(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
メンブレインを格納するメンブレインタンクと、香液を格納する香液タンクと、前記メンブレインタンク及び前記香液タンクとそれぞれの供給ラインによって連結されて前記メンブレインタンクから移送された前記メンブレインが前記香液タンクから移送された前記香液を取り囲む形態に排出して香りカプセルを形成するノズルを含むカプセル製造部と、
前記カプセル製造部によって製造された前記香りカプセルを一次的に硬化する第1硬化部と、
前記メンブレインを製造して製造された前記メンブレインを前記カプセル製造部に供給するメンブレイン製造部と
を含み、
前記カプセル製造部によって製造される前記香りカプセルの前記メンブレインの厚さを0.5〜0.8mmにすることで、前記香りカプセルの破砕強度を0.8〜2.0kgfに調整し、
前記メンブレイン製造部は水及び可塑剤を除いて、寒天45〜55%、ペクチン35〜45%、そして、アルギン酸ナトリウム5〜15%の組成で前記メンブレインを製造するタバコの香りカプセル製造装置。
前記第1硬化部は、前記カプセル製造部によって製造された前記香りカプセルを70〜100%のEtOH調剤液で3〜5分浸漬させて硬化させる、請求項1に記載のタバコの香りカプセル製造装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態に係る目的は、メンブレインタンク又はメンブレイン供給ラインでメンブレインの温度を維持することによりメンブレインの粘度が維持され、したがって、ノズルで香液をメンブレインが取り囲むときメンブレインが適切な粘度を有することで堅固な香りカプセルの製造が行われるタバコの香りカプセル製造方法及び製造装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の実施形態に係る他の目的は、メンブレイン製造及び香りカプセル過程などが一連の工程によって行われることにより、香りカプセル製造工程の効率性を向上させることができ、それと共に、香液に対するメンブレインの結合力が適切な大きさを有するよう香りカプセルを製造できるため、任意につぶされることを防止して安定性を取得しながらも、ユーザの外力が加えられるとき香りカプセルが円満につぶされることにより、ユーザに使用上の信頼性を提供可能にするタバコの香りカプセル製造方法及び製造装置を提供することにある。
【0008】
また、本発明の実施形態に係る目的は、香りカプセルを製造する一連の過程のうち設定された比率と組成でメンブレインを製造し、また、メンブレインの厚さを調整し更に硬化工程を2次にかけて行うことで、香りカプセルの破砕強度を最も適する形態に実現するタバコの香りカプセル製造方法及び製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態に係るタバコの香りカプセル製造装置は、メンブレインを格納するメンブレインタンクと、香液を格納する香液タンクと、前記メンブレインタンクから前記メンブレインが提供されて前記香液タンクから前記香液が提供され、前記メンブレインが前記香液を取り囲む形態に排出され、香りカプセルの初期形態を形成するノズルとを含み、前記メンブレインタンクには、前記メンブレインの粘度維持のために時間により前記メンブレインタンクの温度を降下させる温度調節部が装着され、このような構成によって、メンブレインの温度を維持させることでメンブレインの粘度が維持され、したがって、ノズルで香液をメンブレインが取り囲むときメンブレインが適切な粘度を有することにより堅固な香りカプセルの製造が行われる。
【0010】
一側面によると、前記メンブレインが満たされる前記メンブレインタンクの初期温度は65〜70℃であり、前記メンブレインタンク内における粘度維持のために前記温度調節部は前記メンブレインタンクの温度を時間当り1〜2℃低くする。
【0011】
一側面によると、前記温度調節部は、前記メンブレインタンクの温度を降下させるものの、設定された温度に達すれば、前記設定された温度以下には前記メンブレインタンクの温度が低下しないように前記メンブレインタンクの温度を維持させ得る。
【0012】
一側面によると、前記設定された温度は60℃であり得る。
【0013】
一側面によると、前記メンブレインタンクと前記ノズルはメンブレイン供給ラインに連結され、前記メンブレイン供給ラインには前記メンブレイン供給ラインの温度を前記メンブレインタンクの温度に維持させる温度維持部が備えられ得る。
【0014】
一側面によると、前記温度維持部は、前記メンブレイン供給ラインの温度を降下させるものの、設定された温度に達すれば、前記設定された温度以下には前記メンブレイン供給ラインの温度が低下しないように前記メンブレイン供給ラインの温度を維持させ、前記設定された温度は60℃であり得る。
【0015】
一側面によると、前記温度調節部によって維持される前記メンブレインの粘度は400ないし700cpsであり得る。
【0016】
一側面によると、前記温度調節部又は前記温度維持部による前記メンブレインの温度調節によって前記メンブレインの粘度の補正が行われる。
【0017】
一側面によると、前記メンブレインタンクにおける前記メンブレインの初期粘度による前記温度調節部の温度調節は、プログラミングされて自動に行われる。
【0018】
一方、本発明の実施形態に係るタバコの香りカプセル製造装置は、メンブレインを格納するメンブレインタンクと、香液を格納する香液タンクと、前記メンブレインタンク及び前記香液タンクとそれぞれの供給ラインによって連結されて前記メンブレインタンクから移送された前記メンブレインが前記香液タンクから移送された前記香液を取り囲む形態に排出して香りカプセルを形成するノズルとを含むカプセル製造部と、前記カプセル製造部によって製造された前記香りカプセルを一次的に硬化する第1硬化部を含み、前記カプセル製造部によって製造される前記香りカプセルの前記メンブレインの厚さは0.5〜0.8mmであり得る。
