拡散透過率の値(%)は、式:100×(拡散透過率/全透過率)を用いることによって計算した。光学性能比(OPR)=拡散透過率/全反射率である。より高いOPRの値は、高い隠蔽性を有するが、下側の支持体の色を示すことができる加えられた能力を有する膜又は被覆を示す。低いOPRの値は、低い顔料又は粒子状材料の装填量においては低い隠蔽性、及び高い顔料又は粒子状材料の装填量においては過度の不透明性を有する膜又は被覆を示す。
【0102】
被覆の光沢性の測定:
[0116]与えられた被覆を、被覆の上表面に対して垂直の角度から約60°において視認観察した。本明細書において用いる「粗い」という用語は低い反射率と同義であり、一方、「光沢」という用語は高い反射率(即ち輝き)を同義である。
【0103】
被覆の不透明性の測定:
[0117]与えられた被覆を、被覆の上表面に対して垂直の角度から約0°において視認観察した。本明細書において用いる「不透明」という用語は皮膚を実質的に隠すことと同義であり、一方、「透明」は皮膚の色/調子が被覆によって実質的に影響を受けずに見られることと同義である。膜の不透明性は以下のようにして評価した。被覆したガラススライドを、Leneta Co.からのPlain Black Chartの上面上に配置した。このチャートの黒色は、Konica Minolta分光光度計CM-2600dを用いて測定して0.09のL値(L*a*b表色系に基づく)を有していた。次に、被覆したガラススライドを通してチャートのL値を測定した。膜の不透明性は測定されたL値に基づいて評価した。透明な膜のL値は不透明な膜のものよりも低い。
【0104】
被覆の隠蔽性の測定:
[0118]与えられた被覆を、被覆の上表面に対して垂直の角度から約0°において視認観察した。本明細書において用いる「隠蔽」という用語は、下側の皮膚の特徴(例えば小じわ、ダークスポット、そばかす等)の解像が、被覆していない皮膚と比べて劣っていることと同義である。
【0105】
被覆の解像度の測定:
[0119]被覆したガラススライドをRit Alphanumeric Resolution Test Object, RT-4-74(Graphic Arts Research Center)の上面上に配置することによって、膜の解像度を評価した。チャートは異なる寸法で印刷された文字を有していた。それぞれの寸法は番号によって特定する。より高い番号はより小さい印刷寸法に対応する。観察者が試験膜を通して印刷された文字を正しく確認することができる能力にしたがって膜を等級付けした。最初に識別できなかった文字の線に関する対応する確認番号を報告する。膜とチャートとの間の距離は4.8mmであった。
【0106】
被覆の表面粗さの測定:
[0120]Zygo NewView 5000光学表面形状測定装置を用いて、膜の表面粗さ(Ra)を測定した。より高いRa値はより粗い表面を示す。
【0107】
種々の流体に関する非揮発分含量の測定:
[0121]上記に記載の方法を用いて、幾つかの流体に関して非揮発分含量の重量%(%NVC)を計算した。結果を下表1に示す。
【0108】
【表1】
【0109】
実施例1:ポリマーバインダーを用いた被覆配合物の性能
[0122]少量の与えられた被覆配合物をガラス支持体上に適用し、被覆配合物を乾燥し、次に得られる被覆を評価することによって、下表2に示す試料配合物の性能を評価した。上記記載の試験法を用いて、被覆又は膜の特性を、(i)多孔度、(ii)不透明性、(iii)光学性能比、(iv)膜表面の粗さ、及び(v)解像度に関して評価した。
【0110】
[0123]米国特許6,380,265に開示されている方法にしたがって、アルカリ金属ケイ酸塩(例えばケイ酸ナトリウム)の水溶液を、硝酸又は硫酸のような強酸と混合し、混合を好適な撹拌条件下で行って、約0.5時間未満でヒドロゲル、即ちマクロゲルになる明澄なシリカゾルを形成することによってシリカゲルを製造する。次に、得られるゲルを洗浄する。ヒドロゲル中で形成される無機酸化物、即ちSiO
2の濃度は通常は約10〜約50重量%の範囲であり、このゲルのpHは約1〜約9、好ましくは1〜約4である。広範囲の混合温度を用いることができ、この範囲は通常は約20〜約50℃である。新しく形成されるヒドロゲルは、水の連続移動流中に単純に浸漬することによって洗浄し、これによって望ましくない塩を除去し、約99.5重量%以上の純度の無機酸化物をその後に残留させる。洗浄水のpH、温度、及び時間は、表面積(SA)及び細孔容積(PV)のようなシリカの物理特性に影響を与える。65〜90℃において8〜9のpHで15〜36時間洗浄したシリカゲルは、通常は250〜400のSAを有し、1.4〜1.7cc/gのPVを有するエアロゲルを形成する。50〜65℃において3〜5のpHで15〜25時間洗浄したシリカゲルは、700〜850のSAを有し、0.6〜1.3のPVを有するエアロゲルを形成する。シリカは6.4ミクロンの粒径を有する。
【0111】
