【課題を解決するための手段】
【0004】
実施例1は、ポリイソブチレン−ポリウレタンブロックコポリマーおよび第三級アミン触媒を含むポリマー材料である。ポリイソブチレン−ポリウレタンブロックコポリマーは、少なくとも1つのポリイソブチレンジオール残基を含むソフトセグメントと、少なくとも1つのジイソシアネート残基を含むハードセグメントと、を含む。
【0005】
実施例2において、ソフトセグメントがコポリマー中に同コポリマーの約40重量%〜約70重量%の量にて存在し、ハードセグメントがコポリマー中に同コポリマーの約30重量%〜約60重量%の量にて存在する、実施例1のポリマー材料。
【0006】
実施例3において、ポリマー材料が有機金属触媒を含まない実施例1または2のいずれかのポリマー材料。
実施例4において、第三級アミン触媒が2,6−ジメチルピリジンを含む実施例1〜3のいずれかのポリマー材料。
【0007】
実施例5において、第三級アミン触媒が、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタントリメチルアミンジアミン、トリメチルアミン、1−シクロヘキシル−N,N−ジメチルメタンアミン、N,N,N’,N’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン、4−メチルモルホリン、および1−メチルイミダゾール、および1,3,5,7−テトラアザトリシクロ[3.3.1.1]デカンからなる群より選択される実施例1〜3のいずれかのポリマー材料。
【0008】
実施例6において、ジイソシアネート残基が4,4’−メチレンジフェニルジイソシアネート残基を含む実施例1〜5のいずれかのポリマー材料。
実施例7において、ハードセグメントが鎖延長剤残基をさらに含む実施例1〜6のいずれかのポリマー材料。
【0009】
実施例8において、鎖延長剤残基が1,4−ブタンジオール残基である、実施例7のポリマー材料。
実施例9において、ソフトセグメントが、ポリエーテルジオール残基、ポリエステルジオール残基およびポリカーボネートジオール残基のうちの少なくとも1つをさらに含む、実施例1〜8のいずれかのポリマー材料。
【0010】
実施例10は、実施例1〜9のいずれかのポリマー材料を含む医療デバイスである。
実施例11は、ポリマー材料を作製する方法である。同方法は、ソフトセグメント成分とハードセグメント成分との混合物を高温(elevated temperature)に加熱する工程と、混合物を高温にて維持しながら、第三級アミン触媒を混合物に添加することによって、ソフトセグメント成分とハードセグメント成分との加熱混合物を反応させる工程と、を含む。ソフトセグメント成分は、少なくとも1つのポリイソブチレンジオールを含み、ハードセグメント成分は、少なくとも1つのジイソシアネートを含む。
【0011】
実施例12において、ソフトセグメント成分が、ソフトセグメント成分とハードセグメント成分とを一緒にしたものの約40重量%〜約70重量%の量で混合物中に存在し、ハードセグメント成分が、ソフトセグメント成分とハードセグメント成分とを一緒にしたものの約30重量%〜約60重量%の量で混合物中に存在する実施例11の方法。
【0012】
実施例13において、実施例11または12のいずれかの方法であって、鎖延長剤を加熱混合物および第三級アミン触媒と反応させることをさらに含む方法。
実施例14において、第三級アミン触媒が2,6−ジメチルピリジンを含む実施例11〜13のいずれかの方法。
【0013】
実施例15において、ポリマー材料が有機金属触媒を含まない実施例11〜14のいずれかの方法。
実施例16は、ポリイソブチレン−ポリウレタンブロックコポリマーおよび第三級アミン触媒を含むポリマー材料である。ポリイソブチレン−ポリウレタンブロックコポリマーは、少なくとも1つのポリイソブチレンジオール残基を含むソフトセグメントおよび少なくとも1つのジイソシアネート残基を含むハードセグメントを含む。ソフトセグメントは、コポリマーの約40重量%〜約70重量%の量で同コポリマー中に存在する。ハードセグメントはコポリマーの約30重量%〜約60重量%の量で同コポリマー中に存在する。ポリマー材料は、有機金属触媒を含まない。
【0014】
実施例17において、第三級アミン触媒が2,6−ジメチルピリジンを含む実施例16のポリマー材料。
実施例18において、第三級アミン触媒が、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタントリメチルアミンジアミン、トリメチルアミン、1−シクロヘキシル−N,N−ジメチルメタンアミン、N,N,N’,N’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン、4−メチルモルホリン、および1−メチルイミダゾール、および1,3,5,7−テトラアザトリシクロ[3.3.1.1]デカンからなる群より選択される実施例16のポリマー材料。
