(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
セルラーワイヤレスネットワークとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)とを備えるネットワークにおけるワイヤレス通信のための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)が、前記UEとWLANアクセスポイント(AP)との間の関連付け状態を決定することと、
前記UEが、第1のタイプの状態のための第1のセットのメトリックと、第2のタイプの状態のための異なる第2のセットのメトリックとを識別することと、
前記UEが、前記関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、前記WLAN APの少なくとも1つのメトリックを選択することと、ここにおいて、前記少なくとも1つのメトリックは、前記UEが前記WLAN APとの前記第1のタイプの状態にあることを前記関連付け状態が示すときに前記第1のセットのメトリックから選択されるか、または、前記UEが前記WLAN APとの前記第2のタイプの状態にあることを前記関連付け状態が示すときに前記第2のセットのメトリックから選択される、
前記UEが、前記少なくとも1つのメトリックの値を決定することと、
前記UEが、測定プロシージャにしたがって前記少なくとも1つのメトリックの前記値を前記セルラーワイヤレスネットワークの基地局に報告することと、
前記UEが、前記値を前記報告することに応答して、前記基地局からメッセージを受信することと、前記メッセージは、前記UEによって決定されるべき前記少なくとも1つのメトリックのうちの1つまたは複数の指示を含む、
を備える、方法。
前記測定プロシージャは、前記関連付け状態、しきい値に対する前記少なくとも1つのメトリックの前記値、前記関連付け状態の変化、または前記セルラーワイヤレスネットワークの前記基地局から報告命令を受信することのうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つのメトリックの前記値を前記基地局に報告するように指定する、請求項1に記載の方法。
前記非アクティブ接続が、前記WLAN APに関連しない、前記WLAN APに関連するがデータを送らない、または前記WLAN APに関連するがしきい値を上回るデータを送らない、のうちの1つである、請求項4に記載の方法。
前記第1のセットのメトリックが、オーバージエア(OTA)ビットレート、フレームエラーレート(FER)、OTAスループット、アップリンクバッファサイズ、アップリンクレイテンシ、メディアアクセス制御(MAC)管理情報ベース(MIB)カウンタ、802.11報告、またはバックオフカウンタ値のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の方法。
前記第2のセットのメトリックのメンバーが、前記UEによって測定された前記WLAN APからの信号の品質、前記WLAN AP上のサービス負荷、または前記WLAN
APの能力のうちの1つまたは複数を示す、請求項1に記載の方法。
前記第2のセットのメトリックが、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、前記WLAN APに関連する局の数、前記WLAN APを使用する有効ユーザの数、またはバッファされたトラフィックをもつ前記WLAN APに関連する局の平均数のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の方法。
前記第2のセットのメトリックが、ビーコン損失レート、ワイドエリアネットワーク(WAN)メトリック、物理レイヤレート、利用可能帯域幅、平均バックオフ時間、トラフィック指示マップ間隔、または802.11能力のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の方法。
前記測定プロシージャが、前記関連付け状態、しきい値に対する前記少なくとも1つのメトリックの前記値、前記関連付け状態の変化、または前記セルラーワイヤレスネットワークの前記基地局から報告命令を受信することのうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つのメトリックの前記値を前記基地局に報告するように指定する、請求項11に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[0030] 添付の図面を参照しながら本開示の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えるものである。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載の本開示の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置またはそのような方法をカバーするものとする。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
【0020】
[0031] 「例示的(exemplary)」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利なものと解釈すべきではない。
【0021】
[0032] 本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、そのうちのいくつかを例として図および好適な態様についての以下の説明で示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
例示的なワイヤレス通信システム
[0033] 本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに対して使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、CDMA2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))と低チップレート(LCR)とを含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。ロングタームエボリューションは、E−UTRAを使用するUMTSの今度のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の団体からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)という名称の団体からの文書に記載されている。
【0022】
[0034] シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、送信機側でシングルキャリア変調を利用し、受信機側で周波数領域等化を利用する1つの送信技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様の性能および本質的に同じ全体的な複雑さを有する。ただし、SC−FDMA信号は、その特有のシングルキャリア構造のためにより低いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を有する。SC−FDMAは特に、より低いPAPRが送信電力効率の点でモバイル端末に大幅な利益を与えるアップリンク通信において大きい注目を引いている。それは現在、3GPP LTEおよび発展型UTRAにおけるアップリンク多元接続方式に関する実用的な前提である。
【0023】
[0035] アクセスポイント(「AP(access point)」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
【0024】
[0036] アクセス端末(「AT(access terminal)」)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局(STA)、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレスまたはワイヤード媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードである。たとえば、そのようなワイヤレスノードは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を与え得る。
【0025】
[0037]
図1を参照すると、ワイヤレスネットワークの取得を開始する時間を低減するための説明されるプロシージャが実行され得る、一態様による多元接続ワイヤレス通信システムが示されている。アクセスポイント100(AP)は複数のアンテナグループを含み得、あるアンテナグループはアンテナ104と106とを含み、別のアンテナグループはアンテナ108と110とを含み、追加のアンテナグループはアンテナ112と114とを含む。
