(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
収納用の空間を取り囲む複数の外装部と、前記空間内に配置された第1緩衝部と、前記複数の外装部のいずれか1つである第1外装部に第1の折り目を介してつながっている第2緩衝部と、前記複数の外装部のうち前記第1外装部に隣接する2つの外装部のいずれか1つである第2外装部に第2の折り目を介してつながっているとともに、前記第2緩衝部に第3の折り目を介してつながっている第3緩衝部と、前記複数の外装部のそれぞれにつながっている底部と、前記複数の外装部のうち前記第1外装部に対向する第3外装部の前記底部につながっている側とは反対側につながっている第4緩衝部と、前記第2外装部の前記底部につながっている側とは反対側につながり、前記底部から前記第4緩衝部と同じ距離離れたフラップ部とを有し、前記第2緩衝部及び前記第3緩衝部が前記空間内に折り込まれた状態で前記第2緩衝部及び前記第3緩衝部が前記第1緩衝部と前記第1外装部との間に介在している包装箱と、
前記空間内で、前記第1緩衝部によって前記第2緩衝部及び前記第3緩衝部とは隔てられた位置に収納された物品と
を備え、
前記第4緩衝部に、前記フラップ部との干渉を避けるための切り欠きが設けられている包装箱入り物品。
前記包装箱は、前記複数の外装部のうち前記第1外装部に隣接する2つの外装部のそれぞれに対して前記第2緩衝部及び前記第3緩衝部を有する請求項1に記載の包装箱入り物品。
前記包装箱は、前記第1外装部の前記底部につながっている側とは反対側につながっている蓋部と、前記蓋部の前記第1外装部につながっている側とは反対側につながっている差し込み片とをさらに有し、
前記第4緩衝部の前記第3外装部につながっている端部には、前記差し込み片を差し込むためのスリットが設けられている請求項3に記載の包装箱入り物品。
前記包装箱は、前記第3外装部に第4の折り目を介してつながっている第5緩衝部と、前記複数の外装部のうち前記第3外装部に隣接する2つの外装部のいずれか1つである第4外装部に第5の折り目を介してつながっているとともに、前記第5緩衝部に第6の折り目を介してつながっている第6緩衝部とをさらに有する請求項3から6のいずれか1項に記載の包装箱入り物品。
前記包装箱は、前記複数の外装部のうち前記第3外装部に隣接する2つの外装部のそれぞれに対して前記第5緩衝部及び前記第6緩衝部を有する請求項7に記載の包装箱入り物品。
前記包装箱は、前記複数の外装部のうち前記第1外装部に隣接する2つの外装部のそれぞれに対して前記第7緩衝部を有する請求項9から16のいずれか1項に記載の包装箱入り物品。
収納用の空間を取り囲む複数の外装部と、前記空間内に配置された第1緩衝部と、前記複数の外装部のいずれか1つである第1外装部に第1の折り目を介してつながっている第2緩衝部と、前記複数の外装部のうち前記第1外装部に隣接する2つの外装部のいずれか1つである第2外装部に第2の折り目を介してつながっているとともに、前記第2緩衝部に第3の折り目を介してつながっている第3緩衝部と、前記複数の外装部のそれぞれにつながっている底部と、前記複数の外装部のうち前記第1外装部に対向する第3外装部の前記底部につながっている側とは反対側につながっている第4緩衝部と、前記第2外装部の前記底部につながっている側とは反対側につながり、前記底部から前記第4緩衝部と同じ距離離れたフラップ部とを有し、前記第4緩衝部に前記フラップ部との干渉を避けるための切り欠きが設けられている包装箱を組み立てる際に、前記第2緩衝部及び前記第3緩衝部を前記空間内に折り込んで前記第2緩衝部及び前記第3緩衝部を前記第1緩衝部と前記第1外装部との間に介在させ、前記フラップ部を前記切り欠きを介して折り畳み、
前記空間内で、前記第1緩衝部によって前記第2緩衝部及び前記第3緩衝部とは隔てられた位置に物品を収納する包装方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一又は相当する部分については、その説明を適宜省略又は簡略化する。各図中、前後方向をX、左右方向をY、上下方向をZで表しているが、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった配置や向き等は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。装置、器具、部品等の構成について、その材質、形状、大きさ等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
【0012】
実施の形態1.
