特許第6579155号(P6579155)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6579155
(24)【登録日】2019年9月6日
(45)【発行日】2019年9月25日
(54)【発明の名称】車両用サウンドシステム
(51)【国際特許分類】
   B60R 11/02 20060101AFI20190912BHJP
   H04S 7/00 20060101ALI20190912BHJP
【FI】
   B60R11/02 S
   H04S7/00 320
【請求項の数】7
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-94622(P2017-94622)
(22)【出願日】2017年5月11日
(65)【公開番号】特開2018-188090(P2018-188090A)
(43)【公開日】2018年11月29日
【審査請求日】2018年2月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080768
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 実
(74)【代理人】
【識別番号】100106644
【弁理士】
【氏名又は名称】戸塚 清貴
(72)【発明者】
【氏名】任田 功
(72)【発明者】
【氏名】浅田 健志
(72)【発明者】
【氏名】十亀 克維
(72)【発明者】
【氏名】橋口 拓允
【審査官】 上谷 公治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−253772(JP,A)
【文献】 特開2007−010810(JP,A)
【文献】 特開2007−308084(JP,A)
【文献】 特許第2776092(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 11/02
H04S 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の所定箇所に配設された音源としてのエンジンと車室内用のオーディオ装置とを備えた車両用サウンドシステムであって、
前記エンジンの発生する音が車室内の運転者にとって第1の位置から聞こえるように定位させると共に、該第1の位置の変更を行うエンジン音定位手段と、
車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
前記エンジン音定位手段は、前記第1の位置を通常はデフォルトの位置に設定する一方、前記走行状態検出により所定の走行状態が検出されたときは、該第1の位置を該デフォルトの位置よりも運転者がエンジン音をより認識できる特定位置に変更し、
前記デフォルトの位置が、インストルメントパネルの上面よりも低い位置に設定され、
前記特定位置が、運転者の前方インストルメントパネルの上面と同じ高さからそれよりも高い位置に設定される、
ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項2】
車両の所定箇所に配設された音源としてのエンジンと車室内用のオーディオ装置とを備えた車両用サウンドシステムであって、
前記エンジンの発生する音が車室内の運転者にとって第1の位置から聞こえるように定位させると共に、該第1の位置の変更を行うエンジン音定位手段と、
車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
前記エンジン音定位手段は、前記第1の位置を通常はデフォルトの位置に設定する一方、前記走行状態検出により所定の走行状態が検出されたときは、該第1の位置を該デフォルトの位置よりも運転者がエンジン音をより認識できる特定位置に変更し、
前記デフォルトの位置が、インストルメントパネルの後方でかつその上面よりも低い位置に設定され、
前記特定位置が、運転者の前方でかつインストルメントパネルの上面と同じ高さかそれよりも高い位置とされている、
ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項3】
車両の所定箇所に配設された音源としてのエンジンと車室内用のオーディオ装置とを備えた車両用サウンドシステムであって、
前記エンジンの発生する音が車室内の運転者にとって第1の位置から聞こえるように定位させると共に、該第1の位置の変更を行うエンジン音定位手段と、
車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
前記エンジン音定位手段は、前記第1の位置を通常はデフォルトの位置に設定する一方、前記走行状態検出により所定の走行状態が検出されたときは、該第1の位置を該デフォルトの位置よりも運転者がエンジン音をより認識できる特定位置に変更し、
前記オーディオ装置の発生するオーディオ音が、車室内の運転者にとって前記第1の位置とは異なる第2の位置から聞こえるように定位させるオーディオ音定位手段をさらに備え、
前記デフォルトの位置が、前記第2の位置よりも低い位置に設定され、