図1では、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用され得る。アクセス端末116(AT)はアンテナ112および114と通信中であり得、アンテナ112および114は、順方向リンク120上でアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118上でアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122はアンテナ106および108と通信中であり得、アンテナ106および108は、順方向リンク126上でアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク124上でアクセス端末122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のための異なる周波数を使用し得る。たとえば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用される次いで異なる周波数を使用し得る。
【0026】
[0038] アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するように設計されたエリアは、しばしば、アクセスポイントのセクタと呼ばれる。本開示の一態様では、アンテナグループはそれぞれ、アクセスポイント100によってカバーされるエリアのセクタ内でアクセス端末に通信するように設計され得る。
【0027】
[0039] 順方向リンク120および126上の通信では、アクセスポイント100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116および122に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用し得る。また、アクセスポイントが、ビームフォーミングを使用して、そのカバレージ中にランダムに分散されたアクセス端末に送信するほうが、アクセスポイントが単一のアンテナを介してすべてのそのアクセス端末に送信するよりも、隣接セル中のアクセス端末への干渉が小さくなる。
【0028】
[0040]
図2に、多入力多出力(MIMO)システム200における(アクセスポイントとしても知られる)送信機システム210と(アクセス端末としても知られる)受信機システム250との実施形態のブロック図を示す。送信機システム210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース212から送信(TX)データプロセッサ214に与えられる。
【0029】
[0041] 本開示の一態様では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信され得る。TXデータプロセッサ214は、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいてフォーマットし、コーディングし、インターリーブして、コード化データを与える。
【0030】
[0042] 各データストリームのコード化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化され得る。パイロットデータは、一般に、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る知られているデータパターンである。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよびコード化データは、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定され得る。メモリ232は、送信機システム210のためのデータとソフトウェアとを記憶し得る。
【0031】
[0043] 次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ220に与えられ、TX MIMOプロセッサ220はさらに(たとえば、OFDMの場合)その変調シンボルを処理し得る。次いで、TX MIMOプロセッサ220はN
T個の変調シンボルストリームをN
T個の送信機(TMTR)222a〜222tに与える。本開示のいくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
【0032】
[0044] 各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した被変調信号を与える。次いで、送信機222a〜222tからのN
T個の被変調信号が、N
T個のアンテナ224a〜224tからそれぞれ送信される。
【0033】
[0045] 受信機システム250において、送信された被変調信号はN
R個のアンテナ252a〜252rによって受信され得、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに与えられ得る。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与え得る。
【0034】
[0046] 次いで、RXデータプロセッサ260が、N
R個の受信機254からN
R個の受信シンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、N
T個の「検出」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ260は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行される処理に対して相補的であり得る。
【0035】
[0047] プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを定期的に決定する。プロセッサ270は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。メモリ272は、受信機システム250のためのデータとソフトウェアとを記憶し得る。逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース236からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返信される。
【0036】
[0048] 送信機システム210において、受信機システム250からの被変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次いで、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、抽出されたメッセージを処理する。
【0037】
[0049]
図3に、
図1に示したワイヤレス通信システム内で採用され得るワイヤレスデバイス302において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス302は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。ワイヤレスデバイス302は基地局100、またはユーザ端末116および122であり得る。
【0038】
[0050] ワイヤレスデバイス302は、ワイヤレスデバイス302の動作を制御するプロセッサ304を含み得る。プロセッサ304は中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ306は、命令とデータとをプロセッサ304に与える。メモリ306の一部分は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ304は、一般に、メモリ306内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ306中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。
【0039】
[0051] ワイヤレスデバイス302はまた、ワイヤレスデバイス302と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機310と受信機312とを含み得るハウジング308を含み得る。送信機310と受信機312とは組み合わされてトランシーバ314になり得る。単一または複数の送信アンテナ316が、ハウジング308に取り付けられ、トランシーバ314に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス302はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバを含み得る(図示せず)。
【0040】
