(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6579382
(24)【登録日】2019年9月6日
(45)【発行日】2019年9月25日
(54)【発明の名称】断線検知回路及び電気接続箱
(51)【国際特許分類】
G01R 31/02 20060101AFI20190912BHJP
H03K 17/00 20060101ALI20190912BHJP
B60R 16/02 20060101ALI20190912BHJP
【FI】
G01R31/02
H03K17/00 B
B60R16/02 650J
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-84260(P2016-84260)
(22)【出願日】2016年4月20日
(65)【公開番号】特開2017-195489(P2017-195489A)
(43)【公開日】2017年10月26日
【審査請求日】2018年7月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】特許業務法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】五藤 琢真
【審査官】
永井 皓喜
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−121418(JP,A)
【文献】
特開2015−136078(JP,A)
【文献】
国際公開第2015/029544(WO,A1)
【文献】
特開2002−199577(JP,A)
【文献】
特開2014−163851(JP,A)
【文献】
特開2010−256064(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2015/0068278(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 31/02
G01R 31/08
G01R 31/28
B60R 16/02
H03K 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グランド接続端子及び入力端子を有する制御部と、
前記グランド接続端子に接続される導電路としての制御側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第1外部接続端子と、
前記制御側グランドラインよりも通電電流が大きい導電路としてのパワー側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第2外部接続端子と、
前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間を接続する第1バイパスラインの電力方向を一方に規制し、かつ、前記第1バイパスラインを通る電力に応じた検知信号を前記入力端子に出力するトランジスタと、を備え、
前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間は、前記第1バイパスラインと並列に配された第2バイパスラインで接続されており、第2バイパスラインは、前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間について、前記第1バイパスラインの電力方向と同じ側に電力を送り、反対方向を規制するダイオードが接続されている、断線検知回路。
【請求項2】
グランド接続端子及び入力端子を有する制御部と、
前記グランド接続端子に接続される導電路としての制御側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第1外部接続端子と、
前記制御側グランドラインよりも通電電流が大きい導電路としてのパワー側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第2外部接続端子と、
前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間を接続する第1バイパスラインの電力方向を一方に規制し、かつ、前記第1バイパスラインを通る電力に応じた検知信号を前記入力端子に出力するトランジスタと、を備え、
前記トランジスタは、前記制御側グランドラインから前記パワー側グランドラインに向かう方向の電力は許容し、これとは反対方向の電力は規制する、断線検知回路。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の断線検知回路と、前記断線検知回路を収容するケースとを備える電気接続箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載された技術は、断線検知回路及び電気接続箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両には、内部に電気回路が収容された電気接続箱が搭載されており、この種の電気接続箱には、外部のグランド(ボディアース等)と接続される複数のグランド端子を備えるものが知られている。
【0003】