[0124]顔料又は粒子状材料を水中に分散し、所望の顔料/粒子状材料とバインダーとの比(重量基準)が得られるように、適当量のPVOHバインダー(Celanese Chemicalsから入手できるCelvol-502、水中の35%溶液)を撹拌しながら加える。配合物中の全固形分(粒子状材料及びバインダー)は、配合物の全重量を基準として15重量%であった。次に、巻線棒を用いて被覆配合物を50ミクロンの湿潤膜厚さでガラススライド上に適用し、加温空気の緩流下で乾燥し、次に80℃で10分間更に乾燥した。シリカの量は、最終膜又は被覆の重量を基準として5〜75重量%で変化する。
【0112】
【表2】
【0113】
[0125]表2に示すように、試料1は少量の添加した粒子状材料を含んでいた。得られる膜は、低い光学性能比(OPR)及び低いL値を有しており、これは所望の程度の減少した解像度を与えなかった。
【0114】
[0126]試料2〜6は増加した量の粒子状材料を有する試料配合物を与え、これらは増加したOPRを与えた。この範囲のOPRを有すると、得られる膜は所望の特性の全て、即ち所望の程度の隠蔽性を与える粗く透明な外観を示した。
【0115】
[0127]試料7〜8は増加した量の粒子状材料を有する試料配合物を与え、これらは減少したOPR及び増加したL値を与えた。この範囲のL値を有すると、得られる膜は過度の不透明性を示した。
【0116】
実施例2:ポリマーバインダーを用いた被覆配合物の性能
[0128]少量の与えられた被覆配合物をガラス支持体上に適用し、被覆配合物を乾燥し、次に得られる被覆を評価することによって、下表3に示す試料配合物の性能を評価した。上記記載の試験法を用いて、被覆又は膜の特性を、(i)多孔度、(ii)不透明性、(iii)光学性能比、(iv)膜表面の粗さ、及び(v)解像度に関して評価した。
【0117】
[0129]顔料又は粒子状材料を水中に分散し、所望の顔料/粒子状材料とバインダーとの比(重量基準)が得られるように、適当量のPVOHバインダー(Celanese Chemicalsから入手できるCelvol-502、水中の35%溶液)を撹拌しながら加える。配合物中の全固形分(粒子状材料及びバインダー)は、配合物の全重量を基準として15重量%であった。次に、巻線棒を用いて被覆配合物を50ミクロンの湿潤膜厚さでガラススライド上に適用し、加温空気の緩流下で乾燥し、次に80℃で10分間更に乾燥した。これらの試料配合物において用いた顔料は、2.7ミクロンの粒径を有するシリカゲルであり、実施例1に示す方法によって製造されるものである。シリカの量は、最終膜又は被覆の重量を基準として5〜75重量%で変化する。
【0118】
【表3】
【0119】
[0130]表3に示すように、試料9及び10は少量の添加した粒子状材料を含む。得られる膜は、低い光学性能比(OPR)及び低いL値を有しており、これは所望の程度の減少した解像度を与えなかった。
【0120】
[0131]試料11〜13は増加した量の粒子状材料を有する試料配合物を与え、これらは増加したOPRを与えた。この範囲のOPRを有すると、得られる膜は所望の特性の全て、即ち所望の程度の隠蔽性を与える粗く透明な外観を示した。
【0121】
[0132]試料14〜16は増加した量の粒子状材料を有する与えられた試料配合物を示し、これらは減少したOPR及び増加したL値を与えた。この範囲のL値を有すると、得られる膜は望ましくない不透明性を示した。
【0122】
実施例3:ポリマーバインダーを用いた被覆配合物の性能
[0133]少量の与えられた被覆配合物をガラス支持体上に適用し、被覆配合物を乾燥し、次に得られる被覆を評価することによって、下表4に示す試料配合物の性能を評価した。上記記載の試験法を用いて、被覆又は膜の特性を、(i)拡散透過率、(ii)全透過率、及び(iii)全透過率に対する拡散透過率(%)に関して評価した。
【0123】
[0134]顔料又は粒子状材料を水中に分散し、所望の顔料/粒子状材料とバインダーとの比(重量基準)が得られるように、適当量の1.49〜1.53の屈折率を有するPVOHバインダー(Celanese Chemicalsから入手できるCelvol-502、水中の35%溶液)を撹拌しながら加える。2種類の粒子状材料(シリカ(1.46の屈折率)及びチタニア(2.5の屈折率))を評価した。配合物中の全固形分(粒子状材料及びバインダー)は、配合物の全重量を基準として15重量%であった。次に、巻線棒を用いて被覆配合物を50ミクロンの湿潤膜厚さでガラススライド上に適用し、加温空気の緩流下で乾燥し、次に80℃で10分間更に乾燥した。これらの試料配合物17〜22において用いた顔料は、6.4ミクロンの粒径を有するシリカゲルであり、実施例1に示す方法によって製造されるものである。これらの試料配合物23〜29において用いた顔料は、0.4ミクロンの粒径を有するアナターゼ型のチタニアであり、Sigma Aldrichから入手できるものである。
【0124】
【表4】
【0125】
[0135]シリカとPVOHとの間のRIの類似性に基づくと、膜内散乱は最小であると予測される。アナターゼを含む膜に関しては事実は反対であり、大きなRIの不整合によって膜内散乱が導かれる。
【0126】
