(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0028】
明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てではなく単なる一部である。創作的な努力なしで本発明の実施例に基づいて当業者により獲得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0029】
本発明の実施例において説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本発明の実施例における技術的解決法を、より明確に説明することを意図しているとともに、本発明の実施例において提供される技術的解決法に対するあらゆる限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化と新しいサービスシナリオの登場により、そのことを知ることができ、本発明の実施例で提供される技術的解決法は、同様の技術的問題に、同様に適用可能である。
【0030】
図1Aは、M2Mシステムにおけるセマンティック記述情報を検証するための、本発明の一実施例によるM2Mシステ
ムの概略的なアーキテクチャ図を提供する。本発明のこの実施例は、既存のM2Mアーキテクチャに基づいており、セマンティック記述リソースのオントロジは、M2Mプラットフォームに格納される。セマンティック記述リソースによって参照されるとともに、M2Mプラットフォームに格納されているオントロジは、セマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を実行するために使用される。さらにまた、セマンティック記述リソースは、M2Mプラットフォームに格納されてもよく、又はM2Mゲートウェイに格納されてもよい。したがって、本発明のこの実施例において提供されるセマンティック記述リソースに関するセマンティック検証は、セマンティック記述リソースによって参照されるとともに、M2Mプラットフォームに格納されているオントロジに基づいて、M2Mプラットフォームによってセマンティック記述リソースに関して実行される検証であり得るか、又はM2Mプラットフォームから、セマンティック記述リソースによって参照されるとともに、M2Mプラットフォームに格納されているオントロジを取得することによって、M2Mゲートウェイに格納されているセマンティック記述リソースに関してM2Mゲートウェイによって実行される検証であり得る。オントロジは、共有概念モデルに関する公式化された明確な記述であり、オントロジは、セマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を実行するために使用される。セマンティック情報は、セマンティック記述リソースによって記述されたリソースを記述する情報である。本発明のこの実施例におけるセマンティック情報は、トリプレット形式で存在し得るとともに、セマンティック記述リソースによって記述されたリソースを記述するために使用される(例えば、セマンティック情報は、
図3Aから
図3Dにおけるトリプレット情報(triplet information)に存在するとともに、その主題がセマンティック記述リソースによって記述されたリソースである、情報であり得る。)。他の任意選択の実装例では、セマンティック情報は、関連関係(association relationship)(例えば、プレディケート(predicate)hasResDescriptorLink)を含んでいるトリプレットに関する情報を除く、
図3Aから
図3Dにおけるトリプレット情報であり得る。オントロジは、分野における知識に関する共通の理解を提供し、分野における普遍的に認識された単語を判定し、そしてこれらの単語(用語)の明確な定義及び単語間の相互関係を提供し得る、ということが一般的に理解される。本発明のこの実施例では、オントロジは、既存のオントロジライブラリからM2Mプラットフォームによって取得されて、M2Mプラットフォームに格納され得るか、又は事前にM2Mプラットフォームによって設定され得る。
【0031】
本発明のこの実施例では、セマンティック記述リソースを格納する装置は、M2Mシステムにおける各ゲートウェイ又はM2Mプラットフォームであり得るとともに、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納する装置は、M2Mプラットフォームであり得る。対応して、本発明のこの実施例は、他のシステムに適用されることができ、ただし、他のシステムでは、セマンティック記述リソースを格納する装置と、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納する装置とは、同一の装置ではない。
【0032】
さらに、本発明の実施例における第1、第2、及び第3は、技術的な重要性を有しておらず、用語を区別するためにのみ使用される。
【0033】
具体的には、本発明のこの実施例におけるM2Mシステムは、M2Mプラットフォーム102と、M2Mゲートウェイ103と、M2Mデバイス104と、アプリケーションサーバ101とを備える。
図1Aにおいて示されるように、M2Mプラットフォーム
102は、IN(Infrastructure Nod
e)とすることができ、M2Mゲートウェイ
103は、MN(Middle Nod
e)であり、M2Mデバイス
104は、ASN(Application Service Nod
e)又はAND((Application Dedicated Nod
e)、図示されていない)とすることができる。さらに、CSE(Common Service Entit
y)は、M2Mシステムのパブリック機能コンポーネントとして機能し、パブリック機能を有することができる。CSEは、対応する機能を実施するために、M2Mプラットフォームか、M2Mゲートウェイか、又は、M2Mデバイスとして機能するASNに含まれることができる。CSEは、Mca参照ポイントを使用することによって、AE(Application Entit
y)がCSEの公開されたパブリック機能にアクセスすることを可能にし、Mcc参照ポイントを使用することによって、CSE間の通信を実施するとともに、Mcn参照ポイントを使用することによって、最下層のネットワーク機能を呼び出す。
【0034】
図1Aにおいて示されるアーキテクチャでは、M2Mゲートウェイは、各リソースのセマンティック記述リソースを格納するとともに、セマンティック記述リソースに関連した、各アプリケーションサーバによって送信される動作要求を受信する。セマンティック記述リソースに関連した動作要求は、セマンティック記述リソースを作成するための要求であり得るか、又はセマンティック記述リソースを更新するための要求であり得る。M2Mゲートウェイ及びM2Mプラットフォームは、さらに、セマンティック記述リソースに関連した動作要求を実行する前に、セマンティック検証手順をトリガする。セマンティック検証手順は、セマンティック検証を実行するためのエンティティ(例えば、セマンティック記述リソースを格納するM2Mゲートウェイ又はセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納するM2Mプラットフォームなど)を判定すること、及びセマンティック検証を実行するための判定されたエンティティによってセマンティック検証を実行することであり得る。M2Mプラットフォームは、さらに、各セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納するとともに、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジをセマンティック検証ゲートウェイに提供するか、又はセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを使用することによって、セマンティック記述リソースに関するセマンティック検証を直接実行する。具体的には、セマンティック検証手順については、本発明のこの実施例における下記の詳細な説明を参照されたい。
【0035】
M2Mゲートウェイ及びM2Mプラットフォームに格納されたセマンティック記述リソースは、既存のリソースの子リソースの一形態として機能し得るか、又は独立したリソースとして機能し得る。セマンティック記述リソースは、関連リソースのセマンティック情報を記述するために使用される。マシンで理解できる方式における関連リソースのデータ及び動作の記述は、他のアプリケーションが、セマンティック記述リソースを使用することによって、セマンティック記述リソースによって記述されたリソースによって提供される、機能、実行可能な動作、及び、例えばデータタイプ又は単位などのデータの意味を判定することを可能にし、異なるアプリケーション間のデータ共有を実現し、オープンなデータ市場を形成するのを助ける。
【0036】
図1Bは、本発明の一実施例によるセマンティック記述リソースを格納する装置の概略構成図である。装置は、セマンティック記述リソースに関連した動作要求を受信し、
図1Aにおいて示されるM2Mシステムにおけるセマンティック記述リソース検証手順をトリガするように構成される。装置200は、トランシーバ(transceiver)206に結合された1つ又は複数のポート208を含み得る。トランシーバ206は、ポート208を使用することによって他のネットワークノードとの間でデータパケットを送信又は受信するための、送信機、受信機、又はそれらの組み合わせであり得る。プロセッサ202は、トランシーバ206に結合され、データパケットを処理するように構成される。プロセッサ202は、1つ若しくは複数のマルチコアプロセッサ及び/又はメモリ204を含み得る。プロセッサ202は、汎用プロセッサ、特定用途向け集積回路
(ASIC)、又はデジタル信号プロセッサ(DSP)であり得る。
【0037】
メモリ204は、プロセッサ202に結合された非一時的な記憶媒体であり得るとともに、例えば、セマンティック記述リソース、又はセマンティック記述リソースによって記述されたリソースなど、異なるタイプのデータを格納するように構成される。メモリ204は、読み出し専用メモリ
