(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6579979
(24)【登録日】2019年9月6日
(45)【発行日】2019年9月25日
(54)【発明の名称】燃料フィルタの水溜まり警告方法
(51)【国際特許分類】
F02M 37/28 20190101AFI20190912BHJP
【FI】
F02M37/28
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-40562(P2016-40562)
(22)【出願日】2016年3月3日
(65)【公開番号】特開2017-155670(P2017-155670A)
(43)【公開日】2017年9月7日
【審査請求日】2018年12月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005463
【氏名又は名称】日野自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000512
【氏名又は名称】特許業務法人山田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 崇
【審査官】
首藤 崇聡
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−236886(JP,A)
【文献】
特開2015−21426(JP,A)
【文献】
特開平11−247673(JP,A)
【文献】
米国特許第5855772(US,A)
【文献】
独国特許出願公開第102014010997(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 37/22
F02M 37/26
F02M 37/28
F02M 37/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料フィルタ内で燃料から分離して底部に溜まる水の界面レベルが所定高さまで達したことを検知して検知信号を出力する検知スイッチを使用し、キー・オン後の運転状態がエンジン停止状態、エンジンアイドル状態、走行状態の何れであるかを判定し、その判定された運転状態に応じて異なる長さの適切な受信時間を選択し、その選択された受信時間に亘り前記検知スイッチの検知信号が受信され続けた場合に警告ランプを点灯することを特徴とする燃料フィルタの水溜まり警告方法。
【請求項2】
警告ランプの点灯後に検知スイッチからの検知信号が不受信となっても前記警告ランプを消灯せず、前記検知スイッチからの検知信号が不受信となり且つその不受信状態のままキー・オフとなった場合に限り警告ランプの消灯を確定することを特徴とする請求項1に記載の燃料フィルタの水溜まり警告方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料フィルタの水溜まり警告方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、車両のエンジンにおける燃料の供給系には、燃料中の異物を濾し取る燃料フィルタが介装されており、該燃料フィルタで燃料中の異物を除去することでエンジンに異物が送り込まれてしまう虞れを未然に回避し、安定したエンジン性能が維持されるようになっている。
【0003】
図3は前記燃料フィルタの構造を概略図として示したものであり、燃料1が燃料入口2より導入されてケーシング3の上部中央より流下し、該ケーシング3の底部にて上向きに折り返してエレメント4を外周側から内周側へ通り抜け、この通り抜けの間に異物を濾し取られて燃料出口5へと排出されるようになっている。
【0004】
斯かる燃料フィルタ6にあっては、燃料1に混入してしまった水7を分離回収する機能も併せ持っており、燃料1を一旦下降させてから上向きに折り返すことで燃料1より比重の大きな水7を分離し、その分離した水7をケーシング3の底部に残す一方、相対的に比重の小さな燃料1だけをエレメント4を通して送り出すようにしてある。
【0005】
ここで、燃料1から分離される水7は、時間の経過と共にケーシング3の底部に徐々に溜まってくることになるが、ケーシング3の底部に水7が過剰に溜まってしまうと、加速時にアクセルが深く踏み込まれて燃料1が勢い良く多量に流れた場合に再び水7が燃料1に随伴されてしまう虞れがある。
【0006】
このため、燃料フィルタ6のケーシング3の底部には、該底部に溜まる水7の界面レベルが所定高さまで達した際に比重差によりフロート8が浮上してオンとなる検知スイッチ9が配設されており、該検知スイッチ9からの検知信号9aを受信した制御装置10(エンジン制御コンピュータ[ECU:Electronic Control Unit])によりインストルメントパネルの警告ランプ11が点灯されて運転者に水7の過剰な溜まりが報知されるようになっている。
【0007】
尚、この種の燃料フィルタに関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2013−68195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、