【0019】
一側面によると、前記カプセル製造部によって製造される前記香りカプセルの前記メンブレインの厚さを0.5〜0.8mmにすることで、前記香りカプセルの破砕強度を0.8〜2.0kgfに調整し得る。
【0020】
一側面によると、前記第1硬化部によって硬化した後に乾燥部によって乾燥された前記香りカプセルを2次的に硬化する第2硬化部をさらに含み、前記第2硬化部は、蒸留水とEtOHが予め設定された比率で混合したEtOH調剤液で前記香りカプセルを硬化させ得る。
【0021】
一側面によると、前記蒸留水は、0.1〜5.0%塩化カルシウム水溶液であり、前記蒸留水と前記EtOHの前記予め設定された比率は4:6〜7:3であり得る。
【0022】
一側面によると、前記第1硬化部は、前記カプセル製造部によって製造された前記香りカプセルを70〜100%のEtOH調剤液で3ないし5分浸漬させて硬化させ得る。
【0023】
一側面によると、前記メンブレインを製造して製造された前記メンブレインを前記カプセル製造部に供給するメンブレイン製造部をさらに含み、前記メンブレイン製造部は水及び可塑剤を除いて、寒天45〜55%、ペクチン35〜45%、そして、アルギン酸ナトリウム5〜15%の組成で前記メンブレインを製造し得る。
【0024】
一側面によると、前記メンブレイン製造部によって製造される前記メンブレインの最適粘度は400〜700cpsであり、前記メンブレイン製造部には前記メンブレインのゲル化温度維持のためのゲル化温度維持部が設けられ、前記ゲル化温度維持部による前記メンブレインのゲル化温度は48℃〜50℃であり得る。
【0025】
一方、本発明の実施形態に係るタバコの香りカプセルを製造する方法は、メンブレインを製造するメンブレイン製造部によって前記香りカプセルのメンブレインを製造するメンブレイン製造ステップと、製造された前記メンブレインの粘度維持のために前記メンブレインの温度を調節するメンブレイン温度調節ステップと、カプセル製造装置を用いて前記メンブレイン製造ステップ時製造された前記メンブレインと前記メンブレイン内に受容される香液で前記香りカプセルを製造するカプセル製造ステップとを含み、前記メンブレイン製造ステップによって製造された前記メンブレインが格納されるメンブレインタンクで前記メンブレインの粘度維持のために時間により前記メンブレインタンクの温度を降下させ得る。
【0026】
一側面によると、前記メンブレイン温度調節ステップは、温度調節部を用いて前記メンブレインタンクの温度を調節するタンク温度調節ステップと、温度維持部を用いて誤想期メンブレインタンクから前記カプセル製造装置のノズルに前記メンブレインを移送させる前記メンブレイン移送ラインの温度を前記メンブレイン供給ラインの温度を前記メンブレインタンクの温度に維持させるライン温度維持ステップとを含む。
【0027】
一側面によると、前記メンブレイン製造ステップによって製造された前記メンブレインが満たされる前記メンブレインタンクの初期温度は65〜70℃であり、前記メンブレインタンク内における粘度維持のために前記温度調節部は、前記メンブレインタンクの温度を時間当り0.5〜2℃低くする。
【0028】
一側面によると、前記タンク温度調節ステップにおいて、前記温度調節部は、前記メンブレインタンクの温度を降下させるものの、設定された温度に達すれば、前記設定された温度以下には前記メンブレインタンクの温度が低下しないように前記メンブレインタンクの温度を維持させ得る。
【0029】
一側面によると、前記ライン温度維持ステップにおいて、前記温度維持部は、前記メンブレイン供給ラインの温度を降下させるものの、設定された温度に達すれば、前記設定された温度以下には前記メンブレイン供給ラインの温度が低下しないように前記メンブレイン供給ラインの温度を維持させ得る。
【0030】
一方、本発明の実施形態に係るタバコの香りカプセルを製造する方法は、カプセル製造装置を用いてメンブレインと前記メンブレイン内に受容される香液で香りカプセルを製造するカプセル製造ステップと、乾燥装置を用いて前記香りカプセルを乾燥させる乾燥ステップと、前記香りカプセルを硬化させる硬化ステップとを含み、前記カプセル製造ステップ時に製造される前記香りカプセルの前記メンブレインの厚さは、前記香りカプセルの破砕強度を設定された範囲内にあるようにする0.5〜0.8mmであり得る。
【0031】
一側面によると、前記カプセル製造ステップ時に製造される前記香りカプセルの前記メンブレインの厚さを0.5〜0.8mmにすることで、前記香りカプセルの破砕強度を0.8〜2.0kgfに調整し得る。
【0032】
一側面によると、前記硬化ステップ時に用いられる前記蒸留水は0.1〜5.0%塩化カルシウム水溶液であり、前記蒸留水と前記EtOHは4:6〜7:3の予め設定された比率で混合され得る。
【0033】
一側面によると、前記カプセル製造ステップ前に実行され、前記メンブレインを製造するメンブレイン製造ステップをさらに含み得る。
【0034】
一方、本発明の実施形態に係るタバコの香りカプセルを製造する方法は、カプセル製造装置を用いてメンブレインと前記メンブレイン内に受容される香液で香りカプセルを製造するカプセル製造ステップと、前記香りカプセルを硬化させる第1硬化ステップと、乾燥装置を用いて前記香りカプセルを乾燥させる乾燥ステップと、前記香りカプセルを追加的に硬化させる第2硬化ステップとを含み、前記第2硬化ステップ時に蒸留水とEtOH(エタノール)が予め設定された比率で混合したEtOH調剤液で前記香りカプセルを硬化させ得る。
【0035】