(ROM)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)、若しくは情報及び命令を格納することができる他のタイプの動的記憶装置を含み得るか、又は磁気ディスク記憶装置であり得る。メモリ204は、セマンティック検証に関連した方法を実施するための命令を格納するように構成され得る。実行可能命令は、装置200のプロセッサ202、キャッシュ、及び長期記憶装置のうちの少なくとも1つにプログラムされるか、又はロードされる、ということが理解され得る。
【0038】
セマンティック記述リソースを格納する装置200は、セマンティック検証をトリガするように、本発明のこの実施例による1つ又は複数の命令を実行することができる。これらの命令は、メモリ204に格納され得るか、又は装置のオペレーティングシステムのカーネル、又はカーネルのプラグインに統合され得る。
【0039】
他の実施例では、
装置200は、セマンティック記述リソースを格納する装置として機能するとともに、メモリ204と、プロセッサ202と、トランシーバ206と、トランシーバに結合された1つ又は複数のポート208とを含む。メモリ204は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成される。プロセッサ202は、メモリ204及びトランシーバ206に結合される。
【0040】
プログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行する場合に、命令は、装置が
図6及び
図7におけるゲートウェイによって実行される関連するステップを実行することを可能にする。
【0041】
さらに、図
1Bは、本発明の一実施例による、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納する装置の概略的な構造図として更に使用され得る。セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納する装置として、図
1Bにおける
装置200は、メモリ204と、プロセッサ202と、トランシーバ206と、トランシーバに結合された1つ又は複数のポート208とを含む。メモリ204は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成される。プロセッサ202は、メモリ204及びトランシーバ206に結合される。
【0042】
プログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行する場合に、命令は、装置が
図6及び
図7におけるプラットフォームによって実行される関連するステップを実行することを可能にする。
【0043】
一例では、
図1から
図8におけるセマンティック記述リソースを格納する装置に格納されたセマンティック記述リソースsemanticDescriptorの構造は、
図2において示され得るとともに、リソースセンサsensor12の子リソースとして使用されるセマンティック記述リソースsemanticDescriptorXは、リソースsensor12に関連したセマンティック情報を記述するために使用される。セマンティック記述リソースは、記述属性descriptorのパラメータと、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジ(ontologyRef)のパラメータとを含む。記述属性(descriptor)のパラメータは、セマンティック記述リソースのセマンティック情報と、セマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係(association relationship)とを含む。参照されるオントロジ(ontologyRef)のパラメータは、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジの統一リソース識別子
(URI)を含む。任意選択の実装例では、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのパラメータは、その代わりに、
図2において破線の形態で存在し得るとともに、セマンティック記述リソースの属性パラメータとして機能する代わりに、セマンティック記述リソースによって記述されたリソース(sensor12)の属性のパラメータとして機能し得る。これは、本発明のこの実施例では限定されない。他の任意選択の実装例では、その代わりに、参照されたオントロジのパラメータは、記述属性(descriptor)のパラメータに含まれてもよい。さらに、リソースsensor12は、温度容器tempContainerと湿度容器humidityContainerの2つの子リソースを更に含む。リソースtempContainerの子リソースsemanticDescriptorYは、リソースtempContainerに関連したセマンティック情報を記述するために使用される。さらにまた、リソースtempContainerの子リソースcontentInstance1の子リソースsemanticDescriptorZは、リソースcontentInstance1に関連したセマンティック情報を記述するために使用される。
【0044】
図3Aは、本発明の一実施例による、セマンティック情報を示すとともに、他のセマンティック記述リソースに関連付けられていないセマンティック記述リソースの記述属性パラメータに含まれるトリプレットの概略図である。具体的には、
図3Aにおいて、リソースsensor12として機能するセマンティック記述リソースSemanticDescriptorXの記述属性(descriptor)のパラメータは、下記の情報を含む。
<baont:sensor12>
<rdf:type> Humiture Sensor </rdf:type>
<baont:hasManufaturer> "wulianchuangan" </baont:hasManufaturer>
<baont:hasSerialNumber> 123456789 </baont:hasSerialNumber>
<baont:hasFunctionality> tempContainer </baont:hasFunctionality>
<baont:hasFunctionality> humidityContainer </baont:hasFunctionality>
</baont:sensor12>
</rdf:RDF>
【0045】
前述の情報において、<baont:sensor12>は、セマンティック記述リソースによって記述されるリソースの名前がsensor12であることを示す。<rdf:type> Humiture Sensor </rdf:type>は、セマンティック情報のトリプレット情報である。sensor12は、HumitureSensor(湿温度(humiture)センサ)の一種である。<baont:hasManufaturer> "wulianchuangan" </baont:hasManufaturer>は、セマンティック情報のトリプレット情報である。sensor12の製造者は、wulianchuanganである。<baont:hasSerialNumber> 123456789 </baont:hasSerialNumber>は、セマンティック情報のトリプレット情報である。sensor12のシーケンス番号は、123456789である。<baont:hasFunctionality> tempContainer </baont:hasFunctionality>は、セマンティック情報のトリプレット情報である。sensor12によって提供される機能は、tempContainerである。<baont:hasFunctionality> humidityContainer </baont:hasFunctionality>は、セマンティック情報のトリプレット情報である。sensor12によって提供される機能は、humidityContainerである。
【0046】
図3Bは、本発明の一実施例による、セマンティック情報及び関連関係を示すとともに、他のセマンティック記述リソースに関連付けられているセマンティック記述リソースの記述属性パラメータに含まれるトリプレットの概略図である。具体的には、
図3Bにおいて、リソースsensor12用に作成されたセマンティック記述リソースSemanticDescriptorXは、
図3Aにおけるセマンティック情報を示すトリプレット情報を含むとともに、関連関係を示すトリプレット情報:tempContainer hasResDescriptorLink http://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/semDesciptorY、及び関連関係を示すトリプレット情報:humidityContainer hasResDescriptorLink http://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDesciptor1を更に含む。前述の情報において、関連関係を示すトリプレット情報tempContainer hasResDescriptorLink http://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/semDesciptorは、tempContainerが、URIがhttp://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/semDesciptorYであるセマンティック記述リソースに関連付けられていること、すなわち、tempContainerが、URIがhttp://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/semDesciptorYであるセマンティック記述リソースによって記述されるリソースであることを示し、関連関係を示すトリプレット情報humidityContainer hasResDescriptorLink http://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDesciptor1は、humidityContainerが、URIがhttp://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDesciptor1であるセマンティック記述リソースに関連付けられていること、すなわち、humidityContainerが、URIがhttp://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDesciptor1であるセマンティック記述リソースによって記述されるリソースであることを示す。