[0136]大きな膜内散乱(粒子とバインダーとの間の大きなRIの差)を有するこの系に関する光学分析は、膜厚さが増加するにつれて全透過率が大きく減少する(及び関連して不透明性が増加する)ことを示す。一方、第1のケースは、シリカゲル粒子(RI=1.46)を用いて製造される同様に調製される試料に関する結果を示す。この場合には、最小の膜内散乱(粒子とバインダーのRIの間の非常に小さい差)しかないが、その粗さのために膜表面において大きな散乱(全透過率に対する拡散透過率の値(%)で示される)がある。この膜は、全透過率、及び全透過率に対する拡散透過率(%)の値の両方に関して、膜厚さによる特性の変動は望ましい最小のものである。このタイプの生成物は、適用厚さがさほど均一でない場合であっても、皮膚に対して望ましく非常に均一な外観(隠蔽性及び反射率の両方において)を与える。
【0127】
実施例4:種々の濃度の粒子状材料を含む被覆配合物の性能
[0137]少量の与えられた被覆配合物を皮膚上に適用し、被覆配合物を15分間の乾燥時間乾燥し、次に得られる被覆を評価することによって、下表5に示す試料配合物の性能を評価した。上記記載の試験法を用いて、処置した皮膚領域の外観を、(i)光沢、(ii)不透明性、及び(iii)隠蔽性に関して評価した。
【0128】
[0138]実施例1からのシリカを、ホモジナイザーを用いて72.5gの脱イオン(DI)水中に分散する。次に、流体相をDI水/シリカ混合物に加え、2〜3分間ホモジナイズし、次にSEPIGEL(商標) 305(Southern Soapers (Hampton, VA)から商業的に入手できる)を加えた。
【0129】
[0139]DOW CORNING(登録商標) 245流体、鉱油(White Heavy)、DOW CORNING(登録商標) 5329、及びDOW CORNING(登録商標) 5200の1以上を混合することによってそれぞれの流体相を形成した。それぞれの混合物のシリカの全濃度は同等に維持した。流体相の重量を一定に維持したが、非揮発性成分の濃度(NVC)は、性能に対するNVCの効果を求めるために変化させた。
【0130】
【表5】
【0131】
[0140]粒子状材料及びNVCの合計重量のパーセントとして少量の粒子状材料を含む試料30は、粗く不透明な膜を与えた。
[0141]試料31〜33は、増加した量のNVCを有する試料配合物を与えた。得られた膜は、15分後に化粧クリームの所望の特性の全て、即ち下側の皮膚の特徴を隠蔽する粗く透明な外観を示した。
【0132】
[0142]試料34は増加した量のNVCを有する試料配合物を与え、これは15分後に望ましくない光沢を示す膜を与えた。
[0143]本発明を限られた数の態様によって説明したが、これらの特定の態様は本明細書において他に記載され特許請求されている発明の範囲を限定することを意図するものではない。更なる修正、均等物、及び変更が可能であることは、本明細書中の代表的な態様を検討することにより当業者に明らかである。実施例及び明細書の残りの部分における全ての部及びパーセントは、他に特定しない限り重量基準である。更に、明細書又は特許請求の範囲において示す全ての数値範囲、例えば特性の特定の組、測定値の単位、条件、物理的状態、又は割合を示すものは、明らかに、言及するか又は他の方法で示すかかる範囲内に含まれる全ての数、並びにそのように示されている任意の範囲内の数の任意の部分集合を文字通り含むものであると意図される。例えば、下限R
L及び上限R
Uを有する数値範囲が開示されている場合には常に、この範囲内に含まれる任意の数Rが具体的に開示されている。特に、この範囲内の次の数R:R=R
L+k(R
U−R
L)(式中、kは1%の増分で1%〜100%の範囲の変数であり、例えばkは、1%、2%、3%、4%、5%、・・・50%、51%、52%、・・・95%、96%、97%、98%、99%、又は100%である)が具体的に開示されている。更に、上記で算出されるRの任意の二つの値によって表される任意の数値範囲も、具体的に開示されている。本明細書において示し記載したものに加えて、本発明の任意の修正は、上記の記載及び添付の図面から当業者に明らかとなるであろう。かかる修正は、特許請求の範囲内に包含されると意図される。本明細書において引用した全ての公報はその全部を参照として本明細書中に包含する。
【0133】
[発明の態様]
[1]
向上した隠蔽性を備える被覆組成物の製造方法であって、
粒子状材料と非揮発性成分及び揮発性成分を含む流体相とを含む分散液を与えること;
分散液を支持体に適用すること;
支持体を乾燥して揮発成分を除去すること;及び
向上した隠蔽性を備える被覆組成物を形成すること;
を含み、
分散液中の粒子状材料の重量%が、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の多孔度の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも30%小さい多孔度から30%大きい多孔度を被覆組成物が有するような重量%であり、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記方法。
[2]
被覆組成物であって、
粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み;