前記特定位置が、前記第2の位置よりも高い位置に設定されている、
ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項4】
車両の所定箇所に配設された音源としてのエンジンと車室内用のオーディオ装置とを備えた車両用サウンドシステムであって、
前記エンジンの発生する音が車室内の運転者にとって第1の位置から聞こえるように定位させると共に、該第1の位置の変更を行うエンジン音定位手段と、
車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
前記エンジン音定位手段は、前記第1の位置を通常はデフォルトの位置に設定する一方、前記走行状態検出により所定の走行状態が検出されたときは、該第1の位置を該デフォルトの位置よりも運転者がエンジン音をより認識できる特定位置に変更し、
前記デフォルトの位置でのエンジン音の定位が、車室前方に位置するエンジンルーム内でのエンジン音を、フロアパネルに形成されたトンネル部内の空間を通して該トンネル部に形成された開口部を通して車室内に伝達する第1伝達通路を介して行われ、
前記特定位置でのエンジン音の定位が、前記エンジンルーム内でのエンジン音を、ダッシュパネルに形成された開口部からインストルメントパネル内の空間を通して該インストルメントパネル形成された開口部を通して車室内に伝達する第2伝達通路を介して行われ、
前記エンジン音定位手段は、前記第1伝達通路と前記第2伝達通路の一方を遮断することにより、前記デフォルト位置と前記特定位置との間での位置変更を行う、
ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記特定位置が、前記デフォルトの位置よりも上方に位置される、ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項6】
請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記特定位置が、前記デフォルトの位置よりも前方に位置される、ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記所定の走行状態が、乗員の運転負荷が高くなる走行状態とされている、ことを特徴とする車両用サウンドシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用サウンドシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両においては、車室内にオーディオ音を流すオーディオ装置が装備されていることが一般的となっている。特許文献1、特許文献2には、オーディオ音が乗員にとって車室内の所定位置から聞こえるようにするために、オーディオ音の定位を行うものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2776092号公報
【特許文献2】特開平5ー85288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えばスポーツカー等の走行を楽しむことが重視される車両においては、エンジン音を乗員特に運転者に対して積極的に聞かせる(聴かせる)ことが望まれるものである。すなわち、エンジン音は、車両状態をよく示すことから、走行を楽しむ場合にエンジン音というものが非常に重要な要素なる。したがって、オーディオ装置が作動しているときに、オーディオ音を聞きつつも、エンジン音をいかに効果的に乗員に聞かせるようにするかということが重要となる。
【0005】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、オーディオ音を聞かせつつも、必要に応じてエンジン音を乗員がより明確に聞くことのできるようにした車両用サウンドシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような基本的な解決手法を有していることを前提としている。すなわち、
車両の所定箇所に配設された音源としてのエンジンと車室内用のオーディオ装置とを備えた車両用サウンドシステムであって、
前記エンジンの発生する音が車室内の運転者にとって第1の位置から聞こえるように定位させると共に、該第1の位置の変更を行うエンジン音定位手段と、
車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
前記エンジン音定位手段は、前記第1の位置を通常はデフォルトの位置に設定する一方、前記走行状態検出により所定の走行状態が検出されたときは、該第1の位置を該デフォルトの位置よりも運転者がエンジン音をより認識できる特定位置に変更する、
という基本的な解決手法を有している。
【0007】
上記基本的な解決手法によれば、所定の走行状態のときは、運転者にとってエンジン音(特にエンジン音の変化)がより明確に認識されやすい特定位置にエンジン音が定位されるので、運転者はエンジン音に基づいてより明確に車両状態を認識することが可能となり、運転を楽しむ上で、また安全運転の上で、極めて好ましいものとなる。
