(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電位治療システム1Aを示す図である。電位治療システム1Aは、少なくとも電位治療器10およびウェアラブルデバイス20を含む。絶縁シート12は、絶縁性を有する素材であり、例えば木製の椅子の脚の下に敷かれる。導電シート11は、導電性を有する素材である。導電シート11は、例えば木製の椅子の座面に敷かれ、電位治療器10に接続される。
【0015】
電位治療器10は、接続されている導電シート11へ高電圧の信号を出力し、導電シート11上に座るユーザを周辺環境より高電位にする装置である。電位治療器10は、本発明に係る電位治療器の一例である。ウェアラブルデバイス20は、ユーザの身体状態を測定するデバイスであり、手首に装着するためのバンドを有する。ウェアラブルデバイス20は、本発明に係る身体状態検知装置の一例であり、本発明に係る外部の装置の一例でもある。ウェアラブルデバイス20は、各種センサを有し、例えば、ユーザの身体状態として、心拍数、体温、血圧、加速度などを測定する。ウェアラブルデバイス20は、無線通信により電位治療器10に接続し、測定したユーザの身体状態を示す情報を電位治療器10へ送信する。
【0016】
図2は、電位治療器10の構成を示したブロック図である。操作部101は、電位治療器10を操作するための複数のボタンを有する。通信部102は、無線通信を行うモジュールである。通信部102は、例えばBluetooth(登録商標)の拡張使用の一つであるBLE(Bluetooth Low Energy)の通信を行い、ウェアラブルデバイス20と通信を行う。なお、通信部102が行う通信は、Bluetoothの通信に限定されるものではなく、他の近距離無線通信の方式であってもよい。ディスプレイ103は、液晶ディスプレイであり、各種情報を表示する。
【0017】
電源部105は、家庭用100Vのコンセントに接続する電源コードを有し、電位治療器10の各部に電力を供給する。高電圧回路106は、ユーザを周辺環境より高電位にするための高電圧の信号を生成する回路であり、例えば、1000V〜9000Vの電圧の信号を生成する。高電圧回路106には生成した信号が出力される導電シート11が接続される。なお、高電圧回路106が生成する信号は、直流信号に限定されるものではなく交流信号であってもよい。高電圧回路106は、本発明に係る電位付与手段の一例である。二次電池104は、電源部105から供給される電力により充電される。二次電池104は、電源部105がコンセントに接続されていない場合、電位治療器10の各部に電力を供給する。
【0018】
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有する。制御部100は、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行することにより各部を制御する。制御部100においては、CPUがプログラムを実行することにより、他の装置と情報の送受信する送受信部1001と、情報をディスプレイ103に表示する表示制御部1002と、電圧制御部1003が実現する。
【0019】
送受信部1001は、通信部102を制御してウェアラブルデバイス20と通信を行い、ウェアラブルデバイス20から送信される各種情報を受信する。また、送受信部1001は、通信部102を制御して各種メッセージを他の装置へ送信する。送受信部1001が受信する情報としては、例えば、ユーザの心拍数を示す情報、ユーザの体温を示す情報、ユーザの血圧を示す情報、ウェアラブルデバイス20の加速度を示す情報などがある。送受信部1001は、本発明に係る受信手段および送信手段の一例である。
【0020】
表示制御部1002は、各種情報がディスプレイ103に表示されるようにディスプレイ103を制御する。表示制御部1002からの制御により、ディスプレイ103は、例えばユーザの心拍数、ユーザの体温、ユーザの血圧、高電圧回路106が生成している信号の電圧などを表示する。表示制御部1002の制御下で情報を表示するディスプレイ103は、本発明に係る表示手段の一例である。
【0021】
電圧制御部1003は、高電圧回路106が生成する信号の電圧を制御する。電圧制御部1003は、本発明に係る電位状態変更手段の一例である。
【0022】