被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の多孔度の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも30%小さい多孔度から30%大きい多孔度を被覆が有するような重量%の粒子状材料を含み、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される材料からなる、上記被覆組成物。
[3]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度における被覆の多孔度の測定値に適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも25%小さいか又は大きい範囲の多孔度を有する、2に記載の被覆組成物。
[4]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度における被覆の多孔度の測定値に適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも20%小さいか又は大きい範囲の多孔度を有する、2に記載の被覆組成物。
[5]
皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆であって、
粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み、
被覆が、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、被覆が異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の多孔度の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも30%小さい多孔度から30%大きい多孔度を被覆組成物が有するような重量%の粒子状材料を含み、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記透明被覆。
[6]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度における被覆の多孔度の測定値に適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも25%小さいか又は大きい範囲の多孔度を有する、5に記載の透明被覆。
[7]
外側皮膚表面上に、
粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む組成物を適用することを含む皮膚の欠陥を隠蔽する方法であって、
被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の多孔度の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも30%小さい多孔度から30%大きい多孔度を被覆が有するような重量%の粒子状材料を含み、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記方法。
[8]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度における被覆の多孔度の測定値に適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも25%小さいか又は大きい範囲の多孔度を有する、7に記載の方法。
[9]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度における被覆の多孔度の測定値に適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められる多孔度よりも25%小さいか又は大きい範囲の多孔度を有する、1に記載の方法。
[10]
向上した隠蔽性を備える被覆組成物の製造方法であって、
粒子状材料と非揮発性成分及び揮発性成分を含む流体相とを含む分散液を与えること;
分散液を支持体に適用すること;
支持体を乾燥して揮発成分を除去すること;及び
向上した隠蔽性を備える被覆組成物を形成すること;
を含み、
分散液中の粒子状材料の重量%が、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも20%小さいL値から20%大きいL値を被覆組成物が有するような重量%であり、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記方法。
[11]
被覆組成物であって、
粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み、
被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも20%小さいL値から20%大きいL値を被覆が有するような重量%の粒子状材料を含み、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記被覆組成物。