[0052] ワイヤレスデバイス302はまた、トランシーバ314によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器318を含み得る。信号検出器318は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出し得る。ワイヤレスデバイス302はまた、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)320を含み得る。
【0041】
[0053] ワイヤレスデバイス302の様々な構成要素は、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る、バスシステム322によって互いに結合され得る。
【0042】
[0054] 加入者にとって利用可能なサービスを拡張するために、いくつかのMSは、複数の無線アクセス技術(RAT:radio access technology)を用いた通信をサポートし得る。たとえば、
図4に示すように、マルチモード移動局(MS)410は、ブロードバンドデータサービスのためのLTEと音声サービスのための符号分割多元接続(CDMA)とをサポートし得る。例示的に、LTEは第1のRAT420
1として示され、CDMAは第2のRAT420
2として示され、Wi−Fi(登録商標)は第3のRAT422
1として示されている。
【0043】
[0055] いくつかの適用例では、マルチRATインターフェース論理430が、長距離RATと短距離RATとの間で情報を交換するために使用され得る。これは、ネットワークプロバイダが、マルチモードMS410のエンドユーザがどのように(どのRATを介して)実際にネットワークに接続するかを制御することを可能にし得る。インターフェース論理430は、たとえば、ローカルIP接続性またはコアネットワークへのIP接続性をサポートし得る。
【0044】
[0056] たとえば、ネットワークプロバイダは、利用可能なとき、短距離RATを介してネットワークに接続するようにマルチモードMSに指示することが可能であり得る。この能力は、ネットワークプロバイダが、特定のエアリソースの輻輳を緩和する方法でトラフィックをルーティングすることを可能にし得る。実際に、ネットワークプロバイダは、短距離RATを使用して、(長距離RATの)あるエアトラフィックをワイヤラインネットワークに分散させるか、またはあるエアトラフィックを、輻輳したワイヤレスネットワークからあまり輻輳していないワイヤレスネットワークに分散させ得る。モバイルユーザが速度を短距離RATに好適でないあるレベルまで増加させたときなど、状況が要求するとき、トラフィックは短距離RATから再ルーティングされ得る。
【0045】
[0057] さらに、長距離RATは、一般に、数キロメートルにわたってサービスを与えるように設計されるので、長距離RATを使用するときのマルチモードMSからの送信の電力消費は重要である。対照的に、短距離RAT(たとえば、Wi−Fi)は、数百メートルにわたってサービスを与えるように設計される。したがって、利用可能なときに短距離RATを利用することにより、マルチモードMS410による電力消費はより少なくなり、したがって、バッテリー寿命がより長くなり得る。
【0046】
相互作用環境におけるネットワーク選択および測定報告
[0058]
図5に、非シームレスモビリティを用いたワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)と3GPPアクセスインターワーキングとのための例示的なアーキテクチャを示す。そのようなアーキテクチャでは、ユーザ機器(UE)502は、eNB1 504とWLAN AP506とにおいて異なるインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用し得る。
【0047】
[0059] UE502は別々のパケットデータネットワーク(PDN)接続を使用し得る。WLANのためのデータプレーンと3GPPのためのデータプレーンとは本質的に無関係であり、セッション継続性(たとえば、WLANに対するモビリティサポート)がない。言い換えれば、UE502は、(たとえば、3GPPネットワークからの支援なしで)独立してWLAN APを見つけ得、これは非効率であり得る。
【0048】
[0060] 本開示のいくつかの態様は、しかしながら、トラフィックにアクセスしてWLANにオフロードするUEを制御する、セルラーネットワークのための技法を提供し得る。このようにして、UEは、一般にパッシブスキャニングとアクティブスキャニングとを含む802.11において規定されているスキャニングプロシージャを実行することによって、WLAN APに気づき得る。
【0049】
[0061] UEは、受信機をオンにしたままWLANビーコンの受信を待たなければならないので、802.11において定義されているパッシブスキャニングは、UEにとって非効率的であり得る。ビーコン送信間隔は100ミリ秒程度であるので、これにより、スキャンすべき数十のチャネルがある場合、スキャンエネルギーが高くなり、スキャンレイテンシが高くなり得る。アクティブスキャンはより速くなり得るが、WLANにトラフィック、すなわち、プローブ要求とプローブ応答とを追加する。アクティブスキャニングはまた、電力集約的である。
【0050】
[0062] いくつかの規格(たとえば、802.11u)は、UEがAPに関連付けられることなしに、APに関するさらなる情報を発見するための追加の機構を定義している。たとえば、一般広告サービス(GAS:generic advertisement service)が、ネットワーク中のUEとサーバとの間での広告プロトコルのフレームのトランスポートを与え得る。このシナリオでは、APは、キャリアのネットワーク中のサーバへのモバイルデバイスのクエリのリレーと、サーバの応答をモバイルに配信することとを担当し得る。
【0051】
[0063] 別の機構の例としては、ホットスポット事業者のドメイン名と、認証のためにサポートされたそれらの証明タイプおよびEAP方法とともにホットスポットを介してアクセス可能なローミングパートナーと、IPアドレスタイプ利用可能性と、UEのネットワーク選択プロセスにおいて有用な他のメタデータとを含む、一般にGASを介してトランスポートされるAPからのUE/STAによるアクセスネットワーク情報検索のためのクエリ広告プロトコルである、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP:access network query protocol)がある。
【0052】
[0064] UEは、測定を行うためにWLAN APに関連しなくてもよいことがある。UEは、802.11k、802.11uおよびHotspot2.0において定義されている追加のプロシージャのサブセットをサポートし得る。
【0053】
[0065] 無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)に関して、
図5に示すように、APとBSとの間のインターフェースがないことがある。これが事業者制御WLAN APに対して動作することが予想されても、負荷情報またはネイバー情報がバックホール(backhaul)を介して交換されることは予想されない。しかしながら、コロケート(collocated)APおよびBSの場合、APに関する802.11k、802.11u、およびHotspot2.0情報が(たとえば、バックホールリンクを介して)BSにおいて知られ得、UEは、情報を取得するためにANQPを実行する必要がないことがある。
【0054】
[0066] 高効率パッシブスキャニングが可能にされたとき、APは、RANによって広告された時間にAPのビーコンを送信し得る。言い換えれば、APは、セルラータイミングおよびSFNを取得し、RANによって広告されたビーコン送信時間を知る必要があり得る。いくつかの態様では、APを識別するために報告の2つのレベルが必要とされ得、(たとえば、BSSIDに基づいて)すなわち、ビーコンのみからAPを識別するか、または(たとえば、非コロケートAPおよびeNBの場合)ANQPを使用して、情報を識別する802.11k、802.11u、またはHotspot2.0を与える。いくつかの態様では、図に示されてないこの情報を交換するためのバックホールインターフェースを有することが可能である。
【0055】
[0067] WLAN/3GPPインターワーキングに関する3GPP TR37.834[1]のセクション6.2.3では、RRC CONNECTED/CELL_DCH状態におけるUEのためのトラフィックステアリング(traffic steering)が、専用トラフィックステアリングコマンドを使用して、また、潜在的にWLAN測定に基づいてネットワークによって制御される。本出願は、RRC CONNECTED/CELL_DCH状態におけるUEのためのトラフィックステアリングに関する詳細を提示し、3GPP TR37.834[1]において定義されている使用事例への適用を示す。
【0056】
A. UEは、UTRAN/E−UTRANカバレージ内にあり、3GPPを使用しており、WLAN APカバレージに入る