【0047】
さらにまた、
図3Cは、本発明の一実施例による、セマンティック情報及び関連関係を示すとともに、セマンティック記述リソースSemanticDescriptorXに関連付けられているセマンティック記述リソースSemanticDescriptorYの記述属性パラメータに含まれるトリプレットの概略図である。具体的には、下記のトリプレット情報、すなわち、tempContainerがmeasuringTemperature(温度測定値)の一種であることを示すセマンティック情報を示しているトリプレットtempContainer rdf:type measuringTemperature、tempContainerがcontentInstance1の量を測定することを示すセマンティック情報を示しているトリプレットtempContainer quantifies contentInstance1、及びcontentInstance1が、URIがhttp://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/contentInstance1/semDescriptorZであるセマンティック記述リソースに関連付けられていること、すなわち、contentInstance1が、URIがhttp://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/contentInstance1/semDescriptorZであるセマンティック記述リソースによって記述されるリソースであることを示す関連関係を示しているトリプレットcontentInstance1 hasResDescriptorLink http://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/contentInstance1/semDescriptorZが含まれている。
【0048】
図3Dは、本発明の一実施例による、セマンティック情報を示すとともに、セマンティック記述リソースSemanticDescriptorYに関連付けられているセマンティック記述リソースSemanticDescriptorZの記述属性パラメータに含まれるトリプレットの概略図である。具体的には、下記のトリプレット情報、すなわち、contentInstance1がTemperatureAspect(温度アスペクト(temperature aspect))の一種であることを示すcontentInstance1 rdf:type TemperatureAspect、contentInstance1の単位がCelsius(摂氏温度)であることを示すcontentInstance1 hasUnit Celsius、及びcontentInstance1の値がcontent(contentにおける内容)であることを示すcontentInstance1 hasValue contentが含まれている。
【0049】
図4は、本発明の一実施例による、オントロジbaseOntologyにおけるHumitureSensorクラスに関連するオントロジ部分の内容のトリプレットの概略図である。このタイプのオントロジは、トリプレットの形式でプラットフォーム上に存在するとともに、HumitureSensor(湿温度センサ)クラスがシーケンス番号^^Integerを有し、ここで、^^Integerの値が整数であることを示すHumitureSensor hasSerialNumuber.. ^^Integer、HumitureSensor(湿温度センサ)の製造者が^^stringであり、ここで、^^stringの値が文字列であることを示すHumitureSensor hasManufacturer ^^string、HumitureSensor(湿温度センサ)が少なくとも1つのmeasuringFunctionality(測定機能)を有することを示すHumitureSensor hasFunctionality min1 measuringFunctionality、HumitureSensor(湿温度センサ)がsleeping(スリーピング)モードを有することを示すHumitureSensor hasMode sleeping、HumitureSensor(湿温度センサ)がcomplicatedSensor(複合センサ)のサブクラスであることを示すHumitureSensor isSubClassof complicatedSensor、measuringFunctionality(測定機能)がmeasuringTemperture(温度測定値)のサブクラスを有することを示すmeasuringFunctionality hasSubclass measuringTempertur、measuringFunctionality(測定機能)がmeasuringHumidity(湿度測定値)のサブクラスを有することを示すmeasuringFunctionality hasSubclass measuringHumidity、measuredTempertureがtemperatureAspect(温度アスペクト(temperature aspect))の数を測定することを示すmeasuringTemperture quantifies TemperatureAspect、及びmeasuringHumidityがHumidityAspect(湿度アスペクト(humidity aspect))の数を測定することを示すmeasuringHumidity quantifies HumidityAspectを含む。
【0050】
一例では、
図4におけるオントロジに含まれる他のトリプレット情報は、ここでは再度1つずつ示されていない。さらにまた、要求メッセージは、取得される必要があるオントロジのセマンティックトリプレットの深さhを更に示すことができる。深さhは、セマンティック記述リソースの記述属性におけるセマンティック情報のトリプレットのルート(root)から全てのエンドノードまでの最大深さh1と等しくてもよいか、又は最大深さh1より小さくない、例えば最大深さh1の倍数であるか若しくは最大深さh1に数値を加えたものである他の数値であってもよい。これは本発明において限定されるものではなく、説明は、最大深さを使用することによってのみ提供される。ステップ1において提供されたセマンティック記述リソースsensor12を一例として使用することにより、深さhの算出方法が説明される。ルートノードsensor12からエンドノードまでの深さは全て1である。したがって、この部分のトリプレットの深さはh=1である。この場合、要求メッセージがセマンティック記述リソースのセマンティックトリプレット深さh=1を任意選択で搬送する場合、プラットフォームは、オントロジから、深さが1以下であるHumitureSensorクラスに関連するオントロジ内容を返信することだけを必要とする。
図4におけるオントロジを例として使用すると、HumitureSensor(湿温度センサ)クラスがシーケンス番号^^Integerを有し、ここで、^^Integerの値が整数であることを示すHumitureSensor hasSerialNumuber.. ^^Integer、HumitureSensor(湿温度センサ)の製造者が^^stringであり、ここで、^^stringの値が文字列であることを示すHumitureSensor hasManufacturer ^^string、HumitureSensor(湿温度センサ)が少なくとも1つのmeasuringFunctionality(測定機能)を有することを示すHumitureSensor hasFunctionality min1 measuringFunctionality、HumitureSensor(湿温度センサ)がsleeping(スリーピング)モードを有することを示すHumitureSensor hasMode sleeping、及びHumitureSensor(湿温度センサ)がcomplicatedSensor(複合センサ)のサブクラスであることを示すHumitureSensor isSubClassof complicatedSensorを含んでいる、深さが1以下であるHumitureSensorクラスに関連するオントロジの内容が
図5において示される。
【0051】
図2から
図5のセマンティック記述リソースによって参照されるセマンティック記述リソース及びオントロジを参照すると、
図6は、本発明の一実施例によるセマンティック検証方法のフローチャートである。方法は、下記のステップを含む。
【0052】
ステップ301:ゲートウェイは、アプリケーションサーバによって送信された、セマンティック記述リソースを作成するための要求を受信する。
【0053】
セマンティック記述リソースを作成するための要求メッセージは、セマンティック記述リソースの名前、セマンティック記述リソースのセマンティック情報、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIを含む。さらにまた、セマンティック記述リソースを作成するための要求は、セマンティック記述リソースによって記述されたリソースを更に含み得る。
【0054】