一側面によると、前記蒸留水は0.1〜5.0%塩化カルシウム水溶液であり、前記蒸留水と前記EtOHの前記予め設定された比率は4:6〜7:3であり得る。
【0036】
一側面によると、前記第1硬化ステップ時に、前記カプセル製造ステップによって製造された前記香りカプセルを70〜100%のEtOH調剤液で攪拌し、前記香りカプセルを前記EtOH調剤液に3〜5分浸漬させて硬化させ得る。
【発明の効果】
【0037】
本発明の実施形態によると、メンブレインタンク又はメンブレイン供給ラインでメンブレインの温度を維持させることによりメンブレインの粘度が維持され、したがって、ノズルで香液をメンブレインが取り囲むときメンブレインが適切な粘度を有することで堅固な香りカプセルの製造を行うことができる。
【0038】
また、本発明の実施形態によると、メンブレイン製造及び香りカプセル過程などが一連の工程によって行われることにより、香りカプセル製造工程の効率性を向上させることができ、それと共に、香液に対するメンブレインの結合力が適切な大きさを有するよう香りカプセルを製造でるため、任意につぶされることを防止して安定性を取得しながらも、ユーザの外力が加えられるとき香りカプセルが円満につぶされることにより、ユーザに使用上の信頼性を提供することができる。
【0039】
また、本発明の実施形態によると、香りカプセルを製造する一連の過程のうちに設定された比率と組成でメンブレインを製造し、また、メンブレインの厚さを調整し更に硬化工程を2次にかけて行うことで、香りカプセルの破砕強度を最も適する形態に実現することができる。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態に係る構成及び適用に関して詳細に説明する。以下の説明は特許請求可能な本発明の様々な態様の1つであり、下記の技術は本発明に対する詳細な技術の一部をなしている。
【0042】
ただし、本発明の説明において、公知された機能あるいは構成に関する具体的な説明は本発明の要旨を明瞭にするために省略することにする。
【0043】
図1は、本発明の一実施形態に係るタバコの概略的な形状を示す図である。
【0044】
図1を参照してタバコ1の一般的な形態を説明すると、タバコ1は、タバコ刻み部10と、タバコ刻み部10の後端部に連結されるフィルタ部20と、タバコ刻み部10を取り囲むシガレットペーパー11、そしてタバコ刻み部10の後端部及びフィルタ部20を取り囲むフィルタ巻紙21を含む。さらに、フィルタ部20には香りカプセル30が受容されている。
【0045】
このような構成によって、ユーザは香りカプセル30をつぶすことでタバコ1を使用するとき香りカプセル30に受容された香液の香りを嗅ぐことができる。
【0046】
例えば、メントール香液が受容された香りカプセル30がフィルタ部20に内蔵される構造を有するタバコ1の場合、タバコ1を使用するときにユーザが香りカプセル30をつぶすことで、メントール香りを嗅いで喫煙できる。
【0047】
後述するが、香りカプセル101は、香液121とそれを取り囲むメンブレイン111を含む。香りカプセル101をつぶすという意味は、メンブレイン111がつぶされてその中にある香液121が離脱することを意味し、それによってユーザは香液121の香りを嗅ぐことができる。
【0048】
したがって、香液121をメンブレイン111が取り囲むとき香液121に対するメンブレイン111の結合力を維持し、また、ユーザから外力が加えられるとき円満につぶされるためには、香りカプセル101の製造時にメンブレイン111の粘度又は温度維持が重要であるが、以下ではこのような目的を実現できる香りカプセル製造装置100の構成及び製造方法について説明することにする。
【0049】
図2は、本発明の一実施形態に係るタバコの香りカプセルの製造装置の構成を示す図であり、
図3は、
図2に示すメンブレインタンクからノズルにメンブレインを移送させるときメンブレインの粘度を維持するための構成を示す図である。
【0050】
図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る香りカプセル製造装置100は、メンブレイン111を格納するメンブレインタンク110と、香液121を格納する香液タンク120と、冷却物質、すなわち、本実施形態のMCT溶液131を格納する冷却材タンク、すなわち、MCTタンク130と、メンブレインタンク110及び香液タンク120とそれぞれの供給ライン117、127によって連結されてメンブレインタンク110から移送されたメンブレイン111が香液タンク120から移送された香液121を取り囲む形態(香りカプセル101の初期形態)に排出して香りカプセル101を形成するノズル140と、ノズル140に連結されてノズル140から排出される香りカプセル101を単位別に移動させるものの、MCT溶液131を供給するMCT供給ライン137と連結されて、MCT供給ライン137から供給されるMCT溶液131によって香りカプセル101の移送を行う香りカプセル移送ライン190と、香りカプセル移送ライン190によって冷却されながら移送される香りカプセル101を格納するカプセル格納部180を含む。
【0051】
各構成について説明すると、まず、メンブレインタンク110には、メンブレイン製造装置(図示せず)によって製造されたメンブレイン111が格納され、その中には、回転するパドル115が装着されてメンブレイン111が溶解した状態及び均一な状態を維持できるようにする。このようなメンブレインタンク110は、ノズル140とメンブレイン供給ライン117によって連結されてメンブレインタンク110のメンブレイン111をノズル140に供給する。メンブレイン供給ライン117には、メンブレイン111を供給するためのギヤポンプ118が装着され、したがって、メンブレインタンク110を開いてメンブレイン111の移送を円滑に行うことができる。
