特許第6579346号(P6579346)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6579346-組み込みサウンドボックスの構造 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6579346
(24)【登録日】2019年9月6日
(45)【発行日】2019年9月25日
(54)【発明の名称】組み込みサウンドボックスの構造
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/02 20060101AFI20190912BHJP
   H02S 10/00 20140101ALI20190912BHJP
   H02S 20/32 20140101ALN20190912BHJP
【FI】
   H04R1/02 102Z
   H02S10/00
   !H02S20/32
【請求項の数】1
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2018-53323(P2018-53323)
(22)【出願日】2018年3月20日
(65)【公開番号】特開2019-129697(P2019-129697A)
(43)【公開日】2019年8月1日
【審査請求日】2018年4月4日
(31)【優先権主張番号】201810061160.5
(32)【優先日】2018年1月22日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519230097
【氏名又は名称】广州領尚灯具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】呉明旺
【審査官】 渡邊 正宏
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭59−177282(JP,U)
【文献】 実開昭62−183485(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/00− 1/08
H04R 1/12− 1/14
H04R 1/42− 1/46
H02S 10/00
H02S 20/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
組み込みサウンドボックス構造であって、取付台及び前記取付台に取付けられた電気板を含み、前記取付台の底端面の中間に取付け筐体が設置され、前記取付け筐体の中にサウンドボックス体が固定に取付けられ、前記サウンドボックス体の底面に拡声器が固定に設置され、前記サウンドボックス体の頂面に電気接続ヘッドが固定に設置され、前記電気接続ヘッドが光電板に接続され、前記取付台の頂端面の中央にスライド筐体が設置され、前記スライド筐体に回転且つ上下移動できる回転ドラムが設置され、前記回転ドラムの頂端面に肩上げ溝が設置され、前記肩上げ溝の中に上下移動する肩上げブロックが設置され、前記肩上げ溝の底端壁に肩上げ電子回転子が設置され、前記肩上げ電子回転子に前記肩上げブロックにねじで係合接続される肩上げボルトが動力で接続され、前記肩上げブロックの頂部に前後伸びる制限ロッドが固定設置され、前記回転ドラムの頂端面の右端に支柱二本が前後で設置され、前記二本の支柱の間に回転できる回転軸が設置され、前記回転軸に光電板が固定設置され、前記光電板が前記回転軸から離れる一端の内部に前記制限ロッドに移動し係合接続される移動段が設置され、前記移動段の底部に前記光電板の外部に連結し且つ前記肩上げブロックが抜けられるスルーホールが設置され、前記回転ドラムの底部の外側面に歯車リングが設置され、前記回転ドラム底部の中央に軸受を通じて第一軸が係合設置され、前記スライド筐体の底端壁の中央に第一溝が設置され、前記第一溝の中に前記第一軸に動力で接続される第一油シリンダーが設置され、前記スライド筐体の右端壁の中端に第二溝が設置され、前記第二溝の底端壁に第三溝が設置され、前記第三溝の中に左右移動できる回転電子回転子が設置され、前記回転電子回転子の右端に第二軸が固定接続され、前記第三溝の右端壁には前記第二軸と動力で接続される第二油シリンダーが設置され、前記第二溝の中に前記回転電子回転子の動力軸に動力で接続される歯車が設置され、前記歯車を前記歯車リングに噛み合わせ、前記スライド筐体の頂部に保護装置が設置され、前記保護装置は前記スライド筐体の左右両端壁に左右対称で設置される第一スライド溝と第二