一例では、semanticDescriptorXという名前のセマンティック記述リソースは、ゲートウェイデバイス(CSE1が配置されたデバイス)上のリソースsensor12(http://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12)を記述するために使用され、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジ(ontologyRef)のパラメータの値は、参照されるオントロジのURIであり、すなわち、ontologyRefの値は、http://www.onem2m.org/**/**/baseOntology/HumitureSensorであり、セマンティック記述リソースの名前は、semanticDescriptorXであるとともに、セマンティック記述リソースの記述属性(descriptor)のパラメータは、セマンティック情報を含む。セマンティック情報は、セマンティック記述リソースによって記述されたリソースのセマンティックス(semantics)を記述するために、少なくとも一片のトリプレット情報を含む。本実施例におけるセマンティック記述リソースのセマンティック情報については、
図3Aにおいて示される構造に対応するトリプレット情報を参照する。
【0055】
要求メッセージは、セマンティック検証が、作成されるべきセマンティック記述リソースに関して実行される必要があるということを示すために、セマンティック検証識別子を更に搬送し得る、ということが更に説明される必要がある。本発明は、作成されるべきセマンティック記述リソースに関してセマンティック検証が実行される必要がある場合のみを対象とする。したがって、後続の実施例では、セマンティック記述リソースに関してセマンティック検証をデフォルトで実行する必要があり、特にセマンティック検証識別子は再度記述されない。
【0056】
ステップ302:ゲートウェイは、作成されるべきセマンティック記述リソースがセマンティック記述リソースに関連付けられていないと判定する。
【0057】
具体的には、セマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係は、セマンティック記述リソースに関連属性を追加する方法で実装されることができ、ここで、関連属性の値が、関連付けられている他のセマンティック記述リソースのURIアドレスであるか、又は関連関係を示す一片のトリプレット情報をセマンティック記述リソースの記述属性に追加することにより実装されることができ、ここで、トリプレットの主題が、セマンティック記述リソースであり、プレディケートが、関連関係を示す(例えば、プレディケートがLinkを含む)とともに、オブジェクトが、関連付けられている他のセマンティック記述リソースのURIアドレスであるか、又は2つのセマンティック記述リソースを関連付けることができる方法で実装されることができる。これは、本発明においては限定されない。
【0058】
したがって、ゲートウェイによって、作成されるべきセマンティック記述リソースがセマンティック記述リソースに関連付けられていないと判定することは、具体的には、作成されるべきセマンティック記述リソースが、作成されるべきセマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係を示す関連属性を含まないと判定すること、及び作成されるべきセマンティック記述リソースの記述属性が、作成されるべきセマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係を示すトリプレット情報を含まないと判定することであり得る。
【0059】
セマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係において、セマンティック記述リソースに関連付けられている他のセマンティック記述リソースは、略して、関連付けられているセマンティック記述リソースと呼ばれ得る、という点に注意が必要である。
【0060】
要求メッセージは要求者識別子を更に搬送するべきであり、ステップ302を実行する前に、ゲートウェイは、要求者がセマンティック記述リソースを作成するための許可を有するかどうかを更に判定する必要があり得る、という点に更に注意が必要である。許可を確認する動作は従来技術であり、本発明とは無関係である。したがって、後続の実施例では、要求者は、セマンティック記述リソースを操作するための対応する許可をデフォルトで有する。特別な説明は、再度提供されない。
【0061】
ステップ303:ゲートウェイは、プラットフォームにオントロジ取得要求メッセージを送信する。
【0062】
具体的には、オントロジ取得要求メッセージは、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジ(ontologyRef)の属性の値を搬送する。すなわち、オントロジ取得要求メッセージは、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIを搬送する。
【0063】
一例では、セマンティック記述リソースを作成するための要求における参照されたオントロジ(ontologyRef)の属性の値が、例えば、オントロジリソースoneM2Mのhttp://www.onem2m.org/**/**/baseOntologyなどのURIである場合、それは、完全なオントロジbaseOntologyを取得する必要があることを示す。任意に、参照されたオントロジ(ontologyRef)の属性の搬送された値が、例えばHumiture Sensorなどのオントロジリソースの一部である場合、それは、オントロジbaseOntologyにおけるHumitureSensorクラスに関連するオントロジ部分が取得される必要があることを示す。
【0064】
さらにまた、オントロジ取得要求の宛先アドレスURIがオントロジの一部(例えば、http://www.onem2m.org/**/**/baseOntology/Humiture Sensorなど)を指し示す場合、オントロジ取得要求は、プラットフォームが指定された深さでオントロジ情報を返信するだけでよいことを示す、セマンティック記述リソースのセマンティックトリプレット深さh(例えば、1)を更に搬送することができる。セマンティックトリプレットの深さhに関する関連情報については、
図4及び
図5における説明を参照するとともに、詳細は、本発明のこの実施例では再度説明されない。
【0065】
ステップ304:プラットフォームは応答メッセージを返信し、ここで、応答メッセージは、ゲートウェイによって要求されたオントロジを搬送する。
【0066】
セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIの値であるとともに、ステップ303におけるオントロジ取得要求において搬送される値が、例えば、http://www.onem2m.org/**/**/baseOntologyなどのURIである場合、応答メッセージは、オントロジリソースoneM2Mの完全なbaseOntologyオントロジを搬送する。セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIの値であるとともに、ステップ303におけるオントロジ取得要求において搬送される値が、例えば、HumitureSensorなどのオントロジリソースの一部である場合、応答メッセージは、
図4において示されるHumitureSensorクラスに関連するオントロジ部分を搬送する。さらにまた、ステップ303におけるオントロジ取得要求がパラメータ表示深さh=1を更に搬送する場合、応答メッセージは、
図5において示される、深さが1であるHumitureSensorクラスに関連するオントロジ部分を搬送し、すなわち、応答メッセージは、
図5において示されるオントロジ部分を搬送する。
【0067】
この実施例では、応答メッセージは、
図5において示されるオントロジ部分を搬送する。
【0068】
ステップ305:ゲートウェイは、セマンティック検証を実行し、セマンティック検証が成功した後で、セマンティック記述リソースを作成する。
【0069】
具体的には、ゲートウェイは、セマンティック記述リソースによって参照される取得されたオントロジ(例えば、
図5における内容など)に基づいて、作成されるべきセマンティック記述リソースのセマンティック情報(例えば、
図3Aにおけるセマンティックトリプレットなど)に関するセマンティック検証を実行するとともに、セマンティック検証が成功した後で、セマンティック記述リソースを作成するための要求に基づいてセマンティック記述リソースを作成する。
【0070】
セマンティック情報に関するセマンティック検証を実行すること、及びセマンティック記述リソースを作成することは、従来技術である、という点に注意が必要である。ゲートウェイがセマンティック検証を実行する方法について、詳細は、本発明のこの実施例では説明されない。
【0071】
ステップ306:ゲートウェイは、セマンティック記述リソース作成成功応答メッセージをアプリケーションサーバに返信する。
【0072】
他の例では、ステップ301において、セマンティック記述リソースを作成するための要求は、その代わりに、セマンティック記述リソースを更新するための要求であってもよい。セマンティック記述リソースを更新するための要求を受信した後で、ゲートウェイは、ステップ302及び303を実行する。ゲートウェイは、プラットフォームによって返信された応答メッセージを受信した後で、ステップ305を実行し、検証が成功した後で、セマンティック記述リソースを更新し、ステップ306において、更新成功応答メッセージを返信する。
【0073】