【0008】
上記基本的な解決手法を有していることを前提として、本件第1発明にあってはさらに次のような解決手法を有するものとなっている。すなわち、
前記デフォルトの位置が、インストルメントパネルの上面よりも低い位置に設定され、
前記特定位置が、運転者の前方インストルメントパネルの上面と同じ高さからそれよりも高い位置に設定される、
ようにしてある(請求項1対応)。本件第1発明によれば、デフォルト位置と特定位置とのより具体的な位置設定を行いつつ、定位位置が上方にある方がエンジン音を認識しやすいことから、特定位置の設定として好ましい態様となる。
【0009】
上記基本的な解決手法を有していることを前提として、本件第2発明にあってはさらに次のような解決手法を有するものとなっている。すなわち、
前記デフォルトの位置が、インストルメントパネルの後方でかつその上面よりも低い位置に設定され、
前記特定位置が、運転者の前方でかつインストルメントパネルの上面と同じ高さかそれよりも高い位置とされている、
ようにしてある(請求項2対応)。本件第2発明によれば、デフォルト位置と特定位置とのより具体的な位置設定を行いつつ、定位位置が上方にある方がエンジン音を認識しやすいことおよび定位位置が前方にある方がエンジン音を認識しやすいことから、特定位置の設定として好ましい態様となる。
【0010】
上記基本的な解決手法を有していることを前提として、本件第3発明にあってはさらに次のような解決手法を有するものとなっている。すなわち、
前記オーディオ装置の発生するオーディオ音が、車室内の運転者にとって前記第1の位置とは異なる第2の位置から聞こえるように定位させるオーディオ音定位手段をさらに備え、
前記デフォルトの位置が、前記第2の位置よりも低い位置に設定され、
前記特定位置が、前記第2の位置よりも高い位置に設定されている、
ようにしてある(請求項3対応)。本件第3発明によれば、運転者は、エンジン音とオーディオ音とを明確に識別して、オーディオ音を楽しみつつエンジン音を明確に認識させる上で好ましいものとなる。また、エンジン音をデフォルト位置に定位させたときにオーディオ音を十分に楽しめるようにしつつ、エンジン音を特定位置に定位させたときに、エンジン音を十分に認識させる上で好ましいものとなる。
【0011】
上記基本的な解決手法を有していることを前提として、本件第4発明にあってはさらに次のような解決手法を有するものとなっている。すなわち、
前記デフォルトの位置でのエンジン音の定位が、車室前方に位置するエンジンルーム内でのエンジン音を、フロアパネルに形成されたトンネル部内の空間を通して該トンネル部に形成された開口部を通して車室内に伝達する第1伝達通路を介して行われ、
前記特定位置でのエンジン音の定位が、前記エンジンルーム内でのエンジン音を、ダッシュパネルに形成された開口部からインストルメントパネル内の空間を通して該インストルメントパネル形成された開口部を通して車室内に伝達する第2伝達通路を介して行われ、
前記エンジン音定位手段は、前記第1伝達通路と前記第2伝達通路の一方を遮断することにより、前記デフォルト位置と前記特定位置との間での位置変更を行う、
ようにしてある(請求項4対応)。
【0012】
本発明における好ましい態様は次のとおりである。すなわち、
前記特定位置が、前記デフォルトの位置よりも上方に位置される、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、定位位置が上方にある方がエンジン音を認識しやすいことから、特定位置の設定として好ましい態様となる。
【0013】
前記特定位置が、前記デフォルトの位置よりも前方に位置される、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、定位位置が前方にある方がエンジン音を認識しやすいことから、特定位置の設定として好ましい態様となる。
【0014】
前記所定の走行状態が、乗員の運転負荷が高くなる走行状態とされている、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、運転負荷が高いときは、車両状態をより明確に認識することが重要となるが、このときにエンジン音を特定位置に定位させることにより、エンジン音をより明確に運転者に認識させて、エンジン音(の変化)に基づいて車両状態を明確に認識させることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、オーディオ音を聞かせつつも、必要に応じてエンジン音を乗員がより明確に聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明が適用された車両の一例を示す平面図。
図2図1に示す車両の側面一部断面図。
図3】ダッシュパネルに形成されたエンジン音透過部分の構造を示す分解斜視図。
図4】エンジン音とオーディオ音と警報音との定位位置の一例を示すもので、車室後部から前方を見た正面図。
図5】エンジン音の定位位置のうちデフォルトの位置を示す上方斜視図。
図6図5に示すデフォルトの位置での要部断面図。
図7】オーディオ装置の制御系統例をブロック図的に示す図。