B. UEは、UTRAN/E−UTRANおよびWLANカバレージ内にあり、WLANを使用しており、WLAN APカバレージから出る
C. UEは両方のカバレージエリア内にあり、WLANを使用するUE、UEのトラフィックのすべてまたはサブセットが、代わりにUTRAN/E−UTRANを介してルーティングされるべきである
D. UEは両方のカバレージエリア内にあり、UTRAN/E−UTRANを使用するUE、UEのトラフィックのすべてまたはサブセットが、代わりにWLANを介してルーティングされるべきである
E. 両方のアクセスを使用するUE、ただ1つ(WLANまたはUTRAN/E−UTRAN)に接続されるべきであるか、またはいくつかのトラフィックが他のアクセスに移動されるべきである
[0068]
図6に、RRC CONNECTED/CELL_DCH状態におけるUEのためのトラフィックステアリング600を示す。RRC CONNECTED/CELL_DCHにおけるモビリティ管理のために定義された原理に基づいて、トラフィックステアリングは、
図6に示されているように以下のステップを備える。
【0057】
1. 測定制御:(e)NB604は、測定されるべきターゲットWLAN606の識別を含むUE測定プロシージャを構成する。本明細書で使用する「(e)NB」はeNBまたはノードB(NB)を示す。
【0058】
2. 測定報告:UE602は、測定制御によって設定された規則によって測定報告を送るようにトリガされる。
【0059】
3. トラフィックステアリング:(e)NBは、トラフィックステアリングを実行するために、UEにRRC RRC接続再構成メッセージを送る。
【0060】
[0100] 測定制御では、事業者WLANを測定するようにUEを構成するために以下のタイプの情報が定義され得る。
【0061】
1. 報告をトリガするための測定イベント
2. ターゲット識別
3. 行われるべき測定(セクション3.2報告すべき測定参照)
[0101] TS36.331およびTS25.331において定義されている測定イベントに基づいて、表1に、WLANについての候補測定イベントを示す。
【0063】
[0102] 注:しきい値は報告すべき測定の値に基づく。これらの値は、本明細書において以下で説明するように定義され得る。ターゲット識別は、探索すべきターゲットWLAN IDと動作チャネルとを含む測定制御プロシージャについてどのWLANを考慮すべきかをUEに示すために使用され得る。
【0064】
[0103] 表2に、WLANについての候補ターゲット識別子を示す。
【0066】
[0104] 表3に、UEが関連しないときにWLANについて報告すべき候補測定を示す。
【0068】
[0105] 表4に、UEがWLANに関連するときにWLANについて報告すべき候補測定を示す。
【0070】
[0106] 表5に、WLANにまたはWLANからステアリングすべきトラフィックを識別するための候補を示す。
【0072】
3GPP技術報告(TR)37.834において定義されている使用事例への適用可能性:
[0107] A.UEが、UTRAN/E−UTRANカバレージ内にあり、3GPPを使用しており、WLANAPカバレージに入る場合
測定制御:(e)NBは、たとえば、しきい値を上回るRSNIをもつイベントW1を使用して、UEがカバレージに移動するときに1つまたは複数のWLAN APを報告するようにUEを構成する
測定イベント:UEはWLAN APを検出し、イベントがトリガし、UEは測定を報告する
トラフィックステアリング:(e)NBは、一部または全部のトラフィック、たとえば、ベストエフォートQCI9をWLANにステアリングする。
【0073】
[0108] B.UEが、UTRAN/E−UTRANおよびWLANカバレージ内にあり、WLANを使用しており、WLAN APカバレージから出る場合
測定制御:(e)NBは、たとえば、しきい値を下回るRCPIをもつイベントW2を使用して、UEがカバレージから出るときに1つまたは複数のWLAN APを報告するようにUEを構成する
測定イベント:イベントがトリガし、UEは測定を報告する
トラフィックステアリング:(e)NBはすべてのトラフィックをWLANにステアリングする
[0109] C.UEが両方のカバレージエリア内にあり、WLANを使用するUE、UEのトラフィックのすべてまたはサブセットが、代わりにUTRAN/E−UTRANを介してルーティングされるべきである場合
測定制御:(e)NBは、たとえば、しきい値を上回るBSS負荷をもつイベントW1を使用して、WLANがいつしきい値を上回るかを報告するようにUEを構成する
測定イベント:イベントがトリガし、UEは測定を報告する
トラフィックステアリング:(e)NBは、一部または全部のトラフィック、たとえば、高QoSトラフィックQCI1をUTRAN/E−UTRANにステアリングする
[0110] D.UEが両方のカバレージエリア内にあり、UTRAN/E−UTRANを使用するUE、UEのトラフィックのすべてまたはサブセットが、代わりにWLANを介してルーティングされるべきである場合
測定制御:(e)NBは、たとえば、しきい値を下回るBSS負荷をもつイベントW2を使用して、WLANがいつしきい値を下回るかを報告するようにUEを構成する
測定イベント:イベントがトリガし、UEは測定を報告する
トラフィックステアリング:(e)NBは、一部または全部のトラフィック、たとえば、ビデオストリーミングQCI6をWLANにステアリングする
[0111] E.両方のアクセスを使用するUE、ただ1つ(WLANまたはUTRAN/E−UTRAN)に接続されるべきであるか、またはいくつかのトラフィックが他のアクセスに移動されるべきである。
【0074】
[0112] 本明細書で図示および説明する例示的なシステムに鑑みて、開示する主題に従って実装され得る方法は、様々なフローチャートを参照すればより良く諒解されよう。方法を一連の行為/ブロックとして図示および説明し、ブロックの数または順序は請求する主題を限定しない。いくつかのブロックは、本明細書で図示および説明するものとは異なる順序で、および/または他のブロックと実質的に同時に起こり得る。その上、本明細書で説明する方法を実装するために、図示されたすべてのブロックが必要とされるとは限らない。ブロックに関連する機能は、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組合せあるいは任意の他の好適な手段(たとえば、デバイス、システム、プロセス、または構成要素)によって実装され得る。さらに、本明細書の全体にわたって開示する方法は、そのような方法を様々なデバイスに移送および転送することを可能にする製造品に記憶されることが可能である。方法は、代替的に、状態図などで、一連の相互に関係する状態またはイベントとして表現され得ることを、当業者は理解し、諒解するであろう。
【0075】
[0113] 本明細書で説明する実施形態の1つまたは複数の態様によれば、
図7を参照すると、WLANパラメータの測定を管理するためのワイヤレスデバイス(たとえば、モバイルエンティティ、UE、アクセス端末など)によって動作可能な方法700が示されている。詳細には、方法700は、710において、ユーザ機器(UE)が、UEとWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を決定することを含み得る。「関連付け状態(association state)」は、UEがWLANアクセスポイントにワイヤレスに接続されるか否かを指す。UEとWLANとが接続された(たとえば、互いにワイヤレス通信している)場合、これらのデバイスは関連状態にある。そうでない場合、デバイスは非関連状態にある。「関連付け状態を決定すること」は、たとえば、UEが現在、複数の可能な関連付け状態のうちのどれにあるかを検出することを含み得る。可能な関連付け状態は、たとえば、関連状態、非関連状態、および本明細書で説明する他の状態を含み得る。
【0076】
[0114] 方法700は、720において、関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを選択することをさらに含み得る。たとえば、UEは、関連付け状態に応じて、どの(1つまたは複数の)メトリックを選択すべきかを決定し得る。方法700は、730において、少なくとも1つのメトリックの値を決定することをさらに含み得る。たとえば、UEは、非関連状態にある場合、UEからの信号を測定し得るか、またはWLANとの関連状態にある場合、WLANにメトリック情報を要求し得る。
【0077】
[0115]
図8〜
図12に、ワイヤレス通信システムのモバイルエンティティによる動作のための方法700とともに、基地局によって実行され得るさらなる随意の動作または態様800〜1200を示す。
図8〜
図12に示されている動作は、方法700を実行するために必要とされない。動作800〜1200は、独立して実行され、ブロックから反対側の分岐上に位置しない限り一般に相互排他的ではない。別のダウンストリームまたはアップストリーム動作が実行されるかどうかにかかわらず、そのような独立した、相互排他的ではない動作のうちのいずれか1つが実行され得る。方法700が