[12]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも15%小さいL値から15%大きいL値を有する、11に記載の被覆組成物。
[13]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも10%小さいL値から10%大きいL値を有する、11に記載の被覆組成物。
[14]
皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆であって、
粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み、
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも20%小さいL値から20%大きいL値を被覆が有するような重量%の粒子状材料を含み、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記透明被覆。
[15]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも15%小さいL値から15%大きいL値を有する、14に記載の透明被覆。
[16]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも15%小さいL値から15%大きいL値を有する、10に記載の方法。
[17]
向上した隠蔽性を備える被覆組成物の製造方法であって、
粒子状材料と非揮発性成分及び揮発性成分を含む流体相とを含む分散液を与えること;
分散液を支持体に適用すること;
支持体を乾燥して揮発成分を除去すること;及び
向上した隠蔽性を備える被覆組成物を形成すること;
を含み、
分散液中の粒子状材料の重量%が、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の30%以内の範囲の光学性能比を被覆組成物が有するような重量%であり、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記方法。
[18]
被覆組成物であって、
粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み、被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、被覆が異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の30%以内の範囲の光学性能比を有するような重量%の粒子状材料を含み、
粒子状材料が、アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される、上記被覆組成物。
[19]
粒子状材料が有機又は無機粒子を含む、18に記載の組成物。
[20]
粒子状材料がシリカ粒子を含む、19に記載の組成物。
[21]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の25%以内の範囲の光学性能比を有する、18に記載の組成物。
[22]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の20%以内の範囲の光学性能比を有する、18に記載の組成物。
[23]
最大光学性能比が少なくとも4.0である、18に記載の組成物。
[24]
最大光学性能比が少なくとも4.5である、18に記載の組成物。
[25]
粒子状材料が被覆組成物の全重量を基準として1〜80重量%を構成する、18に記載の組成物。
[26]
粒子状材料が被覆組成物の全重量を基準として1〜50重量%を構成する、18に記載の組成物。
[27]
18に記載の組成物を含む膜。
[28]
膜が最外側の粗い表面を有する実質的に透明の連続膜を含む、27に記載の膜。
[29]
外側皮膚表面を有する皮膚;及び
外側皮膚表面上の18に記載の組成物;
を含む多層物品。
[30]
被覆組成物であって、
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み、
被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、被覆が少なくとも4.0の光学性能比を有するような重量%の粒子状材料を含む被覆組成物。
[31]
最大光学性能比が4.5より大きい、30に記載の被覆組成物。
[32]
皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆であって、
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み、
被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の30%以内の範囲の光学性能比を有するような重量%の粒子状材料を含む、上記透明被覆。