図8】エンジン音の定位位置を変更するための制御系統例を示す図。
図9】エンジン音の定位位置を変更するための制御例を示すフローチャート。
図10】エンジン音の定位位置を変更するための別の制御例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1図2において、車両Vは、実施形態では、2ドアのオープンカーとされている。図中、1はダッシュパネルで、エンジンルーム2と車室3とを仕切っている。4は、エンジンルーム2を上方から覆うボンネット、5R、5Lは、左右一対のサイドドア、6はトランクリッド、7はルーフである。また、8は運転席、9は助手席、10はステアリングハンドルである。さらに、11はインストルメントパネル、12はフロントウインドガラスである。
【0018】
図2に示すように、ルーフ7は、リアウインドガラス7aを有しており、図2では、ルーフ7が閉状態のとき、つまりルーフ7によって車室3が上方から覆われた状態が示される。また、図1では、ルーフ7が閉じられた状態を示すが、ルーフ7を透視した状態となっており、またフロントウインドガラス12の上端部を一部カットした状態が示される。
【0019】
車室3の床面を構成するフロアパネル20は、車幅方向中央部において前後方向に延びるトンネル部21を有し、トンネル部21の上面はトリム材22により覆われている。フロアパネル20の後端部は、キックアップ部23を経てリアパネル24へと連なっている。
【0020】
ダッシュパネル1の前方に構成されたエンジンルーム2には、エンジン30が配設されている。エンジン30は、実施形態では縦置きとされて、エンジン本体が符号30Aで示され、吸気系部材が符号30Bで示され、排気系部材が符号30Cで示される。エンジン30(エンジン本体30A)の後部には、変速機31が連結されている。そして、変速機31と差動装置40とが、プロペラシャフト41を取り巻くように配設された円環状のトルクチューブ44によって連結されている(図6をも参照)。
【0021】
なお、エンジン30には、エンジン本体30Aにより駆動されるオルタネータ、エアコン用コンプレッサ等々の補器類が装備されているが、これらは図示を略してある。エンジン音は、エンジン本体30Aが回転されたり燃焼されるときに発生される音の他、吸気音や排気音、さらには補器類が駆動された音がミックスされた音となる。
【0022】
車両Vの後部には、差動装置(デファレンシャルギア)40が配設されている。この差動装置40と、変速機31(つまりエンジン30)とが、プロペラシャフト41によって連結されている。つまり、車両Vは、実施形態では後輪駆動車とされている。そして、変速機31と差動装置40とが、プロペラシャフト41を取り巻くように配設された円環状のトルクチューブ44によって連結されている。
【0023】
エンジン30から延びる排気通路42が後方へ延びている。この排気通路42は、車両後部の下方に配設されたマフラー43に接続されている。マフラー43は、後方へ開口された左右一対の排気パイプ43Aが接続されている。排気ガスが、最終的に、排気パイプ43Aから外部(大気)へ排出される。
【0024】
次に、エンジン音およびオーディオ音の定位について説明する。まず、図4に示すように、エンジン音が定位される第1の位置(部位あるいは領域)がデフォルト位置(基準位置)T1・2と特定位置T1・1との2箇所設定されている。オーディオ音が定位される第2の位置が符号T2で示される。この他、実施形態では、警報音を第3の位置T3で定位するようにしてある。エンジン音の定位位置となる特定位置T1・1とデフォルト位置T1・2とは、後述するように、所定の条件(走行条件)に基づいて、いずれか一方が選択的に使用される。
【0025】
特定位置T1・1と、第2の位置T2と、第3の位置T3は、実施形態では、それぞれ、運転席8に着座される運転者の前方に位置するように設定される。すなわち、特定位置T1・1は、フロントウインドガラス12に設定されている。具体的には、第1の位置T1・1は、フロントウインドガラス12のうち、運転者の眼の位置と略同じ高さ位置で、車幅方向略中央部に位置するように設定されている。
【0026】
また、第2の位置T2は、特定位置T1・1よりも所定距離だけ低い位置に設定されている。具体的には、第2の位置T2は、インストルメントパネル11のうち略後方を向いた面のうち、車幅方略中央部に位置するように設定されている。この第2の位置T2は、特定位置T1・1よりも車幅方向に広い領域設定とされている(オーディオ音を運転者や助手席乗員に聞かせるため)。なお、特定位置T1・1と第2の位置T2とは、所定距離だけ離間しておくので、エンジン音とオーディオ音とを区別して聞き分ける上で好ましいものとなるが、上記所定距離は、少なくとも30cm以上で、50cm以上とするのが好ましい。
【0027】
第3の位置T3は、運転席8に着座している運転者が前方を目視したときに、運転者の視線延長線上に位置するように設定されている。第3の位置T3は、例えばフロントウインドガラス12上に設定することもでき、フロントウインドガラス12よりもさらに前方に設定することもできるが、ヘッドアップディスプレイによる運転者への情報提示位置に設定するのが好ましい。