図800〜
図1200の少なくとも1つの動作を含む場合、方法700は、必ずしも、図示され得るいかなる(1つまたは複数の)後続のダウンストリーム動作をも含む必要なしに、少なくとも1つの動作の後に終了し得る。逆に、ブロックの反対側の分岐上に直接位置する動作は、方法の特定の事例において相互排他的な代替であり得る。
【0078】
[0116]
図8を参照すると、方法700は、追加の動作800のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法700は、810において、関連付け状態、しきい値に対する少なくとも1つのメトリックの値、関連付け状態の変化、またはセルラーワイヤレスネットワークの基地局から報告命令を受信することのうちの少なくとも1つに基づいて、少なくとも1つのメトリックの値を基地局に報告すべきかどうかを決定することをさらに含み得る。方法700は、820において、報告すべきかどうかを決定することに基づいて、少なくとも1つのメトリックの値をセルラーワイヤレスネットワークの基地局に報告することをさらに含み得る。方法700は、830において、報告することに応答して基地局からメッセージを受信することをさらに含み得、ここにおいて、メッセージは、WLANアクセスポイントと基地局との間のUEトラフィックの割振りまたは再割振り、あるいはUEによって決定されるべき少なくとも1つのメトリックのうちの1つまたは複数の指示のうちの少なくとも1つ含む。代替または追加として、UEは、基地局から命令を受信することなしに報告するための1つまたは複数のメトリックを選択し得る。
【0079】
[0117]
図9を参照すると、方法700は、追加の動作900のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法700は、905において、メトリックの少なくとも2つの別個のセットのうちの1つから少なくとも1つのメトリックの選択を行うことをさらに含み得る。異なる関連付け状態のための別個のメトリックセットの例が本明細書で提供される。本明細書で使用する「別個のセット(distinct sets)」は、セットがそれぞれ、それのカウンターパートメトリックセット中で見つけられない最小1つの固有の要素を含むことを意味する。メトリックのセットは、両方のセット中の1つまたは複数の共通要素を随意に含み得る。
【0080】
[0118] より詳細には、およびさらなる例では、方法700は、910において、UEがWLANアクセスポイントとの関連状態にあることに基づいて、別個のセットのうちの第1のセットから少なくとも1つのメトリックの選択を行うことと、UEがWLANアクセスポイントとの非関連状態にあることに基づいて、別個のセットのうちの第2のセットから少なくとも1つのメトリックを選択することとを含み得る。方法700は、920において、選択することが、UEがWLANアクセスポイントとのアクティブ接続中であることに基づいて、別個のセットのうちの第1のセットから少なくとも1つのメトリックの選択を行うことと、UEがWLANアクセスポイントとの非アクティブ接続中であることに基づいて、別個のセットのうちの第2のセットから少なくとも1つのメトリックを選択することとを含むことをさらに含み得る。方法700は、930において、非アクティブ接続を、APに関連しない、APに関連するがデータを送らない、またはAPに関連するがしきい値を上回るデータを送らない(すなわち、低すぎるスループット)のうちの1つである接続として定義することをさらに含み得る。
【0081】
[0119]
図10を参照すると、方法700は、追加の動作1000のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法700は、1010において、別個のセットのうちの第1のセットのメンバーがUEとアクセスポイントとの間の接続の品質または帯域幅を示すことをさらに含み得る。たとえば、1020において、別個のセットのうちの第1のセットは、オーバージエア(OTA)ビットレート、フレームエラーレート(FER)、OTAスループット、アップリンクバッファサイズ、アップリンクレイテンシ、メディアアクセス制御(MAC)管理情報ベース(MIB)カウンタ、802.11報告、またはバックオフカウンタ値のうちのいずれか1つまたは複数を含む。第1のセットは、代替として、列挙されたメトリックのうちのいずれか1つまたは複数を除外し得る。
【0082】
[0120] 同様に、方法700は、1030において、別個のセットのうちの第2のセットのメンバーが、UEによって測定されたWLANアクセスポイントからの信号の品質、WLANアクセスポイント上のサービス負荷、またはWLANアクセスポイントの能力を示すことを含み得る。たとえば、1040において、別個のセットのうちの第2のセットは、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、WLANアクセスポイントに関連する局の数、アクセスポイントを使用する有効ユーザの数、またはバッファされたトラフィックをもつアクセスポイントに関連する局の平均数のうちのいずれか1つまたは複数を含む。さらなる例では、1050において、別個のセットのうちの第2のセットは、ビーコン損失レート、ワイドエリアネットワーク(WAN)メトリック、物理レイヤレート、利用可能帯域幅、平均バックオフ時間、トラフィック指示マップ間隔、または802.11能力のうちのいずれか1つまたは複数を含む。代替として、第2のセットは、列挙されたメトリックのうちのいずれか1つまたは複数を除外し得る。
【0083】
[0121] 本明細書で説明する実施形態の1つまたは複数の態様によれば、
図7〜
図10に関して上記で説明したように、WLAN測定および報告を管理するためのデバイスならびに装置が提供される。
図11を参照すると、ワイヤレスデバイスとして、あるいは内部での使用のためのプロセッサまたは同様のデバイス/構成要素として構成され得る、例示的な装置1100が与えられている。装置1100は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含み得る。たとえば、装置1100は、ユーザ機器(UE)が、UEとWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を決定するための電気的構成要素、モジュールまたは手段1112を含み得る。前記手段は、たとえば
図7〜
図10に関して説明したように、決定する動作を実行するためのより詳細なアルゴリズムを実行するプロセッサを含み得る。
【0084】
[0122] 装置1100は、関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを選択するための構成要素、モジュールまたは手段1113を含み得る。前記手段は、たとえば
図7〜
図10に関して説明したように、選択する動作を実行するためのより詳細なアルゴリズムを実行するプロセッサを含み得る。
【0085】
[0123] 装置1100は、少なくとも1つのメトリックの値を決定するための構成要素、モジュールまたは手段1114を含み得る。前記手段は、たとえば
図7〜
図10に関して説明したように、第2の決定する動作を実行するためのより詳細なアルゴリズムを実行するプロセッサを含み得る。
【0086】
[0124] 関係する態様では、プロセッサとしてではなく、ワイヤレスデバイス(たとえば、モバイルエンティティ、UE、アクセス端末など)として構成された装置1100の場合、装置1100は、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサ構成要素1150を随意に含み得る。そのような場合、プロセッサ1150は、バス1152または同様の通信結合を介して構成要素1112〜1114と動作可能に通信していることがある。プロセッサ1150は、電気的構成要素1112〜1114によって実行される処理または機能の起動とスケジューリングとを実施し得る。
【0087】
[0125] さらなる関係する態様では、装置1100は、トランシーバ構成要素1154(無線/ワイヤレスまたはワイヤード)を含み得る。トランシーバ1154の代わりにまたはトランシーバ1154とともに、スタンドアロン受信機および/またはスタンドアロン送信機が使用され得る。装置1100は、たとえば、メモリデバイス/構成要素1156など、情報を記憶するための構成要素を随意に含み得る。コンピュータ可読媒体またはメモリ構成要素1156は、バス1152などを介して装置1100の他の構成要素に動作可能に結合され得る。メモリ構成要素1156は、構成要素1112〜1114、およびそれらの副構成要素、またはプロセッサ1150、または本明細書で開示する方法の処理と挙動とを実施するための、コンピュータ可読命令とデータとを記憶するように適応され得る。メモリ構成要素1156は、構成要素1112〜1114に関連する機能を実行するための命令を保持し得る。メモリ1156の外部にあるものとして示されているが、構成要素1112〜1114はメモリ1156の内部に存在することができることを理解されたい。