任意選択の実装例では、ゲートウェイは、セマンティック記述リソース内にセマンティック検証(semanticValidated)識別子を更に設定することができる。さらに、ステップ305において、セマンティック検証が成功した後で、ゲートウェイは、セマンティック検証が成功したことを示すパラメータにセマンティック検証識別子を設定し、ステップ306において、セマンティック検証が成功したことを示すパラメータを応答メッセージに追加する。他の任意選択の実装例では、ステップ303を実行した後で(すなわち、プラットフォームにオントロジ取得要求を送信した後で)、タイムアウト又は他の理由により、ゲートウェイは、セマンティック検証を実行するために、要求されたオントロジリソースを、一時的に取得できない可能性がある。その代わりに、ゲートウェイは、セマンティック検証を実行する代わりに、セマンティック記述リソースを直接作成するとともに、セマンティック記述リソースにおけるセマンティック検証識別子を、セマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータ(semanticValidated=false)に設定して、セマンティック検証が完了しなかったことを示すことができる。
【0074】
図6において示されるフローチャートに対応する実施例から、本発明のこの実施例では、セマンティック記述リソースを作成するゲートウェイは、セマンティック記述リソースを検証するためのオントロジを格納しないが、作成されるべきセマンティック記述リソースがリモートのセマンティック記述リソースと関連付けられていないと判定した後で、ゲートウェイは、作成されるべきセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジをプラットフォームから取得するとともに、取得されたオントロジに基づいて作成されるべきセマンティック記述リソースを検証し、そして、検証が成功した後で、セマンティック記述リソースを作成し得る、ということが学習され得る。したがって、M2Mアーキテクチャでは、作成されるべきセマンティック記述リソースとオントロジとが異なるデバイスに配置されている場合には、依然として、セマンティック記述リソースが、作成されて、検証されることができる。したがって、各デバイスに格納されたセマンティック記述リソースが、セマンティック記述リソースによって記述されたリソースに関する正しい記述情報を提供し、記述情報は、セマンティック記述リソース、及びセマンティック記述リソースに関連付けられている他のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジと一致し、矛盾しない、ということが保証される。
【0075】
図7は、本発明の一実施例による、他のセマンティック検証方法のフローチャートである。方法は、下記のステップを含む。
【0076】
ステップ701:ゲートウェイは、アプリケーションサーバによって送信された、セマンティック記述リソースを作成するための要求を受信する。
【0077】
具体的には、ステップ701におけるセマンティック記述リソースを作成するための要求については、ステップ301における説明を参照する。
【0078】
さらに、このステップにおけるセマンティック記述リソースの記述属性は、作成されるべきセマンティック記述リソースが他のセマンティック記述リソースに関連付けられていることを示す情報を更に含むことができる。
【0079】
一例では、このステップにおけるセマンティック記述リソースの記述属性に含まれるトリプレット情報については、
図3Bの説明を参照する。
【0080】
ステップ702:ゲートウェイは、作成されるべきセマンティック記述リソースが
他のセマンティック記述リソースに関連付けられていると判定する。
【0081】
具体的には、セマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係については、ステップ302における説明を参照し、詳細はこのステップでは再度説明されない。
【0082】
したがって、ゲートウェイによって、セマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係に基づいて、作成されるべきセマンティック記述リソースが
他のセマンティック記述リソースに関連付けられていると判定することは、具体的には、ゲートウェイによって、作成されるべきセマンティック記述リソースが関連関係を示す関連属性を含むと判定すること
か、又はゲートウェイによって、作成されるべきセマンティック記述リソースの記述属性は、関連関係を示すトリプレット情報を含むと判定することを含む。
【0083】
関連関係を示すトリプレット情報は、作成されるべきセマンティック記述リソースのURI、関連性を示すプレディケート、及び関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを含む。関連関係を示す属性に関する情報は、関連属性を示すパラメータ、及び関連属性を示すパラメータの値として使用される関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを含む。
【0084】
一例では、関連属性における関連付けられているセマンティック記述リソースのURI、又は関連関係を示すトリプレット情報内のURIにおける関連付けられているセマンティック記述リソースのURIは、
図3におけるhttp://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDescriptor1であり得る。したがって、関連付けられているセマンティック記述リソースsemDescriptor1は、CSE2に配置される。
【0085】
ステップ703:ゲートウェイは、セマンティック検証要求メッセージをプラットフォームに送信し、ここで、セマンティック検証要求メッセージは、作成されるべきセマンティック記述リソースの名前、セマンティック記述リソースのセマンティック情報、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURI、及び関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを搬送する。
【0086】
さらに、セマンティック検証要求メッセージは、セマンティック検証パラメータを使用して、要求メッセージがセマンティック検証要求メッセージであることをプラットフォームに示す。具体的には、セマンティック検証パラメータの実装は、検証要求メッセージが送信する宛先URIがセマンティック検証リソースのURIであることであり得るか、又はセマンティック検証パラメータが、検証要求メッセージが送信する宛先URIに追加されることであり得る。
【0087】
一例では、プラットホームは、セマンティック検証リソースに送信された全ての要求メッセージがセマンティック検証要求メッセージであることを示すように、セマンティック検証リソースを作成して格納する。したがって、宛先アドレスがセマンティック検証リソースのURIである要求メッセージを受信する場合に、プラットフォームはセマンティック検証を実行することを確認する。他の例では、ゲートウェイ1によってプラットフォームに送信されたセマンティック検証要求メッセージの宛先URIが、セマンティック検証リソースのURIではなく、オントロジのURI又は他のURIであり得るが、しかし、宛先URIがセマンティック検証パラメータ(例えば、semanticValidateなど)を含む場合に、プラットフォームは、宛先URIにおけるセマンティック検証パラメータに基づいて、セマンティック検証を実行することを確認することができる。
【0088】
本発明のこの実施例では、セマンティック記述リソースのセマンティック情報、及びステップ703におけるセマンティック検証要求メッセージにおいて搬送される関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを含む関連関係が、
図3Bにおいて示される。
【0089】
ステップ704:プラットフォームは、関連付けられているセマンティック記述リソースをゲートウェイ2から取得する。
【0090】
具体的には、関連付けられているセマンティック記述リソースは、作成されたセマンティック記述リソースに関連付けられているセマンティック記述リソースである。プラットフォームは、関連関係における関連付けられているセマンティック記述リソースのURI(例えば、
図3Bにおける関連関係のトリプレット情報に含まれる関連付けられているセマンティック記述リソースのURI:http://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDescriptor1など)に基づいて、作成されたセマンティック記述リソースに関連付けられているセマンティック記述リソースが配置されたゲートウェイ(例えば、CSE2が配置されたゲートウェイ、すなわちゲートウェイ2)を判定するとともに、関連付けられているセマンティック記述リソースが配置されたゲートウェイにセマンティック記述リソース取得要求メッセージを送信する。セマンティック記述リソース取得要求メッセージは、関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを搬送する。ゲートウェイ2は、関連付けられているセマンティック記述リソースのURIに基づいて、関連付けられているセマンティック記述リソースをプラットフォームに返信する。
【0091】
一例では、関連関係に含まれるとともに、検証要求メッセージにおいて搬送される関連付けられているセマンティック記述リソースのURIは、http://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDescriptor1である。プラットフォームは、URIに基づいて、CSE2が配置されたゲートウェイ(すなわち、ゲートウェイ2)にセマンティック記述リソース取得要求メッセージを送信する。セマンティック記述リソース取得要求メッセージは、http://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDescriptor1を搬送するとともに、その場合に、プラットフォームは、ゲートウェイ2から、http://www.onem2m.org/CSE2/**/membersContainer/semDescriptor1によって示されるセマンティック記述リソースsemDescriptor1を受信する。
【0092】