図3は、ウェアラブルデバイス20の構成を示したブロック図である。通信部202は、無線通信を行うモジュールである。通信部202は、Bluetoothの拡張使用の一つであるBLEの通信を行い、電位治療器10と通信を行う。なお、通信部202が行う通信は、Bluetoothの通信に限定されるものではなく、他の近距離無線通信の方式であってもよい。タッチパネル203は、液晶ディスプレイを有し、各種情報を表示する。また、タッチパネル203は、ユーザが指で触れた位置を検知する。センサ部205は、ユーザの心拍数を測定するセンサ、ユーザの体温を測定するセンサ、ユーザの血圧を測定するセンサ、加速度を測定する加速度センサなどを有する。センサ部205は、各種センサの測定結果を制御部200へ出力する。二次電池204は、ウェアラブルデバイス20の各部に電力を供給する。スピーカ206は、制御部200から出力される信号に対応した音を出力する。
【0023】
制御部200は、CPU、ROM、RAMを有する。制御部200は、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行することにより、タッチパネル203に対して行われた操作に応じて各部を制御する。制御部200においては、CPUがプログラムを実行することにより、情報の送受信の機能を有する送受信部2001と、ユーザへ通知を行う通知部2002が実現する。
【0024】
送受信部2001は、センサ部205で測定された心拍数、体温、血圧、加速度を示す情報を電位治療器10へ送信する。また、送受信部2001は、他の装置から送信されたメッセージを受信する。送受信部2001は、本発明に係る受信手段および送信手段の一例である。通知部2002は、センサ部205の測定結果が液晶ディスプレイに表示されるようにタッチパネル203を制御する。通知部2002の制御下で情報を表示するタッチパネル203は、本発明に係る通知手段の一例である。
【0025】
次に第1実施形態の動作例について、
図4のシーケンス図を用いて説明する。なお、
図4のシーケンス図に示されるステップSA3〜SA5は、電位治療器10とウェアラブルデバイス20がBluetoothの通信のコネクションを確立している状態で行われる。すなわち、ステップSA3の前には、電位治療器10とウェアラブルデバイス20がBluetoothの通信のコネクションを確立する処理が行われる。また、ステップSA5の後には、電位治療器10とウェアラブルデバイス20の間で確立されてたBluetoothの通信のコネクションを切断する処理が行われる。これらのコネクションの確立及び切断に伴う動作は既知であるため、その説明を省略する。
【0026】
ユーザは、ウェアラブルデバイス20を手首に装着し、座面に導電シート11が敷かれた椅子に着席する。椅子に着席したユーザは、治療の開始を指示する操作を操作部101で行う。制御部100(電圧制御部1003)は、治療の開始を指示する操作が行われると、高電圧回路106を制御し、高電圧の信号を導電シート11へ出力する(ステップSA1)。また、制御部100(表示制御部1002)は、ディスプレイ103を制御し、高電圧回路106が出力している信号の電圧を表示する(ステップSA2)。
【0027】
次に制御部100は、通信部102を制御し、情報の送信を要求する要求メッセージをウェアラブルデバイス20へ送信する(ステップSA3)。通信部202が要求メッセージを受信すると、制御部200(送受信部2001)は、センサ部205のセンサが測定した心拍数を示す情報(以下、心拍数情報とする)、体温を示す情報(以下、体温情報とする)、血圧を示す情報(以下、血圧情報とする)、加速度を示す情報(以下、加速度情報とする)を、通信部202を制御して電位治療器10へ送信する(ステップSA4)。心拍数情報、体温情報、血圧情報および加速度情報は、本発明に係る身体状態データの一例である。
【0028】
制御部100(送受信部1001)は、ウェアラブルデバイス20から送信された心拍数情報、体温情報、血圧情報および加速度情報を受信する(ステップSA5)。制御部100(表示制御部1002)は、心拍数情報、体温情報、血圧情報および加速度情報を受信すると、ディスプレイ103を制御し、電圧が表示されている領域とは別の領域に受信した情報をグラフにして表示する(ステップSA6)。ここで制御部100は、心拍数、体温および血圧をグラフで表示してもよく、また、心拍数、体温および血圧のうちユーザに選択された項目のみをグラフにして表示してもよい。
【0029】
電位治療器10およびウェアラブルデバイス20は、ステップSA3〜ステップSA6の処理を繰り返し予め定められた周期で実行する。
図5は、ディスプレイ103に表示される画面の一例を示した図である。制御部100は、新たに心拍数情報、体温情報および血圧情報を受信する毎に、ディスプレイ103を制御し、心拍数、体温、血圧の変化をグラフにして表示する。