スライド溝を含み、前記第一スライド溝の中に左右移動できる第一スライド板が設置され、前記第一スライド板の右端に凸部が設置され、前記凸部の右端面の外側面に傾斜ガイド面が設置され、前記第一スライド溝の左端壁に第一電子回転子が設置され、前記第一電子回転子に前記第一スライド板にねじで係合接続される第一ボルトが動力で接続され、前記第一スライド板の左端面に前記第一ボルトにねじで係合接続される第一ねじ穴が設置され、前記第二スライド溝の中に左右移動できる第二スライド板が設置され、前記第二スライド板の左端面に前記凸部に係合接続される接続溝が設置され、前記第二スライド溝の右端壁に第二電子回転子が設置され、前記第二電子回転子に前記第二スライド板にねじで係合接続される第二ボルトが動力で接続され、前記第二スライド板の右端面に前記第二ボルトにねじで係合接続される第二ねじ穴が設置され、前記第一スライド板と前記第二スライド板の頂端面に閉じ層が設置され、前記光電板が前記電気板に電気で接続されることを特徴とする組み込みサウンドボックス構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組み込みサウンドボックスの技術分野に関し、特に組み込みサウンドボックスの構造に関わる。
【背景技術】
【0002】
中国の大衆の生活レベルが徐々に向上するにつれて、音響に対する個性化ニーズが高まり、伝統的なサウンドボックスは近代化のニーズを満たすことができない。そのため、人々は隠し式、外形が美しく、音の効果が良いサウンドボックスへのニーズが日に日に高まっている。いま市販の組み込みサウンドボックスは多くが室内に使用される。実際に、近年は広場ダンスが盛んになり、ほかの室外活動がどんどん多くなり、アウトドアの公共放送も組み込みサウンドボックスを使用する必要があるが、これらのサウンドボックスは一般的に市電に接続し、使う時電気が比較的かかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国実用新案第205378198号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しなければならない問題は組み込みサウンドボックスの構造を提供することであり、上述の技術問題を解決することができる。
【0005】
上記の問題を解決するため、本発明は以下の技術方案を使う。
【0006】
本発明の組み込みサウンドボックス構造は、取付台及び前記取付台に取付けられた電気板を含み、前記取付台の底端面の中間に取付け筐体が設置され、前記取付け筐体の中にサウンドボックス体が固定に取付けられ、前記サウンドボックス体の底面に拡声器が固定に設置され、前記サウンドボックス体の頂面に電気接続ヘッドが固定に設置され、前記電気接続ヘッドが光電板に接続され、前記取付台の頂端面の中央にスライド筐体が設置され、前記スライド筐体に回転且つ上下移動できる回転ドラムが設置され、前記回転ドラムの頂端面に肩上げ溝が設置され、前記肩上げ溝の中に上下移動する肩上げブロックが設置され、前記肩上げ溝の底端壁に肩上げ電子回転子が設置され、前記肩上げ電子回転子に前記肩上げブロックにねじで係合接続される肩上げボルトが動力で接続され、前記肩上げブロックの頂部に前後伸びる制限ロッドが固定設置され、前記回転ドラムの頂端面の右端に支柱二本が前後で設置され、前記二本の支柱の間に回転できる回転軸が設置され、前記回転軸に光電板が固定設置され、前記光電板が前記回転軸から離れる一端の内部に前記制限ロッドに移動し係合接続される移動段が設置され、前記移動段の底部に前記光電板の外部に連結し且つ前記肩上げブロックが抜けられるスルーホールが設置され、前記回転ドラムの底部の外側面に歯車リングが設置され、前記回転ドラム底部の中央に軸受を通じて第一軸が設置され、前記スライド筐体の底端壁の中央に第一溝が設置され、前記第一溝の中に前記第一軸に動力で接続される第一油シリンダーが設置され、前記スライド筐体の右端壁の中端に第二溝が設置され、前記第二溝の底端壁に第三溝が設置され、前記第三溝の中に左右移動できる回転電子回転子が設置され、前記回転電子回転子の右端に第二軸が固定接続され、前記第三溝の右端壁には前記第二軸と動力で接続される第二油シリンダーが設置され、前記第二溝の中に前記回転電子回転子の動力軸に動力で接続される歯車が設置され、前記歯車を前記歯車リングに噛み合わせ、前記スライド筐体の頂部に保護装置が設置される。
【0007】