【0052】
本実施形態の香液タンク120には、
図2に示すように、香液121が格納されている。香液タンク120とノズル140は、香液供給ライン127により連結され、香液供給ライン127には香液121供給のためのギヤポンプ128が装着されてもよい。したがって、香液タンク120からノズル140に香液121の移送を円滑に行う。
【0053】
本実施形態のノズル140は、香りカプセル101の初期形態を形成する部分として、ノズル140内に流入したメンブレイン111が香液121を取り囲む形態に香りカプセル101の初期形態を形成して排出し得る。
【0054】
本実施形態のノズル140は、
図3及び
図4に示すように、二重排出構造を有することでノズル140に引入された香液121及びメンブレイン111が相互作用して初期形態の香りカプセル101を排出する。
【0055】
ノズル140によって排出された初期形態の香りカプセル101は、香りカプセル移送ライン190に沿って移送されるが、ここで、香りカプセル移送ライン190に沿ってMCT溶液131が流れることにより、香りカプセル101はMCT溶液131の流れに沿って冷却されながらカプセル格納部180の方向に移送される。すなわち、MCT溶液131が流れを形成して形成された流れによって香りカプセル101が移送されるのである。
【0056】
前述したように、MCT溶液131は、MCTタンク130から提供され得る。MCTタンク130と香りカプセル移送ライン190の(ノズル140と隣接する)上端部はMCT供給ライン137に連結され、MCT溶液131は香りカプセル移送ライン190の初めの部分、すなわち、ノズル140から香りカプセル101が排出される部分にMCT溶液131が提供される。このような構造によって、冷却物質であるMCT溶液131がノズル140から排出される香りカプセル101に直ちに影響を及ぼすことで香りカプセル101が冷却され、したがって、香液121に対するメンブレイン111の表面結合が堅固に行われる。
【0057】
一方、香りカプセル移送ライン190を介して移送される香りカプセル101、そして、MCT溶液131は、直ちにカプセル格納部180に移送されるのではなく、カプセル分離部170によって分離されて香りカプセル101はカプセル格納部180に、そして、MCT溶液131は再びMCTタンク130に移送される。
【0058】
本実施形態のカプセル分離部170は、
図4に示すように、MCT溶液131が一時的に格納されるMCT格納筒171と、MCT格納筒171の上端部に傾斜するよう配置され、香りカプセル101はカプセル格納部180に移送させ、MCT溶液131はMCT格納筒171に透過させる分離版173を含む。
【0059】
分離版173は、カプセル格納部180の方向に行くほど下方に傾斜した構造を有することで、香りカプセル移送ライン190に沿って移送された香りカプセル101がカプセル格納部180に落下されるようにする。ただし、このとき香りカプセル101を移送させる役割を果たすMCT溶液131も共に落下するが、本実施形態の場合において分離版173は透過性を備え、MCT溶液131はMCT格納筒171に落下され得る。
【0060】
図2を参照すると、MCT格納筒171は、前述したMCTタンク130と連結ライン175によって連結され、MCT格納筒に一時的に格納されるMCT溶液131は再びMCTタンク130に移送される。このような循環構造によって、MCT溶液131を再使用することができることから費用的な節減を実現できる。MCTタンク130には、冷却器133が装着されてMCTタンク130内に格納されたMCT溶液131を冷却させ得るため、冷却されたMCT溶液131を香りカプセル移送ライン190に供給できる。
【0061】
一方、前述した過程で、メンブレイン111が香液121を取り囲むときメンブレイン111の粘度が重要である。すなわち、ノズルに提供されるメンブレイン111の粘度が重要であり、粘度は温度に応じて決定されるため、メンブレイン111の温度調節が重要である。例えば、メンブレイン111の温度がある温度以下になると、メンブレイン111の固まり現象が発生して香液121に対するメンブレイン111の結合が充分に行われない場合がある。
【0062】
そのために、本実施形態の香りカプセル製造装置100は、メンブレイン111の粘度維持のための構成をさらに備える。
図3を参照すると、メンブレインタンク110には、メンブレイン111の粘度維持のために、時間に応じてメンブレインタンク110の温度を降下させる温度調節部150が装着され、メンブレイン供給ライン117には、メンブレイン供給ライン117に沿ってノズル140に供給されるメンブレイン111の粘度維持のためにメンブレイン供給ライン117の温度をメンブレインタンク110の温度に維持させる温度維持部155が備えられる。
【0063】
このような構成によって、メンブレイン111の粘度は香りカプセル101の成形に必要な最適粘度である、例えば、400ないし700cpsに維持され得る。
【0064】
説明すると、メンブレイン111の製造後にメンブレイン111の温度維持のための構成がない場合には、メンブレイン111の製造後の初期粘度である600cpsで時間が経過により250cpsになり、これによって、メンブレイン111の固まり現象が発生する。ところで、本実施形態の場合、温度調節部150及び温度維持部155によってメンブレイン111の粘度を前記範囲内に維持できるのである。
【0065】
まず、本実施形態の温度調節部150は、
図3に示すように、メンブレインタンク110に装着されてメンブレインタンク110の温度を調節する役割をする。メンブレイン製造部(図示せず)によって製造されたメンブレイン111が満たされるメンブレインタンク110の初期温度は65〜70℃であり、メンブレインタンク110内における粘度維持のために温度調節部150は、メンブレインタンク110の温度を時間当り0.5ないし2℃に低くする。これによりメンブレイン111の粘度が維持され、メンブレイン111の固まり現象を防止できる。