【0030】
制御部100は、治療の開始を指示する操作が行われてから予め定められた時間が経過すると、高電圧回路106を制御し、導電シート11への信号の出力を停止する(ステップSA100)。
【0031】
以上説明したように第1実施形態によれば、電位治療器10は、高電位の状態にあるユーザの身体の状態を示す情報を表示するため、ユーザは、電位治療器10が身体に与える影響を知ることができる。
【0032】
なお、上述の動作例では、電位治療器10からの要求メッセージに応じてウェアラブルデバイス20が心拍数情報、体温情報および血圧情報を送信しているが、これらの情報を送信する構成は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、電位治療器10とウェアラブルデバイス20がコネクションを確立した後、ウェアラブルデバイス20が予め定められた周期で心拍数情報、体温情報および血圧情報を電位治療器10へ送信してもよい。この構成の場合、電位治療器10は、ウェアラブルデバイス20から情報が送信される毎にディスプレイ103のグラフを更新する。
【0033】
また本発明においては、制御部100は、導電シート11に出力する信号の電圧を時間の経過に応じて変更してもよい。例えば、制御部100は、6000Vの信号を10分間出力するように制御した後、1000Vの信号を20分間出力するように制御し、この制御を複数回繰り返すようにしてもよい。
【0034】
また、導電シート11へ出力する信号の電圧を電位治療器10が変更する構成においては、時間経過による電圧の変化をグラフにしてディスプレイ103で表示してもよい。電圧の変化をグラフにして表示する電位治療器10で表示する際には、心拍数、体温、血圧のグラフとは別に電圧の変化のグラフを表示してもよく、また、一つのグラフにおいて横軸を時間経過とし、縦軸を電圧および心拍数・体温・血圧として、心拍数、体温、血圧のグラフ上に電圧の変化を重ねて表示してもよい。また、心拍数、体温、血圧のグラフと、電圧の変化のグラフを予め定められた周期で交互に表示してもよい。
【0035】
また、本発明において、ディスプレイ103に表示される情報は、電位治療器10がウェアラブルデバイス20から受信したユーザの身体の状態を示す情報と、電位治療器10がユーザの身体に付与する電位の状態を示す情報とから得られる情報である限り、様々な種類の情報が表示されてよい。例えば、制御部100が、高電圧の信号が導電シート11に出力されている期間におけるユーザのカロリー消費量を受信した心拍数情報から算出し、算出したカロリー消費量がディスプレイ103に表示されてもよい。なお、カロリー消費量を算出する際には、体温情報も用いるようにしてもよい。また、制御部100は、信号が導電シート11に出力されている期間に増加したと推定されるカロリー消費量を算出して表示してもよい。
【0036】
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る電位治療システム1Bを示す図である。電位治療システム1Bは、スマートフォン30を含む点が第1実施形態の電位治療システム1Aと異なる。以下の説明においては、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0037】
図7は、スマートフォン30において本発明に係る構成を示したブロック図である。通信部302は、無線通信を行うモジュールである。通信部302は、Bluetoothの拡張使用の一つであるBLEの通信を行い、電位治療器10と通信を行う。なお、通信部302が行う通信は、Bluetoothの通信に限定されるものではなく、他の近距離無線通信の方式であってもよい。操作部301は、スマートフォン30を操作するための複数のボタンを有する。タッチパネル303は、液晶ディスプレイを有し、スマートフォン30を操作するためのGUI(Graphical User Interface)を表示する。また、タッチパネル303は、ユーザが指で触れた位置を検知する。記憶部305は、制御部300が実行するアプリケーションプログラムを記憶する。
【0038】
制御部300は、CPU、ROM、RAMを有する。制御部300は、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行することにより、タッチパネル303に対して行われた操作に応じて各部を制御する。また、制御部300においては、CPUがアプリケーションプログラムを実行することにより、他の装置に対して情報を送受信する送受信部3001と、電位治療器10から受信した情報をタッチパネル303に表示する表示制御部3002が実現する。