特許文献1の電磁負荷制御装置は、ソレノイド側のパワーグランド線に接続されたパワーグランド端子と、制御回路側のロジックグランド線に接続されたロジックグランド端子とを備えている。パワーグランド端子とロジックグランド端子とは、双方向のESD用ダイオードを介して接続されている。また、パワーグランド線及びロジックグランド線のそれぞれに電圧シフトが接続されており、パワーグランド側において、電圧シフトを介する配線と電圧シフトを介さない配線とをスイッチで切り替えてそれぞれのコンパレータ出力を見ることにより、断線検出が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015−136078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1では、電圧シフトを介する配線と電圧シフトを介さない配線とをスイッチで切り替えてコンパレータ出力を見ることにより断線検出を行う構成であるため、電圧シフトの切り替えのためのスイッチ、コンパレータ等の部品が必要になり、断線検知の構成が複雑になるという問題がある。
【0006】
本明細書に記載された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、断線検知の構成を簡素化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に記載された断線検知回路は、グランド接続端子及び入力端子を有する制御部と、前記グランド接続端子に接続される導電路としての制御側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第1外部接続端子と、前記制御側グランドラインよりも通電電流が大きい導電路としてのパワー側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第2外部接続端子と、前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間を接続する第1バイパスラインの電力方向を一方に規制し、かつ、前記第1バイパスラインを通る電力に応じた検知信号を前記入力端子に出力するトランジスタと、を備え
、前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間は、前記第1バイパスラインと並列に配された第2バイパスラインで接続されており、第2バイパスラインは、前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間について、前記第1バイパスラインの電力方向と同じ側に電力を送り、反対方向を規制するダイオードが接続されている。
【0008】
断線や端子間の接続不良等により、第1外部接続端子又は第2外部接続端子が外部のグランドに接続されない場合、制御側グランドライン又はパワー側グランドラインがグランドに対してオープンの状態となる。本構成によれば、制御側グランドラインとパワー側グランドラインとの間を接続する第1バイパスラインを通る電力は、電力方向が一方に規制されているため、オープンの状態のグランドラインに対して他方のグランドラインを使用してグランドをとることができる。また、第1バイパスラインを電力が通ると、トランジスタから電力に応じた検知信号が制御部の入力端子に出力されるため、制御部は、入力端子から入力された検知信号により断線等を検知することができる。これにより、例えば回路の切り替え等を行わなくても断線の検知が可能になるため、回路構成を簡素化することが可能になる。
また、第1バイパスラインのトランジスタだけでなく、第2バイパスラインのダイオードに通電することで、第2バイパスラインがない構成と比較して制御側グランドラインとパワー側グランドラインとの間に送る電力を大きくすることが可能になる。
本明細書に記載された断線検知回路は、グランド接続端子及び入力端子を有する制御部と、前記グランド接続端子に接続される導電路としての制御側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第1外部接続端子と、前記制御側グランドラインよりも通電電流が大きい導電路としてのパワー側グランドラインに接続され、外部のグランドと接続可能な第2外部接続端子と、前記制御側グランドラインと前記パワー側グランドラインとの間を接続する第1バイパスラインの電力方向を一方に規制し、かつ、前記第1バイパスラインを通る電力に応じた検知信号を前記入力端子に出力するトランジスタと、を備え、前記トランジスタは、前記制御側グランドラインから前記パワー側グランドラインに向かう方向の電力は許容し、これとは反対方向の電力は規制する。
断線や端子間の接続不良等により、第1外部接続端子又は第2外部接続端子が外部のグランドに接続されない場合、制御側グランドライン又はパワー側グランドラインがグランドに対してオープンの状態となる。本構成によれば、制御側グランドラインとパワー側グランドラインとの間を接続する第1バイパスラインを通る電力は、電力方向が一方に規制されているため、オープンの状態のグランドラインに対して他方のグランドラインを使用してグランドをとることができる。また、第1バイパスラインを電力が通ると、トランジスタから電力に応じた検知信号が制御部の入力端子に出力されるため、制御部は、入力端子から入力された検知信号により断線等を検知することができる。これにより、例えば回路の切り替え等を行わなくても断線の検知が可能になるため、回路構成を簡素化することが可能になる。
また、制御側グランドラインに接続された経路の断線の検知はパワー側グランドラインと比較して容易ではないが、本構成によれば、このような断線の検知が容易ではない制御側グランドラインに接続された経路の断線を検知することができる。
【0009】
本明細書に記載された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい
。
【0011】
前記断線検知回路と、前記断線検知回路を収容するケースとを備える電気接続箱とする。
【発明の効果】
【0012】
本明細書に記載された技術によれば、断線検知の構成を簡素化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施形態1の断線検知回路の電気的構成を示す図