【0028】
デフォルト位置T1・2は、トンネル部21を覆うトリム材22の前端部上面に設定されている。つまり、デフォルト位置T2・2は、運転者の足下付近となるように設定されている。
【0029】
なお、定位位置T1・1、T2、T3の領域は、図示したものに限らず、例えば、車幅方向や上下方向に拡大した領域でもよく、またT1・1の位置は、フロントウインドガラス12の領域内において、車両状態、例えばステアリング舵角等に応じて可変としてもよい。
【0030】
エンジン音の定位位置をデフォルト位置T1・2と特定位置T1・1との間での切換(選択)は、車両の走行状態、特に運転負荷に応じて行われる。すなわち、運転負荷が小さいときは、デフォルト位置T1・2が選択され、運転負荷が大きいときは特定位置T1・1が選択される。運転者にとって、前方からの音や上方からの音が、下方からの音や後方からの音に比して認識性が高いことから、エンジン音を特定位置T1・1に定位させた場合の方が、デフォルト位置T1・2に定位させた場合に比して、エンジン音への認識が高まることになる。特に、運転者は、前方を注視しつつ運転することから、フロントウインドガラス12等のように運転者の前方に特定位置T1・1を設定しておくのが、特定位置T1・1からのエンジン音をより明確に認識しやすいものとなる。
【0031】
特定位置T1・1を選択する運転負荷が大きくなる状態としては、積極的に運転(走行)を行っている状況ともいえ、例えば、エンジン回転数が所定回転数以上の高回転時、車体に作用するG(横Gあるは前後Gの少なくとも一方あるいは両方)が所定値以上のとき、ワインディングロードを走行しているとき、頻繁に加減速が行われるとき、頻繁にハンドル操作が行われるとき、山岳路を走行しているとき、サーキットを走行しているとき、高車速のとき(例えば80km/hを超えるとき)等がある。また、運転者によりマニュアル操作されるモード切換スイッチを設けて、このモード切換スイッチの操作に応じて特定位置T1・1とデフォルト位置T1・2との間での切換えを行うこともできる。
【0032】
なお、特定位置T1・1とデフォルト位置T1・2との間での切換えは、実施形態では
すみやかに(一気に)行うようにしてあるが、徐々に(例えば2・3秒程度かけて)行うこともできる。また、デフォルト位置T1・2から特定位置T1・1への切換をすみやかに行う一方、特定位置T1・1からデフォルト位置T1・2への切換(復帰)は徐々に行うようにすることもできる。
【0033】
次に、エンジン音を特定位置T1・1に定位する具体構造例について説明する。まず、ダッシュパネル1のうち、エンジン30(エンジン本体30A)が位置する高さおよび車幅方向位置に、図3に示すように開口部50が形成される。この開口部50は、エンジンルーム2とインストルメントパネル11(の空間)内とを連通している。そして、開口部50は、空気や液体を遮断する膜部材51によって施蓋されている。つまり、エンジンルーム2からのエンジン音が、膜部材51を震動させてインストルメントパネル11内へと効果的に伝達される。
【0034】
インストルメントパネル11には、その上面に開口部11aが形成されている(図2参照)。インストルメントパネル11内に伝達されたエンジン音は、開口部11aを通過してフロントウインドガラス12に向けて伝達されることにより、このフロントウインドガラス12で反射されて、運転席8に着座している運転者へと伝達されることになる。つまり、特定位置T1・1は、エンジン音がフロントウインドガラス12で反射される部位とされる。エンジンルーム2内の空気や液体は、膜部材51で遮断されて、車室3へと流れこむことが防止される。
【0035】
図3に示すように、膜部材51により施蓋された開口部50には、弁部材52が取付けられている。弁部材52は、開口部50に臨む短い筒部材52Aと、筒部材52Aを開閉する電磁式の弁体52Bとを有する。弁部材52を開位置とすることにより、開口部50からのエンジン音が、筒部材52Aを通ってインストルメントパネル11内に伝達される(特定位置T1・1での定位実現)。弁部材52を閉位置とすることにより、特定位置T1・1でのエンジン音の定位が行われない状態とされる。
【0036】
次に、デフォルト位置T1・2でエンジン音を定位させる具体例について説明する。まず、トンネル部55の前端部上面に形成された開口部に、弁部材55が配設される。弁部材55は、前述した図3に示す弁部材52と実質的に同様の構成とされている。すなわち、トンネル部21に形成された開口部が空気を遮断する膜部材により施蓋されて、ここに弁部材55が取付られる。また、トルクチューブ44の上面には、弁部材55付近の位置において、開口部44aが形成されている。これにより、エンジンルーム2からのエンジン音が、トルクチューブ44内、開口部44a、トンネル部21内を経て、弁部材55の位置に伝達される。このように、弁部材55の部分には、エンジン音が十分に伝達されるような設定とされている。
【0037】