【0039】
送受信部3001は、電位治療器10から送信されるユーザの心拍数、体温、血圧、加速度を示す情報を受信する。送受信部3001は、本発明に係る受信手段および送信手段の一例である。表示制御部3002は、タッチパネル303を制御し、電位治療器10から送信された情報をタッチパネル303で表示する。表示制御部3002の制御下で情報を表示するタッチパネル303は、本発明に係る表示手段の一例である。
【0040】
次に第2実施形態の動作例について、
図8のシーケンス図を用いて説明する。なお、
図8のシーケンス図に示されるステップSB6及びSB7は、電位治療器10とウェアラブルデバイス20がBluetoothの通信のコネクションを確立している状態で行われる。また、ステップSB3、SB8、SB9及びSB101は、電位治療器10とスマートフォン30がBluetoothの通信のコネクションを確立している状態で行われる。
【0041】
ユーザは、ウェアラブルデバイス20を手首に装着し、座面に導電シート11が敷かれた椅子に着席する。椅子に着席したユーザは、治療の開始を指示する操作を操作部101で行う。制御部100は、治療の開始を指示する操作が行われると、高電圧回路106を制御し、高電圧の信号を導電シート11へ出力する(ステップSB1)。また、制御部100(表示制御部1002)は、ディスプレイ103を制御し、高電圧回路106が出力している信号の電圧を表示する(ステップSB2)。
【0042】
次に制御部100(送受信部1001)は、高電圧回路106が出力している信号の電圧を示す電圧情報を、通信部102を制御してスマートフォン30へ送信する(ステップSB3)。制御部300(送受信部3001)は、電圧情報を受信する(ステップSB4)。制御部300(表示制御部3002)は、タッチパネル303を制御し、受信した電圧情報が示す電圧を表示する(ステップSB5)。
【0043】
また、制御部100は、通信部102を制御し、情報の送信を要求する要求メッセージをウェアラブルデバイス20へ送信する(ステップSB6)。通信部202が要求メッセージを受信すると、制御部200(送受信部2001)は、センサ部205のセンサが測定した心拍数を示す心拍数情報、体温を示す体温情報、血圧を示す血圧情報および加速度情報を、通信部202を制御して電位治療器10へ送信する(ステップSB7)。
【0044】
制御部100(送受信部1001)は、通信部102が心拍数情報、体温情報および血圧情報を受信すると、ウェアラブルデバイス20から送信された心拍数情報、体温情報および血圧情報をスマートフォン30へ転送する(ステップSB8)。
【0045】
制御部300(送受信部3001)は、電位治療器10から送信された心拍数情報、体温情報および血圧情報を受信する(ステップSB9)。制御部300(表示制御部3002)は、心拍数情報、体温情報および血圧情報を受信すると、受信した情報を電圧が表示されている領域とは別の領域においてグラフにして表示する(ステップSB10)。ここで制御部300は、心拍数、体温および血圧を同時にグラフで表示してもよく、また、心拍数、体温および血圧のうちユーザに選択された項目のみをグラフにして表示してもよい。
【0046】
電位治療器10、ウェアラブルデバイス20およびスマートフォン30は、ステップSB3〜ステップSB10の処理を繰り返し予め定められた周期で実行する。
【0047】
制御部100は、治療の開始を指示する操作が行われてから予め定められた時間が経過すると、高電圧回路106を制御し、導電シート11への信号の出力を停止する(ステップSB100)。制御部100は、導電シート11への信号の出力を停止した後、表示の終了を指示する終了メッセージをスマートフォン30へ送信する(ステップSB101)。通信部302が終了メッセージを受信すると、制御部300(表示制御部3002)は、タッチパネル303を制御し、表示していた電圧、心拍数、体温、血圧の表示を終了し、治療が終了したことを知らせるメッセージを表示する(ステップSB102)。
【0048】
第2実施形態によれば、ユーザは、電位治療器10が出力する信号の電圧や心拍数、体温、血圧などの自身の身体の情報をスマートフォン30により手元で確認することができる。
【0049】
[第3実施形態]