***構成の説明***
図1、
図2、
図3及び
図4を参照して、本実施の形態に係る包装箱入り物品100の構成を説明する。
図1は、包装箱入り物品100を斜め上方から見た図である。
図2は、包装箱入り物品100を分解した図である。
図3は、
図1に示したA−A線を中心線とする包装箱入り物品100の横断面を示す図である。
図4は、
図1に示したB−B線を中心線とする包装箱入り物品100の縦断面を示す図である。
【0013】
包装箱入り物品100は、物品の一種である照明ユニット300と、ネジ又はリベット等の固定具、或いは、厚手の冊子等である付属品400と、照明ユニット300及び付属品400を収納する包装箱500とを備える。なお、包装箱500には、照明ユニット300に代えて、照明コントローラ等、他の機器、或いは、その他の物品が収納されてもよい。また、包装箱500には、付属品400が収納されなくてもよい。即ち、包装箱入り物品100は、照明ユニット300以外の物品を備えていてもよく、また、付属品400を備えていなくてもよい。
【0014】
図1から
図4のほか、
図5及び
図6を参照して、包装箱500の構成を説明する。
図5は、包装箱500を構成する板紙のオモテ面を示す図である。
図6は、包装箱500を構成する板紙のウラ面を示す図である。
【0015】
包装箱500は、外観意匠部である外装材として、底部501、第1外装部503、第2外装部504、第3外装部505、第4外装部506、蓋部508を有する。また、包装箱500は、外装材を支持又は固定するための補助部材として、差し込み片509、フラップ部615,616を有する。さらに、包装箱500は、衝撃緩和部である緩衝材として、第1緩衝部610、第2緩衝部606,609、第3緩衝部602,605、第4緩衝部612、第5緩衝部607,608、第6緩衝部603,604を有する。本実施の形態において、包装箱500は、
図5に示すオモテ面が外側を向き、
図6に示すウラ面が内側を向くように1枚の板紙を折り曲げて組み立てられている。即ち、包装箱500の外装材と補助部材と緩衝材は、一体に形成されている。
【0016】
なお、本実施の形態では、包装箱500が、収納用の空間520を取り囲む複数の外装部として、第1外装部503、第2外装部504、第3外装部505、第4外装部506という4つの外装部を有するが、外装部の数は適宜変更することができる。即ち、包装箱500の形状は、直方体に限らず、五角柱、六角柱といった他の多角柱でもよい。また、本実施の形態では、包装箱500の底部501及び蓋部508がいずれも平板状であるが、底部501及び蓋部508の形状は適宜変更することができる。即ち、包装箱500の形状は、多角柱にも限られない。
【0017】
底部501は、4つの外装部のそれぞれにつながっている。即ち、底部501は、第1外装部503、第2外装部504、第3外装部505、第4外装部506のそれぞれにつながっている。底部501は、第1外装部503及び第3外装部505のそれぞれに折り目711を介してつながっている。それぞれの折り目711には、内側罫線加工が施されている。内側罫線加工とは、板紙のウラ面に施される折罫加工のことである。底部501は、第2外装部504及び第4外装部506のそれぞれに折り目712を介してつながっている。それぞれの折り目712には、折り目712の延びる方向に沿って半切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、折り目712の端部には、罫線加工が施されている。半切加工とは、板紙のウラ面から途中まで切断又は型抜きするカット加工、即ち、ハーフカット加工のことである。半切加工では、板紙のオモテ面にはカット加工が施されない。底部501は、包装箱500の下面を形成している。
【0018】
なお、
図6において、底部501に記した線は、照明ユニット300の配置を模式的に表したものであるが、照明ユニット300の向きは、
図6に示したものに限定されない。照明ユニット300は、上下逆向きに配置されてもよい。
【0019】
第1外装部503は、4つの外装部のいずれか1つである。第1外装部503は、底部501及び蓋部508につながっている。第1外装部503は、包装箱500の背面を形成している。
【0020】
第2外装部504は、4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部のいずれか1つである。第2外装部504は、4つの外装部のうち第3外装部505に隣接する2つの外装部のいずれか1つでもある。第2外装部504は、底部501につながっている。第2外装部504は、包装箱500の左側面を形成している。
【0021】
第3外装部505は、4つの外装部のうち第1外装部503に対向する外装部である。第3外装部505は、底部501につながっている。第3外装部505は、包装箱500の正面を形成している。
【0022】
第4外装部506は、4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部のいずれか1つである。即ち、第4外装部506は、第1外装部503に隣接する2つの外装部のうち、第2外装部504ではないほうの外装部である。第4外装部506は、4つの外装部のうち第3外装部505に隣接する2つの外装部のいずれか1つでもある。即ち、第4外装部506は、第3外装部505に隣接する2つの外装部のうち、第2外装部504ではないほうの外装部である。第4外装部506は、底部501につながっている。第4外装部506は、包装箱500の右側面を形成している。