優選された技術プランとして、前記保護装置は前記スライド筐体の左右両端壁に左右対称で設置される第一スライド溝と第二スライド溝を含み、前記第一スライド溝の中に左右移動できる第一スライド板が設置され、前記第一スライド板の右端に凸部が設置され、前記凸部の右端面の外側面に傾斜ガイド面が設置され、前記第一スライド溝の左端壁に第一電子回転子が設置され、前記第一電子回転子に前記第一スライド板にねじで係合接続される第一ボルトが動力で接続され、前記第一スライド板の左端面に前記第一ボルトにねじで係合接続される第一ねじ穴が設置され、前記第二スライド溝の中に左右移動できる第二スライド板が設置され、前記第二スライド板の左端面に前記凸部に係合接続される接続溝が設置され、前記第二スライド溝の右端壁に第二電子回転子が設置され、前記第二電子回転子に前記第二スライド板にねじで係合接続される第二ボルトが動力で接続され、前記第二スライド板の右端面に前記第二ボルトにねじで係合接続される第二ねじ穴が設置され、前記第一スライド板と前記第二スライド板の頂端面に閉じ層が設置される。
【0008】
好ましい技術方案として前記光電板と前記光電板が電気的に接続される。
【発明の効果】
【0009】
本発明は太陽の運動軌跡によって、光電板の傾斜角度と向きを自動にコントロールすることを実現させる。それによってもっとよく太陽光を吸収して発電させ、組み込みサウンドボックスに供電して、省エネ・環境保護に適し、発電効率が高く、普及に適している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は本発明の組み込みサウンドボックスの構造の全体構造案内図である。
図2図2図1における光電板が収納状態にある全体構造案内図である。
図3図3は本発明の中のサウンドボックスの構造案内図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施例或いは既存の技術の技術方案をもっとはっきりと説明するため、以下に実施例或いは既存の技術説明の所要の図面に簡単に紹介する。一目でわかることは下記の説明の中の図面はただ本発明のいくつかの実施例で、本分野の普通の技術にとって、創造的な労働を払わない前提に、これらの図面によってそのほかの図面を得ることができる。
【0012】
下記に図面を交え本発明の好ましい実施例を詳しく説明し、本発明の長所と特徴を本分野の技術者にもっと理解しやすくさせ、これにより本発明の保護範囲をもっと明確に画定する。
【0013】
図1-3が示すように、本発明の組み込みサウンドボックス構造は、取付台1及び前記取付台1に取付けられた電気板3を含み、前記取付台1の底端面の中間に取付け筐体81が設置され、前記取付け筐体81の中にサウンドボックス体83が固定に取付けられ、前記サウンドボックス体83の底面に拡声器82が固定に設置され、前記サウンドボックス体の頂面に電気接続ヘッド84が固定に設置され、前記電気接続ヘッド84が光電板に接続され、前記取付台1の頂端面の中央にスライド筐体2が設置され、前記スライド筐体2に回転且つ上下移動できる回転ドラム24が設置され、前記回転ドラム24の頂端面に肩上げ溝26が設置され、前記肩上げ溝26の中に上下移動する肩上げブロック29が設置され、前記肩上げ溝26の底端壁に肩上げ電子回転子27が設置され、前記肩上げ電子回転子27に前記肩上げブロック29にねじで係合接続される肩上げボルト28が動力で接続され、前記肩上げブロック29の頂部に前後伸びる制限ロッド31が固定設置され、前記回転ドラム24の頂端面の右端に支柱62二本が前後で設置され、前記二本の支柱62の間に回転できる回転軸63が設置され、前記回転軸63に光電板6が固定設置され、前記光電板6が前記回転軸63から離れる一端の内部に前記制限ロッド31に移動し係合接続される移動段60が設置され、前記移動段60の底部に前記光電板6の外部に連結し且つ前記肩上げブロック29が抜けられるスルーホール61が設置され、前記回転ドラム24の底部の外側面に歯車リング25が設置され、前記回転ドラム24底部の中央に軸受23を通じて第一軸22が係合設置され、前記スライド筐体2の底端壁の中央に第一溝20が設置され、前記第一溝20の中に前記第一軸22に動力で接続される第一油シリンダー21が設置され、前記スライド筐体2の右端壁の中端に第二溝7が設置され、前記第二溝7の底端壁に第三溝70が設置され、前記第三溝70の中に左右移動できる回転電子回転子71が設置され、前記回転電子回転子71の右端に第二軸72が固定接続され、前記第三溝70の右端壁には前記第二軸72と動力で接続される第二油シリンダー73が設置され、前記第二溝7の中に前記回転電子回転子71の動力軸に動力で接続される歯車74が設置され、前記歯車74を前記歯車リング25に噛み合わせ、前記スライド筐体2の頂部に保護装置が設置され、前記保護装置を通じて前記スライド筐体2の頂部開口を閉じる。