[33]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の25%以内の範囲の光学性能比を有する、32に記載の透明被覆。
[34]
皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆であって、
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含み、
被覆組成物が、被覆が少なくとも4.0の光学性能比を有するような重量%の粒子状材料を含む、皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆。
[35]
最大光学性能比が4.5より大きい、34に記載の透明被覆。
[36]
外側皮膚表面上に、
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む組成物を適用することを含む皮膚の欠陥を隠蔽する方法であって、
被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の30%以内の範囲の光学性能比を有するような重量%の粒子状材料を含む上記方法。
[37]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の25%以内の範囲の光学性能比を有する、36に記載の方法。
[38]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の20%以内の範囲の光学性能比を有する、36に記載の方法。
[39]
36に記載の皮膚の欠陥を隠蔽する方法であって、
外側皮膚表面上に、
粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む組成物を適用することを含み、
被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、被覆が少なくとも4.0の光学性能比を有するような重量%の粒子状材料を含む上記方法。
[40]
最大光学性能比が4.5より大きい、39に記載の方法。
[41]
被覆が、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する曲線により求められる最大光学性能比の25%以内の範囲の光学性能比を有する、17に記載の方法。
[42]
粒子状材料を与え;
非揮発性成分及び揮発性成分を含む流体相を与える;
ことを含み、
被覆組成物が、被覆が少なくとも4.0の光学性能比を有するような重量%の粒子状材料を含む、17に記載の方法。
[43]
最大光学性能比が4.5より大きい、42に記載の方法。
[44]
流体相における非揮発性成分がポリビニルアルコールであり、揮発性成分が水である、17に記載の方法。
[45]
膜における最適な隠蔽性を与えるための、粒子状材料の最適な濃度を決定する方法であって、
該方法が、
(a)少なくとも8つの一連の、水性懸濁液中の粒子状材料の被覆組成物を調製すること、ここで被覆組成物は、各被覆組成物全重量を基準として15重量%の全固体分を与えるのに十分な量のPVOHバインダーを含む;
(b)各被覆配合物を、50ミクロンの湿潤膜厚さを与えるように透明支持体上に適用すること;
(c)該被覆組成物を乾燥して、該乾燥被覆の全重量を基準として5〜75重量%の範囲の異なる濃度の粒子状材料を有する少なくとも8つの被覆を提供すること;
(d)該被覆を評価して、多孔度の値を決定すること;
(e)該多孔度の値(Y軸)対乾燥膜中の粒子状材料の濃度(X軸)をプロットして、少なくとも8データ点を得ること;
(f)五次多項式曲線を該データ点を通して適合させること;
(g)該五次多項式曲線の一次導関数の最小値に関連する多孔度の値(Y軸)を決定すること;及び
(h)該五次多項式曲線の一次導関数の最小値から求められる多孔度よりも30%小さい多孔度から30%大きい多孔度を与える粒子状材料の濃度を得ること;
を含む、上記方法。
[46]
得られた濃度の粒子状材料が、前記曲線適合の一次導関数の最小値をとることにより求められる多孔度よりも25%小さい多孔度から25%大きい多孔度を備える、45に記載の方法。
[47]
得られた濃度の粒子状材料が、前記曲線適合の一次導関数の最小値をとることにより求められる多孔度よりも20%小さい多孔度から20%大きい多孔度を備える、45に記載の方法。
[48]
膜における最適な隠蔽性を与えるための、粒子状材料の最適な濃度を決定する方法であって、
該方法が、
(a)少なくとも8つの一連の、水性懸濁液中の粒子状材料の被覆組成物を調製すること、ここで被覆組成物は、各被覆組成物全重量を基準として15重量%の全固体分を与えるのに十分な量のPVOHバインダーを含む;
(b)各被覆配合物を、50ミクロンの湿潤膜厚さを与えるように透明支持体上に適用すること;
(c)該被覆組成物を乾燥して、該乾燥被覆の全重量を基準として5〜75重量%の範囲の異なる濃度の粒子状材料を有する被覆を提供すること;
(d)膜を評価して、L値を決定すること;
(e)該L値(Y軸)対乾燥膜中の粒子状材料の濃度(X軸)をプロットして、少なくとも8データ点を得ること;