図11中の構成要素は、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子的副構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備え得ることにさらに留意されたい。
【0088】
[0126] 本明細書で説明する実施形態の1つまたは複数の態様によれば、
図12を参照すると、UEなどによるWLANメトリック報告を管理するためのネットワークエンティティ(たとえば、BS、eNBなど)によって動作可能な方法1200が示されている。詳細には、方法1200は、1210において、ユーザ機器(UE)と通信しているセルラーワイヤレスネットワークの基地局が、UEとWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を示す情報を受信することを伴い得る。さらに、方法1200は、1220において、ネットワークエンティティが、関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを報告するようにUEに命令することを含み得る。
【0089】
[0127]
図13〜
図14に、ワイヤレス通信システムのネットワークエンティティにおけるWLAN報告を管理するための方法1200とともに、基地局によって実行され得るさらなる随意の動作または態様1300〜1400を示す。
図13〜
図14に示されている動作は、方法1200を実行するために必要とされない。動作1300〜1400は、独立して実行され、ブロックから反対側の分岐上に位置しない限り一般に相互排他的ではない。別のダウンストリームまたはアップストリーム動作が実行されるかどうかにかかわらず、そのような独立した、相互排他的ではない動作のうちのいずれか1つが実行され得る。方法1200が
図13〜
図14の少なくとも1つの動作を含む場合、方法1200は、必ずしも、図示され得るいかなる(1つまたは複数の)後続のダウンストリーム動作をも含む必要なしに、少なくとも1つの動作の後に終了し得る。逆に、ブロックの反対側の分岐上に直接位置する動作は、方法の特定の事例において相互排他的な代替であり得る。
【0090】
[0128]
図13を参照すると、方法1200は、追加の動作1300のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法1200は、1310において、命令することに応答して、UEから少なくとも1つのメトリックの値を受信することをさらに含み得る。方法1200は、1320において、少なくとも1つのメトリックの値を報告するようにUEに命令することが、関連付け状態、しきい値に対する少なくとも1つのメトリックの値、または関連付け状態の変化のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも1つの状態を含むことをさらに含み得る。
【0091】
[0129] 関係する態様では、方法1200は、1330において、値を受信することに応答してUEにメッセージを与えることを含み得、メッセージは、WLANアクセスポイントと基地局との間のUEトラフィックの割振りまたは再割振り(たとえば、あるトラフィックが異なる経路に割り振られるか、または割り振られることになるとUEに通知すること)、あるいはUEによって決定されるべき少なくとも1つのメトリックのうちの1つまたは複数の指示のうちの少なくとも1つを含む。代替として、メッセージは、説明した情報要素のいずれかまたは両方を除外し得る。
【0092】
[0130]
図14を参照すると、方法1200は、追加の動作1400のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、方法1200は、1410において、命令することが、メトリックの少なくとも2つの別個のセットのうちの1つから少なくとも1つのメトリックを選択するための命令を含むことをさらに含み得る。さらに、方法1200は、1420において、命令することが、UEがWLANアクセスポイントとの関連状態にあることに基づいて、別個のセットのうちの第1のセットから少なくとも1つのメトリックを選択することと、UEがWLANアクセスポイントとの非関連状態にあることに基づいて、別個のセットのうちの第2のセットから少なくとも1つのメトリックを選択することとを行うための命令を含むことをさらに含み得る。
【0093】
[0131] 関係する態様では、方法1400は、1400において、別個のセットのうちの第1のセットのメンバーがUEとアクセスポイントとの間の接続の品質または帯域幅を示すことをさらに含み得る。方法1400は、1440において、別個のセットのうちの第2のセットのメンバーが、UEによって測定されたWLANアクセスポイントからの信号の品質、WLANアクセスポイント上のサービス負荷、またはWLANアクセスポイントの能力を示すことをさらに含み得る。
【0094】
[0132] 本明細書で説明する実施形態の1つまたは複数の態様によれば、
図12に関して上記で説明したように、インターネットワーク化環境におけるWLANメトリック報告の管理のためのデバイスおよび装置が提供される。
図15を参照すると、ネットワークエンティティとして、あるいは内部での使用のためのプロセッサまたは同様のデバイス/構成要素として構成され得る、例示的な装置1500が与えられている。装置1500は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含み得る。たとえば、装置1500は、ユーザ機器(UE)と通信しているセルラーワイヤレスネットワークの基地局が、UEとWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を示す情報を受信するための電気的構成要素、モジュールまたは手段1512を含み得る。前記手段は、関連付け情報を受信するためのより詳細なアルゴリズム、たとえば
図6に示したコールフローを実行するプロセッサを含み得る。
【0095】
[0133] 装置1500は、第1の時間においてDLデータまたはUL許可インジケータのうちの少なくとも1つをモバイルエンティティに送信するための電気的構成要素、モジュールまたは手段1513を含み得る。前記手段は、より詳細なアルゴリズムを実行する、たとえばサイクル上の第1の間欠受信(DRX:discontinuous reception)中にDLデータまたはUL許可を送信するプロセッサを含み得る。
【0096】
[0134] 装置1500は、関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを報告するようにUEに命令するための構成要素、モジュールまたは手段1514を含み得る。前記手段は、たとえば
図13〜
図14に関して説明したように、命令を与えることを決定するためのより詳細なアルゴリズムを実行するプロセッサを含み得る。
【0097】
[0135] 関係する態様では、プロセッサとしてではなく、ネットワークエンティティ(たとえば、BS、eNBなど)として構成された装置1500の場合、装置1500は、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサ構成要素1550を随意に含み得る。そのような場合、プロセッサ1550は、バス1552または同様の通信結合を介して構成要素1512〜1514と動作可能に通信していることがある。プロセッサ1550は、電気的構成要素1512〜1514によって実行される処理または機能の起動とスケジューリングとを実施し得る。
【0098】
[0136] さらなる関係する態様では、装置1500は、トランシーバ構成要素1554(無線/ワイヤレスまたはワイヤード)を含み得る。トランシーバ1554の代わりにまたはトランシーバ1554とともに、スタンドアロン受信機および/またはスタンドアロン送信機が使用され得る。装置1500は、たとえば、メモリデバイス/構成要素1556など、情報を記憶するための構成要素を随意に含み得る。コンピュータ可読媒体またはメモリ構成要素1556は、バス1552などを介して装置1500の他の構成要素に動作可能に結合され得る。メモリ構成要素1556は、構成要素1512〜1514、およびそれらの副構成要素、またはプロセッサ1550、または本明細書で開示する方法の処理と挙動とを実施するための、コンピュータ可読命令とデータとを記憶するように適応され得る。メモリ構成要素1556は、構成要素1512〜1514に関連する機能を実行するための命令を保持し得る。メモリ1556の外部にあるものとして示されているが、構成要素1512〜1514はメモリ1556の内部に存在することができることを理解されたい。
図15中の構成要素は、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子的副構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備え得ることにさらに留意されたい。