図9は、本発明の第3実施形態に係る電位治療システム1Cを示す図である。電位治療システム1Cは、スマートフォン30が電位治療器10およびウェアラブルデバイス20と通信を行う点が第2実施形態の電位治療システム1Bと異なる。以下の説明においては、第1実施形態および第2実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態および第2実施形態との相違点を中心に説明する。
【0050】
第3実施形態の動作例について、
図10のシーケンス図を用いて説明する。なお、
図10のシーケンス図に示されるステップSC3、SC4及びSC101は、スマートフォン30が電位治療器10とBluetoothの通信のコネクションを確立している状態で行われる。また、ステップSC6〜SC8は、スマートフォン30がウェアラブルデバイス20とBluetoothの通信のコネクションを確立している状態で行われる。
【0051】
ユーザは、ウェアラブルデバイス20を手首に装着し、座面に導電シート11が敷かれた椅子に着席する。椅子に着席したユーザは、治療の開始を指示する操作を操作部101で行う。制御部100は、治療の開始を指示する操作が行われると、高電圧回路106を制御し、高電圧の信号を導電シート11へ出力する(ステップSC1)。また、制御部100(表示制御部1002)は、ディスプレイ103を制御し、高電圧回路106が出力している信号の電圧を表示する(ステップSC2)。
【0052】
次に制御部100は、通信部102を制御し、高電圧回路106が出力している信号の電圧を示す電圧情報をスマートフォン30へ送信する(ステップSC3)。通信部202が電圧情報を受信すると、制御部300(送受信部3001)は、電圧情報を受信する(ステップSC4)。制御部300(表示制御部3002)は、受信した電圧情報が示す電圧が表示されるようにタッチパネル303を制御し、電圧情報が示す電圧を表示する(ステップSC5)。
【0053】
また、電圧情報を受信した制御部300(送受信部3001)は、通信部302を制御し、情報の送信を要求する要求メッセージをウェアラブルデバイス20へ送信する(ステップSC6)。通信部202が要求メッセージを受信すると、制御部200(送受信部2001)は、センサ部205のセンサが測定した心拍数を示す心拍数情報、体温を示す体温情報、血圧を示す血圧情報を、通信部202を制御してスマートフォン30へ送信する(ステップSC7)。
【0054】
制御部300(送受信部3001)は、ウェアラブルデバイス20から送信された心拍数情報、体温情報および血圧情報を受信する(ステップSC8)。制御部300は、心拍数情報、体温情報および血圧情報を受信すると、受信した情報を電圧が表示されている領域とは別の領域においてグラフにして表示する(ステップSC9)。ここで制御部300は、心拍数、体温および血圧を同時にグラフで表示してもよく、また、心拍数、体温および血圧のうちユーザに選択された項目のみをグラフにして表示してもよい。
【0055】
電位治療器10、ウェアラブルデバイス20およびスマートフォン30は、ステップSC3〜ステップSC9の処理を繰り返し予め定められた周期で実行する。
【0056】
制御部100は、治療の開始を指示する操作が行われてから予め定められた時間が経過すると、高電圧回路106を制御し、導電シート11への信号の出力を停止する(ステップSC100)。制御部100は、導電シート11への信号の出力を停止した後、表示の終了を指示する終了メッセージをスマートフォン30へ送信する(ステップSC101)。通信部302が終了メッセージを受信すると、制御部300(表示制御部3002)は、タッチパネル303を制御し、表示していた電圧、心拍数、体温、血圧の表示を終了し、治療が終了したことを知らせるメッセージを表示する(ステップSC102)。
【0057】
第3実施形態においても、ユーザは、電位治療器10が出力する信号の電圧や心拍数、体温、血圧などの自身の身体の情報をスマートフォン30により手元で確認することができる。
【0058】
なお、第3実施形態においては、スマートフォン30からの指示で電位治療器10が導電シート11への信号の出力を開始してもよく、スマートフォン30からの指示で電位治療器10が導電シート11への信号の出力を停止してもよい。
【0059】
また、スマートフォン30からの指示で電位治療器10が信号の出力を開始する構成の場合、スマートフォン30は、予め定められた周期で電圧情報を電位治療器10へ要求し、予め定められた周期で心拍数情報、体温情報、血圧情報をウェアラブルデバイス20へ要求してもよい。この場合、スマートフォン30は、要求に応じて送信された情報をタッチパネル303に表示する。
【0060】
[第4実施形態]