【0023】
蓋部508は、第1外装部503につながっている。具体的には、蓋部508は、第1外装部503の底部501につながっている側とは反対側につながっている。蓋部508は、第1外装部503に折り目713を介してつながっている。この折り目713には、内側罫線加工が施されている。蓋部508は、包装箱500の上面を形成している。
【0024】
差し込み片509は、蓋部508につながっている。具体的には、差し込み片509は、蓋部508の第1外装部503につながっている側とは反対側につながっている。差し込み片509は、蓋部508に折り目714を介してつながっている。この折り目714には、内側罫線加工が施されている。差し込み片509の根元の両側には、切れ込み510,511が設けられている。
【0025】
フラップ部615,616は、4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部につながっている。具体的には、フラップ部615は、第2外装部504の底部501につながっている側とは反対側につながっている。フラップ部616は、第4外装部506の底部501につながっている側とは反対側につながっている。フラップ部615,616は、第2外装部504及び第4外装部506に折り目715を介してつながっている。それぞれの折り目715には、折り目715の延びる方向に沿って半切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、折り目715の端部には、罫線加工が施されている。
【0026】
第1緩衝部610は、4つの外装部によって取り囲まれた空間520内に配置されている。第1緩衝部610は、第4緩衝部612の第3外装部505につながっている側とは反対側につながっている。第1緩衝部610は、第4緩衝部612に折り目721を介してつながっている。この折り目721には、内側罫線加工が施されている。
【0027】
第2緩衝部606,609は、第1外装部503に第1の折り目701を介してつながっている。第1の折り目701には、第1の折り目701の延びる方向に沿って全切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、第1の折り目701の端部には、罫線加工が施されている。全切加工とは、板紙のウラ面からオモテ面まで切断又は型抜きするカット加工、即ち、フルカット加工のことである。
【0028】
第3緩衝部602,605は、4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部に第2の折り目702を介してつながっているとともに、第2緩衝部606,609に第3の折り目703を介してつながっている。具体的には、第3緩衝部602は、第2外装部504に第2の折り目702を介してつながっているとともに、第2緩衝部606に第3の折り目703を介してつながっている。第3緩衝部605は、第4外装部506に第2の折り目702を介してつながっているとともに、第2緩衝部609に第3の折り目703を介してつながっている。第2の折り目702には、第2の折り目702の延びる方向に沿って半切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、第2の折り目702の端部には、罫線加工が施されている。第3の折り目703には、半切加工が施されている。
【0029】
本実施の形態では、第2緩衝部606,609及び第3緩衝部602,605が空間520内に折り込まれた状態で、第2緩衝部606,609及び第3緩衝部602,605が第1緩衝部610と第1外装部503との間に介在している。そして、照明ユニット300が、空間520内で、第1緩衝部610によって第2緩衝部606,609及び第3緩衝部602,605とは隔てられた位置に収納されている。
【0030】
また、本実施の形態では、付属品400が、空間520内で、第1緩衝部610と第3緩衝部602,605との間に挟まれて収納されている。第1緩衝部610は、照明ユニット300と付属品400との間に配置されることで、照明ユニット300と付属品400との干渉を防いでいる。
【0031】
第4緩衝部612は、第3外装部505の底部501につながっている側とは反対側につながっている。第4緩衝部612は、第3外装部505に折り目722を介してつながっている。この折り目722には、内側罫線加工が施されている。
【0032】
本実施の形態では、フラップ部615,616が、底部501から第4緩衝部612と同じ距離離れている。そして、第1緩衝部610が、第4緩衝部612の第3外装部505につながっている側とは反対側につながっている。第4緩衝部612には、フラップ部615,616との干渉を避けるための切り欠き613,614が設けられている。
【0033】
第4緩衝部612の第3外装部505につながっている端部には、差し込み片509を差し込むためのスリット800が設けられている。具体的には、スリット800は、折り目722に挟まれるように折り目722が延びる方向に沿って設けられている。
【0034】
本実施の形態では、差し込み片509の最大幅寸法L1が、スリット800の長さ寸法L3よりも大きい。また、差し込み片509の両側の切れ込み510,511が、スリット800の長さ寸法L3以上互いに離れている。即ち、切れ込み510,511間の距離L2が、スリット800の長さ寸法L3以上である。