【0066】
ただし、このとき、メンブレインタンク110の温度が設定された温度以下にならないように温度調節部150は、メンブレインタンク110の温度を維持する役割をする。設定された温度は60℃である。ただし、メンブレインタンク110の設定された温度がこれに限定されることはない。
【0067】
一方、本実施形態の温度維持部155は、
図3に示すように、メンブレイン供給ライン117に装着される構造を有する。温度維持部155は、様々な形態に設けられるが、例えば、発熱機能のあるコイルなどが適用されてもよい。
【0068】
温度維持部155は、メンブレインタンク110の温度でメンブレイン供給ライン117の温度を維持させ得る。前述したように、メンブレインタンク110の温度は、温度調節部150によって、例えば65℃〜60℃に時間当り1℃ずつ低下するが、これに合わせて、メンブレイン供給ライン117の温度も65℃〜60℃に時間当り1℃ずつ低下される。
【0069】
温度維持部155も前述した温度調節部150と同様に、メンブレイン供給ライン117の温度を降下させるものの、設定された温度に達すれば設定された温度以下にはメンブレイン供給ライン117の温度が低下しないようにメンブレイン供給ライン117の温度を維持する。ここで、設定された温度は、メンブレインタンク110の設定温度に対応する60℃である。ただし、これに限定されることはない。
【0070】
一方、前述した温度調節部150及び温度維持部155は、メンブレイン製造部からメンブレインタンク110に提供されるメンブレイン111の初期粘度により自動制御される。言い換えれば、メンブレイン111の初期粘度による温度調節部150及び温度維持部155の温度調節プログラムが設定されて、メンブレイン111の粘度による温度制御が自動に行われる。
【0071】
一方、以下では、前述した構成を有する香りカプセル製造装置100の香りカプセル製造方法について概略的に説明することにする。
【0072】
図4を参照すると、本発明の一実施形態に係るタバコの香りカプセル製造方法は、メンブレイン111を製造するメンブレイン製造部(図示せず)によってメンブレイン111を製造するメンブレイン製造ステップS100と、製造されたメンブレイン111の粘度維持のためにメンブレイン111の温度を調節するメンブレイン温度調節ステップS200と、香りカプセル製造装置100を用いてメンブレイン111とメンブレイン111内に受容される香液121で香りカプセル101を製造するカプセル製造ステップS300を含む。
【0073】
各構成について説明すると、まず、本実施形態のメンブレイン製造ステップS100は、香液121を取り囲む膜の材質を製造するものであり、メンブレイン111をなしている成分の量を称量した後、メンブレイン111をなしている成分を溶解してメンブレイン111を形成し、続いて製造されたメンブレイン111の粘度を測定する過程からなる。
【0074】
メンブレイン111をなしている成分として、アガー(Agar)、ペクチン(Pectin)、及びアルギン酸ナトリウム(Sodium alginate)であり、それと共に、可塑剤としてのグリセリン(Glycerin)が適用される。
【0075】
メンブレイン111の粘度を測定する理由は、メンブレイン111の粘度が設定された範囲内にない場合、最終製品に問題が発生する恐れがあるためである。前述したように、メンブレイン111の最適粘度は400〜700cpsである。
【0076】
一方、メンブレイン温度調節ステップS200は、メンブレイン製造部によって製造されてメンブレインタンク110に移送されたメンブレイン111の粘度を維持するために、メンブレインタンク110及びメンブレイン供給ライン117の温度を維持するステップである。
【0077】
このようなメンブレイン温度調節ステップS200は、温度調節部150を用いてメンブレインタンク110の温度を調節するタンク温度調節ステップと、温度維持部155を用いてメンブレイン供給ライン117の温度をメンブレインタンク110の温度に維持させるライン温度維持ステップとを含む。
【0078】
前述したように、タンク温度調節ステップにおいて、温度調節部155は、メンブレインタンク110の温度を65℃〜60℃に時間当り1℃ずつ低くするが、設定された温度、例えば、60℃以下ではメンブレインタンク110の温度を低くしないようにする。
【0079】
そして、ライン温度調節ステップで温度維持部155は、メンブレイン供給ライン117の温度を65℃から60℃に時間当り1℃ずつ低下させることで、メンブレイン供給ライン117の温度がメンブレインタンク110の温度に対応するようにする。
【0080】
次は、経過時間によるメンブレイン111の測定粘度の変化を示した表であり、それに伴うグラフが
図5である。実験条件として、メンブレインタンク110の温度は65℃であり、その中にパドル115は20RPMである。そして、粘度測定時にメンブレインタンク110の体積は1.2Lであり、1Lのメンブレイン111を備えて測定する。粘度測定環境はLV2DTであり、スピンドル(Spindle)は62、RPMは30である。
【0082】
これによって、時間の経過につれて香りカプセルのメンブレイン111の粘度は減少することが確認される。時間当たり平均的に粘度は20.75cpsずつ減少することが確認されるが、粘度の減少幅は温度が高いほど増加する傾向を示す。これは次の表及びそれによるグラフの
図6によって確認される。
【0084】