トンネル部21を覆うトリム材22の前端部上面には、回動式の開閉部材56が設けられている。この開閉部材56は、図6に示すように、トリム材22の上面の一部を実質的に構成する円弧状の板材により形成されて、その一部に開口部56aが形成されている。開閉部材56は、図示略アクチュエータによって図6紙面直角方向に延びる軸線Z回りに回動可能とされている。図6では、開口部56aが、運転席側に向けて斜め上方に向かう状態となっている。なお、開閉部材56は、その開口部56aが常時運転席側に向いた状態あるいは上方を向いた状態で固定されたものとすることもできる。
【0038】
図2図6から明かなように、エンジンルーム2内からのエンジン音は、トンネル部21の下方空間へと伝達される。弁部材55が開位置とされている状態では、トンネル部21内に伝達されたエンジン音が、弁部材55を通してトリム材22内に伝達されて、開口部56aを通して車室3内に伝達される。つまり、運転席8に着座された運転者は、足下付近からエンジン音を聞くこととなって、エンジン音がデフォルト位置T1・2で定位された状態とされる。弁部材55を閉位置とすることにより、デフォルト位置T1・2でのエンジン音の定位が行われない状態とされる。弁部材52と55との一方を開位置とし、他方を閉位置とすることにより、特定位置T1・1とデフォルト位置T1・2との間でもってエンジン音の定位位置が変更される。
【0039】
オーディオ音用となる第2の位置T2を定位させるために、実施形態では、図4に示すように、上下左右の合計4個のスピーカ60UL、60UR、60BL、60BRが設けられている。上方に位置する左右一対のスピーカ60UL、60URは、ツイータ+フルレンジとされて、左右のフロントピラー13L、13Rに取付けられている。下方に位置する左右一対のスピーカ60BL、60BRは、ツイータ+フルレンジとされて、左右のサイドドア5L、5Rに取付けられている。
【0040】
上記4つのスピーカ60UL、60UR、60BL、60BRを利用して、既知のタイムアライメントの手法により、オーディオ音が第2の位置T2から聞こえるように定位される。また、第2の位置T2を、タイムアライメントの手法によって、図4に示す位置から、例えば下方、左方(車幅方向のうち運転席8から離間する方向で、助手席9に接近する方向)、左下方(車幅方向において運転席8から離間しつつ下方への移動という斜め方向)あるいは運転席後方等、所望位置へ移動させることができる。
【0041】
第3の位置T3は、上記4つのスピーカ60UL、60UR、60BL、60BRを利用して、既知のタイムアライメントの手法により、警報音が第3のT3から聞こえるように定位される。つまり、警報音は、オーディオ音に重畳されてスピーカ60UL、60UR、60BL、60BRから流されることになる。
【0042】
図7は、オーディオ装置ODの一例を示すものである。図中、70は、DSP(デジタル・サウンド・プロセッサ)である。このDSP70は、オーディオ用の音源71からの信号が入力されると、第2の位置T2でオーディオ音が定位されるように前述したタイムアライメントの処理を行って、アンプ72を介してスピーカ60UL、60UR、60BL、60BRを駆動する。
【0043】
DSP70は、警報用音源を記憶した記憶手段(メモリ)73を有する。DSP70は、警報を行う旨の指令信号が入力されると、第3の位置T3で警報音が定位されるようにタイムアライメントの処理を行って、アンプ72を介してスピーカ60UL、60UR、60BL、60BRを駆動する。
【0044】
実施形態では、さらに、排気音を定位するようにしてある。すなわち、運転者が排気音の聞こえる位置となる第4の位置T4を、車室後部のうち車幅方向略中央部に設定してある(図1図2参照)。この第4の位置T4は、車室内への開口部に弁部材を配設した構造となっており、実質的に図3に示すのと同様の構造とされているので、その重複した説明は省略する。
【0045】
第4の位置T4(の開口部)は、車室内の換気用となる外部に開口されたエキストラチャンバ80に対して、ダクト81を介して接続されている(図1図2参照)。エキストラチャンバ80は、排気パイプ30Aの近くに形成されていることから、排気音が効果的に第4の位置T4へと伝達することができる。なお、第4の位置T4における弁部材は、常時全開とすることもできるが、市街地走行や低速走行時等のスポーツ走行が想定されないときは閉弁しておくこともできる。また、この弁部材は、エンジン回転数が上昇するにつれて、その開度を徐々に増大させることもできる。
【0046】
図8は、特定位置T1・1とデフォルト位置T1・2との間での定位位置変更する場合の制御系統例を示す。図中、Uはマイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラである。コントローラUは、図7のオーディオ装置ODに対して第2の位置T2の位置変更の指令を行うことが可能となっている。このコントローラUには、センサあるいはスイッチS1・S3からの信号が入力される。S1は、車体に作用するG(前後方向および横方向の加速度と減速度)を検出するGセンサである。S2は、エンジン回転数を検出する回転数センサである。S3は、イグニッションスイッチである。また、コントローラUは、オーディオ装置ODの他、弁部材52、55を開閉制御し、さらに開閉部材56の回動制御することも行うようになっている(例えば、あらかじめ設定された条件に基づいて、開閉部材の開口部56aが、運転席8側を向いた(斜め上方を向いた)状態と、まっすぐ上方を向いた状態との間での切換)。