【0099】
[0137] 上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々な(1つまたは複数の)ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。一般に、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、同様の番号をもつ対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
【0100】
[0138] 本明細書で使用する「決定すること」という用語は、「決定する」アクションのための指定された結果を生じる多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、探索すること(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造の中で探索すること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確定することを含み得、アクションが、決定するアクションのための指定された結果を生じる限り、ここで列挙されないいかなるアクションも除外しない。
【0101】
[0139] 本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを含むものとする。
【0102】
[0140] 上記で説明した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。概して、図に示されているどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
【0103】
[0141] 本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0104】
[0142] 本開示に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形態の記憶媒体中に常駐し得る。使用され得る記憶媒体のいくつかの例には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMなどがある。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多数の命令を備え得、いくつかの異なるコードセグメント上で、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散され得る。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。
【0105】
[0143] 本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
【0106】
[0144] 説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な非一時的媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、磁気的に符号化されたデータを保持し、ディスク(disc)は、光学的に符号化されたデータを保持する。
【0107】
[0145] したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示する動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明する動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をその上に記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
【0108】
[0146] ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
【0109】
[0147] さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
【0110】
[0148] 特許請求の範囲は、上記に示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
【0111】
[0149] 上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それらの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それらの範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
セルラーワイヤレスネットワークとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)とを備えるネットワークにおけるワイヤレス通信のための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)が、前記UEとWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を決定することと、
前記関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを選択することと、
前記少なくとも1つのメトリックの値を決定することとを備える、方法。
[C2]
前記関連付け状態、しきい値に対する前記少なくとも1つのメトリックの前記値、前記関連付け状態の変化、または前記セルラーワイヤレスネットワークの基地局から報告命令を受信することのうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つのメトリックの前記値を前記基地局に報告すべきかどうかを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
報告すべきかどうかを前記決定することに基づいて、前記少なくとも1つのメトリックの前記値を前記セルラーワイヤレスネットワークの基地局に報告することをさらに備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記報告することに応答して前記基地局からメッセージを受信することをさらに備え、前記メッセージが、前記WLANアクセスポイントと前記基地局との間のUEトラフィックの割振りまたは再割振り、あるいは前記UEによって決定されるべき前記少なくとも1つのメトリックのうちの1つまたは複数の指示のうちの少なくとも1つを含む、C3に記載の方法。
[C5]
前記選択することが、メトリックの少なくとも2つの別個のセットのうちの1つから前記少なくとも1つのメトリックを選択することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記選択することは、前記UEが前記WLANアクセスポイントとの関連状態にあることに基づいて、前記別個のセットのうちの第1のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択することと、前記UEが前記WLANアクセスポイントと非関連状態にあることに基づいて、前記別個のセットのうちの第2のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択することとを備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記選択することは、前記UEが前記WLANアクセスポイントとのアクティブ接続中であることに基づいて、前記別個のセットのうちの第1のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択することと、前記UEが前記WLANアクセスポイントとの非アクティブ接続中であることに基づいて、前記別個のセットのうちの第2のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択することとを備える、C5に記載の方法。
[C8]
非アクティブ接続が、前記APに関連しない、前記APに関連するがデータを送らない、または前記APに関連するがしきい値を上回るデータを送らない(すなわち、低すぎるスループット)のうちの1つを備える、C7に記載の方法。
[C9]
前記別個のセットのうちの前記第1のセットのメンバーが前記UEと前記アクセスポイントとの間の接続の品質または帯域幅を示す、C6に記載の方法。
[C10]
前記別個のセットのうちの前記第1のセットが、オーバージエア(OTA)ビットレート、フレームエラーレート(FER)、OTAスループット、アップリンクバッファサイズ、アップリンクレイテンシ、メディアアクセス制御(MAC)管理情報ベース(MIB)カウンタ、802.11報告、またはバックオフカウンタ値のうちのいずれか1つまたは複数を含む、C9に記載の方法。
[C11]