【0035】
第5緩衝部607,608は、第3外装部505に第4の折り目704を介してつながっている。第4の折り目704には、第1の折り目701と同じように、第4の折り目704の延びる方向に沿って全切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、第4の折り目704の端部には、罫線加工が施されている。
【0036】
第6緩衝部603,604は、4つの外装部のうち第3外装部505に隣接する2つの外装部に第5の折り目705を介してつながっているとともに、第5緩衝部607,608に第6の折り目706を介してつながっている。具体的には、第6緩衝部603は、第2外装部504に第5の折り目705を介してつながっているとともに、第5緩衝部607に第6の折り目706を介してつながっている。第6緩衝部604は、第4外装部506に第5の折り目705を介してつながっているとともに、第5緩衝部608に第6の折り目706を介してつながっている。第5の折り目705には、第2の折り目702と同じように、第5の折り目705の延びる方向に沿って半切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、第5の折り目705の端部には、罫線加工が施されている。第6の折り目706には、第3の折り目703と同じように、半切加工が施されている。
【0037】
ここで、
図7及び
図8を参照して、包装箱500に照明ユニット300及び付属品400を収納しながら、包装箱500を組み立てる手順を説明する。以下の手順は、本実施の形態に係る包装方法に相当する。
(1)板紙のウラ面を上にした状態で、底部501に照明ユニット300を配置する。なお、
図7では、照明ユニット300を省略している。
(2)底部501と第2外装部504及び第4外装部506との間の折り目712で板紙を折り曲げて、第2外装部504及び第4外装部506を起立させる。
(3)第2外装部504につながる第3緩衝部602と第6緩衝部603、及び、第4外装部506につながる第6緩衝部604と第3緩衝部605をそれぞれ掴むようにして内側に折り曲げる。このとき、第3緩衝部602につながる第2緩衝部606と第3緩衝部605につながる第2緩衝部609とが、
図7の矢印S1の方向に第1外装部503を起立させる。また、第6緩衝部603につながる第5緩衝部607と第6緩衝部604につながる第5緩衝部608とが、
図7の矢印S2の方向に第3外装部505を起立させる。(4)折り目721,722を折り曲げながら、第1緩衝部610を第3緩衝部602と第3緩衝部605との内側に差し込む。
(5)付属品400を第3緩衝部602及び第3緩衝部605と第1緩衝部610との間に挟み込むように配置する。
(6)折り目713,714を折り曲げ、付属品400を覆いながら蓋部508を閉じ、差し込み片509を、
図8の矢印S3の方向に沿ってスリット800に差し込む。
【0038】
本実施の形態では、
図9に示すように、スリット800に差し込まれた差し込み片509が、スリット800に係止されて外れないので、粘着テープ等の固定部材が不要となる。前述したように、差し込み片509の最大幅寸法L1がスリット800の長さ寸法L3より大きくなっているため、粘着テープ等の固定部材を用いることなく蓋部508を確実に閉じることができる。また、切れ込み510,511の両終端間の最小寸法L2がスリット800の長さ寸法L3以上になっているため、粘着テープ等の固定部材を用いることなく蓋部508をより確実に閉じることができる。なお、
図9は、
図1に示したC−C線を中心線とする包装箱入り物品100の縦断面の一部を示す図である。
【0039】
図2のほか、
図10、
図11及び
図12を参照して、照明ユニット300を備える照明装置200の構成を説明する。
【0040】
照明ユニット300は、枠体210に取り付けられ、照明装置200として、埋め込み穴202に埋め込まれて使用される。
【0041】
照明装置200は、枠体210と、照明ユニット300とを備える。枠体210は、埋め込み穴202が設けられた天井201に取り付けられる。照明ユニット300は、枠体210に着脱可能に取り付けられる。なお、枠体210は、天井201以外の被取り付け部に取り付けられてもよい。即ち、照明装置200は、天井201以外の被取り付け部に取り付けられて使用されてもよい。
【0042】
枠体210は、ツバ部211と、立ち上がり部212と、傾斜部214とを備える。ツバ部211は、天井201に形成される円形の埋め込み穴202の縁部に当接する。立ち上がり部212は、ツバ部211から垂直方向に立ち上がる。立ち上がり部212には、3つの取り付けバネ220が取り付けられる。傾斜部214は、ツバ部211の内側に斜め方向に形成され、中央部に円形状の開口部215を有する。
【0043】
ツバ部211は、リング状に形成されている。具体的には、ツバ部211は、天井201に設けられた埋め込み穴202の径よりも外径が大きく内径が小さくなるように環状に形成されている。
【0044】
立ち上がり部212は、円周方向に連続して形成される。立ち上がり部212は、3つの取り付けバネ保持部213を有する。取り付けバネ保持部213は、立ち上がり部212の外周の3箇所に形成される。
【0045】