(f)五次多項式曲線を該データ点を通して適合させること;
(g)該五次多項式曲線の一次導関数の最小値に関連する該L値(Y軸)を決定すること;及び
(h)該五次多項式曲線の一次導関数の最小値から決定されるL値よりも20%小さいL値から20%大きいL値を与える粒子状材料の濃度を得ること;
を含む、上記方法。
[49]
得られた濃度の粒子状材料が、前記曲線適合の一次導関数の最小値をとることにより求められるL値よりも15%小さいL値から15%大きいL値を備える、48に記載の方法。
[50]
得られた濃度の粒子状材料が、前記曲線適合の一次導関数の最小値をとることにより求められるL値よりも10%小さいL値から10%大きいL値を備える、48に記載の方法。
[51]
膜における最適な隠蔽性を与えるための、粒子状材料の最適な濃度を決定する方法であって、
該方法が、
(a)少なくとも8つの一連の、水性懸濁液中の粒子状材料の被覆組成物を調製すること、ここで被覆組成物は、各被覆組成物全重量を基準として15重量%の全固体分を与えるのに十分な量のPVOHバインダーを含む;
(b)各被覆配合物を、50ミクロンの湿潤膜厚さを与えるように透明支持体上に適用すること;
(c)該被覆組成物を乾燥して、該乾燥被覆の全重量を基準として5〜75重量%の範囲の異なる濃度の粒子状材料を有する被覆を提供すること;
(d)膜を評価して、光学性能比を決定すること;
(e)該光学性能比(Y軸)対乾燥膜中の粒子状材料の濃度(X軸)をプロットして、少なくとも8データ点を得ること;
(f)五次多項式曲線を該データ点を通して適合させること;
(g)該五次多項式曲線の最大光学性能比を決定すること;及び
(h)該最大光学性能比の30%以内の範囲の光学性能比を与える粒子状材料の濃度を得ること;
を含む、上記方法。
[52]
得られた濃度の粒子状材料が、前記最大光学性能比の20%以内の範囲の光学性能比を与える、48に記載の方法。
[53]
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む被覆組成物であって、
該被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物(すなわち被覆)の多孔度の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値から求められる多孔度よりも30%小さい多孔度から30%大きい多孔度を被覆が有するような重量%の粒子状材料を含む、上記被覆組成物。
[54]
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む被覆組成物であって、
該被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも20%小さいL値から20%大きいL値を被覆組成物が有するような重量%の粒子状材料を含む、上記被覆組成物。
[55]
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む被覆組成物であって、
該被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線により求められる最大光学性能比の30%以内の範囲の光学性能比を被覆組成物が有するような重量%の粒子状材料を含む、上記被覆組成物。
[56]
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆であって、
該被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物(すなわち被覆)の多孔度の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値から求められる多孔度よりも30%小さい多孔度から30%大きい多孔度を被覆が有するような重量%の粒子状材料を含む、上記透明被覆。
[57]
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆であって、
該被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物のL値の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線の一次導関数の最小値をとることによって求められるL値よりも20%小さいL値から20%大きいL値を被覆組成物が有するような重量%の粒子状材料を含む、上記透明被覆。
[58]
アルミナ、窒化ホウ素、ナイロン、またはシリカからなる群から選択される粒子状材料;並びに
非揮発性成分;及び
揮発性成分;
を含む流体相;
を含む皮膚の欠陥を隠蔽するための透明被覆であって、
該被覆組成物が、支持体上で乾燥して被覆を形成した後に、非揮発性成分及び粒子状材料の重量%を基準として、異なる粒子状材料の濃度を有する被覆組成物の光学性能比の測定値の少なくとも8データ点のプロットに適合する五次多項式曲線により求められる最大光学性能比の30%以内の範囲の光学性能比を被覆組成物が有するような重量%の粒子状材料を含む、上記透明被覆。