【
図3】断線の前後のトランジスタの状態及び入力端子の入力信号の対応関係を示す図
【発明を実施するための形態】
【0014】
<実施形態1>
以下、実施形態1について、
図1〜
図4を参照して説明する。
電気接続箱10は、例えば、自動車等の車両に搭載され、バッテリ等の電源BATとグランド(例えばボディアース)との間に接続され、例えばランプ、モータ等の負荷の通断電の制御等を行うECU(Electronic Control Unit)等に適用することができる。
【0015】
電気接続箱10は、断線検知回路20と、断線検知回路20を収容するケース11とを備えている。断線検知回路20は、図示しない回路基板に複数の電子部品を実装して構成されており、制御部21と、複数の抵抗R1〜R4と、コイル23A及び接点部23Bを有する電磁スイッチ23と、外部の電源BATに接続される外部電源端子24と、外部のグランドに接続される第1外部接続端子25及び第2外部接続端子26と、第1外部接続端子25に接続される導電路である制御側グランドラインCLと、第2外部接続端子26に接続される導電路であるパワー側グランドラインPLと、を備える。
【0016】
制御部21は、例えばマイコンからなり、例えば5Vの電圧の電源が入力される電源接続端子22Aと、制御側グランドラインCLに接続されるグランド接続端子22Bと、断線の有無を示す検知信号が入力される入力端子22Cとを備える。入力端子22Cは、抵抗R2を介して電源BATに連なる12Vの電圧の電源ラインに接続されている。
【0017】
電磁スイッチ23は、コイル23Aの通電により、接点部23Bがオンオフし、例えば接点部23Bの上流側は、比較的通電電流が大きい電装品(例えばランプ等)を介して電源BATに接続されており、下流側は、パワー側グランドラインPLに接続されている。
【0018】
第1外部接続端子25は、例えば導電路としての電線W1を介して外部のグランドに接続され、第2外部接続端子26は、例えば導電路としての電線W2を介して外部のグランドに接続される。電線W2(導電路)は、電線W1(導電路)よりも通電電流の許容値が大きい太径の電線が用いられている。制御側グランドラインCLは、第1外部接続端子25とグランド接続端子22Bとの間を接続する導電路であり、抵抗R1の一端側に接続されており、抵抗R1の他端側は、例えば5Vの電圧の電源ラインに接続されている。
【0019】
パワー側グランドラインPL(
図1の点A1と第2外部接続端子26との間)は、制御側グランドラインCLよりも通電電流が大きい導電路であり、一端側が第2外部接続端子26に接続されるとともに、他端側が抵抗R3や電磁スイッチ23の接点部23Bに接続されている。抵抗R3の上流側は、12Vの電源ラインに接続されている。このパワー側グランドラインPLは、制御側グランドラインCLよりも通電電流の許容値が大きい導電路が用いられている。
【0020】
制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとの間は、互いに並列な導電路としての第1バイパスラインBL1と第2バイパスラインBL2とで接続されている。第2バイパスラインBL2には、ダイオード29が直列に接続されている。このダイオード29のアノードは、制御側グランドラインCLに接続され、カソードは、パワー側グランドラインPLに接続されている。このダイオード29により、第2バイパスラインBL2は、制御側グランドラインCLからパワー側グランドラインPLへ向かう方向(
図2のD1方向)に通電し、反対方向の通電が規制される。
【0021】
ここで、例えば上記と異なり、第1バイパスラインBL1及びトランジスタ28がない断線検知回路では、
図4の比較例のように、ダイオード29により制御側グランドラインCLを第2バイパスラインBL2を介してグランド電位に接続することができるものの、制御部21は、断線を検知することができない。これに対して、本願の実施形態では、断線検知回路20の第1バイパスラインBL1には、
図1に示すように、抵抗R4及びトランジスタ28が直列に接続されている。
【0022】
トランジスタ28は、例えばNPN接合のバイポーラトランジスタであって、制御側グランドラインCLに抵抗R4を介してベースが接続され、パワー側グランドラインPLにエミッタが接続されている。コレクタは、制御部21の入力端子22Cに接続されている。このトランジスタ28により、第1バイパスラインBL1は、制御側グランドラインCLからパワー側グランドラインPLへ向かう方向に通電し、反対方向の通電が規制される。また、トランジスタ28のベースが通電すると、コレクターエミッタ間が通電し、入力端子22Cの電圧がパワー側グランドラインPLの電位に応じてロウレベルになるため、制御部21は、入力端子22Cに入力された信号により、断線の有無を検知する。
【0023】
次に、断線検知回路20の動作を説明する。
通常時、制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとは共に断線せずに第1外部接続端子25及び第2外部接続端子26に接続されており(
図3,CONNECT)、このときトランジスタ28は、オフの状態とされている。また、制御部21の入力端子22Cは、抵抗R2を介して電源ラインに接続されているため、ハイレベルとなっている。
【0024】
一方、制御側グランドラインCLに電気的に接続された外部の電線W1に断線X1(
図2)や端子間の接続不良等が生じると、制御側グランドラインCLがグランドに対してオープンの状態となる。すると、トランジスタ28のベース電位が高くなってトランジスタ28がオンの状態となり(
図3)、