すなわち、65℃の条件で粘度測定した結果、測定時間により合計400cpsの粘度が減少し、60℃の条件では合計200cpsの粘度が減少したが、これによって温度が低い場合、粘度の減少幅が小さいことが分かる。
【0085】
一方、次は、香りカプセル製造装置100のメンブレイン111が移送する領域、例えば、メンブレインタンク110、メンブレイン供給ライン117、又はノズル140の温度を温度調節部150及び温度維持部155によって一定に維持する場合と温度を調節する場合にメンブレイン111の粘度が調整されることを示す表であり、これを示す図面が
図7である。
【0087】
まず、前記表及び
図7に示すように、香りカプセル製造装置100のメンブレイン111が移送する領域、例えば、メンブレインタンク110、メンブレイン供給ライン117、又はノズル140の温度を温度調節部150及び温度維持部155によって65℃に一定に維持する場合、吐出されるメンブレイン111の粘度を測定すれば、時間の経過につれてメンブレイン111の粘度が持続的に減少することが分かる。粘度が持続的に減少するにつれてメンブレイン111の吐出量が減少するため、製造される香りカプセル101の大きさが持続的に減少する。したがって、規格範囲で香りカプセル101の製造に困難が発生し得るため、作業者がポンピング流速を調整して吐出量を調整する必要がある。
【0088】
次に、香りカプセル製造装置100でメンブレイン111が移送する領域の温度を調節する場合、前記表及び
図7に示すようにノズル140を介して吐出されるメンブレイン111の粘度を調整する。すなわち、メンブレイン111の粘度の補正が可能になる。前記表に記載されたように、反復的な実験結果メンブレインタンク110の温度を65℃から60℃に調整し、メンブレイン供給ライン117及びノズル140の温度を70℃から60℃に調整することが、メンブレイン111の粘度を補正するとき適合であることが分かる。このような場合、香りカプセル101の製造に最適であるメンブレイン111の吐出粘度を維持することができる。例えば、メンブレインタンク110の初期温度を65℃以上に高めれば、メンブレイン111の粘度の降下速度が速くなり、その以下にすると吐出時に粘度が上昇して香りカプセル101の製造が遅くなる。
【0089】
このように、香りカプセル101の製造において、メンブレイン111の吐出はギヤポンプ118により行われるため、メンブレイン111の吐出量はメンブレイン111の粘度に影響を受ける。したがって、メンブレイン111の一定の吐出のためには一定な粘度維持が求められ、粘度維持のために時間が経過するにつれて温度を低くし粘度を補正する方法が好ましい。ここで、本実施形態の場合、温度調節部150又は温度維持部155によって温度を適切に維持し、これによってメンブレイン111の粘度を補正することができる。
【0090】
このようなメンブレイン温度調節ステップS200によりメンブレイン111の温度が調整されることでメンブレイン111の粘度が最適範囲に維持され、したがって、香りカプセル101製造の信頼性を向上させることができる。
【0091】
一方、本実施形態のカプセル製造ステップS300は、ノズル140によって香液121をメンブレイン111に取り囲むようにして香りカプセル101を製造するステップである。ノズル140を介して香液タンク120から供給される香液121がメンブレインタンク110から供給されるメンブレイン111により取り囲まれることで、初期形態の香りカプセル101がノズル140から排出され得る。
【0092】
排出された香りカプセル101は、前述したように香りカプセル移送ライン190によって移送されてカプセル格納部に格納される。
【0093】
一方、香りカプセル101の初期形態を製造した後、製造された香りカプセル101を硬化させる硬化ステップ、香りカプセル101を乾燥する乾燥ステップ、洗浄ステップなどが実行され、工程が完了した香りカプセル101などは大きさごとに選別されて包装されることで、香りカプセル101の製造工程が完了する。
【0094】
このように本実施形態の場合、メンブレインタンク110では温度調節部150が、そして、メンブレイン供給ライン117では温度維持部155がメンブレイン111の温度を維持させることによりメンブレイン111の粘度が維持され、これによって、ノズル140で香液121をメンブレイン111が取り囲むときメンブレイン111が適切な粘度を有することで、堅固な香りカプセル101の製造が行われる長所がある。
【0095】
さらに、メンブレイン111の製造及び香りカプセル101の過程などが一連の工程によって行われることで、香りカプセル101の製造工程の効率性を向上させることができ、それと共に、香液121に対するメンブレイン111の結合力が適切な大きさを有するよう香りカプセル101を製造できるため、任意につぶされることが防止され、安定性を取得しながらもユーザの外力が加えられるとき、香りカプセル101が円満につぶされることでユーザに使用上の信頼性を提供できる長所がある。
【0096】
一方、香りカプセル30をつぶすとき力の強度に応じて香りカプセル30が円満につぶされることはもちろん、外力が加えられないとき香りカプセル30が任意につぶされることが発生してはならない。香りカプセル30は、香液とそれを取り囲むメンブレインを含んでいるが、前述した問題が発生しないためには、香りカプセル30が最適な破砕強度を備えなければならない。最適な破砕強度を備えるためには、メンブレインの組成、厚さ、及び香りカプセル30の硬化程度が重要である。以下は、図面を参照して香りカプセル製造装置及び香りカプセル製造方法について詳細に説明する。
【0097】
図8は、本発明の他の実施形態に係るタバコの香りカプセルの製造方法のフローチャートであり、
図9は、
図8に示す本発明の他の実施形態に係るタバコの香りカプセル製造装置の構成を概略的に示す図である。
【0098】