取り付けバネ220は、長手状かつ平板状の金属板が長手方向の少なくとも1箇所で鋭角に折り曲げられて形成される板バネである。取り付けバネ220の長手方向の一端は、取り付けバネ保持部213に取り付けられる。取り付けバネ220の長手方向の他端は、天井201に設けられた埋め込み穴202に引っ掛けられるように屈曲している。この屈曲した部分によって、照明装置200を天井201に仮止めしたり、照明装置200の落下を防止したりすることができる。
【0046】
照明ユニット300は、光源ユニット310と、電源ユニット320とを備える。
【0047】
光源ユニット310は、図示していない光源モジュールと、固定カバー311と、光透過性カバー312とを備える。
【0048】
固定カバー311は、光源モジュールを固定する。光透過性カバー312は、透光性を有する樹脂で形成されている。光透過性カバー312は、固定カバー311に取り付けられ、光源モジュールの発光部を覆う。
【0049】
図示していないが、光源モジュールは、表面実装型(SMD)の複数のLEDと、これら複数のLEDが実装される基板とを有する。なお、LEDは、表面実装型に限らず、チップオンボード(COB)のLED等、他の種類のLEDであってもよい。また、LEDに代えて、有機EL又はレーザといった他の種類の光源が用いられてもよい。
【0050】
電源ユニット320は、電源収納ケース321と、図示していない電源回路部と、金属プレート322と、電源端子台323と、放熱フィン324とを備える。
【0051】
電源収納ケース321は、光源ユニット310に連結される有底の円筒形状のケースである。電源回路部は、電源収納ケース321に収納され、光源モジュールに電力を供給する。金属プレート322は、電源収納ケース321の開口部分を塞ぐように電源収納ケース321に取り付けられる。電源端子台323は、金属プレート322に取り付けられ、電源回路部と電線を介して電気的に接続される。放熱フィン324は、電源収納ケース321の外周部に取り付けられる。
【0052】
なお、光源ユニット310及び電源ユニット320の構成は、適宜変更することができる。具体例として、照明ユニット300は、出射される光の光束、光量、輝度といった明るさ、及び、色温度、色調、色度といった色を、外部からの制御に基づいて任意の値に設定できる機能を備えてもよい。外部からの制御は、有線、無線のいずれかの方式を含むものとする。また、電源ユニット320は、放熱フィン324を備えない軽量かつ小型のものであってもよい。
【0053】
照明ユニット300は、光源ユニット310及び電源ユニット320のいずれかを含まない構成でもよい。照明ユニット300は、少なくとも照明装置200を構成するいずれかの要素を含んでいればよい。
【0054】
本実施の形態では、照明ユニット300が、拡散ダウンライトである照明装置200に用いられるが、照明ユニット300は、スポットライト、或いは、配光角度を任意に設定できる他の種類の照明装置に用いられるものであってもよい。
【0055】
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、包装箱500が第1緩衝部610、第2緩衝部606,609及び第3緩衝部602,605を有する。そして、第2緩衝部606,609及び第3緩衝部602,605が収納用の空間520内に折り込まれた状態で第1緩衝部610と複数の外装部のいずれか1つである第1外装部503との間に介在している。第1緩衝部610と第1外装部503との間に緩衝用の大きな空間は必要ないため、本実施の形態によれば、包装箱500の緩衝機能を保ちつつ、収納効率を高めることが可能となる。
【0056】
本実施の形態では、底部501につながる4つの外装部が、それぞれ隣接する2つの緩衝部によってつながれているので、組み立て性に優れる。
【0057】
本実施の形態では、第1緩衝部610が照明ユニット300と付属品400との間に配置されているため、包装箱500の内部後方における照明ユニット300と付属品400との干渉を防ぐことができる。また、第4緩衝部612が照明ユニット300と付属品400との間に配置されているため、包装箱500の内部上方における照明ユニット300と付属品400との干渉を防ぐことができる。したがって、照明ユニット300と付属品400とが衝突して損傷するおそれがない。
【0058】
本実施の形態では、第1緩衝部610と第2緩衝部606,609と第3緩衝部602,605とが3重に緩衝機能を発揮するため、包装箱入り物品100の剛性が向上する。
【0059】
本実施の形態では、第1外装部503と第3緩衝部602,605との間の隙間を、包装箱500を構成する板紙の厚さ寸法以下にすることができる。また、第3外装部505と第6緩衝部603,604との間の隙間を、包装箱500を構成する板紙の厚さ寸法以下にすることができる。即ち、第2緩衝部606,609及び第5緩衝部607,608は、緩衝機能だけでなく、板紙の厚さ寸法以下の空間を形成するためのスペーサとしての機能を併せ持つ。したがって、緩衝用の大きな空間が不要となり、収納効率が向上する。また、包装箱500を小型化でき、物流効率も向上する。
【0060】
第1外装部503と第1緩衝部610との間で、第2緩衝部606,609及び第3緩衝部602,605が存在しない領域は、第1外装部503が受けた振動及び衝撃を第1緩衝部610に伝えにくくする効果を発揮する。この効果は、特に、前後方向の振動及び衝撃を抑制する効果として発揮される。