図1は、本発明の第4実施形態に係る電位治療システム1Dを示す図である。電位治療システム1Dは、導電シート11へ信号を出力していることをウェアラブルデバイス20でユーザに通知する点が第1実施形態の電位治療システム1Aと異なる。以下の説明においては、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0061】
図11は、第4実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図である。なお、
図11のシーケンス図に示されるステップSD3及びSD5〜SD7は、電位治療器10とウェアラブルデバイス20がBluetoothの通信のコネクションを確立している状態で行われる。
【0062】
ユーザは、ウェアラブルデバイス20を手首に装着し、座面に導電シート11が敷かれた椅子に着席する。椅子に着席したユーザは、治療の開始を指示する操作を操作部101で行う。制御部100は、治療の開始を指示する操作が行われると、高電圧回路106を制御し、高電圧の信号を導電シート11へ出力する(ステップSD1)。また、制御部100(表示制御部1002)は、ディスプレイ103を制御し、高電圧回路106が出力している信号の電圧を表示する(ステップSD2)。
【0063】
また、制御部100(送受信部1001)は、通信部102を制御し、導電シート11へ信号が出力されていることを示すメッセージをウェアラブルデバイス20へ送信する(ステップSD3)。通信部202がメッセージを受信すると、制御部200は、音の信号をスピーカ206へ出力する(ステップSD4)。これにより、音がスピーカ206から出力され、ユーザは、電位治療器10が信号を出力していることを知ることができる。なお、スピーカ206から出力される音は、所定時間出力される構成であってもよい。
【0064】
なお、ウェアラブルデバイス20は、タッチパネル203を明滅させることにより、電位治療器10が信号を出力していることをユーザに知らせてもよい。また、ウェアラブルデバイス20に振動モータを設け、受信したメッセージに応じて振動モータを制御することにより、電位治療器10が信号を出力していることをユーザに知らせてもよい。
【0065】
また、制御部100は、通信部102を制御し、情報の送信を要求する要求メッセージをウェアラブルデバイス20へ送信する(ステップSD5)。通信部202が要求メッセージを受信すると、制御部200(送受信部2001)は、センサ部205のセンサが測定した心拍数を示す心拍数情報、体温を示す体温情報、血圧を示す血圧情報、加速度を示す加速度情報を、通信部202を制御して電位治療器10へ送信する(ステップSD6)。
【0066】
制御部100(送受信部1001)は、ウェアラブルデバイス20から送信された心拍数情報、体温情報、血圧情報および加速度情報を受信する(ステップSD7)。制御部100は、心拍数情報、体温情報、血圧情報および加速度情報を受信すると、ディスプレイ103を制御し、電圧が表示されている領域とは別の領域に受信した情報をグラフにして表示する(ステップSD8)。ここで制御部100は、心拍数、体温および血圧を同時にグラフで表示してもよく、また、心拍数、体温および血圧のうちユーザに選択された項目のみをグラフにして表示してもよい。
【0067】
電位治療器10およびウェアラブルデバイス20は、ステップSD3〜ステップSD8の処理を繰り返し予め定められた周期で実行する。
【0068】
制御部100は、治療の開始を指示する操作が行われてから予め定められた時間が経過すると、高電圧回路106を制御し、導電シート11への信号の出力を停止する(ステップSD100)。
【0069】
第4実施形態によれば、ユーザは、電位治療器10が信号を出力していることをウェアラブルデバイス20によって手元で知ることができる。
【0070】
[第5実施形態]
図1は、本発明の第5実施形態に係る電位治療システム1Eを示す図である。電位治療システム1Eは、導電シート11へ出力している信号をユーザの動きに応じて制御する点が第1実施形態の電位治療システム1Aと異なる。以下の説明においては、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0071】
図12は、第5実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図である。なお、
図12のシーケンス図に示されるステップSE3〜SE5、SE7及びSE8は、電位治療器10とウェアラブルデバイス20がBluetoothの通信のコネクションを確立している状態で行われる。また、ステップSE1〜ステップSE6の処理は、ステップSA1〜ステップSA6の処理と同じであるため、説明を省略する。