さらにまた、ステップ701における作成されたセマンティック記述リソースが複数の関連関係を含む場合、関連付けられているセマンティック記述リソースのURIが複数あり、作成されたセマンティック記述リソースが複数のセマンティック記述リソースに関連付けられていることを示す。その場合に、ステップ703におけるセマンティック検証要求メッセージは、全ての関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを搬送する。ステップ704において、プラットフォームは、全ての関連付けられているセマンティック記述リソースのURIに基づいて、関連付けられているセマンティック記述リソースを別々に取得する。
【0093】
この実施例では、
図3Bにおけるトリプレット情報は、2つの関連関係を含む。関連関係のうちの1つにおける関連付けられているセマンティック記述リソースは、CSE1が配置されたゲートウェイに格納されるとともに、関連付けられているセマンティック記述リソースのURIは、URI:http://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/semDescriptorYである。他方の関連関係における関連付けられているセマンティック記述リソースは、CSE2が配置されたゲートウェイに格納されるとともに、関連付けられているセマンティック記述リソースのURIは、http://www.onem2m.org/CSE2/**/humidityContainer/semDescriptor1である。したがって、関連付けられているセマンティック記述リソースをゲートウェイ2から取得することに加えて、プラットフォームは、さらに、関連付けられているセマンティック記述リソースをゲートウェイ1から取得する必要がある。
【0094】
ステップ704’:プラットフォームは、関連付けられているセマンティック記述リソースをゲートウェイ1から取得する。
【0095】
具体的には、関連付けられているセマンティック記述リソースは、作成されるべきセマンティック記述リソースに関連付けられている他のセマンティック記述リソースである。プラットフォームは、関連付けられているセマンティック記述リソースのURI(例えば、http://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/semDesciptorなど)に基づいて、作成されたセマンティック記述リソースに関連付けられているセマンティック記述リソースが配置されたゲートウェイ(例えば、CSE1が配置されたゲートウェイ、すなわちゲートウェイ1など)を判定するとともに、関連付けられているセマンティック記述リソースが配置されたゲートウェイにセマンティック記述リソース取得要求メッセージを送信する。セマンティック記述リソース取得要求メッセージは、関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを搬送する。ゲートウェイ1は、関連付けられているセマンティック記述リソースのURIに基づいて、関連付けられているセマンティック記述リソースをプラットフォームに返信する。
【0096】
ステップ704’は任意のステップである、という点に注意が必要である。ステップ704’は、他の最適化された解決法と置き換えることができ、すなわち、作成されたセマンティック記述リソースと関連付けられているセマンティック記述リソース、及び作成されたセマンティック記述リソースが、同じゲートウェイ又はデバイス上に配置されている場合、ステップ703におけるセマンティック検証要求メッセージは、作成されたセマンティック記述リソースに関連付けられているローカルなセマンティック記述リソース(例えば、このステップではhttp://www.onem2m.org/CSE1/**/sensor12/tempContainer/semDesciptorによって示されるセマンティック記述リソースなど)を更に搬送し得る。
【0097】
ステップ705:プラットフォームは、セマンティック記述リソースに関するセマンティック検証を実行する。
【0098】
具体的には、プラットフォームは、作成されるべきセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジ、及び関連付けられているセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを使用することによって、作成されたセマンティック記述リソースのセマンティック情報、及び関連付けられているセマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を別々に実行する。
【0099】
図2におけるリソースsensor12のセマンティック記述の子リソースsemDesciptorXの記述属性のパラメータにおける内容は、
図3Bにおいて示されると仮定される。semDesciptorXは、リソースtemContainerのセマンティック記述の子リソースsemDesciptorYに関連付けられているので、リソースsemDesciptorYにおけるトリプレット情報は、リソースsemDesciptorXにおけるトリプレット情報とマージされる必要がある。さらにまた、semDesciptorYは、リソースcontentInstance1のセマンティック記述リソースsemDesciptorZに関連付けられているので、リソースsemDesciptorYにおけるトリプレット情報は、リソースsemDesciptorZにおけるトリプレット情報とマージされる。同じ処理がsemDesciptorXに関連付けられているhumidityContainerのセマンティック記述の子リソースsemDesciptor1に関して実行され、semDesciptorXにおけるトリプレット情報は、セマンティック記述の子リソースsemDesciptor1におけるトリプレット情報、及びsemDesciptor1に関連付けられているセマンティック記述リソースにおけるトリプレット情報の両方と矛盾しないと仮定される。したがって、特別な詳細は後で説明されない。
【0100】
ここでは、全てのセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジは、http://www.onem2m.org/**/**/baseOntologyであると仮定される(
図4は、オントロジの一部を示す。)。既存のセマンティック検証ツールは、オントロジを使用することによって、関連付けが完了した後で完全なセマンティック記述トリプレット情報に関するセマンティック検証を直接実行することができる。この実施例において、
図4におけるオントロジを使用することによって、
図3Bにおけるトリプレット情報、
図3Cにおけるトリプレット情報、及び
図3Dにおけるトリプレット情報が矛盾しないことが検証されると仮定すると、それは、新しく作成されたセマンティック記述リソースsemDesciptorXが、オントロジと矛盾しないだけでなく、関連付けられているsemDesciptorY及びsemDesciptorZと矛盾しないことを示す。
【0101】
不一致が生じる可能性がある場合のみを説明するために、ここでは、semDesciptorXに関連付けられている他のセマンティック記述リソースsemDesciptor1は、下記のトリプレット情報、すなわち、humidityContainerが、controllingFunction(制御機能)のタイプの機能であることを示すhumidityContainer rdf:type controllingFunctionを含むと仮定される。
【0102】
さらに、オントロジは、下記のトリプレット情報、すなわち、measuringFunctionality(測定機能)とcontrollingFunction(制御機能)とが重複しないことを示すcontrollingFunction isdisjointwith measuringFunctionalityを更に含むと仮定される。
【0103】
明らかに、関連付けが完了した後で完全なセマンティック記述トリプレット情報に関するセマンティック検証を実行する場合に、既存のセマンティック検証ツールは矛盾している結論を得る。semDesciptor1におけるトリプレット情報から、humidityContainerは、controlsFunction(制御機能)のタイプである、ということが得られることができ、しかし、semDesciptorXにおけるトリプレット情報と、オントロジにおけるトリプレット情報から、humidityContainerは、measurementFunction(測定機能)のタイプである、ということが得られることができる。しかしながら、オントロジでは、measurementFunctionality(測定機能)とcontrolsFunction(制御機能)とは重複しないことが定義されている。したがって、作成されたセマンティッ記述リソースsemDesciptorXは、関連付けられているセマンティッ記述リソースsemDesciptor1と矛盾する。
【0104】
さらにまた、プラットフォームによって取得された関連付けられているセマンティック記述リソースが、セマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータを含む場合、プラットフォームは、最初に、取得された関連付けられているセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIに基づいて、取得された関連付けられているセマンティック記述リソースのセマンティック情報を検証し、次に、作成されるべきセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジと、関連付けられているリモートのセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジとを使用することによって、作成されたセマンティック記述リソースのセマンティック情報、及び関連付けられているリモートのセマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を別々に実行する必要がある。
【0105】
ステップ706:プラットフォームは、セマンティック検証成功応答メッセージをゲートウェイ1に送信する。