【0015】
実施例19において、ジイソシアネート残基が4,4’−メチレンジフェニルジイソシアネート残基を含む実施例16〜18のいずれかのポリマー材料。
実施例20において、ハードセグメントが鎖延長剤残基をさらに含む実施例16〜19のいずれかのポリマー材料。
【0016】
実施例21において、鎖延長剤残基が1,4−ブタンジオール残基である実施例20のポリマー材料。
実施例22において、ソフトセグメントが少なくとも1つのポリエーテルジオール残基をさらに含む実施例16〜21のいずれかのポリマー材料。
【0017】
実施例23において、ポリエーテルジオール残基がポリテトラメチレンオキシドジオール残基を含む実施例22のポリマー材料。
実施例24は、ポリマー材料を含む医療デバイスである。ポリマー材料は、ポリイソブチレン−ポリウレタンブロックコポリマーおよび第三級アミン触媒を含む。ポリイソブチレン−ポリウレタンブロックコポリマーは、少なくとも1つのポリイソブチレンジオール残基を含むソフトセグメントおよび少なくとも1つのジイソシアネート残基を含むハードセグメントを含む。ソフトセグメントは、コポリマーの約40重量%〜約70重量%の量でコポリマー中に存在する。ハードセグメントはコポリマーの約30重量%〜約60重量%の量でコポリマー中に存在する。ポリマー材料は、有機金属触媒を含まない。
【0018】
実施例25において、第三級アミン触媒が2,6−ジメチルピリジンを含む実施例24の医療デバイス。
実施例26において、第三級アミン触媒が、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタントリメチルアミンジアミン、トリメチルアミン、1−シクロヘキシル−N,N−ジメチルメタンアミン、N,N,N’,N’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン、4−メチルモルホリン、および1−メチルイミダゾール、および1,3,5,7−テトラアザトリシクロ[3.3.1.1]デカンからなる群より選択される実施例24の医療デバイス。
【0019】
実施例27において、医療デバイスが埋め込み可能な電気リードである実施例24〜26のいずれかの医療デバイス。
実施例28において、医療デバイスがカテーテルである実施例24〜26のいずれかの医療デバイス。
【0020】
実施例29は、ポリマー材料を作製する方法である。同方法は、ソフトセグメント成分とハードセグメント成分との混合物を高温に加熱する工程と、混合物を高温に維持しながら第三級アミン触媒を混合物に添加することによってソフトセグメント成分とハードセグメント成分との加熱混合物を反応させる工程と、を含む。ソフトセグメント成分は、少なくとも1つのポリイソブチレンジオールを含み、ハードセグメント成分は、少なくとも1つのジイソシアネートを含む。ソフトセグメント成分が、ソフトセグメント成分とハードセグメント成分とを一緒にしたものの約40重量%〜約70重量%の量で混合物中に存在し、ハードセグメント成分が、ソフトセグメント成分とハードセグメント成分とを一緒にしたものの約30重量%〜約60重量%の量で混合物中に存在する。ポリマー材料は、有機金属触媒を含まない。
【0021】
実施例30において、第三級アミン触媒が2,6−ジメチルピリジンを含む実施例29の方法。
実施例31において、第三級アミン触媒が、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタントリメチルアミンジアミン、トリメチルアミン、1−シクロヘキシル−N,N−ジメチルメタンアミン、N,N,N’,N’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン、4−メチルモルホリン、および1−メチルイミダゾール、および1,3,5,7−テトラアザトリシクロ[3.3.1.1]デカンからなる群より選択される実施例29の方法。
【0022】
実施例32において、鎖延長剤を加熱混合物および第三級アミン触媒と反応させることをさらに含む実施例29〜31のいずれかの方法。
実施例33において、鎖延長剤が1,4−ブタンジオールを含む実施例31の方法。
【0023】
実施例34において、ジイソシアネートが4,4’−メチレンジフェニルジイソシアネートを含む実施例29〜33のいずれかの方法。
実施例35において、ソフトセグメント成分がさらにポリテトラメチレンオキシドジオールを含む実施例29〜34のいずれかの方法。