【0047】
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、コントローラUによる制御例について説明するが、以下の説明でQはステップを示す。また、第1の位置をデフォルト位置T1・2から特定位置T1・1へ移動させる所定の走行条件としては、車体に作用する横Gあるいは前後Gの少なくとも一方が、があらかじめ設定された所定値よりも大きいときとしてある。また、図9の制御は、イグニッションスイッチS3がオンとなったときに開始される。さらに、以下の説明で、ノーマルモードはエンジン音の定位位置をデフォルト位置T1・2とするモードであり、またスポーツモードはエンジン音の定位位置を特定位置T1・1とするモードである。
【0048】
まずQ1において、オーディオ音装置ODがオンであるか否かが判別される。このQ1の判別でYESのときは、Q2において、前後方向Gあるいは横方向Gの少なくとも一方が、所定値(例えば0.3G)よりも大きいか否かが判別される。このQ2の判別でYESのときは、Q3において、タイマが初期値0にリセットされると共に、新たにカウントが開始される。この後Q4において、上記所定値よりも大きいGが検出されてから短い所定時間(実施形態では1秒)が経過したか否かが判別される。このQ4の判別でNOのときは、Q4の判別が繰り返される。
【0049】
Q4の判別でYESのときは、Q5において、再度、Q2と同様の判別が行われる。このQ5の判別でYESのときは、短時間の間に大きなGが継続(あるいは繰り返し)発生しているときであり、運転者が走行を楽しむために積極的な運転を行っている状況である。
【0050】
上記Q5の判別でYESのときは、Q6において、タイマが0にリセットされると共に、新たにカウントが開始される。この後、Q7において、スポーツモードとされて、エンジン音の定位位置が、デフォルト位置T1・2から特定位置T1・1へと移動(変更)される。
【0051】
上記Q7の後、Q8において、前後方向および横方向のGがそれぞれ所定値(実施形態では0.3G)以下になったか否かが判別される。このQ8の判別でNOのときは、Q6に戻る。
【0052】
上記Q8の判別でYESのときは、Q9において、タイマでのカウント値が所定の長い時間(実施形態では30秒)を超えているか否かが判別される。このQ9の判別でNOのときは、Q7に戻る。
【0053】
上記Q9の判別でYESのときは、ハードドライブ(スポーツ走行)は行っていない状況が明確に確認されたということで、Q10において、ノーマルモードへ変更される(デフォルト位置T1・2へ復帰される)。
【0054】
前記Q1の判別でNOのときは、Q12において、スポーツモードが設定される(ただし、オーディオ音は車室内に流れない状況)。なお、Q1の判別でNOのときは、ノーマルモードとしてもよい(そのままリターンさせる)。
【0055】
前記Q2の判別でNOのときは、あるいはQ5の判別でNOのときは、それぞれQ10に移行される。
【0056】
Q10の後、あるいはQ12の後は、それぞれQ11において、エンジンが停止されたか否かが判別(イグニッションスイッチS3がオフされたか否かの判別)。このQ11の判別でNOのときはQ1に戻る。Q11の判別でYESのときは、制御が終了される。
【0057】
以上の説明から明かなように、図9の実施形態では、スポーツモードに設定されているときは、スポーツモードに設定する所定の走行条件を満足しないことが所定の長い時間(実施形態では30秒)維持されていることが確認されるまでは、スポーツモードをそのまま維持する制御とされている(スポーツモードとノーマルモードとの間での頻繁な変更を抑制)。スポーツモードとノーマルモードとの間での頻繁な変更をより防止あるいは抑制するために、例えばQ8での所定値(Gの値)を、Q2あるいはQ5での所定値(Gの値)よりも所定分小さい値に設定しておくこともできる。
【0058】
図10は、図9に対応した別の制御例を示すものである。本制御例では、所定の走行条件として、車体に作用するGの代わりに、エンジン回転数を用いてある。すなわち、Q22(図9のQ2対応)、Q25(図9のQ5対応)、Q29(図9のQ9対応)では、エンジン回転数が所定回転数(実施形態では5500rpm)よりも大きいか(あるいは以下か)を判別するようにしてある。すなわち、実施形態では、エンジンの最高許容回転数が7500rpm程度とされており、所定値としてのエンジン回転数5500rpmは、最高許容回転数よりも所定分低い程度の高回転数として設定してある(最大出力あるいは最大トルクを発生する付近での回転数)。図10の制御は、図9におけるGを用いる代わりに、エンジン回転数を用いた点が相違するのみで、その他は図9の場合と同じなので、その重複した説明は省略する。
【0059】