図4にフローチャートで示している通り、警告ランプ11の点灯に関する従来の制御は、ステップS1でキー・オンが確認された後に、ステップS2にて検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されるまで判定が繰り返され、検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されたらステップS3へ進み、ここで3分間連続して検知信号9aが受信され続けた時にステップS4で警告ランプ11が点灯されるというものであったが、全ての運転状態において3分間連続して検知信号9aが受信され続けない限り警告ランプ11が点灯しないという点が問題視され始めている。
【0010】
即ち、従来にあっては、走行振動が激しい悪路走行時や高速走行時等に、溜まり水7が少なくても該水7と燃料との界面が大きく揺れて検知スイッチ9が断続的にオンとなるようなケースが考えられるため、確実に所定量の水7が溜まった状態を検知し得るよう3分間という比較的長めの時間(3分は一例であって設定時間は任意)を設定して連続的な検知を条件としているが、逆に悪路走行時や高速走行時等で3分間連続して検知信号9aが受信され続けるような状態は、既に所定量以上の過剰な水7が溜まってしまっていて、水抜きすべきタイミングを逸している可能性が高いことが懸念されている。
【0011】
また、
図5にフローチャートで示している通り、点灯した警告ランプ11の消灯に関する従来の制御は、ステップS5で検知スイッチ9の検知信号9aの受信により警告ランプ11が点灯した後、ステップS6で燃料フィルタ6内の水7が抜かれて検知スイッチ9のオフにより検知信号9aが不受信となるまで判定が繰り返され、検知スイッチ9の検知信号9aの不受信が確認されたらステップS7へと進んで警告ランプ11が消灯されるというものであったが、これでは警告ランプ11の点灯後に走行振動により検知スイッチ9が一時的にオフとなるだけでも検知信号9aの不受信が発生して警告ランプ11が消灯してしまうので、再び検知信号9aが3分間連続して受信されるまで警告ランプ11が再点灯されないことになり、運転者が水抜きの必要性に気付き難い仕様となっていることも問題視されている。
【0012】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、燃料フィルタ内に所定量の水が溜まったことを運転状態に応じ極力早期に報知して運転者に確実な水抜きを促し得る燃料フィルタの水溜まり検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、燃料フィルタ内で燃料から分離して底部に溜まる水の界面レベルが所定高さまで達したことを検知して検知信号を出力する検知スイッチを使用し、キー・オン後の運転状態がエンジン停止状態、エンジンアイドル状態、走行状態の何れであるかを判定し、その判定された運転状態に応じて異なる長さの適切な受信時間を選択し、その選択された受信時間に亘り前記検知スイッチの検知信号が受信され続けた場合に警告ランプを点灯することを特徴とする燃料フィルタの水溜まり警告方法、に係るものである。
【0014】
而して、走行振動が激しい悪路走行時や高速走行時等を含む走行状態にあっては、溜まり水の界面が大きく揺れて検知スイッチが断続的にオンとなるようなケースが起こり得るので、走行状態に関して確実に所定量の水が溜まった状態を検知し得るよう従前通りの3分程度の比較的長めの受信時間を設定し、走行振動の無い比較的軽微なエンジン振動だけのエンジンアイドル状態にあっては、溜まり水の界面が大きく揺れて検知スイッチが断続的にオンとなるようなケースが起こり難いので、走行状態よりも大幅に短い30秒程度の受信時間を設定し、エンジン振動すらもないエンジン停止状態にあっては、溜まり水の界面が略静止していると看なせるので、エンジンアイドル状態よりも更に短い5秒程度の非常に短い受信時間を設定すれば良い。
【0015】
この結果、キー・オン後の運転状態がエンジン停止状態やエンジンアイドル状態である場合に、走行状態よりも大幅に短い時間で所定量の水が溜まっているか否かを素早く判定し、所定量の水が溜まっていると判定されたならば、警告ランプを従来よりも早期に点灯させて運転者に報知することが可能となる。
【0016】
また、本発明においては、警告ランプの点灯後に検知スイッチからの検知信号が不受信となっても前記警告ランプを消灯せず、前記検知スイッチからの検知信号が不受信となり且つその不受信状態のままキー・オフとなった場合に限り警告ランプの消灯を確定することが好ましい。
【0017】
このようにすれば、警告ランプの点灯後に走行振動やエンジン振動により溜まり水の界面が揺れて検知スイッチがオフになって検知信号が不受信となっても、これまでのように警告ランプが消灯してしまうことはなく、検知信号が不受信状態のままキー・オフとならなければ警告ランプが点灯し続けるため、この警告ランプの点灯を見て運転者が水抜きの必要性に気付き易くなる。
【0018】
しかも、警告ランプの点灯後に検知スイッチの検知信号が受信状態のまま(水を抜かないまま)キー・オフとなって警告ランプが消灯したとしても、該警告ランプの消灯は確定していない状態のままであるため、次にキー・オンした時には、改めて検知スイッチの検知信号に基づく判定を待たずに直ちに警告ランプが点灯することになり、運転者へ確実に水抜きの必要性が報知されることになる。