【0014】
その中に、前記保護装置は前記スライド筐体2の左右両端壁に左右対称で設置される第一スライド溝5と第二スライド溝4を含み、前記第一スライド溝5の中に左右移動できる第一スライド板50が設置され、前記第一スライド板50の右端に凸部53が設置され、前記凸部53の右端面の外側面に傾斜ガイド面55が設置され、前記第一スライド溝5の左端壁に第一電子回転子52が設置され、前記第一電子回転子52に前記第一スライド板50にねじで係合接続される第一ボルト51が動力で接続され、前記第一スライド板50の左端面に前記第一ボルト51にねじで係合接続される第一ねじ穴54が設置され、前記第二スライド溝4の中に左右移動できる第二スライド板40が設置され、前記第二スライド板40の左端面に前記凸部53に係合接続される接続溝43が設置され、前記第二スライド溝4の右端壁に第二電子回転子42が設置され、前記第二電子回転子42に前記第二スライド板40にねじで係合接続される第二ボルト41が動力で接続され、前記第二スライド板40の右端面に前記第二ボルト41にねじで係合接続される第二ねじ穴44が設置され、前記第一スライド板50と前記第二スライド板40の頂端面に閉じ層が設置され、閉じる機能が実現され、前記傾斜ガイド面55を通じて前記凸部53を迅速に前記接続溝43に挿入して係合接続させる。
【0015】
その中に、前記光電板6が前記電気板3に電気で接続される。
【0016】
本発明が使用される時、前記第一油シリンダー21をコントロールして起動させ、前記第一軸22が前記回転ドラム24を上に移動駆動させ、それによって、前記光電板6を前記スライド筐体2から押し出せ、前記肩上げ電子回転子27をコントロールして起動させ、それによって、前記肩上げブロック29を上に移動回転させ、前記光電板6が前記回転軸63から離れる一端が上に上げさせ、前記光電板6を傾斜させ、前記光電板6がより良く太陽光を吸収して発電するには便利であり、しかも前記光電板6の傾斜角度が需要に応じて調節して、前記歯車リング25が前記歯車74に向かい合う時は前記回転ドラム24が上に移動する最大値であり、この時第二油シリンダー73をコントロールして起動させ、前記第二軸72が前記回転電子回転子71を左に移動駆動させ、前記回転電子回転子71が左に移動する同時に前記歯車74を左に移動させて前記歯車リング25に噛み合わせ、そして前記回転電子回転子71をコントロールして起動させ、前記回転ドラム24を回転駆動させ、前記回転ドラム24が回転して前記光電板6を回転させ、前記光電板6が太陽光の照射角度によって調節するには便利であり、前記光電板6の発電効率を向上させ、前記光電板6が発電した電気量は前記電気板3に貯蔵され、前記電気板3を通じてスピーカーに給電する。
【0017】
雷雨や強風に遭う時、まず前記第二軸72をコントロールして起動させ、前記歯車74が右に移動して前記歯車リング25との噛み合いから離脱し、前記肩上げ電子回転子27をコントロールして起動させ前記光電板6を水平に放置し、前記第一油シリンダー21をコントロールして起動させ、前記回転ドラム24を下に移動させ、前記光電板6を前記肩上げ溝26に収め、最後は前記第一電子回転子52と第二電子回転子42をコントロールして起動させ、前記第一スライド板50を右に、前記第二スライド板40を左に移動させ、前記凸部53が接続溝43に挿入して係合接続される時前記スライド筐体2の頂部開口が閉じられ、それによって、前記光電板6を前記スライド筐体2に閉じらせ、前記光電板6を良く保護して、光電板6が雷雨や強風に損壊されることを防止する。
【0018】
本発明は太陽の運動軌跡によって、光電板の傾斜角度と向きを自動にコントロールすることを実現させる。それによってもっとよく太陽光を吸収して発電させ、組み込みサウンドボックスに供電して、省エネ・環境保護に適し、発電効率が高く、普及に適している。
【0019】
以上に本発明の基本原理、主な特徴と本発明の長所を表示し説明した。本分野の技術者は本発明が以上の実施例の制限を受けなく、以上の実施例と説明書はただ本発明の原理を説明し、本発明の意義と範囲を離れない前提に本発明は各種の変化と改善があることを了解すべきである。これらの変化と改善は全部本発明の保護範囲にある。本発明の保護範囲は特許請求の範囲とその同等のものに画定される。
図1
図2
図3