以下では、他の実施形態の香りカプセル製造装置の構成が実質的に前述した一実施形態の構成と同一であるため、
図2を参照することにする。
【0099】
図8及び
図9、そして
図1及び
図2を参照すると、本発明の他の実施形態に係るタバコ1の香りカプセル製造方法は、メンブレイン111を製造するメンブレイン製造装置(図示せず)によってメンブレイン111を製造するメンブレイン製造ステップS1100と、カプセル製造部1100を用いてメンブレイン111とメンブレイン111内に受容される香液121で香りカプセル101を製造するカプセル製造ステップS1200と、第1硬化部1200を用いて香りカプセル101を一次的に硬化させる第1硬化ステップS1300と、乾燥部1300を用いて硬化した香りカプセル101を乾燥させる乾燥ステップS1400と、第2硬化部1400を用いて乾燥された香りカプセル101を追加的に硬化させる第2硬化ステップS1500と、洗浄部1500を用いて香りカプセル101を洗浄する洗浄ステップS1600、そして選別部1600を用いて香りカプセル101を選別した後包装する選別及び包装ステップS1700を含む。
【0100】
メンブレイン111をなしている成分として、上述したように、寒天、ペクチン、及びアルギン酸ナトリウムと、可塑剤としてのグリセリンであり、この成分が水に溶解してメンブレイン111をなしている。
【0101】
各組成の役割について説明すると、まず寒天は、温度による硬化の役割を行い、成形初期に香りカプセル101の形状が形成されるようにする。ペクチンは、寒天とアルギン酸ナトリウムの中間調整剤の役割を行い、寒天の硬化度とアルギン酸ナトリウムのカルシウムイオン結合に作用して香りカプセル101の初期形を形成し、安定性及び吸湿力を向上して膜の形成に寄与する。
【0102】
アルギン酸ナトリウムは、カルシウムイオンに硬化する役割として、香りカプセル101の強度を調整して膜を形成し、また、イオン硬化による吸湿安定性を向上させ得る。
【0103】
グリセリンは可塑剤として、香りカプセル101の成形性に役に立ち、香りカプセル101に弾性を与える役割をする。ところで、グリセリンの量が多くなるほど香りカプセル101の弾性が高まる現象を有するが、グリセリンそのものが吸湿性が強いため長期的に吸湿安定性が低下し、反対に、グリセリン量が少なければ、香りカプセル101の弾性が小さくなって外部要因により容易につぶされることがある。したがって、適正量のグリセリンを組み合わせることが重要である。
【0104】
本実施形態のメンブレイン111は水及びグリセリンを除き、寒天が45〜55%、ペクチンが35〜45%、そして、アルギン酸ナトリウムが5〜15%に組成され得る。このような組成によってメンブレイン111は硬度を維持し得る。ただし、メンブレイン111の組成及び比率がこれに限定されることなく、より優れる硬度を実現できれば、他の組成又は比率に設けられることは当然である。
【0105】
メンブレイン111の粘度を測定する理由は、メンブレイン111の粘度が設定された範囲内にない場合、最終製品に問題が発生する恐れがあるためである。前述したように、メンブレイン111の最適粘度は400〜700cps、好ましくは、500〜650pcsである。メンブレイン111の粘度を最も適する形状に維持するためには、メンブレイン111が格納されるメンブレインタンク110又はメンブレイン111が供給されるメンブレイン供給ライン117の温度を維持することが重要であり、したがって、メンブレインタンク110又はメンブレイン供給ライン117には、温度維持部(図示せず)が装着されてもよい。
【0106】
一方、メンブレイン111の粘度だけでなく、メンブレイン111のゲル化温度も適切に維持されなければならない。次の表は、メンブレイン111の初期粘度及びゲル化温度によるメンブレイン111の形成関係を示した表である。
【0108】
前記表に示すように、主原料及び副原料、そして添加剤の組合によりメンブレイン111を組成するとき、最も適切な初期粘度は520cpsであり、ゲル化温度は48℃である。そして、初期粘度が前述した最適粘度の範囲である400〜700cps、好ましくは500〜650pcsを離れる場合、香りカプセル101の製造が不可であるか適切でないことが分かる。そして、ゲル化温度は、好ましくは48℃であり、50℃を越えないことが好ましい。
【0109】
前述したように、粘度だけではなく、メンブレイン111のゲル化温度も適切に維持しなければならないが、これはゲル化温度が適正範囲よりも高ければ、メンブレイン111の硬化速度が遅くなり、低ければ、ノズルから出る前に固まったり、ノズルに挟まった状態を維持するためである。ここで、ゲル化温度維持部を別途に備えてメンブレインのゲル化温度を維持し得る。
【0110】
一方、本実施形態のカプセル製造ステップS1200は、上述したように、カプセル製造装置100によって香液121をメンブレイン111に取り囲むようにして香りカプセル101を製造するステップである。
【0111】
カプセル製造装置100により製造される香りカプセル101において、香液121を取り囲むメンブレイン111の厚さは0.5〜0.8mmに形成されてもよい。これによって、香りカプセル101の最適な破砕強度を実現することができる。
【0112】
説明すると、メンブレイン111の厚さを0.8mm以上に製造する場合、乾燥中に香りカプセル101の破れは減少するが、完成品で香りカプセル101の破砕強度が極めて高くてタバコに適用してユーザが外力を加えて破砕することが難しい。反対に香りカプセル101のメンブレイン111厚さを0.5mm以下に製造する場合、適正な破砕強度の実現が難しいだけでなく、カプセルの後述する乾燥ステップ(S1400)で香りカプセル101の破れ発生比率が増加して高い収率の香りカプセル101完成品を取得できない。次は、メンブレイン厚さによる破砕の有無を示した表である。