【発明の効果】
【0019】
上記した本発明の燃料フィルタの水溜まり警告方法によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0020】
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、燃料フィルタ内に所定量の水が溜まったことを運転状態に応じ極力早期に報知して運転者に確実な水抜きを促すことができ、これによって、加速時に燃料が勢い良く多量に流れて再び水が燃料に随伴されてしまう事態をより確実に防ぐことができる。
【0021】
(II)本発明の請求項2に記載の発明によれば、警告ランプの点灯後に走行振動やエンジン振動により警告ランプが消灯してしまう事態を防いで点灯状態を保つことができるので、従来よりも運転者に水抜きの必要性を気付かせ易くすることができる。
【0022】
(III)本発明の請求項2に記載の発明によれば、警告ランプの点灯後に検知スイッチの検知信号が受信状態のまま(水を抜かないまま)キー・オフとなって警告ランプが消灯したとしても、次にキー・オンした時に直ちに警告ランプを点灯させて運転者へ確実に水抜きの必要性を報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の形態例における警告ランプの点灯制御のフローチャートである。
【
図2】本発明の形態例における警告ランプの消灯制御のフローチャートである。
【
図3】一般的な燃料フィルタの構造について説明する概略図である。
【
図4】従来例における警告ランプの点灯制御のフローチャートである。
【
図5】従来例における警告ランプの消灯制御のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0025】
図1及び
図2は本発明の燃料フィルタの水溜まり警告方法について説明したもので、
図1は警告ランプの点灯に関する制御のフローチャートを、
図2は警告ランプの消灯に関する制御のフローチャートを夫々示しているが、燃料フィルタの構造自体に特に変更が加えられるわけでは無いため、背景技術の説明に用いた
図3を本形態例の説明でも先の
図1及び
図2と併せて参照することとする。
【0026】
既に
図3により背景技術として説明してある通り、燃料フィルタ6のケーシング3の底部には、燃料から分離して底部に溜まる水7の界面レベルを検知して検知信号9aを出力する検知スイッチ9が配設され、該検知スイッチ9からの検知信号9aを受信した制御装置10によりインストルメントパネルの警告ランプ11が点灯されて運転者に水7の過剰な溜まりが報知されるようになっているが、前記制御装置10における警告ランプ11の点灯に関する制御は、
図1にフローチャートで示す如きものとなり、先ずステップS101でキー・オンが確認された後に、ステップS102、ステップS202、ステップS302において、制御装置10に取り込まれているエンジン回転数及び車速の情報に基づいて現在の運転状態がエンジン停止状態、エンジンアイドル状態、走行状態の何れであるかが判定されるようになっている。
【0027】
より具体的には、ステップS102でエンジン停止状態(キー・オンによりインストルメントパネルのインジケータ類を確認する運行前点検状態)であるか否かが判定され、ここで「NO」の判定であれば、ステップS202へと進んでエンジンアイドル状態であるか否かが判定され、ここでも「NO」の判定であれば、更にステップS302へと進んで走行状態であると判定されるようにしてある。
【0028】
そして、ステップS102でエンジン停止状態であると判定された場合(「YES」の判定の場合)には、ステップS103に進んで検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されるまで判定が繰り返され、検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されたらステップS104に進み、ここで5秒間連続して検知信号9aが受信され続けた時にステップS105で警告ランプ11が点灯されるようになっている。
【0029】
また、ステップS202でエンジンアイドル状態であると判定された場合(「YES」の判定の場合)には、ステップS203に進んで検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されるまで判定が繰り返され、検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されたらステップS204に進み、ここで30秒間連続して検知信号9aが受信され続けた時にステップS105で警告ランプ11が点灯されるようにしてある。
【0030】
更に、ステップS302で走行状態であると判定されたらステップS303に進んで検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されるまで判定が繰り返され、検知スイッチ9のオンが検知信号9aにより確認されたらステップS304に進み、ここで3分間連続して検知信号9aが受信され続けた時にステップS105で警告ランプ11が点灯されるようになっている。