【0061】
本実施の形態では、底部501が4つの外装部につながっているので、照明ユニット300の重み或いは衝撃によって底部501が抜け落ちるおそれがない。
【0062】
***他の構成***
本実施の形態において、包装箱500は、4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部のそれぞれに対して第2緩衝部606,609及び第3緩衝部602,605を有するが、第2緩衝部606,609の一方のみ、及び、第3緩衝部602,605の一方のみを有していてもよい。
【0063】
本実施の形態において、包装箱500は、4つの外装部のうち第3外装部505に隣接する2つの外装部のそれぞれに対して第5緩衝部607,608及び第6緩衝部603,604を有するが、第5緩衝部607,608の一方のみ、及び、第6緩衝部603,604の一方のみを有していてもよい。
【0064】
包装箱500は、底部501と空間520との間に別の緩衝層を有していてもよい。この緩衝層は、4つの外装部と一体に形成されていてもよいし、別個に取り付けられてもよい。
【0065】
第1の折り目701には、破線状の全切加工のみが施されていてもよい。第2の折り目702、第5の折り目705、折り目712,715には、破線状の半切加工のみが施されていてもよい。罫線は、板紙のウラ面の裏ライナのみへの裏罫線加工でもよいが、板紙の厚さ寸法等に応じて、板紙のオモテ面の表ライナに表罫線加工が追加されてもよい。
【0066】
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0067】
本実施の形態に係る包装箱入り物品100は、実施の形態1に係る包装箱入り物品100と同じように、照明ユニット300と、付属品400と、包装箱500とを備える。本実施の形態では、包装箱500の構成が実施の形態1と異なる。
【0068】
図13、
図14、
図15、
図16及び
図17を参照して、包装箱500の構成を説明する。
図13は、包装箱500を斜め上方から見た図である。
図14は、
図1に示したA−A線を中心線とする包装箱入り物品100の横断面を示す図である。
図15は、包装箱500を構成する板紙のオモテ面を示す図である。
図16は、包装箱500を構成する板紙のウラ面を示す図である。
図17は、包装箱500の一部を示す図である。
【0069】
本実施の形態において、包装箱500は、第7緩衝部617,618をさらに有する。
【0070】
第7緩衝部617,618は、第1緩衝部610につながり、4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部に重なっている。具体的には、第7緩衝部617は、第1緩衝部610に折り目731を介してつながり、第2外装部504に重なっている。第7緩衝部618は、第1緩衝部610に折り目731を介してつながり、第4外装部506に重なっている。それぞれの折り目731には、折り目731の延びる方向に沿って全切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、折り目731の端部には、罫線加工が施されている。
【0071】
第7緩衝部617は、フラップ部615に引っ掛けられている。このとき、第7緩衝部617の係止辺部619が底部501に当接する。同じように、第7緩衝部618は、フラップ部616に引っ掛けられている。このとき、第7緩衝部618の係止辺部620が底部501に当接する。即ち、第7緩衝部617は、フラップ部615と底部501とに挟まれており、第7緩衝部618は、フラップ部616と底部501とに挟まれている。
【0072】
本実施の形態では、スリット800から差し込み片509が抜き取られて蓋部508が開放する状態であっても、第7緩衝部617の係止辺部619と第7緩衝部618の係止辺部620が、それぞれ底部501に当接した状態を維持する。そのため、第1緩衝部610の開放が規制され、照明ユニット300が空間520内に保持される。本実施の形態によれば、照明ユニット300の施工に際し、包装箱500を開封したときに照明ユニット300が包装箱500の外に急に飛び出すおそれがなくなる。したがって、施工時の安全性が向上する。
【0073】
なお、本実施の形態において、包装箱500は、4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部のそれぞれに対して第7緩衝部617,618を有するが、
図18、
図19、
図20及び
図21に示すように、第7緩衝部617,618の一方のみを有していてもよい。
図18、
図19、
図20及び
図21に示した変形例では、第1緩衝部610を開放しやすくなるため、施工時の作業効率が向上する。
【0074】
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。
【0075】
本実施の形態に係る包装箱入り物品100は、実施の形態1及び実施の形態2に係る包装箱入り物品100と同じように、照明ユニット300と、付属品400と、包装箱500とを備える。本実施の形態では、包装箱500の構成が実施の形態2と異なる。
【0076】
図22、
図23及び
図24を参照して、包装箱500の構成を説明する。
図22は、包装箱500の一部を示す図である。