【0106】
ステップ707:プラットフォームによって送信されたセマンティック検証成功応答メッセージを受信した後で、ゲートウェイ1は、ステップ701におけるセマンティック記述リソースを作成するための要求に基づいてセマンティック記述リソースを作成する。
【0107】
ステップ708:ゲートウェイ1は、セマンティック記述リソース作成成功応答メッセージをアプリケーションサーバに返信する。
【0108】
前述の例から、セマンティック記述リソースが他のセマンティック記述リソースに関連付けられていると判定した後で、ゲートウェイは、格納されたオントロジを使用することによって、M2Mゲートウェイに格納された、セマンティック記述リソース及び関連付けられているセマンティック記述リソースに関するセマンティック検証を実行するように、M2Mプラットフォームをトリガする、ということが学習され得る。
図6における手順と比較すると、この解決法では、検証される必要があるセマンティック記述リソースが他のセマンティック記述リソースに関連付けられているので、関連付けられているセマンティック記述リソース、及び検証される必要があるセマンティック記述リソースの両方に検証を実行する必要がある。この解決法では、ゲートウェイは、ゲートウェイ上のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを取得すること、関連付けられているセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを取得すること、及び関連付けられているセマンティック記述リソースを取得することの後で、セマンティック検証を実行する必要はない。したがって、ゲートウェイによる動作が簡略化されることができ、手順の複雑さが軽減されることができる。任意選択の実装例では、ステップ703〜706の処理において、ゲートウェイ1が、プラットフォームの様々な理由、例えばプラットフォームが、関連付けられているセマンティック記述リソースを取得しないことにより、ステップ706においてセマンティック検証成功応答メッセージを受信しない場合、又はセマンティック検証が成功しない場合、又はステップ703若しくは706においてゲートウェイ1とプラットフォームとの間の対話中にネットワーク障害が発生する場合、ゲートウェイは、ステップ707を実行する必要はなく、すなわち、セマンティック記述リソースを作成せず、アプリケーションサーバにセマンティック記述リソース作成失敗応答メッセージを返信し得る。セマンティック検証が成功したセマンティック記述リソースのみが作成されるため、全ての作成されたセマンティック記述リソースが首尾よく検証され、その後のアプリケーションサーバの学習と参照を容易にする。
【0109】
他の任意選択の実装例では、ゲートウェイ1は、さらに、作成されたセマンティック記述リソースに、セマンティック検証(semanticValidated)識別子を設定してもよい。さらに、ステップ305において、セマンティック検証が成功した後で、ゲートウェイは、セマンティック検証が成功したことを示すパラメータ(semanticValidated=true)にセマンティック検証識別子を設定するとともに、セマンティック検証が成功したことを示すパラメータをステップ708における応答メッセージに追加する。この場合、ステップ703〜706の処理において、ゲートウェイ1が、プラットフォームの様々な理由、例えばプラットフォームが、関連付けられているセマンティック記述リソースを取得しないことにより、ステップ706においてセマンティック検証成功応答メッセージを受信しない場合、又はステップ703若しくは706においてゲートウェイ1とプラットフォームとの間の対話中にネットワーク障害が発生する場合、ゲートウェイは、最初にステップ707を実行し、すなわち、セマンティック記述リソースを作成し、セマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータ(semanticValidated=false)にセマンティック検証識別子を設定するとともに、セマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータをステップ708における応答メッセージに追加する。セマンティック検証が成功したことを示すパラメータ、又はセマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータがセマンティック記述リソースに追加され、その結果、その後に、セマンティック記述リソースを取得するか、又はセマンティック記述リソースにアクセスするアプリケーションサーバ又は他の装置は、セマンティック検証が実行されたかどうか、並びにセマンティック記述リソースによって記述されたリソースが学習及び参照されることができるかどうかを明確に判定することができる。
【0110】
他の任意選択の実装例では、
図6及び
図7では、セマンティック記述リソースを作成するための要求は、その代わりに、セマンティック記述リソースを更新するための要求であってもよい。セマンティック記述リソースを更新するための要求を受信した後で、ゲートウェイは、セマンティック記述リソースを更新するための要求の関連情報に基づいて、
図6又は
図7の後続の手順を実行する。さらに、
図6及び
図7では、セマンティック記述リソースを作成するステップは、セマンティック記述リソースを更新するステップであるとともに、作成成功応答を返信するステップは、更新応答を返信するステップである。詳細は、本発明のこの実施例では再度説明されない。本発明のこの実施例では、セマンティック記述リソースを作成するための要求、及びセマンティック記述リソースを更新するための要求の両方を、セマンティック記述リソースに関連した動作要求と呼ぶことができ、セマンティック記述リソースの作成、及びセマンティック記述リソースの更新の両方を、セマンティック記述リソースに関連した動作と呼ぶことができる。
【0111】
他の任意選択の実装例では、ゲートウェイは、さらに、アプリケーションサーバによって送信されたセマンティック記述リソース取得要求を受信することができ、取得されるべきセマンティック記述リソースのURIを取得要求が搬送する。アプリケーションサーバによって送信されたセマンティック記述リソース取得要求を受信した後で、取得されるべきセマンティック記述リソースのURIに基づいて、取得されるべきセマンティック記述リソースに関するセマンティック検証が成功したと判定する場合、ゲートウェイは、セマンティック記述リソースをアプリケーションサーバに直接返信する。ゲートウェイによって、取得されるべきセマンティック記述リソースに関するセマンティック検証が成功したと判定することは、具体的には、取得されるべきセマンティック記述リソースが、セマンティック検証が成功したことを示すパラメータを含むことか、又は取得されるべきセマンティック記述リソースが、セマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータを含まないことである。さらにまた、取得要求は、セマンティック検証が成功した取得されるべきセマンティック記述リソースを取得するよう指示するために、セマンティック検証識別子を更に搬送することができる。
【0112】
ゲートウェイが、取得されるべきセマンティック記述リソースのURIに基づいて、
取得されるべきセマンティック記述リソースが、セマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータを含むと判定した場合、ゲートウェイは、さらに、取得されるべきセマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を実行するようにトリガする必要がある。取得されるべきセマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を実行するようにトリガすることは、具体的には、ゲートウェイ及びプラットフォームが、さらに、
図6におけるステップ302からステップ305において、セマンティック記述リソースのセマンティック情報に関する検証を実行するか、又は
図7におけるステップ702からステップ706を実行するとともに、次に、首尾よく検証されたセマンティック記述リソースをアプリケーションサーバに送信する必要がある。他の任意選択の実装例では、ゲートウェイが、取得されるべきセマンティック記述リソースに関してセマンティック検証が実行されなかったと判定する場合、その代わりに、ゲートウェイは、セマンティック記述リソースをアプリケーションサーバに直接返信し、返信されたセマンティック記述リソースに関してセマンティック検証が実行されなかったことを示すことができる。
【0113】
さらにまた、セマンティック記述リソース取得要求は、セマンティック検証が成功したことを示すパラメータ(例えば、semanticValidated=trueなど)を更に含むことができる。ゲートウェイは、セマンティック記述リソースを取得するための要求におけるセマンティック検証が成功したことを示すパラメータに基づいて、アプリケーションサーバに、セマンティック検証が成功したことを示すパラメータを含むセマンティック記述リソース、及びセマンティック検証が実行されなかったことを示すパラメータ(例えば、semanticValidated=falseなど)を含まないセマンティック記述リソースを送信する。すなわち、ゲートウェイは、アプリケーションサーバに、セマンティック検証が成功したセマンティック記述リソースのみを返信し、アプリケーションサーバの学習と参照の正確さを保証する。
【0114】