図2に示すように、第1バイパスラインBL1をC1の方向に通電する。このとき、コレクターエミッタ間は通電するため、入力端子22Cは、パワー側グランドラインPLの電位に応じたロウレベルの検知信号が入力され、制御部21は、第1バイパスラインBL1に断線等が生じていることが検知する。制御部21は、例えば、断線の検知結果を例えば表示装置(図示しない)等に表示することで、制御側グランドラインCLの経路の断線や端子間の接続不良の情報(グランドオープンの情報)をユーザに報知するようにしてもよい。
【0025】
本実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
断線検知回路20は、グランド接続端子22B及び入力端子22Cを有する制御部21と、グランド接続端子22Bに接続される導電路としての制御側グランドラインCLに接続され、外部のグランドと接続可能な第1外部接続端子25と、制御側グランドラインCLよりも通電電流が大きい導電路としてのパワー側グランドラインPLに接続され、外部のグランドと接続可能な第2外部接続端子26と、制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとの間を接続する第1バイパスラインBL1の電力方向を一方に規制し、かつ、第1バイパスラインBL1を通る電力に応じた検知信号を入力端子22Cに出力するトランジスタ28と、を備える。
【0026】
断線や端子間の接続不良等により、第1外部接続端子25又は第2外部接続端子26が外部のグランドに接続されない場合、制御側グランドラインCL又はパワー側グランドラインPLがグランドGNDに対してオープンの状態となる。本実施形態によれば、制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとの間を接続する第1バイパスラインBL1を通る電力は、電力方向が一方に規制されているため、オープンの状態のグランドラインに対して他方のグランドラインを使用してグランドをとることができる。また、第1バイパスラインBL1を電力が通ると、トランジスタ28から電力に応じた検知信号が制御部21の入力端子22Cに出力されるため、制御部21は、入力端子22Cから入力された検知信号により断線等を検知することができる。これにより、例えば回路の切り替え等を行わなくても断線の検知が可能になるため、回路構成を簡素化することが可能になる。また、制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとの間の並列な2つのダイオード29で双方向に電力が送られる構成と比較して、部品点数を少なくすることができる。
【0027】
また、制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとの間は、第1バイパスラインBL1と並列に配された第2バイパスラインBL2で接続されており、第2バイパスラインBL2は、制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとの間について、第1バイパスラインBL1の電力方向と同じ側に電力を送り、反対方向を規制するダイオード29が接続されている。
このようにすれば、第1バイパスラインBL1のトランジスタ28だけでなく、第2バイパスラインBL2のダイオード29に通電することで、第2バイパスラインBL2がない構成と比較して制御側グランドラインCLとパワー側グランドラインPLとの間に送る電力を大きくすることが可能になる。
【0028】
また、トランジスタ28は、制御側グランドラインCLからパワー側グランドラインPLに向かう方向の電力は許容し、これとは反対方向の電力は規制する。
制御側グランドラインCLに接続された経路の断線の検知はパワー側グランドラインPLと比較して容易ではないが、本実施形態によれば、このような断線の検知が容易ではない制御側グランドラインCLに接続された経路の断線を検知することができる。
【0029】
また、パワー側グランドラインPLを含む導電路は、一般に制御側グランドラインCLを含む導電路と比較して許容電流値が大きいため、制御側グランドラインCLからパワー側グランドラインPLに向かう方向の通電を許容し、反対方向を規制することで、通電電流が導電路の許容値を超えることによる不具合を抑制することができる。
【0030】
<他の実施形態>
本明細書に記載された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に記載された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、断線検知回路20に第2バイパスラインBL2を設けたが、第2バイパスラインBL2を設けない構成としてもよい。
(2)トランジスタ28は、NPN接合のバイポーラトランジスタ28としたが、これに限られない。トランジスタとして、例えばPNP接合のバイポーラトランジスタや、FET(Field effect transistor)を用いてもよい。
(3)第1バイパスラインBL1は、制御側グランドラインCLからパワー側グランドラインPLに通電する構成としたが、パワー側グランドラインPLから制御側グランドラインCLに向けて通電する構成としてもよい。また、第2バイパスラインBL2についてもパワー側グランドラインPLから制御側グランドラインCLに向けて通電する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0031】
10: 電気接続箱
11: ケース
20: 断線検知回路
21: 制御部
22B: グランド接続端子
22C: 入力端子
25: 第1外部接続端子
26: 第2外部接続端子
28: トランジスタ
29: ダイオード
BAT: 電源
CL: 制御側グランドライン
PL: パワー側グランドライン