図23は、包装箱500を構成する板紙のオモテ面を示す図である。
図24は、包装箱500を構成する板紙のウラ面を示す図である。
【0077】
本実施の形態において、第1緩衝部610の第4緩衝部612につながっている側とは反対側の端部には、切り欠き621が設けられている。即ち、第1緩衝部610は、底部501に当接する端辺の一部に切り欠き621が形成されている。切り欠き621の形状は、本実施の形態では直径20mmの半円形であるが、手指を差し込んで第1緩衝部610を引き出しやすい形状であれば、任意の形状でよい。
【0078】
本実施の形態によれば、第1緩衝部610を開放しやすくなるため、施工時の作業効率が向上する。また、切り欠き621が手指を傷つけにくい形状になっているため、施工時の安全性も向上する。
【0079】
なお、手指の表面に切創等の怪我を確実に負わないように、手袋或いは指サック等の保護具の着用を促す注意喚起表示が切り欠き621の近傍に設けられてもよい。
【0080】
図25、
図26及び
図27に示すように、第1緩衝部610には、切り欠き621に代えて、貫通孔622が設けられていてもよい。
図25、
図26及び
図27に示した変形例では、貫通孔622が、第1緩衝部610の第7緩衝部617につながっている端部に設けられている。即ち、第1緩衝部610は、第7緩衝部617との接続端の一部に貫通孔622が形成されている。貫通孔622の形状は、本例では直径20mmの半円形であるが、手指を差し込んで第1緩衝部610を引き出しやすい形状であれば、任意の形状でよい。本例によれば、第7緩衝部617の係止辺部619が底部501に係止される部分により直接的に作用するため、第1緩衝部610をより一層開放しやすくなる。よって、施工時の作業効率がより一層向上する。
【0081】
なお、手指の表面に切創等の怪我を確実に負わないように、手袋或いは指サック等の保護具の着用を促す注意喚起表示が貫通孔622の近傍に設けられてもよい。
【0082】
図示していないが、第1緩衝部610は、片側にある第7緩衝部617との接続端の一部だけでなく、別の片側にある第7緩衝部618との接続端の一部にも貫通孔622が形成されていてよい。その場合、2本の指を使うことができ、第7緩衝部617,618の係止辺部619,620が底部501に係止される2箇所の部分により直接的に作用するため、第1緩衝部610をより一層開放しやすくなる。よって、施工時の作業効率がより一層向上する。
【0083】
図28に示すように、第1緩衝部610は、中央部付近に貫通孔622が形成されていてもよい。貫通孔622の形状は、本例では直径20mmの円形であるが、手指を差し込んで第1緩衝部610を引き出しやすい形状であれば、任意の形状でよい。本例によれば、貫通孔622の形状を手指先端の形に近づけることができるので、作業性が改善されて第1緩衝部610をより一層開放しやすくなる。よって、施工時の作業効率がより一層向上する。
【0084】
なお、他の例と同様であるが、手指の表面に切創等の怪我を確実に負わないように、手袋或いは指サック等の保護具の着用を促す注意喚起表示が貫通孔622の近傍に設けられてもよい。
【0085】
実施の形態4.
本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。
【0086】
本実施の形態に係る包装箱入り物品100は、実施の形態1及び実施の形態2に係る包装箱入り物品100と同じように、照明ユニット300と、付属品400と、包装箱500とを備える。本実施の形態では、包装箱500の構成が実施の形態2と異なる。
【0087】
図29、
図30、
図31及び
図32を参照して、包装箱500の構成を説明する。
図29及び
図30は、包装箱入り物品100を斜め上方から見た図である。
図31は、包装箱500を構成する板紙のオモテ面を示す図である。
図32は、包装箱500を構成する板紙のウラ面を示す図である。
【0088】
本実施の形態において、蓋部508には、貫通孔512が設けられている。具体的には、蓋部508の中央部、より具体的には、付属品400の収納領域と重なる領域に貫通孔512が設けられている。貫通孔512の形状は、本実施の形態では円形であるが、楕円形、多角形、星形、長穴等でもよく、蓋部508の外側から付属品400の有無を確認できる形状であれば、任意の形状でよい。貫通孔512は、付属品400が通過しない大きさ及び形状で形成される。
【0089】
本実施の形態によれば、蓋部508が閉じた状態で、付属品400が収納されていることを確認できる。スリット800に差し込まれた差し込み片509は、スリット800に係止されて外れないが、出荷前等に行われる付属品400の収納検査を確実に実施することができ、付属品400の欠品等を招くおそれがなくなる。
【0090】
図示していないが、貫通孔512は、蓋部508に代えて、或いは、蓋部508に加えて、第1外装部503に設けられていてもよい。具体的には、第1外装部503の中央部、より具体的には、付属品400の収納領域と重なる領域に貫通孔512が設けられていてもよい。貫通孔512の形状は、第1外装部503の外側から付属品400の有無を確認できる形状であれば、任意の形状でよい。貫通孔512は、付属品400が通過しない大きさ及び形状で形成される。この変形例においても、蓋部508が閉じた状態で、付属品400が収納されていることを確認できる。よって、付属品400の欠品等を招くおそれがなくなる。
【0091】
実施の形態5.