【0114】
[実施形態]
一方、次の表は、香りカプセル101の製造時にメンブレイン111の厚さによる破砕強度を示した表であり、
図10は、これに伴うグラフ図である。直径が3.4mmである香りカプセル101にして実験をした結果である。
【0116】
説明すると、タバコ製造適性及び消費者官能評価の結果、香りカプセル101の適正破砕強度の範囲は0.8〜2.0kgfレベルである。破砕強度0.8kgf以下の香りカプセル101は強度が極めて弱いため、消費者が外力を加えて香りカプセル101の破砕時に気軽くつぶされないため消費者の感性品質が落ち、タバコを製造する過程でも破れが複数発生してタバコ製造時に適用不可能である。一方、2.0kgf以上の香りカプセル101はタバコ製造適性には問題がないが、強度が極めて強くて消費者が外力を加えてカプセルを破砕することが難しい限界がある。
【0117】
このような現象は次の表を用いて説明する。次の表において、破れ特性は香りカプセル101を破砕するとき軽快に破れる程度を0〜9に示したものである。0〜3は不満足、3〜6は満足、そして6〜9は極めて満足を示す。
【0119】
前記の表に表示すように、平均破砕強度が0.8〜2.0kgfである場合、破れ特性が満足又は極めて満足に当該し、範囲から離れる場合に破れ程度が不満足であることが把握される。
【0120】
一方、次の表は、破砕強度に応じる香りカプセル101の製造適性を示した表である。カプセル破れ個数は、香りカプセル101の1kg(約45、000個)を用いてタバコフィルタを製造したとき、フィルタ投入後に破れている香りカプセル101の個数を示すものである。
【0122】
このように、0.8kgfよりも小さい破砕強度を有する場合、香りカプセル101の破れ個数が多いことが確認され、0.8〜2.0kgfの破砕強度を有する場合、香りカプセル101の破れ個数が安定して維持されることが確認される。
【0123】
ところで、本実施形態の場合、香液121を取り囲むメンブレイン111の厚さは0.5〜0.8mmに形成されることで、前記の表及び
図10に示すように、破砕強度0.8〜2.0kgfの範囲の香りカプセル101を実現することができ、そのため、香りカプセル101の破れ特性も極めて満足状態を維持することができると共に、タバコフィルタの製造時に香りカプセル101の破れで発生する不良を最小化できる。
【0124】
このような構成を有するカプセル製造装置100によって本実施形態のカプセル製造ステップS1200が行われ、初期形態の香りカプセル101を製造することができる。
【0125】
一方、本実施形態の硬化ステップS1300は、カプセル製造ステップS1200によって製造された香りカプセル101を一次的に硬化するステップとして、EtOH(EtOH)調剤液を用いて香りカプセル101を硬化させる。ここで、EtOH調剤液は70〜100%のEtOH調剤液であり、このようなEtOH調剤液に香りカプセル101を3分内ないし5分、好ましくは、4分浸漬させて香りカプセル101の1次硬化を実行する。そのため、香りカプセル101の破砕強度が強化される。
【0126】
本実施形態の乾燥ステップS1400は、乾燥部1400を用いて硬化した香りカプセル101を乾燥させるステップとして、設定された温度、湿度、風量又は回転速度で香りカプセル101の乾燥が行われる。乾燥が終了すると、配置別に分離して乾燥版に保管し造化過程を向上させることができる。
【0127】
一方、本実施形態の第2硬化ステップS1500は、第2硬化部1400を用いて乾燥された香りカプセル101の吸湿防止のために香りカプセル101を追加的に硬化するステップとして、このステップにおいて、硬化剤として用いられるEtOH調剤液は、EtOHと蒸留水を設定された比率、例えば、4対6ないし7対3の比率(同一比率)に混ぜて製造する。蒸留水には、0.1〜5.0%比率の塩化カルシウムが含まれてもよい。このような第2硬化ステップS1500によって、香りカプセル101の最適な破砕強度を実現することができる。
【0128】
次に、本実施形態の洗浄ステップS1600は、追加硬化した香りカプセル101を洗浄部1500で洗浄するステップとして、洗浄液として95%のEtOHが使用される。ただし、EtOHの濃度がこれに限定されることはない。
【0129】
一方、本実施形態の選別及び包装ステップS1700において、選別部1600を用いて規格内の香りカプセル101を一次的に選別した後、肉眼選別を介して不良のある香りカプセル101を選別することができ、その後、選別された香りカプセル101に対する包装作業が行われる。
【0130】
このように、本発明の一実施形態によると、香りカプセル101を製造する一連の過程のうち設定された比率と組成でメンブレイン111を製造し、それと共に、メンブレイン111の厚さを調整し、また、硬化工程を2次にかけて行うことにより、香りカプセル101の破砕強度を最も適する形状に実現する長所がある。
【0131】
また、メンブレイン111の製造及び香りカプセル101の過程などが一連の工程により行われることで、香りカプセル101の製造工程の効率性を向上させることができ、それと共に、香液121に対するメンブレイン111の結合力が適切な大きさを有するよう香りカプセル101を製造することができ、任意につぶされることが防止されて安定性を取得でき、ユーザの外力が加えられるとき香りカプセル101が円満につぶされることでユーザに使用上の信頼性を提供できる長所がある。
【0132】
一方、本発明は、記載された実施形態に限定されることなく、本発明の思想及び範囲を逸脱しないで多様に修正及び変形できることは、この技術分野で通常の知識を有する者であれば自明である。したがって、そのような修正例又は変形例は本発明の特許請求の範囲に属するものである。