前記別個のセットのうちの前記第2のセットのメンバーが、前記UEによって測定された前記WLANアクセスポイントからの信号の品質、前記WLANアクセスポイント上のサービス負荷、または前記WLANアクセスポイントの能力を示す、C6に記載の方法。
[C12]
前記別個のセットのうちの前記第2のセットが、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、前記WLANアクセスポイントに関連する局の数、前記アクセスポイントを使用する有効ユーザの数、またはバッファされたトラフィックをもつ前記アクセスポイントに関連する局の平均数のうちのいずれか1つまたは複数を含む、C11に記載の方法。
[C13]
前記別個のセットのうちの前記第2のセットが、ビーコン損失レート、ワイドエリアネットワーク(WAN)メトリック、物理レイヤレート、利用可能帯域幅、平均バックオフ時間、トラフィック指示マップ間隔、または802.11能力のうちのいずれか1つまたは複数を含む、C11に記載の方法。
[C14]
ユーザ機器(UE)とWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を決定することと、前記関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを選択することと、前記少なくとも1つのメトリックの値を決定することとを行うために構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C15]
前記プロセッサが、前記関連付け状態、しきい値に対する前記少なくとも1つのメトリックの前記値、前記関連付け状態の変化、またはセルラーワイヤレスネットワークの基地局から報告命令を受信することのうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つのメトリックの前記値を前記基地局に報告すべきかどうかを決定するためにさらに構成された、C14に記載の装置。
[C16]
前記プロセッサが、前記値を前記基地局に報告することに応答して前記基地局からメッセージを受信するためにさらに構成され、前記メッセージが、前記WLANアクセスポイントと前記基地局との間のUEトラフィックの割振りまたは再割振り、あるいは前記UEによって決定されるべき前記少なくとも1つのメトリックのうちの1つまたは複数の指示のうちの少なくとも1つを含む、C15に記載の装置。
[C17]
前記プロセッサが、メトリックの少なくとも2つの別個のセットのうちの1つから前記少なくとも1つのメトリックを前記選択することを実行するためにさらに構成され、ここにおいて、前記別個のセットのうちの第1のセットは、前記UEが、前記WLANアクセスポイントとの関連状態から選択されるUE状態にあるか、または前記WLANアクセスポイントとのアクティブ接続中であることに基づき、ここにおいて、前記プロセッサが、前記UE状態に基づいて前記別個のセットのうちの第2のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択する、C14に記載の装置。
[C18]
前記プロセッサが、メトリックの前記少なくとも2つの別個のセットから前記選択することを実行するためにさらに構成され、ここにおいて、前記別個のセットのうちの前記第1のセットのメンバーが前記UEと前記アクセスポイントとの間の接続の品質または帯域幅を示し、前記別個のセットのうちの前記第2のセットのメンバーが、前記UEによって測定された前記WLANアクセスポイントからの信号の品質、前記WLANアクセスポイント上のサービス負荷、または前記WLANアクセスポイントの能力を示す、C17に記載の装置。
[C19]
セルラーワイヤレスネットワークとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)とを備えるネットワークにおけるワイヤレス通信のための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)と通信している前記セルラーワイヤレスネットワークの基地局が、前記UEとWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を示す情報を受信することと、
前記関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを報告するように前記UEに命令することとを備える、方法。
[C20]
前記少なくとも1つのメトリックの値を報告するように前記UEに前記命令することが、前記関連付け状態、しきい値に対する前記少なくとも1つのメトリックの値、または前記関連付け状態の変化のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも1つの状態を含む、C19に記載の方法。
[C21]
前記命令することに応答して、前記UEから前記少なくとも1つのメトリックの値を受信することをさらに備える、C19に記載の方法。
[C22]
前記値を前記受信することに応答して前記UEにメッセージを与えることをさらに備え、前記メッセージが、前記WLANアクセスポイントと前記基地局との間のUEトラフィックの割振りまたは再割振り、あるいは前記UEによって決定されるべき前記少なくとも1つのメトリックのうちの1つまたは複数の指示のうちの少なくとも1つを含む、C21に記載の方法。
[C23]
前記命令することが、メトリックの少なくとも2つの別個のセットのうちの1つから前記少なくとも1つのメトリックを選択するための命令を備える、C19に記載の方法。
[C24]
前記命令することは、前記UEが前記WLANアクセスポイントとの関連状態にあることに基づいて、前記別個のセットのうちの第1のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択することと、前記UEが前記WLANアクセスポイントとの非関連状態にあることに基づいて、前記別個のセットのうちの第2のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択することとを行うための命令を備える、C23に記載の方法。
[C25]
前記別個のセットのうちの前記第1のセットのメンバーが前記UEと前記アクセスポイントとの間の接続の品質または帯域幅を示す、C24に記載の方法。
[C26]
前記別個のセットのうちの前記第2のセットのメンバーが、前記UEによって測定された前記WLANアクセスポイントからの信号の品質、前記WLANアクセスポイント上のサービス負荷、または前記WLANアクセスポイントの能力を示す、C25に記載の方法。
[C27]
ユーザ機器(UE)と通信しているセルラーワイヤレスネットワークの基地局において、前記UEとWLANアクセスポイントとの間の関連付け状態を示す情報を受信することと、前記関連付け状態に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイントの少なくとも1つのメトリックを報告するように前記UEに命令することとを行うために構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C28]
前記プロセッサが、前記関連付け状態、しきい値に対する前記少なくとも1つのメトリックの値、または前記関連付け状態の変化のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも1つの状態を含む、前記少なくとも1つのメトリックの値を報告するように前記UEに前記命令することのためにさらに構成された、C27に記載の装置。
[C29]
前記プロセッサが、前記命令することに応答して、前記UEから前記少なくとも1つのメトリックの値を受信することと、前記値を前記受信することに応答して前記UEにメッセージを与えることとを行うためにさらに構成され、前記メッセージが、前記WLANアクセスポイントと前記基地局との間のUEトラフィックの割振りまたは再割振り、あるいは前記UEによって決定されるべき前記少なくとも1つのメトリックのうちの1つまたは複数の指示のうちの少なくとも1つを含む、C27に記載の装置。
[C30]
前記プロセッサは、前記UEが前記WLANアクセスポイントとの関連状態にあることに基づいて、メトリックセットの少なくとも2つの別個のセットのうちの1つから前記少なくとも1つのメトリックを選択することと、前記UEが前記WLANアクセスポイントとの非関連状態にあることに基づいて、前記別個のセットのうちの第2のセットから前記少なくとも1つのメトリックを選択することとを行うための命令を与えることを備える前記命令することのためにさらに構成され、ここにおいて、前記別個のセットの第1のセットのメンバーが前記UEと前記アクセスポイントとの間の接続の品質または帯域幅を示し、前記別個のセットのうちの前記第2のセットのメンバーが、前記UEによって測定された前記WLANアクセスポイントからの信号の品質、前記WLANアクセスポイント上のサービス負荷、または前記WLANアクセスポイントの能力を示す、C27に記載の装置。