本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。
【0092】
本実施の形態に係る包装箱入り物品100は、実施の形態1及び実施の形態2に係る包装箱入り物品100と同じように、照明ユニット300と、付属品400と、包装箱500とを備える。本実施の形態では、包装箱500の構成が実施の形態2と異なる。
【0093】
図33、
図34、
図35及び
図36を参照して、包装箱500の構成を説明する。
図33は、包装箱500を斜め上方から見た図である。
図34は、
図1に示したA−A線を中心線とする包装箱入り物品100の横断面を示す図である。
図35は、包装箱500を構成する板紙のオモテ面を示す図である。
図36は、包装箱500を構成する板紙のウラ面を示す図である。
【0094】
本実施の形態において、包装箱500は、第8緩衝部624,625をさらに有する。
【0095】
第8緩衝部624,625は、第7緩衝部617,618に第7の折り目707を介してつながっている。第7の折り目707には、第7の折り目707の延びる方向に沿って全切加工と内側罫線加工とが交互に施されており、第7の折り目707の端部には、罫線加工が施されている。
【0096】
本実施の形態では、第8緩衝部624,625が第7緩衝部617,618と4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部との間に折り込まれた状態で、第8緩衝部624,625が第7緩衝部617,618と第1外装部503に隣接する2つの外装部との間に介在している。具体的には、第8緩衝部624が第7緩衝部617と第2外装部504との間に折り込まれた状態で、第8緩衝部624が第7緩衝部617と第2外装部504との間に介在している。第8緩衝部625が第7緩衝部618と第4外装部506との間に折り込まれた状態で、第8緩衝部625が第7緩衝部618と第4外装部506との間に介在している。
【0097】
このように、本実施の形態では、第8緩衝部624が第7緩衝部617の外側に、第8緩衝部625が第7緩衝部618の外側に、それぞれ第7の折り目707で折り畳まれている。この状態で包装箱500を組み立てると、第8緩衝部624が第7緩衝部617と第2外装部504との間に配置され、第8緩衝部625が第7緩衝部618と第4外装部506との間に配置され、それぞれが緩衝機能を発揮する。
【0098】
本実施の形態では、第7緩衝部617,618と第8緩衝部624,625とが2重に緩衝機能を発揮するため、包装箱入り物品100の剛性が向上する。
【0099】
本実施の形態では、第2外装部504と第7緩衝部617との間の隙間を、包装箱500を構成する板紙の厚さ寸法以下にすることができる。また、第4外装部506と第7緩衝部618との間の隙間を、包装箱500を構成する板紙の厚さ寸法以下にすることができる。即ち、第8緩衝部624,625は、緩衝機能だけでなく、板紙の厚さ寸法以下の空間を形成するためのスペーサとしての機能を併せ持つ。したがって、緩衝用の大きな空間が不要となり、収納効率が向上する。また、包装箱500を小型化でき、物流効率も向上する。
【0100】
第2外装部504と第7緩衝部617との間、及び、第4外装部506と第7緩衝部618との間で、第8緩衝部624,625が存在しない領域は、第2外装部504及び第4外装部506が受けた振動及び衝撃を第7緩衝部617,618に伝えにくくする効果を発揮する。この効果は、特に、左右方向の振動及び衝撃を抑制する効果として発揮される。
【0101】
なお、図示していないが、第8緩衝部624,625が設けられる代わりに、フラップ部615,616の一部が折り畳まれた状態でフラップ部615,616の一部が第7緩衝部617,618と4つの外装部のうち第1外装部503に隣接する2つの外装部との間に介在していてもよい。具体的には、フラップ部615の一部が折り畳まれた状態でフラップ部615の一部が第7緩衝部617と第2外装部504との間に介在していてもよい。フラップ部616の一部が折り畳まれた状態でフラップ部616の一部が第7緩衝部618と第4外装部506との間に介在していてもよい。この変形例では、フラップ部616の一部が第8緩衝部624,625と同じような緩衝機能を発揮する。フラップ部616の一部の具体例は、フラップ部615,616の半分である。
【0102】
なお、フラップ部615,616の一部を確実に折り畳めるようにするため、切り欠き613,614は、それぞれフラップ部615,616の折り畳まれた部分を除く部分と大きさ及び形状が揃っていることが望ましい。
【0103】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、いくつかを組み合わせて実施しても構わない。或いは、これらの実施の形態のうち、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施しても構わない。具体的には、これらの実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組み合わせを採用してもよい。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。