また、スポーツモードとノーマルモードとの間での切換えを、アクセル開度に応じて行うようにしてもよく、この場合は、アクセル開度が大きい(所定開度以上の)ときにスポーツモードとし、アクセル開度が小さいときにノーマルモードとすればよい。
【0060】
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。エンジン音の定位位置(デフォルト位置T1・2、特定位置T1・1)やその領域の大きさは適宜選択できる。例えば、デフォルト位置T1・2を、ダッシュパネルのうち運転席8に着座している乗員の足下付近の高さ位置に設定したり、インストルメントパネル11の下部に設定する等のことができる。ただし、デフォルト位置T1・2は、特定位置T1・1との関係から、インストルメントパネル11の上面よりも低い位置に設定するのが好ましい。また、特定位置T1・1は、例えば、インストルメントパネル11の上面に設定したり、車幅方向において運転席8側オフセットされた位置に設定する等のことができ、特に運転者に認識させるために、運転席8に着座している運転者の前方で、インストルメントパネル11の上面あるいはそれよりも高い位置に設定するのが好ましい。
【0061】
特に、特定位置T1・1とデフォルト位置T1・2との位置関係としては、次のような態様を設定するのが好ましい。特定位置T1・1を、デフォルト位置T1・2上方に位置させること。特定位置T1・1を、デフォルト位置T1・2よりも前方に位置させること
。デフォルト位置T1・2をインストルメントパネル11の上面よりも低い位置に設定する一方、特定位置T1・1を運転者の前方でインストルメントパネル11の上面と同じ高さからそれよりも高い位置に設定すること。デフォルト位置T1・2をインストルメントパネル11の後方でかつその上面よりも低い位置に設定する一方、特定位置T1・1を運転者の前方でかつインストルメントパネルの上面と同じ高さかそれよりも高い位置に設定すること。デフォルト位置T1・2を第2の位置T2よりも低い位置に設定する一方、特定位置T1・1を第2の位置T2よりも高い位置に設定すること。
【0062】
デフォルト位置T1・2を構成するための開閉部材56の開口部56aの開口面積や位置を変更するようにしてもよい。開口部56aを運転席8側と助手席9側との両方に設けるようにしてもよく、この場合、運転席8側の開口部56aの開口面積を助手席9側の開口面積よりも大きくしておくこともでき、運転席側と助手席側との開口面積をそれぞれ独立して調整できるようにすることもできる(自動調整あるいはマニュアル調整)。
【0063】
状況に応じて(特にエンジン音を強調したいとき)、オーディオ音の定位位置となる第2の位置T2を移動(変更)定位させてもよい。例えば、エンジン音の定位位置として特定位置T1・1が選択されたときに、第2の位置T2を、図4に示す位置から下方に移動させたり、助手席9側に移動させたり、下方かつ助手席9側となる斜め下方に移動させたり、車室後部に移動させる等のことができる。警報音としては、エンジン回転数が上限に達したときを報知するレブリミット音を含めることができる。警報音の定位位置は、適宜の位置に変更することができるが、エンジン音やオーディオ音の定位位置とは異なる位置とするのが好ましい。また、警報音の定位を行わないようにしてもよい。同様に、排気音の定位を行わないようにしてもよい。本発明は、オープンカーに限らず、セダン型やSUV型、4輪駆動車等、種々の形式の車両に適用できる。また、変速機31が車両後部(差動装置40の位置)に配設された車両や、エンジン30が車室後方に配設された車両であってもよく、プロペラシャフト41を有しない前輪駆動車(いわゆるFF車)であってもよい。開閉部材56の開口部56aが助手席側を向く位置を選択できるようにしてもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、エンジン音とオーディオ音とを区別させつつ、必要に応じてエンジン音をより明確に認識させる上で好ましいものとなる。
【符号の説明】
【0065】
T1・1:特定位置
T1・2:デフォルト位置
T2:オーディオ音位置
T3:警報音位置
OD:オーディオ装置
U:コントローラ
S1:Gセンサ
S2:回転数センサ
S3:イグニッションスイッチ
1:ダッシュパネル
2:エンジンルーム
3:車室
5L、5R:サイドドア
8:運転席
9:助手席
11:インストルメントパネル
11a:開口部(エンジン音通過用)
12:フロントウインドガラス
13L、13R:フロントピラー
20:フロアパネル
21:トンネル部
22:トリム材
23:キックアップ部
24:リアパネル
30:エンジン
31:変速機
40:差動装置
41:プロペラシャフト
42:排気通路
43:マフラー
43A:排気パイプ
50:開口部(エンジン音透過用)
51:膜部材
52:弁部材
55:弁部材
56:開閉部材
56a:開口部
60UL、60UR、60BL、60BR:スピーカ
70:DSP
71:音源(オーディオ用)
72:アンプ
73:記憶手段(警報音用)
80:エキストラチャンバ
81:ダクト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10