【0031】
即ち、走行振動が激しい悪路走行時や高速走行時等を含む走行状態にあっては、溜まり水7の界面が大きく揺れて検知スイッチ9が断続的にオンとなるようなケースが起こり得るので、走行状態に関して確実に所定量の水7が溜まった状態を検知し得るよう従前通りの3分程度の比較的長めの受信時間を設定しており、走行振動の無い比較的軽微なエンジン振動だけのエンジンアイドル状態にあっては、溜まり水7の界面が大きく揺れて検知スイッチ9が断続的にオンとなるようなケースが起こり難いので、走行状態よりも大幅に短い30秒程度の受信時間を設定しており、エンジン振動すらもないエンジン停止状態にあっては、溜まり水7の界面が略静止していると看なせるので、エンジンアイドル状態よりも更に短い5秒程度の非常に短い受信時間を設定しているのである。
【0032】
以上に述べたように、現在の運転状態がエンジン停止状態、エンジンアイドル状態、走行状態の何れであるかを判定し、その判定された運転状態に応じて異なる長さの適切な受信時間を選択し、その選択された受信時間に亘り前記検知スイッチ9の検知信号9aが受信され続けた場合に警告ランプ11を点灯するようにすれば、キー・オン後の運転状態がエンジン停止状態やエンジンアイドル状態である場合に、走行状態よりも大幅に短い時間で所定量の水7が溜まっているか否かを素早く判定し、所定量の水7が溜まっていると判定されたならば、警告ランプ11を従来よりも早期に点灯させて運転者に報知することが可能となる。
【0033】
また、点灯した警告ランプ11の消灯に関する制御は、
図2にフローチャートで示す如きものとなり、ステップS106で警告ランプ11が点灯した後、ステップS107で燃料フィルタ6内の水7が抜かれて検知スイッチ9のオフにより検知信号9aが不受信となるまで判定が繰り返され、検知スイッチ9の検知信号9aの不受信が確認されたら次のステップS108でキー・オフとなるまでステップS107からの判定が繰り返され、検知スイッチ9からの検知信号9aが不受信となり且つその不受信状態のままキー・オフとなった場合に限りステップS109へ進んで警告ランプ11の消灯が確定されるようにしてある。
【0034】
即ち、キー・オフにすれば、自ずからインストルメントパネルの警告ランプ11を含む全てのインジケータ類が消灯することになるが、警告ランプ11の点灯後に検知スイッチ9の検知信号9aが受信状態のまま(水7を抜かないまま)キー・オフとなって警告ランプ11が消灯したとしても、該警告ランプ11の消灯は確定していない状態となり、次にキー・オンした時に改めて検知スイッチ9の検知信号9aに基づく判定を待つことなく直ちに警告ランプ11が再点灯するようになっている。
【0035】
このようにすれば、警告ランプ11の点灯後に走行振動やエンジン振動により溜まり水7の界面が揺れて検知スイッチ9がオフになることで検知信号9aが不受信となっても、これまでのように警告ランプ11が消灯してしまうことはなく、検知信号9aが不受信状態のままキー・オフとならなければ警告ランプ11が点灯し続けるため、この警告ランプ11の点灯を見て運転者が水抜きの必要性に気付き易くなる。
【0036】
しかも、警告ランプ11の点灯後に検知スイッチ9の検知信号9aが受信状態のまま(水7を抜かないまま)キー・オフとなって警告ランプ11が消灯したとしても、該警告ランプ11の消灯は確定していない状態のままであるため、次にキー・オンした時には、改めて検知スイッチ9の検知信号9aに基づく判定を待たずに直ちに警告ランプ11が点灯することになり、運転者へ確実に水抜きの必要性が報知されることになる。
【0037】
従って、上記形態例によれば、燃料フィルタ6内に所定量の水7が溜まったことを運転状態に応じ極力早期に報知して運転者に確実な水抜きを促すことができ、これによって、加速時に燃料が勢い良く多量に流れて再び水7が燃料に随伴されてしまう事態をより確実に防ぐことができ、また、警告ランプ11の点灯後に走行振動やエンジン振動により警告ランプ11が消灯してしまう事態を防いで点灯状態を保つことができるので、従来よりも運転者に水抜きの必要性を気付かせ易くすることができ、更には、警告ランプ11の点灯後に検知スイッチ9の検知信号9aが受信状態のまま(水7を抜かないまま)キー・オフとなって警告ランプ11が消灯したとしても、次にキー・オンした時に直ちに警告ランプ11を点灯させて運転者へ確実に水抜きの必要性を報知することができる。
【0038】
尚、本発明の燃料フィルタの水溜まり警告方法は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、燃料フィルタ内に所定量の水が溜まったことを判定するための検知信号の受信時間は、その判定に支障のない範囲内において任意に設定することが可能であり、必ずしも本文中に具体例として説明している受信時間に限定されるものではないこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0039】
1 燃料
6 燃料フィルタ
7 水
9 検知スイッチ
9a 検知信号
11 警告ランプ