【0072】
制御部200(送受信部2001)は、センサ部205の加速度センサが加速度を測定すると、測定した加速度を示す加速度情報を電位治療器10へ送信する(ステップSE7)。制御部100(送受信部1001)は、ウェアラブルデバイス20から送信された加速度情報を受信する(ステップSE8)。制御部100は、受信した加速度情報が示す加速度からユーザの状態を判定する(ステップSE9)。制御部100(電圧制御部1003)は、加速度情報からユーザが移動していると判定した場合、高電圧回路106を制御し、導電シート11への信号の出力を停止する(ステップSE10)。
【0073】
本実施形態によれば、ユーザが移動して導電シート11から離れたときに信号を出力し続けるのを防ぐことができる。
【0074】
なお、第5実施形態においては、制御部100が加速度情報からユーザの移動が終了したと判定した場合、高電圧回路106を制御し、導電シート11への信号の出力を再開してもよい。また、第5実施形態においては、制御部100が加速度情報からユーザの身振りを判定し、判定した身振りに応じて導電シート11へ出力する信号の電圧を変更してもよい。また、第5実施形態においては、制御部1100が導電シート11へ出力する信号を変えてもよく、例えば、身振りに応じて信号を直流から交流へ変更したり、交流から直流へ変更したりしてもよい。
【0075】
また、電位治療器10は、受信した心拍数情報、体温情報、血圧情報の少なくともいずれか一つに応じて、導電シート11へ出力する信号の電圧を変更してもよい。例えば、電位治療器10は、心拍数情報が示す心拍数が予め定められた閾値を超えた場合、出力する信号の電圧を変更したり、信号の出力を停止したりしてもよい。また、電位治療器10は、体温情報が示す体温が予め定められた閾値を超えた場合、出力する信号の電圧を変更したり、信号の出力を停止したりしてもよい。また、電位治療器10は、血圧情報が示す血圧が予め定められた閾値を超えた場合、出力する信号の電圧を変更したり、信号の出力を停止したりしてもよい。
【0076】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態および以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
【0077】
上述した実施形態においては、ウェアラブルデバイス20は、バンドで手首に装着する構成であるが、装着方法はこれに限られない。例えば、ウェアラブルデバイス20が粘着シートにより身体に張り付ける構成であってもよい。また、上述した実施形態においては、ユーザの身体の状態を検知する身体状態検知手段の一例として、ユーザが身体に装着するウェアラブルデバイス20が用いられるものとしたが、本発明において身体状態検知手段はウェアラブルデバイスに限られない。例えば、手首にカフを巻き付けるタイプの据え置き型の血圧計や心拍計等がウェアラブルデバイス20に代えて用いられてもよい。
【0078】
上述した実施形態においては、電位治療器10やウェアラブルデバイス20と通信を行う装置の一例として、スマートフォン30が用いられるものとしたが、電位治療器10やウェアラブルデバイス20と通信を行い、身体情報や電圧等を表示する装置の種類はスマートフォンに限られない。例えば、スマートフォン30に代えて、電話機能を備えないタブレット端末やPC(Personal Computer)等が用いられてもよい。
【0079】
上述した実施形態においてスマートフォン30が実行するプログラムは、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体に記録された状態で頒布され、スマートフォン30等のコンピュータにより記録媒体から読み取られた後、実行されてもよい。また、上述した実施形態においてスマートフォン30が実行するプログラムは、例えば、インターネットや移動体通信網等のネットワークを介してサーバ装置からスマートフォン30等のコンピュータにダウンロードされる形で頒布されてもよい。
【解決手段】電位治療器10は、ユーザに接する導電シート11へ出力している信号の電圧を表示する。ウェアラブルデバイス20は、電位治療器10のユーザの心拍数、体温、血圧を測定する。ウェアラブルデバイス20は、測定した心拍数、体温、血圧の情報を電位治療器10からの要求に応じて電位治療器10へ送信する。電位治療器10は、ウェアラブルデバイス20から送信されたユーザの心拍数、体温、血圧の情報を表示する。