図8において示されるように、本発明の実施例は、セマンティック記述リソースを格納する装置の概略的な構造図を更に提供する。装置800は、受信ユニット801と、判定ユニット802と、送信ユニット803と、実行ユニット804と、取得ユニット805と、検証ユニット806とを含む。受信ユニット801は、第1のセマンティック記述リソースに関連した動作要求を受信し、ここで、第1のセマンティック記述リソースに関連した動作要求が、第1のセマンティック記述リソースのセマンティック情報、第1のセマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係、及び第1のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIを含む、ように構成され、判定ユニット802は、第1のセマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係に基づいて、第1のセマンティック記述リソースに関連付けられている他のセマンティック記述リソースを判定するように構成され、送信ユニット803は、第1のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIに基づいて、第1のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納する装置に、セマンティック検証要求メッセージを送信し、ここで、セマンティック検証要求メッセージが、第1のセマンティック記述リソースのセマンティック情報、第1のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURI、及び関連関係によって示される関連付けられているセマンティック記述リソースのURIを含み、セマンティック検証要求メッセージが、第1のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIによって示されるオントロジ及び関連付けられているセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを使用することによって、第1のセマンティック記述リソースのセマンティック情報及び関連付けられているセマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を実行するように指示するために使用される、ように構成される。
【0115】
さらにまた、受信ユニット801は、
図6及び
図7におけるゲートウェイによって実行される例えばステップ301、304、701、704、704’、又は706などのステップを実行するように更に構成される。判定ユニット802は、
図6及び
図7におけるゲートウェイによって実行されるステップ302及び702を更に実行してもよく、実行ユニットは、
図6及び
図7におけるステップ707及び305を実行するように構成され、そして取得ユニットは、
図6におけるステップ303及び304を実行するように更に構成されてもよい。詳細は、本発明のこの実施例では再度説明されない。さらに、
図8における装置は、前述の方法の手順におけるゲートウェイによって実行される任意の手順を実行するとともに、
図2から
図3Dにおけるセマンティック記述リソースを格納するように構成されることができる。
【0116】
さらにまた、
図8における装置は、機能ユニットの形態で示されている。本明細書における“ユニット”は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、回路、1つ若しくは複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、並びに/又は前述の機能を提供することができる他の構成要素のことを指し得る。簡単な実施例では、当業者は、
図8における装置が
図1Bにおいて示される形態であってもよいことを理解するであろう。これらのユニットは、
図1Bにおけるプロセッサ及びメモリを使用することによって実装されることができる。
【0117】
図9において示されるように、本発明の実施例は、セマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納する装置の概略的な構造図を更に提供する。この装置は、M2Mシステム、例えばM2Mプラットフォームなどに適用される。装置は、受信ユニット901と、取得ユニット902と、検証ユニット903と、送信ユニット904とを含む。
【0118】
受信ユニット901は、セマンティック記述リソースを格納する装置によって送信されたセマンティック検証要求メッセージを受信し、ここで、セマンティック検証要求メッセージが、第1のセマンティック記述リソースのセマンティック情報、第1のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジの統一リソース識別子URI、及び第1のセマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係を含む、ように構成され、取得ユニット902は、第1のセマンティック記述リソースと他のセマンティック記述リソースとの間の関連関係に基づいて、関連付けられている他のセマンティック記述リソースのセマンティック情報と、関連付けられているセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIとを取得するように構成され、検証ユニット903は、第1のセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIによって示されるオントロジ及び関連付けられているセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジのURIによって示されるオントロジを使用することによって、第1のセマンティック記述リソースのセマンティック情報及び関連付けられているセマンティック記述リソースのセマンティック情報に関するセマンティック検証を実行するように構成される。
【0119】
さらにまた、受信ユニット901は、
図6及び
図7におけるプラットフォームによって実行される例えばステップ303及び703などのステップを実行するように更に構成される。取得ユニット902は、
図6及び
図7におけるプラットフォームによって実行されるステップ704を更に実行してもよく、検証ユニット903は、
図7におけるステップ705を実行するように構成され、そして送信ユニット904は、
図6及び
図7におけるステップ304及び706を実行するように更に構成されてもよい。詳細は、本発明のこの実施例では再度説明されない。さらに、
図9における装置は、前述の方法の手順におけるプラットフォームによって実行される任意の手順を実行するとともに、
図4及び
図5におけるセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納するように構成されることができる。
【0120】
さらにまた、
図9における装置は、機能ユニットの形態で示されている。本明細書における“ユニット”は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、回路、1つ若しくは複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、並びに/又は前述の機能を提供することができる他の構成要素のことを指し得る。簡単な実施例では、当業者は、
図9における装置が
図1Bにおいて示される形態であってもよいことを理解するであろう。これらのユニットは、
図1Bにおけるプロセッサ及びメモリを使用することによって実装されることができる。
【0121】
本発明の一実施例は、
図8において示されるセマンティック記述リソースを格納する装置、又は
図9において示されるセマンティック記述リソースによって参照されるオントロジを格納する装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するためのコンピュータ記憶媒体を更に提供する。コンピュータ記憶媒体は、前述の方法の実施例を実行するように設計されたプログラムを含む。セマンティック検証は、格納されたプログラムを実行することによってセマンティック記述リソースに関して実行されてもよい。
【0122】
本発明の実施例は、前述のゲートウェイ及びプラットフォームによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成された他のコンピュータ記憶媒体を更に提供する。コンピュータ記憶媒体は、前述の方法の実施例を実行するように設計されたプログラムを含む。セマンティック検証は、格納されたプログラムを実行することによってセマンティック記述リソースに関して実行されてもよい。当業者は、本出願の主題事項の全て又は一部が、ハードウェア及び/又はファームウェアと組み合わせて、ソフトウェアにおいて実施され得ることを理解するべきである。例えば、本明細書に記載される主題事項は、1つ又は複数のプロセッサによって実行されるソフトウェアで実施されてもよい。実装例の一例では、本明細書に記載される主題事項は、コンピュータ実行可能命令を格納する非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体を使用することによって実施されてもよい。コンピュータのプロセッサがコンピュータ実行可能命令を実行する場合に、命令は、ステップを実行するようにコンピュータを制御する。本明細書に記載の主題事項の実施に適用可能なコンピュータ読み取り可能な媒体の例は、磁気ディスク記憶デバイス、チップ記憶デバイス、プログラマブル論理デバイス、又は特定用途向け集積回路のような非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。さらに、本明細書で説明される主題事項を実施するコンピュータ読み取り可能な媒体は、単一のデバイス若しくはコンピューティングプラットフォーム上に配置されてもよいか、又は複数のデバイス若しくはコンピューティングプラットフォーム上に分散されてもよい。
【0123】
最後に、前述の実施例は、単に本発明の技術的解決法を説明するために意図されているに過ぎず、本発明を限定するために意図されていない、という点に注意が必要である。前述の実施例に関連して本発明が詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施例の技術的解決法の範囲から逸脱することなく、前述の実施例において説明された技術的解決法に更に修正を行い得るか、又は、それらのいくつかの技術的特徴に等価な置換を行い得る、ということを理解すべきである。